JPH0960384A - 開閉扉用ロック装置及び被係止具 - Google Patents

開閉扉用ロック装置及び被係止具

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JPH0960384A
JPH0960384A JP20966095A JP20966095A JPH0960384A JP H0960384 A JPH0960384 A JP H0960384A JP 20966095 A JP20966095 A JP 20966095A JP 20966095 A JP20966095 A JP 20966095A JP H0960384 A JPH0960384 A JP H0960384A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長年月の使用に伴う扉取付け固定部や開閉扉
の反り等の変形に起因する取付け間隔の変化を極力吸収
して、一方の開閉扉をガタ付きのない状態で良好にロッ
クすることができ、しかも、開閉扉に対する取付け作業
の容易化、能率化を図る。 【解決手段】 ケーシング32に、扉取付け固定部に設
けられたピン状の被係止部3の軸芯と平行な揺動軸芯Y
周りでの揺動により、被係止部3に係合して一方の開閉
扉2Bを閉じ姿勢で固定するフック状のロック部材4
と、ロック部材4を係合解除位置に復帰付勢する復帰付
勢体と、一方の開閉扉2Bが閉じ姿勢にある状態で他方
の開閉扉2Aが閉じ位置に揺動操作されたとき、他方の
開閉扉2Aとの接当に伴ってロック部材4を復帰付勢体
の復帰付勢力に抗して係合固定位置にロック作動させる
作動部材6とを組付けるとともに、ロック部材4には、
ロック部材4の係合作用面4Aよりも前記揺動軸芯Y側
に突出して、被係止部3との接当に伴って弾性的に撓み
変形する弾性挾持体4Bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シンクキャビネッ
トや吊り戸棚或いは食器棚、書棚等に装備される観音開
き型式の開閉扉のうち、閉止姿勢にある一方の開閉扉
を、他方の開閉扉の閉動を利用して扉取付け固定部にロ
ックする場合に用いられるロック装置、及び、扉取付け
固定部側に設けられる被係止具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の開閉扉用ロック装置では、図15
に示すように、扉取付け固定部に揺動開閉自在に取付け
られる一対の開閉扉2A,2Bのうち、一方の開閉扉2
Bに、扉内面側に突出する板状のブラケット50を取付
け、このブラケット50に固着された上下方向に貫通す
る筒状ガイド部材51に、扉取付け固定部に固着された
L字状の被係止部材52に対して下方から係合するロッ
ク部材53を上下方向にに沿って摺動自在に挿入すると
ともに、前記ロック部材53とブラケット50との間に
亘って、該ロック部材53を係合解除位置側である下方
に移動付勢するコイルスプリング54を設け、更に、前
記ロック部材53の下端部には、他方の開閉扉2Aの内
面に設けられたほぼへの字状のカム板55との接当に伴
ってロック部材53をコイルスプリング54の弾性付勢
力に抗して係合固定位置にロック作動させるローラ56
を枢着していた(例えば、実開昭55−35113号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のロック装置によ
れば、両開閉扉2A,2Bが閉じ姿勢にある状態では、
一方の開閉扉2B側のローラ56が他方の開閉扉2A側
のカム板55に乗り上げているため、一方の開閉扉2B
を開き操作しても開動することがなく、両開閉扉2A,
2Bを常に所定の操作順位で確実に開き作動させること
ができるものの、一方の開閉扉2Bには、ロック部材5
3及びコイルスプリング54を備えたブラケット50を
取付け、かつ、他方の開閉扉2Aにも、ローラ56との
位置を合わせながらカム板55を取付けなければならな
いため、開閉扉2A,2Bに対する取付け作業に多くの
手間を要する。しかも、長年月の使用に伴う扉取付け固
定部や開閉扉の反り等の変形によって、扉取付け固定部
側の被係止部材52と一方の開閉扉2B側のロック部材
53との前後方向での相対取付け位置が変化すると、一
方の開閉扉2Bが閉じ姿勢にある状態で他方の開閉扉2
Aを閉じ位置に揺動操作させて、該開閉扉2A側のカム
