JPH045352Y2 - - Google Patents

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JPH045352Y2
JPH045352Y2 JP1986022997U JP2299786U JPH045352Y2 JP H045352 Y2 JPH045352 Y2 JP H045352Y2 JP 1986022997 U JP1986022997 U JP 1986022997U JP 2299786 U JP2299786 U JP 2299786U JP H045352 Y2 JPH045352 Y2 JP H045352Y2
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envelope
roller
relay
flap
bender
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、搬送ローラと押さえローラとに挟ま
れて挿入された封筒をさらに中継ローラで搬送
し、ストツパに衝接させて載置台上に停止させ、
該封筒のフラツプをベンダで折曲するとともに、
塗布部材で糊付けした後、封緘して排出する封筒
封緘機に関する。
「従来の技術及びその問題点」 従来、この種の封筒封緘機として提案されてい
る特開昭60−172629号公報に記載のものは、挿入
されてきた封筒を中継ローラに圧接させる当た
り、該中継ローラの上側に一枚の板バネを設け、
この板バネによつて封筒を中継ローラに単に押し
付けただけであるため、斜めに挿入されてきた封
筒を真直ぐの状態に矯正することができないばか
りでなく、封筒の厚さが左右異なる場合には、封
筒を中継ローラに左右平均に圧接させることがで
きなく、封筒の搬送方向が曲がつてしまう欠点が
あつた。
本考案の目的は、斜めに挿入された封筒の矯正
を行えるようにするとともに、封筒の厚さが左右
異なつても、封筒を真直ぐ搬送できるようにする
ことにある。
「問題点を解決するための手段」 本考案による封筒封緘機では、中継ローラを、
封筒の搬送方向とは直交する方向である左右方向
に間隔をおいて複数個備え、また該中継ローラの
上方位置の軸により車枠を左右傾動自在に支承
し、該車枠に、中継ローラにそれぞれ対向する複
数の補助ローラを回転自在に軸支し、また車枠に
は、これら補助ローラを対向する中継ローラに圧
接させるべく該車枠を水平状態に保持するバネを
掛けたものである。
「作用」 搬送ローラと押さえローラに挟まれて挿入され
てきた封筒は、複数個の補助ローラによつて中継
ローラに圧接される。補助ローラは車枠と一体に
左右に傾動可能であるため、それぞれが中継ロー
ラに対し封筒の左右の厚さに応じた間隔をとりな
がら封筒を中継ローラに押し付ける。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
第1,2図に示すように、本封筒封緘機はハウ
ジング1内に全構成部品を装備した単品構造にな
つており、机上で使用できるとともに、持ち運び
できる。ハウジング1の正面外側には供給案内台
2が取り付けられ、封筒3(例えば長形3号、長
形4号、角8号など)は、その底端を先にしてこ
の供給案内台2上を案内されながら挿入口4から
ハウジング1の左側内面に沿つて挿入される。挿
入口4の下側には、上面が上向きに傾斜した挿入
案内板5が設けられ、封筒3は、この挿入案内板
5によつてやや斜め上向きに案内され、下側の搬
送ローラ6と上側の押さえローラ7との間に差し
込まれる。搬送ローラ6は、回転軸8によつてハ
ウジング1に軸支されているが、押さえローラ7
は、ハウジング1の上面のほぼ前側半部を開閉す
る蓋枠9に回転軸10によつて軸支されている。
搬送ローラ6はハウジング1の定位置で回転する
が、押さえローラ7は、その回転軸10が蓋枠9
の案内溝11に沿つて上下摺動ししかもバネ12
によつて下方に付勢されている両側の軸受13に
支承されているため、搬送ローラ6に上下動可能
に圧接する。
この蓋枠9は、その後端部を軸14によつて上
下方向に回動自在に枢着され、これを上方に開く
と押さえローラ7が搬送ローラ6から離れるとと
もに、ハウジング1の上面前側半部が開放するも
ので、封筒3がハウジング1内で留まる等のトラ
ブルが生じたとき、または点検を行うときなど
