JPH0960151A - ユニット式建物の耐火施工方法ならびに耐火構造 - Google Patents
ユニット式建物の耐火施工方法ならびに耐火構造Info
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- JPH0960151A JPH0960151A JP21457695A JP21457695A JPH0960151A JP H0960151 A JPH0960151 A JP H0960151A JP 21457695 A JP21457695 A JP 21457695A JP 21457695 A JP21457695 A JP 21457695A JP H0960151 A JPH0960151 A JP H0960151A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 上下に隣接する建物ユニット間を作業効率良
く耐火施工することができ、かつ、火災や地震等によっ
て建物ユニットの骨組みが変形したとしても耐火性を失
わないようにすることができるユニット式建物の耐火施
工方法を提供すること。 【解決手段】 下階の建物ユニットＡ1 に、建物ユニッ
トＡ1 ，Ａ2 積み重ね時に上階の建物ユニットＡ2 に設
けられている耐火層６に先端部８１が押圧されて弾性変
形する位置まで板バネ８を突出させて固定し、下階の建
物ユニットＡ1 の天井梁２を被覆している耐火被覆材７
を延長してその延長部７１で板バネ８の先端部８１を包
み込んだ後、建物ユニットＡ1 ，Ａ2 を積み重ねて板バ
ネ８の弾性力によって耐火被覆材７の延長部７１を耐火
層６に圧着させる。
く耐火施工することができ、かつ、火災や地震等によっ
て建物ユニットの骨組みが変形したとしても耐火性を失
わないようにすることができるユニット式建物の耐火施
工方法を提供すること。 【解決手段】 下階の建物ユニットＡ1 に、建物ユニッ
トＡ1 ，Ａ2 積み重ね時に上階の建物ユニットＡ2 に設
けられている耐火層６に先端部８１が押圧されて弾性変
形する位置まで板バネ８を突出させて固定し、下階の建
物ユニットＡ1 の天井梁２を被覆している耐火被覆材７
を延長してその延長部７１で板バネ８の先端部８１を包
み込んだ後、建物ユニットＡ1 ，Ａ2 を積み重ねて板バ
ネ８の弾性力によって耐火被覆材７の延長部７１を耐火
層６に圧着させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット式建物の
耐火施工方法ならびに耐火構造に関する。
耐火施工方法ならびに耐火構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】上下に隣接する建物ユニット間の耐火施
工方法としては、例えば、特開平６−５７８４０号公報
に記載されているような方法が公知である。
工方法としては、例えば、特開平６−５７８４０号公報
に記載されているような方法が公知である。
【０００３】この施工方法は、上下に隣接する建物ユニ
ットのうち、下階の建物ユニットの骨組みに柔軟性を有
する耐火被覆材を延長部を設けた状態で被覆固定し、こ
の建物ユニットの上に上階の建物ユニットを積み重ねた
後、前記耐火被覆材の延長部を延ばして、この上階の建
物ユニットの骨組みに被覆固定する方法である。
ットのうち、下階の建物ユニットの骨組みに柔軟性を有
する耐火被覆材を延長部を設けた状態で被覆固定し、こ
の建物ユニットの上に上階の建物ユニットを積み重ねた
後、前記耐火被覆材の延長部を延ばして、この上階の建
物ユニットの骨組みに被覆固定する方法である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のユニット式建物の耐火施工方法にあっては、
建物ユニットを積み重ねた後に耐火被覆材の延長部を延
ばして上階の建物ユニットの骨組みに被覆固定する作業
手間が必要であるし、また、その作業のために、上階の
建物ユニットの床または下階の建物ユニットの天井に予