板55で一方の開閉扉2Bのローラ56を押し上げたと
き、ロック部材53の上端が扉取付け固定部側の被係止
部材52に衝突し、カム板55や筒状ガイド部材51等
の変形破損を招来する可能性がある。また、上述のよう
な扉取付け固定部や開閉扉の反り等の変形に起因する部
品の変形破損を抑制する手段として、筒状ガイド部材5
1の貫通孔内面とロック部材53の外面との間の前後方
向での間隙を大きくすることが考えられるが、これによ
る場合では、閉じ姿勢にある開閉扉2Aが前後方向でガ
タ付く問題がある。
【0004】本発明は、上述の実情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、両開閉扉を常に所定の操作順
位で確実に開き作動させることができるものでありなが
ら、長年月の使用に伴う扉取付け固定部や開閉扉の反り
等の変形に起因する取付け間隔の変化を極力吸収して、
一方の開閉扉をガタ付きのない状態で良好にロックする
ことができ、しかも、開閉扉に対する取付け作業の容易
化、能率化を図ることのできる開閉扉用ロック装置を提
供すると同時に、長年月の使用に伴う扉取付け固定部や
開閉扉の反り等の変形に起因する取付け間隔の変化を一
層良好に吸収することのできる被係止具を提供する点に
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載した開閉扉用ロック装置の
特徴構成は、扉取付け固定部に揺動開閉自在に取付けら
れる一対の開閉扉のうち、一方の開閉扉への取付け部を
備えたケーシングに、扉取付け固定部に設けられたピン
状の被係止部の軸芯と平行又はほぼ平行な揺動軸芯周り
での揺動により、該被係止部に係合して一方の開閉扉を
閉じ姿勢で固定するフック状のロック部材と、該ロック
部材を係合解除位置に復帰付勢する復帰付勢体と、一方
の開閉扉が閉じ姿勢にある状態で他方の開閉扉が閉じ位
置に揺動操作されたとき、この他方の開閉扉との接当に
伴って前記ロック部材を復帰付勢体の復帰付勢力に抗し
て係合固定位置にロック作動させる作動部材とを組付け
るとともに、前記ロック部材には、該ロック部材の係合
作用面よりも前記揺動軸芯側に突出して、前記被係止部
との接当に伴って弾性的に撓み変形する弾性挾持体を設
けた点にある。この特徴構成によれば、一方の開閉扉が
閉じ姿勢にある状態で他方の開閉扉が閉じ位置に揺動操
作されたとき、該開閉扉と接当する作動部材によってフ
ック状のロック部材がロック作動され、該ロック部材が
扉取付け固定部側のピン状の被係止部に係合する。それ
故に、両開閉扉が閉じ姿勢にある状態では、一方の開閉
扉を開き操作しても開動することがなく、両開閉扉を常
に所定の操作順位で確実に開き作動させることができ
る。しかも、前記ロック部材が、扉取付け固定部側のピ
ン状の被係止部の軸芯と平行又はほぼ平行な軸芯周りで
揺動自在なフック状に構成されていて、該ロック部材の
係合作用面の揺動軸芯側に広い係合空間が存在するた
め、ピン状の被係止部に対するロック部材の係合可能範
囲が広くなり、更に、フック状のロック部材を被係止部
に係合させたとき、このロック部材の係合作用面よりも
揺動軸芯側に突出する弾性挾持体が前記被係止部との接
当に伴って弾性的に撓み変形して、ロック部材と被係止
部との相対移動を規制する。その結果、長年月の使用に
伴う扉取付け固定部や開閉扉の反り等の変形によって、
開閉扉側のロック部材と扉取付け固定部側の被係止部と
の相対取付け間隔が変化しても、その取付け間隔の変化
を吸収し易く、フック状のロック部材をピン状の被係止
部にガタ付きのない又は少ない状態で確実に係合させる
ことができる。その上、ケーシング自体に、ロック部
材、復帰付勢体、作動部材が組み付けられているから、
一方の開閉扉のみに取付けるだけで済み、従来装置に比
して取付け作業の容易化、能率化を図ることができる。
【0006】本発明の請求項2に記載した開閉扉用ロッ
ク装置の特徴構成は、前記作動部材を、前記ロック部材
の揺動軸芯に対して直交又はほぼ直交する軸芯周りで揺
動自在にケーシングに取付けるとともに、該作動部材の
揺動支点軸部に、前記ロック部材の他端部に形成された
貫通孔に対して前記揺動軸芯方向から係入する連動突起
を設けた点にある。この特徴構成によれば、前記作動部
材の連動突起をロック部材の貫通孔内に係入させるだけ
であるから、部品点数としては作動部材とロック部材の
2部材で済み、しかも、それら両者間の取付け間隔を小
