JPH0958026A - カラー感熱プリンタ - Google Patents

カラー感熱プリンタ

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JPH0958026A
JPH0958026A JP7216039A JP21603995A JPH0958026A JP H0958026 A JPH0958026 A JP H0958026A JP 7216039 A JP7216039 A JP 7216039A JP 21603995 A JP21603995 A JP 21603995A JP H0958026 A JPH0958026 A JP H0958026A
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JP
Japan
Prior art keywords
color
recording paper
coloring layer
thermosensitive
thermal
Prior art date
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Application number
JP7216039A
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English (en)
Inventor
Masato Iso
正人 磯
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録エリア内の全域を均一に定着する。 【解決手段】 カラー感熱記録紙12には、イエロー、
マゼンタ、シアンの感熱発色層が表面から順番に形成さ
れている。最上層のイエロー感熱発色層は420nmの
紫外線で定着され、マゼンタ感熱発色層は365nmの
紫外線で定着される。カラー感熱記録紙12は、第2搬
送ローラ対22で右方向に搬送されている間に、サーマ
ルヘッド18で1種類の感熱発色層が記録される。この
記録済み部分が定着器30に到達すると、記録中の感熱
発色層に特有な波長域の紫外線が照射される。定着器3
0は、紫外線ランプ31,32と、リフレクタ33とか
らなる。リフレクタ33には、カラー感熱記録紙12の
搬送方向と直交する方向に延びた細幅な射出口34が形
成されている。カラー感熱記録紙12の後端部12aが
搬送ローラ対22にニップされ、戻しが開始される状態
のときには、射出口34が記録エリア35の外側の余白
部分38に対面している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、往復動方式のカラ
ー感熱プリンタに関し、詳しくは、カラー感熱記録紙の
記録エリア内を均一に光定着するカラー感熱プリンタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】支持体上に、少なくとも3種類の感熱発
色層、例えばシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,
イエロー感熱発色層を順に層設したカラー感熱記録紙を
用いて、3色面順次でフルカラー画像を記録エリア内に
プリントするカラー感熱プリンタが知られている。この
カラー感熱プリンタでは、プリントに際してサーマルヘ
ッドをカラー感熱記録紙に押し付け、熱感度が最も高い
イエロー感熱発色層にイエロー画像を1ラインずつ熱記
録し、その直後に420nmの波長域の紫外線をカラー
感熱記録紙に照射してイエロー感熱発色層を光定着す
る。次にマゼンタ感熱発色層にマゼンタ画像を熱記録し
てから、365nmの波長域の紫外線を用いてマゼンタ
感熱発色層を光定着する。最後に、シアン感熱発色層に
シアン画像を熱記録する。
【0003】装置を薄型にするために、搬送ローラを用
い、カラー感熱記録紙を往復動させるカラー感熱プリン
タが知られている。図5は、この往復動式のカラー感熱
プリンタを示すものである。サーマルヘッド8の横に、
上方のニップローラ2aと下方の駆動ローラ2bとから
なる搬送ローラ対2が配置されている。この搬送ローラ
対2は、カラー感熱記録紙3の先端をニップして、給紙
トレイ4側から排紙通路5側へ搬送する順方向と、排紙
通路5側から給紙トレイ4側へ搬送する逆方向とに交互
に搬送しながら、小径のプラテンローラ7とサーマルヘ
ッド8との間にカラー感熱記録紙3を挟み込んで、イエ
ロー,マゼンタ,シアンの3色を順次熱記録する。
【0004】また、搬送ローラ対2の順方向の下流側に
は、定着器9が配置されている。この定着器9は、イエ
ロー用紫外線ランプ9a及びマゼンタ用紫外線ランプ9
bと、これらのランプ9a,9bの背後に配置されたリ
フレクタ9cとからなり、順方向へ搬送しながら各感熱
