JPH0957362A - 中空金属管体及び中空金属管体の製造方法 - Google Patents

中空金属管体及び中空金属管体の製造方法

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JPH0957362A
JPH0957362A JP7219074A JP21907495A JPH0957362A JP H0957362 A JPH0957362 A JP H0957362A JP 7219074 A JP7219074 A JP 7219074A JP 21907495 A JP21907495 A JP 21907495A JP H0957362 A JPH0957362 A JP H0957362A
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hollow chamber
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Masaru Takagi
Noriyoshi Oohashi
規佳 大橋
Hiroyuki Izeki
博之 井関
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Abstract

(57)【要約】 【課題】板体1における板厚の局部的な過剰低減を抑
え、これにより板厚減少率のばらつきを軽減した中空金
属管体及びその中空金属管体の製造に適する製造方法を
提供すること。 【解決手段】金属製の板体1を積層した積層構造体3の
うち板体1b、1cの間に液状物Lを圧入し、液圧によ
り第1中空室61を形成する第1圧入操作と、第1中空
室61に液状物Lを残した状態で、板体1a、1bの
間、板体1c、1dの間に液状物Lを圧入し、液圧によ
り第2中空室62を形成する第2圧入操作とを行い、第
1中空室61及び第2中空室62を備えた中空金属管体
を得る。更に液状物Lを排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中空金属管体及び中
空金属管体の製造方法に関する。本発明は例えば内燃機
関に装備される排気系のマニホールド等の中空構造体に
利用できる。
【0002】
【従来の技術】特開昭51−8160号公報には、外管
の内部に内管を略同軸的に配置した二重管を用い、内管
と外管との間に水等の凍結可能な液体を注入し、二重管
の軸長方向の両端部を密閉すると共に、その液体を凍結
させ、その状態で二重管をベンダー等で曲げ加工し、そ
の後に液体を排出して曲成2重管を製造する技術が開示
されている。
【0003】更に従来より、図12(A)(B)から理
解できる様に、プレス型を用いて平板をプレス成形で曲
げ加工して、曲成部100aをもつ板体100と、曲成
部200aをもつ板体200とを成形し、その板体10
0、200をその厚み方向に複数枚重合する様に組付
け、その後に板体100、200の一端部100c、2
00cを溶接で接合して溶接部300を形成すると共
に、板体100、200の他端部100d、200dを
溶接で接合して溶接部310を形成し、これにより内室
401と外室402とを備えた中空金属管体400を形
成する技術が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開昭51−
8160号公報に係る冷凍式管曲成技術によれば、液体
を凍結させる必要があり、冷凍装置を必要とする。とこ
ろで上記した図12に示す中空金属管体400の強度、
耐久性の確保等を考慮すると、中空金属管体400を構
成する板体100、200は、できるだけ均一肉厚であ
ることが好ましい。
【0005】この点図12に示す技術によれば、溶接部
300、310で溶接する前の段階で、プレス型を用い
て板体100、200をプレス成形する関係上、荷重が
衝撃的に負荷されるプレス成形の際には溶接部300、
310が存在せず、従ってプレス成形の際の衝撃によっ
て溶接部300、310が破損することを防止できる。
【0006】しかしながら図12に示す技術によれば、
プレス成形の際に引張力が瞬時に衝撃的に板体に負荷さ
れるため、引張力の局部的集中が生じる部位が発生す
る。よって板厚の減少率のばらつきが大きくなり、中空
金属管体400の均一肉厚化には必ずしも充分ではな
い。即ち、図12に示す技術によれば、板厚減少率の最
も大きな部位の板厚減少率をAmax 〔%〕とし、板厚減
少率の最も小さな部位の板厚減少率をAmin 〔%〕とし
たとき、Amax 〔%〕−Amin 〔%〕=30%程度と大
きくなる。よって図12に示す技術によれば、曲げ加工
度が高い頂部である曲げ部100a、200aの曲げ外
周領域側において過大な引張力が瞬時に負荷されるた
め、肉厚不均一になることがあった。
【0007】換言すれば、内室401と外室402とを
