JPH0951847A - 立体祭壇装置 - Google Patents

立体祭壇装置

Info

Publication number
JPH0951847A
JPH0951847A JP22746795A JP22746795A JPH0951847A JP H0951847 A JPH0951847 A JP H0951847A JP 22746795 A JP22746795 A JP 22746795A JP 22746795 A JP22746795 A JP 22746795A JP H0951847 A JPH0951847 A JP H0951847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
containers
catcher
storage shelf
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22746795A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoichi Yamashita
経一 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Automatic Machine Co Ltd
Original Assignee
Koyo Automatic Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Automatic Machine Co Ltd filed Critical Koyo Automatic Machine Co Ltd
Priority to JP22746795A priority Critical patent/JPH0951847A/ja
Publication of JPH0951847A publication Critical patent/JPH0951847A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容効率が高く、保管したまま祭事に供
することができ、しかも容器の保管者名を外部から容易
に判別できる、立体祭壇装置を提供すること。 【解決手段】 多数の容器を収納する収納棚20と,容
器を搬出入する搬送装置30とよりなる。収納棚20は
多数の上下左右方向に区画された容器収容用の室23を
具備している。各棚20の間に分岐通路21を形成して
いると共に各分岐通路21に連絡する連絡通路22を形
成している。搬送装置30で以て収納棚20の特定の室
23と容器を祭事用に載置する展示室27の間に亘って
戒名や俗名を記した容器を往復移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、人間やペット動物の遺
骨収納容器(以下「容器」という)を保管し、個別的に
取り出して祭事に供することができる、立体祭壇装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、骨壷と骨壷を収容する白木の木箱
とからなる容器を神社や寺院等で保管して祭事を行うこ
とが知られている。保管の形態としては、保管室に形
成した横長の祭壇に並べて保管する方法か、或いは下
半に保管のための空間を備えた縦長の祭壇を横列させ、
これらの祭壇内に保管する方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
<イ> 保管に大きな面積を必要とし、保管できる容器
の数に限界がある。 <ロ> 容器を保管する保管室の広さに制約があるうえ
に、保管容器の数は増加傾向にありる。そのためこれま
での保管形態で対応することが難しくなってきている。 <ハ> 戒名や俗名等は骨壷の蓋裏に表記してあるた
め、親族は木箱を開けて蓋を見ない限り納骨者名が分か
らない。
【0004】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、その課題とするところは、収容効率が高く、保管し
たまま祭事に供することができ、しかも容器の保管者名
を外部から容易に判別できる、立体祭壇装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数の容器を
収納する収納棚と,容器を搬出入する搬送装置とよりな
り、前記収納棚は多数の上下左右方向に区画された容器
収容用の室を具備していて、分岐通路を隔てて相対向し
て配設され、各収納棚の片側に各分岐通路と連絡する連
絡通路を形成し、搬送装置は分岐通路と連絡通路を連続
して移動可能であって、収納棚の特定の室と容器を祭事
用に載置する展示室の間に亘って容器を往復移動可能に
構成したことを特徴とする、立体祭壇装置である。さら
に本発明は多数の容器を収納する収納棚と,容器を搬出
