JPH09510164A - 車両の矯正及び判断システムの矯正ベンチを調節するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、垂直方向に移動できる構造を有する支持棒（１）と、車両を載せるようになっており上記支持棒に取り付けられている矯正ベンチ（２）と、上記支持棒と矯正ベンチの垂直方向移動をするためのシリンダ（４）とを備える車体の矯正及び判断システムの矯正ベンチの傾きを調整するための装置に関する。矯正ベンチの傾きを調節するために、本装置は矯正ベンチの一端（５）に取り付けられるシリンダ（６）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 車両の矯正及び判断システムの矯正ベンチを調節するための装置 本発明は、垂直方向に移動できる支持棒と、車両を載せるようになっており支 持棒に取り付けられている矯正ベンチと、支持棒と矯正ベンチの垂直方向移動を するためのシリンダとを備える車体の矯正（straightening）及び判断（measuri ng）システムの矯正ベンチ（straightening bench）を調整するための装置に関 する。 壊れた車両を矯正及び判断システムの助けを借りて修理するとき、車体をまず 矯正及び判断システムの上に載せて敷居クランプでそこに取り付ける。この後、 車両を所望の高さまで持ち上げて、車体を真っすぐにするために矯正システムの 助けを借りて損傷箇所が見えるようにする。しかし従来の装置では、車両を矯正 ベンチの上に載せて矯正ベンチの上で持ち上げた後、矯正ベンチの傾きを調整す ることができないという問題点があった。この従来のシステムでは、車両を矯正 ベンチの上で駆動するかあるいは移動したときだけ矯正ベンチを傾斜することが できるが、この場合は矯正ベンチを一旦水平位置に戻し、位置の固定を機械的に 行わなければならない。しかしそのような位置では、クランプを直ちに車両に取 り付けることはできず、異なる箇所を一旦クランプした後、車両の正しい位置を 箇所を捜さなければならない。更に全修理を終える間、車両は水平位置にあるが 、これでは全ての側面を効果的に作業することができないという問題がある。 本発明の目的は、容易に、簡単でしかも信頼性のある方法で矯正ベンチの傾き を調節することができるような、矯正ベンチの傾き調節用装置を提供することに ある。更に本発明の目的は、矯正動作を以前よりも容易にできるような操作がで きる装置を提供することである。 本発明の目的は、添付した請求の範囲に述べられた事項によって特徴付けられ た装置により達成される。 本発明の装置は、傾きを調節するために矯正ベンチの一端に取り付けたシリン ダを有する。シリンダの作用により、矯正ベンチがどんな異なる高さにあっても 、 傾きを変えるように矯正ベンチを回動させることができる。この装置は簡単で、 しかも操作が易しく信頼性が高い。 本発明の好ましい実施例では、シリンダの一端を支持棒に取り付けている。そ してシリンダが支持棒と共に移動し、容易に利用できる。 本発明の他の実施例では、シリンダの一端がスライダに取り付けられ、該スラ イダは矯正ベンチの長手方向に移動できるような構造を有する。更にスライダと 支持棒の両方に取り付けられる支持アームが装置に備えられる。シリンダが矯正 ベンチに取り付けられ、支持アームの助けによって支持棒に取り付けられている 。この種の装置の操作もまた容易で簡単である。 本発明を添付図面を参照して、より正確に説明する。 図１は、矯正ベンチが異なる高さにある間の、車体の矯正システムの一部とし ての本発明の装置の実施例を示す。 図２は、矯正ベンチが異なる角度で傾いている間の、図１に関する装置を示す 。 図３は、車が矯正ベンチの上に載せられ、矯正ベンチが異なる位置を採ってい る間の、図１、図２に関する装置を示す。 図４乃至図７は、本発明の装置を使用した矯正システムを示す。 図８は、矯正ベンチに取り付けられた本発明の装置の他の実施例を示す。 図１〜３には車体の矯正システムの部材が示されており、このものはフレーム パイプ１０と、支持棒１と、矯正ベンチ２と、シリンダ４とを備えて成る。支持 棒１は、フレームパイプ１０内にその一部が入り込んでおり、高さを変えること ができるような構造を有するインナーパイプである。矯正ベンチ２は、シリンダ 端部を回動させる構造を有する上記支持棒１の一端に取り付けられている。シリ ンダ４は、上記フレームパイプ１０と矯正ベンチ２あるいはフレームパイプ１０ とインナーパイプ（支持棒）１に取り付けられている。更に矯正システムはシリ ンダ６を有し、該シリンダ６の一端５は矯正ベンチ２に回動可能に取り付けられ 、シリンダ６の他端７は支持棒１に回動可能に取り付けられている。フレームパ イプ１０には縦溝が形成されており、シリンダ６がインナーパイプ（支持棒）１ と共に高さを変えながら移動できるようになっている。シリンダ４、６は共に油 圧 シリンダである。 図には異なる位置にある矯正ベンチ２が示されている。図１に関して、矯正ベ ンチ２は、シリンダ４の作用により所望の高さに調節できる。図２に関して、車 体の矯正システムにより車の位置を調節できるように、シリンダ６の作用により 、所望の方法で上下方向のいづれにも矯正ベンチ２を傾斜させることができる。 また図３には、車３が矯正ベンチ２の上に載っている様子が示されている。 本発明の矯正システムは、図４〜７に示された装置で使用される。図４は、矯 正ベンチ２が車をベンチに乗せるための方向に傾斜している様子を示している。 図５には、矯正ベンチ２が水平位置に回動した様子を示している。図６には、矯 正ベンチ２と車が作業位置まで持ち上げられた様子を示しており、また図７には 矯正ベンチ２と車が後方側へ傾いた様子を示している。 図８に関して、シリンダ６の一端７がスライダ８に取り付けられている。スラ イダ８は矯正ベンチ２に対して設けられ、矯正ベンチ２の長さ方向に沿って移動 することができる。シリンダ５の他端は矯正ベンチ２に取り付けられている。更 にスライダ８には支持アーム９が取り付けられ、支持棒１に対して矯正ベンチ２ が回動できるような構造を備えている。支持棒１はフレームパイプ１０の中に垂 直に置かれたインナーパイプであり、インナーパイプ内に適合している。油圧シ リンダ６を作動させることにより、矯正ベンチ２を異なる２方向に傾けることが でき、これにより矯正ベンチ２が支持アーム９に支持されながら、上下方向に回 動することができる。 本発明は有利な実施例に限定されず、請求の範囲により特定された発明の範囲 内で変更してもよい。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 垂直方向に可動な支持体（１）を有し、該支持体に矯正ベンチ（２）が取 り付けられており、該矯正ベンチに車両（３）が取り付けられるようになってお り、前記支持体と矯正ベンチとの垂直移動のためのシリンダ（４）を備える車体 の矯正および判断システムの矯正ベンチの傾き調節装置であって、 該装置は、前記矯正ベンチの傾きを調節するために、シリンダ（６）の一端（ ５）が前記矯正ベンチに取り付けられていることを特徴とする矯正ベンチの傾き 調節装置。 ２． 前記シリンダ（６）の他端は支持体（１）に取り付けられていることを特 徴とする請求項１記載の矯正ベンチの傾き調節装置。 ３． 前記シリンダ（６）の端部（７）はスライダ（８）に取り付けられ、該ス ライダは前記矯正ベンチの長手方向に動くことができる構造を有し、前記調節装 置には前記スライダ（８）と前記支持体（１）とに取り付けられた支持アーム（ ９）を有することを特徴とする請求項１または２記載の矯正ベンチの傾き調節装 置。