JPH06313200A - ワックスで封入した粒子及びその製造方法 - Google Patents

ワックスで封入した粒子及びその製造方法

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JPH06313200A
JPH06313200A JP10708492A JP10708492A JPH06313200A JP H06313200 A JPH06313200 A JP H06313200A JP 10708492 A JP10708492 A JP 10708492A JP 10708492 A JP10708492 A JP 10708492A JP H06313200 A JPH06313200 A JP H06313200A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】液状及び顆粒状洗浄製品に使用した場合に安定
性を維持する粒子を形成するためにパラフィンワックス
で封入した固体コア材料およびその製法を提供する。 【構成】パラフィンワックスと少量のワックス添加物と
から成るただ一つのコーティングで封入した固体コア粒
子であり、その際ワックスの融点は約40℃から約50
℃である。パラフィンコーティングは得られる封入粒子
の20〜90重量%、その厚みは100〜1,500μ
mであり得る。封入粒子は、流動床中の粒子に溶融ワッ
クスを吹き付けることによって製造する。被覆したワッ
クス封入粒子は、液状または粉末状の洗浄組成物、特に
自動食器洗い機用液体洗剤に当該組成物の0.01〜2
0重量%の量で含有させ得る。 【効果】パラフィンコーティングは安定性を改善し、該
コーティングで封入した粒子が水性環境中で活性なまま
であり得る期間を延長する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液状及び顆粒状洗浄製
品に使用した場合に安定性を維持する粒子を形成するた
めにパラフィンワックスで封入した固体コア材料に関す
る。本発明は、これらのコア材料の封入方法にも関す
る。
【0002】
【従来の技術】洗浄製品に使用するために封入し得る固
体コア材料には、漂白剤(酸素系及び塩素系)、酵素、
過酸前駆体、漂白剤触媒及び界面活性剤がある。これら
の材料のコーティングには様々な物質及び方法が使用さ
れてきたが、その試みの大部分は漂白剤及び酵素の封入
に関するものである。特に、米国特許第3,908,0
45号(Altermanら)には、漂白剤粒子を脂肪
酸、ポリビニルアルコール又はポリエチレングリコール
でコーティングする方法が開示されている。米国特許第
4,078,099号、第4,126,717号及び第
4,136,052号(Mazzola)は、35〜8
9重量%の脂肪酸と1〜16重量%の融点51〜99℃
のマイクロクリスタリンワックスとの混合物でコーティ
ングした漂白剤粒子を教示している。漂白剤に使用され
てきたコーティング材料としてはその他に、米国特許第
4,759,956号(Amerら)に記載のポリマー
ラテックス、第4,762,637号(Aronson
ら)に記載のポリカルボキシレート材料、欧州特許EP
132,184号(Scotte)に記載の融点50
〜65℃のポリエチレンワックス、並びに米国特許第
4,421,669号(Brichard)に記載の種
々のワックスが挙げられる。Brichardのワック
スコーティングは、コーティングすべき漂白剤の0.0
1〜10重量%を占める。
【0003】米国特許第4,421,664号(Eco
lab)では、酵素及び漂白剤をエチレンビニルアセテ
ート、脂肪酸、天然ワックス、合成樹脂又は無機コーテ
ィングで被覆している。酵素の封入に使用されている他
の材料としては、英国特許第2 186 884号(A
lbright及びWilson)に記載のシリコーン
油、石油ゼリー又はアルコールワックスが挙げられる。
【0004】米国特許第4,009,113号(Lev
er)では、洗浄組成物に使用するための前駆体を液体
パラフィンワックス及びポリビニルアルコールでコーテ
ィングしている。
【0005】これら従来の方法でコーティングしたコア
材料は水性又は湿潤環境で不安定であり、洗浄組成物に
使用する前に失活することが判明した。
【0006】特に、コーティングした漂白剤粒子は液体
水性洗浄組成物中では不安定である。これは、組成物の
水か、又は漂白剤に対して不相容性の他の成分が貯蔵中
に漂白剤と相互作用を起こすからである。その結果、洗
浄剤としての漂白活性が殆ど失われる。また、漂白剤前
駆体、触媒及び酵素も多くの液体水性洗浄組成物中で比
較的不安定である。界面活性剤は液体安定性があるが、
漂白剤に対して感受性を有するため、漂白剤の存在下で
は不安定になる。
【0007】そこで、第2のコーティングによって封入
粒子の安定性を増加させる試みがなされてきた。例え
ば、Altermanらは、封入漂白剤を任意に石鹸の
第2コーティングで被覆することを提案している。ま
た、米国特許第4,657,784号(Olson)に
は、コア材料たる漂白剤を、融点40〜94℃のパラフ
ィンワックス又はマイクロクリスタリンワックスからな
る内側コーティングと、炭酸ナトリウムのような材料か
らなる第2のコーティングとで二重にコーティングする
方法が開示されている。欧州特許出願第307,587
号(Olson)には、漂白剤を脂肪酸又はワックスの
内側コーティングと水溶性セルロースエーテルの外側コ
ーティングとで封入する方法が開示されている。第2の
コーティングは、漂白剤及び他の材料のカプセルの安定
性を改善すると考えられる。なぜなら、第1のコーティ
ングに亀裂又は隙間が生じると種々の物質が活性コア材
料と接触して反応を起こし得るからである。
【0008】先行技術で提案されている第2のコーティ
ングは製造コストが高く、安定性をいくらか高めはする
が、必ずしも活性材料を貯蔵後に洗浄剤として使用でき
るように保証するとは限らない。
【0009】欧州特許出願第0,346,974号に
は、周囲の湿気又は水性環境による劣化に対してより高
い安定性を示す、単一のパラフィンワックスコーティン
グで封入した漂白剤粒子が開示されている。この先行技
術の単一ワックスコーティングは粒子の35〜55重量
%を占め、融点40℃〜約50℃、25℃での針入度1
0〜60mmの1種類以上のパラフィンワックスから選
択される。
【0010】
【発明の目的】本発明の目的は、周囲の湿気もしくは水
性液体環境による劣化に対して又は漂白剤の存在下でよ
り大きい安定性を示し、優れた表面保全性(surfa
ceintegrity)をもつ滑らかで連続したコー
ティングを有し、且つ貯蔵中又は輸送時の極限温度でワ
ックス封入体がより大きい安定性を示すように改善し
た、パラフィンワックスの単一コーティングで封入した
粒子を提供することにある。
【0011】本発明の別の目的は、不適当なコーティン
グ並びにその結果生じる不安定性及び粒子凝集という問
題を生じない方法によって前述のような封入粒子を製造
することにある。
【0012】本発明の更に別の目的は、大部分の自動食
器洗浄サイクルの早期に活性コア材料を放出できるよう
十分に溶融又は軟化するコーティングで封入されたコア
材料を提供することにある。
【0013】本発明の更に別の目的は、環境汚染の問題
につながる有機溶媒を用いない封入方法を提供すること
にある。
【0014】本発明の更に別の目的は、最少限の処理ス
テップで実施できる封入方法を提供することにある。
【0015】本発明の更に別の目的は、前述の単一ワッ
クスコーティングで封入された粒子を含み、このカプセ
ルによって安定な活性が付与され、しかも洗浄後にワッ
クス性の汚れを残すことのない、液体又は固体洗浄組成
物を提供することにある。本発明のより特定的な目的
は、香料、着色料、ビルダー、構造成分(struct
urant)及び界面活性剤もしくは漂白剤のような不
相容性成分も含む食器洗い機用液体洗剤又は他の硬質面
洗浄剤に、安定な漂白剤、酵素、過酸前駆体、触媒又は
界面活性剤活性を付与することにある。
【0016】本発明のこれらの目的及び他の目的は、以
下の詳細な説明及び実施例を通してより明らかにされよ
う。
【0017】
【発明の概要】本発明は第1に、家庭用及び工業用洗浄
製品に使用するのに適している単一パラフィンワックス
コーティングで封入した固体コア材料粒子を提供する。
この種のコア材料としては、漂白剤、酵素、過酸前駆
体、漂白剤触媒及び界面活性剤が挙げられる。これらの
材料はいずれも、非封入状態では、液体環境内又は漂白
剤の存在下で不安定である。これらのコア材料はまた、
1種類以上を別個に封入して液体洗浄組成物に添加し得
る。
【0018】これらの粒子のコアは最終粒子(即ちコア
材料+コーティング)の10〜80重量%、好ましくは
40〜60重量%、より好ましくは50〜60重量%を
構成し得る。粒子を被覆する単一ワックスコーティング
は最終粒子からコア材料を除いた残りに相当する20〜
90重量%、好ましくは40〜60重量%、より好まし
くは40〜50重量%を構成し得、融点が約40℃〜約
50℃であり且つ固体含量が40℃で約35%〜100
%、50℃で0〜約15%である1種類以上の低融点パ
ラフィンワックスから選択され、ワックス添加剤を含
む。この単一ワックスコーティングは、好ましくは10
0〜1,500ミクロンの厚さで粒子に付着させる。こ
のコーティングの厚さは好ましくは200〜750ミク
ロン、最も好ましくは200〜600ミクロンである。
【0019】本発明は第2に、封入コア粒子(コアを封
入した粒子)の製造方法に関する。この方法は、融点が
低く、即ち融点が約40℃〜約50℃であり、固体含量
が40℃で約35%〜100%、50℃で0〜約15%
であり、且つワックス添加剤を含んでいる溶融パラフィ
ンワックスを流動床で未コーティング粒子に噴霧するス
テップを含む。流動床の温度はワックスの融点以下であ
ってよく、好ましくは5℃から[ワックスの融点−約5
℃]までの範囲にする。粒子に付着させる溶融ワックス
の噴霧温度は、ワックスを全部溶融させるのに十分な温
度でなければならず、好ましくはワックスの融点より少
なくとも5℃高い値にする。好ましくは厚さ100〜
1,500ミクロンの単一ワックスコーティングを粒子
上に形成する。ワックスの噴霧速度及び時間は所望の厚
さのコーティングが形成されるように選択し、好ましく
は流動床中の漂白剤粒子1kg当たり10〜40g/分
とする。コア粒子の大きさは約100ミクロン〜約2,
500ミクロンが適当であり、過酸前駆体及び触媒のよ
うな非粒状物質はコーティングの前にコア粒子の形状に
する必要がある。
【0020】流動床はトップスプレイモード又はWur
sterスプレイモードで操作し得る。トップスプレイ
を使用する場合には、コーティングに連続面と優れた表
面保全性とを与えるために、コーティングステップに次
いでアニールステップを実施すると有利である。流動床
をWursterスプレイモードで操作する場合には、
アニールステップは必要ない。
【0021】別の実施態様ではワックス封入体の安定性
を増加させるためにトップコーティングを使用する。
【0022】本発明は第3に、漂白剤、酵素、過酸前駆
体、漂白剤触媒又は界面活性剤を封入した粒子を組成物
の0.1〜20重量%含む洗浄組成物に関する。本発明
の組成物は更に、0.1〜70%のビルダー、0.1〜
40%のアルカリ性物質(alkalinity ag
ents)等も含み得る。本発明の組成物は、洗浄した
