JPH09503086A

JPH09503086A - 製造プロセス制御装置のためのオペレータ・ステーションおよび製造プロセスをモニタおよび制御する方法

Info

Publication number: JPH09503086A
Application number: JP7510081A
Authority: JP
Inventors: ベール，レオナルデュースアリーバン; ブルーエン，ロニーピー．デ; アール．フェルマレイ，ロジャー; エイ．ゼメリング，クリスティアーン; レンティング，ベン
Original assignee: ダウ、ベネルクス、ナームロゼ、ベノートスハップ
Priority date: 1993-09-29
Filing date: 1994-09-08
Publication date: 1997-03-25
Also published as: ES2145837T3; AU7657194A; EP0721611B1; DE69424558T2; DE69424558D1; CA2172063A1; EP0721611A1; US5631825A; WO1995009387A1

Abstract

(57)【要約】種々のＭＯＤＥ５Ｅプロセス制御コンピュータからのシーケンスの種々のセットを１つのユーザー・インタフェースに編成できるＭＯＤＥ５Ｅシステムのためのオペレータ・ステーション。このマルチモニタ・コンピュータ・ワークステーションによってプラント・オペレータは、ＭＯＤＥ５Ｅプロセス制御コンピュータに対する人インタフェースとして作用することによって製造プロセスもセグメントのオペレーションをモニタおよび制御できるようにされる。更に、製造プロセスをモニタおよび制御する方法も説明する。

Description

【発明の詳細な説明】製造プロセス制御装置のためのオペレータ・ステーションおよび製造プロセスをモニタおよび制御する方法技術分野本発明は製造プロセス制御装置に関するものであり、更に詳しくいえば、情報を提供し、人オペレータによる１つまたは複数の製造プロセスの管理および制御を行えるようにするオペレータ・ステーション、ならびに製造プロセスをモニタおよび制御するための方法に関するものである。背景たとえば、化学製造プロセスなどの複雑な製造プロセスは、種々の入力および種々のプロセス機器を利用する多くの工程を通常含む。それらのプロセス工程は直列に、または並列に、あるいは両方で行われることがあり、プロセス中の他の工程が、終了に時間的に依存することがあったり、依存しないことがあったりする。プロセス中の単一の工程またはいくつかの工程に関連する情報を集め、その情報を人オペレータが認識できるフォーマットで表示するためにプロセス制御コンピュータ（ＰＣＣ）を利用することは周知である。製造プロセス制御の選択した工程を自動化することによって、処理中に各プロセス・コンポーネントと人とが常時対話する必要を減ずることも周知である。それらのプロセス制御コンピュータはプロセス中の１つまたは複数の工程をほぼ自動化でき、しかも人が読むことができるフォーマットで情報を提供して、人手によるモニタをプロセスの精密調整、または危機に際しての操作に限定できるようにする。より簡単な製造プロセス制御の場合には、プロセス制御コンピュータを使用することによって全てのプロセスを自動化できる。しかし、大きな製造プロセス、より複雑な製造プロセス制御、または大きくてより複雑な製造プロセスは、全てのプロセスの一部をおのおの制御する複数のプロセス制御コンピュータを用いて実施する。プロセス用語複雑な製造プロセス制御の効果的な制御および管理は３つの領域すなわち部門からの情報を同化することを含む。ここで用いる「データ論理的」、「情報論理的」、および「物理的」という用語を、プロセス制御に関連する種々の部門すなわち領域を示すためにおのおの使用する。物理的領域は、たとえば、ポンプ、またはそれに関連する入力および出力などのプロセスの物理的なコンポーネントを含む。データ論理的領域は、変数、フラグなどのデータのコンピュータ表現を含む。それらのコンピュータ表現はコンピュータによって定められ、利用される。対照的に、情報論理的領域は物理的領域またはデータ論理的領域を表すことができ、あるいは、物理的領域またはデータ論理的領域から得ることができる人−インタフェース指向データである。物理的な質における変化はデータ論理的含意および情報論理的含意を持つことがある。たとえば、スイッチを開から閉へ切り替える（物理的領域における事象）と、スイッチの状態のコンピュータ表現に対応するデジタル変数がデータ論理的な質の変化（たとえば、真から偽へまたはオフからオンへ）をすることがある。同時に、スイッチの状態変化は、たとえば、ポンプの運転を意味することがある。情報論理的領域では、この同じ事象をポンプを表す明滅、または色で記号化したアイコンとして表すことができ、または表示装置に現れる語「ポンプ運転」、あるいは「流量が１００ＣＦＭに等しい」によって表すことができる。当業者なら分かるであろうが、製造プロセスの制御は物理的領域、データ論理的領域または情報論理的領域のおのおのを含む。それらの領域の中の情報を効率的にマッピングすることによって、人オペレータは製造プロセスをより効率的に管理および制御できる。ますます複雑になってきている製造プロセスを一層効率的に制御および管理するために、それらのプロセスに関連する物理的属性、データ論理的属性および情報論理的属性を複数のシーケンスに分割している。シーケンスというのは、プロセスで用いるボイラ、およびそのボイラに組合わされた入口弁および出口弁などの物理的コンポーネントのセットが組合わされている情報論理的構造（またはオブジェクト）のことである。シーケンスの領域は、製造プロセスの物理的コンポーネントから選択した入力（デジタルまたはアナログ）、およびプロセス制御コンピュータで定められて利用される変数などの選択した変数を含むこともある。シーケンスに関連する他の属性は、そのシーケンスに関連する物理的コンポーネントを含むステップのセットを含む。それらのステップは、プロセス制御コンピュータによって実行される製造プロセス制御プログラムで定められる。それの名称にもかかわらず、シーケンス中のステップは必ずしも順次実行されないことに注目すべきである。すなわち、シーケンスは１つのステップ（または状態）からそのシーケンス中の他の任意のステップ、必ずしもリスト中の「次のステップ」ではない、へ変化できる。シーケンスの他の共通のデータ属性は警報、レシピ、および選択した変数に対する最小値／最大値である。したがって、シーケンスは、それの最も狭い意味では、ステップのセット、または製造プロセスに関連する物理的コンポーネントに関連させることができるが、プロセスに関連する物理的コンポーネントと、プロセスに関連するデータと、物理的要素とプロセスに関連するデータとの少なくとも１つの組合わせから得た、またはその組合わせを表す、他の情報論理的要素とを含む製造プロセスに関連する領域を定めるものと広く考えることができる。後で用いるように、物理的領域、データ論理的領域または情報論理的領域のおのおのからの属性を包含するこのより広い定義におけることを意図するものである。たとえば、変数などのある要素に２つ以上のシーケンスを関連させることができる。すなわち、あるシーケンスのある属性はそのシーケンスに必ずしも一意に関連させられず、種々のシーケンスの属性でもある。ここで用いるように、プロセス「プリミティブ」は（１）ＰＣＣと物理的プロセスの間の制御対話の基本的な点、（２）ＰＣＣ中の他の変数を表すオペレータ・ステーション記号である。プリミティブは、たとえば、コンポーネントの量、プロセス・パラメータ、デジタルおよびアナログの入力と出力、およびＰＣＣが定めた変数および警報などの、ＰＣＣ変数で識別される記号を含む。「レシピ」はシーケンス内部で参照されるデータの集合であって、特定の種類の製品、原材料、製造プロセスの少なくとも１つを類の文脈で符号化された変数が表すことを可能にするものである。化学的製造プロセス・サイクルにおいては、レシピはそのサイクル間固定されたままである関連するコンポーネントの質とプロセス・パラメータのリストを通常含む。レシピの使用の例として、ＲＥＣＩＰＥＷＥＩＧＨＴのＡ成分をＲＥＣＩＰＥＴＥＭＰＥＲＡＴＵＲＥまで加熱するため、およびＲＥＣＩＰＥＰＲＯＤＵＣＴＴＡＮＫに貯蔵するために一般的にプログラムされる反応装置について考えることにする。化学物質＃１を製造するための製造サイクルにおいては、レシピ値はＲＥＣＩＰＥＷＥＩＧＨＴ＝５００１ｂｓＲＥＣＩＰＥＴＥＭＰＥＲＡＴＵＲＥ＝１２０ｄｅｇＣＲＥＣＩＰＥＰＲＯＤＵＣＴＴＡＮＫ＝４である。化学物質＃２を製造するための次の製造サイクルにおいては、この製造サイクル化学物質＃１によって使用したのと同じステップを使用する、レシピ値はＲＥＣＩＰＥＷＥＩＧＨＴ＝５００１ｂｓＲＥＣＩＰＥＴＥＭＰＥＲＡＴＵＲＥ＝１３０ｄｅｇＣＲＥＣＩＰＥＰＲＯＤＵＣＴＴＡＮＫ＝１である。機器のためのＰＣＣ符号は、（包括的な）ＲＥＣＩＰＥＷＥＩＧＨＴが達成されるまでコンポーネントＡを加えるため、その後でＲＥＣＩＰＥＴＥＭＰＥＲＡＴＵＲＥまでコンポーネントＡを加熱するため、およびＲＥＣＩＰＥＰＲＯＤＵＣＴＴＡＮＫを基にして貯蔵するために弁を開くために書かれる。この技術に通暁している者には明らかなように、システムにおける「Ｒｅｃｉｐｅ」機能は、化学物質の族のためにＰＣＣ符号を書くことを可能にし、その後で用いて、システムがそれに続く製造サイクルにおいて種から種へ動くにつれて、ＰＣＣ変数の再プログラミングまたは十分な手動変更の必要なしに、族（すなわち、種類）の種々の種を製造する。含めるべき主変数のために必要な唯一の入力は、その製造サイクルのためのレシピとして化学物質＃１または化学物質＃２を製造することをシーケンスに命令することである−その後でＰＣＣは、制御プログラムでレシピの包括的な変数が参照される場合に常に使用すべきレシピ値の適切なセグメントを選択する。「警報」は異常な状況または不安定な状況を知らせるために用いるプロセス中の要素に関連する変数である（それらはそれ自身のプロセス・プリミティブを有する）。たとえば、種々のレベルの重要性をプロセスに指示するために各種の警報を実行する。ダウ・ケミカル・カンパニーにおいてＰＣＣによって制御されている化学プロセスの多くでは６種類の警報が用いられている。それらの種類は（厳しさの高い順から）停止警報、非常警報、警告警報、警戒警報、最小／最大警報、およびリクエスト警報である。警報変数が「オン」すなわち「アクティブ」状態に変更されると、オペレータが特定の警報を確認するための動作を行うまで、ＰＣＣはその変更を確認されていない警報とみなす。確認動作は、その警報変数に関連するハードウェア・スイッチを操作するか、本発明のオペレータ・ステーションなどの制御インタフェースを介して、その変数に関連するソフトウエア・スイッチをセットすることを通常含む。警報のように、ＰＣＣにおける「手動」変数は関連する状態（オン／オフまたは手動／自動）を有する。その状態はＰＣＣ中の変数に関連するプロセス・プリミティブの対応する状態によって示される。ここで用いているように、プロセス変数が「手動」にあると、関連するプロセス・プリミティブの値（それが入力であれ、出力であれ）変数がオペレータによって手動で入力されたか、無効（以下、オーバーライドとも言う）にされたかを指示することを必要とする。関連するプリミティブの手動によるオーバーライド、それは、そうしないと、ＰＣＣ装置によって自動的に行われるか、フィールドからＰＣＣによって検出される、ハードウェア・オーバーライドによって（たとえば、スイッチをすばやく操作することにより、またはサムホイールをセットすることにより）、または「変更」コマンドを介してオペレータ・ステーションにより関連するプロセス・プリミティブの値を変更することによって、あるいは後述するように「手動データ書込み」を可能にすることによって、行うことができる。前者の手動オーバーライドは「ハード手動」と呼ぶことができ、オペレータ・ステーションを介して行われる後者の手動オーバーライドは「ソフト手動」と呼ぶことができる。そうすると、製造プロセスおよびそれらのプロセスに関連するプロセス制御コンピュータの範囲が広がり、かつ複雑になってきているので、プロセス情報を人オペレータ／監視プログラムに実時間で伝えるために、製造プロセスおよびそれに関連するプロセス制御コンピュータに関連する物理的属性、データ論理的属性、および情報論理的属性を実効的に管理し、利用する効率的なマン／マシン・インタフェースに対する需要が生ずる。それらのインタフェース、以後「オペレータ・ステーション」と呼ぶ、は、次第に大きくなりかつますます複雑になるオペレーションを監視できるオペレータ／監視プログラムを提供しなければならない。ここで用いるように、実時間処理は実際の時間制限内にある事象が所与の反応をひき起こさせ、外部条件および実際の時間の文脈内で、および外部条件および実際の時間によってコンピュータの動作をとくに制御するような処理の方法として一般に定義される。プロセス制御の領域における関連する説明として、実時間処理は、被制御装置およびそれに関連するプロセスの部分として機能するプロセス制御判定プログラムに固有の関連するプロセス制御論理オペレーション、プロセス制御判定オペレーション、およびプロセス制御定量オペレーションの性能に関連する。そのプロセス制御判定オペレーションは２０ｍｓと２ｓｅｃの間の周期を通常有するかなり高い周波数で定期的に実行される。もっとも、他の時間期間も利用でき、同調、感度、または効率的な資源利用のために、いくつかのオペレーションは主プロセス制御判定プログラム実行期間の整数倍で実行できるかもしれない。更に、既存のプロセス制御コンピュータは、オペレータが製造プロセスのその部分を制御および管理できるようにするために、人が読むことができるフォーマットで情報を通常供給する。しかし、通常のオペレータ・ステーションが２つ以上のプロセス制御コンピュータから制御信号を受け、かつ制御信号を２つ以上のプロセス制御コンピュータへ送る場合には、増加したプロセスデータの量が、システムの管理および制御の責任を負う人オペレータの知覚を次第に過負荷にする。実行中のプロセスを効率的に管理するために、オペレータによって求められるデータの量を最小にするように編成された文脈でデータを提供する方法が求められる。人オペレータの知覚過負荷を最小にすると共に、人オペレータがより複雑なプロセス制御状況を効率的に管理できるようにする編成された文脈で、増大した量のデータを提供するためのシステムが必要とされる。本発明の１つの目的は、製造プロセスのうち各専用プロセス制御コンピュータによって管理される部分のモニタと管理を同時に行うために、最低２台のプロセス制御コンピュータからの選択したデータを提供するオペレータ・ステーションを得ること、および製造プロセスをモニタおよび制御するための方法を得ることである。本発明の別の目的は、１つまたは複数の製造プロセスの複数のシーケンスのための情報を人オペレータに提供し、かつそれらのシーケンスの管理および制御を行えるようにするオペレータ・ステーションを得ることである。本発明の別の目的は、製造プロセス制御システムによってモニタされている１つまたは複数の予め定めたセクション（後で定義する）のおのおのに関連する選択した情報と、システムによってモニタされている選択した１つまたは複数のシーケンスに関連する情報を供給する固定フォーマット表示装置と、オペレータ・ステーションを介して管理および制御される製造プロセスに関連する選択したプロセスデータのフォーマットを変更できる、１つまたは複数の追加の表示装置とを含む製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションを得ることである。本発明の別の目的は、セクションの現在の状態をオペレータに図形で簡潔に通信する、セクションに関連する予め選択したパラメータを合成したものである、情報論理的オブジェクトを含む製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションを得ることである。本発明の別の目的は、シーケンスの現在の状態をオペレータに図形で簡潔に通信する、シーケンスに関連する予め選択したパラメータを合成したものである情報論理的オブジェクトを含む製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションを得ることである。本発明の別の目的は、プロセス・プリミティブによって表されているＰＣＣ変数の予め定められている集まりの現在の状態をオペレータに図形で簡潔に通信する、物理的な現場装置すなわち制御器に関連する予め選択したパラメータを合成したものである、情報論理的オブジェクトを含む製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションを得ることである。本発明の別の目的は、プロセスのセクションに対する予め選択したパラメータの状態を表す標準的な図形標識を有する第１のウィンドウと、プロセスにおける１つまたは複数の選択したシーケンスの状態を表す標準的な図形標識を有する第２のウィンドウと、プロセスの選択したシーケンス中の重要なステップまたはコンポーネントを識別する標準化した図形標識とそれらのステップすまたはコンポーネントに関連する選択した追加のプロセスデータを含む、フローシートなどの図形シートの形で情報を含む第３のウィンドウとを含む、固定フォーマットを有する表示装置を含む製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションを得ることである。本発明の別の目的は、プロセスのセクションに対する予め選択したパラメータの状態を表す標準的な図形標識を有する第１のウィンドウと、プロセスにおける１つまたは複数の選択したシーケンスの状態を表す標準的な図形標識を有する第２のウィンドウと、プロセスの選択したセクション中の重要なステップまたはコンポーネントを識別する標準化した図形標識とそれらのステップすまたはコンポーネントに関連する選択した追加のプロセスデータを含むフローシートの形で情報を含む第３のウィンドウとを含む、固定フォーマットを有する表示装置を含む製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションを得ることである。本発明の別の目的は、複数の製造プロセスに関連するプロセスデータを提供することによって、単一の物理的場所から複数の製造プロセスの人による管理を可能にするオペレータ・ステーションを得ることである。発明の概要上記目的およびその他の目的を達成する際に、本発明のオペレータ・ステーションは、製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをモニタおよび制御するための少なくとも１つの専用プロセス制御コンピュータ（ＰＣＣ）と、オペレータ・ステーションとＰＣＣの間でプロセスデータを双方向通信するための通信手段と、ＰＣＣと表示手段の１つによって制御されるプロセスの１つまたは複数のシーケンスに関連する情報を含む表示手段と、第２のプロセス制御コンピュータによって制御されるプロセスの１つまたは複数のシーケンスに関連する情報を含む表示手段と、ＰＣＣの１つによって制御されるシーケンスと第２のＰＣＣによって制御される別のシーケンスを選択するための入力手段と、選択したシーケンスのおのおのに対応するシーケンス表示領域に情報を表示するための論理とを含む。本発明のオペレータ・ステーションは製造プロセスの少なくとも１つのセクションに関連する情報を含む主表示装置も含む。ここで使用するように、セクションはプロセス・シーケンスの論理的な集まりであって、オペレータ・ステーションを用いて個人に割当てられることがある責務の区域を表す。セクションは、たとえば、単一の専用プロセス制御コンピュータによってモニタされる１つまたは複数のシーケンスを含むことができ、またはそれは複数のプロセス制御コンピュータからの１つまたは複数のシーケンスを含むことである。同様に、特定のセクション中のシーケンスは単一の化学的処理装置の論理部分集合（以下、部分集合〃サブセットと言う）、または種々の化学的処理装置からのシーケンスの論理サブセットとすることができる。したがって、たとえば、あるプラントで、類似のボイラシーケンスをおのおの有する、２台の化学的処理装置を運転しているとすると、１つのオペレータ・ステーションにおいて共通にモニタおよび制御するためにそれらのシーケンスをセクションにまとめることができる。当業者には分かるであろうが、シーケンスと同様に、セクションは物理的領域と、データ論理的領域と、情報論理的領域とのおのおのにおいてドメイン（定義域）を定める。したがって、物理的コンポーネントを特定のセクションに組合わせることができる。また、１つまたは複数のＰＣＣにおいて定められる変数、警報、および最小値／最大値などのデータを特定のセクションの属性にできる。最後に、セクション標識、シーケンス標識、およびクリティカル・サクセス・ファクタ（ｃｒｉｔｉｃａｌｓｕｃｅｓｓｆａｃｔｏｒ）標識（全て後で詳しく説明する）などの情報論理オブジェクト、およびプロセスのある部分の状態を表す図形記号をセクションに組合わせることができる。本発明のオペレータ・ステーションは、製造プロセスに関連する選択した情報を含む表示区域を定める少なくとも１つのウィンドウを含む第２の表示手段と、第１の表示装置の第１のウィンドウに表示されるセクションの１つを選択し、かつ第２の表示装置で表示すべき情報を選択するためのデータ入力手段と、選択した情報を第２の表示手段の少なくとも１つのウィンドウに表示するための論理とを含むこともできる。本発明のオペレータ・ステーションは、プロセスに関連する予め選択したパラメータの関数であるクリティカル・サクセス・ファクタ（ＣＳＦ）として表されている、プロセスの選択したシーケンスの現在の全体の状態の図形標識を含むこともできる。ＣＳＦ標識は、パイチャートを形成する２つのコントラストを成すシェードに分割される円として図形的に表すことができる。パイのうち、シェードの１つによって定められる区域はＣＳＦの値の関数であり、ＣＳＦのトレイリング平均（ｔｒａｉｌｉｎｇａｖｅｒａｇｅ）の値を示す半径線セグメントを更に含む。本発明のオペレータ・ステーションは、オペレータがプロセス情報を迅速かつ容易に通信するために、しばしば、表示手段の一定の場所に選択したプロセス・パラメータの状態を標準フォーマットで指示する他の図形標識（ここでは「情報論理オブジェクト」または「アイコン」とも呼ぶ）も含むことが好ましい。好適な実施例においては、相対的な重要度を示すためにそれらの図形標識を色符号化する。しかし、背景および文脈情報のほとんどを灰色調で表示して、色符号化されている図形標識に含まれている全体的な環境と、重要な情報との間のコントラストを強めることに注目すべきである。表示手段は、プロセスの部分の図形表現を含む少なくとも１つの図形シートを表示するためのフローシート表示区域と、フローシート表示手段に表示するために図形シートの１つを選択するためのデータ入力手段と、図形シートの選択した１つに対応するフローシート表示区域に情報を表示するための論理とを更に含むこともできる。表示手段は、選択したプロセス・プリミティブの値を予め選択した時間期間だけ表示する、少なくとも１つのグラフを含む傾向表示区域を更に含むこともできる。本発明のオペレータ・ステーションは、オペレータ・ステーションによって管理される予め選択した１つのセクション中の各シーケンスに対するシーケンス標識を含む、シーケンス表示区域に表示される情報を含むこともできる。各シーケンス標識は、名称と、状態標識と、ＣＳＦ標識記号と、現在のステップ番号と、ホールド・イン・スッテプ（Ｈｏｌｄ−ｉｎ−Ｓｔｅｐ）標識と、活動を確認した警報番号と、停止フラグ標識と、非常フラグと、最小／最大警報標識と、確認されていない警報注意標識とによってシーケンスを識別するテキストを含むことが好ましい。本発明のオペレータ・ステーションは、シーケンス表示区域に表示されるシーケンス標識の１つを選択するためのデータ入力手段と、そのシーケンスに対する予め選択したパラメータに対応する追加の数値データを表示するための論理とを含むことも好ましい。追加の予め選択したパラメータはプロセスのシーケンスの現在のステップ名称と、現在のステップにおける時間と、現在のレシピ番号と、次のレシピ番号と、動作している停止警報の数と、動作している非常警報の数と、動作している警告警報の数と、動作している警戒警報の数と、動作している要求警報の数と、手動モードでのアクティブなデジタル入力とアナログ入力との少なくとも一方の数と、手動モードでのアクティブなデジタル出力とアナログ出力との少なくとも一方の数とを含むことができる。本発明のオペレータ・ステーションは、予め選択したプロセス・プリミティブのセットの１つを選択するためのデータ入力手段と、選択したプロセス・プリミティブに対する値を指示し、そのプリミティブに対する入力値をＰＣＣによってモニタおよび制御すべき値として置き換えるための手段とを含むことも好ましい。製造プロセスをモニタおよび制御するための本発明の方法が、請求の範囲２５ないし３０に記載されている。オペレータ・ステーション用語プロセス・シーケンス本発明のオペレータ・ステーションに関連するプロセス制御コンピュータのおのおのは、製造プロセスおよびそれの制御環境の一部または全てを一緒に定める複数のシーケンスを通常制御する。本発明のオペレータ・ステーションを、そのオペレータ・ステーションに関連する各ＰＣＣからの１つまたは複数のシーケンスに割当てることができる。プロセス・セクションセクションというのはシーケンスの論理的な集まりである。シーケンスとは異なって、セクションは単一のＰＣＣに必ずしも関連させられない。同様に、セクションは単一の製造プロセスに必ずしも関連させられない。セクションはシーケンスのセットを含むかもしれない。各シーケンスは、種々のプロセス制御コンピュータの管理の下にある（および、各シーケンスはおそらく種々の製造プロセスに関連するが、類似の動作特性を有する。たとえば、おのおのそれ自身のＰＣＣを有するが、類似のそれぞれの制御プログラムを有する、類似のボイラの群がセクションを構成できる。したがって、シーケンスのセクションの識別によって論理的群化を行えるようにする。その論理的群化は、シーケンスの物理的場所、または物理的相互関係、とは無関係に、オペレータ・ステーションにおける単一のオペレータによって効率的にモニタおよび制御できる。あるいは、セクションは、同じ製造プロセスにおけるシーケンスのサブセットとして定義できる。たとえば、セクションは製造プロセス中の選択したシーケンスと、以前のシーケンスと、次のシーケンスとを含むことがあり、それによってオペレータが、シーケンスより大きい製造プロセスのセグメントをモニタおよび制御できるようにする。