JPH0958619A - 封筒封緘機の糊供給装置 - Google Patents

封筒封緘機の糊供給装置

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JPH0958619A
JPH0958619A JP7208234A JP20823495A JPH0958619A JP H0958619 A JPH0958619 A JP H0958619A JP 7208234 A JP7208234 A JP 7208234A JP 20823495 A JP20823495 A JP 20823495A JP H0958619 A JPH0958619 A JP H0958619A
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JP
Japan
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glue
envelope
container
cap
gluing
Prior art date
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Pending
Application number
JP7208234A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ishikura
佳幸 石倉
Yoshiaki Tsuji
佳明 辻
Hiroki Okamoto
博樹 岡本
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Duplo Corp
Original Assignee
Duplo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 糊付け品質を向上させる封筒封緘機の糊供給
装置を提供する。 【解決手段】 封筒を移動させる給送ローラ4と、液状
糊を収納すると共に押圧されると液状糊がしみ込む糊付
け部50を下端に有する糊容器30と、封筒のフラップ
を折り返すナイフと、フラップを封筒に押しつける押圧
ローラ7とを有する。糊供給装置は、糊容器を封筒の移
動方向に交差する方向に移動させる糊容器駆動装置と、
糊容器の基準位置にて糊付け部に被冠されるキャップ5
1と、キャップに連結され上下動可能に設けられた昇降
部材55と、中間部で軸支されて揺動しその一端部が上
昇して糊容器の糊供給位置で糊付け部を押圧する糊押し
レバー80と、偏心カム40と、一端が軸支され他端が
昇降部材に係合するフレーム42と、フレームの中間部
に設けられた偏心カム40により押し下げられるカムフ
ォロワ45とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内容物が収納された封筒
のフラップに糊を付け、フラップを折り返して封筒に押
圧し、封緘する封筒封緘機において、フラップに接触し
て糊を付ける糊供給方法を改善した封筒封緘機の糊供給
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の糊付け装置としては、実公昭62
−1053号公報に開示されたものがある。この糊付け
装置は、流出孔を備えた密封型糊容器と、この流出孔と
対向する周面を備えた糊付けローラと、この糊付けロー
ラに連動する第1従動ローラと、この第1従動ローラと
用紙を挟んで対接し第1従動ローラと共に用紙を挟持案
内する第2従動ローラと、前記糊付けローラに対向し用
紙を糊付けローラに接触させる対向部材とを有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の糊付け装置は、第1第2従動ローラにより用紙を送
給すると共に、糊付けローラから糊を用紙に供給するの
で、糊付けローラには糊流出孔を介して常に糊が補給さ
れている。このため、用紙のサイズ、即ち封緘すべき封
筒のサイズに拘わらず、また、封緘すべき封筒の数に拘
わらず、糊付けローラには常に糊が補給され、封筒への
糊付け量が過剰になることがある。また、糊の使用量を