め作業用孔を設けておくことも必要になるので、非常に
作業効率が悪いという問題があった。
うな従来のユニット式建物の耐火施工方法にあっては、
建物ユニットを積み重ねた後に耐火被覆材の延長部を延
ばして上階の建物ユニットの骨組みに被覆固定する作業
手間が必要であるし、また、その作業のために、上階の
建物ユニットの床または下階の建物ユニットの天井に予
め作業用孔を設けておくことも必要になるので、非常に
作業効率が悪いという問題があった。
【０００５】また、この耐火施工方法にあっては、建物
ユニットの骨組みの変形に対する追従性を耐火被覆材に
設けることができないために、施工後に火災や地震等に
よって建物ユニットの骨組みが変形した場合には、耐火
被覆材の延長部が建物ユニットの骨組みから外れてしま
う虞があるという問題もあった。
ユニットの骨組みの変形に対する追従性を耐火被覆材に
設けることができないために、施工後に火災や地震等に
よって建物ユニットの骨組みが変形した場合には、耐火
被覆材の延長部が建物ユニットの骨組みから外れてしま
う虞があるという問題もあった。
【０００６】そこで、本発明は、上記のような問題に着
目し、上下に隣接する建物ユニット間を作業効率良く耐
火施工することを第１の目的とし、火災や地震等によっ
て建物ユニットの骨組みが変形したとしても耐火性を失
わないようにすることを第２の目的としている。
目し、上下に隣接する建物ユニット間を作業効率良く耐
火施工することを第１の目的とし、火災や地震等によっ
て建物ユニットの骨組みが変形したとしても耐火性を失
わないようにすることを第２の目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記第１目的ならびに第
２の目的を達成するために、本発明のユニット式建物の
耐火施工方法では、上下に隣接する建物ユニット間の耐
火施工方法であって、上階の建物ユニットと下階の建物
ユニットの一方に、先端が上を向いた板バネを、建物ユ
ニット積み重ね時に他方の建物ユニットに設けられてい
る耐火層に先端部が押圧されて弾性変形する位置まで突
出させて固定し、建物ユニットの骨組みを被覆している
耐火被覆材を延長してその延長部で前記板バネの先端部
を包み込んだ後、建物ユニットを積み重ねて板バネの弾
性力によって耐火被覆材の延長部を前記耐火層に圧着さ
せる方法とした。
２の目的を達成するために、本発明のユニット式建物の
耐火施工方法では、上下に隣接する建物ユニット間の耐
火施工方法であって、上階の建物ユニットと下階の建物
ユニットの一方に、先端が上を向いた板バネを、建物ユ
ニット積み重ね時に他方の建物ユニットに設けられてい
る耐火層に先端部が押圧されて弾性変形する位置まで突
出させて固定し、建物ユニットの骨組みを被覆している
耐火被覆材を延長してその延長部で前記板バネの先端部
を包み込んだ後、建物ユニットを積み重ねて板バネの弾
性力によって耐火被覆材の延長部を前記耐火層に圧着さ
せる方法とした。
【０００８】また、上記第２の目的を達成するために、
本発明のユニット式建物の耐火構造では、上下に隣接す
る建物ユニット間の耐火構造であって、上階の建物ユニ
ットと下階の建物ユニットの一方に先端が上を向いた板
バネが固定され、その板バネの先端部が、建物ユニット
の骨組みを被覆している耐火被覆材の延長部によって包
み込まれていると共に、他方の建物ユニットに設けられ
ている耐火層に押圧されて弾性変形しており、前記耐火
被覆材の延長部は、前記板バネの弾性力によって前記耐
火層に圧着されている構造とした。
本発明のユニット式建物の耐火構造では、上下に隣接す
る建物ユニット間の耐火構造であって、上階の建物ユニ
ットと下階の建物ユニットの一方に先端が上を向いた板
バネが固定され、その板バネの先端部が、建物ユニット
の骨組みを被覆している耐火被覆材の延長部によって包
み込まれていると共に、他方の建物ユニットに設けられ
ている耐火層に押圧されて弾性変形しており、前記耐火
被覆材の延長部は、前記板バネの弾性力によって前記耐
