JPH04225097A - 安定なパーオキシカルボン酸顆粒 - Google Patents

安定なパーオキシカルボン酸顆粒

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JPH04225097A
JPH04225097A JP3073226A JP7322691A JPH04225097A JP H04225097 A JPH04225097 A JP H04225097A JP 3073226 A JP3073226 A JP 3073226A JP 7322691 A JP7322691 A JP 7322691A JP H04225097 A JPH04225097 A JP H04225097A
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JP
Japan
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acid
formula
group
carbon atoms
peroxycarboxylic acid
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JP3073226A
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English (en)
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Hanspeter Gethoeffer
ハンスペーター・ゲ−トヘッフエル
Gerd Dr Reinhardt
ゲルト・ラインハルト
Gerhard Noeltner
ゲルハルト・ネルトナー
Ruediger Funk
リユ−デイゲル・フンク
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Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring
    • C07D209/44Iso-indoles; Hydrogenated iso-indoles
    • C07D209/48Iso-indoles; Hydrogenated iso-indoles with oxygen atoms in positions 1 and 3, e.g. phthalimide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • C11D3/3945Organic per-compounds

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漂白成分として固体の
イミドパーオキシカルボン酸を含む顆粒状態の貯蔵安定
性高効率漂白活性コンパウンドに関する。本発明の顆粒
は洗剤、洗浄剤および殺菌剤において漂白用添加物また
は酸化剤として使用できる。
【0002】
【従来の技術】過硼酸塩または過炭酸塩の如き無機系過
酸塩は久しい以前から洗剤中の漂白剤添加物として知ら
れている。しかしながらこれらは60℃以上の温度でし
かそれの最適な漂白力を発揮しない。それらの活性化の
為に、洗浄工程の間に過酸化水素と共にパーオキシカル
ボン酸を放出する沢山の無機化合物が開示されている。 これらは60℃以下の温度でも漂白効果を示す。それら
の中で最も良く知られた例にはテトラアセチルエチレン
ジアミン(TAED)がある。
【0003】しかしながら更に最近では洗剤において直
接的に用いる為の沢山のパーオキシカルボン酸が開示さ
れてきている。
【0004】しかしながら活性剤の場合も予め製造され
たパーオキシカルボン酸の場合も、アルカリ性洗浄剤調
製物中でのそれらの貯蔵安定性が低いという問題がある
。これらの物質の場合には、適切な貯蔵安定性は適当な
顆粒化法または被覆法によって達成される。
【0005】最もしばしば用いられる過酸塩活性剤のテ
トラアセチルエチレンジアミンの為の公知の顆粒化助剤