また、セクション中のシーケンスは、同じ製造プロセスの部分であるが、単一のＰＣＣによって、または別々のＰＣＣによって全て制御できる。プロセス現場装置ここで用いる「プロセス現場装置」は、プロセス制御現場装置（すなわち、ポンプまたは弁）などの、物理的オブジェクトまたはデータ論理的オブジェクトの特性を記述するプロセス・プリミティブの集まり、または希望によっては、アナログ出力制御器などのＰＣＣにおけるソフトウエア・エンティティである。各プロセス現場装置（すなわち、ＰＦＵ）はＰＣＣ内の少なくとも１つの関連する変数を表す少なくとも１つの関連するプロセス・プリミティブのセットを有する。そのプロセス・プリミティブは第１のプロセス・プリミティブと１つまたは複数の第２のプロセス・プリミティブを含むことが好ましい。各ＰＦＵは独特の図形記号で表すことができる。したがって、単一のＰＦＵに対応するアイコンの表示は、プロセスの物理的コンポーネント（プロセス現場装置）に対応するデータの予め定めた集まりを表す情報論理的ツールである。共通要素ここで用いる、「共通要素」はオペレータ・ステーション内のオブジェクトであって、プロセス制御システム内部の１つまたは複数のデータ値に直接または間接に関連させられ（特定の任意の場合に）、かつ人オペレータによって情報論理的文脈で図形記号（またはオブジェクト）として見ることができるようにアイコンまたは記号が割当てられもするようなオペレータ・ステーション内のオブジェクトである。「共通要素」は次のような特性を有する：それらはいくつかのアプリケーション・ウィンドウで現れる。それらが割込みインパルスによって管理される時は、それらは常に同様に挙動する。その理由は、各共通要素が特定の共通要素クラスであって、定義されている関連するデータ・タイプと、その特定のクラスに関連するその共通要素の個々の表現の全てに対するマニピュレーション応答属性とを有するような、特定の共通要素クラスに関連させることが好ましいからである。例として、本発明のこの実施例では、オペレータ・ステーションにＰＣＣにおけるアナログ入力として表されている全ての共通要素プロセス・プリミティブは、アナログ入力を示すために構成されているプロセス・プリミティブによってオペレータ・ステーションで表される時は、人オペレータが所与の任意のアナログ入力プロセス・プリミティブが「クリックされた」時に、同じ予測可能なダイアログ・ボックスを人オペレータに常に表示する。それらの全ては、オペレータによって、またはオペレータ・ステーション・システム・ソフトウエアによって、同じ種類のマニピュレーションを受ける。概して、共通要素はＰＣＣにおけるデータ論理的変数を表すことができる種々のクラスのプロセス・プリミティブを含む。更に、ＰＦＵを「マクロ」な共通要素にできる。そのマクロな共通要素は、他の（プロセス・プリミティブ）共通要素の関連する属性セットを有するオブジェクトである。情報の形でデータを表示する技術に通じている者には分かるように、共通要素は人にとって有用な情報論理的編成エンティティである。その理由は、人が素早く学習および考察するために提示すべきデータ相互関係の類似のパターンに対する不変の参照フレームを、共通要素が提供するからである。共通要素の広い例として、標題ページの属性、序言の属性、目次の属性、番号付きの１組の情報の章の属性、および索引の属性を有する一般的なテキストブックについて考えることにする。この「共通要素」構造を有する歴史のテキストブックおよび数学のテキストブックに記載されている情報は異なるが、彼女／彼が索引について学ぶ必要があるときは、人学生はいずれかのテキストブックの後ろを調べる。その理由は、読者が、高いレベルで「共通要素」文脈内のテキストブックを調べること、およびある場所である種類のテキストブックのデータを見ること（この場合には、読者はテキストブックのデータの最後の集まりとして索引を調べることを予測する）を文化的に条件付けられているからである。プロセス・プリミティブは関連するプロセス制御コンピュータを共通要素として示す；ある種（またはクラス）のそれらの共通要素は次のものを含む。プロセス入力−ＰＣＣデータ値に関連させられる図形オブジェクト（ＰＣＣ内にアナログ入力とデジタル入力の少なくとも一方を含む。ここに、アナログ入力とデジタル入力の少なくとも一方は、温度、圧力、流量、または弁の位置などの製造装置属性を測定するために用いる現場の計装に個々に関連させられる）；プロセス出力−ＰＣＣデータ値に関連させられる図形オブジェクト（ＰＣＣ内にアナログ出力とデジタル出力の少なくとも一方を含む。ここに、アナログ出力とデジタル出力は、製造装置にダイナミックな意味で直接影響し、かつ製造装置を変更する現場の計装に個々に関連させられる、その理由は、出力が現場装置（ポンプ、弁、撹拌装置、およびインペラーなどの混合装置などの、製造装置におけるコンポーネント）に供給される。）プロセス変数−現場の計装に直接関連させられないが、プロセス制御コンピュータによって、または人によって定期的に変更されるＰＣＣに関連させられる図形オブジェクトである。ＰＣＣがプロセス変数の値を再び計算する場合には、値変更の頻度は非常に高く、人がプロセス変数を変更する場合には、変更の頻度は非常に低くすべきである。プロセス変数は、現場計装に一貫して関連させられるＰＣＣデータ項目ではなく、プロセス入力およびプロセス出力とは異なるという点でここでは区別される。人が変更できるプロセス変数の場合には、予測される変更頻度を更に識別するために「プロセス定数」という用語を用いる。警報変数−人の注意、または変更したプロセス制御方法論を要する特定の事象が起きた時に、人に警報し、プロセス制御コンピュータ内の状態標識をセットするように機能する、プロセス制御コンピュータ・データ値に関連させられる図形オブジェクトである。通常は、それらの事象は製造サイクルの理想的な進行における割込みであると考えられる。プロセス・プリミティブは機構または企業のカルチャーに、普遍的に認識される記号エンティティを提供できる。それらの記号エンティティを、訓練、混乱、および不確定性を最小にし、同時に、それらの記号の主題に関連するある状況のアドレッシングにおいて一貫する応答が行われる機会を最大にする、情報論理的基準にできる。たとえば、標準的なプロセス・プリミティブを室温に対して制定でき、そのプリミティブはあらかじめ定めた種々の温度範囲に関連して一連の標準色で表示される。そうすると、各企業施設で異なるオペレータ・ステーション・インタフェースを使用することを要する保守機能を実行する際に、ＨＶＡＣ企業施設の間を容易に動くことができる。プロセス・プリミティブは、本発明によってアドレスされる挑戦的なデータ論理的−情報論理的な連続体を橋絡するのに有用であるエンティティをオペレータ・ステーション・システムに提供する。直線的な特定の例として、人オペレータに指示すべき製造プロセスの内部温度について考える。プロセスの内部温度は温度センサ（高温計、抵抗温度装置、または熱電対など）によって現場で検出され、電圧すなわち直列データ流がプロセス制御コンピュータに送られる。ＰＣＣにおいては、温度はアナログ入力として知られている種類のデータになる。そのアナログ入力は関連する属性変数（固定されている点データ・フォーマットが定められるならば倍率、または浮動小数点データ・フォーマットが定められるならば十進位置、などの）のセットを有する。デジタルコンピュータにおけるアナログ入力は０と１の列（すなわち、０００１１１１１）であって、情報論理的文脈では人オペレータがそれを学習することは困難であり、人が認識できる形で提示されるならば、オペレータ・ステーションでは人に対する情報論理的な値を有するだけである。このデータの人が認識できる形は一連のアラビア数字（すなわち、３１）、または多分バーチャートとしてのものにできる（人が２進数を読み取るために高度に専門化されていなければ）。アナログ変数のバーチャート表示は１つの種類のアナログ入力プロセス・プリミティブであると考えることができ、かつアラビア数字を別の種類のアナログ入力プロセス・プリミティブであると考えることができる。全てのアナログ入力プロセス・プリミティブのデータの値を赤いアラビア数字で示すことを更に希望したとすると、アナログ入力に対する「共通要素」の作成の最初のステップを行うであろう。というのは、人は赤いアラビア数字をアナログ入力と見るように条件付けられるからである。その後で、ある寸法の赤いアラビア数字と、右下隅が最も左のアラビア数字の５画素左側に配置されているバーチャートとで、そのように参照されている全てのアナログ入力を示す共通要素を作成するものとすると、２つまたはそれ以上のプロセス・プリミティブ「共通要素」で構成されているアナログ入力に対する「プロセス・フィールド・ユニット」すなわちＰＦＵ「マクロ共通要素」の作成をわれわれは開始する。その後で、物理的−データ論理的−情報論理的属性の連続体が「フィールド・センサおよび送信器」−「アナログ入力」−「アナログ入力プロセス・プリミティブ共通要素」−「ＰＨＵ『マクロ共通要素』」エンティティによって管理される。この場合、後の２つの「共通要素」は２種類の精巧さのレベルにおいて人の情報論理的需要をアドレスすることを支援する。他の情報論理的オブジェクトまたはデータ論理的オブジェクトを共通要素として定義できることが当業者には分かるであろう。この場合には、それらのオブジェクトは上記諸特性を持ち、オブジェクトに関連する変数をオペレータ・ステーション・インタフェースを介してモニタと変更の少なくとも１つを行うために、迅速にアクセスする性能をオペレータが持つことが有用である。ウィンドウズ本発明のオペレータ・ステーションは通常のウィンドウズ動作環境を利用する。各ウィンドウはウィンドウ・フレームを通常含む。そのウィンドウ・フレームはウィンドウの外部境界である。ウィンドウ・フレームは標題バーと１つまたは複数のボタンアイコンを通常含む。ウィンドウ・フレームとボタンアイコンによってウィンドウメニューと、いくつかのオペレータ・ステーションの場所、サイズおよび形状をオペレータが変更できるようにする別の方法とを、アクセスできるようにする。ここで用いる「ダイアログ・ボックス」とは、オペレータ・ステーションのドメイン情報と項目の表示または管理を行う、データエントリおよび希望の選択を行えるようにするウィンドウのことである。ダイアログ・ボックスは、項目またはオペレータ・ステーション変数をオペレータが後で述べるようにして選択した結果として、表示装置上に通常現れる。「プルダウン・メニュー」は、項目のリストを含むウィンドウのことである。表示されるメニュー標題が選択された時にプルダウン・メニューは呼出される。その後で、マウスカーソルを選択項目のリストに沿って引いて、選択項目の上でクリックすることによって、プルダウン・メニューに示されている選択項目を選択できる。「ポップアップ・メニュー」は、特定の図形アイコンまたはアイコンの区域を選択した時に、表示装置上に現れるウィンドウである。たとえば、オペレータ・ステーション表示装置に共通要素が現れる場所であればどこの場所でも共通要素をクリックオンすると、共通要素ポップアップ・メニューが呼出される。「カスケード・メニュー」は、別の選択項目を選択することから呼び出されるポップアップ・メニューまたはプルダウン・メニューである。親メニューにおいては、縦続するメニュー選択項目の次の右を指す三角形によって利用可能なカスケード・メニューを示すことが好ましい。ウィンドウ・メニューというのは、ウィンドウ・フレームの上左隅のハイフンに似ているアイコンをクリックオンすることによってアクセスできるリストである。ウィンドウ・メニューは複数の通常のウィンドウ操作選択項目を通常提供する。マウスまたはトラックボールなどの従来のデータ入力装置は、オペレータ・ステーション表示装置においてウィンドウを操作し、メニューから項目を選択するために通常用いる。本発明では従来の任意のデータ入力装置を利用できること、および後で用いるときは、「マウス」を従来のマウス装置ばかりでなく、トラックボール、タブレット、およびライトペンなどのその他の既知の代替装置を指すものと理解すべきである。ここで用いる、「クリック」または「クリッキング」はマウスボタンの１つを押し、急速に放す操作を意味する。オペレータ・ステーションのウィンドウに表示される項目は、マウスポインタを項目の上に置き、その項目を「クリックオン」することによって通常選択される。ここで用いる、「引く」はマウスポインタを項目の上に置き、マウスを動かしながらマウスボタンを押すことを指す。項目が表示装置上の希望の位置まで引かれたら、マウスボタンを放して位置の変更を終わる。オペレータ・ステーション・アプリケーション・ウィンドウ本発明においては、オペレータ・ステーションの始動時に提示される選択された特定のアプリケーション・ウィンドウが存在する。好適な実施例においては、それらのウィンドウは常に提示され、除去したり、小さくしたり、アイコン化することはできない。下記の標準アプリケーション・ウィンドウはプリミティブ表示装置上に配置することが好ましい。セクション概観ウィンドウ；シーケンス概観ウィンドウ；プラント概観フローシート・ウィンドウ；フローシート依存傾向ウィンドウ；下記の標準アプリケーション・ウィンドウは第２の表示装置上に配置することが好ましい。メインメニュー；確認されていない警報概観ウィンドウ。セクション概観ウィンドウセクション概観ウィンドウはオペレータが制御（データ書込み）アクセスを行う各セクションに対するセクション標識を含む。各セクション標識はクリティカル・サクセス・ファクタ（ＣＳＦ）と、セクションの状態についてオペレータに告げる追加の図形オブジェクトとを含む。オペレータが責任を負う全てのセクションの概観を彼に提供することに加えて、セクション概観ウィンドウはフローシート／シーケンス・ナビゲーション（ｎａｖｉｇａｔｉｏｎ）を提供する−−オペレータがセクション標識のセクション名をクリックオンしたとすると、シーケンス概観ウィンドウが更新されて、そのセクションに関連する全てのシーケンスを表示する。シーケンスボタンをクリックオンすると、現在表示されている任意のシーケンスに関連する任意のセクションに対するセクション標識も強調させられて、シーケンス概観ウィンドウがこのセクションのシーケンスを反映することを指示する。セクション標識に加えて、セクション概観ウィンドウは関連するＰＣＣ標識も含む。各ＰＣＣ標識はＰＣＣ状態ボックスを含む。ＰＣＣ標識は希望によっては、ＰＣＣに関連するエンティティに関連させられている追加の状態ボックスを含むことができ、および、好適な実施例においては、プロセス制御通信システム状態ボックスが提供される。状態情報を表示することに加えて、ＰＣＣ標識はあるＰＣＣ機能をオペレータがアクセスするための機構を提供する。ＰＣＣ標識をクリックオンすると、オペレータがデータのソース（たとえば、ＰＣＣが冗長システムである場合）とデータ獲得パス（再び、たとえば、冗長通信ネットワークを利用する場合）をセットできるようにするメニューを表示する。このメニューは、ＰＣＣとプロセス制御通信システムが変更を許可する、ＰＣＣ中の任意のプロセス変数の値を変更するプロセスをオペレータが開始できるようにする。これに関して、本発明の好適な実施例においては、ＰＣＣは２種類の変数、プロセス制御通信システムを介して値の変更が許される変数と、プロセス制御通信システムを介して値の変更が許されない変数と、を有する。しかし、ＰＣＣとオペレータ・ステーションを結び付けるプロセス制御通信システムは、オペレータ・ステーションからプロセス制御コンピュータへ送られているメッセージの評価に関して考える３種類の変数を認識する。それらの変数は、（１）プロセス制御通信システムを介して値の変更が許される変数と、（２）人オペレータが個々の値を変更しようとする時に、安全に関連する第２のプロセスを人オペレータが行うことを強制されている時のみ、プロセス制御通信システムを介して値の変更が許される変数と、（３）プロセス制御通信システム（これはＰＣＣによって同じ状態が供給されるものとは異なるセットにできる）を介して値の変更が許されない変数とである。ここで用いる、後者の２つの種類「人によってオペレータ・ステーションから開始されているＰＣＣにデータ値を書込む」オペレーションは下記のように識別される。人オペレータが個々の値を変更しようとする時に、安全に関連する第２のプロセスを人オペレータが行うことを強制されない場合に、プロセス制御通信システムを介して値の変更が許されるような変数を修正するオペレーションは、オペレータ・ステーションから人によって手動で開始されるＰＣＣデータベースに対するデータ書込みオペレーションを表すから、「手動データ書込み」と呼ばれる。人オペレータが個々の値を変更しようとする時に、安全に関連する第２のプロセスを人オペレータが行うことを強制されている時のみ、プロセス制御通信システムを介して値の変更が許されるような変数を修正するオペレーションは、オペレータ・ステーションから人によって手動で開始されるＰＣＣデータベースに対するデータ書込みオペレーションを表すから、「手動データ書込みバイパス」と呼ばれる。プロセス制御通信システムに入来するメッセージは、プロセス制御コンピュータ内の変数を変更することを指示されている入来するメッセージに対してプロセス制御通信システムによって適用されている、正常な安全フィルタをバイパスしなければならない。個々のメッセージがそのフィルタをバイパスする性能は、値変更メッセージがオペレータ・ステーションで形成されている時に、人が安全に関連するプロセスを実行する結果として、メッセージ内容の変更およびデータ構造の変更から得られる。好適な実施例においては、手動データ書込みバイパスは３つのステップで行われる。まず、オペレータが選択した変数に対してダイアログ・ボックスを開き、それの新しい値を入れる。第２に、オペレータが、選択した変数が関連させられているＰＣＣのためのＰＣＣ標識をクリックオンすることによって安全ダイアログ・ボックスを開き、適切な安全コードを入力する。第３に、その後でオペレータは変更ダイアログ・ボックスの送りボタンを所定の時間内にクリックオンしなければならない。この所定の時間内にオペレータがこの第３のステップを終了しないとすると、安全コードはこのオペレーションに対して無効にされるから、再び入れなければならない。手動データ書込みバイパスが成功するたびに安全コードに関連する時間が再び開始され、それによってオペレータが１回の安全コードを入力するために一連の関連する手動データ書込みバイパスを行うことを可能にする。シーケンス概観ウィンドウシーケンス概観ウィンドウは現在選択されているセクション内の各シーケンスにシーケンス標識を表示する。セクション標識と同様に、シーケンス標識は図形オブジェクトによって、ＣＳＦ標識を含む、シーケンスの状態の概要を表示する。シーケンスに関連するＣＳＦ標識はそれの値を決定するために、関連するルールとデータ・スキーマの少なくとも一方の異なるセットを持つことができる。シーケンス標識のフローシートをクリックオンすると、そのシーケンスに対するマスター・フローシートがプラント概観フローシート・ウィンドウに表示させられる。シーケンス標識は強調されて、指示されているシーケンスが現在表示されているフローシートに関連させられていることを指示する。フローシートボタンの外でシーケンス標識をクリックオンすると、オペレータは共通要素ポップアップ・メニューをアクセスできるようにされる。このメニューについては後で詳しく説明する。このメニューはアクセス−シーケンス対話機能、および拡張用語集などの他の共通機能を提供する。プラント概観フローシート・ウィンドウ「図形シート」は、プロセスの状態に関して人と通信するために、所与の時刻にオペレータ・ステーションのウィンドウに表現される任意の「シート」または「図面」または「人工的に構成された絵」を指す一般的な用語である。フローシートまたはプロセス・フローシートと呼ばれる１つの種類の図形シートは、関連する製造プロセスの内部の材料の流れの進む運動を示す、論理関係で結び付けられている製造コンポーネントを示すブロック流れ図で制御されている製造プロセスの一部を絵画的に示す。したがって、フローシートという用語をこの明細書でしばしば使用するが、プロセスの一部に関連する図形記号の任意の集まりを集合してプラント概観ウィンドウに表示できる図形シートを構成できることが当業者には分かるであろう。図形は、ＰＣＣによって、または各ＰＣＣに関連させられている別々のプロセス制御通信システムによって、オペレータ・ステーションへ送られるＰＣＣデータを翻訳する。オペレータはプロセス・フローシート（または他の図形シート）上のオブジェクトをクリックオンすることによってフローシート・アプリケーションと対話する。それに応答して、この操作は共通要素ポップアップ・メニューの表示を行わせ、変更機能、拡張用語集機能およびその他の機能をアクセスする。メニューとダイアログボックスの少なくとも一方が表示されている間に、フローシートの不明瞭にされていない部分は常に更新される。フローシートは追加のフローシートへ経路選択することができるようにするアイコンを含むことができる。最近アクセスされたフローシートをオペレータが表示できるようにするフローシート待ち行列が維持される。プラント概観フローシート・ウィンドウはシーケンス概観アプリケーションおよびセクション概観アプリケーションと対話する特殊なウィンドウである。シーケンス・ウィンドウまたはセクション・ウィンドウにおける概観ボタンをクリックオンすると、その特定のシーケンスまたはセクションに関連させられているマスター・フローシートのプラント概観フローシート・ウィンドウに表示されることになる。また、オペレータがフローシート・アプリケーションによって提供されたメカニズムを用いて、このウィンドウのための新しいフローシートを選択したとすると、シーケンス概観アプリケーションおよびセクション概観アプリケーションが更新されて、関連させられているセクションとシーケンスを強調する。ただ１つのプラント概観フローシート・ウィンドウが存在することが好ましいが、追加のフローシート・ウィンドウ（これは必ずしもセクション概観アプリケーションおよびシーケンス概観アプリケーションと対話しない）をメインメニューにおけるフローシート・オプションを介してアクセスおよび見ることができる。傾向ウィンドウ傾向ウィンドウは、選択したプロセス変数群の現在の値および以前の値を示す「ストリップ・チャート」に類似する図形シート表示グラフである。各群は、ＰＣＣ実時間期間の整数倍に対応する選択された時間期間に実時間でＰＣＣを介して得られたプロセスデータで更新される。更新期間を定める整数倍がセットされて情報の流通を十分に円滑でなくすると同時に、このタスクに充てられる処理資源の使用を最小にする。たとえば、ＰＣＣ実時間期間が１秒であると、以前の（ｈｉｓｔｏｒｉｃａｌ）期間は６０秒のことがある。好適な実施例においては、傾向ウィンドウは４つまでの個々の線グラフを含むことができ、各線グラフは６個までの変数を含む。２種類の傾向ウィンドウ、すなわち、フローシートに依存する傾向ウィンドウとフローシートとは独立の傾向ウィンドウ、が存在する。フローシートに依存する傾向ウィンドウはプラント概観ウィンドウの１つである。あらゆるフローシートは関連する傾向定義を持つことが好ましい。プラント概観フローシート・ウィンドウに表示するためのフローシートをオペレータが選択すると、フローシートに依存する傾向ウィンドウは自動的に更新されて、そのフローシートに関連させられている傾向を表示する。オペレータ・ステーションごとにただ１つのフローシートに依存する傾向ウィンドウが存在することが好ましい。フローシートとは独立である傾向ウィンドウは主メニューの傾向選択を介して作成される。追加のフローシートのように、フローシートとは独立である傾向ウィンドウはフローシート・アプリケーションとは必ずしも対話しない。両方の種類の傾向ウィンドウにおいては、オペレータは表示のために変数を加えることができ、変数を削除でき、および他の「傾向維持」機能を実行できる。傾向が最初に表示されると、あのオペレータ・システムソフトウエアが履歴データ（「履歴サーバー」から得ることが好ましい。その履歴サーバーは、全てのオペレータ・ステーション（およびプラント・ネットワークにおいては本発明の範囲外であるＰＣＣに関連するその他のシステム）に対する時間に相関する（履歴）プロセスデータの共通ソースとして使える別々のデータベースである）を得て、傾向グラフを最初に描く（ｐｏｐｕｌａｔｅ）するために履歴データを使用する。特定の変数に対する履歴データを利用できないとすると、変数は実時間傾向のみであろう。警報ウィンドウ確認されていない警報概観ウィンドウはオペレータ・ステーションの起動時に第２の表示装置に表示することも好ましい。他の標準的なアプリケーション・ウィンドウのように、確認されていない警報概観ウィンドウのサイズおよび場所が固定される。このウィンドウは、オペレータ・ステーションに関連させられているプロセス制御コンピュータに対する活動状態にあるが、確認されていない全ての警報を表示する。プラント概観ウィンドウのように、確認されていない警報概観ウィンドウは動かしたり、アイコン化したり、または閉じたりすることはできない。しかし、一実施例においては、表示される確認されていない警報が存在するならば、このウィンドウを別のウィンドウで覆うことができる。活動状態にある全ての警報（確認されているか確認されていない）が活動状態にある警報ウィンドウに現れる。（オペレータは活動状態にある警報ウィンドウについての選択できる表示選別基準を選択する能力を持つ。）オペレータは警報をクリックオンして共通要素ポップアップ・メニューをアクセスして、警報肯定応答をアクセスするようにできる。拡張用語集、およびその他の共通機能は変数として警報に関連する。それとともに、確認されていない警報概観ウィンドウと活動状態にある警報ウィンドウは、そのオペレータ・ステーションに割当てられたシーケンスとセクションから活動状態にある全ての警報のリストを含む。それらのウィンドウに加えて、好適な実施例においては、オペレータは追加の警報／手動／事象（ＡＭＥ）ウィンドウを主メニューから作成できる。活動状態にある警報ウィンドウと同様に、それらの追加のウィンドウは警報／事象表示選択、濾波および分類のために各種のオプションを有する。それらの追加のウィンドウによってオペレータは、下記のような機能を行えるようにされる。図形シート（警報格子フローシート・ウィンドウ中の）の上の格子で論理的な順序でまとめられた、選択された警報の実時間モニタ；上記活動状態にある警報ウィンドウのやり方に類似するが、異なる文脈で濾波および分類された、やり方で活動状態にある警報の１つまたは複数の代わりのセットの実時間モニタ；手動制御の下における項目の実時間モニタ（「手動ウィンドウにおける要素」において）；１つまたは複数のＰＣＣから受けたシステム事象メッセージの種類の実時間モニタ（実時間事象捕獲ウィンドウにおける）。