JPH09508656A - 消泡剤組成物、その製法および消泡剤を含有する洗剤の製法 - Google Patents

消泡剤組成物、その製法および消泡剤を含有する洗剤の製法

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JPH09508656A JP7520736A JP52073695A JPH09508656A JP H09508656 A JPH09508656 A JP H09508656A JP 7520736 A JP7520736 A JP 7520736A JP 52073695 A JP52073695 A JP 52073695A JP H09508656 A JPH09508656 A JP H09508656A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、シリコーン消泡剤を含む消泡剤組成物であって、親水性安定化助剤および界面活性剤含有溶液を更に含むことを特徴とする消泡剤組成物を提供する。前記消泡剤を含む安定な液体洗剤組成物も、提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 消泡剤組成物、その製法および消泡剤を含有する洗剤の製法 技術分野 本発明は、シリコーン消泡剤と親水性安定化助剤とを含む消泡剤組成物に関す る。より詳細には、本発明は、前記シリコーン消泡剤を含む安定な液体洗剤組成 物に関する。 背景技術 洗濯機中で洗浄サイクル時に生ずる泡の量を制御しようとする物質を洗剤組成 物に配合することは、洗剤工業において普通のプラクティスになってきている。 事実、過度の起泡は、洗浄液の布帛への作用を否定的に妨害することが見出さ れている。 微細分散形のシリコーン消泡剤が、特に有効なものであることが見出されてい る。しかしながら、抑泡剤として有効であるシリコーン消泡剤の相対能力は、と りわけ、補助洗剤成分の存在に依存する。前記洗剤成分の存在下においては、シ リコーン消泡剤を液体洗剤に均一に分散させ且つ維持することは極めて困難であ る。この問題は、効力の小さい、不良な外観を有し且つ物理的安定性において問 題を有する液体洗剤をもたらす結果となる。 前記洗剤成分の例としては、洗剤の全クリーニングおよび布帛ケア性能を助長 するために液体洗剤組成物に添加される重合体薬剤が挙げられている。1つの種 類の前記重合体薬剤は、防汚重合体である。前記重合体の例は、米国特許第4, 116,885号明細書、米国特許第4,132,680号明細書、EP第18 5 427号明細書、EP第199 403号明細書、EP第241 985号 明細書およびEP第241 984号明細書に記載されている。別の 種類の前記重合体薬剤は、染料移動抑制重合体である。前記重合体の例は、EP 第372 927号明細書、DE第2 814 287号明細書およびEP第3 27 927号明細書に記載されている。 液体洗剤処方物に均一に分散したままではない洗剤成分の他の例としては、増 白剤が挙げられている。 驚異的なことに、一般に洗剤成分、特に重合体薬剤および/または増白剤を使 用して処方する時にシリコーン消泡剤の改善された分散安定性は、少量の親水性 安定化助剤を加えることによって達成できることが今や見出された。この知見は 、長期の貯蔵間に安定であるシリコーン消泡剤を含有する液体洗剤組成物を処方 することを可能にする。 本発明によれば、効率的な消泡剤組成物が提供される。 本発明の別の態様によれば、前記消泡剤を含む安定な液体洗剤組成物が提供さ れる。 別の態様によれば、前記消泡剤を含む安定な液体洗剤組成物を得るための方法 が提供される。 発明の開示 本発明は、シリコーン消泡剤、親水性安定化助剤および界面活性剤含有溶液を 含む消泡剤組成物に関する。 また、本発明は、前記消泡剤組成物を含む安定な液体洗剤組成物に関する。 発明を実施するための最良の形態 シリコーン消泡化合物 多くのシリコーン消泡剤が、この技術分野において記載されている。例えば、 米国特許第4,076,648号明細書は自己分散性消泡剤組成物を教示してお り、米国特許第4,021,365号明細書は油溶性有機重合体を有する脱泡剤 組成物を開示しており、米国特許第4,005,044号明細書は水溶液に加え られたシラザン処理沈降シリカを有する消泡剤組成物を記載している。他の例と しては、米国特許第3,784,479号明細書、米国特許第3,984,34 7号明細書、米国特許第4,749,740号明細書、EP第217 501号 明細書および米国特許第4,983,316号明細書が挙げられる。 工業プラクティスにおいて、「シリコーン」なる用語は、シロキサン単位と各 種のヒドロカルビル基とを含有する各種の比較的高分子量重合体を包含する一般 用語になってきた。一般に、シリコーン制泡剤は、一般構造 (式中、nは20〜2,000であり、各Rは独立にアルキルまたはアリール基 であることができる) を有するシロキサンと記載できる。このような置換基の例は、メチル、エチル、 プロピル、イソブチル、およびフェニルである。好ましいポリジオルガノシロキ サンは、トリメチルシリル末端ブロッキング単位を有し且つ25℃での粘度5× 10-52/秒〜0.1m2/秒、即ち、40〜1500の範囲内のnの値を有す るポリジメチルシロキサンである。これらは、容易に入手できることおよび比較 的低いコストのため好ましい。 本組成物で有用な好ましい種類のシリコーン消泡剤は、前記種類のアルキル化 シロキサンと固体シリカとの混合物からなる。 固体シリカは、ヒュームドシリカ、沈降シリカ、またはゲル形成技術によって 生成されるシリカであることができる。シリカ粒子は、シリカ上に直接結合され るかシリコーン樹脂によって結合されるかのいずれかのジアルキルシリル基およ び/またはトリアルキルシラン基で処理することによって疎水性にさせることが できる。好ましい消泡剤は、粒径10mm〜20mmおよび50m2/gより高い比 表面積を有する疎水性シラン化、最も好ましくはトリメチルシラン化シリカから なる。 本発明に係る消泡剤組成物で使用するシリコーン消泡剤は、好適には、シリコ ーン消泡剤の全重量の1〜30重量%(より好ましくは2.0〜15重量%)の 範囲内の量のシリカを有していて、平均粘度2×10-42/秒〜1m2/秒を有 するシリコーン消泡剤を生ずる。 好ましいシリコーン消泡剤は、粘度5×10-32/秒〜0.1m2/秒を有し ていてもよい。 粘度2×10-22/秒または4.5×10-22/秒を有するシリコーン消泡 剤が、特に好適である。 シリコーン消泡剤は、分散剤を更に含んでもよい。 分散剤は、安定な、好ましくは均一の、洗剤処方物が調製できるようにシリコ ーン消泡剤を均一に分散するか、分散を助長する。分散剤は、液体洗剤組成物へ の配合前にシリコーン消泡剤と予備混合する。 好適な分散剤としては、1分子当たり8〜20個の炭素原子を有する線状また はアリールフェノールのエチレンオキシド付加物などの物質、例えば、ラウリル ポリオキシエチレングリコールエーテル、ステアリルポリオキシエチレングリコ ールエーテル、セチルポリオキシエチレングリコールエーテル、およびノニルフ ェノールポリオキシエチレングリコールエーテル、およびまたHLB約13.5 以上、好ましくは約14以上を有する線状または分枝モノカルボン酸のエチレン オキシド付加物が挙げられる。好ましくは、このような付加物は、12個または 好ましくは12個未満の炭素原子を有する親水性短鎖および1分子当たり約8〜 約15個のエチレンオキシド単位を有する。好ましい分散剤の他の例は、ポリオ キシエチレングリコールソルビタンヘキサオレエート、ポリオキシエチレンソル ビトールヘキサオレエートなどのHLB値14以上を有するポリオキシエチレン グリコールソルビタールエステルのポリオキシエチレングリコールソルビタンエ ステルである。好ましい分散剤の追加の例は、脂肪酸モノ−、ジ−、および/ま たはポリグリセリドおよびナトリウムまたはカルシウムのステアロイル乳酸塩、 ジグリセロールステアリン酸塩、およびソルビタンモノステアリン酸塩である。 本発明の消泡剤は、単一種類の分散剤または少なくとも2種の異なる種類の分散 剤の混合物を含有できる。 他の有用な分散剤は、市販のオキシエチル化多価アルコールまたはそれらの誘 導体または活性水素原子を有する同様の化合物、並びにグリセロールまたはソル ビトールの脂肪酸エステルである。 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムなどの陰イ オン乳化剤も、使用できるが、好ましくは溶媒と併用する。 HLB値好ましくは約14〜16を有するオキシエチル化脂肪アルコールとオ キシエチル化トリグリセリドとの乳化剤混合物が、好ましい。 ジメチルポリシロキサン用の好ましい溶媒は、五量体シクロメチコーンである 。ここで使用するのに特に好ましい分散剤は、シクロメチコーンおよび特に未反 応アルコールおよびモノエトキシ化アルコールを除去する時にはアルコール1モ ル当たり約7〜約10モルのエチレンオキシドでエトキシ化されたC9〜C11線 状鎖アルコールおよびそれらの混合物である。 最も好ましい分散剤は、シリコーングリコール重合体(場合によってシクロメ チコーン化合物との組み合わせ)である。市販の前記混合物の例は、ダウ・コー ニング製のDC3225Cである。 分散剤対シリコーン消泡剤の重量比は、好ましくは1:100から1:1、よ り好ましくは1:10から1:2である。粒状安定化助剤 本発明に係る液体洗剤組成物は、必須エレメントとして親水性粒状安定化助剤 を含む。 本発明に係る親水性粒状安定化助剤は、親水性粒状安定化助剤(粒状物は超微 細粒径シリカである)である。 親水性安定化助剤の平均粒径は、5nm〜50nm、好ましくは7nm〜40nm、よ り好ましくは7nm〜16nmである。典型的には、本発明の安定化助剤は、シリカ であり且つヒュームド型を有し、BET表面積好ましくは50〜380m2/g を有する。高度に好ましいシリカ粒子は、ヒュームド親水性シリカである。例え ば、本発明用のヒュームドシリカは、デグッサ製のエーロジル(AerosilR)200 である。この物質は、表面積200m2/gを有するヒュームドシリカから調製 する。親水性安定化助剤は、液体洗剤組成物に全液体洗剤組成物の0.01〜2 重量%、好ましくは0.01〜0.2重量%、より好ましくは0.01〜0.0 5重量%の量で存在する。 本発明によれば、シリコーン消泡剤の改善された分散性は、粒状親水性安定化 助剤の添加によって達成できることが見出された。ここで使用する「安定性」の 概念は、シリコーン消泡剤を微分散形に維持する文脈である。 少量の前記粒状安定化助剤の添加は、安定な洗剤処方物が調製できるようにシ リコーン消泡剤の分散性も改善する。 加工に関しては、本発明の洗剤組成物は、親水性粒状安定化助剤および界面活 性剤含有溶液を高剪断ミキサー中で予備混合することによって調製する。高剪断 ミックスは、通常の高剪断混合装置を使用して調製できる。プレミックスは、洗 剤組成物の残部に、そのまま、または洗剤成分との混合物として添加できる。得 られた組成物は、その後に、例えば、高剪断ミキサーを使用することによって混 合できる。 本発明の1つのプロセスアスペクトにおいては、本発明に係る洗剤組成物の製 法は、 (a)親水性粒状安定化助剤を界面活性剤含有溶液に予備混合し、 (b)前記プレミックスを洗剤成分の残部に混和する ことからなる。 本発明の液体洗剤組成物は、プレミックスおよび洗剤成分の残部を加えること によって(典型的には高剪断混合などの混合によって)調製する。 親水性安定化助剤を予備混合するために使用すべき界面活性剤含有溶液は、非 イオン界面活性剤および/または陰イオン界面活性剤および/または陽イオン界 面活性剤および/または両性界面活性剤および/または双性界面活性剤および/ または半極性界面活性剤から選ぶことができる界面活性剤を含む。 使用すべき好ましい界面活性剤含有溶液は、界面活性剤として、ここに記載の 非イオン界面活性剤の1種以上を含む。 アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、ポリプロピレンオキシド 縮合物およびポリブチレンオキシド縮合物は、界面活性剤含有溶液の非イオン界 面活性剤として使用するのに好適であり、ポリエチレンオキシド縮合物が好まし い。これらの化合物としては、直鎖または分枝鎖配置のいずれかに約6〜約14 個の炭素原子、好ましくは約8〜約14個の炭素原子を有するアルキル基を有す るアルキルフェノールとアルキレンオキシドとの縮合物が挙げられる。好ましい 態様においては、エチレンオキシドは、アルキルフェノール1モル当たり約5〜 約25モル、より好ましくは約3〜約15モルに等しい量で存在する。この種の 市販の非イオン界面活性剤としては、GAFコーポレーションによって市販され ているイゲパール(IgepalTM)CO−630、ローム・エンド・ハース・カンパ ニーによって市販されているトリトン(TritonTM)X−45、X−114、X−1 00、およびX−102が挙げられる。これらの界面活性剤は、通常、ア ルキルフェノールアルコキシレート(例えば、アルキルフェノールエトキシレー ト)と称する。 第一級および第二級脂肪族アルコールとエチレンオキシド約1〜約25モルと の縮合物は、本発明の界面活性剤含有溶液の非イオン界面活性剤として使用する のに好適である。脂肪族アルコールのアルキル鎖は、直鎖または分枝第一級また は第二級であることができ、一般に、約8〜約22個の炭素原子を有する。炭素 数約8〜約20、より好ましくは炭素数約10〜約18のアルキル基を有するア ルコールとアルコール1モル当たり約2〜約10モルのエチレンオキシドとの縮 合物が、好ましい。この種の市販の非イオン界面活性剤の例としては、ヒルズ製 のマルリパル(MarlipalTM)、ユニオン・カーバイド・コーポレーションによっ て市販されているタージトール(TergitolTM)15−S−9(C11〜C15線状第 二級アルコールとエチレンオキシド9モルとの縮合物)、タージトールTM24− L−6NMW(狭い分子量分布を有するC12〜C14第一級アルコールとエチレン オキシド6モルとの縮合物);シェル・ケミカル・カンパニーによって市販され ているネオドール(NeodolTM)45−9(C14〜C15線状アルコールとエチレン オキシド9モルとの縮合物)、ネオドールTM23−6.5(C12〜C13線状アル コールとエチレンオキシド6.5モルとの縮合物)、ネオドールTM45−7(C14 〜C15線状アルコールとエチレンオキシド7モルとの縮合物)、ネオドールTM 45−4(C14〜C15線状アルコールとエチレンオキシド4モルとの縮合物)、 およびザ・プロクター・エンド・ギャンブル・カンパニーによって市販されてい るキロ(KyroTM)EOB(C13〜C15アルコールとエチレンオキシド9モルとの 縮合物)が挙げられる。 米国特許第4,565,647号明細書に開示のアルキル多糖類も、界面活性 剤含有溶液の非イオン界面活性剤として有用である。 プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応から生ずる生成物とエチレン オキシドとの縮合物も、界面活性剤含有溶液の非イオン界面活性剤として使用す るのに好適である。これらの生成物の疎水部分は、エチレンジアミンと過剰のプ ロピレンオキシドとの反応生成物からなり、一般に、分子量約2500〜約30 00を有する。この疎水部分は、縮合物がポリオキシエチレン約40〜約80重 量%を含有し且つ分子量約5,000〜約11,000を有する程度までエチレ ンオキシドと縮合する。この種の非イオン界面活性剤の例としては、BASFに よって市販されている商業上入手可能なテトロニック(TetronicTM)化合物の或 るものが挙げられる。 アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、第一級および第二級脂肪 族アルコールとエチレンオキシド約1〜約25モルとの縮合物、アルキル多糖類 、およびそれらの混合物が、界面活性剤含有溶液の非イオン界面活性剤として使 用するのに好ましい。3〜15個のエトキシ基を有するC8〜C14アルキルフェ ノールエトキシレート、2〜10個のエトキシ基を有するC8〜C18アルコール エトキシレート(好ましくは平均C10)、およびそれらの混合物が、最も好まし い。 式 (式中、R1はHであるか、R1はC1〜4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル 、2−ヒドロキシプロピルまたはそれらの混合物であり、R2はC5〜31ヒドロ カルビルであり、Zは鎖に直結された少なくとも3個のヒドロキシルを有する線 状ヒドロカルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビルまたはそのアルコキ シ化誘導体である) のポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤も、非イオン界面活性剤として好適で ある。好ましくは、R1はメチルであり、R2はC11〜15アルキルまたはアルケ ニル直鎖、例えば、ココナツアルキルまたはそれらの混合物であり、Zは還元ア ミノ化反応でグルコース、フルクトース、マルトース、ラクトースなどの還元糖 から誘導される。 特に好適な非イオン界面活性剤は、2−アルキルアルカノールである。例示の 2−アルキルアルカノールは、商品名イソフォル(Isofol)12Rで市販されて いる2−ブチルオクタノールである。 使用するのに好適な陰イオン界面活性剤は、C8〜C20カルボン酸(即ち、脂 肪酸)の線状エステルを含めてアルキルエステルスルホネート界面活性剤である 。 特に洗濯応用に好ましいアルキルエステルスルホネート界面活性剤は、構造式 (式中、R3はC8〜C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそれらの 組み合わせであり、R4はC1〜C6ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、また はそれらの組み合わせであり、Mはアルキルエステルスルホネートと水溶性塩を 形成する陽イオンである) のアルキルエステルスルホネート界面活性剤からなる。好適な塩形成陽イオンと しては、金属、例えば、ナトリウム、カリウムおよびリチウム、および置換また は非置換アンモニウム陽イオン、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノール アミン、およびトリエタノールアミンが挙げられる。好ましくは、R3はC10〜 C16アルキルであり、R4はメチル、エチルまたはイソプロピルである。R3がC10 〜C16アルキルであるメチルエステルスルホネートが、特に好ましい。 他の好適な陰イオン界面活性剤としてはアルキルサルフェート界面活性剤が挙 げられ、式 ROSO3M〔式中、Rは好ましくはC10〜C24ヒドロカルビル、 好ましくはC10〜C20アルキル成分を有するアルキルまたはヒドロキシアルキル 、より好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、MはH または陽イオン、例えば、アルカリ金属陽イオン(例えば、ナトリウム、カリウ ム、リチウム)、またはアンモニウムまたは置換アンモニウム(例えば、メチル −、ジメチル−、およびトリメチルアンモニウム陽イオンおよび第四級アンモニ ウム陽イオン、例えば、テトラメチル−アンモニウムおよびジメチルピペリジニ ウム陽イオン、およびエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどの アルキルアミンから誘導される第四級アンモニウム陽イオン、およびそれらの混 合物など)である〕の水溶性塩または酸である。 ここのアルキルアルコキシ化サルフェート界面活性剤は、式RO(A)mSO3 M〔式中、RはC10〜C24アルキル成分を有する非置換C10〜C24アルキルまた はヒドロキシアルキル基、好ましくはC12〜C20アルキルまたはヒドロキシアル キル、より好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、A はエトキシまたはプロポキシ単位であり、mは0よりも大きく、典型的には約0 .5〜約6、より好ましくは約0.5〜約3であり、MはHまたは、例えば、金 属陽イオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシ ウムなど)、アンモニウムまたは置換アンモニウム陽イオンであることができる 陽イオンである〕の水溶性塩または酸である。アルキルエトキシ化サルフェート 並びにアルキルプロポキシ化サルフェートは、ここで意図される。置換アンモニ ウム陽イオンの特定例としては、メチル−、ジメチル−、トリメチル−アンモニ ウム陽イオンおよび第四級アンモニウム陽イオン、例えば、テトラメチル−アン モニウムおよびジメチルピペリジニウム陽イオンおよびアルキルアミン、例えば 、エチルアミン、ジエチルアミン、およびトリエチルアミンから誘導されるもの 、それらの混合物などが挙げられる。例示の界面活性剤は、C12〜C18アルキル ポリエトキシレート(1.0)サルフェート(C12〜C18E (1.0)M)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(2.25)サルフェ ート(C12〜C18E(2.25)M)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート (3.0)サルフェート(C12〜C18E(3.0)M)、およびC12〜C18アル キルポリエトキシレート(4.0)サルフェート(C12〜C18E(4.0)M) (式中、Mはナトリウムおよびカリウムから好都合に選ばれる)である。 界面活性剤含有溶液用界面活性剤として役立つのに有用な他の陰イオン界面活 性剤としては、石鹸の塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩 、および置換アンモニウム塩、例えば、モノエタノールアミン塩、ジエタノール アミン塩およびトリエタノールアミン塩を含めて)、C9〜C20直鎖アルキルベ ンゼンスルホネート、C8〜C22第一級または第二級アルカンスルホネート、C8 〜C24オレフィンスルホネート、例えば英国特許第1,082,179号明細書 に記載のようにアルカリ土類金属クエン酸塩の熱分解生成物のスルホン化によっ て製造されるスルホン化ポリカルボン酸、C8〜C24アルキルポリグリコールエ ーテルサルフェート(エチレンオキシド10モルまでを含有)、アルキルグリセ ロールスルホネート、脂肪アシルグリセロールスルホネート、脂肪オレイルグリ セロールサルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルサルフェ ート、パラフィンスルホネート、アルキルホスフェート、イセチオネート、例え ば、アシルイセチオネート、N−アシルタウレート、アルキルスクシナメートお よびスルホスクシネート、スルホスクシネートのモノエステル(特に飽和および 不飽和C12〜C18モノエステル)、スルホスクシネートのジエステル(特に飽和 および不飽和C6〜C12ジエステル)、アシルサルコシネート、アルキル多糖類 のサルフェート、例えば、アルキルポリグルコシドのサルフェート(非イオン非 硫酸化化合物は以下に記載)、分枝第一級アルキルサルフェート、およびアルキ ルポリエトキシカルボキシレート、例えば、式RO(CH2CH2O)k−CH2C OO-+(式中、RはC8〜C22アルキ ルであり、kは0〜10の整数であり、Mは可溶性塩形成陽イオンである)のも のが挙げられる。樹脂酸および水素添加樹脂酸、例えば、ロジン、水素添加ロジ ン、およびトール油に存在するかトール油から誘導される樹脂酸および水素添加 樹脂酸も、好適である。更に他の例は、「界面活性剤および洗剤」(シュワルツ 、ペリーおよびバーチによる第I巻および第II巻)に記載されている。各種のこ のような界面活性剤は、一般にローリン等に1975年12月30日発行の米国 特許第3,929,678号明細書第23欄第58行〜第29欄第23行にも開 示されている。 界面活性剤含有溶液で使用する好適な陽イオン洗剤界面活性剤は、1つの長鎖 ヒドロカルビル基を有するものである。このような陽イオン界面活性剤の例とし ては、アンモニウム界面活性剤、例えば、アルキルジメチルアンモニウムハロゲ ナイド、および式 〔R2(OR3y〕〔R4(OR3y25+- 〔式中、R2は、アルキル鎖中に約8〜約18個の炭素原子を有するアルキルま たはアルキルベンジル基であり、各R3は−CH2CH2−、−CH2CH(CH3 )−、−CH2CH(CH2OH)−、−CH2CH2CH2−およびそれらの混合 物からなる群から選ばれ;各R4はC1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアル キル、ベンジル、2個のR4基を結合することによって形成された環構造、−C H2CHOH−CHOHCOR6CHOHCH2OH(式中、R6はヘキソースまた は分子量約1000以下を有するヘキソース重合体)および水素(yが0ではな い時)からなる群から選ばれ;R5はR4と同じであるかアルキル鎖であり、R2 +R5の炭素原子の合計数は約18以下であり;各yは0〜約10であり、y値 の和は0〜約15であり;Xは相容性陰イオンである〕 を有する界面活性剤が挙げられる。 ここで有用な他の陽イオン界面活性剤も、米国特許第4,228,044号明 細書に記載されている。 両性界面活性剤も、界面活性剤含有溶液で使用するのに好適である。これらの 界面活性剤は、脂肪族基が直鎖または分枝鎖であることができる第二級または第 三級アミンの脂肪族誘導体、または複素環式第二級および第三級アミンの脂肪族 誘導体と広く記載できる。脂肪族置換基の1つは、少なくとも8個の炭素原子、 典型的には約8〜約18個の炭素原子を有し且つ少なくとも1つは陰イオン水溶 化基、例えば、カルボキシ、スルホネート、サルフェートを含有する。米国特許 第3,929,678号明細書参照。 双性界面活性剤も、界面活性剤含有溶液で使用するのに好適である。これらの 界面活性剤は、第二級および第三級アミンの誘導体、複素環式第二級および第三 級アミンの誘導体、または第四級アンモニウム、第四級ホスホニウムまたは第三 級スルホニウム化合物の誘導体と広く記載できる。米国特許第3,929,67 8号明細書参照。 半極性非イオン界面活性剤は、特殊なカテゴリーの非イオン界面活性剤であり 、その例としては、炭素数約10〜約18のアルキル部分1個および炭素数約1 〜約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群から選ばれる部分2 個を含有する水溶性アミンオキシド;炭素数約10〜約18のアルキル部分1個 および炭素数約1〜約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群か ら選ばれる部分2個を含有する水溶性ホスフィンオキシド;および炭素数約10 〜約18のアルキル部分1個および炭素数約1〜約3のアルキルおよびヒドロキ シアルキル部分からなる群から選ばれる部分1個を含有する水溶性スルホキシド が挙げられる。 半極性非イオン洗剤界面活性剤としては、式 (式中、R3は炭素数約8〜約22のアルキル、ヒドロキシアルキル、またはア ルキルフェニル基またはそれらの混合物であり;R4は炭素数約2〜約3のアル キレンまたはヒドロキシアルキレン基またはそれらの混合物であり;xは0〜約 3であり;各R5は炭素数約1〜約3のアルキルまたはヒドロキシアルキル基ま たは約1〜約3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基であ る) を有するアミンオキシド界面活性剤が挙げられる。R5基は、例えば、酸素また は窒素原子を通して互いに結合して環構造を形成することができる。 これらのアミンオキシド界面活性剤としては、特にC10〜C18アルキルジメチ ルアミンオキシドおよびC8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミン オキシドが挙げられる。 そこに配合する時には、本発明の界面活性剤含有溶液は、典型的には、界面活 性剤20〜100重量%を含む。 典型的には、界面活性剤含有溶液対親水性安定化助剤の重量比は、プレミック スに10000:1から3:1、好ましくは100:1から3:1、最も好まし くは20:1から3:1で存在する。洗剤成分 重合体薬剤 重合体薬剤の存在下において、シリコーン消泡剤を液体洗剤に均一に分散させ 且つ維持することは極めて困難である。この問題は、抑泡において余り有効では なく、不良な外観を有し且つ物理的な安定性問題を提示する液体洗剤を調製する 。シリコーン消泡剤の改善された分散安定性は、少量の親水性安定化助剤を加え る ことによって達成できることが今や見出された。 高分子染料移動抑制剤 本発明に係る洗剤組成物は、重合体薬剤として高分子染料移動抑制剤0.00 1〜10重量%、好ましくは0.01〜2重量%、より好ましくは0.05〜1 重量%も含むことができる。前記高分子染料移動抑制剤は、通常、着色布帛から それで洗浄された布帛への染料の移動を抑制するために洗剤組成物に配合する。 これらの重合体は、染料が洗浄液中で他の物品に結合するようになる機会を有す る前に染色布帛から洗い出された逃亡染料を複合化または吸着する能力を有する 。 特に好適な高分子染料移動抑制剤は、ポリアミンN−オキシド重合体、N−ビ ニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとの共重合体、ポリビニルピロリドン 重合体、ポリビニルオキサゾリドンおよびポリビニルイミダゾールまたはそれら の混合物である。 a)ポリアミンN−オキシド重合体 使用するのに好適なポリアミンN−オキシド重合体は、下記の構造式 〔式中、Pは重合性単位(それにR−N−O基は結合でき、またはR−N−O基 は重合性単位の一部分を構成し、または両方の組み合わせである)であり、Aは であり;xは0または1であり;Rは脂肪族、エトキシ化脂肪族、芳香族、複素 環式または脂環式基またはそれらの組み合わせ(それにN−O基の窒素は結合で き、またはN−O基の窒素はこれらの基の一部分である)である〕 を有する単位を含有する。 N−O基は、下記の一般構造 (式中、R1、R2、R3は脂肪族基、芳香族、複素環式または脂環式基または それらの組み合わせであり、xまたは/およびyまたは/およびzは0または1 であり、N−O基の窒素は結合でき、またはN−O基の窒素はこれらの基の一部 分を構成する) で表わすことができる。 N−O基は、重合性単位(P)の一部分であることができ、または重合体主鎖 に結合でき、または両方の組み合わせであることができる。 N−O基が重合性単位の一部分を構成する好適なポリアミンN−オキシドは、 Rが脂肪族、芳香族、脂環式または複素環式基から選ばれるポリアミンN−オキ シドからなる。 1つの種類の前記ポリアミンN−オキシドは、N−O基の窒素がR基の一部分 を構成する群のポリアミンN−オキシドからなる。好ましいポリアミンN−オキ シドは、Rが複素環式基、例えば、ピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリ ジン、ピペリジン、キノリン、アクリジンおよびそれらの誘導体であるものであ る。 別の種類の前記ポリアミンN−オキシドは、N−O基の窒素がR基に結合され ている群のポリアミンN−オキシドからなる。 他の好適なポリアミンN−オキシドは、N−O基が重合性単位に結合されてい るポリアミンオキシドである。好ましい種類のこれらのポリアミンN−オキシド は、一般式(I)(式中、RはN−O官能基の窒素が前記R基の一部分である芳 香族、複素環式または脂環式基である)を有するポリアミンN−オキシドである 。 これらの種類の例は、Rが複素環式化合物、例えば、ピリジン、ピロール、イ ミダゾールおよびそれらの誘導体であるポリアミンオキシドである。 別の好ましい種類のポリアミンN−オキシドは、一般式(I)(式中、RはN −O官能基の窒素が前記R基に結合されている芳香族、複素環式または脂環式基 である)を有するポリアミンオキシドである。 これらの種類の例は、R基がフェニルなどの芳香族であることができるポリア ミンオキシドである。 生成するアミンオキシド重合体が水溶性であり且つ染料移動抑制性を有する限 り、いかなる重合体主鎖も、使用できる。好適な重合体主鎖の例は、ポリビニル 、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポ リアクリレートおよびそれらの混合物である。 本発明のアミンN−オキシド重合体は、典型的には、アミン対アミンN−オキ シドの比率10:1から1:1000000を有する。しかしながら、ポリアミ ンN−オキシド含有重合体に存在するアミンオキシド基の量は、適当な共重合に より、または適当なN−酸化度により変更できる。好ましくは、アミン対アミン N−オキシドの比率は、2:3から1:1000000である。より好ましくは 1:4から1:1000000、最も好ましくは1:7から1:1000000 。本発明の重合体は、実際には、一方の単量体型がアミンN−オキシドであり且 つ他方の単量体型がアミンN−オキシドであるかそうではないかのいずれかであ るランダムまたはブロック共重合体を包含する。ポリアミンN−オキシドのアミ ン オキシド単位は、pKa<10、好ましくはpKa<7、より好ましくはpKa <6を有する。 ポリアミンオキシドは、ほとんどいかなる重合度でも得ることができる。物質 が所望の水溶性および染料懸濁力を有するならば、重合度は、臨界的ではない。 典型的には、平均分子量は、500〜1000,000、好ましくは1,00 0〜50,000、より好ましくは2,000〜30,000、最も好ましくは 3,000〜20,000の範囲内である。 b)N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとの共重合体 本発明で使用するN−ビニルイミダゾール/N−ビニルピロリドン重合体は、 平均分子量範囲5,000〜1,000,000、好ましくは20,000〜2 00,000を有する。本発明に係る洗剤組成物で使用するのに高度に好ましい 重合体は、N−ビニルイミダゾール/N−ビニルピロリドン共重合体(該重合体 は平均分子量範囲5,000〜50,000、より好ましくは8,000〜30 ,000、最も好ましくは10,000〜20,000を有する)から選ばれる 重合体からなる。 平均分子量範囲は、H.G.バースおよびJ.W.メイズのChemical Analysi s第113巻「重合体特性化の現代的方法」に記載のような光散乱によって測定 した。 高度に好ましいN−ビニルイミダゾール/N−ビニルピロリドン共重合体は、 平均分子量範囲5,000〜50,000、より好ましくは8,000〜30, 000、最も好ましくは10,000〜20,000を有する。 前記平均分子量範囲を有することによって特徴づけられるN−ビニルイミダゾ ール/N−ビニルピロリドン共重合体は、それで処方される洗剤組成物のクリー ニング性能に悪影響を及ぼさないようにしながら、優秀な染料移動抑制性を与え る。 本発明のN−ビニルイミダゾール/N−ビニルピロリドン共重合体は、N−ビ ニルイミダゾール対N−ビニルピロリドンのモル比1から0.2、より好ましく は0.8から0.3、最も好ましくは0.6から0.4を有する。 c)ポリビニルピロリドン 本発明の洗剤組成物は、平均分子量約2,500〜約400,000、好まし くは約5,000〜約200,000、より好ましくは約5,000〜約50, 000、最も好ましくは約5,000〜約15,000を有するポリビニルピロ リドン(「PVP」)も、利用してもよい。好適なポリビニルピロリドンは、ニ ューヨーク州ニューヨークおよび加国モントリオールのISPコーポレーション から製品名PVPK−15(粘度分子量10,000)、PVPK−30(平均 分子量40,000)、PVPK−60(平均分子量160,000)、および PVPK−90(平均分子量360,000)で市販されている。PVPK−1 5も、ISPコーポレーションから入手できる。BASFコオペレーションから 市販されている他の好適なポリビニルピロリドンとしては、ソカラン(Sokalan) HP165およびソカランHP12が挙げられる。ポリビニルピロリドンは、当 業者に既知である。例えば、EP−A第262,897号明細書およびEP−A 第256,696号明細書参照。 d)ポリビニルオキサゾリドン 本発明の洗剤組成物は、高分子染料移動抑制剤としてポリビニルオキサゾリド ンも利用してもよい。前記ポリビニルオキサゾリドンは、平均分子量約2,50 0〜約400,000、好ましくは約5,000〜約200,000、より好ま しくは約5,000〜約50,000、最も好ましくは約5,000〜約15, 000を有する。 e)ポリビニルイミダゾール 本発明の洗剤組成物は、高分子染料移動抑制剤としてポリビニルイミダゾール も利用してもよい。前記ポリビニルイミダゾールは、平均約2,500〜約40 0,000、好ましくは約5,000〜約200,000、より好ましくは約5 ,000〜約50,000、最も好ましくは約5,000〜約15,000を有 する。 防汚剤 他の好適な重合体薬剤としては、防汚剤が挙げられる。好ましい防汚重合体と しては、テレフタレートをベースとする防汚重合体が挙げられる。 本発明に係る組成物は、全洗剤組成物の0.01〜10重量%、好ましくは0 .05〜5重量%のテレフタレートをベースとする防汚重合体を含む。このよう な防汚重合体は、技術上広く記載されており、例えば、米国特許第4,116, 885号明細書、米国特許第4,132,680号明細書、EP第185 42 7号明細書、EP第199 403号明細書、EP第241 985号明細書お よびEP第241 984号明細書に記載されている。 高度に好ましい重合体は、エチレンテレフタレートとポリエチレンオキシド( PEO)テレフタレートとのランダムブロックを有する共重合体である。より詳 細には、これらの重合体は、エチレンテレフタレート単位対PEOテレフタレー ト単位のモル比25:75から35:65のエチレンテレフタレートおよびPE Oテレフタレートの反復単位からなる(前記PEOテレフタレート単位は分子量 300〜2000を有するポリエチレンオキシドを含有する)。この重合体の分 子量は、3,000〜55,000の範囲内である。 別の好ましい高分子防汚剤は、平均分子量300〜5,000のポリオキシエ チレングリコールに由来するポリオキシエチレンテレフタレート90〜80重量 %と一緒にエチレンテレフタレート単位10〜15重量%を含有するエチレンテ レフタレートの反復単位を有するポリエステルであり且つ高分子化合物中のエチ レンテレフタレート単位対ポリオキシエチレンテレフタレート単位のモル比は、 2:1から6:1である。 高度に好ましい重合体は、式 (式中、R1部分はすべて1,4−フェニレン部分であり;R2部分は本質上エチ レン部分、1,2−プロピレン部分またはそれらの混合物であり;R3部分は5 位に式 の置換基を有する置換1,3−フェニレン部分であり;R4部分はR1またはR3 部分、またはそれらの混合物であり;各Xはエチルまたは好ましくはメチルであ り;各nは12〜43であり;wが0である時には、u+vは3〜10であり; wが少なくとも1である時には、u+v+wは3〜10である) の化合物である。特に好ましいブロックポリエステルは、vが0であるもの、即 ち、線状ブロックポリエステルである。これらの最も好ましい線状ブロックポリ エステルの場合には、uは、典型的には、特にジメチルテレフタレート、エチレ ングリコール(または1,2−プロピレングリコール)およびメチル封鎖ポリエ チレングリコールから生成するものの場合には3〜8である。これらの線状ブロ ックポリエステルの最も水溶性のものは、uが3〜5であるものである。 ここで使用するのに最も好ましい重合体は、式 (式中、Xはメチルであり、nは16であり、R1は1.4−フェニレン部分で あり、R2は1,2−プロピレン部分であり、uは本質上3〜5である) に係る重合体である。増白剤 増白剤の存在下において、シリコーン消泡剤を液体洗剤に均一に分散させ且つ 維持することは極めて困難である。この問題は、抑泡において余り有効ではなく 、不良な外観を有し且つ物理的な安定性問題を提示する液体洗剤を調製する。 シリコーン消泡剤の改善された分散安定性は、少量の親水性安定化助剤を加え ることによって達成できることが今や見出された。 本発明に係る好ましい増白剤は、一般式 (式中、R1、R2、R3およびR4は独立に選ばれ、アニリノ、シクロヘキシ ルアミノ、ピペラジノ、フェニレンジアミノ、トルエンジアミノ、モルホリノ、 アミノフェノール、N−2−ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ、N−2−ビ ス−ヒドロキシエチルを表わす) を有する疎水性増白剤である。 好適な増白剤種としては、可能なR1〜R4部分の組み合わせが挙げられる。好 ましい増白剤種の例は、テトラ−アニリノ、テトラ−ピペラジノ、テトラ−シク ロヘキシルアミノおよびそれらの組み合わせ、例えば、ジ−アニリノジピペラジ ノおよびジアニリノ−ジシクロヘキシルアミノ種である。 下記の式:4,4′−ビス(4−アニリノ−6−アニリノ−s−トリアジン− 2−イル)アミノ)−2,2′−スチルベンジスルホン酸ナトリウム塩(A)を 有するテトラアニリノ誘導体が、増白剤しみ形成を最小限にする理由で高度に好 ましい。本発明の文脈で好ましい増白剤系は、通常の洗剤増白剤、例えば、ジ− スルホン化ジアニリノ、ジモルホリノスチルベン増白剤との組み合わせで前記の 特定の疎水性増白剤少なくとも40%(洗剤増白剤の合計量に対して)を含有す る。 前記疎水性種と併用するための通常の洗剤増白剤は、4,4(2H−ナフト( 1,2−d)トリアゾール−2−イル)−2−スチルベンスルホン酸ナトリウム 塩(i)、4,41−ビス((4−アニリノ−6(N−2−ヒドロキシエチル− N−メチルアミノ)−s−トリアジン−2−イル)アミノ)−2,21−スチル ベンジスルホン酸二ナトリウム塩(ii)、4,41−ビス((4−アニリノ−6 −モルホリノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ)−2,21−スチルベンジ スルホン酸ナトリウム塩(iii)、2,2−(4,41−ビフェニレンジビニレン) −ジベンゼンスルホン酸二ナトリウム塩(ivi)、4,41−ビス(4−フェニル− 2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)二ナトリウム塩(vi)、4,41 −ビス(4−アニリノ−6−モルホリノ−1,3,5−トリアジン−2−イ ル)アミノ)−2−スチルベンスルホン酸ナトリウム塩(vii)を含めて普通の洗 剤増白剤を包含する。任意の洗剤成分 本発明の別の態様においては、液体洗剤組成物は、広範囲の界面活性剤から選 ばれる界面活性剤の1種以上を含んでもよい。 陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤および双性界面活 性剤、およびこれらの界面活性剤の種の典型的なリストは、1972年5月23 日にノリスに発行の米国特許第3,664,961号明細書に与えられている。 好ましい陰イオン界面活性剤としては、式 ROSO3M〔式中、Rは好まし くはC10〜C24ヒドロカルビル、好ましくはC10〜C20アルキル成分を有するア ルキルまたはヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒ ドロキシアルキルであり、MはHまたは陽イオン、例えば、アルカリ金属陽イオ ン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)、またはアンモニウムまたは置 換アンモニウム(例えば、メチル−、ジメチル−、およびトリメチルアンモニウ ム陽イオンおよび第四級アンモニウム陽イオン、例えば、テトラメチル−アンモ ニウムおよびジメチルピペリジニウム陽イオン、およびエチルアミン、ジエチル アミン、トリエチルアミンなどのアルキルアミンから誘導される第四級アンモニ ウム陽イオン、およびそれらの混合物など)である〕の水溶性塩または酸である アルキルサルフェート界面活性剤が挙げられる。典型的には、C12〜C16のアル キル鎖がより低い洗浄温度(例えば、約50℃未満)に好ましく且つC16〜C18 アルキル鎖がより高い洗浄温度(例えば、約50℃以上)に好ましい。 高度に好ましい陰イオン界面活性剤としては、式 RO(A)mSO3M〔式 中、RはC10〜C24アルキル成分を有する非置換C10〜C24アルキルまたはヒド ロキシアルキル基、好ましくはC12〜C20アルキルまたはヒドロキシアルキル、 より好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、Aはエト キシまたはプロポキシ単位であり、mは0より大きく、典型的には約0.5〜約 6、より好ましくは約0.5〜約3であり、MはHまたは、例えば、金属陽イオ ン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど )、アンモニウムまたは置換アンモニウム陽イオンであることができる陽イオン である〕の水溶性塩または酸であるアルキルアルコキシ化サルフェート界面活性 剤が挙げられる。アルキルエトキシ化サルフェート並びにアルキルプロポキシ化 サルフェートは、ここで意図される。置換アンモニウム陽イオンの特定例として は、メチル−、ジメチル−、トリメチル−アンモニウム陽イオンおよび第四級ア ンモニウム陽イオン、例えば、テトラメチル−アンモニウムおよびジメチルピペ リジニウム陽イオンおよびアルキルアミン、例えば、エチルアミン、ジエチルア ミン、およびトリエチルアミンから誘導されるもの、それらの混合物などが挙げ られる。例示の界面活性剤は、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(1.0 )サルフェート(C12〜C18E(1.0)M)、C12〜C18アルキルポリエトキ シレート(2.25)サルフェート(C12〜C18E(2.25)M)、C12〜C18 アルキルポリエトキシレート(3.0)サルフェート(C12〜C18E(3.0 )M)、およびC12〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェート (C12〜C18E(4.0)M)(式中、Mはナトリウムおよびカリウムから好都 合に選ばれる)である。 使用すべき他の好適な陰イオン界面活性剤は、「ザ・ジャーナル・オブ・ジ・ アメリカン・オイル・ケミスツ・ソサエティー」,52(1975),pp.32 3−329に従ってガス状SO3でスルホン化するC8〜C20カルボン酸(即ち、 脂肪酸)の線状エステルを含めてアルキルエステルスルホネート界面活性剤であ る。好適な出発物質としては、タロー、パーム油などから誘導されるような天然 脂肪物質が挙げられるであろう。 特に洗濯応用に好ましいアルキルエステルスルホネート界面活性剤は、構造式 (式中、R3はC8〜C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそれらの 組み合わせであり、R4はC1〜C6ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、また はそれらの組み合わせであり、Mはアルキルエステルスルホネートと水溶性塩を 形成する陽イオンである) のアルキルエステルスルホネート界面活性剤からなる。好適な塩形成陽イオンと しては、金属、例えば、ナトリウム、カリウムおよびリチウム、および置換また は非置換アンモニウム陽イオン、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノール アミン、およびトリエタノールアミンが挙げられる。好ましくは、R3はC10〜 C16アルキルであり、R4はメチル、エチルまたはイソプロピルである。R3がC10 〜C16アルキルであるメチルエステルスルホネートが、特に好ましい。 洗剤目的で有用な他の陰イオン界面活性剤も、本発明の洗濯洗剤組成物に配合 できる。これらとしては、石鹸の塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、アン モニウム塩、および置換アンモニウム塩、例えば、モノエタノールアミン塩、ジ エタノールアミン塩およびトリエタノールアミン塩を含めて)、C9〜C20直鎖 アルキルベンゼンスルホネート、C8〜C22第一級または第二級アルカンスルホ ネート、C8〜C24オレフィンスルホネート、例えば英国特許第1,082,1 79号明細書に記載のようにアルカリ土類金属クエン酸塩の熱分解生成物のスル ホン化によって製造されるスルホン化ポリカルボン酸、C8〜C24アルキルポリ グリコールエーテルサルフェート(エチレンオキシド10モルまでを含有)、ア ルキルグリセロールスルホネート、脂肪アシルグリセロールスルホネート、脂肪 オレイルグリセロールサルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエー テルサルフェート、パラフィンスルホネート、アルキルホスフェート、イセチオ ネート、例えば、アシルイセチオネート、N−アシルタウレート、アルキルスク シナメートおよびスルホスクシネート、スルホスクシネートのモノエステル(特 に飽和および不飽和C12〜C18モノエステル)、スルホスクシネートのジエステ ル(特に飽和および不飽和C6〜C12ジエステル)、アシルサルコシネート、ア ルキル多糖類のサルフェート、例えば、アルキルポリグルコシドのサルフェート (非イオン非硫酸化化合物は以下に記載)、分枝第一級アルキルサルフェート、 およびアルキルポリエトキシカルボキシレート、例えば、式RO(CH2CH2O )k−CH2COO-+(式中、RはC8〜C22アルキルであり、kは0〜10の 整数であり、Mは可溶性塩形成陽イオンである)のものが挙げられる。樹脂酸お よび水素添加樹脂酸、例えば、ロジン、水素添加ロジン、およびトール油に存在 するかトール油から誘導される樹脂酸および水素添加樹脂酸も、好適である。更 に他の例は、「界面活性剤および洗剤」(シュワルツ、ペリーおよびバーチによ る第I巻および第II巻)に記載されている。各種のこのような界面活性剤は、一 般にローリン等に1975年12月30日発行の米国特許第3,929,678 号明細書第23欄第58行〜第29欄第23行(ここに参考文献として編入)に も開示されている。 そこに配合する時には、本発明の洗濯洗剤組成物は、典型的には、このような 陰イオン界面活性剤約1〜約40重量%、好ましくは約3〜約20重量%を含む 。 本発明で有用な1つの種類の非イオン界面活性剤は、平均親水性親油性バラン ス(HLB)8〜17、好ましくは9.5〜14、より好ましくは12〜14を 有する界面活性剤を与えるための疎水部分とエチレンオキシドとの縮合物である 。疎水(親油)部分は、性状が脂肪族または芳香族であってもよく且つ特定の疎 水基と縮合するポリオキシエチレン基の長さは、親水性エレメントと疎水性エレ メントとの間の所望のバランス度を有する水溶性化合物を生成するように容易に 調整できる。 この種の特に好ましい非イオン界面活性剤は、アルコール1モル当たり3〜1 2モルのエチレンオキシドを含有するC9〜C15第一級アルコールエトキシレー ト、特にアルコール1モル当たり5〜8モルのエチレンオキシドを含有するC12 〜C15第一級アルコールである。 別の種類の非イオン界面活性剤は、一般式 RO(Cn2nO)tx (式中、Zはグルコースに由来する部分であり;Rは12〜18個の炭素原子を 有する飽和アルキル疎水基であり;tは0〜10であり、nは2または3であり ;xは1.3〜4である) のアルキルポリグルコシド化合物(化合物は未反応脂肪アルコール10%未満お よび短鎖アルキルポリグルコシド50%未満を包含する)からなる。この種の化 合物および洗剤での用途は、EP−B第0 070 077号明細書、第0 0 75 996号明細書および第0 094 118号明細書に開示されている。 また、式 (式中、R1はHであるか、R1はC1〜4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル 、2−ヒドロキシプロピルまたはそれらの混合物であり、R2はC5〜31ヒドロカ ルビルであり、Zは鎖に直結された少なくとも3個のヒドロキシルを有する線状 ヒドロカルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビル、またはそのアルコキ シ化誘導体である) のポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤は、非イオン界面活性剤として好適で ある。好ましくは、R1はメチルであり、R2はC11〜15アルキルまたはアルケニ ル直鎖、例えば、ココナツアルキルまたはそれらの混合物であり、Zは還元アミ ノ化反応においてグルコース、フルクトース、マルトース、ラクトースなどの 還元糖から誘導される。 本発明に係る組成物は、ビルダー系を更に含んでもよい。アルミノシリケート 物質、シリケート、ポリカルボキシレートおよび脂肪酸、エチレンジアミンテト ラアセテートなどの物質、アミノポリホスホネートなどの金属イオン封鎖剤、特 にエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸およびジエチレントリアミンペン タメチレンホスホン酸を含めていかなる通常のビルダー系も、ここで使用するの に好適である。自明の環境上の理由で余り好ましくないが、ホスフェートビルダ ーも、ここで使用できる。 ここで使用するのに好適なポリカルボキシレートビルダーとしては、クエン酸 (好ましくは水溶性塩の形)、式 R−CH(COOH)CH2(COOH)( 式中、RはC1020アルキルまたはアルケニル、好ましくはC1216であるか、 Rはヒドロキシル、スルホスルホキシルまたはスルホン置換基で置換できる)の コハク酸の誘導体が挙げられる。特定例としては、コハク酸ラウリル、コハク酸 ミリスチル、コハク酸パルミチル、コハク酸2−ドデセニル、コハク酸2−テト ラデセニルが挙げられる。スクシネートビルダーは、好ましくは、ナトリウム塩 、カリウム塩、アンモニウム塩およびアルカノールアンモニウム塩を含めて水溶 性塩の形で使用される。 他の好適なポリカルボキシレートは、オキソジスクシネートおよびタルトレー トモノコハク酸とタルトレートジコハク酸との混合物、例えば、米国特許第4, 663,071号明細書に記載のものである。 特に本発明の液体処方物の場合には、ここで使用するのに好適な脂肪酸ビルダ ーは、飽和または不飽和C10〜18脂肪酸、並びに対応石鹸である。好ましい飽和 種は、アルキル鎖中に12〜16個の炭素原子を有する。好ましい不飽和脂肪酸 は、オレイン酸である。液体組成物に好ましい別のビルダー系は、ドデセニルコ ハク酸をベースとする。 洗浄性ビルダー塩は、通常、組成物の10〜80重量%、好ましくは20〜7 0重量%、最も通常30〜60重量%の量で配合する。 洗剤組成物で使用する他の成分、例えば、酵素およびその安定剤または活性剤 、汚れ沈殿防止剤、研磨剤、殺細菌剤、曇り抑制剤、着色剤、制泡剤、腐食抑制 剤および香料は、使用してもよい。所定の種類の色ケア上の利益も与える酵素テ クノロジーとの組み合わせが、特に好ましい。例は、色維持/若返り用セルラー ゼである。他の例は、1992年1月31日出願のEP第92870017.8 号明細書に開示の重合体および1992年1月31日出願のEP第928700 18.6号明細書に開示の酵素酸化捕捉剤である。 1992年1月31日出願のEP第92870019.4号明細書に開示アミ ン塩基触媒安定剤も、特に好適である。 好ましくは、本発明に係る液体組成物は、「濃縮形」である。このような場合 には、本発明に係る液体洗剤組成物は、通常の液体洗剤と比較して少量の水を含 有するであろう。水の量は、洗剤組成物の40重量%未満、好ましくは30重量 %未満、より好ましくは20重量%未満の水である。 前記濃縮製品は、少量で使用できる製品を有する消費者に、そしてより低い輸 送コストを有する製造業者に利点を与える。 下記の例は、本発明の組成物を例証することを意味するが、本発明の範囲を限 定することを必ずしも意味しない。試験法 液体洗剤組成物中のシリコーン消泡剤化合物の安定性を異なる安定化助剤の選 択について測定した。より詳細には、シリコーン消泡分散剤の安定性は、防汚重 合体(エトキシ化1,2−プロパンジオールテレフタル酸ポリエステル)、染料 移動抑制重合体(ポリ(4−ビニルピリジン)−N−オキシド)、増白剤(FW A−36)の存在下で疎水性ヒュームドシリカ(エーロジルR972)お よび親水性ヒュームドシリカ(エーロジル200)の有無で測定した。 安定性を室温で貯蔵する試料の目視検査によって測定した。 下記の液体洗剤組成物を調製した。 前記組成物(A/B/C)は、表IIの組成物(D/E/F)によって補充した 。 表IIの組成物(D/E/F)は、シリコーン消泡剤との混合前に界面活性剤と しての非イオン界面活性剤とエーロジルとが予備混合された界面活性剤含有溶液 のプレミックスによって調製した。次いで、得られたプレミックスを表Iの液体 洗剤組成物A/B/Cの残部に混合した。 結果 表IIの組成物Fを使用して処方した時の表Iの洗剤組成物は、表IIの処方物D およびEに係る組成物を使用して処方した洗剤組成物と比較してより安定なまま であることが見出された。 下記の液体洗剤組成物は、調製した。 前記液体洗剤組成物(I〜IV)は、長期の貯蔵後にさえ、非常に安定であるこ とが見出された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C11D 17/08 9546−4H C11D 17/08 (72)発明者 スルツィディス,アサナシオス ベルギー国ウェメル、リュ、ジ、バンデン ブロック、13 (72)発明者 ブイテルト,ハンス ミヒェル ロバート ベルギー国シェエル、ジェフ、バン、ホー フストラート、7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. シリコーン消泡剤を含む消泡剤組成物であって、親水性安定化助剤およ び界面活性剤含有溶液を更に含有することを特徴とする、消泡剤組成物。 2. 前記親水性安定化助剤が親水性ヒュームドシリカである、請求項1に記 載の消泡剤組成物。 3. 前記親水性安定化助剤が平均粒径5nm〜50nm、好ましくは7nm〜40 nm、より好ましくは7〜16nmを有する、請求項1または2に記載の消泡剤組成 物。 4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の親水性安定化助剤を含む液体 洗剤組成物であって、前記親水性安定化助剤が液体洗剤組成物の0.01〜2重 量%、好ましくは0.01〜0.2重量%、より好ましくは0.01〜0.05 重量%で存在することを特徴とする、液体洗剤組成物。 5. 液体洗剤組成物が重合体薬剤および/または増白剤を含有する、請求項 4に記載の液体洗剤組成物。 6. 前記重合体が防汚重合体および/または染料移動抑制重合体から選ばれ る、請求項5に記載の液体洗剤組成物。 7. 前記防汚重合体がテレフタレートをベースとする重合体である、請求項 5または6に記載の液体洗剤組成物。 8. (a)親水性粒状安定化助剤を界面活性剤含有溶液に予備混合し、 (b)前記プレミックスをシリコーン消泡剤に混和する ことを特徴とする、消泡剤組成物の製法。 9. (a)親水性粒状安定化助剤を界面活性剤含有溶液に予備混合し、 (b)前記プレミックスをシリコーン消泡剤に混和し、 (c)得られた(a)と(b)との混合物を液体洗剤組成物の残りの洗剤成分 に混合する、ことを特徴とする、液体洗剤組成物の製法。 10. 界面活性剤含有溶液が非イオン界面活性剤含有溶液である、請求項8 または9に記載の方法。
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