JPH09509960A - 薬剤含有接着複合体の経皮放出デバイス - Google Patents

薬剤含有接着複合体の経皮放出デバイス

Info

Publication number
JPH09509960A
JPH09509960A JP7523436A JP52343695A JPH09509960A JP H09509960 A JPH09509960 A JP H09509960A JP 7523436 A JP7523436 A JP 7523436A JP 52343695 A JP52343695 A JP 52343695A JP H09509960 A JPH09509960 A JP H09509960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
drug
layer
adhesive layer
proximal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7523436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3021661B2 (ja
Inventor
エバート,チャールズ・ディー
ヴェンカテシュワラン,スリニヴァサン
ハイバー,ウェルナー
ボルサディア,スレシュ
Original Assignee
セラテック・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セラテック・インコーポレーテッド filed Critical セラテック・インコーポレーテッド
Publication of JPH09509960A publication Critical patent/JPH09509960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3021661B2 publication Critical patent/JP3021661B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/70Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
    • A61K9/7023Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms
    • A61K9/703Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms characterised by shape or structure; Details concerning release liner or backing; Refillable patches; User-activated patches
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/70Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
    • A61K9/7023Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms
    • A61K9/703Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms characterised by shape or structure; Details concerning release liner or backing; Refillable patches; User-activated patches
    • A61K9/7038Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer
    • A61K9/7046Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer the adhesive comprising macromolecular compounds
    • A61K9/7053Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer the adhesive comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon to carbon unsaturated bonds, e.g. polyvinyl, polyisobutylene, polystyrene
    • A61K9/7061Polyacrylates

Abstract

(57)【要約】 感熱性および揮発性薬剤のための経皮薬剤放出デバイスの製造方法について記す。デバイスは、遠位表面に積層された非透過性裏地材料、および近位表面に積層された、薬剤を皮膚または粘膜に投与するために取り除くようにしてある、剥離可能非透過性裏地材料を有する薬剤含有接着剤複合体を含む。図は、実質的に薬剤非透過性の遠位裏地(14)、薬剤を有する接着剤複合体(18)および実質的に薬剤非透過性の近位剥離ライナー(22)を含む経皮薬剤放出デバイス(10)の部分断面図である。接着剤複合体(18)は遠位接着剤層(19)、近位接着剤層(20)、およびこれらの間に配置されたゲル化された薬剤層(21)よりなる。デバイスは、ゲル状薬剤を第1または第2接着剤ラミネートの少なくとも1つの露出面に押し出し、接着剤層およびゲル化された薬剤を合体して、各裏地材料によって覆われた遠位および近位表面を有する薬剤含有接着剤複合体層を形成することによって製造される。この方法は、ニコチン含有パッチの形成に特に適応させうる。