ここで用いる、システム事象メッセージは、ＰＣＣまたはプロセス制御通信システムなどの、製造プロセス制御システムの他のコンポーネントからオペレータ・ステーションによって受けられた、求められていないデータメッセージまたは状態メッセージである（両方とも後で定義する）；ＰＣＣシステムメッセージのオペレータ・ステーションの事象記録を、指定された濾波基準を基にして所与の時間機関にわたって検討する（事象ブラウザー（Ｂｒｏｗｓｅｒ）ウィンドウ）。追加の診断ウィンドウを提供することもできる。診断ウィンドウは、選択された特定の共通要素に関連する選択された診断情報を供給する。ＡＭＥウィンドウのように、診断ウィンドウは関連する共通要素で提供された診断情報を濾波、分類、および解釈するための各種のオプションを有する。メインメニュー・ウィンドウメインメニューは起動時にも提示され、オペレータ・ステーションの第２の表示装置の一定の場所に一定のサイズのまま維持されることが好ましい。このメインメニューは、オペレータが、追加のフローシート・ウィンドウ、傾向ウィンドウ、事象記録ブラウザー・ウィンドウを作成すること、または共通要素およびその他のオペレータ・ステーションがサポートする諸機能をアクセスする事ができるようにするオペレータ・コマンドのリストを含む。プロセス状態標識セクション標識およびシーケンス標識は両方ともクリティカル・サクセス・ファクタ（ＣＳＦ）と呼ばれるオブジェクトを含むことが好ましい。ＣＳＦオブジェクトの目標は、オペレータに対する情報を要約した標識でまとめると同時に、彼のタスク／彼女のタスクを実行する際に彼／彼女を支援するために改良および一層明確な情報を提供しながら、セクションまたはシーケンスの状態についての全体の展望をオペレータに供給することである。この目標に到達する際のセクションまたはシーケンスに対するＣＳＦオブジェクトの効果は、セクション計算の定義に依存する。それはプロセス制御技術者がシステムによって提供される定義ユーティリティを用いて定義される。ＣＳＦオブジェクトは、実際の値を示すパイ・チャートと、ＣＳＦ値のトレイリング平均（ｔｒａｉｌｉｎｇａｖａｒａｇｅ）を示す回転する線分、の２つのコンポーネントで構成できる。ＣＳＦ計算はプロセス制御技術者が、所定範囲内の値をなるべく発生するようにして行うべきである。好適な実施例においては、０から１．０の範囲を用いる。０はプラントが理想的な状況の下に運転していることを示し、１はプラントが不調である状態を示す。しかし、プラントの状態を指示するために値の別の範囲をＣＳＦに対して定めることができる。たとえば、負の値を含む範囲を設定できる。一層負の値はますます望ましくないプラント運転状態になりつつあることを示し、零値は理想的な運転を示し、ＣＳＦの値が一層正または負になることはその理想的な状況から一層離れる運転を示す。ＣＳＦの絶対値が大きくなると、パイ・チャートの陰影をつけられている部分のサイズが大きくなる（１．０またはそれより大きい値が円全体を占める）。好適な実施例においては、陰影をつけられているパイ部分が円の１番上で常に生じ、円の１番上から逆時計回りに回転させられた（３６０^★ ＣＳＦ値）度の弧を囲む。ＣＳＦ値が負の範囲を含むものとすると、弧を円の１番上から時計回りに掃引することにより、またはパイ・チャートの陰影をつけられている部分を、正のＣＳＦ値に対してはある色で、負のＣＳＦ値に対しては他の色で符号化することによるなどの、種々の手段によって負のＣＳＦ値を指示できる。ＣＳＦトレイリング平均は次の式を用いてＯＳソフトウエアによって計算することが好ましい。ＣＳＦｔｒａｉｌｉｎｇ＝ＣＳＦｔｒａｉｌｉｎｇ＋ｗeｉｇｈｔｉｎｇｆａｃｔｏｒ^★（ｃｕｒｒｅｎｔＣＳＦｖａｌｕｅ−ＣＳＦｔｒａｉｌｉｎｇ）重み付け係数を適切に調整することによって、プロセス制御技術者は、ＣＳＦ値の変化に対するトレイリング平均標識が応答する速さを変更できる。トレイリング平均標識は（３６０^★ トレイリング平均ＣＳＦ値）度だけ、円の１番上から逆時計回りに回転させられる。当業者であれば分かるように、ＣＳＦオブジェクトは、プロセスのうちＣＳＦによって表されている部分の状態の要約指示を行うために実効的に細分できる。同様に、用いられる時は、回転する線分を、本発明の要旨を逸脱することなしに、滑る線分、ポインタまたはトレイリング平均を示すその他のマーカー（または他の希望の統計的マーカー）で置き換えることができる。他のプロセス状態標識は状態ボックスである。状態ボックスはセクション、シーケンス、ＰＣＣ、またはＰＦＵあるいは、変数または警報などの、プロセス・プリミティブを含むその他の共通要素、に関連させることができる。状態ボックスは４つの象限に分割される正方形であることが好ましい。特定の状態ボックスに関連させられたセクション、シーケンス、ＰＣＣ、またはＰＦＵあるいはその他の共通要素の状態が、ボックス内の４つの象限のうちの１つまたは複数個に陰影を付けたり、色符号化することによって示される。状態ボックスによって示すことがある各状態に対する所定の標準的な外観は、状態ボックスがセクション、シーケンス、ＰＣＣ、またはＰＦＵあるいはその他の共通要素のいずれに関連しようが、同じであることが好ましい。このようにして、オペレータは、特定の状態ボックスによって表されているエンティティとは無関係に、状態の限られた範囲に関連させられている視覚的待ち行列の限定されたセットを有する。図面の簡単な説明第１図は本発明のオペレータ・ステーションの概略表現である。第２図は本発明のオペレータ・ステーションを利用するプロセス制御環境の略図である。第３図は標準的なアプリケーション・ウィンドウと共通要素ポップアップ・メニューを含む主表示装置の略図である。第４図は標準的なアプリケーション・ウィンドウと選択的なアプリケーション・ウィンドウを含む第２の表示装置の略図である。第５図はセクション概観ウィンドウの典型的な表示である。第６図はセクション標識である。第７図は比較的安定なＣＳＦ値を示すＣＳＦ標識である。第８図は比較的に烈火するＣＳＦ値を示すＣＳＦ標識である。第９図は改善するＣＳＦ値を示すＣＳＦ標識である。第１０図はナビゲーション・マーカーである。第１１図はプロセス制御コンピュータ標識である。第１２図はシーケンス概観ウィンドウの典型的な表示である。第１３図は正常なモードにおけるシーケンス標識である。第１４図は拡張モードにおけるシーケンス標識である。第１５図は典型的なシーケンス概観ウィンドウ内の拡張モードにおけるシーケンス標識を示す。第１６図は縦続させられているメニュー（この場合はシーケンス）が組合わされている典型的な共通要素ポップアップメニューである。第１７図は典型的なフローシート・ウィンドウである。第１８図はフローシート名称ダイアログボックスである。第１９図は「フローシート選択」ダイアログボックスである。第２０図は典型的なフローシートに依存する傾向ウィンドウである。第２１図は典型的なフローシートとは独立の傾向ウィンドウである。第２２図はフローシートからの典型的な線グラフである。第２３図は関連させられている状態標識を含む代わりの値ボックスを示す略図である。第２４図はデジタル値に対する傾向線を示す傾向ウィンドウの略図である。第２５図は典型的な確認されていない警報概観ウィンドウである。第２６図は典型的な活動状態にある警報ウィンドウである。第２７図は典型的な手動での要素ウィンドウである。第２８図は典型的な警報格子フローシート・ウィンドウである。第２９図は典型的な事象ブラウザー・ウィンドウである。第３０図は典型的な実時間事象捕獲ウィンドウである。第３１図は典型的な濾波ダイアログ・ボックスである。第３２図は典型的な分類ダイアログ・ボックスである。第３３図は典型的な変更ダイアログ・ボックスである。第３４図は関数発生器ＰＦＵウィンドウである。本発明のそれらの目的およびその他の目的、それらの特徴およびその他の特徴、およびそれらの利点およびその他の利点は、添付図面を参照して行う、本発明を実施する最上の態様についての以下の詳細な説明から直ちに明らかである。本発明を実施する最上の態様まず第１図を参照する。全体として２０で示す、本発明のオペレータ・ステーションは中央プロセッサ（２２で概略的に示している）と、オペレータ・ステーション２０インタフェースを介してモニタされ、制御される１つまたは複数のプロセス制御コンピュータとオペレータ・ステーションとの間でプロセスデータを通信するための通信手段２４と、第１の表示装置２６および第２の表示装置２８の態様の表示手段と、キーボード３０およびカーソル配置器（マウスとして示している）３２などの入力手段と、オペレータ・ステーションによってモニタされているプロセスに対応する情報を表示するための論理３４とを含む。第１の表示装置２６はセクション概観ウィンドウ３６を含む。このウィンドウは、オペレータ・ステーション２０によってモニタされるセクションの少なくとも１つに関連する情報を含む。第１の表示装置はシーケンス概観ウィンドウ３８と、フローシート表示ウィンドウ４０と、傾向表示ウィンドウ４２も含む。シーケンス概観ウィンドウは、オペレータ・ステーション２０によってモニタされる１つまたは複数のシーケンスに関連する情報を含む。フローシート表示ウィンドウ４０は、ＰＣＣ内の現在の値が選択した関連するプロセス・プリミティブで示されているプロセスの選択した部分の、フローシートなどの、図形シートを含む。傾向表示ウィンドウ４２は、選択したＰＣＣ変数に対して、現在の情報と過去の情報を図形で含む。第２の表示装置２８はメインメニュー４４を含む。このメインメニューは、選択的なオペレータ・ステーション・ウィンドウにアクセスする選択したコマンドと、共通要素と、オンライン・ヘルプ・ウィンドウと、スクリーン印字機能と、ユーザーが構成できる設定オプションとを含む。オペレータ・ステーション２０は確認されていない警報概観ウィンドウ４６も含む。このウィンドウは第２の表示装置２８に配置することが好ましい。ウィンドウ４６は、オペレータ・ステーション２０によってモニタされるシーケンスに対する、確認されていない全ての警報変数を表示する概観を提示することが好ましい。第２の表示装置２０は活動状態にある警報ウィンドウ４８も含む。このウィンドウは、オペレータ・ステーション内部のＰＣＣによってシーケンスから発生された全ての活動状態警報（確認されている、および確認されていない）のリストを表示する。第２の表示装置２８は、追加のフローシート・ウィンドウ、警報、事象、手動モードのＰＣＣ変数に関連する情報を含む他のウィンドウなどの、他の選択したサポート・アプリケーションの表示５０、５２、５４と、追加の傾向ウィンドウも含む。好適な実施例においては、本発明のオペレータ・ステーション２０のコンピュータ・ハードウェア部分は、最低７２メガバイトのＲＡＭと、データ保存用の最低１ギガバイトのハードディスク・ドライブと、拡張キーボードと、２台の１９ ″ＶＣＡカラーモニタと、３ボタンマウスとを有するＶＡＸ４０００／６０型マイクロコンピュータを備える。それらの構成部品の全てはマサチューセッツ州ケンブリッジ所在のデジタル・イクイップメント・コーポレーション（ＤｅｇｉｔａｌＥｑｕｉｐｍｅｎｔＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）から入手できる。本発明のオペレータ・ステーションには、発明の要旨を逸脱することなしに、他の市販されているコンピュータ・ハードウェア・システムを利用できることが当業者には分かるであろう。また、トラックボール、タブレット、または接触検出スクリーンなどの、他のカーソル配置装置を３ボタンマウス３２の代わりに使用できることが当業者には分かるであろう。第２図を参照して、本発明のオペレータ・ステーション２０が１台または複数のプロセス制御コンピュータ（ＰＣＣ）６２〜７０を含む製造プロセス制御装置６０に典型的に用いられている。各ＰＣＣ６２〜７０は製造プロセス中の１つまたは複数のシーケンスを制御する。プロセス・データを双方向通信するために、オペレータ・ステーション２０はＰＣＣ６２〜７０のおのおのに接続される。第２図は大規模なプラント・エリア・ネットワーク（ＰＡＮ）を示す。これは、１つまたは複数のオペレータ・ステーション２０、およびプロセス制御コンピュータ６２〜７０に加えて、種々の情報を供給し、または、さもないと製造プロセス制御装置６０をサポートする他のコンピュータ装置を含む。たとえば、大規模なＰＡＮはプロセス制御コンピュータ６２〜７０からのプロセス情報を、ＰＡＮにおける本発明のオペレータ・ステーション２０などの他の装置へ通信するために専用される、１つまたは複数のプロセス制御通信装置７２〜９０も含むことがある。本発明のオペレータ・ステーション２０を含む、ＰＡＮで用いられることがある１つの種類のプロセス制御通信装置は、１９９２年６月１２日に出願された米国特許出願通し番号８９８，９２３号、８９８，１２６号および８９７，９０５号に開示されているフロントエンド通信装置である。通し番号８９８，９２３号は「プロセス制御コンピュータ用確実なフロントエンド通信装置および方法（ＳｅｃｕｒｅＦｒｏｎｔ−ＥｎｄＣｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎＳｙｓｔｅｍａｎｄＭｅｔｈｏｄｆｏｒＰｒｏｃｅｓｓＣｏｎｔｒｏｌＣｏｍｐｕｔｅｒs）」という名称であり、通し番号８９８，１２６号８９７，９０５号は「インテリジェントプロセス制御通信装置および方法（ＩｎｔｅｌｌｉｇｅｎｔＰｒｏｃｅｓｓＣｏｎｔｒｏｌＣｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎＳｙｓｔｅｍａｎｄＭｅｔｈｏｄ）」という名称である。通し番号８９７，９０５号は「プロセス制御コンピュータ用ステルス・インタフェース（ＳｔｅａｌｔｈＩｎｔｅｒｆａｃｅＦｏｒＰｒｏｃｅｓｓＣｏｎｔｒｏｌＣｏｍｐｕｔｅｒｓ）」という名称である。それらの出願は、能動的に冗長である複数のＰＣＣとコンピュータ・ネットワークの間に介在させられるフロントエンド通信装置の種々の態様を詳細に述べている。それらの出願を参照することによってここに含める。ＰＣＣ６２〜７０は２台の別々の独立したプロセス制御コンピュータを通常用いる。各プロセス制御コンピュータは製造プロセスからの同じ入力を同時にモニタする。各デュアルＰＣＣ６２〜７０は別々の同一のプロセス変数を同様に常に更新し、かつモニタされる入力に応答して種々の制御機能を実行することを独立に試みる。そのような制御機能は、ＰＣＣ内部の選択したプロセス変数を計算および修正することと、たとえば、弁を開くまたはボイラの下のバーナーに点火するために、製造プロセスの物理的コンポーネントに送ることができる信号を発生することの少なくとも１つを含む。このデュアルプロセス制御アーキテクチャの冗長性によって、冗長システムの状態を絶えず比較して、プロセスのデジタル入力とアナログ入力、および得た内部プロセス制御データ変数の可能性および確度を保証できるフェイルセーフ制御環境を提供する。究極の製造プロセス制御機能を種々の周知の仲裁のやり方のいずれかによって実行できる。そのような仲裁のやり方の１つを、１９９２年８月４日に出願された「動作が冗長であるプロセス制御コンピュータのための入力信号分析法（ＭｅｔｈｏｄＯｆＩｎｐｕｔＳｉｇｎａｌＲｅｓｏｌｕｔｉｏｎＦｏｒＡｃｔｉｖｅｌｙＲｅｄｕｎｄａｎｔＰｒｏｃｅｓＣｏｎｔｒｏｌＣｏｍｐｕｔｅｒｓ）」という名称の米国特許出願通し番号６２５，０８９号に見出だすことができる。この出願は、各ＰＣＣ６２〜７０で通常用いられるものなどの、一対の動作が冗長であるプロセス制御コンピュータの間の通信リンクおよび制御リンクを詳細に記述している。この出願を参照することによってここに含める。第２の仲裁のやり方を、１９９２年３月３１日に出願された「三重に冗長である遠隔現場装置を有するプロセス制御インタフェース装置（ＰｒｏｃｅｓＣｏｎｔｒｏｌＩｎｔｅｒｆａｃｅＳｙｓｔｅｍＨａｖｉｎｇＴｒｉｐｌｙＲｅｄｕｎｄａｎｔＲｅｍｏｔｅＦｉｅｌｄＵｎｉｔｓ）」という名称の米国特許出願通し番号８６４，９３１号に見出だすことができる。この出願も参照することによってここに含める。当業者には分かるであろうように、システムの確度および可能性を常に保証するために、他のそれ以上の冗長性（３台またはそれ以上の独立したプロセス制御コンピュータまたは冗長通信ネットワーク）を製造プロセス制御システムに組み込むことができる。好適な実施例においては、オペレータ・ステーション２０は１つまたは複数の商業的に利用できるネットワークを経由して、プロセス制御通信システム７２〜９０を介してＰＣＣに間接的に相互接続される。本発明のオペレータ・ステーションをイーサネットに接続する通信手段は、プロセス制御通信システム７２〜９０に対して、イーサネット・ハードウェアおよびＤＥＣｎｅｔプロトコルと、イーサネット・ハードウェアおよび財産（ｐｒｏｐｒｉｅｔａｒｙ）イーサネット・プロトコルを使用することが好ましい。製造プロセス制御システム６０は、ブリッジ９０を介してネットワークに接続される、制御室データマネジャー（ＣＲＤＭ）９４およびプロセス情報（ＰＩ）システム９６などの別々のサポートシステムを含むこともできる。制御室データマネジャー９４は、ＰＡＮ（オペレータ・ステーション２０を含む）における他のシステムが、製造プロセスに関連する求められる全てのプログラムと全てのデータファイルの少なくとも一方の正確かつ最新のコピーを有することを保証する。プロセス情報システム９６は、プロセスデータの検索とプロセスデータ履歴データベースの更新を含めた、いくつかの機能を実行する。大規模なＰＡＮはＰＩシステムの部分として別々の履歴サーバ９８も含むこともある。ＰＩシステムはＰＩシステム９６と物理的に一体になって、または別々のシステムとして、プロセス制御サポートシステム１００を含むこともできる。そのプロセス制御サポートシステム１００は、ＰＡＮ内のＰＣＣ６２〜７０によって実現できる追加のプロセス制御プログラムを開発するために必要なソフトウエアを維持する。ＰＡＮの部分とすることができる他の別々のシステムは安全マネジャー１０２である。この安全マネジャー１０２はＰＡＮの安全維持の責任を負う。安全マネジャー１０２は、ＰＡＮにおいてオペレータ・ステーション２０が通信することを許されているシステムのリストを、オペレータ・ステーション２０に通常提供する。当業者であれば分かるように、ＰＡＮには、本発明のオペレータ・ステーション２０がアクセスでき、またはアクセスできないエキスパート・システムを含めた、他の種類のシステムを存在させることができる。同様に、製造プロセス制御システム６０からの選択した情報を更にプラント全体または会社全体にそれぞれ通信するために、オペレータ・ステーション２０によって管理されている任意のプロセス制御コンピュータ６２〜７０にオペレータ・ステーション２０を相互接続するネットワーク自体を、プラント全体または会社全体のネットワークに接続できる。本発明のオペレータ・ステーション２０は、実時間管理、および必要があれば、製造プロセスへの直接介在を要する、大規模な自動化製造プロセスにおける不可欠なコンポーネントであることが当業者には分かるであろう。したがって、本発明のオペレータ・ステーション２０は、オペレータによってモニタされているプロセスの１つまたは複数のセクションおよびシーケンスの状態に関連する情報を、そのオペレータが迅速にアクセスできるようにする。本発明のオペレータ・ステーション２０におけるように、製造プロセスはＰＡＮに複数のプロセスを含み、オペレータ・ステーション２０は大量のプロセスデータを簡単で認識できるフォーマットで通信して、求められた場合に別の情報を受けるためにオペレータが迅速に実行できるコマンドを提供しなければならない。第３図を参照して、本発明のオペレータ・ステーション２０は、オペレータ・ステーション２０が起動したときに特定の情報ウィンドウを提示する第１の表示装置２６を含むことが好ましい。まとめてプラント概観ウィンドウと呼ぶ、それらの情報ウィンドウは製造プロセスの概観をオペレータに提供する。プラント概観ウィンドウはセクション概観ウィンドウ３６と、シーケンス概観ウィンドウ３８と、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０と、フローシート依存傾向ウィンドウ４２とを含む。各ウィンドウ内に表示される情報はシステムによって、またはオペレータのコマンドによって変更できるが、好適な実施例においては、それらのウィンドウは固定したサイズでスクリーン上の固定した場所に常に提示されて、閉じたり、アイコン化したり、その他サイズや場所を変更できない。また、オペレータがポップアップ・ウィンドウ１０６をプラント概観ウィンドウの１つの上に重畳して出現させる時は、カーソルがポップアップメニューの内部に留まっている限り、または所定の時間が経過するまで、メニューはスクリーン上に留まり、それによってそれらのウィンドウのいずれかに表示される情報のわかりにくさを最少にする。プラント概観ウィンドウ３６、３８、４０、および４２は、オペレータ・ステーション２０によって管理されているセクションとシーケンスに関連する基本的な情報を固定された、なじみのフォーマットでオペレータに提供する。一目見ただけでオペレータは、オペレータ・ステーション２０によって管理されている全てのセクションと、少なくとも１つのセクションに関連するシーケンスのサブセットと、確認されていない活動している警報に関連する要約情報（確認されていない警報概観ウィンドウ４６と、活動している警報ウィンドウ４８にそれぞれ）と、の概観と、特定のシーケンス（またはそれの部分）に関連する詳細な情報とを、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０で、および関連する変数についての履歴情報をフローシート依存傾向ウィンドウ４２で調べることができる。第４図を参照して、オペレータ・ステーション２０はメインメニュー・ウィンドウ４４を含むことも好ましい。このシステムは、起動時に第２の表示装置２８に現れる確認されていな警報概観ウィンドウ４６（第２５図に詳しく示してあり、後で更に説明する）を含むことも好ましい。他のプラント概観ウィンドウのように、各メインメニュー４４と確認されていな警報概観ウィンドウ４６は固定サイズと固定位置を（第２の表示装置２８上に）持ち、アイコン化または閉じることができないことが好ましい。セクション概観ウィンドウ３６と、シーケンス概観ウィンドウ３８と、メインメニュー４４との好適な実施例における固定場所がそれらのウィンドウを、第１の表示装置２６と第２の表示装置２８によって定められる視野の中心に置くことに注目すべきである。それらの比較的重要なウィンドウを視野の中心に置くと、しばしば見るそれらのウィンドウへのオペレータの眼の動きが最小になる。また、しばしば使用するウィンドウの中心場所マウスの動きも最小にする。好適な実施例においては、表示は、第１の表示装置２６と第２の表示装置２８のおのおのに発生され、かつ単一の図形視野を表すことにも注目すべきである。したがって、たとえば、オペレータは、マウスポインタを適切な向きに単に滑らせることによって、それらの表示装置のおのおのに表示されているウィンドウがあたかも１つの表示であるかのように、マウスポインタを第１の表示装置２６の上の位置から第２の表示装置２８の上の位置まで動かすことができる。第２の表示装置２８は、活動状態にある警報ウィンドウ４８を含むことも好ましい。そのウィンドウ４８は、ＰＣＣによって発生され、オペレータ・ステーション２０によってモニタされる活動状態にある警報（それの値が「真」で、確認でき、または確認できない警報）の全てのリストを表示する。活動状態にある第１の警報ウィンドウ４８は移動でき、サイズを変更でき、あいまいにでき、アイコン化できるが、閉じることはできない。他の活動状態にある第２の警報ウィンドウをメインメニューから開くことができる。それらの活動状態にある第２の警報ウィンドウは閉じることもできる。他のアプリケーションおよび情報を、自動的に、またはオペレータの要求によって、第２の表示装置２８の他の場所で提供できるが、第１の表示装置２６でプラント概観ウィンドウのために固定表示場所を用い、第２の表示装置２８でメインメニュー４４と確認されていない警報ウィンドウ４６のために固定表示場所を用いると、そのような固定表示場所を用いないならば、製造プロセスを効果的に調べて制御するために実時間で迅速に分析しなければならないプロセス制御情報を大量に受けるオペレータが、オペレータ・ステーションの利用に精通し、一貫性を持ち、かつ信頼性を持てることになる。オペレータ・ステーションの表示装置２６、２８におけるプラント概観ウィンドウのサイズと場所を標準化すると、異なる製造プロセスや、同じ製造プロセスの異なるセクションおよび異なるシーケンスを、同じオペレータ・ステーション２０を用いて管理するために呼び出される場合に、オペレータは戸惑いはなくなることが当業者には分かるであろう。以下、確認されない警報概観ウィンドウ４６と他の警報ウィンドウを、他の警報性能／手動性能／事象性能／診断性能およびシステムによって提供される情報とともに更に詳しく説明する。当業者は分かるように、かつ後で更に説明するように、プラント概観ウィンドウに表示される図形情報と数値情報を標準化することによって、表示装置２６、２８をオペレータが調べている間にそのオペレータが認識し、吸収する情報の量を最大にもする。第４図を再び参照して、メインメニュー４４はオペレータ・ステーション２０の全てのアプリケーションをアクセスできるようにする。第１の表示装置２６におけるウィンドウのように、メインメニュー・ウィンドウ４４は起動時に現れ、移動させたり、サイズを変えたり、アイコン化したり、閉じたりすることはできない。メインメニュー・ウィンドウ４４は、メインメニュー・オプションと呼ばれる、押しボタンコマンドのメニューを含む。そのメニューは、適切な押しボタンをクリックオンすることによって呼び出すことができる。メインメニュー・ウィンドウ４４は下記のオプションを含むことが好ましい。「選択」は共通要素ポップアップ・メニューを介して共通要素に作用するアプリケーションを間接的にアクセスできるようにする（後で更に説明する）。選択押しボタンをクリックオンすることによって、ダイアログ・ボックスが表示される。このダイアログ・ボックスはオペレータが共通要素を識別することを支援し、かつ、オペレータによってひとたび認められると、変更、用語集、または拡張用語集などのオプションのリストを提供する。その後でそれの機能を、選択した共通要素の特定の例に関して選択的に実行できる。「フローシート」は後で詳細に説明するように、第２の表示装置２８に追加のフローシート・ウィンドウ５２を作成する性能を提供する。追加のフローシート・ウィンドウが作成されると、新しいフローシート・ウィンドウ中の表示が、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０に現在表示されている図形シートに対してデフォルトする。しかし、オペレータは異なるフローシートの表示を指定でき、このコマンドを用いて第２の表示装置２８上に２つ以上の追加のフローシート・ウィンドウを作成できる。