JPH09510259A - 溶解した無機珪酸塩または無機アルミン酸塩、有機官能性シラン及び非官能性シランを含有する水溶液で、耐食性を強めるために前処理された金属 - Google Patents
溶解した無機珪酸塩または無機アルミン酸塩、有機官能性シラン及び非官能性シランを含有する水溶液で、耐食性を強めるために前処理された金属Info
- Publication number
- JPH09510259A JPH09510259A JP7523521A JP52352195A JPH09510259A JP H09510259 A JPH09510259 A JP H09510259A JP 7523521 A JP7523521 A JP 7523521A JP 52352195 A JP52352195 A JP 52352195A JP H09510259 A JPH09510259 A JP H09510259A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkaline solution
- metal
- silane
- composite layer
- vol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D7/00—Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials
- B05D7/14—Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials to metal, e.g. car bodies
- B05D7/16—Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials to metal, e.g. car bodies using synthetic lacquers or varnishes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C22/00—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
- C23C22/05—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using aqueous solutions
- C23C22/60—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using aqueous solutions using alkaline aqueous solutions with pH greater than 8
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C22/00—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
- C23C22/82—After-treatment
- C23C22/83—Chemical after-treatment
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D7/00—Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials
- B05D7/50—Multilayers
- B05D7/52—Two layers
- B05D7/54—No clear coat specified
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C2222/00—Aspects relating to chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive medium
- C23C2222/20—Use of solutions containing silanes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Chemically Coating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
シロキサンを含む不溶性の複合層を有する前処理をした金属のシートを塗装する。複合層は、溶解した珪酸塩または溶解したアルミン酸塩を少なくとも0.005M、有機官能性シランを少なくとも0.1vol%、2以上のトリアルコキシシリル基を含む架橋剤を少なくとも0.02vol%含むアルカリ溶液でシートをすすぐことによって形成される。シートが乾燥した後で、複合層は少なくとも10Åの厚みを有する。塗装したのちに、塗料と金属下地のあいだにシロキサンは強固な共有結合を形成する。
Description
【発明の詳細な説明】
溶解した無機珪酸塩または無機アルミン酸塩、有機官能性シラン及び非官能性シ
ランを含有する水溶液で、耐食性を強めるために前処理された金属
背景技術
本発明は、外側塗料と金属下地とのあいだの付着性の共有結合を形成するため
に、シロキサンを含有する複合層を有する金属を前処理することに関する。さら
に具体的に、本発明は、溶解した無機珪酸塩及び溶解した無機アルミン酸塩の少
なく1種、有機官能性シラン及び非官能性シラン架橋剤を含有するアルカリ溶液
で金属を処理するための一工程処理に関する。
クロム酸被覆で表面を活性化することにより、冷間圧延をし金属被覆した金属
の耐食性を改良することが知られている。6価クロムの毒性のため、クロム酸鉄
を含むすすぎ液は工業的使用において望ましくない。
冷間圧延をした金属被覆鋼を燐酸塩改良コートで処理して、塗料付着性を改良
することが知られている。しかしながら、腐食性能を改良するために、これらの
燐酸塩処理をした鋼はクロム酸塩最終処理を必要とする。
無機珪酸塩で被覆しその後に有機官能性珪酸塩で珪酸被膜を処理することによ
り、冷間圧延した亜鉛メッキ鋼の耐食性と塗料付着性を改善することが提案され
た。米国特許第5,108,793号は、溶解した珪酸塩と金属塩を含むアルカ
リ溶液で鋼をすすぐことによりシリカ被膜を形成することを開示する。この鋼は
乾燥され、少なくとも20Åの厚みを有するシリカ被膜を形成する。その後で、
シリカ被覆鋼は0.5〜2vol%官能性シランを含有する水性溶液ですすがれ
る。シランは、珪酸塩被膜と外側塗料層とのあいだで相対的に付着性の共有結合
を形成する。
冷間圧延した亜鉛メッキ鋼の耐食性と塗料付着性を改善するために他に多くの
提案がされた。ある技術者たちはコロイドの珪酸塩及び/またはアルミン酸塩及
びシランを含有するクロム酸塩溶液で鋼を処理することを提案した。他の技術者
はクロム酸塩溶液で鋼をすすぎその後コロイドの珪酸塩またはアルミン酸塩及び
シランを含有する溶液でクロム酸塩処理をして鋼をすすぐことを提案した。
更に他の技術者は、高分子樹脂、コロイド珪酸塩及びシランを含有する溶液で
鋼をすすぐことを提案した。
先の技術者たちの取組によって証拠づけされるように、安価に処理することが
でき、環境に安全な被覆溶液を使用して、金属の耐食性及び塗料付着性を改良処
理を開発することが長く求められた理由である。この処理は、低価格であり、安
全に処理することができ毒性のない物質を使用し、湿った環境で長期間の耐性を
与え、且つ、複雑な複数の処理工程またはクロム酸塩化工程を不必要としなけれ
ばならない。
本発明の簡単な概要
本発明は、塗料と金属下地とのあいだに付着性共有結合を形成するために、シ