備えた図12(B)に示す中空金属管体400において
は、横断面において溶接部300、310をつなぐ仮想
線に沿う外室402の室内距離をD0 とし、仮想線に直
交する向きの外室402の室内距離をD1 としたとき、
(D0 /D1 )=0.7〜1.3に設定した場合には、
曲げ加工度が大きくなるため、頂部である曲げ部100
a、200aでは、過大な引張力が瞬時に負荷され、過
剰減肉が生じることがあった。
【0008】本発明は上記した実情に鑑みなされたもの
であり、請求項1の課題は、外室に係るD0 /D1
0.7〜1.3の様に曲げ加工度を大きな値に規定した
場合であっても、板体における板厚の局部的な過剰低減
を抑え、これにより板厚減少率のばらつきを軽減し、強
度及び耐久性の向上を図り得る中空金属管体を提供する
ことにある。
【0009】請求項2〜請求項6の課題は、上記した板
厚の均一化を図った請求項1に係る中空金属体を製造す
るのに適する製造方法を提供することにある。請求項2
〜請求項6に係る製造方法は、上記した請求項1に係る
中空金属管体を製造するのに適するものであり、それば
かりではなく、請求項1以外の要素を備えた他の中空金
属管体をも製造できるものである。
【0010】各請求項の個別の課題について、更に説明
を加える。請求項2の課題は、液状物の液圧を利用する
ことにより、成形圧の均一化を図り得、板体における板
厚の局部的な過剰低減を抑え、強度及び耐久性の向上を
図り得る中空金属管体の製造方法を提供することにあ
る。請求項3の課題は、液状物の液圧を利用した第1圧
入操作及び第2圧入操作により、板体における板厚の局
部的な過剰低減を抑え、強度及び耐久性の向上を図りつ
つ、第1中空室及び第2中空室を備えた中空金属管体を
得る中空金属管体の製造方法を提供するにある。
【0011】請求項4の課題は、成形型面を備えた成形
型を用い、液状物の圧力により膨出した板体を成形型の
成形型面に張付けて成形することにより、中空金属管体
の形状や寸法精度を規制し、中空金属管体の精度を向上
し得る中空金属管体の製造方法を提供するにある。請求
項6の課題は、積層構造体のうち厚み方向に隣設する板
体の間に差込体を差込むことにより、差込体の通路から
液状物を送給して中空室の形成を容易にした中空金属管
体の製造方法を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
○請求項1に係る中空金属管体は、液圧により曲げ変形
された互いに対面する少なくとも2枚の内側の板体で構
成された内室を区画する内管と、内側の板体よりも外側
に配置され液圧により曲げ変形された外側の板体で構成
され内室よりも外側に配置された外室を区画する外管
と、外管を構成する外側の板体と内管を構成する内側の
板体とを横断面の両端部で接合した接合部とで構成さ
れ、横断面において外管を構成する内板体の端同士をつ
なぐ仮想線に沿う外室の室内距離をD0 とし、仮想線に
直交する向きの外室の室内距離をD1 としたとき、D0
/D1 =0.7〜1.3に規定され、板体のうち板厚減
少率の最も大きな部位の板厚減少率をAmax 〔%〕と
し、板厚減少率の最も小さな部位の板厚減少率をAmin
〔%〕としたとき、Amax 〔%〕−Amin 〔%〕=23
%以下に規定されていることを特徴とするものである。
【0013】上記した請求項1によれば、板体における
板厚減少率の最大値と最小値との差が小さいので、板厚
減少率のばらつきが低減される。中空金属管体における
均厚化を図り得、中空金属管体に強度のばらつきが軽減
される。よって、外力が負荷された際における中空金属
管体における耐久性が向上する。 ○請求項2に係る中空金属管体の製造方法は、少なくと
も2枚の金属製の板体を接触状態または非接触状態で積
層すると共に、横断面における板体の両端部を接合した
積層構造体を得る積層工程と、積層構造体を構成する板
体のうち、厚み方向に隣設する板体の間に液状物を圧入
し、液状物の液圧により板体を曲げて厚み方向に膨出成
形し、中空室を備えた中空金属管体を得る膨出工程と、
膨出した中空金属管体の中空室から液状物を排出する排
出工程とを順に実施することを特徴とするものである。
【0014】上記した請求項2に係る方法によれば、液
状物の圧入操作により中空室が形成される。液圧は等方
的に且つ静的に板体に負荷される。そのため、引張力の
局部的集中は軽減、回避され、板体における肉厚減少率
のばらつき軽減に有利である。 ○請求項3に係る中空金属管体の製造方法は、少なくと
も4枚の金属製の板体を接触状態または非接触状態で積
層すると共に、横断面における板体の両端部を接合した
積層構造体を得る積層工程と、積層構造体を構成する板
体のうち、厚み方向に隣設する板体の間に液状物を圧入
し、液状物の圧力により少なくとも2枚の板体が積層し
たままその厚み方向に曲げて膨出成形し、第1中空室を
形成する第1圧入操作と、第1中空室に液状物を残した
状態で、厚み方向に隣設する板体の間にさらに液状物を
圧入し、液状物の液圧により板体を曲げてその厚み方向
に膨出成形し、第2中空室を形成する第2圧入操作とを
行い、第1中空室及び第2中空室を備えた中空金属管体
を得る膨出工程と、膨出した中空金属管体の第1中空室
及び第2中空室から液状物を排出する排出工程とを順に
実施することを特徴とするものである。
【0015】上記した請求項3に係る方法によれば、第
1圧入操作により第1中空室が形成され、第2圧入操作
により第1中空室とは別の第2中空室が形成される。 ○請求項4に係る中空金属管体の製造方法によれば、請
求項2または3において、膨出工程において、キャビテ
ィを区画する互いに対面する成形型面を備えた成形型を
用い、成形型のキャビティ内に積層構造体を配置し、液
状物の圧力により膨出した板体を成形型の成形型面に張
付けて成形することを特徴とするものである。
【0016】上記した請求項4に係る方法によれば、液
状物の圧力により膨出した板体を成形型の成形型面に張
付けて成形するため、板体の成形は成形型面で規定さ
れ、高精度となる。 ○請求項5に係る中空金属管体の製造方法によれば、請
求項2〜請求項4のいずれかにおいて、積層工程におい
て、積層構造体を構成する板体は平板状または予備成形
された板体であることを特徴とするものである。 ○請求項6に係る中空金属管体の製造方法によれば、請
求項2〜請求項5のいずれかにおいて、膨出工程におい
て、液状物が通過する通路を備えた差込体を用い、積層
構造体のうち厚み方向に隣設する板体の間に差込体を差
込み、差込体の通路から液状物を板体間に送給すること
を特徴とするものである。
【0017】請求項6に係る方法によれば、積層構造体
のうち厚み方向に隣設する板体の間が狭い場合であって
も、差込体を利用すれば、板体間の隙間を増大でき、そ
の板体の間に液状物を送給するのに有利である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る中空金属管体によれ
ば、横断面において外管を構成する外側の板体の端同士
をつなぐ仮想線に沿う該外室の室内距離をD0 とし、仮
想線に直交する向きの外室の室内距離をD1 としたと
き、D0 /D1 =0.7〜1.3に規定されている。
【0019】本発明に係る中空金属管体によれば、中空
金属管体を構成する板体のうち板厚減少率の最も大きな
部位の板厚減少率をAmax 〔%〕とし、板厚減少率の最
も小さな部位の板厚減少率をAmin 〔%〕としたとき、
max 〔%〕−Amin 〔%〕=23%以下に規定されて
いる。この様に本発明に係る中空金属管体によれば、板
体における板厚減少率の最大値と最小値との差が小さい
ので、中空金属管体における均厚化を図り得、中空金属
管体に強度のばらつきが軽減され、外力が負荷される際
等における耐久性が向上する。
【0020】本発明方法に係る積層工程によれば、少な
くとも2枚の金属製の板体を接触状態または非接触状態
で積層すると共に、横断面における板体の両端部を接合
した積層構造体を得る。なお板体の材質としてはステン
レス鋼板、炭素鋼板、アルミ系板等を採用できる。ステ
ンレス鋼板としてはフェライト系、オーステナイト系で
も良い。
【0021】本発明方法に係る膨出工程によれば、積層
構造体を構成する板体のうち、厚み方向に隣設する板体
の間に液状物を圧入し、液状物の液圧により板体を曲げ
て厚み方向に膨出させ、中空室を備えた中空金属管体を
得る。液状物としては水、作動油等の非圧縮性流体を採
用するのが一般的である。
【0022】
【実施例】
(実施例1)以下、図1〜図6を参照して本発明の実施
例1を各工程に分けて説明する。 積層工程 まず本実施例に係る積層工程では、図1から理解できる
様に比較的薄肉状で平板状をなす合計4枚のステンレス
鋼製の板体1(第1板体1a、第2板体1b、第3板体
1c、第4板体1d)を用い、各板体1をその厚み方向
に重ねて接触状態で積層する。
【0023】更に図1から理解できる様に横断面におけ
る各板体1の幅方向つまり矢印X1方向における一端部
10同士を溶接で接合して、接合部としての溶接部20
を形成すると共に、各板体1の幅方向つまり矢印X1方
向における他端部11同士を溶接で接合して、接合部と
しての溶接部21を形成する。なお溶接手段としてはT
IG溶接、MIG溶接を採用できる。
【0024】本実施例によれば、積層方向における外側
に位置する第1板体1a及び第4板体1dの肉厚は、積
層方向における内側に位置する第2板体1b及び第3板
体1cの肉厚よりも厚くされている。具体的には、第1
板体1a及び第4板体1dの肉厚は1.2〜1.7mm
程度、特に1.5mm程度であり、第2板体1b及び第
3板体1cの肉厚は0.3〜0.6mm程度、特に0.
6mm程度である。但し板厚はこれに限定されるもので
はない。
【0025】更に図2から理解できる様に各板体1の長
さ方向の一端部も溶接で接合して、溶接部22を形成す
る。これにより溶接部20、21、22を備えた積層構
造体3が得られる。図1において積層構造体3の幅方向
の寸法はL1で示される。 膨出工程 次に膨出工程を行う。膨出工程に係る第1圧入操作とし
て、図2から理解できる様に、液状物が通過する通路4
0を備えた金属製の差込体4を用いる。そして、積層構
造体3を構成する板体1の長さ方向つまり矢印Y1方向
における一端部である差込端部3iのうち、厚み方向に
隣設する第2板体1bと第3板体1cとの間に差込体4
の先端部42を圧入操作等により差込む。
【0026】差込体4の先端部42には、圧入容易性等
を考慮して傾斜面43が形成されている。傾斜面43
は、先端に向かうつれて外径が小さくなる傾斜を備えて
いる。図3から理解できる様に、差込体4につながる送
給源5を作動させて、送給源5から差込体4の通路40
に液状物Lを送給し、その液状物Lを第2板体1bと第
3板体1cとの間に圧入する。これにより図3から理解
できる様に第1板体1a及び第2板体1bが積層したま
まの状態で、その厚み方向につまり矢印A1方向に曲げ
られて膨出され、以て第1成形型71の第1成形面71
nに張付られ、1次成形される。
【0027】同様に図3から理解できる様に第3板体1
c及び第4板体1dが積層したままの状態で、その厚み
方向につまり矢印A2方向に曲げられて膨出され、第1
成形型71の第1成形面71mに張付られ、1次成形さ
れる。この結果、図4から理解できる様に内室として機
能する第1中空室61が形成される。横断面において第
1中空室61は『略めがね形状』あるいは『横8の字形
状』をなしている。第1圧入操作した後における積層構
造体3に係る幅寸法は図4においてL2で示される。L
2は前記したL1よりも小さくなっている(L2<L
1)。第1成形型71の第1成形面71nの深さはH1
で示されている。なお第1圧入操作における液圧P1は
68〜90MPa程度とすることができる。液状物Lと
しては水を採用する。
【0028】また図4から理解できる様に第1成形型7
1は、溶接部20、21を抑える溶接押さえ部71xを
備えている。溶接押さえ部71xの押さえ機能により、
第1圧入操作の際における溶接部20、21の破損を抑
えるのに有利である。次に膨出工程に係る第2圧入操作
を行う。この操作では、差込体4を積層構造体3の差込
端部3iから一旦離脱させる。離脱させた状態で、図5
から理解できる様に板体1に注入孔1kをドリル等の加
工具で形成する。
【0029】再び、板体1の間に差込体4の先端部42
を差込む。図5から理解できる様に第2圧入操作では、
積層構造体3は第2成形型72のキャビティ内に配置さ
れている。この状態で、再び送給源5が作動して、送給
源5から差込体4の通路40に液状物Lを圧入する。す
ると、液状物Lが注入孔1kを通り、第1板体1aと第
2板体1bとの間の空間に液状物Lが送給されると共
に、第3板体1cと第4板体1dとの間の空間に液状物
Lが送給され、これにより第2圧入操作が行われる。
【0030】この第2圧入操作により、図6から理解で
きる様に第1板体1aがその厚み方向につまり矢印A1
a方向に曲げられて膨出され、以て第2成形型72の第
2成形面72nに張付られる。同様に、第4板体1dが
その厚み方向につまり矢印A2a方向に曲げられて膨出
され、以て第2成形型72の第2成形面72mに張付ら
れる。この様な第2圧入操作により第2中空室62が第
1中空室61の外側に形成される。
【0031】よって図6から理解できる様に、『略めが
ね形状』あるいは『横8の字形状』の断面形状を備えた
第1中空室61をもつ内管68及び第2中空室62をも
つ外管69の双方を備えた中空金属管体6が得られる。
図6において第2成形型72の第2成形面72nの深さ
はH2で示されており、H2は前記した第1成形型71
に係るH1よりも深く設定されている(H2>H1)。
図6において第2圧入操作した後における積層構造体3
に係る幅寸法はL3で示される。L3は前記したL2よ
りも小さくなっている(L3<L2)。
【0032】上記の様に液状物Lを圧入する第1圧入操
作及び第2圧入操作によれば、板体1に負荷される成形
圧は全体として均一化し易く、しかも成形圧は低速で負
荷されるため、過剰な引張力の局部的集中を軽減、回避
できる。従って中空金属管体6を構成する板体1におけ
る板厚の減少率のばらつきを軽減、回避できる。また本
実施例によれば、上記の様な第2圧入操作の際には、第
2板体1bと第3板体1cとの間の第1中空室61には
液状物Lが収容されており、第1中空室61に液圧が残
留している。そのため残留液圧により、第1中空室61
を区画する第2板体1b及び第3板体1cの曲げ形状は
維持される。
【0033】また図6から理解できる様に第2成形型7
2は、溶接部20、21を抑える溶接押さえ部72xを
備えている。溶接押さえ部72xの押さえ機能により、
第2圧入操作の際における溶接部20、21の破損を抑
えるのに有利である。なお上記した第2圧入操作におけ
る液圧P2は、第1圧入操作の液圧P1と同程度であ
る。場合によっては第1圧入操作における液圧P1と第
2圧入操作における液圧P2とを異なる大きさとしても
良い。
【0034】排出工程 次に排出工程を行う。排出工程では、中空金属管体6を
第2成形型72から離脱させると共に、膨出した中空金
属管体6の第1中空室61及び第2中空室62から液状
物Lを排出する。なお排出にあたり、重力を利用した自
然落下やポンプによる吸引等を利用できる。
【0035】効果 上記した工程により、『略めがね形状』あるいは『横8
の字形状』の第1中空室61をもつ内管68と、その外
側を覆う第2中空室62をもつ外管69との双方を備え
た中空金属管体6が得られる。本実施例では第1圧入操
作及び第2圧入操作として液状物Lを圧入して液圧によ
り板体1を成形する方法である。そのため成形圧が瞬時
に負荷されるプレス成形の場合と比較して、成形圧の均
一化に有利であり、しかも成形圧が低速で負荷される。
そのため成形の際に板体1における引張力の局部的集中
を軽減、回避するのに有利である。従って板厚減少率の
ばらつきを低減できる。
【0036】即ち本実施例によれば、中空金属管体6の
板体1のうち板厚減少率の最も大きな部位の板厚減少率
をAmax 〔%〕とし、板厚減少率の最も小さな部位の板
厚減少率をAmin 〔%〕としたとき、Amax 〔%〕−A
min 〔%〕=23%以下とされている。具体的にはマイ
クロメータで測定したところ、Amax 〔%〕−A
min〔%〕=20%以下であった。
【0037】上記した中空金属管体6は、車両の内燃機
関に装備される排気系部品に適用できる。この場合に
は、内燃機関から排出された高温の排気ガスが第1中空
室61に流れる。ところで内燃機関の排気系には排気ガ
スを浄化するための触媒が装着されている。触媒では、
一般的には排気ガスの温度が低下すると浄化率が低減す
ると言われている。そのため高温の排気ガスを温度低下
させることなく触媒に搬送できることが好ましい。この
点本実施例によれば、前述の様に高温の排気ガスが第1
中空室61に流れ、且つ、外側の第2中空室62は空気
断熱層として機能できるため、第1中空室61を流れる
排気ガスの温度低下を抑えるのに有利であり、従って触
媒の浄化率を確保するのに有利である。
【0038】殊に排気ガスが流れる第1中空室61を区
画する第2板体1b、第3板体1cは薄肉であるため、
熱容量が小さい。そのため排気ガスが第2板体1b、第
3板体1cに触れても、高温の排気ガスからの逃熱を抑
えることができ、排気ガスの温度低下を抑え得る。なお
この中空金属管体6は上記した排気マニホールド等の用
途の他に、水等の液体、ガス等の液体を流すため等の管
体にも利用できるものである。
【0039】他の形態 上記した積層工程では、図1から理解できる様に平板状
をなす合計4枚の板体1(第1板体1a、第2板体1
b、第3板体1c、第4板体1d)を用い、各板体1を
重ねて接触状態で積層しているが、これに限らず板体1
は平板状に限らず、予備成形された曲げ部を備えたもの
でも良い。更に各板体1間に、隙間形成手段としてのス
ペーサを介在させ、各板体1を互いに非接触状態で積層
することにしても良い。
【0040】(実施例2)図7に示す実施例2に係る方
法は実施例1と基本的に同様の構成である。実施例2で
製造した中空金属管体6は、第1中空室61及び第2中
空室62を区画するために第1板体1aと第2板体1b
と第3板体1cと第4板体1dとを備え、更に第2板体
1bと第3板体1cとの間に中間板体1eが配置されて
いる。従って第1中空室61は中間板体1eで仕切られ
ている。
【0041】(実施例3)図8に示す実施例3に係る方
法は実施例1と基本的に同様の構成である。実施例3で
製造した中空金属管体6を図8に示す。図8から理解で
きる様に中空金属管体6は、『めがね形状』ではなく
『円筒形状』とされた内管68と、内管68の外側に配
置されている外管69とで構成されている。
【0042】内管68は、液圧で曲げ変形された互いに
対面する第2板体1b及び第3板体1cとで構成された
内室としての円筒形状の第1中空室61を区画してい
る。外管69は、外側に配置され液圧で曲げ変形された
外室としての第2中空室62を区画している。本実施例
においても、上記した液圧を加える第1圧入操作及び第
2圧入操作を行うため、板体1に負荷される成形圧は均
一化し易く、しかも衝撃的に成形されるプレス成形型に
比較して成形圧は低速で負荷されるため、過剰な引張力
の局部的集中を軽減、回避できる。従って中空金属管体
6を構成する板体1の板厚の減少率のばらつきを軽減、
回避できる。
【0043】即ち本実施例によれば、図8から理解でき
る様に横断面において外管69を構成する第1板体1a
及び第4板体1dの端同士をつなぐ仮想線に沿う第2中
空室62の室内距離をD0 とする。更に、その仮想線に
直交する向きの第2中空室62の室内距離をD1 とす
る。本実施例では(D0 /D1 )の比率=0.7〜1.
3に規定されており、曲げ加工度は大きい。
【0044】本実施例によれば、内管68を構成する板
体1b、1cのうち板厚減少率の最も大きな部位の板厚
減少率をAmax 〔%〕とする。更に、板厚減少率の最も
小さな部位の板厚減少率をAmin 〔%〕とする。本実施
例では、Amax 〔%〕−Ami n 〔%〕=23%以下に規
定されている。 (実施例4)図9に示す実施例4は実施例1と基本的に
同様の構成である。実施例4で製造した中空金属管体6
を図9に示す。
【0045】図9から理解できる様に中空金属管体6は
合計6枚の板体1a〜1fを備えており、第1内管67
と第2内管68と外管69とで構成されている。第1内
管67は、内管としての第1中空室61rを区画してい
る。第2内管68は、内管としての第1中空室61sを
区画している。外管69は、外管としての第2中空室6
2を区画している。
【0046】(実施例5)図10〜図11に示す実施例
5は実施例1と基本的に同様の構成である。この積層構
造体3も、複数枚の板体1をその厚み方向に積層した構
成されている。図10から理解できる様に、各板体1
は、三股状をなす脚部1sと、脚部1sの一端部が合流
した集合部1tとを備えた形状をなしている。
【0047】積層工程では各板体1のうち差込端部3i
を除く全周囲を溶接して、接合部としての溶接部25を
形成し、積層構造体3を得る。即ち、差込体4を差し込
む差込端部3iには溶接部25は形成されていない。従
って積層構造体3の差込端部3iに差込体4を差し込
み、前述同様に、液圧を加える第1圧入操作及び第2圧
入操作を行う。
【0048】図11(A)(B)は膨出工程における第
2圧入操作を行っている形態を示す。即ち、図11
(A)に示す様に第2成形型72のうち、脚部1s成形
用の第2型面72s、72t間に積層構造体3の脚部1
sを配置する。同様に、図11(B)に示す様に第2成
形型72のうち、集合部1t成形用の第2型面72n、
72m間に積層構造体3の集合部1tを配置する。
【0049】上記の様な第1圧入操作及び第2圧入操作
により、三股状の第1中空室61及びこれが合流した第
2中空室62をもつ中空金属管体6が成形される。最終
的には図10から理解できる様に切断装置等で三股状の
脚部1sの先端部を切断線E1に沿って切断し、これに
より軸長方向つまり矢印Y2方向に貫通する中空金属管
体6を形成する。
【0050】この中空金属管体6は、車両の内燃機関に
装備される排気系の排気マニホールドに適用にできる。
この場合には、内燃機関から排出された高温の排気ガス
は第1中空室61に流れる。排気ガスは、排気マニホー
ルドの分野では周知の様に、複数個の脚部1sを通過
し、集合部1tで集合する。前述した様に内燃機関の排
気系には排気ガスを浄化するための触媒が装着されてい
る。触媒では、一般的には排気ガスの温度が低下すると
浄化率が低減すると言われている。この点本実施例によ
れば、前述の様に高温の排気ガスが第1中空室61に流
れ、且つ、外室としての第2中空室62は空気断熱層を
構成するため、第1中空室61を流れる排気ガスの温度
低下を抑えるのに有利であり、従って触媒の浄化率を確
保するのに有利である。
【0051】なおこの例に係る脚部1sは三股状とされ
ているが、三股状に限らず、四股状、五股状、6股状で
も良いものである。
【0052】
【発明の効果】請求項1に係る中空金属管体によれば、
内室に係るD0 /D1 =0.7〜1.3の様に曲げ加工
度を大きな値に規定した場合であっても、板体における
板厚減少率のばらつきを軽減しているので、中空金属管
体を構成する板体の均一肉厚化に有利であり、中空金属
管体の強度及び耐久性の向上を図り得る。
【0053】請求項2〜請求項6に係る中空金属管体の
製造方法によれば、液状物の液圧を利用することによ
り、成形圧の均一化を図り得、しかも成形圧を低速で負
荷でき、従って中空金属管体を構成する板体における過
剰な板厚減少を軽減し、板体における板厚減少率のばら
つきを軽減でき、中空金属管体の強度及び耐久性の向上
を図り得る。
【0054】請求項3に係る中空金属管体の製造方法に
よれば、液状物の液圧を利用した第1圧入操作及び第2
圧入操作により、第1中空室及び第2中空室を備えた中
空金属管体を得る。請求項4に係る中空金属管体の製造
方法によれば、成形型面を備えた成形型を用い、液状物
の圧力により膨出した板体を成形型の成形型面に張付け
て成形することにより、中空金属管体の形状や寸法精度
を規制し、中空金属管体の精度を向上し得る。
【0055】請求項6に係る中空金属管体の製造方法に
よれば、積層構造体のうち厚み方向に隣設する板体の間
に差込体を差込むことにより、差込体の通路から液状物
を送給して中空室の形成を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層構造体の断面図である。
【図2】積層構造体に差込体を差し込んだ状態の構成図
である。
【図3】積層構造体に差込体を差し込んだ状態で、第1
圧入操作を行い第1中空室を成形している状態の要部の
構成図である。
【図4】第1成形型を用いて積層構造体に第1中空室を
成形している状態の構成図である。
【図5】積層構造体に差込体を差し込んだ状態で、第2
圧入操作を行い第1中空室とは別の第2中空室を成形し
ている状態の要部の構成図である。
【図6】第2成形型を用いて積層構造体に第1中空室と
は別の第2中空室を成形している状態の構成図である。
【図7】実施例2に係る中空金属管体の断面図である。
【図8】実施例3に係る中空金属管体の要部の斜視図で
ある。
【図9】実施例4に係る中空金属管体の要部の斜視図で
ある。
【図10】実施例5に係る溶接部を備えた三股状の脚部
を備えた積層構造体の要部の平面図である。
【図11】図10に示す積層構造体を用いて第1中空室
とは別の第2中空室を成形している状態の断面図であ
る。
【図12】従来技術に係る構成図である。
【符号の説明】
図中、1は板体、20、21は溶接部(接合部)、3は
積層構造体、4は差込体、40は通路、6は中空金属管
体、61は第1中空室(内室)、62は第2中空室(外
室)、68は内管、69は外管を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液圧で曲げ変形された互いに対面する少な
    くとも2枚の内側の板体で構成された内室を区画する内
    管と、 該内側の板体よりも外側に配置され液圧で曲げ変形され
    た外側の板体で構成され該内室よりも外側に配置された
    外室を区画する外管と、 該外管を構成する外側の板体と該内管を構成する内側の
    板体とを横断面の両端部で接合した接合部とで構成さ
    れ、 横断面において該外管を構成する板体の端同士をつなぐ
    仮想線に沿う該外室の室内距離をD0 とし、該仮想線に
    直交する向きの該外室の室内距離をD1 としたとき、D
    0 /D1 =0.7〜1.3に規定され、該板体のうち板
    厚減少率の最も大きな部位の板厚減少率をAmax 〔%〕
    とし、板厚減少率の最も小さな部位の板厚減少率をA
    min 〔%〕としたとき、Amax 〔%〕−Amin 〔%〕=
    23%以下に規定されていることを特徴とする中空金属
    管体。
  2. 【請求項2】少なくとも2枚の金属製の板体を接触状態
    または非接触状態で積層すると共に、断面における該板
    体の両端部を接合した積層構造体を得る積層工程と、 該積層構造体を構成する板体のうち、厚み方向に隣設す
    る該板体の間に液状物を圧入し、液状物の液圧により該
    板体を曲げて厚み方向に膨出成形し、中空室を備えた中
    空金属管体を得る膨出工程と、 膨出した該中空金属管体の中空室から液状物を排出する
    排出工程とを順に実施することを特徴とする中空金属管
    体の製造方法。
  3. 【請求項3】少なくとも4枚の金属製の板体を接触状態
    または非接触状態で積層すると共に、横断面における該
    板体の両端部を接合した積層構造体を得る積層工程と、 該積層構造体を構成する板体のうち、厚み方向に隣設す
    る板体の間に液状物を圧入し、液状物の圧力により少な
    くとも2枚の該板体が積層したままその厚み方向に曲げ
    て膨出成形し、第1中空室を形成する第1圧入操作と、 該第1中空室に液状物を残した状態で、厚み方向に隣設
    する板体の間に更に液状物を圧入し、液状物の液圧によ
    り該板体を曲げてその厚み方向に膨出成形し、第2中空
    室を形成する第2圧入操作とを行い、該第1中空室及び
    該第2中空室を備えた中空金属管体を得る膨出工程と、 膨出した該中空金属管体の該第1中空室及び該第2中空
    室から該液状物を排出する排出工程とを順に実施するこ
    とを特徴とする中空金属管体の製造方法。
  4. 【請求項4】膨出工程において、キャビティを区画する
    互いに対面する成形型面を備えた成形型を用い、成形型
    のキャビティ内に積層構造体を配置し、液状物の圧力に
    より膨出した板体を該成形型の成形型面に張付けて成形
    することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の
    中空金属管体の製造方法。
  5. 【請求項5】積層工程において、積層構造体を構成する
    板体は平板状または予備成形された板体であることを特
    徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の中空金
    属管体の製造方法。
  6. 【請求項6】膨出工程において、液状物が通過する通路
    を備えた差込体を用い、積層構造体のうち厚み方向に隣
    設する板体の間に差込体を差込み、該差込体の通路から
    液状物を該板体間に送給することを特徴とする請求項2
    〜請求項5のいずれかに記載の中空金属管体の製造方
    法。
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