JP2898152B2 - 封入封緘装置 - Google Patents
封入封緘装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は封入封緘装置に係り、特
にダイレクトメール等の封入物を1枚ずつ自動的に取出
して封筒に封入して封緘するための封入封緘装置に関す
る。
にダイレクトメール等の封入物を1枚ずつ自動的に取出
して封筒に封入して封緘するための封入封緘装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ダイレクトメール等の封入物
を封筒等に自動的に挿入して封緘する封入封緘装置が多
く用いられている。
を封筒等に自動的に挿入して封緘する封入封緘装置が多
く用いられている。
【0003】図7はこのような従来の封入封緘装置を示
したもので、所定の封入物1が供給される基台2の一側
には、所定の封筒3が搬送されるようになされており、
この封筒3は、封筒3の開口部一端縁に連続して形成さ
れたフラップ4が前記基台2の下側に位置するととも
に、前記フラップ4の折目5が前記基台2の側縁近傍に
位置するように配置されるようになっている。
したもので、所定の封入物1が供給される基台2の一側
には、所定の封筒3が搬送されるようになされており、
この封筒3は、封筒3の開口部一端縁に連続して形成さ
れたフラップ4が前記基台2の下側に位置するととも
に、前記フラップ4の折目5が前記基台2の側縁近傍に
位置するように配置されるようになっている。
【0004】また、前記基台2の上方には、揺動アーム
6がその上端部の軸を中心として揺動自在に配設されて
おり、この揺動アーム6の下端部には、インサートキャ
リッジ7が取付けられている。そして、前記揺動アーム
6を揺動駆動して前記インサートキャリッジ7を基台2
上で移動させることにより、このインサートキャリッジ
7の先端部により前記封入物1を封筒3方向に移動させ
るようになされている。
6がその上端部の軸を中心として揺動自在に配設されて
おり、この揺動アーム6の下端部には、インサートキャ
リッジ7が取付けられている。そして、前記揺動アーム
6を揺動駆動して前記インサートキャリッジ7を基台2
上で移動させることにより、このインサートキャリッジ
7の先端部により前記封入物1を封筒3方向に移動させ
るようになされている。
【0005】前記従来の封入封緘装置においては、前記
基台2の上面に封入物1を供給するとともに、基台2の
側部に封筒3を配置し、例えば、図示しない開閉パッド
等により封筒3の上面を吸着して封筒3を開く。そし
て、前記揺動アーム6を揺動駆動してインサートキャリ
ッジ7を移動させることにより、前記封入物1がインサ
ートキャリッジ7により封筒3方向に移動され、この封
入物1をその後端部が前記封筒3の折目5部分の内側に
位置するように封筒3の内部に挿入するようになってい
る。
基台2の上面に封入物1を供給するとともに、基台2の
側部に封筒3を配置し、例えば、図示しない開閉パッド
等により封筒3の上面を吸着して封筒3を開く。そし
て、前記揺動アーム6を揺動駆動してインサートキャリ
ッジ7を移動させることにより、前記封入物1がインサ
ートキャリッジ7により封筒3方向に移動され、この封
入物1をその後端部が前記封筒3の折目5部分の内側に
位置するように封筒3の内部に挿入するようになってい
る。
【0006】そして、その後、インサートキャリッジ7
を戻り動作させ、基台2に次の封入物1を供給して前記
動作を繰り返すことにより、封入物1を順次封筒3内に
挿入するようになっている。この封入物1が挿入された
封筒3は、フラップ4を折目5に沿って折曲させて封筒
3に接着する封緘作業を行なうようになっている。
を戻り動作させ、基台2に次の封入物1を供給して前記
動作を繰り返すことにより、封入物1を順次封筒3内に
挿入するようになっている。この封入物1が挿入された
封筒3は、フラップ4を折目5に沿って折曲させて封筒
3に接着する封緘作業を行なうようになっている。
【0007】しかし、前記従来の装置においては、イン
サートキャリッジ7により封入物1を押込むように動作
するものであるため、封筒3が部分的に歪んでいたり、
封入物1の厚さが厚い場合に、封筒3の抵抗等により、
封入物1がスキューしてジャムが発生することがあり、
封筒3の内部に封入物1を適正に挿入することができな
いという問題がある。
サートキャリッジ7により封入物1を押込むように動作
するものであるため、封筒3が部分的に歪んでいたり、
封入物1の厚さが厚い場合に、封筒3の抵抗等により、
封入物1がスキューしてジャムが発生することがあり、
封筒3の内部に封入物1を適正に挿入することができな
いという問題がある。
【0008】そのため、従来からインサート部材が封入
物1を所定位置まで押した後、ガイドアームが3の内部
に挿入するようにした装置が開発されている。
物1を所定位置まで押した後、ガイドアームが3の内部
に挿入するようにした装置が開発されている。
【0009】図8はこのような従来の封入封緘装置を示
したもので、所定の封入物1が供給される図示しない基
台の下面側には、インサートキャリッジ7がキャリッジ
シャフト8に沿って前記封筒3方向に往復動自在に装着
されており、このインサートキャリッジ7には、このイ
ンサートキャリッジ7を前記キャリッジシャフト8に沿
って往復動させるための駆動アーム9が連結されてい
る。また、前記インサートキャリッジ7の上部先端部に
は、前記封筒3方向に延在するガイドアーム10が一体
に形成されており、前記インサートキャリッジ7の先端
面には、板ばね部材からなりほぼL字状を有するインサ
ート部材11の先端部が前記ガイドアーム10の上方に
突出するように取付けられている。なお、前記インサー
ト部材11は、封入物1の両側部分を保持することがで
きるように、例えば、インサートキャリッジ7の両側部
2ヵ所に設けられている。
したもので、所定の封入物1が供給される図示しない基
台の下面側には、インサートキャリッジ7がキャリッジ
シャフト8に沿って前記封筒3方向に往復動自在に装着
されており、このインサートキャリッジ7には、このイ
ンサートキャリッジ7を前記キャリッジシャフト8に沿
