JPH0952865A - 脂肪酸エステル化物及びこれを含有する油脂組成物 - Google Patents

脂肪酸エステル化物及びこれを含有する油脂組成物

Info

Publication number
JPH0952865A
JPH0952865A JP8112370A JP11237096A JPH0952865A JP H0952865 A JPH0952865 A JP H0952865A JP 8112370 A JP8112370 A JP 8112370A JP 11237096 A JP11237096 A JP 11237096A JP H0952865 A JPH0952865 A JP H0952865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
oil
polyglycerin
fat composition
cooking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8112370A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3953546B2 (ja
Inventor
Tsutomu Nishide
勤 西出
Mika Tabeta
美香 多▲辺▼田
Makoto Koike
真 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP11237096A priority Critical patent/JP3953546B2/ja
Publication of JPH0952865A publication Critical patent/JPH0952865A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3953546B2 publication Critical patent/JP3953546B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Edible Oils And Fats (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のレシチン配合油脂の欠点を改善し、炒
め物調理に用いても少ない量で焦げ付きなく充分調理が
でき、しかも揚げ物調理にも使用できる汎用性のある調
理用油脂を提供する。 【解決手段】 グリセリン又はポリグリセリンと脂肪酸
とのエステル化物であって、構成脂肪酸残基中のC2〜C
12 の脂肪酸残基とC14 〜C22 の脂肪酸残基の重量比が2
0/80〜80/20の範囲にあり、且つエステル化率が20〜8
0%である脂肪酸エステル化物及びこれを含有する油脂
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脂肪酸エステル化
物及びこれを含有する油脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油脂は調理上、熱媒体として良好な風味
を付与する材であり、又、炒め物等の調理をする上で、
加熱による調理器具への付着(焦げ付き)を防ぐために
必要不可欠である。一方、現代の日本人の食生活は西洋
化しており、特に油の使用量が増えてきていることも知
られているが、近年の嗜好の変化、健康面、ダイエット
等の点から、出来るだけ油脂の摂取量を低減することも
求められている。そのため、上記炒め物等の調理をする
上においても、出来るだけ少ない油での調理が求められ
ているが、単に油の量を減らして調理すると焦げ付きの
問題が顕著になる。この問題を解決し、少ない油で焦げ
付きなく調理するための油として、油脂にレシチンを配
合した炒め物用油脂が上市されている。この油脂は、種
々の界面活性剤の中でもレシチンが離型性効果に優れ、
又、レシチンが調理の際のスパッタリングを抑制する効
果も有することを利用したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らの検討によれば、レシチン配合油脂は、調理の際の
焦げ付きの問題はないが、調理の際に非常に泡立ちが多
く、炒め物調理の場合、見た目が悪く、又、更に重要な
問題として、泡立ちのため、揚げ物調理に対しては殆ど
使用不可能という問題がある。又、レシチンの本質的問
題として、高温加熱による褐変現象があり、油の着色と
分解物による異臭の発生という問題もある。本発明の目
的は、上記レシチン配合油脂の欠点を改善し、炒め物調
理に用いても少ない量で焦げ付きなく充分調理ができ、
しかも揚げ物調理にも使用できる汎用性のある調理用油
脂を提供することにもある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく種々検討した結果、油脂に対し特定の脂肪
酸エステル化物、即ち短鎖及び中鎖と長鎖脂肪酸からな