さくすることが可能であるから、開閉扉用ロック装置の
簡素化及びコンパクト化を図ることができる。
【0007】本発明の請求項3に記載した開閉扉用ロッ
ク装置の特徴構成は、前記ロック部材の貫通孔に臨む内
周面に、前記ロック部材が係合解除位置にあるときに連
動突起に面接触する第1揺動規制面と、ロック部材が係
合固定位置にあるときに連動突起に面接触する第2揺動
規制面とを形成するとともに、前記第1揺動規制面と第
2揺動規制面との最小対向間隔を、前記連動突起の直径
よりも僅かに大に構成した点にある。この特徴構成によ
れば、前記ロック部材が係合解除位置及び係合固定位置
に切替揺動されたとき、ロック部材の貫通孔の内面に形
成した第1揺動規制面及び第2揺動規制面と作動部材の
連動突起とが面接当して、その時の切替操作力を分散し
て受け止めることができる。更に、前記第1揺動規制面
と第2揺動規制面との最小対向間隔が、前記連動突起の
直径よりも僅かに大に構成されているから、ロック部材
が係合解除位置と係合固定位置との間の中間に位置する
場合でも、作動部材の連動突起とロック部材との間に遊
びが発生することがない又は発生することが少ない。そ
れ故に、作動部材の連動突起とロック部材の貫通孔に臨
む内周面の耐久性の向上を図りながら、ロック部材の係
合解除位置から係合固定位置に亘る全範囲に亘って、該
ロック部材と作動部材との間でのガタ付き(遊び)を抑
制することができる。
【0008】本発明の請求項4に記載した開閉扉用ロッ
ク装置の特徴構成は、前記ケーシングを、前記両揺動軸
芯に対して共に直交又はほぼ直交する第三方向の一側方
に向かって開口するケースと、当該ケースの開口を閉止
する蓋体とから構成するとともに、前記ケース内に、前
記ロック部材の揺動支点軸部及び作動部材の揺動支点軸
部の各々を前記第三方向の他側方から挿抜自在に受け止
める軸受け部を形成し、更に、前記蓋体の内面には、前
記軸受け部に受け止められたロック部材の揺動支点軸部
及び作動部材の揺動支点軸部の各々の抜け出し移動を接
当阻止する抜け止め部を形成した点にある。この特徴構
成によれば、前記ケースの軸受け部にロック部材の揺動
支点軸部及び作動部材の揺動支点軸部の各々を装着した
のち、該ケースの開口を蓋体にて閉止するだけで、前記
軸受け部に受け止められたロック部材の揺動支点軸部及
び作動部材の揺動支点軸部の各々を蓋体の抜け止め部で
抜け止め保持することができるから、ケーシングへの部
品の組み付け作業の容易化、能率化を図ることができ
る。
【0009】本発明の請求項5に記載した被係止具の特
徴構成は、前記被係止部を、ロック部材に係合される第
1軸部と、該第1軸部の一端にそれの軸芯に対して径方
向の一側方に偏芯した状態で連設される第2軸部とから
構成するとともに、前記第2軸部を、前記扉取付け固定
部に固定されるケースに対して回転操作可能で、かつ、
前記ロック部材との接触では回動不能な状態で支承させ
た点にある。この特徴構成によれば、長年月の使用に伴
う扉取付け固定部や開閉扉の反り等の変形によって、開
閉扉側のロック部材と扉取付け固定部側の被係止部の第
1軸部との相対取付け間隔が変化したとき、第2軸部を
扉取付け固定部側のケースに対して回転させることによ
り、ロック部材と被係止部の第1軸部との取付け間隔を
設定間隔に修正、又は、設定間隔に近い状態に修正する
ことができるから、長期間に亘ってフック状のロック部
材とピン状の被係止部との確実な係合状態を維持するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1〜図10に示すように、扉取付け
固定部1の左右の側板(又は縦框)1A,1Bの各々に
縦軸芯周りで揺動開閉自在に取付けられる一対の開閉扉
2A,2Bのうち、一方の開閉扉2Aの上下方向中央部
に、他方の開閉扉2Bに設けられた第1被係止部13に
係合して両開閉扉2A,2Bを閉じ姿勢に保持する係合
部14Aと、一方の開閉扉2Aの前面側からの操作によ
って前記係合部14Aを係合解除作動させる操作軸16
とを備えた鍵装置Aを設けるとともに、前記他方の開閉
扉2Bの上下両端部の各々には、扉取付け固定部1の天
板(又は上框)1C及び底板(又は下框)1Dの各々に
設けられたピン状の第2被係止部3に係合することによ
り該開閉扉2Bを閉じ姿勢で固定するロック部材4と、
該ロック部材4を係合解除位置に復帰付勢する捩じりコ
イルバネ(復帰付勢体の一例)5と、他方の開閉扉2B
