JPH09505905A - 二酸化珪素結合層と方法 - Google Patents
二酸化珪素結合層と方法Info
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Abstract
(57)【要約】
酸化インジウム・錫(ITO)の一次電極(26)が2つの二酸化珪素結合層(24、28)の間に配置されている液晶ライトバルブ。第一の結合層(24)は一次電極(26)をガラス基体(22)に結合するためのものであり、第二の結合層(28)は該一次電極(26)を水素化非晶質珪素層(30)に結合するためのものである。ITO一次電極(26)は処理時間を有意に低下させるもので、スパッタリングで施され、また二酸化珪素結合層(24、28)は一次電極(26)をガラス基体(22)と水素化非晶質珪素層(30)に剥離を起こすことなく結合させることを可能にする。ある種の用途には、ガラス基体(22)と一次電極(26)との間の二酸化珪素結合層(24)は必要ない。
Description
【発明の詳細な説明】
二酸化珪素結合層と方法 発明の分野
本発明は二酸化珪素の結合層を使用する液晶ライトバルブの改良された製造法
に関する。発明の背景
液晶ライトバルブは液晶ライトバルブプロジェクターの重要な素子である。こ
の液晶ライトバルブ、即ちLCLVは、LCLV中の液晶層を活性化する、一方
の面上のCRTから受光する。LCLVの他方の面では、光源は偏光を液晶層を
通してその液晶層の背後のミラーに導き、ミラーは、順次、その偏光を液晶を通
して反射して戻し、そして投影スクリーンに出す。液晶層のセグメントが活性化
されると、そのセグメントは偏光をスクリーンに投射せしめる液晶層を通して導
かれたその偏光の分極状態を変化させる。液晶層が活性化されないと、分極状態
は変えられず、その光はスクリーンに導かれない。
これらの液晶ライトバルブを製造する方法では、LCLVの種々の層を結合す
るのに多数の複雑な工程が必要である。その方法はBK−7ガラス基体で始まり
、その上に1000Åの酸化インジウム・錫(ITO)の層が付着される。IT
Oはその基体上に蒸着で付着されるが、それには基体をITOの付着前に約40
0℃の温度まで加熱することが必要とされる。1000Åの厚さを達成するには
約8時間かかる。ITOの付着後、基体を冷却し、その温度を400℃の温度か
ら下げなければならない。この冷却後に、次の層─これは水素化された非晶質珪
素の層(“a−Si:H”)である─がそのITOの上に付着させることができ
る。そのa−Si:Hの厚さは約25μである。この厚さは、a−Si:H層が
この層に導かれる光エネルギーに対して適正に応答するのに必要な性質を有する
ようになるために必要である。次いで、非晶質珪素層は機械的に研磨され、その
後に次の層がその非晶質珪素層の上に付着される。
ITOを基体の上に蒸着させるこの方法では、相当の量の時間とエネルギーが
消費され、このことがLCLVの製造法のコストを増加させる。もし、ITO層
を室温で二酸化珪素の上にスパッタリング法で付着させる別の方法を使用すれば
、ITOの付着時間を約20分に短縮することができる。しかし、スパッタリン
グ法で付着させたITOを用いると、a−Si:H層はそのa−Si:H膜の研
磨中にITO層から剥離してしまう。また、ITO層はBK−7ガラス基体から
剥がれる傾向がある。ITO層のa−Si:H及び基体からの剥離は、ライトバ
ルブの収率を低下させ、ライトバルブに化粧欠陥(cosmetic defect)をもたら
す原因となり、これは一般にLCLVのコストを高める。従って、スパッタリン
グ法を使用してITO層を付着させることが望ましいと思われるが、しかしa−
Si:Hに関する、また基体に関する剥離問題は、スパッタリング法を使用して
ITO層を付着させることによって得られる処理効率の向上を全て損なってしま
う。発明の概要
本発明はITO層とa−Si:H層との間及びITO層と基体との間の剥離問
題を解決するものである。スパッタリングされたITO層の上表面は非常に滑ら
かで、粗表面厚さは1〜2Åに過ぎないことが発見された。a−Si:H層がI
TO層の上に付着されたとき、このa−Si:H層は、ITO膜が非常に滑らか
なために、剥離する傾向があったのである。a−Si:H層の研磨中には、IT
O層とa−Si:H層との間の結合に機械的応力が導入された。BK−7ガラス
基体とITO層の間にも同様の剥離問題があった。このガラス基体は粗表面厚さ
が約3〜7Åで、非常に平らである。この滑らかな表面が、ITO層の滑らかな
表面と相俟って、基体とITO層との間に若干の剥離を引き起こしたが、この剥
離問題はITO層とa−Si:H層との間ほど著しいものではなかった。これら
の問題を解決するために、厚さが約350Åの薄い二酸化珪素の層をBK−7基
体上に付着させ、その後にその基体上にITOをスパッタリングし、そしてその
ITO層の上に厚さが約120Åの薄い二酸化珪素層を付着させ、その後に非晶
質珪素の層を付着させた。これはITOの両面に今や17〜27Åの粗表面厚さ
を有するより粗な表面を与えた。これらの粗表面はITO層の両面に良好な結合
領域を提供する。このSiO2結合層はa−Si:H層とITO層との間に良好
な化学的結合を形成し、従ってa−Si:H膜とITO膜とを一緒に保持する良
好な“接着剤”となる。この結合層は、また、a−Si:H層が研磨されている
ときに重要である剪断抵抗も増加させる。同様に、ガラス基体とITOとの間の
SiO2結合層がITOと基体との間に良好な化学的結合を形成する。基体は二
酸化珪素の結合層と十分に結合する二酸化珪素からできている。このSiO2層
の粗表面は、ITOがそのSiO2層の上にスパッタリングされるとき、良好な
機械的結合を生むのに役立つ。この場合も、SiO2結合層/ITO間の結合の
剪断抵抗は、ITOがスパッタリングされる粗表面の厚さが17〜27Åである
ので、増大される。
SiO2結合層はITO層と基体及びa−Si:H層の両者との間に改良され
た接着が得られるようにするもので、それは一層速いプロセスのサイクル時間を
もたらすスパッタードITO法(sputtered ITO process)の使用を可能にする
。二酸化珪素結合層の使用とこのITO法も部品当たりのコスト(per part cos
t)を有意に低下させる。このSiO2層とITO層とは、真空を中断することな
く(without breaking a vacuum)、同じ機械で、同じ加工チャンバーを用いて付
着させることができる。
従って、本発明の1つの目的は、スパッタードITO法を用いるときにITO
層が基体とa−Si:H層とにしっかり結合されるように、ITO層と基体及び
a−Si:H層の両者との間に結合層を提供することである。本発明のもう1つ
の目的は、プロセス収率の増加を果たし、更にはサイクル時間を短くすることで
ある。これらプロセス収率の増加とサイクル時間の短縮は、共に、部品当たりの
コストを下げる場合の重要な因子である。
上記本発明のこれらの、及び他の目的、特徴及び利点は、本発明の製造方法と
共に、図面と一緒になされる以下の詳細な説明を参照することによって理解でき
るだろう。図面の簡単な説明
図1は従来法によるLCLVの構造を示す図であり;そして
図2は本発明の二酸化珪素結合層を使用しているLCLVの構造を示すもので
ある。好ましい態様の説明
本発明はスパッタリング法で付着されたITO層とa−Si:H層との間及び
そのスパッタリングされたITO層とガラス基体との間にSiO2結合層を使用
するものである。このSiO2結合層はa−Si:H層とITO層との間に良好
な化学的、機械的結合を提供する。このSiO2結合層がない場合は、a−Si
:H層はその機械的研磨中にITO層から剥離してしまうだろう。BK−7ガラ
ス基体又はその均等物と一次電極として作用するITOとの間には、もう1つの
SiO2結合層が配置される。ITO層が蒸着法で付着されると、蒸着で付着さ
れたITO層は厚さ50〜70Åの粗表面を有するので、a−Si:H層とIT
O層との間で剥離が起こらない。その粗表面が十分な剪断抵抗を提供し、そのた
めa−Si:H層とITO層との間に剥離が無くなったのである。また、蒸着で
付着されたITO層─これは約400℃で蒸着されるが─はガラス基体と十分に
結合し、そのため引き続き付着されたa−Si:H層が機械的に研磨されるとき
、基体との境界に剥離が存在しなくなる。この蒸着法では、しかし、付着に少な
くとも8時間、更には他の材料を付着させることができるようになる前に追加の
加熱、昇温時間と冷却時間が必要であった。SiO2結合層を使用することによ
って、ITO層を付着させるのにスパッタードITO法を使用することが可能と
なり、ITO層のための時間プロセスが約12時間から約20分に短縮される。
この進歩は製品収率に著しい向上を、またプロセス時間に短縮をもたらす。この
製品収率の向上とプロセス時間の短縮は、共に、部品当たりのコストに著しい低
下をもたらした。本発明について図1及び2と共にここに更に詳しく議論する。
図1はLCLV20の構造を、各層を順に並べて示すものである。第一層は厚
さが約1/2″のBK−7ガラス基体22である。基体22の上面に厚さ約1,
000ÅのITO層が付着される。過去においては、この層は約400℃におけ
る蒸着により付着された。この蒸着法では約8時間と、それに加えて加熱と冷却
の時間がかかった。次に、ITO層26の上にa−Si:H層30が25μの厚
さまで付着された。この時点で、次層の付着を準備するに当たって、そのa−S
i:H層が機械的に研磨された。
研磨後、そのa−Si:H層30の上に結合層32が付着され、次いで結合層
32の上にテルル化カドミウム吸収層34が付着される。結合層32はa−Si
:H膜30とテルル化カドミウム膜34との間の界面層として作用する。層34
の上にもう1つの結合層36が付着され、その結合層36の上面に二酸化チタン
/二酸化珪素誘電ミラー38が付着される。次いで、層38の上に液晶配向層(
alignment layer)40が付着される。
この時点で、ITO層46─これはカウンター電極として作用するものである
ーが、ショット(Schott)BK−7ガラス又はその均等物からできているカウン
ター電極用ガラス基体48の上に付着される。ITO層46の厚さは約1,00
0Åである。このITO層の上面に厚さ約1,060Åの二酸化珪素層44が付
着される。ITO層46は外側のベンダー(outside vendor)で付着されるが、
それはガラス基体との境界及び二酸化珪素の配向層44との境界の両境界におい
て良好な接着性を有する。
次に、2つの二酸化珪素層40と44とが結合されて液晶材料を保持する空間
42を形成する。液晶材料は両配向層の一方に付着され、次いでその空間の中に
挟み込まれた構造とすることができる。もう1つの方法では、液晶用の空間42
を形成し、次いで空間42の中を真空にする。この領域は次に液晶材料に暴露さ
れる。その液晶材料は空間42の内部にその真空で引き込まれる。この液晶領域
42は次いでシールされる。
本発明以前には、ITO層26を付着させるのに要する時間量が比較的大きか
ったので、ITO層26の蒸着による付着を省くことが望ましかった。室温にお
いて約20分で行うことができるITO層26のスパッタリング法が選択された
のである。しかし、この方法でITO層26を付着させたときは、ITOは基体
22から剥離する傾向があり、またa−Si:H層30はそのa−Si:H層3
0の機械的研磨中にITO層26から剥離し、分離する傾向があることが発見さ
れた。この収率減は、ITO層26を付着させるために蒸着法に代えてスパッタ
リング法を用いて時間を節約することによって得られるであろう利益を全て無に
してしまった。
調べてみると、蒸着で付着されたITO層26の上面の粗表面厚さは50〜7
0Åであることが判明した。この50〜70Åの粗領域は一番高い表面高さから
最低表面高さまでの表面高さについての変化が50〜70Åであることを示す。
これが粗表面厚さと称されるものである。蒸着で付着されたITOの粗表面厚さ
は、そのITO層26の上に次の層30が付着されるとき、良好な剪断抵抗を提
供することが発見された。しかし、ITO膜26を付着させるためにスパッタリ
ング法を用いたときは、ITO膜26の粗表面厚さは1〜2Åに過ぎなかった。
このITO表面が非常に平らであるが故に、それら2つの層はa−Si:H層3
0の機械的研磨中に分離を起こす傾向があったのである。この剥離傾向がプロセ
ス収率を低下させ、部品当たりコストに有意に寄与する化粧欠陥と傷を生じさせ
るた。
同様の別の態様(vane)において、ITO層26のBK−7ガラス基体22に
対する蒸着による付着で、蒸着で付着されたITO表面が粗であるために、良好
な結合が形成されることが発見された。
ITO層24をガラス基体26に対してスパッタリングしたときは、ガラス基
体22の滑らかな表面に結合したITOの滑らかな表面は、これら両層間の結合
をa−Si:H層30の機械的研磨中に剥離させた。
この問題を解決するには、二酸化珪素層24及び28(図2)をそれぞれ約3
50Åと約120Åの厚さまでスパッタリングすることによって付着させるべき
であることが確認された。層24の厚さは、最大光量がa−Si:H層30に伝
送され、同時にSiO2層24とBK−7ガラス層22の界面からの光学反射を
最少限に抑えるように選ばれた。層24の厚さが350Åより薄いと、その層2
4は良好な接着に資する十分に粗な表面をITO層26に与えない。層28が1
20Åより厚い場合は、層28と非晶質珪素層30との間には剥離に関する問題
がある。それらSiO2層の付着後、両側のITO層の粗表面厚さは約17〜2
7Åであることが確認された。図2では、これら膜の層はSiO2層24及び2
8と表示されている。層24、26及び28が付着された後、SiO2層28の
上に25μのa−Si:H層30を付着させた。a−Si:H層30の付着後、
各部品は次の試験に進められた。即ち、テープ引っ張り試験、機械的研磨試験及
び熱試験。100個以上の基体を用いて3回より多い実験を反復、試験したが、
これら試験のいずれかに不合格である基体は無かった。仕上げLCLV光学製品
を電気的に、また光学的に試験すると、新しいSiO2結合層を有するこれら部
品の性質は、それら部品が新しいSiO2結合層を含まない製品に対して同等以
上の性質を有していることを証明した。この結合層28はITO層26とa−S
i:H層30との間の結合の剪断抵抗を高め、そのa−Si:H層30の付着後
の機械的研磨中の剥離を妨げる。結合層24はBK−7ガラス基体22とITO
−次電極層26との間の結合の剪断抵抗を増加させる。
ITO蒸着法に代えてスパッタードITO法を使用すると、プロセスのサイク
ル時間が3倍短縮される。また、ITOをスパッタリングで形成すると、その粒
径と粒子密度が一層小さくなるので、より高品質の膜ができる。この改善は、も
しITO層26とa−Si:H層30との間及びITO層26と基体22との間
にSiO2結合層が使用されていないとすれば、可能にはなってはいないであろ
う。従って、SiO2結合層の使用は、それが生産収率に許容できない減少を引
き起こす剥離問題を解決したので、はるかに効率的なスパッタードITO法の使
用を可能にしたのである。これらの因子は、サイクル時間が一層速いので、処理
量を増加させ、部品当たりコストを有意に低下させた。このスパッタードITO
法を使用することのもう1つの利点は、最初のSiO2結合層24を、同じ装置
に自動装填/取出法を採用して、ITO層26にSiO2結合層28と共に付着
させることができる、と言うことである。SiO2結合層は、ITO膜26を真
空を中断することなく付着させるために使用される同じプロセス系で付着させる
ことができる。剥離に因る収率減をもたらす第一のSiO2結合層24は省略す
ることができる。この問題はBK−7ガラス層22のエッチング又は機械的研磨
によって除くことができる。しかし、エッチング中又は機械的研磨中は、表面を
、光を散乱させ、或いは入射光の透過に有意の低下を引き起こすほど粗にし過ぎ
ないことが大切である。このエッチング又は機械的研磨の目的は、ガラス基体2
2の表面を粗にすることである。この表面が粗であると、ITO層26がそのガ
ラス基体に付着されるとき、得られるITO層も粗になる。この方法が有効に働
いている間は、ITO層26を付着せしめるべく粗表面を得る目的に対して、S
iO2層24の付着はより効率的となっている。この場合も、これらの利点は、
究極的には、向上した生産収率とより大きい処理量とに寄与する。この収率と処
理量の向上は、共に、部品当たりのコストを低下させる。
上記において、本発明の好ましい態様を説明したが、本発明には色々な変更、
修正を加え得ること、及び添付請求の範囲は本発明の精神と範囲に入るだろうそ
のような修正全てを含むべく意図されるものであることは、認識及び理解される
であろう。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.次の: 第一の基体手段と酸化インジウム・錫一次電極にして、該基体手段は該一次電 極を支持しており; 該一次電極上に付着されている二酸化珪素結合層; 該二酸化珪素層上に付着されている水素化非晶質珪素層; 該水素化非晶質珪素層上に付着されている誘電ミラー; 該誘電ミラー上に付着されている第一の二酸化珪素配向層; 第二の基体手段にして、そこに酸化インジウム・錫のカウンター電極が付着さ れている該第二基体手段;及び 該カウンター電極上に付着されている第二の二酸化珪素配向層; を含んで成る液晶ライトバルブにして、 該第一配向層及び第二配向層は液晶層の上面と底面を形成しており;そして 該液晶層は液晶材料の含有に適合するようにされている; 上記の液晶ライトバルブ。 2.もう1つの二酸化珪素結合層が前記の一次電極と第一基体手段との間に配 置されている、請求の範囲第1項に記載の液晶ライトバルブ。 3.前記一次電極が前記基体手段の上にスパッタリングで付着されている、請 求の範囲第2項に記載の液晶ライトバルブ。 4.前記の水素化非晶質珪素層と誘電ミラーとの間に配置されたテルル化カド ミウム吸収層を更に含み、該テルル化カドミウム吸収層はその両面に結合層を有 している、請求の範囲第1項に記載の液晶ライトバルブ。 5.前記テルル化カドミウム吸収層の両面に配置されている前記結合層には該 テルル化カドミウム吸収層の各面に隣接してテルル化カドミウム層が付着されて おり、各結合層には各テルル化カドミウム結合層に隣接してテルル化カドミウム ・オキシド層が配置されており、そしてそれら結合層には各テルル化カドミウム ・オキシド層に隣接して二酸化珪素層が付着されている、請求の範囲第4項に記 載の液晶ライトバルブ。 6.前記の水素化非晶質珪素層と誘電ミラーとの間に配置されたテルル化カド ミウム吸収層を更に含み、該テルル化カドミウム吸収層はその両面に結合層を有 している、請求の範囲第2項に記載の液晶ライトバルブ。 7.前記テルル化カドミウム吸収層の両面に配置されている結合層には該テル ル化カドミウム吸収層の各面に隣接してテルル化カドミウム層が付着されており 、各結合層には各テルル化カドミウム接着層に隣接してテルル化カドミウム・オ キシド層が配置されており、そしてそれら結合層には各テルル化カドミウム・オ キシド層に隣接して二酸化珪素層が付着されている、請求の範囲第6項に記載の 液晶ライトバルブ。
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