には、例えばカルボキシメチルセルロースまたは、長鎖
アルコール類のエトキシレート類がある。
【0006】一方、更に反応性である過酸塩活性剤、例
えば無水フタル酸は更に効果的な保護を必要とする。そ
れ故に貯蔵安定性顆粒を製造する為に、無水フタル酸と
担体物質とで構成される予め製造した活性剤顆粒をポリ
マー有機化合物、例えばポリアクリルアミド、アクリル
酸、メタクリル酸または無水マレイン酸のコポリマーま
たは澱粉またはセルロースエーテル類より成る被覆材料
で被覆する(米国特許第4,009,113号明細書)
【0007】一方、他の過敏な洗剤成分(酵素または過
炭酸塩)をポリマー材料で被覆することによる安定化も
従来技術に属している。
【0008】しかしながら今日でも未だ、反応性パーオ
キシカルボン酸の安定化には特別な問題がある。塩基性
界面活性剤成分、香料および酵素の存在下では、活性酸
素の損失を伴うレドックス反応が生じ易い。更に、香料
または酵素の如き高価な洗剤成分が酸化によって分解し
てしまう酸化反応が非常に容易に生じ得る。
【0009】この問題を解決する為に沢山の提案がされ
ている。
【0010】例えば、ヨーロッパ特許第200,163
号明細書には3〜50% の脂肪族パーオキシカルボン
酸、40〜95% の水和化可能な無機塩および0.2
〜10% の有機ポリマー成分、例えばポリアクリル酸
より成る均一な組成の顆粒が開示されている。
【0011】20〜65% のパーオキシカルボン酸、
30〜79.5%の無機塩および0.5〜6.5% の
バイダーとしての高分子酸より成る0.5〜2mmの粒
度の顆粒がヨーロッパ特許第256,443号明細書に
開示されている。この生成物は追加的反応段階で被覆剤
で被覆することができ、そうして酸化性洗剤成分との反
応から保護することができる。
【0012】同様な顆粒およびそれの製法がヨーロッパ
特許第272,402号明細書に開示されている。この
場合には、予めに製造したパーオキシカルボン酸顆粒を
、アルカリ性媒体に溶解する、炭素原子数3〜6の不飽
和有機カルボン酸のホモ−またはコ−ポリマーの水溶液
と一緒に攪拌しながらスプレーしそしてこの混合物を同
時にまたは次いで乾燥する。予め製造された顆粒が3〜
50、特に7〜20% のパーオキシカルボン酸で組成
されていりのが好ましく、中でもα,ω−ジ−パードデ
カン酸が特に有利である。
【0013】更に、界面活性物質で被覆されている好ま
しくは脂肪族のパーオキシカルボン酸固体粒子より成る
顆粒も開示されている(ドイツ特許出願公開第2,73
7,864号明細書)。発熱分解反応を制御する為に、
被覆されたパーオキシカルボン酸粒子を無機系硫酸塩と
組み合わせることもできる。更に、顆粒を保護する為に
、酸−、エステル−、エーテル−または炭化水素含有物
質で顆粒コアを追加的に被覆することができる。これら
の物質はパーオキシカルボン酸粒子に湿気が到達するの
を防止するのを助ける。
【0014】ヨーロッパ特許出願第200,163号お
よび同第272,402号は、一種類のパーオキシカル
ボン酸にて得られた経験が他の種類にめったに当てはま
らないことを特に強調している。それ故に最適な顆粒は
、個々の種類のパーオキシカルボン酸に合う方法によっ
てしか得ることができない。例えば、米国特許第3,6
39,285号明細書からは、界面活性剤がパーオキシ
カルボン酸の分解に有利であることが公知であり、一方
、ドイツ特許出願公開第2,737,864号明細書に
おいては界面活性剤が顆粒助剤として問題なく使用でき
ることが公知である。
【0015】従来に開示された殆どの顆粒の場合には、
α,ω−ジ−パードデカン酸(DPDDA)が有機過酸
として使用されている。このものの熱安定性が悪い為に
、このものを敏感性を減じた状態で30% まで含有す
る貯蔵安定性顆粒にしか転化できない。
【0016】60% 以上の活性成分含有量の更に反応
性の過酸の貯蔵安定性顆粒は従来には殆ど開示されてお
らず、かゝる顆粒化技術が強く要求されている。
【0017】イミドパーオキシカルボン酸を用いて(ヨ
ーロッパ特許出願第325,288号および同第349
