JPH09504231A - 車両車輪用リムの製法 - Google Patents

車両車輪用リムの製法

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JPH09504231A JP7512719A JP51271994A JPH09504231A JP H09504231 A JPH09504231 A JP H09504231A JP 7512719 A JP7512719 A JP 7512719A JP 51271994 A JP51271994 A JP 51271994A JP H09504231 A JPH09504231 A JP H09504231A
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アシュリ,ウォールタ、エル、ジューニア
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ヘイズ、ホィールズ、インタナシャナル、インク
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Abstract

(57)【要約】 車両車輪100、124、134に使う車輪リム90を作る改良された製法を提供する。本発明製法は、(a)扁平な材料シートを用意する段階と、(b)この扁平な材料シートを第1の所定の軸線方向長さを持つフープ30に形成する段階と、(c)このフープ30を所定のフープ内径を持つように拡張する段階と、(d)このフープ30にフロースピニング処理を行い、互いに対向する軸線方向端部62、64と、これ等の軸線方向端部間に位置させた薄くした軸線方向に延びる中間部分66とを備え、前期第1の所定の軸線方向長さより大きい第2の所定の軸線方向長さを持つ車輪リム予備成形品60を作る段階と、(e)前記段階(d)に次いで前記車輪リム予備形成品の少なくとも一方の軸線方向端部を広げる段階と、(f)前記段階(e)に次いで前記車輪リム予備形成品に1連のロール形成作業を受けさせ、少なくとも、1つのタイヤビード受け座保持フランジ80と、少なくとも1つのタイヤビード受け座面82、86と、大体において軸線方向に延びるくぼみ84とを持つ仕上がりの車輪リム90を作ることから成る。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 車両車輪用リムの製法 技術分野 本発明は、一般に車両車輪、ことに車両車輪用リムを作る改良された方法に関 する。 背景技術 車両車輪用車両リムを作るのに使うことのできる典型的な工程順序はエバンス (Evans)を発明者とする米国特許第4,185,370号明細書に記載し てある。この特許明細書に示してあるように、この方法は、(a)アルミニウム 又は鋼のような適当な材料から成る扁平なシートを用意する段階と、(b)この シートを円筒形のフープ又はバンドに形する段階と、(c)このフープの側方縁 部を半径方向外方に広げてロール成形機上に位置決めするのに適当なフランジを 持つリム予備成形品(rim preform)を作る段階と、(d)このリム 予備成形品に1連のロール成形作業を受けさせ所定の形状を持つ車輪リムを作る 段階と、(e)この車輪リムを拡張し所定の円周を持っ仕上がり車輪リムを作る 段階とから成る。 このようにして車輪リムを形成することによって、ロール成形作業により、リ ムを進行的に成形する際に一般に一様な材料厚さを持つリムを作る。材料をわず かに薄くすることは、曲率が変り半径部を形成するリム部分だけで行われる。す なわち一般に一様な厚さを持つリムでは強度の点で必要のない場所で余分な材料 を持つリムになる。車輪リムの重量は車両の性能に影響を及ぼすから、リムの重 量を減らすことが望ましい。 アシュリー・ジュニア(Ashley,Jr.)等を発明者とする米国特許 第4,962,587号明細書には、車輪リムの重量をその選定した部分を薄く することにより低減する1方法について記載してある。この特許明細書の方法に よれば、互いに対向する仕上がりタイヤ・ビード受け座保持フランジと、互いに 対向する仕上がりタイヤビード受け座表面と、くぼみと、軸線方向に延びる内側 脚とを持つ予備成形車輪リムが得られる。次にくぼみ及び隣接するリム端部はそ れぞれ一緒に回転するように心棒及び端板に取付けてある。次いでフロースピニ ングローラを作動し前進させ、くぼみ及び内側脚部分を互いに接触させることに より予備成形車輪リムのくぼみ及び脚部分を薄くし、伸長させる。 ロール成形作業又はプレス作業によりリムの選定した部分を薄くすることによ って車輪リムの重量を低減する他の方法は、レマーズ(Lemmerz)を発明 者とする米国特許第3,347,302号とボッシュ(Bosch)を発明者と する米国特許第4,127,022号とボッシュを発明者とする米国特許第4, 143,533号との各明細書に記載してある。 発明の開示 前記したアシュリー等による特許明細書によれば、リム予備成形品のくぼみ( well)及び脚部分を薄く伸長させるフロースピニング作業(flowspi nning operation)は、仕上がりタイヤビード受け座保持フラン ジ及びタイヤビード受け座表面をロール成形(roll forming)によ り成形した後に行われる。この結果として、本出願人は、仕上がり車輪の横方向 及び半径方向の振れを正確に制御することはむずかしいことを知った。この説明 で使う横方向の振れとは、それぞれ互いに対向するタイヤビード受け座の表面及 びフランジの間の平面度及び平行度として定義され、又半径方向の振れとはリム の真円度として定義する。本発明は、フロースピニング作業及びロール成形作業 を組合わせて仕上がりの車輪リムに一層緊密な公差を保 持する車輪リムを作る車輪リムの改良された製法に係わる。 とくに本方法は、(a)扁平な材料シートを用意する段階と、(b)この扁平 は材料シートを第1の所定の軸線方向長さを持つ大体において円筒形のフープに 形成する段階と、(c)このフープを所定のフープ内径を持つように拡張する段 階と、(d)このフープににフロースピニング処理を行い、互いに対向する軸線 方向端部とこれ等の軸線方向端部間に位置させた薄くした軸線方向に延びる中間 部分とを備え、前記第1の所定の軸線方向長さより大きい第2の所定の軸線方向 長さを持つ車輪リム予備成形品(wheel rim preform)を作る 段階と、(e)前記段階(d)に次いで車輪リム予備成形品の少なくとも一方の 軸線方向端部を広げる(flare)段階と、(f)前記段階(e)に次いで車 輪リム予備成形品に1連のロール成形作業を受けさせ、少なくとも1つのタイヤ ビード受け座保持フランジと、少なくとも1つのタイヤビード受け座表面と大体 において軸線方向に延びるくぼみとを持つ仕上がりの車輪リムを作る段階とから 成る。 逆向きのフロースピニング作業及びロール成形作業を前記したようにして組合 わせることにより、仕上がりリムの公差を一層よく制御できる車輪リムを作る。 本発明のその他の利点は添付図面についての好適な実施例の以下の説明から明 らかである。 図面の簡単な説明 第1図は本発明により構成した車両車輪用車輪リムを作る段階の順序を示すブ ロック図である。 第2図は拡張作業後のフープの横断面図である。 第3図はフロースピニング法により作った車輪リム予備成形品の横断面図であ る。 第4図は広げ作業により作った車輪リム予備成形品の横断面図である。 第5図は初期ロール成形作業により作った部分成形車輪リムの横断面図である 。 第6図は中間ロール成形作業により作った部分成形車輪リムの横断面図である 。 第7図は最終ロール成形作業により作った部分成形リムの横断面図である。 第8図は拡張作業により作った仕上がり車輪リムの横断面図である。 第9図はフロースピニング作業を行う前のフープの部分横断面図である。 第10図はフロースピニング作業により作ったフープの部分横断面図である。 第11図は本発明により構成した車輪リムを使って構成した仕上がり全面組立 て車輪の部分横断面図である。 第12図は本発明により構成した車輪リムの別の実施例を使って構成した仕上 がりの普通の組立て車輪の部分横断面図である。 第13図は本発明により構成した車輪リムのなお別の実施例を使って構成した 仕上がりの全面モジューラ車輪の部分横断面図である。 好適な実施例 添付図面で第1図には、本発明により構成した車輪リム100を備えた第11 図に示したような車両車輪90を作る段階の順序を示すブロック図を例示してあ る。この実施例に示すように車両車輪90は全面組立て車輪(full fac e fabricated wheel)である。又本説明で「フロースピニン グ」(flow spinning)という用語は、金属を薄くし成形するスピ ニング工具の押圧力による金属の変形を意味する。又「ロール成形」(roll forming)という用語は、所望の形状を作るロールの押圧力による金属の 再成形を意味する。 初めに段階10でたとえば鋼又はアルミニウムのような適当な材料から成る扁 平なシートを大体において円筒形のフープ30すなわちバンドに形成して溶接す る。フープ30を段階10で溶接するときは、この溶接により扁平な表面を生成 する。この結果、本発明によればフープ30を段階12で拡張し第2図に示した 実質的に円筒形のフープ30を作る。フープ30は、所定の内径D1を形成する 内面30Aと、所定の外径D2を形成する外面30Bと、所定の軸線方向フープ 長さX1を定める互いに対向する1対の端部30C、30Dと、所定の厚さT1 とを備えている。後述のようにフープ30を、段階12で拡張し所定の内径D1 を形成することが大切である。 次いでフープ30に、段階14でフロースピニング処理を受けさせる。第9図 及び第10図に示すようにこの実施例で示したフロースピニング処理は「逆向き 」フロースピニング処理である。後述のように「前向き」フロースピニング処理 より逆向きフロースピニング処理を使う方がよい。 段階14ではフープ30を第9図に示した心棒40上に位置させる。心棒40 は、旋盤(図示してない)に回転できるように取付けられ、所定の外径D3を形 成する主本体40Aと、外径D3より大きい所定の外径D4を形成する端部部分 40Bとを備えている。肩部40Cすなわち止めは、心棒40の主本体40Λと 端部部分40Bとの間に形成してある。心棒40の主本体40Aの外径D3は、 大体において拡張段階12中に形成されるフープ30の内径D1に対応し、フー プ30を心棒40上に位置させるときに、フープ30と心棒40との間に摩擦ば めの関係を生ずる。すなわちフープ30と心棒40との間の相対運動は制限され る。 フープ30を心棒40上に位置させフープ端部30Cが心棒肩部40Cに係合 すると、スピニング工具50を肩部40Cに対しフープ30の外面30Bに隣接 する所定の位置に移動させる。スピニング工具50は、このスピニング工 具50を心棒40の外面に大体において平行に移動させる支持部材(図示してな い)に取付ける。 段階14ではスピニング工具50は、作動させられ、半径方向内方に移動し、 フープ30の外面30Bに接触し、心棒肩部40Cに向かい矢印の方向にすなわ ち図面の左方に前進させられる。段階14のフロースピニング処理中に、フープ 30の材料は、スピニング工具50の端部に係合し、スピニング工具50により 前方に押される 段階12におけるフープ30の拡張により一般に心棒40の主本体40Aの外 径D3に等しい所定の内径D1を生じ、又フープ端部30Cが心棒肩部40Cに 接触して位置させられるから、スピニング工具50を前進させるに伴ってフープ 30の材料はスピニング工具50の運動方向とは反対のすなわち逆の方向に、す なわち第10図の右方に塑性変形しなければならない。 スピニング工具50は、これが心棒肩部40Cから測って所定の距離に達する まで前進し続ける。スピニング工具50が所定の距離に達するときは、スピニン グ工具50は、引かれて第3図及び第10図に示した車輪リム予備成形品60を 作る。又スピニング工具50の送り速度及びrpmとスピニング工具50の入り 点及び出点とを前もって定めることにより、段階14の逆向きのフロースピニン グ処理により得られる車輪リム予備成形品60の得られる軸線方向長さを正確に 制御することができる。 この実施例に示すように逆向きフロースピニング段階14の間に形成した車輪 リム予備成形品60は、1対の互いに対向する軸線方向端部部分62、64と、 両端部部分62、64間に位置する軸線方向に延びる中間部分66とを備える。 車輪リム予備成形品60は又、フープ30の軸線方向長さA1より大きい所定の 軸線方向長さX2を備える。 車輪リム成形品60の端部部分62、64は、それぞれの全軸線方向長さに わたって実質的に一様な厚さT2、T3を備え、又中間部分66はその全軸線方 向長さにわたり実質的に一定の厚さT4を備える。各端部部分62、64の厚さ T2、T3は大体において相互に等しく、又中間部分66の厚さT4は、それぞ れ端部部分62、64の厚さT2、T3より薄い。又それぞれ端部部分62、6 4の厚さT2、T3は一般にフープ30の厚さT1に等しい。 次に段階16では車輪リム部分60の端部部分64は、第4図に示すように上 向きに広げ車輪リム70を作る。次に段階18ないし22ではリム70は第5図 、第6図及び第7図に示すように1連のロール成形作業を行いそれぞれ車輪リム 72、74、76を漸次に作る。車輪リム76は、内側タイヤビード受け座保持 フランジ80と内側タイヤビード受け座82と、大体において軸線方向に延びる くぼみ(well)84と、外側タイヤビード受け座86とを備えている。次に 段階24では車輪リム76は拡張して仕上がりの車輪リム90を作る。 仕上がりの車輪リム90は、段階26中に予備成形全面車輪ディスク(pre formed full face wheel disc)110に固定され 、仕上がりの全面組立て車輪(finished full face fab ricated wheel)100を作る。第11図に示すように予備成形全 面車輪ディスク110は、中央取付け面112と、中間皿形部分114と、仕上 がりの全面組立て車輪100の外側タイヤビード受け座保持フランジを仕切る外 側環状部分116とを備えている。予備成形全面車輪ディスク110は、協働す る車輪リムの構造に従って成形鋼ディスク又は成形アルミニウムディスクである 。 とくに段階26中には仕上がりの車輪リム90の外側端部を、予備成形全面車 輪ディスク110の外側タイヤビード受け座保持フランジ116の内面116A に接触して位置させ、そして円周方向溶接部120を施して、仕上がりの 車輪リム90及び予備成形全面車輪ディスク110を相互に固定し仕上がりの全 面組立て車輪100を作る。 本発明では段階14のフロースピニング後に段階18ないし22のロール成形 を行うから、一層緊密な公差を仕上がりの車輪リム90に保持することができる 。第11図に示した特定の実施例では本発明の仕上がりの車輪リム90の横方向 及び半径方向の振れを従来の場合より一層正確に保持される。すなわち仕上がり の車輪リムを本発明方法により作るときはくず材を一層少なくして作ることがで きる。 本発明を段階14の逆向きフロースピニング作業を使う物として例示し述べた が、前向きのフロースピニング作業を使うこともできる。しかし前向きのフロー スピニング処理は典型的にはリムの一端部を材料に締付ける必要があるから、こ の処理に伴う工具操作費用が本発明の逆向きフロースピニング処理に伴う工具操 作費用に比べて一層高い。 又本発明を仕上がりの全面組立て車輪100に使う仕上がりの車輪リム90を 形成するものとして例示し述べたが、本発明は他の形式の車輪に使う協働する車 輪リムを形成するように実施することができる。たとえば第12図に示すように 本発明は、車輪ディスク122に固定され普通の組立て車輪(conventi onal fabricated wheel)124を作る車輪リム120を 作るように実施することができる。本発明を車輪リム120を作るのに利用する ときは、段階14のフロースピニング作業により形成した車輪リムの両端部を段 階16中に上向きに広げる。又第13図に示すように本発明は部分車輪リム(p artial wheel rim)130を作るように実施することができる 。車輪リム130は、鋳造全面車輪ディスク132に固定され全面モジュラー車 輪(full face modular wheel)134を作る。 以上本発明の作動の原理及びモードを好適な実施例について例示し述べた。し かし本発明はその精神を逸脱しないで種種の変化変型を行うことができるのはも ちろんである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,N L,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.車両車輪用リムの製法において、 (a)扁平な材料シートを用意する段階と、 (b)この扁平な材料シートを第1の所定の軸線方向長さを持つ大体において円 筒形のフープに形成する段階と、 (c)このフープにフロースピニング処理を行い、互いに対向する軸線方向端部 と、これ等の軸線方向端部間に位置させた薄くした軸線方向に延びる中間部分と を備え、前記第1の所定の軸線方向長さより大きい第2の所定の軸線方向長さを 持つ車輪リム予備成形品を作る段階と、 (d)段階(c)に次いで前記車輪リム予備成形品の少なくとも一つの軸線方向 端部を広げる段階と、 (e)段階(d)に次いで前記車輪リム予備成形品に1連のロール成形作業を受 けさせ、少なくとも1つのタイヤビード受け座保持フランジと、少なくとも1つ のタイヤビード受け座面と、大体において軸線方向に延びるくぼみとを持つ仕上 がりの車輪リムを作る段階と、 から成る、車両車輪用リムの製法。 2.前記段階(c)に先だって前記フープを所定のフープ内径に拡張する請求の 範囲第1項記載の製法。 3.前記段階(e)の仕上がりの車輪リムを、予備成形した車輪ディスクに固定 し、全面組立て車両車輪を作る請求の範囲第1項記載の製法。 4.前記段階(d)が、前記車輪リム予備成形品の両軸線方向端部を広げるこ とを含む請求の範囲第1項記載の製法。 5.前記段階(e)の仕上がりの車輪リムに、1対の互いに対向するタイヤビー ド受け座保持フランジと、1対の互いに対向するタイヤビード受け座表面とを設 け、さらに前記段階(e)の仕上がり車輪リムを、予備成形した車輪ディスクに 固定し、普通の組立て車両車輪を作る請求の範囲第4項記載の製法。 6.前記段階(e)の仕上がり車輪リムを、予備成形した車輪ディスクに固定し 全面モジュラー車両車輪を作る請求の範囲第1項記載の製法。 7.車両車輪用リムの製法において、 (a)扁平な材料シートを用意する段階と、 (b)この扁平な材料シートを第1の所定の軸線方向長さを持つ大体において円 筒形のフープに形成する段階と、 (c)このフープを所定のフープ内径を持つように拡張する段階と、 (d)第1の所定の外径を持つ第1の部分と、前記第1の所定の外径より大きい 第2の所定の外径を持つ第2の部分とを備えることにより、前記第1及び第2の 部分の間に肩部を形成するようにした心棒を用意する段階と、 (e)前記フープの一端部が前記心棒の肩部に隣接するように、前記フープを前 記心棒上に位置させる段階と、 (f)フロースピニング機械のスピニング端部を前記肩部から所定の距離に位置 させる段階と、 (g)前記フロースピニング機械を作動し、前記フープの材料の逆向きフローに より前記フープを軸線方向に伸長させて薄くし、互いに対向する軸線方向端部と 、これ等の軸線方向端部間に位置する薄くした軸線方向に延びる中間 部分とを持ち、前記の第1の所定の軸線方向長さより大きい第2の所定の軸線方 向長さを持つ車輪リム予備成形品を作る段階と、 (h)前記段階(g)に次いで前記車輪リム予備成形品の少なくとも一方の端部 を広げる段階と、 (i)前記段階(h)に次いで、前記車輪リム予備成形品に1連のロール成形作 業を受けさせ、少なくとも1つのタイヤビード受け座保持フランジと、少なくと も1つのタイヤビード受け座面と、大体において軸線方向に延びるくぼみとを持 つ仕上がりの車輪リムを作る段階と、 から成る車両車輪用リムの製法。 8.前記段階(i)の仕上がり車輪リムを、予備成形車輪ディスクに固定し、全 面組立て車両車輪を作る請求の範囲第7項記載の製法。 9.前記段階(h)が、前記車輪リム予備成形品の両軸線方向端部を広げること を含む請求の範囲第7項記載の製法。 10.前記段階(i)の仕上がり車輪リムに、1対の互いに対向するタイヤビー ド受け座保持フランジと、1対の互いに対向するタイヤビード受け座面とを設け 、さらに前記段階(i)の仕上がり車輪リムを、予備成形車輪ディスクに固定し て普通の組立て車両車輪を作る請求の範囲第9項記載の製法。 11.前記段階(i)の仕上がり車輪リムを予備成形車輪ディスクに固定し、全 面モジュラー車両車輪を作る請求の範囲第7項記載の製法。
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