に、このように蓋枠9を開く。この蓋枠9には、
軸15によつてフツク16が回動自在に軸支され
ている。該フツク16は、バネ17によつて第1
図時計方向に付勢され、ハウジング1に設けられ
たストツパ18と係合することによつて、蓋枠9
を閉じ状態にロツクする。このロツク状態を解除
するため、蓋枠9にはロツク解除ボタン19が装
着され、これを押し下げるとその斜面20がフツ
ク16の上側突部21と係合して該フツク16を
同図鎖線で示すように半時計方向に回動させ、ス
トツパ18との係合を外す。
搬送ローラ6の回転軸8にはプーリ22が固着
され、該プーリ22とハウジング1内に設置され
ている正逆反転可能な搬送用モータ23のプーリ
24との間にはベルト25が掛け渡され、搬送ロ
ーラ6はこのモータ23によつて正転または逆転
される。また、搬送ローラ6の回転軸8と押さえ
ローラ7の回転軸10にはそれぞれギヤ26,2
7が固着され、これらギヤ26,27は蓋枠9を
閉じると噛合し、搬送ローラ6が回転するとこれ
に従動して押さえローラ7が回転する。
従つて、上記のように搬送ローラ6と押さえロ
ーラ7との間に差し込まれた封筒3は、これらロ
ーラの正転に伴いハウジング1中に送り込まれ
る。このとき、両ローラ6,7は同時に駆動回転
されるため、これらの間にスリツプはなく、封筒
3にジヤム等を生じさせない。
このように送り込まれてきた封筒3は、ハウジ
ング1内にほぼ水平に張設された載置台28上に
乗る。この載置台28の中途には所定の間隔をお
いて左右2個のスリツト29が開設され、該左右
スリツト29内において左右の中継ローラ30が
軸31によつてハウジング1に軸架されていると
ともに、その上側に、これと同間隔の左右2個の
補助ローラ32が装着されている。左右の中継ロ
ーラ30は、その共通の軸31に固着されたプー
リ33と上記搬送ローラ6の回転軸8に固着され
たプーリ34との間にベルト35が掛け渡されて
いることにより、搬送ローラ6及び押さえローラ
7と同時に正転または逆転する。左右の補助ロー
ラ32は車軸36によつて車枠37に回転自在に
軸支されている。該車枠37は、第1,3図に示
すように取付枠38の前側中央に軸39によつて
左右傾動可能に支承され、またこの取付枠38
は、載置台28の上方の上板40の下面に突設さ
れたブラケツト41に軸42によつて上下回動可
能に支承されている。該車枠37には、トーシヨ
ンバネ43が掛けられ、車枠37はこのトーシヨ
ンバネ43によつて通常は水平状態を保持する。
取付枠38は、上板40上に設置された封筒排出
用電磁石44のプランジヤ45に連結され、この
電磁石44が付勢されると取付枠38が下方に回
動付勢され、通常は左右の中継ローラ30上にバ
ネ46の作用で軽く当たつている左右の補助ロー
ラ32が左右の中継ローラ30に強く圧接する。
載置台28上に送られた封筒3の浮き上がりを
防止するため、蓋枠9の前端に、弾発性を有する
平面U字形の針金のごとき封筒押圧杆47の基端
が支持されている。封筒3は、この封筒押圧杆4
7のV形に折曲した遊端部48によつて載置台2
8上に押し付けられ、該載置台28に案内されて
中継ローラ30と補助ローラ32との間に送り込
まれ、中継ローラ30の正転により同方向に連続
して搬送される。このとき、封筒3は、左右の補
助ローラ32によつて上側から左右の中継ローラ
30に押し付けられるが、左右の補助ローラ32
は左右に傾動可能であるため、第4図に示すよう
に封筒3の厚さが左右異なつていても、左右の補
助ローラ32は一方が封筒3から離れることなく
双方とも封筒3に圧接するため、封筒3は左右の
中継ローラ30によつて同じ推進力を受けて送ら
れる。このように中継ローラ30と補助ローラ3
2間に送り込まれた封筒3は、載置台28の後側
部上面とその上に上下動自在に載置された薄い押
さえ板49との間に同時に挿入し、該押さえ板4
9によつて上側から軽く押さえられながら可動停
止板50(ストツパ)に衝接して停止する。押さ
え板49の前端部49aは、封筒3の挿入を容易
にするために上向きに傾斜している。
この可動停止板50は、水平部50aと垂直部
50bとからなり、上記上板40の下側でそのス
リツト51に沿つて摺動する摺動対52と一体に
前後動する。可動停止板50の水平部50aの上
面にはカムフオロア53が突設され、該カムフオ
ロア53は、その上側において案内板54に沿つ
て左右摺動するカム板55の下面のカム溝56に
嵌合させてある。
従つて、カム板55に突設した摘み57を摘ん
でカム板55を左方または右方に摺動させると、
摺動体52と一体に可動停止板50が前方または
後方に移動するもので、封筒3の停止位置をその
サイズに応じて調整できる。なお、カム板55
は、その前辺縁に設けられたラツク58に制動バ
ネ59が噛合することにより妄動を防止される。
また、摺動体52には、逆L字状の封筒終端検
知レバー60が、回動可能にかつバネ61で第1
図反時計方向に付勢して枢支されている。この封
筒終端検知レバー60に封筒3が衝突して該封筒
終端検知レバー60が時計方向に回動されると、
摺動体52に取り付けられた封筒終端検知センサ
61が作動し、封筒3が終端(可動停止板50の
垂直部50b)に達したことが検知される。この
検知によつて、ハウジング1内に設置されたベン
ダ作動用モータ62が直ちに駆動し、その短時間
後に上記搬送用モータ23が停止することによ
り、封筒3は可動停止板50の垂直部50bに衝
接した後も所定時間だけ給送作用を受け、該位置
に保持される。
ベンダ作動用モータ62の上方において、ベン
ダカム63とコーテイングカム64とフラツプガ
イドカム65の3個のカムが共通の軸66に一体
に回転するように固着され、これらカムは、その
軸66に固着されたプーリ67とベンダ作動用モ
ータ62のプーリ68との間にベルト69が掛け
渡されていることより、ベンダ作動用モータ62
の駆動によつて同時に回転される。これらのカム
には、第5図に示すように、ベンダレバー70、
コーテイングレバー71、フラツプガイドレバー
72のそれぞれの遊端に設けられたピンがそれぞ
れ係合しており、これらのレバーは、対応するカ
ムの回転に伴いそのカム曲線に応じて上下に回動
される。
フラツプガイドレバー72を一端に固着してい
るフラツプガイド軸73には、横長のフラツプガ
イド74が固着されている。このフラツプガイド
74は第6図に示すようにへ字状に屈曲した横長
板で構成され、上向きに傾斜した封筒底端案内部
74aと下向きに傾斜したフラツプ案内部74b
とを形成している。そして、フラツプガイド74
は、ベンダ作動用モータ62が駆動しない通常
時、つまりホームポジシヨンでは、その屈曲部7
4cが第1図(第6図鎖線)に示すように上記載
置台28よりやや上方に位置する。従つて、搬送
ローラ6によつて搬入されてきた封筒3は、フラ
ツプガイド74の封筒底端案内部74aによつて
少し持ち上げられるため、薄手で撓んでしまうも
のでも、載置台28上に的確に案内される。フラ
ツプガイド74は、ベンダ作動用モータ(ステツ
ピングモータ)62が駆動してフラツプガイドレ
バー72が第5図において反時計方向に回動され
ると、第6図実線で示すように下方に回動され
る。
一方、上記コーテイングレバー71を一端に固
着しているコーテイング軸75には、同図に示す
ように熱伝動性の良好な金属板よりなる横長の塗
布部材76が固着されている。この塗布部材76
の遊端部はV字状に折曲した塗布部76aになつ
ており、該塗布部76aには多数の切欠部76b
が穿設されている。塗布部材76の基端部下面に
はカバーで包被された電熱式ヒータ77が取り付
けられ、塗布部材76は該ヒータ77によつて加
熱される。
塗布部材76の下方に糊容器78が設置されて
いる。この糊容器78内には熱溶融性の糊(ホツ
トメルト)79が入つており、塗布部材76は、
下方へ回動されるとその少なくとも塗布部76a
をこの糊79中に浸漬する。このように塗布部材
76が浸漬される部分の下方で糊容器78の外底
面には糊加熱用電熱式ヒータ80が取り付けられ
ている。このヒータ80は、糊容器78の底面全
域を加熱してその中の糊全部を溶解するだけの大
きさ及び発熱量はなく、塗布部材76が浸漬され
る部分についてのみ糊79を部分的に加熱して溶
解させる大きさ及び発熱量になつている。この浸
漬によつて糊79を付着した塗布部材76は、上
方に回動して後述するように封筒3(上記のよう
に停止している)フラツプ3aに糊79を付着す
る。なお、糊79は、糊容器78の一端延長部の
上蓋78a(第2図)に開設された補給口78b
から補給する。
また、上記ベンダレバー70を一端に固着して
いるベンダ軸81には、ベンダ82が取り付けら
れている。このベンダ82は、第5図に示すよう
に上板部83aの先端に垂下板部83bを折曲垂