が閉じ姿勢にある状態で一方の開閉扉2Aが閉じ位置に
揺動操作されたとき、この一方の開閉扉2Aとの接当に
伴って前記ロック部材4を捩じれコイルバネ5の復帰付
勢力に抗して係合固定位置にロック作動させる作動部材
6とを備えたロック装置Bを設けてある。
【0011】次に、前記鍵装置Aの具体的構成について
説明する。図2〜図6に示すように、一方の開閉扉2A
の一側面にビス等で取付けられるABS樹脂製のケーシ
ング10に、当該ケーシング10に形成された開口12
を通して他方の開閉扉2Bに設けられた第1被係止部1
3に係合可能な係合部14Aを備えたジュラコン樹脂製
のラッチ本体14と、当該ラッチ本体14を係合側に突
出付勢するための弾性付勢体の一例である一対のコイル
スプリング15、及び、前記ラッチ本体14の出退方向
に対して直交する方向(ほぼ直交方向を含む)に移動自
在なジュラコン樹脂製の筒状の操作軸16とを設けると
ともに、前記ラッチ本体14には、前記操作軸16の一
端部に設けた押圧体17と接当し、かつ、その接当状態
での操作軸16の開閉扉2Aの表面側への引張操作に連
れて前記ラッチ本体14を両コイルスプリング15の弾
性復元力に抗して係合解除側に移動させるカム面18を
形成し、更に、前記操作軸16の他端部には、当該操作
軸16の一端側(開閉扉Aの裏面側)から挿入した連結
ボルト19を介して摘み等の操作部材20を固定連結し
てある。
【0012】前記ケーシング10は、前記操作軸16の
他端側に向かって開口するケース21と、当該ケース2
1の開口を閉止する状態で当該ケース21の開口周縁に
形成された段部に着脱自在に嵌合保持される蓋体22と
から構成されているとともに、前記蓋体22には、前記
操作軸16の他端部側を軸芯方向に沿って摺接移動自在
に案内する円筒状のガイド筒部22Aが突出形成されて
いる。
【0013】前記ケース21の側壁21Aの長辺方向に
沿う内面の各々には、前記ラッチ本体14のうち、該ラ
ッチ本体14の出退方向及び操作軸16の軸芯方向に対
して共に直交する方向(開閉扉2Aの厚み方向)の両側
面の各々に突出形成したバネ受け部14Bが前記出退方
向に沿って移動自在に係入する凹部21Bが形成されて
いるとともに、前記各凹部21Bのうち、ラッチ本体1
4のバネ受け部14Bに形成した円柱状のバネ抜止用突
起に相対向する端面の各々を、前記バネ受け部14Bと
の間でコイルスプリング15を保持するためのバネ受け
部21Cに構成してある。また、前記ケース21の短辺
方向に沿う一方の側壁21Aには、前記ラッチ本体14
の先端に形成された先窄まり形状(ほぼ三角柱状)の係
合部14Aが出退移動する開口12が切欠き形成されて
いるとともに、前記第1被係止部13には、ラッチ本体
14の係合部14Aが係合して、該係合部14Aの扉開
き方向での移動を接当阻止可能な係止面を備えた凹部1
3aが形成されている。
【0014】前記ケース21の天板部21Dの内面に
は、操作軸16に形成された四角柱状部16Aを軸芯方
向にのみ摺動自在に案内する一対のガイド板23が、前
記ラッチ本体14の出退方向に間隔を隔てて一体的に突
出形成され、この両ガイド板23のガイド面の各々に
は、操作軸16の四角柱状部16Aの外面に軸芯方向に
沿って形成された横断面ほぼVの字状の縦溝16aに係
合するほぼ三角柱状の突条23aが一体成形されてい
る。
【0015】前記ラッチ本体14には、当該ラッチ本体
14の係合位置と係合解除位置とにわたる出退移動を許
容する状態で操作軸16の一端部及び前記両ガイド板2
3が入り込む矩形状の貫通孔24を形成し、この貫通孔
24に臨むラッチ本体14の内面と操作軸16の外面と
のうち、前記ラッチ本体14の出退方向及び操作軸16
の軸芯方向に対してそれぞれ直交又はほぼ直交する方向
(開閉扉Aの厚み方向)で相対向する部位の各々に、前
記カム面18を備えたほぼVの字状のカム溝25と、前
記押圧体17を構成する長円柱状の押圧突起とを形成し
てある。前記押圧突起17は、図3に示すように、前記
ラッチ本体14が両コイルスプリング15の弾性復元力
でケース21外方に最大限突出した係合位置に保持され
ているとき、カム溝25のカム面18の山部(頂部)側
の一端部(開閉扉2Aの裏面から最も離れる側の一端
部)に位置するように構成されているとともに、この係
合状態では、前記操作軸16の四角柱状部16Aに形成
された縦溝16aの一端部に対して、ケース21側の両
突条23aの端面が軸芯方向から当接し、かつ、前記操
