JPH09504562A - 粒状洗濯漂白組成物 - Google Patents

粒状洗濯漂白組成物

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JPH09504562A JP7509806A JP50980694A JPH09504562A JP H09504562 A JPH09504562 A JP H09504562A JP 7509806 A JP7509806 A JP 7509806A JP 50980694 A JP50980694 A JP 50980694A JP H09504562 A JPH09504562 A JP H09504562A
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Abstract

(57)【要約】 過炭酸のアルカリ金属塩またはそれらの混合物の粒子(該粒子はクエン酸の疎水性エステルまたはそれらの混合物を更に含む)を含む粒状漂白組成物を開示する。本発明の前記組成物は、顕著な安定性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】 粒状洗濯漂白組成物 技術分野 本発明は、洗濯用粒状漂白組成物に関する。漂白種としてペルカーボネートを 含む粒状洗濯漂白組成物(該組成物は製造時および貯蔵時に安定である)を記載 する。 背景技術 洗濯漂白において最も広く使用されている無機ペルハイドレート漂白剤は、1 水和物または4水和物のいずれかの形の過ホウ酸ナトリウムである。しかしなが ら、環境に対するホウ素塩のインパクトについての関心は、他のペルハイドレー ト塩に対する興味を増大させ、それらのうちでも過炭酸ナトリウムは最も容易に 入手できる。 過炭酸ナトリウムを含有する洗剤組成物は、技術上既知であり、例えば、仏国 特許第2,385,837号明細書、米国特許第4,428,914号明細書お よび英国特許第1,553,505号明細書で既知である。過炭酸塩、特に過炭 酸ナトリウムは、水に容易に溶解し、重量効率的であり且つ有効酸素を手離した 後に洗浄目的に有用な炭酸イオン源を与えるので、洗剤組成物で使用するのに魅 力的なペルハイドレートである。 しかしながら、過炭酸塩を洗剤組成物に配合することは、「そのままの状態」 および「使用中」の双方の場合において、漂白剤の示す比較的不安定性によって 従来制限されてきた。過炭酸ナトリウムは、鉄、銅、マンガンなどの重金属のイ オンの存在下で、そして水分の存在下でも有効酸素を著しい速度で失い、これら の作用は約30℃を超える温度において促進される。 水分および重金属イオンは、従来の粒状洗濯処理組成物において不可避的成分 である。また、水分によるペルカーボネート分解は、貯蔵時に問題となる。その 理由は、洗濯処理製品がしばしば湿った環境で貯蔵され、そのとき製品が水分を 取り込むからである。このことは、最も暑い月々にわたっての平均最高温度が2 1℃〜25℃である北欧の夏の条件下での境界的に許容可能なペルカーボネート 漂白剤安定性およびこれよりも高い温度の下での許容できない安定性をもたらす 。このような条件は、平均最高温度が最も暑い夏の月に27℃〜33℃の範囲内 である中東および南アジアで、そして南欧でも見出されている。 このような温度促進ペルカーボネート分解は、完成品の製造時においても生ず る。事実、個々の成分を一緒に混合する時に、混合物の温度が増大してペルカー ボネートの分解が促進される。更に、混合が断熱または半断熱条件下で生ずるな らば、温度増大はより大きくなる。 追加的に、不良な熱安定性を有する前記ペルカーボネートを普通の漂白活性剤 (TAED、BOBSなど)と一緒に粒状組成物で使用する時には、安定性は、 一層問題になる。事実、漂白操作時に水中でできるだけ迅速に反応することがあ る前記ペルカーボネートおよび前記活性剤は、特に前記組成物を湿った環境に置 いた場合、製造時または貯蔵時に前記粒状組成物中で激しく反応する傾向もある 。換言すれば、前記組成物は、若干の活性を失うことがある。 それゆえ、本発明の目的は、アルカリ金属過炭酸塩漂白剤を配合した粒状洗濯 漂白組成物(該漂白剤は前記粒状洗濯漂白組成物の製造時と貯蔵時との両方で改 善された安定性を示す)を提供することにある。 本発明の更に他の目的は、漂白活性剤と一緒に過酸化水素のペルカーボネート 源を含む安定な粒状洗濯漂白組成物を提供することにある。 これらの目的は、ペルカーボネートの粒子(該粒子はクエン酸の疎水性エステ ルまたはそれらの混合物を更に含む)を含む粒状漂白組成物を処方することによ って満たすことができることが今や見出された。換言すれば、前記粒状漂白組成 物の安定性は、有用な環境に優しい物質を更に含むペルカーボネートの前記粒子 の存在のため満足な程度に改善できる。従って、本発明の前記粒子は、技術上既 知の異なる方法、例えば、噴霧法または凝集法または被覆法によって得ることが できる。事実、前記のクエン酸の疎水性エステルは、ペルカーボネートの粒子を 凝集または被覆するために凝集剤または被覆剤として使用してもよい。 本発明のペルカーボネートの粒子がクエン酸の疎水性エステル、例えば、アシ ル化クエン酸エステル、および特にアセチルトリエチルサイトレートおよびその 同族体を更に含む時に、それらを含む組成物は優秀な安定性を示すことは特に驚 異的である。事実、本発明者等は、前記アシル化クエン酸エステルが効率的な漂 白活性剤であることを見出した(前記漂白活性剤は、ペルカーボネートとむしろ 反応し、それによって組成物を不安定にするであろうと予想されるにもかかわら ず)。 本発明に従って使用する時のアシル化クエン酸エステルなどのクエン酸の疎水 性エステルの若干の安定化効果は、前記アシル化クエン酸エステルが洗濯組成物 の文脈でビルダーおよび漂白活性剤(例えば、WO第93−12067号明細書 )としてのみ既知であるので、予想外であり且つ有益である。 より詳細には、クエン酸の疎水性エステルまたはそれらの混合物を過炭酸ナト リウムの非被覆粒子および他の粒状成分を包含する完成品上に吸収させることに よって、完成品に顕著な安定性が生ずることも今や見出された。 追加的に、本発明の組成物の顕著な安定性のため、製造条件、輸送条件および 取扱条件が容易となる。 本発明に係るクエン酸の疎水性エステルは興味深いビルディング(building) 能力を示すので、本発明に係るクエン酸の疎水性エステルを使用することは更に 他の利点を有する。このような利益は、洗濯への応用において特に有用である。 本発明の別の利点は、ペルカーボネートの粒子上のクエン酸の疎水性エステル によって与えられる安定化効果が技術上周知の安定剤、例えば、SKSR−6お よび/またはソカラン(SokalanR)によって提供される安定化効果に加えてのもの であることである。換言すれば、より高い安定性は、本発明の組成物を使用して 達成できる。同時係属欧州特許出願第92201568.0号明細書および欧州 特許EP−A第550 077号明細書は、前記粒状安定剤、例えば、それぞれ 重合体の乾燥形組成物〔即ち、ソカランRまたはノラゾル(N0RAS0LR)〕および結 晶性層状シリケート(即ち、NaSKS−6R)の用途を開示している。 また、本発明は粒子が同時に漂白剤源(ペルカーボネート)および漂白活性剤 (例えば、アシル化トリエチルサイトレート)を包含する組成物を提供すること は、本発明の利点である。すなわち、偏析が例えば輸送時または貯蔵時に組成物 で生ずるとしても、漂白剤と漂白活性剤との間の正しい比率は、常時、保証され る。また、洗浄液中で、アシル化トリエチルサイトレートの最大過加水分解速度 は、漂白剤源との緊密な接触によって、保証されるであろう。 発明の開示 本発明に係る組成物は、過炭酸のアルカリ金属塩またはそれらの混合物の粒子 (該粒子はクエン酸の疎水性エステルまたはそれらの混合物を更に含む)を含む 粒状漂白組成物である。このように、本発明は、ペルカーボネート「原料」、即 ち、前記のクエン酸の疎水性エステルまたはそれらの混合物を更に含むペルカー ボネートの粒子、並びに他の非ペルカーボネート成分を追加的に含む完全に処方 された組成物を両方とも包含する。 また、本発明は、ペルカーボネートの粒子および洗濯分野で常用されている他 の粒状成分を含む粒状漂白組成物(前記のペルカーボネートの粒子と前記粒状成 分の両方ともクエン酸の疎水性エステルまたはそれらの混合物を含む)を包含す る。 また、本発明は、前記粒状漂白組成物を、好ましくは前記のクエン酸の疎水性 エステルを完成組成物上で噴霧乾燥することによって、製造する方法を包含する 。 発明を実施するための最良の形態 本発明に係る組成物は、過炭酸のアルカリ金属塩またはそれらの混合物の粒子 (該粒子はクエン酸の疎水性エステルまたはそれらの混合物を更に含む)を含む 安定な粒状漂白組成物である。 安定なとは、本発明の組成物が限定された暴走反応に耐えること、即ち、断熱 条件下で70℃で最大限3℃/時間の自己加熱速度を有することをここで意味す る。自己加熱速度は、例において後述する方法を使用して測定してもよい。 必須成分として、本発明に係る組成物は、過炭酸のアルカリ金属塩またはそれ らの混合物を含む。ここで使用すべき過炭酸の好ましいアルカリ金属塩は、過炭 酸ナトリウムである。過炭酸ナトリウムは、結晶性固体として市販されている。 大抵の市販の物質としては、製造時に配合する少量のEDTA、1−ヒドロキシ エチリデン1,1−ジホスホン酸(HEDP)、アミノホスホネートなどの重金 属イオン封鎖剤が挙げられる。 本発明に係る組成物は、全組成物の10〜100重量%、好ましくは10〜8 0重量%、最も好ましくは20〜60重量%の前記のペルカーボネートの粒子ま たはそれらの混合物を含む。 本発明によれば、前記のペルカーボネートの粒子は、クエン酸の疎水性エステ ルを更に含む。 特に好適なクエン酸の疎水性エステルは、式 のアシル化クエン酸エステルである。R基は、C1〜9アルキルまたはアルケニ ル基、置換または非置換フェニル、アルキルフェニル、またはアルケニルフェニ ル基から選ばれる。好ましい置換フェニルは、スルホフェニルである。好ましく は、Rは、メチルまたはヘプチル、最も好ましくはメチルである。R′、R″お ニル、アルキルフェニル、またはアルケニルフェニル基から選ばれる。前記アセ ることがないようにすべきであることが、本発明の粒状漂白組成物の安定性に重 チルである。 の3つが所定の分子中でHであることはない)を使用することも可能である。 テルがジエステルである場合には、「中心」ジエステルを有することが好ましく 、 る場合、即ち、アシル化クエン酸エステルがモノエステルである場合には、対称 モノエステル、即ち、中心モノエステルを有することが好ましく、即ち、R″が Hではないことが好ましい。モノエステルを使用する場合には、エステル鎖は、 むしろ長く、即ち、18個までの炭素原子であることが好ましい。クエン酸エス テルは、したがって沈殿ビルダーとしても作用する。 クエン酸の疎水性エステルの混合物も、本発明に従って使用できる。 本発明に従って使用すべきクエン酸の好ましい疎水性エステルは、トリブチル サイトレート、トリフェニルサイトレート、アセチルトリブチルサイトレート、 アセチルトリメチルサイトレートおよびアシル化トリエチルサイトレートである 。 本発明に従って使用すべきクエン酸の最も好ましい疎水性エステルは、アシル 化トリエチルサイトレート、例えば、ヘキサノイルトリエチルサイトレート、オ クタノイルトリエチルサイトレート、ノナノイルトリエチルサイトレートおよび アセチルトリエチルサイトレートである、例えば、アセチルトリエチルサイトレ ートは、モルフレックスから商標シトロフレックス(CitroflexR)A−2で市販さ れている。 本発明に係る組成物は、全組成物の0.5〜20重量%、好ましくは1〜10 重量%、最も好ましくは3〜8重量%の前記のクエン酸の疎水性エステルまたは それらの混合物を含む。 本発明に係る粒状漂白組成物は、任意の粒状成分を更に含んでもよい。高度に 好ましい粒状成分は、ペルオキシカルボン酸漂白剤またはその前駆物質(通常漂 白活性剤と称される)(それらは好ましくはプリル化または凝集形で添加)であ る。この種の好適な化合物の例は、英国特許GB第1 586 769号明細書 およびGB第2 143 231号明細書に開示されており且つプリル化形での 製法は、欧州公告特許出願EP−A第62523号明細書に記載されている。こ のような化合物の好ましい例は、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED) 、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、 例えば米国特許第4 818 425号明細書に記載のようなジペルオキシドデ カン酸および例えば米国特許第4 259 201号明細書に記載のようなペル オキシアジピン酸のノニルアミドおよびn−ノナノイルオキシベンゼンスルホネ ート(NOBS)、およびアセチルトリエチルサイトレート(ATC)、例えば 、WO第93−12067号明細書に記載のものである。 本発明の粒状漂白組成物は、任意であるが高度に好ましい粒状成分として、無 水酸性化剤またはその混合物を更に含んでもよい。前記酸性化剤の目的は、漂白 液中のペルカーボネートによって発生されるアルカリ度を制御することである。 前記酸性化剤は、製品に無水形で配合し且つ酸化環境下で良好な安定性を有する ことが必要である。ここで使用するのに好適な無水酸性化剤は、クエン酸、コハ ク酸、アジピン酸、グルタル酸、3−ケトグルタル酸、シトラマル酸、酒石酸、 マレイン酸などのカルボン酸である。他の好適な酸性化剤としては、重炭酸ナト リウム、セスキ炭酸ナトリウムおよびケイ酸が挙げられる。クエン酸が、ここで 使用するのに高度に好ましい。事実、クエン酸は、無水形で市販されており、追 加的にビルダーおよびキレート化剤として作用し且つ生分解性である。本発明に 係る組成物は、全組成物の15重量%まで、好ましくは2〜9重量%、最も好ま しくは約5重量%の無水クエン酸を含む。 本発明に係る粒状漂白組成物は、アルカリ金属炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩な どの無機充填剤塩も含んでもよい。このような充填剤、例えば、重炭酸ナトリウ ムは、ここで前記のような酸性化剤としても作用してもよい。従って、重炭酸ナ トリウムは、ここで使用するのに好ましい充填剤物質である。 本発明に係る粒状漂白組成物は、安定性のために既知の通常のビルダーまたは 汚れ沈殿防止剤、例えば、商標ソカランRで技術上既知の乾燥形組成物または例 えば商標NaSKSR−6で技術上既知の結晶性層状シリケートを含んでもよい 。 組成物が意図される用途に応じて、前記組成物は、他の任意成分を含んでもよ く、例えば、光学増白剤、オレフィン、ロウなどの抗ダスト剤、酵素、緩衝剤、 キレート化剤、分散剤、界面活性剤、防汚剤、汚れ沈殿防止剤、Znフタロシア ニンスルホネートなどの光活性化漂白剤、染料、染料移動抑制剤、顔料および香 料は、このような任意成分の例であり且つ所望に応じて変動量で加えることがで きる。 また、粒状成分(該粒状成分の実質的部分はクエン酸の疎水性エステルまたは それらの混合物からなる)を更に含む本発明に係るペルカーボネートの粒子を含 む組成物を包含する。本発明においては、クエン酸の疎水性エステルは、ペルカ ーボネートのみの粒子、または存在する粒状物の若干またはすべてに存在しても よい。 本発明に係る組成物は、通常の粒状製品からいわゆる「濃縮」製品(即ち、6 00g/lより高い嵩密度を有する)まで異なる嵩密度で調製できる。 更に、本発明は、前記のクエン酸の疎水性エステルまたはそれらの混合物を組 成物への配合前に前記のペルカーボネートの粒子上にのみ吸収させる本発明に係 る粒状漂白組成物の製法を包含する。 更に、本発明は、前記のクエン酸の疎水性エステルまたはそれらの混合物を組 成物、即ち、完成組成物の調製の最後のプロセス工程で前記のペルカーボネート の粒子の実質的部分および前記組成物に存在する前記の他の粒状成分上に吸収さ せる本発明に係る粒状漂白組成物の製法を包含する。 「吸収」とは、ここでは、ペルカーボネート単独の粒子または他の粒状成分と 一緒のペルカーボネートの粒子がクエン酸の疎水性エステルまたはそれらの混合 物を更に含むことを単に意味する。前記吸収は、技術上周知の異なる方法、例え ば、噴霧法または被覆または凝集法によって得てもよい。 前記のクエン酸の疎水性エステルまたはそれらの混合物を単純に前記のペルカ ーボネートの粒子上にのみ噴霧乾燥する方法が、ここで好ましい。前記のクエン 酸の疎水性エステルを完成漂白組成物上に噴霧することが、ここで最も好ましい 。 従って、化合物が液体形でペルカーボネートの粒子上に噴霧できるように、液 体である前記のクエン酸の疎水性エステルを使用することが、高度に好都合であ る。前記クエン酸の疎水性エステルの多く、例えば、アセチルトリエチルサイオ レートは、このような特定の好ましいカテゴリーに入る。クエン酸の疎水性エス テルがペルカーボネートの粒子上に噴霧することを困難にさせることがあるよう な粘度を有する場合には、前記のクエン酸の疎水性エステルは、粘度を減少させ ることによって噴霧効率を最大限にすることができる他の成分と予備混合できる 。 本発明のクエン酸の疎水性エステルを希釈するためのこのような成分の例は、香 料、オレフィン、界面活性剤などである。 本発明の別の態様においては、前記のクエン酸の疎水性エステルは、ペルカー ボネートの粒子のみ、または組成物に存在する他の粒状成分と一緒の前記粒子を 被覆しまたは/且つ凝集するために使用してもよい。 本発明の被覆操作は、技術上既知の通常の被覆技術のいずれか、例えば、粒子 をパン造粒装置または回転ドラム中で噴霧した後、乾燥する方法によって遂行で きる。別の方法においては、被覆および乾燥は、流動床乾燥機を使用することに よって1工程で行うことができる。 本発明の凝集操作は、技術上既知の通常の凝集技術のいずれによっても遂行で きる。 方法がクエン酸の疎水性エステルで被覆しまたは/且つ凝集することからなる 本発明の態様においては、液体形である前記エステルを固体基体、例えば、多孔 性シリケート、ポリアクリレート、セルロース誘導体およびサルフェート上にさ え吸収させて固体マトリックスを得てペルカーボネートの粒子を被覆しまたは/ 且つ凝集することが必要であることがある。 本発明によれば、前記のクエン酸の疎水性エステルまたはそれらの混合物は、 ペルカーボネートの粒子を凝集しまたは/且つ被覆するために凝集剤または/お よび被覆剤として使用してもよい。 ここに記載の粒状漂白組成物は、洗濯洗剤、洗濯用漂白剤添加剤として使用で きる。 下記の例は、本発明を例示する。下記の粒状組成物を、表示の割合の表示成分 を乾式混合することによって調製する。 組成物1および2は、対照として使用した。組成物1は、安定剤として技術上 既知であるシリケート層状SKSR−6およびソカランRCP5を含有するもので あった。組成物2は、ソカランRCP5を含有するものであった。本発明に係る 同様の組成物を、調製し、全組成物の3重量%のアセチルトリエチルサイトレー トを完成組成物上または過炭酸ナトリウムのみの上のいずれか一方に噴霧した。 製品の自己加熱速度を次の通り監視した。製品を調製し、ビンに入れた。次い で、ビンをオーブンに入れ、オーブンを70℃に昇温した。製品中のプローブに よって、製品の温度を監視するのが可能となった。製品が70℃に達するや否や 、ビンに蓋をし、系をオーブンの温度を前記のような70℃に一定に維持する断 熱/熱ベル中で隔てた。これにより、製品を断熱条件に置き、その上から、製品 の温度を監視した。このようにして測定された温度の増大は、製品の自己加熱( 暴走反応)のためであった。自己加熱は、迅速な製品分解下で生じ且つその速度 は、分解の程度に比例する。この試験は、製品製造時、輸送時および貯蔵時に達 成できる応力をかけた条件を代表する。以下の表は、噴霧アセチルトリエチルサ イトレート有無で組成物1および2の場合に得られた自己加熱速度(℃/時間) を表 示する。 コメント 各結果は、2つの自己加熱試験の平均である。データは、完成組成物上と過炭 酸ナトリウム粒子自体上との両方へのアセチルトリエチルサイトレートの噴霧添 加によって与えられる予想外の強い安定化効果を明確に示している。この効果は 、シリケートSKS−6RおよびソカランRCP5によって与えられる安定化効果 に明らかに累積する。 完成組成物2に技術上周知の漂白活性剤であるアセチルカプロラクタム3%を 噴霧することによって同じ実験を行うことによって、組成物の劇的な不安定化が 生ずる。得られた自己加熱速度は、20℃/時間であって、製造および貯蔵の見 地から組成物を実施不能にさせた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI D06L 3/06 7633−3B D06L 3/06

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 過炭酸のアルカリ金属塩またはそれらの混合物の粒子を含む安定な粒状 漂白組成物であって、前記粒子が、クエン酸の疎水性エステルまたはそれらの混 合物を更に含むことを特徴とする、安定な粒状漂白組成物。 2. 前記組成物が全組成物の10〜100重量%、好ましくは10〜80重 量%、最も好ましくは20〜60重量%の前記の過炭酸のアルカリ金属塩または それらの混合物の粒子を含む、請求項1に記載の組成物。 3. 前記の過炭酸のアルカリ金属塩が過炭酸ナトリウムである、前の請求項 のいずれか1項に記載の組成物。 4. 前記組成物が酸性化剤、無機充填剤塩、漂白活性剤、増白剤、防汚剤、 汚れ沈殿防止剤、安定剤、ビルダー、キレート化剤、界面活性剤、酵素、染料移 動抑制剤、抗ダスト成分および香料から選ばれる粒状成分を更に含む、前の請求 項のいずれか1項に記載の組成物。 5. 前記粒状成分の実質的部分がクエン酸の疎水性エステルまたはそれらの 混合物を更に含む、請求項4に記載の組成物。 6. 前記組成物が全組成物の0.5〜20重量%、好ましくは1〜10重量 %、最も好ましくは3〜8重量%の前記のクエン酸の疎水性エステルまたはそれ らの混合物を含むことを特徴とする、前の請求項のいずれか1項に記載の組成物 。 7. 前記のクエン酸の疎水性エステルが、式 (式中、RはC1〜9アルキルまたはアルケニル基、置換または非置換フェニル、 アルキルフェニル、またはアルケニルフェニル基から選ばれ、R′、R″および アルキルフェニル、またはアルケニルフェニル基から選ばれる) のアシル化クエン酸エステルまたはそれらの混合物であることを特徴とする、前 の請求項のいずれか1項に記載の組成物。 8. 前記アシル化クエン酸エステルが、アシル化トリエチルサイトレートま たはそれらの混合物であり、好ましくは前記アシル化トリエチルサイトレートが ヘキサノイルトリエチルサイトレート、オクタノイルトリエチルサイトレート、 ノナノイルトリエチルサイトレートおよびアセチルトリエチルサイトレートの群 から選ばれることを特徴とする、請求項7に記載の組成物。 9. 前記のクエン酸の疎水性エステルを前記組成物への配合前に前記のペル カーボネートの粒子上に吸収させることを特徴とする、前の請求項のいずれか1 項に記載の粒状漂白組成物の製法。 10. 前記のクエン酸の疎水性エステルを最後のプロセス工程で前記のペル カーボネートの粒子の実質的部分および前記粒状成分上に吸収させることを特徴 とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の粒状漂白組成物の製法。 11. 前記のクエン酸の疎水性エステルを前記のペルカーボネートの粒子お よび/または前記粒状成分上に噴霧する、請求項9または10に記載の方法。 12. 前記のクエン酸の疎水性エステルを、前記のペルカーボネートの粒子 および/または前記粒状成分上に被覆しおよび/または前記ペルカーボネートの 粒子および/または前記粒状成分で凝集させる、請求項9または10に記載の方 法。
JP7509806A 1993-09-21 1994-09-13 粒状洗濯漂白組成物 Withdrawn JPH09504562A (ja)

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