調節しにくく、無駄に糊が使用される場合、逆に糊の使
用量が不足する場合があり、糊付け品質が安定しないと
いう難点がある。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、糊の供給量を任意に調節でき、糊付け品質
を向上させることができる封筒封緘機の糊供給装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る封筒封緘機
の糊供給装置は、封筒を一方向に移動させる給送ローラ
と、この封筒の移動域の途中に設けられ液状糊を収納す
ると共に押圧されると前記液状糊がしみ込む糊付け部を
下端に有する糊容器と、この糊容器の後方に配置され封
筒のフラップを折り返す折り部材と、更にこの折り部材
の後方に配置され折り返されたフラップを封筒に押しつ
ける押圧ローラとを有する封筒封緘機の糊供給装置にお
いて、前記糊容器を前記封筒の移動方向に交差する方向
に移動させる糊容器駆動装置と、前記糊容器の移動域に
おける基準位置にて前記糊付け部にキャップを着脱する
キャップ着脱手段と、前記糊容器の移動域における糊供
給位置にて前記糊容器の糊付け部に糊を供給する糊供給
手段とを有することを特徴とする。
【0006】この場合に、前記キャップ着脱手段は、前
記キャップが取り付けられる昇降部材を有し、前記糊供
給手段は、中間部で軸支されて揺動する糊押しレバーを
有し、更に、糊供給装置は、偏心カムと、一端が軸支さ
れ他端が前記昇降部材に係合する揺動レバーと、この揺
動レバーの中間部に設けられ前記偏心カムにより押し下
げられると共に前記糊押しレバーの一端部を押し下げる
カムフォロワを有し、前記糊押しレバーは、その一端部
が押し下げられると、その他端部は上昇して前記糊容器
の糊供給位置に停止した糊容器の前記糊付け部を押圧す
るものであるように構成することができる。
【0007】また、糊供給装置は、前記封筒を載置する
ガイドテーブルと、このガイドテーブル上の封筒の側縁
に合わせるサイドガイドと、このサイドガイドの位置に
より封筒のサイズを検知するサイズ検知手段と、このサ
イズ検知手段により検知された封筒サイズに基づいて前
記糊供給手段による糊供給タイミングを制御する制御手
段とを有し、前記糊供給タイミングは1回の糊供給で封
緘する封筒の数であるように構成することができる。
【0008】
【作用】本発明においては、封筒を所定位置に停止さ
せ、糊容器の移動により封筒のフラップに糊を塗布す
る。この場合に、糊容器の移動域の基準位置にて、糊容
器の糊付け部に対するキャップの着脱を行い、糊供給位
置にて前記糊付け部に対する糊の供給を行う。このた
め、糊容器が基準位置にあって待機しているときは、糊
容器の糊付け部にキャップが取着されて液状糊の乾燥が
防止される。また、糊容器が1回往復移動することによ
り封筒のフラップに糊付けがなされるが、この場合に、
糊供給位置にて1回糊供給がなされた後、糊容器が往復
する回数、即ち糊付けにより封緘される封筒の数を任意
に選択することができる。従って、例えば、封筒のサイ
ズ等に基づいてこの糊供給1回あたりの糊付け数を選択
すれば、小さい封筒については数回糊付けし、大きい封
筒については1回毎に糊供給する等、封筒のサイズに合
わせて適切な量の糊を供給することができる。
【0009】而して、本願請求項2に係る発明において
は、偏心カムが1回転すると、偏心カムがカムフォロワ
に係合してこれを押し下げる。そうすると、揺動レバー
が回動してその先端に係合した昇降部材が下降する。こ
れにより、糊容器の基準位置において前記昇降部材に連
結されたキャップが下降してキャップが糊容器の下端の
糊付け部から外される。この場合に、偏心カムの回転に
より、同時に、カムフォロワを介して糊押しレバーの他
端部も押し下げられ、糊押しレバーが揺動してその一端
部が上昇する。しかし、この基準位置にて糊押しレバー
の一端部が上昇しても、この糊押しレバーの一端部は糊
容器の下端の糊付け部に接触しない。
【0010】次いで、糊容器は糊容器駆動装置により糊
給位置に移動し、再度偏心カムが1回転すると、カムフ
ォロワを介して糊押しレバーの他端部が押し下げられ、