作部材20の端面が蓋体22のガイド筒部22Aの端面
に接触する後述のガイド筒27に対して軸芯方向から当
接するように構成されている。しかし、前記開閉扉2A
に対するケーシング10の取付け位置誤差等によって
は、押圧突起17がカム面18の山部(頂部)に移動す
るまでに、ラッチ本体14の係合部14Aの先端が第1
被係止部13の凹部13aに当接して、この当接状態か
ら押圧突起17がカム面18の山部(頂部)に位置する
までの範囲において、操作軸16がラッチ本体14側に
押し込み移動自在となる。つまり、操作軸16に連結さ
れた操作部材20に前記範囲でガタ付き(遊び)が発生
することになるが、本願発明では、前記蓋体22のガイ
ド筒部22A内で、かつ、該ガイド筒部22Aの端部に
形成した鍔部22bと前記操作軸16の四角柱状部16
Aの他端面との間に、操作軸16を軸芯方向の一端側に
移動付勢する、換言すれば、前記操作軸16の四角柱状
部16Aに形成された縦溝16aの一端部に対して、ケ
ース21側の両突条23aの端面が軸芯方向から当接
し、かつ、前記操作部材20の端面がガイド筒27の端
面に対して軸芯方向から当接するように、前記操作軸1
6を軸芯方向の一端側に移動付勢する第2弾性付勢体の
一例である圧縮コイルスプリング26を介在してあるた
め、操作軸16に連結された操作部材20にガタ付き
(遊び)が発生することがない。
【0016】前記両ガイド板23の幅方向両端面、及
び、この両端面と同じ側に位置する操作軸16の外面部
分の各々が、前記ラッチ本体14の貫通孔24に臨む内
面との接当によって当該ラッチ本体14を出退自在に摺
動案内するガイド面に構成されているとともに、前記ケ
ース21の天板部21Dには、前記連結ボルト19を操
作軸16の筒孔を通して操作部材20の雌ネジ部に螺合
操作するための貫通孔21bが形成されている。また、
前記開閉扉2Aに形成された貫通孔28には、操作部材
20の筒部を引張操作自在に摺動案内するABS樹脂製
のガイド筒27が取付けられている。
【0017】前記第1被係止部13はナイロン樹脂にて
一体成形されていて、他方の開閉扉2Bの裏面へビス2
9にて締め付け固定するためのビス孔を備えた取付け板
部13bの前面のうち、一方の開閉扉2A側に設けられ
るラッチ本体14の係合部14Aに相対向する部位に前
記のVの字状の凹部13aが形成されている。
【0018】また、前記ラッチ本体14の係合部14A
の扉背面側は、前後方向(扉厚み方向)及び左右方向に
対して共に45度の角度で傾斜するカム面14aに形成
されていて、他方の開閉扉2Bが閉じ姿勢にある状態で
一方の開閉扉2Aを閉じ位置に揺動操作したとき、前記
ラッチ本体14のカム面14aと第1被係止部13との
接当に伴って該ラッチ本体14が一時的に両コイルスプ
リング15の付勢力に抗して係合解除位置側に引退移動
したのち、再び両コイルスプリング15の付勢力で係合
位置に突出移動して第1被係止部13の凹部13aに係
合するから、一方の開閉扉2Aを閉じ位置に揺動操作す
る度に、前記操作部材20を係合解除操作する必要がな
い。しかしながら、上述のように、ラッチ本体14の係
合部14Aの扉背面側にカム面14aを形成すると、閉
止姿勢にある両開閉扉2A,2Bの裏面側に、地震等で
崩れた収納物が当たるなどして開き方向の大きな外力が
作用すると、係合状態にあるラッチ本体14のカム面1
4aが第1被係止部13にて押圧され、その押圧分力に
よってラッチ本体14が両コイルスプリング15の付勢
力に抗して係合解除位置側に引退移動し、ラッチ本体1
4の係合部14Aと第1被係止部13との係合代が次第
に浅くなり、最終的には両者の係合が解除されて両開閉
扉2A,2Bが開き、収納物が落下して周囲に散乱する
可能性がある。しかし、本願発明では、他方の開閉扉2
Bにロック装置Bが設けられているため、閉止姿勢にあ
る両開閉扉2A,2Bの裏面側に、地震等で崩れた収納
物が当たるなどして開き方向の大きな外力が作用して
も、両開閉扉2A,2Bは閉じ姿勢に維持される。
【0019】次に、前記ロック装置Bの具体的構成につ
いて説明する。図2、図7〜図10に示すように、前記
他方の開閉扉2Bへの取付け部31を備えたABS樹脂
製のケーシング32に、前記扉取付け固定部1に上下方
向姿勢で設けられたピン状の第2被係止部3の軸芯と平
行又はほぼ平行な揺動軸芯(以下縦軸芯と記載する)Y
周りで揺動自在なナイロン樹脂製のフック状のロック部