るグリセリン又はポリグリセリンと脂肪酸とのエステル
化物を配合することが有効であることを見出し、本発明
に至ったものである。即ち本発明は、グリセリン又はポ
リグリセリンと脂肪酸とのエステル化物であって、構成
脂肪酸残基中のC2〜C12 の脂肪酸残基とC14 〜C22 の脂
肪酸残基の重量比が20/80〜80/20の範囲にあり、且つ
エステル化率が20〜80%である脂肪酸エステル化物、ポ
リグリセリンの平均重合度が2〜15であって、脂肪酸残
基中のC2〜C12 の脂肪酸残基とC14 〜C22 の脂肪酸残基
の重量比が20/80〜80/20の範囲にあり、且つエステル
化率が20〜80%であるポリグリセリンエステル、並びに
該脂肪酸エステル化物を0.1 〜30重量%含有する油脂組
成物である。
【0005】本発明の脂肪酸エステル化物含有油脂組成
物は、炒め物調理に用いた場合、離型性が良好なため、
少量で焦げ付きなく充分調理ができ、しかも泡立ちもな
く、風味も良好である。更に、揚げ物調理においても、
泡立ちなく使用でき、例えば天ぷらでも、花咲が良く、
食感良好に仕上がり、フライ等でもサクッと軽く仕上が
る。ところで、油脂へのポリグリセリン脂肪酸エステル
の添加については、油脂結晶抑制のためにポリグリセリ
ン脂肪酸エステルを配合した食用液体油脂(特開昭63−
63343 号公報)、また、ポリグリセリン脂肪酸エステル
を添加した花咲性、食感を向上させた加熱調理用油脂組
成物(特開平7−16051 号公報)が知られている。しか
し、特開昭63−63343 号公報で用いているポリグリセリ
ン脂肪酸エステルは脂肪酸としてオレイン酸、パルミチ
ン酸及びステアリン酸を使用しており、C2〜C12 の脂肪
酸を必須とする本発明のポリグリセリン脂肪酸エステル
とは異なっている。更に、特開平7−16051 号公報につ
いては、炭素数14以上の脂肪酸を用いておりC2〜C12
脂肪酸を必須とする本発明のポリグリセリン脂肪酸エス
テルのような炒め物調理における焦げ付き抑制等の効果
は認められない。また短鎖と長鎖脂肪酸からなるグリセ
リンジエステルにより乳化を安定にした乳化組成物(特
開平4−330931号公報)が知られているが、これも炒め
物調理における焦げ付き防止効果は認められていない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の脂肪酸エステル化
物とそれを含有する油脂組成物について説明する。本発
明の脂肪酸エステル化物とは、グリセリンジエステル、
ポリグリセリンエステルあるいはこれらの混合物を意味
する。本発明のグリセリンジエステルは、構成脂肪酸の
一方の残基がC2〜C12 (より好ましくはC8〜C12 )の脂
肪酸残基であり、他方の残基がC14 〜C22 (より好まし
くはC18 〜C20 )の脂肪酸残基であることを要件とし、
脂肪酸残基中のC2〜C12 の脂肪酸残基とC14 〜C22 の脂
肪酸残基の重量比が20/80〜50/50の範囲にあるもので
ある。また、構成脂肪酸の種類としては、好ましくは長
鎖脂肪酸がオレイン酸、リノール酸などの不飽和脂肪酸
を60%以上含むものである。本発明のポリグリセリンエ
ステルは、ポリグリセリンの平均重合度が2〜15であっ
て、脂肪酸残基中のC2〜C12 の脂肪酸残基とC14 〜C22
の脂肪酸残基の重量比が20/80〜80/20(好ましくは30
/70〜70/30)の範囲にあり、且つエステル化率が20〜
80%であることを要件とする。ポリグリセリン部分の平
均重合度は2〜15、好ましくは2〜10である。ここで、
平均重合度は水酸基価から算出したものである。原料ポ
リグリセリンとしては、グリセリンを200 ℃以上で水酸
化ナトリウム等の触媒を加え脱水縮合反応で得られたも
の、また、グリセリン製造の際に蒸留残留物から回収し
たもの、更に、グリセリン類似化合物例えばグリシドー
ルやエピクロルヒドリン等を用いて重合体としたもの等
が用いられる。これらのポリグリセリンは水蒸気脱臭、
活性炭等の吸着剤による処理、イオン交換樹脂による処
理等で精製したものを用いるのが好ましい。
【0007】次に、本発明の脂肪酸エステル化物の脂肪
酸の原料としては、食用油由来の脂肪酸が用いられる。
また、C2〜C12 の脂肪酸残基中でC8の脂肪酸残基の割
合が30重量%以上であること、またはC14 〜C22 の脂
肪酸残基中の不飽和脂肪酸残基の割合が60重量%以上で
あることが好ましいが、との条件がそろうことが更
に好ましい。C2〜C12 の脂肪酸としては、ヤシ油、パー
ム核油等の脂肪酸及び蒸留等の方法によりC2〜C12 の脂
肪酸の特定の脂肪酸を濃縮したものを用いることができ
る。C14 〜C22 の脂肪酸としては、オリーブ油、米ぬか
油、ごま油、サフラワー油、大豆油、椿油、コーン油、
ナタネ油、パーム油、ひまわり油、綿実油、牛油、ラー
ド脂肪酸及び蒸留等の方法によりC14 〜C22 の脂肪酸の
特定の脂肪酸を濃縮したものを用いることができる。こ