発色層への熱記録を行い、熱記録中又は逆方向へ戻すと
きに光定着器9を点灯して定着を行うようになってい
る。
【0005】このような往復動方式のカラー感熱プリン
タでは、3色の画素にズレが生じないようにするため
に、搬送ローラ対2で常に感熱記録紙3を挟み込むこと
が必要である。この状態で記録を開始するため、カラー
感熱記録紙3の先端からサーマルヘッド8までの長さL
1が余白となる。この余白は、カラー感熱記録紙3の後
端側にも形成される。したがって、カラー感熱記録紙3
の両端から長さL1ずつを除いた残りが記録エリアとな
り、この記録エリア内にフルカラー画像が記録される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】往復動方式のカラー感
熱プリンタでは、カラー感熱記録紙3を往復動している
から、記録エリアの端部では長さL2の範囲内で紫外線
の照射量が減少し、その結果定着ムラが発生するという
問題がある。この定着ムラの発生について図5を参照し
て説明する。ここで、カラー感熱記録紙3が右方向に搬
送されている間に、サーマルヘッド8とイエロー用紫外
線ランプ9aとが駆動され、イエロー画像の記録と定着
とが行われているものとする。
【0007】カラー感熱記録紙3の後端が搬送ローラ対
2に達すると、搬送ローラ対2の回転が停止し、その直
後に搬送ローラ対2の逆転が開始してカラー感熱記録紙
3が左方向に搬送される。この場合に、搬送ローラ対2
の停止と同時に、イエロー用紫外線ランプ9aが消灯さ
れるから、記録エリアの後端部では長さL2の範囲で紫
外線の照射時間が短くなり、その照射量が減少して定着
ムラとなる。この定着ムラが発生すると、後端部のイエ
ロー感熱発色層は発色能力が完全に消失されていないか
ら、次のマゼンタ画像の記録時に後端部でイエローが発
色し、印画ムラの原因となる。
【0008】この照射量の減少を防止するために、搬送
ローラ対2が停止した後もイエロー用紫外線ランプ9a
を点灯したままにすることが考えられる。そして、所定
時間だけ定着を行ってから、イエロー用紫外線ランプ9
aを消灯するとともに、搬送ローラ対2の逆転を開始し
てカラー感熱記録紙3を戻す。しかし、この場合には、
点線で示すように、後端部が過定着となる。マゼンタ感
熱発色層は、420nmの紫外線によっても僅かではあ
るが定着が行われる。このために、後端部ではマゼンタ
感熱発色層が最高濃度に発色しなくなるため、やはり印
画ムラの原因となる。なお、カラー感熱記録紙3の戻し
時に定着を行う場合には、記録エリアの先端部で定着ム
ラが発生する。
【0009】本発明は、記録エリア内で定着ムラの発生
を防止することができるようにしたカラー感熱プリンタ
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載のカラー感熱プリンタでは、少なく
とも2種類の感熱発色層に特有な紫外線を放射する少な
くとも2個の紫外線ランプと、これらの紫外線ランプを
収納するとともに、カラー感熱記録紙の搬送方向と直交
する方向に延びた細幅な射出口が形成されたリフレクタ
とからなる定着器を設け、カラー感熱記録紙の端部が搬
送ローラ対でニップされ、カラー感熱記録紙の搬送方向
が変更される状態ときに、射出口から放出されたスリッ
ト状の紫外線が記録エリアの外側を照射するように定着
器を配置したものである。
【0011】定着器は、カラー感熱記録紙の端部が搬送
ローラ対でニップされ、カラー感熱記録紙の搬送方向が
変更される状態のときに、射出口から放出されたスリッ
ト状の紫外線を記録エリアの外側に照射するように配置
されている。したがって、定着ムラは、記録エリア外に
生じ、記録エリア内をムラ無く定着させることができ
る。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、少な
くとも2種類の感熱発色層に特有な紫外線を放射する少
なくとも2個の紫外線ランプと、これらの紫外線ランプ
から放出された紫外線を集光して、カラー感熱記録紙の
搬送方向と直交する方向に延びた細長なスリット状にす
る集光レンズとからなる定着器を設け、カラー感熱記録
紙の端部が搬送ローラ対でニップされ、カラー感熱記録
紙の搬送方向が変更される状態のときに、スリット状の
紫外線が記録エリアの外側を照射するように定着器を配
置したから、記録エリア内をムラ無く定着することがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】カラー感熱プリンタの内部概略を
示す図1において、給紙ローラ10により給紙トレイ1
1から送り出されたカラー感熱記録紙12は、給紙口1
3を通って第1搬送ローラ対14に向かって搬送され
る。第1搬送ローラ対14は、上方のニップローラ15
と、下方の駆動ローラ16との間でカラー感熱記録紙1
2を挟み込み、プラテンローラ17とサーマルヘッド1
8との間に送り込む。サーマルヘッド18は、周知のよ
うに多数の発熱素子18aがカラー感熱記録紙12の搬
送方向と直交する方向にライン状に配列されており、各
発熱素子18aは記録すべき色及び画素の濃度に応じた
熱エネルギーを発生する。
【0014】カラー感熱記録紙12は、サーマルヘッド
18とプラテンローラ17との間を通過して第2搬送ロ
ーラ対22に向かって搬送される。第2搬送ローラ対2
2は、上方に配置されたニップローラ23と、下方に配
置された駆動ローラ24とからなり、これらの間でカラ
ー感熱記録紙12を挟み込む。このニップローラ23の
移動と同時に、サーマルヘッド18は軸20を中心に時
計方向に回動して、発熱素子18aをカラー感熱記録紙
12に押圧する。
【0015】カラー感熱記録紙12は、周知のように、
支持体の上に、シアン感熱発色層、マゼンタ感熱発色
層、イエロー感熱発色層、及び、保護層が順次層設され
ている。これらの各感熱発色層は、熱記録される順番に
表面から層設されているが、例えばマゼンタ,イエロ
ー,シアンの順番に熱記録する場合には、イエロー感熱
発色層とマゼンタ感熱発色層との位置が入れ換えられ
る。前記支持体としては、不透明なコート紙又はプラス
チックフイルムが用いられ、そしてOHPシートを制作
する場合には、透明なプラスチックフイルムが用いられ
る。
【0016】シアン感熱発色層は、電子供与性染料前駆
体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加熱され
たときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層として
は、最大吸収波長が約365nmであるジアゾニウム塩
化合物と、これに熱反応してマゼンタに発色するカプラ
ーとを含有している。このマゼンタ感熱発色層は、熱記
録後に365nm付近の紫外線を照射するとジアゾニウ
ム塩化合物が光分解して発色能力が失われる。イエロー
感熱発色層は、最大吸収波長が約420nmであるジア
ゾニウム塩化合物と、これと熱反応してイエローに発色
するカプラーとを含有している。このイエロー感熱発色
層は420nm付近の紫外線を照射すると光定着して発
色能力が失われる。
【0017】図2(A)に示すように、第2搬送ローラ
対22の順方向送り(図中右方向への送り)での下流側
には、光定着器30がニップローラ23に近接して配置
されている。光定着器30は、イエロー用紫外線ランプ
31、マゼンタ用紫外線ランプ32、及びリフレクタ3
3とから構成されている。
【0018】リフレクタ33は、内部にイエロー用紫外
線ランプ31とマゼンタ用紫外線ランプ32とが収納で
きるような袋状をしており、この内面がランプ31,3
2から放出された光を射出口34に向けて反射させるよ
うな反射面に形成されている。この射出口34から射出
した紫外線37は、カラー感熱記録紙12の搬送方向と
直交する方向に延びた細幅なスリット状に照明する。光
定着器30は、図2(B)に示すように、カラー感熱記
録紙12の順方向での搬送が停止して後端部12aが第
2搬送ローラ対22にニップされた状態のときに、射出
口34から射出された幅L3の紫外線37が記録エリア
35の外部側の余白部分38をスリット状に照明するよ
うに配置されている。この余白部分38の長さはL4で
ある。なお、リフレクタ33は、両側が閉じている方が
良いが、製作を簡単にするために、開口していてもよ
い。
【0019】イエロー用紫外線ランプ31は発光ピーク
がほぼ420nmの紫外線を放射してイエロー感熱発色
層の光定着を行い、マゼンタ用紫外線ランプ32は発光
ピークがほぼ365nmの紫外線を放射してマゼンタ感
熱発色層の光定着を行う。
【0020】次に上記実施例の作用について説明する。
プリント開始スイッチ(図示せず)が操作されると、給
紙トレイ11の最上部にあるカラー感熱記録紙12が給
紙ローラ10によって送り出され、給紙口13を通過し
て第1搬送ローラ対14に向けて搬送される。このカラ
ー感熱記録紙12の先端部が、第1搬送ローラ対14の
ニップローラ15と駆動ローラ16との間に送り込まれ
ると、これらの間でカラー感熱記録紙12を挟み込ん
で、サーマルヘッド18に向けて搬送する。
【0021】サーマルヘッド18とプラテンローラ17
との間を通過したカラー感熱記録紙12は、第2搬送ロ
ーラ対22に向けて搬送される。第2搬送ローラ対22
は、ニップローラ23と駆動ローラ24との間でカラー
感熱記録紙12を挟み込む。これと同時にサーマルヘッ
ド18は、取付軸20を中心に時計方向に回動し、発熱
素子18aがプラテンローラ17上のカラー感熱記録紙
12を押圧する。
【0022】この状態でカラー感熱記録紙12は、第1
搬送ローラ対14と第2搬送ローラ対22とによって順
方向に搬送され、この搬送中にカラー感熱記録紙12の
記録エリア35の先端縁が発熱素子18aに到達する
と、各発熱素子18aがイエロー画像の各画素に応じた
熱エネルギーを発生してイエロー感熱発色層にイエロー
画像を1ラインずつ熱記録する。各発熱素子18aは、
各画素を記録する際に、イエロー感熱発色層を発色直前
の状態にするためのバイアス熱エネルギーと、発色濃度
に応じた階調表現熱エネルギーとをカラー感熱記録紙1
2に与える。
【0023】イエロー熱記録時には、イエロー用紫外線
ランプ31が点灯する。イエロー用紫外線ランプ31か
ら放出された420nmの紫外線は、リフレクタ33の
内面で反射されて射出口34に集まり、カラー感熱記録
紙12を幅L3のスリット状に照射する。カラー感熱記
録紙12の搬送は、一定な速度で送られるから、記録エ
リア35内の各部分が一定な光量で照射され、次のマゼ
ンタ感熱発色層の熱記録時にイエローが発色しないよう
に、イエロー感熱発色層が定着される。
【0024】カラー感熱記録紙12の記録エリア35の
最後の行が記録されると、サーマルヘッド18の駆動が
停止する。これとともに、サーマルヘッド18が取付軸
20を中心に反時計方向に回動してカラー感熱記録紙1
2への押圧を解除する。しかし、第2搬送ローラ対22
は継続して回転しているため、定着器30によるイエロ
ー定着は続行している。そして、図2(A)に示すよう
に、カラー感熱記録紙12の後端部12aが第2搬送ロ
ーラ対22にニップされた状態になったときに、第2搬
送ローラ対22が停止し、同時にイエロー用紫外線ラン
プ31が消灯する。
【0025】イエロー用紫外線ランプ31が消灯する直
前には、図2(B)に示すように、リフレクタ33の射
出口34から出たスリット状の紫外線37が、記録エリ
ア35の後縁35aを通過して記録エリア35の外側の
余白部分38に位置している。したがって、図2(C)
に示すように、記録エリア35がスリット状の紫外線3
7を一定速度で通過するから、記録エリア35の全域を
均一に定着することができる。
【0026】第2搬送ローラ対22がいったん停止した
後に、逆方向に回転して、カラー感熱記録紙12を逆方
向へ搬送する。図3に示すように、カラー感熱記録紙1
2の先端が第2搬送ローラ対22にニップされる位置ま
で戻されると、第2搬送ローラ対22がいったん停止す
る。そして、サーマルヘッド18が再び熱記録位置に復
帰し、第2搬送ローラ対22が正回転してカラー感熱記
録紙12を順方向に搬送する。サーマルヘッド18はマ
ゼンタ感熱発色層にマゼンタ画像に応じた熱エネルギー
を与えて熱記録を行う。また、この熱記録に同期してマ
ゼンタ用紫外線ランプ32を点灯させる。
【0027】このマゼンタ用紫外線ランプ32により、
ほぼ365nm付近の近紫外線がカラー感熱記録紙12
に照射され、次のシアン感熱発色層の熱記録時にマゼン
タが発色しないようにマゼンタ感熱発色層を定着する。
このときにも、記録エリア35の後縁35aまで均一に
定着される。
【0028】カラー感熱記録紙12の順方向の後端部1
2aが第2搬送ローラ対22にニップされると、第2搬
送ローラ22の停止・逆転が開始される。これととも
に、マゼンタ用紫外線ランプ32が消灯し、またサーマ
ルヘッド18が退避する。
【0029】カラー感熱記録紙12の逆方向の後端部が
第2搬送ローラ対22にニップされるまでカラー感熱記
録紙12を戻してから、再び第2搬送ローラ対22を正
転させ、サーマルヘッド18によってシアン感熱発色層
にシアン画像を1ラインずつ熱記録する。なお、このシ
アン画像記録時にも、マゼンタ用紫外線ランプ32を点
灯させることによって、薄黄色味を除去して白く仕上げ
るための漂白を行ってもよい。
【0030】全ての感熱発色層に熱記録が行われると、
第2搬送ローラ対22はそのまま回転を続け、カラー感
熱記録紙12を排紙通路36に送り込む。排紙通路36
に送り込まれたカラー感熱記録紙12は、排紙用のロー
ラによって排紙トレイに排出される。
【0031】図4は、集光レンズを備えた光定着器40
の実施例を示す。この光定着器40は、リフレクタ4
1、イエロー定着用ランプ31、マゼンタ定着用ランプ
32、及び、集光レンズ42とから構成されている。リ
フレクタ41は、内部にイエロー定着用ランプ31とマ
ゼンタ定着用ランプ32とが収納できるように断面袋状
に湾曲されており、前側の間口43に集光レンズ42が
取り付けられている。集光レンズ42は入射した光をカ
ラー感熱記録紙12に集光して照射する。そして、カラ
ー感熱記録紙12の順方向の搬送が停止した状態のとき
に、記録エリア35の外側をスリット状に照明するよう
に、光定着器40が配置されている。この実施例では、
集光レンズ42を用いているから、リフレクタ41の形
状が簡素となる。
【0032】上記各実施例で説明した光定着器30,4
0では、イエロー及びマゼンタ定着用ランプ31,32
をそれぞれ一本ずつ内蔵しているが、本発明ではこれに
限らず、プリント時間を短縮するために、イエロー及び
マゼンタ用のランプをそれぞれ複数本ずつ用いてもよ
い。また、サーマルヘッド18による熱記録時に、定着
を行っているが、カラー感熱記録紙12を逆方向へ戻す
間に定着を行ってもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、カラー感熱記録紙の端
部が搬送ローラ対にニップされた状態のときに、紫外線
が記録エリアの外側をスリット状に照明するように、袋
状をしたリフレクタ又は集光レンズを設けたから、記録
エリアの全域をむら無く定着することができる。さら
に、スリット状の紫外線が搬送ローラに近い部分を照明
するように光定着器を配置することによって、その分だ
け記録エリアを拡大して記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー感熱プリンタを示す概
略図である。
【図2】図1に示した光定着器の要部及び定着状態を示
す説明図である。
【図3】図1に示す状態からカラー感熱記録材料を逆方
向に搬送した状態を示す概略図である。
【図4】集光レンズを用いた光定着器の実施例を示す概
略図である。
【図5】カラー感熱プリンタの従来例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
2,14,22 搬送ローラ対 3,12 カラー感熱記録紙 7,17 プラテンローラ 8,18 サーマルヘッド 9,30,40 光定着器 9a,9b,31,32 紫外線ランプ 9c,33,41 リフレクタ 35 記録エリア 42 集光レンズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 深層のものほど熱感度が低く、かつ異な
    った色に発色する少なくとも3種類の感熱発色層を支持
    体上に順次形成したカラー感熱記録紙を使用し、このカ
    ラー感熱記録紙を搬送ローラ対でニップして往復動させ
    ながらサーマルヘッドで熱感度の高い感熱発色層から順
    番に記録するとともに、下層の感熱発色層を記録する前
    に、その直前に記録した上層の感熱発色層に対してこれ
    に特有な紫外線を照射して定着し、カラー感熱記録紙の
    記録エリア内にカラー画像を3面順次で記録するカラー
    感熱プリンタにおいて、 少なくとも2種類の感熱発色層に特有な紫外線を放射す
    る少なくとも2個の紫外線ランプと、これらの紫外線ラ
    ンプを収納するとともに、カラー感熱記録紙の搬送方向
    と直交する方向に延びた細幅な射出口が形成されたリフ
    レクタとからなる定着器を設け、カラー感熱記録紙の端
    部が搬送ローラ対でニップされ、カラー感熱記録紙の搬
    送方向が変更される状態のときに、射出口から放出され
    たスリット状の紫外線が記録エリアの外側を照射するよ
    うに定着器を配置したことを特徴とするカラー感熱プリ
    ンタ。
  2. 【請求項2】 深層のものほど熱感度が低く、かつ異な
    った色に発色する少なくとも3種類の感熱発色層を支持
    体上に順次形成したカラー感熱記録紙を使用し、このカ
    ラー感熱記録紙を搬送ローラ対でニップして往復動させ
    ながらサーマルヘッドで熱感度の高い感熱発色層から順
    番に記録するとともに、下層の感熱発色層を記録する前
    に、その直前に記録した上層の感熱発色層に対してこれ
    に特有な紫外線を照射して定着し、カラー感熱記録紙の
    記録エリア内にカラー画像を3面順次で記録するカラー
    感熱プリンタにおいて、 少なくとも2種類の感熱発色層に特有な紫外線を放射す
    る少なくとも2個の紫外線ランプと、これらの紫外線ラ
    ンプから放出された紫外線を集光して、カラー感熱記録
    紙の搬送方向と直交する方向に延びた細長なスリット状
    にする集光レンズとからなる定着器を設け、カラー感熱
    記録紙の端部が搬送ローラ対でニップされ、カラー感熱
    記録紙の搬送方向が変更される状態のときに、スリット
    状の紫外線が記録エリアの外側を照射するように定着器
    を配置したことを特徴とするカラー感熱プリンタ。
JP7216039A 1995-08-24 1995-08-24 カラー感熱プリンタ Pending JPH0958026A (ja)

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