材4と、前記縦軸芯Yに対して直交又はほぼ直交する揺
動軸芯(以下横軸芯と記載する)X周りで揺動自在なジ
ュラコン樹脂製の作動部材6とを枢着するとともに、閉
止位置に揺動操作される一方の開閉扉2Aとの接当によ
って前記作動部材6が押圧されたとき、前記ロック部材
4を係合解除位置から第2被係止部3に係合する係合固
定位置に揺動させるべく、前記ロック部材4と作動部材
6とを連動させる連動手段7を設け、更に、前記作動部
材6とケーシング32との間に、前記ロック部材4を係
合解除位置に復帰付勢する捩じりコイルバネ(復帰付勢
体の一例である)5を介装してある。
【0020】前記フック状のロック部材4の係合作用面
4Aの先端側作用面部分4aは、前記縦軸芯Yを回転中
心とする円弧面に形成され、また、係合作用面4Aの基
端側作用面部分4bは、前記先端側作用面部分4aを通
る仮想円弧面から次第に縦軸芯Y側に近づく状態の曲率
の大きな円弧面に形成されているとともに、前記ロック
部材4には、該ロック部材4の係合作用面4Aよりも縦
軸芯Y側に突出し、かつ、ピン状の第2被係止部3との
接当に伴って縦軸芯Yから離れる側に撓み変形可能な弧
状の弾性挾持体4Bが一体成形にて形成されている。こ
の実施形態の場合では、上下方向に出退自在なピンにて
ロックする場合に比して、前記ピン状の第2被係止部3
に対するロック部材4の係合可能範囲が広くなるため、
長年月の使用に伴う扉取付け固定部1や開閉扉2Bの反
り等の変形によって、開閉扉2B側のロック部材4と扉
取付け固定部1側の第2被係止部3との相対取付け位置
が変化しても、その変化代がロック部材4の係合揺動範
囲内であれば、該フック状のロック部材4をピン状の第
2被係止部3に係合させることができる。しかも、この
とき、ピン状の第2被係止部3との接当に伴って弾性挾
持体4Bが弾性的に撓み変形して、ロック部材4に係合
された第2被係止部3をガタ付きの無い状態で押圧保持
することができる。前記連動手段7が、前記作動部材6
の揺動支点軸部6Bに設けたピン状の連動突起6Aと、
当該連動突起6Aが縦軸芯Yと平行な方向から係入する
ロック部材4の他端部側の貫通孔4Cとから構成されて
いるとともに、前記貫通孔4Cに臨む内周面には、前記
ロック部材4が係合解除位置にあるときに連動突起6A
に面接触又は線接触する第1揺動規制面4dと、ロック
部材4が係合固定位置にあるときに連動突起6Aに面接
触又は線接触する第2揺動規制面4eとが、ロック部材
4の板厚方向の中間位置でほぼVの字状に交差する状態
で形成されている。更に、前記貫通孔4の長手方向での
第1揺動規制面4eと第2揺動規制面4dとの最小対向
間隔、つまり、第1揺動規制面4dと第2揺動規制面4
eとがVの字状に交差する箇所での最小直径が、前記連
動突起6Aの直径よりも僅かに大に構成されていて、ロ
ック部材4が係合解除位置と係合固定位置との間の中間
に位置する場合でも、作動部材6の連動突起6Aとロッ
ク部材4の貫通孔4Cの内面との間に発生する遊びが少
なくなるように構成してある。
【0021】前記ケーシング32は、前記両軸芯Y,X
に対して共に直交又はほぼ直交する第三方向の一側方に
向かって開口する、換言すれば、前記開閉扉2Bの裏面
側に向かって開口するケース32Aと、当該ケース32
Aの開口を閉止する状態で当該ケース32Aの開口周縁
に着脱自在に嵌合保持される蓋体32Bとから構成され
ているとともに、前記ケース32Aには、二個のビス孔
を備えた扇状の前記取付け部31が一体成形にて形成さ
れている。また、前記ケース32Aには、前記ロック部
材4の揺動支点軸部4Dを縦軸芯Y周りで回転自在に支
承する溝状の第1軸受け部32aと、作動部材6の揺動
支点軸部6Bを横軸芯X周りで回転自在に支承する溝状
及び切欠き状の第2軸受け部32bとが形成されている
とともに、前記蓋体32Bの内面には、ケース32Aの
第1軸受け部32aに支承されたロック部材4の揺動支
点軸部4Dの抜け出し移動を接当阻止する一対の規制板
部32cと、ケース32Aの第2軸受け部32bに支承
された作動部材6の揺動支点軸部6Bの抜け出し移動を
接当阻止する一対の規制板部32dとが一体形成されて
いる。尚、前記扉取付け固定部1の天板1C及び底板1
Dの各々には、閉止位置に揺動された開閉扉2A,2B
に接当するストッパー部材1Eが設けられている。
【0022】〔第2実施形態〕図11〜図14は、前記
ロック装置Bに用いられる被係止具の別実施形態を示