Description

【発明の詳細な説明】 薬剤含有接着複合体の経皮放出デバイス発明の背景 本発明は一般に、経皮および経粘膜薬剤放出(TDD)デバイス(devic e)に関する。さらに詳しくは、本発明は、薬剤をゲルとして接着層に押し出し 、その後、ゲルを押し出した接着層の表面に第2の接着層を重ねて、薬剤含有接 着複合体デバイスを形成する、感熱性また揮発性薬剤を放出するためのTDDデ バイスに関する。薬剤の皮膚または粘膜の通過を容易にするための化学的促進剤 を、薬剤と混合したり、または複合体に混合することもできる。従って、本発明 は、押し出し工程を用いて、ゲル化された薬剤を乾燥接着層に合体するTDDデ バイスの製造方法、並びにこの方法を用いて製造された薬剤放出デバイスを包含 する。これらの方法およびデバイスは、ニコチンの体内への放出に特に有用であ る。 シガレットの喫煙は冠状動脈に起因する心臓疾患の主な危険因子であり、全て のガンによる死因のほぼ30%になる。しかしながら、喫煙を止めるのは難しく 、どのような禁煙治療でもシガレットの薬理学的および心理学的依存症の両方を 治療しなければならない。これらの2つの要因の治療を別々に行うことにより、 例えば、心理学的常用癖を別に治療しながら、薬理学的渇望をニコチンピルまた はチューインガムで満足させることにより、まあまあの成功を得てきた。 最も成功した解決法の1つは、ニコチンチューインガムによるものであり、こ れは口内吸収によりニコチンの体循環への直接放出を行うものである。しかしな がら、ニコチンチューインガムの味は悪く、口の潰瘍および胸やけの原因となっ たり、歯の装置を壊してしまう。さらに、効果を上げるには患者の協力が重要で ある。経口投与したニコチンについての他の問題は、例えば胃腸の不調、吐き気 、急速なニコチンの分解、および不規則なかつ予想外の血中濃度である。 シガレットの喫煙の薬理学的依存症の治療を一層有利にする別の解決法は、ニ コチンの経皮放出である。皮膚は通常、物質が環境から体内へ移動するのに対し て非常に効果的なバリヤーである。しかしながら、ニコチンは非常に揮発性であ り、脂質に高度に可溶性であり、皮膚に容易に浸透する。例えば、他の経皮投与 薬剤の皮膚への平均浸透速度と比較すると、ニトログリセリンのスキンフラック スは10〜25μg/cm2・h、スコポラミン2〜8μg/cm2・h、エスト ラジオール0.01〜0.03μg/cm2・h、クロニジン0.5μg/cm2 ・h、およびニコチン100〜300μg/cm2・hである。しかしながら、 ニコチンはまた皮膚に刺激性であり、かつ非常に毒性である。従って、許容され るニコチン放出TDDデバイスの開発は、有効投与量の該物質を供給する一方で 、刺激および安全性の問題をできるだけ少なくする方法を見いだす必要がある。 多くのニコチン放出TDDデバイスが示されてきた。日本特許公開公報第61 −251619号には、少量の物質を含み、そして皮膚の比較的広い面積(70 cm2)を覆う非調整放出デバイスが報告されている。Etscornの米国特 許第4,597,961号には、約45分間だけ有効なように、微孔質膜がニコ チンの皮膚への放出をできるだけ少なくするように調整するデバイスが記載され ている。Rose等の米国特許第4,920,989号および第5,016,6 52号には、患者の口に放出するニコチンエーロゾルスプレーとの併用が好まし いニコチンパッチが記載されている。Baker等の米国特許第4,943,4 35号には、ニコチン貯蔵部、および皮膚を通してのニコチンの拡散を調整する 速度調整重合体マトリックスを含む、ニコチンを12〜24時間放出する経皮パ ッチが記載されている。Govil等の米国特許第4,908,213号には、 ニコチンの経皮投与で生じるひどい痒みを消す痒み止め含有経皮ニコチンパッチ が記載されている。Reedの米国特許第4,877,618号は、経皮拡散が 長時間にわたって比較的一定速度である、接着剤層と層間層とが交互に積層され た経皮ニコチンパッチを教示している。 TDDデバイスの製造方法は特許文献においてあまり注目を集めてこなかった 。Baker等の米国特許第4,943,435号には、ニコチン放出速度を調 整する不活性重合体マトリックスにニコチンが好ましく溶解されている、ニコチ ンパッチの製造方法が記載されている。ニコチンの重量%は一体マトリックス層 に おける所望配含量によって変えることができるが、重合体の約50重量%以上で あると注型後に正しく固化することができず、ゲルまたは液状のままとなる。従 って、このニコチンパッチの製造方法は、混合したときに正しく重合する重合体 およびニコチン配合量に限定される。 重合体および揮発性薬剤を含有する薬剤放出デバイスの別の問題は、重合を薬 剤の存在下で行うことができても、重合体と薬剤とを組み合わせたものを乾燥し なければならないことである。特に、重合体をオーブンで加熱して乾燥を促進す ると、乾燥中に揮発性薬剤濃度が低下してしまうので、これはニコチンのような 揮発性薬剤にとっては問題である。従って、揮発性薬剤を重合体に添加した後、 加熱または乾燥を必要とする製造方法は避けるのが有利である。 Bakerはまた、TDDデバイスの構成成分の多くの一般的な材料、例えば 裏地、接着剤、膜、マトリックスおよび剥離ライナーが、ニコチンによって溶解 されたり、または分解されることを教示している。例えば、Bakerは、接着 剤が糸をひいたり、粘着性がなくなったり、あるいはニコチン配合量が多量にな るために皮膚に当てたときにニコチンがどっと放出されることを教示している。 Bakerによると、一般的なグレードのポリイソブチレン、アクリレート、ま たはシリコーン系接着剤は、1週間でもニコチンにさらすとこのようになる。B akerはさらに、ニコチンの存在下で著しく膨潤したり、崩壊したり、または 完全に溶解する重合体の例は、多くのグレードのポリ塩化ビニル、ポリカーボネ ート、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレート、ポリウレ タン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニルの割合が低いものは除く)、 およびポリ塩化ビニリデンであることを教示している。 Mirannda等の米国特許第4,915,950号には、定着接着剤層を 薬剤透過性裏地へ積層する、TDDデバイスの製造方法が記載されている。同様 に、感圧接着剤を剥離ライナーに積層する。次に、吸着剤源層を、好ましくは触 圧接着剤または定着接着剤上に付着させる。次いで、液状薬剤を吸着源層の露出 面にプリントする。最後に、定着接着剤/裏地ラミネートを吸収源/触圧接着剤 /剥離ライナーラミネート上に積層して最終デバイスを形成する。プリント工程 は、多くの技術のいずれかによって実質的に均質に液状薬剤を吸着源層上に付着 させるものである。薬剤を液状で用いるのは、積層の際に薬剤がデバイスの周囲 に絞り出されるのを実質的に妨げるように、薬剤が吸収源層表面を湿らせなけれ ばならないので、大きな問題となる。付着後、薬剤は隣接接着剤層の一方または 両方に拡散する。従って、吸収源を構成する布材料およびその表面特性は、布へ の吸い上げ作用が慎重に調整されるように入念に選択しなければならない。従っ て、液体薬剤の吸収源層へのプリント速度および接着剤ラミネートへのその後の 積層は慎重に調節しなければならず、その上、これは実施が難しい。 よる経皮パッチの製造方法が記載されている。発明の目的および概要 本発明の目的は、揮発性または感熱性薬剤、促進剤、またはオーブンによるよ うな乾燥もしくは加熱を行うことができない他の成分に適合した積層TDDデバ イスの製造方法を提供することである。 本発明の別の目的は、液体薬剤配合物の吸収剤層への吸収または吸い上げを必 要としない積層TDDデバイスの製造方法を提供することである。 本発明のさらに別の目的は、薬剤放出特性の選択および最適化が可能な積層T DDデバイスの製造方法を提供することである。 これらのおよび他の目的は、次の工程 (a) 一方の面は遠位裏地材料が積層され、反対の面は露出している第 1薬剤透過性接着剤層よりなる第1接着剤ラミネートを準備すること; (b) 一方の面は近位の剥離可能な剥離ライナーが積層され、反対の面 は露出している第2接着剤層よりなる第2接着剤ラミネートを準備すること; (c) ゲル状の該薬剤を該第1または第2接着剤ラミネートの少なくと も1つの露出面に押し出すこと;そして (d) 第1または第2接着剤ラミネートの露出面どおしを積層し、それ によって、接着剤層およびゲル化された薬剤を合体して、遠位裏地材料が一方の 面を覆い、そして近位の剥離可能な剥離ライナーがその反対面を覆う薬剤含有接 着剤複合層を形成すること を含んでなる、TDDデバイスの製造方法によって達成しうる。 換言すると、任意に促進剤、防腐剤、酸化防止剤、痒み止め、可溶化剤等を含 有するゲル状の薬剤を、第1または第2接着剤層の露出面の一方または両方に押 し出し、次に、一緒に積層すると、薬剤含有接着剤複合体を形成することができ る。 本方法の別の態様は、デバイスの製造中、第1または第2接着剤層の露出面を 、工程内剥離ライナーで保護することであり、剥離ライナーを除去した後に、ゲ ル化された薬剤を接着剤面に押し出し、そして2つの接着剤層の露出面を積層し て、薬剤/接着剤複合体を形成する。この態様では、ゲル化された薬剤の押し出 しは、積層前に、いずれかの接着剤層上に行うことができる。さらに、必要なら ば、ゲル化された薬剤の押し出しは両方の接着剤層に行ってもよい。 本方法のさらに別なより特殊な態様は、禁煙治療のためにニコチンを投与する TDDデバイスを製造するものである。ゲル化されたニコチンは、ヒドロキシプ ロピルセルロースのようなゲル化剤と共に混合することによって配合される。防 腐剤および酸化防止剤、例えばブチル化ヒドロキシトルエンを、さらに配合物に 加えてもよい。図面の簡単な説明 図1は、本発明のTDDデバイスの部分断面図である。 図2は、図1のTDDデバイスを製造する際に用いる、積層された第1接着剤 中間体の部分断面図である。 図3は、図1のTDDデバイスを製造する際に用いる、積層された第2接着剤 中間体の部分断面図である。 図4は、近位剥離ライナータブを重ねた、図1の完成TDDデバイスの部分断 面図である。発明の詳細な説明 本発明の経皮および経粘膜薬剤放出デバイスの製造方法について説明する前に 、本発明はここに記載の特定の製造工程および材料に限定されるものではなく、 こ れらの製造工程および材料は多少変更しうることを理解すべきである。また、本 発明の範囲は請求の範囲によってのみ限定されるので、ここで用いる用語は単に 具体的な態様の説明のために用いるのにすぎず、本発明を限定するものでないこ とは無論のことである。 本明細書および請求の範囲で用いる名詞は、断りがなければ、複数の場合も含 まれることに留意しなければならない。従って、例えば、”薬剤”含有積層構造 とある場合、2種以上の薬剤混合物も含まれ、”接着剤”とある場合、2種以上 の接着剤も含まれ、そして”促進剤”とある場合、2種以上の促進剤も含まれる 。 本明細書および請求の範囲において、次の用語は以下に示す定義に従って使用 する。 ここで用いる”活性ゲル”、”ゲル化された薬剤”、”ゲル状薬剤”等は、積 層パッチへ施すために、選択された流れ特性および表面張力特性を得るため、ゲ ル化剤を分散させた薬剤を意味する。従って、活性ゲルは、粘性であるがなお流 動状態の液体薬剤であり、薬剤およびゲル化剤のコロイド状/2相または溶解混 合物である。液体薬剤は、それ自体が液体である薬剤、あるいは選択された溶媒 または賦形剤に溶解、懸濁または分散した薬剤を意味する。そのような溶媒は液 体、例えばエタノール、水等、または押し出すことができる低粘性半固体、例え ば低分子量重合体、ワックス、石油ゼリー等である。活性ゲルはまた、配合物に 加えると、薬剤の皮膚または粘膜を通しての体内への移送を容易にすることがで きる促進剤を含んでいてもよい。活性ゲルはまた、薬剤、ゲル化剤、促進剤、防 腐剤、酸化防止剤、痒み止め、可溶化剤等の組み合わせであってもよい。”ゲル ”という用語は、ゲルの技術的定義を満たしても、満たさなくとも、粘稠薬剤成 分の機能的性質に当てはまることを意味する。 ここで用いる”薬剤”または”薬理学的に活性な薬剤”または他の類似用語は 、当業界で公知の方法によるおよび/または本発明の教示する方法による、経皮 的または経粘膜的投与に適した化学的もしくは生物学的物質または化合物を意味 し、これは所望の生物学的または薬理学的効果を誘導し、限定されないが、それ らの効果は(1)生活プロセスに影響を及ぼし、(2)生物に予防的作用をもた らし、 そして感染防止のような不所望な生物学的作用を防ぎ、(3)疾患による症状を 軽くする、例えば疾患による痛みまたは炎症を軽くする、および/または(4) 生物の疾患を軽くする、減じる、もしくは完全に治癒するものである。効果は、 局部麻酔作用をもたらすような局所的なものであっても、あるいは全身的なもの であってもよい。本発明は新しい薬剤または新しい種類の活性剤を引き出すもの ではない。むしろ、当業界に存在するまたは後に活性薬剤として導入される薬剤 であり、かつ本発明による放出に適している薬剤を放出するための、上記デバイ スおよびその製造方法に限定される。そのような物質は、例えば、皮膚および粘 膜のような体表面および膜等を通して体内に通常放出される広い種類の化合物で ある。一般に、その例は抗感染症薬、例えば抗生物質および抗ウイルス剤;鎮痛 薬および鎮痛薬の組み合わせ;食欲抑制薬;駆虫薬;抗関節炎薬;抗ぜん息薬; 抗けいれん薬;抗うつ薬;抗糖尿病薬;下痢止め;抗ヒスタミン薬;抗炎症薬; 抗片頭痛薬;吐き気止め;抗腫瘍薬;抗パーキンソン病薬;痒み止め;抗精神病 薬;解熱薬;抗けいれん薬;抗コリン作動薬;交感神経作用薬;キサンチン誘導 体;心臓血管薬、例えばカリウムおよびカルシウムチャンネルブロッカー、ベー タブロッカー、アルファーブロッカーおよび抗不整脈薬;抗高血圧薬;利尿薬お よび抗利尿薬;血管拡張薬、例えば一般的な冠状、抹消および大脳血管拡張薬; 中枢神経系刺激薬;血管収縮薬;せきおよびかぜの薬、例えばうっ血除去薬;エ ストラジオールおよび他のステロイドのようなホルモン、例えばコルチコステロ イド;催眠薬;免疫抑制剤;筋肉弛緩薬;副交感神経遮断薬;精神刺激薬;鎮静 薬;トランキライザー;並びにニコチンおよびその酸付加塩である。 皮膚または粘膜を通り抜ける薬剤の流れは、抵抗(拡散係数)または推進力( 拡散のグラジエント)のいずれかを変えることによって増加させることができる 。同様に、体外での収集または分析のために皮膚または粘膜を通り抜ける分析物 (体内での濃度または活性度を知りたい、生物学的膜を通過するのに適した化学 的または生物学的物質)の流動性を増加させることもできる。流動性はいわゆる 浸透または化学的促進剤を用いることによって増加させてもよい。化学的促進剤 は2種類の主な成分、すなわち、細胞包膜の働きを乱す化合物および溶媒、また は細 胞包膜の働きを乱す化合物と溶媒とを含有する2成分系よりなる。 細胞包膜の働きを乱す化合物は、皮膚を通しての分析物の取り出しにおいても 、一般的な局所的薬剤および作用として当業界では公知である。これらの化合物 は、角質層細胞包膜の脂質構造を乱すことによって皮膚浸透を助けるものと考え る。これらの化合物に含まれるものは1982年6月13日発行のヨーロッパ特 許出願第43,738号に記載されており、これは参照することによってここに 記載されたものとする。細胞包膜の働きを乱すどのような化合物も本発明に有用 であると考えられる。細胞包膜の働きを乱す化合物の例は下記の式によって表さ れる化合物である R−X (式中、Rは炭素原子数約7〜16の直鎖アルキル、炭素原子数約7〜22の非 末端アルケニル、または炭素原子数約13〜22の分枝鎖アルキルであり、Xは ソルビタン、グリセリン、−OH、−COOCH3、−COOC25、−OCO CH3、−SOCH3、−P(CH32O、−COOC24OC24OH、−CO OCH(CHOH)4CH2OH、−COOCH2CHOHCH3、−COOCH2 CH(OR″)CH2OR″、−(OCH2CH2mOH、−COOR′または− CONR′2であり、R′は−H、−CH3、−C25、−C37または−C24 OHであり;R″は−Hまたは炭素原子数7〜22の非末端アルケニルであり; そしてmは2〜6であり;ただし、R″がアルケニルであり、Xが−OHまたは −COOHであるとき、少なくとも1つの二重結合はシス配置である)。 細胞包膜の働きを乱す化合物の好ましい例はミリスチン酸イソプロピル、ラウリ ン酸メチル、オレイン酸、オレイルアルコール、モノオレイン酸グリセロール、 ジオレイン酸グリセロール、トリオレイン酸グリセロール、モノステアリン酸グ リセロール、モノラウリン酸グリセロール、モノラウリン酸プロピレングリコー ル、およびソルビタンエステル、並びにこれらの混合物である。 適した溶媒の例は水;ジオール、例えばプロピレングリコールおよびグリセロ ール;モノアルコール、例えばエタノール、プロパノールおよび高級アルコール ;DMSO;ジメチルホルムアミド;N,N−ジメチルアセトアミド;2−ピロ リドン;N−(2−ヒドロキシエチル)ピロリドン、N−メチルピロリドン、1 −ドデシルアザシクロヘプタン−2−オン、および他のN−置換−アルキル−ア ザシクロアルキル−2−オン(アゾン)等である。 Cooperの1985年8月27日付け米国特許第4,537,776号に は、透過性促進に特定の2成分系を使用する従来技術および背景に関する情報の 優れた要約が記載されている。説明を完全なものにするために、用いられている 情報および用語は参照することによってここに記載されたものとする。 同様に、上記ヨーロッパ特許出願第43,738号では、親油性の薬理学的に 活性な化合物の放出のために、溶媒としての選択されたジオールを、広い範囲の 細胞包膜の働きを乱す化合物と共に用いることを教示している。細胞包膜の働き を乱す化合物およびジオールの詳しい説明のために、ヨーロッパ特許出願第43 ,738号の説明を参照することによってまたここに記載されたものとする。 メトクロプラミドの浸透を促進するための2成分系は、1985年8月21日 発行のUK特許出願GB 2,153,223 A号に記載されており、C8-32 脂肪族モノカルボン酸(C18-32ならば、不飽和および/または分枝鎖)の1価 アルコールエステルまたはC6-24脂肪族1価アルコール(C14-24ならば、不飽 和および/または分枝鎖)およびN−環状化合物、例えば2−ピロリドン、N− メチルピロリドン等からなる。 ジエチレングリコールモノエチルまたはモノメチルエーテルと、モノラウリン 酸プロピレングリコールおよびラウリン酸メチルとからなる促進剤の組み合わせ は、プロゲストゲンおよびエストロゲンのようなステロイドの経皮放出を促進す るものとして、米国特許第4,973,468号に記載されている。薬剤を経皮 放出するためのモノラウリン酸グリセロールおよびエタノールからなる2成分促 進剤は、米国特許第4,820,720号に記載されている。米国特許第5,0 06,342号には、C2-4アルカンジオールの脂肪酸エステルまたは脂肪アル コールエーテル(エステル/エーテルの各脂肪酸/アルコール部分の炭素原子数 は8〜22である)からなる経皮薬剤投与のための多数の促進剤が挙げられてい る。米国特許第4,863,970号には、特定量の1種以上の細胞包膜の働き を乱す化合物、例えばオレイン酸、オレイルアルコール、およびオレイン酸のグ リセロールエステル;C2またはC3アルカノールおよび不活性希釈剤、例えば水 を含有する浸透促進賦形剤に含まれる、活性浸透物質よりなる局所塗布用の浸透 促進組成物が示されている。 他の化学的促進剤は、必ずしも2成分系ではないが、例えばDMSO、または Herschlerの米国特許第3,551,554号、Herschlerの 3,711,602号、およびHerschlerの米国特許第3,711,6 06号に教示されるようなDMSOの水溶液、およびCooperの米国特許第 4,557,943号に記載のようなアゾン(N−置換−アルキルーアザシクロ アルキル−2−オン)である。 いくつかの化学的促進剤系は毒性および皮膚の痒みのようなマイナスの副作用 を有する。米国特許第4,855,298号には、皮膚に痒みをもたらす化学的 促進剤を含有する組成物による痒みを減じるために、痒み止め作用をもたらすの に十分な量のグリセリンを含有させた組成物が記載されている。従って、痒み止 めは本発明の範囲の薬剤/促進剤組成物に加えると有利になることがある。 ここに記載の接着剤ラミネートに用いるいくつかの接着剤への、特定の薬剤の 溶解度が低いと不利になることがある。溶解促進剤、可溶化剤または溶解性変更 剤を薬剤配合物に加えると、薬剤の溶解性、それゆえ、接着剤ラミネート中の薬 剤濃度を向上させることができる。接着剤ラミネート中の薬剤濃度が高くなると 、皮膚または粘膜を通り抜ける流れも増加する。そのような可溶化剤の例は溶媒 、例えば低級アルコール、ジオールおよびトリオール;低分子量重合体、例えば ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコール;並びに薬剤の接着剤 層への溶解度を高めるのに適した他の物質である。 図1〜4に記載の態様では、活性薬剤としてのニコチンについて示した。しか しながら、ニコチンの代わりに、経皮または経粘膜放出することができる活性ゲ ル中に含まれるどのような他の液体薬剤も用いうることは、当業者に明らかなこ とである。本発明は、高温を必要とする条件下で容易に配合することができない 揮発性もしくは感熱性である配合物の薬剤、促進剤、または他の成分の配合に特 にふさわしいことを強調する。”揮発性”または”感熱性”という用語は相対的 なものであると考えられるので、配合物の薬剤、促進剤または他の成分が、約1 00℃以下、特に約75℃以下、最も詳しくは約50℃以下の融点を有するか、 またはこの温度で分解もしくは不活性化するとき、これらは”揮発性”または” 感熱性”であるとここでは定義する。 図1において、本発明の方法で製造されるTDDデバイスは10で一般に示さ れる。デバイス10は、傷ついていない皮膚または粘膜の予め決められた部分に 接着するようにした、積層された薬剤含有接着剤複合体層の形をしている。デバ イス10の個々の層は、実質的に薬剤非透過性の遠位裏地14、皮膚または粘膜 に接着するようにしてある薬剤含有接着剤複合体18、および実質的に薬剤非透 過性の近位剥離ライナー22を含む。接着剤複合体18は遠位接着剤層19、近 位接着剤層20、およびこれらの間に配置されたゲル化された薬剤層21よりな る。これらの層についてさらに詳しく説明する。 遠位裏地層14は、使用の際に、環境に面した、すなわち皮膚または粘膜から 遠い位置にあるパッチの側と定義する。裏地層14の作用は、パッチを保護する こと、および環境へのニコチン(または他の液体もしくは揮発性薬剤)の損失を 妨げる不浸透性層を提供することである。従って、選択される材料は耐ニコチン 性であり、かつニコチンをできるだけ透過しないものであるべきである。裏地材 料は不透明であると、ニコチンの紫外腺による分解を妨げることができる。さら に、裏地層14はデバイスの他の層に結合し、かつこれらを支持しうるものであ るべきであり、さらにデバイス10を使用する人の動きに応じて柔軟なものであ るべきである。好ましい材料はポリエステルまたはアルミニウム被覆ポリエステ ル、例えば3M社からスコッチパック1009または1109の登録商標名で市 販されているようなポリエステル薬用フィルムである。アルミニウム被覆ポリエ ステルのニコチン透過度は約0.2μg・100μm/cm2・h未満である。 貯蔵または使用の間、ニコチン配合量が適切に保持されるよう十分にニコチン非 透過性である材料に限られる。しかしながら、変性してまたは変性せずに用いう る他の低透過性材料は、金属ホイル、金属被覆ポリホイル、複合ホイルまたはフ ィ ルムよりなる群から選択されるものであり、これらはポリエステルテレフタレー トのようなポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン(”TEFLON”)系 材料、もしくは相当物、ポリエーテルブロックアミド共重合体(例えば”PEB AX”共重合体)、”NUKRELL”重合体のようなポリエチレンメチルメタ クリレートブロック共重合体、”PELLATHANE”もしくは”ESTAN E”重合体のようなポリウレタン、ポリ塩化ビニル(Saran、登録商標)、 ナイロン、シリコーンエラストマー、ゴム型ポリイソブチレン、スチレン、スチ レン−ブタジエンおよびスチレン−イソプレン共重合体、ポリエチレン、並びに ポリプロピレンを含むものである。 これらの材料の多くは、ニコチンとの使用に適していないものとして、Bak erの米国特許第4,943,435号に挙げられているが、ここに記載の方法 で配合すると、これらの材料は、ニコチンによる分解に対して十分に耐えて、本 発明に有用なものとなる。約0.001〜0.004インチの厚さが好ましく、 0.002〜0.003インチの厚さがより好ましい。 接着剤/薬剤複合体18の形成に用いられる接着剤は、ニコチンと相溶性であ り、かつニコチンの流れを有用なものにするものでなければならない。近位接着 剤層20および遠位接着剤層19は、ニコチンのデバイス10からの放出速度の 決定に主な投割を果たす。近位接着剤層20を構成する材料は、薬学的に許容さ れる材料よりなる、感圧性の皮膚に接する接着剤である。これはまた、生体適合 性、易施用性、および易除去性を含めた経皮パッチに用いる接着剤の一般基準を 満たすべきである。近位接着剤層20および遠位接着剤層19の接着剤は、ニコ チンかゆるやかに拡散する材料のものが好ましい。平衡の後、物質は接着剤複合 体18全体に拡散する。これは放出速度の調整に有用なことである。従って、接 着剤複合体18に用いる材料を慎重に選択することによって、ニコチンの系全体 への分布を調整することができる。他の有用な基準には、貯蔵部容量を提供する 接着剤層への適切な薬剤溶解度がある。接着剤複合体の厚さは好ましくは約0. 001〜0.020インチ、より好ましくは0.002〜0.010インチ、最 も好ましくは0.002〜0.005インチである。本発明の実施の際に用いる 適当な接着剤はアクリル接着剤、例えばモンサント社からRA2484、RA2 333、RA2397、R363およびR362の登録商標名で市販されている ようなもの;他のアクリル接着剤、例えば”DUROTAK(登録商標)80− 1196(ナショナル スターチ社、架橋または非架橋アクリル共重合体)、S P18305(登録商標)(アベリー インターナショナル社)、MSX435 (登録商標)(3M社)および”NEOCRYL(登録商標)”(ポリビニル ケミカル社);酢酸ビニル接着剤、例えばエアー プロダクツ社のFlexcr yl(登録商標)−1614、−1617、−1618および−1625;並び に天然および合成ゴム、例えばポリイソブチレン、ネオプレン、ポリブタジエン およびポリイソプレン等である。他の適した材料は例えば、エチレン酢酸ビニル 共重合体、ポリシロキサン、ポリアクリレート、ポリウレタン、および可塑化重 量(weight)ポリエーテルブロックアミド共重合体(”PEBAX”共重 合体)である。裏地材料の場合におけるように、これらの材料のうちのいくつか はBakerの米国特許第4,943,435号において、ニコチンによって溶 解、攻撃または分解されるものとして報告されているが、本発明に従って正しく 配合すると、ニコチン含有放出デバイスの製造に適した材料となる。 遠位接着剤層19および近位接着剤層20を構成する接着剤は同じものでも異 なるものでもよい。これらが異なるものであるなら、接着剤の選択は接着剤複合 体18内の薬剤分布の調整に用いることができる。例えば、薬剤が、近位層20 を構成する接着剤よりも遠位層19を構成する接着剤に可溶性かつ透過性である と、近位層20を構成する接着剤は、薬剤のデバイス10から皮膚または粘膜表 面への拡散速度を限定するものとなる。また遠位層19および近位層20の厚さ を選択すると、貯蔵部容量を所望の量にしたり、拡散調整をすることができる。 薬剤が近位層20においてより可溶性かつ透過性であると、近位層20から選択 された量の薬剤を急速に放出し、そして遠位層19から選択された量の薬剤を選 択された時間にわたって持続放出することが可能である。別の可能な配置は、遠 位層19または近位層20または両者を複合体にすることである。例えば、近位 層20が、薬剤が非常に可溶性かつ透過性である近位層と、薬剤がそれほど可溶 性かつ透過性でない遠位層との複合体であるなら、薬剤は近位層20の近位層か ら急速に放出され、遠位層19からの放出は、近位層20の遠位層の速度を限定 する性質によって調整される。当業者であれば、これらの原理に基づいて他の有 用な配置を考案することは可能であろう。 近位剥離ライナー22は、デバイスを使用するまで、TDDデバイス10の皮 膚に面する側、すなわち近位側を覆う。従って、近位剥離ライナー22は、裏地 14と類似の同じ性質を有すべきであり、同じ材料であるのが好ましい。デバイ スを使用する直前に、近位剥離ライナー22を除去して、皮膚または粘膜表面に 接触または接着するために、ニコチン含有接着剤複合体層18を露出させる。 次に示すように、薬剤含有接着剤18は実際に、ゲル状のニコチンを2つの接 着剤層の少なくとも一方の表面に付着し、2つの接着剤層を合わせることによっ て形成される複合体である。各層を形成する接着剤は同じものでも異なるもので もよいが、互いに相溶性でなければならず、そしてニコチンを吸収することがで きるが、接着剤から皮膚または粘膜へ許容される流速でこれを拡散しうるもので なければならない。活性ゲル ニコチンは水とほぼ同じ粘度を有する透明な液体である。しかしながら、押し 出し被覆には粘性の液体が必要であり、粘度は被覆速度および付着の正確さに影 響を及ぼす。粘度は約1,000〜200,000センチポアズ、より好ましく は約1,000〜50,000センチポアズ、最も好ましくは約2,000〜2 0,000センチポアズである。ニコチンを接着剤層へ制御可能な方法で、例え ば押し出しスロットダイを通して、効果的に押し出すには、薬剤を許容される粘 度にまで増粘しなければならない。 医薬グレードで入手しうる水溶性重合体であるヒドロキシプロピルセルロース (”HPC”)は、ニコチンに加えるとその粘度を高めうる好ましいゲル化剤で ある。HPCは重金属レベルの国際規定要件を満たす。HPCはニコチンに約1 〜5%(w/w)、より好ましくは約2〜4%(w/w)、もっとも好ましくは 約2.5〜3.5%(w/w)で加えるのが好ましい。特に好ましいHPC供給 会社はアクアロン社(デラウエア州ウィルミントン)であり、これは登録商標名 KLUCELで販売されている。他のゲル化剤も有利に用いることができ、その ような例はアクリル重合体増粘剤[AMSCO 6038A(登録商標名)(U nocal)]、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニル ピロリドン、ポリビニルアルコール、低分子量重合体、石油ゼリー等である。 問題になることがあるニコチンの別の特徴は、光および空気の存在下で酸化さ れやすい傾向があることである。貯蔵中の酸化を避けるには、ニコチンを暗容器 、好ましくは暗キャビネット中に保持すべきである。貯蔵容器に窒素のような不 活性ガスをみなぎらせることによって、酸化を減じることもできる。ニコチンパ ッチの製造の間、酸化は、活性ゲルに酸化防止剤を加えることによって制御され る。好ましい酸化防止剤はブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)である。BH Tは好ましくは約0.01〜1.0%(w/w)、より好ましくは約0.03〜 0.3%(w/w)、最も好ましくは約0.05〜0.2%(w/w)の範囲で ニコチンと混合する。他の適した酸化防止剤は、例えばブチル化ヒドロキシアニ ソール(BHA)、メタ重硫酸ナトリウム、マレイン酸、EDTA、システイン ヒドロクロリド、およびα−トコフェノールである。 活性ゲルは、撹拌しながら、ゲルが凝集しないように注意を払いつつ、HPC をニコチンへ加えることによって製造される。また、撹拌しながら、BHTを加 え、混合する。次に、ニコチン、HPCおよびBHTの混合物を容器中に密封し 、長時間撹拌して、確実に、ゲル化剤が完全に溶解し、かつ混合物が均質となる ようにする。 実施例1 96.9%(w/w)の遊離塩基形のニコチン、3.0%(w/w)のHPC (KLUCEL GF(登録商標)、分子量が約370,000の低分子量のH PC、および0.1%(w/w)BHTを室温で混ぜることによって、ゲルを製 造した。これらの成分を26.5時間ローラーミルで混合し、次いで、活性ゲル を窒素雰囲気中で貯蔵した。第1中間接着剤ラミネート 図2は、図1に示すTDDデバイス10の製造工程で使用される第1中間接着 剤層ラミネート26を示す。この第1中間ラミネート26は、非透過性裏地14 、接着剤層19、および工程内剥離ライナー30からなる。裏地14は、TDD デバイスの外側、すなわち遠位カバーを形成する図1に示すのと同じ裏地14で あり、すでに説明したものである。接着剤19は、図1の最終デバイス10の薬 剤配合接着剤複合体18に関連してやはり記載したものであり、最終デバイス1 0における遠位接着剤層19を構成する。第1中間接着剤ラミネート26の接着 剤層19および第2中間接着剤ラミネート34の接着剤層20(図3参照)は、 ゲル化された薬剤と共に積層して、デバイス10の薬剤含有接着剤複合体18( 図1)を形成するので、第1中間接着剤ラミネート26の接着剤層19の厚さは 、TDDとして製造されたときは、デバイス10の配合接着剤複合体18(図1 )の厚さの一部となるにすぎない。好ましい製造方式では、第1中間体26の製 造の間、工程内剥離ライナー30を接着剤層19に積層するが、デバイス10の 製造工程の一部として再び除去される。しかしながら、ある状況下では、例えば 接着剤層19を適切に保護することができるとき、工程内剥離ライナー30はT DD製造工程から省略することができる。工程内剥離ライナー30は、図1の近 位剥離ライナー22について説明したいずれかの材料よりなるものでよい。しか しながら、すぐ上で説明したように、工程内剥離ライナー30はニコチンと接触 することは決してなく、従って、ニコチンによる分解また透過に耐える材料でで きている必要はない。 第1中間接着剤ラミネート26は、多くの確立された方法を用いる被覆機で製 造しうる。そのような方法の1つはスロットダイ押し出しであり、これは被覆溶 液の薄い均質フィルムを裏地材料上に押し出すものである。この方法の好ましい 態様では、キャスティング溶液である、接着剤材料を含む適当な溶媒の液体配合 物を、制御速度で押し出しスロットダイで剥離ライナー30上へ送り、露出した 接着剤表面を有する”被覆ウェブ”を形成する。次に、接着剤被覆剥離ライナー の被覆ウェブすなわち連続ロールを乾燥オーブンに通し、そこで過剰の溶媒を接 着剤被覆すなわち層19から除去する。次に、裏地フィルム14を剥離ライナー 30上の乾燥したキャスティング接着剤19の露出面に積層して、第1ラミネー ト26の形成を完了し、これをロール状に巻き取る。選択される接着剤に関係な く、最適な被覆パラメーターを決定しうる。範囲、キャスティング溶液の流動性 、および乾燥パラメーターを十分に調整することによって、この方法を各種接着 剤に用いることができる。接着剤は工程のこの時点では薬剤を含んでいない。キ ャスティング溶液を剥離ライナー30上へ押し出す代わりに、キャスティング溶 液を裏地フィルム14上へ押し出してもよい。 実施例2 第1中間接着剤ラミネート26を、アクリル接着剤被覆19を用いて製造した 。アクリル接着剤(ナショナル スターチ 80−1196)を溶媒に溶解して 、接着剤45%、酢酸エチル8.25%、イソプロピルアルコール25.30% 、トルエン2.75%およびヘプタン18.70%よりなるキャスティング溶液 を製造した。キャステンィング溶液は、2ゾーン被覆/乾燥/積層機で、スロッ トダイ押し出しによって珪素ポリエステル軽質剥離ライナー30(リリース テ クノロジー 3EST−A−S242M)上へ押し出した。機械の乾燥オーブン 内の加熱帯域は80℃および100℃であり、ライン速度は6フィート/分であ った。乾燥ラミネート、すなわち接着剤19および剥離ライナー30を次に、ア ルミニウム被覆した新しく着色されたScotchpak(登録商標)1109 (3M社)の裏地フィルム14で覆い、その後の使用のために再び巻き取った。第2中間接着剤ラミネート 図3には、工程内剥離ライナー30と近位剥離ライナー22との間に接着剤層 20が積層されている第2中間接着剤ラミネート34を示す。これらの構成材料 の全ては上で説明したものである。第2中間接着剤ラミネート34は、第1中間 接着ラミネート26と類似の方法で製造される。接着剤20のキャスティング溶 液を、スロットダイ押し出しによって、剥離ライナー22上へ被覆し、そして乾 燥する。次に、裏地フィルムを第1中間接着ラミネートにおけるように積層する 代わりに、工程内剥離ライナー30を接着剤剥離ライナー構造体へ積層する。活性ラミネートの製造 活性ラミネートTDD10を、活性ゲル並びに上記の2つの中間ラミネート2 6および34から製造する。存在するならば、工程内剥離ライナー30を第1中 間ラミネート26および第2中間ラミネート34から引き離す。次にゲル化され た薬剤を、第1中間ラミネート26または第2中間ラミネート34の接着剤層上 に押し出し、ラミネートを共に加圧して、接着剤層19および20並びにゲル化 された薬剤層21を結合して接着剤複合体18を得る。あるいは、接着剤層19 および20並びにゲル化された薬剤層21を共に積層して接着剤複合体18を形 成するので、ゲル化された薬剤を、接着剤層19と20との間の積層ニップに押 し出してもよい。いずれの方法でも、活性ラミネート10が得られる。 活性ラミネート10を製造した後、パッチを所望のサイズおよび形に切断する 。このための適当な手段の例は、標準ウェブトロン650ダイカッティング機の ような回転ダイカッターである。活性ラミネート10は、必要な投与量に基づい て、実質的にどのようなサイズのパッチにカットしてもよい。ラミネート10を ダイカッターにかけ、接着剤複合体18を覆っている剥離ライナー22を剥がす 。剥離ライナー22の代わりに、剥離ライナー材料の狭いストリップを接着剤表 面に再び積層する。図4に示すように、幅の狭いストリップは少し重ねて、使用 時に剥離ライナーを容易に取り除けるように小さなタブ36を形成する。タブ3 6がパッチの中心となるように、切り抜きパターンは一般に幅の狭い剥離ライナ ーストリップの重なりの上の中心に置く。この種の剥離ライナーも、初期の製造 で用いられた剥離ライナーも、TDDデバイスの接着層の保護およびデバイス内 の薬剤保持という同じ作用をするので、いずれのライナーも同等のものと考える 。従って、一方の剥離ライナーを除き、別のライナーに置き代えることは、本発 明の範囲に入る。それゆえ、”剥離ライナー”および/または”剥離可能なフィ ルム”という用語は、保護ライナーおよび/またはフィルムのいずれかおよび全 てを包含するものである。次に、得られたパッチを加熱シールしてパウチにする 。 実施例3 被覆/積層機を用いて、前記の2つの中間ラミネート26および34から活性 ラミネート10を製造した。第2中間接着剤ラミネート34を機械に供給し、工 程内剥離ライナー30を剥がし、接着剤層20と剥離ライナー22とのウェブの 遠位面を露出させた。活性ニコチンゲルを、スロットダイによる押し出しによっ て接着剤層20に塗布した。ゲル化された薬剤をスロットダイに送り、Zeni thギヤーポンプ(0.066ml/回転容量)で接着剤表面に押し出した。第 1中間接着剤ラミネート26の剥離ライナー30を接着剤層19から剥がし、第 1中間接着剤ラミネート26の残りの接着剤/裏地フィルム(19および14) を第2中間接着剤ラミネート34の活性ゲル被覆接着剤層20上に積層して接着 剤複合体18を形成した。得られたラミネートサンドイッチの接着剤重量は16 .2mg/cm3であった。活性ラミネートの薬剤含有量は、分析したところ、 ニコチン1.98mg/cm2であった。この活性ラミネート10をホイルバッ グ内に貯蔵し、光から保護して薬剤損失をできるだけ少なくした。 活性ラミネート10をパッチにし、活性ラミネート製造後、できるだけ速やか にパウチ内に密封した。剥離ライナー22を活性ラミネート10から除去し、剥 離ライナー材料の幅の狭い重なったストリップに代えて、剥離ライナー22を簡 単に取り除くためのタブ36を形成した。標準ダイ工具を備えた回転ダイカッテ ィング機を用いて、10cm2の活性パッチを活性ラミネートから切断した。切 断後、パッチを検査し、ポリエチレンでライニングしたアルミニウムホイルパウ チ内に密封した。完成したパッチを分析したところ、1.96mg/cm2のニ コチンを含有することが分かった。 実施例4 接着剤面19および20を同時に積層しながら、積層ニップにニコチンゲルを 直接押し出すことによって、ニコチンパッチを製造した。ニコチンゲルは実施例 1に記載のように製造し、180mg/分の注入ポンプを用いて積層ニップへ押 し出した。薬剤配合量は、積層ライン速度を1.6〜4.0フィート/分で変更 することによって変えた。次に、ニコチン配合接着剤ラミネートをホイルをライ ニングしたバッグ内で貯蔵した。パッチ(10cm2)を回転ダイカッターを用 いてダイカットし、上記のような保護ポリエチレンをライニングしたホイルパウ チ内に密封した。ニコチンパッチをニコチン含有量について分析した。結果は表 1に示す。 実施例5 変形フランツ拡散セルを用いて、試験管内での皮膚についての流動試験を行っ た。熱で引き離した人の表皮を、88 Arch.Dermatol.702( 1963)のKlingmanおよびChristopherの方法により、死 体の完全な皮膚から用意した。十分な厚さの皮膚を60℃の熱に60秒さらし、 その後、角質層および外皮(表皮)の一部を真皮からそっとはがした。表皮およ びニコチンパッチを1cm2片に切断した。近位剥離ライナーをを取り除いた後 、露出したニコチン含有接着剤マトリックスを表皮の角質層表面に積層した。皮 膚/接着剤マトリックスサンドイッチを、表皮側が収容コンパートメントに向く ように拡散セル上に置き、適所にクランプした。次に、収容コンパートメントを pH4.0のクエン酸塩/リン酸塩緩衝液で満たした。次いで、セルを、皮膚表 面温度が32±1℃に維持するようにした循環水浴に置いた。 所定の時間間隔で、収容コンパートメントの全体内容物をニコチン定量のため に集めた。収容コンパートメントは新しいクエン酸塩/リン酸塩緩衝液で再び満 たし、皮膚/緩衝液界面の気泡の除去に注意を払った。時間tにおける単位面積 当たりの透過薬剤累積量(Qt、μg/cm2)を、次式に従って測定した: (式中、Cnは相当する時間の収容室試料中の薬剤濃度(μg/ml)であり、 4cm2)である)。 Qt対tのプロットに対して最もよく当てはまる直線の勾配が、定常状態の流動 性(Jss、μg/cm2/h)となる。 実施例4で製造した活性ラミネートの、試験管内での皮膚についての流動性の 結果を表2に示す。図2に示すように、ニコチンの皮膚の流れは薬剤配合量と共 に直線的に増加する。線の式はy=−31.505+0.71447xであり、 相関係数はR2=0.987である。 実施例6 実施例2に記載の方法を用い、そして透明な裏地フィルム(Scotchpa k 1012、3M社)を使用して、揮発性促進剤配合物を含有する活性アルブ テロールラミネートを製造した。促進剤はエタノール/水/モノオレイン酸グリ セロール/ラウリン酸メチル/ラウリルアルコールが70/15/5/5/5の 体積比の混合物からなっていた。アルブテロール遊離塩基を促進剤へ最終濃度1 00mg/mlで溶解した。酢酸でpHを5.5に調整し、混合物を2%HPC (Klucel GF)でゲル化した。活性ゲルを接着剤層の間に押し出して活 性ラミネートを形成した。活性ラミネートはただちに5cm2のパッチにダイカ ットし、ポリエチレンライニングしたホイルパウチ内に密封した。アルブテロー ル 含有量を分析したところ、4.14±0.29mg/パッチであった。実施例5 に記載のように測定した試験管内での皮膚についての流動性は、0.2μg/c m2/hであった。 上記の実施例および記載は、経皮放出に適した活性ニコチンラミネートの形成 を説明するものであり、同じ技術は他の活性透過性物質または薬剤の皮膚または 粘膜を通しての放出に利用することができる。従って、上記実施例は、本発明の 実施の際に用いうる完全なかつ好ましい態様を示しただけである。本発明は、各 種揮発性および/または感熱性薬剤の適切な配合物を、人または他の動物の角質 層または粘膜に放出するための経皮および経粘膜放出デバイスに配合しうること を見いだしたものである。従って、ここに示したガイドライン内で、最適な配合 物を得るための特定量を見いだす実験は、当業者が容易に行うことができる。従 って、本発明は以下の請求の範囲およびそれらに相当する作用の範囲にのみ限定 されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハイバー,ウェルナー アメリカ合衆国ユタ州84108,ソルト・レ イク・シティ,サウス 2300 イースト 1569 (72)発明者 ボルサディア,スレシュ アメリカ合衆国ユタ州84117,ソルト・レ イク・シティ,サウス 1710 イースト 4887

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 薬剤含有接着剤複合体層の遠位表面に積層された、該薬剤非透過性の遠位 裏地材料、および該複合体層の近位表面に積層された、実質的に該薬剤非透過性 であり、かつ薬剤を皮膚または粘膜へ投与するために取り除くようにしてある近 位剥離可能フィルムを有する、薬剤含有接着剤複合体層を含む、経皮または経粘 膜薬剤放出デバイスの製造方法であって、次の工程: (a) 一方の面は該遠位裏地材料が積層され、反対の面は露出している 第1薬剤透過性接着剤層よりなる第1接着剤ラミネートを準備すること; (b) 一方の面は近位剥離可能フィルムが積層され、反対の面は露出し ている第2接着剤層よりなる第2接着剤ラミネートを準備すること; (c) ゲル状の該薬剤を該第1または第2接着剤ラミネートの少なくと も1つの露出面に押し出すこと;そして (d) 該第1接着剤ラミネートおよび該第2接着剤ラミネートの露出面 どおしを積層し、これらの少なくとも1つが該押し出されたゲル化された薬剤を 含有し、それによって、該第1および第2接着剤層並びに該ゲル化された薬剤を 合体して、該遠位裏地材料が一方の面を覆い、そして該近位剥離可能フィルムが その反対面を覆う薬剤含有接着剤複合体層を形成すること を含んでなる、上記の製造方法。 2. 該ゲル化された薬剤の押し出し、および該ラミネートの該露出面どおしの 該積層が連続工程である、請求項1の方法。 3. 押し出しおよび積層工程を実質的に同時に行う、請求項2の方法。 4. 該薬剤の融点、分解または不活性化温度が約100℃以下である、請求項 1の方法。 5. 該温度が約75℃以下である、請求項4の方法。 6. 該薬剤がニコチンまたはその酸付加塩である、請求項1の方法。 7. 該薬剤がニコチン塩基である、請求項6の方法。 8. 該薬剤が、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース 、 メチルセルロースおよびアクリル系増粘剤よりなる群から選択されるものを少量 加えることによりゲル化される、請求項1の方法。 9. 該第1および第2接着剤層を構成する接着剤が、アクリル、酢酸ビニル、 天然および合成ゴム、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリシロキサン、ポリアク リレート、ポリウレタン、可塑化重量ポリエーテルブロックアミド共重合体、お よびこれらの混合物よりなる群から選択される、請求項8の方法。 10. 該第1および第2接着剤層を構成する接着剤が異なる、請求項9の方法 。 11. 該薬剤の透過度が、第2接着剤層を構成する接着剤におけるよりも、第 1接着剤層を構成する接着剤において大きく、そのため第2接着剤層が、薬剤の デバイスから皮膚または粘膜への拡散速度を限定する、請求項10の方法。 12. 該薬剤の透過度が、第1接着剤層を構成する接着剤におけるよりも、第 2接着剤層を構成する接着剤において大きく、そのため薬剤は第2接着剤層から 急速放出され、そして第1接着剤層から持続放出される、請求項10の方法。 13. 第1接着剤層および第2接着剤層よりなる群の少なくとも1つが、近位 接着剤層および遠位接着剤層を有する複合体接着剤層よりなり、近位層および遠 位層を構成する接着剤は該薬剤の透過度が異なり、そのため、デバイスによる薬 剤放出に影響を及ぼす、請求項10の方法。 14. 該第1および第2接着剤層を構成する接着剤が同じである、請求項9の 方法。 15. 該接着剤が架橋および非架橋アクリル共重合体よりなる群から選択され る、請求項14の方法。 16. ゲル化された薬剤が酸化防止剤も含有する、請求項9の方法。 17. ゲル化された薬剤が浸透促進剤、痒み止めおよび可溶化剤よりなる群の ものを含有する、請求項3の方法。 18. ゲル化された薬剤が、薬剤の皮膚または粘膜の通過を容易にするための 浸透促進剤を含有する、請求項17の方法。 19. 浸透促進剤が、有機溶媒および細胞包膜の働きを乱す化合物、並びにこ れらの混合物よりなる群から選択される、請求項18の方法。 20. 有機溶媒が水、ジオール、C1−C3アルカノール、DMSO、ジメチル ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、2−ピロリドン、N−(2−ヒ ドロキシエチル)ピロリドン、N−メチルピロリドン、1−アルキルアザシクロ ヘプタン−2−オン、および1−アリールアザシクロアルキル−2−オンよりな る群から選択され、細胞包膜の働きを乱す化合物がミリスチン酸イソプロピル、 ラウリン酸メチル、オレイン酸、オレイルアルコール、モノオレイン酸グリセロ ール、ジオレイン酸グリセロール、トリオレイン酸グリセロール、モノステアリ ン酸グリセロール、モノラウリン酸グリセロール、モノラウリン酸プロピレング リコール、およびソルビタンエステルよりなる群から選択される、請求項19の 方法。 21. 薬剤含有接着剤複合体層の遠位表面に積層された、該薬剤非透過性の遠 位裏地材料、および該複合体層の近位表面に積層された、薬剤を皮膚または粘膜 へ投与するために取り除くようにしてある、実質的に該薬剤非透過性の近位剥離 可能フィルムを有する、薬剤含有接着剤複合体層を含む、経皮または経粘膜薬剤 放出デバイスであって、上記の薬剤含有接着剤複合体層が次の工程 (a) 一方の面は該遠位裏地材料が積層され、反対の面は露出している 第1薬剤透過性接着剤層よりなる第1接着剤ラミネートを準備すること; (b) 一方の面は近位剥離可能フィルムが積層され、反対の面は露出し ている第2接着剤層よりなる第2接着剤ラミネートを準備すること; (c) ゲル状の該薬剤を該第1または第2接着剤ラミネートの少なくと も1つの露出面に押し出すこと;そして (d) 該第1接着剤ラミネートおよび該第2接着剤ラミネートの露出面 どおしを積層し、これらの少なくとも1つが該押し出されたゲル化された薬剤を 含有し、それによって、該第1および第2接着剤層並びに該ゲル化された薬剤を 合体して、該遠位裏地材料が一方の面を覆い、そして該近位剥離可能フィルムが その反対面を覆う薬剤含有接着剤複合体層を形成すること を含んでなる製造方法によって形成された、上記のデバイス。 22. 該ゲル化された薬剤の押し出し、および該ラミネートの露出面どおしの 積層が連続工程である、請求項21のデバイス。 23. 押し出しおよび積層工程を実質的に同時に行う、請求項22のデバイス 。 24. 該薬剤の融点、分解または不活性化温度が約100℃以下である、請求 項21のデバイス。 25. 該温度が約75℃以下である、請求項24のデバイス。 26. 該薬剤がニコチンまたはその酸付加塩である、請求項21のデバイス。 27. 該薬剤がニコチン塩基である、請求項26のデバイス。 28. 該薬剤が、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー ス、メチルセルロースおよびアクリル系増粘剤よりなる群から選択されるものを 少量加えることによってゲル化する、請求項21のデバイス。 29. 該第1および第2接着剤層を構成する接着剤が、アクリル、酢酸ビニル 、天然および合成ゴム、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリシロキサン、ポリア クリレート、ポリウレタン、可塑化重量ポリエーテルブロックアミド共重合体、 およびこれらの混合物よりなる群から選択される、請求項28のデバイス。 30. 該第1および第2接着剤層を構成する接着剤が異なる、請求項29のデ バイス。 31. 該薬剤の透過度が、第2接着剤層を構成する接着剤におけるよりも、第 1接着剤層を構成する接着剤において大きく、そのため第2接着剤層が、薬剤の デバイスから皮膚または粘膜への拡散速度を限定する、請求項30のデバイス。 32. 該薬剤の透過度が、第1接着剤層を構成する接着剤におけるよりも、第 2接着剤層を構成する接着剤において大きく、そのため薬剤は第2接着剤層から 急速放出され、そして第1接着剤層から持続放出される、請求項30のデバイス 。 33. 第1接着剤層および第2接着剤層よりなる群の少なくとも1つが、近位 接着剤層および遠位接着剤層を有する複合体接着剤層よりなり、近位層および遠 位層を構成する接着剤は該薬剤の透過度が異なり、そのため、デバイスによる薬 剤の放出に影響を及ぼす、請求項30のデバイス。 34. 該第1および第2接着剤層を構成する接着剤が同じである、請求項29 のデバイス。 35. 該接着剤が架橋および非架橋アクリル共重合体よりなる群から選択され る、請求項34のデバイス。 36. ゲル化された薬剤が酸化防止剤も含有する、請求項29のデバイス。 37. ゲル化された薬剤が浸透促進剤、痒み止めおよび可溶化剤よりなる群の ものを含有する、請求項23のデバイス。 38. ゲル化された薬剤が、薬剤の皮膚または粘膜の通過を容易にするための 浸透促進剤を含有する、請求項37のデバイス。 39. 浸透促進剤が、有機溶媒および細胞包膜の働きを乱す化合物、並びにこ れらの混合物よりなる群から選択される、請求項38のデバイス。 40. 有機溶媒が水、ジオール、C1−C3アルカノール、DMSO、ジメチル ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、2−ピロリドン、N−(2−ヒ ドロキシエチル)ピロリドン、N−メチルピロリドン、1−アルキルアザシクロ ヘプタン−2−オン、および1−アリールアザシクロアルキル−2−オンよりな る群から選択され、細胞包膜の働きを乱す化合物がミリスチン酸イソプロピル、 ラウリン酸メチル、オレイン酸、オレイルアルコール、モノオレイン酸グリセロ ール、ジオレイン酸グリセロール、トリオレイン酸グリセロール、モノステアリ ン酸グリセロール、モノラウリン酸グリセロール、モノラウリン酸プロピレング リコール、およびソルビタンエステルよりなる群から選択される、請求項39の デバイス。 41. 薬剤を皮膚または粘膜を通して放出する方法であって、 (a) 薬剤含有接着剤複合体層の遠位表面に積層された、該薬剤非透過性の 遠位裏地材料、および該複合体層の近位表面に積層された、薬剤を皮膚または粘 膜へ投与するために取り除くようにしてある、実質的に該薬剤非透過性の近位剥 離可能フィルムを有する、薬剤含有接着剤複合体層を含む、経皮または経粘膜薬 剤放出デバイスを準備し、該薬剤含有接着剤複合体層は次の工程: (1) 一方の面は該遠位裏地材料が積層され、反対の面は露出している 第1薬剤透過性接着剤層よりなる第1接着剤ラミネートを準備すること; (2) 一方の面は該近位剥離可能フィルムが積層され、反対の面は露出 している第2接着剤層よりなる第2接着剤ラミネートを準備すること; (3) ゲル状の該薬剤を該第1または第2接着剤ラミネートの少なくと も1つの露出面に押し出すこと;そして (4) 該第1接着剤ラミネートおよび該第2接着剤ラミネートの露出面 どおしを積層し、これらの少なくとも1つが該押し出されたゲル化された薬剤を 含有し、それによって、該第1および第2接着剤層並びに該ゲル化された薬剤を 合体して、該遠位裏地材料が一方の面を覆い、そして該近位剥離可能フィルムが その反対面を覆う薬剤含有接着剤複合体層を形成すること を含む方法によって形成され; (b) 該近位剥離フィルムを該デバイスから取り除き、該皮膚または粘膜を 上記接着剤複合体層の近位表面と接触させる ことを含んでなる、上記の方法。 42. 該ゲル化された薬剤の押し出し、および該ラミネートの露出面どおしの 積層が連続工程である、請求項41の方法。 43. 押し出しおよび積層工程を実質的に同時に行う、請求項42の方法。 44. 該薬剤の融点、分解または不活性化温度が約100℃以下である、請求 項41の方法。 45. 該温度が約75℃以下である、請求項44の方法。 46. 該薬剤がニコチンまたはその酸付加塩である、請求項41の方法。 47. 該薬剤がニコチン塩基である、請求項46の方法。 48. 該薬剤が、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー ス、メチルセルロースおよびアクリル系増粘剤よりなる群から選択されるものを 少量加えることによってゲル化する、請求項41の方法。 49. 該第1および第2接着剤層を構成する接着剤が、アクリル、酢酸ビニル 、天然および合成ゴム、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリシロキサン、ポリア クリレート、ポリウレタン、可塑化重量ポリエーテルブロックアミド共重合体、 およびこれらの混合物よりなる群から選択される、請求項48の方法。 50. 該第1および第2接着剤層を構成する接着剤が異なる、請求項49の方 法。 51. 該薬剤の透過度が、第2接着剤層を構成する接着剤におけるよりも、第 1接着剤層を構成する接着剤において大きく、そのため第2接着剤層が、薬剤の デバイスから皮膚または粘膜への拡散速度を限定する、請求項50の方法。 52. 該薬剤の透過度が、第1接着剤層を構成する接着剤におけるよりも、第 2接着剤層を構成する接着剤において大きく、そのため薬剤は第2接着剤層から 急速放出され、そして第1接着剤層から持続放出される、請求項50の方法。 53. 第1接着剤層および第2接着剤層よりなる群の少なくとも1つが、近位 接着剤層および遠位接着剤層を有する複合体接着剤層よりなり、近位層および遠 位層を構成する接着剤は該薬剤の透過度が異なり、そのため、デバイスによる薬 剤の放出に影響を及ぼす、請求項50の方法。 54. 該第1および第2接着剤層を構成する接着剤が同じである、請求項49 の方法。 55. 該接着剤が架橋および非架橋アクリル共重合体よりなる群から選択され る、請求項54の方法。 56. ゲル化された薬剤が酸化防止剤も含有する、請求項49の方法。 57. ゲル化された薬剤が浸透促進剤、痒み止めおよび可溶化剤よりなる群の ものを含有する、請求項43の方法。 58. ゲル化された薬剤が、薬剤の皮膚または粘膜の通過を容易にするための 浸透促進剤を含有する、請求項57の方法。 59. 浸透促進剤が、有機溶媒および細胞包膜の働きを乱す化合物、並びにこ れらの混合物よりなる群から選択される、請求項58の方法。 60. 有機溶媒が水、ジオール、C1−C3アルカノール、DMSO、ジメチル ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、2−ピロリドン、N−(2−ヒ ドロキシエチル)ピロリドン、N−メチルピロリドン、1−アルキルアザシクロ ヘプタン−2−オン、および1−アリールアザシクロアルキル−2−オンよりな る群から選択され、細胞包膜の働きを乱す化合物がミリスチン酸イソプロピル、 ラウリン酸メチル、オレイン酸、オレイルアルコール、モノオレイン酸グリセロ ール、ジオレイン酸グリセロール、トリオレイン酸グリセロール、モノステアリ ン酸グリセロール、モノラウリン酸グリセロール、モノラウリン酸プロピレング リコール、およびソルビタンエステルよりなる群から選択される、請求項59の 方法。
JP7523436A 1994-03-07 1995-01-17 薬剤含有接着複合体の経皮放出デバイス Expired - Fee Related JP3021661B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US20778694A 1994-03-07 1994-03-07
US08/207,786 1994-03-07
US207,786 1994-03-07
PCT/US1995/000609 WO1995024172A1 (en) 1994-03-07 1995-01-17 Drug-containing adhesive composite transdermal delivery device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09509960A true JPH09509960A (ja) 1997-10-07
JP3021661B2 JP3021661B2 (ja) 2000-03-15

Family

ID=22772001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7523436A Expired - Fee Related JP3021661B2 (ja) 1994-03-07 1995-01-17 薬剤含有接着複合体の経皮放出デバイス

Country Status (14)

Country Link
US (1) US5626866A (ja)
EP (1) EP0743842B1 (ja)
JP (1) JP3021661B2 (ja)
KR (1) KR100195873B1 (ja)
CN (1) CN1131018C (ja)
AT (1) ATE246909T1 (ja)
AU (1) AU676430B2 (ja)
CA (1) CA2183083C (ja)
DE (1) DE69531488T2 (ja)
HK (1) HK1010679A1 (ja)
MX (1) MX9603667A (ja)
TW (1) TW312624B (ja)
WO (1) WO1995024172A1 (ja)
ZA (1) ZA951427B (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002531488A (ja) * 1998-12-07 2002-09-24 エラン コーポレーシヨン ピーエルシー 揮発性液体薬剤を送出するための経皮パッチ
JP2002532540A (ja) * 1998-12-18 2002-10-02 アルザ・コーポレーション 透明な経皮的ニコチン送達デバイス
WO2005087205A1 (ja) * 2004-03-17 2005-09-22 Lintec Corporation 薬剤の製造方法
JP2007528392A (ja) * 2004-03-09 2007-10-11 マイラン・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 薬物送達を修飾するための、多層接着剤マトリックスを含有する経皮系
JP2009523138A (ja) * 2006-01-12 2009-06-18 エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー 揮発性および/または熱不安定性物質用の経皮吸収治療システム
JP2010528064A (ja) * 2007-05-31 2010-08-19 フェルティン ファルマ アー/エス 経皮タバコアルカロイドリザーバパッチ
WO2010126124A1 (ja) * 2009-05-01 2010-11-04 久光製薬株式会社 経皮吸収型製剤
JP2015108007A (ja) * 1999-04-22 2015-06-11 エルティエス ローマン テラピー−ズュステーメ アーゲー 中和されたアクリル性粘着パッチを備えた経皮治療システム

