JP2003145629A - 光造形方法及びその装置 - Google Patents

光造形方法及びその装置

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JP2003145629A JP2002251087A JP2002251087A JP2003145629A JP 2003145629 A JP2003145629 A JP 2003145629A JP 2002251087 A JP2002251087 A JP 2002251087A JP 2002251087 A JP2002251087 A JP 2002251087A JP 2003145629 A JP2003145629 A JP 2003145629A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光を2本用いて未硬化領域を減少させ
ることにより、造形物の形状精度を向上させることがで
きる光造形方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 第1のレーザ光の光源5と、第2のレー
ザ光の光源6と、光硬化性の樹脂8を入れた樹脂槽7
と、前記各光源5,6の照射条件を制御するコンピュー
タ12とを備え、前記第1のレーザ光は前記光硬化性の
樹脂8の真下から、前記第2のレーザ光は前記光硬化性
の樹脂8の斜め方向から照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2本のレーザ光を
用いて、レーザ強度およびレーザのパン、チルト角度を
制御することにより、造形物を高精度に造形できる光造
形方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
以下に開示するものがあった。
【0003】図8はかかる従来の光造形装置を示す図で
ある。
【0004】この図に示すように、101は1本のレー
ザ光、102は樹脂槽、103は樹脂、104はエレベ
ータ、105は造形物である。
【0005】このように、従来は、1本のレーザ光10
1を用いて造形を行っていた。つまり、1本のレーザ光
101でz方向に焦点を合わせxy面内を照射し、次
に、z方向焦点位置を動かしてレーザ光101を照射
し、樹脂103の硬化を進めてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の光造形装置では、次のような問題点があった。
【0007】(1)レーザ光の強度分布がガウス分布で
あるため、硬化断面が垂直に近いかもしくは、奥行き方
向に進むほど細くなっており、表面に段差ができてい
た。
【0008】(2)内部においても未硬化領域が残り、
後処理を必要としていた。また、この後処理による硬化
でも、形状の変形を引き起こしていた。
【0009】(3)上記(1)の段差をなくすために、
やすりやサンドペーパーなどで、手仕上げを行っている
ため、仕上げのむらによる形状精度の低下や変形などが
起こっていた。
【0010】(4)上記(2),(3)のような、後処
理が多いため生産性が悪かった。
【0011】要するに、1本のレーザを用いた光造形シ
ステムにおいては、ステップ毎に外形、特に斜面部が階
段状に形成されてしまい、滑らかにするための手仕上げ
加工が必要とされてきた。換言すれば、未硬化領域を減
らして、形状精度を向上させることは困難であった。
【0012】本発明は、上記状況に鑑みて、レーザ光を
2本用いて未硬化領域を減少させることにより、造形物
の形状精度を向上させることができる光造形方法及びそ
の装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するために、 〔1〕光造形方法において、2本のレーザ光を用い、こ
のレーザ光の1本は光硬化性の樹脂の真下から、もう1
本は前記光硬化性の樹脂の斜め方向から照射することに
よって、前記光硬化性の樹脂の硬化領域を制御し、前記
光硬化性の樹脂の造形物の光造形を行うことを特徴とす
る。
【0014】〔2〕光造形方法において、2本のレーザ
光を用い、このレーザ光の1本は光硬化性の樹脂の真上
から、もう1本は前記光硬化性の樹脂の斜め方向から照
射することによって、前記光硬化性の樹脂の硬化領域を
制御し、前記光硬化性の樹脂の造形物の光造形を行うこ
とを特徴とする。
【0015】〔3〕上記〔1〕又は〔2〕記載の光造形
方法において、前記光硬化性の樹脂の斜め方向から照射
するレーザ光は、パンおよびチルト角度も変化させるこ
とを特徴とする。
【0016】〔4〕上記〔1〕又は〔2〕記載の光造形
方法において、コンピュータでレーザの硬化データを予
めシミュレーションしておき、その数値に基づきレーザ
パワーや角度を制御することを特徴とする。
【0017】〔5〕上記〔1〕又は〔2〕記載の光造形
方法において、前記造形物の表層だけでなく、内部にお
いても、未硬化領域を減らして、全体のひずみによる変
形を軽減することを特徴とする。
【0018】〔6〕上記〔1〕又は〔2〕記載の光造形
方法において、前記光硬化性の樹脂の斜め方向からレー
ザ光を照射することにより、基準面に対する低角度の側
面形状を高精度に造形することを特徴とする。
【0019】〔7〕上記〔6〕記載の光造形方法におい
て、既存の造形物からの拘束のない上側面の光造形の場
合、レーザ光強度は一定とし、造形ピッチを制御するこ
とによりレーザ光の到達割合を変えることを特徴とす
る。
【0020】〔8〕上記〔6〕記載の光造形方法におい
て、既存の造形物からの拘束のない上側面の光造形の場
合、レーザ光強度を制御することによりレーザ光の到達
割合を変えることを特徴とする。
【0021】
〔9〕上記〔6〕記載の光造形方法におい
て、前記レーザ光を照射するにあたり、最初の数ピッチ
はレーザ光の強度を若干弱めにすることを特徴とする。
【0022】〔10〕上記〔1〕又は〔2〕記載の光造
形方法において、既存の造形物からの拘束がある下側面
の光造形の場合、1回のz方向の造形ピッチを変えて造
形を行うことを特徴とする。
【0023】〔11〕光造形装置において、第1のレー
ザ光の光源と、第2のレーザ光の光源と、光硬化性の樹
脂を入れた樹脂槽と、前記各光源の照射条件を制御する
コンピュータとを備え、前記第2のレーザ光は前記光硬
化性の樹脂の斜め方向から照射することを特徴とする。
【0024】〔12〕光造形装置において、第1のレー
ザ光の光源と、第2のレーザ光の光源と、光硬化性の樹
脂を入れた樹脂槽と、前記各光源の照射条件を制御する
コンピュータとを備え、前記第1のレーザ光は前記光硬
化性の樹脂の真下から、前記第2のレーザ光は前記光硬
化性の樹脂の斜め方向から照射することを特徴とする。
【0025】〔13〕光造形装置において、第1のレー
ザ光の光源と、第2のレーザ光の光源と、光硬化性の樹
脂を入れた樹脂槽と、前記各光源の照射条件を制御する
コンピュータとを備え、前記第1のレーザ光は前記光硬
化性の樹脂の真上から、前記第2のレーザ光は前記光硬
化性の樹脂の斜め方向から照射することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0027】図1は本発明の実施例を示す2本レーザに
よる造形システムの構成図である。
【0028】この図において、1は第1のレーザ、2は
第2のレーザ、3は第1のAOM、4は第2のAOM、
5は第1の光源、6は第2の光源、7は樹脂槽、8は光
硬化性の樹脂、9は造形物、10はエレベータ、11は
z軸、12はパソコン(PC)、13はモータアンプ、
14はx軸、15はy軸、16はθ軸である。
【0029】そこで、第1,第2のレーザ1,2、第
1,第2のAOM3,4(レーザパワーを制御)から得
られたレーザ光を所定の径まで、レンズ系により絞り込
み、2系統の光源5,6を形成する。また、造形時にレ
ーザ光の照射位置を移動させるために、x軸14、y軸
15を有するステージにより位置制御を行う。
【0030】また、第2の光源6の照射方向θをかえる
ために、θ軸16を有する。このθ軸16のことをパン
角度という。固定された樹脂槽7に、光硬化性の樹脂8
を満たし、この樹脂8内には、高さ方向を制御するz軸
11に直結したエレベータ10が設置されており、この
エレベータ10の底面に造形物9を生成し、z軸11を
上昇させながら、3次元形状の造形物9を造形する。
【0031】図2は本発明の実施例を示す造形領域の説
明図である。
【0032】この図において、造形物20は、例えば、
積層ピッチ21内の輪郭部において、輪郭形状24を造
形する場合、第1の光源5の造形領域22に対して第2
の光源6の造形領域23を合わせることにより、造形領
域を輪郭形状24に対して高精度に形成することが可能
となる。
【0033】ここで、輪郭形状24の法線方向は、造形
する形状に依存するために、θ軸16により第2の光源
6の照射方向を輪郭形状24の法線方向に合致させる制
御を行っている。
【0034】次に、本発明にかかる2本レーザによる造
形システムの動作を図3を用いて説明する。
【0035】図3は本発明の実施例を示す第2光源の角
度調整とその光源の造形領域の態様を示す図であり、図
3(a)は第2光源6のz方向の角度θ1 (大きい角
度)の場合の造形領域を、図3(b)は第2光源6のz
方向の角度θ2 (小さい角度)の場合の造形領域をそれ
ぞれ示している。
【0036】まず、図3(a)に示すように、第2光源
6のz方向の角度がθ1 の場合には、第2光源の造形領
域23がより倒れた状態になり、図3(b)に示すよう
に、第2光源6のz方向の角度がθ2 の場合には、第2
光源の造形領域23がより起きた状態になる。
【0037】このように第1の光源5からの光線に対す
る第2の光源6からの光線のz方向の角度θを調整する
ことにより、第2光源の造形領域23を細かく制御する
ことが可能になる。
【0038】そのため、造形物の輪郭形状に、より近い
形状が造形できるため、高精度な造形が可能になる。
【0039】また、第1の光源5からの光線に対する第
2の光源6からの光線のパンおよびチルト角度の変化に
より、樹脂の加工輪郭形状を滑らかにすることができ、
なだらかな傾斜面部を形成することができる。
【0040】更に、第1の光源5からの光線に対する複
数の光線をパソコン(PC)12の制御により照射させ
ることにより、更なる高精度な造形も可能である。
【0041】図4は本発明の他の実施例を示す光硬化性
の樹脂の光造形の模式図である。
【0042】この図において、31はエレベータ、32
は光硬化性の樹脂の光造形物(仮想体)、33は既存の
造形物からの拘束のある下側面、34は下面、35は既
存の造形物からの拘束がない上側面、36は第2の光源
(斜め照射のレーザ)、φは基準面37に対する光造形
物32の傾斜角度であり、ここでは、低角度(数度〜1
5度程度)から中角度(30度程度)以内である。αは
第2の光源(斜め照射のレーザ)の設定角度であり、こ
こでは45度である。
【0043】そこで、図4におけるに示す既存の造形
物からの拘束がない上側面35の造形にあたっては、第
2の光源(斜め照射のレーザ)36のみで行い、角度φ
の形成は、以下の第2の光源(斜め照射のレーザ)36
の照射条件で行う。
【0044】(1)レーザ光強度を一定とし、造形のピ
ッチを変える。
【0045】(2)レーザ光強度を変える。
【0046】また、図4におけるに示す既存の造形物
からの拘束のある下側面33の造形の場合は、1回のz
方向の造形ピッチを変えて造形を行うようにする。
【0047】以下、具体的な側面の低角度φの場合の造
形について説明する。
【0048】(1)上側面の造形 図4に示すように、第2の光源(斜め照射のレーザ)3
6の設定角度αを45度にして、レーザを照射して上側
面35を造形する場合、図5に示すように同じレーザパ
ワーでレーザを照射しても造形面には自然に傾きφが形
成される。樹脂の硬化による造形はレーザ光38が届く
距離に依存するが、2光目は、1光目より多くの光が1
光目による造形領域に遮られることになるため、到達す
るエネルギーが減少し、硬化できる距離が短くなるため
である。同様に3光目は2光目より到達距離が短くな
り、自然と傾きφが形成される。
【0049】また、ここで、図6に示すように、同じピ
ッチ(レーザの送り距離)で造形しても、始めの部分
は、図7に示すように不安定領域Aがあり、少しして
(数回照射して)から安定領域Bとなる。この原因とし
ては、1回のレーザ照射で樹脂が100%固まるわけで
はないため、硬化量が安定するまでは、少し長くレーザ
が届き、硬化領域が安定すると、上記の原理で傾きを形
成しながら固まるものと考えられる。なお、図6におい
て、Pはピッチ、41は硬化形状を示している。
【0050】よって、最初のレーザ光の数ピッチ(4−
6ピッチ)は、レーザ光を少し弱めにすることにより、
この不安定現象を避けることができる。
【0051】表1に上側面の造形ピッチによる、造形物
の角度と表面粗さを示す。
【0052】ここで、レーザ強度は一定の値で造形して
いる。表面粗さは、Handysurf E−35A
(東京精密製)を用いて測定した。
【0053】
【表1】
【0054】また、レーザ強度を意図的に変えることに
より、角度の変化を大きくとることができる。
【0055】表2には、レーザ強度を変えた場合の造形
物の角度と表面粗さを示す。ここで、レーザ光は造形ピ
ッチを変える毎に指定値分、強度を低下させている。造
形ピッチは0.16mmである。
【0056】
【表2】
【0057】以上、6度などの低角度から25度の中角
度の側面の傾きを自由に制御することができた。上記の
レーザ径は200μmであるため、5μm以下の精度で
あれば、十分実用的である。
【0058】(2)下側面の造形 下側面の造形は、図4のに示すように光が造形物32
もしくはエレベータ31に拘束される。ここでは、設定
角度αが45度のレーザ光を用い、Z方向のピッチ、送
りのピッチを変えて造形を行い、低角度の側面形状を作
製する。
【0059】表3は下側面を造形した場合の造形物の角
度と表面粗さを示す。
【0060】
【表3】
【0061】上記の結果より、z方向のピッチを変える
ことにより、角度を自由に変えることができ、表面粗さ
も1μm以下のものもあり、実用上問題はないと判断さ
れる。
【0062】以上、詳細に述べたように、光造形加工に
おいて問題点が大きかった、低角度/高精度の造形を行
うことができるようになった。
【0063】また、上記実施例では、第1のレーザ1及
び第2のレーザ2を下方に配置して、下方から光造形加
工を行うようにしたが、エレベータ10を下部に配置す
ることにより、第1のレーザ1及び第2のレーザ2を上
方に配置して、上部から光造形加工を行うようにしても
よい。その場合は、第1のレーザ1は真上から、第2の
レーザ2は上方の斜め方向から照射して光造形加工する
ことになる。
【0064】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0065】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。
【0066】(A)レーザ光の1本は真下又は真上か
ら、もう1本は斜め方向からレーザ光を照射すること、
つまり、z方向レーザの他にz軸に対して傾斜しての別
のレーザを同時照射することにより、輪郭形状を滑らか
にすることができ、なだらかな傾斜面部を形成すること
ができる。
【0067】それにより、手仕上げ加工の不要な光造形
を行うことができる。つまり、樹脂の硬化領域を減らす
ことにより、高精度の造形を行うことが可能となる。
【0068】(B)斜め方向から照射するレーザ光は、
パンおよびチルト角度も変化させることができ、より高
精度な造形が可能となる。
【0069】(C)レーザの硬化を予めシミュレーショ
ンしておき、その数値に基づきレーザパワーや角度など
を制御することができる。
【0070】(D)造形物の表層だけでなく、内部にお
いても未硬化領域を微調整することにより、全体のひず
みによる変形を軽減することができる。
【0071】(E)レーザ光の代わりに、樹脂溶融ノズ
ルを用い、熱溶融樹脂を用いた造形を可能とする。
【0072】(F)光造形加工において問題点の大き
い、低角度/高精度の造形が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す2本レーザによる造形シ
ステムの構成図である。
【図2】本発明の実施例を示す造形領域の説明図であ
る。
【図3】本発明の実施例を示す第2の光源の角度調整と
その光源の造形領域の態様を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す光硬化性の樹脂の光
造形の模式図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す上側面の造形におけ
る傾きの形成の説明図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す上側面の造形におけ
るレーザの照射ピッチと硬化形状の説明図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す上側面の造形におけ
る初期ピッチにおける不安定領域の生成の説明図であ
る。
【図8】従来の光造形装置を示す図である。
【符号の説明】
1 第1のレーザ 2 第2のレーザ 3 第1のAOM 4 第2のAOM 5 第1の光源 6 第2の光源 7 樹脂槽 8 光硬化性の樹脂 9,20 造形物 10,31 エレベータ 11 z軸 12 パソコン(PC) 13 モータアンプ 14 x軸 15 y軸 16 θ軸(パン角度) 21 積層ピッチ 22 第1の光源の造形領域 23 第2の光源の造形領域 24 輪郭形状 32 光硬化性の樹脂の光造形物(仮想体) 33 既存の造形物からの拘束のある下側面 34 下面 35 既存の造形物からの拘束がない上側面 36 第2の光源(斜め照射のレーザ) 37 基準面 38 レーザ光 41 硬化形状 φ 基準面に対する光造形物の傾斜角度 α 第2の光源(斜め照射のレーザ)の設定角度(4
5度) P ピッチ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のレーザ光を用い、該レーザ光の1
    本は光硬化性の樹脂の真下から、もう1本は前記光硬化
    性の樹脂の斜め方向から照射することによって、前記光
    硬化性の樹脂の硬化領域を制御し、前記光硬化性の樹脂
    の造形物の光造形を行うことを特徴とする光造形方法。
  2. 【請求項2】 2本のレーザ光を用い、該レーザ光の1
    本は光硬化性の樹脂の真上から、もう1本は前記光硬化
    性の樹脂の斜め方向から照射することによって、前記光
    硬化性の樹脂の硬化領域を制御し、前記光硬化性の樹脂
    の造形物の光造形を行うことを特徴とする光造形方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光造形方法におい
    て、前記光硬化性の樹脂の斜め方向から照射するレーザ
    光は、パンおよびチルト角度も変化させることを特徴と
    する光造形方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の光造形方法におい
    て、コンピュータでレーザの硬化データを予めシミュレ
    ーションしておき、その数値に基づきレーザパワーや角
    度を制御することを特徴とする光造形方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の光造形方法におい
    て、前記造形物の表層だけでなく、内部においても、未
    硬化領域を減らして、全体のひずみによる変形を軽減す
    ることを特徴とする光造形方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載の光造形方法におい
    て、前記光硬化性の樹脂の斜め方向からレーザ光を照射
    することにより、基準面に対する低角度の側面形状を高
    精度に造形することを特徴とする光造形方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の光造形方法において、既
    存の造形物からの拘束のない上側面の光造形の場合、レ
    ーザ光強度は一定とし、造形ピッチを制御することによ
    りレーザ光の到達割合を変えることを特徴とする光造形
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の光造形方法において、既
    存の造形物からの拘束のない上側面の光造形の場合、レ
    ーザ光強度を制御することによりレーザ光の到達割合を
    変えることを特徴とする光造形方法。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の光造形方法において、前
    記レーザ光を照射するにあたり、最初の数ピッチはレー
    ザ光の強度を若干弱めにすることを特徴とする光造形方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項1又は2記載の光造形方法にお
    いて、既存の造形物からの拘束がある下側面の光造形の
    場合、1回のz方向の造形ピッチを変えて造形を行うこ
    とを特徴とする光造形方法。
  11. 【請求項11】(a)第1のレーザ光の光源と、(b)
    第2のレーザ光の光源と、(c)光硬化性の樹脂を入れ
    た樹脂槽と、(d)前記各光源の照射条件を制御するコ
    ンピュータとを備え、(e)前記第2のレーザ光は前記
    光硬化性の樹脂の斜め方向から照射することを特徴とす
    る光造形装置。
  12. 【請求項12】(a)第1のレーザ光の光源と、(b)
    第2のレーザ光の光源と、(c)光硬化性の樹脂を入れ
    た樹脂槽と、(d)前記各光源の照射条件を制御するコ
    ンピュータとを備え、(e)前記第1のレーザ光は前記
    光硬化性の樹脂の真下から、前記第2のレーザ光は前記
    光硬化性の樹脂の斜め方向から照射することを特徴とす
    る光造形装置。
  13. 【請求項13】(a)第1のレーザ光の光源と、(b)
    第2のレーザ光の光源と、(c)光硬化性の樹脂を入れ
    た樹脂槽と、(d)前記各光源の照射条件を制御するコ
    ンピュータとを備え、(e)前記第1のレーザ光は前記
    光硬化性の樹脂の真上から、前記第2のレーザ光は前記
    光硬化性の樹脂の斜め方向から照射することを特徴とす
    る光造形装置。
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