JPH0957858A - 光造形方法 - Google Patents

光造形方法

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JPH0957858A
JPH0957858A JP7216121A JP21612195A JPH0957858A JP H0957858 A JPH0957858 A JP H0957858A JP 7216121 A JP7216121 A JP 7216121A JP 21612195 A JP21612195 A JP 21612195A JP H0957858 A JPH0957858 A JP H0957858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser light
cross
stereolithography
circular portion
shape
Prior art date
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Pending
Application number
JP7216121A
Other languages
English (en)
Inventor
Masuo Shimizu
益雄 清水
Motoaki Ozaki
元亮 尾崎
Hiromoto Sato
弘元 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光造形に要する時間を短縮できる光造形方法
の提供。 【解決手段】 液状の光硬化性樹脂5にレーザ光を照射
し硬化、積層を繰り返して立体の造形物1を造形する光
造形方法において、レーザ光3の光軸と直角の断面形状
を小円形部3aとそれから離れる方向に伸長する伸長部
3bとかなる形状とし、小円形部3aを光造形すべき造
形物1の精度が要求される面1aに向けて、小円形部3
aの外形を面1aに沿わせてレーザ光を動かしながら、
光造形を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光造形に要する時
間を短縮できる光造形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光硬化性樹脂に紫外線レーザ光を
照射し樹脂を硬化させて一定厚みの硬化樹脂層を形成
し、これを高さ方向に繰り返して硬化樹脂層を積層して
いき、立体の光造形物を造形する光造形方法は知られて
いる(たとえば、特開平6−226861号公報)。こ
の光造形方法は、水モデル(たとえば、図1に示す如
き、中空部に水を供給して鋳造時の溶湯の流れをシミュ
レートする場合に用いる中空モデル1)の作製にも利用
される。光造形の水モデルは、水圧に耐えるよう、通
常、1〜5mm厚さの壁2を有する(図2参照)。従
来、この壁2をレーザ光を照射して光硬化するには、図
5に示すように、光軸と直角の断面形状が直径約0.2
mmの円形のレーザ光3´を直線状に走査させ、ついで
それと直角方向に一定ピッチで移動させて再び直線状に
走査することを繰り返して、壁の全域をレーザ光の円形
パターンの走査で塗り潰すことにより行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術には
以下の問題がある。すなわち、光造形物の外形寸法精度
を出そうとすれば、レーザ光の断面形状を小さく絞らね
ばならず、そのために従来は、レーザ光の断面を円形と
するとともにその径を約0.2mmに絞っていた。その
ため、一条のレーザ光で硬化していく範囲は幅が約0.
2mmの極狭い帯となり、これを0.2mmピッチで繰
り返さなければならないので、壁の断面の全域をレーザ
光の走査で塗り潰すには、多大の時間を要し、その結
果、光造形時間は莫大なものとなっていた。本発明の目
的は、光造形に要する時間を従来に比べて大幅に低減で
きる光造形方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の方法はつぎの通りである。液状の光硬化性樹脂にレ
ーザ光を照射し樹脂を硬化し積層することを繰り返して
立体の光造形物を造形する光造形方法において、前記レ
ーザ光の光軸と直角の断面形状を、小円形部と該小円形
部につらなり該小円形部から離れる方向に伸長する伸長
部とを有する形状とし、前記小円形部を造形すべき光造
形物のうち形状寸法精度を出すことを要求される面に向
けるとともに沿わせてレーザ光を走査させる光造形方
法。
【0005】上記方法では、レーザ光の断面形状が伸長
部を有するので、レーザ光の1回の走査で塗り潰す領域
が従来の小さな円形パターンで塗り潰す場合に比べて飛
躍的に増大され、走査繰り返し数が大幅に少なくなり、
光造形に要する時間が大幅に低減される。また、小円形
部を光造形物の寸法を出すことを要求される面に向けか
つ沿わせて走査するので、レーザ光の断面形状の長軸の
長さを光造形物の壁の厚さに等しく設定しておくことに
より、レーザ光の1回の走査で壁の全域を塗り潰すこと
も可能になり、走査繰り返し数がさらに少なくなり、光
造形に要する時間がさらに低減される。また、光造形物
のうち寸法精度を出すことが要求される面はレーザ光の
断面形状のうち小円形部で造形されるので、伸長部と無
関係に従来通りの高精度の形状寸法が出される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施例
を図1〜図4を参照して説明する。図1において、光造
形物1(たとえば、水モデル)は、液状の光硬化性樹脂
5にレーザ光3を照射し樹脂を硬化し積層することを繰
り返して形成される。さらに詳しくは、タンク4内に入
れられた液状の光硬化性樹脂5の表面に紫外線レーザ光
3を照射、走査させて一定厚さで平面状に樹脂を硬化さ
せ硬化樹脂のスライス層を形成し、ついでエレベータ6
を硬化樹脂層の厚み分だけ下降させてその上に樹脂液を
張り、再びレーザ光3を照射し樹脂を硬化させて下側の
それまでにすでに造形した硬化物のうえに積層していく
ことを、順次繰り返して、立体の光造形物1を形成す
る。図2は、図1において、任意の積層レベルでの光造
形物スライス断面を示し、この断面は壁2を有する。
【0007】本発明実施例の方法では、レーザ光3の光
軸と直角の断面形状を、図3に示すように、小径円部3
aと、小径円部3aにつらなりかつ小径円部3aから離
れる方向に伸長する伸長部3bと、からなる形状として
ある。伸長部3bは、たとえば、小径円部3aの中心か
ら偏位した中心を有し小径円部3aより大径の大円形部
と、小径円部3aとを、包絡する曲線の内側部形状から
小円形部を除去した形状からなる。小円形部3aの径は
従来のレーザ光断面の径とほぼ同じで、0.1から0.
5mm程度とされている。
【0008】そして、レーザ光の断面形状のうち小径円
部3aは、図4に示すように、光造形実施中、光造形す
べき光造形物1のうち寸法精度が要求される面1aに向
けられており、かつ望ましくは、走査中、レーザ光の断
面形状の長軸方向を光造形すべき光造形物1のうち寸法
精度が要求される面1aの接線方向に直角かまたはほぼ
直角に保つようにする。また、走査中には、小径円部3
aの外形線を光造形すべき光造形物1のうち寸法精度が
要求される面1aに沿わせる。たとえば、光造形物1が
図1、図2に示す形状をもつ水モデルの場合、寸法が要
求される面1aは水と接する内面となる。したがって、
図4に示すように、小円形部3aはモデル内面1aに向
けられ、小円形部3aの外形はモデル内面1aに接し、
レーザ光の断面形状の長軸はモデル内面1aの接線と直
交する方向に向けられている。レーザ光の断面形状は図
4において連続的に位置を変えていき、モデル内面1a
まわりに一周して、モデルの壁2の全断面を塗り潰す。
【0009】レーザ光源12からのレーザ光3はプレー
ト7に形成されたスリット11を通った後、鏡9x,9
yで反射され液状樹脂5の表面に照射される。レーザ光
3の断面形状を小径円部3aと伸長部3bとからなる形
状とするには、スリット11の形状を小径円部3aと伸
長部3bとからなる形状と相似形にしておくことにより
行うことができる。また、レーザ光3の断面のうち小円
形部3aを光造形物1の精度が要求される面1aに向け
ながら小円形部3a外形を面1aに沿わせてレーザ光3
の断面を移動させるには、スリットを通ったレーザ光3
を反射させる鏡9x、9yの向きをサーボモータ8x、
8yにより制御することにより行う。その場合、CAD
データをコンピュータ10に入力して光造形すべき造形
物1の形状を読込み、それより造形物1の各スライス断
面2の形状が演算され、精度の要求される面1aの2次
元形状がわかり、それに基づいてサーボモータ8で鏡9
x、9yの傾きを制御して照射パターンを面1aに沿っ
て動かす。スリット11の形状、サイズはプレート7を
取り替えることにより変えることができるが、スリット
11自体を形状可変構造にしておいて変えてもよい。
【0010】図4の例では、スリットにより決定される
レーザ光断面形状の長軸の長さが、光造形すべき造形物
1のスライス断面の壁2の厚さと等しくしてある。こう
することにより、レーザ光の照射パターン(液状樹脂表
面で照射されている部分の範囲)を光造形物1の精度を
要求される面1aに沿って一周させるだけで、壁2の全
断面を照射パターンで塗り潰し光硬化させることができ
る。したがって、図5の従来例に比べて、レーザ光の照
射パターンの走査距離、走査繰り返し回数は大幅に低減
され、造形時間は大幅に縮小される。また、レーザ光の
照射パターンの走査距離の低減に応じて、レーザ光の照
射パターンの走査軌跡のデータ作成時間も大幅に低減さ
れる。なお、上記では光造形物1として水モデルを例に
とったが、光造形物1は水モデルに限られるものではな
く、一般の光造形物に本発明は適用できる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、レーザ光の光軸と直角
の断面形状を小円形部と伸長部とから構成したので、走
査したときのレーザ光による塗り潰し範囲が大きくと
れ、走査距離、走査回数を低減でき、光造形に要する時
間を大幅に短縮できる。また、レーザ光の光軸と直角の
断面形状のうち小円形部を光造形すべき造形物の精度が
要求される面に向けたので、小円形部で精度が要求され
る面を高精度で造形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の方法で造形する造形物の一例の
断面図である。
【図2】図1の造形物の断面図である。
【図3】本発明実施例の方法で用いるレーザ光の光軸と
直角の断面図である。
【図4】図3の断面をもつレーザ光で図2の造形物の壁
断面を塗り潰す場合のレーザ光照射パターンの走査軌跡
図である。
【図5】図2の造形物の壁断面を従来の断面をもつレー
ザ光を従来の走査方法で塗り潰す場合のレーザ光照射パ
ターンの走査軌跡図である。
【符号の説明】
1 光造形物 1a 精度の要求される面1a 2 壁 3 レーザ光 3a 小円形部 3b 伸長部 11 スリット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状の光硬化性樹脂にレーザ光を照射し
    樹脂を硬化し積層することを繰り返して立体の光造形物
    を造形する光造形方法において、前記レーザ光の光軸と
    直角の断面形状を、小円形部と該小円形部につらなり該
    小円形部から離れる方向に伸長する伸長部とを有する形
    状とし、前記小円形部を造形すべき光造形物のうち形状
    寸法精度を出すことを要求される面に向けるとともに沿
    わせてレーザ光を走査させることを特徴とする光造形方
    法。
JP7216121A 1995-08-24 1995-08-24 光造形方法 Pending JPH0957858A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7216121A JPH0957858A (ja) 1995-08-24 1995-08-24 光造形方法

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JP7216121A JPH0957858A (ja) 1995-08-24 1995-08-24 光造形方法

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JPH0957858A true JPH0957858A (ja) 1997-03-04

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JP7216121A Pending JPH0957858A (ja) 1995-08-24 1995-08-24 光造形方法

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