JPH0662108U - コンクリート打設装置 - Google Patents

コンクリート打設装置

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JPH0662108U
JPH0662108U JP270993U JP270993U JPH0662108U JP H0662108 U JPH0662108 U JP H0662108U JP 270993 U JP270993 U JP 270993U JP 270993 U JP270993 U JP 270993U JP H0662108 U JPH0662108 U JP H0662108U
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村 建 夫 川
合 実 落
柳 隼 夫 青
田 健 史 奥
野 亨 嶋
崎 一 雄 山
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Sanwa Kizai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成を簡素化することを可能としながら配筋
上であっても所望の範囲にコンクリートの打設を安定し
た状態でかつ高能率に行なうことができるコンクリート
打設装置を提供することを目的とする。 【構成】 装置本体1と、この装置本体1の下部に旋回
動自在に支持された走行体3と、この走行体3にこれと
直交する方向に摺動可能に支持されたレール部材8,8
と、前記装置本体1の下部に昇降動自在に支持され下端
が前記レール部材8,8の下面より上位または下位に選
択的に位置される脚11と、前記装置本体1の上部に旋
回動自在に支持された配管支持フレーム22と、この配
管支持フレーム22に支持される配管26に対し水平面
および垂直面方向に首振り可能に接続されたコンクリー
ト打設管28とを具備し、前記配管支持フレーム22に
支持された配管26の後端をコンクリート供給源に配管
34を介して接続したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリート打設前のスラブ配筋上を移動させてコンクリートの噴 射打設を行なうコンクリート打設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビルディング工事等において、広い床面にコンクリートを打設する場合、コン クリートスラブ上に鉄筋を配設し、その上にコンクリートを打設して均し、コン クリート面を形成するようになされている。
【0003】 従来は、配筋後主に人力に依存してコンクリートを打設し、そのあとを均し用 機械あるいは人手により均して平坦なコンクリート面に形成しているが、コンク リートを打設する作業を人手に頼ることは作業能率が低いばかりでなく配筋上で の作業となるため安全性の面においても問題があった。
【0004】 そこで上記コンクリートの打設を機械的手段により行なうものとして、水平面 内で折曲可能なように複数のアームを関節により連結した折曲アームの基部を基 台に支持し、この折曲アームにそって可撓性のあるコンクリート供給管を配し、 床面の所要の箇所にコンクリート供給管の先端が位置するように折曲アームを折 曲させてコンクリートの打設を行なうようになされたものがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに上記従来技術によれば、配筋された床上であっても配筋に災わいされ ることなく任意所望の箇所にコンクリートを打設することはできるが、折曲アー ムは片持ち支持となるのでその基部の支持部には折曲アームの全重量およびこれ に付帯するコンクリート供給管、この管内に存在するコンクリートの重量がすべ て負荷されるため、その支持部の構造をはじめ折曲アームの関節部の構造をきわ めて強固にしなければならず、装置全体が大掛りとなって大重量化するという難 点があった。
【0006】 本考案はこれに鑑み、構成を簡素化することを可能としながら配筋上であって も所望の範囲にコンクリートの打設を安定した状態でかつ高能率に行なうことが できるコンクリート打設装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来の技術が有する問題点を解決する手段として、本考案は、装置本体と 、この装置本体の下部に旋回動自在に支持された走行体と、この走行体にこれと 直交する方向に摺動可能に支持されたレール部材と、前記装置本体の下部に昇降 動自在に支持され下端が前記レール部材の下面より上位または下位に選択的に位 置される脚と、前記装置本体の上部に旋回動自在に支持された配管支持フレーム と、この配管支持フレームに支持される配管に対し水平面および垂直面方向に首 振り可能に接続されたコンクリート打設管とを具備し、前記配管支持フレームに 支持された配管の後端をコンクリート供給源に配管を介して接続したことを特徴 とする。
【0008】
【作用】
脚を引込めた状態で施工現場へ搬入するか、あるいは施工現場で組立てたのち 配管を通じ生コンクリートを供給すると、コンクリートはコンクリート打設管の 先端から噴出して配筋上へ打設される。このとき配管支持フレームを旋回させる かコンクリート打設管部分のみを左右方向へ振れば所要角度範囲への打設ができ 、また上下方向へ向ければ打設距離を調節することができる。
【0009】 またレール部材に対し走行体を走行させれば、レール部材にそって装置本体が 移動し、コンクリートの打設領域を移行させることができる。レール部材の長さ の範囲にわたりコンクリートの打設が終了したときは、脚を伸ばして設置させ、 レール部材を浮上させたのち走行体に対しレール部材を摺動させ、再び脚を引込 めればレール部材が接地し、このレール部材にそってさらに打設領域を移行させ ることができる。また方向変換するときは、脚を接地させたうえ装置本体に対し 走行体を90°旋回させることにより直角方向へ進むことができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説明する。
【0011】 図は本考案によるコンクリート打設装置の一実施例を示すもので、図1は正面 を、図2は平面を、そして図3は側面をそれぞれ示し、図4に細部を拡大して示 している。
【0012】 装置本体1の下部の軸受部2には矩形枠状に形成された走行体3の中央部がベ アリング4を介して水平面内で旋回自在に支持され、この走行体3の両端部の軸 受ボックス5,5内には図4に片側のみ示すように走行輪6とその下部に吊持用 ローラ7,7が軸支されており、これら走行輪6と吊持用ローラ7,7との間に はレール部材8の上部のレール部8aが挿通されて走行体3に対しこれと直交す る方向にレール部材8が摺動可能なように支持されている。
【0013】 前記走行輪6は、走行体3に搭載の走行輪駆動用モータ9から減速機を含む伝 動機構10を通じ回転駆動されるようになっている。
【0014】 前記装置本体1の下部中央には、脚11の支柱12がネジジャッキ13を介し て昇降動自在に支持されている。このネジジャッキ13は、装置本体1に搭載の ネジジャッキ駆動用モータ14により伝動機構を介して回動されるネジ軸15を 有し、このネジ軸15が脚11の支柱12内にある雌ネジ部16に対し回転する ことにより脚11が昇降されるようになっている。そしてこの脚11の昇降量は 、その下面11a(接地面)が前記レール部材8の下面8b(接地面)に対し上 位または下位となる範囲とされている。
【0015】 前記走行体3には、装置本体1に対し走行体3自身を旋回させるための走行体 旋回用モータ17が搭載され、このモータ17から減速機18を介して回転する スプロケット19と、前記ネジジャッキ13の外周部、すなわち装置本体1と実 質的に一体な部分に固着のスプロケット20との間にチェン21が巻回され、モ ータ17の回転により走行体3が装置本体1に対し旋回動されるようになってい る。
【0016】 前記装置本体1の上部には、配管支持フレーム22の一端が回転継手23を介 して水平面内で旋回自在に取付けられ、この配管支持フレーム22の両端部には 垂直方向に軸線を有する継手24,25が設けられ、これら継手24,25に略 下向きU字形を有する配管26の下向きの両端部が接続されている。
【0017】 前記配管支持フレーム22の先端側の継手25の下部には略L字状をなす連結 管27が水平面内で旋回自在に接続され、この連結管27の他端には可撓性を有 する材料からなるコンクリート打設管28が接続されている。
【0018】 また上記連結管27にはウインチ29が支持され、このウインチ29に打設管 支持フレーム30の基部が軸31により上下揺動可能に取付けられており、この 支持フレーム30に前記コンクリート打設管28がそわされて支持されている。 前記ウインチ29により巻上げ巻下けされるワイヤロープ32が打設管支持フレ ーム30の先端に結着され、ウインチ29の作動で打設管支持フレーム30を上 下方向に揺回させるようになっている。
【0019】 前記配管26の他端側の回転継手24には、略L字状をなす連結管33が接続 され、この連結管33の他端には図示しないコンクリート供給源に連通する配管 34が接続されている。図において符号35は電気ユニット、36は上記配管3 4の途中を支持するそりである。また前記配管支持フレーム22および連結管2 7の旋回動は,それぞれモータ37,38により図示しない伝達機構を介して行 なわれる。
【0020】 次に上記実施例の作用を説明する。
【0021】 脚11を引込めた状態で施工現場へ搬入するか、あるいは施工現場で組立てて 図5(A)に示すように設置する。したがってこのときはレール部材8,8の下 面8b,8bが接地している。
【0022】 ついでコンリート供給源から生コンクリートを供給すると、コンクリートはコ ンクリート打設管28の先端から噴出し、配筋上に生コンクリートを打設するこ とができる。このとき配管支持フレーム22を旋回させるか、あるいは打設管支 持フレーム30を連結管27の基部で旋回させるかしてコンクリート打設管28 を図5(B)のように左右へ振れば、所要角度範囲の領域への打設ができる。ま たウインチ29を操作して打設管支持フレーム30を上下方向に振れば打設距離 を調節することができる。
【0023】 接地しているレール部材8,8に対し、走行輪6,6を駆動させれば、走行体 3がレール部材8,8上を移動し、コンクリートの打設領域を移行させることが できる。
【0024】 打設する方向を変更するときは、ネジジャッキ駆動用モータ14を駆動してネ ジ軸15を回動させ、雌ネジ部16を介して脚11を下降接地させたうえ走行体 旋回用モータ17を駆動し、減速機18、スプロケット19、チェン21、スプ ロケット20を通じ回転力を伝達することにより走行体3自身がベアリング4を 中心に旋回し、図6(A)のようにレール部材8,8を90°向きを変えること ができる。
【0025】 こうしてコンクリート打設管28により前記と同様にしてコンクリートを打設 するが、走行体3を同じく左方へ移行させながら図6(B)の状態に至るまでコ ンクリートの打設を行なう。
【0026】 再び進行する向きを変えるには、図6(B)の状態から図6(C)の状態とし 、同様にコンクリートの打設を行なう。
【0027】 したがってレール部材8,8の移動、レール部材8,8上での走行体3の移動 、レール部材8,8の方向変換、コンクリート打設管28の首振りの複合により コンクリート打設面の広さに関係なくすべての領域に対するコンクリートの打設 を効率よく行なうことができる。
【0028】 前記各部のモータ9,14,17,37,38ウインチ29は遠隔操作により コントロール可能とされる。また配管支持フレーム22またはコンクリート打設 管28の左右への首振りはモータによらず人手により行なわせるようにしてもよ い。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、走行体に摺動可能に支持されるレール部 材と装置本体に設けた脚とで尺取虫運動でレール部材の位置を移動可能とし、こ のレール部材にそって走行体を走行させながらコンクリートの打設ができるよう にしたので、コンクリート打設面の広さに関係なく隅々までコンクリートの打設 を行なうことができ、また脚に対しレール部材を含む走行体の向きを変えること ができるので、あらゆる方向へのコンクリート打設を行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるコンクリート打設装置の一実施例
を示す正面図。
【図2】同、平面図。
【図3】同、側面図。
【図4】同、要部の拡大断面図。
【図5】(A)、(B)は作用説明図。
【図6】(A)〜(C)は作用説明図。
【符号の説明】 1 装置本体 3 走行体 6 走行輪 7 吊持用ローラ 8 レール部材 8a レール部 9 走行輪駆動用モータ 10 伝動機構 11 脚 12 支柱 13 ネジジャッキ 14 ネジジャッキ駆動用モータ 15 ネジ軸 16 雌ネジ部 17 走行体旋回用モータ 22 配管支持フレーム 26 配管 27,33 連結管 28 コンクリート打設管 29 ウインチ 30 打設管支持フレーム 32 ワイヤロープ
フロントページの続き (72)考案者 青 柳 隼 夫 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)考案者 奥 田 健 史 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)考案者 嶋 野 亨 北海道札幌市西区発寒十四条1−1−34 三和機材株式会社札幌技術開発センター内 (72)考案者 山 崎 一 雄 千葉県千葉市天戸町1293 三和機材株式会 社千葉工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体と、この装置本体の下部に旋回動
    自在に支持された走行体と、この走行体にこれと直交す
    る方向に摺動可能に支持されたレール部材と、前記装置
    本体の下部に昇降動自在に支持され下端が前記レール部
    材の下面より上位または下位に選択的に位置される脚
    と、前記装置本体の上部に旋回動自在に支持された配管
    支持フレームと、この配管支持フレームに支持される配
    管に対し水平面および垂直面方向に首振り可能に接続さ
    れたコンクリート打設管とを具備し、前記配管支持フレ
    ームに支持された配管の後端をコンクリート供給源に配
    管を介して接続したことを特徴とするコンクリート打設
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010073257A (ko) * 2000-01-13 2001-08-01 전완준, 이한세 콘크리트 분배기
KR100367518B1 (ko) * 2000-01-13 2003-01-15 주식회사 수성 콘크리트 이송분배기
KR100387987B1 (ko) * 2000-01-11 2003-07-12 주식회사 우정엔지니어링건축사사무소 직교 주행이 가능한 원형 타설기
KR100387988B1 (ko) * 2000-01-24 2003-07-12 (주) 희림종합건축사사무소 원형타설기 및 콘크리트 배송관의 맥동 감소 장치

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