JPH0139597Y2 - - Google Patents

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JPH0139597Y2
JPH0139597Y2 JP19307285U JP19307285U JPH0139597Y2 JP H0139597 Y2 JPH0139597 Y2 JP H0139597Y2 JP 19307285 U JP19307285 U JP 19307285U JP 19307285 U JP19307285 U JP 19307285U JP H0139597 Y2 JPH0139597 Y2 JP H0139597Y2
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flap
envelope
bender
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roller
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、搬送ローラと押さえローラとに挟ま
れて挿入された封筒を載置案内板上に載置し、該
載置案内板の先端のフラツプ折曲突部に、上下に
回動するベンダの先端の嵌合溝を嵌合させて封筒
のフラツプを折曲し、糊付けして封緘する封筒封
緘器において、フラツプを上記のように折曲する
フラツプ折曲装置の改良に関する。
「従来の技術」 このような封筒封緘器のフラツプ折曲装置とし
て、従来提案されている特開昭60−172629号公報
に記載のものは、ベンダ(フタ折曲子)が単なる
真直ぐな平板状で、回転するベンダシヤフトに基
端を固着され、また遊端をへ字状に折曲するとと
もに、下端遊端部分に平板を付着することによ
り、ベンダの下面の遊端に逆U字状の嵌合溝を形
成したもので、ベンダを下方に回動させてその下
面の嵌合溝を、載置案内板の先端の垂直なフラツ
プ折曲突部(歯板)に、封筒のフラツプを介して
嵌合することにより、該フラツプを折曲してい
た。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし、このものでは、ベンダが平板状でその
下面に嵌合溝を形成しているため、該嵌合溝がフ
ラツプ折曲突部に嵌合したとき、ベンダの下面と
載置案内板との間隙が非常に狭くなつていた。そ
の結果、特に厚手の封筒の場合には、その封筒本
体上にベンダの下面の平板が当たつてしまい、嵌
合溝とフラツプ折曲突部との嵌合が不充分で、フ
ラツプの折曲が弱く、それが元の真直ぐな状態に
復元するいわゆるスプリングバツグが強いため
に、かかる嵌合の解除後にフラツプが伸びて封緘
ミスを生じることがあつた。
本考案の目的は、このような問題を解消するこ
とにある。
「問題点を解決するための手段」 本考案のフラツプ折曲装置では、第4図を参照
するに、ベンダ72が、上板部74aの先端より
垂下板部74bを下方に折曲垂下させ、この垂下
板部74bの下端に、嵌合溝72aを、前後に対
向する下縁部74c,75aによつて下向きに幅
広となるほぼ逆V字状に形成している。
「作用」 このような構成によると、第5図に示すよう
に、ベンダ72の嵌合溝72aが載置案内板32
のフラツプ折曲突部32aに嵌合したとき、載置
案内板32の上面とベンダ72の上板部74aと
の間隔は、その垂下板部74bの長さ分だけ保持
されるため、ベンダ72の上板部74aが封筒3
に当たるということはない。また、ベンダ72の
嵌合溝72aは垂下板部74bの下端に逆V字状
に形成されているため、それとフラツプ折曲突部
32aとの嵌合深さは深くなる。
「実施例」 以下に本考案の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
第1図ないし第3図に示すように、本封筒封緘
器はハウジング1内に全構成部品を装備した単品
構造になつており、机上で使用できるとともに、
持ち運びできる。ハウジング1の正面外側には供
給案内台2が取り付けられ、封筒3(例えば長形
3号、長形4号、角8号など)は、その底端を先
にしてこの供給案内台2上を案内されながら挿入
口4からハウジング1内に挿入される。挿入口4
の下側には、第4図に示すように上面が上向きに
傾斜した挿入案内台5が立設され、封筒3は、こ
の挿入案内台5によつてやや斜め上向きに案内さ
れ、ハウジング1内に軸支されている下側の搬送
ローラ6と上側の押さえローラ7との間に送り込
まれる。本実施例では、この搬送ローラ6の駆動
及び後述する各種の駆動手段の駆動をハウジング
1内の下側に設置された1台のモータ8によつて
行う。
モータ8の出力軸8aにはプーリ9が固着され
ている。また、ハウジング1内の左右一側に前後
のベアリング10,11によつて横架軸受けされ
たメインシヤフト12の一端にもプーリ13が固
着され、これらプーリ9,13間にベルト14が
掛け渡され、モータ8の回転は先ずこのメインシ
ヤフト12に伝達される。
メインシヤフト12には、給送側小ベベルギヤ
15と返送側小ベベルギヤ16とが互いに逆向き
に回転自在に嵌装されているとともに、ウオーム
17が回転自在に嵌装されている。メインシヤフ
ト12の外周には、両小ベベルギヤ15,16間
に給送・返送反転用クラツチ18、ウオーム17
の一側にカム作動用クラツチ19が装着されてい
る。両小ベベルギヤ15,16は1個の大ベベル
ギヤ20と噛合している。この大ベベルギヤ20
を一端に固着している伝達シヤフト21はハウジ
ング1内を左右に延び、その他端にプーリ22を
固着している。このプーリ22と上記搬送ローラ
6の軸6aに固着されたプーリ23との間にベル
ト24が掛け渡され、モータ8の回転は給送側小
ベベルギヤ15または返送側小ベベルギヤ16を
介して搬送ローラ6に伝達される。
給送・返送反転用クラツチ18は、レバー25
を介して給送・返送反転用電磁石26のプランジ
ヤ27に連結され、この電磁石26によつて切り
換えられる。通常は、給送・返送反転用クラツチ
18は給送側に設定され、メインシヤフト12の
回転が給送側小ベベルギヤ15に伝達されるた
め、搬送ローラ6は第4図矢印方向に回転され、
上記のように挿入されてきた封筒3をハウジング
1内のさらに奥へと給送する。上記押さえローラ
7の至近位置には挿入検知用フオトセンサ28が
配設されており、封筒3は、この押さえローラ7
と搬送ローラ6との間を通つた直後にフオトセン
サ28によつてその挿入を検知されるとともに、
排出されるときにも検知される。
また、カム作動用クラツチ19は、別にレバー
29を介してカム作動用電磁石30のプランジヤ
31に連結されている。この電磁石30がオンに
なつてカム作動用クラツチ19が作動されると、
メインシヤフト12の回転がウオーム17に伝達
される。
上記のように搬送ローラ6によつて給送されて
きた封筒3は、第4図に示すようにハウジング1
内に張設された載置案内板32上に乗る。この載
置案内板32の中途には横長のスリツト33が形
成され、該スリツト33内において中継ローラ3
4がハウジング1に軸架されているとともに、そ
の上側に補助ローラ35が装着されている。中継
ローラ34は、上記搬送ローラ6と同様に上記伝
達シヤフト21に連結され、これと同時に回転さ
れる。補助ローラ35は、シヤフト36に固着さ
れたローラホルダ37に軸支されている。シヤフ
ト36の一端にはレバー38が固着されている。
このレバー38は返送用電磁石39のプランジヤ
40と連結され、この電磁石39がオンになると
補助ローラ35は電磁石39の付勢によつて中継
ローラ35に圧接される。
載置案内板32上における封筒3の浮き上がり
を防止するために、ハウジング1の前壁内側の支
持板41に、弾発力のある平面U形の針金のごと
き封筒押圧杆42の基端が支持されている。封筒
3は、この封筒押圧杆42のV形に屈曲した遊端
部42aによつて載置案内板32上に押し付けら
れ、該載置案内板32に案内されて中継ローラ3
4と補助ローラ35との間に送り込まれる。そし
て、搬送ローラ6から中継ローラ34に引き継が
れて同方向に連続して搬送され、一部分がハウジ
ング1の背面から外方へ突出する。封筒3のこの
突出部分をも案内するために、載置案内板32の
後側部分32bはハウジング1の背面の外側へ延
長し、またこの突出部分が反り上がるのを防止す