,940号)、α,ω−ジ−パードデカン酸よりも明ら
かに高い酸化力および漂白力を持つパーオキシカルボン
酸類が開発された。経済的におよび応用技術的意味で、
ε−フタルイミド−パーオキシカプロン酸(PAP)に
特に興味が持たれる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
種の化合物を少なくとも60% の活性成分含有量の適
する貯蔵安定性顆粒に転化することであった。
【0019】
【課題を解決するための手段】この課題は、イミドパー
オキシカルボン酸を混合機中で顆粒化助剤と一緒に凝集
させ、次いでその凝集物を造膜剤で被覆することによっ
達成できる。この場合には、過酸の熱安定性の為の剤の
使用を省略できる。
【0020】それ故に本発明は、式
【0021】
【化6】
【0022】〔式中、Aは式
【0023】
【化7】
【0024】または
【0025】
【化8】
【0026】で表される基であり、nは0、1または2
の数であり、R1 は水素原子、塩素原子、臭素原子、
炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数1〜20
のアルケニル基、アリール基、好ましくはフェニル基、
またはアルキルアリール基、好ましくは炭素原子数1〜
4アルキルフェニル基であり、R2 は水素原子、塩素
原子、臭素原子または式−SO3 M、−CO2 Mま
たは−OSO3 Mで表される基であり、Mは水素原子
、アルカリ金属−またはアンモニウムイオンまたは当量
のアルカリ土類金属イオンでありそしてXは炭素原子数
1〜19、好ましくは3〜11のアルキレン基またはア
リーレン基、好ましくはフェニレン基である。〕で表さ
れるイミドパーオキシカルボン酸またはその塩、顆粒化
助剤としての無機系の硫酸塩および/または燐酸塩およ
び/または非酸化性界面活性剤および造膜性被覆物質と
しての(メタ)アクリル酸またはその塩のホモ−または
コポリマーまたは(メタ)アクリル酸またはその塩とこ
れらと重合し得る他の有機カルボン酸とのコポリマーで
実質的に構成される安定なパーオキシカルボン酸顆粒に
関する。
【0027】従って本発明に従う漂白剤の三つの本質的
成分はイミドパーオキシカルボン酸の群の内のパーオキ
シカルボン酸、顆粒化助剤および被覆剤である。これら
を選択的に用いる各成分と一緒に以下に記載する。
【0028】パーオキシカルボン酸 適するパーオキシカルボン酸は上記の式のイミドパーオ
キシカルボン酸である。この式の有利な化合物は、上記
式中Aが−CH2 −(CH2)n − CH2 −、
−CH2−CHR1 −または
【0029】
【化9】
【0030】であり、nが0または1の数であり、R1
 が水素原子、炭素原子数1〜20のアルキル基または
炭素原子数1〜20のアルケニル基であり、R2 が水
素原子またはCO2 Mであり、Xが炭素原子数3〜1
1のアルキレン基でありそしてMが水素原子、アルカリ
金属またはアンモニウムイオンまたは当量のアルカリ土
類金属イオンであるものである。
【0031】本発明の顆粒において使用されるこの種の
有利な化合物の例にはε−フタルイミドパーオキシヘキ
サン酸(PAP)、ε−〔ドデシルスクシニミド〕−パ
ーオキシヘキサン酸、γ−フタルイミドパーオキシ酪酸
およびε−トリメリットイミドパーオキシヘキサン酸、
それらの塩またはそれらの混合物がある。
【0032】イミドパーオキシカルボン酸は例えばヨー
ロッパ特許第349,940号明細書に従って式
【00
33】
【化10】
【0034】で表される酸無水物を式
【0035】
【化11】
【0036】で表されるアミノ酸と反応させそしてこの
ようにして得られたイミドカルボン酸を強酸の存在下に
過酸化水素で酸化することによって製造できる。この方
法の一つの変法に従って、酸無水物を加圧下に水の存在
下にラクタムと反応させることもできる。
【0037】顆粒中のこれらの過酸の濃度は少なくとも
60% 、好ましくは65〜90% である。
【0038】顆粒化の為に用いるイミドパーオキシカル
ボン酸は、60℃以上の融点を有し、一般に室温で固体
である。これらは粉末状態で且つ乾燥状態でまたは湿っ
た状態で顆粒化に使用できる。
【0039】顆粒化助剤 顆粒化助剤は、パーオキシカルボン酸との凝集によって
機械的に安定な顆粒コアを形成しそして実際の顆粒の基
本構造を形成する使命を有している。
【0040】本発明に従って用いるべき顆粒化助剤は二
つのグループに分けることができる:  a)無機系の
硫酸塩および/または燐酸塩とb)界面活性特性を持つ
有機化合物(界面活性剤)とである。これらの物質が過
酸によって酸化され得ないということが前提である。
【0041】顆粒に適する無機系の硫酸塩および/また
は燐酸塩は、容易に水に溶解しそして溶解後に中性また
は酸性状態で反応するアルカリ金属またはアルカリ土類
金属の硫酸塩および/または燐酸塩である。硫酸ナトリ
ウム、硫酸水素ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸水素カ
リウム、燐酸二水素ナトリウムまたは硫酸マグネシウム
を用いるのが好ましい。これらの塩の混合物も使用する
ことができる。
【0042】水溶性アニオンの硫酸塩またはスルホナー
トまたは両性界面活性剤を界面活性物質として使用する
のが有利である。この種の化合物の例には、、天然のま
たは合成で製造された脂肪アルコールからまたは炭化水
素、例えばパラフィンから得られる炭素原子数9〜22
のアルキル基を持つアルキルヅルファートまたは−スル
ホナートのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩が
ある。使用できる他の有用な界面活性剤には、アルキル
基が9〜22の炭素原子を持ち且つ枝分かれし│いるか
または枝分かれしていないアルキルベンゼンスルホナー
トの塩がある。上記の全ての化合物は場合によっは分子
中にエトキシラート化基を有していてもよい。好ましい
化合物は第二アルカンスルホナート類、〔ホスタピュア
(Hostapur:商標)SAS〕、アルキルスルフ
ァート類およびアルキルベンゼンスルホナートである。   これらの物質は顆粒化の為に固体状態でまたはペー
スト状でまたは溶液として使用できる。この場合に好ま
しい溶剤は水である。
【0043】a)グループの顆粒化助剤の混合物は、顆
粒化の為にb)グループのそれとあらゆる割合で使用す
ることができる。
【0044】完成した顆粒中の顆粒化助剤の量は5〜3
9重量% 、好ましくは15〜35重量% である。
【0045】造膜性被覆物質 (メタ)アクリル酸のポリマーまたはこれらの酸と他の
不飽和有機カルボン酸とのコポリマーを造膜性被覆物質
として使用する。これらの化合物は部分的に中和した状
態で使用することもできる。しかしながらこれら化合物
のpHは2.5〜7であるかまたはこの範囲に調整され
ていることが重要である。可能なポリマーは例えばポリ
アクリル酸、ポリメタクリル酸およびアクリル酸または
メタクリル酸とマレイン酸、フマル酸またはイタコン酸
とのコポリマーである。これらの化合物は800〜2,
000,000、好ましくは2,000〜500,00
0の平均分子量を有している。
【0046】ポリマーの造膜剤は水溶液状態で顆粒コア
に適用するのが好ましい。溶液中のそれの濃度は5〜5
0% 、好ましい。10〜30% である。
【0047】顆粒中の造膜性物質の量は1〜15% 、
好ましくは3〜12% である。
【0048】追加成分 若干の場合には、本発明の顆粒がある追加成分を含有し
ているのが望ましいこともある。かゝる成分の例にはキ
レート形成系、染料およびpH調整剤がある。
【0049】金属イオンが有機−または無機過酸化合物
を接触的に分解し得ることは公知である。この問題を克
服する為に、3% までのキレート化剤を顆粒に添加し
てもよい。好ましい化合物は無機−または有機燐酸塩ま
たは−ホスホナートまたはアミノメチレンカルボン酸が
ある。それらの例にはエチレンジアミン−テトラメチレ
ン−ホスホン酸または−カルボン酸またはジエチレント
リアミン−ペンタメチレン−ホスホン酸またはそれらの
塩がある。
【0050】pH調整剤は顆粒の中のpHを変更または