下したL字状の横長板83の内側、つまりその垂
下板部83bの内側面に横長の添え板84を付着
し、これら垂下板部83bの下縁部と添え板84
の下縁部との間に、下向きに幅広となるほぼ逆V
字形の嵌合溝82aを形成し、さらにこれらに上
記封筒押圧杆47の挿通を許容するスリツト82
bを穿設している。なお、横長板83と添え板8
4とは一体に設けてもよい。
ベンダ軸81にはまた、横長板状の封筒押圧部
材85が回動自在に装着されている。この封筒押
圧部材85の遊端部は緩やかなV字状に屈曲して
押圧部材85aになつている。そして、封筒押圧
部材85は、その左右両端の軸受部85bと上記
ベンダ82の添え板84との間に張架されたバネ
86によつて第5図時計方向に付勢されている。
この付勢によつて封筒押圧部材85は、その突部
85cがベンダ82の横長板83の下面に当接す
るため、ベンダ82が下方に回動するとそれに伴
つて下方に回動する。
ベンダ82は、ベンダ作動用モータ62が駆動
されない通常時には、第1図に示すように上方の
ホームポジシヨンに保持されているが、ベンダ作
動用モータ62が駆動して上記ベンダレバー70
が第5図において時計方向に回動されると、封筒
押圧部材85を伴いながら上記載置台28の前端
縁に向かつて下方へ回動する。
載置台28の前辺縁には、その上面に対し鈍角
をなして斜め上方に突出するフラツプ折曲突部2
8aが設けられている。このフラツプ折曲突部2
8aは、ベンダ82の嵌合溝82aに嵌脱自在に
嵌合できる大きさになつており、これに嵌合溝8
2aが嵌合すると上記のように停止している封筒
3のフラツプ3aが後述するように折曲される。
フラツプガイド74、塗布部材76及びベンダ
82の三者は、上記ベンダカム63、コーテイン
グカム64及びフラツプガイドカム65と一体的
な円盤86が一回転し、そのスリツト86aが光
電式センサ93で検知されてベンダ作動用モータ
62が停止すると、ホームポジシヨンに復帰す
る。
ステツピングモータであるベンダ作動用モータ
62の回転量は電気的に計数(例えばパルスを計
数)されており、その計数値が設定値(例えばベ
ンダレバー70の回動角度にして270度)になる
と、前記搬送用モータ23は、前記三者がホーム
ポジシヨンに復帰して該ベンダ作動用モータ62
が停止する以前に逆転される。この逆転によつて
中継ローラ30が逆転するが、前記三者がホーム
ポジシヨンに復帰するまでは封筒3の返送を保留
するために、載置台28の前記左右のスリツト2
9において封筒3を左右の中継ローラ30から離
す封筒退避部部材87が設けられている。
この封筒退避部材87は、第3図及び第7図に
示すように軸88に上下動自在に枢着され、左右
の中継ローラ30の上部を挿通させる開口が形成
された左右の腕部87aを有し、これら腕部87
aに、載置台28の左右のスリツト29から上方
に突出することができる円弧形の突部87bを形
成している。そして、この封筒退避部材87は、
封筒退避用電磁石89のプランジヤ90と連結さ
れ、該電磁石89が付勢されると第7図において
鎖線位置から実線位置へ上方回動され、その左右
の突部87によつて載置台28上の封筒3を持ち
上げ、左右の中継ローラ30から離す。
前記供給案内台2はハウジング1の前面に着脱
自在に装着できるようになつている。この供給案
内台2には、封筒3の幅員に応じて調整する定規
板91が左右摺動自在に装着されているととも
に、封筒3の浮き上がりを防止する横長の規制板
92が傾斜させて装着されている。
次ぎに、本封筒封緘機の全体の動作について第
8図のタイミングチヤートを参照して説明する。
封筒3が供給案内台2を通じて挿入口4に挿入
され、そのことが図示しないセンサによつて検知
されると、搬送用モータ23が正転して搬送ロー
ラ6、押さえローラ7及び中継ローラ30が正転
し、封筒3は搬送ローラ6と押さえローラ7とで
中継ローラ30と補助ローラ32との間へ送給さ
れた後、該補助ローラ32で押さえられながら中
継ローラ30にてさらに同方向に送られる。封筒
3によつて封筒終端検知レバー60が作動され、
そのことが終端検知用センサ61によつて検知さ
れると、前述のようにベンダ作動用モータ62が
駆動した後、搬送用モータ23の正転が停止し、
封筒3は可動停止板50に衝接した位置で載置台
28に載置されたまま停止する。
このとき、封筒3は、左右2個の補助ローラ3