るために、上記シヤフト36に反り上がり防止板
43が回動可能に枢支されている。
この反り上がり防止板43の下側には、水平部
44aと垂直部44bとからなる可動停止板44
が、反り上がり防止板43のスリツト45に沿つ
て移動する調整ねじ46によつて前後摺動可能に
取り付けられている。可動停止板44の垂直部4
4bは載置案内板32の上面に当接しており、上
記のように中継ローラ34によつて搬送されてき
た封筒3は、その底端がこの垂直部44bに係接
することによつてそれ以上の搬送を阻止される。
その阻止位置は、調整ねじ46の摘み46aを摘
んで可動停止板44を前後に移動することにより
調整できるもので、その調整を封筒3のサイズに
応じて行うために、可動停止板44の水平部44
aの上面には指示線47、反り上がり防止板43
には、スリツト45に沿つて目盛48がそれぞれ
設けてある。また、反り上がり防止板43の下側
には、停止用フオトセンサ49が取り付けてあ
る。封筒3がこのフオトセンサ49によつて検知
されると、上記カム作動用電磁石30がオンにな
り、上述のようにウオーム17が回転される。
このウオーム17にはウオームホイール50が
噛合しており、その回転はこのウオームホイール
50と同軸の切換カム51に伝達され、これを第
1図反時計方向に回転させる。この切換カム51
は、側面Y字状のカムレバー52の下端部に突設
されたピンまたは小ローラ53と係合しており、
切換カム51が反時計方向に回転すると、カムレ
バー52は軸54を支点に先ず所定量だけ時計方
向に回動された後、次ぎに反時計方向に復帰回動
される。カムレバー52の両上端部には長孔55
が形成され、一方の長孔55にはフラツプガイド
用レバー56に突設されたピン57、他方の長孔
55には糊付け用レバー58に突設されたピン5
9がそれぞれ嵌合している。
フラツプガイド用レバー56を一端に固着して
いるフラツプガイドシヤフト60の中間部には、
第4図に示すように横長のフラツプガイド61が
固着されている。このフラツプガイド61はへ字
状に屈曲した横長板で構成され、上向きに傾斜し
た封筒底端案内部61aと下向きに傾斜したフラ
ツプ案内部61bとを形成している。フラツプガ
イド61は、ウオームホイール50に回転が伝達
されない通常時、つまりホームポジシヨンでは、
同図に示すようにそのフラツプ案内部61bの先
端が、載置案内板32の前辺縁の後述するフラツ
プ折曲突部32aの上辺縁の近傍でそれよりやや
下方に位置し、またその屈曲部61cはフラツプ
折曲突部32aの上辺縁よりやや上方に位置す
る。このため、搬送ローラ6によつて搬入されて
きた封筒3は、フラツプガイド61の封筒底端案
内部61bによつて少し持ち上げられるため、薄
手で撓んでしまうものでも、載置案内板32上に
的確に案内される。フラツプガイド61は、ウオ
ームホイール50に回転が伝達されて上記カムレ
バー52が時計方向に回動すると、下方へ回動さ
れる。
一方、上記糊付け用レバー58を一端に固着し
ている糊付けシヤフト62の中間部には、同図に
示すように熱伝動性の良好な金属板よりなる横長
の塗布部材63が固着されている。この塗布部材
63は、基端側半部63aが下向きに緩く傾斜し
ているとともに、先端側半部63bが下向きに急
傾斜し、その遊端部はV字状に折曲した塗布部6
3cになつている。また、この塗布部63cの先
端縁部を除く先端側半部63bに、左右に一定の
間隔をおいて多数の切欠孔63dを形成してい
る。この塗布部材63の基端側半部63a上に
は、これを加熱する塗布部材加熱手段として電熱
式ヒータ64が取り付けられ、該ヒータ64はカ
バー65によつて保護されている。塗布部材63
は、載置案内板32の下方において上記のように
糊付けシヤフト62に固着され、通常は同図に示
すように塗布部63cを糊68中に浸漬する下方
位置にあるが、カムレバー52が上記のように時
計方向に回動すると、上方へ回動される。
なお、ヒータ64を塗布部材63以外の適宜な
場所に設置し、塗布部材63を間接的に加熱して
も良く、あるいはまた、糊加熱用ヒータ69の熱
を熱伝動性の良好な部材によつて塗布部材63に
導いて間接加熱し、塗布部材63専用のヒータを
省略しても良い。
塗布部材63の下方に糊容器66が着脱自在に
設置されている。この糊容器66は、ハウジング
1とは独立しており、該ハウジング1内の中間部
に配設されたケーシング67内に着脱自在に装填
される。糊容器66内には熱溶解性の糊(ホツト
メルト)68が入つており、塗布部材63は、下
方位置にあるとときその少なくとも塗布部63c
をこの糊68中に浸漬する。このように塗布部材
63が浸漬される部分の下方で糊容器66の外底
面には、糊加熱用電熱式ヒータ69が取り付けら
れ、該ヒータ69もカバー70で保護されてい
る。このヒータ69は、糊容器66の底面全域を
加熱してその中の糊全部を溶解するほどの大きさ
及び発熱量はなく、塗布部材63が浸漬される部
分についてのみ糊68を部分的に加熱して溶解さ
せる大きさ及び発熱量になつている。
次ぎに、本考案に係るフラツプ折曲装置は、載
置案内板32の上方に横架されたベンダシヤフト
71に、ベンダ72を止めねじ73によつて着脱
自在に取り付けている。このベンダ72は、上板
部74aの先端に垂下板部74bを折曲垂下した
L字状の横長板74の内側、つまりその垂下板部
74bの内側面に横長の添え板75を付着し、こ
れら垂下板部74bの下縁部74cと添え板75
の下縁部75aとの間に、下向きに幅広となるほ
ぼ逆V字形の嵌合溝72aを形成し、さらにこれ
らに上記封筒押圧杆42の挿通を許容するスリツ
ト74d及び75bを設けたものである。
ベンダシヤフト71の一端には、マイクロスイ
ツチ76を作動させるスイツチ作動カム77が固
着され、また他端には該ベンダシヤフト71が一
定量だけ回転したときオンになるロータリスイツ
チ78が装着されている。スイツチ作動カム77
は、リンク79を介して上記ウオームホイール5
0に連結され、その回転を伝達される。ベンダ7
2は、ウオームホイール50に回転が伝達されな
い通常時には、第4図に示すように上方のホーム
ポジシヨンに保持されているが、ウオームホイー
ル50に上述のように回転が伝達されると、その
回転がさらにリンク79を介してベンダシヤフト
71に伝達されることにより、上記載置案内板3
2の前辺縁に向かつて下方へ回動する。
なお、ベンダ72の横長板74と添え板75と
は一体に成形してもよい。
載置案内板32の前辺縁には、その上面に対し
鈍角をなして斜め上方に突出するフラツプ折曲突
部32aが設けられている。このフラツプ折曲突
部32aは、ベンダ72の嵌合溝72aと嵌脱自
在に嵌合できる大きさになつている。
次ぎに、本封筒封緘器の全体の動作について説
明する。
搬送ローラ6によつて挿入されてきた封筒3が
中継ローラ34に引き継がれて搬送され、停止用
フオトセンサ49によつて検知されると、カム作
動用電磁石30がオンになり、カム作動用クラツ
チ19が入つてメインシヤフト12の回転がウオ
ーム17に伝達され、さらにその回転がウオーム
ホイール50を介して切換カム51に伝達され、
カムレバー52が第1図において先ず時計方向に
回動する。これにより、フラツプガイド用レバー
56が反時計方向に回動してフラツプガイド61
が第4図に示すホームポジシヨンから下方に回動
されるとともに、糊付け用レバー58が反時計方
向に回動して塗布部材63が上方へ回動される。
また、これと同時に、ウオームホイール50の回
転がリンク79を介してスイツチ作動カム77に
伝達され、該スイツチ作動カム77が時計方向に
回転することにより、ベンダ74が下方へ回動さ
れるとともに、マイクロスイツチ76がオンより
第5図に示すようにオフになる。
この間、給送・返送反転用電磁石26は依然と
してオフ状態であるため、給送・返送反転用クラ
ツチ18は給送側に設定されたままで、中継ロー
ラ34が引き続き同方向(第4図反時計方向)に
回転されるため、封筒3は、その底端が可動停止
板44に係接して停止した後もさらに中継ローラ
34によつて給送力を受け、かかる停止状態に保
持される。このとき、封筒3は、可動停止板44
による位置調整によつて第4図に示すように、フ
ラツプ3aの基端が載置案内板32のフラツプ折
曲突部32aの上辺縁と丁度対応するようになつ
ている。
このような状態で、第5図に示すようにベンダ
72がさらに下方へ回動してその嵌合溝72aが