表面にワックス性の汚れを殆ど又は全く残さない。
【0023】封入粒子 コア材料 本発明で封入し得る洗浄製品に使用するための「固体コ
ア(solid core)」とは、液体もしくは湿潤
環境内で漂白剤の存在下で、又は水性環境、特にアルカ
リ性の水性環境下で不安定な漂白剤の存在下で不安定な
成分をさす。この種の物質は総て、本発明のパラフィン
ワックスコーティングで封入しないと失活する。本発明
の範囲内に含まれるコア材料としては、水溶性もしくは
水分散性、又は40〜50℃の温度で溶解、分散もしく
は溶融する非脆性(non−friable)固体材料
が挙げられる。この種のコア材料には、漂白剤、酵素、
過酸前駆体、漂白剤触媒、界面活性剤及び香料がある。
【0024】本発明の封入コア粒子は通常、ワックス添
加剤を含むパラフィンワックスの単一コーティングを2
0〜90重量%、家庭用及び工業用の濃度を有する洗浄
組成物に使用するのに適した固体コア材料を10〜80
重量%含む。好ましくは、パラフィンワックスコーティ
ングが粒子の40〜60重量%を占め、コアが粒子の4
0〜60重量%を占める。最も好ましくは、前記コーテ
ィングが粒子の40〜50重量%を占め、コアが粒子の
50〜60重量%を占める。
【0025】好ましい実施態様では、コアが球形である
か又は球形にできるだけ近い形状を有する。また、コア
粒子の大きさは好ましくは直径100〜2,500ミク
ロン、より好ましくは直径500〜1,500ミクロン
にする。
【0026】コア材料の中には、好ましい物理的特性を
満たす形態で市販されているものもある。例えば、ノー
スカロライナ州Monsanto CompanyのA
CL(R)化合物、コネチカット州New Havenの
Olin CompanyのCDBのような固体漂白
剤、並びにデンマーク、コペンハーゲンのNovo I
ndustri A/Sの種々の酵素marumesが
それである。
【0027】前記した他の活性コア材料の多くについて
は、前述のような好ましい特性をもったものは市販され
ていない。そこで、活性コア成分と凝集剤とからなる複
合コア粒子を製造すると有益である。凝集剤は安定であ
ると共に活性材料に対して不活性なものでなければなら
ない。凝集剤はまた、貯蔵中及び封入中の安定性を確保
するために40℃以下で溶融することのないものでなけ
ればならない。この凝集剤はまた、消費者の使用時に最
適の性能が得られるように、アルカリ性溶液に溶解もし
くは分散できるもの、又は50℃以上で完全に溶融する
ものでなければならない。場合によっては、凝集剤と同
じ要件を満たす不活性材料を凝集コア粒子に加えてもよ
い。
【0028】漂白剤 パラフィンワックスコーティングで封入すべきコア材料
が漂白剤の場合、その漂白剤は塩素もしくは臭素放出物
質、又は過酸素(peroxygen)化合物であって
よい。適当な反応性塩素又は臭素酸化物質としては、複
素環N−ブロモ及びN−クロロイミド、例えばトリクロ
ロイソシアヌル酸、トリブロモイソシアヌル酸、ジブロ
モイソシアヌル酸及びジクロロイソシアヌル酸及びこれ
らの酸の水可溶化(water−solubilizi
ng)陽イオンを有する塩、例えばカリウム及びナトリ
ウムが挙げられる。ヒダントイン化合物、例えば1,3
−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントインも適当な物
質である。
【0029】リチウム、ナトリウム又はカルシウムの次
亜塩素酸塩及び次亜臭素酸塩のような乾燥粒状水溶性無
水無機塩も本発明で使用するのに適している。塩素化リ
ン酸三ナトリウムもコア材料として使用し得る。しかし
ながら、好ましい漂白剤はクロロイソシアヌレートであ
る。ジクロロイソシアヌル酸カリウムはMonsant
o Companyから商品名ACL−59(R)で市販
されている。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムもMo
nsantoから商品名ACL−60(R)で市販されて
おり、二水和物形態のものはOlin Corpora
tionから商品名Clearon CDB−56(R)
で市販されている。その形状は、粉末(粒径150ミク
ロン以下)、中位粒子(約50〜400ミクロン)及び
粗大粒子(150〜850ミクロン)である。極めて大
きい粒子(850〜1700ミクロン)も封入に適して
いる。
【0030】有機ペルオキシ酸及びジアシルペルオキシ
ドも漂白剤コアとして使用し得る。本発明で使用し得る
ペルオキシ酸は固体化合物であり、約40℃〜約50℃
の温度範囲で実質的に安定である。
【0031】本発明で有用な典型的ペルオキシ酸として
は、下記のようなアルキルペルオキシ酸及びアリールペ
ルオキシ酸が挙げられる: (i)ペルオキシ安息香酸及び環置換ペルオキシ安息香
酸、例えばペルオキシ−α−ナフトエ酸及びモノ過フタ
ル酸マグネシウム、(ii)脂肪族及び置換脂肪族モノ
ペルオキシ酸、例えばペルオキシラウリン酸、ペルオキ
システアリン酸及び6−(N−フタルイミド)ペルオキ
シヘキサン酸。
【0032】本発明で有用な典型的ジペルオキシ酸とし
ては下記のようなアルキルジペルオキシ酸及びアリール
ジペルオキシ酸が挙げられる: (iii)1,12−ジペルオキシドデカンジオン酸
(DPDA)、(iv)1,9−ジペルオキシアゼライ
ン酸、(v)ジペルオキシブラシル酸、ジペルオキシセ
バシン酸及びジペルオキシイソフタル酸、(vi)2−
デシルジペルオキシブタン−1,4−ジオン酸、(vi
i)フタロイルアミドペルオキシカプロン酸(PA
P)。
【0033】本発明で有用な典型的ジアシルペルオキシ
ドとしてはジベンゾイルペルオキシドが挙げられる。
【0034】無機過酸素化合物も本発明の粒子の適当な
コアとして使用し得る。この種の材料としては、モノペ
ルスルフェート、ペルボレート一水和物、ペルボレート
四水和物及びペルカーボネートの塩が挙げられる。
【0035】酵素 支持体(substrate)からの汚れの除去を容易
にすることができる酵素も本発明の粒子のコアに適して
いる。この種の酵素としては、プロテアーゼ(例えばN
ovo Industries A/SのAlcala
se(R)、Savinase(R)及びEsperase
(R))、アミラーゼ(例えばNovo Industr
ies A/SのTermamyl(R))、リパーゼ
(例えばNovo Industries A/SのL
ipolase(R))及びオキシダーゼが挙げられる。
【0036】漂白剤触媒 漂白剤触媒も本発明のコアに適した材料である。この種
の適当な触媒としては、米国特許第4,711,748
号に記載のようなマンガン(II)塩化合物が挙げられ
る。他の適当な触媒には、米国特許第5,045,22
3号、米国特許第5,041,232号及び欧州特許出
願公開第0,458,397号に記載のものがある。こ
れらの触媒は、他の相容性成分と混合するか又はその成
分に吸着させて使用し得る。本発明の封入漂白剤触媒を
含む製品の組成は、触媒すべき作用を有する漂白剤も含
み得る。この漂白剤も本発明によって任意に封入し得
る。 酸素漂白剤前駆体 粒度100〜2,500ミクロン、好ましくは500〜
1,500ミクロンの顆粒の形態を有するのが好ましい
過酸前駆体も本発明の粒子のコアに適している。
【0037】過酸前駆体は、漂白剤溶液中で無機過酸素
源からの過酸化水素と反応して有機ペルオキシ酸を生成
する化合物である。これらの前駆体は加水分解も起こし
得るため、通常は水性洗浄組成物中に直接配合すること
はできない。本発明に従って封入した過酸前駆体は過酸
化水素源と一緒に製品中に混入される。前記過酸化水素
源も任意に本発明の方法で封入し得る。
【0038】ペルオキシ漂白剤化合物の過酸前駆体は、
英国特許第836,988号、第855,735号、第
907,356号、第907,358号、第907,9
50、第1,003,310号及び第1,246,33
9号、米国特許第3,332,882号及び第4,12
8,494号、カナダ特許第844,481号、並びに
南アフリカ特許第68/6,344号等に広く開示され
ている。
【0039】この種の前駆体の典型例としては、ポリア
シル化アルキレンジアミン、例えばN,N,N’,N’
−テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)及び
N,N,N’,N’−テトラアセチルメチレンジアミン
(TAMD);アシル化グリコールウリル、例えばテト
ラアセチルグリコールウリル(TAGU);トリアセチ
ルシアヌレート、ナトリウムスルホフェニルエチル炭酸
エステル、アセチルベンゼンスルホン酸ナトリウム(S
ABS)、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム(SNOBS)及びスルホフェニル炭酸コリンが挙
げられる。
【0040】ペルオキシ安息香酸前駆体は例えば英国特
許第836988号で当業者に知られている。その具体
例としては、フェニルベンゾエート、フェニルp−ニト
ロベンゾエート、o−ニトロフェニルベンゾエート、o
−カルボキシフェニルベンゾエート、p−ブロモフェニ
ルベンゾエート、ベンゾイルオキシベンゼンスルホン酸
ナトリウムもしくはカリウム、並びに無水安息香酸が挙
げられる。
【0041】好ましい過酸素漂白剤前駆体はp−ベンゾ
イルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、N,N,
N’,N’−テトラアセチルエチレンジアミン、ノナノ
イルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム及びスルホフ
ェニル炭酸コリンである。
【0042】本発明は更に、漂白剤に対して感受性のあ
る界面活性剤を本発明のワックスコーティングで封入す
ることによって漂白剤水溶液から保護する方法も提供す
る。この方法は特に、水相が次亜塩素酸ナトリウムを含
み、界面活性剤が非イオン界面活性剤例えばアルコキシ
ル化アルコールである自動食器洗い機用液体組成物で有
用である。このような実施態様では、特に界面活性剤が
液体又は低融点の固体である場合には、まず界面活性剤
を固体キャリヤーに吸収させる必要があり得る。界面活
性剤の適当なキャリヤーはDittmerらの英国特許
第1,595,769号及びCzempikらの米国特
許第4,639,326号に開示されている。
【0043】コーティング材料 コア粒子を封入するのに適したコーティング材料は、融
点が低く、即ち約40℃〜約50℃であり、且つ固体含
量が40℃で約35〜100%、50℃で0〜約15%
のパラフィンワックスである。
【0044】コーティングの融点が前述の範囲内にある
のが望ましい理由は幾つかある。第1に、下限温度40
℃は通常、洗浄組成物が遭遇するどの貯蔵温度よりも高
い。従って、ワックスコーティングが洗浄組成物の貯蔵
の間中コア材料を保護することになる。ワックスコーテ
ィングの融点の上限を50℃としたのは、どのような自
動食器洗いサイクルでも早期に迅速に溶融又は軟化する
ワックスを得るためである。コアを放出するのに十分な
溶融又は軟化が生じるのは、自動食器洗い機の作動温度
が通常40〜70℃だからである。従って本発明のパラ
フィンワックスは、カプセルが暖かい洗浄浴に暴露され
た時にコア材料を放出し、その前には放出しない。本発
明では天然ワックスではなくパラフィンワックスを使用
するが、これは、天然ワックスが液体アルカリ性環境内
では加水分解して不安定なためである。
【0045】また、本発明のカプセルの溶融したパラフ
ィンワックスは40〜50℃で実質的溶融状態を維持す
る。このような溶融ワックスは洗浄組成物中の界面活性
剤によって容易に乳化される。従ってこの種のワックス
は、融点がより高いワックスと比べて、洗浄すべき物体
上に望ましくないワックス性の汚れを残すことが少な
い。
【0046】パラフィンワックスとしては例えば、融点
がほぼ30〜80℃の範囲にあり、n−アルカンを主成
分とし、イソアルカン及びシクロアルカンを少量含むも
のが挙げられる。イソアルカン及びシクロアルカンは固
体ワックス構造の規則性欠如に関与し、パラフィンワッ
クスは固体状態ではかなりの結晶度を示す。
【0047】このように、融点のより高い成分が洗浄サ
イクルを通して固体状態を維持し且つ洗浄すべき面に目
障りな残渣を形成することがないように、ワックスコー
ティングは融点が実質的に50℃を超えるパラフィン又
は後述の固体含量のパラフィンを含んでいてはならな
い。
【0048】パラフィンワックス中のアルカン分布は、
原料の原油ストックと各製品グレードを得るのに使用さ
れる精製方法とによって決まる。イソアルカン及びシク
ロアルカンをもかなりの割合で含み得且つn−アルカン
の分布が広いパラフィンワックスは本発明の範囲には含
まれない。従って、平均融点が40℃〜50℃のパラフ
ィンワックスは、そのワックスの固体含量が前述の範囲
を超える場合には本発明で使用するのには適していな
い。本発明のパラフィンワックスの固体分布は、液体も
しくは湿潤環境中で40℃以下の温度では封入粒子の貯
蔵保全性が得られ且つ約50℃での使用時には活性コア
を放出するのに十分な溶融性能が得られるようにするの
に適している。
【0049】任意の所定温度でのワックス中の固体量及
び融点範囲は、参考として本明細書に包含するJour
nal of American Oil Chemi
st’s Society、1969年7月、V.4
6,No.7,341〜343ページに記載のMill
er,W.J.らの方法に従い示差走査熱量測定法(D
SC)で各ワックスの融解潜熱を測定することによって
調べることができる。この操作は後述のように改変して
使用した。この操作で使用するDSC装置はPerki
n Elmer Thermoanalysis Sy
stem 7又はDupont Instrument
s DSC 2910が好ましい。
【0050】特異的には、特定の融点を有するのではな
くある温度範囲で溶融する多成分システムの総融解潜熱
をDSCで測定する。前記温度範囲の中間温度で、その
温度に到達するのに必要な潜熱のフラクションを調べる
ことができる。市販のワックスのような類似の成分の多
成分混合物について得られた前記フラクションは、その
温度での混合物の液体フラクションとの間に直接的相関
関係を有する。次いで、40℃及び50℃での所期のワ
ックスの固体フラクションを、−10℃から70℃まで
のDSCトレースを得且つ前記温度に到達するのに必要
な総融解潜熱のフラクションを測定することによって調
べる。この検査では、試料の温度勾配に起因してグラフ
にシフトが生じないように、1℃/分程度の極めて低い
温度勾配率を使用する。
【0051】室温でワックス中に存在する固体含量が多
ければ多いほど、そのワックスは本発明で使用するのに
適している。なぜなら、このような固体はワックスコー
ティングを強化し、周囲の湿度又は液体水性環境による
粒子の損傷の危険を低下させるからである。これに対
し、「オイル状」又は液状のワックスはワックスを軟化
させるためコーティングに孔が開き、従って粒子のコア
が十分に保護されない。50℃で固体状態を維持するパ
ラフィンは洗浄した硬質面上(例えば自動食器洗い機内
の食器)に残留し得るため、望ましくない。
【0052】従って、適当なパラフィンワックスの示差
走査熱量測定法で測定したワックス固体含量は、40℃
では100〜約35%、最適には100〜約70%、5
0℃では0〜約15%、好ましくは0〜約5%であり得
る。
【0053】パラフィンワックスと比べると、マイクロ
クリスタリンワックスは通常分子量及び融点がより高
い。例えば、マイクロクリスタリンワックスの融点は約
50〜100℃である。また、マイクロクリスタリンワ
ックスは溶融状態でパラフィンワックスより大きい粘稠
性を示し、固体状態ではパラフィンワックスより軟らか
い。そのため、マイクロクリスタリンワックスでコーテ
ィングした粒子は保護コーティングの強度が低く、これ
らの粒子から溶融するワックスコーティングは洗浄組成
物中で乳化しにくい。従って、マイクロクリスタリンワ
ックスは本発明では使用しないものとする。
【0054】固体コア材料の封入に適した市販のパラフ
ィンワックスとしては、ドイツ、Darmstadtの
E.Merck社のMerck 7150(固体含量:
40℃で54%、50℃で0%)及びMerck 71
51(固体含量:40℃で71%、50℃で2%);ペ
ンシルベニア州WayneのBoler社のBoler
1397(固体含量:40℃で74%、50℃で0
%)及びBoler 1538(固体含量:40℃で7
9%、50℃で0.1%)、ニュージャージー州Jer
sy CityのFrank D.Ross Co.,
Inc.のRoss完全精製パラフィンワックス115
/120(固体含量:40℃で36%、50℃で0%)
が挙げられる。最も好ましいのはBoler 1397
である。
【0055】ワックス添加剤 本発明のパラフィンワックスは結晶度が高いため、形成
したコーティングは−18℃程度の極めて低い温度では
亀裂を生じ易い。このような条件下での封入体の安定性
は、ワックスコーティングにワックス添加剤を少量加え
ることによって改善されることが判明した。適当な添加
剤は、所定の濃度でワックスコーティング材料に添加し
た時に下記の結果をもたらすようなものでなければなら
ない: a.溶融ワックスと均質にブレンドされる。
【0056】b.コーティングブレンドのDSC走査で
測定した固体含量を前記範囲内に留どまらせる、即ちワ
ックスの熱特性を著しく変化させない。
【0057】c.亀裂を伴わずに膨張収縮するというパ
ラフィンワックスの能力を増加させる。
【0058】d.水性環境に対するワックスコーティン
グの不浸透性を殆ど変化させない。
【0059】e.粒子面でのコーティングの噴霧及び拡
がりに大きな影響が与えられないように、溶融ブレンド
の粘度を殆ど変化させない。
【0060】これらの要件を満たす幾つかのワックス添
加剤は、−18℃〜−21℃のサイクル温度条件で貯蔵
した封入体の安定性を増加させる効果のあることが判明
した。適当な添加剤としては、エチレンと酢酸ビニルと
のコポリマー、例えばDuPont社のElvaxシリ
ーズ、ロジンの水素化メチルエステル、ポリエチレン、
合成ワックス、例えばコネチカット州Sheltonの
Moore & Munger Marketingの
Paraflint(R)、オクラホマ州TulsaのP
etrolite社のVybar(R)オレフィン誘導炭
化水素ポリマー、並びにMonsanto社のエチルア
クリレート及び2−エチルヘキシルアクリレートのコポ
リマーPC−1344(R)が挙げられる。好ましい添加
剤はデラウェア州WilmingtonのHercul
es Inc.社のHercolyn D(R)として知
られているロジン水素化メチルエステルである。尚、エ
チレン無水マレイン酸コポリマー及びポリエチレンはこ
れらの熱条件でコーティングの安定性を改善するが、コ
ーティングの浸透性も増加させるため、液体環境に導入
するのに不向きな粒子が形成されることになる。臨界温
度特性を維持しながら封入体の安定性を改善するという
ワックス添加剤の効果は、後述の実施例Iで立証する。
【0061】固体コア粒子を封入する方法 固体コア粒子を封入する方法は下記のステップを含む: a)封入すべきコア材料を選択し、 b)直径100〜2,500ミクロンの粒子を形成すべ
く、選択したコア材料を任意に凝集させ、 c)粒子を流動床中に懸濁させ、 d)コーティングを形成するために、融点約が40℃〜
約50℃であり、固体含量が40℃で100〜約35
%、50℃で0〜約15%である1種類以上のパラフィ
ンワックスを選択し、 e)この1種類以上のパラフィンワックスを、総てのワ
ックスが溶融するように融点より十分に高い温度に加熱
し、 f)流動床の温度がワックスの融点より高くならないよ
うに、コア粒子に温風を通して流動床を流動化させ、 g)好ましくはワックスの融点より少なくとも5℃高い
噴霧温度で、粒子上に厚さ100〜1,500ミクロ
ン、好ましくは200〜750ミクロンの連続した凝集
性パラフィンワックスコーティングが形成されるように
十分な時間をかけて、流動床に溶融パラフィンワックス
を噴霧する。
【0062】コア粒子に付着させるコーティングの量は
粒子全体(即ちコア+コーティング)の通常は約20〜
90重量%、好ましくは約40〜60重量%、最も好ま
しくは40〜50重量%である。
【0063】コア粒子の凝集 前述のように、選択したコア材料が本発明で使用するの
に適した凝集形態で市販されていなくても、このような
凝集塊を形成するための方法は当業者に幾つか知られて
いる。これらの方法は、凝集剤を軟化もしくは溶融し、
軟化もしくは溶融した凝集剤を、パングラニュレーター
(pan granulator)、回転ドラム、流動
床又は落下カーテンスプレイオン(falling c
urtain spray−on)で、選択したコア材
料と接触させることからなる。
【0064】好ましい製造方法では、約40℃〜80℃
の溶融凝集剤をパングラニュレーター内の活性コア材料
上に噴霧する。この装置で任意に使用し得る手法の1つ
は「湿式造粒(wet granulation)」、
即ち凝集剤溶液を活性粒子上に噴霧すると共に、材料を
乾燥させて活性材料の間に凝集剤の橋をゆっくり形成
し、好ましい特性の凝集塊を形成する手法である。
【0065】別の好ましい製造方法では、コア粒子を高
速ミキサー/グラニュレーターで製造し得る。凝集剤は
安定であると同時に活性材料に対して不活性なものでな
ければならず、また40℃以下で溶融してはならず、ア
ルカリ溶液中に溶解もしくは分散し得るか又は50℃以
上で完全に溶融するものでなければならない。適当な凝
集剤及び製造条件は、1990年3月19日出願の米国
特許出願第07/495,548号及び第07/60
4,030号に対応する欧州特許第0,390,287
号に記述されている。本明細書はこれらの先行特許を参
考として包含する。
【0066】別のコア粒子の製造方法では、活性材料を
凝集剤中に均一に分散させる。この混合物を軟化又は溶
融するまで加熱して、均質なドウの形態にする。このド
ウを軸方向又は径方向押出機でヌードル状に押出し、得
られたヌードルを小さいペレットの形状に切断する。こ
れらのペレットは前述の特性を有するように製造され
る。これらのペレットは、任意的な別のステップで、ノ
ースカロライナ州CharlotteのLuwa Co
rpporationのMarumerizer(R)
ンスツルメントとして知られている機械で処理すること
により球状化し得る。この球状化方法は米国特許第4,
009,113号に記載されている。
【0067】更に別の方法として、液体活性材料又は活
性材料溶液をパングラニュレーター、流動床又は回転ド
ラム内の不活性ベース粒子に噴霧する方法もある。この
方法では、活性材料をベース粒子に吸収させるか、ベー
ス粒子上にコーティングするか、又はベース粒子の凝集
剤として使用し得る。不活性ベース粒子の非限定的典型
