JPH09509813A - 電力半導体スイッチ - Google Patents

電力半導体スイッチ

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JPH09509813A
JPH09509813A JP8519639A JP51963996A JPH09509813A JP H09509813 A JPH09509813 A JP H09509813A JP 8519639 A JP8519639 A JP 8519639A JP 51963996 A JP51963996 A JP 51963996A JP H09509813 A JPH09509813 A JP H09509813A
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ポール ティモシー ムーディー
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フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ
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Abstract

(57)【要約】 電力半導体装置(2)は、第1の電源電圧ライン(3)に結合するための第1の主電極(S)と、負荷(L)を介して第2の電源電圧ライン(5)に接続する第1の端子(4)に結合されている第2の主電極(D)と、電力半導体装置(2)を導通させるゲート信号を供給する制御端子(GT)に結合されている絶縁ゲート電極(G)とを有する。オープン回路検出回路は、前記電力半導体装置(2)と共に集積化され、電力半導体装置に結合されている負荷(L)がオープン回路であることを指示する。検出回路は、基準電流(Ir)を供給する回路(7,R3,R4,R7,Q1,Q2)と、前記第2の主電極(D)の電圧に依存する電流(Ir)を取り出す電流取り出し回路(Q3,Q4)とを有する。検出回路は検出した電流が前記基準電流(Ir)よりも大きい場合前記負荷(L)が正常に動作していることを示す出力信号(OS)を発生する。このように構成することにより、負荷(L)の状態を正確に決定することができる。この理由は、基準電流を用いることにより負荷(L)の周囲のリーク電流路を考慮することができ、負荷(L)が正確に動作しオープン回路でないことを指示するインデケーションは取り出した電流(Id)が基準電流(Ir)よりも大きい場合だけ発生する。

Description

【発明の詳細な説明】 電力半導体スイッチ 本発明は電力半導体スイッチ、特に第1の電源電圧ラインに結合するための第 1の主電極、負荷を介して第2の電源電圧ラインに接続する第1の端子に結合さ れている第2の主電極、及び電力半導体装置を導通させるゲート信号を供給する 制御端子に結合されている絶縁ゲート電極を有する電力半導体装置と、負荷が存 在するか否かすなわち負荷がオープン回路であるか否かを決定する回路とを具え る電力半導体スイッチに関するものである。このオープン回路検出回路を用いて 例えば電力半導体スイッチにより制御されるランプ又は電球が切れているか否か を検出することができる。また、本発明は、この電力半導体スイッチを具える自 動車の電気系統に関するものである。 nチャネルエンハンスメント型電力MOSFETのような電力半導体装置が低 電位側のスイッチとして動作する場合、すなわち第2の電源電圧ラインに印加さ れる電圧が第1の電源電圧ラインに印加される電圧よりも正の場合、電力半導体 装置の第1の主電極と第2の主電極との間の電圧は電力半導体装置の状態及び負 荷の状態に依存する。 従って、電力半導体装置がゲート制御信号を除去することによりオフに切り換 えられる(すなわち、非導通)と共に負荷が接続されている(すなわち、負荷は オープン回路ではない)場合、電力半導体装置の第2の主電極の電圧はハイにな る。この理由は、この第2の主電極の電圧が電源電圧ラインの電位、一般に保護 されるスイッチが自動車の用途に用いられる場合にはバッテリ電位になるからで ある。一方、負荷がある理由によりオープン回路の場合、非導通状態にある電力 半導体装置の第1の主電極と第2の主電極との間の電圧は零になる。 これとは反対に、電力半導体装置が導通している場合、第1の主電極と第2の 主電極との間の電圧は、負荷が正常に動作しているときは極めて低くなり(電力 半導体装置のオン抵抗は負荷の抵抗に比べて小さいため)、負荷がオープン回路 の場合には零になる。従って、電力半導体装置が導通している場合、いつ負荷が オープン回路になっかを検出することは極めて困難である。 電力半導体装置が導通していない場合すなわちゲート制御信号が電力半導体装 置のゲート電極に供給されていない場合、負荷が正常に動作しているか否かを検 出することは比較的容易である。一方、たとえ負荷がオープン回路であっても、 負荷自身が不完全であっても、周囲の水分やほこりがリーク電流を誘導してしま い、電力半導体装置の第2の主電極の電圧がハイになるおそれがある。従って、 このリーク電流路の存在は、電力半導体装置が導通していなくても、オープン回 路負荷の検出を困難にしてしまう。 負荷のオープン回路状態を検出する試みとして、電力半導体装置の使用があり 、例えば自動車の製造者は、電力半導体装置が非導通のとき負荷がオープン回路 にあるかを検出する試みとして、電力半導体装置の第1の主電極と第2の主電極 との間に外部抵抗を結合し電力半導体装置を流れる電流の一部を取り出している 。 しかしながら、外部抵抗の使用は、電源電圧ラインから永久的なリーク電流が 流れることを意味し、このようなリーク電流により電源からの電力の流出が生じ てしまい電力半導体スイッチが自動車の用途に用いられる場合バッテリ切れが生 じてしまう。