れらの脂肪酸については、脱色、脱臭等の精製したもの
を用いるのが風味の点から好ましい。ここで、C2〜C12
の脂肪酸だけでは、特有の臭い、味が出てしまい好まし
くなく、C14 〜C22 の脂肪酸だけでは、本発明所期の効
果が発現せず、本発明ではこれらを特定比率で併用する
こと特徴とする。又、効果の点から、C2〜C12 の脂肪酸
の中でC8の脂肪酸が最も効果があることから、この割合
を高めることが好ましく、30重量%以上であることが特
に好ましい。更に、油へ溶解し使用することから、C14
〜C22 の脂肪酸の中でオレイン酸、リノール酸等の不飽
和脂肪酸を多く含むことが望ましく、中でも60重量%以
上含むことが好ましい。
【0008】また、本発明のポリグリセリンエステルは
上記のポリグリセリンと脂肪酸とをエステル化したもの
であって、そのエステル化率が20〜80%(好ましくは30
〜70%)であることが必要である。エステル化率が高す
ぎると本発明所期の効果が発現せず、又、低すぎると効
果が少ないと共にポリグリセリンの味が出てしまい好ま
しくない。ポリグリセリンエステルの調製法としては、
ポリグリセリンと脂肪酸とを触媒の存在下直接エステル
化する方法、脂肪酸を脂肪酸無水物、脂肪酸クロライド
としエステル化する方法、脂肪酸をメチルエステルとし
ポリグリセリンとエステル交換により製造する方法、更
にリパーゼ等の酵素反応によりエステルする方法等が挙
げられる。グリセリンジエステルについても、グリセリ
ンと脂肪酸から直接エステル化する方法もあるが、選択
的に短鎖・中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸とをグリセリンに導
入するためには、長鎖(または短鎖・中鎖)脂肪酸のグ
リセリンモノエステルに、短鎖・中鎖(または長鎖)脂
肪酸クロライドをピリジンの存在下、エステル化する方
法が、収率も高く好ましい。本発明の油脂組成物は、上
記特定のグリセリンジエステル及び/又はポリグリセリ
ンエステルを、従来より一般に炒め物用、揚げ物用とし
て使用されている油脂に配合したものである。油として
は、大豆油、ナタネ油、コーン油、紅花油、ひまわり
油、綿実油、オリーブ油、ごま油等の植物油を挙げるこ
とができる。これらの油は、それぞれ単独で用いてもよ
く、あるいは適宜混合して用いてもよい。ポリグリセリ
ンエステルの添加量は0.1 〜30重量%である。添加量が
少ないと、特に炒め物調理に使用した場合、焦げ付きが
問題となる。また、添加量が多いと効果は顕著に発現す
るが、30重量%を越えると、揚げ物調理に用いた場合、
ポリグリセリン特有の味が出てしまい好ましくない。本
発明のポリグリセリン脂肪酸エステル及び本発明の油脂
組成物は、マヨネーズ、ドレッシング、マーガリン、コ
ーヒーホワイトナー、ショートニング等の乳化食品の乳
化剤及び乳化剤配合油として用いることができる。ま
た、加熱調理に用いた際の焦げ付き防止、揚げ物での花
咲向上効果あるいは上記の乳化力を増大させる目的で、
本発明の油脂組成物に各種の乳化剤、例えばショ糖脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレング
リコール脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、グリ
セリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル
等も併用できる。また、本発明の油脂組成物には、目的
に応じて、各種の抗酸化剤、風味付与剤(フレーバ
ー)、栄養強化剤、減粘剤等を添加することもできる。
【0009】さらに、本発明のグリセリンジエステル及
び/又はポリグリセリンエステル、及び本発明の油脂組
成物は、香料(フレーバー)、色素、ビタミン等の油相
への分散剤として用いることもできる。
【0010】
〔ポリグリセリンエステルの調製〕
製造例1 グリセリンを、水酸化ナトリウムを触媒に加熱反応さ
せ、反応後、水蒸気脱臭、pH調整、活性炭処理を行
い、更にアニオンイオン交換樹脂、カチオンイオン交換
樹脂処理を行って濃縮し、平均重合度2のジグリセリン
混合物を得た。このジグリセリンと、オクタン酸
(C8)、ドデカン酸(C12 )及びコーン油を分解して得
た脂肪酸を、水酸化カルシウムを触媒に加熱反応させ、
室温まで冷却した後、濾過により触媒を除去し、水蒸気
脱臭による精製を行い、表1に示すポリグリセリンエス
テルAを得た。また、同様の工程で、表1に示すポリグ
リセリンエステルB、C、E、F、Gを得た。 製造例2 デカグリセリン(阪本薬品工業(株)製、#710)を
ピリジン、ジメチルホルムアミドに溶解し、オクタン酸
クロリド、デカン酸クロリド及び大豆油の脂肪酸クロリ
ドを滴下、反応させ、水を加えて未反応の酸クロリドを
分解し、酢酸エチルエステルで抽出した。抽出物をクエ
ン酸で洗浄し、ピリジンを除去後、更に水洗し、脱溶剤
処理、水蒸気脱臭を行い、表1に示すポリグリセリンエ