維持する為に使用する。それらの例にはクエン酸、脂肪
酸またはコハク酸または、珪酸塩、燐酸塩または硫酸水
素ナトリウムの様な塩類がある。
【0051】製造 イミドパーオキシカルボン酸およびa)および/または
b)グループの顆粒化助剤を最初の段階で、凝集によっ
て適当な顆粒が生じるように混合する。これはニーダー
またはミキサー中で実施することができる。ペースト状
顆粒化助剤を添加した為に激しい機械的混合が必要な場
合には、ニーダーを用いるのが適切である。混合をニー
ダー、例えばブラベンダー・ニーダー中で実施する場合
には、顆粒化装置、例えばアイリッヒ(Eirich)
 顆粒化装置中で得られた物質を更に追加的に圧縮する
のが有利であることが判っている。水和化可能な無機塩
を顆粒化助剤として用いる場合には、50〜5% 、好
ましくは35〜20% の水含有量のイミドパーオキシ
カルボン酸を用いるのが有利である。この場合には混合
を、例えばレジゲ(Loedige)の刃型ミキサー(
phowshare mixer)で実施することがで
きる。そうして得られる顆粒は乾燥後に更に圧縮する必
要がない。一般に0.5〜2mmの粒度の顆粒を得るよ
う努力する。これは顆粒を分級することによって達成で
きる。使用可能な顆粒の量は一般に80% である。こ
れより上または下の成分の量は顆粒化プロセスに戻すこ
とができる。
【0052】第二段階では、造膜性被覆物質の水溶液を
、このようにして製造されたイミドパーオキシカルボン
酸顆粒の上に噴霧する。できるだけ完全な被覆を得る為
には、噴霧の間顆粒を攪拌するべきである。それ故に特
に有利な形態は、流動床で噴霧するものである。この場
合には、被覆された顆粒を、流れる空気を加温すること
によて同時に乾燥することができる。この噴霧は、更に
凝集するのを防止するように実施される。それ故に粒度
および粒度分布はこの被覆法によれば無視できる程しか
影響されない。キレート化剤、染料およびpH調整剤を
ポリマーの水溶液に追加的に溶解してもよい。被覆され
た顆粒は、噴霧方法次第で未だ乾燥しなければならない
【0053】本発明の顆粒は500〜1,200kg/
m3 、好ましくは550〜1,100kg/m3 の
嵩密度を有する白色で自由流動性の顆粒である。
【0054】後続の処理、例えばタブレットまたは大き
な凝集物を得る為の圧縮は可能であり、個々の用途目的
の為に有利である。
【0055】用途 本発明の顆粒は一般に、イミドパーオキシカルボン酸を
酸化剤、漂白剤および殺菌剤として使用する所で使用で
きる。特に、これらの顆粒は粉末洗剤、洗浄剤および殺
菌剤において使用できる。更に、衛生分野において例え
ば硬い表面の為の殺菌剤または浄化剤、衛生用清浄剤、
歯の手入れ剤またはしみ抜き剤(cleaning s
alt)への添加物としての別の有利な用途分野がある
。パーオキシカルボン酸の溶解速度は顆粒化によって影
響されないかまたは僅かしか影響されらない。20℃で
は、漂白、酸化または殺菌の為の使用可能な有効酸素の
70% より多くが5分以内に役立つ。それ故に過酸の
有効な作用は室温ですら達成される。
【0056】この目的の為に顆粒を、用途分野に応じて
要求される他の活性の固体物質と一緒に調製することが
できる。特に、他の漂白剤、例えば過酸塩、過酸塩/活
性剤−系または他のパーオキシカルボン酸と組合せるの
が若干の場合に有利であり得ることを強調できる。
【0057】洗剤および洗浄剤で用いる為に記載できる
追加成分にはアニオン系、非イオン系またはカチオン系
界面活性剤、ゼオライト、層状珪酸塩または燐酸塩を基
礎とするビルダー系、コビルダー、蛍光増白剤および香
料物質がある。
【0058】
【実施例】実施例 1 140 gのε−フタルイミドパーオキシヘキサン酸を
、0.3リットルのブラベンダー・ニーダー中で100
回転/分で47 gの第二ナトリウム−アルカンスルホ
ナート(ホスタピュアSAS60)と一緒に5分間混練
する。次いで三つのニーダーバッチからの全部の物質を
12リットルのアイリッヒ・ミキサー顆粒化装置中で2
分間の間900回転/分で顆粒化し、次いで真空乾燥炉
中で40℃で一定の重量になるまで乾燥する。分級後に
85% の0.5〜2.00mmの高級な顆粒が得られ
る。 337 gのこの高級な顆粒を最初に流動床装置に導入
しそして約50m3 /時で流れる40℃の熱い空気の
流れによって流動させる。0.24% のジエチレント
リアミンペンタメチレンホスホン酸〔Monsanto
社のデクエスト(Dequest:商標)が溶解してい
る25.3% の濃度のポリアクリル酸水溶液(GPC
分析でMW 15,000まで)を底部に位置するノズ
ルによって同時に噴霧する。176 gのポリアクリル
酸溶液を攪拌される顆粒の上に36分にわたって噴霧す
る。真空乾燥炉において40℃で乾燥した後に、以下の
組成を持つ被覆顆粒351 gが得られる:69% の
ε−フタルイミドパーオキシヘキサン酸(3.98% 
の顆粒の活性酸素含有量に相当する)、18% の第二
ナトリウム−アルカンスルホナート〔イプトン(Ept
on)に従う二相滴定によって測定した〕および11.
8% のポリアクリル酸。嵩密度は604 g/リット
ルである。
【0059】洗浄試験 洗浄試験の為に、粉末としてのε−フタルイミドパーオ
キシヘキサン酸(PAP)(含有量:96% )および
上記実施例1に従う本発明の顆粒およびラウリン酸をベ
ースとする顆粒を使用する。 顆粒1:実施例1に従う:69% のPAP、18% 
のNa−アルカンスルホナート、11.8% のポリア
クリル酸 顆粒2:ラウリン酸をベースとする本発明によらないP
AP顆粒洗浄試験を、木綿の上に試験用汚れのお茶の斑
点(WFK)および木綿の上の赤ワイン斑点(EMPA
、St.Gallen、CH)を用いてラウンダー(L
aunder)−O− メーターにおいて試験した。水
の硬度は15°dHであった。1.5g/リットルの燐
酸塩不含の標準界面活性剤(WFK)を界面活性剤とし
て使用した。漂白剤の量は、何れの場合にも理論的に2
5mgの活性酸素が1リットルの洗浄液当たりに得られ
るように選択した。洗浄温度は20℃でありそして洗浄
時間は30分である。
【0060】漂白力は種々の試験用布の反射率の増加と
して測定した。評価は慣用の方法で実施した。
【0061】                          
             反射率(%)  漂白剤 
                       お茶
              赤ワイン    PAP
粉末                  65.6 
           55.6  顆粒1     
                 64.9    
        54.9  顆粒2        
              60.4       
     51.8洗浄結果は、パーオキシカルボン酸
の活性酸素放出力が本発明に従う顆粒化によって低温に
おいて僅かしか影響されないことを示している。一方、
本発明によらない顆粒2は、冷水溶解性が低い為に顕著
に悪い漂白結果しかもたらさない。
【0062】貯蔵試験 貯蔵安定性の測定 実施例1に従う各100mgの顆粒を900mgの燐酸
塩不含の標準界面活性剤と混合し、この混合物を20℃
/60% の大気湿度(RH)、38℃/30% の大
気湿度および38℃/80% の大気湿度のもとで開放
したガラス製ビン中に貯蔵する。何れの場合にも1週間
後に、全ての試料の活性酸素含有量を測定しそして結果
を開始値と比較する。
【0063】貯蔵安定性 最初の活性酸素含有量に対する該活性酸素の保持率(百
分率)。
【0064】                          
   貯蔵時間/週      条  件      
          1        2     
   3        6      20℃/60
% RH    100    100    100
    100  38℃/30% RH    10
0    100      95      97 
 38℃/80% RH      97      
87      55      20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式 【化1】 〔式中、Aは式 【化2】 または 【化3】 で表される基であり、nは0、1または2の数であり、
    R1 は水素原子、塩素原子、臭素原子、炭素原子数1
    〜20のアルキル基、炭素原子数1〜20のアルケニル
    基、アリール基、好ましくはフェニル基、またはアルキ
    ルアリール基、好ましくは炭素原子数1〜4アルキルフ
    ェニル基であり、R2 は水素原子、塩素原子、臭素原
    子または式−SO3 M、−CO2 Mまたは−OSO
    3 Mで表される基であり、Mは水素原子、アルカリ金
    属−またはアンモニウムイオンまたは当量のアルカリ土
    類金属イオンでありそしてXは炭素原子数1〜19、好
    ましくは3〜11のアルキレン基またはアリーレン基、
    好ましくはフェニレン基である。〕で表されるイミドパ
    ーオキシカルボン酸またはその塩、顆粒化助剤としての
    無機系の硫酸塩および/または燐酸塩および/または非
    酸化性界面活性剤および造膜性被覆剤としての、アクリ
    ル酸、メタクリル酸および/またはそれらの塩の単位の
    ホモ−またはコポリマーおよび/または、アクリル酸、
    メタクリル酸および/またはそれらの塩の単位とこれら
    酸と重合し得る他のカルボン酸の単位とのコポリマーで
    実質的に構成される安定なパーオキシカルボン酸顆粒。
  2. 【請求項2】  パーオキシカルボン酸として式【化4
    】 〔式中、Aは−CH2 −(CH2)n − CH2−
    、−CH2−CHR1 −または 【化5】 であり、nは0または1の数であり、R1 は水素原子
    、炭素原子数1〜20のアルキル基または炭素原子数1
    〜20のアルケニル基であり、R2 は水素原子または
    CO2 Mであり、Xが炭素原子数3〜11のアルキレ
    ン基でありそしてMは水素原子、アルカリ金属−または
    アンモニウムイオンまたは当量のアルカリ土類金属イオ
    ンである。〕で表される化合物またはその塩を用いる請
    求項 1に記載の安定なパーオキシカルボン酸顆粒。
  3. 【請求項3】  硫酸ナトリウムおよび/またはアルキ
    ルベンゼンスルホナート、アルカンスルホナートまたは
    アルキルスルファートを顆粒化助剤として用いる請求項
     1に記載の安定なパーオキシカルボン酸顆粒。
  4. 【請求項4】  ポリアクリル酸または、アクリル酸ま
    たはメタクリル酸とマレイン酸、フマル酸またはイタコ
    ン酸とのコポリマーをポリマー被覆物質として用いる請
    求項 1に記載の安定なパーオキシカルボン酸顆粒。
  5. 【請求項5】  イミドパーオキシカルボン酸の量が少
    なくとも60% である請求項 1に記載の安定なパー
    オキシカルボン酸顆粒。
  6. 【請求項6】  製造された顆粒中の顆粒化助剤の量が
    5〜39% 、好ましくは15〜35% である請求項
     1に記載の安定なパーオキシカルボン酸顆粒。
  7. 【請求項7】  ポリマー被覆物質の量が1〜15% 
    、好ましくは3〜12% である請求項 1に記載の安
    定なパーオキシカルボン酸顆粒。
  8. 【請求項8】  重金属を錯塩化する為に、ポリマーで
    ないキレート錯体形成物質を追加的に含有する請求項 
    1に記載の安定なパーオキシカルボン酸顆粒。
  9. 【請求項9】  請求項 1に記載のパーオキシカルボ
    ン酸顆粒より成る漂白剤、酸化剤および殺菌剤。
  10. 【請求項10】  請求項 1に記載のパーオキシカル
    ボン酸顆粒を含む洗剤、浄化剤および殺菌剤。
JP3073226A 1990-04-06 1991-04-05 安定なパーオキシカルボン酸顆粒 Withdrawn JPH04225097A (ja)

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