JPH0958025A - カラー画像プリント装置 - Google Patents

カラー画像プリント装置

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Publication number
JPH0958025A
JPH0958025A JP21158895A JP21158895A JPH0958025A JP H0958025 A JPH0958025 A JP H0958025A JP 21158895 A JP21158895 A JP 21158895A JP 21158895 A JP21158895 A JP 21158895A JP H0958025 A JPH0958025 A JP H0958025A
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JP
Japan
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color
laser light
light beam
print paper
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP21158895A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Ashino
渡 芦野
Morio Ishii
守男 石井
Koji Idei
恒治 出井
Yoshikazu Takagi
美和 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP21158895A priority Critical patent/JPH0958025A/ja
Publication of JPH0958025A publication Critical patent/JPH0958025A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】3種類の発色層が積層されて設けられたカラー
プリント紙に対してカラー画像のプリントを行うにあた
り、カラープリント紙として安価なものを使用でき、か
つ、各発色層に対する定着処理を不要にできるものとな
す。 【解決手段】Ye信号,Ma信号及びCy信号に応じて
夫々強度変調されたYe発色層加熱用レーザ光ビーム,
Ma発色層加熱用レーザ光ビーム及びCy発色層加熱用
レーザ光ビームを発するレーザ光ビーム発生部18と、
各レーザ光ビームを、回転ドラム10に巻き付けられた
カラープリント紙13に、Ye発色層加熱用レーザ光ビ
ームがYe発色層YEにおいて,Ma発色層加熱用レー
ザ光ビームがMa発色層MAにおいて,Cy発色層加熱
用レーザ光ビームがCy発色層CYにおいて集束する状
態のもとに入射させ、それにより、Ye発色層YE,M
a発色層MA及びCy発色層CYの夫々を加熱して発色
させる光学手段19とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱作用により互
いに異なる3色を夫々発色する3種の発色層が積層され
て設けられたカラープリント紙に、プリント用色信号に
応じて強度変調されたレーザ光を入射させることによ
り、3種の発色層を発色させてカラープリント紙上にプ
リント用色信号に応じたカラー画像を得るカラー画像プ
リント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー映像信号があらわすカラー画像の
うちの選択された部分について、所定のプリント紙上へ
の静止画としてのプリントを行うカラー画像プリント装
置が、例えば、“ビデオプリンタ”等と称されるものと
して実用に供されている。このようなカラー画像プリン
ト装置として、カラー映像信号に基づいて得られたプリ
ント用色信号が供給されて駆動されるサーマルヘッド
と、カラー画像のプリントがなされるプリント紙を、カ
ラーインクシートが順次重ねられる状態で保持するプリ
ント紙保持手段とが備えられたものが提案されている。
【0003】サーマルヘッドを備えたカラー画像プリン
ト装置にあっては、カラーインクシートがプリント紙保
持手段により保持された紙面に重ねられ、そのカラーイ
ンクシートにサーマルヘッドが当接せしめられた状態
で、サーマルヘッドがそれにプリント用色信号が供給さ
れて駆動され、また、それとともに、カラーインクシー
トが重ねられたプリント紙とサーマルヘッドとが相対移
動せしめられて、サーマルヘッドによりカラーインクシ
ートが重ねられたプリント紙がその有効領域の略全面に
亙って走査される。それにより、カラーインクシートに
付着せしめられたカラーインクがカラー画像プリント信
号により駆動されるサーマルヘッドによってプリント紙
上に熱転写され、その結果、プリント紙上にプリント用
色信号に応じたカラー画像のプリントが行われる。
【0004】斯かる際におけるカラーインクシートとし
ては、例えば、イエロー(Ye),マゼンタ(Ma)及
びシアン(Cy)の三色のインクが夫々塗布された3種
類のものが用意される。そして、一つのプリント紙に対
して、Yeのカラーインクシートが重ねられたもとで
の、プリント用色信号のうちのYe信号が供給されて駆
動されるサーマルヘッドによるYeのインクについての
熱転写,Maのカラーインクシートが重ねられたもとで
の、プリント用色信号のうちのMa信号が供給されて駆
動されるサーマルヘッドによるMaのインクについての
熱転写、及び、Cyのカラーインクシートが重ねられた
もとでの、プリント用色信号のうちのCy信号が供給さ
れて駆動されるサーマルヘッドによるCyのインクにつ
いての熱転写が繰り返され、それによって、プリント紙
に対するカラー画像のプリントが行われる。
【0005】また、三色のインクが夫々塗布された3種
類のインクシートが順次重ねられるプリント紙に代え
て、加熱作用によりYe,Ma及びCyの三色を夫々発
色するYe発色層,Ma発色層及びCy発色層が積層さ
れて設けられたカラープリント紙を用い、そのカラープ
リント紙にプリント用色信号が供給されて駆動されるサ
ーマルヘッドを作用させることにより、Ye発色層,M
a発色層及びCy発色層の各々を発色させて、カラープ
リント紙上にプリント用色信号があらわすカラー画像を
得るようにされたカラー画像プリント装置も提案されて
いる。
【0006】このようなYe発色層,Ma発色層及びC
y発色層を有したカラープリント紙が用いられ、それに
対するカラー画像のプリントが、サーマルヘッドを備え
たカラー画像プリント装置により行われる場合にあって
は、カラープリント紙に積層されて設けられるYe発色
層,Ma発色層及びCy発色層の夫々が、多数の制御マ
イクロカプセルを含んでいて、その制御マイクロカプセ
ルによって発色が制御されるものとされる。即ち、Ye
発色層に含まれる多数の制御マイクロカプセル,Ma発
色層に含まれる多数の制御マイクロカプセル、及び、C
y発色層に含まれる多数の制御マイクロカプセルが、夫
々異なる温度条件のもとで破壊されて、その破壊により
Ye発色層,Ma発色層及びCy発色層の各々を発色状
態となすものとされるのである。その際、例えば、Ye
発色層に含まれる多数の制御マイクロカプセルが、比較
的低い第1の温度以上の温度によって破壊され、Ma発
色層に含まれる多数の制御マイクロカプセルが、第1の
温度より高い第2の温度以上の温度によって破壊され、
さらに、Cy発色層に含まれる多数の制御マイクロカプ
セルが、第2の温度よりさらに高い第3の温度以上の温
度によって破壊されるように設定される。
【0007】そして、サーマルヘッドにより、それに供
給されるYe信号に応じて、カラープリント紙における
Ye発色層を第1の温度以上の温度に加熱し、Ye発色
層に含まれた制御マイクロカプセルを破壊してYe発色
層を発色させる工程,Ye信号に続いて供給されるMa
信号に応じて、カラープリント紙におけるMa発色層を
第2の温度以上の温度に加熱し、Ma発色層に含まれた
制御マイクロカプセルを破壊してMa発色層を発色させ
る工程、さらには、Ma信号に続いて供給されるCy信
号に応じて、カラープリント紙におけるCy発色層を第
3の温度以上の温度をもって加熱し、Cy発色層に含ま
れた制御マイクロカプセルを破壊してCy発色層を発色
させる工程がとられる。このような複数段の工程が実施
されることにより、カラープリント紙に、Ye信号,M
a信号及びCy信号を含むプリント用色信号があらわす
カラー画像のプリントが行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くの、互いに
相違する温度条件のもとで夫々発色状態におかれる、例
えば、Ye発色層,Ma発色層及びCy発色層とされる
3種類の発色層が積層されて設けられたカラープリント
紙に対するカラー画像のプリントを、サーマルヘッドを
用いて行うようにされたカラー画像プリント装置にあっ
ては、それに供されるカラープリント紙に設けられる、
例えば、Ye発色層,Ma発色層及びCy発色層とされ
る3種類の発色層が、夫々、互いに異なる温度条件のも
とで破壊されることになる3種類の制御マイクロカプセ
ルを含むものとされることになり、それゆえ、カラープ
リント紙が高価であるものとされてしまう。
【0009】また、サーマルヘッドによってカラープリ
ント紙における3種類の発色層の夫々を加熱するにあた
り、3種類の発色層うちの一つに対する加熱が行われる
とき、その熱が他の発色層に作用して当該他の発色層に
不所望な発色を生じさせる事態を防止することが必要と
される。従って、通常、比較的低い第1の温度以上の温
度によって発色する、例えば、Ye発色層とされる発色
層を、サーマルヘッドにより加熱する工程と、第1の温
度より高い第2の温度以上の温度によって発色する、例
えば、Ma発色層とされる発色層を、サーマルヘッドに
より加熱する工程との間において、発色状態におかれた
Ye発色層に、例えば、紫外線を用いての定着処理を施
して、Ye発色層がその後の加熱によっては発色を生じ
ないようにする工程が設けられ、また、第2の温度以上
の温度によって発色する、例えば、Ma発色層とされる
発色層を、サーマルヘッドにより加熱する工程と、第2
の温度よりさらに高い第3の温度以上の温度によって発
色する、例えば、Cy発色層とされる発色層を、サーマ
ルヘッドにより加熱する工程との間において、発色状態
におかれたMa発色層に、例えば、紫外線を用いての定
着処理を施して、Ma発色層がその後の加熱によっては
発色を生じないようにする工程が設けられる。
【0010】しかしながら、カラープリント紙に積層さ
れて設けられた、例えば、Ye発色層,Ma発色層及び
Cy発色層とされる3種類の発色層の夫々を、サーマル
ヘッドにより加熱して発色させる工程に加えて実施され
る、発色状態におかれた発色層に対して定着処理が施さ
れる工程が設けられることは、カラープリント紙に対す
る画像プリントにあたっての作業工程全体の複雑化,長
時間化がまねかれることになり、プリント作業工程の改
善を図るという観点からは望ましくないことになる。
【0011】斯かる点に鑑み、本発明は、3種類の発色
層が積層されて設けられたカラープリント紙に対してプ
リント用色信号に応じたカラー画像のプリントを行うに
あたり、カラープリント紙として、3種類の発色層が夫
々互いに異なる温度条件のもとで破壊されることになる
3種類の制御マイクロカプセルを含むものとされる必要
がなく、比較的安価に得られるものを用いることがで
き、しかも、カラープリント紙に積層されて設けられた
3種類の発色層の夫々を加熱して発色させる工程の他
に、発色状態におかれた発色層に対して定着処理が施さ
れる工程が設けられることが不要とされることになるカ
ラー画像プリント装置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカラー画像
プリント装置は、加熱作用により第1の色,第2の色及
び第3の色を夫々発色する第1の発色層,第2の発色層
及び第3の発色層が積層されて設けられたカラープリン
ト紙を保持するプリント紙保持手段と、第1のプリント
用色信号,第2のプリント用色信号及び第3のプリント
用色信号を発生するプリント用色信号形成部と、プリン
ト用色信号形成部から得られる第1,第2及び第3のプ
リント用色信号に応じて夫々強度変調された第1のレー
ザ光ビーム,第2のレーザ光ビーム及び第3のレーザ光
ビームを発するレーザ光ビーム発生部と、レーザ光ビー
ム発生部から発せられた第1,第2及び第3のレーザ光
ビームをプリント紙保持手段により保持されたカラープ
リント紙に入射させる光学手段と、プリント紙保持手段
により保持されたカラープリント紙における第1,第2
及び第3のレーザ光ビームの各々の入射位置を、カラー
プリント紙上において移動させる入射位置移動手段とを
備え、光学手段が、第1のレーザ光ビームに第1の発色
層において集束する状態をとらせ、第2のレーザ光ビー
ムに第2の発色層において集束する状態をとらせ、さら
に、第3のレーザ光ビームに第3の発色層において集束
する状態をとらせて、第1,第2及び第3の発色層を夫
々第1,第2及び第3のレーザ光ビームにより加熱して
発色させるものとされ、それにより、第1,第2及び第
3の発色層が発色したカラープリント紙上に、第1,第
2及び第3のプリント用色信号があらわすカラー画像を
得るものとされる。
【0013】このように構成される本発明に係るカラー
画像プリント装置にあっては、レーザ光ビーム発生部か
らの、第1,第2及び第3のプリント用色信号に応じて
夫々強度変調された第1,第2及び第3のレーザ光ビー
ムが、光学手段により、プリント紙保持手段により保持
されたカラープリント紙に入射せしめられ、その際、第
1のレーザ光ビームが第1の発色層に、第2のレーザ光
ビームが第2の発色層に、さらに、第3のレーザ光ビー
ムが第3の発色層に、夫々、集束せしめられる。そし
て、入射位置移動手段により、カラープリント紙におけ
る第1,第2及び第3のレーザ光ビームの各々の入射位
置が、カラープリント紙上において移動せしめられてい
く。
【0014】それにより、カラープリント紙における第
1の発色層がそれに集束せしめられる第1のレーザ光ビ
ームによって加熱されて発色せしめられ、カラープリン
ト紙上における第1のレーザ光ビームの入射位置の移動
に伴って、第1の発色層に第1のプリント用色信号に基
づく第1の色による画像が形成され、また、カラープリ
ント紙における第2の発色層がそれに集束せしめられる
第2のレーザ光ビームによって加熱されて発色せしめら
れ、カラープリント紙上における第2のレーザ光ビーム
の入射位置の移動に伴って、第2の発色層に第2のプリ
ント用色信号に基づく第2の色による画像が形成され、
さらに、カラープリント紙における第3の発色層がそれ
に集束せしめられる第3のレーザ光ビームによって加熱
されて発色せしめられ、カラープリント紙上における第
3のレーザ光ビームの入射位置の移動に伴って、第3の
発色層に第3のプリント用色信号に基づく第3の色によ
る画像が形成される。その結果、カラープリント紙上
に、第1の色による画像,第2の色による画像及び第3
の色による画像が重ねられてカラー画像が得られる。
【0015】斯かる際、第1の発色層に集束せしめられ
る第1のレーザ光ビームは、第2及び第3の発色層に対
してはそれらを発色させる加熱作用は及ぼさず、また、
第2の発色層に集束せしめられる第2のレーザ光ビーム
は、第1及び第3の発色層に対してはそれらを発色させ
る加熱作用は及ぼさず、さらに、第3の発色層に集束せ
しめられる第3のレーザ光ビームは、第1及び第2の発
色層に対してはそれらを発色させる加熱作用は及ぼさな
い。
【0016】従って、本発明に係るカラー画像プリント
装置によるカラー画像のプリントが行われる場合には、
カラープリント紙に積層されて設けられる第1,第2及
び第3の発色層は、夫々互いに異なる温度条件のもとで
破壊されることになる3種類の制御マイクロカプセルを
含むもの等とされる必要がなく、それゆえ、カラープリ
ント紙として比較的安価に得られるものが用いられ得る
ことになり、また、発色状態におかれた第1の発色層,
第2の発色層あるいは第3の発色層に対して定着処理を
施す工程を設けることが不要とされて、カラープリント
紙に対するカラー画像のプリント作業工程の改善が図ら
れることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】図2は、本発明に係るカラー画像
プリント装置の一例における可動機構部の構成を示す。
この図2に示される可動機構部を備えた例においては、
回転ドラム10に、モータ11により回転駆動される減
速ギア12が取り付けられた回転軸10Aが設けられて
おり、モータ11及び減速ギア12は、回転ドラム10
を回転させるドラム駆動部を構成している。回転ドラム
10に設けられた回転軸10Aは、図示が省略されたエ
ア吸引用ポンプに連結されていて、エア吸引用ポンプが
作動状態におかれるときには、エア吸引通路の機能を果
たすものとされている。
【0018】斯かる回転ドラム10には、カラープリン
ト紙13が、回転ドラム10に設けられた複数の小径透
孔10Hを覆う状態をもって巻き付けられる。カラープ
リント紙13は、エア吸引用ポンプの作動により得られ
る、回転ドラム10の複数の小径透孔10Hを通じた吸
引作用によって回転ドラム10に対する巻付き状態が維
持され、回転ドラム10が回転する際には、回転ドラム
10の回転に伴って回動せしめられる。そして、回転ド
ラム10に巻き付けられたカラープリント紙13が、回
転ドラム10から離隔せしめられるときには、エア吸引
用ポンプが非作動状態とされたもとで、図示が省略され
た送り手段により、回転状態にある回転ドラム10か
ら、図2において一点鎖線により示される如く、矢印Z
により示される、回転ドラム10の回転方向に沿う方向
に送り出される。これよりして、回転ドラム10は、そ
れに巻き付けられたカラープリント紙13をエア吸引用
ポンプの作動により保持するプリント紙保持手段を形成
していることになる。
【0019】このようにして回転ドラム10に巻き付け
られるカラープリント紙13は、図3に示される如く、
ベース13Aに対して、Cy発色層CY,Ma発色層M
A及びYe発色層YEが、Cy発色層CYとMa発色層
MAとの間、及び、Ma発色層MAとYe発色層YEと
の間に断熱層13Bを挟んで、積層されて設けられたも
のとされ、最外層となるYe発色層YEの表面は、透明
保護層13Cにより覆われている。Cy発色層CY,M
a発色層MA,Ye発色層YE、及び、断熱層13Bの
夫々は、透光性を有したものとされる。そして、Cy発
色層CY,Ma発色層MA及びYe発色層YEの夫々
は、例えば、所定以上の温度に加熱されるとき破壊を生
じる多数の制御マイクロカプセルを含んでいて、Cy発
色層CYはそれに含まれた制御マイクロカプセルの破壊
が生じた部分がCyに発色し、また、Ma発色層MAは
それに含まれた制御マイクロカプセルの破壊が生じた部
分がMaに発色し、さらに、Ye発色層YEはそれに含
まれた制御マイクロカプセルの破壊が生じた部分がYe
に発色する。
【0020】断熱層13Bは、Cy発色層CYが発色を
生じるべく加熱される際にその加熱作用のMa発色層M
Aへの影響を阻止するとともに、Ma発色層MAが発色
を生じるべく加熱される際にその加熱作用のCy発色層
CY及びYe発色層YEへの影響を阻止し、さらに、Y
e発色層YEが発色を生じるべく加熱される際にその加
熱作用のMa発色層MAへの影響を阻止する。
【0021】回転ドラム10の近傍には、回転ドラム1
0の中心軸線に沿って伸びる送り螺子部材14が配され
ており、送り螺子部材14には、光学ヘッド部15が移
動可能に取り付けられている。光学ヘッド部15は、送
り螺子部材14が、それに取り付けられた減速ギア16
を通じて伝達されるステッピングモータ17による回転
駆動力によって回転せしめられることにより、送り螺子
部材14に沿って移動せしめられる。光学ヘッド部15
の送り螺子部材14に沿う移動は、光学ヘッド部15
が、回転ドラム10の一端部側から他端部側へと所定の
移動ピッチをもって間歇移動し、回転ドラム10の他端
部側に到達すると急速に回転ドラム10の一端部側に戻
り、その後再び、回転ドラム10の一端部側から他端部
側へと所定のピッチをもって間歇移動するという動作を
繰り返すようにして行われる。
【0022】光学ヘッド部15は、カラープリント紙1
3におけるYe発色層YEを局部的に所定以上の温度に
加熱して発色させるためのYe発色層加熱用レーザ光ビ
ーム,カラープリント紙13におけるMa発色層MAを
局部的に所定以上の温度に加熱して発色させるためのM
a発色層加熱用レーザ光ビーム、及び、カラープリント
紙13におけるCy発色層CYを局部的に所定以上の温
度に加熱して発色させるためのCy発色層加熱用レーザ
光ビームを発するレーザ光ビーム発生部18と、レーザ
光ビーム発生部18から発せられたYe発色層加熱用レ
ーザ光ビーム,Ma発色層加熱用レーザ光ビーム及びC
y発色層加熱用レーザ光ビームを、回転ドラム10に巻
き付けられたカラープリント紙13に入射させる光学手
段19とを内蔵している。
【0023】即ち、ドラム駆動部を構成するモータ11
及び減速ギア12は、回転ドラム10を回転させて、そ
の回転ドラム10に巻き付けられたカラープリント紙1
3を光学手段19に対して、回転ドラム10の中心軸線
に直交する方向に移動させるカラープリント紙駆動部を
形成しており、また、送り螺子部際14,減速ギア16
及びステッピングモータ17は、光学手段19を回転ド
ラム10に巻き付けられたカラープリント紙13に対し
て、回転ドラム10の中心軸線に沿う方向に移動させる
光学手段駆動部を形成しているのである。
【0024】光学ヘッド部15に内蔵されたレーザ光ビ
ーム発生部18及び光学手段19、及び、それらに対す
る制御回路部20を含む部分の具体例は、図1に示され
る如くに構成される。この図1に示される具体例にあっ
ては、レーザ光ビーム発生部18が、所定の波長を有し
たレーザ光を発するレーザ素子21とレーザ素子21か
ら発せられたレーザ光を平行ビームとなすコリメータレ
ンズ22とを含んでいる。また、光学手段19は、レー
ザ光ビーム発生部18におけるコリメータレンズ22を
通じたレーザ光ビームを回転ドラム10に巻き付けられ
たカラープリント紙13に向けて集束させる集束レンズ
23と、集束レンズ23を回転ドラム10に巻き付けら
れたカラープリント紙13に対して近接あるいは離隔さ
せるべく移動させるレンズ駆動機構24とを含んでい
る。
【0025】光学手段19に含まれたレンズ駆動機構2
4は、集束レンズ23を保持し、ラック25Aが設けら
れたレンズ保持枠部材25と、ラック25Aに係合する
ピニオンギア26Aが設けられたモータ26とを備えて
構成され、モータ26の回転に伴うピニオンギア26A
の回動によって、ラック25Aが設けられたレンズ保持
枠部材25が集束レンズ23を伴って移動せしめられ
る。そして、レンズ駆動機構24により移動せしめられ
る集束レンズ23は、レーザ光ビーム発生部18におけ
るコリメータレンズ22を通じたレーザ光ビームに、回
転ドラム10に巻き付けられたカラープリント紙13に
おけるYe発色層YEにおいて集束する状態をとらせる
Ye発色層加熱位置,回転ドラム10に巻き付けられた
カラープリント紙13におけるMa発色層MAにおいて
集束する状態をとらせるMa発色層加熱位置、及び、回
転ドラム10に巻き付けられたカラープリント紙13に
おけるCy発色層CYにおいて集束する状態をとらせる
Cy発色層加熱位置を選択的にとるものとされる。
【0026】制御回路部20は、端子20Aからのカラ
ー映像信号SVが供給されるプリント用色信号形成部3
1,レンズ駆動機構24におけるモータ26に、それか
ら導出された端子26Bを通じてモータ駆動信号Smを
供給するモータ駆動部32、及び、プリント用色信号形
成部31及びモータ駆動部32に夫々制御信号Qs及び
Qmを供給して、プリント用色信号形成部31及びモー
タ駆動部32についての動作制御を行う動作制御部33
を含んでいる。
【0027】このようなもとで、カラープリント紙13
にカラー映像信号SVがあらわすカラー画像のプリント
を行う動作状態がとられるが、その際には、動作制御部
33からの制御信号Qsに応じ、プリント用色信号形成
部31において、カラー映像信号SVの、例えば、1フ
レーム期間分に基づくプリント用色信号であるYe信号
SYe,Ma信号SMa及びCy信号SCyが形成さ
れ、それらがプリント用色信号形成部31に内蔵された
メモリに格納されるとともに、所定の間隔をおいて、Y
e信号SYe,Ma信号SMa及びCy信号SCyが、
順次、端子18Aを通じてレーザ光ビーム発生部18に
おけるレーザ素子21に供給される。
【0028】そして、先ず、プリント用色信号形成部3
1からYe信号SYeがレーザ素子21に供給される
と、レーザ素子21がYe信号SYeに応じた強度変調
がなされたレーザ光を発し、そのレーザ光がコリメータ
レンズ22を通じることにより、Ye信号SYeに応じ
た強度変調がなされたYe発色層加熱用レーザ光ビーム
LByが形成される。
【0029】また、このとき、動作制御部33からの制
御信号Qmに応じ、モータ駆動部32において、光学手
段19における集束レンズ23にYe発色層加熱位置を
とらせるためのモータ駆動信号Smが形成され、それが
レンズ駆動機構24におけるモータ26に供給される。
それにより、モータ26がモータ駆動信号Smに応じて
作動し、集束レンズ23がYe発色層加熱位置をとる状
態におかれる。
【0030】従って、レーザ光ビーム発生部18からの
Ye信号SYeに応じた強度変調がなされたYe発色層
加熱用レーザ光ビームLByが、光学手段19における
集束レンズ23によって、図3において一点鎖線により
示される如く、回転ドラム10に巻き付けられたカラー
プリント紙13に、それにおけるYe発色層YEにおい
て集束する状態をもって入射せしめられる。それによ
り、カラープリント紙13におけるYe発色層YEが、
そこにおいて集束せしめられるYe発色層加熱用レーザ
光ビームLByによって、局部的に所定以上の温度にま
で加熱され、その加熱された部分がYeに発色せしめら
れる。
【0031】このようにして、レーザ光ビーム発生部1
8からのYe信号SYeに応じた強度変調がなされたY
e発色層加熱用レーザ光ビームLByが、回転ドラム1
0に巻き付けられたカラープリント紙13に、それにお
けるYe発色層YEにおいて集束する状態をもって入射
せしめられる状態のもとで、図2に示されるステッピン
グモータ17及びモータ11が作動せしめられ、光学ヘ
ッド部15が送り螺子部材14に沿って移動せしめられ
るとともに、回転ドラム10に巻き付けられたカラープ
リント紙13が回転ドラム10の回転に伴って回動せし
められる。それにより、回転ドラム10に巻き付けられ
たカラープリント紙13に光学ヘッド部15に内蔵され
た光学手段19から入射するYe発色層加熱用レーザ光
ビームLByの入射位置が、カラープリント紙13に対
して回転ドラム10の中心軸に沿う方向及びそれに直交
する方向に移動せしめられて、実質的にカラープリント
紙13における有効領域を全面的に走査するものとされ
る。その結果、カラープリント紙13におけるYe発色
層YEに、Ye信号SYeに応じたYeカラー画像が得
られる。
【0032】斯かるとき、カラープリント紙13に入射
するYe発色層加熱用レーザ光ビームLByが、Ye発
色層YEにおいて集束して、Ye発色層YEを局部的に
所定以上の温度にまで加熱すること、さらには、カラー
プリント紙13におけるYe発色層YEとMa発色層M
Aとの間に断熱層13Bが設けられていることにより、
Ye発色層加熱用レーザ光ビームLByによるYe発色
層YEに対する加熱作用が、Ma発色層MA、さらに
は、Cy発色層CYに影響を及ぼすことはない。
【0033】次に、プリント用色信号形成部31からM
a信号SMaがレーザ素子21に供給されると、レーザ
素子21がMa信号SMaに応じた強度変調がなされた
レーザ光を発し、そのレーザ光がコリメータレンズ22
を通じることにより、Ma信号SMaに応じた強度変調
がなされたMa発色層加熱用レーザ光ビームLBmが形
成される。
【0034】また、このとき、動作制御部33からの制
御信号Qmに応じ、モータ駆動部32において、光学手
段19における集束レンズ23にMa発色層加熱位置を
とらせるためのモータ駆動信号Smが形成され、それが
レンズ駆動機構24におけるモータ26に供給される。
それにより、モータ26がモータ駆動信号Smに応じて
作動し、集束レンズ23がMa発色層加熱位置をとる状
態におかれる。
【0035】従って、このとき、レーザ光ビーム発生部
18からのMa信号SMaに応じた強度変調がなされた
Ma発色層加熱用レーザ光ビームLBmが、光学手段1
9における集束レンズ23によって、図3において実線
により示される如く、回転ドラム10に巻き付けられた
カラープリント紙13に、それにおけるMa発色層MA
において集束する状態をもって入射せしめられる。それ
により、カラープリント紙13におけるMa発色層MA
が、そこにおいて集束せしめられるMa発色層加熱用レ
ーザ光ビームLBmによって、局部的に所定以上の温度
にまで加熱され、その加熱された部分がMaに発色せし
められる。
【0036】このようにして、レーザ光ビーム発生部1
8からのMa信号SMaに応じた強度変調がなされたM
a発色層加熱用レーザ光ビームLBmが、回転ドラム1
0に巻き付けられたカラープリント紙13に、それにお
けるMa発色層MAにおいて集束する状態をもって入射
せしめられる状態のもとで、図2に示されるステッピン
グモータ17及びモータ11が作動せしめられ、光学ヘ
ッド部15が送り螺子部材14に沿って移動せしめられ
るとともに、回転ドラム10に巻き付けられたカラープ
リント紙13が回転ドラム10の回転に伴って回動せし
められる。それにより、回転ドラム10に巻き付けられ
たカラープリント紙13に光学ヘッド部15に内蔵され
た光学手段19から入射するMa発色層加熱用レーザ光
ビームLBmの入射位置が、カラープリント紙13に対
して回転ドラム10の中心軸に沿う方向及びそれに直交
する方向に移動せしめられて、実質的にカラープリント
紙13における有効領域を全面的に走査するものとされ
る。その結果、カラープリント紙13におけるMa発色
層MAに、Ma信号SMaに応じたMaカラー画像が得
られる。
【0037】斯かるときにも、カラープリント紙13に
入射するMa発色層加熱用レーザ光ビームLBmが、M
a発色層MAにおいて集束して、Ma発色層MAを局部
的に所定以上の温度にまで加熱すること、さらには、カ
ラープリント紙13におけるYe発色層YEとMa発色
層MAとの間、及び、Ma発色層MAとCy発色層CY
との間の夫々に断熱層13Bが設けられていることによ
り、Ma発色層加熱用レーザ光ビームLBmによるMa
発色層MAに対する加熱作用が、Ye発色層YE及びC
y発色層CYの何れにも影響を及ぼすことはない。
【0038】さらに、プリント用色信号形成部31から
Cy信号SCyがレーザ素子21に供給されると、レー
ザ素子21がCy信号SCyに応じた強度変調がなされ
たレーザ光を発し、そのレーザ光がコリメータレンズ2
2を通じることにより、Cy信号SCyに応じた強度変
調がなされたCy発色層加熱用レーザ光ビームLBcが
形成される。
【0039】また、このとき、動作制御部33からの制
御信号Qmに応じ、モータ駆動部32において、光学手
段19における集束レンズ23にCy発色層加熱位置を
とらせるためのモータ駆動信号Smが形成され、それが
レンズ駆動機構24におけるモータ26に供給される。
それにより、モータ26がモータ駆動信号Smに応じて
作動し、集束レンズ23がCy発色層加熱位置をとる状
態におかれる。
【0040】従って、このとき、レーザ光ビーム発生部
18からのCy信号SCyに応じた強度変調がなされた
Cy発色層加熱用レーザ光ビームLBcが、光学手段1
9における集束レンズ23によって、図3において二点
鎖線により示される如く、回転ドラム10に巻き付けら
れたカラープリント紙13に、それにおけるCy発色層
CYにおいて集束する状態をもって入射せしめられる。
それにより、カラープリント紙13におけるCy発色層
CYが、そこにおいて集束せしめられるCy発色層加熱
用レーザ光ビームLBcによって、局部的に所定以上の
温度にまで加熱され、その加熱された部分がCyに発色
せしめられる。
【0041】このようにして、レーザ光ビーム発生部1
8からのCy信号SCyに応じた強度変調がなされたC
y発色層加熱用レーザ光ビームLBcが、回転ドラム1
0に巻き付けられたカラープリント紙13に、それにお
けるCy発色層CYにおいて集束する状態をもって入射
せしめられる状態のもとで、図2に示されるステッピン
グモータ17及びモータ11が作動せしめられ、光学ヘ
ッド部15が送り螺子部材14に沿って移動せしめられ
るとともに、回転ドラム10に巻き付けられたカラープ
リント紙13が回転ドラム10の回転に伴って回動せし
められる。それにより、回転ドラム10に巻き付けられ
たカラープリント紙13に光学ヘッド部15に内蔵され
た光学手段19から入射するCy発色層加熱用レーザ光
ビームLBcの入射位置が、カラープリント紙13に対
して回転ドラム10の中心軸に沿う方向及びそれに直交
する方向に移動せしめられて、実質的にカラープリント
紙13における有効領域を全面的に走査するものとされ
る。その結果、カラープリント紙13におけるCy発色
層CYに、Cy信号SCyに応じたCyカラー画像が得
られる。
【0042】斯かるとき、カラープリント紙13に入射
するCy発色層加熱用レーザ光ビームLBcが、Cy発
色層CYにおいて集束して、Cy発色層CYを局部的に
所定以上の温度にまで加熱すること、さらには、カラー
プリント紙13におけるMa発色層MAとCy発色層C
Yとの間に断熱層13Bが設けられていることにより、
Cy発色層加熱用レーザ光ビームLBcによるCy発色
層CYに対する加熱作用が、Ma発色層MAに影響を及
ぼすことはない。
【0043】上述の如くにして順次形成されるYe発色
層YEにおけるYe信号SYeに応じたYeカラー画
像,Ma発色層MAにおけるMa信号SMaに応じたM
aカラー画像、及び、Cy発色層CYにおけるCy信号
SCyに応じたCyカラー画像は、互いに重ねられて、
カラープリント紙13上に、カラー映像信号SVの1フ
レーム期間分があらわすカラー画像が得られることにな
る。即ち、カラープリント紙13に対する、カラー映像
信号SVに基づいて得られるYe信号SYe,Ma信号
SMa及びCy信号SCyを含むプリント用色信号に応
じたカラー画像のプリントが行われるのである。
【0044】斯かる際、カラープリント紙13に積層さ
れて設けられるCy発色層CY,Ma発色層MA及びY
e発色層YEは、夫々互いに異なる温度条件のもとで破
壊されることになる3種類の制御マイクロカプセルを含
むものとされる必要がなく、各々が同一の温度条件のも
とで破壊を生じることになる1種類の制御マイクロカプ
セルを含むものとされることで足り、それゆえ、カラー
プリント紙として比較的安価に得られるものが用いられ
得ることになる。また、発色状態におかれたYe発色層
YE,Ma発色層MA、あるいは、Cy発色層CYに対
して定着処理を施す工程を設けることが不要とされて、
カラープリント紙13に対するカラー画像のプリント作
業工程の改善が図られることになる。
【0045】図4は、光学ヘッド部15に内蔵されたレ
ーザ光ビーム発生部18及び光学手段19、及び、それ
らに対する制御回路部20を含む部分の他の具体例を示
す。この図4に示される他の具体例にあっては、レーザ
光ビーム発生部18が、各々が所定の波長を有したレー
ザ光を発するものとされた3個のレーザ素子35Y,3
5M及び35Cと、レーザ素子35Yから発せられたレ
ーザ光を平行ビームとなすコリメータレンズ36Y,レ
ーザ素子35Mから発せられたレーザ光を平行ビームと
なすコリメータレンズ36M及びレーザ素子35Cから
発せられたレーザ光を平行ビームとなすコリメータレン
ズ36Cとを含んでいる。また、光学手段19は、レー
ザ光ビーム発生部18におけるコリメータレンズ36
Y,36M及び36Cを夫々通じた3本のレーザ光ビー
ムを、回転ドラム10に巻き付けられたカラープリント
紙13に向けて夫々集束させる3個の集束レンズ37
Y,37M及び37Cを含んでいる。
【0046】光学手段19に含まれた3個の集束レンズ
37Y,37M及び37Cは、例えば、回転ドラム10
に巻き付けられたカラープリント紙13における透明保
護層13Cの表面からの実質的な光学距離が互いに異な
ることになる位置に配されており、集束レンズ37Y
は、レーザ光ビーム発生部18におけるコリメータレン
ズ36Yを通じたレーザ光ビームに、回転ドラム10に
巻き付けられたカラープリント紙13におけるYe発色
層YEにおいて集束する状態をとらせ、また、集束レン
ズ37Mは、レーザ光ビーム発生部18におけるコリメ
ータレンズ36Mを通じたレーザ光ビームに、回転ドラ
ム10に巻き付けられたカラープリント紙13における
MA発色層MAにおいて集束する状態をとらせ、さら
に、集束レンズ37Cは、レーザ光ビーム発生部18に
おけるコリメータレンズ36Cを通じたレーザ光ビーム
に、回転ドラム10に巻き付けられたカラープリント紙
13におけるCy発色層CYにおいて集束する状態をと
らせる。
【0047】レーザ光ビーム発生部18において形成さ
れる3本のレーザ光ビームは、各々の光軸が、同一平面
に或るものとはされず、三次元的に配置される。
【0048】制御回路部20は、端子20Aからのカラ
ー映像信号SVが供給されるプリント用色信号形成部3
8を含んでいる。プリント用色信号形成部38は、プリ
ント用色信号であるYe信号SYe,Ma信号SMa及
びCy信号SCyを形成し、それらを、夫々、端子18
Y,18M及び18Cを通じてレーザ光ビーム発生部1
8におけるレーザ素子35Y,35M及び35Cに供給
する。
【0049】このようなもとで、カラープリント紙13
にカラー映像信号SVがあらわすカラー画像のプリント
を行う動作状態がとられるが、その際には、制御回路部
20におけるプリント用色信号形成部38において、端
子20Aからのカラー映像信号SVの、例えば、1フレ
ーム期間分に基づくプリント用色信号であるYe信号S
Ye,Ma信号SMa及びCy信号SCyが形成され、
それらが、端子18Y,18M及び18Cを通じて、レ
ーザ光ビーム発生部18におけるレーザ素子35Y,3
5M及び35Cに夫々同時に供給される。
【0050】そして、プリント用色信号形成部38から
のYe信号SYeが供給されるレーザ素子35Yは、Y
e信号SYeに応じた強度変調がなされたレーザ光を発
し、そのレーザ光がコリメータレンズ36Yを通じるこ
とにより、Ye信号SYeに応じた強度変調がなされた
Ye発色層加熱用レーザ光ビームLByが形成される。
また、プリント用色信号形成部38からのMa信号SM
aが供給されるレーザ素子35Mは、Ma信号SMaに
応じた強度変調がなされたレーザ光を発し、そのレーザ
光がコリメータレンズ36Mを通じることにより、Ma
信号SMaに応じた強度変調がなされたMa発色層加熱
用レーザ光ビームLBmが形成される。さらに、プリン
ト用色信号形成部38からのCy信号SCyが供給され
るレーザ素子35Cは、Cy信号SCyに応じた強度変
調がなされたレーザ光を発し、そのレーザ光がコリメー
タレンズ36Cを通じることにより、Cy信号SCyに
応じた強度変調がなされたCy発色層加熱用レーザ光ビ
ームLBcが形成される。
【0051】レーザ光ビーム発生部18において形成さ
れるYe発色層加熱用レーザ光ビームLBy,Ma発色
層加熱用レーザ光ビームLBm及びCy発色層加熱用レ
ーザ光ビームLBcは、光学手段19における集束レン
ズ37Y,37M及び37Cに夫々同時に入射せしめら
れる。従って、レーザ光ビーム発生部18からのYe信
号SYeに応じた強度変調がなされたYe発色層加熱用
レーザ光ビームLByが、光学手段19における集束レ
ンズ37Yによって、図3において一点鎖線により示さ
れる如く、回転ドラム10に巻き付けられたカラープリ
ント紙13に、それにおけるYe発色層YEにおいて集
束する状態をもって入射せしめられ、レーザ光ビーム発
生部18からのMa信号SMaに応じた強度変調がなさ
れたMa発色層加熱用レーザ光ビームLBmが、光学手
段19における集束レンズ37Mによって、図3におい
て実線により示される如く、回転ドラム10に巻き付け
られたカラープリント紙13に、それにおけるMa発色
層MAにおいて集束する状態をもって入射せしめられ、
さらに、レーザ光ビーム発生部18からのCy信号SC
yに応じた強度変調がなされたCy発色層加熱用レーザ
光ビームLBcが、光学手段19における集束レンズ3
7Cによって、図3において実線により示される如く、
回転ドラム10に巻き付けられたカラープリント紙13
に、それにおけるCy発色層CYおいて集束する状態を
もって入射せしめられる。
【0052】このようにして、Ye発色層加熱用レーザ
光ビームLByが、カラープリント紙13にそれにおけ
るYe発色層YEにおいて集束する状態をもって入射
し、Ma発色層加熱用レーザ光ビームLBmが、カラー
プリント紙13にそれにおけるMa発色層MAにおいて
集束する状態をもって入射し、さらに、Cy発色層加熱
用レーザ光ビームLBcが、カラープリント紙13にそ
れにおけるCy発色層CYにおいて集束する状態をもっ
て入射するものとされることにより、カラープリント紙
13におけるYe発色層YEが、そこにおいて集束する
Ye発色層加熱用レーザ光ビームLByによって、局部
的に所定以上の温度にまで加熱され、その加熱された部
分がYeに発色せしめられ,カラープリント紙13にお
けるMa発色層MAが、そこにおいて集束するMa発色
層加熱用レーザ光ビームLBmによって、局部的に所定
以上の温度にまで加熱され、その加熱された部分がMa
に発色せしめられ、さらに、カラープリント紙13にお
けるCy発色層CYが、そこにおいて集束するCy発色
層加熱用レーザ光ビームLBcによって、局部的に所定
以上の温度にまで加熱され、その加熱された部分がCy
に発色せしめられる。
【0053】上述の如くに、レーザ光ビーム発生部18
からのYe信号SYeに応じた強度変調がなされたYe
発色層加熱用レーザ光ビームLByが、回転ドラム10
に巻き付けられたカラープリント紙13に、それにおけ
るYe発色層YEにおいて集束する状態をもって入射せ
しめられ、また、レーザ光ビーム発生部18からのMa
信号SMaに応じた強度変調がなされたMa発色層加熱
用レーザ光ビームLBmが、回転ドラム10に巻き付け
られたカラープリント紙13に、それにおけるMa発色
層MAにおいて集束する状態をもって入射せしめられ、
さらに、レーザ光ビーム発生部18からのCy信号SC
yに応じた強度変調がなされたCy発色層加熱用レーザ
光ビームLBcが、回転ドラム10に巻き付けられたカ
ラープリント紙13に、それにおけるCy発色層CYに
おいて集束する状態をもって入射せしめられる状態のも
とで、図2に示されるステッピングモータ17及びモー
タ11が作動せしめられ、光学ヘッド部15が送り螺子
部材14に沿って移動せしめられるとともに、回転ドラ
ム10に巻き付けられたカラープリント紙13が回転ド
ラム10の回転に伴って回動せしめられる。
【0054】それにより、回転ドラム10に巻き付けら
れたカラープリント紙13に光学ヘッド部15に内蔵さ
れた光学手段19から入射するYe発色層加熱用レーザ
光ビームLBy,Ma発色層加熱用レーザ光ビームLB
m、及び、Cy発色層加熱用レーザ光ビームLBcの夫
々の入射位置が、カラープリント紙13に対して回転ド
ラム10の中心軸に沿う方向及びそれに直交する方向に
移動せしめられて、実質的にカラープリント紙13にお
ける有効領域を全面的に走査するものとされる。その結
果、カラープリント紙13におけるYe発色層YEに、
Ye信号SYeに応じたYeカラー画像が得られ、カラ
ープリント紙13におけるMa発色層MAに、Ma信号
SMaに応じたMaカラー画像が得られ、さらに、カラ
ープリント紙13におけるCy発色層CYに、Cy信号
SCyに応じたCyカラー画像が得られる。
【0055】斯かるとき、カラープリント紙13に入射
するYe発色層加熱用レーザ光ビームLByが、Ye発
色層YEにおいて集束して、Ye発色層YEを局部的に
所定以上の温度にまで加熱し、カラープリント紙13に
入射するMa発色層加熱用レーザ光ビームLBmが、M
a発色層MAにおいて集束して、Ma発色層MAを局部
的に所定以上の温度にまで加熱し、カラープリント紙1
3に入射するCy発色層加熱用レーザ光ビームLBc
が、Cy発色層CYにおいて集束して、Cy発色層CY
を局部的に所定以上の温度にまで加熱すること、さらに
は、カラープリント紙13におけるYe発色層YEとM
a発色層MAとの間、及び、Ma発色層MAとCy発色
層CYとの間の夫々に断熱層13Bが設けられているこ
とにより、Ye発色層加熱用レーザ光ビームLByによ
るYe発色層YEに対する加熱作用が、Ma発色層MA
さらにはCy発色層CYに影響を及ぼすことがなく、ま
た、Ma発色層加熱用レーザ光ビームLBmによるMa
発色層MAに対する加熱作用が、Cy発色層CY及びY
e発色層YEのいずれにも影響を及ぼすことがなく、さ
らに、Cy発色層加熱用レーザ光ビームLBcによるC
y発色層CYに対する加熱作用が、Ma発色層MAさら
にはYe発色層YEに影響を及ぼすことがない。
【0056】このようにして形成されるYe発色層YE
におけるYe信号SYeに応じたYeカラー画像,Ma
発色層MAにおけるMa信号SMaに応じたMaカラー
画像、及び、Cy発色層CYにおけるCy信号SCyに
応じたCyカラー画像は、互いに重ねられて、カラープ
リント紙13上に、カラー映像信号SVの1フレーム期
間分があらわすカラー画像が得られることになる。即
ち、カラープリント紙13に対する、カラー映像信号S
Vに基づいて得られるYe信号SYe,Ma信号SMa
及びCy信号SCyを含むプリント用色信号に応じたカ
ラー画像のプリントが行われるのである。
【0057】斯かる際にも、カラープリント紙13に積
層されて設けられるCy発色層CY,Ma発色層MA及
びYe発色層YEは、夫々互いに異なる温度条件のもと
で破壊されることになる3種類の制御マイクロカプセル
を含むものとされる必要がなく、各々が同一の温度条件
のもとで破壊を生じることになる1種類の制御マイクロ
カプセルを含むものとされることで足り、それゆえ、カ
ラープリント紙として比較的安価に得られるものが用い
られ得ることになる。また、発色状態におかれたYe発
色層YE,Ma発色層MA、あるいは、Cy発色層CY
に対して定着処理を施す工程を設けることが不要とされ
て、カラープリント紙13に対するカラー画像のプリン
ト作業工程の改善が図られることになる。
【0058】なお、図4に示されるレーザ光ビーム発生
部18,光学手段19及び制御回路部20を含む部分の
具体例にあっては、3本のレーザ光ビーム、即ち、Ye
発色層加熱用レーザ光ビームLBy,Ma発色層加熱用
レーザ光ビームLBm及びCy発色層加熱用レーザ光ビ
ームLBcを得るにあたって3個のレーザ素子35Y,
35M及び35Cが用いられているが、1個のレーザ素
子を用い、それが発するレーザ光をグレーティングを用
いて3分割することにより3本のレーザ光ビームを得
て、それらを光変調器を用いてYe信号,Ma信号及び
Cy信号により夫々強度変調することによって、Ye発
色層加熱用レーザ光ビームLBy,Ma発色層加熱用レ
ーザ光ビームLBm及びCy発色層加熱用レーザ光ビー
ムLBcを得るようになすことも考えられる。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係るカラー画像プリント装置によれば、加熱作用により
第1の色,第2の色及び第3の色を夫々発色する第1の
発色層,第2の発色層及び第3の発色層が積層されて設
けられたカラープリント紙が用いられるもとで、レーザ
光ビーム発生部からの、第1,第2及び第3のプリント
用色信号に応じて夫々強度変調された第1,第2及び第
3のレーザ光ビームが、光学手段により、第1のレーザ
光ビームが第1の発色層に、第2のレーザ光ビームが第
2の発色層に、さらに、第3のレーザ光ビームが第3の
発色層に、夫々、集束せしめられる。それにより、カラ
ープリント紙における第1の発色層が、それに集束せし
められる第1のレーザ光ビームにより加熱されて発色せ
しめられ、第1のプリント用色信号に基づく第1の色に
よる画像が形成されるものとされ、また、カラープリン
ト紙における第2の発色層が、それに集束せしめられる
第2のレーザ光ビームにより加熱されて発色せしめら
れ、第2のプリント用色信号に基づく第2の色による画
像が形成されるのものとされ、さらに、カラープリント
紙における第3の発色層が、それに集束せしめられる第
3のレーザ光ビームにより加熱されて発色せしめられ、
第3のプリント用色信号に基づく第3の色による画像が
形成される。その結果、カラープリント紙上に、第1の
色による画像,第2の色による画像及び第3の色による
画像が重ねられてカラー画像が得られる。
【0060】斯かる際、第1の発色層に集束せしめられ
る第1のレーザ光ビームは、第2及び第3の発色層に対
してはそれらを発色させる加熱作用は及ぼさず、また、
第2の発色層に集束せしめられる第2のレーザ光ビーム
は、第1及び第3の発色層に対してはそれらを発色させ
る加熱作用は及ぼさず、さらに、第3の発色層に集束せ
しめられる第3のレーザ光ビームは、第1及び第2の発
色層に対してはそれらを発色させる加熱作用は及ぼさな
いので、カラープリント紙に積層されて設けられる第
1,第2及び第3の発色層は、夫々互いに異なる温度条
件のもとで破壊されることになる3種類の制御マイクロ
カプセルを含むもの等とされる必要がなく、それゆえ、
カラープリント紙として比較的安価に得られるものを使
えることになり、また、発色状態におかれた第1の発色
層,第2の発色層あるいは第3の発色層に対して定着処
理を施す工程を設けることが不要とされて、カラープリ
ント紙に対するカラー画像のプリント作業工程の改善を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像プリント装置の一例に
おける主要部のブロック構成図である。
【図2】本発明に係るカラー画像プリント装置の一例に
おける可動機構部の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るカラー画像プリント装置に用いら
れるカラープリント紙の一例を示す部分断面図である。
【図4】本発明に係るカラー画像プリント装置の他の例
における主要部のブロック構成図である。
【符号の説明】
10 回転ドラム 11,26 モータ 12,16 減速ギア 13 カラープリント紙 14 送り螺子部材 15 光学ヘッド部 17 ステッピングモータ 18 レーザ光ビーム発生部 19 光学手段 20 制御回路部 21 35Y,35M,35C レーザ素子 22 36Y,36M,36C コリメータレンズ 23 37Y,37M,37C 集束レンズ 24 レンズ駆動機構 25 レンズ保持枠部材 31,38 プリント用色信号形成分 32 モータ駆動部 33 動作制御部 YE Ye発色層 MA Ma発色層 CY Cy発色層
フロントページの続き (72)発明者 高木 美和 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱作用により第1の色,第2の色及び第
    3の色を夫々発色する第1の発色層,第2の発色層及び
    第3の発色層が積層されて設けられたカラープリント紙
    を保持するプリント紙保持手段と、 第1のプリント用色信号,第2のプリント用色信号及び
    第3のプリント用色信号を発生するプリント用色信号形
    成部と、 該プリント用色信号形成部から得られる上記第1,第2
    及び第3のプリント用色信号に応じて夫々強度変調され
    た第1のレーザ光ビーム,第2のレーザ光ビーム及び第
    3のレーザ光ビームを発するレーザ光ビーム発生部と、 該レーザ光ビーム発生部から発せられた第1,第2及び
    第3のレーザ光ビームを、上記プリント紙保持手段によ
    り保持された上記カラープリント紙に、上記第1のレー
    ザ光ビームが上記第1の発色層において,上記第2のレ
    ーザ光ビームが上記第2の発色層において、及び、上記
    第3のレーザ光ビームが上記第3の発色層において集束
    する状態のもとに入射させ、上記第1,第2及び第3の
    発色層を夫々上記第1,第2及び第3のレーザ光ビーム
    により加熱して発色させる光学手段と、 上記プリント紙保持手段により保持された上記カラープ
    リント紙における上記第1,第2及び第3のレーザ光ビ
    ームの各々の入射位置を、上記カラープリント紙上にお
    いて移動させる入射位置移動手段と、を備え、 上記第1,第2及び第3の発色層が発色した上記カラー
    プリント紙上に、上記第1,第2及び第3のプリント用
    色信号があらわすカラー画像を得るカラー画像プリント
    装置。
  2. 【請求項2】レーザ光ビーム発生部が、第1のプリント
    用色信号に応じて強度変調された第1のレーザ光ビー
    ム,第2のプリント用色信号に応じて強度変調された第
    2のレーザ光ビーム、及び、第3のプリント用色信号に
    応じて強度変調された第3のレーザ光ビームを順次発
    し、光学手段が、上記第1のレーザ光ビームをカラープ
    リント紙における第1の発色層において集束させる状
    態,上記第2のレーザ光ビームを上記カラープリント紙
    における第2の発色層において集束させる状態、及び、
    上記第3のレーザ光ビームを上記カラープリント紙にお
    ける第3の発色層において集束させる状態を順次とるこ
    とを特徴とする請求項1記載のカラー画像プリント装
    置。
  3. 【請求項3】光学手段が、第1,第2及び第3のレーザ
    光ビームの夫々をカラープリント紙に向けて集束させ
    る、上記第1,第2及び第3のレーザ光ビームに対して
    共通の集束レンズを備え、該集束レンズの上記カラープ
    リント紙からの距離を、上記第1のレーザ光ビームに集
    束作用を及ぼすとき,上記第2のレーザ光ビームに集束
    作用を及ぼすとき、及び、上記第3のレーザ光ビームに
    集束作用を及ぼすときの夫々において異ならせることを
    特徴とする請求項2記載のカラー画像プリント装置。
  4. 【請求項4】レーザ光ビーム発生部が、第1のプリント
    用色信号に応じて強度変調された第1のレーザ光ビー
    ム,第2のプリント用色信号に応じて強度変調された第
    2のレーザ光ビーム、及び、第3のプリント用色信号に
    応じて強度変調された第3のレーザ光ビームを同時に発
    し、光学手段が、上記第1のレーザ光ビームをカラープ
    リント紙における第1の発色層において集束させ,上記
    第2のレーザ光ビームを上記カラープリント紙における
    第2の発色層において集束させ、さらに、上記第3のレ
    ーザ光ビームを上記カラープリント紙における第3の発
    色層において集束させる状態をとることを特徴とする請
    求項1記載のカラー画像プリント装置。
  5. 【請求項5】光学手段が、第1のレーザ光ビームをカラ
    ープリント紙における第1の発色層において集束させる
    第1の集束レンズ,第2のレーザ光ビームを上記カラー
    プリント紙における第2の発色層において集束させる第
    2の集束レンズ、及び、第3のレーザ光ビームを上記カ
    ラープリント紙における第3の発色層において集束させ
    る第3の集束レンズを備えることを特徴とする請求項4
    記載のカラー画像プリント装置。
  6. 【請求項6】入射位置移動手段が、プリント紙保持手段
    により保持されたカラープリント紙を光学手段に対して
    第1の方向に移動させるカラープリント紙駆動部と、上
    記光学手段を上記プリント紙保持手段により保持された
    上記カラープリント紙に対して上記第1の方向と実質的
    に直交する第2の方向に移動させる光学手段駆動部とを
    含んで成ることを特徴とする請求項1から5のいずれか
    に記載のカラー画像プリント装置。
JP21158895A 1995-08-21 1995-08-21 カラー画像プリント装置 Pending JPH0958025A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022210970A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 ソニーグループ株式会社 描画システムおよび描画方法

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