ステルDを得た。また、同様の工程で、表1に示すポリ
グリセリンエステルHを得た。これらポリグリセリンエ
ステルA〜D(本発明品)及びE〜H(比較品)の脂肪
酸組成等を表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】〔グリセリンジエステルの調製〕 製造例3 グリセリンモノオレイン酸エステル(O−95R;花王
(株)製)に、ピリジン/エーテル、窒素気流下でカプ
リル酸クロライドを滴下し、エステル化を行った。反応
生成物を水洗、脱溶剤を行い、精製し、その後、副生し
たグリセリンジカプリル酸エステルをシリカゲルカラム
にて除去精製し、目的のグリセリンジエステルを純度97
%で得た。このものの脂肪酸組成等を表2に示す。
【0013】
【表2】
【0014】実施例1〜3、比較例1〜3 表1に示した各種ポリグリセリンエステルまたはレシチ
ンを油脂に配合し、本発明油脂組成物1〜3、比較油脂
組成物4〜6を調製した。これらの油脂組成物を用い、
炒め物としてチャーハンおよび揚げ物として天ぷらを作
り、評価した。結果を表3に示す。 〔調理評価方法〕 チャーハン;鉄製フライパン(直径24cm)に油脂組成物
9gを入れ、長葱(10g)、卵(40g)を炒めた後、冷
えたご飯(300 g)を炒め、塩(1g)、醤油(2.5 m
l)で味付けした。得られたチャーハンの焦げ付きと風
味を相対評価した。 天ぷら;鉄製中華鍋(直径30cm)に油脂組成物600 gを
入れ、180 ℃でエビ3尾を揚げ、花咲と風味を相対評価
した。尚、天ぷらの衣は、水/小麦粉/卵=150 /100
/50(重量比)で調製した。
【0015】
【表3】
【0016】実施例4〜5 製造例3で得たグリセリンジエステルを油脂に配合し、
本発明油脂組成物7〜8を調製した。これらの油脂組成
物を用い、上記実施例と同様に炒め物としてチャーハン
を作り、評価した。結果を表4に示す。
【0017】
【表4】
【0018】実施例6〜8、比較例4〜6 表1に示した各種ポリグリセリンエステルまたはレシチ
ンを油脂に配合し、本発明油脂組成物9〜11、比較油脂
組成物12〜14を調製した。これらの油脂組成物を用い、
炒め物として焼きそばおよび揚げ物としてロース豚カツ
を作り、評価した。結果を表5に示す。 〔調理評価方法〕 焼きそば;鉄製フライパン(直径24cm)に油脂組成物20
gを入れ、豚肉、キャベツ(50g)、たけのこ(25
g)、玉葱(25g)、椎茸(15g)、中華そば(180
g)を炒めて焼きそばを調理した。得られた焼きそばの
焦げ付きと風味を相対評価した。 ロース豚カツ;鉄製中華鍋(直径30cm)に油脂組成物60
0 gを入れ、180 ℃でロース豚カツを揚げ、食感と風味
を相対評価した
【0019】
【表5】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリセリン又はポリグリセリンと脂肪酸
    とのエステル化物であって、構成脂肪酸残基中のC2〜C
    12 の脂肪酸残基とC14 〜C22 の脂肪酸残基の重量比が2
    0/80〜80/20の範囲にあり、且つエステル化率が20〜8
    0%である脂肪酸エステル化物。
  2. 【請求項2】 グリセリンと脂肪酸とのジエステル化物
    であって、構成脂肪酸の一方の残基がC2〜C12 の脂肪酸
    残基であり、他方の残基がC14 〜C22 の脂肪酸残基であ
    る請求項1記載の脂肪酸エステル化物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の脂肪酸エステル化
    物を0.1 〜30重量%含有する油脂組成物。
  4. 【請求項4】 ポリグリセリンの平均重合度が2〜15で
    あって、脂肪酸残基中のC2〜C12 の脂肪酸残基とC14
    C22 の脂肪酸残基の重量比が20/80〜80/20の範囲にあ
    り、且つエステル化率が20〜80%であるポリグリセリン
    エステル。
  5. 【請求項5】 C2〜C12 の脂肪酸残基中のC8の脂肪酸残
    基の割合が30重量%以上であり、且つC14 〜C22 の脂肪
    酸残基中の不飽和脂肪酸残基の割合が60重量%以上であ
    る請求項4記載のポリグリセリンエステル。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載のポリグリセリンエ
    ステルを0.1 〜30重量%含有する油脂組成物。
JP11237096A 1995-06-05 1996-05-07 脂肪酸エステル化物及びこれを含有する油脂組成物 Expired - Fee Related JP3953546B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11237096A JP3953546B2 (ja) 1995-06-05 1996-05-07 脂肪酸エステル化物及びこれを含有する油脂組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13773395 1995-06-05
JP7-137733 1995-06-05
JP11237096A JP3953546B2 (ja) 1995-06-05 1996-05-07 脂肪酸エステル化物及びこれを含有する油脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0952865A true JPH0952865A (ja) 1997-02-25
JP3953546B2 JP3953546B2 (ja) 2007-08-08

Family

ID=26451549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11237096A Expired - Fee Related JP3953546B2 (ja) 1995-06-05 1996-05-07 脂肪酸エステル化物及びこれを含有する油脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3953546B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000217513A (ja) * 1999-02-03 2000-08-08 Nisshin Oil Mills Ltd:The 調理用油脂
JP2000290681A (ja) * 1999-04-09 2000-10-17 Nisshin Oil Mills Ltd:The 油脂組成物
JP2000290682A (ja) * 1999-04-09 2000-10-17 Nisshin Oil Mills Ltd:The 油脂組成物
WO2002018524A1 (fr) * 2000-08-28 2002-03-07 The Nisshin Oillio,Ltd. Composition huileuse et grasse a fonction antimousse
JP2003313583A (ja) * 2000-08-28 2003-11-06 Nisshin Oillio Ltd 泡立ち抑制効果を有する油脂組成物
EP1483973A1 (en) * 2003-06-04 2004-12-08 Kao Corporation Fat or oil composition
JP2006257044A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Nippon Shokubai Co Ltd グリセリンジエステルの製造方法
JP4578739B2 (ja) * 2000-12-04 2010-11-10 花王株式会社 モノグリセリドの製造法
CN109418431A (zh) * 2017-09-01 2019-03-05 日清奥利友集团株式会社 油脂组合物
JP2020043792A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 理研ビタミン株式会社 フライ用油脂組成物
WO2024022134A1 (en) * 2022-07-27 2024-02-01 Cargill, Incorporated Frying oil

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000217513A (ja) * 1999-02-03 2000-08-08 Nisshin Oil Mills Ltd:The 調理用油脂
JP2000290681A (ja) * 1999-04-09 2000-10-17 Nisshin Oil Mills Ltd:The 油脂組成物
JP2000290682A (ja) * 1999-04-09 2000-10-17 Nisshin Oil Mills Ltd:The 油脂組成物
US7037549B2 (en) * 2000-08-28 2006-05-02 The Nisshin Oillio Group, Ltd. Oil and fat compositions having antifoaming effect
CN100429298C (zh) * 2000-08-28 2008-10-29 日清奥利友集团株式会社 具有抗发泡效果的油脂组合物
JP2003313583A (ja) * 2000-08-28 2003-11-06 Nisshin Oillio Ltd 泡立ち抑制効果を有する油脂組成物
US6831185B2 (en) * 2000-08-28 2004-12-14 The Nisshin Oillio, Ltd. Oil and fat compositions having antifoaming effect
KR100509116B1 (ko) * 2000-08-28 2005-08-18 닛신 오일리오그룹 가부시키가이샤 거품발생 억제 효과를 갖는 유지 조성물