火層に圧着されている構造とした。
【０００９】
【作用】本発明請求項１記載の耐火施工方法では、部品
の寸法誤差や組立誤差があったとしても、建物ユニット
を積み重ねた時の板バネの先端部の弾性変形によってそ
れらの誤差が吸収される。また、建物ユニットを積み重
ねると同時に耐火被覆材の延長部と耐火層とを圧着させ
ることができるので、建物ユニット積み重ね後に手間が
かからない。更に、施工後、火災や地震等によって建物
ユニットの骨組みが変形したとしても、その変形に追従
して板バネが弾性変形する。
の寸法誤差や組立誤差があったとしても、建物ユニット
を積み重ねた時の板バネの先端部の弾性変形によってそ
れらの誤差が吸収される。また、建物ユニットを積み重
ねると同時に耐火被覆材の延長部と耐火層とを圧着させ
ることができるので、建物ユニット積み重ね後に手間が
かからない。更に、施工後、火災や地震等によって建物
ユニットの骨組みが変形したとしても、その変形に追従
して板バネが弾性変形する。
【００１０】本発明請求項２記載の耐火構造では、一方
の建物ユニットの耐火被覆材の延長部が、板バネの弾性
力によって他方の建物ユニットの耐火層に圧着されてい
るので、火災や地震等によって建物ユニットの骨組みが
変形したとしても、その変形に追従して板バネが弾性変
形する。
の建物ユニットの耐火被覆材の延長部が、板バネの弾性
力によって他方の建物ユニットの耐火層に圧着されてい
るので、火災や地震等によって建物ユニットの骨組みが
変形したとしても、その変形に追従して板バネが弾性変
形する。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図１〜図３に基づいて、本
発明のユニット式建物の耐火施工方法ならびに耐火構造
の実施の形態を併せて説明する。
発明のユニット式建物の耐火施工方法ならびに耐火構造
の実施の形態を併せて説明する。
【００１２】図３は、この耐火施工方法ならびに耐火構
造が適用される建物ユニットＡの骨組みを示す斜視図で
ある。
造が適用される建物ユニットＡの骨組みを示す斜視図で
ある。
【００１３】この骨組みは、４本の柱１，１，１，１
と、各柱１の上端部間を結合している４本の天井梁２，
２，２，２と、各柱１の下端部間を結合している４本の
床梁３，３，３，３と、で構成されており、前記柱１は
角材から成り、前記天井梁２ならびに前記床梁３は断面
コの字形のチャンネル材からなっている。なお、この骨
組みには、床材、天井材、外壁材等が取り付けられる。
と、各柱１の上端部間を結合している４本の天井梁２，
２，２，２と、各柱１の下端部間を結合している４本の
床梁３，３，３，３と、で構成されており、前記柱１は
角材から成り、前記天井梁２ならびに前記床梁３は断面
コの字形のチャンネル材からなっている。なお、この骨
組みには、床材、天井材、外壁材等が取り付けられる。
【００１４】図１は、積み重ねられる前の上階の建物ユ
ニットＡ2 の下部と下階の建物ユニットＡ1 の上部を示
す断面図、図２は、積み重ねた後の上階の建物ユニット
Ａ2の下部と下階の建物ユニットＡ1 の上部を示す断面
図である。
ニットＡ2 の下部と下階の建物ユニットＡ1 の上部を示
す断面図、図２は、積み重ねた後の上階の建物ユニット
Ａ2の下部と下階の建物ユニットＡ1 の上部を示す断面
図である。
【００１５】上階の建物ユニットＡ2 の床梁３は、上面
が耐火被覆材４によって被覆されており、床材５は、こ
の耐火被覆材４の上から床梁３に固定されている。ま
た、この建物ユニットＡ2 の床梁３間には、ＡＬＣ板か
ら成る耐火層６が設けられており、前記耐火被覆材４の
一端は、この耐火層６の縁部上面に接合されている。
が耐火被覆材４によって被覆されており、床材５は、こ
の耐火被覆材４の上から床梁３に固定されている。ま
た、この建物ユニットＡ2 の床梁３間には、ＡＬＣ板か
ら成る耐火層６が設けられており、前記耐火被覆材４の
一端は、この耐火層６の縁部上面に接合されている。
【００１６】下階の建物ユニットＡ1 の天井梁２は、下