例としては、有機及び無機水溶性ビルダー及び充填剤塩
が挙げられる。この方法は特に、多くの界面活性剤、過
酸及び触媒のコア粒子を製造するのに適している。
【0068】本明細書に記載の漂白剤又は漂白剤活性化
化合物と共に使用するのに適した凝集剤の特定例は米国
特許第4,087,369号、第4,489,327
号、欧州特許第0 376 360号、米国特許第4,
917,811号、第4,713,079号、第4,7
07,160号、欧州特許第0 320 219号、米
国特許第4,917,813号及びGarciaらによ
り1990年6月26日に出願されたポリマー保護漂白
剤前駆体に関する特許出願第07/543,640号に
開示されている。これらの先行特許は本明細書に参考と
して含まれる。漂白剤対凝集剤の重量比は通常1:2〜
25:1、好ましくは2:1〜10:1にする。これら
の凝集した漂白剤又は漂白剤活性化材のコア粒子を用い
て形成した封入体は通常、最終製品組成物に0.5%〜
25%、好ましくは2%〜15%の割合で導入される。
【0069】コア粒子に含まれる典型的触媒はマンガン
(II)塩である。本明細書に記載の触媒コア粒子の製
造に適した凝集剤及び製造方法は、例えば米国特許第
4,711,748号に開示されている方法である。こ
の先行特許の方法は、マンガン(II)塩をアルミノシ
リケート支持体上に吸着させ、種々の結合剤を用いて湿
式造粒にかけることにより、適当な粒径範囲の粒子を製
造することからなる。触媒対支持材料及び凝集剤の重量
比は通常1:10〜1:200,000である。これら
の凝集触媒コア粒子を用いて形成した封入体は通常、最
終製品組成物に0.001%〜5%の割合で導入され
る。別の典型的触媒は欧州特許出願公開第0,458,
397号及び第0,358,398号に記載のようなマ
ンガン複合体である。コーティングプロセ 流動床を操作するには幾つかの方法がある。一般的な流
動床操作においては、床中に下から空気を導入しなが
ら、流動材料上に上からコーティング材料を吹付ける。
このトップスプレー操作においては粒子は床中をランダ
ムに移動する。
【0070】別の方法にはウルスター方法がある。この
方法においては、材料は床の底部から空気流と同時に噴
霧される。粒子は、当業者には公知の明らかな流れパタ
ーンで移動する。
【0071】流動床において溶融コーティング材料を塗
布する際に予防策をとらないと、仕上がりの材料がうま
くコーティングされていなかったり、或いは相互に凝集
したりする。これらいずれも望ましくない結果は、流動
床を操作する際の温度設定から生じる。例えば床の温度
が溶融ワックスの温度よりもずっと低いと、溶融ワック
スは、冷たい床域に進入すると直ちに固化し始める。そ
うするとワックスは、その粒子表面に付着する能力の一
部を失い、ワックス自体も迅速に固化する。これが起こ
ったときには、流動床が動作するとワックス粒子が製造
されてしまい、粒子上にはわずかしかまたは全くコーテ
ィングがなされない。うまくコーティングされなかった
粒子は、結果的に、周囲湿分または水性液環境において
安定性がほとんどなくなる。或いは床の温度が高すぎる
と、粒子と接触しなかったワックスは十分に冷却せず、
従って柔らかく粘着質のままである。その結果、粒子は
塊状化及び凝集する。得られる塊の大きさを制御するの
は困難になり、配合の問題など消費者用製品に使用する
には容認不可能な特性をもたらし得る。更に、芯材料を
環境に暴露しながら処理している間に、凝集塊は容易に
崩壊し得る。このように、流動床温度の制御が不適当で
あると、本発明の目的に1つを満足しない封入漂白剤が
製造され得る。
【0072】本出願人らは、厚さ1,500ミクロンま
でのコーティングでさえ、流動床温度及び流動床におけ
る噴霧温度の適当な制御によって凝集を免れることを見
い出した。即ち、流動床温度が20℃からワックスの融
点以下の温度であれば、ワックスの“噴霧乾燥”及び被
膜粒子の凝集は低減される。床温度は好ましくは20〜
35℃であり、最も好ましくは25〜32℃である。
【0073】本出願人は更に、噴霧温度、即ちワックス
をノズルから流動床上に吹付ける温度は、ワックスの融
点より5〜10℃以上高い温度に維持するのが有利であ
ることを見い出した。トップスプレー方法を使用する場
合には、最高噴霧温度はワックス融点より約35℃高く
するが、この温度以上であると、粒子凝集の割合が高く
なりすぎる。ウルスター方法を使用して粒子をコーティ
ングする場合には、噴霧温度は、ワックス融点温度より
50℃以上高くすることができる。この温度は、溶融被
膜を有する部分被膜粒子が噴霧ノズルに付着するであろ
うことが予想されるにもかかわらず、実用的な噴霧温度
であることが判っている。その代わりに空気流は、部分
被膜粒子を引き離すのに十分に強くすべきであることも
判っている。また本出願者らは、溶融ワックスの温度
は、ワックス融点より実質的に高く、例えば融点より5
0〜100℃高い温度に維持し得ることも見い出した。
この場合には、流動床において粒子上で迅速に固化する
のに十分にワックス温度を下げるために、噴霧温度はワ
ックスの融点近傍であるのが好ましい。封入にトップス
プレー方法を使用する場合には、本出願人らは、トップ
スプレー流動床において粒子をコーティングした後に追
加アニーリングステップを実施すると、被膜を更に向上
することを見い出した。“アニーリング”とは、ワック
ス封入された漂白剤粒子を、室温より高いがワックス融
点よりも低い温度で更に加熱することを意味する。この
加熱ステップは、床を流動化して、即ち暖かい空気をそ
こに流して実施するが、アニーリングの間は粒子上に溶
融ワックスは吹付けられない。アニーリングステップに
よって、ワックスは表面の隙間及び割れ目を埋めるのに
十分に動くようになり、従ってその中の漂白剤をよりよ
く密封する。
【0074】アニーリングに選択される温度は、ワック
スを粘着質にすることなく軟化する温度である。典型的
にはこの温度は、コーティングの間の床温度より5〜1
5℃高く且つワックスコーティングの融点より3〜15
℃低い温度である。例えばワックスの融点が46℃であ
る場合には、アニーリング温度は約33〜34℃とする
ことができる。吹付けの間の床温度は約31〜32℃と
する。というのは、32℃以上であると粒子が凝集する
可能性が高い、即ちアニーリング温度と溶融ワックスの
高温が重なって、ワックスが軟化して粒子が流動床にお
いて凝集するからである。しかしながら、高温溶融ワッ
クスを粒子上に吹付けることをしないなら、流動床にお
けるアニーリング温度だけでは凝集を引き起こすほど十
分に暖かくはない。
【0075】アニーリングは最も好ましくは10分間〜
48時間、最適には約1〜24時間実施すべきである。
被膜を、非晶質シリカ、アルミニウムまたはクレーとい
った不活性材料と混合すると、アニーリングプロセスに
おける被膜の粘着が防止される。無機アニーリング添加
剤を配合すると、アニーリングプロセスにおいてより高
い温度を使用することができ、そうするとアニーリング
時間を短縮し得る。添加剤は、総被膜重量に対して比
1:200〜1:20、好ましくは1:100〜1:3
0の量で使用することができる。
【0076】溶融コーティング材料をトップスプレーす
る別の好ましい方法は、ウルスタースプレー方法であ
る。この方法は米国特許第3,253,944号に詳細
に記載されており、この特許明細書は参照により本明細
書の一部を構成するものとする。一般に流動床は、粒子
運動がランダムなことを特徴とする。ランダム運動は、
コーティング速度が遅くなるが故に、粒子をコーティン
グするには望ましくない。この問題を解消するために、
ウルスタースプレー方法においては制御された速度差に
より周期的な流れのパターンが確立される。
【0077】ウルスター方法は、塔の底部から入って上
向きに流れる空気流内に粒子が浮遊する、垂直方向に設
置されたコーティング塔の使用を含む。この空気流によ
って、浮遊床の一部は塔内部を上向きに流れ、他の部分
は塔の外側を下向きに流れるという制御された周期運動
が粒子に与えられる。全てのコーティング材料は高速空
気流中に導かれて、塔内を上向きに移動する粒子をコー
ティングする。空気流が流体塗料をノズルから遠くに持
ち上げると、流体塗料は粒子表面上で固化する。粒子は
塔の頂部まで運ばれ、そこから、塔の外側にある経路に
沿って塔の底部まで落下する。底部では、粒子は開口を
通して吸引され、塔内部の空気流内で再度上向きに導か
れる。所望の量の塗料が粒子上に付着するまで、上記サ
イクルが繰り返される。
【0078】ウルスターのステップについては、粒子を
ワックス中に封じ込めるにはウルスター方法は不適当で
あると考えられていた。更に一般には、ウルスター床に
おける比較的遅い粒子の運動は凝集をもたらすと言われ
ている。本出願人らは驚ろくべきことに、ウルスター方
法における凝集がトップスプレー方法におけるより著し
く低いことを見い出した。ウルスターにおける噴霧ノズ
ルは流動床の底部に位置しており、コーティング材料を
上向きに噴霧する。この噴霧ノズルの配置では、コーテ
ィングされ凝集した粒子が上向きの空気噴霧からノズル
領域中に落下したときに、噴霧ノズルを詰まらせると考
えられていた。ノズル温度は一般にワックス塗料の融点
よりも高いため、この危険性は特に高いと思われる。し
かしながら本出願人らは、驚くべきことに、ウルスター
スプレー方法の使用が多くの利益をもたらすことを見い
出した。
【0079】最適条件下で操作すると、トップスプレー
によってコーティングされた粒子の5〜15%までが凝
集し、従って使用不可能になり得るが、ウルスター適用
流動床による凝集粒子のレベルは粒子の2%を越えるこ
とはめったにない。
【0080】経済的製造過程及び優れた製品品質のため
には、約10〜約40g/分/kgのワックス吹付け塗
布速度を使用することが一般に好ましい。しかしなが
ら、粒子がまだコーティングされておらず比較的脆弱で
小さい各バッチの開始時には、約1〜10g/分/kg
のより低い吹付け速度を使用し、それから吹付け塗布速
度をより高いレベルに増大して処理時間を短縮すること
が有利であると判明した。しかしながら所望であれば、
また特定の製品に対して薄いワックスコーティングしか
必要でないならば、吹付け塗布プロセスを通してずっと
より低い速度を使用することもできる。
【0081】更にウルスター配置を用いた場合のコーテ
ィング時間は、後述の実施例Aにおいて示すように実質
的により小さい空気流量を用いた時でさえ、トップスプ
レーの長さの半分またはそれ以下の時間しかいらない。
バッチサイズはトップスプレーにおけるよりも小さいこ
とが多いし、ワックスを芯材に噴霧する速度もウルスタ
ー方法において実質的に大きいわけではないが、それで
もウルスター方法による封入粒子の製造速度は2〜3倍
高くなり得る。このより高い製造速度は、流動床を通る
空気流量がトップスプレー方法におけるよりも小さくて
さえ維持することができる。即ち、ウルスター方法にお
いてはより小さい空気流量を用いてより高い製造速度
で、トップスプレー方法よりも凝集の少ない粒子が製造
される。
【0082】本出願人らが見い出したウルスタースプレ
ー方法を使用することの別の利点は、アニーリングステ
ップが不用なことである。より正確には、ウルスター方
法を使用すると、コーティングプロセスの一部として自
己アニーリングが自動的に行われる。部分コーティング
された漂白剤粒子と接触した高温の溶融ワックス小滴
は、粒子上で既に固化したワックスを溶かし、ワックス
表面にある割れ目を埋める。流動床において他の粒子と