Families Citing this family (121)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5688523A (en) * 1995-03-31 1997-11-18 Minnesota Mining And Manufacturing Company Method of making a pressure sensitive skin adhesive sheet material
US6572879B1 (en) * 1995-06-07 2003-06-03 Alza Corporation Formulations for transdermal delivery of pergolide
DE19646392A1 (de) * 1996-11-11 1998-05-14 Lohmann Therapie Syst Lts Zubereitung zur Anwendung in der Mundhöhle mit einer an der Schleimhaut haftklebenden, Pharmazeutika oder Kosmetika zur dosierten Abgabe enthaltenden Schicht
US5980898A (en) * 1996-11-14 1999-11-09 The United States Of America As Represented By The U.S. Army Medical Research & Material Command Adjuvant for transcutaneous immunization
US6797276B1 (en) * 1996-11-14 2004-09-28 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Use of penetration enhancers and barrier disruption agents to enhance the transcutaneous immune response
US20060002959A1 (en) * 1996-11-14 2006-01-05 Government Of The United States Skin-sctive adjuvants for transcutaneous immuization
US20060002949A1 (en) 1996-11-14 2006-01-05 Army Govt. Of The Usa, As Rep. By Secretary Of The Office Of The Command Judge Advocate, Hq Usamrmc. Transcutaneous immunization without heterologous adjuvant
US6136297A (en) * 1997-06-06 2000-10-24 The Procter & Gamble Company Delivery system for an oral care substance using a strip of material having low flexural stiffness
US6045811A (en) * 1997-06-06 2000-04-04 The Procter & Gamble Company Delivery system for an oral care substance using a permanently deformable strip of material
US5879691A (en) * 1997-06-06 1999-03-09 The Procter & Gamble Company Delivery system for a tooth whitener using a strip of material having low flexural stiffness
US6582708B1 (en) 2000-06-28 2003-06-24 The Procter & Gamble Company Tooth whitening substance
US6096328A (en) 1997-06-06 2000-08-01 The Procter & Gamble Company Delivery system for an oral care substance using a strip of material having low flexural stiffness
US20020018754A1 (en) * 1999-03-15 2002-02-14 Paul Albert Sagel Shapes for tooth whitening strips
US5894017A (en) * 1997-06-06 1999-04-13 The Procter & Gamble Company Delivery system for an oral care substance using a strip of material having low flexural stiffness
US5989569A (en) * 1997-06-06 1999-11-23 The Procter & Gamble Company Delivery system for a tooth whitener using a permanently deformable strip of material
US20040258703A1 (en) * 1997-11-14 2004-12-23 The Government Of The Us, As Represented By The Secretary Of The Army Skin-active adjuvants for transcutaneous immunization
US5965154A (en) * 1998-03-17 1999-10-12 Plc Holding, L.L.C. Adhesive matrix type transdermal patch and method of manufacturing same
US20030118645A1 (en) * 1998-04-29 2003-06-26 Pather S. Indiran Pharmaceutical compositions for rectal and vaginal administration
US6974590B2 (en) 1998-03-27 2005-12-13 Cima Labs Inc. Sublingual buccal effervescent
US20030091629A1 (en) * 1998-03-27 2003-05-15 Cima Labs Inc. Sublingual buccal effervescent
EP1079815B1 (de) * 1998-05-22 2004-10-20 Novosis AG Zeitgesteuert freisetzende wirkstoffhaltige transdermalsysteme
DE19826592A1 (de) * 1998-06-15 1999-12-16 Lohmann Therapie Syst Lts Verfahren zur Herstellung eines aus einzelnen Schichten bestehenden Laminats
WO2000061184A2 (en) * 1999-04-08 2000-10-19 Glenn Gregory M Dry formulation for transcutaneous immunization
HUP0201620A3 (en) 1999-07-02 2003-02-28 Procter & Gamble Delivery system for oral care compositions comprising organosiloxane resins using a removable backing strip
KR20010036685A (ko) * 1999-10-11 2001-05-07 김윤 펜타닐을 함유하는 매트릭스형 경피투여제
US6322360B1 (en) * 1999-10-22 2001-11-27 3M Innovative Properties Company Medication retention assembly for oral delivery tray
US7785572B2 (en) 2000-03-17 2010-08-31 Lg Household And Health Care Ltd. Method and device for teeth whitening using a dry type adhesive
EP1267812B1 (en) * 2000-03-17 2009-01-28 LG Household & Health Care Ltd. Patches for teeth whitening
US6689344B2 (en) 2000-03-17 2004-02-10 Lg Household & Healthcare Ltd. Patches for teeth whitening
US8652446B2 (en) * 2000-03-17 2014-02-18 Lg Household & Healthcare Ltd. Apparatus and method for whitening teeth
US6436428B1 (en) 2000-03-21 2002-08-20 Enhance Pharmaceuticals, Inc. Device and method for treating urinary incontinence in females
US7658942B2 (en) * 2000-04-12 2010-02-09 The Procter & Gamble Company Cosmetic devices
US7179483B2 (en) * 2000-04-26 2007-02-20 Watson Pharmaceuticals, Inc. Compositions and methods for transdermal oxybutynin therapy
US20030124177A1 (en) * 2000-04-26 2003-07-03 Watson Pharmaceuticals, Inc. Compositions and methods for transdermal oxybutynin therapy
US7029694B2 (en) 2000-04-26 2006-04-18 Watson Laboratories, Inc. Compositions and methods for transdermal oxybutynin therapy
MXPA02010542A (es) 2000-04-26 2003-10-14 Watson Pharmaceuticals Inc Minimizacion de experiencias adversas asociadas con la terapia con oxibutinina.
ES2271034T3 (es) * 2000-06-28 2007-04-16 THE PROCTER & GAMBLE COMPANY Estructuras y composiciones que incrementan la estabilidad de sustancias activas de tipo peroxido.
ES2310201T3 (es) * 2001-02-13 2009-01-01 Government Of The United States Of America, As Represented By The Secretary Of The Army Vacuna para inmunizacion transcutanea contra la diarrea de los viajeros.
DE10110391A1 (de) 2001-03-03 2002-09-26 Lohmann Therapie Syst Lts Hochflexibles Nikotin transdermales therapeutisches System mit Nikotin als Wirkstoff
CA2445486A1 (en) * 2001-03-19 2002-09-26 Iomai Corporation Patch for transcutaneous immunization
US8268333B2 (en) * 2001-04-24 2012-09-18 Lintec Corporation Orally administered agent and an orally administered agent/supporting substrate complex
DE10121471A1 (de) * 2001-05-02 2002-11-07 Beiersdorf Ag Oberflächendotierte wirkstoffhaltige Pflaster
US6946142B2 (en) * 2001-06-23 2005-09-20 Lg Household & Healthcare Ltd. Multi-layer patches for teeth whitening
US20030068356A1 (en) * 2001-07-10 2003-04-10 Pather S. Indiran Sequential drug delivery systems
JP5089840B2 (ja) * 2001-09-25 2012-12-05 救急薬品工業株式会社 ニコチン含有フィルム製剤
US7273619B2 (en) * 2002-01-17 2007-09-25 Samyang Corporation Transdermal composition of an antivomiting agent
US20040033253A1 (en) * 2002-02-19 2004-02-19 Ihor Shevchuk Acyl opioid antagonists
ATE432093T1 (de) * 2002-03-14 2009-06-15 Medrx Co Ltd Topisches medikament für wunden
US20040137004A1 (en) * 2002-03-19 2004-07-15 Glenn Gregory M Patch for transcutaneous immunization
US20030194420A1 (en) * 2002-04-11 2003-10-16 Richard Holl Process for loading a drug delivery device
US6949240B2 (en) * 2002-05-23 2005-09-27 The Procter & Gamble Company Tooth whitening products
US8956160B2 (en) * 2002-07-02 2015-02-17 Ranir, Llc Device and method for delivering an oral care agent
GB0217056D0 (en) * 2002-07-23 2002-08-28 Ass Octel Use
GB0218996D0 (en) * 2002-08-14 2002-09-25 Novartis Ag Organic compounds
US8524200B2 (en) 2002-09-11 2013-09-03 The Procter & Gamble Company Tooth whitening products
US20050100515A1 (en) * 2002-09-11 2005-05-12 The Procter & Gamble Company Tooth whitening products
US20040120903A1 (en) * 2002-09-11 2004-06-24 The Procter & Gamble Company Tooth whitening strips
US6916463B2 (en) * 2002-09-24 2005-07-12 The Procter & Gamble Company Oral products having an aesthetic layer
US20070031463A1 (en) * 2003-02-26 2007-02-08 Spiros Fotinos Methods and devices for releasing volatile substances
CN1921829B (zh) * 2003-12-05 2010-05-05 纳米比亚医学调查研究有限公司 贴片
US20050142197A1 (en) * 2003-12-31 2005-06-30 Cima Labs Inc. Generally linear effervescent oral fentanyl dosage form and methods of administering
BRPI0418213A (pt) * 2003-12-31 2007-04-27 Cima Labs Inc forma de dosagem, e, método para tratar dor em um paciente em necessidade do mesmo
US7858121B2 (en) * 2003-12-31 2010-12-28 Cima Labs, Inc. Effervescent oral fentanyl dosage form and methods of administering fentanyl
AU2011203203B2 (en) * 2004-03-09 2014-04-10 Mylan Technologies, Inc Transdermal systems containing multilayer adhesive matrices to modify drug delivery
US9205062B2 (en) 2004-03-09 2015-12-08 Mylan Pharmaceuticals, Inc. Transdermal systems containing multilayer adhesive matrices to modify drug delivery
CN100455282C (zh) * 2004-03-17 2009-01-28 琳得科株式会社 药剂的制造方法
US20050220853A1 (en) * 2004-04-02 2005-10-06 Kinh-Luan Dao Controlled delivery of therapeutic agents from medical articles
EP1796651B1 (en) * 2004-08-20 2015-05-20 3M Innovative Properties Company Transdermal drug delivery device with translucent protective film
NZ582975A (en) 2004-10-21 2011-07-29 Durect Corp Transdermal delivery systems delivering sufentanil
US8252319B2 (en) 2004-10-21 2012-08-28 Durect Corporation Transdermal delivery system for sufentanil
US20060099550A1 (en) * 2004-11-10 2006-05-11 Ranir/Dcp Corporation Device and method for delivering an oral care agent
US20080138388A1 (en) * 2005-02-04 2008-06-12 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Transdermal Absorption Patch
DE102005010255A1 (de) 2005-03-07 2006-09-14 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Faserfreies transdermales therapeutisches System und Verfahren zu seiner Herstellung
GB0508306D0 (en) * 2005-04-25 2005-06-01 Bioprogress Technology Ltd Nicotine dosage forms
JP5000932B2 (ja) * 2005-06-21 2012-08-15 日東電工株式会社 ニコチン含有経皮吸収製剤
IL177071A0 (en) 2005-08-01 2006-12-10 Nitto Denko Corp Method of preparing a nicotine transdermal preparation
US10137135B2 (en) 2005-08-15 2018-11-27 Allergan Sales, Llc Formulations and methods for providing progestin-only contraception while minimizing adverse side effects associated therewith
ES2499067T3 (es) 2005-10-13 2014-09-26 Nitto Denko Corporation Preparación transdérmica de nicotina y método de producción de la misma
CA2630840A1 (en) * 2005-11-23 2007-05-31 Universitaet Zuerich Allergy treatment by epicutaneous allergen administration
SE530184C2 (sv) * 2005-12-23 2008-03-18 Kjell Stenberg Bioadhesiv farmaceutisk filmkomposition innehållande lågviskösa alginater
US20070259029A1 (en) * 2006-05-08 2007-11-08 Mcentire Edward Enns Water-dispersible patch containing an active agent for dermal delivery
US20070258935A1 (en) * 2006-05-08 2007-11-08 Mcentire Edward Enns Water dispersible films for delivery of active agents to the epidermis
US20080057090A1 (en) * 2006-09-01 2008-03-06 Mcentire Edward Enns Wrinkle masking film composition for skin
US7879942B2 (en) * 2006-10-05 2011-02-01 Eastman Chemical Company Switchable adhesive article for attachment to skin and method of using the same
US20080175877A1 (en) * 2007-01-22 2008-07-24 Isense Corporation Adhesives with antiperspirant and/or anti-inflammatory additives
US20080287507A1 (en) * 2007-05-16 2008-11-20 John Hedenstrom Nicotine containing toiletry waters
ES2581652T3 (es) * 2007-07-10 2016-09-06 Agile Therapeutics, Inc. Dispositivo de liberación dérmica con un sellado in situ
US8991402B2 (en) 2007-12-18 2015-03-31 Pax Labs, Inc. Aerosol devices and methods for inhaling a substance and uses thereof
EP2273002B1 (en) * 2008-03-12 2016-04-27 Shima Seiki Manufacturing., Ltd. Knitted fabric designing system
DE102008014533A1 (de) * 2008-03-15 2009-09-17 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Gingival-Wafer
BRPI1012553A2 (pt) 2009-03-31 2016-10-18 Sanofi Aventis Deutschland método para a fabricação de um corpo de dispositivo para distribuição de fármaco usando um adesivo e um corpo de dispositivo para a distribuição de fármaco
DE102010000661A1 (de) * 2010-01-04 2011-07-07 Acino Ag, 83714 Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung einer überlappenden Schutzfolie für ein transdermales therapeutisches System
MY158722A (en) * 2010-07-29 2016-11-15 Santen Pharmaceutical Co Ltd "drug support body, and method for producing same"
PT2782584T (pt) 2011-11-23 2021-09-02 Therapeuticsmd Inc Preparações e terapias de substituição para hormonoterapias naturais combinadas
US9301920B2 (en) 2012-06-18 2016-04-05 Therapeuticsmd, Inc. Natural combination hormone replacement formulations and therapies
US9827146B2 (en) * 2011-12-20 2017-11-28 Sarasota Medical Products, Inc. Manufacturing method for wound dressings
US20130338122A1 (en) 2012-06-18 2013-12-19 Therapeuticsmd, Inc. Transdermal hormone replacement therapies
US20150196640A1 (en) 2012-06-18 2015-07-16 Therapeuticsmd, Inc. Progesterone formulations having a desirable pk profile
US10806697B2 (en) 2012-12-21 2020-10-20 Therapeuticsmd, Inc. Vaginal inserted estradiol pharmaceutical compositions and methods
US10806740B2 (en) 2012-06-18 2020-10-20 Therapeuticsmd, Inc. Natural combination hormone replacement formulations and therapies
CN104736133B (zh) 2012-10-17 2020-07-10 宝洁公司 用于递送口腔护理活性物质的条带以及施用口腔护理活性物质的方法
US10471072B2 (en) 2012-12-21 2019-11-12 Therapeuticsmd, Inc. Vaginal inserted estradiol pharmaceutical compositions and methods
US10568891B2 (en) 2012-12-21 2020-02-25 Therapeuticsmd, Inc. Vaginal inserted estradiol pharmaceutical compositions and methods
US10537581B2 (en) 2012-12-21 2020-01-21 Therapeuticsmd, Inc. Vaginal inserted estradiol pharmaceutical compositions and methods
US9180091B2 (en) 2012-12-21 2015-11-10 Therapeuticsmd, Inc. Soluble estradiol capsule for vaginal insertion
US11246875B2 (en) 2012-12-21 2022-02-15 Therapeuticsmd, Inc. Vaginal inserted estradiol pharmaceutical compositions and methods
US11266661B2 (en) 2012-12-21 2022-03-08 Therapeuticsmd, Inc. Vaginal inserted estradiol pharmaceutical compositions and methods
KR102490695B1 (ko) 2013-05-06 2023-01-19 쥴 랩스, 인크. 에어로졸 장치를 위한 니코틴 염 제제 및 그 방법
MX2016007283A (es) 2013-12-05 2017-01-06 Pax Labs Inc Formulacion liquida de nicotina para dispositivos en aerosol y metodos de los mismos.
AR100562A1 (es) 2014-05-22 2016-10-12 Therapeuticsmd Inc Composición farmacéutica de estradiol y progesterona para terapia de reemplazo hormonal
GB2535427A (en) 2014-11-07 2016-08-24 Nicoventures Holdings Ltd Solution
GB2532062A (en) 2014-11-07 2016-05-11 Nicoventures Holdings Ltd Container
US10328087B2 (en) 2015-07-23 2019-06-25 Therapeuticsmd, Inc. Formulations for solubilizing hormones
CA3020153A1 (en) 2016-04-01 2017-10-05 Therapeuticsmd, Inc. Steroid hormone pharmaceutical composition
WO2017173044A1 (en) 2016-04-01 2017-10-05 Therapeuticsmd Inc. Steroid hormone compositions in medium chain oils
CN106491569B (zh) * 2016-11-28 2019-10-01 南京工业大学 一种戒烟水凝胶贴剂及其制备方法
CN106512201A (zh) * 2017-01-14 2017-03-22 杨向鹏 肺部理疗溶媒缓释装置
TWI795446B (zh) * 2017-10-04 2023-03-11 美商神經治療股份有限公司 右旋美索芬(dextromethorphan)經皮輸送裝置
CN109498454B (zh) * 2019-01-14 2021-06-22 无锡市第二人民医院 一种骨科贴膏小批量生产设备工作方法
US11633405B2 (en) 2020-02-07 2023-04-25 Therapeuticsmd, Inc. Steroid hormone pharmaceutical formulations
DE102020112143B4 (de) 2020-05-05 2022-03-17 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Nicotin - Corona

