JPH09504290A - 記憶増強剤として有用な3−アリール−4−アルキルおよび4,5−ジアルキル−4h−1,2,4−トリアゾール類 - Google Patents

記憶増強剤として有用な3−アリール−4−アルキルおよび4,5−ジアルキル−4h−1,2,4−トリアゾール類

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式 [式中R1とR2は独立に水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級アルキルまたはC1-4低級アルコキシを表わすか、またはR1とR2は一緒に-CH=CH-CH=CH-を表わし、1-または2-ナフチレニル環系を形成し、R3は水素またはC1-4低級アルキルを表わし、R4はC1-4低級アルキル、ベンジル、またはハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級アルキル、またはC1-4低級アルコキシから選ばれる1個または2個の基で置換されたベンジルを表わす]の3-アリール-4-アルキルおよび4,5-ジアルキル-4H-1,2,4-トリアゾール類の投与による、記憶と認識の増強、およびアルツハイマー病とウェルニケ-コルサコフ症侯群の治療に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 記憶増強剤として有用な3-アリール-4-アルキルおよび4,5-ジアル キル-4H-1,2,4-トリアゾール類 本発明は新規な3-アリール-4-アルキルおよび4,5-ジアルキル-4H-1,2,4-トリ アゾール類と、認識および記憶増強剤としての3-アリール-4-アルキルおよび4,5 -ジアルキル-4H-1,2,4-トリアゾール類の用途に関する。 更に詳しくは、本発明は式I [式中、R1とR2は独立に水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低 級アルキル、又はC1-4低級アルコキシを表わすか、又はR1とR2は一緒に-CH=CH-C H=CH-を表わし、1-または2-ナフチレニル環系を形成し、R3は水素または(C1-4 低級アルキルを表わし、R4はC1-4低級アルキル、ベンジル、またはハロゲン、ト リフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級アルキル、またはC1-4低級アルコキシから 選ばれる1個または2個の基で置換されたベンジルを表わす]の化合物類、また は製薬上受け入れられるその塩類の投与による、記憶と認識の増強、および年齢 と関連する記憶の不足、アルツハイマー病、およびウ ェルニケ-コルサコフ症侯群の治療に関する。 更に、本発明は式 [式中、R1aはハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級アルキル、ま たはC1-4低級アルコキシを表わし、R2は水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、 ニトロ、C1-4低級アルキル、またはC1-4低級アルコキシを表わすか、またはR1a とR2は一緒に-CH=CH-CH=CH-を表わし、1-または2-ナフチレニル環系を形成し、R3 は水素またはC1-4低級アルキルを表わし、R4はC1-4低級アルキル、ベンジル、 またはハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級アルキル、またはC1-4 低級アルコキシから選ばれる1個または2個の基で置換されたベンジルを表わす が、但しR1aが4-クロロを表わし、R2とR3がいずれも水素を表わす時には、R4は エチル以外であることを条件とする]の新規な3-アリール-4-アルキルおよび4,5 -シアルキル-4H-1,2,4-トリアゾール類に関する。 発明の背景 記憶は前脳の皮質と海馬のコリン性細胞の機能に依存している。前脳基底のコ リン性細胞は、マイネルトの基底核(nucleus basalls of Meynert)、内側中隔 核(me dial septal nucleus)、および対角帯核(nuleus of the diagonal band)の3 つの領域にある。これらの細胞は、皮質と海馬でのコリン性神経支配のほとんど 、恐らくは全部を受持っている。これらの三つの構造とその各々の経路が記憶に 重要であることは知られている。更に、これらのニューロンとその突起の半数は 、アルツハイマー痴呆で失われることが知られている。残りのニューロンを刺激 することによって、アルツハイマーの痴呆での記憶の不足、およびウェルニケ- コルサコフ症侯群を含めた他の形態の記憶損失の幾分かを取り戻すことができる 。 γ-アミノ酪酸(GABA)-受容体複合体に於いて活性をもつ薬剤が生体内投与さ れると、これがインビトロ(生体外)で測定される高親和性コリン摂取(high a ffinity choline uptpake,HACU)を調節することを、以前の報告は示している 。インビトロ(生体外)で測定されるHACUは、生体内のコリン性ニューロンの活 性を反映するものと考えられる。鎮静または催眠活性をもった薬剤は、皮質や海 馬のHACUを低下させることが一般的にわかっている。もっと最近では、幾つかの 研究、例えばロレズ(Lorez)等、Drug Devel.Res.14巻 359-362頁(1988年) ;シー(Shih)およびパグスリー(Pugsley)、Life Sci,36巻 2145-2152頁(1 985年);スピグノリ(Spignoli)ら、Clin.Neuropharmacol.Supp.3巻39-47 頁(1986年) ;ナカヒロ・エム(Nakahiro,M.)ら、Br.J.Pharmacol.95巻1303-1307頁(1 988年)などの研究は、認識増強薬、例えばプラミラセタム、オキシラセタム、 およびパントイル-GABAを生体内投与後、これらが皮質または海馬HACUを刺激す ることを報告している。 コリン性活性のもう一つの尺度は、コリン輸送を媒介する担体に標識を付けた 放射性リガンド[3H]ヘミコリニウム-3([3H]HC-3)の結合である。スワン( Swann)およびヒューイット(Hewitt)(Neuropharmacol.27巻 611-615頁、198 8年)は、コリン性シナプトソームが刺激される時に、[3H]HC-3のBmaxがHACU と平行して増加することを立証した。従って、生体内での薬剤処置後、生体外で の[3H]HC-3結合の刺激も、コリン活性増加のマーカーであり、処置動物での増 強された認識を予測させるものである。 先行技術において、広範囲の化学構造をもった化合物類が、認識増強活性をも ち、アルツハイマー病の治療に有用であると報告された。残念ながら、既知の記 憶増強化合物類のほとんどは、副作用も生ずるため、その治療的可能性が限られ ている。このような副作用は、式I化合物類では見られなかった。認識増強活性 をもつことが知られている化合物類に5-アリール-4-アルキル-3H-1,2,4-トリア ゾール-3-チオン類があり、これらはチアゾール環炭素原子上のチオン部分と追 加のN-アルキル置換基 をもつ点で、式I化合物類と異なる。これらのトリアゾール-3-チオン類をウェ ルニケ-コルサコフ症侯群およびアルツハイマー病の治療と、認識増強に使用す ることは、1992年3月31日に発行された米国特許第5,100,906号と1993年8月17日 発行された米国特許第5,236,942号に記載されている。しかし、式IおよびII化 合物類と異なり、これらのトリアゾール-3-チオン類は、例えば1988年10月4日発 行された米国特許第4,775,688号と、1990年3月27日発行された米国特許第4,912, 095号で明らかにされているように、抗うつ剤としての追加の活性をもっている 。 発明の詳細な記載 R1またはR1aとR2の一つが水素の場合の式IおよびII化合物類で、モノ置換フ ェニル部分はオルト、メタ、またはパラ位置の任意の位置にR-置換基をもつ。R1 またはR1aとR2の各々がハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級アル キル、またはC1-4低級アルコキシである時には、ジ置換フェニル部分は2,3-;2. 4-;2,5-;2,6-;3,4-;および3,5-の任意の位置で置換される。本明細書で使用 されるハロゲンはクロロ、フルオロ、ブロモ、またはヨードを表わす。好ましい 式I化合物類では、R1は水素以外、R2は水素であり、すなわち好ましい化合物類 はモノ置換フェニル部分を包含している。好ましくは、R1はハロゲンを表わし、 そのうちフルオロが最も好ましい。R1またはR2がC1-4アルキルまたはC1-4アルコ キシを 表わす時には、アルキル部分は直鎖または分枝鎖である。R3が水素の場合の化合 物類が好ましく、またR4がメチルを表わすのが好ましい。R3とR4は独立に直鎖ま たは分枝鎖C1-4アルキル基でありうる。 記憶認識増強剤としてのこれらの化合物類の薬理学的性状と、それらの相対的 な効力は、脳内の神経伝達物質への影響をとおして測定できる。前脳基底核(ba sal forebrain nuclei)のコリン性ニューロンでGABA抑制を遮断する薬剤は、コ リン性のファイアリング(発射:firing)を刺激し、従って記憶を刺激するため 、薬剤の認識増強能力は、コリン性ファイアリング速度の増加を測ることによっ て評価できる。コリン性ファイアリング速度の増加は、コリン摂取または、処理 動物から採取された脳細胞での[3H]ヘミコリニウム-3の結合を測定することに よって間接的に測定される。 脳皮質からの脳細胞での[3H]ヘミコリニウム-3の結合について試験するには 、薬剤を超音波処理によって食塩水に溶解した。スプラーグ・ドーリー種の雄ラ ットに腹腔内投与し、注射60分後に頭部切断によって屠殺した。脳を取り出し、 切り刻んで、組織を20容量の氷冷緩衝液中でホモジナイズし、検定まで凍結保存 した。等張トリス緩衝液(pH7.4)中で種々の濃度の[3H]ヘミコリニウム-3と 一緒に、組織を室温で60分培養することによって結合を測定した。ワットマンGF /Bフィルターに通して急 速瀘過によって培養を終了させた。乾燥後、フィルターをシンチレーションカク テル中に入れて、ベックマン・シンチレーション・カウンターを用いて放射能を 測定した。KdとBmaxの値は、非線形カーブフィッティングによって測定し、3匹 以上の動物試料の平均値を報告した。下の表に示すように、式I化合物の3-(3- フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-1トリアゾールは、食塩水を対照として 投与した時に見られる結合より、脳皮質細胞中の[3H]ヘミコリニウム-3の結合 を45%増加させた。Bmaxのこの増加は大幅に増強された認識を示している。 空間学習能力と認識を増強する式I化合物類の活性は、ベンゾジアゼピンジア ゼパムによって誘発される水迷路学習の低下を逆転する能力によって試験できる [アール・ジー・エム・モリス(R.G.M.Morris)、Learning and Motivation 1 2巻 239-260頁(1982年);エム・ピー・ アロルフォ(M.P.Arofo)およびジェイ・ディー・プリオニ(J.D.Brioni)、B ehaioral and Neural Biology 55巻 131-6頁(1991年);アール・ケイ・マクナ マラ(R.K.McNamra)およびアール・タブリュー・スケルトン(R.W.Skelton) 、Pharmacolgy,Biochmistry & Behavior 38巻651-8頁(1991年);アール・ケ ーイ・マクナマラおよびアール・タブリュー・スケルトン、Psychopharmacology 107巻347-51頁(1992年)]。ジアゼパムは人ならびに動物において学習と記憶 の低下をもたらすことが示された[アール・ジー・リスター(R.G.Lister)、N euroscience and Biobehavioral Reviews 9巻87-94頁(1985年);エム・セイボ ット(M.Theibot)、Neuroscience and Biobehavioral Reviews 9巻 95-100頁 (1985年)]。 スプラーグ=ドーリー種の雄ラットは、直径120cmの水を満たした水槽で、水面 直下に隠された台を見つけるように訓練された。台の位置は一定のままであるが 、各試験では動物は水槽の縁の3か所の出発地点のいずれかから泳ぐ必要があっ た。水槽内に近接地点の目印(proximal cue)はなく、このため動物は隠れた台 まで向かうのに、部屋の周りの遠方地点の目印(distal cues)を使う空間地図 戦略によるほかはなかった。動物は単一訓練日に9回の連続訓練試行を与えられ た。各試行は最大60秒の期間があった。動物がこの時間内に台の位置を見 つけなかった場合は、動物を台の上に置いた。動物が台を見つけたり、台の上に 置かれた後、30秒そこにどどめておいた。次の試行は、台上に30秒滞在の直後に 開始された。台を見つけるまでの待ち時間を、自動データ収集用にコンピュータ ー化したビデオ追跡システムにより、各試行ごとに記録した。 各実験にそれぞれ4匹ずつの別回の処理群を用いて行なった。2つの実験の結 果を一緒にしたので、各々の処理群中で8匹のラットが試験された。ビヒクル- ビヒクル群は、第1回試行の60分前に、ビヒクル(蒸留水+ツイーン)を腹腔内 に、また第1回試行の20分前にビヒクルを腹腔内に投与された。ビヒクル-ジア ゼパム群は、第1回試行の60分前にビヒクルを腹腔内に、そして、20分前に2.5m g/kgのジアゼパムを腹腔内に投与された。両群の動物は、ジアゼパム処理に先立 って、式I化合物の3-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール で処理された。一つの群は第1回試行の60分前に3-(3-フルオロフェニル)-4-メ チル-4H-1,2,4-トリアゾール20mg/kgを腹腔内に、また第1回試行の20分前にジ アゼパム2.5mg/kgを腹腔内に投与されたが、一方、第2の群は、第1回試行の60 分前に3-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール40mg/kgを腹腔 内に、また第1回試行の20分前にジアゼパム2.5mg/kgを腹腔内に投与された。 各動物の待ち時間得点は3つの試行ごとの3ブロックに平均化した(各出発位 置から1試行)。処置群を比較する一方向ANOVAを、各試行ブロックの得点につ いて計算した。全体のANOVAが統計的に有意の場合は、個々の処置群間の比較を フィッシャーPLSD試験によって行なった。 表2のテータは、3-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール がジアゼパムで誘発される能力 低下を20mg/kgでは減少させたが、40mg/kgでは減少させず、この化合物がベル型 の投与量−応答曲線をもち、中程度の投与量では活性をもつが、高または低投与 量では活性をもたないことを示す。これは、有力な認識増強化合物類では共通の 知見である。3つの試行ブロックのすべての総括的ANOVAは有意であり、ブロッ ク1ではF(3,28)=20.649,p=0.0001であり、プロック2ではF(3,28)=8.3,p <0.001であり、そしてブロック3ではF(3,28)=10.577,p=0.0001である。個々 の比較は、ビヒクル-ジアゼパム群が3ブロック全部でビヒクル-ビヒクル群(p<0 .05)とは有意に異なっていることを示し、ジアゼパムが水路学習を有意に損うこ とを示している。40mg/kgの3-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-4h-1,2,4-トリア ゾールに加えてジアゼパムを投与された群も、3ブロック全部についてビヒクル -ビヒクル群(p<0.05)と有意に異なっており、40mg/kgの投与量がジアゼパムで 誘発される能力低下に影響しないことを示す。これと対照的に、20mg/kgの3-(3- フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾールに加えでジアゼパムを投与 された群は、ブロック2(p<0.05)以外では、ビヒクル-ビヒクル群と有意の違い はなく、ブロック1と3(p<0.05)ではビヒクル-ジアゼパム群とは有意に異なっ ており、20mg/kgの投与量がジアゼパムで誘発される能力低下を減少させること を示した。更に、20mg/kg群は3ブロック全部 (p<0.05)について、40mg/kg群とも有意に異なっていた。これらの結果は、3-(3- フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾールが認識増強硬化をもち、適 当な投薬量で認識欠損の処置に使用できることを示している。 式I化合物類は、アルツハイマー病やその他の形の記憶損失などの認識疾患に かかったヒトを含めた、哺乳類患者に投与できる。アルツハイマー病のほか、コ リン欠損を示す他の痴呆も、式I化合物類によって改善できる。例えば、アルコ ール中毒から生ずる痴呆のウェルニケ-コルサコフ症侯群は、式I化合物の認識 増強適量の投与によって処置できる。アレンツ(Alendt)ら、Acta Neuropathol ogica 61巻 101-108頁(1983年)は、ウェルニケ-コルサコフ症侯群の患者で、 アドトレナリン性の欠損のほかに、前脳基底にコリン性ニューロンの有意の損失 があるという兆候を発見した。 正常な老化は、痴呆がなくてもコリン性機能の一般的な欠損を生じうる。シャ ーマン(Sherman)ら[Neurobiol Aging 2巻 99-104頁(1981年)]は、老齢(2 3-26か月)のラットでのコリン取込みが若い成熟ラット(6か月)に比べて22% 減少していることを発見した。コリン活性のこの減少は、コリン性ニューロン数 の同時的な損失を伴うことなしに観察された。動物研究は、記憶増強が痴呆でな い個人でも可能であることを示唆している。ミチュー(Micheu)ら、Pharmacol .Biochem.Behav.2 3巻 195-198頁(1985年)は、オペラント条件づけの記憶任務の訓練を受けたハ ツカネズミにおいて、スルブチアミンで処置したハツカネズミで能力が強化され たことを発見した。この薬剤は、正常なビヒクル処置された対照ハツカネズミに 比べて、海馬の高親和性コリン摂取を高めた。事実、幾つかの異なる記憶パラダ イムで訓練されたハツカネズミは、トウメーン(Toumane)ら、Behav.Brain Re s.30巻 225-234頁(1988年)に示すとおり、皮質と海馬での高親和性コリン摂 取の増加を示し、これらの領域でのコリン活性の増加が記憶形成の正常な部分で あることを示唆している。正常な高齢者を式I化合物で処置すると、学習に干渉 するコリン性の欠損と相互反応して記憶を増強する。 経口投与には、化合物類はカプセル、丸薬、錠剤、トローチ剤、散剤、溶液、 懸濁液、又は乳濁液のような固体又は液体製剤に処方できる。固体単位適量形式 はカプセル剤でありうる。これは通常のゼラチン型のものであってよく、例えば 潤滑剤、及び乳糖、庶糖、またはトウモロコシ澱粉のような不活性充填剤を含有 していてもよい。別の態様では、式I化合物類を乳糖、庶糖、及びトウモロコシ 澱粉のような慣用の錠剤基剤と一緒にし、アラビアゴム、トウモロコシ澱粉、又 はゼラチンのような結合剤;バレイショ澱粉やアルギン酸のような崩壊剤、及び ステアリン酸又はステアリン酸マグネシウムのよう な潤滑剤と組み合わせて錠剤化できる。 非経口投与には、化合物類は製薬担体を伴った生理学的に受け入れられる増量 剤中の化合物の溶液または懸濁液の注射可能な適量として投与でき、その製薬担 体は、滅菌液体、例えば水、アルコール、油類、及び他の受入れられる有機溶媒 であり得、これに表面活性剤と他の製薬上受け入れられる助剤を添加しても、し なくてもよい。これらの製剤に使用できる油類の例は、石油、動植物油、又は合 成起源の油、例えば落花生油、大豆油、及び鉱油である。概して、水、食塩水、 デキストロース水溶液、および関連の糖溶液、エタノール、およびプロピレング リコールやポリエチレングリコールのようなグリコール類、または2-ピロリジノ ンが、特に注射溶液として好ましい液体担体である。 化合物類は、デポー注射またはインプラント製剤の形で投与でき、これらは活 性成分の持続的放出を可能とするような形で処方できる。活性成分は、ペレット や小円筒形に圧縮し、デポー注射又はインプラントとして皮下または筋肉内に移 植できる。インプラントは、生物分解性の重合体類や合成シリコーシ、例えばダ ウ−コーニング・コーポレーション製のシリコーンゴムのような不活性材料を使 用できる。 治療の最終用途をもった任意特定の薬理学的活性に一般的に適した多くのクラ スの化合物類がそうであるよう に、そのクラスのあるサブネリックな(下位概念の)群や、ある特定のものが、 それらの全体的な治療指数と生化学的、薬理学的性質のために好ましい。この点 で好ましい化合物類は、R3が水素で、R4がメチルの場合のもの、およびR1または R1a置換基がフルオロである場合の化合物類である。特に好ましい化合物は3-(3- フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾールである。 R3が水素の場合の式Ia化合物類は、対応する式VIIの5-アリール-4-アルキル-3 H-1,2,4-トリアゾール-3-チオン類を脱硫することによって調製できる。この式V II化合物は次の反応経路Aで見られるように、この技術で知られたものと類似の 方法手順を用いて容易に調製できる。 [式中Rl、R2、およびR4はすでに定義されたとおり] 段階Aで、チオセミカルバジド(III)の調製は、適当な溶媒中で反応体類を接 触させることによって、ヒドラジンをイソチオシアネート(II)と反応させること により、容易に実施できる。反応は極めて速く、0℃ないし室温 で実施できる。反応は急速に進むが、混合物は収率の有意の低下なしに24時間ま で放置できる。還流条件は使用できるが、好ましくない。ほとんどすべての溶媒 (水と有機酸類を除く)を使用できる。無水アルコール類(好ましくはエタノー ルまたはメタノール)が好ましいが、ジメチルホルムアミド(DMF)、CHCl3、CH2 Cl2、テトラヒドロフラン(THF)、およびEt2Oも使用できる。ヒドラジンと必 要なイソチオシアネート類は一般に市販されているが、既知の方法で調製できる 。 段階Bで、所望の置換アロイルチオセミカルバジド(V)は、ピリジン、CHCl3、 THF等のような非プロトン性溶媒中でチオセミカルバジド(III)をR1,R2-置換され た塩化ベンゾイル(IV)と反応させることによって調製できる。アシル化は、0℃ ないし室温の範囲の温度、3-24時間で比較的容易に進行するが、高温(例えば還 流温度)も使用できる。 その代わりに、所望の置換アロイルチオセミカルバジド類(V)を段階A’に従 って一段階で、THFのような適当な溶媒の存在下に、イソチオシアネート(II)を 式VIの適当に置換された安息香酸ヒドラジドと反応させることによって調製でき る。反応は、溶媒の還流温度に約1-3時間加熱することによって実施される。 ここでも、酸ハライド類(IV)と安息香酸ヒドラジド類(VI)は一般に市販のもの であるが、一般に市販されてい る対応の酸類からも調製できる。 段階Cで、アロイルチオセミカルバジド類(V)を環化反応にかけるが、これは 、化合物類(V)を塩基水溶液、例えば重炭酸ナトリウムまたは水酸化ナトリウム 中で加熱することによって実施される。アルコール性塩基類を使用できるが、一 般的にはあまり望ましくない。反応はほぼ溶媒の還流温度で、好ましくは約65-1 00℃で実施される。実施に当っては、チオセミカルバジド類(V)は段階Cで使用 するのに精製する必要はなく、従って段階Bでピリジンを溶媒として使用する時 に副生物としてつくられるピリジシ塩酸塩との1:1混合物でも使用できる。 段階Dで、トリアゾール-3-チオン(VII)は17%HNO3水溶液との反応によって脱 硫される。反応混合物を約30分から約1時間加熱還流させ、室温に放冷してから 、強塩基水溶液、例えばKOHで約pH 14に塩基性にする。次に、式(Ia)のトリアゾ ールは、慣用の方法によって単離される。例えば、反応混合物の水溶液をシクロ ロメタンのような適当な有機溶媒で抽出する。一緒にした有機抽出液を無水硫酸 マグネシウムで乾燥し、瀘過し、真空下に濃縮する。次に、残留物をアセトン/ ヘキサンのような適当な有機溶媒混合物から再結晶させると、式(Ia)のトリアゾ ール、すなわちR3が水素の場合の式Iのトリアゾールを生ずる。 R3がC1-4低級アルキルである場合の式(Ib)のトリアゾ ール類は、反応経路Bに述べられたとおりに調製できる。他に指示がなければ、 すべての置換基はすでに定義された通りである。試薬と出発材料は、当業者に容 易に入手できる。 反応経路B、段階Aで、構造式(VI)で記載される安息香酸ヒドラジドを、Rが 低級アルキル基、好ましくはメチルまたはエチルを表わす場合の構造式(VIII)の アルキルイミデート塩酸塩との縮合反応にかけると、構造式(IX)で記載される縮 合生成物を生ずる。例えば、メタノ ールのような適当な有機溶媒中で、安息香酸ヒドラジド(VI)を過剰量のアルキル イミデート塩酸塩(VI)と一緒にする。反応物を約4-20時間かきまぜる。次に、縮 合生成物(IX)を、この技術で周知の手法を利用して単離精製する。例えば、反応 物を真空下に濃縮し、残留物をジエチルエーテルのような適当な有機溶媒で処理 する。次に、混合物を瀘過し、瀘液を真空下に濃縮する。残留物を再ひジエチル エーテルで処理し、瀘過し、真空下に濃縮すると、精製された縮合生成物(IX)を 生ずる。 反応経路B、段階Bで、縮合生成物(IX)を構造式(X)のアルキルアミンハロゲ ン化水素酸塩との環化反応にかけると、式(Ib)のトリアゾールを生ずる。例えば 、縮合生成物(IX)をメタノールのような適当な有機溶媒中に溶解する。次に、こ れを約1:1のアルキルアミンと塩基との比の、過剰量のアルキルアミン塩酸塩(X) 及び、炭酸カリウムのような適当な塩基で処理する。反応物を約1-3時間、還流 下に加熱する。冷却後、反応物を真空下に濃縮し、残留物をこの技術で周知の手 法によって精製する。例えば、水を残留物に加え、水性混合物をジクロロメタン のような適当な有機溶媒で抽出する。一緒にした有機抽出液を無水硫酸マグネシ ウムで乾燥し、瀘過し、真空下に濃縮する。メタノール/酢酸エチルのような適 当な溶離液を用いて、残留物をシリカゲル上のクロマトグラフィによって精製す る。生ずる精製材料を酢酸エチ ル/ヘキサンのような適当な有機溶媒混合物からの再結晶によって更に精製する と、式(Ib)のトリアゾールを生ずる。 その代わりに、式(Ib)のトリアゾールを反応経路Cに述べるように製造できる 。他に指示がなければ、すべての置換基はすでに定義された通りである。試薬と 出発材料は、当業者に容易に入手できる。 反応経路C、段階Aで、構造式(XI)のアミドを塩素化すると、構造式(XII)に よって記載される塩化イミドイルを生ずる。例えば、アミド(XI)をピリジン/ク ロロホ ルムのような適当な有機溶媒混合物中に溶解する。溶液を0〜5℃の温度に冷却す る。反応温度を5℃より低温に維持して、クロロホルムのような適当な有機溶媒 中のオキシ塩化リンのような適当な塩素化剤1当量の溶液を加える。反応物を約 2-4時間かきまぜると、塩化-イミドイル(XII)を生ずる。 反応経路C、段階Bで、塩化イミドイル(XII)を構造式(VI)の安息香酸ヒドラ ジドと結合させると、構造式(XIII)で記載される結合生成物を生ずる。例えば、 約0.8当量の安息香酸ヒドラジド(VI)をクロロホルムのような適当な有機溶媒中 に懸濁する。上でつくられる塩化イミドイル(XII)の溶液を懸濁液に、約30分な いし1時間にわたって滴加する。次に、反応物を約4-6時間かきまぜる。次に、 反応物を水で希釈し、水層を水酸化カリウムのような適当な塩基で塩基性にする 。次に、塩基性溶液をジクロロメタンのような適当な有機溶媒で抽出する。一緒 にした有機溶媒を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、瀘過し、真空下に濃縮する。 残留物をこの技術で周知の手法によって精製する。例えば、残留物をメタノール /ジクロロメタンのような適当な溶離剤によるシリカゲル上のフラッシュ・クロ マトグラフィによって精製すると、結合された生成物(XIII)を生ずる。 反応経路C、段階Cで、結合された生成物(XIII)を環化すると式(Ib)のトリア ゾールを生ずる。例えば、結合 された生成物(XIII)を酢酸エチルのような適当な有機溶媒中に溶解する。溶液を 還流下に約2-4時間加熱する。次に、反応物を真空下に濃縮し、残留物をこの技 術で周知の手法によって精製する。例えば、残留物を酢酸エチル/ヘキサンのよ うな適当な溶媒混合物から再結晶させると、式(Ib)のトリアゾールを生ずる。 以下の実施例は、反応経路A、B、およびCによって記載される典型的な合成 を提示している。これらの実施例は本発明を例示するためにのみ提示されており 、いかなる形でも本発明の範囲を制限することを意図していない。以下の実施例 で使用される以下の用語は、指定された意味をもっている。「eq.」は当量を指 す。「g」はグラムを指す。「mg」はミリグラムを指す。「mmol」はミリモルを 指す。「mL」はミリリットルを指す。「℃」は摂氏の度を指す。「TLC」は薄層 クロマトグラフィを指す。「Rf」は保持係数を指す。また、「δ」はテトラメチ ルシランからダウンフィールドでの百万分率を指す。 1-(アロイル)-R4-置換チオセミカルバジドの調製 実施例1 1-(3-フルオロベンゾイル)-4-メチルチオセミカルバジド 4-メチルチオセミカルバジド(8.48g,80.6mmol)を室温でピリジン(100mL)に 溶解する。溶液に塩化3-フルオロベンゾイル(9.8mL,80mmol)を滴加する。反応 物を 室温で一夜かきまぜる。反応物を真空下に濃縮し、残留物を水洗する。固体を瀘 過によって集め、固体を水ですすぎ、吸引によって乾燥する。固体をエタノール から再結晶させると、表題化合物(8.43g,46%)を無色粉末として生ずる。mp 19 9-201℃。 実施例2 1-(2-フルオロベシゾイル)-4-メチルチオセミカルバジド メチルイソチオシアネート(17.2g,23.5mmol)を室温で無水テトラヒドロフラ ン(50mL)に溶解する。反応物に、無水テトラヒドロフラン(70mL)中に溶解された 2-フルオロ安息香酸ヒドラジド(3.80g,24.6mmol)の溶液を一度に加える。反応 物を還流下に1.5時間加熱し、次に冷凍庫中に置く。反応物を冷凍庫内に一夜放 置してから、固体を瀘過によって集める。エタノール/水(9:1)から固体を再結 晶させると、表題化合物(4.21g,79%)を無色針晶として生ずる。mp 216-217℃ (分解)。5-アリール-4-置換-3H-1,2,4-1トリアゾール-3-チオン類の調製 実施例3 5-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-3H-1,2,4-トリアゾール-3-チオシ 1-(3-フルオロベンゾイル)-4-メチルチオセミカルバジド(12.0g,52.8mmol)と 1M重炭酸ナトリウム水溶液(530mL,0.53mmol)を一緒にし、混合物を還琉で一夜 加熱する。次に、まだ熱いうちに反応物を瀘過する。瀘液を室 温に放冷してから、濃塩酸(45mL,0.54mol)の滴加によって瀘液を注意ぶかく酸 性化する。混合物を氷浴中で冷却し、沈殿物を瀘過によって集める。固体を水洗 し、吸引乾燥する。固体をイソプロパノールから再結晶させると、表題化合物(5 .64g,51%)を無色のマット状(もつれあった)針晶として生ずる。mp 150-152℃ 。 同様な方法で、実施例1の反応体類の代わりに種々の置換されることもある塩 化アロイル類と4-置換チオセミカルバジド類を使用し、または実施例2の反応体 類の代わつりに種々の置換イソチオシアネート類および置換されることもあるア ロイル安息香酸ヒドラジド類を使用し、実施例3の一般的な手順に従って、以下 の中間体トリアゾール-3-チオン類が容易に調製される。 3-アリール-4-置換-4H-1,2,4-トリアゾール類の調製 実施例4 3-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール 5-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-3H-1,2,4-トリアゾール-3-チオン(6.00g, 28.7mmol)を17%硝酸水溶液(濃硝酸63mLを水200mLで希釈したもの)中に懸濁す る。かきまぜた反応物を還流下に30分加熱し、次に反応物を室温に放冷する。次 に、反応物を水酸化カリウム水溶液で約pH 14まで注意ぶかく塩基性にする。ア ルカリ性溶液をジクロロメタン(3x50mL)で抽出する。有機抽出液を一緒にし、無 水硫酸マグネシウムで乾燥し、瀘過し、真空下に濃縮する。残留物をアセトン/ ヘキサンから再結晶させると、表題化合物(4.00g,79%)を生ずる。mp 117-119 ℃。 同様な方法で、実施例4の反応体類の代わりに、種々の置換されることもある トリアゾールチオン類を使用し、またそこでの手法に実質的に従って、以下の化 合物類が容易に調製される。 3-アリール-4,5-ジ置換-4H-1,2,4-トリアゾール類の調製 実施例5 4,5-ジメチル-3-(3-フルオロフェニル)-4H-1,2,4-トリアゾール 3-フルオロ安息香酸ヒドラジド(4.04g,26.2mmol)とエチルアセトイミデート 塩酸塩(3.58g,29.0mmol)をメタノール(125mL)中でかきまぜながら一緒にする。 20時間後、真空下の濃縮によってメタノールのほとんどを除去する。濃縮物にジ エチルエーテル(400mL)を加え、沈殿した塩化アンモニウムを瀘過によって除去 する。瀘液を真空下に濃縮し、濃縮液を再びジエチルエーテル(400mL)で処理す る。残留塩化アンモニウムを瀘過によって除去し、瀘液を真空下に濃縮する。残 留物をメタノール(170mL)に溶解する。メチルアミン塩酸塩(5.00g,74.0mmol)と 炭酸カリウム(10.0g,72.3mmol)を溶液に加える。反応物を還流で1時間加熱す る。次に、反応物を真空下に濃縮する。残留物に水を加え、水性混合物をジクロ ロメタン(3x150mL)で抽出する。有機抽出液を一緒にし、無水硫酸マグネシウム で乾燥し、瀘過し、真空下に濃縮する。クロマトグラフィ(5-14%メタノール/ 酢酸エチル勾配、シリカゲル)に続いて、酢酸エチル/ヘキサンからの再結晶に よって残留物を精製すると、表題化合物(2.19g,44%)を薄い黄色の針晶として 生ずる。mp 119-121℃。 実施例6 4,5-ジメチル-3-フェニル-4H-1,2,4-トリアゾール 実施例5の手順で、3-フルオロ安息香酸ヒドラジドの代わりに安息香酸ヒドラ ジドを使用すると、表題化合物が得られる。mp 135-137℃。 実施例7 5-エチル-3-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール ピリジン(8mL)とクロロホルム(8mL)の混合物中に、N-メチルプロピオンアミド (1.70g,19.5mmol)を溶解する。反応温度を5℃以下に維持しながら、かきまぜな がら、オキシ塩化リン溶液(クロロホルム2mL中3.05g,19.9mmol)を加える。反応 物を2時間かきまぜ、次に添加ろうとに移し、これを30分間かけて3-フルオロ安 息香酸ヒドラジド(クロロホルム20mL中2.41g,15.6mmol)の懸濁液に加える。反 応物を4時間かきまぜ、次に水(300mL)中に注ぐ。水性混合物を水酸化カリウム で塩基性にし、ジクロロメタン(3x200mL)で抽出する。有機抽出液を一緒にし、 無水硫酸マグネシウムで乾燥し、瀘過し、真空下に濃縮する。残留物をフラッシ ュ・クロマトグラフィ(6.5%メタノール/ジクロロメタン、シリカゲル)によっ て精製する。単離された固体を酢酸エチル(75mL)に溶解し、溶液を還流下に約2 時間加熱し、次に真空下に濃縮する。残留物を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶 させると、表題化合物(1.00g,31%)を無色板晶として生ずる。mp 124- 125℃。 同様な方法で、実施例5の反応体類の代わりに、種々の置換されることもある 安息香酸またはナフトエ酸のヒドラジド類と種々のアルキルアミン類を使用する か、または実施例7の反応体類の代わりに、種々の置換されることもある安息香 酸またはナフトエ酸のヒドラジド類とN-アルキル-またはベンジルアルカンアミ ド類を使用し、その中の手法に実質的に従って、対応する3-アリール-4,5-ジ置 換-4H-1,2,4-トリアゾール類が得られる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年8月31日 【補正内容】 −原文の4及び4/1頁− ・・・その治療的可能性が限られている。このような副作用は、式I化合物類で は見られなかった。認識増強活性をもつことが知られている化合物類に5-アリー ル-4-アルキル-3H-1,2,4-トリアゾール-3-チオン類があり、これらはチアゾール 環炭素原子上のチオン部分と追加のN-アルキル置換基をもつ点で、式I化合物類 と異なる。これらのトリアゾール-3-チオン類をウェルニケ-コルサコフ症侯群お よびアルツハイマー病の治療と、認識増強に使用することは、1992年3月31日に 発行された米国特許第5,100,906号と1993年8月17日発行された米国特許第5,236, 942号に記載されている。しかし、式IおよびII化合物類と異なり、これらのト リアゾール-3-チオン類は、例えば1988年10月4日発行された米国特許第4,775,68 8号と、1990年3月27日発行された米国特許第4,912,095号で明らかにされている ように、抗うつ剤としての追加の活性をもっている。 エム.ワイ.マハサルカー(Mhasalkar)等、J.Med.Chem.14(3)260-262,(1971 )によって血糖低下活性を有していると報告されている3-(4-クロロフェニル)-4- メチルル-4H-1,2,4-トリアゾールは、動物に薬剤として投与された式Iの化合物 にすぎない。 発明の詳細な記載 R1またはR1aとR2の一つが水素の場合の式IおよびII化合物類で、モノ置換フ ェニル部分はオルト、メタ、ま −原文の4及び4/1頁− たはパラ位置の任意の位置にR-置換基をもつ。R1またはR1aとR2の各々がハロゲ ン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級アルキル、またはC1-4低級アルコキ シである時には、ジ置換フェニル部分は2,3-;2,4-;2,5-;2,6-;3,4-;および 3,5-の任意の位置で置換される。本明細書で使用されるハロゲンはクロロ、フル オロ、ブロモ、またはヨードを表わす。好ましい式I化合物類では、R1は水素以 外、R2は水素であり、すなわち好ましい化合物類はモノ置換フェニル部分を包含 している。好ましくは、R1はハロゲンを表わし、そのうちフルオロが最も好まし い。R1またはR2がC1-4アルキルまたはC1-4アルコキシを表わす時には、アルキル 部分は直鎖または分枝鎖である。R3が水素の場合の化合物類が好ましく、またR4 がメチルを表わすのが好ましい。R3とR4は独立に直鎖または分枝鎖C1-4アルキル 基でありうる。 −原文の27〜28頁− 9. R4がメチルである、特許請求の範囲第3項の方法。 10. 化合物が3-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾールであ る、特許請求の範囲第9項の方法。 11. 式 [式中R1、R2、R3、及びR4は特許請求の範囲第1項に定義された意味を有してい る]の化合物の有効投与量をアルツハイマー病の処置の必要な患者に投与するこ とからなる、アルツハイマー病の処置法。 12. R1がハロゲンである、特許請求の範囲第11項の方法。 13. R1がフルオロである、特許請求の範囲第12項の方法。 14. R2が水素である、特許請求の範囲第11項の方法。 15. R4がメチルである、特許請求の範囲第11項の方法。 16. R4がベンジルである、特許請求の範囲第11項の方法。 17. R3が水素である、特許請求の範囲第11項の方法。 18. R3がメチルである、特許請求の範囲第11項の方法。 −原文の27〜28頁− 19. R4がメチルである、特許請求の範囲第13項の方法。 20. 化合物が3-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾールであ る、特許請求の範囲第19項の方法。 21. 式 [式中R1、R2、R3、及びR4は特許請求の範囲第1項に定義された意味を有してい る]の化合物の有効投与量をウェルニケ-コルサコフ症挨群の処置の必要な患者 に投与することからなる、ウエルニケ-コルサコフ症侯群の処置法。 22. R1がハロゲンである、特許請求の範囲第21項の方法。 23. R1がフルオロである、特許請求の範囲第22項の方法。 24. R2が水素である、特許請求の範囲第21項の方法。 25. R4がメチルである、特許請求の範囲第21項の方法。 26. R4がベンジルである、特許請求の範囲第21項の方法。 −原文の31頁− 42. 式 [式中R1、R2、R3、及びR4は特許請求の範囲第41項に定義された意味を有してい る]の化合物の、薬剤製造への用途。 43. 式 [式中R1、R2、R3、及びR4は特許請求の範囲第1項に定義された意味を有してい る]の化合物の、記憶と認識の増強用、またはアルツハイマー病やウェルニケ- コルサコフ症侯群にかかった患者の処置用の薬剤製造への用途。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LT, LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK ,TJ,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ケイン,ジョン,エム. アメリカ合衆国 45236 オハイオ州 シ ンシナチ ディアウェスター ドライブ 6813 (72)発明者 ミラー,ジェリー,エー. アメリカ合衆国 14450 ニューヨーク州 フェアポート ブラウンストン ドライ ブ 15

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式 [式中R1とR2は独立に水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級 アルキルまたはC1-4低級アルコキシを表わすか、またはR1とR2は一緒に-CH=CH-C H=CH-を表わし、1-または2-ナフチレニル環系を形成し、R3は水素またはC1-4低 級アルキルを表わし、R4はC1-4低級アルキル、ベンジル、またはハロゲン、トリ フルオロメチル、ニトロ、C1-4低級アルキル、またはC1-4低級アルコキシから選 ばれる1個または2個の基で置換されたベンジルを表わす]の化合物の有効投与 量を記憶および認識の増強の必要な患者に投与することからなる、記憶および認 識の増強法。 2. R1がハロゲンである、特許請求の範囲第1項の方法。 3. R1がフルオロである、特許請求の範囲第2項の方法。 4. R2が水素である、特許請求の範囲第1項の方法。 5. R4がメチルである、特許請求の範囲第1項の方法。 6. R4がベシジルである、特許請求の範囲第1項の方 法。 7. R3が水素である、特許請求の範囲第1項の方法。 8. R3がメチルである、特許請求の範囲第1項の方法。 9. R4がメチルである、特許請求の範囲第3項の方法。 10. 化合物が3-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾールであ る、特許請求の範囲第9項の方法。 11. 式 [式中R1とR2は独立に水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級 アルキルまたはC1-4低級アルコキシを表わすか、またはR1とR2は一緒に-CH=CH-C H=CH-を表わし、1-または2-ナフチレニル環系を形成し、R3は水素またはC1-4低 級アルキルを表わし、R4はC1-4低級アルキル、ベンジル、またはハロゲン、トリ フルオロメチル、ニトロ、C1-4低級アルキル、またはC1-4低級アルコキシから選 ばれる1個または2個の基で置換されたベンジルを表わす]の化合物の有効投与 量をアルツハイマー病の処置の必要な患者に投与することからなる、アルツハイ マー病の処置法。 12. R1がハロゲンである、特許請求の範囲第11項の方法。 13. R1がフルオロである、特許請求の範囲第12項の方法。 14. R2が水素である、特許請求の範囲第11項の方法。 15. R4がメチルである、特許請求の範囲第11項の方法。 16. R4がベンジルである、特許請求の範囲第11項の方法。 17. R3が水素である、特許請求の範囲第11項の方法。 18. R3がメチルである、特許請求の範囲第11項の方法。 19. R4がメチルである、特許請求の範囲第13項の方法。 20. 化合物が3-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾールであ る、特許請求の範囲第19項の方法。 21. 式 [式中R1とR2は独立に水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級 アルキルまたはC1-4低級アルコキシを表わすか、またはR1とR2は一緒に-CH=CH-C H=CH-を表わし、1-または2-ナフチレニル環系を形成し、R3は 水素またはC1-4低級アルキルを表わし、R4はC1-4低級アルキル、ベンジル、また はハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級アルキル、またはC1-4低級 アルコキシから選ばれる1個または2個の基で置換されたベンジルを表わす]の 化合物の有効投与量をウェルニケ-コルサコフ症侯群の処置の必要な患者に投与 することからなる、ウェルニケ-コルサコフ症侯群の処置法。 22. R1がハロゲンである、特許請求の範囲第21項の方法。 23. R1がフルオロである、特許請求の範囲第22項の方法。 24. R2が水素である、特許請求の範囲第21項の方法。 25. R4がメチルである、特許請求の範囲第21項の方法。 26. R4がベンジルである、特許請求の範囲第21項の方法。 27. R3が水素である、特許請求の範囲第21項の方法。 28. R3がメチルである、特許請求の範囲第21項の方法。 29. R4がメチルである、特許請求の範囲第23項の方法。 30. 化合物が3-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾールであ る、特許請求の範囲第29項の方法。 31. 式 [式中R1aはハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級アルキルまたはC1-4 低級アルコキシであり、R2は水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ 、C1-4低級アルキルまたはC1-4低級アルコキシであるか、またはR1aとR2は一緒 に-CH=CH-CH=CH-を表わし、1-または2-ナフチレニル環系を形成し、R3は水素ま たはC1-4低級アルキルを表わし、R4はC1-4低級アルキル、ベンジル、またはハロ ゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級アルキル、またはC1-4低級アルコ キシから選ばれる1個または2個の基で置換されたベンジルを表わすが、但しR1 a が4-クロロを表わし、R2とR3が水素を表わす時は、R4はエチル以外のものであ ることを条件とする]の化合物。 32. R1aがハロゲンである、特許請求の範囲第31項の化合物。 33. R1aがフルオロである、特許請求の範囲第32項の化合物。 34. R2が水素である、特許請求の範囲第31項の化合物。 35. R4がメチルである、特許請求の範囲第31項の化合物。 36. R4がベンジルである、特許請求の範囲第31項の化合物。 37. R3が水素である、特許請求の範囲第31項の化合物。 38. R3がメチルである、特許請求の範囲第31項の化合物。 39. R4がメチルである、特許請求の範囲第33項の化合物。 40. 化合物が3-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾールであ る、特許請求の範囲第39項の化合物。 41. 一つ以上の製薬上受入れられる担体または付形剤と混合又はそれ以外の形 で組み合わせた、式 [式中R1とR2は独立に水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級 アルキルまたはC1-4低級アルコキシを表わすか、またはR1とR2は一緒に-CH=CH-C H=CH-を表わし、1-または2-ナフチレニル環系を形成し、R3は水素またはC1-4低 級アルキルを表わし、R4はC1-4低級ア ルキル、ベンジル、またはハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級ア ルキル、またはC1-4低級アルコキシから選ばれる1個または2個の基で置換され たベンジルを表わすが、但しR1が4-クロロを表わし、R2とR3が水素を表わす時は 、R4はエチル以外のものであることを条件とする]の化合物の治療有効量を含め てなる製剤組成物。 42. 式 [式中R1とR2は独立に水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級 アルキルまたはC1-4低級アルコキシを表わすか、またはR1とR2は一緒に-CH=CH-C H=CH-を表わし、1-または2-ナフチレニル環系を形成し、R3は水素またはC1-4低 級アルキルを表わし、R4はC1-4低級アルキル、ベンジル、またはハロゲン、トリ フルオロメチル、ニトロ、C1-4低級アルキル、またはC1-4低級アルコキシから選 ばれる1個または2個の基で置換されたベンジルを表わすが、但しR1が4-クロロ を表わし、R2とR3が水素を表わす時は、R4はエチル以外のものであることを条件 とする]の化合物の、薬剤製造への用途。 43. 式 [式中R1とR2は独立に水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、C1-4低級 アルキルまたはC1-4低級アルコキシを表わすか、またはR1とR2は一緒に-CH=CH-C H=CH-を表わし、1-または2-ナフチレニル環系を形成し、R3は水素またはC1-4低 級アルキルを表わし、R4はC1-4低級アルキル、ベンジル、またはハロゲン、トリ フルオロメチル、ニトロ、C1-4低級アルキル、またはC1-4低級アルコキシから選 ばれる1個または2個の基で置換されたベンジルを表わす]の化合物の、記憶と 認識の増強用、またはアルツハイマー病やウェルニケ-コルサコフ症侯群にかか った患者の処置用の薬剤製造への用途。
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