更に、外部回路が分離されて電力半導体装置が負荷がオープン回路 にあるか否かを指示できなくなるおそれもある。さらに、この技術は、電力半導 体スイッチの使用者に対して付加的なコスト及び努力を要求することになる。 本発明の目的は、スイッチに結合されている負荷がオープン回路にあることを 指示できると共に上記課題を解消又少なくとも軽減できる電力半導体スイッチを 提供することにある。 本発明の第1の概念によれば、第1の電源電圧ラインに結合するための第1の 主電極、負荷を介して第2の電源電圧ラインに接続する第1の端子に結合されて いる第2の主電極、及び電力半導体装置を導通させるゲート信号を供給する制御 端子に結合されている絶縁ゲート電極を有する電力半導体装置と、前記電力半導 体装置と共に集積化され、電力半導体装置に結合されている負荷がオープン回路 であることを指示するオープン回路検出回路と、基準電流を供給する手段、前記 第2の主電極の電圧に依存する電流を取り出すと共に取り出した電流が前記基準 電流よりも大きい場合前記負荷が正常に動作していることを示す出力信号を発生 する手段を有する検出回路とを具える電力半導体スイッチを提供する。 本発明の電力半導体スイッチは外部部品の必要性を解消でき、しかも負荷の状 態の正確な決定を行うことができる。この理由は、基準電流を用いることにより 、負荷の周囲の起こりうるリーク電流路を考慮することができ、取り出された電 流が基準電流よりも大きい場合に限り、負荷が正確に動作しオープン回路にない ことが指示されるからである。 本発明の別の概念によれば、第1及び第2の電源電圧ラインと、第2の電源電 圧ラインに結合した負荷と、前記負荷を切り換える電力半導体スイッチとを具え 、前記電力半導体スイッチが、第1の電源電圧ラインに結合した第1の主電極、 負荷を介して第2の電源電圧ラインに接続した第1の端子に結合されている第2 の主電極、及び前記負荷を切り換える電力半導体装置を導通させるゲート信号を 供給する制御端子に結合されている絶縁ゲート電極を有する電力半導体装置と、 前記電力半導体装置と共に集積化され、電力半導体装置に結合されている負荷が オープン回路であることを指示するオープン回路検出回路と、基準電流を供給す る手段、前記第2の主電極の電圧に依存する電流を取り出す手段、及び取り出し た電流が前記基準電流よりも大きい場合前記負荷が正常に動作していることを示 す出力信号を発生する手段とを有する検出回路とを具える自動車の電気系統を提 供する。 基準電流供給手段は第1及び第2のトランジスタを有する電流ミラーを具え、 第2のトランジスタは第1のトランジスタよりも予め定めた比率だけ大きな電流 を担うことができ、第1及び第2のトランジスタは、第1及び第2の主電極と制 御電極とをそれぞれ有し、第1及び第2のトランジスタの各々の第1の主電極が 第1の電源電圧ラインに結合され、第1トランジスタの第2の主電極が補助電源 電圧ラインに結合され、第1トランジスタがダイオード接続され、第1及び第2 のトランジスタの制御電極が前記電力半導体装置の第2の主電極の電圧に依存す る電流を受け取るように結合する。 この回路により基準電流を供給するための極めて小さい電流源を用いることが できる。従って、この極めて小さい電流源は、1個又はそれ以上の電力半導体ス イッチを制御する例えばマイクロプロセサのような適当な電流源から取り出され る。 電流取り出し及び出力発生手段は、第3及び第4のトランジスタを有する別の 電流ミラーを具えることができ、第3のトランジスタは第4のトランジスタより も予め定めた比率だけ大きな電流を担うことができ、第3及び第4のトランジス タは、第1及び第2の主電極と制御電極とをそれぞれ有し、第3及び第4のトラ ンジスタの各々の第2の主電極が前記電力半導体装置の第2の主電極に結合され 、第3トランジスタの第1の主電極が前記第2トランジスタの第2の主電極に結 合され、第3トランジスタがダイオード接続され、第3及び第4のトランジスタ の制御電極が一緒に結合され、第4トランジスタの第1の主電極は出力信号発生 回路に結合する。 このように構成することにより通常のリーク電流よりも大きく典型的には1m Aに選択できる適切な電流を低電圧で取り出すことができ、第2の電源電圧ライ ンからの過剰な電力の流出が防止され又は少なくとも軽減される。さらに、補助 電源電圧ラインの電圧が低電圧に維持されている場合、オープン回路検出手段は 負荷からの電流を取り出さない。従って、例えば単に制御するマイクロプロセッ サからの信号が電力半導体装置に供給されて電力半導体装置を導通させる直前の 負荷の状態をチエックするためにオープン回路検出手段を用いる必要がある場合 、このオープン回路検出は不作動状態にされることができる。従って、オープン 回路検出手段は、この電力半導体スイッチの正常な動作にほとんど影響を及ぼす ことなく、特に補助電源電圧ラインの電圧がターンオフされ又は低電位に維持さ れている場合、電力半導体装置の導通中に負荷電源ラインからいかなる電流も取 り出すことはない。 出力発生回路は、第5及び第6のトランジスタを有する別の電流ミラーを具え 、第5のトランジスタが第6のトランジスタよりも予め定めた比率だけ大きな電 流を担うことができ、第5及び第6のトランジスタは、第1及び第2の主電極と 制御電極とをそれぞれ有し、第5及び第6のトランジスタの各々の第1の主電極 が第1の電源電圧ラインに結合され、第5トランジスタの第2の主電極が前記第 4トランジスタの第1の主電極に結合され、第5トランジスタがダイオード接続 され、第5及び第6のトランジスタの制御電極が一緒に結合され、第6トランジ スタの第2の主電極が前記出力信号を決定する電圧を発生するように結合する。 このような構成の回路により小さい基準電流源を用いることができると共に取り 出された電流の値を正確に決定することができる。この回路はマイクロプロセサ からの出力により駆動されると共に基準電流発生手段に高精度に整合することが できる。別の取り得る方法として、前記別の電流ミラーを電流検知抵抗が置換で きるこの抵抗に生ずる電圧は検出されるがその精度はあまり良好ではない。 第6トランジスタの第2の主電極は抵抗手段を介して前記補助電源電圧ライン 及び第6トランジスタの第2の主電極の電圧に依存する出力信号を発生する出力 インバータ段に結合する。この抵抗手段を用いることにより、複雑な埋込層技術 を用いない場合このような条件下において用いるのが困難な(例えば、寄生バイ ポーラの問題により)相補的MOSデバイス(例えは、この電力半導体スイッチ の残りの部分がNMOSデバイスの場合PMOSデバイス)の必要性が解消され る。 出力インバータ段は第1及び第2の主電極及び制御電極を有する別のトランジ スタを具え、この別のトランジスタの制御電極が前記第6トランジスタの第2の 主電極に結合され、この別のトランジスタの第1及び第2の主電極が前記第1の 電源電圧ラインと補助電源電圧ラインとの間に結合する。 電力半導体装置の絶縁ゲート電極に結合されているデセーブリング手段は、電 力半導体装置が導通したとき、前記オープン回路検出回路を不作動にする。 一例として、デセーブリング手段を、前記電力半導体装置が導通したとき、前 記別のトランジスタの制御電極を前記第1の電源電圧ラインに結合するように設 ける。このデセーブリング手段は、前記別のトランジスタの制御電極と第1の電 源電圧ラインとの間に結合した第1及び第2の主電極と、前記電力半導体装置の 制御端子に結合した制御電極とを有する別のトランジスタを具える。このように 構成すれば、オープン回路検出の指示は、電力半導体装置が導通していないとき だけ発生する。これにより、電力半導体装置の絶縁ゲート電極の電圧を検出する 簡単で有効な方法が得られる。 別のトランジスタの制御電極の入力バッファにより電力半導体装置の制御端子 に結合することができる。 以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。 図1は本発明による電力半導体スイッチ及び自動車の電気系統の一例を示す回 路である。 図2,3,4及び5は本発明による電力半導体セル及び電力半導体スイッチに 用いるのに好適な部品を示す半導体本体の種々の部分の断面図である。 尚、図面はスケール通りに表示されておらず、説明全体を通じて同一又は類似 の部材には同一符号が付されていると理解すべきである。 図面を参照するに、特に図1には、第1の電源電圧ライン3に接続するための 第1の主電極Sと、負荷Lを介して第2の電源電圧ライン5に接続する第1端子 4に結合されている第2の主電極と、電力半導体装置2の導通をイネーブルする ゲート制御信号を供給する制御端子GTに接続されている絶縁ゲート電極Gとを 有する電力半導体装置2を具える電力半導体スイッチ1、及び電力半導体装置2 と一体化され電力半導体装置2に結合されている負荷Lがオープン回路にされて いることを指示するオープン回路検出装置が記載され、このオープン回路検出装 置は基準信号Irを発生する手段7,R3,R4,R7,Q1,Q2と、第2の 主電極Dの電圧に依存する電流を取り出すと共に取り出された電流Idが基準電 流Irよりも大きい場合負荷Lが通常の動作をしていることを示す出力信号OS を発生する手段Q3,Q4を具える。本発明による電力半導体スイッチは外部部 品の必要性を回避し、さらに負荷Lの状態を正確に決定する必要がある。この理 由は、基準電流Irを用いることにより(この基準電流は予期されるいかなるリ ーク電流よりも大きくなるように選択することができる)負荷Lの周囲の起こり うるリーク電流路を考慮することができるので、取り出された電流Idが基準電 流Irよりも大きい場合だけ負荷Lが正しく動作しオープン回路になっていない ことが指示されるからである。 図1に示すように、電力半導体装置2は負荷L用の低電位側スイッチとして結 合されているnチャネルエンハンスメント型電力MOSFET2を具える。すな わち、MOSFET2のドレイン電極Dは第1端子4に結合され負荷Lは第1端 子4と正の第2の電源電圧ライン5との間に結合する。MOSFET2のソース 電極Sは負の第1の電源電圧ライン3に結合する。一般的に、第1の電源電圧ラ イン3はグランド(アース)に接続し、第2の電源電圧ライン5は適当な正の電 位、例えば電力半導体スイッチが自動車に用いるように意図されている場合バッ テリ電位に接続する。MOSFET2の制御すなわちゲート電極のGはゲート入 力電圧端子GTを介してゲート駆動回路(図示せず)に結合する。ゲート駆動回 路は適当な通常の形態のものとすることができる。 負荷Lは、例えば自動車のランプ又は電球或いは自動車のフィールドコイルの ような適当な負荷とすることができる。 用語「エンハンスメント型」とは、第1及び第2の主電極に適当な電圧が印加 され制御電極に電圧が印加されない(すなわち、0V)場合に半導体装置が導通 せず、制御電極に非0Vを印加することにより導通することを意味する。 基準電流供給手段は第1電流ミラーを具える。図1に示すように、第1の電流 ミラーは第1及び第2のnチャネルエンハンスメント型絶縁ゲート電界効果トラ ンジスタ(IGFET)Q1及びQ2により構成する。第1及び第2のIGFE TQ1及びQ2は比率整合し、すなわち導通チャネル長に対するチャネル幅の比 W/Lが異なるので、第2のIGFETQ2は第1のIGFETQ1よりも予め 定めた比だけ大きい電流を担うことができる。本例では、第1及び第2のIGF ETは同一のチャネル長L典型的には5マイクロmのチャネル長を有し、第2の IGFETQ2は第1のIGFETQ1のチャネル幅の50倍のチャネル幅を有 する。従って、第2のIGFETQ2は1060μmのチャネル幅を有し、第1 のIGFETQ1は20μmのチャネル幅を有する。実際の幅は重要はでなく、 この素子を所望の予め定めた比に整合させると共に所望の特性を与える処理技術 の能力により決定される。勿論、IGFETを必要電流で導通させIGFETの 電圧降下を例えば1V以下の受け入れることができるレベルに維持するために必要 なある最小チャネル幅は必要である。 第1及び第2のIGFETQ1及びQ2の第1の主電極sは第1の電源電圧ラ イン3に結合する。第1のIGFETQ1はダイオード接続(すなわち、そのゲ ート電極とソース電極とを共に結合する)し、第2のIGFETのゲート電極g は第1のIGFETQ1のゲート電極gに結合する。第1のIGFETQ1の第 1の主電極すなわちドレイン電極dは適当な負荷を介して補助の電源電圧ライン に結合する。図1に示す実施例において、この抵抗は2個の直列接続した抵抗体 R3及びR4を有し典型的には200kオームの抵抗値を有する。短絡リンク9 を破断することにより別の抵抗体R7を抵抗体R3及びR4に直列に接続して抵 抗値を典型的には250kまで増大する。基準電圧は補助電源電圧ライン7に印 加する。基準電圧の値及びIGFETQ1のドレイン電極dから補助電源電圧ラ イン7までの抵抗値は基準電流Irを与える基準電流源を決定する。 この回路により電流源の値を使用者の要件に整合させることができ、高抵抗値 を用いることにより基準電流を流す極めて小さい値の電流源を形成することがで きる。従って、基準電流はいかある適当な電流源からもとりだすことができ、例 えばこの電力半導体スイッチを制御するマイクロプロセサからも取り出すことが できる。 IGFETQ2の第2の主電極すなわちドレイン電極dはpチャネルエンハン スメント型のダイオード接続した第3のIGFETQ3のドレイン電極dに結合 され、このIGFETQ3は電力MOSFETのドレイン電極Dに結合した第2 の主電極すなわちソース電極sを有する。第3のIGFETQ3はpチャネルエ ンハンスメント型の第4のIGFETQ4と共に第2の電流ミラーを形成し、こ のIGFETQ4は電力MOSFET2のドレイン電極に結合した第2の主電極 s及び第3のIGFETQ3の第1の主電極すなわちソース電極s及びゲート電 極gに結合したゲート電極gを有する。第3のIGFETQ3は第4のIGFE TQ4と比率整合しているので、第3のIGFETQ3は第4のIGFETQ4 よりも予め定めた比率だけ大きな電流を担うことができる。本例では、第3及び 第4のIGFETQ3及びQ4は同一のチャネル長Lを有し、第3のIGFET Q3は第4のIGFETQ4のチャネル幅の約25倍のチャネル幅を有する。従 って、第3のIGFETQ3は500μmのチャネル幅を有し第4のIGFET Q4は20μmのチャネル幅を有することができる。一方、前述したように、比 率整合すること及び装置特性が重要であり、実際の値は重要ではない。 適当な基準電圧を補助電源電圧ライン7に与えると、受入れ得る電流Id、典 型的には1mAの電流が電力MOSFET2のドレイン電極Dから低電圧で取り 出され又は検出されるので、第2の電源電圧ライン5からの過剰な流出が回避さ れ又は少なくとも低減される。一方、電源電圧ライン7の基準電圧が低く又はゲ ート入力電圧端子GTの電圧が低い場合、電力半導体スイッチ1は負荷Lからい かなる電流も流さない。従って、例えば制御プロセッサからの信号が電力半導体 スイッチ1に供給されて電力半導体装置2を導通させる直前の負荷Lの状態を単 にチエックするためにオープン回路検出手段が用いられる場合、オープン回路検 出手段は不作動状態にすることができる。従って、このオープン回路検出手段は 電力半導体スイッチの正常動作に対してほとんど影響を及ぼさず、特に電力半導 体装置が導通している間に第2の電源電圧ライン5からいかなる電流も取り出す ことはない。 IGFETQ4のドレイン電極をnチャネルエンハンスメント型のダイオード 接続した第5のIGFETQ5のドレイン電極に結合し、第5のIGFETのソ ース電極は第1の電源電圧ライン3に結合する。第5のIGFETQ5はnチャ ネルエンハンスメント型の第6のIGFETQ6と共に別の電流ミラーを形成し 、IGFETQ6は第1の電源電圧ライン3に結合したソース電極及び第5のI GFETQ5の制御電極に結合した制御電極を有する。第6のIGFETQ6の ドレイン電極はIGFETQ1のドレイン電極を補助電源電圧ライン7に結合す る抵抗と同一の抵抗値の抵抗を介して補助電源電圧ライン7に結合して整合させ ると共に、誤りがない場合この電流を電力MOSFET2のドレイン電極Dから 流れる電流よりも小さくする。図1に示す実施例において、この抵抗は2個の直 列接続した抵抗体R5及びR6を具え典型的に200kオームの抵抗値を与える 。短絡リンク9を破断することにより別の抵抗体R8を抵抗体R5及びR6に直 列に接続しこの抵抗値を典型的には250kまで増大させる。この別の電流ミラ ーを用いることにより、オープン回路検出手段をマイクロプロセサにより駆動す ることができると共に抵抗R3とIGFETQ1により形成される電流源に整合 させることができる。IGFETQ5は電流検知抵抗で置換することができ、こ の電流検知抵抗圧の電圧は検出されるが、その検出精度はあまり良好なものでは ない。 第6のIGFETQ6のドレイン電極と抵抗8(抵抗8が短絡されている場合 には抵抗69との接続部)を、第6のIGFETQ6の第2の主電極dの電圧に 応じて出力信号を発生する出力バッファすなわちインバータ段に結合する。