JPH0952581A - 車体構造 - Google Patents

車体構造

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JPH0952581A
JPH0952581A JP22859595A JP22859595A JPH0952581A JP H0952581 A JPH0952581 A JP H0952581A JP 22859595 A JP22859595 A JP 22859595A JP 22859595 A JP22859595 A JP 22859595A JP H0952581 A JPH0952581 A JP H0952581A
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JP
Japan
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rear seat
seat pan
pan
hose
body structure
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Withdrawn
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JP22859595A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Oka
芳郎 岡
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のリヤフロアパンにおけるリヤシートパ
ンにリンホースを設置することにより、車室内のロード
ノイズを低減させる。 【解決手段】車両のリヤフロアパンにおけるリヤシート
パン12の前半部下方にリヤシートパンリンホースアウ
タ20が配置され、その前端がリヤシートクロスメンバ
11に溶接されると共に、その後端がリヤシートパン1
2の中間部下面に溶接されて、閉断面構造を形成し、ま
た、リヤシートパン12の後半部上方にリヤシートパン
リンホースインナ30が配置され、その前端がリヤシー
トパン12の中間部上面に溶接されると共に、その後端
がスペアタイヤウエル13に溶接されて、閉断面構造を
形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に乗用車におけ
るリヤフロアパンの構造、さらに詳しくいえば、上記リ
ヤフロアパンを補強するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のセダン型乗用車においては、図7
及び図8に例示されているように、リヤフロアパン1
は、リヤシートクロスメンバ2に前端が連結された前部
のリヤシートパン3と後部のスペアタイヤウエル4とか
ら形成され、このリヤシートパン3は大きな凹凸のない
1層の鋼板パネルであるため、後輪からの入力により振
動しやすい構造となっていて、ロードノイズ等の源とな
る場合が多く、特に、比較的平坦な前半部5と後上方へ
傾斜した後半部6とが100Hz〜300Hzで一体的
に、または、それぞれ別々に振動する多数のモードを有
しているので、リヤシートパン3に厚めのメルシート
等、制振材や遮音材等を張り付ける等の対策を講じる必
要があり、従って、車両重量の増大を招く不具合がある
一方、リヤシートパン3は上下をそれぞれ図示しないリ
ヤシートクッション及び燃料タンク7により挟まれてい
るため、クロスメンバ等による補強は困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両のリヤ
フロアパンにおけるリヤシートパンにリンホースを設置
することにより、車室内のロードノイズ等を低減させよ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る車体構造は、リヤフロアパンにおけるリヤシートパン
と板状のリヤシートパンリンホースとが上下2重構造を
形成し、上記リヤシートパンの少なくとも車両前後方向
の中間部分で上記リヤシートパンと上記リヤシートパン
リンホースとが接合されている。
【0005】すなわち、リヤシートパンリンホースが板
状であるため、リヤシートパンがリヤシートクッション
及び燃料タンクにより上下を挟まれていても、リヤシー
トパンリンホースを容易に取り付けることができるばか
りでなく、リヤシートパンとリヤシートパンリンホース
とが上下2重構造を形成し、かつ、リヤシートパンの少
なくとも車両前後方向の中間部分でリヤシートパンとリ
ヤシートパンリンホースとが接合されているので、リヤ
シートパンのたわみ剛性が格段に増強されて、リヤシー
トパンの振動モードが全体的に抑制されると共に、上記
2重構造により遮音性も向上して、車室内に対するロー
ドノイズ等を大幅に低減させることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態例につ
いて説明する。図1〜図3において、セダン型乗用車の
リヤフロアパン10は、リヤシートクロスメンバ11に
前端が連結された前部のリヤシートパン12と後部のス
ペアタイヤウエル13とから形成され、リヤシートパン
12は後端中央部にくぼみ14が形成されて、スペアタ
イヤウエル13との段差が比較的小さくなった形状をし
ている。
【0007】また、折り板状のリヤシートパンリンホー