「傾向」は後で詳しく説明するように、第２の表示装置２８上にフローシートとは独立にしている傾向ウィンドウ５４を作成する性能を与える。フローシートのように、オペレータはこのコマンドを用いて第２の表示装置２８上に２つ以上のフローシートとは独立の傾向ウィンドウ５４を作成できる。「ヘルプ」はセクション概観ウィンドウ３６と、シーケンス概観ウィンドウ３８と、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０と、フローシートに依存する傾向ウィンドウ４２とを含む主要なアプリケーションのおのおのについての全般的な情報と、オペレータ・ステーション２０の他の面についてのより詳細な情報をどのようにして得るかについての情報とを含むウィンドウ５６を提供する。「プリント」は第１の表示装置２６または第２の表示装置２８における現在のスクリーンを捕らえてプリントするオプションを提供する。「警報」は全てのオプション警報ウィンドウと、手動における要素（ｅｌｅｍｅｔ−ｉｎ−ｍａｎｕａｌ）ウィンドウと、事象表示ウィンドウと、支援用語集（後で説明する）ウィンドウとをアクセスできるようにするカスケード・メニューを提供する。「セットアップ」はオペレータ・ステーション２０の動作パラメータを定めるのに有用であるユーティリティのカスケード・メニューを提供する。メインメニュー４４中の追加の代替機能は、オペレータ・ステーション２０における全ての表示をリセットできる押しボタンコマンドを含む。次に第５図を参照して、セクション概観ウィンドウ３６は、このオペレータ・ステーション２０に割当てられる、プラント内の全てのセクションの記号表現を含む図形シートの永久表示を含むことが好ましい。このウィンドウのために設けられたスクロールバーが存在しないことが好ましい。図形シート全体はセクション概観ウィンドウ３６で常に見ることができる。セクション概観図形シート１０８はセクション標識１１０と、セクション・ナビゲーション・マーカー１１２、１１４およびＰＣＣ標識１１６を含む。セクション標識１１０はセクションの記号表現である。例のセクション概観図形シート１０８では、オペレータ・ステーション２０は３つのセクションの管理に責任を負う。セクション概観図形シート１０８は下記の機能を提供する。（１）それはオペレータ・ステーションに割当てられるセクションの概観を提供する；（２）それは、各セクション標識１１０に含まれている情報によってセクションの状態を指示する。（３）それは、セクション名１１８をクリックオンすることによって、シーケンスへのナビゲーションを許す。それは、そのセクションに対するシーケンス概観図形シート（第１２図）をシーケンス概観ウィンドウ３８に表示させる；（４）それは、マスタ・セクション図形シート・ナビゲーション・マーカー１１４をクリックオンすることによってマスタ・セクション・フローシートをプラン概観フローシート・ウィンドウに表示する。マスタ・セクション・フローシートはオペレータ・ステーション２０のドメインに全てのセクションを示す。マスタ・セクション・フローシート内のセクションの１つを強調して、オペレータ・ステーション２０が利用できる情報のドメイン内の表示されている情報の現在の第１のセットとしてそのセクションを選択する；（５）それは、利用できる特定のＰＣＣの値を変更するプロセスをオペレータが開始できるようにするＰＣＣポップアプ・メニュー１２０に対するアクセスを行う。次に第６図を参照して、セクション標識１１０は状態データを種々の記号でセクションに提供する。セクション名１１８はセクションを識別する独特の１０文字名である。セクション状態ボックス１２２はセクションの全体的な状態を図形で記述する。どの象限に陰影が施されているか、およびその陰影の色に応じて、セクション状態ボックス１２２はセクションの４つの全体的な状態の１つを指示することが好ましい。好適な実施例においては、輪郭を描かれている灰色状態ボックス１２２は、そのセクションにおける全てのプロセス・プリミティブとプロセス・フィールド・ユニットが正常に動作していることを示す。左上象限と右上象限は将来の使用に保留する。セクションの任意のシーケンスにおける任意のステップに対する終了論理が真である（すなわち、次のステップへ進むための全ての条件が満たされた）時に、右下象限は薄紫色を明滅する（約１秒間）。ホールドイン・ステップが行われていないとすると、このステップの進行が行われるときに薄紫色が１秒間明滅する。ホールドイン・ステップが存在するならば（保持記号１３９内部の青ドットによって示すように）、ホールドが放されて次のステップへの進行が起きるまで、右下象限は薄紫のままである。右下象限が薄紫のままである第２の理由は、２台のプロセス制御コンピュータのシーケンスに関連する論理中に仲裁問題が生ずることである。左下象限が青であるとすると、そのセクション中の任意のシーケンスに関連している任意の変数で手動によるオーバーライドが存在する。状態ボックス全体が薄紫であるならば、このセクションについての情報は利用できない。この状態の最もありそうな原因は、そのセクションに対するＰＣＣとの通信が失われたことである。セクションの種々の所定の状態を指示するためには、他の色符号化した標識またはパターンを基にした標識を、４象限状態ボックス１２２で利用できることが当業者には分かるであろう。同様に、種々のＰＦＵ、プロセス・プリミティブ、システム変数、およびセクションに関連するその他の予め選択したパラメータとの少なくとも１つを用いて、任意の特定のセクションに対して状態ボックス１２２の内部で反射された状態を決定する複合情報を提供することができる。クリテカル・サクセス・ファクタ（ＣＳＦ）標識１２４が、どれくらい良く実行されているかということと、その性能の増分変化（ｉｎｃｒｅｍｅｎｔａｌｃｈａｎｇｅ）との他の記号的表現とを提供する。前記したように、ＣＳＦ標識１２４（または１２７）は、特定のセクション（またはシーケンス）の動作状態と、第７〜第９図に示すように、プロセスが定常状態で動作しているかどうか、および劣化しているか、改善しているか、をオペレータが一見してわかるように示す。好適な実施例においては、陰影を施したパイ部分は円の１番上に常に生じ、逆時計回りの向きに成長する。サイズまたは陰影を施したパイ部分が大きくなると、ＣＳＦ値が大きくなって、理想的な動作条件からのずれが大きくなることを示す。第７図で、ＣＳＦオブジェクトは比較的狭い陰影を施した区域を有し、トレイリング平均標識１２６は陰影を施した区域と陰影を施していない区域の１つの境界に整列させられて、定常状態では比較的滑らかに動くシーケンス（またはセクション）を示す。第８図で、ＣＳＦ標識１２７の陰影を施した区域１２７（または１２４）は非常に大きく、比較的貧弱に動くシーケンス（またはセクション）を示し、トレイリング平均標識１２６は陰影を施していない区域の内側で、状況が悪化していることを示す。対照的に、第９図で、ＣＳＦ標識１２７（または１２４）の適度な区域が、関連しているシーケンス（またはセクション）が恐らく希望するほどは滑らかに動かず、ただしトレイリング平均標識１２６は陰影を施していない区域の中に配置されて改善された動作条件を示す。ＣＳＦ標識１２４（または２７）はオペレータによる関連するセクションまたはシーケンスの迅速な帯域評価を行って、そのセクションまたはシーケンスについてのより詳細な情報の再調査が任意の時刻に求められているかどうかを、オペレータが一見して判定できるようにすることが当業者には分かるであろう。好適な実施例においては、シーケンス指示器１１０内のＣＳＦ標識１２４はそのセクション内の最も面倒なシーケンスに対応し、トレイリング平均標識を含まない。しかし、当業者には分かるように、特定のセクションに対するＣＳＦ標識は、そのセクション内の１つまたは複数のシーケンスからの選択下情報を利用する計算を同様に基にでき、かつ希望によってはトレイリング平均標識を利用することもできる。第６図を再び参照して、セクション標識１１０は、そのセクション内の１つまたは複数のシーケンス内の任意のプロセス・プリミティブまたはプロセス・フィールド・ユニットに対して、停止フラグがセットされているかどうかを示す停止フラグ記号１２８を含むことも好ましい。停止フラグ記号は下を指す赤い矢印が好ましい。セクション内のいずれかのシーケンスで停止フラグがセットされないとすると、停止フラグ記号１２８はセクション標識１１０の適切なボックスには現れないことに注目すべきである。セクション標識１１０内のボックスに最小／最大警報記号１３２が含まれることも好ましい。この記号は、そのセクション内の１つまたは複数のシーケンスに活動している最小／最大警報が存在しているかどうかを指示する。最小／最大警報記号は、比較的小さい「Ｍ」の上の比較的大きい「Ｍ」であることが好ましい。また、そのセクション内の１つまたは複数のシーケンスに活動している最小／最大警報が存在していないとすると、おのセクション標識１１０内のボックスは空である。確認されていない警報注意記号１３４もセクション標識に含まれることが好ましい。この記号は、そのセクション内のシーケンスのいずれかの内の任意のプロセス・プリミティブまたはプロセス・フィールド・ユニットに対する、確認されていない活動している警報が存在するかどうかを示す。この記号は、第６図に示す陰影を有する様式化された薄紫感嘆点であることが好ましい。確認されてない警報が存在しないとすると、第５図に１３５で示すように、そのセクション内の任意のシーケンスに対する活動している確認された警報の総数に対応する数を含む活動している警報ボックス１３５で記号は置き換えられる。保持記号１３９は、そのセクション内の任意のシーケンスに対する任意の現在のステップに対して、保持ステップが存在するかどうかを示す。第５図と第１０図を参照して、意図する最良のモードにおいてセクション概観図形シート１０８は１つまたは複数のナビゲーション・マーカー１１２を含むこともできる。それらのナビゲーション・マーカーは、マーカーの上にカーソルを置き、クリックすることによって、オペレータが情報をアクセスすることを許されているプロセス内のセクションまで進むことを許すが、それらのマーカーの上ではオペレータ・ステーション２０は、オペレータがプロセスのそのセクションを制御できるようにするデータ書込みアクセスを行わない。「隠されている」セクションまで進むためにナビゲーション・マーカーの上でクリックオンしても、セクション概観ウィンドウ３６における表示は変わらないことに注目すべきである。その代わりに、ナビゲーション・マーカー１１２で識別されているセクションに対応するシーケンス概観図形シート（第１２図に示す）がシーケンス概観ウィンドウ３８に表示される。ナビゲーション・マーカー１１２はマーカーも対応するセクション名（１３６に）を含むことも好ましい。第５図と第１１図を参照して、セクション概観図形シート１０８は１つまたは複数のＰＣＣ標識１１６を含むことも好ましい。ＰＣＣ標識は、オペレータ・ステーションに対する対象とする１つまたは複数のシーケンスを制御するＰＣＣの記号表現である。ＰＣＣ標識は、ＰＣＣの全体的な状態を示すＰＣＣ状態ボックス１３８と、１４０におけるＰＣＣの独特の４文字名とを含むことが好ましい。ＰＣＣをクリックオンするとＰＣＣポップアップ・メニューを活動状態にすることが好ましい。そのポップアップ・メニューは、安全に関する第２のプロセスのためのダイアログボックスを提供することによって、ＰＣＣに対するバイパス手動データ書込み（ＭＤＷ）を可能にするプロセスをオペレータが開始できるようにする。オペレータが（通常は共通要素ポップアップ・メニューを介して）ＰＣＣ内部の変数の値または状態を手動で変更する時に、ＰＣＣデータ書込みが実行される。このＰＣＣデータ書込みは、ＰＣＣで実行されているプロセス制御プログラムによって早く予め選択され、使用され、または計算されたその変数の値を置き換える。前記したように、プロセス・コンピュータ通信装置７２〜９０がそのＰＣＣに対する特定のバイパスＭＤＷを許す場合のみ、バイパスＭＤＷを特定のオペレータ・ステーション２０が実行できる。ＰＣＣ状態ボックス１３８は（好ましくは状態ボックスの左下象限に青陰影を施すことによって）、バイパスＭＤＷが可能状態にされたことを示すことができ、それによってバイパスＰＣＣデータ書込みを開始できることをオペレータに示す。状態ボックス１３８の右下象限は（好ましくは薄紫陰影によって）、ＰＣＣに全体的なハードウェア問題が存在することを示す。冗長コンピュータ・アーキテクチャを有するＰＣＣにおいては、赤の左上象限が、ＰＣＣにおける第１のコンピュータとして現在指定されている２台のコンピュータの１台に仲裁診断報告性能が限定されていることを示す。ＰＣＣとオペレータ・ステーションの間のインタフェースとしてプロセス制御通信装置を用いるシステムにおいては、ＰＣＣ状態ボックス１３８に類似する、プロセス制御通信装置状態ボックス１４５を使用できることを理解すべきである。ＰＣＣ状態ボックス１３８のように、プロセス制御通信装置標識はプロセス制御通信装置の全体的な状態を示す状態ボックスと、通信装置の独特の名とを含むことができる。および、ＰＣＣ状態ボックス１３８のように、プロセス制御通信装置状態ボックス１４５はポップアップ・メニューを含むことができる。そのポップアップ・メニューは、活動状態にされると、オペレータが通信装置に対する希望する任意の機能を実行するためのコマンドを介することを許す。好適な実施例においては、プロセス制御通信装置７２〜９０内の安全表中のコンパイル・バージョン識別子が２台のＰＣＣコンピュータのいずれにも一致しなければ、プロセス制御通信装置状態ボックス１４５の左上象限が赤くなる。手動データ書込みまたはバイパス手動データ書込みがそのオペレータ・ステーションに対するプロセス制御通信装置によって不能状態にされているならば、左下象限が青くなる。このオペレータ・ステーションへの通信を取り扱うために第２のプロセス制御通信装置が選択された時に、右下象限が薄紫になる。オペレータ・ステーションがＰＣＣの第２のコンピュータからプロセス制御データを要求している時に、右上象限が青くなる。オペレータ・ステーション２０システムはセクション概観ウィンドウ３６内でいくつかの操作を行えるようにすることが好ましい。たとえば、ＣＳＦ標識１２４を含む全てのセクションに対するセクション標識１１０と、全ての警報フラグ１２８〜１３４の状態と、そのセクション内の各ＰＣＣサポート・シーケンスに対するＰＣＣ状態ボックスとをモニタする。それらの図形標識からの不調の任意の指示において、オペレータはマスタセクション図形シート・ナビゲーション・マーカー１１４をクリックオンして、オペレータ・ステーション２０に関連するマスタセクション図形シートを得ることができる。後でもっと良く説明するように、オペレータはマスタシーケンス図形シート・ナビゲーション・マーカー１４２もクリックオンして、プラン概観フローシート・ウィンドウ４０内のマスタシーケンス図形シートを表示できる。別の意図する実施例においては、他のフローシートおよび図形シートをマスタセクション図形シートとマスタシーケンス図形シートとに含まれているナビゲーション・マーカー（図示せず）をクリックオンすることによって、他のフローシートおよび図形シートを見ることができる。問題の性質に応じて、オペレータはセクション概観ウィンドウ３６内のＰＣＣ標識１１６をクリックオンしてポップアップ・メニューを活動状態にし、臨界スイッチまたはプロセス変数について先に述べたようにバイパスＭＤＷのプロセスにおける安全手続きを開始でき、それによって製造プロセスのその部分の自動化した制御で用いられているＰＣＣのデータベースを変更できる。本発明の要旨を逸脱することなしに、他のコマンドをセクション概観ウィンドウ３６内で定め、呼び出すことができる。したがって、セクション概観ウィンドウ３６内のセクション概観図形シート１０８は、セクションの全体的な状態を特徴付ける容易かつ迅速に識別できる図形情報と、このセクション内の重要なシーケンスに対する重要なパラメータとをオペレータに提供することが当業者には分かるであろう。そこからオペレータは、潜在的な問題が識別された時に、より詳細な情報まで進む。セクション概観図形シート１０８はシーケンス概観ウィンドウ３８に種々の表示を行うことによってシーケンス情報の特定のセットを迅速にアクセスし、追加のオンライン・ドキュメンテーションを行って、オペレータをオペレータ・ステーション２０で実時間支援する。第１２図を参照して、シーケンス概観ウィンドウ３８内のシーケンス概観図形シート１４４は、上記セクション概観図形シート１０８よりも詳細なプラントの一部の概観を提供する。それは選択したセクション内の全てのシーケンスの全体の状態を示して、より細かく注意または管理することを必要とする特定のシーケンスをオペレータが識別できるようにする。シーケンス概観図形シート１４４は、セクション概観図形シート１０８に類似してプラント概観フローシート・ウィンドウ４０内の選択されたシーケンス・フローシートまで、オペレータが進むことを許す。シーケンス概観図形シート１４４は、選択したセクション内の各シーケンスに対して、状態ボックス１２３と、ＣＳＦ標識１２７と、警報記号１２９、１３１、１３３、１３７、１５２と、保持記号１５４と、現在のステップ番号１５０とを介して状態情報も一目見て提供できるようにもする。セクション概観ウィンドウ３６のように、シーケンス概観ウィンドウ３８は第１の表示装置２６における起動スクリーンの一部であり、閉じたり、移動したり、大きさを変更したり、アイコン化したりできない。またセクション概観ウィンドウ３６のように、シーケンス概観ウィンドウ３８はスクロールバーを持たないことが好ましい。選択されたセクションに対する全シーケンス概観図形シート１４４をウィンドウの内部で常に見ることができる。最後に、セクション概観ウィンドウ３６のように、シーケンス概観図形シート１４４に重畳されているポップアップ・メニューのいずれも、マウスプリンタがウィンドウ内にある限り、またはタイマー（予め選択した時間に設定されている）の時間が経過するまで、の間だけ図形を不明瞭にする。シーケンス概観図形シート１４４はセクション内の各シーケンスに対応するシーケンス標識１４６を含む。第１３図を参照して、シーケンス指示詔はフォーマットと図形内容がセクション標識１１０に類似する。もちろん、シーケンス標識１４４における記号がシーケンスの状態を表すことは除く。シーケンス標識１４６は記号１２９、１３１、１３３、１３７、１５４を含む。それらの記号は、シーケンスに対するセクション標識１１０に関連して１２８、１３０、１３２、１３４、１３９について上で説明したのと同一の情報を提供する。セクション標識１１０のように、シーケンス標識１４６は独特のシーケンス名１４８と、シーケンスの全体的な状態を示すシーケンス状態ボックス１２３と、シーケンスの全体の状態の要約指示を行うＣＳＦ標識１２７とをも含む。シーケンス標識１４６内のＣＳＦ標識１２７のフォーマットがセクション標識１１０内のＣＳＦ標識１２４のフォーマットに類似することが好ましい。ただし、好適な実施例においては、各シーケンスに対するＣＳＦ標識１２７はトレイリング平均標識１２６を含むことを除く（前記したように、および第７〜９図に示すように）。シーケンス標識１４６は１５０に示す現在のステップ番号と、１５２に示すシーケンス内の動作している全ての警報の番号とを更に含む。シーケンス標識１４６は、そのシーケンスにおける現在のステップが保持状態に置かれていることを示すホールド・イン・ステップ・フラグ１５４を含むことも好ましい。シーケンス状態ボックス１２３の動作と解釈は、シーケンス状態ボックス１２３によってアドレスされているドメインが関連するシーケンスに関することを除き、セクション状態ボックス１２２の動作および解釈と並列である。これとは対照的に、セクション状態ボックス１２２のドメインはシーケンスの集まり（セクション）に関する。第１４図を参照して、共通要素ポップアップ・メニューから「詳細」を選択することによって、シーケンス標識１４６の拡張モードを呼出すことができる。拡張モードにおいては、シーケンス標識１４６は追加の選択したシーケンス情報を正常なシーケンス標識の真下のボックスに表示する。好適な実施例においては、この追加の情報はテキストの形であって、（ａ）ステップ用語集識別子１５６；（ｂ）現在のテップでの経過時間１５８；（ｃ）現在レシピ１６０；（ｄ）次のレシピ１６２；（ｅ）活動している停止警報の数１６４；（ｆ）非常警報の数１６６；（ｇ）活動している警告警報の数１６８；（ｈ）活動している警戒警報の数１７０；（ｉ）活動している要求警報の数１７２；（ｊ）マニュアル内の入力の数１７４；（ｋ）マニュアル内の出力の数１７６；を含む。第１５図に示すように、シーケンス標識１４６の拡張モードはシーケンス概観図形シート１４４の一部を不明瞭にする。一実施例においては、固定された、予め選択した時間期間の後で、システムは拡張モード・シーケンス標識１４６をそれの正常モードに自動的に戻す。別の実施例においては、拡張モード・シーケンス標識１４６に含まれている情報は、別々の独立に制御されるウィンドウに示される。その後で希望によってそれを別の位置に移動でき、または閉じることができる。セクション概観図形シート１０８のように、シーケンス概観図形シート４４はマスタシーケンス図形シート・ナビゲーション・マーカー１４２を含むことができる。そのマーカーをクリックオンすると、そのマーカー１４２はマスタシーケンス図形シートを表示する。マスタシーケンス図形シート（図示せず）はプラント概観フローシート・ウィンドウ４０に表示され、かつ、特定のセクション内の全てのシーケンスに対する実際のプロセスの独特の記号表現を、概観で、含む。このように、当業者なら分かるように、シーケンス概観ウィンドウ３８は、選択したセクション内の全てのシーケンスの状態の迅速かつなじみの指示を、状態ボックスと、ＣＳＦ標識と、各シーケンスについての警報フラグとをモニタすることによって、オペレータに提供する。そのシーケンス標識１４６に対する拡張モードを呼出すことによって、いずれか１つのシーケンスに対する追加の重要なシーケンス情報を迅速にアクセスできる。特定のシーケンスに対するそれ以上の注意が指示されるとすると、後述するように、対応するシーケンス標識１４６中のシーケンス名１４８をクリックオンして、関連するシーケンス・フローシートの表示をプラント概観フローシート・ウィンドウ４０に呼出すことによって、オペレータはそのシーケンスに対する追加の情報を要求できる。また当業者なら分かるように、オペレータが個々のシーケンスをひとたびモニタすると、彼／彼女は傾向ウィンドウとＡＭＥウィンドウによってそのシーケンスに対する追加の情報を観察および取扱って（後で更に説明するように）、選択したシーケンスについてのあまり詳しくない詳細を調べることができる。オペレータは、シーケンス標識１４６の他の場所をクリックすることによって、共通要素ポップアップ・メニューを呼出すこともできる。そうすると、共通要素ポップアップ・メニューは、警報を確認することと、ホールドイン・ステップ状態をクリヤすることと、選択したシーケンスに関連する他の変数の値を変更することとの少なくとも１つをオペレータが行えるようにする。第１６図は共通要素ポップアップ・メニュー１７８で利用できることが好ましいコマンドを示す。前記したように、共通要素メニューは、シーケンス名１４８以外の区域でシーケンス標識１４６をクリックオンすることによってシーケンス概観ウィンドウ３８に、または特定の共通要素に対応するアイコンをクリックオンすることによってフローシート・ウィンドウと、傾向ウィンドウと、確認されていない警報ウィンドウと、活動している警報ウィンドウと、マニュアル内要素ウィンドウと、または警報格子とのいずれかに、呼出すことができる。また、前記したように、選択コマンドを起動することによって、共通要素機能をメインメニュー４４を介して呼出すこともできる。任意の共通要素について利用できる全てのオプションをポップアップ・メニュー１７８に表示することが好ましい。しかし、表示されるコマンドの全てをあらゆる共通要素について呼出すことができるわけではないことに注目すべきである。ポップアップ・メニュー１７８が呼出されると、メニュー１７８が呼出される相手である特定の共通要素に対して無効である任意の機能は、選択できないこと、したがって、灰色で表示されることが好ましい。「１行用語集」コマンド１８０は、呼出された時は、選択した共通要素についての短い１行記述を表示する。「変更」コマンドは値を変更するプロセスの開始と、変数または定数のフォーマットの表示とを許す。変更コマンドにより利用できることが好ましい機能は、ＰＣＣプロセス入力または出力を手動で置くこと、手動オーバーライドに置かれたプロセス入力または出力の値を変更すること、定数の値を変更すること、変数の範囲を変更すること、およびＰＣＣ内のシーケンスにおける特定のステップに対して「ホールドイン・ステップ」状態に入ることとを含む。変更コマンドが典型的に呼出されると、１８１に示すようなカスケード・メニューが、選択した共通要素に関連する特定の変更コマンドのリストを提示することが好ましい。選択した共通要素の種類に応じてそれらのコマンドを変更できることに注目すべきである。第１６図に、シーケンスに対する例が提示されている。この例では、共通要素ポップアップ・メニュー１７８が起動されており、変更オプションが更に選択されて、ＰＣＣ内の関連するシーケンスの属性を変更するための入力を開始するオプションをアクセスするために、カスケード・メニュー１８１を起動する。この例では、変更コマンドは、現在のステップとステップ時間を変更することと、ステップを保持状態に置くことと、現在のレシピを見たり変更すること、または次のレシピを変更することをオペレータに通常許す。「Ｄｅｔａｉｌ」コマンドはダイアログボックスを呼出す。このダイアログボックスから、選択した共通要素に関連する種々の追加の詳細を選択できる。たとえば、ダイアログボックスは選択した共通要素に対する診断スクリーン、共通要素に関連する詳細なフローシート、またはＰＦＵ共通要素に対する拡張シート、または拡張モードでのシーケンス標識を表示できる。「Ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」コマンドによって、警報肯定応答を行うことができ、オペレータ・ステーションに表示されたシーケンス共通要素または警報共通要素から利用できる。好適な実施例においては、警報肯定応答はシーケンス内の肯定応答されていない全ての警報の肯定応答を実行する。「ＥｘｐＧｌｏｓｓａｒｙ」コマンドは拡張した用語集を呼出す。この用語集は、いくつかのレベルの追加の関連する用語集のリストから選択できる。それらの関連する用語集は、追加の記述、プログラム動作、推奨されたオペレータ操作、エキスパート情報、プラントの設定、線図、属性設定、および関連する重要語などの、プロセスに依存する支援テキストを含む。