JP3782049B2 - 光造形方法及びその装置 - Google Patents

光造形方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3782049B2
JP3782049B2 JP2002251087A JP2002251087A JP3782049B2 JP 3782049 B2 JP3782049 B2 JP 3782049B2 JP 2002251087 A JP2002251087 A JP 2002251087A JP 2002251087 A JP2002251087 A JP 2002251087A JP 3782049 B2 JP3782049 B2 JP 3782049B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
optical
photocurable resin
laser beam
modeling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002251087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003145629A (ja
Inventor
順治 曽根
祐一郎 久米
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Science and Technology Agency
National Institute of Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Japan Science and Technology Agency
National Institute of Japan Science and Technology Agency
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Science and Technology Agency, National Institute of Japan Science and Technology Agency filed Critical Japan Science and Technology Agency
Priority to JP2002251087A priority Critical patent/JP3782049B2/ja
Publication of JP2003145629A publication Critical patent/JP2003145629A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3782049B2 publication Critical patent/JP3782049B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2本のレーザ光を用いて、レーザ強度およびレーザのパン、チルト角度を制御することにより、造形物を高精度に造形できる光造形方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術としては、以下に開示するものがあった。
【0003】
図8はかかる従来の光造形装置を示す図である。
【0004】
この図に示すように、101は1本のレーザ光、102は樹脂槽、103は樹脂、104はエレベータ、105は造形物である。
【0005】
このように、従来は、1本のレーザ光101を用いて造形を行っていた。つまり、1本のレーザ光101でz方向に焦点を合わせxy面内を照射し、次に、z方向焦点位置を動かしてレーザ光101を照射し、樹脂103の硬化を進めてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の光造形装置では、次のような問題点があった。
【0007】
(1)レーザ光の強度分布がガウス分布であるため、硬化断面が垂直に近いかもしくは、奥行き方向に進むほど細くなっており、表面に段差ができていた。
【0008】
(2)レーザが照射されずに硬化されない部位(未硬化領域が残り、後処理を必要としていた。また、この後処理による硬化でも、形状の変形を引き起こしていた。
【0009】
(3)上記(1)の段差をなくすために、やすりやサンドペーパーなどで、手仕上げを行っているため、仕上げのむらによる形状精度の低下や変形などが起こっていた。
【0010】
(4)上記(2),(3)のような、後処理が多いため生産性が悪かった。
【0011】
要するに、1本のレーザを用いた光造形システムにおいては、ステップ毎に外形、特に斜面部が階段状に形成されてしまい、滑らかにするための手仕上げ加工が必要とされてきた。換言すれば、レーザが照射されずに硬化されない部位を減らして、形状精度を向上させることは困難であった。
【0012】
本発明は、上記状況に鑑みて、レーザ光を2本用いてレーザが照射されずに硬化されない部位を減少させることにより、造形物の形状精度を向上させることができる光造形方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した目的を達成するために、