し、これは、ジュラコン樹脂製の被係止部3を、ロック
部材4に係合される第1軸部3Aと、該第1軸部3Aの
一端にそれの軸芯に対して径方向の一側方に偏芯した状
態で連設される第2軸部3Bとから構成するとともに、
前記第2軸部3Bを、前記扉取付け固定部1に打ち込み
固定されるナイロン樹脂製の円筒状のケース40に対し
て回転操作可能で、かつ、前記ロック部材4との接触で
は回動不能な状態で打ち込みにより支承させたものであ
る。前記ケース40の円筒部40Aには、扉取付け固定
部1に形成された取付け穴41への打ち込み時に、該取
付け穴41の内周面に食い込む抜止突起40aと、取付
け穴41の開口周縁に接当する鍔部40bとが形成され
ているとともに、前記円筒部40Aのうち、それの円筒
軸芯を挟んで相対向する二箇所の側壁部分40Bを、取
付け穴41の底部側ほど対向間隔が小さくなる状態でほ
ぼへの字状に屈曲形成してある。前記への字状の側壁部
分40Bの各々の円周方向両側脇には、円筒軸芯方向に
沿うスリット42を形成して、各側壁部分40Bを、被
係止部3の打ち込みに伴って取付け穴41の内周面に密
着する状態にまで弾性的に撓み変形可能に構成するとと
もに、前記両側壁部分4Bの屈曲箇所の各々には、打ち
込まれた被係止部3の係止溝3Cに係合する抜止突起4
0Cを一体形成してある。前記被係止部3の第1軸部3
Aの他端には、第2軸部3Bとケース40との間での摩
擦抵抗に抗して被係止部3を工具で回転操作するための
操作溝3Dが形成されている。その他の構成は、上述の
第1実施形態と同一である。
【0023】〔その他の実施形態〕 上述の実施形態では、前記復帰付勢体5、第2弾性
付勢体15、第2弾性付勢体26としてそれぞれコイル
スプリングを用いたが、皿バネや弾性ゴム等の他の弾性
付勢体を用いてもよい。 上述の実施形態では、食器棚や書棚等の家具の観音
開き式開閉扉に設けられるロック装置Bについて説明し
たが、建具の観音開き式開閉扉に設けられるロック装置
Bに対しても本発明の技術を適用することができる。 上述の実施形態では、前記他方の開閉扉2Bの上下
二箇所にロック装置Bを設けたが、開閉扉2Bの上下方
向のいずれか一箇所にロック装置Bを設けて実施しても
よい。 上述の第2実施形態では、ケース40に支承させた
被係止部3の第2軸部3Bの回転操作によって、第1軸
部3Aとロック装置Bのロック部材4との取付け間隔を
連続的に修正することができるように構成したが、ケー
ス40に対して第1軸部3Aの位相がずれる状態で第2
軸部3Bを差し替えることにより、第1軸部3Aとロッ
ク装置Bのロック部材4との取付け間隔を段階的に修正
するように構成してもよい。 上述の実施形態では、前記弾性挾持体4Bをロック
部材4に一体形成したが、該弾性挾持体4Bをロック部
材4とは別途に製作して、該弾性挾持体4Bをロック部
材4にビス等で取付けてもよい。
【0024】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示す観音開き式開閉扉を備えた
家具の全体斜視図
【図2】(イ)は一方の開閉扉2Aを閉止操作したとき
の要部の斜視図 (ロ)は両開閉扉2A,2Bが閉じ姿勢にあるときの要
部の斜視図
【図3】(イ)は鍵装置Aが係止状態にあるときの水平
断面図 (ロ)は鍵装置Aが係止解除操作されたときの水平断面
【図4】鍵装置Aの分解斜視図
【図5】ラッチ本体と操作軸の分解斜視図
【図6】鍵装置Aの断面図
【図7】ロック装置Bの分解斜視図
【図8】ロック装置Bの断面図
【図9】(イ)はロック装置Bの係止解除状態を示す縦
断面図 (ロ)はロック装置Bの係止状態を示す縦断面図
【図10】(イ)はロック装置Bの係止解除状態を示す
一部切り欠き側面図 (ロ)はロック装置Bの係止状態を示す一部切り欠き側
面図
【図11】被係止具の第2実施形態を示す打ち込み直前
の縦断面図
【図12】図11のXII−XII線断面図
【図13】図12のXIII−XIII線断面図
【図14】打ち込み後の被係止具の縦断面図
【図15】(イ)は従来の開閉扉用ロック装置の係止状
態を示す要部の側面図 (ロ)は係止解除状態を示す要部の側面図
【符号の説明】
Y 揺動軸芯 X 揺動軸芯 1 扉取付け固定部 2A 開閉扉 2B 開閉扉 3 被係止部 3A 第1軸部 3B 第2軸部 4 ロック部材 4A 係合作用面 4B 弾性挾持体 4C 貫通孔 4D 揺動支点軸部 4d 第1揺動規制面 4e 第2揺動規制面 5 復帰付勢体 6 作動部材 6A 連動突起 6B 揺動支点軸部 31 取付け部 32 ケーシング 32A ケース 32B 蓋体 32a 軸受け部 32b 軸受け部 32c 抜け止め部 32d 抜け止め部 40 ケース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉取付け固定部(1)に揺動開閉自在に
    取付けられる一対の開閉扉(2A,2B)のうち、一方
    の開閉扉(2B)への取付け部(31)を備えたケーシ
    ング(32)に、扉取付け固定部(1)に設けられたピ
    ン状の被係止部(3)の軸芯と平行又はほぼ平行な揺動
    軸芯(Y)周りでの揺動により、該被係止部(3)に係
    合して一方の開閉扉(2B)を閉じ姿勢で固定するフッ
    ク状のロック部材(4)と、該ロック部材(4)を係合
    解除位置に復帰付勢する復帰付勢体(5)と、一方の開
    閉扉(2B)が閉じ姿勢にある状態で他方の開閉扉(2
    A)が閉じ位置に揺動操作されたとき、この他方の開閉
    扉(2A)との接当に伴って前記ロック部材(4)を復
    帰付勢体(5)の復帰付勢力に抗して係合固定位置にロ
    ック作動させる作動部材(6)とを組付けるとともに、
    前記ロック部材(4)には、該ロック部材(4)の係合
    作用面(4A)よりも前記揺動軸芯(Y)側に突出し
    て、前記被係止部(3)との接当に伴って弾性的に撓み
    変形する弾性挾持体(4B)を設けてある開閉扉用ロッ
    ク装置。
  2. 【請求項2】 前記作動部材(6)は、前記ロック部材
    (4)の揺動軸芯(Y)に対して直交又はほぼ直交する
    軸芯(X)周りで揺動自在にケーシング(32)に取付
    けられていて、該作動部材(6)の揺動支点軸部(6
    B)には、前記ロック部材(4)の他端部に形成された
    貫通孔(4C)に対して前記揺動軸芯(Y)方向から係
    入する連動突起(6A)が設けられている請求項1記載
    の開閉扉用ロック装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック部材(4)の貫通孔(4C)
    に臨む内周面には、前記ロック部材(4)が係合解除位
    置にあるときに連動突起(6A)に面接触する第1揺動
    規制面(4d)と、ロック部材(4)が係合固定位置に
    あるときに連動突起(6A)に面接触する第2揺動規制
    面(4e)とが形成されているとともに、前記第1揺動
    規制面(4d)と第2揺動規制面(4e)との最小対向
    間隔が、前記連動突起(6A)の直径よりも僅かに大に
    構成されている請求項2記載の開閉扉用ロック装置。
  4. 【請求項4】 前記ケーシング(32)が、前記両揺動
    軸芯(Y,X)に対して共に直交又はほぼ直交する第三
    方向の一側方に向かって開口するケース(32A)と、
    当該ケース(32A)の開口を閉止する蓋体(32B)
    とから構成されているとともに、前記ケース(32A)
    内には、前記ロック部材(4)の揺動支点軸部(4D)
    及び作動部材(6)の揺動支点軸部(6B)の各々を前
    記第三方向の他側方から挿抜自在に受け止める軸受け部
    (32a,32b)を形成し、更に、前記蓋体(32
    B)の内面には、前記軸受け部(32a,32b)に受
    け止められたロック部材(4)の揺動支点軸部(4D)
    及び作動部材(6)の揺動支点軸部(6B)の各々の抜
    け出し移動を接当阻止する抜け止め部(32c,32
    d)が形成されている請求項2又は3記載の開閉扉用ロ
    ック装置。
  5. 【請求項5】 前記被係止部(3)が、ロック部材
    (4)に係合される第1軸部(3A)と、該第1軸部
    (3A)の一端にそれの軸芯に対して径方向の一側方に
    偏芯した状態で連設される第2軸部(3B)とから構成
    されているとともに、前記第2軸部(3B)を、前記扉
    取付け固定部(1)に固定されるケース(40)に対し
    て回転操作可能で、かつ、前記ロック部材(4)との接
    触では回動不能な状態で支承させてある被係止具。
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