ロキサンを含有する複合層を有し、一工程処理で前処理する金属に関する。本発
明は、溶解された無機珪酸塩と溶解された無機アルミン酸塩の少なくとも1種、
有機官能性シラン及び2以上のトリアルコキシシリル基を含む架橋剤を含有する
アルカリ溶液で金属をすすぐことを含む。金属はその後乾燥され、金属下地に緊
密に結合した不溶性の複合層を形成するために官能性シランを完全
に硬化させる。
本発明のもう一つの特徴は、珪酸塩、アルミン酸塩またはそれらの混合物を0
.005M含有する上記アルカリ溶液を含む。
本発明のもう一つの特徴は、有機官能性シラン及び架橋剤を各々少なくとも0
.1vol%含んでなる上記アルカリ溶液を含む。
本発明のもう一つの特徴は、上記有機官能性シラン及び架橋剤の比率が2:1
から10:1の範囲にあることを含む。
本発明のもう一つの特徴は、アルカリ溶液ですすぎをする前に燐酸塩層で金属
を被覆する追加工程を含む。
本発明のもう一つの特徴は、金属の耐食性と塗料付着性を改良することを含む
。
本発明の主目的は、金属の耐食性と塗料付着性を改良することを含む。
本発明のもう一つの目的は、有毒廃棄物を生じるクロム酸塩のような毒性物質
を使用すること無く金属の耐食性と塗料付着性を改良すること及び湿潤環境で高
耐久性を有する塗装金属を製造できることを含む。
本発明の利点は、燐酸塩処理をした冷間圧延したを鋼含み冷間圧延した金属被
覆した鋼上の塗料に対する優れた親和力を有し、且つ良好な耐食性を有し、不溶
性である複合層を形成することを含む。本発明の処理は、環境に危険な物質を使
用せず或いは作りださなくて、廉価であり且つ種々の塗料に適用能力を有する。
好ましい実施態様の詳細な説明
本発明の重要な態様は、無機珪酸塩または無機アルミン酸塩及びシロキサンの
少なくとも1種を含有する複合層で被覆されている金属シートを前処理すること
である。シロキサンは複合層を安定させ
ることにより、耐食性を増加し、塗料または他の高分子の外側層と金属下地のあ
いだの強固な共有結合を形成する。非硬化シランと違って、シロキサンは、加水
分解に安定な−Si−O−Si−構造を有し、水に不浸透性であり、且つシロキ
サンは内側複合層と外側塗料層を貫通して相互拡散するために、良好な付着性を
有すると考えられる。すなわち、シロキサン及び塗料は相互浸透ネットワークと
なる。また、シロキサンは、湿気に不浸透な塗料の連続フィルムを保証する複合
層への塗料の湿潤性を強める。
シロキサンを含む連続付着性の複合層を形成するために、アルカリ溶液が準備
される。溶解された無機珪酸塩、溶解された無機アルミン酸塩、またはそれらの
混合物の少なくとも1種、有機官能性シラン及び2以上のトリアルコキシシリル
基より他の非有機官能基を有するシラン架橋剤を含有するアルカリ溶液を準備す
る。有機官能性シランは、一般式R1−R2−Si(OX3)3を有し、R1は有機
官能基、R2は脂肪族または芳香族の炭化水素基及びXはアルキル基である。例
えば、R1は−NH2基であり、R2はプロピル基であり、且つXは好ましくはC
H3またはC2H5である。R2の代わりの基は、Xが好ましくは整数3である(C
H2)X鎖を含む。本発明において非常にうまく機能することが明確となった好ま
しい有機官能性シランは、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(APS)で
あった。使用できる他のシランの例は、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
(GPS)、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ(MPS)、N−〔2−
(ビニルベンジルアミノ)エチル〕−3−アミノプロピルトリメトキシ(SAA
PS)、メルカプトプロピルトリアセトキシ、NH2−CH2−NH−CH2−C
H2−CH2−Si(OX)3のようなジアミノシラン及びビニルプロピルトリメ
トキシシランを含む。
アルカリ溶液を意図するので、水溶液は7より大きく好ましくは少なくとも1
2のpHを有する。有機官能性シラン良く機能するために、すすぎ溶液はアルカ
リであることが重要である。また、環境に関係するために、溶液は有機溶剤を含
有しないことが重要であり、前処理溶液は一般に大気に開放された容器に収めら
れる。
非官能性シランまたは架橋剤は、一般構造式R3−(SiOY3)nを有する2
以上のトリアルコキシ基を含み、R3は脂肪族または芳香族の炭化水素であり、
Yはメチル、エチルまたはアセトキシ基であり、且つnは整数2に等しいか大き
い。好ましいシラン架橋剤は、1、2ビストリメトキシシリルエタン(TMSE
)、即ち(C2H5O)3Si−CH2CH2−Si(C2H5O)3である。他の可能
な架橋剤は次のものを含む。
(CH3O)3SiCH2CH2CH2Si(OCH3)3、(CH3O)3Si(CH2
)6Si(OCH3)3、Si(OC2H5)4、(CH3O)3SiCH2CH2Si(
CH3)2−O−Si(CH3)2CH2CH2Si(OCH3)3または
アルカリすすぎ溶液中の非官能性シランの濃度は、少なくとも0.02vol
%必要であり、好ましくは少なくとも0.2vol%必要である。アルカリ溶液
の反応は低濃度では余りにも遅いので、この濃度は少なくとも0.02vol%
である。アルカリすすぎ溶液中の有機官能性シランの濃度は、連続フィルムを形
成することを
保証にするために、少なくとも0.1vol%必要であり、好ましくは少なくと
も0.8vol%必要である。有機官能性シランの濃度とシラン架橋剤の濃度と
の比率は好ましくは少なくとも2:1であるが、約10:1を越えてはならない
。有機官能性シラン濃度が架橋剤の濃度の2倍以下である場合、存在する架橋剤
の量は過多となり浪費され、官能基の量は複合層への良好な塗料付着性を確実に
するためにあまりにも低すぎる。一方、有機官能基シラン濃度が架橋剤の濃度の
約10倍よりも多い場合、存在する架橋剤の量は有機官能基の全てを完全に反応
させ且つシロキサンに変換するためには不十分である。官能基シランと架橋剤と
の好ましい比率は4:1である。
価格超過と、複合層を脆くさせる厚さを越えるために、架橋剤または有機官能
性シランのいずれの濃度ともアルカリ溶液中で約5.0vol%を越えてはなら
ない。
また、アルカリ溶液は、溶解された無機珪酸塩、溶解された無機アムン酸塩ま
たは珪酸塩とアルミン酸塩の混合物の少なくとも1種を含む。アルカリ溶液から
形成された複合層は、塗装された金属板に対して優れた耐食性を与えるために珪
酸塩及び/またはアルミン酸塩を含むことが重要である。複合珪酸塩及び/また
はアルミン酸塩の層は、好ましくは少なくとも10Å、さらに好ましくは少なく
とも20Å最も好ましくは少なくとも50Åの厚みを有する。複合層は、金属下
地と緊密に結合し且つ湿気に不浸透である連続層を確実にするために、少なくと
も10Åの厚みを有する必要がある。約0.005Mの溶液中の珪酸塩及び/ま
たはアルミン酸塩の最小濃度がこのような連続複合層が形成されることを確実に
することが測定された。約0.05Mより大きな濃度で耐食性は改良されず、価
格が高くなり、且つ複合層の厚みが超過する。被覆された厚みが
脆くなり、被覆された金属が組み立てられたときにひび割れたり剥離したりする
傾向があるために、複合層の厚みは約100Å越えた厚みであってはならない。
使用できる珪酸塩の例はNa(SiO3)xを含み、例えば、水ガラス、メタ珪酸
ナトリウムまたは燐酸ナトリウムである。使用できるアルミン酸塩の例は、Na
OHに溶解されたAl(OH)3またはNaOHに溶解されたAl2O3を含む。
無機珪酸塩を使用する場合は、アルカリ溶液は好ましくはアルカリ土類金属塩の
ような金属塩を含む。Ba(NO3)2、Ca(N03)2またはSr(NO3)2の
アルカリ土類塩のいずれもがこの目的に適合する。金属板に形成したのちに、珪
酸塩及び/またはアルミン酸塩層を含むシロキサンはその後の処理中に溶解して
はならず、または塗装された板が配置される腐食環境によって溶解してはならな
い。金属塩の機能は不溶性の複合珪酸塩層を作るためである。アルカリ溶液中の
金属塩は溶解された珪酸塩と直接比率で反応するので、この塩の濃度は溶解され
た珪酸塩の濃度と少なくとも等しくする必要がある。したがって、金属塩の適切
な最小濃度は約0.005Mくらいである。
本発明の複合層は、熱間圧延酸洗い鋼、冷間圧延鋼、熱間浸漬または電気メッ
キ金属被覆鋼、クロム合金鋼及びステンレス鋼のような金属板に適用できる。本
発明のアルミン酸塩複合層は、アルミニウム、アルミニウム合金またはアルミニ
ウムまたはアルミニウム合金で被覆した鋼のような非鉄金属を前処理するための
特別な用途を有する。金属被膜はアルミニウム、アルミニウム合金、亜鉛、亜鉛
合金、鉛、鉛合金及びそれらと同等のものを含んでよい。板とは、連続ストリッ
プまたは箔及び切断長さを含むこと意味する。本発明は塗装するために燐酸塩処
理された鋼の良好な塗料付着性に対して特に有効性を有する。塗装するための鋼
板、特に冷間圧延鋼は、本
発明の複合層を有するシロキサンを適用する以前に、燐酸塩改良層をまず被覆す
る。複合層は耐食性を向上させ、且つ塗料と燐酸塩処理した下地との間の結合を
強化する。
本発明の利点は、短時間に金属板を迅速に前処理できることである。30秒を
超過する被覆時間それ自体が、工業的適用に向いていない。本発明の複合層で前
処理された燐酸塩処理鋼は、30秒以下好ましくは10秒以下の短いすすぎ時間
で形成することができることが測定された。もう一つの利点は、複合層を形成す
る場合にアルカリ溶液のすすぎ温度を高める必要でないことである。周囲温度、
すなわち25℃と2〜5秒もの早いすすぎ時間が本発明では実施できる。
実施例1
実施例として、溶融亜鉛メッキ鋼のテスト板が本発明のアルカリ溶液で前処理
された。これらのテスト板をメッキした後に、耐食性を従来の前処理を施した溶
融亜鉛メッキ鋼のテスト板と比較した。種々の比較板に形成された寛容の前処理
被膜は、燐酸塩改良溶液と、クロム酸塩溶液と、溶解したシランを含むアルカリ
溶液とを含有する標準溶液ですすぐことによって形成された。これらの標準前処
理被膜はシランを含む他の溶液でもすすがれた。珪酸塩溶液は、0.015Mの
水ガラス及び0.015MのCa(NO3)2を水に溶解することによって準備さ
れた。有機官能性シラン溶液は、APSシランを2.4vol%水に溶解するこ
とによって準備された。非官能性シラン溶液は、TMSE架橋剤を0.6vol
%水に溶解することによって準備した。本発明の一実施例のアルカリ溶液を作る
ために、NaOHを使用して12に調整したpHで、1:1:1の比率で加水分
解した後に、直ちに等量の3種の溶液が互いに混合
された。本発明のアルカリ溶液は、0.005Mの珪酸塩と、0.005Mの塩
と、0.8vol%のAPSと、0.2vol%のTMSEとを含有した。溶液
洗浄をしたのちに、テスト板は種々の前処理が施された。燐酸塩改良処理は、商
品名Chemfil952で販売される燐酸亜鉛を使用した。本発明のテスト板
はアルカリ溶液で10秒間すすがれ、珪酸塩と有機官能性シランを含む複合層を
形成した。有機官能性シランは、架橋剤によって複合層いたるところに点在する
シロキサンヘと空気中で硬化した。複合層は、テスト板の各側部で約15Åの平
均厚さであった。その後、全てのテスト板は内側標準自動車Eコートと外側自動
車アクリルメラミントップコートとで塗布された。Eコートとアクリルトップコ
ートの厚さは約100μmであった。塗布したのち、テスト板は塗料及び複合層
貫通して鋼基礎金属まで引っ掻かれた。その後、引っ掻かれた板は、8週間標準
周期General Motors scab腐食試験にさらされた。テスト終
了後に、板は水中ですすぎ乾燥し、緩んだ塗料をブラシで除去した。テスト板は
、引掻クリープバック黙視観察であり、それは、引掻マークから塗料下側の腐食
伝播である。結果は表1に要約される。
結果は、クロム酸塩すすぎ(一般的に受け入れられた工業的標準)に引き続く
従来の燐酸塩前処理は、従来のクロム酸塩のみの前処理よりも良好であることを
示す。さらに改良は、従来の珪酸塩前処理を使用することで得ることができる。
従来の燐酸塩またはクロム酸塩処理で前処理した板に最終シランすすぎを追加す
ることによって、しかしながら耐食性が僅かに増加し、例えば、クリープバック
が0.93mmから0.90mmに減少した。耐食性の著しい改良が、例えば、
0.75mmにまで減少したクリープバックが、燐酸塩処理したテスト板が、非
官能性シラン架橋剤を有する本発明のアルカリ溶剤で前処理した場合に得られた
。
実施例2
別の実施例において、比較テスト板が洗浄後に燐酸塩改良コートで前処理をし
なかったのを除き、溶融亜鉛メッキ鋼テスト板は、実施例1に記載されたと同様
の腐食並びに塗料密着性について評価された。GE scabテストを使用し評
価したうえに、このテスト板はその上にNMPRT*塗料密着テストがされた。
結果を表2に要約する。
結果は、非官能性シラン架橋剤を含有する本発明の一工程アルカリ溶液を使用
することが、最良の腐食性能、特に塗料密着性を与えると期待されることを再び
明確に示す。本発明のテスト板の塗料密着性が、珪酸塩及び有機官能性シランを
含有するが架橋剤を含まない従来のアルカリ溶液ですすいだ比較テスト板より約
3倍になったことを、このNMPRTの結果が示す。これらの結果は、本発明の
複合コートが裸金属すなわち非燐酸塩処理金属に対し改良耐食性と改良塗料密着
性を与えることを示す。
実施例3
別の実施例において、溶融亜鉛メッキ鋼テスト板は実施例1と2に記載された
と同様の腐食及び塗料密着性について評価された。すなわち、幾つかのテスト板
は実施例1と同様に洗浄後、亜鉛燐酸塩
改良コートで前処理し、且つ残りのものは実施例2同様にその燐酸塩で前処理し
なかった。前処理後、テスト板は標準ポリエステル粉末塗料で塗装した。粉末塗
料が170℃で30分間で硬化された。塗料は約25μmの厚さであった。腐食
及び塗料付着性の結果は表3に要約する。
結果は、非官能性シラン架橋剤を含有する本発明の一工程アルカリ溶液を使用
することが、燐酸塩処理をしたものまたはしないものでも、最良の腐食性能を与
えると期待されることを再び明確に示す。
実施例4
別の実施例において、鋼テスト板が亜鉛被覆無しの冷間圧延鋼であるのを除き
、鋼テスト板は実施例1に記載されたと同様の腐食について評価された。この例
においては、本発明のアルカリ溶液は同一濃度であるが、いくつかのテスト板に
対しては、APSの代わりに異なる有機官能性シランを使用した。本発明の全て
のテスト板に対しては、アルカリすすぎ時間は10秒間から5秒間に短縮した。
これらのテスト板は標準日本サイクル腐食テスト、CCT−4を使用して評価し
た。このテストにおいて、腐食はGMscabテストのより激しくなくて,3か
月の標準露出時間のあいだ露出された。その結果を表2に要約する。
結果は、APSまたはSAAPSシラン及び非官能性シラン架橋剤を含む本発
明のアルカリ溶液を使用することが、燐酸塩処理をした冷間圧延鋼に対し改良さ
れた腐食性能を与えることが予想されることを示す。
実施例5
別の実施例において、鋼テスト板が冷間圧延鋼であるのを除き、鋼テスト板は
実施例1に記載されたと同様の腐食について評価され、テスト板は燐酸亜鉛の代
わりに燐酸鉄で燐酸塩処理をし、且つ前処理板は寛容の溶媒をベースにした家電
用ポリエステル塗料で塗装された。塗装後、テスト板は塗料と複合層を貫通して
鋼基礎金属まで引っ掻かれた。引っ掻かれた板はその後GM scab腐食テス
トに1週間露出された。テスト完了後、板は水洗して乾燥し、緩んだ塗料がテー
プを使用して除去した。テープされた表面積から離脱された塗料のパーセントは
表5に要約する。
テープテストを使用した結果では、APSシランと非官能性シラン架橋剤を含
有する本発明のアルカリ溶液を使用することが、寛容の燐酸塩または燐酸塩に加
えクロム酸塩とで前処理した冷間圧延鋼に比較して燐酸塩処理をした冷間圧延鋼
で塗料付着性が改良されることが期待できることを示す。
シロキサンを含有する複合珪酸塩層で前処理した塗装鋼板は、優れた長期間の
防食性と塗料付着性を有する。無機珪酸塩が、湿気に不浸透な防食性層のための
必要基礎を形成ずる。有機官能性シランが珪酸塩と鋼下地及び珪酸塩と塗料との
あいだの緊密共有結合を確立する。非官能性シランによって硬化されたときに珪
酸塩及び/またはアルミン酸塩がさらに安定化されるので、有機官能性シランの
効率が増強される。すなわち、架橋シランが金属下地に改良された付着性を有す
る濃厚なネットワークを形成する。珪酸塩は、シランと架橋剤の反応位置となる
大量のシラノール基を与える。すなわち、ネットワークは更に濃厚になりて水に
不浸透性となる。
本発明の精神と分野から離脱すること無く種々の改良を考慮することができる
。したがって、本発明の限定は添付された請求項から決定される。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB
,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,
LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M
W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU
,SD,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,UG,
UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.溶解された無機珪酸塩と溶解された無機アルミン酸塩の少なくとも1種、 有機官能性シラン及び2以上のトリアルコキシシリル基を含む架橋剤を含有する アルカリ溶液を準備する工程、 前記アルカリ溶液で金属のシートをすすぐ工程、及び 前記シートを乾燥して、シロキサンを含有する相対的に不溶性の複合層を形成 する工程、 含んでなる耐食性を改良するために金属を前処理する方法。 2.前記複合層を塗装する追加工程を含む請求項1記載の方法。 3.前記アルカリ溶液が少なくとも0.005Mの珪酸塩を含有する請求項1 記載の方法。 4.前記アルカリ溶液が少なくとも0.1vol%の架橋剤を含有する請求項 1記載の方法。 5.前記アルカリ溶液が少なくとも0.1vol%の有機官能性シランを含有 する請求項1記載の方法。 6.前記アルカリ溶液が0.2〜5.0vol%の有機官能性シランを含有す る請求項1記載の方法。 7.前記アルカリ溶液中の前記有機官能性シランと架橋剤との比率が2:1〜 10:1の範囲にある請求項1記載の方法。 8.前記金属のシートが前記アルカリ溶液ですすぎをする以前に燐酸亜鉛また は燐酸鉄の層で被覆した冷間圧延鋼である請求項1記載の方法。 9.前記アルカリ溶液がpH≧12であり且つ前記有機官能性シランがAPS である請求項1記載の方法。 10.前記アルカリ溶液が少なくとも0.005Mの金属塩を含有する請求項 1記載の方法。 11.前記架橋剤がTMSEである請求項1記載の方法。 12.前記金属のシートがアルミニウムまたはアルミニウム合金であり、且つ 前記アルカリ溶液が少なくとも0.005Mのアルミン酸塩を含有する請求項1 記載の方法。 13.前記金属のシートがアルミニウムまたはアルミニウム合金の金属被膜で 被覆した鋼であり、且つ前記アルカリ溶液が少なくとも0.005Mのアルミン 酸塩を含む請求項1記載の方法。 14.溶解した無機珪酸塩及び溶解した無機アルミン酸塩の少なくとも1種を 少なくとも0.005M、有機官能性シランを0.1〜5.0vol%、2以上 のトリアルコキシシリル基を含む架橋剤を少なくとも0.1vol%含むアルカ リ溶液を準備する工程、 前記アルカリ溶液で金属のシートをすすぐ工程、 前記シートを乾燥して、シロキサンを含有する相対的に不溶性の複合層を形成 する工程、及び 前記複合層を塗装することにより、前記シロキサンが前記塗料と鋼下地とのあ いだに付着性の共有結合を形成する工程、 含んでなる耐食性及び塗料付着性を改良するために金属を前処理する方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US207,565 | 1994-03-07 | ||
US08/207,565 US5433976A (en) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | Metal pretreated with an aqueous solution containing a dissolved inorganic silicate or aluminate, an organofuctional silane and a non-functional silane for enhanced corrosion resistance |
PCT/US1995/002580 WO1995024517A1 (en) | 1994-03-07 | 1995-03-03 | Metal pretreated with an aqueous solution containing a dissolved inorganic silicate or aluminate, an organofunctional silane and a non-functional silane for enhanced corrosion resistance |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09510259A true JPH09510259A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=22771103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7523521A Pending JPH09510259A (ja) | 1994-03-07 | 1995-03-03 | 溶解した無機珪酸塩または無機アルミン酸塩、有機官能性シラン及び非官能性シランを含有する水溶液で、耐食性を強めるために前処理された金属 |
Country Status (22)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5433976A (ja) |
EP (1) | EP0749501B1 (ja) |
JP (1) | JPH09510259A (ja) |
CN (1) | CN1146217A (ja) |
AT (1) | ATE170932T1 (ja) |
AU (1) | AU677121B2 (ja) |
BR (1) | BR9507044A (ja) |
CA (1) | CA2185163A1 (ja) |
DE (1) | DE69504641T2 (ja) |
DK (1) | DK0749501T3 (ja) |
ES (1) | ES2123241T3 (ja) |
HU (1) | HUT75966A (ja) |
IL (1) | IL112919A (ja) |
NZ (1) | NZ282955A (ja) |
PE (1) | PE43195A1 (ja) |
PH (1) | PH31635A (ja) |
PL (1) | PL316253A1 (ja) |
RO (1) | RO117194B1 (ja) |
RU (1) | RU2110610C1 (ja) |
TW (1) | TW357196B (ja) |
WO (1) | WO1995024517A1 (ja) |
ZA (1) | ZA951876B (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007291531A (ja) * | 1999-02-05 | 2007-11-08 | Chemetall Plc | アミノシランおよび多シリル官能シランの混合物を利用する金属処理方法 |
JP2010523365A (ja) * | 2007-04-04 | 2010-07-15 | アトテック・ドイチュラント・ゲーエムベーハー | 多層積層体の製造へのシラン組成物の使用 |
JP2016534219A (ja) * | 2013-07-18 | 2016-11-04 | ヒェメタル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングChemetall GmbH | 基材の金属表面を被覆する方法およびこの方法により被覆された物品 |
WO2017195803A1 (ja) | 2016-05-10 | 2017-11-16 | 株式会社神戸製鋼所 | 金属表面処理用水溶液、金属表面の処理方法、及び接合体 |
Families Citing this family (41)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5700523A (en) * | 1996-06-03 | 1997-12-23 | Bulk Chemicals, Inc. | Method for treating metal surfaces using a silicate solution and a silane solution |
US5789085A (en) * | 1996-11-04 | 1998-08-04 | Blohowiak; Kay Y. | Paint adhesion |
US6605365B1 (en) | 1996-11-04 | 2003-08-12 | The Boeing Company | Pigmented alkoxyzirconium sol |
US6506499B1 (en) | 1996-11-04 | 2003-01-14 | The Boeing Company | Silicon-yttrium sol coating of metals |
US5759629A (en) * | 1996-11-05 | 1998-06-02 | University Of Cincinnati | Method of preventing corrosion of metal sheet using vinyl silanes |
US5750197A (en) * | 1997-01-09 | 1998-05-12 | The University Of Cincinnati | Method of preventing corrosion of metals using silanes |
US6153080A (en) * | 1997-01-31 | 2000-11-28 | Elisha Technologies Co Llc | Electrolytic process for forming a mineral |
US6322687B1 (en) | 1997-01-31 | 2001-11-27 | Elisha Technologies Co Llc | Electrolytic process for forming a mineral |
US6599643B2 (en) | 1997-01-31 | 2003-07-29 | Elisha Holding Llc | Energy enhanced process for treating a conductive surface and products formed thereby |
EP0958410B1 (en) * | 1997-01-31 | 2006-05-17 | Elisha Holding LLC | An electrolytic process for forming a mineral containing coating |
US6592738B2 (en) | 1997-01-31 | 2003-07-15 | Elisha Holding Llc | Electrolytic process for treating a conductive surface and products formed thereby |
EP1032616A4 (en) | 1997-10-23 | 2001-04-11 | Aar Cornelis P J V D | RUBBER TO METAL LIABILITY THROUGH SILANE COUPLING REAGENTS |
DE19814605A1 (de) * | 1998-04-01 | 1999-10-07 | Kunz Gmbh | Mittel zur Versiegelung von metallischen, insbesondere aus Zink oder Zinklegierungen bestehenden Untergründen |
US6162547A (en) * | 1998-06-24 | 2000-12-19 | The University Of Cinncinnati | Corrosion prevention of metals using bis-functional polysulfur silanes |
JP4165943B2 (ja) * | 1998-11-18 | 2008-10-15 | 日本ペイント株式会社 | 亜鉛被覆鋼および無被覆鋼の防錆コーティング剤 |
US6416869B1 (en) * | 1999-07-19 | 2002-07-09 | University Of Cincinnati | Silane coatings for bonding rubber to metals |
US6106901A (en) * | 1999-02-05 | 2000-08-22 | Brent International Plc | Method of treating metals using ureido silanes and multi-silyl-functional silanes in admixture |
US6071566A (en) * | 1999-02-05 | 2000-06-06 | Brent International Plc | Method of treating metals using vinyl silanes and multi-silyl-functional silanes in admixture |
US6827981B2 (en) | 1999-07-19 | 2004-12-07 | The University Of Cincinnati | Silane coatings for metal |
CN100507079C (zh) | 2001-06-28 | 2009-07-01 | 阿洛尼姆农业合作社控股有限公司 | 阳极化镁和镁合金的方法及在阳极化的表面上产生导电层的方法 |
JP3486404B2 (ja) * | 2001-07-16 | 2004-01-13 | 日本リークレス工業株式会社 | メタルガスケット素材板およびその製造方法 |
AU2002355856A1 (en) * | 2001-08-03 | 2003-02-17 | Elisha Holding Llc | An electroless process for treating metallic surfaces and products formed thereby |
US20040188262A1 (en) * | 2002-02-05 | 2004-09-30 | Heimann Robert L. | Method for treating metallic surfaces and products formed thereby |
AU2003209010A1 (en) * | 2002-02-05 | 2003-09-02 | Elisha Holding Llc | Method for treating metallic surfaces and products formed thereby |
BR0306570A (pt) * | 2002-10-07 | 2004-11-30 | Coatings For Ind | Formação de revestimentos resistentes à corrosão |
FR2847913B1 (fr) * | 2002-11-28 | 2005-02-18 | Electro Rech | Procede de traitement surfacique de pieces metalliques avant moulage d'un revetement de caoutchouc ainsi que bain de finition chimique et piece metallique ainsi obtenue |
US6887308B2 (en) * | 2003-01-21 | 2005-05-03 | Johnsondiversey, Inc. | Metal coating coupling composition |
US7524535B2 (en) * | 2004-02-25 | 2009-04-28 | Posco | Method of protecting metals from corrosion using thiol compounds |
US10041176B2 (en) * | 2005-04-07 | 2018-08-07 | Momentive Performance Materials Inc. | No-rinse pretreatment methods and compositions |
US7994249B2 (en) * | 2005-09-09 | 2011-08-09 | The University Of Cincinnati | Silane coating compositions and methods of use thereof |
US7704563B2 (en) * | 2005-09-09 | 2010-04-27 | The University Of Cincinnati | Method of applying silane coating to metal composition |
US7527872B2 (en) * | 2005-10-25 | 2009-05-05 | Goodrich Corporation | Treated aluminum article and method for making same |
DE102006031492A1 (de) * | 2006-07-06 | 2008-01-10 | Gerhard Heiche Gmbh | Korrosionsbeständiges Substrat und Verfahren zu dessen Herstellung |
US20080026151A1 (en) * | 2006-07-31 | 2008-01-31 | Danqing Zhu | Addition of silanes to coating compositions |
US7972659B2 (en) * | 2008-03-14 | 2011-07-05 | Ecosil Technologies Llc | Method of applying silanes to metal in an oil bath containing a controlled amount of water |
CN103582531A (zh) * | 2011-06-07 | 2014-02-12 | 塔塔钢铁艾默伊登有限责任公司 | 可热成型的带材、片材或坯料,其生产方法、热成型产品的方法和热成型的产品 |
US9656297B1 (en) | 2012-06-22 | 2017-05-23 | Nei Corporation | Steel pretreatment solution and method for enhanced corrosion and cathodic disbondment resistance |
WO2014032779A1 (en) * | 2012-08-27 | 2014-03-06 | Tata Steel Ijmuiden Bv | Coated steel strip or sheet having advantageous properties |
WO2015004256A1 (de) * | 2013-07-10 | 2015-01-15 | Chemetall Gmbh | Verfahren zum beschichten von metallischen oberflächen von substraten und nach diesem verfahren beschichteten gegenstände |
EP2907894B1 (de) * | 2014-02-13 | 2019-04-10 | Ewald Dörken Ag | Verfahren zum Herstellen eines mit einer Chrom-VI-freien und kobaltfreien Passivierung versehenen Substrats |
CN111318434A (zh) * | 2018-12-13 | 2020-06-23 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种无取向电工钢材料的处理方法 |
Family Cites Families (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5815541B2 (ja) * | 1975-10-22 | 1983-03-26 | 新日本製鐵株式会社 | コウザイノ ヒヨウメンシヨリホウ |
JPS52141436A (en) * | 1976-05-21 | 1977-11-25 | Nippon Steel Corp | Method of manufacturing precoated steel plated for use in d*i cans |
CA1211406A (en) * | 1980-12-24 | 1986-09-16 | Tomihiro Hara | Plated steel sheet with chromate and composite silicate resin films |
JPS6033192B2 (ja) * | 1980-12-24 | 1985-08-01 | 日本鋼管株式会社 | 耐食性、塗料密着性、塗装耐食性のすぐれた複合被覆鋼板 |
JPS602186B2 (ja) * | 1980-12-24 | 1985-01-19 | 日本鋼管株式会社 | 塗装下地用表面処理鋼板 |
JPS5850179A (ja) * | 1981-09-21 | 1983-03-24 | Toshiba Corp | ガスシ−ルドメタルア−ク溶接装置 |
US4659394A (en) * | 1983-08-31 | 1987-04-21 | Nippon Kokan Kabushiki Kaisha | Process for preparation of highly anticorrosive surface-treated steel plate |
JPS60162560A (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-24 | Nippon Steel Corp | 鋼の連続鋳造方法 |
JPS617877A (ja) * | 1984-06-22 | 1986-01-14 | 三菱電機株式会社 | Crt用キヤラクタパタ−ン拡張装置 |
JP2520871B2 (ja) * | 1985-09-06 | 1996-07-31 | 日本電信電話株式会社 | アンテナ指向方向検出装置 |
JPS6357674A (ja) * | 1986-08-28 | 1988-03-12 | Nippon Paint Co Ltd | 親水性皮膜形成用処理剤及び処理方法 |
JPS63130796A (ja) * | 1986-11-21 | 1988-06-02 | Kawasaki Steel Corp | 耐食性と塗料密着性に優れた複合化成処理鋼板およびその製造方法 |
US4889775A (en) * | 1987-03-03 | 1989-12-26 | Nippon Kokan Kabushiki Kaisha | Highly corrosion-resistant surface-treated steel plate |
JPH0238582A (ja) * | 1988-07-28 | 1990-02-07 | Kobe Steel Ltd | 絶縁皮膜の形成された電磁鋼板 |
US5108793A (en) * | 1990-12-24 | 1992-04-28 | Armco Steel Company, L.P. | Steel sheet with enhanced corrosion resistance having a silane treated silicate coating |
US5221371A (en) * | 1991-09-03 | 1993-06-22 | Lockheed Corporation | Non-toxic corrosion resistant conversion coating for aluminum and aluminum alloys and the process for making the same |
DE4138218C2 (de) * | 1991-11-21 | 1994-08-04 | Doerken Ewald Ag | Verwendung von Nachtauchmitteln für die Nachbehandlung von chromatierten oder passivierten Verzinkungsschichten |
US5292549A (en) * | 1992-10-23 | 1994-03-08 | Armco Inc. | Metallic coated steel having a siloxane film providing temporary corrosion protection and method therefor |
US5326594A (en) * | 1992-12-02 | 1994-07-05 | Armco Inc. | Metal pretreated with an inorganic/organic composite coating with enhanced paint adhesion |
US5322713A (en) * | 1993-03-24 | 1994-06-21 | Armco Inc. | Metal sheet with enhanced corrosion resistance having a silane treated aluminate coating |
-
1994
- 1994-03-07 US US08/207,565 patent/US5433976A/en not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-03-03 AU AU20927/95A patent/AU677121B2/en not_active Ceased
- 1995-03-03 NZ NZ282955A patent/NZ282955A/en unknown
- 1995-03-03 EP EP95913521A patent/EP0749501B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-03-03 WO PCT/US1995/002580 patent/WO1995024517A1/en active IP Right Grant
- 1995-03-03 PL PL95316253A patent/PL316253A1/xx unknown
- 1995-03-03 RU RU96120076A patent/RU2110610C1/ru active
- 1995-03-03 BR BR9507044A patent/BR9507044A/pt not_active Application Discontinuation
- 1995-03-03 DK DK95913521T patent/DK0749501T3/da active
- 1995-03-03 DE DE69504641T patent/DE69504641T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-03-03 RO RO96-01767A patent/RO117194B1/ro unknown
- 1995-03-03 HU HU9602448A patent/HUT75966A/hu unknown
- 1995-03-03 CA CA002185163A patent/CA2185163A1/en not_active Abandoned
- 1995-03-03 ES ES95913521T patent/ES2123241T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1995-03-03 CN CN95192626A patent/CN1146217A/zh active Pending
- 1995-03-03 JP JP7523521A patent/JPH09510259A/ja active Pending
- 1995-03-03 AT AT95913521T patent/ATE170932T1/de not_active IP Right Cessation
- 1995-03-06 TW TW084102124A patent/TW357196B/zh active
- 1995-03-07 ZA ZA951876A patent/ZA951876B/xx unknown
- 1995-03-07 PH PH50076A patent/PH31635A/en unknown
- 1995-03-07 PE PE1995263598A patent/PE43195A1/es not_active Application Discontinuation
- 1995-03-07 IL IL11291995A patent/IL112919A/en not_active IP Right Cessation
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007291531A (ja) * | 1999-02-05 | 2007-11-08 | Chemetall Plc | アミノシランおよび多シリル官能シランの混合物を利用する金属処理方法 |
JP4589364B2 (ja) * | 1999-02-05 | 2010-12-01 | チェメタル パブリック リミティド カンパニー | 金属基材の耐食性を向上させる方法 |
JP2010523365A (ja) * | 2007-04-04 | 2010-07-15 | アトテック・ドイチュラント・ゲーエムベーハー | 多層積層体の製造へのシラン組成物の使用 |
JP2016534219A (ja) * | 2013-07-18 | 2016-11-04 | ヒェメタル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングChemetall GmbH | 基材の金属表面を被覆する方法およびこの方法により被覆された物品 |
WO2017195803A1 (ja) | 2016-05-10 | 2017-11-16 | 株式会社神戸製鋼所 | 金属表面処理用水溶液、金属表面の処理方法、及び接合体 |
KR20190003737A (ko) | 2016-05-10 | 2019-01-09 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 금속 표면 처리용 수용액, 금속 표면의 처리 방법 및 접합체 |
US11306397B2 (en) | 2016-05-10 | 2022-04-19 | Kobe Steel, Ltd. | Aqueous solution for metal surface treatment, treatment method for metal surface, and joined body |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DK0749501T3 (da) | 1999-06-07 |
ATE170932T1 (de) | 1998-09-15 |
RO117194B1 (ro) | 2001-11-30 |
DE69504641T2 (de) | 1999-02-18 |
EP0749501B1 (en) | 1998-09-09 |
ZA951876B (en) | 1996-03-07 |
EP0749501A1 (en) | 1996-12-27 |
US5433976A (en) | 1995-07-18 |
MX9603914A (es) | 1997-09-30 |
ES2123241T3 (es) | 1999-01-01 |
DE69504641D1 (de) | 1998-10-15 |
HUT75966A (en) | 1997-05-28 |
IL112919A (en) | 1998-12-06 |
CN1146217A (zh) | 1997-03-26 |
NZ282955A (en) | 1998-05-27 |
PE43195A1 (es) | 1995-12-30 |
PH31635A (en) | 1999-01-12 |
CA2185163A1 (en) | 1995-09-14 |
AU677121B2 (en) | 1997-04-10 |
IL112919A0 (en) | 1995-06-29 |
TW357196B (en) | 1999-05-01 |
AU2092795A (en) | 1995-09-25 |
BR9507044A (pt) | 1997-09-09 |
PL316253A1 (en) | 1997-01-06 |
RU2110610C1 (ru) | 1998-05-10 |
WO1995024517A1 (en) | 1995-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09510259A (ja) | 溶解した無機珪酸塩または無機アルミン酸塩、有機官能性シラン及び非官能性シランを含有する水溶液で、耐食性を強めるために前処理された金属 | |
JP4865632B2 (ja) | 金属基体の腐食防止用の方法及び組成物 | |
US6777094B2 (en) | Treatment for improved magnesium surface corrosion-resistance | |
JP5550210B2 (ja) | 被覆された金属表面の補修コーティングの製造方法 | |
EP1097259B1 (en) | Corrosion prevention of metals using bis-functional polysulfur silanes | |
JP2002536540A (ja) | アミノシランおよび多シリル官能シランの混合物を利用する金属処理方法 | |
JP2001504146A (ja) | ビニルシランを用いた金属シートの腐蝕の防止法 | |
WO2009059798A2 (en) | A method for producing a coating on a metal substrate and a coating produced thereby | |
WO2007004449A1 (ja) | 化成処理方法、化成処理剤、及び化成処理部材 | |
AU724978C (en) | Method and compositions for preventing corrosion of metal substrates | |
MXPA96003914A (es) | Metal pretratado con una solucion acuosa quecontiene un silicato o aluminato inorganicodisuelto, un silano organofuncional y un silano no funcional para una resistencia a la corrosionmejorada | |
IL159221A (en) | Method of treating a workpiece for improved magnesium surface corrosion-resistance | |
IL197164A (en) | Method of treatment of a workpiece for improved magnesium surface corrosion-resistance |