面ならびに側面が耐火被覆材７によって被覆されてお
り、この耐火被覆材７は、前記天井梁２の上面よりも高
い位置まで延長されている（以下、延長された部分を延
長部７１と記載する）。また、前記天井梁２の上面には
金属薄板から成る板バネ８がリベットで固定されてお
り、この板バネ８の先端部８１は、上向きに折り曲げら
れていて建物ユニットＡ1，Ａ2 を積み重ねた時に上階
の建物ユニットＡ2 に設けられている耐火層６に押圧さ
れて弾性変形する位置まで突出しており、かつ、前記耐
火被覆材７の延長部７１で包み込まれている。なお、天
井９は、前記耐火被覆材７の上から天井梁２にリベット
で固定されている。
面ならびに側面が耐火被覆材７によって被覆されてお
り、この耐火被覆材７は、前記天井梁２の上面よりも高
い位置まで延長されている（以下、延長された部分を延
長部７１と記載する）。また、前記天井梁２の上面には
金属薄板から成る板バネ８がリベットで固定されてお
り、この板バネ８の先端部８１は、上向きに折り曲げら
れていて建物ユニットＡ1，Ａ2 を積み重ねた時に上階
の建物ユニットＡ2 に設けられている耐火層６に押圧さ
れて弾性変形する位置まで突出しており、かつ、前記耐
火被覆材７の延長部７１で包み込まれている。なお、天
井９は、前記耐火被覆材７の上から天井梁２にリベット
で固定されている。
【００１７】なお、前記耐火被覆材４，７は、水を高吸
熱ポリマーによってゲル状に固めてパックした吸熱パッ
クと耐火温度１０００度以上のセラミックフェルトをア
ルミ箔付クロスで包み込んだものを使用している。つま
り、火災時には吸熱パック内の水が蒸発することで熱を
奪い、その吸熱作用で柱１や梁２，３等の鉄骨の昇温を
防ぐことができる。また、この耐火被覆材４，７は毛布
形状なので、柱や梁２，３に巻き付けてワッシャーで留
めていくだけの簡単施工でよいといった優れたものであ
る。
熱ポリマーによってゲル状に固めてパックした吸熱パッ
クと耐火温度１０００度以上のセラミックフェルトをア
ルミ箔付クロスで包み込んだものを使用している。つま
り、火災時には吸熱パック内の水が蒸発することで熱を
奪い、その吸熱作用で柱１や梁２，３等の鉄骨の昇温を
防ぐことができる。また、この耐火被覆材４，７は毛布
形状なので、柱や梁２，３に巻き付けてワッシャーで留
めていくだけの簡単施工でよいといった優れたものであ
る。
【００１８】これらの建物ユニットＡ1 ，Ａ2 は、施工
現場に運び込まれると、まず、下階の建物ユニットＡ1
が基礎の上に据え付けられ、その後、上階の建物ユニッ
トＡ 2 が下階の建物ユニットＡ1 の上に積み重ねられ
る。建物ユニットＡ1 ，Ａ2 を積み重ねると、板バネ８
の弾性力によって耐火被覆材７の延長部７１が前記耐火
層６に圧着するので、耐火被覆材４，７と耐火層６によ
って上階の建物ユニットＡ2 の床梁３ならびに下階の建
物ユニットＡ1 の天井梁２を全体的に耐火被覆しなが
ら、上階と下階との間の耐火性も確実にすることができ
る。
現場に運び込まれると、まず、下階の建物ユニットＡ1
が基礎の上に据え付けられ、その後、上階の建物ユニッ
トＡ 2 が下階の建物ユニットＡ1 の上に積み重ねられ
る。建物ユニットＡ1 ，Ａ2 を積み重ねると、板バネ８
の弾性力によって耐火被覆材７の延長部７１が前記耐火
層６に圧着するので、耐火被覆材４，７と耐火層６によ
って上階の建物ユニットＡ2 の床梁３ならびに下階の建
物ユニットＡ1 の天井梁２を全体的に耐火被覆しなが
ら、上階と下階との間の耐火性も確実にすることができ
る。
【００１９】つまり、この耐火施工方法にあっては、部
品の寸法誤差や組立誤差があったとしても、建物ユニッ
トＡ1 ，Ａ2 を積み重ねた時の板バネ８の先端部８１の
弾性変形によってそれらの誤差が吸収されるので、部品
の寸法精度や組立精度の影響を受けずに耐火被覆材７の
延長部７１を耐火層６と圧着させることができる。
品の寸法誤差や組立誤差があったとしても、建物ユニッ
トＡ1 ，Ａ2 を積み重ねた時の板バネ８の先端部８１の
