JPH0953436A - 内燃機関のブローバイガスのブリーザ構造 - Google Patents

内燃機関のブローバイガスのブリーザ構造

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JPH0953436A
JPH0953436A JP7227161A JP22716195A JPH0953436A JP H0953436 A JPH0953436 A JP H0953436A JP 7227161 A JP7227161 A JP 7227161A JP 22716195 A JP22716195 A JP 22716195A JP H0953436 A JPH0953436 A JP H0953436A
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breather
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透 郡司
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブローバイガス中の油分を可及的に減少させ
ることができるブローバイガスのブリーザ構造を供す
る。 【解決手段】 内燃機関のクランク室内に設けられた補
機がクランク軸と一体のロータ部の回転によりブローバ
イガスより油分を遠心分離し、油分を分離したブローバ
イガスをクランク室外に導くブリーザ通路を同補機の側
方を覆う補機カバーに形成したブリーザ構造において、
前記補機のロータ部の回転中心軸を同軸中心にした円筒
壁116 を補機カバー115 からロータ部に向け突出形成
し、該円筒壁116 の基部に前記ブリーザ通路に通じる吐
出口120 を有し、該円筒壁116 に前記補機のロータ部の
回転方向に向いて同円筒壁116 の内側に開き内外を連通
する排出口117 を形成した内燃機関のブローバイガスの
ブリーザ構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関において
ピストンとシリンダの間隙を通ってクランクケース内に
漏れるブローバイガスについて、同ブローバイガス中の
油分を減少させるブリーザ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりクランクケース内のブローバイ
ガスを、クランク軸と一体に回転するACジェネレータ
のロータ部の回転により生じる旋回流に巻き込んで油分
を遠心力により分離し、中央に残ったブローバイガスを
ACGカバーに形成されたブリーザ通路により外部に導
く例が提案されている。例えば特公平4−52370号
公報に記載された例を、図13に示し説明する。
【0003】クランクケース01内のクランク軸02の端部
に設けられたACジェネレータ03の側方をACGカバー
06が覆っている。ACジェネレータ03は、インナーステ
ータ04に対しクランク軸02に嵌着されたアウターロータ
05が回転する構造であり、このACジェネレータ03が存
在するACGカバー06内にもクランク室からブローバイ
ガスと潤滑油が混合した気液混合体が流入している。
【0004】ACGカバー06の内面中央にはクランク軸
02の先端部の外周囲を覆おう円筒壁07が形成されてい
て、同円筒壁07の基部に吐出口08を有し、吐出口08から
ブリーザ通路09がACGカバー06の内部に形成されてい
る。
【0005】以上のような構造をしているので、クラン
ク軸02と一体にアウターロータ05が回転すると、前記ブ
ローバイガスとオイルの気液混合体が存在するACGカ
バー06内で旋回流が生じ、油分は遠心力により周辺に飛
ばされ、ブローバイガスは中央に残り、こうして油分を
分離されたブローバイガスが吐出口08からブリーザ通路
09に導かれてクランク室の外部へ排出される。なお未燃
ガス成分が大半を占めるブローバイガスは外界に排出さ
れるのではなく、エアクリーナに導かれて最終的に燃焼
室に還元される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】アウターロータ05の回
転により油分を遠心分離されたブローバイガスは中央に
残り、円筒壁07内を通って吐出口08からブリーザ通路09
に導かれるが、遠心分離により油分が全て周辺に飛んで
いるわけでなく、円筒壁07内にも残っており、円筒壁07
内のクランク軸02の先端部の回転により生じている旋回
流により、円筒壁07内のオイルは円筒壁07の内周面に付
着して滞留する。
【0007】この円筒壁07の内周に常時オイルが滞留す
ると、同円筒壁07内を通るブローバイガスにより該オイ
ルが吐出口08に吸い込まれ易く、ブローバイガス中の油
分を減少させる妨げとなる。本発明は、かかる点に鑑み
なされたもので、その目的とする処は、ブローバイガス
中の油分を可及的に減少させることができるブローバイ
ガスのブリーザ構造を供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内燃機関のクランク室内に設けられた補
機がクランク軸と一体のロータ部の回転によりブローバ
イガスより油分を遠心分離し、油分を分離したブローバ
イガスをクランク室外に導くブリーザ通路を同補機の側
方を覆う補機カバーに形成したブリーザ構造において、
前記補機のロータ部の回転中心軸を同軸中心にした円筒
壁を補機カバーからロータ部に向け突出形成し、該円筒
壁の基部に前記ブリーザ通路に通じる吐出口を有し、該
円筒壁に前記補機のロータ部の回転方向に向いて同円筒
壁の内側に開き内外を連通する排出口を形成した内燃機
関のブローバイガスのブリーザ構造とした。
【0009】円筒壁の内周面に付着したオイルは、円筒
壁内の旋回流によりロータ部の回転方向に移動させら
れ、円筒壁にあってロータ部の回転方向に向いて同円筒
壁の内側に開き内外を連通する排出口より円筒壁外に排
出されるので、円筒壁の内周面に付着するオイルは速や
かに排出されて滞留することはなく、したがって円筒壁
内を通るブローバイガスにより該オイルが吐出口に吸い
込まれることは少なく、ブローバイガス中の油分を減少
させることができる。
【0010】前記補機をACジェネレータとし、前記円
筒壁,吐出口,排出口をACGカバーに構成すること
で、ブローバイガス中の油分を減少させることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図1ないし図12に図示した
本発明の実施の一形態について説明する。図1は本実施
の形態に係る自動二輪車1の側面図である。同自動二輪
車1は、オンオフロードタイプの自動二輪車であり、ヘ
ッドパイプ2から後方にメインパイプ3が延びるととも
に、下方にダウンチューブ4が延出し、メインパイプ3
の後部から下方に向かうセンターフレ−ム5と後方に向
かうシートレールとに分かれ、ダウンチューブ4とセン
ターチューブ5間に内燃機関6が懸架されている。なお
メインパイプ3およびダウンチューブ4は、内部にオイ
ルを貯溜するオイルタンクを構成している。
【0012】ヘッドパイプ2に軸支されて上方に延び左
右に展開したハンドル7により回動されるフロントフォ
ーク8が下方に延び、その先端に前輪9が軸支されてい
る。センターフレーム5の下端部に前端を枢支され上下
に揺動自在とされたリヤフォーク10の後端に後輪11が軸
支され、リヤフォーク10と車体フレーム間にはリヤクッ
ション12が介装されている。ヘッドパイプ2の後方で内
燃機関6の上方には燃料タンク13が配設され、燃料タン
ク13の後方にシート14が設けられている。
【0013】内燃機関6は、単気筒4サイクルのOHC
エンジンであり、クランクケース20より斜め前方にシリ
ンダ21が突出しており、シリンダ21はシリンダブロック
22,シリンダヘッド23,ヘッドカバー24からなり、シリ
ンダヘッド23の後方に延出した吸気管25にキャブレタ26
が連設され、その後方に連結管27を介してエアクリーナ
28が配設されている。シリンダヘッド23の前方に延出し
た排気管29はシリンダ21の右側方に迂回して後方に延
び、マフラー30に連なっている。
【0014】以下内燃機関6について図2ないし図12
に基づき説明する。クランクケース20は、中央で左右に
分割された左ケース20Lと右ケース20Rが合体して構成
され、かかるクランクケース20内にクランクシャフト33
が左右水平方向に指向して配設され、その後方にトラン
スミッション34が納められている。トランスミッション
34は、左右水平方向に指向した前後一対のメインシャフ
ト35とカウンターシャフト36にそれぞれ嵌合されたギア
群37,38どうしが適宜噛み合う構成である。
【0015】メインシャフト35とカウンターシャフト36
は、ともに内部にオイル通路35a,36aが形成され、外
周の所定箇所はスプラインが形成されている。ミッショ
ンギアのケースへの組付け方法は、図4を参照してまず
左ケース20Lの内面所定位置に形成された2つの円形凹
部にベアリング39,40を嵌合させておき、メインシャフ
ト35とカウンターシャフト36にそれぞれ所定の順序にギ
ア群37,38を嵌合させて、左端に位置するギア371 ,38
1 と前記ベアリング39,40との間にワッシャ41,42を介
在させて、ベアリング39,40のインナーレースにそれぞ
れメインシャフト35とカウンターシャフト36を嵌入さ
せ、互いに対応するギアどうしを噛み合わせる。
【0016】ワッシャ41,42は、ベアリング39,40と左
端に位置するギア371 ,381 との間のクリアランスを確
保するとともに、メインシャフト35とカウンターシャフ
ト36の軸方向の位置決めの働きもなす。したがってワッ
シャ41の組み込みを忘れると、メインシャフト35の軸方
向の位置がずれ、したがってギア群37の最も手前(右
端)となるギア375 の位置も軸方向にずれる。またワッ
シャ42の組み込みを忘れると、同様にギア群38の最も手
前(右端)となるギア385 の位置も軸方向にずれること
になる。
【0017】そこで本実施の形態では、ギア群37の最後
にクランクケース20に組付けることになる右端のギア37
5 の歯の右端を歯の強度に影響を与えない程度に切欠い
て段部43を形成しておき、ワッシャの組み込みを忘れず
に正確に組付けられた場合にギア375 に噛み合うギア38
5 の歯の右側面とギア375 の歯の右段部43とが同一面と
なるように設定しておく。またワッシャ41,42の厚み
は、互いに異なるよう設定する。
【0018】このような構造とすることで、ワッシャ4
1,42の少なくとも一方の組み込みを忘れることがある
と、右端のギア375 の段部43とこれと噛み合うギア385
の側面に段差ができて、ワッシャの組み込みを忘れたこ
とをミッションギアの組付け後に知ることができ、一方
で正確に組み込まれていれば段差ができず組み込み完了
時に組み込みが完全であることを確認することができ
る。
【0019】なお本実施の形態では、ギア375 はメイン
シャフト35に一体に形成されたギアであるが、メインシ
ャフト35の定位置に嵌合するギアであっても同じであ
る。このようにミッションギアが嵌合されるメインシャ
フト35の右端にはクラッチ45が設けられ、カウンターシ
ャフト36の左端には後輪11に動力を伝達するためのドラ
イブスプロケット46が設けられている。
【0020】一方クランクケース20より突出するシリン
ダ21内では、シリンダブロック22のシリンダライナー50
内をピストン51が摺動し、ピストン51のピストンピン52
とクランクシャフト33のクランクピン53とをコネクティ
ングロッド54が連結している。
【0021】図2を参照してピストンピン52に嵌合する
コネクティングロッド54の小端部54aは、基部より先端
にかけて幅が徐々に狭くなる先細形状をしており、ピス
トンピン52の両端を支持する左右軸受部51L,51R間の
間隔の最小幅Wpは、前記コネクティングロッド54の小
端部54aの基部の幅Weより大きく形成されており、小
端部54aと軸受部51L,51Rとが干渉しないようにして
なじみを良くし、ピストン51とコネクティングロッド54
との連結駆動を円滑にしている。
【0022】シリンダブロック22に連なるシリンダヘッ
ド23は、その下面のシリンダライナー50の上方に燃焼室
55を形成し、上部にカムシャフト56の軸受を有し、ヘッ
ドカバー24側の軸受とともにカムシャフト56を上下から
挟み、カムシャフト56の両端部はベアリング57を介して
回転自在に支持されている。ヘッドカバー24には前後に
一対のロッカーシャフト58が架設されており、同ロッカ
ーシャフト58に軸支されたロッカーアーム59がその揺動
端を前記カムシャフト58のカム周面に摺接している。
【0023】クランクシャフト33からシリンダ21を間に
して離れた位置にあるカムシャフト56に動力を伝達する
のにカムチェーン60が用いられており、シリンダ側壁に
穿設されたチェーン路21aに挿入されてカムチェーン60
がクランクシャフト33のスプロケット61とカムシャフト
58のスプロケット62とに架け渡されている。この略上下
に架渡されたカムチェーン60の後側のスプロケット61,
62間を、弓なりに湾曲した上下に長尺のカムチェーンス
ライダー63が適度に押圧してテンションを与えている
(図3参照)。
【0024】上下に長尺のカムチェーンスライダー63
は、下方がクラッチ45の下部あたりまで延び、その下端
をピボット軸64に枢支されて前後に揺動自在とし、シリ
ンダブロック22に設けられたカムチェーンテンショナー
65によって中央部を前方に付勢されてカムチェーン60に
テンションを与えている。このカムチェーンスライダー
63のスライダー面は、カムチェーン60の真後ろに位置し
ているが、図2に図示するように下端のピボット軸64に
よる枢支部63aは左側にオフセットして、その右方に位
置するクラッチ45との干渉を避けている。
【0025】カムチェーン60が架渡される下側のスプロ
ケット61の下方には、オイルポンプ70が配設されてお
り、図6に示すようにスプロケット62に巻き掛けられた
カムチェーン60に下側から近接してオイルポンプケース
71から上方にチェーン脱落防止ガイド71aが突出してい
る。
【0026】したがってシリンダ上部のメンテナンス時
に、上側のスプロケット62からカムチェーン60を外して
も、カムチェーン60の下部は近接したチェーン脱落防止
ガイド71aにより下側のスプロケット61から容易には外
れず、再度カムチェーン60をスプロケット62に掛けるの
に、下側が外れて巻き掛けが面倒となることはなく作業
を効率良く行うことができる。
【0027】クランクシャフト33のスプロケット61の右
側にはクラッチドライブギア66、その右にオイルポンプ
ドライブギア67が嵌着されており、クラッチドライブギ
ア66がクラッチ45のクラッチアウターに設けられたクラ
ッチドリブンギア45aに噛合し(図2参照)、オイルポ
ンプドライブギア67がポンプ駆動軸70aに嵌着されたオ
イルポンプドリブンギア72に噛み合ってオイルポンプ70
が駆動される(図6参照)。
【0028】クランクケース20の右ケース20Rの右側は
右カバー75が被せられ、右カバー75は、図5にその内面
を図示するように前記クラッチ45に対応する部分に大き
く開口75aが形成され、クランクシャフト33に対応して
凹部75b、オイルポンプ70のポンプ駆動軸70aに対応し
て内側に突出した有底円筒部75c、カウンタシャフト36
の下方に位置するキックシャフト47の右端を貫通させて
支持する円孔75dが形成されるとともに、前部にはオイ
ルフィルター76のフィルターケース75eが内側に円筒状
に膨出して形成されている。クラッチ45に対応する開口
75aはクラッチカバー77によって覆われ、フィルターケ
ース75eの開口はフィルター蓋部材78によって閉塞され
る。
【0029】オイルポンプ70は、オイルポンプドライブ
ギア67が嵌着されたポンプ駆動軸70aにスカベンジ側ロ
ータ70bとフィード側ロータ70cとをオイルケース71内
に回転自在に備えている。図7に示すようにオイルケー
ス71は、左右に3分割された部材をボルト80により合体
されており、クランクケース20の右ケース20Rと右カバ
ー75に挟まれて位置し、ボルト81により右ケース20Rに
一体に共締めされる。
【0030】図6および図7に図示するようにクランク
ケース20の底部に溜まるエンジンオイルは、ストレーナ
82を経て、右ケース20Rに形成されたオイル通路t1を
通りスカベンジポート71aでオイルケース71内に入る。
このスカベンジポート71aの周囲を右ケース20Rとオイ
ルケース71との合わせ面においてメタルガスケット83が
挟み込まれている(図3において2点鎖線で示す)。
【0031】オイルケース71のスカベンジポート71aの
周囲に環状に図9に示すように凹部71cが形成され、同
凹部71cに屈曲して嵌合されたメタルガスケット83がオ
イル漏れを防止している。かかるメタルガスケット83に
よるシール構造により、ボルト81による右ケース20Rに
対するオイルケース71の締め付けを強固にせず適度に緩
くしてもオイル漏れは十分防止でき、そのため強めの締
め付けによりオイルポンプケース71が変形してオイルポ
ンプシャフト70aに影響を与えるようなことはない。
【0032】なおメタルガスケット83は、図9に示すよ
うに右ケース20Rとオイルケース71との合わせ面より下
方にはみ出しており、同はみ出し部83aに円孔が形成さ
れ、同円孔に前記オイル通路t1を構成する筒部から突
出したガスケット位置決めピン84が嵌入するようになっ
ており、組付け時にメタルガスケット83の位置決めをこ
のガスケット位置決めピン84と円孔との嵌合により行
う。
【0033】図7に示すようにスカベンジポート71aに
吸入されたオイルは、スカベンジ側ロータ70bの回転に
よりオイル通路t2に圧送され、右カバー75に取付けら
れた接続部材85に接続された内燃機関6の外部のオイル
パイプ86を経てメインパイプ3,ダウンチューブ4に構
成されたオイルタンクに導かれる。
【0034】そしてオイルタンク内のオイルは、図8に
示すようにオイルパイプ87より接続部材88を経てオイル
通路t3を通り、オイルポンプ70のフィードポート71b
に至り、フィード側ロータ70cの回転によりオイル通路
t4に圧送され、オイルポンプ70の斜め上方に位置する
オイルフィルター76に連通するオイル通路t5を経てフ
ィルターケース75e内に送り込まれ、円筒状のオイルフ
ィルター76を外周から内周に抜け、フィルター蓋部材78
に設けられた出口ポート78aに出る。
【0035】出口ポート78aに出たオイルは、図6に示
すように下方に向かうオイル通路t6と上方に向かうオ
イル通路t7に分岐して圧送される。下方に向かうオイ
ル通路t6は、右カバー75のオイル通路t6に連なり、
クランクシャフト33の右端がオイルシール89を介して嵌
入される右カバー75の内面の凹部75bにオイル通路t6
は連通する。
【0036】オイル通路t6は凹部75bに斜めに連通し
ており、その出口付近の凹部75bを拡張して膨出部90を
形成しており、オイル通路t6に導かれたオイルは斜め
に凹部75bに流入するが、膨出部90により支障なく滑ら
かに流入することができる。オイルは、凹部75bからク
ランクシャフト33の内部オイル通路33aに入り、クラン
クピン53に導かれ、コネクティングロッド54との摺動部
に供給される。
【0037】一方オイルフィルター76の出口ポート78a
から上方に向かうオイル通路t7に流れたオイルは、途
中の分岐部91でクランクケース20の右ケース20Rとの合
わせ面に沿って右カバー75に形成されたオイル通路t8
(図5参照)と、シリンダ21の外壁に沿って上昇しシリ
ンダヘッド23とヘッドカバー23とで構成されるオイル室
92に至るオイル通路t11に分かれて流れる。なおオイル
室92内に入ったオイルは、カムシャフト58の内部オイル
通路58aに流入し、ロッカーアーム59等の摺動部に供給
される。
【0038】オイル通路t8は、図5に図示するように
右カバー75の上壁合わせ面75fに後方に向け延びてお
り、途中右ケース20R側の合わせ面にオイル通路t9が
開口しており、オイル通路t8の後端には右ケース20R
側の合わせ面にオイル通路t10が開口している(図3参
照)。
【0039】この前後に延びるオイル通路t8の外側
を、図5に示すようにオイル通路t8に沿って逃げ溝93
が形成されており、逃げ溝93の前端は前方若干下向きに
開口93aを有し、逃げ溝93の後端はオイル通路t8の後
端を迂回するようにして下方に向け開口93bを有して、
いずれの開口93a,93bもクランクケース内方に開放し
ている。
【0040】したがってオイル通路t8から外側に漏れ
ようとするオイルは、オイル通路t8の外側に形成され
た逃げ溝93に捕らえられて前後の開口93a,93bからク
ランクケース20内に戻されるので、クランクケースから
外にオイルが漏れるのを防止することができる。なお逃
げ溝93は、その溝を深く形成することができるので、十
分な断面積を確保して、外部へのオイル漏れを確実に防
止することができる。
【0041】オイル通路t9に流れたオイルは、メイン
シャフト35の内部オイル通路35aに至り、ギア群37との
摺動部に供給される。また図4を参照してカウンタシャ
フト36を軸支するベアリング95が右ケース20Rの内壁に
嵌合支持されており、この内壁に前記オイル通路t10が
延びており、ベアリング95のアウターレース側面に沿っ
て開口が設けられている。
【0042】このベアリング95の同じアウターレース側
面にはカウンタシャフト36に中央を嵌入された偏平円筒
状のオイルシール96が設けられており、同オイルシール
96の外周圧入壁の一部に切欠き96aが形成されて、前記
オイル通路t10の開口と対応し、オイル通路t10を流れ
てきたオイルがカウンタシャフト36の内部オイル通路36
aに流入し易くしている。カウンタシャフト36の内部オ
イル通路36aに流入したオイルは、ギヤ群38の摺動部に
供給される。
【0043】このカウンタシャフト36の下方に位置する
キックシャフト47は、図10に図示するように右端が、
右カバー75の円孔75dを貫通し外部に突出してキックア
ーム100 に嵌着され、左端がクランクケース20の右ケー
ス20Rの内壁101 に形成された軸受部102 に軸支され
る。この軸受部102 の下半円筒部102aが内側に若干延出
し、その半円形端部を半円形堰壁103 で塞ぎ、下半円筒
部102a内のオイル溜まりを形成している。
【0044】キックシャフト47は内部にオイル通路47a
が形成されていて、前記堰壁103 の高さは円柱状オイル
通路47aの中心軸と一致し、したがって堰壁103 によっ
て溜められるオイルは、オイル通路47aの下半分を満た
すことができ、キックシャフト47のオイル通路47a内に
常にオイルを確保することができる。
【0045】なおキックシャフト47には、キックリター
ンスプリング107 が巻回されるとともに、スプライン嵌
合する一方のドグクラッチギア104 と、回転自在に軸支
される他方のドグクラッチギア105 とが嵌脱自在に対向
していて、回転自在に軸支されたドグクラッチギア105
がカウンタシャフト36に軸支されたキックアイドルギア
106 と噛み合っている。キックアイドルギア106 は、メ
インシャフト35に設けられたクラッチ45のクラッチアウ
ターに設けられたクラッチドリブンギア45aと一体のク
ラッチギア45bに噛合している(図2参照)。
【0046】したがってキックアーム100 の操作でキッ
クシャフト47が回転すると、ドグクラッチ104 が他方の
ドグクラッチギア105 に係合し、キックアイドルギア10
6 ,クラッチギア45b,クラッチドリブンギア45aそし
てクランクシャフト33に嵌合されたクラッチドライブギ
ア66の順にキック始動トルクが伝達され、エンジンを始
動させることができる。
【0047】なおキックシャフト47を軸支する右カバー
75の円孔75dの内側周縁部の上部にオイル孔108 が形成
されていて、右カバー75の内面を伝わったオイルが同オ
イル孔108 からキックシャフト47の内部オイル通路47a
に導かれる。
【0048】クランクシャフト33の左端にはACジェネ
レータ111 が設けられており、同ACジェネレータ111
を左側からACGカバー115 が覆っている。図11はク
ランク室の左半部の構造を示す略正面から見た断面図で
あり、図12はACGカバー112 の内面を示す図であ
り、同図11,図12および図2を参照して、ACジェ
ネレータ111 の断面コ字状をし左方(外方)に開口を向
けたアウターロータ112 が、クランクシャフト33の左端
に一体に嵌着され、回転するアウターロータ112 の内周
面にマグネット112aが固着されている。
【0049】一方ACGカバー115 は、左側壁となる中
央に円孔115aを有する底部115bと周壁部115cからなり、
底部115bの中央円孔115aの周囲から円筒壁116 が内側に
突出してクランクシャフト33の左端部の周囲を囲んでお
り、同円筒壁116 の外周にACジェネレータ111 のイン
ナーステータ113 がアウターロータ111aの内側に位置し
て固定されている。なお中央の円孔115aは、蓋部材118
により塞がれる。
【0050】前記円筒壁116 は、下側の一部が切断され
て内側に折曲された形でガイド片116aが形成されてい
る。すなわち図12に示すように円筒壁116 (図12に
おいて円筒壁116 の周端面を散点で示す)は、下部のガ
イド片116aの端部を先端とすると同ガイド片116aから時
計回りに周設され、その後端と前記先端との間に内側に
開いたオイル排出口117 が形成されている。クランクシ
ャフト33と一体に回転するACジェネレータ111 のアウ
ターロータ112 も図12において時計回りに回転するの
で、オイル排出口117 は回転方向に向かって開いてい
る。
【0051】かかる円筒壁116 の基部すなわち底部115b
側の後方斜め上向き位置にブローバイガスのガス吐出口
120 が設けられており、同ガス吐出口120 から底部115b
を遠心方向にブリーザ通路121 が形成され、ブリーザ通
路121 は屈曲して周壁部115c内を右方略水平に延び、連
通管122 を介してクランクケース20の左ケース20Lのブ
ローバイ室123 に連通している(図11参照)。なおブ
ローバイ室123 には接続管124 が設けられて、同接続管
124 に一端を接続されるガスパイプは、他端がエアクリ
ーナ28に接続される。
【0052】以上のような構造をしているので、クラン
ク室に存在するブローバイガスは、オイルと混合した気
液混合体として存在するが、クランクシャフト33と一体
のACジェネレータ111 のアウターロータ112 の回転に
より生じる旋回流によって油分が遠心分離されて周辺に
飛び、中央に残った油分を分離されたブローバイガス
が、円筒壁116 の奥に設けられたガス吐出口120 に吸い
込まれ、ブリーザ通路121 を通ってブローバイ室123 に
至り、さらにガスパイプによってクランク室から排出さ
れてエアクリーナ28に送られる。
【0053】ブローバイガスの通り道となる中央の円筒
壁116 の内周面にもオイルが付着するが、円筒壁116 内
のクランクシャフト33の先端部の図12における時計回
りの回転により生じる旋回流が円筒壁116 の内周面に付
着したオイルを時計回りに移動させ、回転方向に開口し
た下部のオイル排出口117 より外方に排出させることが
できる。したがって円筒壁116 の内周面にオイルが溜ま
ってガス吐出口120 から吸い込まれようなことはなく、
吐出されるブローバイガス中のオイル量を減らすことが
できる。
【0054】なお連通管122 は、前記水平のブリーザ通
路121 より若干上方にオフセットして、水平ブリーザ通
路121 の底面と連通管122 の底面が同一高さになるよう
に設定している(図11参照)。ブローバイガスがブリ
ーザ通路121 を通過する時に、若干冷やされてオイルが
ブリーザ通路121 の内面に付着することがあるが、かか
るオイルが水平ブリーザ通路121 と連通管122 の底面を
同一高さとして該底面に滞留しないように考慮されてお
り、可及的にオイルがクランク室に戻るようにしてい
る。
【0055】クランクケース20の左側面においては、上
記ACGカバー115 がACジェネレータ111 を覆うとと
もに、カウンタシャフト36の左端に嵌着されたドライブ
スプロケット46を左側から薄板製のスプロケットカバー
130 が覆っている。図4を参照してドライブスプロケッ
ト46の外周囲には部分的にチェーンガイド131 が配設さ
れ、スプロケットカバー130 は、3か所でこのチェーン
ガイド131を間に挟んでクランクケース20の左ケース20
Lにボルト132 により共締めされて固定される。
【0056】スプロケットカバー130 は、この3か所の
固定部分以外においてチェーンガイド131 との間に間隙
133 を形成して当接していない。したがってこの間隙13
3 によりスプロケットカバー130 およびチェーガイド13
1 が振動で互いに叩き合い騒音を発生するのを防止する
ことができる。
【0057】
【発明の効果】本発明は、補機のロータ部の回転中心軸
を同軸中心にした円筒壁を補機カバーからロータ部に向
け突出形成し、該円筒壁の基部に前記ブリーザ通路に通
じる吐出口を有し、該円筒壁に前記補機のロータ部の回
転方向に向いて同円筒壁の内側に開き内外を連通する排
出口を形成したので、円筒壁の内周面に付着したオイル
は、円筒壁内の旋回流によりロータ部の回転方向に移動
させられ、円筒壁の排出口より円筒壁外に排出され、円
筒壁の内周面に付着するオイルは速やかに排出されて滞
留することはなく、したがって円筒壁内を通るブローバ
イガスにより該オイルが吐出口に吸い込まれることは少
なく、ブローバイガス中の油分を減少させることができ
る。
【0058】補機をACジェネレータとし、前記円筒
壁,吐出口,排出口をACGカバーに構成することで、
ブローバイガス中の油分を容易に減少させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自動二輪車の側面
図である。
【図2】本実施の形態の内燃機関の断面図である。
【図3】右カバーを外した状態の一部断面として示した
内燃機関の側面図である。
【図4】ミッションギアおよびその周辺の拡大図であ
る。
【図5】右カバーの内面図である。
【図6】右クランクケースおよび右シリンダの一断面図
である。
【図7】スカベンジ側オイル通路を示すオイルポンプの
断面図である。
【図8】フィード側オイル通路を示すオイルポンプおよ
びオイルフィルターの断面図である。
【図9】図6における要部拡大図である。
【図10】クランクケース下部のキックシャフト近辺の
断面図である。
【図11】クランク室の左半部の構造を示す略正面から
見た断面図である。
【図12】ACGカバーの内面図である。
【図13】従来のブローバイガスのブリーザ構造を示す
クランク室の要部断面図である。
【符号の説明】
1…自動二輪車、2…ヘッドパイプ、3…メインパイ
プ、4…ダウンチューブ 5…センターフレーム、6…内燃機関、7…ハンドル、
8…フロントフォーク、9…前輪、10…リヤフォーク、
11…後輪、12…リヤクッション、13…燃料タンク、14…
シート、20…クランクケース、21…シリンダ、22…シリ
ンダブロック、23…シリンダヘッド、24…ヘッドカバ
ー、25…吸気管、26…キャブレタ、27…連結管、29…排
気管、33…クランクシャフト、34…トランスミッショ
ン、35…メインシャフト、36…カウンタシャフト、37,
38…ギア群、39,40…ベアリング、41,42…ワッシャ、
43…段部、45…クラッチ、46…ドライブスプロケット、
47…キックシャフト、50…シリンダライナー、51…ピス
トン、52…ピストンピン、53…クランクピン、54…コネ
クティングロッド、55…燃焼室、56…カムシャフト、57
…ベアリング、58…カムシャフト、59…ロッカーアー
ム、60…カムチェーン、61,62…スプロケット、63…カ
ムチェーンスライダー、64…ピボット軸、65…カムチェ
ーンテンショナー、66…クラッチドライブギア、67…オ
イルポンプドライブギア、70…オイルポンプ、71…オイ
ルケース、72…オイルポンプドリブンギア、75…右カバ
ー、76…オイルフィルター、77…クラッチカバー、78…
フィルター蓋部材、80,81…ボルト、82…ストレーナ、
83…メタルガスケット、84…ガスケット、85…接続部
材、86,87…オイルパイプ、88…接続部材、89…オイル
シール、90…膨出部、91…分岐部、92…オイル室、93…
逃げ溝、95…ベアリング、96…オイルシール、98…軸受
部、100 …キックアーム、101 …内壁、102 …軸受部、
103 …堰壁、104 ,105 …ドグクラッチギア、106 …キ
ックアイドルギア、107 …キックリターンスプリング、
108 …オイル孔、111 …ACジェネレータ、112 …アウ
ターロータ、113 …インナーステータ、115 …ACGカ
バー、116 …円筒壁、117 …オイル排出口、118 …蓋部
材、120 …ガス吐出口、121 …ブリーザ通路、122 …連
通管、123 …ブローバイ室、124 …接続管、130 …スプ
ロケットカバー、131 …チェーンガイド、132 …ボル
ト、133 …間隙。
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】シリンダブロック22に連なるシリンダヘ
ッド23は、その下面のシリンダライナー50の上方に
燃焼室55を形成し、上部にカムシャフト56の軸受を
有し、ヘッドカバー24側の軸受とともにカムシャフト
56を上下から挟み、カムシャフト56の両端部はベア
リング57を介して回転自在に支持されている。ヘッド
カバー24には前後に一対のロッカーアームシャフト
8が架設されており、同ロッカーアームシャフト58に
軸支されたロッカーアーム59がその揺動端を前記カム
シャフト56のカム周面に摺接している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】クランクシャフト33からシリンダ21を
間にして離れた位置にあるカムシャフト56に動力を伝
達するのにカムチェーン60が用いられており、シリン
ダ側壁に穿設されたチェーン路21aに挿入されてカム
チェーン60がクランクシャフト33のスプロケット6
1とカムシャフト56のスプロケット62とに架け渡さ
れている。この略上下に架渡されたカムチェーン60の
後側のスプロケット61,62間を、弓なりに湾曲した
上下に長尺のカムチェーンスライダー63が適度に押圧
してテンションを与えている(図3参照)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】カムチェーン60が架渡される下側のスプ
ロケット61の下方には、オイルポンプ70が配設され
ており、図6に示すようにスプロケット61に巻き掛け
られたカムチェーン60に下側から近接してオイルポン
プケース71から上方にチェーン脱落防止ガイド71a
が突出している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】一方オイルフィルター76の出口ポート7
8aから上方に向かうオイル通路t7に流れたオイル
は、途中の分岐部91てクランクケース20の右ケース
20Rとの合わせ面に沿って右カバー75に形成された
オイル通路t8(図5参照)と、シリンダ21の外壁に
沿って上昇しシリンダヘッド23とヘッドカバー24
で構成されるオイル室92に至るオイル通路t11に分
かれて流れる。なおオイル室92内に入ったオイルは、
カムシャフト56の内部オイル通路56aに流入し、ロ
ッカーアーム59等の摺動部に供給される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1…自動二輪車、2…ヘッドパイプ、3…メインパイ
プ、4…ダウンチューブ 5…センターフレーム、6…内燃機関、7…ハンドル、
8…フロントフォーク、9…前輪、10…リヤフォー
ク、11…後輪、12…リヤクッション、13…燃料タ
ンク、14…シート、20…クランクケース、21…シ
リンダ、22…シリンダブロック、23…シリンダヘッ
ド、24…ヘッドカバー、25…吸気管、26…キャブ
レタ、27…連結管、29…排気管、33…クランクシ
ャフト、34…トランスミッション、35…メインシャ
フト、36…カウンタシャフト、37,38…ギア群、
39,40…ベアリング、41,42…ワッシャ、43
…段部、45…クラッチ、46…ドライブスプロケッ
ト、47…キックシャフト、50…シリンダライナー、
51…ピストン、52…ピストンピン、53…クランク
ピン、54…コネクティングロッド、55…燃焼室、5
6…カムシャフト、57…ベアリング、58…ロッカー
アームシャフト、59…ロッカーアーム、60…カムチ
ェーン、61,62…スプロケット、63…カムチェー
ンスライダー、64…ピボット軸、65…カムチェーン
テンショナー、66…クラッチドライブギア、67…オ
イルポンプドライブギア、70…オイルポンプ、71…
オイルケース、72…オイルポンプドリブンギア、75
…右カバー、76…オイルフィルター、77…クラッチ
カバー、78…フィルター蓋部材、80,81…ボル
ト、82…ストレーナ、83…メタルガスケット、84
…ガスケット、85…接続部材、86,87…オイルパ
イプ、88…接続部材、89…オイルシール、90…膨
出部、91…分岐部、92…オイル室、93…逃げ溝、
95…ベアリング、96…オイルシール、98…軸受
部、100…キックアーム、101…内壁、102…軸
受部、103…堰壁、104,105…ドグクラッチギ
ア、106…キックアイドルギア、107…キックリタ
ーンスプリング、108…オイル孔、111…ACジェ
ネレータ、112…アウターロータ、113…インナー
ステータ、115…ACGカバー、116…円筒壁、1
17…オイル排出口、118…蓋部材、120…ガス吐
出口、121…ブリーザ通路、122…連通管、123
…ブローバイ室、124…接続管、130…スプロケッ
トカバー、131…チェーンガイド、132…ボルト、
133…間隙。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランク室内に設けられた補
    機がクランク軸と一体のロータ部の回転によりブローバ
    イガスより油分を遠心分離し、油分を分離したブローバ
    イガスをクランク室外に導くブリーザ通路を同補機の側
    方を覆う補機カバーに形成したブリーザ構造において、 前記補機のロータ部の回転中心軸を同軸中心にした円筒
    壁を補機カバーからロータ部に向け突出形成し、 該円筒壁の基部に前記ブリーザ通路に通じる吐出口を有
    し、 該円筒壁に前記補機のロータ部の回転方向に向いて同円
    筒壁の内側に開き内外を連通する排出口を形成したこと
    を特徴とする内燃機関のブローバイガスのブリーザ構
    造。
  2. 【請求項2】 前記補機をACジェネレータとし、前記
    円筒壁,吐出口,排出口をACGカバーに構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の内燃機関のブローバイガス
    のブリーザ構造。
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