JPH09509426A - アルキルポリグリコシドの連続的漂白方法 - Google Patents

アルキルポリグリコシドの連続的漂白方法

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JPH09509426A JP7522356A JP52235695A JPH09509426A JP H09509426 A JPH09509426 A JP H09509426A JP 7522356 A JP7522356 A JP 7522356A JP 52235695 A JP52235695 A JP 52235695A JP H09509426 A JPH09509426 A JP H09509426A
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パトリック,エム. マッカリー
ジェームス,デー. バーラウ
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Abstract

(57)【要約】 実質的にアルコールを含まないアルキルポリグリコシドを、過酸化物、好ましくは過酸化水素により連続的に漂白する方法では、黒褐色を薄い色に予想以上に脱色することができ、かなり効率よく行うことができる。このとき、漂白前と漂白後の吸光係数は、それぞれ、約10から約15、約0.025〜約0.15である。この漂白処理では、pH、温度、圧力が調整されており、好ましくはMgの存在下で行われる。漂白する未漂白の物質を導入する前に予備漂白した供給物を供給すると、より速く平衡状態すなわち定常状態に達し、使用する化学物質の量が最小限で、着色度の少ない生成物をより速く得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 アルキルポリグリコシドの連続的漂白方法 発明の背景 発明の利用分野 本発明は、アルキルポリグリコシドを漂白するための改良された方法に関し、 特に、過酸化水素のような過酸化物を用いる連続的漂白方法に関する。関連技術の説明 アルキルグリコシドは、目的のグリコシドの「アルキル」部分を形成するため に好ましい形態や炭素鎖長を有するアルコールを、糖類反応物(例えばグルコー ス、キシロース、アラビノース、ガラクトース、フルクトースなどの単糖類や、 でんぷん、ヘミセルロース、ラクトース、マルトース、メリビオースなどの多糖 類)または目的の最終アルキルグリコシド生成物を得るために好ましいアルキル 置換基とは異なるアグリコン部分を有するグリコシド出発原料と反応させること によって容易に得られる。一般にそのような反応は高温で酸触媒の存在下で行わ れる。様々なアルキルグリコシド生成物や、これらの製法は多くの代表的な特許 に開示されている。 米国特許第4,987,225号には、アルキルポリグリコシド組成物の製法 に関する文献が数多く列記されている。この特許に開示されているように、アル キルポリグリコシド組成物の製法は、米国特許第3,219,656号(Boett ner、1965年11月23日発行)、米国特許第3,547,828号(Mans fieldら、1970年12月15日発行)、米国特許第3,598,865号( Lew、1971年8月10日発行)、米国特許第3,707,535号(Lew、 1972年12月26日発行)、米国特許第3,772,269号(Lew、19 73年11月13日発行)、米国特許第3,839,318号(Mansfield、1 974年10月1日発行)、米国特許第4,349,669号(Klahr、198 2年9月14日発行)、米国特許第4,393,203号(Maoら、1983年 7月12日発行)、米国特許第4,472,170号(Hellyer 、1984年9月18日発行)、米国特許第4,510,306号(Langdon、 1985年4月9日発行)、米国特許第4,597,770号(Forandら、1 986年7月1日発行)、米国特許第4,704,453号(Lorenzら、19 87年11月3日発行)、米国特許第4,713,447号(Letton、198 7年12月15日発行)、公開欧州特許出願番号第83302002.7号(E PO公開番号0092355、Vander Burghら、1983年10月26日公開 )、公開欧州特許出願番号第83200771.0号(EPO公開番号0096 917、Farris、1983年12月28日公開)、公開欧州特許出願番号第8 4303874.6号(EPO公開番号0132043、1985年1月23日 公開)に開示されている。その他の代表的な特許としては、米国特許第2,23 5,783号(White、1941年3月18日発行)、米国特許第2,356, 565号(Chwala、1944年8月22日発行)、米国特許第2,390,5 07号(Cantor、1945年12月11日発行)、米国特許第2,442,3 28号(Young、1947年6月17日発行)、米国特許第3,375,243 号(Nevinら、1968年3月26日発行)、米国特許第3,450,690号 (Gibbonsら、1969年6月17日発行)、米国特許第3,640,998号 (Mansfieldら、1972年2月8日発行)、米国特許第3,721,633号 (Ranauto、1973年5月20日発行)、米国特許第3,737,426号( Throckmortonら、1973年6月5日発行)、米国特許第3,974,138 号(Lew、1976年8月10日発行)、米国特許第4,011,389号(L angdon、1977年3月8日発行)、米国特許第4,223,129号(Roth ら、1980年9月16日発行)がある。 アルキルポリグリコシド生成物を製造する際に、合成反応時及び単離時にこの 生成物が黒っぽく着色することは珍しいことではない。このように黒っぽく着色 したポリグリコシド生成物の着色を改善するためにいろいろな方法が提案されて おり、例えば、過酸化水素等のような漂白性試薬で処理する方法;アルカリ条件 下で加熱処理することによりあえて着色させた後、先の加熱工程で生じた黒っぽ く着色した不純物を(例えば、沈殿させたり、濾過したりして)除去する方法; 粒子状の炭素材料等の脱色性吸着剤で処理する方法などがあげられる。例えば、 Gibbonsの米国特許第3,450,690号には、アルカリ条件下で熱処理し分 離する方法が開示されており、この後、任意で過酸化水素などの漂白剤で処理す るか、あるいは脱色性炭素類で処理してもよい旨が記載されている。また、Can torの米国特許第2,390,507号、Whiteの米国特許第2,235,78 3号、Throckmortonらの米国特許第3,737,426号の実施例1、Langdo nの米国特許第4,011,389号の実施例5と10、Hellyerの米国特許第 4,472,170号(1984年9月18日発行)の実施例1には、種々のア ルキルポリグリコシド生成物を脱色するために炭素吸着剤を用いることに関する 記載がある。 グリコシド生成物は最初に得た時にやや着色しており、その程度がある適用分 野には許容できる(あるいは、その後に前述した方法の1つ以上を用いて脱色し た)場合でも、このような生成物は、比較的穏やかな貯蔵条件下(例えば、pH が中性あるいは弱酸性で、常温すなわち20℃〜35℃)でも、通常、時間が経 つにつれて色が変わる傾向がある(すなわち黒っぽくなる)。この変色傾向は、 高温(例えば、35℃から100℃の範囲内またはそれ以上)および/または比 較的強いアルカリ水溶液(すなわちpH8〜12)にさらすことによりかなり程 度が大きくなる(着色度合いと着色の速さの点において)。一般的に、変色の程 度は、グリコシド生成物がさらされるpH/温度/時間の条件の厳しさによって 変わる。McDanielらの米国特許第4,557,729号(1985年12月1 0日発行)では、貯蔵中にグリコシド生成物の色特性の劣化するという前述した 問題について検討されており、このような問題を解決するために、まず、目的の グリコシド生成物を、オゾン、過酸化水素、次亜塩素酸塩等の酸化剤で漂白し、 次に、漂白したグリコシド生成物を二酸化硫黄源(二酸化硫黄ガス、亜硫酸ナト リウム、二亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム等)にさらして、グリコシ ド生成物の色特性を安定化させるという手段が開示されている。別の特許、Mc Danielらの米国特許第4,904,774号には、高温下で過酸化水素等の過 酸化物を用いて漂白することにより脱色したグリコシド類は変色する傾向がある と記載されている。また、ここでは、ラネーニッケルやテトラヒドロホウ酸ナト リウム等を用い、接触水素化による水素化を行うことにより着色を減少させる ことを提案している。Luedersの米国特許第4,990,605号(1991年 2月5日発行)には、活性炭で処理した後、蒸留し、50〜100℃の温度でp Hが中性からアルカリ性の範囲で、過酸化物、好ましくは過酸化水素で処理する ことにより、薄く着色したアルキルポリグリコシドを製造する方法が記載されて いる。実施例1と比較例Aで、活性炭処理を行った場合と行わなかった場合とを 比較している。 従って、薄く着色したアルキルポリグリコシド界面活性剤の製造法は、通常、 酸性触媒下でアルコールと糖類とを反応させた後、酸性触媒を中和し、アルコー ルを除去し、得られた実質的にアルコールを含まないアルキルポリグリコシド生 成物を漂白し、その後、通常は色を安定させるための安定化処理を行う。従来よ り、この方法はバッチ式で行われているが、連続的に行う方が好ましいであろう ことは認識されていた。しかしながら、ごく薄く着色したアルキルポリグリコシ ド界面活性剤組成物を得るための実用的な連続的方法については、同時係属出願 である出願番号07/914,363号(出願日1992年7月15日)の米国 特許出願の一部に一般的に記載している方法以外は、今のところ開発されていな い。この米国特許出願には、着色したアルキルポリグリコシドをMgの存在下で 、好ましくは過酸化水素と苛性物により漂白して色を薄める方法が記載されてい る。この方法では、先に述べたバッチ式の方法による問題を避けることができる が、特に大規模に行う場合、すなわち工業的に生産を行う場合には、問題が生じ る可能性がある。通常、反応器の漂白ゾーンを“lined out”状態、す なわち定常状態にするには、ある程度の時間が最低限かかるため、定常状態で連 続的に作動するまでの立ち上げ時に、試薬の使用量が増加したり色特性が低下し たりする。本発明ではこのような連続的方法に改良を加え、その方法について以 下により詳細に述べる。図面の簡単な説明 1図は、薄く着色し安定したアルキルポリグリコシド生成物の製造法の全行程 を概略的に示すフローチャートである。この方法は、アルコールと糖類とを酸性 触媒の存在下で反応させ、中和し、アルコールを蒸発させることにより除去する ものであり、本発明ではこの方法に改良を加え、さらに安定化処理を行う。 図2は、連続的漂白工程をより詳細に示すフローチャートである。ここで、本 発明における改良点は、薄く着色したアルキルポリグリコシド界面活性剤を得る ことである。発明の簡単な要約 本発明によれば、容器内で、より少ない量の試薬と十分に混合し、連続的に撹 拌し、圧力を加えた状態でアルキルポリグリコシドをより効率よく連続的に漂白 することができる。この方法では、まず、漂白ゾーンが設けられた反応器に、漂 白する粗製アルキルポリグリコシド供給物(好ましくは実質的にアルコールを含 んでいないもの)を量り入れる前に、予備漂白したアルキルポリグリコシドを入 れる。予備漂白した生成物は、漂白処理中、連続的に撹拌するための撹拌機が隠 れる程度の十分な量を導入し、通常、反応器の容量の約30%から約50%導入 する。未漂白の粗製アルキルポリグリコシドを入れる前に反応器に入れる予備漂 白したアルキルポリグリコシドは、先述の出願番号07/914,363の特許 出願に記載された連続方法によってあらかじめ漂白したものであってもよく、先 述のバッチ式方法のいずれかによって予備漂白したものであってもよい。 予備漂白したアルキルポリグリコシドを入れた後、漂白ゾーンで使用する条件 に調整し、未漂白の粗製アルキルポリグリコシドを入れる。漂白処理は、出願番 号07/914,363の特許出願に記載された方法により、漂白剤、好ましく は過酸化水素、苛性物を用いて、この出願に記載された条件で行われる。これに ついては、以下により詳細に記載するが、概略を述べると、250ppmを超え る量のMg(塩基性塩として)の存在下で、過酸化物漂白剤(好ましくは過酸化 水素)と反応pHが約9より大きな値、好ましくは約10より大きな値に維持さ れた苛性物とを用いて行う漂白処理である。ここで、苛性物の使用量は、過酸化 物1モルあたり約0.9から約1.2モルであり、過酸化物の使用量は、乾燥固 体アルキルポリグリコシド1ポンドあたり約0.25から約2%(wt/wt) である。出願番号07/914,363の同時係属出願の一部に一般的に記載し ているように、反応混合物の圧力は、水蒸気や、過酸化水素が分解して発生する 酸素を含む液体の圧力によって上昇し、高くて経済的なレベルに調整される。容 器の圧力を調整することによって、漂白された生成物は泡状の液体として排出さ れ、さらに、安定化処理などの次の処理が行われる。また、レベルコントロール に基づく方法(Scheme)も使用することができる。詳細な説明及び好ましい実施例 実際に行った実施例やクレーム以外、すなわち明示している部分以外では、明 細書中に記載された数量や反応条件を示すすべての数値は、常に「約」という語 によって変形され得る。 上記の要約からわかるように、本発明の目的は、薄く着色したアルキルポリグ リコシドを得るための改良された方法を提供することである。なお、この方法は 、糖類をアルコールと酸性触媒の存在下、高温で反応させた後、酸性触媒を中和 し、過剰のアルコールを除去して、実質的にアルコールがない粗製のアルキルポ リグリコシド生成物を漂白して安定化させるものである。本発明における改良点 として、漂白ゾーンが設けられた反応器内に、漂白する粗製アルキルポリグリコ シド生成物を反応器内に入れる前に、予備漂白したアルキルポリグリコシド生成 物を入れ、漂白ゾーン内の条件に調整する点があげられる。続いて、速度を調整 しながら連続的に撹拌して、同時係属出願である出願番号07/914,363 号の一部に一般的に記載している漂白法を行う。なお、これについては以下によ り詳細に記載するが、前記粗製アルキルポリグリコシド供給物は、pHがアルカ リ域、高温で、過酸化物の漂白剤を用い、マグネシウム(好ましくは、例えばM gO等の塩基の形)の存在下で漂白される。 上記背景技術の項で述べたように、酸触媒の存在下でのアルコールと糖類とを 反応させて最初に得られる生成物はグリコシド生成物である。生成物は、アルコ ールのモノグリコシドと、重合度(DP)が大きい(重合度が大きいものほどモル %量が減少する)種々のポリグリコシド、すなわちジグリコシド(DP3)、トリ グリコシド(DP3)およびより重合度の高いもの(DP4およびそれ以上のもの) の混合物である。得られた種々のオリゴマーの典型的な統計的分布はFloryの分 布に相当した。それぞれのオリゴマーの統計的分布が反応生成物の多彩さのため に 幾分異なることがある。また、それぞれのオリゴマーすなわちDP1、DP2、D P3およびより重合度の高いものなどの分布が異なるために、反応混合物の平均 重合度は多様であるが、総合的な分布曲線は同じである。通常、過剰のアルコー ルを除去した後の反応生成物のFlory分布では、重合度は平均して1.2を越え ており(例えば約1.4)、グリコシド生成物に対して約50ないし70重量% の範囲内のモノグリコシドを含有する。一般に、工業的に得られる生成物のFlo ry重合度は約1.3ないし1.7である。 アルコールと糖類との反応によるグリコシド生成物は式Iで表すことができる 。 ROGX (I) 化学式中のRはアルコールの残基であり、Oは酸素、Gはグリコシド残基、およ びXは、生成物内に含まれる様々なモノグリコシド、ジグリコシド、トリグリコ シドやより重合度の高いグリコシド部分の重量に起因する重合度(DP)の平均値 であり、約1ないし約3の数値を示す。 平均重合度はこのようにアルキルグリコシド中のR基に対する糖類環の比率と して定義される。モノグリコシドは1つの糖類環を持ち、ジグリコシドは2つ、 トリグリコシドは3つ持ち、グリコシドの高重合度が大きくなるほど、より多く の環を有する。従って、現在、工業的に得られる生成物の重合度の平均値は通常 1より大きく、一般に約1.2ないし約1.7であるが、約1.3ないし約1. 7である混合物が好ましい。 上記式で示されるアルキルポリグリコシド生成物は親油基つまりR基および親 水基つまりOGX基を含む。洗浄剤や界面活性剤として使用するためには、生成 物の親水性と親油性との比率(HLB)が約10ないし約16であることが必要で 、約11ないし約14であることが好ましい。生成物のHLB値は以下の式で計 算される。 ここで、AGUは、一般に、分子量が162であるG中の無水グルコース単位で あり、MWOは酸素の分子量、MWRはR基の分子量であり、またDPはFloryの 統計処理により予想される平均重合度である。 アルキルポリグリコシド中の親油性R基は、洗浄剤や界面活性剤として使用す るために、アルコール(一価が好ましい)から誘導されたものであり、約8個な いし約20個、好ましくは約9個ないし約13個の炭素原子を有する。また洗浄 剤や界面活性剤として使用するために十分な長さのR基を得るためには約9個か ら約13個の平均値であることが最も望ましい。R基は飽和脂肪族すなわちアル キルであることが好ましいが、脂肪族不飽和炭化水素基がいくらか存在していて もよい。従って、好ましい基は、脂肪アルコール、すなわちオクチル、デシル、 ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、オレイルおよびリノレ イルのように天然に存在する油脂類から誘導されるが、R基を人工的に合成して 得られるチーグラーアルコールまたは9、10、11、12、13、14または15 個の炭素原子を有するオキソアルコールから誘導されるものであってもよい。天 然に存在する脂肪酸のアルコールは、通常、偶数個の炭素原子を有し、商品とし て得られるアルコールの混合物は、C8とC10の混合物、C12とC14の混合物な どである。人工的に合成されるアルコールは、例えばオキソ法により得られ、C9 、C10、C11の混合物のように炭素原子数が奇数・偶数の両方を含み、このよ うなアルコールも商品として入手可能である。 また、本発明の方法に適するグリコシド生成物は、上記式Iで示される物質の 誘導体も含む。それらは、例えば、糖類部分Gの通常遊離状態(つまり、未反応 )のヒドロキシル基の1つ以上が、アルコキシレート化(好ましくは、エトキシ ル化またはプロポキシレート化)されており、分子内に1つ以上のペンダント状 アルコキシ基またはポリアルコキシ基が存在するようになっている。アルコキシ ル化されたものと、アルコキシル化されていないものの両方を含む形にするため に、上記式Iを式IIのように書き換えてもよい。 RO(R1O)yX (II) ここで、R、O、G及びXは先に定義した通りであり、R1はアルコキシレー ト 化剤の2価の炭化水素基であり、通常、炭素原子数が2から約4である。また、 yは平均0から約12の値であり、より好ましくは0から約5である。yが0の 場合には、前述の式Iと同じであり、生成物はアルコキシレート化されていない ことになる。 上記のグリコシド界面活性剤の製造に用いられる糖類反応物は、例えばグルコ ース、ガラクトース、マンノース、キシロース、アラビノース、フルクトースな どのように5個もしくは6個の炭素原子を有する還元単糖類材料や、加水分解し て単糖類となる物質、例えば、低級アルキルグリコシド(例えばメチルグリコシ ド、エチルグリコシド、プロピルグリコシド、ブチルグリコシドなど)、オリゴ 糖類(例えばスクロース、マルトース、マルトトリオース、ラクトース、キシロ ビオース、メリビオース、セロビオース、ラフィノース、スタキオースなど)お よび他の多糖類があげられる。このような糖類反応物は、乾燥(例えば無水の) 状態で用いられてもよく、所望により、水和固体またはその水溶液の状態で用い られてもよい。溶液の形で用いられる場合には、得られる反応混合物がほんの少 ししか水分を含まない、すなわち約1重量%未満、好ましくは約0.5重量%未 満、すなわち0.25重量%もしくは0.1重量%未満であることが望まれる。 本発明で使用される初期アルキルグリコシド反応混合物の製造は、直接的には 本発明の一部を構成するものではないが、一般的な製造法の概要を以下に説明す る。反応混合物中の単糖類に対するアルコールのモル比は広い範囲で変更可能で あるが、一般的には、約1.5:1から約10:1の範囲内であり、約2.0: 1から約6.0:1の範囲内であることが好ましい。どのようなモル比に設定す るかは、単糖類をアルコールと反応させて得られた生成物の所望の平均重合度( DP)の値によって変わる。単糖類に対するアルコールの比率は、アルキルグリ コシド生成物の重合度が約1.2から約1.7の範囲内、好ましくは約1.3か ら約1.6の範囲内となるように選択されることが好ましい。 図1に示すように、疎水性アルコール反応物と糖類反応物とからグリコシド界 面活性剤を得る反応は、一般的に高温で酸触媒の存在下で行われる。一般に、上 記の反応は約80℃から約140℃で行われるのが好ましく、約90℃から約1 20℃ならばより好ましい。また、所望の反応温度を保ちながら容易に水分を除 去できる圧力下(約10から約100mmHg絶対圧)で行うことが好ましい。 好適に使用される酸触媒としては、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、次亜リン酸な どの強い鉱酸および、パラトルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオ ロメタンスルホン酸や、モノまたはポリアルキルアリルモノまたはポリスルホン 酸などの強い有機酸(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸)および、巨大網状 スルホン酸イオン交換樹脂、過フッ素化スルホン酸樹脂などの巨大網状酸性イオ ン交換樹脂があげられる。一般的に、上記の酸触媒は使用される糖類1モルに対 して約0.0005モルから約0.03モルの範囲内(好ましくは約0.002 モルから約0.015モルの範囲内)で用いられる。 上述の反応工程は、一般的に、約1時間ないし約20時間(好ましくは約2時 間ないし約10時間)にわたって行われる。反応の終了時において、酸触媒は、 図1に示すように、通常アルカリ性の物質によって中和される。そのアルカリ性 の物質は水酸化ナトリウムのようなアルカリ金属水酸化物であることが好ましい 。また、使用量は、化学量論的に触媒を中和するのに必要とされる量とほぼ同量 を使用する。本発明において、混合物は、アルコールを除去する前に、中和され 酸化マグネシウムのようなアルカリ金属水酸化物やアルカリ土類金属酸化物によ ってpHが約9から約10の範囲内に調整されることが最も好ましい。 酸触媒を中和した後、通常、過剰の未反応アルコールを除去する。アルコール の除去は、一般に、例えば蒸留等によりアルコールを蒸発させることにより行わ れる。このためには、拭擦膜(wiped film)式や薄膜(thin film)式の蒸発器 を使用することが特に都合が良く、約150℃〜220℃の温度で約0.1ない し約50mmHg圧で使用されることが好ましい。おそらくより一般的には、圧力 約1ないし約100mmHg、温度約140℃ないし230℃で使用されるだろう 。アルコールが約5%以下になるまで、より好ましくは2重量%から約0.5% 以下までアルコールを除去する条件下で、蒸留や超臨界抽出法(supercritical extraction)によるその他のアルコール除去方法を用いてもよい。 この点で、得られる工業製品は、実質的にアルコールを含まず、通常アルキル グリコシドの混合物である。アルキルグリコシドは、本発明の目的に則って約8 個ないし約20個、好ましくは約9個ないし約18個、最も好ましくは平均約9 個ないし約13個の炭素原子を含有したアルキル基を含み、既に述べた典型的な Flory分布を示す。 過剰アルコールを約5重量%未満まで、好ましくは約1重量%未満まで除去し た後、実質的にアルコールの無い生成物を、出願番号07/914,363号の 特許出願に記載した連続的漂白方法により、薄い色に漂白する。このような漂白 方法は、分子蒸留により、存在するモノグリコシドをさらに除去したグリコシド 生成物、特に、モノグリコシドを十分に除去されて、重合度が2以上(重合度が 大きい程、量は少なくなる)のアルキルポリグリコシドの混合物となっており、 重合度が2であるポリグリコシドの重量、あるいは、これと重合度が3のポリグ リコシドとの混合物の重量がモノグリコシドに比べて多く、平均重合度が約1. 8から約3の間であるグリコシド生成物にも適用可能である。このような組成物 は、アルコールを除去した後に、モノグリコシドとアルキルポリグリコシドとを 含む最初の反応混合物からモノグリコシドを分離することによって得られる。こ の分離操作はたいてい分子蒸留により行われ、通常、アルキルモノグリコシドを 約70〜95重量%除去できる。アルキルモノグリコシドを除去した後、得られ る生成物に含まれるモノグリコシド及びポリグリコシド等の種々の成分の相対分 布は変化している。また、モノグリコシドに対する生成物中のポリグリコシドの 濃度が増加しているとともに、全体に対するそれぞれのポリグリコシドの濃度、 すなわち、全部のDP成分の総量に対するDP2成分及びDP3成分の濃度も増 加している。このような組成物は出願番号07/810,588号の特許出願( 出願日1991年12月19日、今は米国特許第5,216,690号となって いる)の一部に一般的に開示されており、その開示内容全部を参照により本発明 に含むものとする。そこに記載された分子蒸留は、短い経路でかなりの減圧状態 で行われるものである。実験室レベルでは、約0.1mbar以下の圧力で行わ れてもよい。工業規模での圧力は0.01mbar以下の範囲内であることが望 ましく、約0.001mbar以下の範囲内であることが好ましい。分子蒸留に おいては、蒸発部と凝縮面との間隔がかなり短く、できるだけ接近しているもの を使用する。実際に使用するときの間隔は、分子蒸留において運動論の理論値 に基づく平均的な間隔(free path)の約0.1〜約10倍の値に設定される。 滞留時間は、アルキルポリグリコシドの熱分解を最小限にとどめるためにできる だけ短くし、約2分未満か、好ましくは約15秒にする。モノグリコシドを少な くとも約50%除去した場合、分子蒸留による生成物の平均DPは少なくとも約 1.8であり、最初に得られたグリコシド生成物を分子蒸留器に供給した場合の 平均DPよりも少なくとも約0.2高くなる。最初の反応混合物からモノグリコ シドを十分に分離すると、得られる生成物に残存するモノグリコシドは、DP2 及びDP3のグリコシド成分の総量よりも少なくなり、より好ましくは、DP2 のグリコシド成分の量よりも少なくなる。分布の“ピーク”の位置の結果を見る と、DP2及びDP3グリコシド成分の分布から、得られた生成物中におけるモ ノグリコシドの分布の“ピーク”が小さくなっているかあるいはなくなっている のがすぐにわかる。なお、分子蒸留によって得られた生成物中に含まれていたD P4またはそれ以上のグリコシド成分は残存している。 従って、出願番号07/914,363の特許出願に記載された連続的漂白方 法に本発明の改良点を加えた方法は、過剰のアルコールを除去しただけのアルキ ルポリグリコシドや、少なくとも一部(大部分であってもよい)のモノグリコシ ドを除去したアルキルポリグリコシド、あるいは少なくとも2成分からなる2種 類以上のアルキルポリグリコシドの混合物を含む組成物にも適用可能である。な お、2成分の各々は、界面活性剤組成物を得るのに効果的な平均炭素鎖長で混合 物中に存在し、平均炭素鎖長は約9から約14である。ここで、2成分の少なく とも一方または両方は、Flory分布に基づいたポリグリコシド成分を含んでおり 、このポリグリコシド成分は、炭素数が6から20個であるアルコールと好適な 糖類との酸触媒反応によって得られ、過剰のアルコールが除去されている。この ような組成物は、同時係属出願の出願番号07/774,430(出願日199 1年10月10日)の特許出願の一部に記載されており、その開示内容全体を参 照により本発明に含むものとする。そこに記載されているように、商業ベースに おいては、アルキルポリグリコシドは、目的の2成分あるいは3成分のアルキル ポリグリコシドの混合物が得られるような2成分あるいは3成分のアルコールの 混合物から得られる。従って、出願番号07/774,430の特許出願に は、あらかじめ所定の平均値に設定された炭素鎖長を有し、界面活性剤特性を有 する商品として入手可能な少なくとも2成分からなる混合物からアルキルポリグ リコシド組成物を得る方法が記載されている。アルキル部分の平均炭素鎖長を所 定の値に設定した後、少なくとも2成分からなる成分を2種類以上混合すること により、所望の洗剤特性あるいは界面活性剤特性を有する組成物が得られる。2 成分のそれぞれの成分の平均炭素鎖長は、2成分からなる物質を混合した時にア ルキル部分の平均炭素鎖長が選択した所望の値となり、所望の界面活性剤特性が 得られるような値となっている。このように、組成物は、C8−C10、C10−C1 2 、C12−C13、C12−C16、C12−C14、C14−C15、C16−C18の混合物を 含んでいたり、C9−C10−C11やC12−C14−C16のアルキルポリグリコシド 混合物等を含んでいたりする。 このように、本発明における漂白方法は、アルキルポリグリコシドを製造する ための全工程(最初の反応、中和、アルコール除去、脱色および安定化(図1参 照))の1工程として使用されることが好ましいだけでなく、(a)1種類のア ルキル基、(b)2種類以上の異なるアルキル基を有するアルキルポリグリコシ ドからなる商品として入手可能な混合物、(c)DP2成分あるいはDP2及び DP3成分が主成分である分子蒸留して得られたアルキルポリグリコシドにも適 用可能である。 広い意味における実施形態においては、本発明は、以下の工程を含むアルキル ポリグリコシドの色を漂白する方法である。 (a)漂白すべき未漂白のアルキルポリグリコシドの水溶液を準備する (b)予備漂白したアルキルポリグリコシドの水溶液を準備する (c)漂白ゾーンが設けられた反応器に、反応器内のスターラーが隠れる程 度の量の(b)工程の予備漂白したアルキルポリグリコシドの水溶液を入れ、漂 白ゾーンで使用できる条件に調整する (d)(a)工程の未漂白のアルキルポリグリコシドの水溶液を、漂白処理 に適した高温状態に維持された漂白ゾーンに連続的に供給する (e)前記漂白ゾーン内の水溶液のpHをアルカリpHに維持するように調 整する (f)アルカリpHの水溶液を、アルキルポリグリコシドの色を漂白するた めに有効な量の過酸化物の漂白剤と接触させる (g)前記漂白ゾーンからアルキルポリグリコシドを連続的に除去する(こ こで、アルキルポリグリコシドのKlettカラー値(Klett color)が約50 未満で、残留漂白剤が約1000ppm未満、好ましくは800ppm未満であ る) 上述の工程において、未漂白のアルキルポリグリコシドが、前述のような高温 でアルコールと糖類とを酸触媒の存在下で反応させて得られたものである場合に は、図2の容器1内で酸触媒を中和して過剰のアルコールを実質的に全部除去し た後、アルキルポリグリコシドを水で希釈してアルキルポリグリコシド水溶液に する。このとき、アルキルポリグリコシド水溶液は、約30から約85重量%の 乾燥固体(ds)アルキルポリグリコシドを含んでおり、好ましくは約50から 約75重量%、最も好ましくは約53%から約73重量%含む。アルコール分を 蒸発させて得られたアルキルポリグリコシド生成物は、約5%未満、好ましくは 2%未満、最も好ましくは約1%未満から0.5%のアルコールを含み、これに より、組成物は約95から約99.5%のアルキルポリグリコシドを含むことに なる。このようにして得られたアルキルポリグリコシド生成物は、実質的にアル コールを含まず、蒸発工程で適用されるだいたいの温度、すなわち約390°F プラス・マイナス30°Fの範囲の温度の蒸発ゾーンから取り出される。本発明 の漂白工程に使用されるアルキルポリグリコシド水溶液を作製するための水は、 図1に示す予熱器2内で約70から約150°Fに予熱しておいてもよい。 アルコールと糖類とを反応させてアルキルポリグリコシドを得た後、先に述べ たように酸を中和し、中和には水酸化ナトリウム等のアルカリ金属の水酸化物を 用いるのが好ましい。このとき、水酸化ナトリウムと、酸化マグネシウムなどの アルカリ土類金属の酸化物との混合物を用い、pHが約9から約11か12程度 で行うのが最も好ましい。酸化マグネシウムの使用量は、アルコールを蒸発させ て除去した後に得られる生成物中に含まれるマグネシウムの量が約250から約 1000ppmあるいはそれ未満となるような量である。従って、実質的にアル コールを含まないアルキルポリグリコシドおよび予熱された水との水溶液は、水 溶液中のd.s.アルキルポリグリコシドの含有量を約50%から約70%にす るために、マグネシウムの含有量が、1000ppm未満であることが好ましく 、約500から約700ppmであることがより好ましい。 水溶液の温度を、漂白工程が行われる時の温度と同じくらいの温度に調整して 維持してから、水溶液を容器あるいは漂白用反応器3に入れる。漂白用反応器3 は、約85から約105℃、好ましくは約88から約102℃(約190から約 215°F)、最も好ましくは約88℃から約96℃(205°F)の漂白温度 に維持される。 図2に示すように、未漂白のアルキルポリグリコシドの水溶液漂白反応器3に 供給する。本発明による連続方法の開始時には、まず、反応器を、反応容器内の かきまぜ機(図示せず)が隠れる程度まで予備漂白したアルキルポリグリコシド 水溶液で満たしておく。また、漂白ゾーンで操作が行われる時の定常状態の条件 に調整する、すなわち、苛性物および漂白剤(好ましくは、NaOHとH22) と未漂白のアルキルポリグリコシドとを反応容器内に入れる前に、温度とpHを 調整しておく。(b)工程の予備漂白したアルキルポリグリコシドの水溶液は、 約30から約85重量%の乾燥固体アルキルポリグリコシドを含んでおり、好ま しくは約50から約75%、最も好ましくは約53から約73%含んでいる。水 溶液のpHは、アルカリ金属の水酸化物、好ましくは図2に示すようにNaOH を用いて、約10から約11.5、好ましくは10.2から約10.8、最も好 ましくは10.3から10.7に調整され、漂白工程中はこの範囲に維持される 。好ましい漂白剤は、図2に示すように、過酸化水素、H22である。NaOH とH22との量は、色を好ましい程度に薄めるために効果的で望ましい範囲のp Hレベルを維持できる量を調整して反応器3内に導入する。過酸化水素は、好ま しくは水溶液中に35%含まれており、乾燥固体アルキルポリグリコシドの重量 に対する重量比(wt/wt)で、約0.25から約2%、より望ましくは約0 .6から約1.25%、最も好ましくは約1%である。水酸化ナトリウムの使用 量は、H22のモル量に対して約0.9から約1.2モル NaOH、好ましくはH22のモル量に対して約1.1モルNaOHである。 アルコールと糖類とを反応させてアルキルポリグリコシドを得る反応後に、酸 触媒を中和するために使用した結果、マグネシウムがすでに適当な量含まれてい る場合には、マグネシウムの量を調整する必要がない。必要であれば、反応容器 3に入れる前の水溶液調製時に、MgOやMgSO4等のマグネシウム源となる 物質を水溶液に添加することにより、マグネシウム量を調整することができる。 しかしながら、その方が便利であれば、マグネシウム源となる材料を反応容器3 の漂白ゾーンに直接導入してもよい。Mgの量が少ないと反応中に過酸化物が分 解しやすくなり、結果として、漂白処理により多くの過酸化物が必要となる、お よび/またはpHが大きくなって処理コストが高くなる。250ppmを超えて 1000ppm未満の量では、バランスよく最適な操作ができる。 過酸化水素および水酸化ナトリウムは、通常、同時に注入され、反応において 、添加した過酸化水素から酸素が発生する。これにより、反応圧力が上昇する。 反応器内には気泡が発生するが、反応器を自動的に脱気しないで大気圧を維持す るため、気泡は最小限である。図2に示すように、圧力解放バルブを含むバルブ 4は、反応器内の圧力が上昇して約40psig、より好ましくは約20psigに維持 されるようになっている。これにより、気泡の発生を最小限にし、効果的な漂白 処理が行われる。 過酸化水素漂白剤の効率は、残留する過酸化物の濃度、pH及び反応温度に影 響される。上述のようなpH値および温度値において、最も効率あげるためには 、残留する過酸化物の量は、200ppmを超えて約1500ppmの間に維持 され、好ましくは1000ppm未満、最も好ましくは約400から約800の 間に維持される。 連続的漂白方法において、滞留時間は、主に、アルコールを除去する蒸発器か ら得られる生成物の生成速度によって決まる。連続的にかき混ぜるかあるいは撹 拌しながら滞留させる時間は、だいたい約5から約15時間の間が一般的であり 、約200から約215°Fでは約5から約7時間が好ましく、最も好ましくは 、温 度約205から約215°Fで約6.0から約6.5時間、約200°Fで約1 2時間である。このとき、pH過酸化物の量及び上部の蒸発器から実質的にアル コールを含まないアルキルポリグリコシド溶融液の供給速度は上述のような好ま しい範囲である。 温度は、所望の値に維持するように調整する。苛性物と過酸化物の供給量は、p Hと過酸化物量が所望の値に維持できるように調整する。なお、目標とする定常 状態での値は、それそれ、pHは約10.7から約11.0であり、供給量は約 400から約800ppmである。このような条件にすることにより、所望の程 度脱色した生成物を得ることができ、サンプリングを行って着色度を測定する方 法により確認することができる。未漂白のアルキルポリグリコシドの水溶液を漂 白用容器に供給した時の吸光度は、波長470nmの光で、約10から約15の 範囲内であり、通常約12.5から約13の間である。生成物のpHが7に時、 目標とする定常状態での吸光度の値は、約0.025から約0.15の間であり 、Klettカラー値(Klett color)が50以下、好ましくは約5から約30 の範囲内である。 所望の程度の脱色処理が完了した後、連続撹拌漂白用反応器3内の生成物は、 最終工程で仕上げを行う準備として、約150から約165°Fに冷却される。 この最終工程としては、任意で、再び黒っぽくならないように色を安定させる安 定化処理が含まれる。このような処理は、通常、接触水素化あるいはアルカリ金 属のテトラヒドロホウ酸塩(borohydrides)等の安定化化合物を用いる処理など であり、さらに色を薄めて、貯蔵時、長期間に渡って色特定が低下しないように 安定化させる。最終工程が完了した後、アルキルポリグリコシド界面活性剤のp H及び濃度を調整して、販売用に貯蔵される。テトラヒドロホウ酸塩を用いる安 定化処理において、約50から約55%の活性濃度(actives concentration) で、pHが約10、残留過酸化物を含む過酸化物で漂白したアルキルポリグリコ シド溶液を、硫酸によりpHが約7から約8に調整して曇りを除去し、確実に過 酸化水素の含有量が25ppm未満、好ましくは0になるようにする。生成物の pHを約10に調整して、テトラヒドロホウ酸塩の濃度が実質的に0になるまで 、テトラヒドロホウ酸ナトリウム水溶液で処理する。 本発明は、以下の実施例により最もよく説明される。なお、実施例において、 全ての部およびパーセントは、特記しない限り重量を基準にしている。以下の説 明では、着色度の測定について記載し、着色度を吸光度とKlettカラー値で 表す。これらの着色度の測定は、以下の実施例A及びBに記載された方法により 行う。 実施例A 吸光係数による着色度の測定 吸光係数法は、光吸収により着色度を測定する方法である。この方法では、4 70nmの光を用いて、乾燥固体試料のそのままのサンプル試料の重量及び希釈 したサンプル試料の重量と密度とにより、吸光係数を求める。 この測定には、分光光度計Spectronic 20(Bausch & Lomb 社、カタログ番号33-31-72あるいはその同等品)および13×100mmのDi spo培養試験管(Dispo Culture Tubes、VWR Products社、カタログ番 号60825-571あるいはその同等品)を使用する。そのままのサンプル試料の乾燥 固体重量分(fraction)を測定する。サンプル試料を3/1(v/v)のイソプ ロパノール/水混合物で希釈して透明な溶液を得て、Spectronic 2 0で測定すると、透過率は15%から85%の間になる。そのままのサンプル試 料と希釈したサンプル試料の重量を記録し、最終希釈サンプル試料の密度(g/ ml)を測定する。透明な希釈サンプル試料の吸光度を、470nmの光を用い てSpectronic 20で測定する。吸光係数(ec)を以下の式により 算出する。 実施例B Klettカラー値測定 この方法では、Klett−Summersonの光電比色計を用いて行う実 験的測定法である。この光電比色計は、ガラスセル型でモデル番号900−3で あり、400〜450nmの光、No.RS−42の青色フィルター及びKle ttキュベットテストセル(8×4×2cmの長方形のガラスキュベット、Kl ett部品番号901、光路長4cm)を使用する。機器の調整(calibration )及びサンプルキュベットの準備を行った後、5%の濃度(actives)、pHが 7の条件で吸光度を測定し、その値を“Klettカラー値(4cm)”による 目盛りの読みで示す。 この実施例に続いて、実施例1を行うが、予備漂白したアルキルポリグリコシ ドを用いずに実質的にアルコールを含まないアルキルポリグリコシド溶融液を漂 白する際には、漂白条件およびその操作を説明するために、出願番号07/91 4,363に記載された実施例の内容をこの実施例に含むものとする。以下の実 施例2では、C12−C16アルキルポリグリコシド溶融液を、予備漂白した“ヒー ル(heel)”あるいはフィードを用いて漂白する方法を示す。 実施例1 この実施例では、実質的にアルコールを含まないアルキルポリグリコシド溶融 液を漂白した後、蒸発によってアルコールを除去する連続的な定常状態法につい て説明する。軟水(2900#/hr)をC12−C16アルキルポリグリコシド溶 融液に注入した(3250#/hr)。得られた6150#/hr混合物は、残 留脂肪アルコールを0.23%含み、黒っぽく着色しており(吸光係数@470 nm=12.7)、インラインスタティック混合器(in-line static mixture) を通過して、浸漬用管を介してジャケット付きの圧力容器に導入した。圧力容器 は、温度調整部、かくはん機および試薬添加用の(50%の苛性物及び35%の 過酸化物)浸漬用管を備えている。約4時間後、かくはん操作を行うのに十分な 材料がそろったら、温度調整部を190°Fに設定し、上部のイグジットバルブ を20pisで開くように設定した。室温で、そのままのサンプル試料をベース に して測定した混合物のpHが10.8を超えるまで苛性物を200#/hrの割 合で添加した。混合物のpHが10.8を超えた時、50%の苛性物の添加割合 を77#/hrに減少させ、過酸化物を90#/hrで添加し始めた。これらの 連続供給は、色の程度、pH、残留過酸化物の量を、それぞれ目標とする定常状 態での値、e.c.(@pH=7)=0.05〜0.15、pH=10.7〜1 1.0、残留H22=200〜400ppmに維持するために微調整を行いなが ら、動作中を通じて維持した。目的物は、反応器の容量の約1.25〜1.5倍 量が得られ、最終工程で仕上げを行う準備のために、連続撹拌漂白用反応器内に ある物質を約150°Fに冷却した。 実施例2 この実施例では、予備漂白したヒールを用いて、実質的にアルコールを含まな いアルキルポリグリコシド溶融液を漂白した後、蒸発によってアルコールを除去 する連続的な定常状態法について説明する。 予備漂白したC12−C16アルキルポリグリコシド(30,000、水中の乾燥 固体量@52%)をジャケット付きの圧力容器に移し替えた。なお、圧力容器は 、温度調整部、かくはん機および試薬添加用の(25%の苛性物及び35%のH22)デュオチューブを備えている。この混合物を160°Fより高い温度に加 熱し、かくはん機を作動する。次に、100ポンドの苛性物と50ポンドの過酸 化物を加え、色、残留過酸化物量及びpHを測定するために、混合物のサンプリ ングを行う。残留過酸化物量を>200ppmに、pHを>11.0に維持する ために、必要に応じて少量の過酸化物および苛性物を添加する。一方、軟水(2 450#/hr)を、蒸発したC12−C16アルキルポリグリコシド溶融液流に注 入した(3250#/hr)。得られた5700#/hr混合物は、残留脂肪ア ルコールを0.2%含み、黒っぽく着色しており(e.c.=13)、インライ ンスタティック混合器を通過して、浸漬用管を介してジャケット付きの圧力容器 のお底部に導入した。温度調整部を200°Fに設定し、上部のイグジット バルブを20pisで開くように設定した。苛性物を190#/hrの割合で添 加し、過酸化物を95#/hrで添加し始めた。色の程度、pH、残留過酸化物 の量をそれぞれ目標とする定常状態での値、e.c.(@pH=7)=0.05 〜0.15、PH=10.7〜11.0、残留H22=400〜800ppmに 維持するために微調整を行いながら、動作中を通じて維持した目的の物質は、連 続撹拌漂白用反応器からの排出物として得られ、最終工程を完了させる準備のた めに約165°Fに冷却した。 上述の関連技術および本発明(予備漂白した供給物を用いる場合と用いない場 合とで連続撹拌漂白する実施例を含む)の内容からわかるように、本発明によれ ば、予想以上に色を薄くすることができる漂白方法を提供できる。この方法によ れば、黒褐色のもの(470nmの光を50〜55%の活性水溶液に照射したと きの吸光係数が約10から約15)を、かなり薄くあるいはわずかに曇る程度に 白く予想以上に脱色することができ、溶液の吸光度は、約0.025〜約0.1 5程度である。Klett法によって測定したカラー値は、約50未満であり、 約5から約30の範囲内である。 一方、実施例2では、予備漂白した供給物を漂白するC12−C16アルキルポリ グリコシドに対応させたが、対応させる必要はない。すなわち、予備漂白したC8 −C10の供給物を用いても本発明の効果を得ることができる。本発明において 、予備漂白した供給物を使用すると、漂白処理の条件が平衡状態に達する速さは ずっと速くなる。この結果、使用する化学物質の量が最小限で、着色度の少ない 生成物をより速く得ることができるという優れた効果が得られる。予備漂白した アルキルポリグリコシド及び未漂白のアルキルポリグリコシドにおいて、異なる アルキル基を有する物質を使用する場合の第1の重要ポイントは、消費者の要望 及び生成物の用途によって変わる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)漂白すべき未漂白のアルキルポリグリコシドの水溶液を準備する 工程と、 (b)予備漂白したアルキルポリグリコシドの水溶液を準備する工程と 、 (c)漂白ゾーンが設けられた反応器に、反応器内のかくはん機が隠れ る程度に十分な量の工程(b)で予備漂白したアルキルポリグリコシドの水溶液 を入れる工程と、 (d)工程(a)の未漂白のアルキルポリグリコシドの水溶液を、漂白 処理に適した高温状態に維持された漂白ゾーンに連続的に供給する工程と、 (e)前記漂白ゾーン内の未漂白のアルキルポリグリコシドの水溶液の pHをアルカリpHに維持するように調整する工程と、 (f)アルカリpHの水溶液を、工程(a)のアルキルポリグリコシド の色を漂白するために有効な量の過酸化物の漂白剤と接触させる工程と、 (g)前記漂白ゾーンからアルキルポリグリコシドを連続的に除去する 工程(このとき、アルキルポリグリコシドのKlettカラー値(Klett color )が約50未満で、残留漂白剤が約1000ppm未満、好ましくは800pp m未満である)と、 を含む、糖類とアルコールとを酸触媒の存在下で反応させて得られたアルキルポ リグリコシド反応生成物の色を薄める方法。 2.工程(a)の未漂白のアルキルポリグリコシドのアルキル基は、工程( b)の予備漂白したアルキルポリグリコシドのアルキル基と同じである、請求項 1に記載の方法。 3.工程(a)の未漂白のアルキルポリグリコシドのアルキル基は、工程( b)の予備漂白したアルキルポリグリコシドのポリグリコシドのアルキル基とは 異なる、請求項1に記載の方法。 4.アルキルポリグリコシドの一方は炭素数が約12から約16であり、ア ルキルポリグリコシドの他方は炭素数が約8から約10である、請求項3に記載 の方法。 5.苛性物、過酸化物漂白剤および工程(a)の未漂白のアルキルポリグリ コシドの水溶液を反応器内に導入する前に、工程(b)の予備漂白したアルキル ポリグリコシドの水溶液の温度とpHを漂白ゾーンでの操作時の定常状態の条件 に調整する、請求項1に記載の方法。 6.工程(a)のアルキルポリグリコシドは、糖類とアルコールとを酸触媒 の存在下で反応させて得られた反応生成物であり、吸光係数が約10から約15 であり、糖類とアルコールを5重量%未満含み、工程(e)で除去されたアルキ ルポリグリコシドの吸光係数は、約0.025から約0.15の間である、請求 項1に記載の方法。 7.工程(a)のアルキルポリグリコシドは、1重量%未満のアルコールを 含む、請求項1に記載の方法。 8.工程(a)及び工程(b)のアルキルポリグリコシドの水溶液は約30 から85重量%のアルキルポリグリコシドを含む、請求項1に記載の方法。 9.前記水溶液は約50から75%のアルキルグリコシドを含む、請求項6 に記載の方法。 10.前記水溶液は約55重量%のアルキルグリコシドを含む、請求項9に 記載の方法。 11.前記漂白ゾーンの温度は約85から約105℃に維持される、請求項 1に記載の方法。 12.前記温度は約88℃から約102℃に維持される、請求項11に記載 の方法。 13.漂白ゾーン内の水溶液のpHは約10.2から約10.8に維持され る、請求項1に記載の方法。 14.前記pHは約10.5に維持される、請求項13に記載の方法。 15.漂白ゾーン内の水溶液は、塩基性塩の形で約250ppmから約10 00ppmの量のMgを含んでいる、請求項13に記載の方法。 16.漂白剤は過酸化水素である、請求項1に記載の方法。 17.漂白ゾーン内のpHは水酸化ナトリウムにより維持される、請求項1 6に記載の方法。 18.過酸化水素の使用量は、乾燥固体アルキルグリコシド重量に対する過 酸化物の重量が約0.25から約2%であり、水酸化ナトリウムの使用量は、過 酸化水素のモル量に対して約0.9から約1.2モルである、請求項17に記載 の方法。 19.過酸化水素の使用量は約1%であり、水酸化ナトリウムの使用量は過 酸化水素のモル量に対して約1.1モルである、請求項18に記載の方法。 20.漂白ゾーン内の水溶液は、塩基性塩の形で約250ppmから約10 00ppmの量のMgを含んでいる、請求項18に記載の方法。 21.漂白ゾーン内の圧力は上限約40psigまでの値に維持され、アル キルポリグリコシドが漂白ゾーン内に滞留する時間は約5から約15時間である 、請求項1に記載の方法。 22.漂白ゾーン内の圧力は約20psigに維持され、前記滞留時間は約 6から約6.5時間である、請求項21に記載の方法。 23.(1)工程(a)のアルキルグリコシドは、吸光係数が約10から約 15であり、アルキルグリコシドを製造したときのアルコールを約5重量%未満 含み、工程(a)の水溶液中に約30から85重量%含まれ、 (2)漂白ゾーン内の温度は約88℃から約102℃の間に維持され、 (3)漂白ゾーン内の水溶液のpHは、水酸化ナトリウムにより約10.2 から約10.8の間に維持され、 (4)漂白剤は過酸化水素であり、過酸化水素の使用量は、漂白用反応器内 の乾燥固体アルキルグリコシド重量に対する過酸化物の重量が約0.25から約 2%であり、(3)の水酸化ナトリウムの使用量は過酸化水素のモル量に対して 約0.9から約1.2モルであり、 (5)漂白ゾーン内の水溶液は、塩基性塩の形で約250ppmから約10 00ppmの量のMgを含んでおり、 (6)漂白ゾーン内の圧力は上限約40psigまでの値に維持され、滞留 時間は約5から約15時間であり、 (7)工程(e)で除去されたアルキルグリコシドの吸光係数は、約0.0 5から約0.15の間である 請求項1に記載の方法。 24.(1)のアルコールは約1重量%未満であり、(1)の水溶液は約5 5重量%のアルキルグリコシドを含み;温度は約88℃から約96℃に維持され ;圧力は約20psigであり;滞留時間は約12時間であり;過酸化水素の使 用量はアルキルグリコシド重量に対する過酸化物の重量が約1%であり、水酸化 ナトリウムの使用量は過酸化水素のモル量に対して約1.1モルであり;pHは 約1.5に維持される、請求項23に記載の方法。
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