入する搬送装置とよりなり、前記収納棚は多数の上下左
右方向に区画された容器収容用の室を具備していて、分
岐通路を隔てて相対向して配設され、各収納棚の片側に
各分岐通路と連絡する連絡通路を形成し、搬送装置は収
納棚の上部に配置した固定レールに走向自在に垂下され
た縦柱と、縦柱に昇降自在に係合されたキャッチャー
と、キャッチャーに回転自在でかつ進退自在に配設され
た容器掛止用の掛止体とを具備し、収納棚の特定の室と
容器を祭事用に載置する展示室の間に亘ってキャッチャ
ーを往復移動可能に構成したことを特徴とする、立体祭
壇装置である。さらに本発明は多数の容器を収納する収
納棚と,容器を搬出入する搬送装置とよりなり、前記収
納棚は多数の上下左右方向に区画された容器収容用の室
を具備していて、分岐通路を隔てて相対向して配設さ
れ、各収納棚の片側に各分岐通路と連絡する連絡通路を
形成し、搬送装置は収納棚の上部に配置した固定レール
に走向自在に横架させた可動架台と、前記可動架台に沿
って走行可能に垂下された縦柱と、縦柱に昇降自在に係
合されたキャッチャーと、キャッチャーに回転自在でか
つ進退自在に配設された容器掛止用の掛止体とを具備
し、収納棚の特定の室と容器を祭事用に載置する展示室
の間に亘ってキャッチャーを往復移動可能に構成したこ
とを特徴とする、立体祭壇装置である。さらに本発明は
前記したいずれかにおいて、容器がフック付きの底版
と、底版を封鎖する上蓋と、底版上に載置する骨壷とか
らなり、前記上蓋の前面に戒名や俗名を表記する表示面
を形成したことを特徴とする、立体祭壇装置である。さ
らに本発明は前記したいずれかにおいて、展示室を収納
棚の一部又は通路の一部に形成したことを特徴とする、
立体祭壇装置である。
【0006】
【発明の実施の形態1】以下図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0007】<イ>全体の構成(図1、図2) 図1に立体祭壇装置の一部が省略された斜視図を示す。
立体祭壇装置は、多数の容器10を収納する収納棚20
と,容器20を搬出入する搬送装置30とより構成され
る。またこれらの立体祭壇装置は建物又は外壁40で覆
っておくと、外観だけでなく騒音防止として有利であ
る。
【0008】<ロ>収納棚(図1〜図3) 収納棚20は図2に示すように一定距離を隔てて相対向
して配置される。対向する各収納棚20,20間に枝通
路21が形成されると共に、各枝通路21の片方又は両
方(各収納棚20の片側又は両側)に枝通路21の直交
方向に向けた連絡通路22が形成され、これらの各枝通
路21と連絡通路22が相互に連続している。収納棚2
0は多数の室23が上下左右方向に形成され、各室23
は後述する立方体状の容器10を収容できるようになっ
ている。図3を基に好ましい室23の構造について説明
すると、室23の床部の両側に図示しない容器の出し入
れ方向に向けてL字形の支持板24,24が縦材25に
取り付けられ、支持板24,24の間が開放されてい
る。各支持板24の縦方向の設置間隔は容器10の全高
より僅かに高く設定され、また各支持板24の対向間隔
は容器10の横幅とほぼ等しく設定されている。各支持
板24の前後両端部は上方に折曲してストッパ26が形
成され、このストッパ26で以て容器の前後方向の位置
決めがされる。図1,2に示すように外方に位置する収
納棚20の一部には、展示室27が形成されている。展
示室27は容器10を祭事目的で載置するための室であ
るから、棚以外の通路21,22の一部に面して形成し
ても良い。展示室27を中心とした収納棚20の外側に
は、宗派に応じた祭壇(図示せず)が設けられる。した
がって、礼拝者は祭壇奥部の展示室27に載置された容
器を取り出すことなく立体祭壇装置の外側から礼拝する
ことになる。
【0009】<ハ>搬送装置(図1,2,4)
【0010】[固定レール]図1,2に示すように最外
側の収納棚20,20の上方に収納棚20と平行に向け
て固定レール41,41が取り付けられている。
【0011】[可動架台]図4に示すように可動架台5
0は複数の走行輪51を具備し、これらの走行輪51を
介して固定レール41,41の間に横架されている。可
動架台50の長手方向に沿って設けらた駆動軸52の両
端に歯車55が固着され、この歯車55が固定レール4
1側に固定した直線歯車54に噛合しており、可動架台
50上に搭載したモータ53の正逆転操作により可動架
台50が固定レール41に係合しながら左動又は右動す
るようになっている。
【0012】[縦柱]図1,5図に示すように可動架台
50の下部には、可動架台50の長手方向に沿って移動
可能な自走式の縦柱56が垂下されている。図5に示し
た可動架台50と縦柱56の係合部の拡大断面図を基に
垂下構造について説明すると、固定レール50の下面に
固定レール50の長手方向に沿って横レール57,57
が設けられ、横レール57,57にプレート59の上面
に設けた嵌合体58,58が夫々落下を防止された状態
で係合され、プレート59の下面に縦柱56が固定され
ている。可動架台50の内方には固定レール50の長手
方向に沿って直線歯車60が設けられていると共に、プ
レート59側に載置したモータ61が前記直線歯車60
に噛合しており、モータ61の正逆転操作により縦柱5
6が可動架台50に係合しながら前後動するようになっ
ている。
【0013】[キャッチャー]図6、7に示すように縦
柱56にはキャッチャー62が昇降自在に配設されてい
る。キャッチャー62は略L字形の昇降台63と、昇降
台63上に回転自在に載置された回転テーブル64と、
回転テーブル64上で進退自在に配設した掛止体65と
により構成されている。昇降台63の垂直部66の背面
に嵌合体67が設けられ、この嵌合体67が縦柱56の
垂直部66との対向面側に連続して設けられた縦レール
68に離脱しない状態で係合されていると共に、縦柱6
3の側方に設けた直線歯車69が昇降台63に据え付け
た昇降用モータ70と噛合していて、昇降用モータ70
の正逆転操作によって昇降台63が昇降するようになっ
ている。昇降台63の水平部71には支軸72を介して
回転テーブル64が回転自在に支承されている。回転テ
ーブル64の外周面に歯車73が刻設されていて、昇降
台63の水平部71に取り付けた中間歯車74を介して
回転用モータ75の回転を伝達して回転テーブル63の
回転方向と回転量を制御できるようになっている。 回
転テーブル64の上面には、直線歯車76、一対のガイ
ド77,77、一対の支持体78,78,一対のガイド
板79,79が夫々相互に平行に設けられている。前記
掛止体65はガイド76に嵌合すると共に、掛止体65
と一体に設けた進退用モータ81が直線歯車76と噛合
し、進退用モータ81の正逆転により一対のガイド76
に沿って回転テーブル64上を水平移動(進退)するよ
うに構成されている。回転テーブル64の外側に設けた
支持体78とガイド板79は、容器10の底面を支持す
る部材で、容器10を回転テーブル64上に円滑に引き
込むことを目的としてその先端にローラ80が設けられ
ている。ガイド板79は容器10の横幅とほぼ等しい間
隔で立設され、容器10の側面との衝突を避けるためそ
の先端が外側に折曲されている。尚、このキャッチャー
62は掛止体65が水平回転と水平移動が可能な構造で
あれば、公知の各種の機構を適用してもよいことは勿論
である。
【0014】[制御装置]既述した搬送装置30の駆動
制御、すなわち図4におけるモータ53による可動架
台50の横移動、図5におけるモータ61による縦柱
56の前後移動、図6,7における昇降用モータ70
によるキャッチャー62の昇降、図6,7における回
転用モータ75による掛止体65(回転テーブル64)
の回転、図6,7における回転用モータ75による掛
止体65(回転テーブル64)の回転、図6,7に
おける進退用モータ81による掛止体65の進退の各制
御は、公知コンピュータ制御を適用できる。またコンピ
ュータには図2に示す各収納棚20の各室23や電磁室
27の位置は三次元空間における座標データとして予め
入力してあると共に、キャッチャー62が特定の室23
と展示室27との間を移動できるように各駆動源の制御
プログラムが組み込まれている。
【0015】<ニ>容器 図9に容器10の一例を示す。この容器10は底版11
と上蓋12と骨壷(図示せず)とより構成される。底版
11は正方形の底部13の周縁に形成した一部の側壁1
4が外側に張り出して下向きのフック15が形成されて
いる。フック15は掛止体65の上向きのフック82と
掛止可能に形成されている。したがって、容器10はフ
ック15を枝通路21に面した向きで、収容棚20の各
室23内に収容されることになる。また上蓋12は下方
を開放した木製の箱体で、フック15の反対側の前面1
6は戒名や俗名或いは写真等を表示する表示面に供され
る。これは図2に示す展示室27に容器10を載置した
とき、展示室27の前方より戒名や俗名或いは写真等を
視認できるように配慮したためである。
【0016】
【作用】次に立体祭壇装置の作動について説明する。
【0017】<ロ>搬出 図1、2において、収容棚20の各室23内には、フッ
ク15を枝通路21へ向けた状態で容器10(図示せ
ず)が予め収容されている。また搬送装置30は連絡通
路22に位置している。所定の室21から容器10を取
り出して展示室27へ搬送する場合の作動について説明
すると、特定の室21をコンピュータで指定すると、コ
ンピュータは以下のように搬送装置30の駆動部を制御
する。すなわち、図6,7に示す昇降用モータ70が稼
働してキャッチャー62が縦柱56上を昇降して指定し
た室21の高さまで停止する。次に図2,5に示すモー
タ61の稼働に伴い縦柱56が可動架台60に沿って前
後動し、指定した室23の面する分岐通路21の位置で
停止する。その後、図2,4に示すモータ53の稼働に
伴い可動架台60が固定レール41に沿って横移動し、
キャッチャー62が指定した室23の正面位置に達する
と可動架台60の横移動が停止する。次に、図6に示す
回転用モータ75が稼働して回転テーブル64が指定し
た室23へ向くように約90度回転し、進退用モータ8
1が稼働して掛止体65が指定された室23内に進入
し、図9に示すように掛止体65のフック82が容器1
0に当接するまで前進する。つぎにキャッチャー62を
僅かに浮上させて掛止体65のフック82を容器10の
フック14に嵌合させた後、掛止体65を後退させて、
室23から容器10を引き出す。室23から取り出した
容器10を、上記した逆の操作で連絡通路22まで移送
した後、同様の操作で容器10を展示室27まで移送し
て搬出を終了し、祭事に供する。尚、祭事室27に載置
した容器10は掛止体65がついたままで祭事に供され
るか、或いは掛止体65が外れた状態で祭事に供され
る。
【0018】<ロ>格納 祭事が完了したら、搬出と逆の操作手順で収納棚20の
所定の室23へ辺きゅくする。
【0019】
【発明の実施の形態2】固定レール41は収納棚20と
直交する向きに配設してもよい。また稼働架台を省略
し、縦柱56の上部を直接固定レール41に沿わせて走
向させるように構成しても良い、
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ> 容器の収容効率が高く、狭い空間域でも大量の
容器を格納することができる。 <ロ> 容器の正面に戒名や俗名等が表示されているの
で、展示室においてあるだけで、納骨者名を視認するこ
とができる。 <ハ> 展示室と収納棚の各室の間で容器を機械的に移
送できるので、容器を保管したまま祭事に供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る立体祭壇装置の一部を省略した
全体斜視図
【図2】 立体祭壇装置の平面図
【図3】 収納棚の室の斜視図
【図4】 搬送装置を構成する可動架台の走行手段の説
明図
【図5】 図4におけるV−Vの断面図
【図6】 キャッチャーの平面図
【図7】 図6におけるVII −VII の断面図
【図8】 図7におけるVIII−VIIIの断面図
【図9】 容器の説明図
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下左右方向
に区画された容器収容用の室を具備する収納棚と,容器
を搬出入する搬送装置とよりなり、収納棚の一部に容器
を祭事用に載置する展示室を形成しており、搬送装置は
収納棚に面して移動可能であって、収納棚の特定の室と
展示室の間に亘って容器を往復移動可能に構成したこと
を特徴とする、立体祭壇装置である。さらに本発明は、
多数の容器を収納する収納棚と,容器を搬出入する搬送
装置とよりなり、前記収納棚は多数の上下左右方向に区
画された容器収容用の室を具備していて、分岐通路を隔
てて相対向して配設され、各収納棚の片側に各分岐通路
と連絡する連絡通路を形成し、搬送装置は分岐通路と連
絡通路を連続して移動可能であって、収納棚の特定の室
と容器を祭事用に載置する展示室の間に亘って容器を往
復移動可能に構成したことを特徴とする、立体祭壇装置
である。さらに本発明は多数の容器を収納する収納棚
と,容器を搬出入する搬送装置とよりなり、前記収納棚
は多数の上下左右方向に区画された容器収容用の室を具
備していて、分岐通路を隔てて相対向して配設され、各
収納棚の片側に各分岐通路と連絡する連絡通路を形成
し、搬送装置は収納棚の上部に配置した固定レールに走
向自在に垂下された縦柱と、縦柱に昇降自在に係合され
たキャッチャーと、キャッチャーに回転自在でかつ進退
自在に配設された容器掛止用の掛止体とを具備し、収納
棚の特定の室と容器を祭事用に載置する展示室の間に亘
ってキャッチャーを往復移動可能に構成したことを特徴
とする、立体祭壇装置である。さらに本発明は多数の容
器を収納する収納棚と,容器を搬出入する搬送装置とよ
りなり、前記収納棚は多数の上下左右方向に区画された
容器収容用の室を具備していて、分岐通路を隔てて相対
向して配設され、各収納棚の片側に各分岐通路と連絡す
る連絡通路を形成し、搬送装置は収納棚の上部に配置し
た固定レールに走向自在に横架させた可動架台と、前記
可動架台に沿って走行可能に垂下された縦柱と、縦柱に
昇降自在に係合されたキャッチャーと、キャッチャーに
回転自在でかつ進退自在に配設された容器掛止用の掛止
体とを具備し、収納棚の特定の室と容器を祭事用に載置
する展示室の間に亘ってキャッチャーを往復移動可能に
構成したことを特徴とする、立体祭壇装置である。さら
に本発明は前記したいずれかにおいて、容器がフック付
きの底版と、底版を封鎖する上蓋と、底版上に載置する
骨壷とからなり、前記上蓋の前面に戒名や俗名を表記す
る表示面を形成したことを特徴とする、立体祭壇装置で
ある。さらに本発明は前記したいずれかにおいて、展示
室を収納棚の一部又は通路の一部に形成したことを特徴
とする、立体祭壇装置である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】<ニ>容器 図9に容器10の一例を示す。この容器10は低版11
と上蓋12と骨壷(図示せず)とより構成される。底版
11は正方形の底部13の周縁に形成した一部の側壁1
4が外側に張り出して下向きのフック15が形成されて
いる。フック15は掛止体65の上向きのフック82と
掛止可能に形成されている。したがって、容器10はフ
ック15を枝通路21に面した向きで、収棚20の各
室23内に収容されることになる。また上蓋12は下方
を開放した木製の箱体で、フック15の反対側の前面1
6は戒名や俗名或いは写真等を表示する表示面に供され
る。これは図2に示す展示室27に容器10を載置した
とき、展示室27の前方より戒名や俗名或いは写真等を
視認できるように配慮したためである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】<ロ>搬出 図1、2において、収棚20の各室23内には、フッ
ク15を枝通路21へ向けた状態で容器10(図示せ
ず)が予め収容されている。また搬送装置30は連絡通
路22に位置している。所定の室21から容器10を取
り出して展示室27へ搬送する場合の作動について説明
すると、特定の室21をコンピュータで指定すると、コ
ンピュータは以下のように搬送装置30の駆動部を制御
する。すなわち、図6,7に示す昇降用モータ70が稼
働してキャッチャー62が縦柱56上を昇降して指定し
た室21の高さまで停止する。次に図2,5に示すモー
タ61の稼働に伴い縦柱56が可動架台60に沿って前
後動し、指定した室23の面する分岐通路21の位置で
停止する。その後、図2,4に示すモータ53の稼働に
伴い可動架台60が固定レール41に沿って横移動し、
キャッチャー62が指定した室23の正面位置に達する
と可動架台60の横移動が停止する。次に、図6に示す
回転用モータ75が稼働して回転テーブル64が指定し
た室23へ向くように約90度回転し、進退用モータ8
1が稼働して掛止体65が指定された室23内に進入
し、図9に示すように掛止体65のフック82が容器1
0に当接するまで前進する。つぎにキャッチャー62を
僅かに浮上させて掛止体65のフック82を容器10の
フック14に嵌合させた後、掛止体65を後退させて、
室23から容器10を引き出す。室23から取り出した
容器10を、上記した逆の操作で連絡通路22まで移送
した後、同様の操作で容器10を展示室27まで移送し
て搬出を終了し、祭事に供する。尚、祭事室27に載置
した容器10は掛止体65がついたままで祭事に供され
るか、或いは掛止体65が外れた状態で祭事に供され
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】<ロ>格納 祭事が完了したら、搬出と逆の操作手順で収納棚20の
所定の室23へ返却する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ> 容器の収容効率が高く、狭い空間域でも大量の
容器を格納することができるうえに、収納棚自体が展示
室に載置された1つの容器に対して立派な祭壇を構成す
ることになるので、荘厳で気品高い祭壇を提供できる。 <ロ> 容器の正面に戒名や俗名等が表示されているの
で、展示室においてあるだけで、納骨者名を視認するこ
とができる。 <ハ> 展示室と収納棚の各室の間で容器を機械的に移
送できるので、容器を保管したまま祭事に供することが
できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の容器を収納する収納棚と,容器
    を搬出入する搬送装置とよりなり、 前記収納棚は多数の上下左右方向に区画された容器収容
    用の室を具備していて、分岐通路を隔てて相対向して配
    設され、 各収納棚の片側に各分岐通路と連絡する連絡通路を形成
    し、 搬送装置は分岐通路と連絡通路を連続して移動可能であ
    って、 収納棚の特定の室と容器を祭事用に載置する展示室の間
    に亘って容器を往復移動可能に構成したことを特徴とす
    る、 立体祭壇装置。
  2. 【請求項2】 多数の容器を収納する収納棚と,容器
    を搬出入する搬送装置とよりなり、 前記収納棚は多数の上下左右方向に区画された容器収容
    用の室を具備していて、分岐通路を隔てて相対向して配
    設され、 各収納棚の片側に各分岐通路と連絡する連絡通路を形成
    し、 搬送装置は収納棚の上部に配置した固定レールに走向自
    在に垂下された縦柱と、 縦柱に昇降自在に係合された
    キャッチャーと、 キャッチャーに回転自在でかつ進退自在に配設された容
    器掛止用の掛止体とを具備し、 収納棚の特定の室と容器を祭事用に載置する展示室の間
    に亘ってキャッチャーを往復移動可能に構成したことを
    特徴とする、 立体祭壇装置。
  3. 【請求項3】 多数の容器を収納する収納棚と,容器
    を搬出入する搬送装置とよりなり、 前記収納棚は多数の上下左右方向に区画された容器収容
    用の室を具備していて、分岐通路を隔てて相対向して配
    設され、 各収納棚の片側に各分岐通路と連絡する連絡通路を形成
    し、 搬送装置は収納棚の上部に配置した固定レールに走向自
    在に横架させた可動架台と、 前記可動架台に沿って走行可能に垂下された縦柱と、 縦柱に昇降自在に係合されたキャッチャーと、 キャッチャーに回転自在でかつ進退自在に配設された容
    器掛止用の掛止体とを具備し、 収納棚の特定の室と容器を祭事用に載置する展示室の間
    に亘ってキャッチャーを往復移動可能に構成したことを
    特徴とする、 立体祭壇装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、容器
    がフック付きの底版と、底版を封鎖する上蓋と、底版上
    に載置する骨壷とからなり、前記上蓋の前面に戒名や俗
    名を表記する表示面を形成したことを特徴とする、立体
    祭壇装置。
  5. 【請求項5】 1〜4のいずれかにおいて、展示室を収
    納棚の一部又は通路の一部に形成したことを特徴とす
    る、立体祭壇装置。
JP22746795A 1995-08-11 1995-08-11 立体祭壇装置 Pending JPH0951847A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22746795A JPH0951847A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 立体祭壇装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22746795A JPH0951847A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 立体祭壇装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0951847A true JPH0951847A (ja) 1997-02-25

Family

ID=16861341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22746795A Pending JPH0951847A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 立体祭壇装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0951847A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102565892B1 (ko) 참배 대상물의 보관 설비
JPS6313888B2 (ja)
JP2976335B2 (ja) 立体祭壇装置
JP2813868B2 (ja) 倉庫における収納物落下防止装置
JPH0951847A (ja) 立体祭壇装置
JPH09108055A (ja) 収納棚における収納物落下防止装置
JPH11292214A (ja) 棚詰装置
JP3057560B2 (ja) 立体祭壇装置における祭礼用容器の展示装置
JP3094365B2 (ja) 立体祭壇装置における祭礼用牌箱
JP3778880B2 (ja) 祭壇装置
JPH08295403A (ja) 自動貯蔵装置
JP2541410Y2 (ja) 食品ストッカー
JP4050522B2 (ja) 自動貸金庫設備
JP3226137U (ja) 自動納骨施設用の複合コンテナ装置
JPH0427851Y2 (ja)
JPS6138082B2 (ja)
JP2003227246A (ja) 自動搬送式納骨壇
JPH0231450Y2 (ja)
JPH0474513B2 (ja)
JPH022864Y2 (ja)
JPH03133811A (ja) 自動倉庫用の出し入れ装置
JPS63315404A (ja) 物品収納装置における棚卸し方法
JPS5816695Y2 (ja) 厨房装置
JP3052919U (ja) 医療品の格納装置
JP2681116B2 (ja) 収納装置