図示 のように、この出力インバータ段は別のnチャネルエンハンスメント型IGFE TQ8により形成され、このIGFETQ8は接続部J1に結合した制御電極g 、抵抗体R9(典型的には300kオーム)を介して補助電源電圧ライン7に結 合したドレイン電極及び第1の電源電圧ライン3に結合したソース電極を有する 。 電力半導体装置が導通した場合オープン回路検出装置を不作動にするディセー ブリング手段を設けることができる。図1の実施例において、ディセーブリング 手段は、電力半導体装置2が導通した場合付加的なIGFETQ8の制御電極を 第1の電源電圧ライン3に結合する。図1に示すディセーブリング手段は別のI GFETQ7により形成し、このIGFETQ7は別のIGFETQ8の制御電 極gと第1の電源電圧ライン3との間に結合した第1及び第2の主電極及び本例 の場合入力バッファにより電力半導体装置2の制御端子Gに結合した制御電極g を有する。これにより、電力半導体装置2が導通しない場合のみオープン回路検 出指示をを発生することができる。このように構成することにより、電力MOS FET2の絶縁ゲート電極Gの電圧を検出する簡単な構造であるが有効な方法が 得られる。電力MOSFET2がオン(導通)又はオフ(非導通)であるかを決 定する閾値電圧は抵抗R1とIGFETQ9により形成されるインバータの閾値 電圧となる。半導体製造技術が許す場合より大きな半導体領域が必要になるが、 シュミット トリガ又は電圧比較器のような別の形態のインバータを用いること もできる。 図1に示すように、入力バッファはnチャネルエンハンスメント型IGFET Q9により構成され、このIGFETQ9は電力半導体装置2の制御端子GTに 結合(所望の場合、適当なゲート直列抵抗を介して)した制御電極g、第1の電 源電圧ライン3に結合した第1の主電極S及び抵抗体R1を介して補助電源電圧 ライン7に結合した第2の主電極dを有する。第2の主電極と抵抗体R1との間 の接続部J2はnチャネルエンハンスメント型IGFETQ10の制御電極gに 結合し、このIGFETQ10は補助電源電圧ライン7に結合した第1の主電極 s及び抵抗体R2を介して補助電源電圧ライン7に結合した第2の主電極dを有 する。第2の主電極と補助電源電圧ライン7との間の接続部J3をIGFETQ 7の制御電極gに結合する。IGFETQ9及びQ10は同一となるように整合 させることができ、それぞれ5μmのチャネル長及び50μmのチャネル幅を有 することができる。抵抗体R1及びR2はそれぞれ300kの値を有する。抵抗 体R1とIGFETQ9並びに抵抗体R2とIGFETQ10はバッファを形成 する。この理由は、IGFETQ10からの出力の検知はIGFETQ9からの 出力の検知と同一になるからである。技術が許す場合、シュミット トリガや電 圧比較器のような他の形式のバッファを用いることができる。 前述したように、エンハンスメント型IGFETQ1〜Q10は背面ゲート電 極bgを有する。これらの背面ゲート電極bgは回路内の最も適当な点に接続し て不所望な寄生バイポーラ動作を防止する。従って、図1に示すように、Nチャ ネルIGFETQ1,Q2及びQ5〜Q10の背面ゲートbgは第1の電源電圧 ライン3に接続する。図1には図示されていないが、pチャネルIGFETQ3 及びQ4の背面ゲートbgは負荷端子4、すなわち電力半導体装置2のドレイン 電極Dに接続する。 図1に示す電力半導体スイッチの種々の構成素子は電力半導体装置2と同一の 半導体本体に集積化する。 図2、3、4及び5は図1に示す回路に用いられている構成部品をどのように 形成するかを半導体本体100の種々の部分により断面図として示す。 本例の場合、半導体本体100は比較的高不純物濃度のn導電型の単結晶シリ コン基板100aを具え、この基板上にMOSFET2のドレインドリフト領域 を形成する比較的低不純物濃度のn導電型のシリコンエピタキシャル層100b を形成する。 nチャネルエンハンスメント型電力MOSFET2は通常のDMOS処理技術 を用いて形成する。MOSFET2のソースセル11を図2に示す。このソース セル11は半導体本体100の一方の主表面100cと隣接するp導電型領域1 4を具え、このp導電型領域14はn導電型ソース領域17を含むと共に電力M OSFET2の絶縁ゲート(図2において18として示す)の下側で導通チャネ ルを規定する。図示のように、p型領域14は比較的高不純物濃度の補助領域1 4aを有し、この補助領域は電力MOSFET2のソース電極Sに短絡されて( ソース領域17がエッチングされた堀として又はソースイオン注入をマスキング することにより形成されるように示され)寄生バイポーラ動作を抑制する。ソー ス及びゲート(図示せず)電極S及びGは絶縁層30上にメタライゼーションを 形成しそれぞれ適当なコンタクトホールを介してソース領域17及び絶縁された ゲート18へのコンタクトを形成することにより形成する。ドレイン電極Dは半 導体本体100の他方の主表面に形成する。 図3は、例えばIGFET Q1のようなエンハンスメント型nチャネルIG FET又はNMOS IGFETについての取り得る構造の一例を示す。図3に 示すように、IGFETは分離領域又はウエル領域21を構成するP形の第2の 領域内に拡散形成したn導電型のソース及びドレイン領域19及び20を有する 。IGFET Q1,Q2に対する場合のように、IGFETが高電圧に耐久性 を有する必要がある場合、いかなる適当な通常の形態のフィールドレリーフを形 成し、図示のように領域19及び20に低不純物濃度の拡張部19a及び20a を形成することができる。絶縁ゲート22は導通チャネル領域22a上に形成し 、ソース、ゲート及びドレイン電極23,24及び25は絶縁層30を貫通する 窓として形成する。本例では、別の電極21aを分離領域すなわちウエル領域2 1に結合されているように図示されており、IGFETの背面ゲートを適当な接 続部へ、すなわちIGFET Q1の場合第2の電源電圧ライン5への結合をイ ネーブルする。 図4は、例えばIGFET Q3のようなエンハンスメント型PチャネルIG FET又はNMOS IGFETについての取り得る構造の一例を示す。図4に 示すように、このIGFETは半導体本体100中に拡散形成したP導電型のリ ース及びドレイ領域40及び41を有する。IGFET Q3についての場合の ように、IGFETが高電圧に対して耐久性が必要な場合、いかなる適当な形態 のフィールドレリーフを形成し、図示のように領域40及び41に低不純物濃度 の拡張領域40a及び41bを形成することができる。絶縁ゲート42は導通チ ャネル領域42a上に形成し、ソース、ゲート及びドレイン電極43,44及び 45は絶縁層30を貫通する窓内に形成する。図5は例えば抵抗体R1のような 抵抗R1〜R9の一例を示す。勿論、いかなる形態の抵抗体、例えば如何なる形 態の拡散抵抗又は多結晶抵抗体を用いることもできる。図5に示すように、抵抗 体R1は、分離領域すなわちウエル領域21の一部となるP導電型領域内に形成 した比較的低不純物濃度のn型領域26で構成する。便宜のために同一点に接続 した背面ゲートを有する全ての素子は同一のP導電型の分離領域内に形成するこ とができるが、勿論、IGFET Q1,Q2及びQ5〜Q10の背面ゲートを 抵抗体から回路内の種々の点に結合する場合、別個の分離領域が必要になる。各 電極28a及び28bは、比較的低不純物濃度のn導電型領域26内で離間して いる比較的高不純物濃度のn導電型領域26a及び26bとそれぞれ接触する。 導電体の静電スクリーン50を抵抗体R1上に形成されている不動化絶縁層40 上に形成することができる。このスクリーン50は不純物が添加された多結晶シ リコーンで構成することがてきる。電極27を設けてウエル領域21を適当な基 準電位に結合することができる。しかし、勿論、抵抗体R1が分離ウエルと接触 しこのウエル領域を適当な基準電位に結合する1個又はそれ以上の他の素子と同 一のP導電型ウエル領域21中に形成されている場合には、この電極27は不要 である。 図1に示す電力半導体スイッチ1の動作中、抵抗体R3及びR4(R7が存在 する場合、及びR7)と補助電源電圧ライン7はIGFET Q1を流れる電流 を規定する。第1及び第2の電源電圧ライン3及び5は適当な電圧一般にアース (グランド)及びバッテリ電圧(自動車の用途の場合、典型的には12V)にそ れぞれ結合するものとする。 IGFET Q2を流れる電流は、IGFET Q1及びQ2のチャネル幅の 比に決定され、上記実施例においてはIGFET Q1を流れる電流の約50倍 になる。上述した値で補助電源電圧ライン7の電圧が4.3Vの場合、IGFE T Q1を流れる電流は20μAになりIGFET Q2を流れる電流は約1m Aになる。IGFET Q2を流れる電流はIGFET Q3をも流れる。IG FET Q2及びQ3は十分に広いチャネル幅を有し、これら素子の電圧降下が 約1mAの電流がIGFET Q2及びQ3を流れる場合これら素子の電圧降下 が第2の電源電圧ライン5の取り得る電圧範囲(第2の電源電圧ライン5の電圧 が12Vのバッテリ電圧の場合、典型的には2V)に比べて低くなるようにする 必要がある。 IGFET Q4及びQ5を流れる電流は、IGFET Q3を流れる電流及 びIGFET Q3とQ4のチャネル幅の比(上記実施例の場合、25:1)に より決定される。IGFET Q6を流れる電流は、IGFET Q5を流れる 電流及びIGFET Q5及びQ6のチャネル幅の比(上記実施例のは2:1) により決定される。従って、IGFET Q6を流れる電流はIGFET Q1 を流れる電流にほぼ等しくなる。IGFET Q6のソース−ドレイン間電圧は IGFET Q1のソース−ドレイン間電圧にほぼ等しい。 負荷Lが存在しオープン回路でない場合、電力MOSFET2のドレイン電極 の電圧はハイになり、IGFET Q3及びQ4はIGFET Q1とQ2の比 率整合により決定される基準電流Irに等しい取り出されたすなわち検出された 電流Id、本例の場合負荷Lからの1mAの電流で導通する。上述したように、 IGFET Q4及びQ5を流れる電流は、IGFET Q3とQ4との比率整 合に基づいてIGFET Q3を流れる電流により決定される。従って、IGF ET Q5は導通され低いソース−ドレイン間電圧Vdsを有することになる。 従って、IGFET Q8の制御電極gの電圧はローになり、抵抗R9とIGF ET Q8のドレイン電極dとの間の接続部にハイの出力信号が発生する。この 信号は通常の手段により一般的に上述したマイクロプロセッサである適当なコン トローラに供給され、負荷Lが正常に動作しており制御信号を制御端子GTに供 給して電力MOSFET2を導通させることができることを表わすインディケー ションを発生させる。電力MOSFET2が導通する場合、制御端子GTのハイ の電圧によりIGFET Q9が導通し、接続部J2の電圧が低下し、この結果 IGFET Q10が非導通にされてIGFET Q7の制御ゲートgにハイ信 号が供給され、IGFET Q7は導通しIGFET Q8の制御電極の電圧が 低下する。この結果、電力MOSFET2が導通するとき、ディセーブリング手 段はオープン回路検出手段をバイパスするので、電力MOSFET2が導通する 場合に電力MOSFET2のドレイン電圧にかかわらず出力信号OSはハイに維 持される。従って、オープン回路検出手段は電力MOSFET2にこの素子を導 通させる制御信号が供給されない場合単に動作状態となり、すなわちオープン回 路検出手段は、オープン回路負荷(例えば、吹込ランプ又は電球)と正常動作負 荷との間の差が検出される場合に単に動作状態となる。 負荷がオープン回路の場合、電力MOSFET2のドレイン電極Dの電圧はロ ーになり、そのためIGFET Q2及びQ3に電流が流れない。この結果、I GFET Q4,Q8及びQ6が全てオフすなわち非導通になり、IGFET Q8のゲートはハイに引き上げられ、これにより負荷Lがオープン回路であるこ とを表わすローの出力信号OSが発生する。ほこり又は水分によりリーク電流( IGFET Q2に決定される基準電流Ir以下の電流)がオープン回路負荷L に流れると、IGFET Q2,Q3,Q4及びQ5は導通し、リーク電流にほ ぼ等しいが、基準電流Irに等しい予期される典型的な1mAの電流ではない電 流を流すことになる。従って、IGFET Q6のドレイン電極dの電圧はハイ になり、IFGFET Q8のゲートはハイに上昇して負荷がオープン回路であ ることを示すローの出力信号0Sを発生する。電力半導体スイッチ1は、基準電 流Irの低下により、閾値電流値を発生するので、電力MOSFET2のドレイ ン電極Dからの電流がほこりや水分によりオープン回路負荷Lに生ずるものと予 期されているリーク電流(本例の場合、1mAに設定されている)以下の場合負 荷Lは正常に動作しているとは認められない。従って、電力半導体スイッチ1は 、負荷Lが正しく動作しているものと考えられ負荷L周囲のリーク電流により惑 わされることはない。電力MOSFET2のドレイン電流Idが負荷リーク電流 であると考えられる電流値よりも小さい電流値は基準電流により本例の場合1m Aに設定される。一方、この閾値電流は、抵抗体R3〜R9の値、IGFET Q1及びQ8をオフする閾値電圧及び上述した電流ミラ一比により決定され、特 定の要件に適合するように希望に沿って調整することができる。抵抗体R9及び IGFET Q8により構成されるインバータの閾値電圧は、負荷Lが接続され ている場合(正常な条件下である)、IGFET Q1及びQ6のドレイン電極 の電圧よりも低くする必要がある。 オープ回路検出手段は、通常の適当な手段を用いて補助電源電圧ライン7の電 圧を第1の電源電圧ライン3の電圧まで降下させることによりターンオフさせ、 基準電流を零に降下地電力MOSFET2のドレイン電極から電流を流さないよ うにすることができる。 上述したように、IGFET Q3及びQ4は比率整合したPチャネルIGF ETとし、IGFET Q1,Q2,Q5及びQ6は比率整合したnチャネルI GFETとする。Pチャネルデバイスは寄生バイポーラの問題による大きな危険 性が生ずることなく使用することができる。この理由は、このデバイスは常時基 板(電力MOSFET2のドレイン電極)の電圧以下のバイアス電圧にされてい るからである。ここで用いられているように、整合した比率という用語は、各チ ャネル幅/長W/Lの比の差異により特性かわずかに相違するにすぎないように するためIGFETが同一の製造プロセスを用いて形成され互いに接近するよう に集積化することを意味する。 勿論、電力半導体スイッチを構成する種々の素子の値は、用いる素子の正確な 性質及び電力半導体スイッチに対する特定の要件に依存する。従って、上記値は 一例としてだけのものである考えるべきである。 図1に示す電力半導体スイッチ1は、IGFETQ1〜Q5及び上記比率整合 により形成されるミラー電流アップ及びミラー電流ダウン回路により、平衡した 温度依存効果を有するオープン負荷回路の正確で良好な検出が行われる。さらに 、2個の利得段によりシャープな切り換え点が形成される。 勿論、電力半導体装置は電力MOSFET以外のものとすることができ、例え ば図1の回路が同一の半導体本体に集積化されている場合不所望な寄生バイポー ラ動作を抑制する方策を考慮すれば、単に図2の領域100aの導電型を反転す ることによりIGBTとして形成することができる。同様に、例えばIGFET Q1〜Q10のような3端子ノーマルオフ装置は、例えばバイポーラトランジス タのような別の形式の3端子ノーマルオフ装置として形成することができる。さ らにオーバ電圧又はオーバ温度保護回路のような他の回路を電力半導体装置2と 共に集積化することができる。 勿論、上記導電型及び極性は反転することができ、半導体本体及び薄膜半導体 層は例えばゲルマニウム又は適当なIII-V族半導体材料の組み合わせのようなI シリコン以外の半導体で形成することができる。さらに、多結晶半導体材料の代 わりにアモルファス又は単結晶半導体材料を用いることも出来る。 上述した電力半導体スイッチは相補的MO技術を用いるのが困難な状況(IG FETQ3及びQ4のようなデバイスの状況を除く)に対して意図したものであ るが、いかなる状況下でも用いられる電力半導体装置と共に集積化したロジック 回路を形成するために適当なMOS技術を利用できる場合、抵抗体R3をpチャ ネルIGFETで置換すると共に抵抗体R5及びR6を整合したpチャネルIG FETで置換することにより、比率規定された電流源を用いて基準電流を発生さ せることができる。また、インバータを用いる場合、技術許す場合PMOS又は CMOSインバータを用いることができる。 この開示内容から明らかなように、当業者にとって種々の変形や変更が可能で ある。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 が正確に動作しオープン回路でないことを指示するイン デケーションは取り出した電流(Id)が基準電流(I r)よりも大きい場合だけ発生する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第1の電源電圧ラインに結合するための第1の主電極、負荷を介して第2の 電源電圧ラインに接続する第1の端子に結合されている第2の主電極、及び電力 半導体装置を導通させるゲート信号を供給する制御端子に結合されている絶縁ゲ ート電極を有する電力半導体装置と、前記電力半導体装置と共に集積化され、電 力半導体装置に結合されている負荷がオープン回路であることを指示するオープ ン回路検出回路と、基準電流を供給する手段、前記第2の主電極の電圧に依存す る電流を取り出すと共に取り出した電流が前記基準電流よりも大きい場合前記負 荷が正常に動作していることを示す出力信号を発生する手段を有する検出回路と を具える電力半導体スイッチ。 2.請求項1に記載の電力半導体スイッチにおいて、前記基準電流供給手段が第 1及び第2のトランジスタを有する電流ミラーを具え、第2のトランジスタが第 1のトランジスタよりも予め定めた比率だけ大きな電流を担うことができ、第1 及び第2のトランジスタが、第1及び第2の主電極と制御電極とをそれぞれ有し 、第1及び第2のトランジスタの各々の第1の主電極が第1の電源電圧ラインに 結合され、第1トランジスタの第2の主電極が補助電源電圧ラインに結合され、 第1トランジスタがダイオード接続され、第1及び第2のトランジスタの制御電 極が前記電力半導体装置の第2の主電極の電圧に依存する電流を受け取るように 結合されている電力半導体スイッチ。 3.請求項1に記載の電力半導体スイッチにおいて、前記電流取り出し及び出力 発生手段が、第3及び第4のトランジスタを有する別の電流ミラーを具え、第3 のトランジスタが第4のトランジスタよりも予め定めた比率だけ大きな電流を担 うことができ、第3及び第4のトランジスタが、第1及び第2の主電極と制御電 極とをそれぞれ有し、第3及び第4のトランジスタの各々の第2の主電極が前記 電力半導体装置の第2の主電極に結合され、第3トランジスタの第1の主電極が 前記第2トランジスタの第2の主電極に結合され、第3トランジスタがダイオー ド接続され、第3及び第4のトランジスタの制御電極が一緒に結合され、第4ト ランジスタの第1の主電極が出力信号発生回路に結合されてい る電力半導体スイッチ。 4.請求項3に記載の電力半導体装置において、前記出力発生回路が、第5及び 第6のトランジスタを有する別の電流ミラーを具え、第5のトランジスタが第6 のトランジスタよりも予め定めた比率だけ大きな電流を担うことができ、第5及 び第6のトランジスタが、第1及び第2の主電極と制御電極とをそれぞれ有し、 第5及び第6のトランジスタの各々の第1の主電極が第1の電源電圧ラインに結 合され、第5トランジスタの第2の主電極が前記第4トランジスタの第1の主電 極に結合され、第5トランジスタがダイオード接続され、第5及び第6のトラン ジスタの制御電極が一緒に結合され、第6トランジスタの第2の主電極が前記出 力信号を決定する電圧を発生するように結合されている電力半導体スイッチ。 5.請求項4に記載ので半導体スイッチにおいて、前記第6トランジスタの第2 の主電極が抵抗手段を介して前記補助電源電圧ライン及び第6トランジスタの第 2の主電極の電圧に依存する出力信号を発生する出力インバータ段に結合されて いる電力半導体スイッチ。 6.請求項5に記載の電力半導体スイッチにおいて、前記出力インバータ段が第 1及び第2の主電極及び制御電極を有する別のトランジスタを具え、この別のト ランジスタの制御電極が前記第6トランジスタの第2の主電極に結合され、この 別のトランジスタの第1及び第2の主電極が前記第1の電源電圧ラインと補助電 源電圧ラインとの間に結合されている電力半導体スイッチ。 7.請求項1から6までのいずれか1項に記載の電力半導体スイッチにおいて、 前記電力半導体装置の絶縁ゲート電極に結合されているデセーブリング手段が、 電力半導体装置が導通したとき、前記オープン回路検出回路を不作動にする電力 半導体スイッチ。 8.請求項6に記載の電力半導体スイッチにおいて、デセーブリング手段を、前 記電力半導体装置が導通したとき、前記別のトランジスタの制御電極を前記第1 の電源電圧ラインに結合するように設けた電力半導体スイッチ。 9.請求項8に記載の電力半導体スイッチにおいて、前記デセーブリング手段が 、前記別のトランジスタの制御電極と第1の電源電圧ラインとの間に結合した 第1及び第2の主電極と、前記電力半導体装置の制御端子に結合した制御電極と を有する別のトランジスタを具える電力半導体スイッチ。 10.請求項9に記載の電力半導体スイッチにおいて、前記別のトランジスタの 制御電極が入力バッファにより電力半導体装置の制御電極に結合されている電力 半導体スイッチ。 11.第1及び第2の電源電圧ラインと、第2の電源電圧ラインに結合した負荷 と、前記負荷を切り換える電力半導体スイッチとを具え、前記電力半導体スイッ チが、第1の電源電圧ラインに結合した第1の主電極、負荷を介して第2の電源 電圧ラインに接続した第1の端子に結合されている第2の主電極、及び前記負荷 を切り換える電力半導体装置を導通させるゲート信号を供給する制御端子に結合 されている絶縁ゲート電極を有する電力半導体装置と、前記電力半導体装置と共 に集積化され、電力半導体装置に結合されている負荷がオープン回路であること を指示するオープン回路検出回路と、基準電流を供給する手段、前記第2の主電 極の電圧に依存する電流を取り出す手段、取り出した電流が前記基準電流よりも 大きい場合前記負荷が正常に動作していることを示す出力信号を発生する手段と を有する検出回路とを具える自動車の電気系統。
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