フラツプ折曲突部32aと嵌合すると、封筒3の
フラツプ3aは、これら嵌合溝76とフラツプ折
曲突部32aとの間に挟まれて下方に折曲され
る。このとき、嵌合溝72aはフラツプ3aの基
端部を折曲させながらこれを介してフラツプ折曲
突部32aに嵌合するが、嵌合溝72aは下向き
に幅広になつているため、その嵌合はスムーズに
行われる。また、このように幅広になつているこ
とにより、フラツプ折曲突部32aの上辺縁以外
の部分では、フラツプ3aが介在しても、フラツ
プ折曲突部32aと嵌合溝72aの内面との間に
下端に向かつて徐々に広くなる間隙が残るため、
厚手の封筒の場合にも、そのフラツプ3aはフラ
ツプ折曲突部32aの上辺縁に集中するような折
曲力を受け、該上辺縁に沿つて折り目を形成して
尖鋭に折曲される。
フラツプ3aがこのように折曲されるとき、同
図に示すようにフラツプガイド61はこれと当接
しない退避位置まで下方に回動する。一方、塗布
部材63は、上方へ回動してその先端の塗布部6
3cを糊68中から脱し、糊を付着させたままさ
らに上方へ回動して塗布部63cを、上記のよう
に既に折曲されたあるいは折曲中のフラツプ3a
の裏面に摺接させ、これに糊を塗布する。このと
き、塗布部材63は、これ自体ヒータ64によつ
て加熱されているのに加え、その塗布部63cが
V字状に折曲しており、しかも多数の切欠孔63
dを開設しているため、糊切れが極めて良く、そ
れに付着した糊が硬化して固まり、その塗布量に
ムラができるとか、必要以上に付け過ぎるとか、
封筒3のフラツプ以外の部分にまで付けてしまう
というようなことなく、適量だけムラなく奇麗に
塗布する。
このように、カムレバー52の時計方向への回
動に伴い、ベンダ72とフラツプガイド61と塗
布部材63とが第5図に示すような状態になるま
で回動すると、次ぎにカムレバー52が反時計方
向に復帰回動することにより、フラツプガイド用
レバー56が時計方向に回動してフラツプガイド
61が上方へ復帰回動するとともに、糊付け用レ
バー58が時計方向に復帰回動して塗布部材63
が下方に復帰回動する。また、このとき同時に、
スイツチ作動カム77は反時計方向に回転するた
め、マイクロスイツチ76がオフよりオンになる
とともに、ベンダ72が上方に復帰回動してその
嵌合溝72aがフラツプ折曲突部32aから外れ
る。そして、これらベンダ72、フラツプガイド
61及び塗布部材63が第4図に示すホームポジ
シヨンに復帰すると、ロータリスイツチ78がオ
ンになり(このときマイクロスイツチ76は上記
のようにオンになつている)、カム作動用電磁石
30がオフになる一方、給送・返送反転用電磁石
26及び返送用電磁石39がオンになる。
カム作動用電磁石30がオフになることによ
り、カム作動用クラツチ19が切れてウオームホ
イール50及び切換カム51への回転伝達は停止
する。また、給送・返送反転用電磁石26がオン
になることにより、給送・返送反転用クラツチ1
8が返送側に切り替わり、メインシヤフト12の
回転が返送用小ベベルギヤ16を介して大ベベル
ギヤ20に伝達されるため、中継ローラ34及び
搬送ローラ6は第4図の場合とは逆に第6図矢印
方向に回転される。さらに、返送用電磁石39が
オンになることにより、補助ローラ35が中継ロ
ーラ34に押し付けられる。このため、上記のよ
うに載置案内板32上に停止保持されていた封筒
3は、該載置案内板32に沿つて返送される。
このとき、フラツプガイド61はホームポジシ
ヨンに既に復帰し、その屈曲部61cはフラツプ
折曲突部32aの上辺縁より高い位置にあり、し
かもフラツプ案内部61bはフラツプ折曲突部3
2aより低い位置まで傾斜しながら下降している
ため、封筒3の返送に伴いそのフラツプ3aは、
フラツプガイド61の傾斜したフラツプ案内部6
1bに沿つて持ち上げられながら、上記のように
基端に形成した折り目において折曲され、封筒3
の本体の裏面に重ねられる。従つて、フラツプ3
は、その裏面に塗布されている糊によつて封筒3
の本体の裏面に軽く貼着される。また、このと
き、封筒3の本体の開口端部もフラツプガイド6
1のフラツプ案内部61bによつて持ち上げられ
るため、封筒3は糊容器66内または搬送ローラ
6の下方へ落ち込むのを防止される。
この後、封筒3は、直ちに搬送ローラ6と押さ
えローラ7との間に送られ、これらによつて挟圧
されてフラツプ3aを封筒3の本体の裏面に強く
貼着して封緘された後、これら両ローラによつて
挿入口4からハウジング1の外方へ排出される。
なお、上記実施例では、フラツプガイド61
を、プラツプガイドシヤフト60を支点に上下に
回動する構成にしたが、上下に摺動する構成にし
ても良い。また、その封筒底端案内部61aは固
定式にし、フラツプ案内部61bのみ上下に変位
する構造にしても良い。さらに、上記実施例で
は、封筒3を挿入口4から排出するようにした
が、別に排出口を設けてここから排出しても良
い。また、塗布部材としては、実施例のような上
下に回動する板状のものに限らず塗布ローラであ
つても良い。この場合、それを加熱するヒータは
その中に内蔵する。
「考案の効果」 以上詳述した通り本考案のフラツプ折曲装置に
よれば次ぎのような効果がある。
ベンダの上板部の先端に垂下板部を設け、こ
の下端に嵌合溝を形成したため、この嵌合溝が
載置案内板のフラツプ折曲突部と嵌合したと
き、載置案内板の上面とベンダの上板部の下面
との間隔を、ベンダの垂下板部の長さだけ保持
でき、また嵌合溝が逆V字状であるためその嵌
合深さが深くなるので、従来のようにベンダの
下面の平板が封筒本体上に当たつて嵌合溝とフ
ラツプ折曲突部との嵌合が不充分で、フラツプ
の折曲が弱く、伸びてしまつて封緘ミスを生じ
るというようなことはなくなり、厚手の封筒で
も事後のスプリングバツク少なく的確に折曲で
き、封緘を常に確実に行える。
ベンダをベンダシヤフトに着脱自在に取り付
ければ、これを取り外すことによつてその下方
の部品を露呈できるため、保守・点検が容易で
ある。
載置案内板のフラツプ折曲突部を、載置案内
板の上面に対し鈍角をもつて斜め上方に突出さ
せれば、該フラツプ折曲突部を上方に直角に折
曲突出させていた従来のもののように、返送さ
れる封筒がこのフラツプ折曲突部によつて返送
を阻止され、巻回して破損する、というような
ことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は一部
切欠側面図、第2図は同平面図、第3図は同正面
図である。第4図ないし第6図はその動作説明図
で、第4図は挿入された封筒が停止保持されてい
る状態、第5図は糊付け状態、第6図は封筒が返
送される状態をそれぞれ示す。 3……封筒、3a……フラツプ、6……搬送ロ
ーラ、7……押さえローラ、32……載置案内
板、32a……フラツプ折曲突部、71……ベン
ダシヤフト、72……ベンダ、72a……嵌合
溝、74a……上板部、74b……垂下板部、7
4c,75a……下縁部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 搬送ローラと押さえローラとに挟まれて挿入
    された封筒を載置案内板上に載置し、該載置案
    内板の先端のフラツプ折曲突部に、上下に回動
    するベンダの先端の嵌合溝を嵌合させて封筒の
    フラツプを折曲し、糊付けして封緘する封筒封
    緘器において、上記ベンダが、上板部の先端よ
    り垂下板部を下方に折曲垂下させ、この垂下板
    部の下端に、上記嵌合溝を、前後に対向する下
    縁部によつて下向きに幅広となるほぼ逆V字状
    に形成したことを特徴とする封筒封緘器のフラ
    ツプ折曲装置。 2 ベンダを、回転するベンダシヤフトに着脱自
    在に取り付けたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の封筒封緘器のフラツ
    プ折曲装置。 3 フラツプ折曲突部を、載置案内板の前辺縁
    に、その上面に対し鈍角をもつて斜め上方に突
    出させて設けたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第2項に記載の封筒封緘器のフラツ
    プ折曲装置。
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