糊押しレバーの一端部が上昇して糊容器の下端の糊付け
部が押圧され、糊付け部に糊容器内の液状糊が補給さ
れ、この糊が糊付け部にしみ込む。その後、糊容器は更
に移動し、糊付け部が封筒のフラップに接触しつつ移動
して糊が付される。
【0011】封筒は後工程の折り部材に送られ、封筒の
フラップが折り返され、封筒は更に後工程の押圧ローラ
に送られ、この押圧ローラによりフラップの糊付け部が
封筒に押しつけられ、封緘が完了する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について、添付の図面
を参照して具体的に説明する。図1乃至図15は本発明
の実施例装置を示す図であり、図1は本実施例装置の正
面図、図2はその側面図、図3はその平面図、図4はそ
の全体を示す斜視図、図5はその糊供給装置部分を示す
正面図、図6乃至図8は糊供給装置の動作を説明する図
である。図1乃至4に示すように、封筒ガイドテーブル
1上に封筒を載置するようになっており、ハウジング2
内には給送ローラ4、糊付け装置5、糊供給折り駆動装
置6及び押圧ロール7が配置されている。
【0013】封筒ガイドテーブル1上に、そのフラップ
を先頭にして載置された封筒は、ハウジング2内の1対
の給送ローラ4のニップ部に向けて押し込まれると、ガ
イド3上を摺動してハウジング2内に入り、ハウジング
2内のセンサ10により検出され、給送ローラ4の駆動
が開始される。これにより、封筒のフラップが給送ロー
ラ4に噛み込まれ、前方に送給される。封筒のサイズは
ガイドテーブル1のサイドガイド20の位置をセンサが
検出することにより認識され、この検出サイズに基づい
て、給送ローラ4の駆動量が決められる。従って、封筒
のフラップは、正面視で糊付け装置5の糊容器30に整
合する位置まで移動して停止する。
【0014】糊付け装置5においては、液状糊を収納す
る糊容器30が封筒の移動方向に垂直の方向に移動可能
に設置されている。この糊容器はその下端がレール33
上を走行する2個の車輪31に支持されており、その上
端が延出部34を介してベルト35に支持されている。
【0015】このベルト35はアイドラタイミングプー
リ36と駆動タイミングプーリ37との間に掛け渡され
ており、駆動タイミングプーリ37はモータ38により
回転駆動される。従って、モータ38の正逆回転により
ベルト35が回動すると、このベルト35に固定された
延出部34を介して糊容器30がレール33上を往復走
行する。
【0016】而して、レール33は高位置33aと、低
位置33cと、この高位置33aと低位置33cとの間
の段差部33bとを有し、糊容器30は高位置33aに
おける基準位置からレール33上を走行して段差部33
bを経て低位置33cに至り、この低位置33c上で低
位置33cと同一レベルにあるガイド3上に停止してい
る封筒のフラップに糊付けがなされる。
【0017】糊容器30がその基準位置に存在すること
を検出するセンサ39が糊容器30の上方に配置されて
おり、糊容器30はこのセンサ39に検出される基準位
置から進出して往移動し、その後復移動してこの基準位
置に戻ってくる。
【0018】糊供給折り駆動装置6においては、偏心カ
ム40が、ハウジング2内の装置側板に回転自在に軸支
された軸41に固設されている。この偏心カム40の下
方には、揺動レバー42がその一端を軸43により揺動
可能に支持されて配置されている。この揺動レバー42
の他端先端部には切り欠き44が形成されており、揺動
レバー42の中央には偏心カム40に係合するカムフォ
ロワ45が回転自在に取り付けられている。これによ
り、偏心カム40が回転すると、この偏心カム40に係
合するカムフォロワ45が下方に押圧され、揺動レバー
42が軸43を中心にして下方に揺動する。揺動レバー
42はバネにより通常は反時計方向に付勢されている。
【0019】また、一方の装置側板には2個の支持軸5
6が垂直方向に並んで配置されており、昇降部材55の
垂直方向に延びる孔57内にこの支持軸56が嵌入され
ている。これにより、昇降部材55は支持軸56に案内
されて上下動する。この昇降部材55の上端部には係合
軸60が1対の装置側板に形成された垂直方向に延びる
長穴に嵌入されており、この係合軸60に揺動レバー4
2の切り欠き44が係合し、揺動レバー42の揺動によ
り、係合軸60を介して昇降部材55が昇降駆動され
る。この昇降部材55はバネ(図示せず)により垂直方
向の上向きに付勢されている。
【0020】一方、糊容器30と昇降部材55との中間
には、その下部に支持板53が側板に固定されており、
この支持板53には垂直方向に延びる孔が形成されてい
る。
【0021】そして、糊容器30の下端にはフェルト状
の糊付け部50が設けられており、この糊付け部50を
上方に押圧することにより糊容器30内の液状糊がフェ
ルト状糊付け部50にしみ込んでくるようになってい
る。この糊容器30の下端部にはキャップ51が被冠さ
れるようになっており、このように糊容器30の下端部
にキャップ51を被冠することにより、糊付け部50が
乾燥することを防止する。
【0022】このキャップ51は支持アーム52に固定
されており、昇降部材55には作動板54が係合されて
いて、この支持アーム52及び作動板54は支持板53
を間に挟んで重ねられ、支持アーム52と作動板54は
支持板53に設けた垂直孔に挿入された連結軸にボルト
61により固定されて相互に連結されている。従って、
昇降部材55が下降することにより、作動板54を介し
て支持アーム52が下降し、支持アーム52に固定され
たキャップ51が下降する。また、このボルト61とブ
ラケット58との間には引張りバネ59が張設されてお
り、この引張りバネ59により、支持アーム52及びキ
ャップ51は常に上方に付勢されている。
【0023】キャップ51が固定された支持アーム52
の下方には、図5に示すように、マイクロスイッチ73
が配設されており、支持アーム52が下降してキャップ
51が糊容器30から外れ、糊容器30の移動を妨げな
い位置まで降下したときに支持アーム52がマイクロス
イッチ73をオンにする。これにより、キャップの所定
位置までの降下を検出する。
【0024】一方、キャップ51が固定された支持アー
ム52の下面には、図1に示すように、キーパー71が
固定されており、支持板53にはラッチ72が固定され
ている。このラッチ機構においては、昇降部材55が下
降して作動板54の作動片54aを押下し、作動板54
と共に支持アーム52が下降してキーパー71がラッチ
72に進入すると、両者は係合してキーパー71がラッ
チに72に係止され、支持アーム52はキャップ51と
共にこの最下位位置に停止する。昇降部材55は偏心カ
ム40の回転につれて上昇し、その後、更に偏心カムが
回転して再度昇降部材55が下降すると、この昇降部材
55が作動板54の作動片54aを押下し、支持アーム
52を介してキーパー71を押下する。これにより、キ
ーパー71とラッチ72との係合が外れてキーパー71
がラッチ72から分離される。
【0025】図5に示すように、糊容器30と偏心カム
40との間の下部には、糊押しレバー80が配置されて
いる。この糊押しレバー80はV字形をなし、その中央
部にて、軸82により揺動可能に側板に支持されてい
る。この糊押しレバー80の偏心カム40側の端部に
は、カムフォロワ45に係合するローラ81が取り付け
られており、糊押しレバー80の他端部は糊容器30の
下端部のフェルト状糊付け部50を押圧する押圧部83
が成形されている。これにより、偏心カム40が回転し
てカムフォロワ45が下方に回動すると、このカムフォ
ロワ45がローラ81に係合してこれを下方に押圧す
る。そうすると、糊押しレバー80は図5にて反時計方
向に揺動し、押圧部83が上方に揺動して糊容器30の
糊付け部50を押圧し、糊容器30内の糊を糊付け部5
0にしみ出させる。
【0026】また、係合軸60には、封筒のフラップの
折り返し用ナイフ95が固定されており、揺動レバー4
2の下方への揺動により係合部44が下方に回動する
と、ナイフ95も下方に移動してフラップを下方に押し
込み、フラップを折り返す。ナイフ95は薄板のバネ鋼
で成形されている。
【0027】図9に示すように、ナイフ95の下方に
は、封筒移動用テーブル100が配置されており、この
