JPH09506849A - 過炭酸アルカリ粒子を安定化する方法、それにより得られた粒子およびそれを含有する洗浄および(または)漂白用組成物 - Google Patents

過炭酸アルカリ粒子を安定化する方法、それにより得られた粒子およびそれを含有する洗浄および(または)漂白用組成物

Info

Publication number
JPH09506849A
JPH09506849A JP6514908A JP51490894A JPH09506849A JP H09506849 A JPH09506849 A JP H09506849A JP 6514908 A JP6514908 A JP 6514908A JP 51490894 A JP51490894 A JP 51490894A JP H09506849 A JPH09506849 A JP H09506849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
percarbonate
coating agent
coating
particles
phosphate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6514908A
Other languages
English (en)
Inventor
ロバート ホーン,グラハム
プライス ジェームズ,アラン
Original Assignee
ソルベイ インテロックス リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソルベイ インテロックス リミテッド filed Critical ソルベイ インテロックス リミテッド
Publication of JPH09506849A publication Critical patent/JPH09506849A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/0039Coated compositions or coated components in the compositions, (micro)capsules
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B15/00Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
    • C01B15/055Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof
    • C01B15/10Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof containing carbon
    • C01B15/106Stabilisation of the solid compounds, subsequent to the preparation or to the crystallisation, by additives or by coating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • C11D3/3902Organic or inorganic per-compounds combined with specific additives
    • C11D3/3937Stabilising agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Glanulating (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、本発明に従って過炭酸塩粒子がメタホウ酸およびオルトホウ酸から選ばれた少なくとも1種のホウ素化合物および少なくとも1種の燐酸塩を含有する濃い水溶液で処理される、被覆用剤による被覆により過炭酸塩を安定化する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 過炭酸アルカリ粒子を安定化する方法、それにより得られた粒子 およびそれを含有する洗浄および(または)漂白用組成物 本発明は、過炭酸アルカリ金属類(alkali metal percar bonates)の粒子を被覆することにより過炭酸アルカリ金属類を安定化す る方法、このようにして得られた被覆された過炭酸アルカリ金属類およびそのよ うな粒子を含有する洗浄または漂白用組成物に関する。 過炭酸塩類(percabonates)が洗浄剤粉末混合物中で漂白用化合 物として使用されることができることは周知である。過ホウ酸塩四水和物(pe rborate tetrahydrate)と比較して、それらは20℃で一 層迅速に溶解する利点を有する。過炭酸塩類の他の利点はそれらが環境的に許容 されることができることである。しかしながら前記過炭酸塩類は、特にもし湿っ た雰囲気中で貯蔵されたならば、粉末の状態で分解する欠点を有する。さらに洗 浄用組成物の他の成分がそれらの分解を促進する可能性がある。 過炭酸塩類の安定性を改良するために、種々のタイプの被覆用剤を用いて過炭 酸塩粉子を被覆することが提案された。パラフィン、ポリオール、ビニル樹脂等 のような有機および(または)重合体化合物およびシリケート類(silica tes)、ボレート類(borates)、ペルボレート類(perborat es)、ホウ酸等のような無機化合物が被覆用剤として提案された。 第2528447号で公告されたフランス特許はホウ酸ナトリウムで過炭酸ナ トリウムの表面を被覆することを記載している。過炭酸ナトリウムを被覆する方 法は、過炭酸ナトリウムを水で湿潤し、湿潤過炭酸ナトリウムを粉末形態のホウ 酸ナトリウムと混合しそして次に、使用されたホウ酸ナトリウムの溶融温度以上 の温度でこれらを乾燥させることからなる。この方法は、ホウ酸ナトリウムを溶 融するために必要とされる高い温度の故に実質的な量のエネルギーを必要とする 。さらに、過炭酸ナトリウムが湿潤されることを必要とする事実は、その分解を 防止するためにその水含有量の厳密なコントロールを必要とする。 英国特許第1575792号において他の被覆方法が記載されている。この特 許は過炭酸塩粒子上にホウ酸溶液をスプレーするかまたはさもなければこれらを 接触させることを記載している。しかしながら、水中のホウ酸の溶解度は、特に 周囲の温度で限られている。そのような低い濃度は、スプレー後に過炭酸塩粒子 を乾燥するために熱エネルギーの大きな入力が必要なのでそして長い乾燥期間が 過炭酸塩の分解の結果として過炭酸塩の活性酸素含有量における減少を生じさせ るので経済的観点から工業的使用のためには不利である。 本発明の目的は、上記方法の欠点を改善するかまたは克服する過炭酸塩(pe rcarbonate)粒子を安定化する方法を提供することである。本発明の 少なくとも幾つかの態様の目的は過炭酸塩粒子の均質な被覆を得ることでありそ してしかしながらその活性酸素含有量を実質的なまたは重大程度に減少させるこ となしに洗浄剤粉末の他の成分の存在下に特に安定である過炭酸アルカリ金属を この方法で得ることである。 本発明の幾つかのまたは別の態様の追加の目的は工業的適用を拡大するのに十 分に濃縮されているホウ酸と燐酸塩(phosphate)との混合水溶液を使 用することを可能にする。 本発明は、過炭酸塩粒子がメタホウ酸およびオルトホウ酸の中から選ばれた少 なくとも1種のホウ素化合物および少なくとも1種の燐酸塩を含有する被覆用剤 の濃い水溶液と接触されそしてその後に乾燥されるかまたは乾燥することを可能 にされることを特徴とする、被覆用剤による被覆により過炭酸アルカリ金属の粒 子を安定化する方法に関する。 被覆用剤中に用いられるホウ素化合物の割合は一般に被覆用剤の合計重量に基 づいて、H3BO3として計算して5〜85重量%である。最良の結果はホウ素化 合物の割合が30〜80重量%である場合に得られる。好ましくは、被覆用剤の 重量に基づいて50〜80重量%の範囲において選ばれた割合が使用される。 最良の結果は、被覆用剤がオルトホウ酸およびメタホウ酸から選ばれた少なく とも1種のホウ素化合物と、燐酸の、アルカリ金属、アルカリ土類金属、土類金 属およびアンモニウム塩およびそれらの混合物から選ばれた少なくとも1種の燐 酸塩とを含有する場合に得られる。 燐酸の、アルカリ金属、アルカリ土類金属、土類金属およびアンモニウム塩は 、一般にオルト燐酸塩、ピロ燐酸塩、トリポリ燐酸塩、トリメタ燐酸塩、テトラ メタ燐酸塩、テトラポリ燐酸塩、五酸化燐二量体塩、ヘキサメタ燐酸塩、ポリメ タ燐酸塩およびそれらの2種またはそれ以上の混合物から選ばれる。良好な結果 は、燐酸の、アルカリ金属、アルカリ土類またはアンモニウム塩およびそれらの 混合物を用いて得られる。 被覆用剤において使用される燐酸塩は、燐酸ナトリウム、燐酸カリウム、燐酸 アンモニウムおよびそれらの混合物から選ばれるのが好ましい。 被覆用剤において使用される特に好ましい燐酸塩は三塩基性燐酸ナトリウム( tribasic sodium phosphate)、燐酸水素二ナトリウ ム、燐酸二水素ナトリウムおよびそれらの混合物から選ばれたオルト燐酸ナトリ ウムである。 被覆用剤において使用される燐酸塩の割合は被覆用剤の合計重量に基づいて一 般に15〜95重量%である。最良の結果は燐酸塩の割合が20〜70重量%で ある場合に得られる。好ましくは、被覆用剤の重量に基づいて、20〜50重量 %の範囲において選ばれた割合が使用される。 実施において、被覆用水溶液中の、被覆用剤の濃度、即ち燐酸塩とホウ素化合 物と他の任意成分との合計の濃度は、適用温度での溶液のその飽和濃度の少なく とも半分そして好ましくはその飽和濃度に出来るだけ近い濃度である。この方法 において、より少ない量の水そして好ましくは出来る限り最も少ない量の水が、 乾燥過炭酸塩粒子を生成するために、あとで蒸発させることを必要としそしてそ れにより最も少ない熱入力を要する。被覆用水溶液中の被覆用剤の濃度は一般に 少なくとも15重量%、好ましくは少なくとも20重量%である。約25重量% 以上の濃度またはそれに等しい濃度が特に有利である。 被覆用剤の成分の溶解は、燐酸塩を含有する水溶液中にホウ酸を溶解するかあ るいはホウ酸を含有する水溶液中に燐酸塩を溶解することにより行うことができ る。その溶解は15〜95℃の温度、好ましくは20〜70℃の温度で行うこと ができる。 本発明の大部分の燐酸塩/ホウ酸混合物を使用する被覆用溶液のpHは少なく とも6でありそして多くのそのような溶液においてpHは少なくとも7である。 さらに、被覆用剤は、過炭酸塩に安定化作用を有すると思われる他の化合物を 場合により含有してよい。これらの中で珪酸塩が特に使用し得る。被覆用剤にお いて使用される珪酸塩は通常、0.2〜2.0そして好ましくは0.5〜2.0 のNa2O/SiO2のモル比を有する珪酸ナトリウムである。良好な結果はメタ 珪酸ナトリウム、オルト珪酸ナトリウム、セスキ珪酸ナトリウムおよびそれらの 2種またはそれ以上の混合物から選ばれた珪酸ナトリウムを用いて得られた。そ のような珪酸塩はそのままで使用できるかまたは低い比のNa2O:SiO2を含 有する珪酸塩とソーダ(soda)との混合物により形成されることができる。 被覆用剤において使用される珪酸塩の割合は一般に被覆用剤の合計重量に基づ いて15重量%を超えない。最良の結果は、珪酸塩の割合が被覆用剤の重量に基 づいて3重量%を超えない場合に得られる。 珪酸塩含有化合物の場合において、それは被覆用溶液内に導入されることが出 来る。この製造方法において、ホウ酸は珪酸塩を含有する水溶液に加えられるの が最も好ましくそして燐酸塩は該溶液中に存在しているかまたはあとで導入され ることができる。 珪酸塩含有溶液はまたホウ酸/燐酸塩溶液とは別の溶液として過炭酸塩粒子と 接触させることが出来る。そのような状況において、珪酸塩と混合ホウ酸/燐酸 塩との割合は使用者の判断によっており、しばしば珪酸塩は合計被覆用剤の5〜 50%w/wを提供する。 本発明に従って安定化された過炭酸塩粒子が珪酸塩含有化合物で被覆される場 合、被覆用剤において使用されるホウ素化合物の割合は被覆用剤の合計重量を基 準にして、H3BO3として計算して一般に5〜80重量%である。最良の結果は ホウ素化合物の量が5〜50重量%になる場合に得られる。好ましくは、被覆用 剤の10〜50重量%の量が使用される。 この同じ場合において、被覆用剤において使用される燐酸塩の割合は一般に被 覆用剤の合計重量の20〜95%である。最良の結果は、燐酸塩の割合が40〜 95重量%である場合に得られる。好ましくは被覆用剤の40〜90重量%の量 が使用される。 通常使用される被覆用剤の量は被覆された過炭酸塩の重量に基づいて0.5〜 20重量%に相当する。好ましくは使用される被覆用剤の量は被覆された過炭酸 塩の重量により1〜15%の範囲において選ばれる。被覆された過炭酸塩の重量 に基づいて2〜15%の被覆用剤の量は最良結果を提供する。 本発明に従って得られた被覆された粒子は常に高い活性酸素含有量を確実に する、即ち被覆を適用した結果として過炭酸塩のAvOxを重大に減少させない 被覆用剤の比較的に少量を含有しそして被覆の存在は、そのあとで、被覆が適用 されなかった場合より良好にAvoxを保持することを粒子に可能にさせる。 或る態様において、過炭酸塩粒子は、それが高い活性の酸素含有量(Avox )をはじめに得ることができることを確実にする、約2%w/w〜約6%w/w のような比較的に少量の被覆用剤で被覆される。他の態様において、暑い且つ湿 気の多い気候において使用するために実質的な割合のアルミノ珪酸塩(alum inosilicate)ビルダーを含有するアルカリ性洗浄剤組成物のような 、特に浸襲的な環境中で過炭酸塩が貯蔵されることが意図される場合、約7%〜 12%w/wの範囲内のような7%以上に被覆の合計重量を増大することが望ま しい可能性がある。過炭酸塩の初期のAvoxは低下するがしかしAvoxを維 持するためのその能力は特に良好である。 過炭酸アルカリ金属は過炭酸ナトリウムが好ましい。 本発明に従う任意の方法で被覆するために適当である粒状過炭酸塩は、例えば 直接法により、流動床法によりあるいは過炭酸塩が、しばしば冷却によりそして (または)アルカリ金属塩の添加により、飽和水溶液から結晶化されるいわゆる 湿潤法により、過炭酸アルカリ金属を造るためにそれ自体公知の任意の方法で造 られた粒状過炭酸塩であることができる。 本発明に従う方法により被覆される過炭酸塩芯粒子は広い範囲の割合でそして 既知の教示および(または)慣習に従って種々の添加剤を導入することができる 。そのような添加剤は、取り分け、過塩(persalt)安定剤、結晶習性改 質剤(crystal habit modifier)および塩析剤(sal ting out agent)を包含する。 過塩安定剤は、珪酸の、アルカリ金属およびアルカリ土類金属塩、燐酸の、ア ルカリ金属およびアルカリ土類塩、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウムまたは 酸化マグネシウムのようなマグネシウム化合物、エチレンジアミン四酢酸および (または)その塩あるいはジエチレントリアミン五酢酸および(または)その塩 のような有機錯化用カルボン酸そして(あるいは)エチレンジアミンテトラメチ レンホスホン酸(EDTMPA)および(または)その可溶性塩、ジエチレント リアミンペンタメチレンホスホン酸(DTPMPA)および(または)その可溶 性塩、シクロヘキサン−1,2−ジアミンテトラメチレンホスホン酸(CDTM PA)および(または)その可溶性塩を包含する、ヒドロキシエチリデンジホス ホネートおよびアルキレンアミノポリメチレンホスホネートのような有機ポリホ スホネート錯化剤の1種またはそれ以上から選ばれることができる。 或る高度に望ましい態様において、本発明の方法は、インテロックス ケミカ ルズ リミテッド(Interox Chemicals Limited)の 名前で公告された英国特許明細書第1553505(A)号においてのまたはペ ルオキシド−ヒエミー(Peroxid−Chemie)GmbHの名前で公告 された英国特許明細書第1578062(A)号においてのいずれかに記載され た製造/安定化方法により製造された過炭酸ナトリウムを被覆するために使用さ れ、該英国特許の両方において、過炭酸塩は、結晶化および粒状過炭酸塩の回収 中に、二段階での珪酸塩の添加の時間調節(timing)および分布の結果と してその粒子内に分布して約0.5%w/wまでの少量の珪酸塩およびその粒子 の表面上に約0.5%までのさらに少量の珪酸塩または珪酸塩誘導体を含有する 。 結晶習性改質剤(crystal habit modifier)は過炭酸 塩結晶の形態に作用しそしてポリアクリレート類のような有機重合体化合物およ びポリ燐酸塩、例えばヘキサメタ燐酸ナトリウムのような無機種(inorga nic species)を包含する。 塩析剤(salting out agent)は湿潤方法において溶液から の過炭酸塩の結晶化中に使用されそして典型的には塩化ナトリウム、硫酸ナトリ ウムおよび(または)ヘキサメタ燐酸ナトリウムのような高度に水溶性アルカリ 金属塩である。 或る化学剤(agents)は安定化および結晶習性改質のような多くの異な る性質を同時に提供することができることが理解されよう。さらに被覆において ホウ酸の溶解度を改良するために本発明において使用される或る種の中性塩は例 えば塩析操作の結果として過炭酸塩芯内にまた存在する可能性があることがさら に認識されよう。 被覆されるべき過炭酸塩粒子の平均直径は、一般に100〜2000μm、好 ましくは200〜1500μmそして特に約500μmまたは約550μmの平 均粒子寸法を有する市販の過炭酸塩のような250〜1000μmである。 過炭酸塩粒子の展延(spread)は過炭酸塩製造者の判断による。実際的 問題としてそして多年にわたって実現されて来たように、約100μm以下また は150μm以下の粒子のような微粉(fines)としてときには称される非 常に微細な粒子を避けることが粒状洗浄剤組成物において導入のために有利であ り、その理由は、そのような粒子は環境−誘導分解を本来的に一層受け安いから であり、それらはより大きな粒子よりもずっと高い表面積対容量比で存在するか らである。多くの粒状洗浄剤組成物にとって、過塩/洗浄剤粒子の凝離(分離: segregation)の潜在的問題を減少させるために且つ極度に遅い溶解 速度を避けるために、約1500μmより大きな粒子を避けるかまたは最少にす ることがまた望ましい。したがって、本発明の多くの実施態様において、すべて のまたは実質的すべての被覆されるべき過炭酸塩は1500μmのふるいを通過 しそして150μmのふるい上に保持されることが出来、そしてこれらの或る場 合においてまたは他の態様において、少なくとも80%w/wが350μmのふ るい上に保持されそして1000μmのふるいを通過する。 過炭酸塩粒子が上記被覆用剤で被覆される本発明に従う方法は過塩(pers alt)を被覆用剤溶液と接触させるためのそれ自体公知の任意の方法を包含す ることができる。被覆用剤を過炭酸塩と接触させるための好ましい手段は例えば スプレーにより過炭酸塩粒子上に被覆用剤の水溶液を分布させることを包含する 。過炭酸塩粒子が運動し続けているのが特に望ましい。したがって本発明の被覆 方法は、粒子をかきまぜることができる範囲の装置内で行われることが出来るの が望ましく、その実際的な例は、各々が被覆用剤溶液をスプレーするのに都合の よい流動床、回転板および回転ミキサーを包含する。接触の工程中、その過塩( persalt)は被覆用剤を吸着しそして或る程度吸収する傾向がありそして 被覆用剤溶液からの溶媒の蒸発後またはそれと同時に被覆は過炭酸塩の芯のまわ りに付着される。 本発明の被覆方法は、使用者の判断で、被覆用装置中を一回通過させてまたは 複数回通過させて行われてもよいことが認識されよう。2〜4回通過のような複 数回通過は、各々の回の通過において除去されるのを必要とする溶媒の量を減少 させそしてしたがって過炭酸塩を乾燥させるまえに過炭酸塩が過剰湿潤される危 険を減少せるかまたは除去する点で、重被覆(heavy coating)、 例えば約10%w/wまたはそれ以上の合計被覆の適用に特に有利である。連続 法または回分法が使用できる。 本発明の被覆方法は使用者の判断で、被覆用装置中を一回通過させてまたは複 数回通過させて行われてもよいことが認識されよう。2〜4回通過のような複数 回通過は、各々の回の通過において除去されるのを必要とする溶媒の量を減少さ せそしてしたがって過炭酸塩を乾燥させるまえに過炭酸塩が過剰湿潤される危険 を減少せるかまたは除去する点で、重被覆、例えば約10%w/wまたはそれ以 上の合計被覆の適用に特に有利である。連続法または回分法が使用できる。 流動床のような装置は蒸発を行うのにまたはスプレーと蒸発とを同時に行うの に特に適している。そのような場合において、流動床の温度は通常、30〜95 ℃そして好ましくは60〜80℃の範囲に維持される。 一つの特に都合のよい方法の変法は別のミキサー、特に回転ミキサー中で本発 明の被覆用剤の溶液をスプレーしそして次に流動床において湿潤過炭酸塩を乾燥 することからなる。この変法において、ミキサー中の温度は、しばしば10〜6 0℃そして好ましくは20〜50℃の範囲で選ばれる。次に流動床中での乾燥は 50〜90℃の温度そして好ましくは60〜70℃の温度で都合よく行われる。 ミキサー、次に流動床乾燥機を使用する変法は、過炭酸塩に被覆用剤を複数回適 用するのに特に適している。 組み合わされた被覆/乾燥法のためにあるいはただ乾燥段階においてだけ、本 発明において使用される流動床は、場合に応じて被覆/乾燥のまたは単に過塩を 乾燥する、ための公知の方法に従って操作されることができる。したがって、特 に空気を包含する任意の非反応性ガスが流動化用ガスとして使用できる。そのガ スは所望に応じて予め脱湿されそして所望の値に流動床の温度を維持するために 予め加熱されることができる。流動床内に置かれたチューブの束または流動床の まわりの加熱されたジャケットのような、流動化床のための直接加熱用手段を使 用することがまた可能である。流動化用ガスの上方空気流はかきまぜられた状態 で即ち沈降しない状態で過炭酸塩粒子を維持するように調節されるがしかし流動 化用容器から微粉以外の粒子を吹き出させるほど大きくなってはならない。 被覆用水溶液は、粒子の約30℃以内そしてしばしばおたがいの約5℃以内で ある温度で一般に過炭酸塩粒子と接触される。 被覆用剤溶液と過炭酸塩との割合は過炭酸塩の芯のまわりに所望の重量の被覆 用剤が乾燥後に残るように選ばれる。実施において、湿潤問題を最少にするかま たは排除するように、約18%w/wの最大水含有量まで、さらに好ましくは約 5〜12%w/wの水分そしてしばしば約8〜12%w/wの水分の範囲で選ば れた量にまで、流動床またはミキサー中の過炭酸塩への溶液の添加を制限するこ とが望ましい。通常、被覆された過炭酸塩が0.1〜0.7%w/wの領域にお けるような約1%w/w以下の水分含有量を有するまで乾燥を続けることがまた 望ましい。乾燥段階の時間は、取り分け、過炭酸塩の単位重量あたりの適用され る被覆用溶剤溶液の量、許容される水分の残留含有量、影響する流動化用ガスの 温度および水分含有量、流動床のために追加の加熱が使用されるかどうか、そし てガスが流動床を流れる速度の、ような実際的考慮条件により通常決定される。 したがってそれは装置ごとに変化しそして準備の範囲の試験により、過塩を被覆 する当業者によりコントロールすることが出来る。 過炭酸塩上の被覆用剤の最終形態があとでの反応または処理の結果として変化 する可能性があることは当然認識されよう。したがって、例えば上記英国特許明 細書第1575792号におけるように、アルカリである、過炭酸塩の表面上ま たはその表面層において酸性である被覆用剤の溶液の接触は酸とアルカリとの相 互作用を生ずる可能性があり、しかも乾燥段階は、乾燥温度がそのような塩の転 移温度を超えたならば、周囲の温度で存在すると予想されることができる若干の またはすべての水和塩からの水和水を放出する可能性がある。したがって、本発 明は被覆用剤が任意のそのようなその場での処理を受けたすべての被覆された過 炭酸塩を包含する。 本発明はまたこのようにして得られた被覆された過炭酸塩に関する。 本発明はまた、上記の本発明に従うそして(または)上記の本発明に従う方法 により製造された粒子のような被覆された過炭酸ナトリウムの粒子を含有する洗 浄用または漂白用組成物に関する。 本発明に従う多くの好ましい組成物において、組成物成分の1種またはそれ以 上は次の狭い群内で選ばれる: 過炭酸塩: 2〜40%、 特に5〜30%、 界面活性剤: 2〜40%、 特に5〜25%、 ビルダー: 1〜60%、 特に5〜40%、 希釈剤: 1〜70%、 特に5〜50%、 添加剤: 合計で1〜10%。 本発明の固体組成物に導入するための界面活性剤は粒状またはフレーク状(f laky)のアニオン性、カチオン性、非イオン性、両性イオン性、両性及び両 性電解質性(ampholytic)界面活性剤から選ばれることができそして 天然石けんまたは合成石けんであってよい。多くの適当な界面活性剤はゲオルグ ゴッドウイン リミテッド(George Godwin Ltd.)および ジョン ワイリー アンド ソンズ(John Wiley & Sons)に より1978年に発行された A Davidsohnおよび B M Mil widsky著Synthetic Detergents(第6版)の第2章 において記載されており、これらを参照することにより本明細書に組み入れる。 これらの界面活性剤に制限されることなしに代表的な下位のクラスのアニオン界 面活性剤はカルボン酸石けん、アルキルアリールスルホネート(sulphon ate)オレフィンスルホネート、線状アルカンスルホネート、ヒドロキシ−ア ルカンスルホネート、長鎖およびOXOアルコールサルフェート(sulpha te)、サルフェート化(sulphated)グリセリド、サルフェート化エ ーテル、スルホーサクシネート(sulpho−succinate)、アルカ ンスルホネート、ホスホン酸エステル、庶糖エステルおよびアニオン系フルオロ 界面活性剤であり:代表的なクラスのカチオン界面活性剤は少なくとも1つの疎 水性アルキルまたはアラルキル基を含有する、第四級アンモニウム塩または第四 級ピリジニウム塩を包含し;代表的なクラスの非イオン界面活性剤は長鎖アルカ ノールとポリエチレンオキシドまたはフェノールとの縮合物、または長鎖カルボ ン酸またはアミンまたはアミドとポリエチレンオキシドとの縮合物、および長鎖 部分がソルビトールのような脂肪族ポリオールと縮合されている関連化合物また はエチレンとプロピレンオキシドとの縮合生成物または脂肪酸アルカノールアミ ドと脂肪酸アミンオキシドとの縮合生成物を包含し:代表的なクラスの両性/両 性イオン界面活性剤はアニオン系可溶化性基により場合により置換された、スル ホニウム界面活性剤およびホスホニウム界面活性剤を包含する。存在するすべて の界面活性剤の分数として表わされた界面活性剤の割合はしはしは10分の2〜 10分の8のアニオン界面活性剤、0〜10分の6の非イオン界面活性剤そして 0〜10分の3のその他の界面活性剤である。 本発明に従う組成物中に包含させるために適当である洗浄剤ビルダーは特に燐 酸アルカリ金属、特にトリポリ燐酸アルカリ金属、しかしまたテトラピロ燐酸ア ルカリ金属およびヘキサメタ燐酸アルカリ金属、特に各々のナトリウム塩、炭酸 アルカリ金属、好ましくは炭酸ナトリウム、ホウ酸アルカリ金属、好ましくはホ ウ酸ナトリウム、およびべンナイト、X、YおよびMAPゼオライト(EP−A −0 552 053)のようなゼオライトのようなクレーを包含する珪質ビル ダーおよびSKS6と称する商品名で市販されている製品のような層状シリケー ト(layered silicate)を包含する。本発明のホウ酸含有剤を 用いて達成出来る被覆は高い水準でそのように被覆された過炭酸ナリウムを、比 較的に浸襲的な(aggressive)洗浄剤組成物、即ち珪質ビルダーを含 有する組成物中に導入させるのに特に適するようにさせる。有用な洗浄剤組成物 はまた、三酢酸ニトリロトリナトリウム(nitrilotrisodium triacetate)(NTA)、EDTA、EDTMPおよびDTPMPを 包含する有機キレート化用ビルダーをまた包含することが出来る。そのようなキ レート化用ビルダーは増量用(augmenting)ビルダーおよび過酸素( peroxygen)安定剤として、1〜10%のような比較的に少量で使用さ れることができる。 洗浄剤組成物は通常約50%w/wより多くない量で、希釈剤をまた含有する ことができる。そのような希釈剤は硫酸ナトリウムおよび硫酸マグネシウムを包 含しそして近年、進歩した濃縮組成物を有する洗浄剤組成物の製造者により以前 よりは好んで使用されない。 本発明の洗浄剤組成物は、或る場合に、洗浄剤添加剤として集約的に称せられ る、清浄剤組成物においての専用目的のために選ばれた他の物質をまた含有する ことができる。そのような添加剤の中で、次のものを述べることができる: 過塩活性剤、光沢剤、泡止め剤、酵素、色あせ防止剤、および再付着防止剤、着 色剤、pH調節剤。過塩含有洗浄剤組成物中に導入させるためのそのような添加 剤はDavidsohnおよびMildwidskyによる上記文献の第4章に 非常に詳細に記載されておりそして第7章に例示されておりそして当業者に周知 である。したがって、例えば漂白活性剤は典型的には、過炭酸塩との反応により ペルオキシ酸(過酸:peroxyacid)またはそのアニオンを生成する化 合物でありそして活性剤を単活性化するためには過炭酸塩:活性剤の約4:1〜 1:2のモル比でそして活性剤を多重活性化する(multiactivati ng)ためには比例的に使用され。TAED、SNOBS、イソニルオキシベン ゼンスルホン酸ナトリウム、TAGUまたは糖エステルを包含する、EP−A 0565 017号においてソルベイ インテロックス リミテッドにより記載 された活性剤a1〜a20の範囲が本発明において使用することができる。 洗浄用/漂白用組成物のための他のタイプの活性剤は或る種の遷移金属塩および (または)錯体(complex)、例えばヨーロッパ特許出願−A−第027 2030号において記載されているような、ときにはカルシウム促進剤(pro motor)と一緒に使用される、或る種のマンガン、コバルトおよびチタン錯 体(complex)を含む。普通に使用される光沢剤はスチルベン誘導体を包 含する。普通に使用される光沢剤はスチルベン誘導体を包含する。普通の再付着 防止剤はカルボキシメチルセルロースおよびポリビニルピロリドンを包含する。 洗浄用および(または)漂白用組成物は過塩含有組成物のための現在記載され た操作条件に従って家庭用洗たくのためのような洗浄操作および(または)漂白 操作のために使用できる。 洗浄用および漂白用組成物においての本発明に従う被覆された過炭酸塩粒子の 使用は、洗浄用粉末の他の成分の存在下の被覆された過炭酸塩の改良された安定 性の故に特に指示される: その活性酸素含有量における実質的な減少は観察されなかったそしてそのかさ密 度ならびに洗浄用媒体中へのその溶解速度は適当である。本発明にしたがって被 覆された過炭酸塩のかさ密度は一般に0.8〜1.2である。本発明に従って被 覆された過炭酸塩の溶解速度は国際規格ISO 3123−1976に従って測 定される。本発明に従って被覆された過炭酸塩のサンプルの90%溶解に相当す る時間は一般に2.5分を超えない。 本発明の或る態様が例示のみによって以下に非常に詳細に記載されそして何ら 限定を表すものではない。下に提供された実施例は本発明の結果として得られた 顕著な結果を示す。 実施例1〜6、8〜12、14および15において記載された任意のそしてす べての方法、生成物および組成物は本発明に従っておりそして比較例C7および C13における生成物は比較の目的のためにのみ提供される。 実施例1: かきまぜながら200gのオルトホウ酸(H3BO3)を1000gの脱イオン 水に加え、次に50gの燐酸ナトリウム(Na3PO4)を加えた。 pH指示紙により測定された溶液のpHは約7であった。 溶液を50℃に加熱しそして次にこの温度でさらに5分間かきまぜた。 すべてのホウ酸と燐酸ナトリウムとが溶解しそして周囲の条件下長期間貯蔵後 若干の沈殿が観察可能であったけれども、周囲の温度への溶液の冷却直後は溶液 のままであった。 実施例2: かきまぜながら、200gのオルトホウ酸(H3BO3)を1000gの脱イ オン水に加え、次100gの燐酸ナトリウム(Na3PO4)を加えた。 溶液を40℃に加熱しそして次にこの温度でさらに5分間かきまぜた。 すべてのホウ酸および燐酸ナトリウムとが溶解しそして周囲の温度への溶液の 冷却後でさえ、溶液のままであった。 pH指示紙により測定された溶液のpHは8であった。 実施例3: かきまぜながら125gのオルトホウ酸(H3BO3)を750gの脱イオン水 に加え、次に125g燐酸ナトリウム(Na3PO4)を加えた。 溶液を45℃に加熱しそして次にこの温度でさらに5分間かきまぜた。 すべてのホウ酸および燐酸ナトリウムが溶解しそして周囲の温度への溶液の冷 却後でさえ溶液のままであった。 pH指示紙により測定された溶液のpHは約8〜9であった。 実施例4: 187.5gのオルトホウ酸(H3BO3)を、かきまぜながら、750gの脱 イオン水に加え、次に62.5gの燐酸ナトリウム(Na3PO4)を加えた。溶 液を50℃に加熱しそして次にこの温度でさらに5分間かきまぜた。pH指示紙 により測定された溶液のpHは約7〜8であった。 すべてのホウ酸および燐酸ナトリウムは溶解しそして周囲の温度への溶液の冷 却後でさえ溶液のままであった。 実施例5 かきまぜながら200gのオルトホウ酸(H3BO3)を1000gの脱イオン 水に加え、次に100gの燐酸水素ナトリウム(Na2HPO4)を加えた。 pH指示紙により測定された溶液のpHは約6〜7であった。 溶液を45℃に加熱しそして次にこの温度でさらに5分間かきまぜた。 すべてのホウ酸および燐酸ナトリウムは溶解しそして周囲の温度への溶液の冷 却直後は溶液のままであったがしかし周囲の温度で長期間の貯蔵後若干の沈殿が 観察された。 実施例6: かきまぜながら、200gのオルトホウ酸(H2BO3)を1000gの脱イ オン水に加え、次に75gの燐酸水素ナトリウム(Na2HPO4)を加えた。 pH指示紙により測定された溶液のpHは約6であった。 溶液を60℃に加熱しそして次にこの温度でさらに5分間かきまぜた。 すべてのホウ酸および燐酸ナトリウムは溶解しそして周囲の温度への溶液の冷 却後でさえ溶液のままであった。 比較例C7: 水溶液からの沈殿による商業的方法で製造された被覆されていない過炭酸ナト リウム(等級A)供給原料のAvOx含有量、溶解速度、かさ密度および短期間 の貯蔵特性を測定した。これらの特性を下の第I表に要約する。この過炭酸塩供 給原料の別のサンプルを次の実施例8〜12において使用した。 実施例8: 1kgの過炭酸ナトリウム粒子を、予め加熱された空気で流動化した流動床中 で回分方式により被覆した。流動床の温度を、予め加熱された空気の上昇気流に より70℃に維持した。実施例1において造られたホウ酸と燐酸ナトリウムとを 含有する20重量%溶液の211mlからなる被覆剤の溶液を45分間にわたっ て該流動床に導入した。同時にその過炭酸塩粒子を該流動床中で乾燥した。 被覆用剤を完全に導入した後に、乾燥された被覆過炭酸塩粒子を該流動床から 取り出した。 この実施例において得られた被覆生成物の特性を下の第I表に要約する。 実施例9: 被覆用溶液が実施例2において造られたホウ酸と燐酸ナトリウムとを含有する 23重量%溶液の175mlからなった以外は実施例8の方法が繰り返された。 被覆用剤を完全に導入した後に、乾燥された被覆過炭酸塩粒子を該流動床から 取り出した。 この実施例において得られた被覆生成物の特性を下の第I表に要約する。 実施例10: 被覆用溶液が、実施例5において造られたホウ酸と燐酸水素ナトリウムとを含 有する23重量%溶液の175mlからなった以外は実施例8の方法を繰り返し た。 被覆用剤を完全に導入した後に、乾燥された被覆過炭酸塩粒子を流動床から取 り出した。 この実施例において得られた被覆生成物の特性を下の第I表に要約する。 実施例11: 被覆用溶液が、実施例6において造られたホウ酸と燐酸水素ナトリウムとを含 有する22重量%溶液の191mlからなった以外は実施例8の方法を繰り返し た。 被覆用剤を完全に導入した後に、乾燥された被覆過炭酸塩粒子を流動床から取 り出した。 この実施例において得られた被覆生成物の特性を下の第I表に要約する。 実施例12: この実施例において、被覆を2段階で行った。第1段階で、実施例8の被覆方 法を繰り返した、即ち、実施例1において造られたホウ酸と燐酸ナトリウムとを 含有する20重量%溶液の211mlを45分間にわたって導入した。次に、第 2段階において珪酸ナトリウム(Na2O.2SiO2)を含有する22重量%溶 液の35mlを10分間にわたって導入した。 両方の被覆用剤を完全に導入した後に、乾燥された被覆過炭酸塩粒子を流動床 から取り出した。この実施例において得られた被覆生成物の特性を下の第I表に 要約する。 比較例13: この比較例において、第2の過炭酸ナトリウムの生成物特性を試験しそして下 の第I表において要約する。供給原料は比較例7において試験されたのと同じ商 業的方法によったがしかし異なる時間で供給原料を造った。 この供給原料を下の実施例14および15で使用した。 実施例14: 被覆用溶液が、実施例3において造られたホウ酸と燐酸ナトリウムとを含有す る25重量%溶液の211gからなった以外は実施例8の方法を繰り返した。 30分間被覆の後に、乾燥された被覆過炭酸塩粒子を流動床から取り出した。 この実施例において得られた生成物の特性を下の第I表に要約する。 実施例15: 被覆用溶液が、実施例4において造られたホウ酸と燐酸ナトリウムとを含有す る25重量%溶液の211gからなった以外は実施例8の方法を繰り返した。 30分間被覆の後に、乾燥された被覆過炭酸塩粒子を流動床から取り出した。 この実施例において得られた被覆生成物の特性を下の第I表に要約する。 第I表において、特性は次の意味を有する: (1) 被覆された過炭酸塩の重量に基づく被覆用剤の重量%。 (2) 活性酸素含有量(AvOx)はKMnO4滴定の方法により測定される 。 (3) T90は国際規格ISO 3123−1976に従って測定された15 ℃での脱イオン水中に過炭酸ナトリウムのサンプルの90%を溶解するのに要し た時間に相当する。 (4) サンプルの安定性は、標準の条件下48時間の貯蔵後のその活性酸素含 有量を初期の活性酸素含有量と比較することにより決定される。 該標準の条件は: − 過炭酸ナトリウム(90部w/w)サンプルを ゼオライト4A(10部w/w)と混合しそして ピンホール通気孔を有するふたを備えたポリエチレン小びん中に貯蔵する そして − サンプルを40℃および80%の相対湿度で維持する。 実施例8〜12、14および15において得られた生成物の有効性を測定する ために別の試験を行った。 バルク貯蔵(bulk storage)のための被覆過炭酸の適合性はLK B等温マイクロ カロリーメーターを用いてその熱出力を測定することにより試 験されそしてその結果を下の第II表に要約する。洗浄用または漂白用組成物にお いて他の成分とともに導入するための被覆された過炭酸塩の適合性はゼオライト 4Aおよび炭酸塩ビルダーを含有する洗浄剤ベース(base)組成物を用いて 第I表のために特定された条件下一層長期間の貯蔵試験により測定された。 2週間および6週間貯蔵後の結果を下の第II表に提供される。 被覆過炭酸塩はその良好なバルク貯蔵安定性を保持しそして被覆されていない 過炭酸塩供給原料より著しく高いパック貯蔵安定性を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ,アラン プライス イギリス国 リバプール エル23 8エス ディ ブルンデルサンズ セイント マイ ケルズ ロード 13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 過炭酸アルカリ金属粒子が、メタホウ酸およびオルトホウ酸から選ばれた 少なくとも1種のホウ素化合物および少なくとも1種の珪酸塩を含有する被覆用 剤の濃い水溶液と接触されそしてその後乾燥されるかまたは乾燥を可能にするこ とを特徴とする被覆用剤による被覆により過炭酸アルカリ金属粒子を安定化する 方法。 2. 過炭酸アルカリ金属が過炭酸ナトリウムであることを特徴とする請求項1 に記載の方法。 3. 燐酸塩が、燐酸ナトリウム、燐酸カリウム、燐酸アンモニウムおよびそれ らの混合物から選ばれた燐酸塩であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 4. 被覆用剤が被覆された過炭酸アルカリ金属の重量に基づいて、0.5〜2 0重量%に相当する量で使用されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいず れか1項に記載の方法。 5. 被覆用剤中の、H3BO3として計算されてのホウ素化合物の割合が5〜8 5重量%からなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の 方法。 6. 被覆用剤中の燐酸塩化合物の割合が15〜95重量%からなることを特徴 とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の方法。 7. 被覆用剤がさらに、0.2〜2.0のNa2O/SiO2のモル比を有する 珪酸ナトリウム化合物を、被覆用剤の合計重量%に基づいて最大15重量%を含 有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の方法。 8. 被覆用剤の水溶液が、使用の温度でのその飽和濃度に近い濃度で使用され ることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の方法。 9. 被覆用剤の水溶液の被覆用剤濃度が少なくとも15重量%であることを特 徴とする請求項8に記載の方法。 10. 被覆用剤の水溶液のpHが少なくとも6である請求項8に記載の方法。 11. 被覆が過炭酸塩粒子上に、被覆用剤の成分を含有する水溶液をスプレー することにより行われることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項 に記載の方法。 12. 過炭酸塩粒子が流動床中で被覆されることを特徴とする請求項11に記 載の方法。 13. 流動床の温度が30〜95℃であることを特徴とする請求項12に記載 の方法。 14. 過炭酸塩粒子がミキサー中で被覆用溶液と接触されそして次に流動床中 で乾燥されることを特徴とする請求項11に記載の方法。 15. ミキサー中の温度が10〜60℃でありそして流動床の温度が50〜9 0℃であることを特徴とする請求項14に記載の方法。 16. 請求項1〜請求項15のいずれか1項に記載の方法により得られた過炭 酸アルカリ金属粒子。 17. 請求項16に記載の過炭酸アルカリ金属粒子を含有する洗浄用または漂 白用組成物。
JP6514908A 1992-12-23 1993-12-15 過炭酸アルカリ粒子を安定化する方法、それにより得られた粒子およびそれを含有する洗浄および(または)漂白用組成物 Pending JPH09506849A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB929226797A GB9226797D0 (en) 1992-12-23 1992-12-23 Process for stabilisng alkali percarbonate particles,particles obtained thereby and washing and/or bleaching compositions containing them
GB9226797.0 1992-12-23
PCT/GB1993/002552 WO1994014702A1 (en) 1992-12-23 1993-12-15 Method for stabilising alkali percarbonate particles, particles obtained thereby and washing and/or bleaching compositions containing them

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09506849A true JPH09506849A (ja) 1997-07-08

Family

ID=10727093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6514908A Pending JPH09506849A (ja) 1992-12-23 1993-12-15 過炭酸アルカリ粒子を安定化する方法、それにより得られた粒子およびそれを含有する洗浄および(または)漂白用組成物

Country Status (11)

Country Link
US (1) US5670470A (ja)
EP (1) EP0675852B1 (ja)
JP (1) JPH09506849A (ja)
AT (1) ATE180239T1 (ja)
CA (1) CA2152502A1 (ja)
DE (1) DE69325036T2 (ja)
DK (1) DK0675852T3 (ja)
ES (1) ES2134338T3 (ja)
GB (1) GB9226797D0 (ja)
GR (1) GR3030998T3 (ja)
WO (1) WO1994014702A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11131092A (ja) * 1997-10-27 1999-05-18 Lion Corp 洗浄剤組成物用パッケージ

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19600018A1 (de) 1996-01-03 1997-07-10 Henkel Kgaa Waschmittel mit bestimmten oxidierten Oligosacchariden
FI104634B (fi) 1997-01-24 2000-03-15 Kemira Chemicals Oy Stabiloitu natriumkarbonaattiperoksihydraatti
EP1127840A1 (en) * 2000-02-21 2001-08-29 SOLVAY & Cie (Société Anonyme) Process for preparing coated alkali metal percarbonate, coated alkaki metal percarbonate obtainable by this process, its use in detergent compositions, and detergent compositions containing it
KR100366556B1 (ko) 2000-04-26 2003-01-09 동양화학공업주식회사 세제용 입상 코티드 과탄산나트륨과 이의 제조방법
EP1612186A1 (en) * 2004-06-29 2006-01-04 SOLVAY (Société Anonyme) Sodium percarbonate particles, process for their production, their use and detergent compositions containing them.

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
LU76548A1 (ja) * 1977-01-10 1978-09-18
DE2700797C3 (de) * 1977-01-11 1984-08-09 Peroxid-Chemie GmbH, 8023 Höllriegelskreuth Verfahren zur Herstellung von Granulaten aus Persalzen und Phosphaten
GB1575792A (en) * 1978-01-10 1980-10-01 Interox Peroxygen compounds
JPS5924722B2 (ja) * 1980-10-24 1984-06-12 三菱瓦斯化学株式会社 安定な過炭酸ソ−ダの製造方法
JPS5874508A (ja) * 1981-10-24 1983-05-06 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 過炭酸ソ−ダの製法
JPS6011210A (ja) * 1983-06-25 1985-01-21 Nippon Peroxide Co Ltd 安定化された過炭酸ナトリウムの製法
JPS6096511A (ja) * 1983-10-28 1985-05-30 Nippon Peroxide Co Ltd 安定化された粒状過炭酸ナトリウムの製法
JP2858254B2 (ja) * 1989-06-27 1999-02-17 東海電化工業株式会社 安全性の高い過炭酸ナトリウム組成物
JP2636496B2 (ja) * 1990-11-21 1997-07-30 花王 株式会社 安定な過炭酸ソーダ粒子及びその製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11131092A (ja) * 1997-10-27 1999-05-18 Lion Corp 洗浄剤組成物用パッケージ

Also Published As

Publication number Publication date
ES2134338T3 (es) 1999-10-01
ATE180239T1 (de) 1999-06-15
EP0675852B1 (en) 1999-05-19
US5670470A (en) 1997-09-23
WO1994014702A1 (en) 1994-07-07
DK0675852T3 (da) 1999-11-29
DE69325036T2 (de) 1999-12-23
DE69325036D1 (de) 1999-06-24
GB9226797D0 (en) 1993-02-17
EP0675852A1 (en) 1995-10-11
CA2152502A1 (en) 1994-07-07
GR3030998T3 (en) 1999-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3599737B2 (ja) 被覆されたペルオキシ炭酸ナトリウム粒子、その製造法ならびに該化合物を含有する洗剤組成物、清浄剤組成物および漂白剤組成物
KR101004272B1 (ko) 개선된 저장 안정성을 갖는, 코팅된 소듐 퍼카르보네이트과립
JP3602131B2 (ja) 粒状アルカリ金属過炭酸塩を安定化させる方法
EP0675851B1 (en) Process for stabilising alkali percarbonate particles, particles obtained thereby and washing and/or bleaching compositions containing them
JP2002517371A (ja) コーティングされた過炭酸ナトリウム粒子、その調製法、洗剤組成物におけるその使用及びそれを含む洗剤組成物
US5929015A (en) Bleaching agent
US20130059765A1 (en) Bleaching agent particles comprising sodium percarbonate and a bleach activator
US5681807A (en) Coated alkali metal peroxy salts and process for their preparation
KR20090035546A (ko) 코팅된 과탄산나트륨 입자
US5846922A (en) Bleaching agent
US5902783A (en) Bleaching agent
RU2137704C1 (ru) Способ стабилизации перкарбоната щелочного металла в виде частиц
JPH09506849A (ja) 過炭酸アルカリ粒子を安定化する方法、それにより得られた粒子およびそれを含有する洗浄および(または)漂白用組成物
US5827811A (en) Bleaching agent
JP2869310B2 (ja) 安定な過炭酸ソーダ及びその製造方法並びに安定な過炭酸ソーダを含有してなる漂白洗浄剤組成物
JPH09504562A (ja) 粒状洗濯漂白組成物
MXPA94006240A (es) Blanqueador oxidante.