JPH0950663A - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JPH0950663A
JPH0950663A JP7198312A JP19831295A JPH0950663A JP H0950663 A JPH0950663 A JP H0950663A JP 7198312 A JP7198312 A JP 7198312A JP 19831295 A JP19831295 A JP 19831295A JP H0950663 A JPH0950663 A JP H0950663A
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JP
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Application number
JP7198312A
Other languages
English (en)
Inventor
Shogo Sato
尚吾 佐藤
Yoshihiro Ichikawa
義博 市川
Satoru Anada
悟 穴田
Atsushi Iizuka
厚 飯塚
Takehiro Matsuda
武浩 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な操作でローディング/アンローディン
グ時間の短縮化を図るとともに、連続再生及び記録を確
実に行うことができ、しかも構成の簡略化を図ることに
よって装置の小型化をも図ること。 【解決手段】 ホルダを挿入口からプレーヤ部であるサ
ーボメカ側に搬送すると同時に、ホルダをサーボメカか
ら挿入口側に搬送するようにした。駆動ピンの変位力に
より、ホルダに駆動力を付与するようにした。ホルダに
ガイドピンを立設し、ガイド溝を各ガイドピンと同数だ
け形成した。挿入口からホルダに挿入される際の押し込
み力によって起動スイッチがオンされることにより、駆
動モータを駆動させるようにした。連続記録が終了する
までの間、挿入口側に移動されているホルダ内部の記録
媒体の取出しを禁止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体のローデ
ィング/アンローディング動作を、同時期に行わせるよ
うにしたディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車載用のテープデッキ等のディス
クプレーヤの多くは、再生されるカセットハーフが1個
であることを前提としてメカニズムが設計されている。
【0003】すなわち、再生しようとするカセットハー
フを装置のカセット挿入口に挿入し、その後部を僅かに
押し込むと、ローディング機構によって再生位置まで搬
送された後、磁気テープに記録されている情報が再生さ
れる。
【0004】ところが、このように1個のカセットハー
フの再生を対象とするディスクプレーヤにあっては、他
のカセットハーフを再生しようとする場合、一旦、再生
中のカセットハーフをイジェクト(アンローディング)
した後、他のカセットハーフを新たに挿入して再生位置
まで搬送する(ローディング動作)必要がある。そのた
め、自動車等に搭載されているカーステレオにあって
は、運転中にカーステレオの操作を行うことが多く、そ
の操作が煩わしいものとなっている。
【0005】そこで、カセットハーフのたとえば再生中
に次に再生すべきカセットハーフが外部から挿入された
とき、挿入されたカセットハーフと再生中のカセットハ
ーフとを自動的に入れ替えることで、2個のカセットハ
ーフを連続的に再生することができるディスクプレーヤ
が知られている。
【0006】すなわち、図1に示すように、機器本体1
0のカセット挿入口11にあるカセットホルダ20に次
に再生又は記録しようとするカセットハーフ25を挿入
すとると、図2に示すように、カセットホルダ20がキ
ャリッジ30によって第1の搬送路12の最奥部にある
待機位置13まで搬送される。次いで、再生機構35装
着されているカセットハーフ26を保持しているカセッ
トホルダ21がエレベータ機構31によって第2の搬送
路14を上昇し、第1の搬送路12上に到達した後、図
3に示すように、カセット挿入口11側に押し出され
る。
【0007】それと同時に、待機位置13にて待機して
いるカセットホルダ20がキャリッジ30によって第2
の搬送路14の位置まで戻されると、図4に示すよう
に、エレベータ機構31によって第2の搬送路14を再
生機構35側まで下降される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来のディスクプレーヤでは、第1の搬送路12の待機
位置13にてカセットハーフ25を保持しているカセッ
トホルダ20を待機させている間、再生機構35側に位
置するカセットハーフ26を保持しているカセットホル
ダ21をカセット挿入口11側に移動させた後、カセッ
トホルダ20を再生機構35側に移動させることで、カ
セットハーフ25及び26を自動的に入れ替えることが
できるため、2個のカセットハーフ25及び26のロー
ディングとアンローディングとを連続して行うことがで
きる。
【0009】ところが、このようなディスクプレーヤで
は、カセット挿入口11に位置するカセットホルダ20
を第1の搬送路12の待機位置13まで搬送する工程
と、再生機構35側に位置するカセットホルダ21を第
2の搬送路14から第1の搬送路12を経てカセット挿
入口11側に移動させる工程と、待機位置13にて待機
しているカセットホルダ20を第1の搬送路12から第
2の搬送路14を経て再生機構35側に搬送する工程と
がそれぞれ順を追って進められる構成がとられているこ
とから、カセットハーフ25又は26の搬送時間(ロー
ディング/アンローディング時間)が長引いてしまうと
いう不具合があった。
【0010】また、搬送路が水平方向に延びた第1の搬
送路12と垂直方向に延びた第2の搬送路14とで構成
されているため、カセットホルダ20及び21の搬送経
路が複雑なものとなるばかりか、それぞれの搬送路にて
カセットホルダ20及び21を搬送するための搬送機構
が別構成となっていることから、これらカセットホルダ
20又は21を搬送するための搬送機構の構成も複雑な
ものとなってしまうという不具合があった。
【0011】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、簡単な操作でローディング/アンローディ
ング時間の短縮化を図るとともに、連続再生及び記録を
確実に行うことができ、しかも構成の簡略化を図ること
によって装置の小型化をも図ることができるディスクプ
レーヤを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
1つの記録媒体の挿入を可能とするプレーヤ本体の挿入
口に待機している第1又は第2のホルダに対して記録媒
体を挿入すると、ホルダ搬送機構によって前記第1又は
第2のホルダがプレーヤ本体内部の記録及び/又は再生
を行うプレーヤ部まで搬送されるディスクプレーヤであ
って、前記ホルダ搬送機構には、前記プレーヤ部と前記
挿入口との間で、前記第1及び第2のホルダを別個に案
内する第1及び第2の案内手段と、前記第1及び第2の
ホルダに対し、前記挿入口と前記プレーヤ部との間で前
記第1及び第2のホルダを互いに逆向き駆動させるため
の駆動力を付与する駆動力付与手段とが具備され、前記
第1のホルダが前記第1の案内手段によって前記挿入口
から前記プレーヤ部に向かう方向に案内されると同時
に、前記第2のホルダが前記第2の案内手段によって前
記プレーヤ部から前記挿入口に向かって案内されること
を特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、前記駆動力付与手
段には、単一のモータによって回転駆動され、その回転
中心に対して略180度対称となる位置に形成された第
1及び第2の係合部を有する回転部材を具備し、前記回
転部材の回転に伴う前記第1の係合部の変位力により、
前記第1のホルダに駆動力が付与され、前記回転部材の
回転に伴う前記第2の係合部の変位力により、前記第2
のホルダに駆動力が付与されることを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、前記第1及び第2
の案内手段には、前記プレーヤ本体内部のシャーシの左
右両側板に設けられた案内溝と、前記第1及び第2のホ
ルダの左右両側部から立設され、前記案内溝に摺動自在
に係合されるガイドピンとが具備され、前記第1のホル
ダの左右両側部のいずれか一方側から少なくとも1本の
ガイドピンが立設され、他方側から前記一方側よりも多
数のガイドピンが立設され、前記第2のホルダにおいて
は前記第1のホルダと対称にガイドピンが立設され、更
に前記案内溝が前記第1及び第2のホルダから立設され
たピンと同数だけ形成されていることを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、前記駆動力付与手
段は、前記記録媒体が前記挿入口から前記第1又は第2
のホルダに挿入される際の押し込み力によって起動され
ることを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、前記プレーヤ部が
記録又は再生状態にあるか否かを認識し、前記記録又は
再生状態にあるときには前記駆動力付与手段の起動を禁
止し、記録再生状態にないときには前記挿入口を介して
の前記記録媒体の前記第1又は第2のホルダへの押し込
み力によって前記駆動力付与手段を起動させる駆動制御
手段が具備されていることを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明は、前記プレーヤ部で
読み出された記録情報を順次記憶し、所定時間後に順次
排出する情報記憶手段と、前記記録媒体が前記挿入口を
介して前記第1又は第2のホルダに挿入される際の押し
込み力により前記駆動力付与手段を起動させる起動手段
と、前記プレーヤ部が再生状態にあるとき、前記起動手
段を停止状態とし、前記プレーヤ部の再生終了が検知さ
れたとき、前記駆動力付与手段を起動させる駆動制御手
段とが具備されていることを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明は、前記プレーヤ本体
外部から伝送された情報を順次記憶し、所定時間後に順
次排出する情報記憶手段と、前記記録媒体が前記挿入口
を介して前記第1又は第2のホルダに挿入される際の押
し込み力によって前記駆動力付与手段を起動させる起動
手段と、前記プレーヤ部が記録状態にあるときは前記起
動手段を停止させ、前記プレーヤ部の記録が終了した時
点で前記駆動力付与手段を起動させる駆動制御手段とが
具備されていることを特徴とする。
【0019】請求項8記載の発明は、前記第1のホルダ
内部の第1の記録媒体に対しての情報の記録が終了し、
前記挿入口と前記プレーヤ部との間で前記第1及び第2
のホルダの入れ替えが行われた後、前記第2の記録媒体
に対しての連続記録が終了するまでの間、前記挿入口側
に移動されている前記第1のホルダ内部の第1の記録媒
体の取出しを禁止する取出し禁止手段と、前記第2の記
録媒体に対しての連続記録の終了が検知され、且つ前記
第1の記録媒体及び第2の記録媒体に対してのTOC情
報の記録の終了が検知されたとき、前記取出し禁止手段
の取出し禁止状態を解除する駆動制御手段とが具備され
ていることを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1記載の発明では、第1のホルダを第1
の案内手段によって挿入口からプレーヤ部に向かう方向
に案内すると同時に、第2のホルダを第2の案内手段に
よってプレーヤ部から挿入口に向かって案内するように
したので、第1のホルダ及び第2のホルダのローディン
グ/アンローディングの経路長を略同じとすることがで
き、ローディング/アンローディングに要する時間の短
縮化が図れる。
【0021】請求項2記載の発明では、回転部材の回転
に伴う第1の係合部の変位力により、第1のホルダに駆
動力を付与し、回転部材の回転に伴う第2の係合部の変
位力により、第2のホルダに駆動力を付与するようにし
たので、第1のホルダ及び第2のホルダに付与する駆動
力を単一のモータ及びこのモータの駆動力によって回転
する回転部材の回転力によって得ることができ、機構の
簡素化が図れ装置の小型化が図れる。
【0022】請求項3記載の発明では、第1のホルダの
左右両側部のいずれか一方側から少なくとも1本のガイ
ドピンを立設し、他方側から一方側よりも多数のガイド
ピンを立設し、第2のホルダにおいては第1のホルダと
対称にガイドピンを立設し、更に案内溝を第1及び第2
のホルダから立設したピンと同数だけ形成したので、第
1のホルダ及び第2のホルダのガイド支持構成の簡素化
が図れ装置の小型化が図れる。
【0023】請求項4記載の発明では、挿入口から第1
又は第2のホルダに挿入される際の押し込み力によって
駆動力付与手段を起動させるようにしたので、イジェク
ト操作が不要となり、操作の簡素化が図れる。
【0024】請求項5記載の発明では、プレーヤ部が記
録又は再生状態にあるときには駆動力付与手段の起動を
禁止し、記録再生状態にないときには挿入口を介しての
記録媒体の第1又は第2のホルダへの押し込み力によっ
て前記駆動力付与手段を起動させるようにしたので、記
録再生時にはローディングのオート起動を禁止させるこ
とができ、記録再生時における情報の記録再生の音途切
れの発生が防げる。
【0025】請求項6記載の発明では、プレーヤ部で読
み出された記録情報を順次記憶し、所定時間後に順次排
出する情報記憶手段を具備したので、第1及び第2の記
録媒体に対する連続再生を行わせる際の第1及び第2の
記録媒体の入れ替え時において、音途切れを発生させる
ことなく第1及び第2の記録媒体の連続再生が可能とな
る。
【0026】請求項7記載の発明では、プレーヤ本体外
部から伝送された情報を順次記憶し、所定時間後に順次
排出する情報記憶手段を具備したので、第1及び第2の
記録媒体に対する連続記録を行わせる際の第1及び第2
の記録媒体の入れ替え時において、音途切れを発生させ
ることなく第1及び第2の記録媒体の連続記録が可能と
なる。
【0027】請求項8記載の発明では、第1のホルダ内
部の第1の記録媒体に対しの情報の記録が終了し、挿入
口と前記プレーヤ部との間で第1及び第2のホルダの入
れ替えが行われた後、第2の記録媒体に対しての連続記
録が終了するまでの間、挿入口側に移動されている第1
のホルダ内部の第1の記録媒体の取出しを禁止するよう
にし、第2の記録媒体に対しての連続記録の終了が検知
され、且つ前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体に対
してのTOC情報の記録の終了が検知されたとき、取出
し禁止状態を解除するようにしたので、連続記録が行わ
れている第1及び第2の記録媒体の管理を容易とするこ
とができ、しかも第1及び第2の記録媒体の情報の記録
終了後、両者の記録媒体に対してのTOC情報の記録が
確実に行われる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の詳細
を図面に基づいて説明する。図5及び図6は、本発明の
ディスクプレーヤの一実施例を示すものである。これら
の図に示すように、挿入口100Aを有したディスクプ
レーヤのコ字形状のケーシング100の天板110に配
設されている駆動モータ120からの駆動力は駆動軸1
21に取り付けられているプーリ122に掛けられたベ
ルト123を介し、軸124に回転自在に取付けられて
いる受プーリ125に伝達される。
【0029】受プーリ125からは、同軸上に設けられ
ている図示省略の小ギヤに噛合う伝達ギヤ126を介し
て軸127に回転自在に取付けられている伝達ギヤ12
8に伝達され、伝達ギヤ128と同軸的に設けられてい
るギヤ129を介し軸137を支点として回転自在とさ
れたカムギヤ130に伝達される。
【0030】カムギヤ130の下面側の回転軸137近
傍には、ストッパピン135,136が設けられてお
り、ケーシング100の天板110に突設されたストッ
パ片103に当接することによって、カムギヤ130の
時計又は反時計方向への回転角が規制されている。
【0031】またカムギヤ130の外周部下面側には、
4個の駆動ピン131a,131b,132a,132
bが突設されている。これらの駆動ピン131a,13
1b,132a,132bは、天板110の側端部に平
行に設けられているガイド溝101,102に沿って移
動自在とされたスライダ140a,140bの係合溝部
141a,142a,141b,142bに係合し、こ
れらスライダ140a,140bを同タイミングで交互
に矢印a,b方向に移動させるものである。
【0032】各スライダ140a,140bには、駆動
プレート143a,143bが取付けられている。各駆
動プレート143a,143bには、後述するホルダ1
70,180のガイドピン171〜173,181〜1
83及びサーボメカ190のガイドピン210〜213
を係合する溝部144a,145a,144b,145
bが設けられている。
【0033】スライダ140a,140bの矢印a,b
方向への移動は、駆動プレート143a,143bを介
してホルダ170,180に伝達され、ホルダ170,
180を矢印a,b方向へ駆動するとともに、サーボメ
カ190の昇降をも行わせる。これらの機構については
後述する。
【0034】また、図7に示すように、スライダ140
a,140bの挿入口100A側に位置する係合溝部1
41a,141bの方が、挿入口に離れた側に位置する
係合溝部142a,142bよりも長く形成されてお
り、係合溝部141a,141bに連続して傾斜逃げ部
141a´,141b´が形成され、係合溝部142
a,142bに連続して傾斜逃げ部142a´,142
b´が形成されている。
【0035】ここで、カムギヤ130がスライダ140
a,140bを駆動する動作について、図5及び図7を
もとに説明する。
【0036】図5においては、スライダ140bは挿入
口100A側に位置しスライダ140aはケーシング1
00の奥側に位置しており、駆動ピン131aが係合溝
部141aに嵌入し駆動ピン132aが係合溝部142
bに嵌入している。
【0037】ちなみに、この状態においては、挿入口1
00Aを通じてディスクをホルダ170に挿入可能であ
り、またホルダ180に収納されたディスクはプレーヤ
部であるサーボメカ190(詳細は後述する)にクラン
プ装着されている。
【0038】ここで、カムギヤ130が時計回り方向に
回転すると、まず駆動ピン131aが係合溝部141a
の内壁を押圧してスライダ140aを矢印b方向に向か
って移動させるとともに、駆動ピン132aが係合溝部
142bの内壁を押圧してスライダ140bを矢印a方
向へ移動させる。
【0039】その後、駆動ピン131a,132aはそ
れぞれ係合溝部141a,141bから離れるが、それ
と同時に駆動ピン131b,132bがそれぞれ係合溝
部142a,141bに嵌り込んで駆動力を伝えるた
め、スライダ140a,140bは引き続き連続して駆
動される。
【0040】更に、カムギヤ130が同方向に回転する
と、図7に示すように、スライダ140aは挿入口10
0A側に到達し、スライダ140bはケース100の奥
部に到達する。この状態においては、挿入口100Aを
通じてディスクをホルダ180に挿入可能であり、また
ホルダ170に収納されたディスクはプレーヤ部である
サーボメカ190にクランプ装着されている。
【0041】更に、図7の状態からカムギヤ130が同
方向に若干量回転すると、スライダ140aは駆動ピン
131bが係合溝142aから離脱しているために駆動
されないが、スライダ140bは駆動ピン132bがま
だ係合溝141bに嵌入しているため(係合溝141b
が係合溝142aより長いから)、矢印a方向に若干量
駆動される。このスライダ140bの移動によって、ホ
ルダ170はプレーヤ部であるサーボメカ190ととも
に若干矢印a方向に移動する。このホルダ170の単独
での移動は、磁気ヘッド196を変位させて記録モード
と再生モードの切換えを行わせるためのものである。こ
れについては後述する。
【0042】ケーシング100の右側板150及び左側
板160には、後述するホルダ170,180やサーボ
メカ190の移動をガイドするガイド溝151〜155
及び後述するガイド溝161〜165が形成されてい
る。これらガイド溝151〜155及び161〜165
の詳細についても後述する。
【0043】ケーシング100には、後述するMD(ミ
ニディスク)260(記録再生用)又は270(再生
用)を保持するホルダ170,180及びMD260,
270に対して情報の記録再生を行うプレーヤ部である
サーボメカ190が配設されている。
【0044】ホルダ170,180にはそれぞれ左右対
称となる位置に、3本のガイドピンが取付けられてい
る。すなわち、ホルダ170の右側部には、1個のガイ
ドピン171が取付けられており、左側部には2個のガ
イドピン172,173が取付けられている。ホルダ1
80の右側部には、2個のガイドピン181,182が
取付けられており、左側部には1個のガイドピン183
が取付けられている。これらガイドピン171〜173
及び181〜183の係合状態についても後述する。
【0045】図8は、プレーヤ部であるサーボメカ19
0の詳細を示すものである。メカプレート191の中央
部にはターンテーブル193とそれを回転駆動するスピ
ンドルモータ192が取付けられている。
【0046】ピックアップ202は、メカプレート19
1に取り付けられたガイドシャフト204に対して摺動
可能に取り付けられるとともに、ジョイント194に固
定されている。
【0047】ジョイント194には、軸195aを支点
としてヘッドホルダ195が矢印P,Q方向に回転可能
に取り付けられるとともに、ヘッドホルダ195の回転
量を規制する回動規制ピン194aが設けられている。
このヘッドホルダ195には、磁気ヘッド196が取り
付けられている。
【0048】また、メカプレート191の後方には規制
部材197が取り付けられており、ジョイント194を
挟むように一対の規制片197a,197bを備え、こ
の規制片197a,197bには長溝198a,198
bがそれぞれ形成されている。長溝198a,198b
には、シャフト201が摺動可能に挿通されており、一
対のスプリング200によって長溝198a,198b
の伸長するX方向に付勢されている。
【0049】以上の構成により、磁気ヘッド196は、
軸195aを支点とした回動によってピックアップ20
2に対して近接する位置と離間する位置との間を移動可
能とされている。
【0050】すなわち、シャフト201がスプリング2
00の付勢力に抗して長溝198a,198bのY方向
側にあるときは、磁気ヘッド196は、その自重により
矢印P方向に回動し回動規制ピン194aに当接するこ
とにより、ピックアップ202に対して近接する位置に
位置決めされるのであるが、シャフト201がスプリン
グ200の付勢力によって長溝198a,198bのX
方向側にあるときには、ヘッドホルダ195の係合片1
95aを押し込み、これによりヘッドホルダ195を矢
印Q方向に回動させるので、磁気ヘッド196はピック
アップ202に対して離間した位置に位置決めされるの
である。
【0051】ここで、シャフト201の長溝198a,
198b内における移動は、既に前述したヘッドホルダ
195の単独移動により行われる。
【0052】すなわち、ローディングされたヘッドホル
ダ195内のディスクがサーボメカ190のターンテー
ブル193に対してクランプされたとき、シャフト20
1は長溝198a,198bの矢印X方向にあり、磁気
ヘッド196はピックアップ202に対して離間した位
置にあるが、ヘッドホルダ195とサーボメカ190が
ディスクをクランプした一体状態で矢印a方向に移動す
ると、シャフト201はケーシング100に一体に設け
られた図示しない当接部に当接しこれにより長溝198
a,198bの矢印Y方向に移動するので、磁気ヘッド
196はピックアップ202に対して近接した位置に移
動するのである。
【0053】なお、ディスクへの記録は、磁気ヘッド1
96がピックアップ202に対して近接する位置にある
あるときに行われ、このとき両者はディスクを挟んで正
対面しており、ピックアップ202がディスクに照射し
たスポットの位置に磁気ヘッド196からの磁束を付与
することができる。ディスクの再生は、磁気ヘッド19
6がピックアップ202に対して離間する位置にあると
きに行われる。更に、ピックアップ202と磁気ヘッド
196はジョイント194を介して連結されているた
め、ガイドシャフト204の伸長方向に同期して移動で
きるようになっている。この移動力は、ギアボックス2
06を介してメカプレート191に取り付けられた駆動
モータ205がその駆動力を図示しない伝達機構により
ピックアップ202に伝達することによって付与され
る。
【0054】図9は、上記の各ガイドピン171〜17
3、181〜183及び210〜213の係合状態を示
すものである。
【0055】これらの図に示すように、ホルダ170の
右側部に取付けられている1個のガイドピン171は、
ケーシング100の右側板150のガイド溝151に係
合されている。ホルダ170の左側部に取付けられてい
る2個のガイドピン172,173はそれぞれケーシン
グ100の左側板160のガイド溝161,162に係
合されている。
【0056】ホルダ180の右側部に取付けられている
2個のガイドピン181,182は、それぞれケーシン
グ100の右側板150のガイド溝152,153に係
合されている。ホルダ180の左側部に取付けられてい
る1個のガイドピン183は、ケーシング100の左側
板160のガイド溝163に係合されている。
【0057】サーボメカ190のメカプレート191の
両側部に取り付けられているガイドピン210〜213
は、それぞれケーシング100の右側板150及び左側
板160のガイド溝154,155,164,165に
係合されている。
【0058】ここで、ホルダ170のガイドピン171
〜173を係合しているガイド溝151,161,16
2にあっては、始端部151a,161a,162a、
傾斜部151b,161b,162b及び終端部151
c,161c,162cで構成されており、いずれも始
端部側が終端部側より高く設定されている。また、各ガ
イドピン171〜173が始端部側に位置していると
き、ホルダ170が挿入口100A側に位置し、終端部
側に位置しているとき、サーボメカ190側に位置す
る。
【0059】また、ホルダ180のガイドピン181〜
183を係合しているガイド溝152,153,163
にあっても、始端部152a,153a,163a、傾
斜部152b,153b,163b及び終端部152
c,153c,163cで構成されており、いずれも上
記同様に、始端部側が終端部側より高く設定されてい
る。また、上記同様に、各ガイドピン181〜183が
始端部側に位置しているとき、ホルダ180が挿入口1
00A側に位置し、終端部側に位置しているとき、サー
ボメカ190側に位置する。
【0060】更に、図9に示されるように、ホルダ17
0を案内するガイド溝151,161,162とホルダ
180を案内するガイド溝152,153,163の高
さは各々異なっているが、それに対応させて、ホルダ1
70のガイドピン171,172,173の位置とホル
ダ180のガイドピン181,182,183の位置を
各々異ならせているため、挿入口100A側に位置した
ときのホルダ170,180は各々同じ高さに位置し、
サーボメカ190側に位置したときのホルダ170,1
80も各々同じ高さに位置するようになっている。
【0061】また、メカプレート191のガイドピン2
10〜213を係合しているケーシング100の右側板
150及び左側板160のガイド溝154,155,1
64,165にあっては、傾斜部154a,155a,
164a,165a及び水平部154b,155b,1
64b,165bで構成されている。各ガイドピン21
0〜213が傾斜部側に位置するとき、サーボメカ19
0の待避位置となり、水平部側に位置するとき、サーボ
メカ190の記録再生位置となる。
【0062】ケーシング100の右側板150側の駆動
プレート143aの溝部144aとホルダ180のガイ
ドピン182との係合状態にあっては、駆動プレート1
43aが矢印a方向に移動しているとき、ガイドピン1
82が溝部144aの縦溝部144a1 に係合されてい
る。
【0063】駆動プレート143aが矢印b方向に移動
し(すなわち、下側に位置するホルダ180がアンロー
ディングされるとき)、ガイドピン182がガイド溝1
52の傾斜部152bに沿って上方に変位するとき、縦
溝部144a1 を上昇し、ガイド溝152の始端部15
2a側に変位したとき、ガイドピン182が係合溝部1
44a2 側に移る。
【0064】このとき、ホルダ180のガイドピン18
1は、ガイドピン182の変位に併せてガイド溝153
の終端部153cから傾斜部153bまで水平方向に変
位し、更に傾斜部153bから始端部153a側に変位
する。また、ホルダ180のガイドピン183も同様
に、左側板160側のガイド溝163(上記ガイド溝1
53と同形状とされている)の終端部163cから傾斜
部163bまで水平方向に変位し、更に傾斜部163b
から高い位置にある始端部163a側に変位する。これ
により、ホルダ180は、各ガイドピン181〜183
による3点支持によって傾くことなくアンローデングが
行われる。
【0065】ちなみに、駆動プレート143aが矢印b
方向から矢印a方向(ローディング方向)に移動され、
ローディングが完了する直前位置に到達すると、駆動プ
レート143aの溝部145aがメカプレート191の
ガイドピン211に係合し、ガイドピン211をガイド
溝155の傾斜部155aに沿って上方に変位させ、高
い位置にある水平部155b側に変位させる。これによ
り、ホルダ180に保持されているMD260又は27
0の後述するディスク265又は275がサーボメカ1
90のターンテーブル193によってクランプされる。
【0066】一方、ケーシング100の左側板160側
の駆動プレート143bとホルダ170のガイドピン1
73との係合状態にあっては、駆動プレート143bが
矢印b方向に移動しているとき、ガイドピン173が駆
動プレート143bの溝部144bに係合されている。
【0067】駆動プレート143bが矢印a方向に移動
し(すなわち、上側に位置するホルダ170がローディ
ングされるとき)、ガイドピン173がガイド溝161
の始端部161aから傾斜部161b側まで水平方向に
変位するとき、溝部144bの係合溝部144b2 側に
て係合され、傾斜部161bに沿って下方に変位すると
き、縦溝部144b1 に移り、ガイド溝161の終端部
161c側に変位したとき、ガイドピン173が縦溝部
144b1 の下方に位置する。
【0068】このとき、ホルダ170のガイドピン17
2は、ガイドピン173の変位に併せてガイド溝162
の始端部162aから傾斜部162bまで水平方向に変
位し、更に傾斜部162bを伝って低い位置にある終端
部162c側に変位する。また、ホルダ170のガイド
ピン171も同様に、右側板150側のガイド溝151
(上記ガイド溝161と同形状とされている)の始端部
151aから傾斜部151bまで水平方向に変位し、更
に傾斜部151bを伝って低い位置にある終端部151
c側に変位する。これにより、ホルダ170は、ホルダ
180と同様に、各ガイドピン171〜173による3
点支持によって傾くことなくローデングが行われる。
【0069】更に、駆動プレート143bの矢印a方向
への移動において、ローディングが完了する直前位置に
到達すると、駆動プレート143bの溝部145bがメ
カプレート191のガイドピン213に係合し、ガイド
ピン213をガイド溝165の傾斜部165aに沿って
上方に変位させる。これにより、ホルダ170に保持さ
れているMD260又は270の後述するディスク26
5又は275がサーボメカ190のターンテーブル19
3によってクランプされる。
【0070】続いて、各ホルダ170,180の内部構
成及び記録再生用MD260及び再生専用270の詳細
を、図10乃至図15を用いて説明する。
【0071】記録再生用のMD260又は再生専用27
0が挿入され、これを保持するホルダ170,180内
の側部には、MD260,270の係合溝261,27
1に係合してホルダ内部でのガタ付きを防止するための
弾性部材174,184が設けられている。またホルダ
170,180内の弾性部材174,184と対向する
側部にも、MD260,270の側部に弾接して弾性部
材174,184と共にMD260,270を挟持しそ
のガタ付きを防止するための弾性部材175,185が
設けられている。
【0072】弾性部材175,185の近傍には、MD
260のスライド溝262,272に挿入され、シャッ
ター263,273の開閉をロックしているロック部材
269のロックを解除するためのロック解除突起17
6,186が設けられている。
【0073】ロック解除突起176,186の近傍に
は、シャッター263,273の係合溝268,278
に係合してロック解除されたシャッター263,273
をホルダ170,180側に固定する係合部材177,
187が設けられている。これら係合部材177,18
7は、MD260,270の挿入方向に沿って移動自在
とされるとともに、バネ179,189によってMD2
60,270の挿入方向に付勢されているスライド部材
178,188に一体的に設けられている。
【0074】また、これら係合部材177,187は、
MD260,270が取り出される際、スライド部材1
78,188がバネ179,189の付勢力に抗してM
D260の取出し方向に移動されると、シャッター26
3,273をホルダ170,180側に固定した状態を
維持し、シャッター263を閉じ方向に移動させる。
【0075】更に、MD260,270においては、上
述した構成要素の他に、中心部に金属ハブ264,27
4が取り付けられたディスク265が回転自在に収納さ
れており、記録又は再生時において、シャッター26
3,273が開放されると窓266,276から覗かれ
るようになっている。
【0076】ここで、記録再生用のMD260の場合、
ディスク265に対して上下から上述した磁気ヘッド1
96及びピックアップ202の対物レンズ203が近接
するように窓266がケース260Aの表裏側に設けら
れている。この点、再生用のMD270の場合、ケース
270Aの裏側にのみピックアップ202が近接する窓
276が設けられており、この窓276から内部に回転
自在に収容されているディスク275に対してピックア
ップ202が近接するようになっている。
【0077】また、これらMD260,270における
記録再生用であるか再生用であるかの識別は、ケース2
60A,270Aに設けられている検出孔の有無によっ
て認識されるようになっており、記録再生用であるMD
260に限りケース260Aの裏側に検出孔267が設
けられている。この検出孔267がセンサによって読み
取られることにより、記録再生用であることの認識が行
われ、検出孔が読み取れない場合は、再生専用であるこ
との認識が行われる。
【0078】図16は、ディスクプレーヤの制御系の構
成を示すものであり、制御部280の駆動制御部281
に対して起動スイッチ105からオン信号が取り込まれ
ると、駆動制御部281が駆動モータ205を正転又は
逆転させ、カムギヤ130を時計又は反時計方向に回転
させることで、ホルダ170,180に保持されたMD
260又は270のローディング/アンローディングが
行われる。ここで、起動スイッチ105は、ホルダ17
0又は180に対してのMD260又は270の押し込
み力によってオンされるものである。
【0079】したがって、サーボメカ190側にあるホ
ルダ170又は180にMD260又は270が保持さ
れた状態において、ケーシング100の挿入口100A
側に待機しているホルダ170又は180にMD260
又は270が押し込まれると、起動スイッチ105がオ
ンされ、駆動モータ205が駆動されることによってロ
ーディング/アンローディングが行われるため、イジェ
クトボタン106の操作が不要となる。
【0080】ここで、この起動スイッチ105からのオ
ン信号によってローディング/アンローディングを行う
際に、先にローディングされ装置内にあるMD260又
は270が記録再生状態にある場合、駆動制御部281
は新たなMD260又は270がホルダ170又は18
0に押し込まれたときに、(1)装置内にあるMD26
0又は270の記録再生を中止し直ちに駆動モータ20
5を駆動してローディング/アンローディングを行う、
(2)駆動モータ205を駆動せず装置内にあるMD2
60又は270の記録再生を続行する、(3)装置内に
あるMD260又は270の記録再生が終了した後に、
駆動モータ205を駆動してローディング/アンローデ
ィングを行う、のいずれかを行うように制御する。
【0081】たとえば、カー用に用いる場合のMDの交
換には(1)が好適であり、記録動作中には(2)、複
数のMDによる連続した記録再生動作には(3)が好適
である等、それぞれに利点があるので、(1)〜(3)
のモードを適宜選択できるようにするのが最も良い。
【0082】また、イジェクトボタン106によってM
D260をアンローディングすることも可能であるが、
この場合には、新たなMD260のローディングを行わ
ず、単に装置内にあるMD260をアンローディングす
る際の操作時に必要となるものである。
【0083】情報処理部282は、光学ピックアップ2
03によって読み取られたMD260,270のディス
ク265,275からのディジタル信号に対してデコー
ド処理を施したり、ディスク265にディジタル信号を
書き込むための磁気ヘッド196に対して記録すべき信
号のエンコード処理を施したりするものであり、デコー
ド/エンコード処理が行われる前に、これらのディジタ
ル信号は一旦DRAM283に記録されるようになって
いる。また、これら光学ピックアップ203及び磁気ヘ
ッド196のそれぞれの駆動は、ピックアップ駆動部2
85及びヘッド駆動部284によってコントロールされ
ている。
【0084】ここで、ショックプルーフメモリと呼ばれ
るDRAM283を用いたMDの特徴として、振動によ
る音飛びが防止される点が上げられる。すなわち、音声
圧縮されたディスク上のディジタル情報は、光学ピック
アップにより1.4Mbit/sで読み取られ、メモリに書
き込まれると、0.3Mbit/s でメモリから読み出され
て圧縮が解かれ、伸長されて出力されるようになってい
る。したがって、このメモリに1Mbit のDRAMを用
いた場合、再生中には約0.9秒でDRAMがディジタ
ル情報でいっぱいになり、振動が加わりディスク上のデ
ィジタル情報が読み取れなくなったとしても、約3秒間
はDRAMからディジタル情報の読出し再生が可能とな
るので、光学ピックアップが3秒以内にディスク上の元
の位置にクイックアクセスし、再び信号読取りを開始す
ることで、DRAMからのディジタル情報の読出し再生
が継続されることから、いわゆる音飛びが発生しないこ
とになる。
【0085】また、図示してはいないが、ホルダ170
(180)内に保持されているMD260の引き出しを
禁止する機構を備えることで、2枚のMD260の連続
記録を確実に行わせることができる。
【0086】たとえばホルダ170内部の記録再生用の
MD260がプレーヤ部であるサーボメカ190側での
情報の記録が終了し、挿入口100Aとプレーヤ部との
間でホルダ180との入れ替えが行われた後、ホルダ1
80内部のMD260に対しての情報の記録及び両者の
MD260に対してのTOCの書き込みが終了するまで
の間、先に情報の記録が済んでいるホルダ170内部の
MD260の取出しを禁止する機構である。
【0087】このディスク取出し禁止機構290による
MD260の取出し禁止状態は、両者のMD260に対
してのTOCの書き込みが終了した時点で解除されるも
のであり、よって連続記録時におけるTOCの書き込み
が確実に行われる。
【0088】続いて、このような構成のディスクプレー
ヤの動作を、図5、図17及び図18を用いて説明す
る。なお、以下の説明においては、ホルダ170,18
0に対して記録再生用のMD260が保持されるものと
する。
【0089】まず、図17(a)は、上段に位置するホ
ルダ170に保持されたMD260がプレーヤ部である
サーボメカ190側にローディングされている状態を示
している。
【0090】この状態では、図18(c)に示すよう
に、サーボメカ190が上昇し、MD260内部のディ
スク265をターンテーブル193上にクランプしてい
る。サーボメカ190の上昇に際しては、上述した駆動
プレート143bの移動に伴い、駆動プレート143b
の係合溝部145にガイドピン213が係合されると、
ガイド溝165の傾斜部165aに沿って上方に変位さ
れことにより、サーボメカ190が図18(c)に示す
ように徐々に上昇し、ガイドピン213が高い位置にあ
る水平部165b側に変位することで、ディスク265
に対するクランプが完了する。
【0091】サーボメカ190の残りのガイドピン21
0〜212にあっても同様に、ガイド溝154,15
5,164の傾斜部154a,155a,164aに沿
って上方に変位され、高い位置にある水平部154b,
155b,164b側に変位するので、サーボメカ19
0が水平姿勢を維持した状態で上昇する。
【0092】また、MD260は、ローディングの際に
検出孔267の検出によって記録再生用であることが認
識されているため、記録モードと再生モードのいずれか
を選択することとなるが、図18(c)は再生モードで
あり、磁気ヘッド196をディスク及びピックアップ2
02から離間した状態で位置決めされているものであ
る。
【0093】ここで、ユーザが図示しない記録釦を押す
等して記録モードを選択すると、既に上述したように、
カム130が若干量回転して図18(d)に示すように
ホルダ170(180)とサーボメカ190とが一体と
なってケーシング100の奥部に移動し、これにより磁
気ヘッド196はディスク及びピックアップ202に近
接した位置で位置決めされるのである。
【0094】ちなみに、再生用のMD270がローディ
ングされている場合は、記録モードの実行を禁止するよ
うにしており、図18(c)の状態においてユーザが記
録釦を押圧してもカムギヤ130は回転しない。
【0095】また、ホルダ170内部のMD260に対
して情報の記録が行われている最中に、挿入口100A
側にて待機しているホルダ180に対し新たなMD26
0が押し込まれると、上記の起動スイッチ105がオン
される。そしてこの場合、駆動制御部281は上述した
(1)〜(3)のモードのいずれかを実行するが、
(1)又は(3)のモードにおいては、新たなMD26
0のローディングが実行される。
【0096】新たなMD260のローディングに際して
は、まずカムギヤ130の反時計方向への回転に伴い、
カムギヤ130の下面側に突設されている駆動ピン13
1a,132aがスライダ140a,140bの係合溝
部141に係合した状態で、スライダ140a,140
bをそれぞれ矢印a,b方向に移動させる。
【0097】各スライダ140a,140bの互いに逆
方向への移動により、スライダ140a側の駆動プレー
ト143aの係合溝部144の縦溝部144aに係合し
ているホルダ180のガイドピン182が上述したよう
にガイド溝152に沿って矢印a方向に終端部152c
側から始端部152a側に変位することにより、ホルダ
180が先のMD260を保持した状態でアンローディ
ングされる。
【0098】ホルダ180がアンローディングされると
き、駆動プレート143aの矢印b方向への移動に伴
い、サーボメカ190のガイドピン211がガイド溝1
55の水平部155bから傾斜部155a側に移行し、
傾斜部155aに沿って下方に変位すると、図18
(b)に示すように、サーボメカ190が下降すること
により、サーボメカ190のターンテーブル193がM
D260内部のディスク265の金属ハブ264から離
れ、ディスク265に対するクランプ状態が解除され
る。
【0099】一方、スライダ140b側にあっては、ス
ライダ140a側の移動に同期して、矢印a方向に移動
すると、駆動プレート143bの係合溝部144の縦溝
部144aに係合しているホルダ170のガイドピン1
73を上述したようにガイド溝162に沿って矢印b方
向に始端部162a側から終端部162c側に変位させ
ることにより、ホルダ170が新たなMD260を保持
した状態でローディングされる。
【0100】このとき、各ホルダ170,180が互い
に逆方向へ移動(ローディング/アンローディング)す
る際、挿入口100A側に向かうホルダ170側の各ガ
イドピン171〜173をガイドする各ガイド溝15
1,161,162の終端部151c,161c,16
2cから傾斜部151b,161b,162bまでの距
離が短く、各ガイドピン171〜173が傾斜部151
b,161b,162bに沿って変位すると、図17
(b)〜(d)に示すように、挿入口100A側に向か
うホルダ170の先端部側が上向き状態となり上昇す
る。
【0101】一方、矢印b方向に向かうホルダ180側
にあっては、各ガイドピン181〜183をガイドする
各ガイド溝152,153,163の始端部152a,
153a,163aから傾斜部152b,153b,1
63bまでの距離が短く、各ガイドピン181〜183
が傾斜部152b,153b,163bに沿って変位す
る。このとき、各ガイドピン181〜183の傾斜部1
52b,153b,163bに沿って変位するタイミン
グは同時期となっているため、ホルダ180は水平状態
を保ったまま下降する。
【0102】ホルダ180が下降を始めると同時に、ホ
ルダ170の挿入口100A側に向かう先端部側がホル
ダ180の頭上に達しており、ホルダ180の傾斜部1
52b,153b,163bに沿っての下降が終了する
と同時に、ホルダ170の挿入口100A側に向かうホ
ルダ170の先端部側が上向き状態から水平状態に移行
する。
【0103】この状態は、図17(e)に示す通りであ
り、ホルダ170,180が互いに上下に位置すること
で、それぞれの移動が妨げられることなく続行され、図
17(f),(g)に示すように、ホルダ170側は各
ガイドピン171〜173が傾斜部151b,161
b,162bから始端部151a,161a,162a
までの水平に延びたガイド溝151,161,162に
沿って挿入口100A側に押し出される。
【0104】一方、ホルダ180にあっても、傾斜部1
52b,153b,163bから終端部152c,15
3c,163cまでの水平に延びたガイド溝152,1
53,163に沿って変位することにより、サーボメカ
190側に送り出される。
【0105】このとき、サーボメカ190は、図18
(a)に示すように、下方に位置しており、サーボメカ
190上へのホルダ180のローディングが支障なく行
われる。ホルダ180のサーボメカ190上へのローデ
ィングが完了する直前位置に達すると、上述したよう
に、駆動プレート143aの係合溝部145にガイドピ
ン211が係合され、ガイド溝155の傾斜部155a
に沿って上方に変位されことにより、サーボメカ190
が図18(c)に示すように徐々に上昇し、ガイドピン
211が高い位置にある水平部155b側に変位するこ
とで、サーボメカ190のターンテーブル193にディ
スク265の金属ハブ264が吸着されることによりク
ランプされる。
【0106】このとき、MD260はローディングの際
に検出孔267の検出によって記録再生用であることが
認識されているため、記録モードが選択されると、上述
したように、サーボメカ190が図18(d)のよう
に、ケーシング100奥部に若干移動され、この移動に
よって磁気ヘッド196はディスクに近接する方向に移
動され、記録可能な状態となる。
【0107】続いて、記録再生用のMD260に対する
2枚連続記録を行わせる場合について簡単に説明する。
まず、図17(a)に示すように、ホルダ170がプレ
ーヤ部であるサーボメカ190側に位置し、ホルダ18
0が挿入口100A側に位置している状態で、ホルダ1
70側のMD260に対する情報の記録が終了すると、
上述した動作で、ホルダ170が挿入口100A側にア
ンローディングされ、ホルダ180がプレーヤ部である
サーボメカ190側にローディングされる。
【0108】ここで、ホルダ170側のMD260に対
してはTOCの書き込みが行われていないため、上記の
ディスク取出し禁止機構290によってホルダ170側
のMD260の取出しが抑制されている。
【0109】これは、MD260に対する情報の記録終
了後は、TOCの書き込みが必要となっているが、連続
記録に際してはMD260の交換に要する時間が必要と
なりTOCの書き込むだけの時間が無いことから、2個
目のMD260の情報記録が終了したから、1個目のM
D260に対してのTOCの書き込みに続いて2個目の
MD260に対してのTOCの書き込みが行われるよう
になっているためである。
【0110】そこで、ホルダ180側のMD260に対
しての情報の記録が終了すると、上述した動作でホルダ
170,180の入れ替えが行われホルダ170の1個
目のMD260に対してのTOCの書き込みが行われた
後、引続きホルダ170,180の入れ替えが行われホ
ルダ180の2個目のMD260に対してのTOCの書
き込みが行われる。両者のMD260に対してのTOC
の書き込みが終了すると、ディスク取出し禁止機構29
0によるホルダ170,180内部のMD260の取出
し禁止状態が解除され、MD260の取出しが可能とさ
れる。
【0111】以上説明した2枚のMDによる連続記録を
行う場合、ディスクを交換する間に記録動作が中断され
ることとなるが、先に説明したDRAM283を用いる
ことで、ディスクの交換時間による音途切れのない連続
記録が可能となる。無論、ローディング/アンローディ
ングを同時に行える機構を実現しディスクの交換にかか
る時間をDRAM283の記録時間よりも短い時間まで
短縮できたことが、音途切れのない連続記録を可能とし
たことは言うまでもないことである。
【0112】このように、本実施の形態では、ホルダ1
70を挿入口からプレーヤ部であるサーボメカ190側
に搬送すると同時に、ホルダ180をサーボメカ190
から挿入口側に搬送するようにしたので、ホルダ17
0,180のローディング/アンローディングの経路長
を略同じとすることができ、ローディング/アンローデ
ィングに要する時間の短縮化が図れる。
【0113】また、回転部材であるカムギヤ130の回
転に伴う係合部である駆動ピン131a,131b,1
32a,132bの変位力により、ホルダ170,18
0に駆動力を付与するようにしたので、ホルダ170,
180付与する駆動力を単一の駆動モータ120及びこ
の駆動モータ120の駆動力によって回転するカムギヤ
130の回転力によって得ることができるので、機構の
簡素化が図れ装置の小型化が図れる。
【0114】更に、ホルダ170の左右両側部にガイド
ピン171〜173を立設し、ホルダ180においては
ホルダ170と対称にガイドピン181〜183を立設
し、更にガイド溝151〜153,161〜163を各
ガイドピンと同数だけ形成したので、ホルダ170,1
80のガイド支持構成の簡素化が図れ装置の小型化が図
れる。
【0115】更にまた、挿入口からホルダ170又は1
80に挿入される際の押し込み力によって起動スイッチ
150がオンされることにより、駆動モータ120を駆
動させるようにしたので、イジェクトボタン106によ
るイジェクト操作が不要となり、操作の簡素化が図れ
る。
【0116】また、プレーヤ部であるサーボメカ190
側が記録又は再生状態にあるときに駆動モータ120の
起動を禁止し、記録再生状態にないときには挿入口を介
しての記録媒体のホルダ170又は180への押し込み
力によってオンされる起動スイッチ150のオン信号に
よって駆動モータ120を駆動させるようにしたので、
記録再生時にはローディングのオート起動を禁止させる
ことができ、記録再生時における情報の記録再生の音途
切れの発生が防げる。
【0117】更に、記録媒体に対する連続再生を行わせ
る際の記録媒体の入れ替え時において、プレーヤ部であ
るサーボメカ190側で読み出された記録情報を順次記
憶し、所定時間後に順次排出するDRAM283を具備
したので、音途切れを発生させることなく記録媒体の連
続再生が可能となる。
【0118】更にまた、記録媒体に対する連続記録を行
わせる際の記録媒体の入れ替え時において、プレーヤ本
体外部から伝送された情報を順次記憶し、所定時間後に
順次排出するDRAM283を具備したので、音途切れ
を発生させることなく記録媒体の連続記録が可能とな
る。
【0119】また、ホルダ170内部の記録媒体に対し
の情報の記録が終了し、挿入口とプレーヤ部であるサー
ボメカ190との間でホルダ170,180の入れ替え
が行われた後、記録媒体に対しての連続記録が終了する
までの間、挿入口側に移動されているホルダ170内部
の記録媒体の取出しを禁止するようにし、記録媒体に対
しての連続記録の終了が検知され、且つ記録媒体に対し
てのTOC情報の記録の終了が検知されたとき、取出し
禁止状態を解除するようにしたので、連続記録が行われ
ている記録媒体の管理を容易とすることができ、しかも
記録媒体の情報の記録終了後、両者の記録媒体に対して
のTOC情報の記録が確実に行われる。
【0120】なお、本実施の形態におけるディスクプレ
ーヤを、ディスクチェンジャに応用することによって、
複数のディスクに対しての連続記録を実現することがで
きる。すなわち、図18に示すように、ディスク収納部
300に収納されている複数のMD260を上下動する
MD選択機構301によって取出し、待機位置302ま
で上昇させて待機させ、上述した本実施の形態における
搬送機構によってプレーヤ部との間の入れ替えを行わせ
ることで、複数のMD260に対しての連続記録が可能
となる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
プレーヤによれば、第1のホルダを第1の案内手段によ
って挿入口からプレーヤ部に向かう方向に案内すると同
時に、第2のホルダを第2の案内手段によってプレーヤ
部から挿入口に向かって案内するようにしたので、第1
のホルダ及び第2のホルダのローディング/アンローデ
ィングの経路長を略同じとすることができ、ローディン
グ/アンローディングに要する時間の短縮化を図ること
ができる。
【0122】また、回転部材の回転に伴う第1の係合部
の変位力により、第1のホルダに駆動力を付与し、回転
部材の回転に伴う第2の係合部の変位力により、第2の
ホルダに駆動力を付与するようにしたので、第1のホル
ダ及び第2のホルダに付与する駆動力を単一のモータ及
びこのモータの駆動力によって回転する回転部材の回転
力によって得ることができ、機構の簡素化が図れ装置の
小型化を図ることができる。
【0123】更に、第1のホルダの左右両側部のいずれ
か一方側から少なくとも1本のガイドピンを立設し、他
方側から一方側よりも多数のガイドピンを立設し、第2
のホルダにおいては第1のホルダと対称にガイドピンを
立設し、更に案内溝を第1及び第2のホルダから立設し
たピンと同数だけ形成したので、第1のホルダ及び第2
のホルダのガイド支持構成の簡素化が図れ装置の小型化
を図ることができる。
【0124】更にまた、挿入口から第1又は第2のホル
ダに挿入される際の押し込み力によって駆動力付与手段
を起動させるようにしたので、イジェクト操作が不要と
なり、操作の簡素化を図ることができる。
【0125】また、プレーヤ部が記録又は再生状態にあ
るときには駆動力付与手段の起動を禁止し、記録再生状
態にないときには挿入口を介しての記録媒体の第1又は
第2のホルダへの押し込み力によって前記駆動力付与手
段を起動させるようにしたので、記録再生時にはローデ
ィングのオート起動を禁止させることができ、記録再生
時における情報の記録再生の音途切れの発生を防ぐこと
ができる。
【0126】更に、プレーヤ部で読み出された記録情報
を順次記憶し、所定時間後に順次排出する情報記憶手段
を具備したので、第1及び第2の記録媒体に対する連続
再生を行わせる際の第1及び第2の記録媒体の入れ替え
時において、音途切れを発生させることなく第1及び第
2の記録媒体の連続再生を行うことができる。
【0127】また、プレーヤ本体外部から伝送された情
報を順次記憶し、所定時間後に順次排出する情報記憶手
段を具備したので、第1及び第2の記録媒体に対する連
続記録を行わせる際の第1及び第2の記録媒体の入れ替
え時において、音途切れを発生させることなく第1及び
第2の記録媒体の連続記録を行うことができる。
【0128】更にまた、第1のホルダ内部の第1の記録
媒体に対しの情報の記録が終了し、挿入口と前記プレー
ヤ部との間で第1及び第2のホルダの入れ替えが行われ
た後、第2の記録媒体に対しての連続記録が終了するま
での間、挿入口側に移動されている第1のホルダ内部の
第1の記録媒体の取出しを禁止するようにし、第2の記
録媒体に対しての連続記録の終了が検知され、且つ前記
第1の記録媒体及び第2の記録媒体に対してのTOC情
報の記録の終了が検知されたとき、取出し禁止状態を解
除するようにしたので、連続記録が行われている第1及
び第2の記録媒体の管理を容易とすることができ、しか
も第1及び第2の記録媒体の情報の記録終了後、両者の
記録媒体に対してのTOC情報の記録を確実に行わせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の2個のカセットハーフを連続的に記録再
生することができるディスクプレーヤを示す図である。
【図2】図1のディスクプレーヤの動作を示す図であ
る。
【図3】図1のディスクプレーヤの動作を示す図であ
る。
【図4】図1のディスクプレーヤの動作を示す図であ
る。
【図5】本発明のディスクプレーヤの一実施例を示す斜
視図である。
【図6】図5のディスクプレーヤを示す分解斜視図であ
る。
【図7】図5のディスクプレーヤのスライダを説明する
ための平面図である。
【図8】図6のサーボメカを示す分解斜視図である。
【図9】図5のディスクプレーヤを示す図である。
【図10】図5のディスクプレーヤを示す平面図であ
る。
【図11】図5のディスクプレーヤに用いられる記録再
生用のミニディスクを示す平面図である。
【図12】図11のミニディスクを示す背面図である。
【図13】図11のミニディスクを示す背面図である。
【図14】図5のディスクプレーヤに用いられる再生専
用のミニディスクを示す平面図である。
【図15】図14のミニディスクを示す背面図である。
【図16】図5のディスクプレーヤの制御系の構成を示
すブロック図である。
【図17】図5のディスクプレーヤの動作を示す図であ
る。
【図18】図6のサーボメカの動作を示す図である。
【図19】本発明のディスクプレーヤをチェンジャに応
用した場合を簡単に示す図である。
【符号の説明】
100 ケーシング 101 天板 130 カムギヤ 131a,131b,132a,132b 駆動ピン 140a,140b スライダ 143a,143b 駆動プレート 150 右側板 151〜153,161〜163,154,155,1
64,165 ガイド溝 160 左側板 170,180 ホルダ 171〜173,181〜183,210〜213 ガ
イドピン 190 サーボメカ 191 メカプレート 196 磁気ヘッド 202 ピックアップ 260 MD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯塚 厚 埼玉県所沢市花園四丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 松田 武浩 埼玉県所沢市花園四丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの記録媒体の挿入を可能とするプレ
    ーヤ本体の挿入口に待機している第1又は第2のホルダ
    に対して記録媒体を挿入すると、ホルダ搬送機構によっ
    て前記第1又は第2のホルダがプレーヤ本体内部の記録
    及び/又は再生を行うプレーヤ部まで搬送されるディス
    クプレーヤであって、 前記ホルダ搬送機構には、 前記プレーヤ部と前記挿入口との間で、前記第1及び第
    2のホルダを別個に案内する第1及び第2の案内手段
    と、 前記第1及び第2のホルダに対し、前記挿入口と前記プ
    レーヤ部との間で前記第1及び第2のホルダを互いに逆
    向き駆動させるための駆動力を付与する駆動力付与手段
    とが具備され、 前記第1のホルダが前記第1の案内手段によって前記挿
    入口から前記プレーヤ部に向かう方向に案内されると同
    時に、前記第2のホルダが前記第2の案内手段によって
    前記プレーヤ部から前記挿入口に向かって案内されるこ
    とを特徴とするディスクプレーヤ。
  2. 【請求項2】 前記駆動力付与手段には、単一のモータ
    によって回転駆動され、その回転中心に対して略180
    度対称となる位置に形成された第1及び第2の係合部を
    有する回転部材を具備し、 前記回転部材の回転に伴う前記第1の係合部の変位力に
    より、前記第1のホルダに駆動力が付与され、 前記回転部材の回転に伴う前記第2の係合部の変位力に
    より、前記第2のホルダに駆動力が付与されることを特
    徴とする請求項1記載のディスクプレーヤ。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の案内手段には、 前記プレーヤ本体内部のシャーシの左右両側板に設けら
    れた案内溝と、 前記第1及び第2のホルダの左右両側部から立設され、
    前記案内溝に摺動自在に係合されるガイドピンとが具備
    され、 前記第1のホルダの左右両側部のいずれか一方側から少
    なくとも1本のガイドピンが立設され、他方側から前記
    一方側よりも多数のガイドピンが立設され、 前記第2のホルダにおいては前記第1のホルダと対称に
    ガイドピンが立設され、 更に前記案内溝が前記第1及び第2のホルダから立設さ
    れたピンと同数だけ形成されていることを特徴とする請
    求項1又は2記載のディスクプレーヤ。
  4. 【請求項4】 前記駆動力付与手段は、前記記録媒体が
    前記挿入口から前記第1又は第2のホルダに挿入される
    際の押し込み力によって起動されることを特徴とする請
    求項1、2又は3記載のディスクプレーヤ。
  5. 【請求項5】 前記プレーヤ部が記録又は再生状態にあ
    るか否かを認識し、前記記録又は再生状態にあるときに
    は前記駆動力付与手段の起動を禁止し、記録再生状態に
    ないときには前記挿入口を介しての前記記録媒体の前記
    第1又は第2のホルダへの押し込み力によって前記駆動
    力付与手段を起動させる駆動制御手段が具備されている
    ことを特徴とする請求項1記載のディスクプレーヤ。
  6. 【請求項6】 前記プレーヤ部で読み出された記録情報
    を順次記憶し、所定時間後に順次排出する情報記憶手段
    と、 前記記録媒体が前記挿入口を介して前記第1又は第2の
    ホルダに挿入される際の押し込み力により前記駆動力付
    与手段を起動させる起動手段と、 前記プレーヤ部が再生状態にあるとき、前記起動手段を
    停止状態とし、前記プレーヤ部の再生終了が検知された
    とき、前記駆動力付与手段を起動させる駆動制御手段と
    が具備されていることを特徴とする請求項1記載のディ
    スクプレーヤ。
  7. 【請求項7】 前記プレーヤ本体外部から伝送された情
    報を順次記憶し、所定時間後に順次排出する情報記憶手
    段と、 前記記録媒体が前記挿入口を介して前記第1又は第2の
    ホルダに挿入される際の押し込み力によって前記駆動力
    付与手段を起動させる起動手段と、 前記プレーヤ部が記録状態にあるときは前記起動手段を
    停止させ、前記プレーヤ部の記録が終了した時点で前記
    駆動力付与手段を起動させる駆動制御手段とが具備され
    ていることを特徴とする請求項1記載のディスクプレー
    ヤ。
  8. 【請求項8】 前記第1のホルダ内部の第1の記録媒体
    に対しての情報の記録が終了し、前記挿入口と前記プレ
    ーヤ部との間で前記第1及び第2のホルダの入れ替えが
    行われた後、前記第2の記録媒体に対しての連続記録が
    終了するまでの間、前記挿入口側に移動されている前記
    第1のホルダ内部の第1の記録媒体の取出しを禁止する
    取出し禁止手段と、 前記第2の記録媒体に対しての連続記録の終了が検知さ
    れ、且つ前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体に対し
    てのTOC情報の記録の終了が検知されたとき、前記取
    出し禁止手段の取出し禁止状態を解除する駆動制御手段
    とが具備されていることを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスクプレーヤ。
JP7198312A 1995-08-03 1995-08-03 ディスクプレーヤ Pending JPH0950663A (ja)

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JP (1) JPH0950663A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6519220B2 (en) * 1997-12-11 2003-02-11 Hitachi, Ltd. Disk device with eliminatable gaps

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6519220B2 (en) * 1997-12-11 2003-02-11 Hitachi, Ltd. Disk device with eliminatable gaps

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