テーブル100から1段低い部分には、スポンジ99が
配置されている。また、糊容器30直下の封筒移動用テ
ーブル96はテーブル100と同一高さに設けられてお
り、テーブル96からスポンジ99に向けて傾斜するガ
イド98が設けられている。そして、テーブル96から
テーブル100に向けて延出するように、弾性を有する
マイラー97がテーブル96に設置されている。このマ
イラー97はナイフ95によりスポンジ99に向けて押
し込まれ、ナイフ95が待避すると、その弾性力により
マイラー97上の封筒をテーブル100の高さまで持ち
上げるものである。
【0028】図10に示すように、糊容器30は平面視
でコ字形をなす保持具93及び94にその両側から抱か
れるようにして保持されており、保持具93はハウジン
グ内の架台に固定され、保持具94はその下端で回転軸
90により保持具93に対して揺動することができるよ
うになっている。従って、保持具94を手前に揺動させ
ると、保持具93と保持具94との間に保持されていた
糊容器30は前方に傾斜して取り外すことができるよう
になる。この保持具94の上部には、係止片91が取り
付けられており、この係止片91の奥部側端部には係止
切り欠き92が形成されていて、この切り欠き92を保
持具93に設けた係止切り欠きに係合させることによ
り、係止片91を保持具93に固定して糊容器30を保
持具93、94間で握持することができる。
【0029】図4に示すように、ハウジング2の外部に
は、封筒を載置するためのガイドテーブル1が設けられ
ており、このガイドテーブル1には封筒の側縁を規制す
る1対のサイドガイド20が設けられている。このサイ
ドガイド20はテーブル1に設けられた2対の溝120
により案内されて封筒の給送方向に垂直の方向に移動す
ることができる。この1対のサイドガイド20の一方の
サイドガイド20を封筒の側縁に合わせて移動させる
と、既知の機構により他方のサイドガイド20も連動し
て移動し、封筒の他方の側縁も移動して、封筒がその大
きさによらず、常に装置の中央部に位置するようになっ
ている。
【0030】そして、図4に示すように、テーブル1の
溝120の装置側には、この溝120に平行に溝121
が形成されており、また、一方のサイドガイド20(図
4では左側)には、その溝121を挿通してテーブル1
の下面側に延出するように曲げ部21が形成されてい
る。この曲げ部21には、切り欠き22が形成されてい
て、この切り欠き22には連結棒112が係止されてい
る。一方、レール33には、テーブル3の下方に延出し
た連結部110を介してスイッチ押し部111が連結さ
れており、このスイッチ押し部111にも切り欠きが設
けられていて、この切り欠きに連結棒112が係止され
ている。これにより、一方のサイドガイド20を封筒の
側縁に合わせて移動させると、レール33も封筒の幅方
向に移動して、その段差部33bが移動し、テーブル1
上に載置された封筒のサイズに合わせてそのフラップの
適切な位置から糊付けが開始されるようになっている。
【0031】而して、ガイド3の下方には、サイドガイ
ド20間の中間位置よりも糊容器基準位置側に本実施例
では3個のマイクロスイッチ113、114、115が
配置されている。これらのマイクロスイッチはレール部
材110のスイッチ押し部111によりそのスイッチ片
が押されてオンとなるものであり、本実施例では最も幅
が小さい長形4号の封筒を封緘する場合は、サイドガイ
ド20の間隔が最も小さく、スイッチ押し部111はマ
イクロスイッチ113をオンにする。また、次に大きな
長形3号の封筒をテーブル1上に載置してサイドガイド
20をその側縁に合わせると、スイッチ押し部111は
マイクロスイッチ114をオンにする。更に、大きな角
形3号の場合はスイッチ押し部111はマイクロスイッ
チ115をオンにし、更に大きな角形2号の場合はスイ
ッチ押し部111はいずれのマイクロスイッチもオンに
せず、オフのままである。このようなマイクロスイッチ
のオン・オフの組み合わせで封筒の大きさを検出するこ
とができるようになっている。
【0032】なお、本実施例では封筒の大きさを検出す
るのに、マイクロスイッチを使用しているが、この検出
手段はマイクロスイッチに限らず、光学センサ、磁気セ
ンサ等のセンサ又はポテンシャルメータ等を使用しても
良い。また、検出手段の配置数は3個に限らず、検出す
べき封筒のサイズの種類の数により適宜決定すればよ
い。
【0033】次に、上述の如く構成された実施例装置の
動作について図12乃至図15のフローチャートを参照
して説明する。なお、図13は図12の次のステップで
あり、図14は図12のAの動作を示し、図15は図1
2のBの動作を示す。先ず、テーブル1上に封筒をその
フラップを前部にして載置し、その側縁にサイドガイド
20を合わせる。そうすると、スイッチ押し部111が
封筒の大きさに応じて所定のマイクロスイッチ113、
114、115をオンにし又はオフのままにするから、
封筒の大きさを検出することができる。そして、最初の
封筒を給送ローラ4のニップ部まで押し込むと、封筒が
センサ10により検知され、給送ローラ4が回転を開始
し、封筒を糊付け装置5に向けて所定距離移動させる。
即ち、前述の如くして、封筒の大きさが検出されている
ので、その大きさに基づいて、フラップが丁度糊付け位
置までくるように給送ローラ4の回転数又は回転角度が
決定される。フラップが糊付け位置まできたときに給送
ローラ4は回転を停止する。
【0034】次いで、糊供給動作及び糊付け動作に移
る。先ず、糊容器30は図6に示す基準位置にある。こ
れは図2の左端位置である。図6(b)に示すように、
センサ39は糊容器30が基準位置にあることを検出し
ている。また、図6(a)に示すように、糊容器30に
はキャップ51が被冠されている。次いで、糊容器30
がこの基準位置にあるときに、図7に示すように、偏心
カム40が半回転する。そうすると、偏心カム40がカ
ムフォロワ45をその最下位位置まで押し下げる。これ
により、昇降部材55がその最下位位置に降下し、それ
につれて、キャップ51が固定された支持アーム52も
下降し、キャップ51が下降する。これにより、キャッ
プ51が糊容器30から外れる。このキャップ51がそ
の最下位位置まで降下すると、キーパー71がラッチ7
2に係合し、その位置でキャップ51が固定される。即
ち、偏心カム40が更に回転すると、図6に示すよう
に、バネにより、揺動レバー42及び昇降部材55が上
昇するが、キャップ51は図7に示す最下位位置に停止
する。なお、この偏心カム40の最初の1回転の過程
で、図7に示すように、偏心カム40が最下位位置まで
回転したときに、糊押しレバー80の押圧部83もその
最上位位置に回動するが、糊容器30は基準位置から動
いていないので、この押圧部83が糊容器30のフェル
ト状糊付け部50を押圧することはなく、従って、糊が
糊付け部50に供給されることはない。また、このキャ
ップ51が最下位位置まで下降して糊容器30から外れ
たことは、マイクロスイッチ73により検出される。
【0035】そして、図7に示すように、キャップ51
が糊容器30から外れたので、この糊容器30は、図8
に示すように、糊供給位置に移動する。この糊容器30
の移動は、図3に示すように、モータ38の駆動により
ベルト35を移動させて行う。
【0036】次いで、この糊容器30の移動と共に、又
は糊容器30の移動の後、偏心カム40が2回転目に入
る。そうすると、図8に示すように、偏心カム40が最
下位位置まで回動し、カムフォロワ45を介して糊押し
レバー80が揺動する。これにより、糊押しレバー80
の押圧部83が最上位位置まで上昇し、糊付け部50が
押圧部83により押圧されて糊容器30内の糊が糊付け
部50にしみ込み、糊の供給が行われる。
【0037】一方、偏心カム40が最下位位置まで回転
したときには、昇降部材55も最下位位置まで降下す
る。これにより、支持アーム52が下方に押圧され、キ
ーパー71がラッチ72内に押し下げられ、両者の係合
が外れる。そうすると、支持アーム52及びキャップ5
1は自由になり、偏心カム40が更に回転してカムフォ
ロワ45が上昇すると、バネ59の付勢力により、支持
アーム52及びキャップ51が上昇する。これにより、
キャップ51は図6に示すようにその最上位位置に戻
る。なお、これらの偏心カム40の回転に伴い、図5、
9に示すナイフ95も下降及び上昇を繰り返すが、この
ナイフ95の位置には未だ封筒が存在しないので、ナイ
フ95がフラップ折り返し動作をすることはない。
【0038】一方、糊容器30は図8(b)に示すよう
に、その糊付け部50が押圧部83により押圧されて糊
が供給された後、図3に示すベルト35の駆動により図
2に示すようにレール33上を図2の右方に移動する。
この糊容器30は、糊供給直後は、その車輪31が高位
置33aのレール上を走行するので、糊付け部50はテ
ーブル3上の封筒に接触することはない。その後、糊容
器30は傾斜部33bを経て低位置33c上を走行する
ので、糊付け部50がテーブル3上の封筒のフラップに
接触し、この糊付け部50がフラップに接触したまま、
糊容器30が図2に示すように、フラップの幅方向に移
動し、フラップの全域に糊が塗布される。
【0039】この糊容器30の移動は、図3に示すベル
ト35の駆動により行われるが、このベルト35の移動
量、即ち、糊容器30の移動量は前述の如くして封筒の
サイズが検出されているので、そのサイズに合わせたも
のとなっている。
【0040】このようにして、フラップに糊付けが行わ
れた後、糊容器30はセンサ39により検出される基準
位置に戻る。
【0041】糊容器30が基準位置に戻ったことをセン
サ39が検出した後、図1に示す給送ローラ4は封筒を
前方に送出し、図5、9に示すように、ナイフ9が配設
されたフラップ折り返し位置にて封筒を停止させる。こ
の封筒の移動量も、前述の如くして封筒の大きさを判定
しているので、この封筒の大きさに基づいてフラップを
所定位置に停止させるに必要な量として決定される。
【0042】糊付け後の封筒が所定位置に停止すると、
偏心カム40が回転を開始し、カムフォロワ45を下方
に移動させ、揺動レバー42の切り欠き44に係合した
軸60を介してナイフ95を下降させる。そうすると、
図9に示すように、マイラー97上の封筒に対し、その
フラップと封筒本体との境界をナイフ95がスポンジ9
9に向けて押し込み、フラップを折り曲げ又は折り返
す。更に、偏心カム40が回転すると、カムフォロワ4
5が上昇し、ナイフ95が上昇する。その後、給送ロー
ラ4は封筒を更に前方に送出し、その先端部を押圧ロー
ラ7に噛み込ませる。そうすると、フラップは封筒に折
り返され、押圧ローラ7により封筒に押圧されてフラッ
プの封緘が完了する。
【0043】その後、給送ローラ4又は押圧ローラ7の
駆動により、封緘後の封筒が排出される。次いで、次順
の封筒がそのフラップを先頭にして糊付け位置に送給さ
れてくる。そうすると、糊容器30に対して前述と同様
にしてキャップ51の取り外し動作が行われる。その
後、キャップ51が外された糊容器は、前述と同様にし
て糊供給位置(図8参照)にて糊が糊付け部50に供給
され、フラップに対して同様の糊付け動作が行われる。
しかし、封筒の大きさが小さいなどの事情があって、糊
付け部50に糊を供給する必要がなく、従前の糊付けで
十分である場合は、図8に示す糊供給動作を行うことな
く、糊容器30をフラップに向けて移動させ、図2に示
す糊付け動作が行われる。従って、本実施例によれば、
封筒の大きさに合わせて最適の量の糊をフラップに塗布
することができる。
【0044】なお、糊の供給量は前述の如く任意に設定
できるが、この糊の供給を封緘処理数及び封筒の大きさ
に合わせて設定される固定データと、封緘処理数に応じ
て供給されるように設定されている可変データとの切り
替えは操作パネル上のディップスイッチで行うことがで
きる。
【0045】また、偏心カム40を一方向に連続的に回
転させるのではなく、一方向に回転させて最下位位置で
はない位置で停止させた後、逆転させてカムフォロワを
上昇させることにより、糊押しレバー80の押圧部83
による糊付け部50の押圧の程度を任意に設定すること
ができる。これにより、糊のしみ出し量を調整すること
ができ、糊の供給過剰を更に一層防止することができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
糊の供給量を任意に調整することができ、その供給過剰
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る封筒封緘機の糊供給装置
を示す正面図である。
【図2】同じくその側面図である。
【図3】同じくその平面図である。
【図4】同じくその全体斜視図である。
【図5】同じくその糊供給装置部分を示す正面図であ
る。
【図6】糊供給装置の動作を示す図である。
【図7】糊供給装置の動作を示す図である。
【図8】糊供給装置の動作を示す図である。
【図9】糊付け装置を示す図である。
【図10】糊容器の取り外し方法を示す図である。
【図11】封筒の大きさを検出するセンサを示す図であ
る。
【図12】本実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図13】同じく図12の続きを示すフローチャートで
ある。
【図14】同じく糊付け動作を示すフローチャートであ
る。
【図15】同じく折り動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1:ガイドテーブル 2:ハウジング 5;糊付け装置 6;糊供給折り駆動装置 7;押圧ローラ 30;糊容器 40;偏心カム 42;揺動レバー 45;カムフォロワ 50;糊付け部 51;キャップ 55;昇降部材 80;糊押しレバー 83;押圧部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封筒を一方向に移動させる給送ローラ
    と、この封筒の移動域の途中に設けられ液状糊を収納す
    ると共に押圧されると前記液状糊がしみ込む糊付け部を
    下端に有する糊容器と、この糊容器の後方に配置され封
    筒のフラップを折り返す折り部材と、更にこの折り部材
    の後方に配置され折り返されたフラップを封筒に押しつ
    ける押圧ローラとを有する封筒封緘機の糊供給装置にお
    いて、前記糊容器を前記封筒の移動方向に交差する方向
    に移動させる糊容器駆動装置と、前記糊容器の移動域に
    おける基準位置にて前記糊付け部にキャップを着脱する
    キャップ着脱手段と、前記糊容器の移動域における糊供
    給位置にて前記糊容器の糊付け部に糊を供給する糊供給
    手段とを有することを特徴とする封筒封緘機の糊供給装
    置。
  2. 【請求項2】 前記キャップ着脱手段は、前記キャップ
    が取り付けられる昇降部材を有し、前記糊供給手段は、
    中間部で軸支されて揺動する糊押しレバーを有し、更
    に、偏心カムと、一端が軸支され他端が前記昇降部材に
    係合する揺動レバーと、この揺動レバーの中間部に設け
    られ前記偏心カムにより押し下げられると共に前記糊押
    しレバーの一端部を押し下げるカムフォロワを有し、前
    記糊押しレバーは、その一端部が押し下げられると、そ
    の他端部は上昇して前記糊容器の糊供給位置に停止した
    糊容器の前記糊付け部を押圧するものであることを特徴
    とする請求項1に記載の封筒封緘機の糊供給装置。
  3. 【請求項3】 前記封筒を載置するガイドテーブルと、
    このガイドテーブル上の封筒の側縁に合わせるサイドガ
    イドと、このサイドガイドの位置により封筒のサイズを
    検知するサイズ検知手段と、このサイズ検知手段により
    検知された封筒サイズに基づいて前記糊供給手段による
    糊供給タイミングを制御する制御手段とを有し、前記糊
    供給タイミングは1回の糊供給で封緘する封筒の数であ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の封筒封緘機
    の糊供給装置。
JP7208234A 1995-08-15 1995-08-15 封筒封緘機の糊供給装置 Pending JPH0958619A (ja)

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Cited By (6)

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