寄り集まって塊となるトップスプレー方法における吹付
け被膜粒子とは違って、ウルスター方法における粒子は
ウルスター方法の明らかな粒子の流れパターンに従って
噴霧塔から出て、塔の外側の粒子密度の低いほうのスペ
ース内を落下する。従って粒子は、冷却の間に、他の粒
子と接触するまでに十分に冷える時間を有する。
【0083】本発明の方法に使用するのに適した多くの
市販の流動床装置があるが、そのなかには、Glatt
Air Techniques of Ramse
y,New JerseyのGPCG−5及びGPCG
−60モデルがある。これら2つのモデルはそれぞれ8
〜225kg分の粒子を0.5〜3時間でコーティング
し得る。例えばGlatt Air Techniqu
es製のGranuglatt Model No.W
SG−3においてはテーブルトップ封入を工場規模の装
置で実施することもできる。
【0084】本発明の方法によって製造された封入粒子
は、粉末洗浄用製品であれば周囲湿分に対しての、また
液体製品であれば水性媒質中での、優れた安定性を有す
る。この安定性の増大は、粒子が流動床においてトップ
スプレーによって封入されたかウルスター方法によって
封入されたかによらない。
【0085】ワックス添加剤 驚くべきことに本出願人らは、少量の適正なワックス添
加材料をパラフィンコーティングワックスに加えると、
幅広い温度変化、特に−18℃周辺の低い温度にさらさ
れた時の封入物の安定性を著しく増大することを見い出
した。ワックス添加剤は、幅広い温度変化に起因するひ
び割れまたは不安定なコーティング域を防止するために
ワックス塗料に加え得る材料である。特定のパラフィン
ワックスのみで被覆されている封入物は、−18〜21
℃の温度変化にさらされたときには低い安定性を示す。
しかしながら、好ましくは0.5重量%〜1重量%の低
レベルのワックス添加剤をワックス塗料に加えると、先
の条件下での封入物の安定性は増大し、しかもワックス
の熱特性にほんのわずかの変化しか導入されない。
【0086】ワックス添加剤は、噴霧添加剤を溶融ワッ
クス中に溶解するかまたは溶融状態の添加剤を溶融ワッ
クスと混合してから、ワックス塗料をコア粒子上に吹付
けることにより導入される。処理過程は変更されず、前
述のままである。安定性の向上は実施例1において示
す。
【0087】仕上コーティングに使用される粉末材料 本発明において、ワックスコーティング上に適正材料の
第2のコーティングを添加すると、粒子の圧縮性が低下
する。この添加は特に、ワックスコーティングが軟化し
始める温度範囲における大量の封入物の輸送及び保管に
関連している。
【0088】第2のコーティングで処理していない被膜
は、室温程度の低い温度で圧縮され得る。追加コーティ
ングは、封入物が圧縮し始める温度を高めることが判っ
た。圧縮性を高めることは、ワックス封入物を液体製剤
に加える前のそれらの輸送及び保管において有効であ
る。
【0089】最初のワックスコーティングのあとに外側
コーティングを施すが、それは、ワックス粒子と混合す
るかまたはワックスコーティングと同じ方法もしくは別
のフィルムコーティング技術によって吹付け塗布される
数種の材料からなり得る。コーティング材料は、製品の
保存寿命の間に溶解するかまたは洗濯サイクルの間に容
易に消散するが、封入物の効能に影響しないように選択
する必要がある。種々の塗料、塗布方法、及び優れた圧
縮性は後述の実施例II〜IVにおいて説明する。
【0090】本発明に従う仕上塗料として使用するのに
適した粉末材料としては、ケイ酸カルシウム、二酸化ケ
イ素(シリカとも称される)、ケイ酸ナトリウム、ケイ
酸アルミニウム、及びケイ酸アルミニウムナトリウムを
挙げることができるが、好ましい材料はケイ酸カルシウ
ム及び二酸化ケイ素である。
【0091】本発明における特定の材料の例としては下
記のものを挙げることができる。
【0092】
【表1】
【0093】ワックスコーティング上に実質的に均一な
コーティングを形成するには、選択される材料は約15
ミクロン以下の平均粒径を有するのが好ましく、約5ミ
クロン以下であればより好ましい。
【0094】本発明に使用し得る他の材料としてはセル
ロースポリマー及びポリエチレングリコールを挙げるこ
とができる。適当なポリマーの例としては、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース(Dow Chemical
によって提供されているMethocel E5及びC
olorconによって提供されているOpadry)
を挙げることができる。好ましいポリエチレングリコー
ルの例としては、Union Carbideによって
提供されているCarbowaxシリーズのCarbo
wax 4600を挙げることができる。
【0095】封入粒子が配合された洗浄用組成物 本発明のワックス封入粒子は、例えば自動食器洗い用洗
剤、硬質表面クリーナー、家庭用及び工業用の繊維製品
洗濯洗剤といった種々の粉末及び液体洗浄用組成物に配
合することができる。かかる組成物のほとんどは約1〜
75重量%のビルダー成分を含み、更に組成物の約0〜
約40重量%、好ましくは約0.5〜約20重量%の界
面活性剤を含んでいる。
【0096】界面活性剤は、製剤中の被覆されていない
漂白剤との相互劣化を防止するために本発明に従って封
入することができる。封入した界面活性剤は、組成物の
0.1〜5重量%の量で存在させ得る。ワックス封入塩
素系漂白剤は、封入粒子が通常は組成物の0.1〜20
重量%の量で存在する自動皿洗い用液体または“ゲル”
洗剤製品に特に適している。
【0097】洗浄用組成物中に存在させ得る他の成分と
しては、洗浄用酵素、過酸前駆物質または漂白剤触媒を
挙げることができる。任意の1種以上の前記成分は、組
成物に加える前に封入することもできる。かかる成分を
封入するのであれば、それらは下記の重量%で存在させ
得る。
【0098】 酵素 0.1〜5% 過酸前駆物質 0.1〜10% 漂白剤触媒 0.001〜5% 過酸 0.1〜10% 自動皿洗い用粉末及び液体洗剤は一般に表Iに示した組
成を有する。
【0099】
【表2】
【0100】ゲルは主にポリマー材料によって構造化さ
れ、低レベルのクレーしか含有しないことで、ゲルは液
体とは異なる。
【0101】洗剤ビルダー材料 本発明の洗剤組成物は、自動食器洗い用または他の洗浄
用組成物における使用が一般に教示されている全ての洗
剤ビルダーを含むことができる。ビルダーとしては、通
常の無機及び有機水溶性ビルダー塩またはそれらの混合
物を挙げることができ、洗浄用組成物の1〜90重量
%、好ましくは約5〜約70重量%を占め得る。
【0102】リン含有無機ビルダーの典型的な例として
は、存在させるならば、ピロリン酸、オルトリン酸及び
ポリリン酸の水溶性塩、特にアルカリ金属塩を挙げるこ
とができる。無機リン酸塩の特定の例としては、三リン
酸、リン酸、ピロリン酸及びヘキサメタリン酸のナトリ
ウム塩及びカリウム塩を挙げることができる。
【0103】リン非含有無機ビルダーの適当な例として
は、存在させるならば、炭酸、重炭酸、セスキ炭酸、ホ
ウ酸、ケイ酸、メタケイ酸、並びに結晶質及び非晶質ア
ルミノケイ酸の水溶性アルカリ金属塩を挙げることがで
きる。特定の例としては、(方解石種晶を含むまたは含
まない)炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸及びケ
イ酸のナトリウム及びカリウム塩、並びにゼオライトを
挙げることができる。
【0104】特に好ましい無機ビルダーは、三リン酸ナ
トリウム、ピロリン酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、重炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム及びこ
れらの混合物からなる群から選択することができる。か
かる組成物中に存在させる場合、三リン酸ナトリウム濃
度は約2〜約40%、好ましくは約5%〜約30%とす
ることができる。炭酸ナトリウム及び重炭酸ナトリウム
は、存在させるならば、洗浄用組成物の約5〜約50重
量%、好ましくは約10〜約30重量%とすることがで
きる。三リン酸ナトリウム及びピロリン酸カリウムはゲ
ル製剤における好ましいビルダーであり、この場合、約
3〜約30%、好ましくは約10〜約20%の量で使用
することができる。
【0105】本発明には有機洗剤ビルダーを使用するこ
ともできる。有機ビルダーの例としては、クエン酸、コ
ハク酸、マロン酸、脂肪酸スルホン酸、脂肪酸カルボン
酸、ニトリロ三酢酸、フィチン酸、ホスホン酸、アルカ
ンヒドロキシホスホン酸、オキシ二コハク酸、アルキル
及びアルケニル二コハク酸、オキシ二酢酸、カルボキシ
メキルオキシコハク酸、エチレンジアミン四酢酸、酒石
酸一コハク酸、酒石酸二コハク酸、酒石酸一酢酸、酒石
酸二酢酸のアルカリ金属塩、酸化澱粉、酸化ヘテロポリ
マー多糖類、ポリヒドロキシスルホネート、ポリカルボ
キシレート〔例えばポリアクリレート、ポリマレート、
ポリアセテート、ポリヒドロキシアクリレート、ポリア
クリレート/ポリマレート及びポリアクリレート/ポリ
メタクリレートコポリマー、アミノポリカルボキシレー
ト、並びに、ポリアセタールカルボキシレート(例えば
米国特許第4,144,226号及び第4,146,4
95号に記載のもの)〕を挙げることができる。クエン
酸、オキシ二コハク酸及びポリホスホン酸のアルカリ金
属塩、並びに、アクリレート/マレートコポリマーは特
に好ましい有機ビルダーである。存在させるならば、こ
れらは、洗剤組成物の全重量の約1%〜約35%で使用
することが好ましい。
【0106】上述の洗剤ビルダーは、本発明に使用し得
るビルダーのタイプを説明するためのものであって、制
限するものではない。
【0107】界面活性剤 好ましくは、封入粒子が配合された家庭用洗浄製品中に
は界面活性剤を含有することができる。組成物中に含有
するのに、かかる界面活性剤は封入してあってもなくて
もよい。有効な界面活性剤としては、アニオン性、非イ
オン性、カチオン性、両性及び双性タイプの界面活性剤
並びにこれらの混合物を挙げることができる。このよう
な界面活性剤は洗剤業界では良く知られており、Sch
wartz、Perry及びBirchによる“Sur
face Active Agents and De
tergents”,Vol.II,Intersci
ence Publishers,Inc.1959に
詳細に記載されている。
【0108】アニオン性合成洗剤は広義には、1つ以上
の負電荷を帯びた官能基を有する界面活性化合物と定義
される。石鹸はこの範疇に含まれる。石鹸は、C8−C
22アルキル脂肪酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属、
アンモニウム、アルキル置換アンモニウムまたはアルカ
ノールアンモニウム塩である。タロウ及びココヤシ脂肪
酸のナトリウム塩及びこれらの混合物が最も一般的であ
る。アニオン性化合物の別の重要なクラスは、分子構造
中に8〜22個の炭素原子を含むアルキル基と、スルホ
ン酸及び硫酸エステル基からなる群から選択される基と
を有する有機硫黄反応生成物の水溶性塩、特にアルカリ
金属塩である。有機硫酸ベースアニオン性界面活性剤と
しては、C10−C16アルキルベンゼンスルホン酸、C10
−C22アルカンスルホン酸、C10−C22アルキルエーテ
ル硫酸、C10−C22アルキル硫酸、C4−C10ジアルキ
ルスルホコハク酸、C10−C22アシルイセチオン酸、ア
ルキルジフェニルオキシドスルホン酸、アルキルナフタ
レンスルホン酸及び2−アセトアミドヘキサデカンスル
ホン酸の塩を挙げることができる。有機ホスフェートベ
ースアニオン性界面活性剤としては、ヒドロキシ末端ア
ルコキシ縮合物の複合モノまたはジエステルホスフェー
トのような有機リン酸エステルまたはその塩を挙げるこ
とができる。エトキシル化直鎖状アルコール及びフェノ
ールエトキシル化物のポリオキシアルキル化アルキルア
リールリン酸エステルの誘導体も有機リン酸エステルに
含まれる。更には、非イオン性物質のヒドロキシ基末端
にエーテル結合しているナトリウムアルキレンカルボキ
シレート部分を有する非イオン性アルコキシレートもこ
れに含まれる。上記全ての塩の対イオンは、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールア
ンモニウム及びアルキルアンモニウムタイプのものであ
り得る。
【0109】非イオン性界面活性剤は広義には、電荷を
もたない1つ以上の親水性置換基を有する界面活性化合
物と定義される。非イオン性界面活性剤の重要なクラス
は、アルキレンオキシド基を、特性的には脂肪族または
アルキル芳香族であり得る有機疎水性材料と縮合するこ
とにより製造された化合物である。任意の特定の疎水基
と縮合させる親水性またはポリオキシアルキレン基の長
さは、親水性エレメントと疎水性エレメントとの間で所
望の平衡度を有する水溶性化合物を与えるよう容易に調
整することができる。種々の適当な非イオン性界面活性
剤タイプを説明するための非限定的な例としては下記の
ものを挙げることができる。
【0110】(a)脂肪鎖中に約8〜約18個の炭素原
子を含み且つ約2〜約50個のエチレンオキシド及び/
またはプロピレンオキシド単位を含む、直鎖状または分
枝状の不飽和または飽和脂肪族カルボン酸のポリオキシ
エチレンまたはポリオキシプロピレン縮合物。適当なカ
ルボン酸としては平均約12個の炭素原子を含む“ココ
ヤシ”脂肪酸(ココヤシ油から誘導されるもの)、平均
約18個の炭素原子を含む“タロウ”脂肪酸(タロウク
ラス脂肪から誘導されるもの)、パルミチン酸、ミリス
チン酸、ステアリン酸及びラウリン酸を挙げることがで
きる。
【0111】(b)約6〜約24個の炭素原子を含み且
つ約2〜約50個のエチレンオキシド及び/またはプロ
ピレンオキシド単位を含む、直鎖状または分枝状の不飽
和または飽和脂肪族アルコールのポリオキシエチレンま
たはポリオキシプロピレン縮合物。適当なアルコールと
しては、“ココヤシ”脂肪アルコール、“タロウ”脂肪
アルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコー
ル及びオレイルアルコールを挙げることができる。この
範疇に含まれる特に好ましい非イオン性界面活性化合物
は、Shell Chemical Companyの
登録商標である“Neodol”タイプの製品である。
【0112】式I:
【0113】
【化1】
【0114】〔式中、Rは平均6〜18個の炭素原子を
有する直鎖状アルキル炭化水素基であり、R1及びR2
各々が、約1〜約4個の炭素原子の直鎖状アルキル炭化
水素であり、xは1〜6の整数であり、yは4〜20の
整数であり、zは4〜25の整数である〕を有する非イ
オン界面活性剤もまたこの範疇に含まれる。
【0115】式Iの好ましい非イオン界面活性剤は、R
がC6−C10直鎖状アルキル混合物であり、R1及びR2
がメチルであり、xが平均3であり、yが平均12であ
り、zが平均16である式Iの組成を有する、the
Olin Corporation,New Have
n,Conn.の登録商標であるPoly−Terge
nt SLF−18である。参照により本明細書の一部
を構成するものとする米国特許第4,877,544号
(Gabrielら)に記載のようなアルキル化非イオ
ン性界面活性剤も適している。
【0116】この範疇に含まれる他の非イオン性界面活
性としては、式II: R3−(CH2CH2O)qH II 〔式中、R3はC6−C24直鎖状または分枝状アルキル炭
化水素基であり、qは2〜50の数であるが、より好ま
しくは、R3はC8−C18直鎖状アルキル混合物であり、
qは2〜15の数である〕の化合物を挙げることができ
る。
【0117】(c)約6〜12個の炭素原子を含み且つ
約2〜約25モルのエチレンオキシド及び/またはプロ
ピレンオキシドを含む、直鎖状または分枝状の不飽和ま
たは飽和アルキルフェノールのポリオキシエチレンまた
はポリオキシプロピレン縮合物。
【0118】(d)脂肪酸成分が12〜24個の炭素原
子を有するソルビタンモノ−,ジ−、及びトリ脂肪酸エ
ステルのポリオキシエチレン誘導体。好ましいポリオキ
シエチレン誘導体としては、ソルビタンモノラウリン酸
エステル、ソルビタントリラウリン酸エステル、ソルビ
タンモノパルミチン酸エステル、ソルビタントリパルミ
チン酸エステル、ソルビタンモノステアリン酸エステ
ル、ソルビタンモノイソステアリン酸エステル、ソルビ
タントリパルミチン酸エステル、ソルビタンモノステア
リン酸エステル、ソルビタンモノイソステアリン酸エス
テル、ソルビタントリステアリン酸エステル、ソルビタ
ンモノオレイン酸エステル、及びソルビタントリオレイ
ン酸エステルを挙げることができる。ポリオキシエチレ
ン鎖は約4〜30、好ましくは約20のエチレンオキシ
ド単位を含み得る。ソルビタンエステル誘導体は、それ
らが一、二または三酸エステルのいずれであるかに従っ
て1、2または3つのポリオキシエチレン鎖を含む。
【0119】(e)式III: HO(CH2CH2O)a(CH(CH3)CH2O)b(CH2CH2cH III または式IV: HO(CH(CH3)CH2O)d(CH2CH2O)e(CHCH3CH2O)fH IV 〔式中、a、b、c、d、e及びfはそれぞれ該コポリ
マーのポリエチレンオキシド及びポリプロピレンオキシ
ドブロックを表わす1〜350の整数である〕を有する
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコ
ポリマー。ブロックポリマーのポリオキシエチレン成分
は、ブロックコポリマーの約10%以上を占める。材料
は、好ましくは約1,000〜15,000、より好ま
しくは約1,500〜約6,000の分子量を有する。
これらの材料は当業者には公知であり、BASF−Wy
andotte Corporationの製品である
商標“Pluronic”及び“Pluronic
R”として入手可能である。
【0120】(f)式V: R4O(R5O)n(Z1p V 〔式中、R4は、約6〜約30個(好ましくは約8〜約
18個、より好ましくは約9〜約13個)の炭素原子を
含む一価有機基(例えばアルキル、ヒドロキシアルキ
ル、アルケニル、ヒドロキシアルケニル、アリール、ア
ルキルアリール、ヒドロキシアルキルアリール、アリー
ルアルキル、アルケニルアリール、アリールアルケニル
などの一価飽和脂肪族、不飽和脂肪族または芳香族基)
であり、R5は、エチレン、プロピレンまたはブチレン
のような2個〜約4個の炭素原子を含む二価炭化水素基
であり(より好ましくは、単位(R5O)nは、エチレン
オキシド、プロピレンオキシド及び/またはそのランダ
ムなもしくはブロックの組合せの繰り返し単位であ
る)、nは、平均値が0〜約12である数であり、Z1
は、5または6個の炭素原子を含む還元糖から誘導され
る部分(より好ましくはグルコース単位)を表してお
り、pは、平均が約0.5〜約10、好ましくは約0.
5〜約5である数である〕を有するアルキルグリコシ
ド。
【0121】本発明特許請求の範囲の組成物において、
アルキルポリグリコシドは、約0.01〜約20重量
%、好ましくは約0.5〜約10重量%、最適には約1
〜5重量%の量で存在する。
【0122】デュッセルドルフのHenkel Kom
manditgesellschaft anf Ak
tienから市販されている材料の例としては、R4
9−C11であり、nが0であり、pがそれぞれ1.
3、1.6及び1.8〜2.2であるAPG(登録商
標)300、325及び350、R4がC12−C13であ
り、nが0であり、pがそれぞれ1.3及び1.8〜
2.2であるAPG(登録商標)500及び550、R
4がC12−C14であり、nが0であり、pが1.3であ
るAPG(登録商標)600を挙げることができる。特
に好ましいのはAPG(登録商標)600である。
【0123】(g)式VI: R567NO VI 〔式中、R5、R6及びR7は飽和脂肪族基または置換飽
和脂肪族基である〕を有するアミンオキシド。好ましい
アミンオキシドは、R5が約10〜約20個の炭素原子
のアルキル鎖であり且つR6及びR7がメチルまたはエチ
ル基であるか、または、R5及びR6の両方が約6〜約1
4個の炭素原子のアルキル鎖であり且つR7がメチルも
しくはエチル基であるものである。
【0124】両性合成洗剤は広義には、脂肪族基が直鎖
状または分枝状であって、脂肪族置換基の1つが約8〜
約18個の炭素原子を含み且つ1つがアニオン性可水溶
化基、即ちカルボキシ、スルホ、スルファト、ホスファ
トまたはホスホノ基を含む、脂肪族第三級アミンの誘導
体と定義される。この定義に含まれる化合物の例として
は、3−ドデシルアミノプロピオネート及びナトリウム
2−ドデシルアミノプロパンスルホネートを挙げること
ができる。
【0125】双性合成洗剤は広義には、脂肪族基が直鎖
状または分枝状であって、脂肪族置換基の1つが約8〜
約18個の炭素原子を含み且つ1つのアニオン性可水溶
化基、即ちカルボキシ、スルホ、スルファト、ホスファ
トまたはホスホノ基を含む、脂肪族第四級アンモニウ
ム、ホスホニウム及びスルホニウム化合物の誘導体と定
義される。これらの化合物はベタインと称されることも
多い。アルキルベタインのほかに、アルキルアミノ及び
アルキルアミドベタインも本発明に含まれる。
【0126】ワックス被膜が溶けてからは、洗濯媒質の
温度に従って、ワックスは溶けたままかまたは再度固化
する。しかしながら溶融状態であるか固化状態であるか
によらず、ワックスは、汚れとして洗い流された小片の
表面に付着し、かかる小片に斑点状、縞状または薄膜状
の外観を与える。ワックスは、洗浄が行われている表面
上または洗浄装置に蓄積もし得る。
【0127】このワックスコーティングによる汚れは、
洗浄用組成物中に1種以上の界面活性剤を配合すること
により低減することができる。
【0128】洗浄用組成物の好ましい実施態様は、0.
1〜15重量%の上述のごときワックス封入漂白剤、1
〜75重量%のビルダー、式I:
【0129】
【化2】
【0130】〔式中、RはC6−C10直鎖状アルキル混
合物であり、R1及びR2はメチルであり、xは平均3で
あり、yは平均12であり、zは平均16である〕のも
のを含む非イオン性界面活性剤からなる群から選択され
る、0.1〜15重量%の界面活性剤、6〜18個の炭
素原子及び2〜30のアルキレンオキシドを含む脂肪族
アルコールのポリオキシエチレンまたは混合ポリオキシ
エチレン/ポリオキシプロピレン縮合物を含有する。
【0131】ケイ酸塩 本発明の組成物にはケイ酸ナトリウムまたはケイ酸カリ
ウムを、洗浄組成物の約1重量%から約40重量%、好
ましくは1〜20重量%のレベルで含有させ得る。ケイ
酸塩は、洗浄成分、アルカリ性源、金属腐食抑制剤、及
び食卓用陶器の釉の保護剤として用いる。特に有効であ
るのは、SiO2:Na2Oの比が約1.0から約3.
3、好ましくは約2から約3.2であるケイ酸ナトリウ
ムである。幾つかのケイ酸塩は固体状であり得る。
【0132】充填剤 水溶性である不活性粒状充填剤を洗浄組成物中に粉末の
形態で存在させることも可能である。充填剤は、充填剤
使用レベルにおいてカルシウムイオンまたはマグネシウ
ムイオンを沈澱させない物質であるべきである。この条
件からして、適当なのは有機または無機化合物である。
有機充填剤にはスクロースエステル及び尿素が含まれ
る。代表的な無機充填剤には、硫酸ナトリウム、塩化ナ
トリウム及び塩化カリウムなどが有る。好ましい充填剤
は硫酸ナトリウムである。充填剤の濃度は洗浄組成物の
0〜60重量%、好ましくは約10重量%から約30重
量%であり得る。
【0133】増粘剤及び安定剤 増粘剤の添加は液状の洗浄組成物にとってしばしば望ま
しい。モンモリロナイト(ベントナイト)、ヘクトライ
ト、サポナイト等を含めたスメクタイトクレーのような
チキソトロープ増粘剤を用いて、液状の洗浄組成物に粘
性を付与することができる。シリカ、シリカゲル及びア
ルミノケイ酸塩も増粘剤として用い得る。架橋ポリマー
を含めた(約30万から600万まで、及びそれ以上の
分子量を有する)ポリアクリル酸の塩も、単独で、また
は他の増粘剤と組み合わせて用い得る。自動食器洗い機
用の洗浄組成物のためにクレー増粘剤を用いることは、
例えば米国特許第4,431,559号、同第4,51
1,487号、同第4,740,327号及び同第4,
752,409号に開示されている。市販ベントナイト
クレーとしては、Combustion Engine
ering, Inc.から入手可能なKorthix
H及びKorthix VWH、American
Colloid Co.から入手可能なPolarge
l T、並びにEnglish China Clay
Co.から入手可能なGelwhiteクレー(特に
Gelwhite GP及びGelwhite H)な
どが挙げられる。これらの市販クレーのうちではPol
argel Tが、組成物を白く見せる点でその他のク
レーに優るので好ましい。組成物中に用いるクレー増粘
剤の量は0.1%から約10%、好ましくは0.5〜5
%である。ポリマーカルボン酸の塩を用いることが、例
えば英国特許出願第GB 2,164,350A号、米
国特許第4,859,358号及び同第4,836,9
48号に開示されている。
【0134】“ゲル”の外観及びレオロジーを有する液
状組成物を得ようとする場合、特に透明ゲルが所望であ
る場合は、塩素安定性のポリマー増粘剤が特に有用であ
る。米国特許第4,260,528号に、透明な自動食
器洗い機用洗剤中に用いる天然ガム及び樹脂が開示され
ているが、これらは塩素安定性でない。例えばB.F.
Goodrichによって製造され、商標“Carb
opol”の下に販売されている架橋アクリル酸ポリマ
ーが透明ゲルの生成に有効であることが判明しており、
比較的長期にわたって優れた塩素安定性の下で高粘度を
維持するためには分子量約400万のCarbopol
940及びCarbopol 617が特に好まし
い。上記以外に適当な塩素安定性のポリマー増粘剤は、
米国特許第4,867,896号に開示されている。
【0135】組成物中に用いる増粘剤の量は0〜5%、
好ましくは0.5〜3%である。
【0136】米国特許第3,956,158号及び同第
4,271,030号には長鎖カルシウム及びナトリウ
ム石鹸並びにC12〜C18硫酸塩のような安定剤及び/ま
たは補助構造剤(co−structurants)が
詳述してあり、また米国特許第4,752,409号に
は長鎖石鹸の他の金属塩の使用について詳述してある。
補助構造剤としては他にLaponiteR、並びに米
国特許第4,933,101号に開示されているような
金属酸化物とその塩などが挙げられる。液状洗浄組成物
中に用い得る安定剤の量は組成物の約0.01重量%か
ら約5重量%で、好ましくは0.01〜2重量%であ
る。上記のような安定剤のゲル状組成物への添加は任意
である。ゲルに特に適当と考えられる補助構造剤には、
組成物の0.01〜4%の三価金属イオン、Lapon
iteR及び/または1〜60%の水溶性構造キレート
化剤が含まれる。これらの補助構造剤はヨーロッパ特許
公開第0,323,209号に更に詳細に説明してあ
る。
【0137】脱泡剤 界面活性剤を含有する液状及び“ゲル”状洗浄組成物は
脱泡剤も含有し得る。適当な脱泡剤には、モノ及びジス
テアリル酸ホスフェート、シリコーン油及び鉱油が含ま
れる。洗浄組成物が脱泡性の界面活性剤しか含有しない
場合も、脱泡剤は食物由来の汚れによって生じる恐れの
有る泡を最小限とする一助となる。組成物は脱泡剤を
0.02〜2重量%、好ましくは0.05〜1.0重量
%含有し得る。
【0138】本発明の洗浄組成物中には上記以外にも様
々な成分を少量ずつ存在させ得る。そのような成分とし
ては、亜硫酸水素ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、還
元糖及び短鎖アルコールを非限定的に含む漂白掃去剤;
エタノール、イソプロパノール及びキシレンスルホネー
トのような溶剤及びヒドロトロープ;(粒状の)流れ調
整剤;酵素安定剤;汚れ沈澱防止剤;再付着防止剤;曇
り防止剤;防食剤;着色剤;他の機能性添加物;並びに
香料などが有る。洗浄組成物のpHは強酸または強塩基
の添加によって調節可能である。その際に用いるアルカ
リ度調節剤もしくは緩衝剤に、カルボン酸ナトリウムが
含まれる。
【0139】
【実施例】本発明の具体例を、以下の実施例によって詳
述する。本明細書の本文及び特許請求の範囲各項中で言
及した部、パーセンテージ及び比率は総て、特に断らな
いかぎり重量に基づく。
【0140】実施例A Glatt WSG−5流動床中で比較的低融点のワッ
クスを用いて、ワックスで封入した漂白剤粒子のバッチ
を二つ製造した。バッチAの漂白剤粒子の被覆には、パ
ラフィンワックスBoler 941RとAltafi
n 125Rとの80:20混合物を用いた。バッチB
の漂白剤粒子の被覆には100%のBoler 139
Rを用いた。次の諸条件下にClearon CDB
−56漂白剤粒子を被覆した。
【0141】
【表3】
【0142】トップ吹き付け法で製造したバッチは通常
その15〜20%が凝集物として失われる。バッチAで
は、11ポンド(5kg)のClearon CDB−
56R漂白剤粒子をパラフィンワックスBoler 9
41RとAltafin 125Rとの80:20混合物
6kgで被覆した。得られた封入漂白剤粒子は自動食器
洗い機用洗浄液中で優れた安定性を有した。
【0143】バッチBの漂白剤粒子の被覆は、次の諸条
件下に100%のパラフィンワックスBoler 13
97を流動床中に供給して行なった。
【0144】
【表4】
【0145】バッチBの封入CDB−56Rは、温度4
0℃でpH12.3の自動食器洗い機用洗浄液中で優れ
た安定性を有した。
【0146】実施例1 CDB ClearonR粒子を、実施例Aに述べたW
urster法によってパラフィンワックスBoler
1397で封入した。バッチFでは漂白剤粒子の封入
をパラフィンワックスBoler 1397のみで行な
ったが、バッチG〜Jでは漂白剤粒子の封入に、99%
のBoler 1397Rと1%以下の、次の第1表に
掲げたようなワックス添加物とのブレンドを用いた。バ
ッチF〜Jで用いた5種類のコーティングの、DSCス
キャンで測定した熱特性を第1表に示す。
【0147】
【表5】
【0148】いずれのコーティングも50重量%のレベ
ルに設けた。試料に、温度を48時間掛けて21℃から
−18℃まで徐々に低下させてから再び21℃まで上昇
させる凍結/融解サイクルを施した。このサイクルをゼ
ロ時点に中止し、残りの貯蔵試験の間試料を40℃の温
度下に置いた。試料は、ヨーロッパ特許公開第0,43
6,971号の実施例2に述べられているように封入粒
子を自動食器洗い機用洗浄液中に分散させて製造する。
各バッチの封入粒子で製造した別の一組の試料を最初か
ら40℃で貯蔵して、凍結/融解サイクルを施さなかっ
た封入粒子の安定性を試験する。上記2種の試験の結果
を五つのバッチF〜Jに関してまとめ、第2表に示す。
【0149】
【表6】
【0150】この実施例から、パラフィンコーティング
に少量含有させたワックス添加物は、封入粒子を反復凍
結/融解条件下に貯蔵した場合に該粒子の安定性を向上
させ得るが、コーティングの熱特性はさほど変化させな
いということが明らかである。
【0151】実施例2 粉末流動助剤での圧縮性低下 Clearon CDB−56漂白剤粒子をパラフィン
ワックスBoler1538(MP=47℃)で、実施
例1でのように被覆レベル50%に被覆して、封入漂白
剤粒子のバッチを製造した。ワックスコーティング材料
にはワックス添加物Hercolyn Dを、実施例1
でのように1%のレベルで添加した。
【0152】得られた各バッチに、次のような様々なト
ップコーティング材料を添加した。
【0153】
【表7】
【0154】選択したトップコーティング材料をワック
ス封入粒子に、標準的なVブレンダーでのブレンドによ
って付加した。ワックス封入粒子を(Paterson
Kelly製)Vブレンダーに装入し、そこに選択し
た材料粉末を加えた。材料が総てのワックス封入粒子と
接触することを確実にするべく、全体を約15分間ブレ
ンドした。上記選択した材料は粒子を覆うワックスの表
面に付着して、均一なシェル状コーティングを構成す
る。被覆が不完全であると形成されるシェルも不完全
で、ワックス表面の一部が露出したままとなる。不完全
なシェルは、変形を惹起する荷重が掛かると座屈する傾
向を有し、その結果ワックスコーティング表面の圧縮を
招く。2個の封入粒子の露出表面同士が圧縮下に当接す
ると、これらの粒子は凝集して使用不能となる。
【0155】粒子の強度を試験するべく、膨張計と呼称
される計器を用いた。膨張計は、一定荷重下に有る物質
の、該物質に付与される温度条件の変化につれての圧縮
を測定するように設計されている。膨張計はガラス製の
試料バイアルを有し、このバイアルに試験するべき物質
を装填した。次に、物質を浮動ピストンで覆い、ピスト
ンの高さを書き留めた。ピストンに取り付けられたガラ
スロッドを用いて、試料バイアルに所望の荷重を掛け
た。この荷重は、正味(バルク)輸送ドラマー貯蔵ホッ
パー内で掛かる荷重に似せて選択し得る。荷重を掛けた
ら試料を低温で平衡させ、温度変化が始まらないうちに
粒子の沈降に起因する圧縮が起こるのを防止した。試料
バイアルを炉に入れ、炉内温度を22℃から所定速度
(即ち0.3℃/分)で上昇させた。物質が圧縮開始温
度に達するとピストンは下方へ移動するので、ピストン
の高さの変化を記録した。ピストン高の変化の始まりを
観察することによって、物質が圧縮し始めた温度を確認
した。均一な二次コーティングを有する封入粒子はワッ
クスコーティングしか有しない封入粒子が圧縮し始める
温度より高温になるまで圧縮しないことが判明した。次
表に、上述の標準的膨張計試験で用いた試料と、これら
の試料が圧縮し始めた温度とを示す。
【0156】
【表8】
【0157】バッチ341、342及び345の被覆粒
子の顕微鏡写真は、実質的に均一なコーティングを示し
た。ワックス表面で実質的に均一なコーティングを構成
するのが平均粒径約5μm未満の物質であることも観察
された。
【0158】実施例3 ポリマーオーバーコーティングでの圧縮性低下 Clearon CDB−56漂白剤粒子を、実施例1
でのように1%レベルのワックス添加物Hercoly
n DとブレンドしたパラフィンワックスBoler
1397(MP=42℃)で被覆レベル50%に被覆し
て、封入漂白剤粒子のバッチを製造した。
【0159】漂白剤粒子を覆ったワックスの表面に選択
したポリマー溶液を吹き付けて、二次コーティングを形
成した。ポリマー溶液の封入粒子への吹き付けはWur
sterボトム吹き付けシステムにおいて行なった。ポ
リマー溶液の霧滴はワックス表面に広がった。しかし、
実施例1に述べたホットメルト噴霧の場合に異なり、こ
の霧滴は冷却及び硬化しなかった。替わりに霧滴は流動
床の高温部を通過し、そこで霧滴の水分が蒸発して、カ
プセル表面上に硬質のポリマーフィルムが生じた。
【0160】ポリマーコーティングは、水に溶解するの
でカプセルの機能に影響を及ぼさない。カプセルを液状
の最終組成物にブレンドすると、ポリマーフィルムは液
体中に存在する水に溶解し、本来のワックス封入粒子の
みを残す。
【0161】次のバッチを用いて、ポリマーフィルムか
ら成るオーバーコーティングがワックス封入粒子の圧縮
性に及ぼす影響について試験した。
【0162】
【表9】
【0163】膨張計(実施例2参照)を用いて粒子の強
度を試験した。先に述べたように、膨張計は温度上昇下
での物質の圧縮を測定する。上記表にまとめたデータを
見れば、カプセルの大規模な圧縮が始まる温度を確認す
ることができる。大規模な圧縮が起こるとカプセルは変
形及び凝集し、その結果使用不能となる。
【0164】上記試験結果から、二次ポリマーコーティ
ングを有するワックス封入粒子がワックスコーティング
しか有しない粒子に比較してより高い温度でより大きい
粒子強度を示すことは明らかである。ポリマーコーティ
ングの、比較的高い温度下で凝集を防止する能力は、正
味輸送及び貯蔵のためにきわめて有用である。
【0165】実施例4 二次ホットメルトコーティングでの圧縮性低下 CDB Clearon漂白剤粒子を、実施例1でのよ
うに1%レベルのワックス添加物Hercolyn D
とブレンドしたパラフィンワックスBoler1538
(MP=47℃)で被覆レベル50%に被覆して、封入
漂白剤粒子のバッチを製造した。
【0166】凝集を防止するためには、カプセル表面が
硬質シェル状であることが望ましい。カプセル表面を硬
質シェル状とする一方法では、カプセルに、一次ワック
スコーティングより高温で融解し、しかも水性組成物に
は溶解する二次コーティングを付加する。理想的なコー
ティングは、正味輸送及び貯蔵中にワックスコーティン
グのみの場合より高い温度に耐え、かつカプセルを液体
とブレンドした時カプセルの機能に影響を及ぼさない。
このような特性を具えたコーティングの一例に、分子量
4400〜4800、融点範囲57〜61℃のポリエチ
レングリコールであるCarbowax 4600(U
nion Carbide)が有る。
【0167】ワックス封入粒子上にCarbowaxコ
ーティングを、実施例1に述べたのと同じWurste
rホットメルト被覆法で(5及び10重量%のレベル
に)設けた。Carbowaxはカプセル全体を覆う完
全なシェルを構成し、ワックスより高温で融解する遮断
層をもたらした。この遮断層は、単独のワックスコーテ
ィングが軟化し始める温度においてカプセルの圧縮を防
止した。Carbowaxで被覆した粒子の高温下での
強度を試験するべく膨張計を用いた(実施例2参照)。
次表に、上記試料とこれらの試料が標準的な膨張計試験
で圧縮し始めた温度とを示す。
【0168】
【表10】
【0169】上記試験結果から、Carbowaxから
成る二次コーティングがワックス封入粒子の高温下での
強度を高めたことは明らかである。5%コーティングよ
りも10%コーティングの方が厚い遮断層をもたらし、
従って比較的高い温度に関してより優れた遮断を実現す
るのでより有効である。これら2種の二次コーティング
はいずれも、ワックスコーティングのみの場合にはるか
に優るコーティングを実現し、それによって高温下での
正味貯蔵及び輸送を容易にする。
【0170】ここまでの記述及び実施例は、本発明の特
定の具体例を説明するものである。これらの具体例に照
らして様々な変形が当業者に示唆され、それらはいずれ
も本発明の精神及び範囲を逸脱しない。
フロントページの続き (72)発明者 ポール・アンソニー・ハンナ アメリカ合衆国、ニユー・ヨーク、クイー ンズ・ビレツジ、トウハンドレツド・アン ド・トウウエンテイ・フアースト・ストリ ート・94−05 (72)発明者 ロバート・ガブリエル アメリカ合衆国、メリーランド、エリコツ ト・シテイ、ガデル・ドライブ・9676 (72)発明者 リチヤード・セイラー アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー、ハ リントン・パーク、コロニアル・ドライ ブ・50 (72)発明者 アリス・スーザン・ゴールドマン アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー、ホ ボクン、ガーデン・ストリート、ナンバ ー・2・507

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄組成物に使用するのに適しているワッ
    クス封入したコア材料粒子であって、 a)水溶性もしくは水分散性であるか、又は約40℃〜
    約50℃の温度範囲で溶解、分散もしくは溶融する非脆
    化性コア粒子の形態のコア材料を10〜80重量%含ん
    でいると共に、 b)融点が約40℃〜約50℃であり且つ固体含量が4
    0℃で約35〜100%、50℃で0〜約15%である
    1種類以上のパラフィンワックスからなる厚さ100〜
    1,500ミクロンの連続的凝集性ワックスコーティン
    グを20〜90重量%含んでおり、前記ワックスコーテ
    ィングが、広範囲の温度の下で封入体の安定性を増加さ
    せることができる適当なワックス添加剤を少量含んでい
    ることを特徴とするワックス封入したコア材料粒子。
  2. 【請求項2】粒子が前記ワックス添加剤を0.5〜1重
    量%含んでいることを特徴とする請求項1に記載の封入
    粒子。
  3. 【請求項3】ワックス添加剤が樹脂の水素化メチルエス
    テルであることを特徴とする請求項1又は2に記載の封
    入粒子。
  4. 【請求項4】コア材料が、漂白剤、漂白剤触媒、酵素、
    過酸前駆体、ジアシルペルオキシド及び界面活性剤から
    選択したものであることを特徴とする請求項1から3の
    いずれか一項に記載の封入粒子。
  5. 【請求項5】40〜60重量%の前記コア材料(a)と
    40〜60重量%の前記ワックスコーティング(b)と
    を含んでいる請求項1から4のいずれか一項に記載の封
    入粒子。
  6. 【請求項6】ケイ酸カルシウム、二酸化ケイ素、ケイ酸
    ナトリウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸アルミニウム
    ナトリウム、セルロースポリマー、ポリエチレングリコ
    ール及びこれらの混合物から選択した実質的に均一な二
    次的トップコーティングを含んでいることを特徴とする
    請求項1から5のいずれか一項に記載の封入粒子。
  7. 【請求項7】コーティングがケイ酸カルシウム及び/又
    は二酸化ケイ素であることを特徴とする請求項6に記載
    の封入粒子。
  8. 【請求項8】a)請求項1から7のいずれか一項に記載
    の粒子の形態の封入コア材料を当該組成物の0.01〜
    20重量%含み、 b)アルカリ性物質を0.1〜30重量%含み、且つ c)残部が水である 液体洗浄組成物。
  9. 【請求項9】更に、0.1〜15重量%の界面活性剤も
    含んでいることを特徴とする請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】洗剤組成物に使用するための2種類の封
    入コア粒子の形成に使用されている第1のコア材料が過
    酸化水素発生化合物であり、第2のコア材料が過酸前駆
    体であることを特徴とする請求項8に記載の組成物。
  11. 【請求項11】第1のコア材料が過酸化水素発生化合物
    であり、第2のコア材料が漂白剤触媒であることを特徴
    とする請求項8に記載の組成物。
  12. 【請求項12】第1のコア材料が過酸化水素発生化合物
    であり、第2のコア材料が過酸前駆体であり、第3のコ
    ア材料が漂白剤触媒であることを特徴とする請求項8に
    記載の組成物。
  13. 【請求項13】0.1〜約5重量%の増粘剤と、0.1
    〜60重量%のビルダーと、0.1〜5重量%の酵素
    と、0.1〜2重量%の香料とをも含んでいることを特
    徴とする請求項8に記載の組成物。
  14. 【請求項14】液体洗剤組成物に使用するのに適した粒
    子を形成すべく固体コア材料の周りに凝集性の連続した
    コーティングを形成する方法であって、 a)水溶性もしくは水分散性であるか又は約40℃〜約
    50℃の温度範囲で溶解、分散もしくは溶融する非脆化
    性コア粒子の形態のコア材料を選択し、 b)前記コア粒子を流動床に懸濁させ、 c)コア粒子の周りにコーティングを形成すべく、融点
    が約40℃〜約50℃であり且つ固体含量が40℃で1
    00〜約35%、50℃で0〜約15%である1種類以
    上のパラフィンワックスを選択し、 d)この1種類以上のパラフィンワックスを、総てのワ
    ックスが溶融するように融点より高い温度に加熱し、 e)流動床の温度がワックスの融点より高くならないよ
    うに、コア粒子に空気を通して流動床を流動化し、且つ f)各コア粒子の周りに約100〜約1,500ミクロ
    ンの厚さの連続的凝集性パラフィンワックスコーティン
    グを形成するに十分な流量及び十分な時間で溶融パラフ
    ィンワックスを流動床に噴霧する ステップを含み、パラフィンワックスコーティングに少
    量の適当なワックス添加剤を加えることを特徴とする方
    法。
  15. 【請求項15】選択ステップa)が、コア粒子を形成す
    べく選択したコア材料の凝集処理も含むことを特徴とす
    る請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】コア粒子の平均直径が100〜2,50
    0ミクロンであることを特徴とする請求項14に記載の
    方法。
  17. 【請求項17】コア粒子1kg当たり約10〜約40g
    /分の流量で溶融パラフィンワックスを流動床に噴霧す
    ることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  18. 【請求項18】ワックスコーティングした粒子が、10
    〜80重量%の固体コア材料と、20〜90重量%の前
    記ワックス添加剤含有ワックスコーティングとで構成さ
    れることを特徴とする請求項14〜17に記載の方法。
  19. 【請求項19】ワックス添加剤が樹脂の水素化メチルエ
    ステルであることを特徴とする請求項14から18のい
    ずれか一項に記載の方法。
  20. 【請求項20】選択ステップ(a)が、漂白剤、過酸前
    駆体、酵素、漂白剤触媒及び界面活性剤からコア材料を
    選択することからなることを特徴とする請求項14に記
    載の方法。
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