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU426565B2 (en) * 1971-06-17 1972-07-27 Alza Corporation Bandage for administering drugs
US4597961A (en) * 1985-01-23 1986-07-01 Etscorn Frank T Transcutaneous application of nicotine
US5016652A (en) * 1985-04-25 1991-05-21 The Regents Of The University Of California Method and apparatus for aiding in the reduction of incidence of tobacco smoking
US4920989A (en) * 1985-04-25 1990-05-01 Regents Of The University Of California Method and apparatus for aiding in the reduction of incidence of tobacco smoking
US4715387A (en) * 1985-08-23 1987-12-29 The Regents Of The Univ. Of California Aerosol for use in the reduction of tobacco smoking
DE3727232A1 (de) * 1987-08-14 1989-02-23 Lohmann Therapie Syst Lts Verfahren zur herstellung einer darreichungs- und/oder dosierungsform fuer arzneimittelwirkstoffe
US4943435A (en) * 1987-10-05 1990-07-24 Pharmetrix Corporation Prolonged activity nicotine patch
US4915950A (en) * 1988-02-12 1990-04-10 Cygnus Research Corporation Printed transdermal drug delivery device
GB8804164D0 (en) * 1988-02-23 1988-03-23 Tucker J M Bandage for administering physiologically active compound
US5077104A (en) * 1989-12-21 1991-12-31 Alza Corporation Nicotine packaging materials

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002531488A (ja) * 1998-12-07 2002-09-24 エラン コーポレーシヨン ピーエルシー 揮発性液体薬剤を送出するための経皮パッチ
JP2002532540A (ja) * 1998-12-18 2002-10-02 アルザ・コーポレーション 透明な経皮的ニコチン送達デバイス
JP2015108007A (ja) * 1999-04-22 2015-06-11 エルティエス ローマン テラピー−ズュステーメ アーゲー 中和されたアクリル性粘着パッチを備えた経皮治療システム
JP2007528392A (ja) * 2004-03-09 2007-10-11 マイラン・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 薬物送達を修飾するための、多層接着剤マトリックスを含有する経皮系
WO2005087205A1 (ja) * 2004-03-17 2005-09-22 Lintec Corporation 薬剤の製造方法
JP2005298471A (ja) * 2004-03-17 2005-10-27 Lintec Corp 薬剤の製造方法
JP2009523138A (ja) * 2006-01-12 2009-06-18 エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー 揮発性および/または熱不安定性物質用の経皮吸収治療システム
JP2010528064A (ja) * 2007-05-31 2010-08-19 フェルティン ファルマ アー/エス 経皮タバコアルカロイドリザーバパッチ
WO2010126124A1 (ja) * 2009-05-01 2010-11-04 久光製薬株式会社 経皮吸収型製剤
US8512742B2 (en) 2009-05-01 2013-08-20 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Transdermal preparation

Also Published As

Publication number Publication date
KR100195873B1 (ko) 1999-06-15
CA2183083A1 (en) 1995-09-14
AU1831895A (en) 1995-09-25
DE69531488D1 (de) 2003-09-18
EP0743842A1 (en) 1996-11-27
MX9603667A (es) 1997-06-28
HK1010679A1 (en) 1999-06-25
DE69531488T2 (de) 2004-06-17
CA2183083C (en) 2006-01-03
KR970701027A (ko) 1997-03-17
JP3021661B2 (ja) 2000-03-15
CN1143314A (zh) 1997-02-19
WO1995024172A1 (en) 1995-09-14
ATE246909T1 (de) 2003-08-15
US5626866A (en) 1997-05-06
AU676430B2 (en) 1997-03-06
CN1131018C (zh) 2003-12-17
EP0743842A4 (en) 1998-05-06
TW312624B (ja) 1997-08-11
ZA951427B (en) 1995-12-12
EP0743842B1 (en) 2003-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3021661B2 (ja) 薬剤含有接着複合体の経皮放出デバイス
MXPA96003667A (en) Composed transdermal supply device adhesive containing dr
CA1336324C (en) Printed transdermal drug delivery device
US5662925A (en) Transdermal delivery system with adhesive overlay and peel seal disc
CA1261267A (en) Transdermal system for timolol
US5837280A (en) Transdermal administration of azapirones
EP0913158A1 (en) Transdermal patch comprising a combination of two or more fatty acids or alcohols as permeation enhancers
HU221166B1 (en) Transdermal therapeutic system containing estradiol and process for producing the same
JP3523259B2 (ja) 溶媒なしに製造できる揮発性活性物質を含有するプラスター
JPH0278615A (ja) 多層性膏薬
EP1736146A1 (en) Nicotine transdermal delivery system
EP0656771A1 (en) Printed transdermal drug delivery device
JPS6049601B2 (ja) 治療デバイス
NZ234919A (en) Polymeric matrix or reservoir transdermal nitroglycerin patch which contains n-methyl-2-pyrrolidone and/or penetration enhancer(s); preparatory processes
EP0544900A1 (en) Transdermal nicotine absorption dosage unit and process
KR20010029770A (ko) 에스트로겐 작용물질-길항물질을 포함하는 경피 투여용조성물
NZ240096A (en) Fragrance releasing device

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees