JPH0951164A - フレキシブル印刷配線基板およびカバーレイフィルム - Google Patents

フレキシブル印刷配線基板およびカバーレイフィルム

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JPH0951164A
JPH0951164A JP20234195A JP20234195A JPH0951164A JP H0951164 A JPH0951164 A JP H0951164A JP 20234195 A JP20234195 A JP 20234195A JP 20234195 A JP20234195 A JP 20234195A JP H0951164 A JPH0951164 A JP H0951164A
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JP
Japan
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adhesive
wiring board
printed wiring
flexible printed
carboxyl group
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JP20234195A
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Yoshihiko Yatsuhashi
善彦 八橋
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Nikkan Industries Co Ltd
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Nikkan Industries Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/28Applying non-metallic protective coatings
    • H05K3/281Applying non-metallic protective coatings by means of a preformed insulating foil
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
    • H05K3/386Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性のプラスチックフィルムに接着剤によ
り金属箔が接着された構造をもつフレキシブル印刷配線
基板およびその配線を保護するために用いられるカバー
レイフィルムの屈曲性および耐折性を高める。 【解決手段】 接着剤に含まれるカルボキシル基含有ブ
タジエンアクリロニトリル共重合体の配合比率を従来に
比べて少なくし、カルボキシル基含有ブタジエンアクリ
ロニトリル共重合体とエポキシ樹脂との配合比率を前者
が35重量%以下、後者が65重量%以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子回路の配線に利
用する。特に、軽量で立体的な配線が可能なフレキシブ
ル印刷配線基板、およびフレキシブル印刷配線基板の回
路保護に用いられるカバーレイフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のエレクトロニクス産業の発展に伴
い、エレクトロニクス製品の小型化、軽量化および高機
能化の要求が強くなり、軽量で立体的な配線が可能なフ
レキシブル印刷配線基板の需要が増大してきている。特
にハードディスクドライブのように高速可動部のある機
器では、高屈曲性のフレキシブル印刷配線基板に対する
ニーズが年々増大している。
【0003】一般にフレキシブル印刷配線基板は、可撓
性のプラスチックフィルムに接着剤により金属箔が接着
された構造をもち、この金属箔を所望のパターンにエッ
チングして利用される。
【0004】また、フレキシブル印刷配線基板の回路保
護用には、可撓性のプラスチックフィルムに接着剤を塗
布したカバーレイフィルムが用いられる。このようなカ
バーレイフィルムは、接着剤が完全には硬化していない
状態で離型紙を貼り付けて提供され、フレキシブル印刷
配線基板に貼り付けて接着剤を完全に硬化させることに
より、基板上の回路を保護することができる。
【0005】このようなフレキシブル印刷配線基板やカ
バーレイフィルムの接着剤として従来は、良好な接着力
が得られるように、カルボキシル基含有ブタジエンアク
リロニトリル共重合体を40重量%程度含む熱硬化型組
成物が用いられていた。また、接着剤の厚さは、フレキ
シブル印刷配線基板の場合で20μm程度、カバーレイ
フィルムの場合で35μm程度となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の接着剤
組成を用いたフレキシブル印刷配線基板やカバーレイフ
ィルムは、接着剤の接着力は優れるものの、ハードディ
スクドライブなどの高速可動部に用いるためには、屈曲
性および耐折性が十分であるとはいえなかった。
【0007】本発明は、このような課題を解決し、優れ
た屈曲性、耐折性を有するフレキシブル印刷配線基板お
よびカバーレイフィルムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明者らが鋭意研究
を行ったところ、接着剤に含まれるカルボキシル基含有
ブタジエンアクリロニトリル共重合体とエポキシ樹脂と
の配合比率を前者が35重量%以下、後者が65重量%
以上のとき、非常に高い屈曲性および耐折性が得られる
ことが判明し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち本発明のフレキシブル印刷配線基
板は、金属配線を形成するための金属箔がカルボキシル
基含有ブタジエンアクリロニトリル共重合体とエポキシ
樹脂とを含む熱硬化型組成物からなる接着剤によりプラ
スチックフィルムに接着されたフレキシブル印刷配線基
板において、接着剤に含まれるカルボキシル基含有ブタ
ジエンアクリロニトリル共重合体とエポキシ樹脂との配
合比率が35重量%以下対65重量%以上であることを
特徴とする。また、本発明のカバーレイフィルムは、プ
ラスチックフィルムの少なくとも一方の面にカルボキシ
ル基含有ブタジエンアクリロニトリル共重合体とエポキ
シ樹脂とを含む熱硬化型組成物からなる接着剤が塗布さ
れたカバーレイフィルムにおいて、接着剤に含まれるカ
ルボキシル基含有ブタジエンアクリロニトリル共重合体
とエポキシ樹脂との配合比率が35重量%以下対65重
量%以上であることを特徴とする。接着剤の厚さは、フ
レキシブル印刷配線基板の場合には10ないし20μ
m、カバーレイフィルムの場合には10ないし30μm
がよい。
【0010】このようなフレキシブル印刷配線基板およ
びカバーレイフィルムは、屈曲性および耐折性に優れ、
印刷配線材料として要求されるすべての特性を満足する
ことができた。
【0011】フレキシブル印刷配線基板の場合には、金
属箔をプラスチックフィルムの一方の面だけに設けても
よく、両面に設けてもよい。
【0012】本発明に用いるカルボキシル基含有ブタジ
エンアクリロニトリル共重合体としては、その重合度が
特に限定されるものではないが、中分子量のものが望ま
しい。例えば、日本ゼオン株式会社製ニポール1072
あるいはニポール1072J、BFグッドリッチケミカ
ル社製、ハイカー・CTBN1300XB、CTBN1
300X15あるいはCTBNX1300XB、日本合
成ゴム株式会社製PHR−1Hなどを用いることができ
る。
【0013】エポキシ樹脂もまた限定されるものではな
く、どのようなものを用いてもよい。例えば、ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、あ
るいはそれらを臭素化したエポキシ樹脂を用いることが
できる。
【0014】カルボキシル基含有ブタジエンアクリロニ
トリル共重合体およびエポキシ樹脂は、それぞれ単独の
ものを用いてもよく、2種以上を混合したものを用いて
もよい。
【0015】接着剤には、カルボキシル基含有ブタジエ
ンアクリロニトリル共重合体およびエポキシ樹脂に加
え、硬化剤、硬化促進剤および充填剤、さらには難燃剤
などの添加物を添加することもできる。
【0016】硬化剤としては、エポキシ樹脂の硬化剤と
して一般に知られているものは特に制限なく利用でき
る。特に、脂肪族ポリアミン、脂環族アミン、芳香族ア
ミン、第2級もしくは第3級アミン、イミダゾール、酸
無水物あるいはフェノール樹脂が望ましく、これらを単
独あるいは2種以上混合して利用することができる。硬
化剤の配合量は、硬化剤が通常使用される範囲内におい
て、成形条件および特性に応じて選択される。
【0017】硬化促進剤としてはルイス酸との塩が好ま
しく、例えば、トリエタノールアミン−トリフルオロホ
ウ素錯体、ヘキシルアミン−トリフルオロホウ素錯体あ
るいはモノメチルアミン−トリフルオロホウ素錯体を用
いることができる。
【0018】接着剤の溶媒としては、トルエン、キシレ
ン、メチルエチルケトン、メチルセロソルブあるいはそ
の混合物を用いることができる。
【0019】充填剤としては、例えば、シリカ、水酸化
アルミニウム、三酸化アンチモン、マイカ、タルク、炭
酸カルシウム、クレ一酸化チタンなどを用いることがで
きる。
【0020】難燃剤としては、難燃化する場合の難燃補
助剤的なものとして一般に知られているものは特に制限
なく利用できる。例えば、リン酸エステル系、含ハロゲ
ンリン酸エステル系、無機臭素系、有機臭素系あるいは
有機塩素系のものを用いることができ、これらを酸化ア
ンチモンあるいは水酸化アルミニウムと共に用いること
ができる。
【0021】その他の添加剤として、ジフェニルグアニ
ジン、ジオルソトリグアニジンなどのグアニジン系の加
硫促進剤を適宜選択して添加することができる。
【0022】また、接着力を増やすために、プラスチッ
クフィルムの表面にプライマーを塗布しておくこともで
きる。このようなプライマーとしては、エポキシ系プラ
イマー、ナイロン系プライマーなどを利用することがで
きる。プライマーの厚さとしては、1〜5μmが望まし
い。
【0023】本発明に用いるプラスチックフィルムとし
ては、デュポン社製カプトン、宇部興産社製ユーピレッ
クス、鐘淵化学社製アピカルなどを用いることができる
が、これらに限定されるものではない。フィルムの厚さ
としては、薄いほうが屈曲性および耐折性に優れる。
【0024】金属箔としては圧延銅箔、電解銅箔、特殊
電解箔などを用いることができ、特に圧延銅箔が望まし
いが、これらに限定されるものではない。
【0025】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は本発明の四つの
実施形態を示す図であり、図1および図3はフレキシブ
ル印刷配線基板の断面図、図2および図4はカバーレイ
フィルムの断面図を示す。
【0026】図1に示したフレキシブル印刷配線基板
は、金属配線を形成するための金属箔13がカルボキシ
ル基含有ブタジエンアクリロニトリル共重合体とエポキ
シ樹脂とを含む熱硬化型組成物からなる接着剤層12に
よりプラスチックフィルム11に接着された構造をも
つ。これに対して図3に示したフレキシブル印刷配線基
板は、プラスチックフィルム11と接着剤層12との間
にさらに、エポキシ系のプライマー14を備える。
【0027】図2に示したカバーレイフィルムは図1に
示したフレキシブル印刷配線基板と同様の構造をもち、
プラスチックフィルム21の少なくとも一方の面に接着
剤層22が設けられ、離型紙23が貼り付けられる。図
4に示した実施形態の場合には、プラスチックフィルム
21と接着剤層22との間にさらに、エポキシ系のプラ
イマー24が設けられる。
【0028】いずれの実施形態の場合にも、接着剤層1
2、22を構成する接着剤として、カルボキシル基含有
ブタジエンアクリロニトリル共重合体とエポキシ樹脂と
の配合比率が35重量%以下対65重量%以上のものが
用いられる。厚さは、接着剤層12が10〜20μm、
接着剤層22が10〜30μmである。プライマー1
4、24の厚さは1〜5μmである。
【0029】
【実施例】次に本発明の具体的な実施例について説明す
るが、これらはほんの一例であり、本願発明を限定する
ものではない。
【0030】〔実施例1〕カルボキシル基含有ブタジエ
ンアクリロニトリル共重合体として日本ゼオン社製NB
R1072Jを100重量部、エポキシ樹脂としてシェ
ル化学社製エピコート1001を360重量部、硬化剤
としてジフェニルジアミノスルホンを47重量部の割合
でメチルエチルケトンに溶解させ、濃度40%の接着剤
溶液を得た。
【0031】この接着剤溶液を、乾燥後の塗布厚さが1
0μmとなるように、厚さ25μmのデュポン社製ポリ
イミドフィルムK−100Hに塗布し、120℃で10
分乾燥させた。その後、厚さ35μmの圧延銅箔を積層
し、160℃60分、圧力40kg/cm2 でプレス接
着してフレキシブル印刷配線基板とし、図5に示すよう
な回路パターンを形成した。
【0032】カバーレイフィルムについては、フレキシ
ブル印刷配線基板の場合と同様の接着剤溶液を用い、乾
燥後の塗布厚さが20μmとなるように厚さ25μmの
デュポン社製ポリイミドフィルムK−100Hに塗布
し、120℃で10分乾燥させた。
【0033】これにより得られたカバーレイフィルムを
回路パターンの形成されたフレキシブル印刷配線基板に
積層し、160℃60分、圧力40kg/cm2 でプレ
ス接着した。
【0034】〔実施例2〕カルボキシル基含有ブタジエ
ンアクリロニトリル共重合体として日本ゼオン社製NB
R1072Jを100重量部、エポキシ樹脂として旭チ
バ株式会社製アラルダイトAER8010を90重量部
と同社製アラルダイトAER8011を270重量部、
充填剤および難燃剤として昭和電工社製水酸化アルミニ
ウムH−42Mを30重量部、日本精鉱社製三酸化アン
チモンATOX−Sを33重量部の割合でメチルエチル
ケトンに溶解させて濃度40%とし、ボールミルにより
充填剤および難燃剤を均一に分散させて接着剤溶液を得
た。
【0035】この接着剤溶液を用いて実施例1と同様に
フレキシブル印刷配線基板およびカバーレイフィルムを
製造し、フレキシブル印刷配線基板には図5に示すよう
な回路パターンを形成して、実施例1と同様にカバーレ
イフィルムをプレス接着した。
【0036】〔実施例3〕エポキシ系プライマーを、乾
燥後の塗布厚さが2μmとなるように、厚さ25μmの
デュポン社製ポリイミドフィルムK−100Hに塗布
し、150℃で10分乾燥させた。続いて、その上に、
実施例2で得た接着剤溶液を乾燥後の塗布厚さがプライ
マーの厚さを含めて10μmとなるように塗布し、12
0℃で10分乾燥させた。その後、厚さ35μmの圧延
銅箔を積層し、160℃60分、圧力40kg/cm2
でプレス接着してフレキシブル印刷配線基板とし、図5
に示すような回路パターンを形成した。
【0037】カバーレイフィルムについては、エポキシ
系プライマーを、乾燥後の塗布厚さが2μmとなるよう
に、厚さ25μmのデュポン社製ポリイミドフィルムK
−100Hに塗布し、150℃で10分乾燥させた。続
いて、その上に実施例2で得た接着剤溶液を乾燥後の塗
布厚さが、プライマーを含めて20μmになるように塗
布し、120℃で10分乾燥させた。
【0038】これにより得られたカバーレイフィルムを
回路パターンの形成されたフレキシブル印刷配線基板に
積層し、160℃60分、圧力40kg/cm2 でプレ
ス接着した。
【0039】〔比較例1〕実施例2における接着剤のカ
ルボキシル基含有ブタジエンアクリロニトリル共重合体
の割合を200重量部とし、それ以外は実施例2と同じ
条件とした。
【0040】〔比較例2〕実施例2におけるフレキシブ
ル印刷配線基板の接着剤厚さを20μm、カバーレイフ
ィルムの接着剤厚さを35μmとし、それ以外は実施例
2と同じ条件とした。
【0041】〔比較例3〕実施例1におけるフレキシブ
ル印刷配線基板の接着剤厚さを20μm、カバーレイフ
ィルムの接着剤厚さを35μmとし、それ以外は実施例
1と同じ条件とした。
【0042】〔比較例4〕接着剤溶液の配合を比較例1
と同様とし、それ以外は比較例3と同じ条件とした。
【0043】〔試験結果〕以上の実施例1、2、3およ
び比較例1〜4について、耐折性および屈曲性について
試験を行った。試験条件は、 MIT耐折性試験 規格:JIS C 6471 測定機器:MIT耐揉疲労試験機(東洋精機製作所) 測定条件:静止荷重500g、屈曲速度175cpm、
屈曲角度135度、曲率2mm 使用パターン:回路幅:0.4mm、回路間隔0.2m
m−3本、回路幅0.15mm、回路間隔0.15mm
−9本、回路本数計12本、試料幅9mm、試料方向M
D IPC屈曲性試験 規格:IPC−FC−233 測定機器:FPC高速屈曲試験機(信越エンジニアリン
グ株式会社) 測定条件:ストローク20mm、屈曲速度1500cp
m、曲率4.0mmφ、カバーレイ面−内側 使用パターン:回路幅:0.5mm、回路間隔0.5m
m回路本数8本、試料幅12.5mm、試料方向MD とした。この試験により測定されたMIT耐折性、IP
C屈曲性はそれぞれ、 実施例1:20万回、1000万回以上 実施例2:20万回、1000万回以上 実施例3:20万回、1000万回以上 比較例1: 7万回、 100万回 比較例2: 5万回、 500万回 比較例3: 4万回、 60万回 比較例4: 7万回、 100万回 であった。ただし、IPC屈曲性のデータは抵抗上昇値
10%のものである。実施例2は、難燃性UL規格を満
足している。
【0044】このように、接着剤に含まれるカルボキシ
ル基含有ブタジエンアクリロニトリル共重合体の配合比
率を従来より少なくすることで、MIT耐折性およびI
PC屈曲性が大きく改善されることがわかる。また、こ
のような配合比率を用いる場合に、接着剤の厚さを従来
より薄くすることで、MIT耐折性およびIPC屈曲性
がさらに大きく改善されることがわかる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフレキシ
ブル印刷配線基板およびカバーレイフィルムは、屈曲性
および耐折性に優れ、ハードディスクドライブその他に
おける高速可動部への配線に用いて特に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す図であり、本発
明をフレキシブル配線基板に実施した例(実施例1、
2)を示す断面図。
【図2】本発明の第二の実施形態を示す図であり、本発
明をカバーレイフィルムに実施した例(実施例1、2)
を示す断面図。
【図3】本発明の第三の実施形態を示す図であり、本発
明をフレキシブル配線基板に実施した例(実施例3)を
示す断面図。
【図4】本発明の第四の実施形態を示す図であり、本発
明をカバーレイフィルムに実施した例(実施例3)を示
す断面図。
【図5】試験のためにフレキシブル配線基板に形成した
回路パターンを示す図。
【符号の説明】
11、21 プラスチックフィルム 12、22 接着剤層 13 金属箔 23 離型紙 14、24 プライマー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属配線を形成するための金属箔がカル
    ボキシル基含有ブタジエンアクリロニトリル共重合体と
    エポキシ樹脂とを含む熱硬化型組成物からなる接着剤に
    よりプラスチックフィルムに接着されたフレキシブル印
    刷配線基板において、 前記接着剤に含まれるカルボキシル基含有ブタジエンア
    クリロニトリル共重合体とエポキシ樹脂との配合比率が
    35重量%以下対65重量%以上であることを特徴とす
    るフレキシブル印刷配線基板。
  2. 【請求項2】 前記接着剤には充填剤、硬化剤および硬
    化促進剤が添加された請求項1記載のフレキシブル印刷
    配線基板。
  3. 【請求項3】 前記接着剤はその厚さが10ないし20
    μmである請求項1記載のフレキシブル印刷配線基板。
  4. 【請求項4】 プラスチックフィルムの少なくとも一方
    の面にカルボキシル基含有ブタジエンアクリロニトリル
    共重合体とエポキシ樹脂とを含む熱硬化型組成物からな
    る接着剤が塗布されたカバーレイフィルムにおいて、 前記接着剤に含まれるカルボキシル基含有ブタジエンア
    クリロニトリル共重合体とエポキシ樹脂との配合比率が
    35重量%以下対65重量%以上であることを特徴とす
    るカバーレイフィルム。
  5. 【請求項5】 前記接着剤には充填剤、硬化剤および硬
    化促進剤が添加された請求項4記載のフレキシブル印刷
    配線基板。
  6. 【請求項6】 前記接着剤はその厚さが10ないし30
    μmである請求項4記載のカバーレイフィルム。
  7. 【請求項7】 前記接着剤の表面には離型紙が貼り付け
    られた請求項4記載のカバーレイフィルム。
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Cited By (4)

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