スアウタ20は、前端のフランジ21がリヤシートクロ
スメンバ11に溶接され、後端縁22がリヤシートパン
12の車両前後方向中間部の下面に溶接され、かつ、左
右両側でそれぞれ上方に延びる壁面23の端縁24がそ
れぞれリヤシートパン12の左右部分に溶接されて、リ
ヤシートパン12の前半部とリヤシートパンリンホース
アウタ20とが上下2重の閉断面構造を形成している。
【0008】さらに、折り板状のリヤシートパンリンホ
ースインナ30は、前端のフランジ31がリヤシートパ
ン12の車両前後方向中間部の上面に溶接され、後端の
フランジ32がスペアタイヤウエル13の前端部に溶接
され、かつ、左右両端のフランジ33がそれぞれリヤシ
ートパン12の左右部分に溶接されて、リヤシートパン
リンホースインナ30とリヤシートパン12の後半部と
が上下2重の閉断面構造を形成していて、リヤシートパ
ンリンホースアウタ20及びリヤシートパン12の下方
に燃料タンク35が配置されている。
【0009】上記のように、リヤシートパンリンホース
アウタ20及びリヤシートパンリンホースインナ30は
それぞれ折り板状であるため、リヤシートパン12が図
示しないリヤシートクッション及び燃料タンク35によ
りそれぞれ上下を挟まれていても、リヤシートパンリン
ホースアウタ20及びリヤシートパンリンホースインナ
30の取り付けは比較的容易である。
【0010】また、リヤシートパン12は、車両前後方
向中間部がリヤシートパンリンホースインナ30前端の
フランジ31及びリヤシートパンリンホースアウタ20
の後端縁22により上下から挟まれて、それぞれ一体的
に溶着されているため、リヤシートパン12全体にわた
るたわみ剛性が従来よりも格段に増強されて、固有振動
数の上昇や振動レベルの低下等により、リヤシートパン
12全体の振動モード及びリヤシートパン12における
各前後半部の振動モードがいずれも効果的に抑制され
る。
【0011】しかも、リヤシートパン12の前後半部
は、それぞれリヤシートパンリンホースアウタ20及び
リヤシートパンリンホースインナ30により、ほぼ全体
が上下2重の閉断面構造に形成されているため、リヤシ
ートパン12のほぼ全体にわたって下方から上方、すな
わち、車室内への遮音特性を向上させることができる。
【0012】従って、後輪からの入力によるリヤシート
パン12の振動及びリヤシートパン12の透過音を従来
よりも大幅に低減させることができて、車室内でのロー
ドノイズ等が低減されるので、リヤシートパン12に対
する制振材や遮音材等の張り付けを少量とし、あるい
は、省略することにより、車両重量を容易に減少させる
ことができ、また、リヤシートパン12のほぼ全体が、
リヤシートパンリンホースアウタ20及びリヤシートパ
ンリンホースインナ30により、上下2重の閉断面構造
に形成されて、その剛性が増大しているため、リヤシー
トへの着座感を確実に向上させる特殊な効果がある。
【0013】次に、図4〜図6に示す実施形態例におい
て、セダン型乗用車のリヤフロアパン40は、リヤシー
トクロスメンバ41に前端が連結された前部のリヤシー
トパン42と後部のスペアタイヤウエル43とから形成
され、リヤシートパン42は前記従来装置におけるリヤ
シートパンと同様な形状をしているが、車両前後方向の
中間部分に車幅方向に延びる幅の狭い平坦部44が設け
られている。
【0014】また、折り板状のリヤシートパンリンホー
ス50は、前端のフランジ51がリヤシートクロスメン
バ41に溶接され、車幅方向に延びる中間の平坦部52
がリヤフロアパン40における平坦部44の下面に溶接
され、後端のフランジ53がスペアタイヤウエル43の
前端部に溶接され、かつ、前方の左右両側でそれぞれ上
方に延びる壁面54の端縁55がそれぞれリヤシートパ
ン12の左右部分に溶接されると共に、後方の左右両側
でそれぞれ上方に延びる壁面56の端縁57がそれぞれ
リヤシートパン42の左右部分に溶接されて、リヤシー
トパン42の各前後半部とリヤシートパンリンホース5
0とがそれぞれ上下2重の閉断面構造を形成し、リヤシ
ートパンリンホース50の下方に燃料タンク58が配置
されている。
【0015】この場合においても、上記実施形態例と同
様に、リヤシートパンリンホース50が折り板状であっ
て、その取り付けが比較的容易である外、リヤシートパ
ン42における車両前後方向の中間平坦部44がリヤシ
ートパンリンホース50の平坦部52と一体的に溶着さ
れていて、リヤシートパン42全体にわたるたわみ剛性
が従来よりも格段に増強されているため、リヤシートパ
ン42全体の振動モード及びリヤシートパン42におけ
る各前後半部の振動モードがいずれも効果的に抑制さ
れ、また、リヤシートパン42の前後半部がそれぞれリ
ヤシートパンリンホース50の前後部により上下2重の
閉断面構造に形成されて、リヤシートパン42のほぼ全
体における車室内への遮音特性が向上しているので、後
輪からの入力によるリヤシートパン42の振動及びリヤ
シートパン42の透過音を従来よりも大幅に低減させる
ことができて、車室内でのロードノイズ等が低減される
ので、リヤシートパン42に対する制振材や遮音材等を
張り付けを少量とし、あるいは、省略することにより、
車両重量を容易に減少させることができ、さらに、リヤ
シートパン42のほぼ全体が、リヤシートパンリンホー
ス50により上下2重の閉断面構造に形成されて、その
剛性が増大しているため、リヤシートへの着座感を確実
に向上させることが可能となる。
【0016】さらに、リヤシートパン42を補強するリ
ヤシートパンリンホース50が単一の部品であるため、
所要の部品点数を最小限として、その取り付け工数も容
易に低減させることができる長所があり、また、リヤシ
ートパン42は従来部品とほぼ同構造のものを使用する
ことができるため、この面からもコスト節減を図ること
ができる利点がある。
【0017】なお、上記各実施形態例では、リヤシート
パンの前後半部がそれぞれ上下2重の閉断面構造に形成
されているが、リヤシートパンと上下2重構造になって
いるリヤシートパンリンホースの左右両端部がそれぞれ
リヤシートパンに固定されていれば、必ずしも閉断面構
造でなくても、上記各実施形態例とほぼ同様な作用効果
を奏することができ、また、本発明はバン型車両等にも
前記と同様に適用できるのはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】本発明にかかる車体構造にあっては、リ
ヤシートパンとリヤシートパンリンホースとが上下2重
構造を形成し、かつ、リヤシートパンの少なくとも車両
前後方向の中間部分でリヤシートパンとリヤシートパン
リンホースとが接合されているので、リヤシートパンの
たわみ剛性が格段に増強されて、リヤシートパンの振動
モードが全体的に抑制されると共に、上記2重構造によ
り遮音性も向上して、車室内に対するロードノイズ等を
大幅に低減させることができ、従って、リヤシートパン
に対する制振材や遮音材等の必要量を減少させて車両重
量を容易に減少させることができると共に、リヤシート
パンの剛性強化によりリヤシートへの着座感をも向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における斜視図。
【図2】図1のII−II縦断面拡大概略図。
【図3】上記実施形態例の分解斜視図。
【図4】本発明の他の実施形態例における斜視図。
【図5】図4のV−V縦断面拡大概略図。
【図6】上記他の実施形態例の分解斜視図。
【図7】従来装置における斜視図。
【図8】図7のVIII−VIII縦断面拡大概略図。
【符号の説明】
10 リヤフロアパン 12 リヤシートパン 20 リヤシートパンリンホースアウタ 30 リヤシートパンリンホースインナ 35 燃料タンク 40 リヤフロアパン 42 リヤシートパン 44 平坦部 50 リヤシートパンリンホース 52 平坦部 58 燃料タンク

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤフロアパンにおけるリヤシートパン
    と板状のリヤシートパンリンホースとが上下2重構造を
    形成し、上記リヤシートパンの少なくとも車両前後方向
    の中間部分で上記リヤシートパンと上記リヤシートパン
    リンホースとが接合された車体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記リヤシートパン
    と上記リヤシートパンリンホースとが上記リヤシートパ
    ンのほぼ全体にわたって上下2重構造を形成した車体構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、上記
    リヤシートパンの前端が連結されているリヤシートクロ
    スメンバに上記リヤシートパンリンホースの前端が固着
    された車体構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかにおい
    て、上記リヤシートパンリンホースの後端が上記リヤシ
    ートパンの後端もしくは上記リヤシートパン後方の部材
    に固着された車体構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかにおい
    て、上記リヤシートパンリンホースが前後に2分割され
    た車体構造。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前側の上記リヤシー
    トパンリンホースが上記リヤシートパンの下方に配置さ
    れ、後側の上記リヤシートパンリンホースが上記リヤシ
    ートパンの上方に配置された車体構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項4のいずれかにおい
    て、上記リヤシートパンリンホースが単一部品で構成さ
    れて、上記リヤシートパンの下方に配置された車体構
    造。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかにおい
    て、上記リヤシートパンと上記リヤシートパンリンホー
    スとにより形成された上記上下2重構造の部分が閉断面
    を構成する車体構造。
JP22859595A 1995-08-14 1995-08-14 車体構造 Withdrawn JPH0952581A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020036491A (ko) * 2000-11-10 2002-05-16 이계안 자동차의 후방차체 보강구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20021105