JP3309187B2 - 自動二輪車のユニットスイングエンジン - Google Patents

自動二輪車のユニットスイングエンジン

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンと伝動
ケースとを一体化して、車体に上下揺動自在に支持され
る自動二輪車のユニットスイングエンジンに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】小型の自動二輪車には、例えばエンジン
と伝動ケースとを一体化して、車体に上下揺動自在に支
持したユニットスイングエンジンを搭載するものがあ
る。このユニットスイングエンジンには、オイルパンの
大きくしたり、クランク室の容量を大きくすることに一
定の限界がある等の理由から、エンジンのシリンダヘッ
ドに形成したカム室にクランク室からのエンジンオイル
を循環させ、シリンダヘッドにカム室を大気と連通させ
るブリーザ装置を備えるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シリンダヘ
ットには例えば動弁機構等が配置されており、このメン
テナンスを行なうときに開閉する蓋と別に、シリンダヘ
ッドにブリーザ装置を備えると、その分シリンダヘット
の構造が複雑になる。
【0004】このため、ブリーザ装置の構造を極力簡単
にする必要があり、またブリーザ装置は、リンダヘッド
のカム室を大気と連通させる機能を有していることか
ら、通路に塵埃等が詰まらないように取り外して洗浄す
る必要があるため、簡単な構造で着脱が容易であること
が要望されている。
【0005】この発明は、このような実状に鑑みてなさ
れたもので、ブリーザ装置が簡単な構造で、しかもシリ
ンダヘッドへの着脱が容易である自動二輪車のユニット
スイングエンジンを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0007】請求項1に記載の発明は、『エンジンと伝
動ケースとを一体化して、車体に上下揺動自在に支持
し、前記エンジンのシリンダヘッドに形成したカム室に
クランク室からのエンジンオイルを循環させ、前記シリ
ンダヘッドにカム室を大気と連通させるブリーザ装置を
備える自動二輪車のユニットスイングエンジンにおい
て、前記ブリーザ装置を、前記シリンダヘッドに着脱可
能に装着された蓋体と、この蓋体の内側に設けられたエ
ンジンオイルの挿通を規制する規制部材と、この規制部
材によって前記蓋体に区画された空間を大気と連通する
連通路とから構成し、前記蓋体は、前記シリンダヘッド
のカムギヤに対向した位置に設けられ、内側の前記空間
側に立設したボスを有するキャップで構成され、前記規
制部材は、凹部と連通孔を有するプレート部で構成さ
れ、前記プレート部の凹部を前記キャップ側になるよう
に配置し、この凹部を前記ボスに固定したことを特徴と
する自動二輪車のユニットスイングエンジン。』であ
る。
【0008】この請求項1に記載の発明によれば、ブリ
ーザ装置が、蓋体と、この蓋体の内側に設けられた規制
部材と、この規制部材によって蓋体に区画された空間を
大気と連通する連通路とから構成され、蓋体に一体に組
み込まれており、構造が簡単で、シリンダヘッドへの着
脱も容易である。また、蓋体をシリンダヘッドの動弁機
構等のメンテナンスを行なう蓋と兼用させることがで
き、シリンダヘットの構造が簡単になる。
【0009】また、シリンダヘッドのカムギヤに対向し
た位置に流入したブローバイガスは、カムギヤで撹拌さ
れ油分を分離しやすい状態になり、このブローバイガス
はプレート部の凹部の空間で油分を分離したのち、プレ
ート部とキャップで形成された空間に流入し、この流人
したブロバイガスはプレート部を固定するボスに衝突し
更に分離が促進される。
【0010】請求項2に記載の発明は、『前記プレート
部は、フランジ部と凹部を有する大径プレートと、フラ
ンジ部と凹部を有する小径プレートからなり、前記小径
プレートの凹部を前記大径プレートの凹部に嵌合させる
とともに、前記大径プレートのフランジ部と前記小径プ
レートのフランジ部を離反させたことを特徴とする請求
項1に記載の自動二輪車のユニットスイングエンジ
ン。』である。
【0011】この請求項2に記載の発明によれば、小径
プレートのフランジ部と大径プレートのフランジ部で形
成されたラビリンス部により更に効率よく油分を分離で
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、添付図面と共に、この発明
の実施例を詳細に説明する。図1はユニットスイングエ
ンジンを搭載した自動二輪車の側面図、図2は自動二輪
車のユニットスイングエンジンの側面図、図3は自動二
輪車のユニットスイングエンジンの背面図、図4は自動
二輪車のユニットスイングエンジンの断面図、図5は自
動二輪車のユニットスイングエンジンのエンジン部の断
面図、図6は自動二輪車のユニットスイングエンジンの
動力伝達機構部の断面図である。
【0013】図中符号1は自動二輪車で、ハンドルバー
2の下方にはフロントカバー3が、さらにその下方には
フロントフォーク4を介して前輪5が設けられている。
フロントカバー3の後方には足載台6が形成され、その
さらに後方にはリヤカバー7が設けられている。このリ
ヤカバー7の下方にユニットスイングエンジン8が搭載
され、この後側には後輪9が取付けられている。ユニッ
トスイングエンジン8の前端はブラケット10を介して
上下揺動自在に連結され、後端はクッションユニット1
1によって弾性的に支持されている。
【0014】ユニットスイングエンジン8には、強制空
冷式4サイクル単気筒のエンジン12と、このエンジン
12のクランクケース13の左側面から後方に延びクラ
ンクケース13と一体化された伝動ケース14と、この
伝動ケース14にボルト15で取付けられた左側の伝動
ケースカバー16とを備えている。この伝動ケース14
と伝動ケースカバー16の後部の一側、すなわち右側に
は後輪9が保持され、さらにこの伝動ケース14と伝動
ケースカバー16はエンジン12の回転を後輪9に伝え
る動力伝達機構17を覆っている。
【0015】クランクケース13にはシリンダブロック
18が設けられ、このシリンダブロック18にはシリン
ダヘッド19が設けられ、シリンダブロック18にピス
トン20が往復動可能に設けられている。このピストン
20はコンロッド21を介してクランク軸22に連結さ
れ、この横置きのクランク軸22の右端には発電機23
が取り付けられ、この発電機23にはファン24が固定
されている。このファン24はエンジンカバー25に設
けた冷却風取入口26から外気を、このエンジンカバー
25内に吸収してエンジン12を強制的に冷却する。
【0016】シリンダヘッド19には吸気管27が接続
され、この吸気管27には気化器28が接続され、さら
にこの気化器28にはエアクリーナ29が接続されてい
る。また、シリンダヘッド19には排気管30が接続さ
れ、この排気管30にはマフラ31が接続されている。
このシリンダヘッド19には、吸気弁32と排気弁33
が設けられ、この吸気弁32と排気弁33はカムシャフ
ト34で作動する動弁機構35で開閉するようになって
いる。カムシャフト34にはカムギヤ36がボルト37
で締め付け固定され、このカムギヤ36はカムチェーン
38を介してクランク軸22の駆動ギヤ39に連結さ
れ、クランク軸22の駆動でカムシャフト34が回転す
る。
【0017】シリンダヘッド19にはカム室40が形成
され、このシリンダヘッド19にジョイント41で配管
42が接続され、図示しないオイルポンプの駆動でエン
ジンオイルがクランク室45から供給される。このエン
ジンオイルはカムシャフト34のオイル通路43から動
弁機構35を潤滑するととに、カム室40に貯留される
エンジンオイルはカムチエーン室44に導かれ、さらに
このカムチエーン室44からクランク室45に戻されて
循環する。また、シリンダヘッド19にはカムギヤ36
と対向してキャップ46が設けられ、このキャップ46
は配管47を介してエアクリーナ29と接続されてい
る。
【0018】キャップ46の内側には、連通孔を有する
大径プレート48と、連通孔を有する小径プレート49
が配置され、大径プレート48と小径プレート49とで
プレート部を構成する。大径プレート48は、フランジ
部48aと凹部48bを有し、小径プレート49は、フ
ランジ部49aと凹部49bを有している。小径プレー
ト49の凹部49bを大径プレート48の凹部48bに
嵌合させるとともに、大径プレート48のフランジ部4
8aと小径プレート49のフランジ部49aを離反させ
ている。この大径プレート48と小径プレート49は、
凹部48b,49bがキャップ側になるように配置さ
れ、この凹部48b,49bをボス46aにボルト50
で締め付け固定されている。
【0019】この大径プレート48と、小径プレート4
9とがラビリンス構造になっており、エンジンオイルに
含まれる未燃ガスのみが配管47を介してエアクリーナ
29に戻され、再びエンジン12へ供給される。
【0020】このようにブリーザ装置100は、シリン
ダヘッド19に着脱可能に装着されたキャップ46の蓋
体と、この蓋体の内側に設けられたエンジンオイルの挿
通を規制する大径プレート48と小径プレート49から
なる規制部材と、この規制部材によって蓋体に区画され
た空間200を大気と連通する連通路201に接続した
配管47とから構成したから、キャップ46の内側に大
径プレート48、小径プレート49が一体に組み込まれ
ており、構造が簡単で、しかもシリンダヘッド19への
着脱も容易である。また、キャップ46をシリンダヘッ
ド19の動弁機構35等のメンテナンスを行なう蓋と兼
用させることができ、特別な蓋を設ける必要がないた
め、シリンダヘット19の構造が簡単になる。
【0021】また、シリンダヘッド19のカムギヤ36
に対向した位置に流入したブローバイガスは、カムギヤ
36で撹拌され油分を分離しやすい状態になり、このブ
ローバイガスはプレート部である大径プレート48と小
径プレート49の凹部48b,49bの空間で油分を分
離したのち、プレート部の大径プレート48及び小径プ
レート49とキャップ46で形成された空間200に流
入し、この流人したブロバイガスはプレート部の大径プ
レート48及び小径プレート49を固定するボス46a
に衝突し更に分離が促進される。また、小径プレート4
9のフランジ部49aと大径プレート48のフランジ部
48aで形成されたラビリンス部により更に効率よく油
分を分離できる。
【0022】また、シリンダヘッド19には、吸気弁3
2及び排気弁33と対向する位置に窓部51,52が形
成され、この窓部51,52から吸気弁32及び排気弁
33や動弁機構35の組み付けや調整を行なう。この窓
部51,52は蓋53,54で閉塞されている。
【0023】クランク軸22の左端にはVベルト自動変
速機55の駆動プーリ56が取付けられている。この駆
動プーリ56はクランク軸22上を摺動する可動プーリ
半体56aと、この可動プーリ半体56aに対向しクラ
ンク軸22の端部に固定された固定プーリ半体56bと
を備えている。可動プーリ半体56aはローラ57によ
って回転速度に応じた押圧力で固定プーリ半体56b側
に押圧され、可動プーリ半体56a、固定プーリ半体5
6b間に巻掛けられたVベルト58のベルト巻掛半径が
回転速度の増減によって変化する。
【0024】伝動ケースカバー16にはキック式始動装
置59が設けられ、このキック式始動装置59はクラン
ク軸22の端部に固定された固定噛合い歯車60と、こ
れに対向し伝動ケースカバー16に圧入して固定された
支持軸61上を軸方向に摺動可能な可動噛合い歯車62
と、この可動噛合い歯車62に固定されたはすば歯車6
3と、可動噛合い歯車62の回転に抵抗を加える抵抗リ
ング64と、キック軸65と、このキック軸65に固定
され前記はすば歯車63に噛合するはすば歯車66と、
キック軸65から後方へ延びるように固定されたキック
ペダルを有するキッククランク67と、キック軸65に
復帰習性を付与するスプリング68とを備えている。従
って、キックペダルの踏込みにより、はすば歯車66に
よってはすば歯車63が回転され、これで可動噛合い歯
車62が支持軸61上を移動する。これにより、可動噛
合い歯車62が固定噛合い歯車60に係合し、その後可
動噛合い歯車62が回転して固定噛合い歯車60を介し
てクランク軸22が回動され、エンジン12の始動が可
能となる。
【0025】駆動プーリ56の回転力は、Vベルト5
8、従動プーリ70、遠心クラッチ71、従動軸72、
減速歯車機構73を介して後輪軸74へ伝達される。
【0026】従動プーリ70のプーリ半体70aは支持
筒75に固定され、プーリ半体70bは支持筒75に軸
方向へ移動可能に設けられ、スプリング76でプーリ半
体70aの方向へ付勢され、従動プーリ70のベルト巻
掛半径が変化するようになっている。支持筒75は従動
軸72に回動可能に支持され、遠心クラッチ71により
従動プーリ70の回転を従動軸72へ伝達する。
【0027】伝動ケースカバー16には防音カバー77
が取付けられており、この防音カバー77は伝動ケース
カバー16の外側面形状に沿った形状であり、その周壁
77aを内方向へ屈曲し、伝動ケースカバー16の外側
壁部16aの外側面全体を覆っている。この防音カバー
77は例えば合成樹脂で成形され、その周壁77aを伝
動ケースカバー16の周壁16bに環状のクッション材
78を介在し締付ビス79を螺着して固定され、伝動ケ
ースカバー16とユニット化されている。このようにし
て、防音カバー77は伝動ケースカバー16の外側壁部
16aの外側面全体を覆っており、伝動ケースカバー1
6自体の振動等によって生じる振動音が車両の外方に漏
れることを軽減している。なお、防音カバー77は合成
樹脂で形成しているがこれに限られることなく、軽合金
等の金属製で形成してもよい。
【0028】伝動ケースカバー16は、その車両進行方
向前側の周壁16bの一部が外方へ延出され、この延出
部16cに空気導入窓部80が形成され、この延出部1
6cを含む伝動ケースカバー16の全体を防音カバー7
7で覆っている。この防音カバー77の伝動ケースカバ
ー16の延出部16cを覆う部分77bに対向させて、
エンジンカバー25にリブ25aが一体に形成されてい
る。また、延出部16cは筒状にして空気導入窓部80
が形成されており、この筒部16fの中央部に周壁16
bからリブ16gが延びて一体になっている。従って、
空気が、防音カバー77の伝動ケースカバー16の延出
部16cを覆う部分77bと、リブ25aとの間から入
る。また、雨天走行時等に水が伝動ケースカバー16に
沿って流れても、延出部16cから延びるリブ16gが
筒部16fの中央部に接続されているため、筒部16f
によって水の流れが阻止され、空気導入窓部80から内
部に侵入することが防止される。
【0029】この防音カバー77と伝動ケースカバー1
6との間で空気導入窓部80から吸入された空気を伝動
ケース14内に導く空気通路81を形成しており、空気
は空気通路81からさらに伝動ケースカバー16に形成
した空気吸入部82に導かれ、この空気吸入部82から
伝動ケース14内に導入可能となっている。この空気吸
入部82は、Vベルト自動変速機55の駆動プーリ56
に対向する位置で伝動ケースカバー16に形成された窓
部83と、この窓部83を覆うエレメント84と、この
エレメント84を保持するキャップ85からなり、この
キャップ85はビス86で支持軸61に締め付け固定さ
れている。このキャップ85はリブ85aでエレメント
84を保持し、このリブ85aの間に窓部85bが形成
され、この窓部85bから空気がエレメント84を介し
て伝動ケースカバー16に形成された窓部83を通って
内部に導入される。
【0030】この伝動ケースカバー16の周壁16b後
部には、開口部16d,16eが形成され、この開口部
16d,16eから伝動ケースカバー16と防音カバー
77とで形成された空気排出通路87から外部へ排出可
能になっている。この空気排出通路87から導かれた空
気は防音カバー77のクッション材78が設けられてい
ない開口部88から外部へ排出される。
【0031】
【発明の効果】前記のように、請求項1に記載の発明で
は、ブリーザ装置が、蓋体と、この蓋体の内側に設けら
れた規制部材と、この規制部材によって蓋体に区画され
た空間を大気と連通する連通路とから構成され、蓋体に
一体に組み込まれており、構造が簡単で、シリンダヘッ
ドへの着脱も容易である。また、蓋体をシリンダヘッド
の動弁機構等のメンテナンスを行なう蓋と兼用させるこ
とができ、シリンダヘットの構造が簡単になる。
【0032】また、シリンダヘッドのカムギヤに対向し
た位置に流入したブローバイガスは、カムギヤで撹拌さ
れ油分を分離しやすい状態になり、このブローバイガス
はプレート部の凹部の空間で油分を分離したのち、プレ
ート部とキャップで形成された空間に流入し、この流人
したブロバイガスはプレート部を固定するボスに衝突し
更に分離が促進される。
【0033】請求項2に記載の発明では、小径プレート
のフランジ部と大径プレートのフランジ部で形成された
ラビリンス部により更に効率よく油分を分離できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニットスイングエンジンを搭載した自動二輪
車の側面図である。
【図2】自動二輪車のユニットスイングエンジンの側面
図である。
【図3】自動二輪車のユニットスイングエンジンの背面
図である。
【図4】自動二輪車のユニットスイングエンジンの断面
図である。
【図5】自動二輪車のユニットスイングエンジンのエン
ジン部の断面図である。
【図6】自動二輪車のユニットスイングエンジンの動力
伝達機構部の断面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 8 ユニットスイングエンジン 12 エンジン 14 伝動ケース 19 シリンダヘッド 40 カム室 100 ブリーザ装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンと伝動ケースとを一体化して、車
    体に上下揺動自在に支持し、前記エンジンのシリンダヘ
    ッドに形成したカム室にクランク室からのエンジンオイ
    ルを循環させ、前記シリンダヘッドにカム室を大気と連
    通させるブリーザ装置を備える自動二輪車のユニットス
    イングエンジンにおいて、 前記ブリーザ装置を、前記シリンダヘッドに着脱可能に
    装着された蓋体と、この蓋体の内側に設けられたエンジ
    ンオイルの挿通を規制する規制部材と、この規制部材に
    よって前記蓋体に区画された空間を大気と連通する連通
    路とから構成し、 前記蓋体は、前記シリンダヘッドのカムギヤに対向した
    位置に設けられ、内側の前記空間側に立設したボスを有
    するキャップで構成され、 前記規制部材は、凹部と連通孔を有するプレート部で構
    成され、 前記プレート部の凹部を前記キャップ側になるように配
    置し、この凹部を前記ボスに固定したことを特徴とする
    自動二輪車のユニットスイングエンジン。
  2. 【請求項2】前記プレート部は、フランジ部と凹部を有
    する大径プレートと、フランジ部と凹部を有する小径プ
    レートからなり、前記小径プレートの凹部を前記大径プ
    レートの凹部に嵌合させるとともに、前記大径プレート
    のフランジ部と前記小径プレートのフランジ部を離反さ
    せたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のユ
    ニットスイングエンジン。
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JP2017057749A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 富士重工業株式会社 ブリーザ装置

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