って往復動させるための駆動アーム9が連結されてい
る。また、前記インサートキャリッジ7の上部先端部に
は、前記封筒3方向に延在するガイドアーム10が一体
に形成されており、前記インサートキャリッジ7の先端
面には、板ばね部材からなりほぼL字状を有するインサ
ート部材11の先端部が前記ガイドアーム10の上方に
突出するように取付けられている。なお、前記インサー
ト部材11は、封入物1の両側部分を保持することがで
きるように、例えば、インサートキャリッジ7の両側部
2ヵ所に設けられている。
【0010】さらに、前記基台部分には、前記インサー
トキャリッジ7を駆動させてインサート部材11により
封入物1の一部を封筒3の内部に挿入した状態で、前記
インサート部材11の下面に当接し前記インサート部材
11を上方に撓ませる開閉カム12が配設されている。
したがって、前記インサートキャリッジ7が図において
左方から右方に移動すると、ガイドアーム10の上面と
前記インサート部材11の先端部とにより封入物1を押
圧して搬送し、前記開閉カム12により、封入物1の一
部を封筒3に挿入した状態でインサート部材11を上方
に撓ませて押圧を解除するとともにガイドアーム10は
さらに封筒3方向に移動するようになされている。
トキャリッジ7を駆動させてインサート部材11により
封入物1の一部を封筒3の内部に挿入した状態で、前記
インサート部材11の下面に当接し前記インサート部材
11を上方に撓ませる開閉カム12が配設されている。
したがって、前記インサートキャリッジ7が図において
左方から右方に移動すると、ガイドアーム10の上面と
前記インサート部材11の先端部とにより封入物1を押
圧して搬送し、前記開閉カム12により、封入物1の一
部を封筒3に挿入した状態でインサート部材11を上方
に撓ませて押圧を解除するとともにガイドアーム10は
さらに封筒3方向に移動するようになされている。
【0011】このような従来の封入封緘装置において
は、前記駆動アーム9を揺動駆動してインサートキャリ
ッジ7をキャリッジシャフト8に沿って移動させること
により、前記インサートキャリッジ7のガイドアーム1
0の上面に供給される封入物1を前記インサート部材1
1により押圧して封筒3方向に移動させる。そして、封
入物1が封筒3の内部に挿入されると、前記開閉カム1
2によりインサート部材11を上方に撓ませることによ
り、前記インサート部材11の押圧を解除するととも
に、インサート部材11の先端部により封筒3を押し拡
げながら、さらに、ガイドアーム10が封筒3方向に移
動して封入物1を封筒3の内部に押込むようになってい
る。
は、前記駆動アーム9を揺動駆動してインサートキャリ
ッジ7をキャリッジシャフト8に沿って移動させること
により、前記インサートキャリッジ7のガイドアーム1
0の上面に供給される封入物1を前記インサート部材1
1により押圧して封筒3方向に移動させる。そして、封
入物1が封筒3の内部に挿入されると、前記開閉カム1
2によりインサート部材11を上方に撓ませることによ
り、前記インサート部材11の押圧を解除するととも
に、インサート部材11の先端部により封筒3を押し拡
げながら、さらに、ガイドアーム10が封筒3方向に移
動して封入物1を封筒3の内部に押込むようになってい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の封
入封緘装置においては、インサート部材11とガイドア
ーム10とにより封入物1の2ヵ所を押圧して封筒3の
内部に挿入するものであるが、前記各インサート部材1
1は、開閉カム12により同様に動作されるため、折畳
んだ状態の封入物1や重ね合わされた状態(大小のもの
がある)の封入物1等の総厚さが部分的に異なる封入物
1を挿入する場合に、実質的に一方のインサート部材1
1のみでしか封入物1が保持されないことがあり、その
結果、封入物1を適正に保持することができず、封筒3
の抵抗等によりスキューが起きてしまう。その結果、封
筒3の内部に封入物1を適正に挿入することができない
という問題を有している。
入封緘装置においては、インサート部材11とガイドア
ーム10とにより封入物1の2ヵ所を押圧して封筒3の
内部に挿入するものであるが、前記各インサート部材1
1は、開閉カム12により同様に動作されるため、折畳
んだ状態の封入物1や重ね合わされた状態(大小のもの
がある)の封入物1等の総厚さが部分的に異なる封入物
1を挿入する場合に、実質的に一方のインサート部材1
1のみでしか封入物1が保持されないことがあり、その
結果、封入物1を適正に保持することができず、封筒3
の抵抗等によりスキューが起きてしまう。その結果、封
筒3の内部に封入物1を適正に挿入することができない
という問題を有している。
【0013】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、封入物を適正に挟持することができ、封入物を
封筒の内部に適正に挿入することのできる封入封緘装置
を提供することを目的とするものである。
であり、封入物を適正に挟持することができ、封入物を
封筒の内部に適正に挿入することのできる封入封緘装置
を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る封入封緘装置は、上面に所定の封入物が供
給されるとともに、一側に所定の封筒がその開口部分に
折目を介して連接されたフラップが前記封入物側に位置
するように配置される基台を配設し、この基台に対して
インサートキャリッジを前記封筒方向に往復動自在に配
設してなる封入封緘装置において、前記インサートキャ
リッジに前記封入物を挟持する複数の挟持手段をそれぞ
れ独立して動作自在に取付け、前記インサートキャリッ
ジを駆動するためのキャリッジモータを設け、前記封入
物の厚さ寸法に応じた挟持手段の挿入位置における可変
量を入力する可変量入力部と、この可変量を格納するメ
モリ部と、このメモリ部の可変量に応じて前記キャリッ
ジモータを駆動制御して前記挟持手段の挿入位置を調整
するCPU部とからなる制御装置を設けたことを特徴と
するものである。
本発明に係る封入封緘装置は、上面に所定の封入物が供
給されるとともに、一側に所定の封筒がその開口部分に
折目を介して連接されたフラップが前記封入物側に位置
するように配置される基台を配設し、この基台に対して
インサートキャリッジを前記封筒方向に往復動自在に配
設してなる封入封緘装置において、前記インサートキャ
リッジに前記封入物を挟持する複数の挟持手段をそれぞ
れ独立して動作自在に取付け、前記インサートキャリッ
ジを駆動するためのキャリッジモータを設け、前記封入
物の厚さ寸法に応じた挟持手段の挿入位置における可変
量を入力する可変量入力部と、この可変量を格納するメ
モリ部と、このメモリ部の可変量に応じて前記キャリッ
ジモータを駆動制御して前記挟持手段の挿入位置を調整
するCPU部とからなる制御装置を設けたことを特徴と
するものである。
【0015】
【作用】本発明の封入封緘装置によれば、複数の挟持手
段により封入物を挟持した状態で、封入物を封筒の内部
に挿入するものであり、この場合に、前記各挟持手段を
それぞれ独立して動作できるようにしているので、部分
的に厚さの異なる封入物であっても、その厚さに応じて
適正に封入物を挟持することができ、封入物を適正に封
筒の内部に挿入することができるものである。また、制
御装置により、可変量入力部から挟持手段の挿入位置に
おける可変量を入力してメモリ部に格納し、このメモリ
部の可変量に応じてCPU部により挟持手段の挿入位置
を封筒の折目位置に対して自動調整するようにしている
ので、所定の可変量を入力するという簡単な操作で、折
目位置に対して適正な位置に封入物を挿入することがで
きるものである。
段により封入物を挟持した状態で、封入物を封筒の内部
に挿入するものであり、この場合に、前記各挟持手段を
それぞれ独立して動作できるようにしているので、部分
的に厚さの異なる封入物であっても、その厚さに応じて
適正に封入物を挟持することができ、封入物を適正に封
筒の内部に挿入することができるものである。また、制
御装置により、可変量入力部から挟持手段の挿入位置に
おける可変量を入力してメモリ部に格納し、このメモリ
部の可変量に応じてCPU部により挟持手段の挿入位置
を封筒の折目位置に対して自動調整するようにしている
ので、所定の可変量を入力するという簡単な操作で、折
目位置に対して適正な位置に封入物を挿入することがで
きるものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図6を参照
して説明する。
して説明する。
【0017】図1および図2は本発明に係る封入封緘装
置の一実施例を示したもので、所定の封入物1が供給さ
れる基台2の下面側には、インサートキャリッジ7がキ
ャリッジシャフト8に沿って前記基台2の一側部に配置
される封筒3方向に往復動自在に装着されており、この
キャリッジシャフト8の両側には、上面途中に凹部13
が形成されたカム板14がそれぞれ配設されている。
置の一実施例を示したもので、所定の封入物1が供給さ
れる基台2の下面側には、インサートキャリッジ7がキ
ャリッジシャフト8に沿って前記基台2の一側部に配置
される封筒3方向に往復動自在に装着されており、この
キャリッジシャフト8の両側には、上面途中に凹部13
が形成されたカム板14がそれぞれ配設されている。
【0018】また、前記インサートキャリッジ7の両側
面前方には、常に図示しないばねにより下方に付勢され
るとともに取付台15aに固定されたインサートプッシ
ャ15が支持軸16を中心として上下に揺動自在に取付
けられており、このインサートプッシャ15の側部であ
って前記支持軸16の前側には、前記カム板14の上面
に沿って転がるプッシャ用ローラ17が取付けられてい
る。さらに、前記インサートプッシャ15の先端部に
は、ほぼコ字状を有する押動板18が一体に形成されて
おり、この押動板18の上方角部には、切欠き19が形
成されている。
面前方には、常に図示しないばねにより下方に付勢され
るとともに取付台15aに固定されたインサートプッシ
ャ15が支持軸16を中心として上下に揺動自在に取付
けられており、このインサートプッシャ15の側部であ
って前記支持軸16の前側には、前記カム板14の上面
に沿って転がるプッシャ用ローラ17が取付けられてい
る。さらに、前記インサートプッシャ15の先端部に
は、ほぼコ字状を有する押動板18が一体に形成されて
おり、この押動板18の上方角部には、切欠き19が形
成されている。
【0019】また、前記インサートキャリッジ7の両側
面後方には、常に図示しないばねにより下方に付勢され
るとともに取付台20aに固定されたインサートグリッ
パ20が支持軸21を中心として上下に揺動自在に取付
けられており、このインサートグリッパ20の側部であ
って前記支持軸21の後側には、前記カム板14の上面
に沿って転がるグリッパ用ローラ22が取付けられてい
る。このインサートグリッパ20の先端部は、前記イン
サートプッシャ15の切欠き19に嵌挿され、前記イン
サートプッシャ15の押動板18の底部上面に当接可能
とされている。
面後方には、常に図示しないばねにより下方に付勢され
るとともに取付台20aに固定されたインサートグリッ
パ20が支持軸21を中心として上下に揺動自在に取付
けられており、このインサートグリッパ20の側部であ
って前記支持軸21の後側には、前記カム板14の上面
に沿って転がるグリッパ用ローラ22が取付けられてい
る。このインサートグリッパ20の先端部は、前記イン
サートプッシャ15の切欠き19に嵌挿され、前記イン
サートプッシャ15の押動板18の底部上面に当接可能
とされている。
【0020】さらに、前記インサートキャリッジ7の基
準位置において、前記インサートキャリッジ7は、前記
カム板14の凹部13にインサートプッシャ15のプッ
シャ用ローラ17が落込んだ状態、すなわち、インサー
トプッシャ15の押動板18とインサートグリッパ20
とは開放された状態に保持されるものであり、この状態
で、前記インサートプッシャ15は、支持軸16を中心
として下方に揺動され押動板18が最下方に位置すると
ともに、インサートグリッパ20も、グリッパ用ローラ
22がカム板14の上面に位置して最下方に位置されて
いる。そして、前記基準位置から封筒3方向にインサー
トキャリッジ7が移動して前記カム板14の凹部13に
