JP3602417B2 - 中綴じ製本用糊付け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定順序でフィードされる用紙の中心線を折り目として二つ折りし、最終紙を除いて当該折り目部分外側に糊を施し、最終紙を含めて一冊分に集積し、当該一冊分の糊つけ部分をプレスすることにより中綴じ製本を行なう中綴じ製本装置において使用される中綴じ製本用糊付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、中綴じ方式によって製本する場合には、所定順序でフィードされる用紙の中心線を折り目として二つ折りし、最終紙を含めて一冊分に集積した後、折り目部分を針金により綴じ合わることにより製本するのであった。
このような針金による綴じ合わせて製本された本は、針金の末端が紙から露出し読者の指を傷つけたり、針金部分の用紙が破れて当該用紙が本から外れてしまうという欠点があった。
【0003】
また、上述のような針金で中綴じした本は、針金を除去しなければリサイクルができず、リサイクルに必要以上に時間と費用を要することとなり、結局、リサイクルされずに焼却処分されたりしていた。
このような従来の針金による中綴じ製本方式の欠点を解消することができ、かつ、リサイクルにも適する中綴じ製本機が提案されている(特開平11−301137号公報参照)。
【0004】
この従来の中綴じ製本機は、カット紙を表面を下にして、表紙から本文の順に一枚づつ送り出し、カット紙の中心線上にセンサーによってコントロールされるノヅルにより最終紙を除き線糊を施しながら、1冊分の所定の枚数に達するまで集積し、最後に中心線を折り目として、2つ折りながら線糊部をプレスしてブックに製本するようにしたものである。
この中綴じ製本機によれば、針金を使用しないため、上述した指を傷つけたり紙が外れたりする欠点を解消でき、また、リサイクルにも向いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の中綴じ製本機によれば次のような欠点があった。
(1)カット紙が平面状のときに、その中心に線糊を施すため、線糊を施したカット紙の折り曲げ時に中心線が狂い、異なった部分で接着してしまう欠点があった。
(2)カット紙の移動速度に同期させてノヅルから糊を一定量供給することにより線糊を施すのであるが、その際にノヅルから排出させる糊の量の調整が難しく、この調整が適正でないと、糊が多すぎたり、少なすぎたりして、カット紙を適正に接着製本できないという欠点があった。
(3)ノヅルの配置するさいに高い精度が要求され、適正でないと異なる位置に線糊を施してしまう欠点があった。
(4)カット紙とカット紙との間でノヅル先端から糊が滴下しないようする装置が必要となる欠点があった。
(5)センサーでカット紙先端を検出し、ノヅルから糊を吐き出して線糊を施すため、センサーの検出面が汚れ等でカット紙先端を検出できないときには、線糊が施せず、また、センサーからの検出信号を基にノヅルから糊を吐き出させる制御装置が必要となるといという欠点があった。
本発明は、上述した欠点を解消し、簡単な構造で、しかも、確実かつ正確に糊つけできる中綴じ製本用糊付け装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願請求項1に係る発明に係る中綴じ製本用糊付け装置は、所定順序でフィードされる用紙の中心線を折り目として二つ折りし、最終紙を除いて当該折り目部分外側に糊を施し、最終紙を含めて一冊分に集積し、当該一冊分の糊つけ部分をプレスすることにより中綴じ製本を行なう中綴じ製本装置において使用される中綴じ製本用糊付け装置であって、
円筒形状の外周壁部分に設けた断面略V字形状溝、当該断面略V字形状溝の中央より所定幅の両外側に設けたOリングを設け、かつ糊つけタイミングには下降して当該折り目部分外側に接触して糊をつけ、当該タイミング以外には上昇している糊付けローラーと、 前記糊付けローラーに対向する位置に配置された下部ローラーガイドと、
糊を収容する糊タンクと、
前記糊タンクの底側に配置された回転ローラーと、
前記糊タンク内の回転ローラーと前記糊付けローラーとの間に掛け渡されていて、前記糊付けローラーのOリングの間の所定幅の内部に通され、かつ、前記糊タンクと前記糊付けローラーとの間を回動運動し、前記糊タンク内の糊を前記糊付けローラーに送給する糊送給用スプリングワイヤーと、
前記糊タンクに設けられていて、前記糊タンクから前記糊付けローラーに向かう前記糊送給用スプリングワイヤーを挿通し、糊が前記糊送給用スプリングワイヤーに一定量以上付着させない糊量調整器と、
前記用紙の送り速度に同期して動作し、当該折り目部分外側の用紙端面両側から一定長さの糊づけしないタイミングでは前記糊付けローラーを上昇させ、糊つけタイミングには下降させるローラー駆動機構と、
前記糊送給用スプリングワイヤーに回動力を付与するワイヤー駆動機構とを備え、
前記糊付けローラーと前記下部ローラーガイドとの間を用紙が通過する構造としてなることを特徴とするものである。
本願請求項2に係る発明では、請求項1記載の中綴じ製本用糊付け装置において、前記ワイヤー駆動機構は、回転駆動力を供給する電動機と、前記中綴じ製本装置が停止中に電動機を駆動する制御回路と、駆動力を切り換えるラチェットクラッチとを備え、
前記中綴じ製本装置が動作中には前記中綴じ製本装置からの駆動力を前記ラチェットクラッチを介して受け取り、前記中綴じ製本装置が停止中には前記制御回路により動作させた電動機からの駆動力を前記ラチェットクラッチを介して受け取り、前記糊送給用スプリングワイヤーの回動力に使用するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1ないし図6は本発明の実施の形態に係り、図1は本発明の実施の形態に係る中綴じ製本用糊付け装置を配置した中綴じ製本装置を示す平面図である。
この図1において、中綴じ製本装置1は、高速自動入紙掛機2と、高速用自動表紙折掛機3と、全自動高速中綴機4と、全自動三方裁断機5とから構成されている。また、本発明の実施の形態に係る中綴じ製本用糊付け装置10は、高速自動入紙掛機2の間に配置されている。
【0008】
所定順序でフィードされる用紙は、高速自動入紙掛機2により、その用紙の中心線を折り目として二つ折りにして山掛けされる。また、この二つ折りにして山掛けされた用紙は、中綴じ製本用糊付け装置10により最終紙を除いて当該用紙の折り目部分外側に接触して糊を施す。
【0009】
最終紙は、高速用自動表紙折掛機3により、その用紙の中心線を折り目として二つ折りされる。
最終紙を含めて一冊分に全自動高速中綴機4において集積され、当該一冊分の糊つけ部分を全自動高速中綴機4によりプレスすることにより中綴じ製本を行なう。
最後に、中綴じ製本された本は、全自動三方裁断機5により、糊つけ部を除いた三方を裁断されて最終的な完成本にされる。
【0010】
図2は同中綴じ製本用糊付け装置を示す正面図、図3は同中綴じ製本用糊付け装置を図2より拡大して示す側面図である。図4は、同中綴じ製本用糊付け装置を図2より拡大して示す裏面図である。
【0011】
中綴じ製本用糊付け装置10は、図1ないし図4に示すように、糊つけタイミングには下降して当該用紙の折り目部分外側に接触して糊をつけ、当該タイミング以外には上昇している糊付けローラー11と、糊を収容する糊タンク12と、前記糊タンク12と前記糊付けローラー11との間で回動運動し、前記糊タンク12内の糊を前記糊付けローラー11に送給する糊送給用スプリングワイヤー13と、前記糊付けローラー11を、糊つけタイミングには下降させるとともに当該タイミング以外には上昇させておくローラー駆動機構14と、前記糊送給用スプリングワイヤー13に回動力を付与するワイヤー駆動機構15とからなり、糊付けローラー11、糊タンク12、ローラー駆動機構14およびワイヤー駆動機構15が基台16に取り付けられている。
【0012】
前記基台16は、図3に示すように、基礎部材17から立設する柱体18と、この柱体18の頂部から左右に延びる腕19,20とにより略T字状に構成されるとともに、基礎部材17から逆L字状に載置台21が配置されて構成されている。
前記腕19の先端には、駆動ローラ22と、従動ローラ23とが所定の間隔を隔てて回動可能に固定部材24を介して固定されており、かつ、駆動ローラ22を回転駆動する動力ローラ25が前記固定部材24と固定板26とを介して固定されている。また、腕20の先端には、所定の間隔を隔てて従動ローラ28,29が固定部材27を介して回動可能に固定されている。
【0013】
この腕20の下側には上記柱体18に固定板31が固定されており、この固定板31にはローラー固定板30が図2および図3に示すように固定軸30aにより上下動可能に固定されている。このローラー固定板30には、糊付けローラー11が回動可能に固定されている。
前記基台16の隣接する位置には、鞍体31が配置されている。この鞍体31には下部ローラーガイド32,32が設けられている。この下部ローラーガイド32,32は、糊付けローラー11に対向する位置に配置されており、糊付けローラー11と下部ローラーガイド32との間を用紙が通過する構造になっている。なお、符号33はベルトコンベアである。
【0014】
前記載置台21には糊タンク12が固定されており、この糊タンク12の底側には回転ローラー34が配置されている。
糊送給用スプリングワイヤー13は、糊タンク12内の回転ローラー34と、駆動ローラ22と、従動ローラ28と、糊付けローラー11と、従動ローラ29と、従動ローラ23と、再び、糊タンク12内の回転ローラー34とに掛け渡されている。
【0015】
糊送給用スプリングワイヤー13は、駆動ローラ22の回転により、糊タンク12内の回転ローラー34、駆動ローラ22、従動ローラ28、糊付けローラー11、従動ローラ29、従動ローラ23、再び、糊タンク12内の回転ローラー34の間を回動運動するようになっている。なお、糊送給用スプリングワイヤー13は、スプリングワイヤーであるため、伸縮可能である。また、糊送給用スプリングワイヤー13は、上記構造により、糊タンク12と糊付けローラー11との間を回動運動し、糊タンク12内の糊を糊付けローラー11に送給できるようになっている。
【0016】
前記ローラー駆動機構14は、糊つけカム35と、リンク機構36とからなり、リンク機構36が固定軸30aに連結されている。このローラー駆動機構14は、糊つけカム35とリンク機構36の作用により、前記用紙の送り速度(ベルトコンベア33の移動速度)に同期して動作し、当該用紙の折り目部分外側の用紙端面両側から一定長さには糊づけできないタイミングで糊付けローラー11を上下動させる機構である。
【0017】
前記ワイヤー駆動機構15は、回転駆動力を供給する電動機(図示せず)と、前記中綴じ製本装置が停止中に電動機を駆動する制御回路(図示せず)と、駆動力を切り換えるラチェットクラッチ37と、ラチェットクラッチ37に設けた駆動ローラー38と、この駆動ローラー38と糊つけカム35と中綴じ製本装置1の駆動シャフト39のローラー40との間に掛け渡されたベルト41と、ラチェットクラッチ37に固定されている駆動ローラー42と、この駆動ローラー42と動力ローラ25との間に掛け渡されたベルト43とを備えている。
【0018】
また、ワイヤー駆動機構15は、前記中綴じ製本装置1が動作中には中綴じ製本装置1からの駆動力をローラー40、ベルト41、ラチェットクラッチ37を介して受け取り、駆動ローラー42、ベルト43、動力ローラ25を介して駆動ローラ22を回転させる。これにより、糊送給用スプリングワイヤー13を回動運動させることができる。
【0019】
また、中綴じ製本装置1が停止中には、前記制御回路が停止を検出し、電動機を駆動するようになっている。この電動機からの駆動力は、ラチェットクラッチ37を介して受け取り、糊送給用スプリングワイヤー13の回動運動に使用するようになっている。なお、このときの糊送給用スプリングワイヤー13の回転速度は、通常の使用状態よりも遅くする。これは、糊を乾燥させないようにするためである。
【0020】
前記糊タンク12には糊量調整器45が設けられており、糊量調整器45は糊タンク12から糊付けローラー11に向かう糊送給用スプリングワイヤー13を挿通し、糊が糊送給用スプリングワイヤー13に一定量以上付着させないようにする手段である。
【0021】
図5は同中綴じ製本用糊付け装置に使用される糊付けローラーをさらに拡大して示す正面図であり、図6は同糊付けローラーの側面図である。
糊付けローラー11は、円筒形状50の外周壁部分51に設けた略V字形状溝52と、当該略V字形状溝52の中央より所定幅Wの両外側に設けたOリング53,53とからなり、前記所定幅Wの内部を糊送給用スプリングワイヤー13が通る形状にしたものである。これにより、図6に示すように、糊送給用スプリングワイヤー13からはみ出した糊がOリング53,53により用紙55の折り目56の両側に付着させることができる。
【0022】
このような中綴じ製本用糊付け装置の動作について説明する。高速自動入紙掛機2により二つ折りにされた用紙55は、ベルトコンベア33により中綴じ製本用糊付け装置10の位置に運ばれてくると、糊つけカム35の作用により、糊付けローラー11が徐々に下降させる。このとき、用紙55は、下部ローラーガイド32にガイドされて、用紙55の先頭紙端部が糊付けローラー11の下端位置より少し動いた位置になると、糊付けローラー11は用紙55の折り目56に接触する。
【0023】
そして、用紙55の折り目56の部分に糊付けローラー11の糊送給用スプリングワイヤー13が接触し、かつ、当該折り目56の両側にOリング53,53が接触し、かつ、糊送給用スプリングワイヤー13の回動運動の速度と、用紙55の移動速度が同じになって移動するため、糊送給用スプリングワイヤー13に付着している糊は用紙55の折り目56の外側に付着し、糊送給用スプリングワイヤー13からはみ出した糊はOリング53,53により当該折り目56の外側に付着させる。
【0024】
また、糊送給用スプリングワイヤー13は、回動運動しているため、糊を次々と用紙55に付着させることができる。
そして、用紙55の後部紙端部が糊付けローラー11の下端にくる所定時間前に糊付けローラー11は、糊つけカム35の作用により上昇することになる。
これにより、用紙55の両紙端部から所定の距離の部分に糊が付着してない部分が形成される。
【0025】
このようにして糊つけされた用紙55は、次の全自動高速中綴機4に移動し、最終紙(表紙)を含めて一冊分に全自動高速中綴機4において集積され、当該一冊分の糊つけ部分を全自動高速中綴機4によりプレスすることにより中綴じ製本を行なう。
【0026】
最後に、中綴じ製本された本は、全自動三方裁断機5により、糊つけ部を除いた三方を裁断されて最終的な完成本にされる。
上述のように構成した中綴じ製本用糊付け装置が上述したように動作するので、次のような利点がある。
【0027】
(1)用紙55が二つ折りされて折り目56が付けられており、この折り目56に糊付けローラー11の糊送給用スプリングワイヤー13から糊を付着させるため、正確な糊つけができるという利点がある。
(2)糊送給用スプリングワイヤー13に付着して糊を糊量調整器45で調整し、かつ、糊送給用スプリングワイヤー13が用紙55の折り目56に接触して付着させるため、適正な量の糊を付着させることができ、用紙55を適正に接着製本することができる。
(3)糊付けローラー11とOリング53,53とに挟まれた状態で糊つけされるため、用紙55の折り目56に常に適正に糊つけできる。
(4)糊送給用スプリングワイヤー13から糊が落ちることがないので、糊の滴下を防止する装置が不要である。
(5)機械的に糊付けローラー11の上下動を行っているのであるので、特別な装置を必要とせず、確実に糊つけができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形や変更をすることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、所定順序でフィードされる用紙の中心線を折り目として二つ折りし、最終紙を除いて当該折り目部分外側に糊を施し、最終紙を含めて一冊分に集積し、当該一冊分の糊つけ部分をプレスすることにより中綴じ製本を行なう中綴じ製本装置において使用される中綴じ製本用糊付け装置であって、円筒形状の外周壁部分に設けた断面略V字形状溝、当該断面略V字形状溝の中央より所定幅の両外側に設けたOリングを設け、かつ糊つけタイミングには下降して当該折り目部分外側に接触して糊をつけ、当該タイミング以外には上昇している糊付けローラーと、前記糊付けローラーに対向する位置に配置された下部ローラーガイドと、糊を収容する糊タンクと、前記糊タンクの底側に配置された回転ローラーと、前記糊タンク内の回転ローラーと前記糊付けローラーとの間に掛け渡されていて、前記糊付けローラーのOリングの間の所定幅の内部に通され、かつ、前記糊タンクと前記糊付けローラーとの間を回動運動し、前記糊タンク内の糊を前記糊付けローラーに送給する糊送給用スプリングワイヤーと、前記糊タンクに設けられていて、前記糊タンクから前記糊付けローラーに向かう前記糊送給用スプリングワイヤーを挿通し、糊が前記糊送給用スプリングワイヤーに一定量以上付着させない糊量調整器と、前記用紙の送り速度に同期して動作し、当該折り目部分外側の用紙端面両側から一定長さの糊づけしないタイミングでは前記糊付けローラーを上昇させ、糊つけタイミングには下降させるローラー駆動機構と、前記糊送給用スプリングワイヤーに回動力を付与するワイヤー駆動機構とを備え、前記糊付けローラーと前記下部ローラーガイドとの間を用紙が通過する構造としてなるので、用紙の折り目の部分に、糊付けローラーとOリングとの間の糊送給用スプリングワイヤーが接触し、かつ、糊送給用スプリングワイヤーの回動速度と、用紙の移動速度が同じになって移動し、糊送給用スプリングワイヤーに付着している糊を用紙の折り目に付着するとともに、前記糊送給用スプリングワイヤーからはみ出した糊が前記Oリングにより折り目外側に付着させることができ、確実かつ正確な糊付けができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る中綴じ製本用糊付け装置を配置した中綴じ製本装置を示す平面図である。
【図2】同中綴じ製本用糊付け装置を示す正面図である。
【図3】同中綴じ製本用糊付け装置を示す側面図である。
【図4】同中綴じ製本用糊付け装置を示す裏面図である。
【図5】同中綴じ製本用糊付け装置に使用される糊付けローラーを拡大して示す正面図である。
【図6】同糊付けローラーの側面図である。
【符号の説明】
1 中綴じ製本装置
2 高速自動入紙掛機
3 高速用自動表紙折掛機
4 全自動高速中綴機
5 全自動三方裁断機
10 中綴じ製本用糊付け装置
11 糊付けローラー
12 糊タンク
13 糊送給用スプリングワイヤー
14 ローラー駆動機構
15 ワイヤー駆動機構
16 基台
17 基礎部材
18 柱体
19,20 腕
21 載置台
22 駆動ローラ
23,28,29 従動ローラ
24 固定部材
25 動力ローラ
26,29 固定板
30 ローラー固定板
31 鞍体
32 下部ローラーガイド
33 ベルトコンベア
34 回転ローラー
35 糊つけカム
36 リンク機構
37 ラチェットクラッチ
45 糊量調整器
50 円筒形状
51 外周壁部分
52 略V字形状溝
53 Oリング

Claims (2)

  1. 所定順序でフィードされる用紙の中心線を折り目として二つ折りし、最終紙を除いて当該折り目部分外側に糊を施し、最終紙を含めて一冊分に集積し、当該一冊分の糊つけ部分をプレスすることにより中綴じ製本を行なう中綴じ製本装置において使用される中綴じ製本用糊付け装置であって、
    円筒形状の外周壁部分に設けた断面略V字形状溝、当該断面略V字形状溝の中央より所定幅の両外側に設けたOリングを設け、かつ糊つけタイミングには下降して当該折り目部分外側に接触して糊をつけ、当該タイミング以外には上昇している糊付けローラーと、 前記糊付けローラーに対向する位置に配置された下部ローラーガイドと、
    糊を収容する糊タンクと、
    前記糊タンクの底側に配置された回転ローラーと、
    前記糊タンク内の回転ローラーと前記糊付けローラーとの間に掛け渡されていて、前記糊付けローラーのOリングの間の所定幅の内部に通され、かつ、前記糊タンクと前記糊付けローラーとの間を回動運動して前記糊タンク内の糊を前記糊付けローラーに送給する糊送給用スプリングワイヤーと、
    前記糊タンクに設けられていて、前記糊タンクから前記糊付けローラーに向かう前記糊送給用スプリングワイヤーを挿通し、糊が前記糊送給用スプリングワイヤーに一定量以上付着させない糊量調整器と、
    前記用紙の送り速度に同期して動作し、当該折り目部分外側の用紙端面両側から一定長さの糊づけしないタイミングでは前記糊付けローラーを上昇させ、糊つけタイミングには下降させるローラー駆動機構と、
    前記糊送給用スプリングワイヤーに回動力を付与するワイヤー駆動機構とを備え、 前記糊付けローラーと前記下部ローラーガイドとの間を用紙が通過する構造としてなることを特徴とする中綴じ製本用糊付け装置。
  2. 前記ワイヤー駆動機構は、回転駆動力を供給する電動機と、前記中綴じ製本装置が停止中に電動機を駆動する制御回路と、駆動力を切り換えるラチェットクラッチとを備え、
    前記中綴じ製本装置が動作中には前記中綴じ製本装置からの駆動力を前記ラチェットクラッチを介して受け取り、前記中綴じ製本装置が停止中には前記制御回路により動作させた電動機からの駆動力を前記ラチェットクラッチを介して受け取り、前記糊送給用スプリングワイヤーの回動力に使用するようにしたことを特徴とする請求項1記載の中綴じ製本用糊付け装置。
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