弾性変形によってそれらの誤差が吸収されるので、部品
の寸法精度や組立精度の影響を受けずに耐火被覆材７の
延長部７１を耐火層６と圧着させることができる。
【００２０】また、建物ユニットＡ1 ，Ａ2 を積み重ね
ると同時に耐火被覆材７の延長部７１と耐火層６とを圧
着させることができるので、建物ユニットＡ1 ，Ａ2 を
積み重ねた後に手間がかからず、非常に作業効率がよ
い。
ると同時に耐火被覆材７の延長部７１と耐火層６とを圧
着させることができるので、建物ユニットＡ1 ，Ａ2 を
積み重ねた後に手間がかからず、非常に作業効率がよ
い。
【００２１】更に、施工後に火災や地震等によって建物
ユニットＡ1 ，Ａ2 の骨組みが変形したとしても、その
変形に追従して板バネ８が弾性変形するので、耐火被覆
材７と耐火層６との間に隙間が生じ難い。
ユニットＡ1 ，Ａ2 の骨組みが変形したとしても、その
変形に追従して板バネ８が弾性変形するので、耐火被覆
材７と耐火層６との間に隙間が生じ難い。
【００２２】なお、ここでは、板バネ８が下階の建物ユ
ニットＡ1 に固定され、耐火層６が上階の建物ユニット
Ａ2 に設けられている例を示したが、板バネ８を上階の
建物ユニットＡ2 に固定してその先端部を耐火被覆層４
の延長部で包み込むと共に、耐火層６を下階の建物ユニ
ットＡ1 に固定し、建物ユニットＡ1 ，Ａ2 を積み重ね
た時に、上階の建物ユニットＡ2 の耐火被覆層４の延長
部が下階の建物ユニットＡ1 の耐火層６に圧着するよう
にしてもよい。
ニットＡ1 に固定され、耐火層６が上階の建物ユニット
Ａ2 に設けられている例を示したが、板バネ８を上階の
建物ユニットＡ2 に固定してその先端部を耐火被覆層４
の延長部で包み込むと共に、耐火層６を下階の建物ユニ
ットＡ1 に固定し、建物ユニットＡ1 ，Ａ2 を積み重ね
た時に、上階の建物ユニットＡ2 の耐火被覆層４の延長
部が下階の建物ユニットＡ1 の耐火層６に圧着するよう
にしてもよい。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明請求項１記
載の耐火施工方法にあっては、建物ユニットを積み重ね
た時の板バネの先端部の弾性変形によって部品の寸法誤
差や組立誤差を吸収することができるので、部品の寸法
精度や組立精度の影響を受けずに耐火被覆材を耐火層と
圧着させることができる。また、建物ユニットを積み重
ねた後に手間がかからないので、非常に作業効率がよ
い。更に、施工後、火災や地震等があっても、建物ユニ
ットの骨組みの変形に追従して板バネが弾性変形するの
で、耐火被覆材と耐火層との間に隙間が生じ難いという
効果が得られる。
載の耐火施工方法にあっては、建物ユニットを積み重ね
た時の板バネの先端部の弾性変形によって部品の寸法誤
差や組立誤差を吸収することができるので、部品の寸法
精度や組立精度の影響を受けずに耐火被覆材を耐火層と
圧着させることができる。また、建物ユニットを積み重
ねた後に手間がかからないので、非常に作業効率がよ
い。更に、施工後、火災や地震等があっても、建物ユニ
ットの骨組みの変形に追従して板バネが弾性変形するの
で、耐火被覆材と耐火層との間に隙間が生じ難いという
効果が得られる。
【００２４】また、本発明の請求項２記載の耐火構造に
あっては、火災や地震等によって建物ユニットの骨組み
が変形したとしても、その変形に追従して板バネが弾性
変形するので、耐火被覆材の延長部と耐火層との間に隙
間が生じ難いという効果が得られる。
あっては、火災や地震等によって建物ユニットの骨組み
が変形したとしても、その変形に追従して板バネが弾性
変形するので、耐火被覆材の延長部と耐火層との間に隙
間が生じ難いという効果が得られる。
【図１】積み重ねられる前の上階の建物ユニットの下部
と下階の建物ユニットの上部を示す断面図である。
と下階の建物ユニットの上部を示す断面図である。
【図２】積み重ねた後の上階の建物ユニットの下部と下
階の建物ユニットの上部を示す断面図である。
階の建物ユニットの上部を示す断面図である。
【図３】建物ユニットの骨組みを示す斜視図である。
【符号の説明】 Ａ1 ，Ａ2 建物ユニット １ 柱 ２ 天井梁 ３ 床梁 ４ 耐火被覆材 ６ 耐火層 ７ 耐火被覆材 ７１ 耐火被覆材の先端部 ８ 弾性材 ８１ 弾性材の先端部
Claims (2)
- 【請求項１】 上下に隣接する建物ユニット間の耐火施
工方法であって、上階の建物ユニットと下階の建物ユニ
ットの一方に、先端が上を向いた板バネを、建物ユニッ
ト積み重ね時に他方の建物ユニットに設けられている耐
火層に先端部が押圧されて弾性変形する位置まで突出さ
せて固定し、建物ユニットの骨組みを被覆している耐火
被覆材を延長してその延長部で前記板バネの先端部を包
み込んだ後、建物ユニットを積み重ねて前記板バネの弾
性力によって耐火被覆材の延長部を前記耐火層に圧着さ
せることを特徴とするユニット式建物の耐火施工方法。 - 【請求項２】 上下に隣接する建物ユニット間の耐火構
造であって、上階の建物ユニットと下階の建物ユニット
の一方に先端が上を向いた板バネが固定され、その板バ
ネの先端部が、建物ユニットの骨組みを被覆している耐
火被覆材の延長部によって包み込まれていると共に、他
方の建物ユニットに設けられている耐火層に押圧されて
弾性変形しており、前記耐火被覆材の延長部は、前記板
バネの弾性力によって前記耐火層に圧着されていること
を特徴とするユニット式建物の耐火構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21457695A JP3192933B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | ユニット式建物の耐火施工方法ならびに耐火構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21457695A JP3192933B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | ユニット式建物の耐火施工方法ならびに耐火構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0960151A true JPH0960151A (ja) | 1997-03-04 |
| JP3192933B2 JP3192933B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=16658011
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21457695A Expired - Fee Related JP3192933B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | ユニット式建物の耐火施工方法ならびに耐火構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3192933B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018155005A (ja) * | 2017-03-17 | 2018-10-04 | ミサワホーム株式会社 | 溝形鋼の耐火被覆構造 |
-
1995
- 1995-08-23 JP JP21457695A patent/JP3192933B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018155005A (ja) * | 2017-03-17 | 2018-10-04 | ミサワホーム株式会社 | 溝形鋼の耐火被覆構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3192933B2 (ja) | 2001-07-30 |
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