グリッパ用ローラ22が落込み、かつ、プッシャ用ロー
ラ17がカム板14の上面に保持されると、この状態
で、前記インサートプッシャ15およびインサートグリ
ッパ20は、上方に移動されるが、前記押動板18とイ
ンサートグリッパ20とは開放された状態にある。この
開放状態の時に、別途供給されている封入物1を入り込
ませる。さらに、インサートキャリッジ7が移動して図
2に示すように、両ローラ17,22はカム板14の上
面に位置する挟持位置となり、インサートプッシャ15
は上方に上がったままインサートグリッパ20は下方に
移動して前記押動板18とインサートグリッパ20とに
より封入物1を挟持するようになっている。
準位置において、前記インサートキャリッジ7は、前記
カム板14の凹部13にインサートプッシャ15のプッ
シャ用ローラ17が落込んだ状態、すなわち、インサー
トプッシャ15の押動板18とインサートグリッパ20
とは開放された状態に保持されるものであり、この状態
で、前記インサートプッシャ15は、支持軸16を中心
として下方に揺動され押動板18が最下方に位置すると
ともに、インサートグリッパ20も、グリッパ用ローラ
22がカム板14の上面に位置して最下方に位置されて
いる。そして、前記基準位置から封筒3方向にインサー
トキャリッジ7が移動して前記カム板14の凹部13に
グリッパ用ローラ22が落込み、かつ、プッシャ用ロー
ラ17がカム板14の上面に保持されると、この状態
で、前記インサートプッシャ15およびインサートグリ
ッパ20は、上方に移動されるが、前記押動板18とイ
ンサートグリッパ20とは開放された状態にある。この
開放状態の時に、別途供給されている封入物1を入り込
ませる。さらに、インサートキャリッジ7が移動して図
2に示すように、両ローラ17,22はカム板14の上
面に位置する挟持位置となり、インサートプッシャ15
は上方に上がったままインサートグリッパ20は下方に
移動して前記押動板18とインサートグリッパ20とに
より封入物1を挟持するようになっている。
【0021】なお、前記した押動板18を有するインサ
ートプッシャ15とインサートグリッパ20とにより挟
持手段を形成するようになっている。
ートプッシャ15とインサートグリッパ20とにより挟
持手段を形成するようになっている。
【0022】また、前記基台2の下方一側には、キャリ
ッジモータ23が配設されており、このキャリッジモー
タ23の出力軸24には、駆動プーリ25が装着されて
いる。さらに、前記基台2の下方他側には、従動プーリ
26が配設されており、前記駆動プーリ25と従動プー
リ26との間には、前記インサートキャリッジ7が連結
されたベルト27が掛渡されている。そして、前記キャ
リッジモータ23を駆動して駆動プーリ25および従動
プーリ26を介してベルト27を駆動させることによ
り、前記インサートキャリッジ7をキャリッジシャフト
8に沿って往復動させるようになされている。
ッジモータ23が配設されており、このキャリッジモー
タ23の出力軸24には、駆動プーリ25が装着されて
いる。さらに、前記基台2の下方他側には、従動プーリ
26が配設されており、前記駆動プーリ25と従動プー
リ26との間には、前記インサートキャリッジ7が連結
されたベルト27が掛渡されている。そして、前記キャ
リッジモータ23を駆動して駆動プーリ25および従動
プーリ26を介してベルト27を駆動させることによ
り、前記インサートキャリッジ7をキャリッジシャフト
8に沿って往復動させるようになされている。
【0023】さらに、前記封筒3の上方には、前記封筒
3の上面を吸着して封筒3の開き動作を行なう開閉パッ
ド28が昇降自在に配設されている。
3の上面を吸着して封筒3の開き動作を行なう開閉パッ
ド28が昇降自在に配設されている。
【0024】また、図3は本発明の封入封緘装置を制御
するための制御装置の一実施例を示したもので、この制
御装置29は、所定の情報を記憶するメモリ部30とこ
のメモリ部30の情報に基づいて所定の制御を行なうC
PU部31とを有しており、前記制御装置29のメモリ
部30には、回転パルス数格納部32および動作開始位
置格納部33がそれぞれ設けられている。前記回転パル
ス数格納部32には、キャリッジモータ23を駆動して
インサートキャリッジ7を基準位置から挿入位置まで駆
動するインサート動作をさせるために必要なインサート
パルス数ni が格納されるようになっており、この回転
パルス数格納部32には、例えば、オペレーションパネ
ル等に配設された可変量入力部34から入力部35を介
して所定の可変量が入力され、この可変量に応じて前記
各パルス数を変更して格納するようになされている。例
えば、可変量入力部34から可変量nを入力すると、イ
ンサートパルス数の初期値をNi (インサートプッシャ
15およびインサートグリッパ20の先端が封筒3のフ
ラップ4の折目5まで移動する場合のパルス数)とした
場合にインサートパルス数ni は、ni =Ni +nとな
る。
するための制御装置の一実施例を示したもので、この制
御装置29は、所定の情報を記憶するメモリ部30とこ
のメモリ部30の情報に基づいて所定の制御を行なうC
PU部31とを有しており、前記制御装置29のメモリ
部30には、回転パルス数格納部32および動作開始位
置格納部33がそれぞれ設けられている。前記回転パル
ス数格納部32には、キャリッジモータ23を駆動して
インサートキャリッジ7を基準位置から挿入位置まで駆
動するインサート動作をさせるために必要なインサート
パルス数ni が格納されるようになっており、この回転
パルス数格納部32には、例えば、オペレーションパネ
ル等に配設された可変量入力部34から入力部35を介
して所定の可変量が入力され、この可変量に応じて前記
各パルス数を変更して格納するようになされている。例
えば、可変量入力部34から可変量nを入力すると、イ
ンサートパルス数の初期値をNi (インサートプッシャ
15およびインサートグリッパ20の先端が封筒3のフ
ラップ4の折目5まで移動する場合のパルス数)とした
場合にインサートパルス数ni は、ni =Ni +nとな
る。
【0025】また、前記動作開始位置格納部33には、
インサート動作を開始するタクト位置Pi および挿入位
置から基準位置までのエスケープ動作を開始するタクト
位置Pe がそれぞれ格納されるようになされており、こ
れら各動作開始タクト位置は、封入封緘装置の他の部分
の動作に対応したタイミングによりそれぞれの動作を開
始するための位置である。
インサート動作を開始するタクト位置Pi および挿入位
置から基準位置までのエスケープ動作を開始するタクト
位置Pe がそれぞれ格納されるようになされており、こ
れら各動作開始タクト位置は、封入封緘装置の他の部分
の動作に対応したタイミングによりそれぞれの動作を開
始するための位置である。
【0026】また、前記CPU部31には、タクト位置
発生部36からの封入封緘装置の現在のタクト位置ap
および前記動作開始位置格納部33の各動作開始位置が
それぞれ入力される動作開始位置比較部37が配設され
ている。そして、前記動作開始位置比較部37により、
タクト位置発生部36から送られる現在のタクト位置a
p と、動作開始位置格納部33から送られるインサー
ト、エスケープ動作の各動作開始位置とを比較して、現
在のタクト位置と各動作開始位置とが一致した時に動作
開始可能信号を出力するようになされている。
発生部36からの封入封緘装置の現在のタクト位置ap
および前記動作開始位置格納部33の各動作開始位置が
それぞれ入力される動作開始位置比較部37が配設され
ている。そして、前記動作開始位置比較部37により、
タクト位置発生部36から送られる現在のタクト位置a
p と、動作開始位置格納部33から送られるインサー
ト、エスケープ動作の各動作開始位置とを比較して、現
在のタクト位置と各動作開始位置とが一致した時に動作
開始可能信号を出力するようになされている。
【0027】また、前記CPU部31には、回転パルス
数格納部32から読み取られたインサートパルス数を内
蔵された図示しないカウンタに設定する減算部38が配
設されており、この減算部38には、前記動作開始位置
比較部37から送られる動作開始可能信号に応じて減算
部38のカウンタから1パルスに対応して送られる信号
により出力部39を介してキャリッジモータ23を駆動
制御するモータドライバ40に駆動パルスを送るととも
に、前記減算部38のカウンタで1パルスずつの減算を
行なわせるための信号を減算部38に出力するパルス発
生部41が接続されている。
数格納部32から読み取られたインサートパルス数を内
蔵された図示しないカウンタに設定する減算部38が配
設されており、この減算部38には、前記動作開始位置
比較部37から送られる動作開始可能信号に応じて減算
部38のカウンタから1パルスに対応して送られる信号
により出力部39を介してキャリッジモータ23を駆動
制御するモータドライバ40に駆動パルスを送るととも
に、前記減算部38のカウンタで1パルスずつの減算を
行なわせるための信号を減算部38に出力するパルス発
生部41が接続されている。
【0028】さらに、前記動作開始位置比較部37に
は、この動作開始位置比較部37による動作開始可能信
号に基づいて前記モータドライバ40にキャリッジモー
タ23の回転方向を設定させる回転方向設定部42が接
続されている。
は、この動作開始位置比較部37による動作開始可能信
号に基づいて前記モータドライバ40にキャリッジモー
タ23の回転方向を設定させる回転方向設定部42が接
続されている。
【0029】次に、本実施例の作用について、図4に示
すフローチャートを参照して説明する。
すフローチャートを参照して説明する。
【0030】まず、前記封入物1の厚さ寸法等に応じ
て、可変量入力部34からインサートキャリッジ7の挿
入位置における可変量nを入力することにより、この可
変量nに基づくインサートパルス数ni =Ni +nが回
転パルス数格納部32に格納される。このとき、例え
ば、厚さの厚い封入物1や厚さの薄い封入物1を挿入す
る場合は、挟持手段の挿入位置が封筒3のフラップ4の
折目5の位置より封筒3の内側に位置するように可変量
nを(+)側に設定するようにすればよい。
て、可変量入力部34からインサートキャリッジ7の挿
入位置における可変量nを入力することにより、この可
変量nに基づくインサートパルス数ni =Ni +nが回
転パルス数格納部32に格納される。このとき、例え
ば、厚さの厚い封入物1や厚さの薄い封入物1を挿入す
る場合は、挟持手段の挿入位置が封筒3のフラップ4の
折目5の位置より封筒3の内側に位置するように可変量
nを(+)側に設定するようにすればよい。
【0031】次に、動作開始位置比較部37によりタク
ト位置発生部36からの封入封緘装置の現在のタクト位
置ap を読み込むとともに、動作開始位置格納部33か
ら送られるインサートおよびエスケープ動作の各動作開
始位置Pi 、Pe を読み込み、現在のタクト位置ap と
各動作開始位置とを比較して各動作が開始可能か判断す
る。
ト位置発生部36からの封入封緘装置の現在のタクト位
置ap を読み込むとともに、動作開始位置格納部33か
ら送られるインサートおよびエスケープ動作の各動作開
始位置Pi 、Pe を読み込み、現在のタクト位置ap と
各動作開始位置とを比較して各動作が開始可能か判断す
る。
【0032】そして、ap ≧Pi となった時に、動作開
始位置比較部37から前記パルス発生部41に動作開始
可能信号を出力するとともに、回転方向設定部42に動
作開始可能信号を出力してこの回転方向設定部42から
モータドライバ40にキャリッジモータ23の回転方向
を所定方向に設定する信号を出力する。
始位置比較部37から前記パルス発生部41に動作開始
可能信号を出力するとともに、回転方向設定部42に動
作開始可能信号を出力してこの回転方向設定部42から
モータドライバ40にキャリッジモータ23の回転方向
を所定方向に設定する信号を出力する。
【0033】一方、前記減算部38により、回転パルス
数格納部32からインサートパルス数ni を読み取り、
減算部38のカウンタDc をDc =ni に設定する。そ
して、前記動作開始信号がパルス発生部41に入力され
たら、この減算部38からパルス発生部41に1パルス
に対応して信号を送り、このパルス発生部41によりモ
ータドライバ40に1パルスずつパルス信号を出力する
とともに、1パルスずつの減算を行なわせるための信号
を減算部38に出力する。これにより、前記モータドラ
イバ40により、前記回転方向設定部42から出力され
た回転方向にキャリッジモータ23が1パルスだけ駆動
されるとともに、前記減算部38により、カウンタのパ
ルス数がDc =Dc −1となるように減算され、再び、
パルス発生部41に信号を出力する。前記動作を繰り返
して行ない、減算部38のカウンタがDc =0となった
ら動作を終了し、これにより、インサートパルス数によ
る挿入位置が設定される。
数格納部32からインサートパルス数ni を読み取り、
減算部38のカウンタDc をDc =ni に設定する。そ
して、前記動作開始信号がパルス発生部41に入力され
たら、この減算部38からパルス発生部41に1パルス
に対応して信号を送り、このパルス発生部41によりモ
ータドライバ40に1パルスずつパルス信号を出力する
とともに、1パルスずつの減算を行なわせるための信号
を減算部38に出力する。これにより、前記モータドラ
イバ40により、前記回転方向設定部42から出力され
た回転方向にキャリッジモータ23が1パルスだけ駆動
されるとともに、前記減算部38により、カウンタのパ
ルス数がDc =Dc −1となるように減算され、再び、
パルス発生部41に信号を出力する。前記動作を繰り返
して行ない、減算部38のカウンタがDc =0となった
ら動作を終了し、これにより、インサートパルス数によ
る挿入位置が設定される。
【0034】続いて、再び、動作開始位置比較部37が
タクト現在位置ap を読み込み、ap ≧Pe となった
ら、前記動作と同様に、エスケープ動作による基準位置
の設定を行ない、前記各動作により、所定の可変量nに
よる挟持手段すなわちインサートキャリッジ7の動作位
置の設定が完了する。この状態では、プッシャ用ローラ
17は凹部13に、グリッパ用ローラ22はカム板14
の上面にそれぞれ位置しており、挟持手段は開放状態に
ある。
タクト現在位置ap を読み込み、ap ≧Pe となった
ら、前記動作と同様に、エスケープ動作による基準位置
の設定を行ない、前記各動作により、所定の可変量nに
よる挟持手段すなわちインサートキャリッジ7の動作位
置の設定が完了する。この状態では、プッシャ用ローラ
17は凹部13に、グリッパ用ローラ22はカム板14
の上面にそれぞれ位置しており、挟持手段は開放状態に
ある。
【0035】前記動作により可変量の設定が完了した
後、前記基台2の上面に封入物1を供給するとともに、
基台2の側部に封筒3を配置し、開閉パッド28を駆動
することにより、封筒3の上面を吸着して封筒3を開
く。その後、キャリッジモータ23を駆動して駆動プー
リ25およびベルト27をそれぞれ介してインサートキ
ャリッジ7をキャリッジシャフト8に沿って移動させる
ことにより、基準位置にある挟持手段としてのインサー
トプッシャ15およびインサートグリッパ20を移動さ
せる。
後、前記基台2の上面に封入物1を供給するとともに、
基台2の側部に封筒3を配置し、開閉パッド28を駆動
することにより、封筒3の上面を吸着して封筒3を開
く。その後、キャリッジモータ23を駆動して駆動プー
リ25およびベルト27をそれぞれ介してインサートキ
ャリッジ7をキャリッジシャフト8に沿って移動させる
ことにより、基準位置にある挟持手段としてのインサー
トプッシャ15およびインサートグリッパ20を移動さ
せる。
【0036】これにより、前記プッシャ用ローラ17が
前記カム板14の凹部13から上面に上がることによ
り、インサートプッシャ15が上方に揺動するととも
に、前記グリッパ用ローラ22がカム板14の凹部13
に落込んで、前記インサートグリッパ20が上方に揺動
し、前記インサートグリッパ20の先端部とインサート
プッシャ15の押動板18の底部上面とが開かれるか
ら、挟持手段は開放状態に保持される。この状態で、前
記インサートグリッパ20の先端部とインサートプッシ
ャ15の押動板18の底部上面との間に前記封入物1を
入り込ませ、さらにインサートキャリッジ7を駆動する
ことにより、グリッパ用ローラ22がカム板14の上面
に上がることにより、インサートプッシャ15は上方に
上がったままでインサートグリッパ20が下方に揺動さ
れ、インサートプッシャ15の押動板18との間で封入
物1を挟持する。この場合に、本実施例においては、挟
持手段としての前記各インサートグリッパ20およびイ
ンサートプッシャ15をそれぞれ独立して揺動できるよ
うにしているので、封入物1の位置により厚さの異なる
封入物1の場合であっても、その厚さに応じて適正に封
入物1を挟持することができるものである。また、前記
キャリッジモータ23は、可変量を(+)側に設定した
場合には、図5に示すように、キャリッジモータ23の
一定速度領域が長くなるように駆動パルス数が設定され
て駆動されるものである。
前記カム板14の凹部13から上面に上がることによ
り、インサートプッシャ15が上方に揺動するととも
に、前記グリッパ用ローラ22がカム板14の凹部13
に落込んで、前記インサートグリッパ20が上方に揺動
し、前記インサートグリッパ20の先端部とインサート
プッシャ15の押動板18の底部上面とが開かれるか
ら、挟持手段は開放状態に保持される。この状態で、前
記インサートグリッパ20の先端部とインサートプッシ
ャ15の押動板18の底部上面との間に前記封入物1を
入り込ませ、さらにインサートキャリッジ7を駆動する
ことにより、グリッパ用ローラ22がカム板14の上面
に上がることにより、インサートプッシャ15は上方に
上がったままでインサートグリッパ20が下方に揺動さ
れ、インサートプッシャ15の押動板18との間で封入
物1を挟持する。この場合に、本実施例においては、挟
持手段としての前記各インサートグリッパ20およびイ
ンサートプッシャ15をそれぞれ独立して揺動できるよ
うにしているので、封入物1の位置により厚さの異なる
封入物1の場合であっても、その厚さに応じて適正に封
入物1を挟持することができるものである。また、前記
キャリッジモータ23は、可変量を(+)側に設定した
場合には、図5に示すように、キャリッジモータ23の
一定速度領域が長くなるように駆動パルス数が設定され
て駆動されるものである。
【0037】そして、前記封入物1を挟持した状態で、
インサートキャリッジ7を挿入位置まで駆動して前記封
入物1を封筒3の内部に挿入し、前記開閉パッドを戻し
た後、図示しない搬送機構により、前記封筒3を封入物
1ごと搬送することにより、封入物1は前記インサート
プッシャ15の押動板18とインサートグリッパ20と
の挟持状態から取り外されるようになっている。この
際、封筒3の搬送力の方が挟持手段の挟持力より大きく
設定されているので、容易に取り外すことができる。そ
の後、キャリッジモータ23を逆方向に駆動してインサ
ートキャリッジ7を戻り動作させることにより、封入物
1の封入動作が完了し、続いて、次の封入物1を供給し
て前記動作を繰り返すことにより、封入物1を順次封筒
3の内部に挿入するようになっている。
インサートキャリッジ7を挿入位置まで駆動して前記封
入物1を封筒3の内部に挿入し、前記開閉パッドを戻し
た後、図示しない搬送機構により、前記封筒3を封入物
1ごと搬送することにより、封入物1は前記インサート
プッシャ15の押動板18とインサートグリッパ20と
の挟持状態から取り外されるようになっている。この
際、封筒3の搬送力の方が挟持手段の挟持力より大きく
設定されているので、容易に取り外すことができる。そ
の後、キャリッジモータ23を逆方向に駆動してインサ
ートキャリッジ7を戻り動作させることにより、封入物
1の封入動作が完了し、続いて、次の封入物1を供給し
て前記動作を繰り返すことにより、封入物1を順次封筒
3の内部に挿入するようになっている。
【0038】この場合に、本実施例においては、例え
ば、厚さの薄い封入物1を挿入する場合に、可変量nを
(+)側に設定することにより、封入物1に生じる反り
を考慮してインサートプッシャ15およびインサートグ
リッパ20の挿入位置を封筒3のフラップ4の折目5の
位置より内側に自動的に位置させることができるので、
この封入物1を通常よりも封筒3の奥部まで挿入するこ
とができ、これにより、封入物1の挿入時に封筒3の抵
抗により反りが生じインサートプッシャ15およびイン
サートグリッパ20の戻り動作によりこの反りが戻った
場合でも、封入物1の先端部が封筒3のフラップ4の折
目5部分から突出してしまうことがない。また、厚さの
厚い封入物1を挿入する場合においても、同様に、封入
物1の挿入により生じる封筒3の変形を考慮してインサ
ートプッシャ15およびインサートグリッパ20の挿入
位置を封筒3のフラップ4の折目5の位置より封筒3側
に自動的に位置させることができるので、封筒3の変形
によりフラップ4の折目5の位置が変化した場合でも、
適正なフラップ4の折目5の位置に対して適正な位置に
封入物1を挿入することができるものである。
ば、厚さの薄い封入物1を挿入する場合に、可変量nを
(+)側に設定することにより、封入物1に生じる反り
を考慮してインサートプッシャ15およびインサートグ
リッパ20の挿入位置を封筒3のフラップ4の折目5の
位置より内側に自動的に位置させることができるので、
この封入物1を通常よりも封筒3の奥部まで挿入するこ
とができ、これにより、封入物1の挿入時に封筒3の抵
抗により反りが生じインサートプッシャ15およびイン
サートグリッパ20の戻り動作によりこの反りが戻った
場合でも、封入物1の先端部が封筒3のフラップ4の折
目5部分から突出してしまうことがない。また、厚さの
厚い封入物1を挿入する場合においても、同様に、封入
物1の挿入により生じる封筒3の変形を考慮してインサ
ートプッシャ15およびインサートグリッパ20の挿入
位置を封筒3のフラップ4の折目5の位置より封筒3側
に自動的に位置させることができるので、封筒3の変形
によりフラップ4の折目5の位置が変化した場合でも、
適正なフラップ4の折目5の位置に対して適正な位置に
封入物1を挿入することができるものである。
【0039】したがって、本実施例においては、挟持手
段としての前記各インサートグリッパ20およびインサ
ートプッシャ15をそれぞれ独立して揺動できるように
しているので、部分的に厚さの異なる封入物1であって
も、その厚さに応じて適正に封入物1を挟持することが
でき、封入物1を封筒3の内部に適正に挿入することが
できる。
段としての前記各インサートグリッパ20およびインサ
ートプッシャ15をそれぞれ独立して揺動できるように
しているので、部分的に厚さの異なる封入物1であって
も、その厚さに応じて適正に封入物1を挟持することが
でき、封入物1を封筒3の内部に適正に挿入することが
できる。
【0040】また、本実施例においては、所定の可変量
を入力するという簡単な操作で、インサートプッシャ1
5およびインサートグリッパ20の挿入位置を自動的に
調整することができるようにしているので、封入物1の
厚さ寸法に応じた適正な挿入位置にインサートプッシャ
15およびインサートグリッパ20を調整することがで
き、調整作業の作業効率を著しく向上させることができ
る。
を入力するという簡単な操作で、インサートプッシャ1
5およびインサートグリッパ20の挿入位置を自動的に
調整することができるようにしているので、封入物1の
厚さ寸法に応じた適正な挿入位置にインサートプッシャ
15およびインサートグリッパ20を調整することがで
き、調整作業の作業効率を著しく向上させることができ
る。
【0041】なお、前記実施例においては、インサート
プッシャ15およびインサートグリッパ20をそれぞれ
取付台15a,20aに固定し、各取付台15a,20
aをそれぞれ独立した支持軸16,21を中心として上
下に揺動自在に設けるようにしたが、例えば、図6に示
すように、前記各取付台の互いに対向する面にそれぞれ
互いに重なり合うように突出部43,43を形成し、こ
れら各突出部43を貫通する1本の支持軸44によりイ
ンサートプッシャ15およびインサートグリッパ20を
それぞれ支持し、前記インサートプッシャ15およびイ
ンサートグリッパ20を1本の支持軸44を中心として
上下に揺動させるようにしてもよい。
プッシャ15およびインサートグリッパ20をそれぞれ
取付台15a,20aに固定し、各取付台15a,20
aをそれぞれ独立した支持軸16,21を中心として上
下に揺動自在に設けるようにしたが、例えば、図6に示
すように、前記各取付台の互いに対向する面にそれぞれ
互いに重なり合うように突出部43,43を形成し、こ
れら各突出部43を貫通する1本の支持軸44によりイ
ンサートプッシャ15およびインサートグリッパ20を
それぞれ支持し、前記インサートプッシャ15およびイ
ンサートグリッパ20を1本の支持軸44を中心として
上下に揺動させるようにしてもよい。
【0042】また、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて種々変更することが可能であ
る。
のではなく、必要に応じて種々変更することが可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る封入封緘
装置は、複数の挟持手段をそれぞれ独立して動作できる
ようにしているので、部分的に厚さの異なる封入物であ
っても、その厚さに応じて適正に封入物を挟持すること
ができ、封入物を封筒の内部に適正に挿入することがで
きる。また、所定の可変量を入力するという簡単な操作
で、挟持手段の挿入位置を自動的に調整することができ
るようにしているので、封入物の厚さ寸法に応じた適正
な挿入位置に挟持手段を調整することができ、調整作業
の作業効率を著しく向上させることができる等の効果を
奏する。
装置は、複数の挟持手段をそれぞれ独立して動作できる
ようにしているので、部分的に厚さの異なる封入物であ
っても、その厚さに応じて適正に封入物を挟持すること
ができ、封入物を封筒の内部に適正に挿入することがで
きる。また、所定の可変量を入力するという簡単な操作
で、挟持手段の挿入位置を自動的に調整することができ
るようにしているので、封入物の厚さ寸法に応じた適正
な挿入位置に挟持手段を調整することができ、調整作業
の作業効率を著しく向上させることができる等の効果を
奏する。
【図1】本発明に係る封入封緘装置の一実施例を示す一
部の斜視図
部の斜視図
【図2】本発明の封入封緘装置を示す概略構成図
【図3】本発明の封入封緘装置を制御する制御装置の一
実施例を示すブロック図
実施例を示すブロック図
【図4】本発明の制御装置による制御動作を示すフロー
チャート
チャート
【図5】本発明の制御によるキャリッジモータの駆動状
態を示す線図
態を示す線図
【図6】本発明の支持台の支持手段の他の実施例を示す
一部の斜視図
一部の斜視図
【図7】従来の封入封緘装置を示す概略構成図
【図8】従来の他の封入封緘装置を示す概略構成図
1 封入物 2 基台 3 封筒 4 フラップ 5 折目 7 インサートキャリッジ 8 キャリッジシャフト 13 凹部 14 カム板 15 インサートプッシャ 17 プッシャ用ローラ 18 押動板 20 インサートグリッパ 22 グリッパ用ローラ 23 キャリッジモータ 28 開閉パッド 29 制御装置 30 メモリ部 31 CPU部 32 回転パルス数格納部 33 動作開始位置格納部 34 可変量入力部 36 タクト位置発生部 37 動作開始位置比較部 38 減算部 40 モータドライバ 41 パルス発生部 42 回転方向設定部
Claims (1)
- 【請求項1】 上面に所定の封入物が供給されるととも
に、一側に所定の封筒がその開口部分に折目を介して連
接されたフラップが前記封入物側に位置するように配置
される基台を配設し、この基台に対してインサートキャ
リッジを前記封筒方向に往復動自在に配設してなる封入
封緘装置において、前記インサートキャリッジに前記封
入物を挟持する複数の挟持手段をそれぞれ独立して動作
自在に取付け、前記インサートキャリッジを駆動するた
めのキャリッジモータを設け、前記封入物の厚さ寸法に
応じた挟持手段の挿入位置における可変量を入力する可
変量入力部と、この可変量を格納するメモリ部と、この
メモリ部の可変量に応じて前記キャリッジモータを駆動
制御して前記挟持手段の挿入位置を調整するCPU部と
からなる制御装置を設けたことを特徴とする封入封緘装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30700392A JP2898152B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 封入封緘装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30700392A JP2898152B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 封入封緘装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06155994A JPH06155994A (ja) | 1994-06-03 |
JP2898152B2 true JP2898152B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=17963850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30700392A Expired - Lifetime JP2898152B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 封入封緘装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2898152B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5933253B2 (ja) * | 2011-12-26 | 2016-06-08 | 理想科学工業株式会社 | 封入封緘装置 |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP30700392A patent/JP2898152B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06155994A (ja) | 1994-06-03 |
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