JPH09509770A - 多数のマイクロコントローラを有するチップカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 埋め込んだＩＣを有する接触および無接触のチップカードに対して、一つの端末でカードの種々の応用を認識でき、評価に応じてカード上で種々のマイクロコントローラ（５，７）を動作させることのできるコネクタユニット（４）が開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 多数のマイクロコントローラを有するチップカード この発明は、以下でCIC（Combi interface Chip）と略記される接続ユニット を備えた請求の範囲の請求項の前段に規定するチップカードに関する。CIC は、 チップカード上でマイクロコントローラを補足して、あるいは特許上の機能を持 って通常のカードコントローラに集積して使用される部品である。 チップカードであるプラスチックカードが知られ、これ等のカードは書込・読 取装置と無接触あるいは接触してエネルギとデータを交換する。これ等のカード は、例えばテフォンカード、健康カード、入場管理カードの様な種々の応用に採 用されている。このようなカードとその応用に関する解説は９３年の電子回路の ３つの出版物にまとめてある。この種のチップカードはドイツ特許第 39 35 364 C1 号明細書により周知である。 この発明は、一つの端末でカードにより消去された種々のカード利用にカード 上の種々のマイクロコントロールを付属させる課題に基づいている。これにより 、マイクロコントローラＡを必要とする利用Ａの一つの端末の一つのカードを利 用Ｂの一つの端末にも使用することができ、この利用Ｂはマイクロコントローラ Ｂを必要とする。 上記の課題は、請求の範囲第１項の特徴部分に提示する構成により解決されて いる。 第１図は、カード外の書込・読取装置への種々の接続部１，２，３を模式的に 示す。これ等の接続部は種々の物理的な構成でCIC4 に通じる。このCICは他のチ ップへ接続するため統一されたコネクタ６中の種々の接続部１，２，３を使用し ている。このCICはマイクロコントローラ５(A)のチップの上に直接装着されてい る（集積解決策）。 第２図は、第１図の集積されていない形状のような他の構成のCICを示す。更 に、第一マイクロコントローラ５(A)と第二マイクロコントローラ７(B)の接続を 可能にする接触面を見ることができる。 請求項１に対して CIC は接続部の物理的な構成あるいは接続部で書込・読取装置に与えられる情 報に基づき、カードにどのマイクロコントローラを利用するかを決定する。例え ば、書込・読取装置により到来する情報から問題になる課題に対してマイクロコ ントローラＡが用意されていないことが分かれば、このマイクロコントローラの 到来した情報のコネクタが、他のマイクロコントローラに使う他のコネクタ６に 切り換える。到来した情報の評価は、CIC 中のソフトウェヤにより、CIC をマイ クロコントローラとして構成している場合、あるいはCIC へ固定配線された論理 回路により行われる。 請求項２に対して CIC の機能はカード上の独立した構成部品として行われる。その場合、接点８ が使用される。この機能はマイクロコントローラ５中にも組み込めるので、この マイクロコントローラ５は書込・読取装置からの情報の評価も引き受ける。 請求項３に対して 接続部１，２，３の物理的な構成により、どのコントローラを利用すべきかも 決定できる。例えばコイルあるいはコンデンサ面を無接触伝送のために動作させ ると、一定のコネクタ６に切り換わる。 請求項４に対して ISO 7816によるカード上および書込・読取装置中の接触カード領域が一部未使 用の接触接続部を有する。これ等の接触部は評価を認識するための物理的な信号 評価と、それに伴うCIC中の切換により利用できる。これに対して、書込・読取 装置中には、例えば電圧が接触接続部に印加する。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年６月２７日 【補正内容】 明細書 多数のマイクロコントローラを有するチップカード 技術分野 この発明は、請求の範囲第１項の前段に規定する、多数のマイクロコントロー ラおよび書込・読取装置とデータ交換する接続部を備えたチップカードに関し、 前記接続部は接触接続部であっり無接触接続部であり、前記書込・読取装置は異 なったマイクロコントローラと別々にアクセスできる。 従来の技術 書込・読取装置と接触あるいは無接触にエネルギおよびデータを交換するチッ プカードとしてプラスチックカードが知られている。これ等のカードは、例えば テレフォンカード、健康カードあるいは入場管理カードのような種々の応用に採 用されている。この種のチップカードはドイツ特許第 39 35 364 C1 号明細書に より周知である。 ドイツ実用新案登録第 91 00 861.1 U1 号明細書により、データ媒体交換装置 が知られている。この装置には国際標準局（ISO）規格7816-2（パート２）によ り配置された第一接点を有する第一マイクロプロセッサがある。このデータ媒体 交換装置は第二接点を有する少なくとも一つの第二マイクロプロセッサを有し、 このデータ媒体交換装置の接点の配置はISO規格に一致していない。このデータ 媒体交換装置は無接触接続部も接触接続部も保有している。 技術課題 この発明の課題は、一つの端末（書込・読取装置）でカードを用いて消去する 種々のカードの応用を、チップカードの種々のマイクロコントローラに対応させ ることにある。 発明の開示とその利点 上記の課題は、この発明により、接続部がそれぞれ一つのコネクタユニットに 通じ、このコネクタユニットが独立した電子部品であるか、あるいは通常の構造 様式のマイクロコントローラ内に組み込まれ、そしてこのコネクタユニットが接 続部の一つに印加する情報に基づき、あるいは接続部の物理的な構成に基づき、 マイクロコントローラのどれを書込・読取装置とデータ交換させるかを決定し、 このコネクタユニットが接続部と付属する各マイクロコントローラとの間のデー タ交換のためのコネクタを切り換えることによって解決されている。 有利な方法では、コネクタユニットは独立した電子部品であるか、通常の構造 様式のマイクロコントローラ中に組み込まれている。更に、このコネクタユニッ トは接触接続部および／または無接触接続部の物理的な構成に基づき、マイクロ コントローラのどれを書込・読取装置とデータ交換させるかを認識する。 接触接続部および／または無接触接続部の物理的な構成の評価は、チップカー ド上の未使用接点の信号結合により行われる。 コンビ・インターフェース・チップ（Combi interface Chip; CIC）と称され るコネクタユニットは、好ましくは、チップカードのマイクロコントローラに対 する補足となる、あるいは特許による機能と共に通常のカードコントローラに組 み込んで使用できる部品である。有利な方法では、マイクロコントローラＡを必 要とする利用Ａの一つの端末のチップカードを、マイクロコントローラＢを必要 とする利用Ｂの端末にも使用できる。 図面の簡単な説明 ここに示すのは、 第１図、コネクタユニットをマイクロコントローラのチップに直接装着した、チ ップカードの外にある書込・読取装置への異なった接続部１，２，３の 模式図、 第２図、第一マイクロコントローラと第二マイクロコントローラの接続を可能に する接触面のある、非集積型のコネクタユニットの他の構成図、 である。 発明を説明する方法 第１図は、チップカードの外にある書込・読取装置への異なった接続部１，２ ，３を模式的に示す。これ等の接続部は異なった物理的な構成で一つのコネクタ ユニット４に通じている。このコネクタユニット４は規格化されたコネクタ６の 種々の接続部１，２，３を他のチップに接続するために使用させる。このコネク タユニット４はマイクロコントローラ５（AμP）のチップに直接装着される（集 積解決策）。 このコネクタユニット４は、接続部の物理的な構成、あるいは一つの書込・読 取装置への接続部に印加する情報に基づき、カード上のどのマイクロコントロー ラを利用するかを決定する。例えば、書込・読取装置より出た情報から、問題と なる課題に対するマイクロコントローラＡがないと認識できれば、このマイクロ コントローラから出た情報のコネクタを、他のマイクロコントローラ用に利用す る他のコネクタ６に切り換える。到来した情報の評価は、コネクタユニット４（ このコネクタユニット４はマイクロコンピュータとして構成されている）中のソ フトウェヤにより、あるいはコネクタユニット４の固定配線された論理回路によ り行われる。 第２図は、第１図に似ているが、集積型ではないコネクタユニット４の他の構 成を示す。更に、第一マイクロコンピュータ５(AμC)と第二マイクロコンピュー タ７(BμC)の接続を可能にする接触面８を見ることができる。 このコネクタユニット４の機能は、チップカード上の独立した部品として行わ れる。その場合、接点８が使用される。この機能はマイクロコンピュータ５中に 組み込むこともできるので、このマイクロコンピュータ５は書込・読取装置の情 報の評価も引き受ける。 接続部１，２，３の物理的な構成は、どのマイクロコントローラ５，７を利用 すべきかの判定も可能にする。例えば、無接触伝送用のコイルあるいはコンデン ナ面が作動すると、一定のコネクタ６に切り換わる。 ISO 規格7816のカード上、および書込・読取装置内の接触カード領域は一部使 用されていない接触接続部を有する。有利な方法では、物理的な信号評価により 、これ等の未使用の接触接続部を利用の認識やコネクタユニット４内の切換に利 用できる。このため、書込・読取装置では例えば接触接続部に電圧を印加する 必要がある。 産業上の応用性 この発明の内容は、チップカード、特にプラスチックカードに対して書込・読 取装置内でデータ交換のために利用できる。書込・読取装置と無接触および接触 状態でエネルギとデータを交換するこの種のチップカードは、テレフォンカード 、健康カード、入場管理カードに対して有利に採用できる。 請求の範囲 １．接続部（１，２，３）が接触接続部や無接触接続部であり、書込・読取装置 が異なったマイクロコントローラ（５，７）と別々にアクセス状態になる、多数 のマイクロコントローラ（５，７）および書込・読取装置とデータ交換する接続 部（１，２，３）を備えたチップカードにおいて、 前記接続部（１，２，３）がそれぞれ一つのコネクタユニット（４）に通じ 、このコネクタユニットが独立した電子部品であるか、あるいは通常の構造様式 のマイクロコントローラ（５，７）内に組み込まれ、そしてこのコネクタユニッ トが接続部（１，２，３）の一つに印加する情報に基づき、あるいは接続部（１ ，２，３）の物理的な構成に基づき、マイクロコントローラ（５，７）のどれを 書込・読取装置とデータ交換させるかを決定し、このコネクタユニット（４）が 接続部（１，２，３）と付属する各マイクロコントローラ（５，７）との間のデ ータ交換のためのコネクタ（６）を切り換えることを特徴とするチップカード。 ２．接触接続部および／または無接触接続部の物理的な構成の評価は、チップカ ード上の未使用の接点を信号接続することにより行われることを特徴とする請求 の範囲第１項に記載のチップカード。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ， ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．マイクロコントローラおよび書込・読取装置とデータ交換するための接触接 続部および／または無接触接続部を有するチップカードにおいて、 −接続部（１，２，３）がコネクタユニット（CIC;４）に通じ、 −多数のマイクロコントローラ（５；７）をチップカードに設け、 −CIC （４）が接続部（１，２，３）の一つに印加する情報に基づき、マイク ロコントローラ（５；７）のどれを書込・読取装置とデータ交換させるべきかを 認識し、 −CIC （４）が接続部（１，２，３）と付属する各マイクロコントローラとの 間のデータ交換のためにコネクタ（６）を接続する、 ことを特徴とするチップカード。 ２．CIC （４）は通常の構造のマイクロコントローラ（５）中に組み込まれてい ることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のチップカード。 ３．CIC （４）は接続部（１，２，３）の物理的な構成に基づき、マイクロコン トローラ（５；７）のどれを書込・読取装置とデータ交換させるべきかを認識す ることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のチップカード。 ４．接続部（１，２，３）の物理的な構成の評価は、チップカード上の未使用の 接点を信号接続して行われることを特徴とする請求の範囲第４項に記載のチップ カード。