2によつて左右2個の中継ローラ30に押し付け
られながら該左右の中継ローラ30の正転に伴い
左右両側に推進力を受けて可動停止板50に衝接
するため、第9図において実線で示すように右斜
めあるいは一点鎖線で示すように左斜めのいずれ
の方向に傾斜して挿入されてきても、二点鎖線で
示すように真直ぐな状態に矯正される。
ところが、第10図に示すように補助ローラ3
2が一個で封筒3の縦中心線より右側に偏倚して
配設されている場合は、同図実線で示すように封
筒3が右斜めに傾斜して挿入されたときは同図鎖
線で示すように矯正できるが、これとは反対に左
斜めに傾斜して挿入されてきたときには矯正する
ことはできない。また、第11図に示すように補
助ローラ32が一個で封筒3の縦中心線より左側
に偏倚して配設されている場合は、同図実線で示
すように封筒3が左斜めに傾斜して挿入されてき
たときは同図鎖線で示すように矯正できるが、右
斜めに傾斜して挿入されてきたときには矯正する
ことができない。さらに、補助ローラ32が一個
で封筒3の縦中心線上に配設されている場合は、
封筒3が左右いずれの方向に傾斜して挿入されて
きても矯正することができない。
上記のようにして可動停止板50に衝接して停
止した封筒3は、該可動停止板50による位置調
整によつて第6図に示すように、フラツプ3aの
基端が載置台28のフラツプ折曲突部28aの上
辺縁と丁度対応するようになつている。
このような状態で、ベンダ作動用モータ62の
駆動に伴いベンダ82が下方に回動し、その嵌合
溝82aが同図に示すようにフラツプ折曲突部2
8aに嵌合すると、封筒3のフラツプ3aは、こ
れら嵌合溝82aとフラツプ折曲突部28aの間
に挟まれて下方に折曲される。また、このとき同
時に封筒押圧部材85も下方に回動し、その押圧
部85aによつて封筒3の本体の先端部を載置台
28上に押し付ける。このため、封筒3は厚手の
ものであつても、そのフラツプ3aの基端がフラ
ツプ折曲突部28aから離れるようなことはな
く、その基端において折曲される。
フラツプ3aがこのように折曲されるとき、フ
ラツプガイド74は同図実線で示すようにこれと
当接しない退避位置まで下方に回動する。一方、
塗布部材76は、一旦下方に回動してその塗布部
76aを糊79に浸漬した後、上方に回動して糊
79中から脱し、糊を付着させたままさらに上方
に回動して塗布部76aを、上記のように既に折
曲されたあるいは折曲中のフラツプ3aの裏面に
摺接させ、これに糊を塗布する。このとき、塗布
部材76は、それ自体ヒータ77によつて加熱さ
れているに加え、その塗布部76aがV字状に折
曲されており、しかも多数の切欠部76bを有す
るため、糊切れが極めて良く、それに付着した糊
が硬化して固まり、その塗布量にムラができると
か、必要以上に付け過ぎるとか、封筒3のフラツ
プ以外の部分まで付けてしまうというようなこと
なく、適量だけムラなく奇麗に塗布する。
ベンダ作動用モータ62の作動中に前述のよう
に搬送用モータ23の逆転は開始され、またこれ
と同時に封筒退避用電磁石89が付勢される。こ
の付勢によつて第7図に示すように封筒退避部材
87が上方に回動され、その左右の腕部87aの
突部87bが載置台28の左右のスリツト29か
ら突出し、封筒3を左右の補助ローラ32ととも
に持ち上げて中継ローラ30から離すため、封筒
3は中継ローラ30が逆転しても返送されること
なく、載置台28上に停止した状態を保持され
る。つまり、封筒3は、搬送用モータ23の逆回
転数が定格に達するまでは、中継ローラ30によ
つえ返送されないように退避される。
搬送用モータ23が定格回転数に達した後、フ
ラツプガイド74、塗布部材76及びベンダ82
がホームポジシヨンに復帰したことがセンサ87
によつて検知されると、封筒退避用電磁石89が
消磁される一方、封筒排出用電磁石44が付勢さ
れる。封筒退避用電磁石89の消勢によつて封筒
退避部材87が下方に復帰回動して封筒3の持ち
上げを解除する一方、封筒排出用電磁石44の付
勢によつて左右の補助ローラ32が封筒3を介し
て上記のように既に逆転している中継ローラ30
に強く押し付けられるため、封筒3は載置台28
上を返送される。
このとき、フラツプガイド74は、第6図鎖線
に示すホームポジシヨンに既に復帰し、その屈曲
部74cはフラツプ折曲突部28aの上辺縁より
高い位置にあり、しかもフラツプ案内部74bは
フラツプ折曲突部28aより低い位置まで下降傾
斜しているため、封筒3の返送に伴いそのフラツ
プ3aは、フラツプガイド74の傾斜したフラツ
プ案内部74bに沿つて持ち上げられながら、上
記のように基端に形成した折り目において折曲さ
れ、封筒3の本体の裏面に重ねられる。従つて、
フラツプ3aは、その裏面に塗布されている糊に
よつて封筒3の本体の裏面に軽く貼着される。ま
た、このとき、封筒3の本体の開口端部もフラツ
プガイド74のフラツプ案内部74bによつて持
ち上げられるため、封筒3は糊容器78内または
搬送ローラ6の下方へ落ち込むのを防止される。
この後、封筒は、直ちに搬送ローラ6と押さえ
ローラ7との間に送られ、これらによつて挟圧さ
れてフラツプ3aを封筒3の本体の裏面に強く貼
着して封緘された後、これら両ローラによつて挿
入口4からハウジング1の外方に排出される。
なお、上記実施例では左右2個の補助ローラ3
2を、揺動自在な共通の車枠37に軸支したが、
それぞれ個別に揺動自在に支承してもよく、また
その数は3個以上であつてもよい。
「考案の効果」 本考案によれば、複数個の中継ローラに対して
それぞれ補助ローラを対向させ、しかもこれら補
助ローラは左右に傾動可能な車枠に軸支し、かつ
該車枠は、通常はバネで水平状態に保持するよう
にするとともに、そのことによつてまた補助ロー
ラをそれぞれ中継ローラに圧接させるため、斜め
に挿入されてきた封筒を真直ぐに矯正できるとと
もに、その厚さが左右異なつても真直ぐ搬送する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は一部
切欠側面図、第2図は同平面図、第3図は第1図
−線の拡大断面図、第4図は中間ローラと補
助ローラによる封筒の挟圧形態の正面図、第5図
はベンダカム、コーテイングカム、フラツプガイ
ドカムとこれらカムによつて回動されるレバーの
関係を示す拡大側面図、第6図はベンダと封筒押
圧部材と塗布部材とフラツプガイドの配置関係を
示す拡大断面図、第7図は封筒の返送を一時的に
保留する部分の拡大側面図、第8図はタイミング
チヤート、第9図ないし第11図は、封筒が傾い
て挿入されたときの補助ローラによる矯正態様を
該補助ローラの数とその位置を相違させて示す説
明図である。 3……封筒、3a……フラツプ、6……搬送ロ
ーラ、7……押さえローラ、28……載置台、3
0……中継ローラ、32……補助ローラ、37…
…車枠、39……軸、43……トーシヨンバネ、
50……可動停止板(ストツパ)、76……塗布
部材、82……ベンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 搬送ローラ6と押さえローラ7とに挟まれて挿
    入された封筒をさらに中継ローラ30で搬送し、
    ストツパ50に衝接させて載置台28上で停止さ
    せ、該封筒のフラツプをベンダ82で折曲すると
    ともに、塗布部材76で糊付けした後、封緘して
    排出する封筒封緘機において、上記中継ローラ3
    0を、封筒の搬送方向とは直交する方向である左
    右方向に間隔をおいて複数個備え、また該中継ロ
    ーラ30の上方位置の軸39により車枠37を左
    右傾動自在に支承し、該車枠37に、中継ローラ
    30にそれぞれ対向する複数の補助ローラ32を
    回転自在に軸支し、また車枠37には、これら補
    助ローラ32を対向する中継ローラ30に圧接さ
    せるべく該車枠37を水平状態に保持するバネ4
    3を掛けたことを特徴とする封筒封緘機。
JP1986022997U 1986-02-21 1986-02-21 Expired JPH045352Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5553598A (en) * 1978-10-16 1980-04-19 Yoshikazu Yui Envelope sealing device

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6014640Y2 (ja) * 1980-05-06 1985-05-09 株式会社テイエスデイ 封筒封止装置

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