この関連するプロセスに依存する支援テキストは、ローカル編成内で共通であるレベルまたは種類に更に編成されて、情報アクセス・プロセスを一層効率的にし、かつ訓練を簡単にする。「ＲｅｍｅｍｂｅｒＩＤ」コマンドは、呼出された時は、傾向ウィンドウ内のプロットで示すことができるように、選択した共通要素を「記憶する」。ある群が共通要素のこの例に関連させられるとすると、全体のセットが要求に応じてこの同じやり方でプロットされることが好ましい。「ＰｒｏｃＰｒｏｇＤｅｂｕｇ」コマンドも、選択した共通要素を参照する全てのプロセス・プログラム・ステートメントのリストを表示するために提供することが好ましい。あらゆる変更ダイアログボックスは、参照されている共通要素の例を示す識別表示と、共通要素の例に対して実行できる変更と、両方のＰＣＣ（冗長構成が展開されているならば）における共通要素のその例に対する現在の値を示す実際の値表示と、新しい値の配置の定義を許す変更値エントリ・フィールド（共通要素の選択した例にとって適切である）と、共通要素の例に対する値データを表示するユニット、またはフォーマットの決定を許す修正した見る区域と、変更を実現することとダイアログボックスを閉じることの少なくとも一方を行うための操作ボタンと、を含むことが好ましい。第３３図を参照して、サンプル・ダイアログボックス３０２が、値変更に関連して通常採用されるコンポーネントを示す。選択した変更要素の識別が３０５に通常表示され、かつ第１のＰＣＣ変数が３０４に表示される。その変数に変更要素が関連させられる。多くの場合に、変更要素と第１の要素は同じである。しかし、たとえば、選択した要素が関連する変数の属性であるとすると、属性変数は変更要素であり、関連する変数は第１の要素である。また、ステップおよびレシピなどのシーケンスに関連する要素の場合には、第１の要素はシーケンス名であり、変更要素は変更すべき選択されたステップまたはレシピ属性である。３０６における、１行用語集が第１の要素のために通常含まれ、変更要素が第１の要素と同一でない場合に追加の用語集エントリも含むことができる。冗長コンピュータがＰＣＣによって採用される場合には、各コンピュータにおける変更要素の値が３０８と３１０に通常表示される。各変更ダイアログボックス３０２が、３１２〜３２０に表示されているものなどの複数の操作ボタンを含む。クリックオンされると、「Ａｐｐｌｙ」ボタン３１２が、ダイアログボックス内で選択された任意の操作を実現するが、ダイアログボックスは開かれたままにする。「Ｒｅｓｅｔ」ボタン３１４はダイアログボックスを更新して、要素の現在の生の値を基にして省略設定を表示する。「Ｃｌｏｓｅ」３１６はダイアログボックスを閉じ、以後の操作は行わない。「Ａｔｔｒｉｂｕｔｅｓ」３１８は、変更される要素に関連する第１の要素に関連させられている属性変数の行を表示する。「ｈｅｌｐ」ボタン３２０はオペレータが特定のダイアログボックスに関連するオンライン・ヘルプ機能を呼出すことができるようにする。変更ダイアログボックス３０２が変数に関連させられると、その変数の上限と下限が３２２と３２４にそれぞれ一般に表示される。選択した要素の値をオペレータが迅速に変更できるようにするために、値スライダ３２６も値変更ダイアログボックスに通常含まれる。値ボックス３２８は、ダイアログボックスでオペレータが行ったどのような操作も反映させるために、更新された要素の値を表示する。要素の値は、（１）オペレータは値ボックスをクリックオンしてカーソルを呼出すことができ、キーボード矢印を用いて既存の値の全てまたは一部を消去し、新しい値をタイプできる；または（２）オペレータは値ボックスを二重クリックして値を強調し、新しい値をタイプして古い値の上に自動的に重ね書きできる；という二通りのやり方のうちの１つで値ボックス３２８で直接変更できる。値ステッパー３３０も通常含まれる。この値ステッパーは、それの上向き矢印と下向き矢印をクリックオンすることによって、現在の値の最下位の数字を増加したり、減少したりして要素を修正するためのものである。値スライダ３２６の値スケールの下限を３３２で示し、値スライダ・スケールの上限を３３４で示す。それらのスケール限界は適切なステッパー３３６、３３８をクリックオンすることによって変更できる。データフォーマット・オプション３４０も設けることが好ましい。クリックオンすると、このオプションはオペレータがそのデータ値を設定したフォーマットで、整数フォーマットで、または小数点付きのフォーマットで表示することを指定できるようにする。ＰＣＣデータ書込みオプション３４２は、オペレータが要素に対する希望に応じて、自動状態と手動状態の間の移行を管理できるようにする。デジタル変数、レシピ変数、およびステップに関連するパラメータなどの他の種類のＰＣＣ変数の値を変更するために、第３３図に示す変更ダイアログボックス３０２にフォーマットが類似する種々の変更ダイアログボックスを使用できることが当業者には分かるであろう。共通要素に関連してしばしば使用する他のコマンドを、共通要素ポップアップ・メニュー１７８によって提供できることが当業者には分かるであろう。オペレータ・ステーション２０の第１の表示装置２６または第２の表示装置２８におけるほとんど任意のウィンドウからアクセスできる、共通要素ポップアップ・メニューを組み込むことによって、製造プロセスに関連する共通要素の特定の例に関連する値または属性をアクセスまたは変更するための強力で効率的なツールが得られる。ここで第１図、第３図および第１７図を参照して、システムのフローシート・アプリケーションはプラント概観フローシート・ウィンドウ４０に図形シートを表示することが好ましい。また、他のフローシート・ウィンドウ（図示せず）をオペレータが構成して追加の図形シートを第２の表示装置２８に表示できる。プラント概観フローシート・ウィンドウ４０はマスタセクション図形シート、マスタシーケンス図形シートと、または選択した他のシーケンス・フローシートのいずれかを表示することが好ましい。セクション概観ウィンドウ３６およびシーケンス概観ウィンドウ３８のように、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０はオペレータ・ステーション２０の起動時に現れて、常に表示され、閉じることはできず、大きさを変更できず、移動できず、またはアイコン化できない。好適な実施例においては、フローシートはウィンドウに常に表示され、マスタシーケンス（またはセクション）ナビゲーション・マーカー１４２（または１１４）とシーケンス標識１４６内のシーケンス名１４８をクリックオンすることによって、または共通要素ポップアップ・メニュー１７８を起動した後でコマンドの呼出しによりフローシートを名称で呼出すことによって、種々のフローシートへ進む。オペレータ・ステーション２０は下記の種類のフローシートを表示することが好ましい。マスタセクション図形シート−前記したように、この図形シートは、オペレータ・ステーションに割当てられた全てのセクションに関係のある製造プロセスの図形概観を示す。セクション概観ウィンドウ３６内のマスタセクション・ナビゲーション・マーカー１１４をクリックオンすることによって、その図形シートをプラント概観フローシート・ウィンドウ４０に呼出すことができる。マスタシーケンス図形シート−前記したように、この図形シートは製造プロセスのうち、オペレータ・ステーションに割当てられた全てのシーケンスに関係する部分の図形概観を示す。シーケンス概観ウィンドウ３８内のマスタシーケンス・ナビゲーション標識１４２をクリックオンすることによって、その図形シートをプラント概観フローシート・ウィンドウ４０に呼出すことができる。詳細シート−それらの詳細なフローシートはステップ線図と、制御器線図と、拡張シートとを含む。ステップ線図ははシーケンス内の１つまたは複数のステップを詳細に示して、ステップに関連するプロセス・プリミティブと、それらの相互関係の図形表示を示す。制御器線図は、示されている制御ブロックに関連する各プロセス・プリミティブを含めて、プロセス・ダイナミックス制御ブロックを図形で示す。拡張シートは（制御器線のように）ＰＦＵの例に関連するあらゆるプロセス・プリミティブを示す。他の類似の詳細なフローシートは、「詳細コマンド」をポップアップ・メニュー内に呼出すことによって表示して、製造プロセスに関連させるのに有用であるたの関連するフローシートを示すことができる。第１７図は典型的なフローシート１８２を示す。各フローシート１８２は、実際の製造プロセス要素とＰＦＵの例（ポンプ、弁、反応器など）３５０の少なくとも一方を記号で示す、プラント内のプロセスの一部の所定の固定した図を含む。フローシート１８２はプロセス・プリミティブ図形記号と、フローシート１８２によって表示される製造プロセスの部分に含まれているプロセス現場ユニットの例に関連する図形記号とを表示することが好ましい。図形記号は、たとえば、アナログ入力変数とアナログ出力変数の少なくとも一方の現在の値と、デジタル入力変数とデジタル出力変数の少なくとも一方の現在の値と、現在の警報状態すなわち現在の警報値と、の少なくとも１つなどのプロセス・プリミティブに関連する選択したプロセスデータに対応するテキストおよび数値情報を含むことができる。フローシートに含まれる図形記号は、アナログ入力、デジタル入力、アナログ出力、またはデジタル出力などのＰＣＣ変数に、またはフローシートに示されているＰＦＵなどのより包括的なプロセス要素に、関連させることができるプロセス・プリミティブに対する状態ボックス１２５を含むことが好ましい。セクション標識１１０とシーケンス標識１４６の状態ボックス１２３に関連させられている状態ボックス１２２のように、図形シート内の状態ボックス１２５は、関連するプロセス要素の全体的な状態を示すために上で述べたのと同じ色符号化法を利用する。状態ボックス１２５が関連させられているどのオブジェクトも共通要素としてアクセスでき、したがって、共通要素ポップアップ・メニューで利用できる機能に従う。したがって、前記したように、図形シートからのポップアップ・メニューでコマンドを呼出すことによって、プロセス・プリミティブに関連するＰＣＣデータを変更でき、要素、ＰＦＵ、についての追加の用語集、またはプロセス・プリミティブをアクセスでき、警報を肯定応答でき、シーケンス内のステップを変更でき、レシピを変更でき、変数についての傾向に関連する機能を実行できる。また、ポップアップ・メニュー１７８のコマンドによって、追加のプロセス入力、出力、および特定のエントリに関連する警報などの追加の情報を表示できる。このようにして、図形シート１８２に表示されるエンティティのあるものに対する情報の追加のレベルの詳細を確認できる。図形シートにはナビゲーション・マーカー１１２を含ませることもできる。ある場合には、マーカーはプロセスの次のセグメントまたは前のセグメントを示す。他の場合には、拡大するナビゲーション・マーカー３５２は現在のシートのある部分のより詳細な提示、または現在のシートのあまり詳細でない記述を、より大きい図形シートの一部として示す。ナビゲーション・マーカー１１２にはそれが呼出すフローシートを識別するテキストをラベル付けすることが好ましい。ナビゲーション・マーカー１１２によって示されるフローシートは、マーカーをクリックオンすることによって呼出すことができる。マスタフローシート・ナビゲーション・マーカー１８４は、マスタフローシートとして示される単一の選択されたフローシートを迅速かつ容易に表示するために作成できる。このフローシートはマスタセクションの図形シート、マスタシーケンスの図形シート、またはマスタフローシートとして示されている他のフローシートまたは図形シートとすることができる。プラント概観フローシート・ウィンドウ４０はセクション、シーケンス、または頻繁なモニタを要するそれの部分に対応する他の図形シートを表示することが好ましい。たとえば、プラントの特定のセクション内の全てのシーケンスの概観を含むマスタシーケンス図形シートと、オペレータ・ステーション２０に割当てられている全てのセクションの概観を含むマスタセクション図形シートとを、上記のように適切なナビゲーション・マーカーをクリックオンすることによってプラント概観フローシート・ウィンドウに表示できる。また、重要なシーケンスまたはそれの部分に対応する他のシーケンスをプラント概観フローシート・ウィンドウに表示できる。フローシートに依存する傾向ウィンドウ４２は、選択したプリミティブに対する傾向データと、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０に現在表示されているフローシートに関連するプロセス変数との少なくとも一方を表示することに注目すべきである。他のプラント概観ウィンドウのように、フローシートに依存する傾向ウィンドウ４２（後で詳しく説明する）は常に活動している。フローシートに依存する傾向ウィンドウ４２の内容はプラント概観フローシート・ウィンドウ４０の内容に常に対応し、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０に新しい図形シートが表示される時は内容は常に更新される。したがって、傾向をモニタしなければならない重要な変数を有するフローシートおよびその他の図形シートを、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０でアクセスし、それによって、それらの傾向をフローシートに依存する傾向ウィンドウ４２に自動的に同時に表示するようにすることが好ましい。追加のフローシートおよびその他の種類の図形シートを呼出して、第２の表示装置２８の追加のフォーマット・ウィンドウに表示できる。このシステムはフローシートとは独立の傾向ウィンドウ（後で更に説明し、第２１図に示す）を作成して、第２の表示装置２８における追加のフローシート・ウィンドウに表示されているフローシートまたはその他の図形シートに関連する選択されたプロセス・プリミティブまたは変数の傾向を表示する。しかし、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０とは異なって、第２の表示装置２８に表示するために作成された追加のフローシート・ウィンドウとフローシートとは独立の傾向ウィンドウとの間には自動的な１対１の関係は存在しない。したがって、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０およびフローシートに依存する傾向ウィンドウ４２とは異なって、追加のフローシート・ウィンドウに異なる図形シートを表示するためにオペレータが選択した時に、第２の表示装置２８におけるフローシートとは独立の傾向ウィンドウの内容は必ずしも変化しない。プラント概観フローシート・ウィンドウ４０の好適な特徴とは異なって、第２の表示装置２８で表示するために作成された追加のフローシート・ウィンドウはシステムの起動時に自動的に現れない。また、追加のフローシート・ウィンドウは、ひとたび作成されると、移動でき、大きさを変化でき、アイコン化でき、または完全に閉じることができる。ウィンドウの大きさを変更すると、図形シート上のオブジェクトは同じ見掛けの大きさのままであることが好ましく、そのためにそれに含まれている図形シートは部分的に表示されるだけになる。したがって、全寸法のウィンドウより小さいフローシートの希望の部分を表示するために、オペレータが図形シートを移動できるようにするために、追加のフローシート・ウィンドウに水平スクロールバーと垂直スクロールバーを設けることが好ましい。「フローシート」オプションは、新しいフローシート・ウィンドウを作成し、図形シートをその中に表示するためにメインメニュー４４から選択できる。新しいフローシート・ウィンドウに表示されるデフォルト図形シートは、追加のフローシート・ウィンドウが作成された時に第１のスクリーン２６のプラント概観フローシート・ウィンドウ４０に現在表示されている同じ図形シートであることが好ましい。このシステムは、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０、または第２の表示装置２８で開かれている追加のウィンドウに存在する特定の図形シートをアクセスするいくつかのやり方を提供することが好ましい。前記したように、セクション概観ウィンドウ３６内の特定のセクションを選択すると、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０に関連するマスタセクション図形シートが自動的に表示されることになる。シーケンス概観ウィンドウ３８内の特定のシーケンスを選択すると、同様にプラント概観フローシート・ウィンドウ４０に関連するマスタセクション図形シートが自動的に表示されることになる。あるいは、フローシートにナビゲーション・マーカー１１２を設けることができる。そのナビゲーション・マーカーをクリックオンして、他の予め選択した図形シートを同じフローシート・ウィンドウに自動的に表示できる。たとえば、詳細レベルが異なる多くのシーケンス・フローシートによってシーケンスが表される時は、各シーケンス・フローシートにナビゲーション・マーカーを設け、ナビゲーション・マーカーがクリックオンされた時に自動的に表示される選択した他のフローシートを関連させることによって、階層を作成できる。また、適切なフローシート・ウィンドウのメニューバー１８６内の「Ｆｉｌｅ」をクリックオンし、「Ｏｐｅｎ」を選択することによって、図形シートを表示して、第１８図に示すダイアログボックスを呼出すことができる。その後でフローシートの名をダイアログボックス１８８の中にタイプでき、図示のようにエントリ行１９０に現れる。「ＯＫ」をクリックオンすることによって、選択したフローシートがその特定のフローシート・ウィンドウに表示される。Ｆｉｌｅメニューはまた「フローシート選択」コマンドを含むことが好ましい。そのコマンドは、呼出されると、第１９図に示すダイアログボックス１９２を表示する。このダイアログボックス１９２には、オペレータが各フローシート・ウィンドウに関連させられている図形シート待ち行列１９４をスクロールできるようにするスクロールバーを設けることが好ましい。図形シート待ち行列は、関連するフローシート・ウィンドウに表示されている予め選択した数（最後の２０）の図形シートのダイナミックなリストである。オペレータは以前に表示されたフローシートのいずれも調べて、ウィンドウに表示するためのそのシートを待ち行列から選択できる。本発明の要旨を逸脱することなしに、第１８図と第１９図の構成を他のやり方で組合わせて、１つの対話型ダイアログボックスにできることに注目すべきである。このシステムは「以前選択」機能を含むことも好ましい。この機能はフローシート・ウィンドウのメニューバー１８６の上の「Ｆｉｌｅ」コマンドから呼出すことができる。「以前選択」機能は、現在表示されている図形シートより先に表示された図形シートを自動的に表示する。メニューバー１８６はプラント概観フローシート・ウィンドウ４０と任意の追加のフローシート・ウィンドウに含めることが好ましい。メニューバー１８６は、選択されると、関連するフローシート・ウィンドウに表示される任意のデータを明らかにし、選択し、編成し、または処理するのにオペレータに有用である追加のコマンドを提供するメニューであれば、どのメニューも含むことができる。「Ｆｉｌｅ」メニューに加えて、メニューバー１８６はＶｉｅｗメニューを含むこともできる。そのメニューは、実行されると、特定のフローシートに表示される任意のプロセス変数のアナログ値またはデジタル値のフォーマットをオペレータが変更できるようにする。たとえば、Ｖｉｅｗメニューは「Ｓｃａｌｅｄ」ボタン、「Ｉｎｔｅｇｅｒ」ボタン、「Ｆｒａｃｔｉｏｎ」ボタンを含むことである。それらのボタンによって、Ｖｉｅｗメニューから「アナログ・フォーマット」が選択された時にアナログ変数のＳｃａｌｅｄ表現、Ｉｎｔｅｇｅｒ表現、またはＦｒａｃｔｉｏｎ表現がそれぞれフローシートに表示できるようにする。同様に、意図する１つのモードでは、「デジタル・フォーマット」オプションを選択すると、「Ｔｒｕｅ／Ｆａｌｓｅ」ボタン、「Ｉ／Ｏ」ボタン、「ＬｏｇｉｃＴａｇ」ボタンの少なくとも１つを含むダイアログボックスを呼出すことができる。それらのボタンによって、それらのデジタル値を選択した時に、それぞれＴｒｕｅ／Ｆａｌｓｅフォーマット、Ｉ／Ｏフォーマット、またはＬｏｇｉｃＴａｇフォーマットでデジタル値を特定の図形シートに表示できるようにする。メニューバー１８６はヘルプメニューを含むこともできる。このメニューは、実行されると、現在のウィンドウを記述するオンライン・ドキュメンテーション、または現在のウィンドウで実行されている現在選択されているタスクを表示する。第３４図を参照して、機能発生器ＰＦＵはオペレータ・ステーションで実現できる１つの特定の種類のＰＦＵである。機能発生器ＰＦＵはフローシートまたは図形シートにアイコンとして現れることができる。クリックオンされると、拡張ウィンドウ３６０が開かれ、関連するＰＣＣ変数の少なくとも１つのセットを表示する。第３４図に示すように、機能発生器ＰＦＵは、第１の独立変数と第１の従属変数の間の理想的な関係を表す機能を示す点の第１の軌跡３６２と、独立軸３６４と従属軸３６６を定める直角座票と、独立変数標識３６８と、従属変数標識３７０とを通常含む。独立変数標識３６８は独立変数の実際の実時間値３７４を含むボックスを含む。独立変数標識３６８は独立軸３６４に沿って配置でき、それによってこの変数の値を図形的にも示す。従属変数標識３７０は従属変数に関連する２つの値と、修飾された最適値３７２と、従属変数の実時間実際値とを含むボックスである。修飾された最適値３７２は、現在の動作条件を考慮して実時間で得た従属変数の許容最適値である。また、従属変数標識３７０は従属軸に沿って物理的に配置することもできて、従属変数の実際の実時間値を図形的に反映する。３７６における図形的な指示は主題であるＰＣＣ変数についての現在の実時間値の交差を表示して、現在の実際の従属値および独立値と、点の第１の軌跡３６２によって表されている理想との間の関係を図形的に示すことができる。第３４図に示す実施例では、機能発生器ＰＦＵに対する単一の拡張ウィンドウに２組の関係（それらの関係は相関させることができ、または相関させないことができる）が表されている。したがって、同じ拡張ウィンドウが点の第２の軌跡３８０と、第２の独立変数標識に対する関連する実際の値標識３８２と、第２の従属変数標識３８４と、第２の独立変数の現在の実際の値と第２の従属変数の現在の実際の値との交差の３８６における第２の図形表現とを同時に示す。したがって、拡張ウィンドウ３６０は理想値と、修飾された最適値と、少なくとも１つの独立変数と関連する従属変数に対する実際の値との同時図形表現を数学関数関係で提示することによって、独立変数と従属変数の間の関数関係の真実性に関する３種類の視点を提供する。拡張ウィンドウ３６０は１つまたは複数の拡大するナビゲーション・マーカー３５２を含むこともできる。それらのマーカーは、クリックオンされると、データの図形表現を変化させ、または拡張ウィンドウ３６０から表示を元の表示（それから拡張ウィンドウ３６０が呼出された、ＰＦＵを含んでいるフローシートなど）へ戻す。ここで第２０図を参照して、第１の表示装置２６はフローシートに依存する傾向ウィンドウ４２を含むことが好ましい。そのウィンドウ４２は、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０に現在表示されている図形シートに関連する選択された傾向データを表示する。プラント概観ウィンドウ３６〜４０のように、フローシートに依存する傾向ウィンドウ４２は常に活動しており、移動、大きさの変更、または閉じることはできない。フローシートに依存する傾向ウィンドウ４２は３つの所定の線グラフ１９６、１９８、２００を表示することが好ましい。各線グラフは６つまでのＰＣＣ変数の傾向を、２１４、２１６、２１８などの各線グラフ（傾向線）における時間に相関させられたデータ点プリミティブとして表示する。好適な実施例においては、１つのフローシートに依存する傾向表示４２は１８個のＰＣＣ変数に対する傾向線を表示する性能を有する。前記のように、線グラフ１９６、１９８、２００は１対１をベースとして、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０に現在表示されている図形シートに関連させられているプロセス・プリミティブまたは変数に対応する。したがって、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０内の図形シートが変更されたとすると、フローシートに依存する傾向ウィンドウ４２に現れる線グラフは変化することがある。しかし、好適な実施例においては、与えられた１つの傾向表示を２つ以上のフローシートに関連させることができる。この特殊なケースでは、フローシートに依存する傾向ウィンドウ４２は、同じ与えられた傾向表示に関連させられているフローシートが順次表示される時に視覚的に再構成されない。プラント概観フローシート・ウィンドウ４０に新しいフローシートが表示されると、システムは現在の傾向セットを点検して、現在の傾向セットがフローシートをサポートするかどうかを判定する。もしそうならば、それはプラント概観フローシート・ウィンドウ４０の遷移中にフローシートに依存する傾向ウィンドウ４２に表示されたままである。第２１図を参照して、本発明はオペレータが、アナログまたはデジタルの選択したプロセス変数のための傾向線を含む４つの線グラフ２０４、２０６、２０８、２１０を含むフローシートとは独立の傾向ウィンドウ２０２を１つまたは複数個形成できるようにできる。当業者なら分かるように、４つの線グラフのフォーマットは、フローシートに依存する傾向ウィンドウ４２で用いられる線グラフ１９６、１９８、２００と同一である。しかし、フローシートに依存する傾向ウィンドウ４２とは対照的に、フローシートとは独立の傾向ウィンドウ２０２は、他の任意の見ることができるアプリケーション・ウィンドウに表示される情報になんら結び付けられていないデータを表示できる。フローシートとは独立の傾向ウィンドウ２０２は第２の表示装置２８で表示される。それらは開くことができ、定めることができ、オペレータによって表示装置のどこにでも配置でき、大きさを変更でき、アイコン化でき、またはいつでも閉じることができる。第２２図を参照して、典型的な線グラフ２１２がデジタルまたはアナログの時間に相関させられたデータ点プリミティブ（または変数）に対応する６本までの傾向線（３本を２１４、２１６、２１８で示す）を含む。縦軸（Ｙ軸とも呼ばれる）はプロセス変数の値を表し、横軸（ｔ軸または時間軸とも呼ばれる）は時間を表す。グラフで表示されている各傾向線に対して、傾向をつけられた半数についての追加の情報が関連する値ボックス２２０、色ボックス２２２、および名ボックス２２４内で見える。値ボックス２２０は値ルーラー２２６の時間位置における変数の実際の値を示す。値ボックスは、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０または第２の表示装置２８の追加のフローシート・ウィンドウに表示される図形シート内にも現れることができる標準的な図形記号であることが好ましい。値ボックス２２０は関連する共通要素ポップアップ・メニューを持つことも好ましい。そのメニューは値ボックスをクリックオンすることによって、または図形シートに表示されるプロセス値に関連する図形記号をクリックオンすることによって起動できる。ひとたび起動されると、共通要素ポップアップ・メニューはオペレータが変数に対して任意の共通要素操作を実行できるようにする。色ボックス２２２はその変数に関連する傾向線の色に一致する色を表示する。あるいは、色ボックスは表示傾向２１４、２１６、２１８を識別するための特定の線型または線太さを含むことができる。このシステムは傾向線色ボックス・ポップアップ・メニュー２４６を含むことも好ましい。そのメニューは、傾向ウィンドウ４２、２０２内の線グラフの１つの中の特定の変数の傾向線に対して色ボックスをクリックオンすることによって起動できる。起動されると、色ボックス・ポップアップ・メニューは線グラフ２１２の上に重畳されて現れ、２４８に、傾向変数に関連するパラメータを見ること、および修正することができるようにするコマンドを含むことが好ましい。それらのコマンドは「ＳｈｏｗＤｅｔａｉｌｓ」コマンドを通常含む。そのコマンドは、特定の値と、この変数の測定のユニットと、この変数についてのＹスケールでの１００％読取りのための現在の設定と、この変数についてのＹスケールでの０％読取りのための現在の設定とに関連する情報を提供するダイアログボックスを呼出す。たとえば、フローシート内または変数をアクセスできる任意の場所における図形記号をクリックオンし、共通要素ポップアップ・メニューを呼出し、「ＲｅｍｅｍｂｅｒＩＤ」コマンドを実行することによって変数を線グラフに付加できる。その後でオペレータは傾向ウィンドウ内の線グラフの中の選択した色ボックスをクリックオンし、関連する傾向線色ボックス・ポップアップ・メニューを呼出し、「ＡｄｄＶａｒｉａｂｌｅ」コマンドを実行できる。そうすると選択した変数は対応する色ボックスにおける線グラフ内の傾向をつけられた変数になる。このシステムは、傾向の色ボックスをクリックオンして傾向をつけられた変数を線グラフから除去し、「ＤｅｌｅｔｅＶａｒｉａｂｌｅ」コマンドを色ボックスポップアップ・メニュー２４６から選択できるようにする。色ボックス・ポップアップ・メニュー２４６に含めることも好ましいコマンドは「Ｙ−ｓｃａｌｅ」である。このコマンドは、選択されると、オペレータが上側値と下側値を指定して、その関連する変数についてのＹ−ｓｃａｌｅの範囲を設定できるようにする。変数は群にまとめることができることに注目すべきである。群として定められている任意の変数セットを、フローシート内（またはそれをアクセスできる任意の場所）のその群中の変数の任意に１つに関連しているプロセス要素をクリックオンすることによって最初に開始される手続きによって群として表示して、関連する共通要素ポップアップ・メニューを呼出すことができる。ひとたび呼出されると、「ＲｅｍｅｍｂｅｒＩＤ」コマンドを選択して、その群に対するポインタとして変数を一時的に保存できる。その後で色ボックス・ポップアップ・メニュー２４６をクリックオンすることによって、「ＡｄｄＶａｒｉａｂｌｅ」コマンドを呼出して、一時的ポインタに関連する群を表示し、線グラフ２１２内のその変数群に対する新しい傾向線を作成できる。群に変数を割り当てることによって、プロセスの流れの中で密接に関係し、または相互に依存する変数を迅速かつ容易に表示して、プロセスの特定のセグメントをモニタできることが当業者には分かるであろう。第２３図に示すように、１つの意図するモードでの値ボックス２２８の代わりの態様が、その変数に関連する状態ボックス１２２などの、変数についての追加の図形情報を含むことができる。第２２図を再び参照して、線グラフ２１２の時間の長さは時間の長さボックス２３０で指示することが好ましい。見られる時間の総計の長さは、オペレータが線グラフポップアップ・メニュー２３２を呼出すことによって指定できる。そのメニューは、ウィンドウ２１２のグラフ区域の任意の場所をクリックオンすることによって起動できる。起動されると、線グラフ・ポップアップ・メニューはグラフの２３４で示されている場所に重畳して現れる。線グラフ・ポップアップ・メニュー２３２は、そのグラフ区域に対する表示フォーマットを処理するためのオプションを提供することが好ましい。時間軸を処理できるようにするたの特徴がいくつか線グラフに含まれる。時間スクロールバー２３６は、オペレータが値ルーラー２２６を希望の時点に配置できるようにする従来の図形スクロールバーである。時間値ボックス２３８は値ルーラー２２６の現在の位置に対応する日付および時間を指示する。履歴スクロール・ボタン２４０によってグラフを時間的に遅れて配置できるようにする。好適な実施例においては、履歴スクロール・ボタン２４０の１つをクリックすると、時間グラフの見える部分について選択した時間の長さの半分に等しい長さだけ、グラフを後方または前方（押したボタンに応じて）に再び配置する。実時間復帰ボタン２４２を押すと、データを実時間で表示するために時間軸を再び配置する。前記したように、システムの好適な実施例においては、時間軸の表示される部分の時間の長さを代わりの時間の長さの所定のセットから選択でき、したがって、各線グラフについて独特であるように変更できる。２１４などのデジタル値については、時間に相関させられたステップ機能線を傾向のために用いることが好ましいことに注目すべきである。偽はバンド内の比較的小さい値によって表され、真はバンド内の比較的大きい値によって表される。各デジタル傾向線が確実に見えることを支援するために、特定の変数に対応する色ボックス２２２に整列させられている別々のバンドを、群中の各デジタル・ステップ機能線に使用するために割当てることができる。６つのデジタル変数を有する典型的な線グラフを第２４図に示す。第２０図ないし第２２図を再び参照して、システム２０は、特定の傾向ウィンドウ内の全ての線グラフについての保存されている定義を表す傾向定義ファイルを含むことが好ましい。傾向定義ファイルは、各線グラフにおいて傾向をつけるべき１ないし６個の変数の識別と、各変数に対するＹ軸限度設定と、各線グラフに対する時間軸表示に対する現在の時間の長さ幅設定とを含む。そうすると、任意の特定の時刻に傾向ウィンドウに表示されるグラフは、１つかつただ１つの傾向定義ファイルからのものである。プラント概観フローシート・ウィンドウ４０に表示される特定の図形シートが、それに関連させられて、フローシートに依存する傾向ウィンドウ４２に表示される独特の線グラフセット（傾向定義ファイルから）を有することが好ましいが、他の図形シートが同じ傾向定義ファイルを参照することもできる。共通の傾向定義ファイルを共用する２つまたはそれ以上の図形シートの間でプラント概観フローシート・ウィンドウ４０が交番させられると、傾向ウィンドウは第１の表示装置２６で再構成されないことが好ましい。その代わりに、傾向ウィンドウは、線グラフが現在表示されている間、共用している傾向定義ファイルからの線グラフを単に描き続けるだけである。フローシートとは独立の傾向ウィンドウ２０２を下記のやり方のいずれか１つで作成できる。１．空きウィンドウ（線グラフのいずれにも変数が割当てられていない）を開くことができる。その後でオペレータは選択した変数を後述するようにしてグラフに加えることができる。２．意図する最上の実施例においては、フローシートに依存する傾向ウィンドウ４２に現在表示されている同じ３つの線グラフを含むウィンドウを作成できる。このようにして作成されると、２×２のフローシートとは独立の傾向表示における４番目の線グラフは空白であることに注目すべきである。３．既存の傾向定義ファイルを用いて傾向ウィンドウを作成できる。線グラフ２１２のグラフ区域の任意の場所をクリックオンすることによって呼出すことができ、たとえば、２３４において線グラフ２１２に重畳して現れる線グラフ・ポップアップ・メニュー２３２に、他の傾向ウィンドウ・コマンドを含むことが好ましい。線グラフ・ポップアップ・メニュー２３２は選択したグラフ区域に対する表示フォーマットを処理するのに有用なコマンドを含む。そのメニューは「ＴｉｍｅＳｐａｎ」コマンドを含むことができ、この長さは時間の長さボックス２３０に示されている。このコマンドは線グラフ２１２における全ての傾向線に対する開始点表示時刻をセットする。この開始点を２３８で示す。それら２つのコマンドを組合わせて使用し、表示時刻範囲を効果的に定めて、現在の時刻の前の開始時刻と終了時刻を有する選択したり、連結器期間についてのＰＣＣ変数の傾向線を表示できることが当業者には分かるであろう。このメニューは「用語集」コマンドも通常含む。このコマンドは表示されているセット中の傾向をつけられた各変数に１行用語を提供する。線グラフ・ポップアップ・メニュー２３２に含めることが好ましい他のコマンドは「Ｇｒｉｄ」である。選択されると、「Ｇｒｉｄ」は、線グラフ２１２におけるＴ軸格子線とＹ軸格子線の少なくとも一方を表示し、または表示しないためにオプションを提供する他のメニューに続く。色ボックス・ポップアップ・メニュー２４６と線グラフ・ポップアップ・メニュー２３２の少なくとも一方に他のコマンドを含めて、線グラフ２１２のためのデータフォーマットと表示フォーマットを処理するためのオプションを得られることが当業者には分かるであろう。傾向線グラフの非実時間部分で利用される履歴（時間に相関させられた）データは、履歴サーバから得ることが好ましい。その履歴サーバは、たとえば、オペレータ・ステーション２０と通信するためにネットワークを組まれたＰＩシステム（第２図の１００）の一部とすることができる。履歴データの粗雑さは実時間サンプリングの粗雑さより通常ひどく、資源利用と有用なデータ精度の適切な釣り合いを表すことが当業者には分かるであろう。相２０図と第２１図を再び参照して、フローシートに依存する傾向ウィンドウ４２とフローシートとは独立の傾向ウィンドウ２０２は、傾向ウィンドウに関連するコマンドを実行できるようにするメニューを含むメニューバー２５４を含むこともできる。たとえば、「Ｆｉｌｅ」メニューは、Ｆｉｌｅをクリックオンすることによってメニューバー２５４から実現することが好ましい。Ｆｉｌｅメニューは、ファイル選択ダイアログ・ボックスを呼び出して、選択した傾向定義ファイルを選択の後で現在のウィンドウにロードする「Ｏｐｅｎ」コマンドを通常含む。Ｆｉｌｅメニューは、現在の傾向定義に対応する線グラフがウィンドウに表示されている間に実行された任意の変更を含むその偏向定義を保存する「Ｓａｖｅ」コマンドと、現在の傾向ウィンドウの内容をプリントする「Ｐｒｉｎｔ」コマンドと、現在の傾向ウィンドウを閉じる「Ｃｌｏｓｅ」コマンドも通常含む。第１の表示装置２６ではフローシートに依存する傾向ウィンドウ４２は常に開かれているから、「Ｃｌｏｓｅ」コマンドはそのウィンドウから利用できないことが好ましいことに注目すべきである。メニューバー２５４は、現在のウィンドウに表示されている情報を変更する、または付加する、コマンドを含む「Ｖｉｅｗ」メニューを含むこともできる。そのＶｉｅｗメニューは、ウィンドウで傾向をつけられている全ての変数についての１行用語を表示する用語集ボックスを起動する「Ｇｌｏｓｓａｒｉｅｓ」コマンドと、Ｙ軸および時間軸に対するとぐるスイッチのダイアログ・ボックスに縦続する「Ｇｒｉｄ」コマンドとを含むことが好ましい。Ｙ軸および時間軸に対するとぐるスイッチを操作して、ウィンドウ内の全ての線グラフの水平格子線と垂直格子線を表示できる。Ｖｉｅｗメニューは、値ルーラー２２６をウィンドウ内の全ての線グラフに対する今（実時間）位置へ戻す「Ｎｏｗ」コマンドと、「アナログ・フォーマット」オプションと「デジタル・フォーマット」オプションを含むダイアログ・ボックスを呼び出すための「Ｆｏｒｍａｔ」コマンドとを含むことも好ましい。アナログ・フォーマットおよびデジタル・フォーマット・オプションはボタンの群を提供する。それらのボタンをクリックオンして現在のウィンドウ内でのアナログ値とデジタル値との表示のフォーマットを制御できる。メニューバー２５４は「Ｈｅｌｐ」メニュー（図示せず）を含むこともできる。このメニューは現在のウィンドウに表示されている情報に関連するオンライン・ドキュメンテーションを呼出すためのコマンドと、上記傾向ウィンドウ・コマンドとを含む。前記のように、ポップアップ・メニューを設けることも好ましく、それらのポップアップ・メニューは線グラフのグラフを描く区域内でクリックすることによって実現される。起動されると、ポップアップ・メニューは上記ＦｉｌｅメニューおよびＶｉｅｗメニューにおけるコマンドなどのコマンドを表示することが好ましい。表示オプションを処理するために迅速にアクセスするように実現できる上記ポップアップ・メニューおよび他のポップアップ・メニューによって、傾向ウィンドウ内で線グラフを表示するモードおよび内容を変更する際に、より大きい融通性を持てるようにされることが当業者には分かるであろう。かつ、また当業者には分かるであろうが、セクション概観ウィンドウ３６と、シーケンス概観ウィンドウ３８と、プラント・フローシート・ウィンドウ４０と、フローシートに依存する傾向ウィンドウ４２と、第２の表示装置２８に表示されるオプション・ウィンドウとのおのおのに関連させられたメニューバーによってポップアップ・メニューと、プルダウン・メニューと、縦続されたダイアログ・ボックスとを含むことによって、オペレータ・ステーション２０によって表示されている情報の迅速かつ簡単な包含と、変更の少なくとも１つを行えるようにされる。また、製造プロセスの選択した部分についての変化するレベルの詳細な現在のプロセス情報を同時に表示することによって、潜在的な問題区域を迅速に識別することと、それらの問題区域について傾向情報を非常に詳細に迅速に見る性能を持たせることができるようにされる。このようにして、本発明以前は押し寄せる大量のプロセス情報に圧倒されていたオペレータは、本発明のシステムによってその情報を効率的に管理し、１つまたは複数の大規模で複雑な製造プロセスを効果的に監視および制御することができるようにされる。第２５図ないし第３２図を全体的に参照して、本発明のオペレータ・ステーション２０は、オペレータが警報と、手動モードでの要素と、ＰＣＣによって発生される事象とを管理できるようにする種々のウィンドウを提供する。以後警報ウィンドウ／手動ウィンドウ／事象（ＡＭＥ）ウィンドウとして全体的に呼ぶことにする、それらのウィンドウによってオペレータは起動している警報を監視および肯定応答し、「手動」状態でプロセス入力とプロセス出力をモニタし、ＰＣＣが求めていない事象を、生じている間および履歴「事象リスト」で、モニタできるようにされる。また、後で更に説明するように、本発明のオペレータ・ステーション２０は、情報の量の調整と種々のＡＭＥウィンドウに提示される順序の調整を行えるようにする、選別および分類性能を提供することが好ましい。ＡＭＥウィンドウは、警報／手動変数および事象、の基本的な２種類のデータを管理する。警報変数は、任意の時刻における実際の状況を記述するオン／オフ（または真／偽、あるいは、手動変数の場合には手動／自動）に関連する状態を有する。警報変数についての「オン」状態は起動状態とも呼ばれる。「オフ」状態はクリヤされた状態と呼ばれる。オンになる警報変数をオペレータが肯定応答しなければならない。したがって、警報を起動／肯定応答された、起動／肯定応答されない、またはクリヤされた、とすることができる。それらの変数の値と条件は、オペレータ・ステーションで定められたそれらのシーケンスに対するＰＣＣから直接得られる。警報変数は複数の厳しさレベルを持つことができる。たとえば、最も厳しい警報レベルは「停止」と名付けることができ、それから順に「非常」、「警告」、および「警戒」と厳しさレベルが低くなる。プロセス・ステップに関連させられるものなどのある警報変数の値は、以後「最小／最大」と呼ぶ、最小時間制約または最大時間制約とすることもできる。選択したＰＣＣ変数の状態に遷移が存在した時に事象が発生される。オペレータ・ステーションの視点からは、事象は、オペレータによる肯定応答を必要としないＰＣＣからの求められていない通知である。選択したアナログ値またはデジタル値の変化、自動制御から手動制御へ、または自動制御から手動制御への変更の時に事象を発生できる。事象はシーケンスの変化の性質および種類を記録することもできる。事象は、選択した警報の存在または変更、オペレータにとって有用であるか、重要である、他の任意の事象の変化、または発生、についてオペレータに知らせることもできる。本発明のオペレータ・ステーション２０の好適な実施例においては、ＡＭＥ情報は６つのウィンドウによってオペレータに提示される。警報／手動変数に関連する情報を表示するウィンドウが４つ−肯定応答されていない概観ウィンドウ（第２５図）、起動警報ウィンドウ（第２６図）、手動における要素ウィンドウ（第２７図、および警報格子フローシート・ウィンドウ（第２８図）、がある。事象情報を表示するウィンドウが最低２つ−事象ブラウザー・ウィンドウ（第２９図）、および実時間事象捕獲ウィンドウ（第３０図）、がある。第２５図を参照して、オペレータ２０は肯定応答されていない警報概観ウィンドウ４６を含むことが好ましい。前記のように、肯定応答されていない警報概観ウィンドウ４６は、他のプラント概観ウィンドウのように、大きさと位置を固定し、アイコン化したり、移動させたり、閉じたりできないようにすることが好ましい。このウィンドウはオペレータ・ステーション２０の第２の表示装置２８の始動スクリーンの一部である。および、他のプラント概観ウィンドウ３６〜４２のように、このウィンドウの前で「飛び上がらされる」メニューは、マウスポインタがそのウィンドウの中にある時に限り見ることができる。このリストボックス２５６は、オペレータがモニタしている全てのＰＣＣによって発生されて起動はしているが、肯定応答されていない警報を識別する。肯定応答されていない警報ウィンドウに掲記されている情報は、肯定応答されていない警報が存在する時は常に完全に見える。このウィンドウには要約ボックス２５８も設けることができる。要約ボックス２５８はその数の起動している警報（肯定応答されている、および肯定応答されていない）の要約を警報の型で含む。リストボックス２５６に掲記されている警報は時間によって分類され、最も最近の警報がウィンドウの１番下に現れる。肯定応答されていない警報ウィンドウ４４では他の種類の分類または選別（後で説明する）は許されない。リストボックスに掲記される各警報は下記のデータを通常含む。（１）発生時刻；（２）ソース（ＰＣＣを識別する）；（３）シーケンス省略記号またはシーケンス番号；（４）起点の識別（たとえば、ＰＣＣが二重冗長システムの場合）；（５）デルタ時間（デュアルＰＣＣシステムのおのおのの間の発生時刻の差を識別する）；（６）警報の厳しさ；（７）警報省略記号；（８）１行用語集記述警報。オペレータ・ステーション２０の好適な実施例においては、オペレータはウィンドウに表示されている起動している警報を肯定応答できる。オペレータは標準共通要素ポップアップ・メニューを呼出すことができ、「肯定応答」オプションを選択できる。オペレータが警報を肯定応答した後で、それは肯定応答されていない警報概観ウィンドウから消える（オペレータ・ステーション２０が対応するＰＣＣ変数をセットしたＰＣＣから帰還を受けた後でのみが好ましい）。起動している警報の肯定応答された状態は、後で第２５図を参照して説明するように、起動している警報ウィンドウ内のテキスト指示器で指示される。肯定応答されていない警報概観ウィンドウ４６は、オプションメニューを含むメニューバーを含むこともできる。起動されると、オプションメニューは意図する最良のモードでは、下記のコマンドを含む：「警報起動」コマンドは第２の表示装置２８で新しい起動警報ウィンドウを起動し、全ての起動警報（肯定応答されている、または肯定応答されていない）を表示する。「手動での要素」コマンドは第２の表示装置に新しい手動での要素ウィンドウを作成する。「警報格子フローシート」コマンドは第２の表示装置２８のフローシート・ウィンドウにオペレータ・ステーション２０のための警報格子フローシートを表示する。「事象ブラウザ」コマンドは第２の表示装置２８に事象ブラウザ・ウィンドウを作成する。ここで第２６図を参照する。本発明のオペレータ・ステーション２０は、オペレータ・ステーション２０によって制御されるセクションのシーケンスについての全てのＰＣＣが発生した起動されている警報（肯定応答されている、および肯定応答されていない）のリストを表示する第１の起動している警報ウィンドウ２６２を含むことが好ましい。この第１の起動している警報ウィンドウ２６２は第２の表示装置２８に現れるオペレータ・ステーション始動の部分であることが好ましい。オプション・メニューによって作成された追加の起動している警報ウィンドウを肯定応答されていない警報概観ウィンドウ４６に存在させることができる。それらのウィンドウは、上記諸特徴を除き、第１の起動している警報ウィンドウと同一である。第１の起動している警報ウィンドウ２６２などの起動している警報ウィンドウは第２の表示装置２８に現れ、かつ移動できることが好ましい。第１の起動している警報ウィンドウ２６２を除き、起動している警報ウィンドウはオペレータが閉じることができ、または表示装置における他のウィンドウで覆うことができる。それらのウィンドウは大きさを変更すること、アイコン化すること、または移動させることもできる。それらのウィンドウに表示される起動している警報は時刻と厳しさで分類して（その順で）現れることが好ましく、最も後の、最も厳しい警報は警報ボックス２６４の１番下に現れる。他の分類パラメータおよび選別パラメータ（両方とも後で説明する）は、分類ダイアログ・ボックスまたは選別ダイアログ・ボックスを呼出すことによって、起動している警報ウィンドウに対して定めることができる。起動している警報ウィンドウ２６２は、警報ボックス２６４でオペレータ・ステーション２０が割当てられる全てのＰＣＣによって発生される全ての起動している警報を含むことが好ましい。オペレータは、起動している警報を起動している警報ウィンドウ２６２にある間に共通要素ポップアップ・メニューの起動によって肯定応答できる。起動している警報ウィンドウ２６２はメニューバー２６６を含むこともできる。そのメニューバーから１つまたは複数のコマンドを起動できる。Ｖｉｅｗメニューをメニューバー２６６に含むことができ、少なくとも下記のコマンドを提供する：「選別器基準」コマンドが警報・手動・事象選別ダイアログ・ボックスを起動する。このダイアログ・ボックスによってオペレータはウィンドウの選別基準を選択できる。ダイアログ・ボックスは、１つまたは複数の事象部類を選別できるようにする「事象部類選別」コマンドと、選択した事象部類のうちから１つまたは複数の事象型を選別できるようにする「事象型選別」コマンドと、１つまたは複数のＰＣＣを選別できるようにする「ＰＣＣ選別」コマンドとを含むことが好ましい；「シーケンス選別」コマンドによって１つまたは複数のシーケンスを選別できるようにされる；「要素選別」コマンドによってオペレータは特定のＰＣＣ変数の名を入れられるようにされる；Ｖｉｅｗメニューは「分類順序」を含むこともできる。これは、呼出されると、ＡＭＥ分類ダイアログ・ボックスを表示して、起動している警報ウィンドウ２６２に表示されている警報の分類順序をオペレータが変更できるようにされる。オペレータは各基準を分類するための優先度を指示でき、分類順序が昇順であるか。降順であるかを指示する。ＡＭＥ変数は下記の規準に従って分類できる：厳しさ（警報に対してのみ）時間ＰＣＣシーケンス事象型要素選別器ダイアログ・ボックスによってオペレータは、起動している警報ウィンドウのいずれかに表示されている情報の量を変更できることが当業者には分かるであろう。オペレータは特定のＰＣＣまたは特定のシーケンスに対する、あるいは、特定の事象部類に対する全ての、または選択したＡＭＥ情報を変更できる。好適な実施例においては、選別器基準のセットが特定のウィンドウに対してひとたび選択されると、そのウィンドウが閉じられるまでその基準は保存される。そうすると、オペレータはＶｉｅｗメニューから「選別しない」オプションを起動することによって選別を不能にできるが、再び起動されると、選別はそのウィンドウに対して最後に定めたパラメータに従って実行される。典型的な警報および事象記録選別器ダイアログ・ボックス２３８を第３１図に示す。起動している警報ウィンドウに表示されているＡＭＥ情報のいずれも、上記Ｖｉｅｗメニューからの分類順序コマンドを呼出すことによって、予め選択した基準に従って分類できる。選別機能のように、選択されたウィンドウに対して分類基準のセットがひとたび定められると、ウィンドウが閉じられるまでその基準を利用する。典型的な分類ダイアログ・ボックス２７０を第３２図に示す。ここで第２７図を参照する。本発明のオペレータ・ステーション２０は手動での要素ウィンドウ２７２を含むことが好ましい。このウィンドウはオペレータによって作成でき、オペレータ・ステーションが関連するシステムとして使用する対象であるＰＣＣのために、「手動で」（すなわち、オペレータによって現場装置での検出できないオーバライドによってではなくて、オペレータ・ステーション２０を用いて手動でセットされた値を持つ要素に対して）全てのＰＣＣ変数を表示する。好適な実施例においては、選択された要素が要素リストボックス２７４に表示される。その要素リストボックスは、デフォルトによって、要素をＰＣＣにより、その後でシーケンスにより、およびその後で要素により、分類する。起動している警報ウィンドウのように、分類ダイアログ・ボックスと選別ダイアログ・ボックスをメニューバー２７６におけるＶｉｅｗメニュー・オプションを介して呼出すことによって、他の分類パラメータおよび選別パラメータを定めることができる。また、他のＡＭＥウィンドウのように、掲記されている要素のリストのサイズが要素リストボックス２７４より大きい時に、掲記されている要素をスクロールできるようにするためにスクロールバー２７８を設けることができる。ここで第２８図を参照して、本発明のオペレータ・ステーション２０は警報格子フローシート・ウィンドウ２８０を含むことが好ましい。そのウィンドウ２８０は複数の警報ボックス２８２を含む。各警報ボックス２８２はオペレータ・ステーション２０によってモニタされる警報に関連するプロセス・プリミティブである。警報ボックスは、セクションとシーケンスを基にして論理的な順序でまとめることが好ましい。そうすると格子の読みやすさが向上する。各警報ボックスは警報の状態の関数として、および警報が起動しているとすると、警報の厳しさの関数として、色符号化することも好ましい。第２８図の警報格子フローシート・ウィンドウ２８０においては、全ての警報はセクションに対応する列にまとめられ、セクションの名と番号（すなわち、ＲＭ、ＷＡＴＥＲ、ＰＳＳ、＃１、＃２、＃３、＃４、＃５、ＳＴＯＲＡＧＥ、Ｂｕｔａ、ＳＡＮ）が各列の１番前に現れる。また、列は長方形に分割され、各長方形はシーケンスに対応する。たとえば、長方形２８４にシーケンス０４Ｂ、セクションＲＭに関連する１３の警報が存在する。格子内で任意の警報ボックス２８２を選択すると、そのボックスによって表されているプロセス・プリミティブに関連させられている共通要素ポップアップ・メニューが呼出され、それによって、選択された警報についての詳細な情報を迅速かつ容易にアクセスできるようにする。警報格子フローシート・ウィンドウ２８０内のオペレータ・ステーション２０によってモニタされる全ての警報の固定された図形表現が、プロセスの潜在的な問題の異常発見に利用できるパターン認識ツールをオペレータに提供する。ここで第２９図を参照する。本発明のオペレータ・ステーション２０は事象ブラウザ・ウィンドウ２８６を含むことも好ましい。そのウィンドウによってオペレータは、直前の２４時間などの、予め選択した時間期間内でオペレータ・ステーション２０によってモニタされているプロセスで起きた種々の事象の履歴をざっと見ることができるようにする。事象ブラウザ・ウィンドウ２８６は全ての入来事象を含む事象記録リストを維持する。事象は、事象記録ボックス２８８に表示される事象記録ファイルの１番下に最後の事象を示すようにして、生じた順に時系列的に掲記される。好適な実施例においては、２つ以上の事象ブラウザ・ウィンドウ２８６を作成できる。このウィンドウは第２の表示装置２８に現れることが好ましく、オペレータが移動させ、縮め、他のウィンドウで覆う、または閉じる、ことができる。事象ブラウザ・ウィンドウ２８６は履歴記録のみを表示する。それは新しい事象を生ずるにつれて捕らえることはしない。選択した見たものを事象称記録ファイルに記録できるようにするために選別を行うことが好ましい。また、ウィンドウに表示される履歴記録の範囲を定める開始時刻と停止時刻をオペレータが指定することを許される。他のＡＭＥ情報ウィンドウのように、事象記録ボックス２８８よりサイズが大きい事象記録を見ることができるようにするために、スクロールバー２７８を設けることができる。事象ブラウザ・ウィンドウ２８６は、メニューバー２９０によって起動できるＶｉｅｗメニューを含むことも好ましい。起動させられると、Ｖｉｅｗメニューは「選別器基準」コマンドをアクセスできるようにする。そのコマンドは、起動されると、上記のように選別を実行するために利用できる選別ダイアログ・ボックスを表示する。選別中に選択された事象部類を基にして、下記の種類の事象情報を事象ブラウザ・ウィンドウ２８６に提示でき、またはそのウィンドウから除外できる：全ての事象；警報事象；シーケンス事象；変更事象（手動変更事象を含む）；および特殊事象。他のＡＭＥウィンドウのように、事象ブラウザ・ウィンドウ２８６に設けられているラジオボタン２９２、２９４によって選別を行わせたり、停止させたりできる。事象ブラウザ・ウィンドウ２８６は第２の表示装置２８に最初は空で現れる。その後でオペレータは事象のための時間範囲を選択することを助言され、その後でその時間範囲に対する選別されていない事象記録ファイルが作成され、表示される。メインメニュー４４によって使用できるようにされることが好ましい他のコマンドは「実時間事象捕獲」コマンドである。このコマンドを起動すると、選別器ダイアログ・ボックスが生ずる。このダイアログ・ボックスは、新しい実時間事象捕獲ウィンドウ（後述する）に表示すべき事象に適用する種々の選別オプションを含む。選別基準がひとたび選択されると、最後の事象がウィンドウの１番下に現れるというように、事象は時系列的に表示される。ここで第３０図を参照する。本発明のオペレータ・ステーション２０は実時間事象捕獲ウィンドウ２９６を含むことが好ましい。このウィンドウは、事象の発生がＰＣＣからオペレータ・ステーション２０へ伝えられるにつれて、それらの事象のいくらか（選別されたならば）または全てを表示する。事象ブラウザ・ウィンドウ２８６のように、事象は事象捕獲リストボックス２９８に掲記される。その事象捕獲リストボックス２９８には、事象捕獲リストボックス２９８のサイズより大きいリストを見ることができるようにするスクロールバー２７８が設けられる。また、事象ブラウザ・ウィンドウ２８６のように、２つ以上の実時間事象捕獲ウィンドウ２９６を作成でき、そのウィンドウを移動し、大きさを変更し、アイコン化し、他のウィンドウで覆い、またはオペレータが閉じる、ことができる。事象ブラウザ・ウィンドウ２８６とは異なって、実時間事象捕獲ウィンドウ２９６は履歴データを表示しない。事象は、ＰＣＣからオペレータ・ステーション２０によって受けられるにつれて、最後の事象がウィンドウの１番下に現れるようにして、表示される。事象ブラウザ・ウィンドウ２８６のように、このウィンドウでは分類は許されない。事象ブラウザ・ウィンドウ２８６に関連して上で説明したようにして、メニューバー３００からのＶｉｅｗメニューを起動することによって呼出された選別ダイアログ・ボックスを用いてオペレータが事象のサブセットを選択できるように、選別が行われる。このようにして、本発明のオペレータ・ステーション２０は、オペレータが製造プロセス情報の迅速かつ容易なアクセスと、モニタと、変更との少なくとも１つを行うためのいくつかの方法を提供するものである。たとえば、メインメニュー・ウィンドウ４４を用いて、追加のフローシート・ウィンドウまたは追加の傾向ウィンドウを第２の表示装置２８に作成でき、または選択コマンドを直接用いてプロセス・プリミティブをモニタまたは変更できる。あるいは、たとえば、プラント概観フローシート・ウィンドウ４０またはフローシートに依存する傾向ウィンドウ４２において、およびいずれかのウィンドウに現れる共通要素をクリックオンすることによって、共通要素ポップアップ・メニューを起動することによって、メニューバーコマンドで間接的にこの情報をアクセスできる。この多重アクセスによって、オペレータには、オペレータ・ステーション２０によってモニタされている大量のデータを迅速にアクセスおよび処理する際の融通性が提供され、かつプラントの一層効果的な実時間管理が行えるようになる。好適な実施例においては、本発明のオペレータ・ステーション２０で説明した、種々のウィンドウ、アイコン、グラフを含む図形と、ここで説明したその他の図形要素は、Ｃ言語で書くことが好ましい適当にプログラムしたグラフィックス・ソフトウエアを用いて発生し、表示する。カリフォルニア州コルテ・マデラ（ＣｏｒｔｅＭａｄｅｒａ）所在のシュリル・ルビンスキー社（ＳｈｒｉｌｌＬｕｂｉｎｓｋｉＣｏｒｐ．）から入手できるＳＬ−ＧＭＳグラフィックス・システムを用いて図形記号を作成した。当業者には分かるように、選択したプロセスデータを蓄積し、選択し、分析するために従来の種々のプログラミング技術を利用できる。その選択したプロセスデータから、ここで説明したプロセスデータ変数の数値と情報論理的グラフィックスを含むプロセス情報を第１の表示装置２６と第２の表示装置２８で発生して、絶えず更新できる。意図する最良のモードでは、本発明のオペレータ・ステーションは、１９９２年３月３１日に出願された米国特許出願通し番号第８６１，３７１号「包括的なプロセス制御情報システムおよび方法（ＧｌｏｂａｌＰｒｏｃｅｓｓＶｏｎｔｒｏｌＩｎｆｏｍａｔｉｏｎＳｙｓｔｅｍａｎｄＭｅｔｈｏｄ）」に記載されているような、アプリケーションに特定の制御符号をＰＣＣに記号的な携帯で表示することを容易にするウィンドウを含むことができる。その出願をここで参照することによってここに含める。本発明のオペレータ・ステーション２０は、図形アイコンと、本発明の表示フォーマットと、セクション／シーケンスプロセス・ドメインを利用して、常に変化する大量の入力およびＰＣＣデータ変数値から取り出した情報を、種々のウィンドウ、セクション標識、シーケンス標識、状態標識、ＰＦＵおよび人が管理できるやり方で実時間プロセス情報を伝えるその他の図形標識などの標準化および簡単にした認識できる情報論理的構造で編成し、提示する。以上、本発明を実施する最良のモードを詳細に説明したが、本発明が関連する技術に精通している人は、下記の請求の範囲で開示される本発明を実施するための種々の代わりの構成および実施例を認識されるであろう。

【手続補正書】特許法第１８４条の８【提出日】１９９５年１１月７日【補正内容】請求の範囲１．製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをモニタおよび制御するための少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータのネットワークと、プロセス制御コンピュータからのデータをネットワークにおける他の種類のシステムへ送るための通信処理手段とを含む、製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションであって、このオペレータ・ステーションは、前記オペレータ・ステーションと少なくとも１台の前記プロセス制御コンピュータの間のプロセスデータの双方向通信のための通信手段と、シーケンス表示区域とセクション表示区域とを有する表示手段と、前記セクション表示区域に表示されたセクションの１つを選択するためのデータ入力手段と、プロセスの選択されたセクション内のシーケンスの全てに対応する前記シーケンス表示区域に情報を表示するための第１の論理と、を備え、前記シーケンス表示区域は、製造プロセスに関連させられた物理的コンポーネントと、製造プロセスに関連させられたデータと、第１のコンテキストにおいては、製造プロセスに関連させられたデータ、および第２のコンテキストにおいては、製造プロセスに関連させられたデータの組合わせ、から得られ、かつそのデータとその組合わせとを表す他の第１の情報論理的要素と、を含む製造プロセスに関連させられたドメインを定めたプロセスの１つまたは複数のシーケンスを表示する区域であり、前記セクション表示区域は、少なくとも１つのシーケンスと、そのような含まれている各シーケンスに関連させられた物理的コンポーネントと、製造プロセスのある部分の状態を表すデータおよび第２の情報論理的オブジェクトとを含む、製造プロセスに関連させられた物理的領域と、データ論理的領域と、情報論理的領域とのおのおのにドメインを定めたプロセスの１つまたは複数のセクションのおのおのに関する情報を含めて表示する区域である、製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーション。２．請求の範囲１記載のオペレータ・ステーションにおいて、前記データ入力手段は、フローシート表示手段に表示するためのフローシートの１つを選択するための手段と、プロセスの一部の図形表現を含む少なくとも１つのフローシートのフローシート表示とを更に含むオペレータ・ステーション。３．請求の範囲１記載のオペレータ・ステーションにおいて、前記表示手段は、少なくとも１つの選択されたプロセス変数の値を予め選択した時間期間だけ表示する少なくとも１つのグラフを含む傾向表示区域を更に含むオペレータ・ステーション。４．請求の範囲１記載のオペレータ・ステーションにおいて、前記セクション表示区域に表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される少なくとも１つのセクションのためのセクション標識を含み、セクション標識は、セクションを名によって識別するテキストと、セクションの全体のサクセスの図形標識と、を備え、図形標識は、パイチャートを形成する２つの対照的な陰影に分割される円と、セクションの動作の条件のトレイリング平均を示す半径線分と、を含み、１つの陰影の区域が、セクションの現在の動作条件の関数として大きさが変化するパイチャート・セクションを形成するオペレータ・ステーション。５．請求の範囲１記載のオペレータ・ステーションにおいて、前記セクション表示区域に表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される各セクションのためのセクション標識を含み、各セクション標識は囲まれた区域を備え、その区域は、セクションを名によって識別するテキストと、クリティカル・サクセス・ファクタ記号を表す図形標識と、セクション内の選択された停止フラグの状態を表す図形標識と、セクション内の選択された非常フラグの状態を表す図形標識と、選択された警報の状態を表す図形標識と、を含むオペレータ・ステーション。６．請求の範囲１記載のオペレータ・ステーションにおいて、シーケンス表示区域に表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される少なくとも１つのシーケンスのためのシーケンス標識を含み、シーケンス標識は、シーケンスを名によって識別するテキストと、シーケンスの動作状態の図形標識と、を備え、図形標識は、パイチャートを形成する２つの対照的な陰影に分割される円と、シーケンスの動作の条件のトレイリング平均を示す半径線分と、を含み、１つの陰影の区域が、シーケンスの現在の動作条件の関数として大きさが変化するパイチャート・シーケンスを形成するオペレータ・ステーション。７．請求の範囲１記載のオペレータ・ステーションにおいて、前記シーケンス表示区域に表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される予め選択した１つのセクション内の各シーケンスのためのシーケンス標識を含み、各シーケンス標識は、シーケンスを名によって識別するテキストと、状態ボックス記号と、クリティカル・サクセス・ファクタ標識記号と、停止フラグ記号と、非常フラグ記号と、最小／最大警報記号と、肯定応答されていない警報注意記号と、を備えるオペレータ・ステーション。８．請求の範囲４記載のオペレータ・ステーションにおいて、前記セクション標識は、そのセクション内の全てのシーケンス内の起動している肯定応答された警報の総数を示す起動している肯定応答された警報記号を更に含むオペレータ・ステーション。９．請求の範囲６記載のオペレータ・ステーションにおいて、前記シーケンス表示区域に表示されるシーケンス標識の１つを選択するための入力手段と、そのシーケンスに対する予め選択されたパラメータに対応する数値データの表示とを更に含むオペレータ・ステーション。１０．請求の範囲９記載のオペレータ・ステーションにおいて、前記予め選択されたパラメータは、プロセスのステップ名と、現在のステップにおける時刻と、現在のレシピ番号と、次のレシピ番号と、起動している停止警報の数と、起動している非常警報の数と、起動している警告警報の数と、起動している警戒警報の数と、起動している要求警報の数と、手動モードでの入力の数と、手動モードでの出力の数とを含むオペレータ・ステーション。１１．製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスを含む少なくとも１つのセクションをモニタおよび制御するための少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータを含む、製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションであって、このオペレータ・ステーションは、オペレータ・ステーションと少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータの間のプロセスデータの双方向通信のための通信手段と、表示区域が定められた第１のウィンドウと第２のウィンドウとを有する表示手段と、前記第２のウィンドウに表示されるセクションの１つを選択するためのデータ入力手段と、前記プロセスの選択されたセクション内のシーケンスの全てに対応する第１のウィンドウに情報を表示するための論理と、を備え、前記第１のウィンドウは、製造プロセスに関連させられた物理的コンポーネントと、製造プロセスに関連させられたデータと、第１のコンテキストにおいては、製造プロセスに関連させられたデータ、および第２のコンテキストにおいては、製造プロセスに関連させられたデータの組合わせ、から得られ、かつそのデータとその組合わせとを表す他の第１の情報論理的要素と、を含む製造プロセスに関連させられたドメインを定めたプロセスの１つまたは複数のシーケンスを表示する区域であり、前記第２のウィンドウは、少なくとも１つのシーケンスと、そのような含まれている各シーケンスに関連させられた物理的コンポーネントと、製造プロセスのある部分の状態を表すデータおよび第２の情報論理的オブジェクトとを含む、製造プロセスに関連させられた物理的領域と、データ論理的領域と、情報論理的領域とのおのおのにドメインを定めたプロセスの少なくとも１つのセクションのおのおのに関する情報を含めて表示する区域である、製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーション。１２．請求の範囲１１記載のオペレータ・ステーションにおいて、前記表示手段は、プロセスの一部の図形表現を含む少なくとも１つのフローシートを表示するフローシート表示手段に表示するための表示区域を定める第３のウィンドウを更に含み、前記データ入力手段は第３のウィンドウに表示するためのフローシートの１つを選択するための手段を更に含むオペレータ・ステーション。１３．請求の範囲１１記載のオペレータ・ステーションにおいて、前記表示手段は、少なくとも１つの選択されたプロセス変数の値を予め選択した時間期間だけ表示する少なくとも１つのグラフを含む表示区域を定める第５のウィンドウを更に含むオペレータ・ステーション。１４．請求の範囲１１記載のオペレータ・ステーションにおいて、前記セクション表示区域に表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される少なくとも１つのセクションのためのセクション標識を含み、セクション標識は、セクションを名によって識別するテキストと、セクションの全体のサクセスを表すクリティカル・サクセス・ファクタの図形標識と、を備え、図形標識は、パイチャートを形成する２つの対照的な陰影に分割される円と、クリティカル・サクセス・ファクタのトレイリング平均を示す半径線分と、を含み、１つの陰影が、クリティカル・サクセス・ファクタの現在の値の関数として大きさが変化するパイチャート・セクションを形成するオペレータ・ステーション。１５．請求の範囲１１記載のオペレータ・ステーションにおいて、前記第１のウィンドウに表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される各セクションのためのセクション標識を含み、セクション標識は、セクションを名によって識別するテキストと、状態ボックス記号と、クリティカル・サクセス・ファクタ標識記号と、停止フラグ記号と、非常フラグ記号と、最小／最大警報記号と、肯定応答されていない警報注意記号と、を備えるオペレータ・ステーション。１６．請求の範囲１１記載のオペレータ・ステーションにおいて、シーケンス表示区域に表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される少なくとも１つのシーケンスのためのシーケンス標識を含み、シーケンス標識は、シーケンスを名によって識別するテキストと、シーケンスの全体のサクセスを表すクリティカル・サクセス・ファクタの図形標識と、を備え、図形標識は、パイチャートを形成する２つの対照的な陰影に分割される円と、クリティカル・サクセス・ファクタのトレイリング平均を示す半径線分と、を含み、１つの陰影が、クリティカル・サクセス・ファクタの現在の値の関数として大きさが変化するパイチャートのセクションを形成するオペレータ・ステーション。１７．請求の範囲１１記載のオペレータ・ステーションにおいて、第２のウィンドウに表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される各シーケンスのためのシーケンス標識を含み、各シーケンス標識は、シーケンスを名によって識別するテキストと、状態ボックス記号と、クリティカル・サクセス・ファクタ標識記号と、停止フラグ記号と、非常フラグ記号と、最小／最大警報記号と、肯定応答されていない警報注意記号と、を備えるオペレータ・ステーション。１８．請求の範囲１６記載のオペレータ・ステーションにおいて、セクション標識は、そのセクション内の全てのシーケンス内の起動している肯定応答された警報の総数を示す起動している肯定応答された警報記号を更に含むオペレータ・ステーション。１９．請求の範囲１５記載のオペレータ・ステーションにおいて、シーケンス表示区域に表示されるシーケンス標識の１つを選択するための入力手段と、そのシーケンスに対する予め選択されたパラメータに対応する数値データの表示と、を更に含むオペレータ・ステーション。２０．請求の範囲１９記載のオペレータ・ステーションにおいて、予め選択されたパラメータはプロセスの現在のステップ名と、現在のステップにおける時刻と、現在のレシピ番号と、次のレシピ番号と、起動している停止警報の数と、起動している非常警報の数と、起動している警告警報の数と、起動している警戒警報の数と、起動している要求警報の数と、手動モードでの入力の数と、手動モードでの出力の数とを含むオペレータ・ステーション。２１．製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをおのおのが自動的にモニタおよび制御する複数の専用プロセス制御コンピュータを含む、製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションであって、このオペレータ・ステーションは、オペレータ・ステーションと各専用プロセス制御コンピュータの間のプロセスデータの双方向通信のための通信手段と、複数の専用プロセス制御コンピュータの１台によって制御されるプロセスの１つまたは複数のシーケンスに関する情報を表示するための表示手段と、複数の専用プロセス制御コンピュータの第２のコンピュータによって制御されるプロセスの１つまたは複数のシーケンスに関する情報を表示するための表示手段と、専用プロセス制御コンピュータの１台によって制御されるシーケンスの１つと、第２のプロセス制御コンピュータによって制御される他のシーケンスとを選択するためのデータ入力手段と、選択された各シーケンスに対応する表示手段のシーケンス表示区域に情報を表示するための論理と、を含み、前記シーケンスは、製造プロセスに関連させられた物理的コンポーネントと、製造プロセスに関連させられたデータと、第１のコンテキストにおいては、製造プロセスに関連させられたデータ、および第２のコンテキストにおいては、製造プロセスに関連させられたデータの組合わせ、から得られ、かつそのデータとその組合わせを表すたの情報論理的要素とを含む製造プロセスに関連させられたドメインを定めるものである、製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーション。２２．請求の範囲２１記載のオペレータ・ステーションにおいて、プロセス制御コンピュータの１台によって制御される予め選択されたプロセス変数のセットの１つを選択し、かつその選択された変数の値を指示するためのデータ入力手段を更に含むオペレータ・ステーション。２３．製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスを含む少なくとも１つのセクションをモニタおよび制御するための少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータを含む、製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションであって、このオペレータ・ステーションは、オペレータ・ステーションと少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータの間のプロセスデータの双方向通信のための通信手段と、表示区域が定められた第１のウィンドウと第２のウィンドウとを有する第１の表示手段と、プロセスに関する選択された情報を含む表示区域を定める少なくとも１つのウィンドウを有する第２の表示手段と、第１の表示手段の第２のウィンドウに表示されるセクションの１つを選択するため、および第２の表示手段に表示すべき情報を選択するためのデータ入力手段と、プロセスの選択されたセクション内のシーケンスの全てに対応する第１の表示手段の第１のウィンドウに選択された情報を表示するための論理、及び、第２の表示手段の少なくとも１つのウィンドウに選択された情報を表示するための論理と、を備え、前記第１の表示手段の第１のウィンドウは、製造プロセスに関連させられた物理的コンポーネントと、製造プロセスに関連させられたデータと、第１のコンテキストにおいては、製造プロセスに関連させられたデータ、および第２のコンテキストにおいては、製造プロセスに関連させられたデータの組合わせ、から得られ、かつそのデータとその組合わせとを表す他の第１の情報論理的要素と、を含む製造プロセスに関連させられたドメインを定めたプロセスの１つまたは複数のシーケンスに関係する情報を表示する区域であり、前記第１の表示手段の第２のウィンドウは、少なくとも１つのシーケンスと、そのような含まれている各シーケンスに関連させられた物理的コンポーネントと、製造プロセスのある部分の状態を表すデータおよび第２の情報論理的オブジェクトとを含む、製造プロセスに関連させられた物理的領域と、データ論理的領域と、情報論理的領域とのおのおのにドメインを定めたプロセスの少なくとも１つのセクションのおのおのに関する情報を含めて表示する区域である、製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーション。２４．製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをモニタおよび制御する少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータを含む製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションにおいて、プロセスに関連する予め選択されたパラメータの関数としてクリティカル・サクセス・ファクタの現在の値を決定するための論理と、予め選択された時間期間にわたるクリティカル・サクセス・ファクタのトレイリング平均値を決定するための論理と、クリティカル・サクセス・ファクタの図形標識を表示するための手段と、を備え、この手段は、パイチャートを形成する２つの対照的な陰影に分割される円と、クリティカル・サクセス・ファクタのトレイリング平均の値を示す半径線分と、を含み、１つの陰影によって形成されたパイの区域がクリティカル・サクセス・ファクタの値の関数である、プロセスの選択されたシーケンスの現在の状態を表す表示を発生する装置。２５．少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータのネットワークと、プロセス制御コンピュータからのデータをネットワークにおける他の許可されたシステムへ送るための通信処理手段とを含む、製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをモニタおよび制御するための方法であって、オペレータ・ステーションと通信処理手段の間のプロセスデータの双方向通信によって通信する過程と、シーケンス表示区域とセクション表示区域とを含む表示手段を設ける過程と、セクション表示区域に表示されるセクションの１つを選択する過程と、プロセスの選択されたセクション内のシーケンスの全てに対応するシーケンス表示区域に情報を表示する過程と、を備え、前記シーケンス表示区域は、製造プロセスに関連させられた物理的コンポーネントと、製造プロセスに関連させられたデータと、第１のコンテキストにおいては、製造プロセスに関連させられたデータ、および第２のコンテキストにおいては、製造プロセスに関連させられたデータの組合わせ、から得られ、かつそのデータとその組合わせとを表す他の第１の情報論理的要素と、を含む製造プロセスに関連させられたドメインを定めたプロセスの１つまたは複数のシーケンスを表示する区域であり、前記セクション表示区域は、少なくとも１つのシーケンスと、そのような含まれている各シーケンスに関連させられた物理的コンポーネントと、製造プロセスのある部分の状態を表すデータおよび第２の情報論理的オブジェクトとを含む、製造プロセスに関連させられた物理的領域と、データ論理的領域と、情報論理的領域とのおのおのにドメインを定めたプロセスの１つまたは複数のセクションのおのおのに関する情報を含めて表示する区域である、製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをモニタおよび制御するための方法。２６．請求の範囲２ないし２０記載のオペレータ・ステーションを利用する請求の範囲２５記載の方法。２７．おのおのが製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスを自動的にモニタおよび制御する複数の専用プロセス制御コンピュータを利用する製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをモニタおよび制御するための方法であって、オペレータ・ステーションと各プロセス制御コンピュータの間のプロセスデータの双方向通信によって通信する過程と、複数のプロセス制御コンピュータのうちの１台のプロセス制御コンピュータによって制御されるプロセスの１つまたは複数のシーケンスに関する情報を表示する表示手段を設ける過程と、複数のプロセス制御コンピュータのうちの第２のプロセス制御コンピュータによって制御されるプロセスの１つまたは複数のシーケンスに関する情報を表示する表示手段を設ける過程と、１台のプロセス制御コンピュータによって制御されるシーケンスの１つと、第２のプロセス制御コンピュータによって制御される他のシーケンスを選択する過程と、選択されたシーケンスのおのおのに対応する表示手段のシーケンス表示区域に情報を表示する過程と、を備え、前記シーケンスは、製造プロセスに関連させられた物理的コンポーネントと、製造プロセスに関連させられたデータと、第１のコンテキストにおいては、製造プロセスに関連させられたデータ、および第２のコンテキストにおいては、製造プロセスに関連させられたデータの組合わせ、から得られ、かつそのデータとその組合わせとを表す他の第１の情報論理的要素と、を含む製造プロセスに関連させられたドメインを定めたものである、製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをモニタおよび制御するための方法。２８．請求の範囲２１または２２記載のオペレータ・ステーションを利用する請求の範囲２７記載の方法。２９．少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータを利用して製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスを含む少なくとも１つのセクションをモニタおよび制御するための方法であって、オペレータ・ステーションと少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータの間のプロセスデータの双方向通信によって通信する過程と、表示区域を定める第１のウィンドウ及び第２のウィンドウを含む第１の表示手段を設ける過程と、プロセスに関する選択された情報を含む表示区域を定める少なくとも１つのウィンドウを含む第２の表示手段を設ける過程と、第１の表示手段の第２のウィンドウに表示されるセクションの１つを選択し、第２の表示手段に表示すべき情報を選択する過程と、プロセスの選択されたセクション内のシーケンスの全てに対応する第１の表示手段の第１のウィンドウに選択された情報を表示し、第２の表示手段の少なくとも１つのウィンドウに選択された情報を表示する過程と、を備え、前記第１の表示手段の第１のウィンドウは、製造プロセスに関連させられた物理的コンポーネントと、製造プロセスに関連させられたデータと、第１のコンテキストにおいては、製造プロセスに関連させられたデータ、および第２のコンテキストにおいては、製造プロセスに関連させられたデータの組合わせ、から得られ、かつそのデータとその組合わせとを表す他の第１の情報論理的要素と、を含む製造プロセスに関連させられたドメインを定めたプロセスの１つまたは複数のシーケンスに関する情報を表示する区域を定めてあり、前記第１の表示手段の第２のウィンドウは、少なくとも１つのシーケンスと、そのような含まれている各シーケンスに関連させられた物理的コンポーネントと、製造プロセスのある部分の状態を表すデータおよび第２の情報論理的オブジェクトとを含む、製造プロセスに関連させられた物理的領域と、データ論理的領域と、情報論理的領域とのおのおのにドメインを定めたプロセスの少なくとも１つのセクションに関する情報を含めて表示する区域をさだめてある、製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスを含む少なくとも１つのセクションをモニタおよび制御するための方法。３０．請求の範囲２４記載のオペレータ・ステーションを利用する請求の範囲２９記載の方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ (72)発明者フェルマレイ，ロジャーアール. オランダ国テルノイゼン、リームルストラート、11 (72)発明者ゼメリング，クリスティアーンエイ. オランダ国テルノイゼン、オウデ、バールト、20 (72)発明者レンティング，ベンニュージーランド国オークランド、キャンベルズ、ベイ、パーク、ライズ、77

Claims

【特許請求の範囲】１．製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをモニタおよび制御するための少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータのネットワークと、プロセス制御コンピュータからのデータをネットワークにおける他の許可されたシステムへ送るための通信処理手段とを含む、製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションであって、このオペレータ・ステーションは、オペレータ・ステーションと通信プロセッサの間のプロセスデータの双方向通信のための通信手段と、プロセスの１つまたは複数のセクションのおのおのに関する情報を含むセクション表示区域と、プロセスの１つまたは複数のシーケンスのおのおのに関する情報を含むシーケンス表示区域とを有する表示手段と、セクション表示区域に表示されるセクションの１つを選択するためのデータ入力手段と、プロセスの選択されたセクション内のシーケンスの全てに対応するシーケンス表示区域に情報を表示するための第１の論理と、を備えた製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーション。２．請求の範囲１記載のオペレータ・ステーションであって、データ入力手段は、フローシート表示手段に表示するためのフローシートの１つを選択するための手段と、プロセスの一部の図形表現を含む少なくとも１つのフローシートのフローシート表示装置とを更に含むオペレータ・ステーション。３．請求の範囲１記載のオペレータ・ステーションであって、表示手段は、少なくとも１つの選択されたプロセス変数の値を予め選択した時間期間だけ表示する少なくとも１つのグラフを含む傾向表示区域を更に含むオペレータ・ステーション。４．請求の範囲１記載のオペレータ・ステーションであって、セクション表示区域に表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される少なくとも１つのセクションのためのセクション標識を含み、セクション標識は、セクションを名によって識別するテキストと、セクションの全体のサクセスの図形標識と、を備え、図形標識は、パイチャートを形成する２つの対照的な陰影に分割される円と、セクションの動作の条件のトレイリング平均を示す半径線分と、を含み、１つの陰影の区域が、セクションの現在の動作条件の関数として大きさが変化するパイチャート・セクションを形成するオペレータ・ステーション。５．請求の範囲１記載のオペレータ・ステーションであって、セクション表示区域に表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される各セクションのためのセクション標識を含み、各セクション標識は囲まれた区域を備え、その区域は、セクションを名によって識別するテキストと、クリティカル・サクセス・ファクタ記号を表す図形標識と、セクション内の選択された停止フラグの状態を表す図形標識と、セクション内の選択された非常フラグの状態を表す図形標識と、選択された警報の状態を表す図形標識と、を含むオペレータ・ステーション。６．請求の範囲１記載のオペレータ・ステーションであって、シーケンス表示区域に表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される少なくとも１つのシーケンスのためのシーケンス標識を含み、シーケンス標識は、シーケンスを名によって識別するテキストと、シーケンスの全体のサクセスの図形標識と、を備え、図形標識は、パイチャートを形成する２つの対照的な陰影に分割される円と、シーケンスの動作の条件のトレイリング平均を示す半径線分と、を含み、１つの陰影の区域が、シーケンスの現在の動作条件の関数として大きさが変化するパイチャート・シーケンスを形成するオペレータ・ステーション。７．請求の範囲１記載のオペレータ・ステーションであって、シーケンス表示区域に表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される予め選択した１つのセクション内の各シーケンスのためのシーケンス標識を含み、各シーケンス標識は、シーケンスを名によって識別するテキストと、状態ボックス記号と、クリティカル・サクセス・ファクタ標識記号と、停止フラグ記号と、非常フラグ記号と、最小／最大警報記号と、肯定応答されていない警報注意記号と、を備えるオペレータ・ステーション。８．請求の範囲４記載のオペレータ・ステーションであって、セクション標識は、そのセクション内の全てのシーケンス内の起動している肯定応答された警報の総数を示す起動している肯定応答された警報記号を更に含むオペレータ・ステーション。９．請求の範囲６記載のオペレータ・ステーションであって、シーケンス表示区域に表示されるシーケンス標識の１つを選択するための入力手段と、そのシーケンスに対する予め選択されたパラメータに対応する数値データの表示とを更に含むオペレータ・ステーション。１０．請求の範囲８記載のオペレータ・ステーションであって、予め選択されたパラメータはプロセスのステップ名と、現在のステップにおける時刻と、現在のレシピ番号と、次のレシピ番号と、起動している停止警報の数と、起動している非常警報の数と、起動している警告警報の数と、起動している警戒警報の数と、起動している要求警報の数と、手動モードでの入力の数と、手動モードでの出力の数とを含むオペレータ・ステーション。１１．製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスを含む少なくとも１つのセクションをモニタおよび制御するための少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータを含む、製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションであって、このオペレータ・ステーションは、オペレータ・ステーションと少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータの間のプロセスデータの双方向通信のための通信手段と、プロセスの少なくとも１つのセクションに関連する情報を含む表示区域を定める第１のウィンドウと、プロセスの１つまたは複数のシーケンスに関連する情報を表示するための表示区域を定める第２のウィンドウとを有する表示手段と、第１のウィンドウに表示されるセクションの１つを選択するためのデータ入力手段と、プロセスの選択されたセクション内のシーケンスの全てに対応する第２のウィンドウに情報を表示するための論理と、を含む製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーション。１２．請求の範囲１１記載のオペレータ・ステーションであって、表示手段は、プロセスの一部の図形表現を含む少なくとも１つのフローシートを表示するフローシート表示手段に表示するための表示区域を定める第３のウィンドウを更に含み、データ入力手段は第３ののウィンドウに表示するためのフローシートの１つを選択するための手段を更に含むオペレータ・ステーション。１３．請求の範囲１１記載のオペレータ・ステーションであって、表示手段は、少なくとも１つの選択されたプロセス変数の値を予め選択した時間期間だけ表示する少なくとも１つのグラフを含む表示区域を定める第５のウィンドウを更に含むオペレータ・ステーション。１４．請求の範囲１１記載のオペレータ・ステーションであって、セクション表示区域に表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される少なくとも１つのセクションのためのセクション標識を含み、セクション標識は、セクションを名によって識別するテキストと、セクションの全体のサクセスを表すクリティカル・サクセス・ファクタの図形標識と、を備え、図形標識は、パイチャートを形成する２つの対照的な陰影に分割される円と、クリティカル・サクセス・ファクタのトレイリング平均を示す半径線分と、を含み、１つの陰影が、クリティカル・サクセス・ファクタの現在の値の関数として大きさが変化するパイチャート・セクションを形成するオペレータ・ステーション。１５．請求の範囲１１記載のオペレータ・ステーションであって、第１のウィンドウに表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される各セクションのためのセクション標識を含み、セクション標識は、セクションを名によって識別するテキストと、状態ボックス記号と、クリティカル・サクセス・ファクタ標識記号と、停止フラグ記号と、非常フラグ記号と、最小／最大警報記号と、肯定応答されていない警報注意記号と、を備えるオペレータ・ステーション。１６．請求の範囲１１記載のオペレータ・ステーションであって、シーケンス表示区域に表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される少なくとも１つのシーケンスのためのシーケンス標識を含み、シーケンス標識は、シーケンスを名によって識別するテキストと、シーケンスの全体のサクセスを表すクリティカル・サクセス・ファクタの図形標識と、を備え、図形標識は、パイチャートを形成する２つの対照的な陰影に分割される円と、クリティカル・サクセス・ファクタのトレイリング平均を示す半径線分と、を含み、１つの陰影が、クリティカル・サクセス・ファクタの現在の値の関数として大きさが変化するパイチャートのセクションを形成するオペレータ・ステーション。１７．請求の範囲１１記載のオペレータ・ステーションであって、第２のウィンドウに表示される情報は、オペレータ・ステーションによって管理される各シーケンスのためのシーケンス標識を含み、各シーケンス標識は、シーケンスを名によって識別するテキストと、状態ボックス記号と、クリティカル・サクセス・ファクタ標識記号と、停止フラグ記号と、非常フラグ記号と、最小／最大警報記号と、肯定応答されていない警報注意記号と、を備えるオペレータ・ステーション。１８．請求の範囲１６記載のオペレータ・ステーションであって、セクション標識は、そのセクション内の全てのシーケンス内の起動している肯定応答された警報の総数を示す起動している肯定応答された警報記号を更に含むオペレータ・ステーション。１９．請求の範囲１５記載のオペレータ・ステーションであって、シーケンス表示区域に表示されるシーケンス標識の１つを選択するための入力手段と、そのシーケンスに対する予め選択されたパラメータに対応する数値データの表示と、を更に含むオペレータ・ステーション。２０．請求の範囲１５記載のオペレータ・ステーションであって、予め選択されたパラメータはプロセスの現在のステップ名と、現在のステップにおける時刻と、現在のレシピ番号と、次のレシピ番号と、起動している停止警報の数と、起動している非常警報の数と、起動している警告警報の数と、起動している警戒警報の数と、起動している要求警報の数と、手動モードでの入力の数と、手動モードでの出力の数とを含むオペレータ・ステーション。２１．製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをおのおのが自動的にモニタおよび制御する複数の専用プロセス制御コンピュータを含む、製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションであって、このオペレータ・ステーションは、オペレータ・ステーションと各専用プロセス制御コンピュータの間のプロセスデータの双方向通信のための通信手段と、複数の専用プロセス制御コンピュータの１台によって制御されるプロセスの１つまたは複数のシーケンスに関する情報を表示するための表示手段と、複数の専用プロセス制御コンピュータの第２のコンピュータによって制御されるプロセスの１つまたは複数のシーケンスに関する情報を表示するための表示手段と、専用プロセス制御コンピュータの１台によって制御されるシーケンスの１つと、第２のプロセス制御コンピュータによって制御される他のシーケンスとを選択するためのデータ入力手段と、選択された各シーケンスに対応する表示手段のシーケンス表示区域に情報を表示するための論理と、を含む製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーション。２２．請求の範囲２１記載のオペレータ・ステーションであって、プロセス制御コンピュータの１台によって制御される予め選択されたプロセス変数のセットの１つを選択し、かつその選択された変数の値を指示するためのデータ入力手段を更に含むオペレータ・ステーション。２３．製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスを含む少なくとも１つのセクションをモニタおよび制御するための少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータを含む、製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションであって、このオペレータ・ステーションは、オペレータ・ステーションと少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータの間のプロセスデータの双方向通信のための通信手段と、第１の表示手段と、第２の表示手段と、を備え、前記第１の表示手段は、プロセスの少なくとも１つのセクションに関する情報を含む表示区域を定める第１のウィンドウと、プロセスの１つまたは複数のシーケンスに関する情報を表示するための表示区域を定める第２のウィンドウと、を含み、前記第２の表示手段は、プロセスに関する選択された情報を含む表示区域を定める少なくとも１つのウィンドウと、第１の表示装置の第１のウィンドウに表示されるセクションの１つを選択するため、および第２の表示手段に表示すべき情報を選択するためのデータ入力手段と、プロセスの選択されたセクション内のシーケンスの全てに対応する第１の表示手段の第２のウィンドウに選択された情報を表示するための論理と、第２の表示手段の少なくとも１つのウィンドウに選択された情報を表示するための論理と、を含む製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーション。２４．製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをモニタおよび制御する少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータを含む製造プロセス制御システムのためのオペレータ・ステーションにおいて、プロセスに関連する予め選択されたパラメータの関数としてクリティカル・サクセス・ファクタの現在の値を決定するための論理と、予め選択された時間期間にわたるクリティカル・サクセス・ファクタのトレイリング平均値を決定するための論理と、クリティカル・サクセス・ファクタの図形標識を表示するための手段と、を備え、この手段は、パイチャートを形成する２つの対照的な陰影に分割される円と、クリティカル・サクセス・ファクタのトレイリング平均の値を示す半径線分と、を含み、１つの陰影によって形成されたパイの区域がクリティカル・サクセス・ファクタの値の関数である、プロセスの選択されたシーケンスの現在の状態を表す表示を発生する装置。２５．少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータのネットワークと、プロセス制御コンピュータからのデータをネットワークにおける他の許可されたシステムへ送るための通信処理手段とを含む、製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをモニタおよび制御するための方法であって、オペレータ・ステーションと通信処理手段の間のプロセスデータの双方向通信によって通信する過程と、プロセスの１つまたは複数のセクションのおのおのに関する情報を含むセクション表示区域と、プロセスの１つまたは複数のシーケンスのおのおのに関する情報を含むシーケンス表示区域と、を含む表示手段を設ける過程と、セクション表示区域に表示されるセクションの１つを選択する過程と、プロセスの選択されたセクション内のシーケンスの全てに対応するシーケンス表示区域に情報を表示する過程と、を備える製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをモニタおよび制御するための方法。２６．請求の範囲２ないし２０記載のオペレータ・ステーションを利用する請求の範囲２５記載の方法。２７．おのおのが製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスを自動的にモニタおよび制御する複数の専用プロセス制御コンピュータを利用する製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをモニタおよび制御するための方法であって、オペレータ・ステーションと各プロセス制御コンピュータの間のプロセスデータの双方向通信によって通信する過程と、複数のプロセス制御コンピュータのうちの１台のプロセス制御コンピュータによって制御されるプロセスの１つまたは複数のシーケンスに関する情報を表示する表示手段を設ける過程と、複数のプロセス制御コンピュータのうちの第２のプロセス制御コンピュータによって制御されるプロセスの１つまたは複数のシーケンスに関する情報を表示する表示手段を設ける過程と、１台のプロセス制御コンピュータによって制御されるシーケンスの１つと、第２のプロセス制御コンピュータによって制御される他のシーケンスを選択する過程と、選択されたシーケンスのおのおのに対応する表示手段のシーケンス表示区域に情報を表示する過程と、を備える製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスをモニタおよび制御するための方法。２８．請求の範囲２１または２２記載のオペレータ・ステーションを利用する請求の範囲２７記載の方法。２９．少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータを利用して製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスを含む少なくとも１つのセクションをモニタおよび制御するための方法であって、オペレータ・ステーションと少なくとも１台の専用プロセス制御コンピュータの間のプロセスデータの双方向通信によって通信する過程と、プロセスの少なくとも１つのセクションに関する情報を含む表示区域を定める第１のウィンドウと、プロセスの１つまたは複数のシーケンスに関する情報を表示するための表示区域を定める第２のウィンドウとを含む第１の表示手段を設ける過程と、プロセスに関する選択された情報を含む表示区域を定める少なくとも１つのウィンドウを含む第２の表示手段を設ける過程と、第１の表示の第１のウィンドウに表示されるセクションの１つを選択し、第２の表示手段に表示すべき情報を選択する過程と、プロセスの選択されたセクション内のシーケンスの全てに対応する第１の表示手段の第２のウィンドウに選択された情報を表示し、第２の表示手段の少なくとも１つのウィンドウに選択された情報を表示する過程と、を備える製造プロセスの少なくとも１つのシーケンスを含む少なくとも１つのセクションをモニタおよび制御するための方法。３０．請求の範囲２４記載のオペレータ・ステーションを利用する請求の範囲２９記載の方法。