WO2002018524A1 (fr) * 2000-08-28 2002-03-07 The Nisshin Oillio,Ltd. Composition huileuse et grasse a fonction antimousse
JP4578739B2 (ja) * 2000-12-04 2010-11-10 花王株式会社 モノグリセリドの製造法
EP1483973A1 (en) * 2003-06-04 2004-12-08 Kao Corporation Fat or oil composition
US7494680B2 (en) 2003-06-04 2009-02-24 Kao Corporation Fat or oil composition
JP2006257044A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Nippon Shokubai Co Ltd グリセリンジエステルの製造方法
CN109418431A (zh) * 2017-09-01 2019-03-05 日清奥利友集团株式会社 油脂组合物
CN109418431B (zh) * 2017-09-01 2022-08-02 日清奥利友集团株式会社 油脂组合物
JP2020043792A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 理研ビタミン株式会社 フライ用油脂組成物
WO2024022134A1 (en) * 2022-07-27 2024-02-01 Cargill, Incorporated Frying oil

Also Published As

Publication number Publication date
JP3953546B2 (ja) 2007-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5088347B2 (ja) 食感改良油脂組成物
JP2000309794A (ja) 油脂組成物
RU2333675C2 (ru) Добавка для улучшения основного вкуса, содержащая высоконенасыщенную жирную кислоту с длинной цепью и/или ее сложный эфир, и содержащая ее композиция на основе растительного жира и масла
RU2423878C2 (ru) Улучшитель основного вкуса, содержащий высшую длинноцепочечную ненасыщенную жирную кислоту и/или ее эфир
US6831185B2 (en) Oil and fat compositions having antifoaming effect
JP3953546B2 (ja) 脂肪酸エステル化物及びこれを含有する油脂組成物
JP3180109B2 (ja) 揚げ物用油脂組成物
JPH0614711A (ja) 加熱調理用油脂組成物
KR101667435B1 (ko) 유지 조성물
JP4046438B2 (ja) 油脂組成物
JP2006006132A (ja) 麺類のほぐれ性向上用油脂組成物
JP4410872B2 (ja) 油脂組成物
JP4046437B2 (ja) 油脂組成物
JP2018046798A (ja) 食感改良油脂組成物とその製造方法、及び加熱調理用品の食感を改良させる方法
JPWO2017199810A1 (ja) 風味油の製造方法、風味油混合油の製造方法、風味が高められた食品の製造方法、及び油脂の風味付け方法
JPH06181687A (ja) 加熱調理用油脂組成物
JP2018046797A (ja) 食感改良油脂組成物とその製造方法、及び加熱調理用品の食感を改良させる方法
JP4040204B2 (ja) 油脂組成物
JP6804253B2 (ja) 加熱調理用油脂組成物及びその製造方法、並びに加熱調理用油脂の加熱による劣化を抑制する方法
JP2019141007A (ja) 食感改良油脂組成物とその製造方法、加熱調理食品の製造方法、及び加熱調理食品の食感を改良する方法
JP2003313583A (ja) 泡立ち抑制効果を有する油脂組成物
JP3605608B2 (ja) 加熱調理用油脂組成物
JP2001029050A (ja) 含水固形ルー用油脂組成物
JPS62181738A (ja) 鉄板焼き用油
JP4046439B2 (ja) 油脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070425

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees