JPH076280B2 - 床仕上げ方法及びその装置 - Google Patents

床仕上げ方法及びその装置

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JPH076280B2
JPH076280B2 JP16199090A JP16199090A JPH076280B2 JP H076280 B2 JPH076280 B2 JP H076280B2 JP 16199090 A JP16199090 A JP 16199090A JP 16199090 A JP16199090 A JP 16199090A JP H076280 B2 JPH076280 B2 JP H076280B2
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JP
Japan
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boom
floor finishing
floor
finishing
gripping
Prior art date
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JP16199090A
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JPH0452370A (ja
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北村  精男
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GIKEN LTD.
Original Assignee
GIKEN LTD.
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、床面に打設されたコンクリートを平坦になら
す作業を自動的に行う床仕上げ方法とこれに使用する床
仕上げ装置に関する。
(従来の技術) コンクリートスラブの直仕上げの作業は、コンクリート
打設直後に床ならしを行い、その後水の引き具合を見て
長時間にわたり何度も床ならしをする必要がある。この
作業は人手にたよる重労働であるうえ、コンクリートの
乾燥には時間がかかるため打設した時間帯によっては、
床ならし作業が深夜にまで及ぶことがある。そして夏場
と冬場とでは乾燥時間が違い、特に夏場は乾きが速く、
すばやく仕上げる必要があり、多くの人手を要してい
た。冬場には水を使用する床仕上げ作業を長時間継続し
て行うのはきびしく、また作業能率も低下していた。
また、床仕上げ作業の前には、仕上りの平坦性をチェッ
クするため目印のレベルを設定している。その際、周辺
の壁側には一定のレベル設定が容易にできるが、床面の
中央部分は打設時に鉄筋等を立て所々レベル設定し目印
をつけている。しかし、設定されたレベルの間隔が大き
い場合には、熟練作業者の勘が必要となり、さらには床
仕上げの最終段階では目印を残してはならないため、結
局勘にたよらざるをえなかった。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように従来の床仕上げ作業は、多くの人手を要す
ると共に、広範囲な床面を均一に平坦に仕上げるという
熟練技術が要求されていた。そのため熟練作業者がいな
いと仕事がはかどらず、またレベルを設定する場合にも
熟練作業者の勘が必要であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、壁等にレベ
ル設定が不要でかつ一人で操作できる床仕上げ装置と迅
速確実な床仕上げ方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明の床仕上げ方法は、伸
縮自在なブームの一端に構成した掴持機構で構造物を掴
持した後、このブーム他端に床仕上げ機構を設け、上記
ブームを伸縮させて前記床仕上げ機構を打設されたコン
クリート表面に密着して作動させて床表面を仕上げるこ
とを特徴とし、 床仕上げ装置は、構造物を掴持する掴持機構を構成し、
この掴持機構に伸縮自在なブームを回動自在に取付ける
と共に、前記ブームの他端にはコンクリート表面を仕上
げる床仕上げ機構を傾動自在に取付けたことを特徴とし
ている。また上記ブームを第1ブームと第2ブームより
構成し、両ブームを互いに屈曲可能に形成してもよい。
(作用) 構造物を掴持機構で掴持して、床仕上げ装置を所定位置
にセットする。床面までの距離、作業範囲に応じてブー
ムを伸縮し、ブームの角度を調整する。
そして、床仕上げ機構のコテ部を駆動させて床面を平滑
にならしていく。この床仕上げ作業は、ブームの角度と
ブームの長さを適宜調節していくことにより広い範囲を
均一に平坦にすることができる。
また、床仕上げ機構を床面上の離れた個所へ移動させる
場合もブーム角度及びブーム長を変更することで対応で
きる。
(実施例) 第1図は本発明の床仕上げ装置の第1実施例の正面図で
ある。この床仕上げ装置1は、梁30や柱40等の構造物を
掴む掴持機構7と、この掴持機構7と床仕上げ機構2と
を連結する伸縮自在なブーム6より構成する。
床仕上げ機構2はコンクリートの打設された床面Fを平
滑にするもので、複数の駆動部3を内蔵し、この駆動部
3の各軸に固定され、床面上を回転あるいは水平移動す
るコテ部4とからなる。なお、この駆動部3とコテ部4
の個数は任意である。
床仕上げ機構2の上部には伸縮自在なブーム6を起伏自
在に軸着している。このブーム6の起伏角度λは流体圧
シリンダ(図示せず)によって適宜調整できる。また、
床仕上げ機構2の上部には回転部5を設けてもよい。そ
の場合、回転部5の中心を軸として床仕上げ機構2は自
転することができる。
ブーム6の上端に取付けられた掴持機構7は、掴持部8
と回転部9とからなる。掴持部8は、構造物を両側から
掴持する掴持爪8aを内蔵しており、この掴持爪8aの伸縮
は内蔵された流体圧シリンダにより行われる。
回転部9は下端部に上記ブーム6を軸着しており、内蔵
した油圧モータによりブーム6を回転させることがで
き、流体圧シリンダによってブーム6の起伏角度θを変
化させることができる。
次に上記構成の本実施例を用いて、本発明の床仕上げ方
法について説明する。
掴持機構7の掴持爪8aで建物の梁30を掴持し、床仕上げ
装置1全体を支持させる。そして、打設されたコンクリ
ートに床仕上げ機構2を設計仕上り高さにセットする。
その際、梁30と床面Fとの距離に応じてブーム6を伸縮
して床仕上げ範囲を調整し、床仕上げ機構2のコテ部4
を床面に密着させる。その後、駆動部3を稼働させる
と、コテ部4が回転あるいは水平移動しコンクリート表
面をなめらかに仕上げていく。このコテ部4は、車のワ
イパーのように一定角度だけ反復して作動させてもよ
く、横方向に一定幅だけ直線状に反復移動させてもよ
い。
このように床仕上げ作業は、掴持機構7の回転部9によ
るブーム6の回転運動と、ブーム6の伸縮及び起伏角度
θ、λの変化と、回転部5による床仕上げ機構2の自転
運動と、駆動部3によるコテ部4の駆動の組合せにより
行われる。
すなわち、ブーム6の長さ及び起伏角度θ、λを徐々に
変化させながら掴持機構7の回転部9を回転させること
により、床面の広い範囲を平坦に仕上げていくことがで
きる。
そして、本実施例ではブーム6の伸縮、起伏角度θ、λ
の調整、回転部5の回転速度及び駆動部3の駆動に関す
る調整をすべてラジオコントロールにより遠隔操作でき
る構成のため、特殊技能を要することなく操作者一人で
容易に作業を行うことができる。
また床仕上げ機構にセンサを配置し、このセンサにより
床面までの距離及び床面の仕上り状態をチェックするこ
とも可能である。
このようにすれば、床面の仕上げ高さを機械設定により
正確に一定に保つことができ、コンクリートの乾き具合
により床仕上げを何工程かに分けて無人で行うこともで
きる。さらに床仕上げ機構2がブーム6によって支持さ
れているため、床面に床仕上げ機構2の自重がかかるこ
とがなく、床仕上げ機構が床面Fに埋まり込む畏れがな
い。
また、ブーム全長Y及び起伏角度θを変化させるだけ
で、床仕上げ機構2の床面移動が可能となり距離の離れ
た2個所を連続して仕上げることもできる。
なお、本実施例で掴持機構7で梁30を掴持したが、これ
に限られず第3図に示すように床面上あるいは構造物の
隅部に立設された柱40を掴持可能である。
第4図は、掴持機構の第2実施例を示す。すなわち、上
記床仕上げ装置1のブーム6上端の掴持機構7に代えて
支持機構60を取付け、この支持機構60の上部に一対の脚
部65、66を枢止する。前記脚部65の上端に挾持機構71を
取付け、脚部66の上端に挾持機構72を取付けて梁30に沿
って自走移動可能な構成としたものである。
支持機構60はその下部61が旋回可能であり、挾持機構7
1、72は共に、掴持爪78aを内蔵した掴持部78と回転部79
とからなる。そして梁30に沿った自走移動は次のように
して行われる。
挾持機構72を掴持爪78aを開放して、梁30に沿って挾持
機構71の近接位置まで移動させ梁30を再挾持する。次に
挾持機構71の掴持爪78aを開放して前方移動させ、梁30
を再挾持する。このように、床仕上げ作業の進展に伴っ
て床仕上げ装置全体を前進あるいは後退させることがで
き広い床面を仕上げることができる。
第5図は、第2実施例の床仕上げ装置11の正面図を示
す。本実施例は床面Fに平行なブームを2個連結し屈曲
可能としたものである。そして第1ブーム12と第2ブー
ム13は流体圧シリンダによって別個に伸縮し、両ブーム
の間に回転手段14を構成し、掴持機構17に第1ブーム12
の旋回部19を取付けたものである。
この旋回部19により第1ブーム12及び第2ブーム13と共
に床仕上げ機構2を床面に対し左右方向に旋回させるこ
とができる。その他の構成は第1実施例と同様であるの
で、第1実施例と同一番号を付して説明を省略する。
本実施例を使用した床仕上げ方法についても第1実施例
と同様であるが、本実施例は回転手段14によって、第1
ブーム12と第2ブーム13との間の角度εを調整すること
ができる。このため作業半径X1が拡大し、より広範囲の
床仕上げ作業をすることができる。また作業終了後は、
第2ブーム13を第1ブーム12の下方に折畳むことによ
り、装置全体がコンパクトになる。
第7図はブームの他例を示す。本実施例のブーム16は同
一長さのアーム17を組合せて構成したレージートングで
ある。このブーム16の伸縮はアーム17を第7図中矢印方
向に開閉することにより行う。このブーム16を使用する
ことにより、床仕上げ機構2の繰出し長を大きくするこ
とが可能となる。また、ブーム16を退縮した状態では装
置が小形化できる。
(発明の効果) 本発明によれば、レベル設定や熟練作業者の勘が不要で
少人数で正確な作業をすることができる。また何回かの
工程にわたる長時間の床ならしを自動的に行うことがで
きるため、ムラなく均一に仕上げることができる。その
ため、作業時間を短縮し作業者を長時間の重労働から開
放することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は床仕上げ装置の
第1実施例の正面図、第2図は同平面図、第3図は掴持
機構の第1実施例の拡大正面図、第4図は掴持機構の第
2実施例の作動説明図、第5図は床仕上げ装置の第2実
施例の正面図、第6図は同平面図及び第7図はブームの
他例の説明図である。 1、11……床仕上げ装置、2……床仕上げ機構 6、16……ブーム、7、71、72……掴持機構 8、78……掴持部、9、79……回転部 14……回転手段、17……アーム 60……支持機構、65、66……脚部 F……床面、X……作業半径、Y……ブーム全長

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸縮自在なブームの一端に構成した掴持機
    構で構造物を掴持した後、このブーム他端に床仕上げ機
    構を設け、上記ブームを伸縮させて前記床仕上げ機構を
    打設されたコンクリート表面に密着して作動させて床表
    面を仕上げる床仕上げ方法。
  2. 【請求項2】構造物を掴持する掴持機構を構成し、この
    掴持機構に伸縮自在なブームを回動自在に取付けると共
    に、前記ブームの他端にはコンクリート表面を仕上げる
    床仕上げ機構を傾動自在に取付けた床仕上げ装置。
  3. 【請求項3】上記ブームを第1ブームと第2ブームより
    構成し、両ブームを互いに屈曲可能に形成した請求項2
    記載の床仕上げ装置。
JP16199090A 1990-06-20 1990-06-20 床仕上げ方法及びその装置 Expired - Lifetime JPH076280B2 (ja)

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JPH0452370A JPH0452370A (ja) 1992-02-20
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JP3314850B2 (ja) * 1995-08-11 2002-08-19 本田技研工業株式会社 内燃機関のブローバイガスのブリーザ構造
DE112007000831A5 (de) * 2006-04-10 2009-03-05 Innenausbau Müller GmbH Gerät und Verfahren zum Nivellieren von Trockenschüttung

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JPH0452370A (ja) 1992-02-20

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