〔1〕光造形方法において、2本のレーザ光を用い、このレーザ光の1本は光硬化性の樹脂の真下から、もう1本は前記光硬化性の樹脂の斜め方向から同一の前記光硬化性の樹脂の硬化領域を照射し、この光硬化性の樹脂の硬化領域の位置制御を行い、前記光硬化性の樹脂の造形物の光造形を行うことを特徴とする。
【0014】
〔2〕光造形方法において、2本のレーザ光を用い、このレーザ光の1本は光硬化性の樹脂の真上から、もう1本は前記光硬化性の樹脂の斜め方向から同一の前記光硬化性の樹脂の硬化領域を照射し、この光硬化性の樹脂の硬化領域の位置制御を行い、前記光硬化性の樹脂の造形物の光造形を行うことを特徴とする。
【0015】
〔3〕上記〔1〕又は〔2〕記載の光造形方法において、前記光硬化性の樹脂の斜め方向から照射するレーザ光は、パンおよびチルト角度も変化させることを特徴とする。
【0016】
〔4〕上記〔1〕又は〔2〕記載の光造形方法において、コンピュータでレーザの硬化データを予めシミュレーションしておき、その数値に基づきレーザパワーや角度を制御することを特徴とする。
【0017】
〔5〕上記〔1〕又は〔2〕記載の光造形方法において、前記造形物の表層だけでなく、この造形物の内部においても、レーザが照射されずに硬化されない部位を減らして、全体のひずみによる変形を軽減することを特徴とする。
【0018】
〔6〕上記〔1〕又は〔2〕記載の光造形方法において、前記光硬化性の樹脂の斜め方向からレーザ光を照射することにより、基準面に対する数度〜15度程度の低角度の側面形状を高精度に造形することを特徴とする。
【0019】
〔7〕上記〔6〕記載の光造形方法において、既存の造形物からの拘束のない上側面の光造形の場合、レーザ光強度は一定とし、z方向の造形ピッチを制御することによりレーザ光の到達割合を変えることを特徴とする。
【0020】
〔8〕上記〔6〕記載の光造形方法において、既存の造形物からの拘束のない上側面の光造形の場合、レーザ光強度を制御することによりレーザ光の到達割合を変えることを特徴とする。
【0021】
〔9〕上記〔6〕記載の光造形方法において、前記レーザ光を照射するにあたり、最初の数ピッチはレーザ光の強度を弱めにすることを特徴とする。
【0022】
〔10〕上記〔1〕又は〔2〕記載の光造形方法において、既存の造形物からの拘束がある下側面の光造形の場合、1回のz方向の造形ピッチを変えて造形を行うことを特徴とする。
【0023】
〔11〕光造形装置において、第1のレーザ光の光源と、第2のレーザ光の光源と、光硬化性の樹脂を入れた樹脂槽と、前記各光源の照射条件を制御するコンピュータとを備え、前記第2のレーザ光は前記光硬化性の樹脂の斜め方向から前記第1のレーザ光による照射位置と同一の位置を照射することを特徴とする。
【0024】
〔12〕上記〔11〕記載の光造形装置において、前記第1のレーザ光は前記光硬化性の樹脂の真下から照射することを特徴とする。
【0025】
〔13〕上記〔11〕記載の光造形装置において、前記第1のレーザ光は前記光硬化性の樹脂の真上から照射することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0027】
図1は本発明の実施例を示す2本レーザによる造形システムの構成図である。
【0028】
この図において、1は第1のレーザ、2は第2のレーザ、3は第1のAOM、4は第2のAOM、5は第1の光源、6は第2の光源、7は樹脂槽、8は光硬化性の樹脂、9は造形物、10はエレベータ、11はz軸、12はパソコン(PC)、13はモータアンプ、14はx軸、15はy軸、16はθ軸である。
【0029】
そこで、第1,第2のレーザ1,2、第1,第2のAOM3,4(レーザパワーを制御)から得られたレーザ光を所定の径まで、レンズ系により絞り込み、2系統の光源5,6を形成する。また、造形時にレーザ光の照射位置を移動させるために、x軸14、y軸15を有するステージにより位置制御を行う。
【0030】
また、第2の光源6の照射方向θをかえるために、θ軸16を有する。このθ軸16のことをパン角度という。固定された樹脂槽7に、光硬化性の樹脂8を満たし、この樹脂8内には、高さ方向を制御するz軸11に直結したエレベータ10が設置されており、このエレベータ10の底面に造形物9を生成し、z軸11を上昇させながら、3次元形状の造形物9を造形する。
【0031】
図2は本発明の実施例を示す造形領域の説明図である。
【0032】
この図において、造形物20は、例えば、積層ピッチ21内の輪郭部において、輪郭形状24を造形する場合、第1の光源5の造形領域22に対して第2の光源6の造形領域23を合わせることにより、造形領域を輪郭形状24に対して高精度に形成することが可能となる。
【0033】
ここで、輪郭形状24の法線方向は、造形する形状に依存するために、θ軸16により第2の光源6の照射方向を輪郭形状24の法線方向に合致させる制御を行っている。
【0034】
次に、本発明にかかる2本レーザによる造形システムの動作を図3を用いて説明する。
【0035】
図3は本発明の実施例を示す第2光源の角度調整とその光源の造形領域の態様を示す図であり、図3(a)は第2光源6のz方向の角度θ1 (大きい角度)の場合の造形領域を、図3(b)は第2光源6のz方向の角度θ2 (小さい角度)の場合の造形領域をそれぞれ示している。
【0036】
まず、図3(a)に示すように、第2光源6のz方向の角度がθ1 の場合には、第2光源の造形領域23がより倒れた状態になり、図3(b)に示すように、第2光源6のz方向の角度がθ2 の場合には、第2光源の造形領域23がより起きた状態になる。
【0037】
このように第1の光源5からの光線に対する第2の光源6からの光線のz方向の角度θを調整することにより、第2光源の造形領域23を細かく制御することが可能になる。
【0038】
そのため、造形物の輪郭形状に、より近い形状が造形できるため、高精度な造形が可能になる。
【0039】
また、第1の光源5からの光線に対する第2の光源6からの光線のパンおよびチルト角度の変化により、樹脂の加工輪郭形状を滑らかにすることができ、なだらかな傾斜面部を形成することができる。
【0040】
更に、第1の光源5からの光線に対する複数の光線をパソコン(PC)12の制御により照射させることにより、更なる高精度な造形も可能である。
【0041】
図4は本発明の他の実施例を示す光硬化性の樹脂の光造形の模式図である。
【0042】
この図において、31はエレベータ、32は光硬化性の樹脂の光造形物(仮想体)、33は既存の造形物からの拘束のある下側面、34は下面、35は既存の造形物からの拘束がない上側面、36は第2の光源(斜め照射のレーザ)、φは基準面37に対する光造形物32の傾斜角度であり、ここでは、低角度(数度〜15度程度)から中角度(30度程度)以内である。αは第2の光源(斜め照射のレーザ)の設定角度であり、ここでは45度である。
【0043】
そこで、図4における(1)に示す既存の造形物からの拘束がない上側面35の造形にあたっては、第2の光源(斜め照射のレーザ)36のみで行い、角度φの形成は、以下の第2の光源(斜め照射のレーザ)36の照射条件で行う。
【0044】
(1)レーザ光強度を一定とし、造形のピッチを変える。
【0045】
(2)レーザ光強度を変える。
【0046】
また、図4における(2)に示す既存の造形物からの拘束のある下側面33の造形の場合は、1回のz方向の造形ピッチを変えて造形を行うようにする。
【0047】
以下、具体的な側面の低角度φの場合の造形について説明する。
【0048】
(1)上側面の造形
図4に示すように、第2の光源(斜め照射のレーザ)36の設定角度αを45度にして、レーザを照射して上側面35を造形する場合、図5に示すように同じレーザパワーでレーザを照射しても造形面には自然に傾きφが形成される。樹脂の硬化による造形はレーザ光38が届く距離に依存するが、2光目は、1光目より多くの光が1光目による造形領域に遮られることになるため、到達するエネルギーが減少し、硬化できる距離が短くなるためである。同様に3光目は2光目より到達距離が短くなり、自然と傾きφが形成される。
【0049】
また、ここで、図6に示すように、同じピッチ(レーザの送り距離)で造形しても、始めの部分は、図7に示すように不安定領域Aがあり、少しして(数回照射して)から安定領域Bとなる。この原因としては、1回のレーザ照射で樹脂が100%固まるわけではないため、硬化量が安定するまでは、少し長くレーザが届き、硬化領域が安定すると、上記の原理で傾きを形成しながら固まるものと考えられる。なお、図6において、Pはピッチ、41は硬化形状を示している。
【0050】
よって、最初のレーザ光の数ピッチ(4−6ピッチ)は、レーザ光を少し弱めにすることにより、この不安定現象を避けることができる。
【0051】
表1に上側面の造形ピッチによる、造形物の角度と表面粗さを示す。
【0052】
ここで、レーザ強度は一定の値で造形している。表面粗さは、Handysurf E−35A(東京精密製)を用いて測定した。
【0053】
【表1】
Figure 0003782049
また、レーザ強度を意図的に変えることにより、角度の変化を大きくとることができる。
【0054】
表2には、レーザ強度を変えた場合の造形物の角度と表面粗さを示す。ここで、レーザ光は造形ピッチを変える毎に指定値分、強度を低下させている。造形ピッチは0.16mmである。
【0055】
【表2】
Figure 0003782049
以上、6度などの低角度から25度の中角度の側面の傾きを自由に制御することができた。上記のレーザ径は200μmであるため、5μm以下の精度であれば、十分実用的である。
【0056】
(2)下側面の造形
下側面の造形は、図4の(2)に示すように光が造形物32もしくはエレベータ31に拘束される。ここでは、設定角度αが45度のレーザ光を用い、Z方向のピッチ、送りのピッチを変えて造形を行い、低角度の側面形状を作製する。
【0057】
表3は下側面を造形した場合の造形物の角度と表面粗さを示す。
【0058】
【表3】
Figure 0003782049
上記の結果より、z方向のピッチを変えることにより、角度を自由に変えることができ、表面粗さも1μm以下のものもあり、実用上問題はないと判断される。
【0059】
以上、詳細に述べたように、光造形加工において問題点が大きかった、低角度/高精度の造形を行うことができるようになった。
【0060】
また、上記実施例では、第1のレーザ1及び第2のレーザ2を下方に配置して、下方から光造形加工を行うようにしたが、エレベータ10を下部に配置することにより、第1のレーザ1及び第2のレーザ2を上方に配置して、上部から光造形加工を行うようにしてもよい。その場合は、第1のレーザ1は真上から、第2のレーザ2は上方の斜め方向から照射して光造形加工することになる。
【0061】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0062】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
【0063】
(A)レーザ光の1本は真下又は真上から、もう1本は斜め方向からレーザ光を照射すること、つまり、z方向レーザの他にz軸に対して傾斜しての別のレーザを同時照射することにより、輪郭形状を滑らかにすることができ、なだらかな傾斜面部を形成することができる。
【0064】
それにより、手仕上げ加工の不要な光造形を行うことができる。つまり、樹脂の硬化領域を減らすことにより、高精度の造形を行うことが可能となる。
【0065】
(B)斜め方向から照射するレーザ光は、パンおよびチルト角度も変化させることができ、より高精度な造形が可能となる。
【0066】
(C)レーザの硬化を予めシミュレーションしておき、その数値に基づきレーザパワーや角度などを制御することができる。
【0067】
(D)造形物の表層だけでなく、内部においてもレーザが照射されずに硬化されない部位を微調整することにより、全体のひずみによる変形を軽減することができる。
【0068】
(E)レーザ光の代わりに、樹脂溶融ノズルを用い、熱溶融樹脂を用いた造形を可能とする。
【0069】
(F)光造形加工において問題点の大きい、低角度/高精度の造形が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す2本レーザによる造形システムの構成図である。
【図2】 本発明の実施例を示す造形領域の説明図である。
【図3】 本発明の実施例を示す第2の光源の角度調整とその光源の造形領域の態様を示す図である。
【図4】 本発明の他の実施例を示す光硬化性の樹脂の光造形の模式図である。
【図5】 本発明の他の実施例を示す上側面の造形における傾きの形成の説明図である。
【図6】 本発明の他の実施例を示す上側面の造形におけるレーザの照射ピッチと硬化形状の説明図である。
【図7】 本発明の他の実施例を示す上側面の造形における初期ピッチにおける不安定領域の生成の説明図である。
【図8】 従来の光造形装置を示す図である。
【符号の説明】
1 第1のレーザ
2 第2のレーザ
3 第1のAOM
4 第2のAOM
5 第1の光源
6 第2の光源
7 樹脂槽
8 光硬化性の樹脂
9,20 造形物
10,31 エレベータ
11 z軸
12 パソコン(PC)
13 モータアンプ
14 x軸
15 y軸
16 θ軸(パン角度)
21 積層ピッチ
22 第1の光源の造形領域
23 第2の光源の造形領域
24 輪郭形状
32 光硬化性の樹脂の光造形物(仮想体)
33 既存の造形物からの拘束のある下側面
34 下面
35 既存の造形物からの拘束がない上側面
36 第2の光源(斜め照射のレーザ)
37 基準面
38 レーザ光
41 硬化形状
φ 基準面に対する光造形物の傾斜角度
α 第2の光源(斜め照射のレーザ)の設定角度(45度)
P ピッチ

Claims (13)

  1. 2本のレーザ光を用い、該レーザ光の1本は光硬化性の樹脂の真下から、もう1本は前記光硬化性の樹脂の斜め方向から同一の前記光硬化性の樹脂の硬化領域を照射し、該光硬化性の樹脂の硬化領域の位置制御を行い、前記光硬化性の樹脂の造形物の光造形を行うことを特徴とする光造形方法。
  2. 2本のレーザ光を用い、該レーザ光の1本は光硬化性の樹脂の真上から、もう1本は前記光硬化性の樹脂の斜め方向から同一の前記光硬化性の樹脂の硬化領域を照射し、該光硬化性の樹脂の硬化領域の位置制御を行い、前記光硬化性の樹脂の造形物の光造形を行うことを特徴とする光造形方法。
  3. 請求項1又は2記載の光造形方法において、前記光硬化性の樹脂の斜め方向から照射するレーザ光は、パンおよびチルト角度も変化させることを特徴とする光造形方法。
  4. 請求項1又は2記載の光造形方法において、コンピュータでレーザの硬化データを予めシミュレーションしておき、その数値に基づきレーザパワーや角度を制御することを特徴とする光造形方法。
  5. 請求項1又は2記載の光造形方法において、前記造形物の表層だけでなく、該造形物の内部においても、レーザが照射されずに硬化されない部位を減らして、全体のひずみによる変形を軽減することを特徴とする光造形方法。
  6. 請求項1又は2記載の光造形方法において、前記光硬化性の樹脂の斜め方向からレーザ光を照射することにより、基準面に対する数度〜15度程度の低角度の側面形状を高精度に造形することを特徴とする光造形方法。
  7. 請求項6記載の光造形方法において、既存の造形物からの拘束のない上側面の光造形の場合、レーザ光強度は一定とし、z方向の造形ピッチを制御することによりレーザ光の到達割合を変えることを特徴とする光造形方法。
  8. 請求項6記載の光造形方法において、既存の造形物からの拘束のない上側面の光造形の場合、レーザ光強度を制御することによりレーザ光の到達割合を変えることを特徴とする光造形方法。
  9. 請求項6記載の光造形方法において、前記レーザ光を照射するにあたり、最初の数ピッチはレーザ光の強度を弱めにすることを特徴とする光造形方法。
  10. 請求項1又は2記載の光造形方法において、既存の造形物からの拘束がある下側面の光造形の場合、1回のz方向の造形ピッチを変えて造形を行うことを特徴とする光造形方法。
  11. (a)第1のレーザ光の光源と、
    (b)第2のレーザ光の光源と、
    (c)光硬化性の樹脂を入れた樹脂槽と、
    (d)前記各光源の照射条件を制御するコンピュータとを備え、
    (e)前記第2のレーザ光は前記光硬化性の樹脂の斜め方向から前記第1のレーザ光による照射位置と同一の位置を照射することを特徴とする光造形装置。
  12. 請求項11記載の光造形装置において、前記第1のレーザ光は前記光硬化性の樹脂の真下から照射することを特徴とする光造形装置。
  13. 請求項11記載の光造形装置において、前記第1のレーザ光は前記光硬化性の樹脂の真上から照射することを特徴とする光造形装置。
JP2002251087A 2001-08-31 2002-08-29 光造形方法及びその装置 Expired - Fee Related JP3782049B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002251087A JP3782049B2 (ja) 2001-08-31 2002-08-29 光造形方法及びその装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001262701 2001-08-31
JP2001-262701 2001-08-31
JP2002251087A JP3782049B2 (ja) 2001-08-31 2002-08-29 光造形方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003145629A JP2003145629A (ja) 2003-05-20
JP3782049B2 true JP3782049B2 (ja) 2006-06-07

Family

ID=26621360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002251087A Expired - Fee Related JP3782049B2 (ja) 2001-08-31 2002-08-29 光造形方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3782049B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10906246B2 (en) 2016-09-29 2021-02-02 Canon Kabushiki Kaisha Optical shaping apparatus, manufacturing method, and storage medium
US10994489B2 (en) 2016-09-29 2021-05-04 Canon Kabushikikaisha Optical shaping apparatus, manufacturing method, and storage medium
US11186041B2 (en) 2016-09-29 2021-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Optically shaping apparatus and manufacturing method

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007215763A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Gc Corp 歯科用補綴物とその設計方法及びその作製方法
ES2408233T3 (es) * 2008-10-20 2013-06-19 Ivoclar Vivadent Ag Dispositivo y procedimiento para el procesamiento de material polimerizable por luz para la formación por capas de cuerpos moldeados.
IT1395683B1 (it) * 2009-08-03 2012-10-16 Dws Srl Macchina stereolitografica perfezionata
JP5971266B2 (ja) 2014-01-22 2016-08-17 トヨタ自動車株式会社 光造形装置及び光造形方法
JP5931985B2 (ja) * 2014-09-17 2016-06-08 株式会社東芝 光造形装置および光造形方法
JP6555534B2 (ja) * 2016-02-29 2019-08-07 国立大学法人 東京大学 オーバーハング構造体の製造方法及び製造装置
CN111801216B (zh) * 2018-02-21 2021-11-16 卡本有限公司 在增材制造期间增强物体与载体的粘合

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10906246B2 (en) 2016-09-29 2021-02-02 Canon Kabushiki Kaisha Optical shaping apparatus, manufacturing method, and storage medium
US10994489B2 (en) 2016-09-29 2021-05-04 Canon Kabushikikaisha Optical shaping apparatus, manufacturing method, and storage medium
US11186041B2 (en) 2016-09-29 2021-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Optically shaping apparatus and manufacturing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003145629A (ja) 2003-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3556923B2 (ja) ステレオリソグラフィ用造形スタイルの構成による機械的特性の選択的な制御方法
US6207097B1 (en) Method for manufacturing physical objects using precision stereolithography
JP3782049B2 (ja) 光造形方法及びその装置
JP2001145956A (ja) 光硬化性樹脂三次元造形物の積層造形装置及びその積層造形方法
CN102785365B (zh) 三维造型装置、模型和制造模型的方法
CN109689342B (zh) 固化可光聚合的扩散反射性材料的方法
JP2016511713A (ja) 3次元物体の作製
WO2007023724A1 (ja) 光造形装置および光造形方法
JP3515419B2 (ja) 光学的立体造形方法および装置
JPH0224127A (ja) 光学的造形法
JP4140891B2 (ja) 光学的立体造形方法および装置
JP2617532B2 (ja) 三次元形状の形成方法および装置
KR20040102531A (ko) 마이크로 광 조형 방법 및 장치
JP4626446B2 (ja) 光造形装置および光造形方法
JPH0493228A (ja) 立体形状物の形成方法
JP2671534B2 (ja) 三次元形状の形成方法
JPH07329190A (ja) 三次元物体の製造方法及び製造装置
JPH08238678A (ja) 光造形装置
JPH0252725A (ja) 光学的造形法
CN111086206A (zh) 三维模型的打印方法和设备
JP4079544B2 (ja) 光造形法及びその装置
WO2022209028A1 (ja) 立体造形方法
JPH0224124A (ja) 光学的造形法
JPH0596632A (ja) 光学的造形方法およびその装置
JPH07329188A (ja) 光造形ファブリケ−ション法及びこれを利用した金属構造体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031126

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20031031

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20031210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees