JPH09501517A - 業務処理を管理するための方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 以下の８つの重要機能を実行するワークフロー・マネージメントシステム。i)開始のため又は完了のためのステップがあることをユーザーに通知する（名前／経路指定）。ii)タスクを完了するために適切なツールをユーザに与える（トランザクション・マネージャ）。iii)タスクを完了するために適切な情報をユーザに与える（ワークフロー・サーバ）。iv)タスクが処理全体のどこに納まるかをユーザに分かるようにする（スケジュール）。v)処理の動きを維持するために適切な合図、警報、追跡を管理する（トランザクション・マネージャ）。vi)所与の標準手順を自動化する ()。vii)組織の既存の業務システムと統合する。viii)開発者がワークフロー可能になっている新しいカスタム・アプリケーションを開発できるようにする単純なアプリケーション・プログラム・インタフェースを与える（ワークフロー更新）。

Description

【発明の詳細な説明】 業務処理を管理するための方法および装置 技術分野 実業界は、業務処理管理を直接サポートする新しいシステムすなわち作業の流 れに秩序と協調をもたらすシステムを必要としている。事務作業のうち、業務処 理管理用に設計されておらず、その補助にも不向きな従来のデータ処理システム や情報処理システムが受け付けなかった部分の自動化が求められている。 本発明は、ソフトウェアで実現されたときに効率よくしかも費用効果的に業務 処理を管理するために必要なツールを実業界に提供するような、業務処理を分析 し構造化するためのシステムである。 本発明は、高機能用紙経路指定(intelligent forms routing)などの単純なア プリケーションから、マーケティング、生産、顧客満足などのすべての処理を統 合する高度任務重視全社規模システム(mission-critical enterprise-wide syst ems)まで、すべての業務処理に適用することができる。 その結果得られるシステムにより、システムのユーザは、調整されたアクショ ンを迅速に取り、骨を折らずに処理を管理することができる。その結果、生産性 の向上とサイクル時間の短縮が実現し、そのため、顧客満足度も改善される。 ワークフロー可能になっているシステムは、業務処理を容易にするものである 。この目的を果たすため、ワークフロー管理システムは以下の８つの重要機能を 実行する。 ・開始のためのステップまたは完了のためのステップがあることをユーザに通知 する。 ・タスクを完了するために適切なツールをユーザに提供する。 ・タスクを完了するために適切な情報をユーザに提供する。 ・タスクが処理全体のどこに納まるかをユーザが分かるようにする。 ・処理の動きを維持するために適切な合図、警報、追跡を管理する。 ・所与の標準手順を自動化する。 ・組織の既存の業務システムと統合する。 ・開発者がワークフロー可能になっている新しいカスタム・アプリケーションを 開発できるようにする単純なアプリケーション・プログラム・インタフェース（ ＡＰＩ）を提供する。 ワークフロー・システムのアーキテクチャは、それ自体の周囲に特定のアプリ ケーションだけでなくユーザおよびサードパーティ開発者からのシステム強化策 やユーティリティも集め、様々なコンピュータ・システム内に収まるように設計 されている。さらに、このアーキテクチャは、各種のアプリケーション間ならび に多様なプラットフォーム間のインタオペラビリティ(interoperability)に対応 できるように設計されている。 ワークフロー・システムの基本概念は、いかなる業務処理もワークフローとい う一連の基本トランザクションとして解釈することができるというものである。 すべてのワークフローには、顧客と、実行者と、満足条件とがある。顧客と実行 者は、ワークフロー内で関係者が担うことができる役割である。また、それぞれ のワークフローには監視者を設けることができる。 ワークフローの顧客は、要求を行ったか申し出を受け入れたために行われる作 業の対象者のことである。実行された作業の評価と、この作業が顧客の満足条件 を満たしているかどうかの判定とを担当するのは顧客である。 実行者は、作業の完了と、作業が行われたときの顧客への宣言とを担当する人 である。 要求と申し出は、２つの基本タイプのワークフローである。これ以外にも、簡 略化した要求と申し出の派生物である、質問、通知、注意などのワークフロー・ タイプがある。満足条件は、実行者によって実行される作業を指定するものであ る。顧客は要求で満足条件を指定し、実行者は申し出でそれを指定する。（この 場合、当然のことながら、両者は行われる作業について交渉を始めることができ る。） たとえば、以下の文章があるとする。 「ジョンは、報告書を作成して金曜正午までにそれを届けるよう、フランクに 依頼した。」 このワークフローでは、ジョンが顧客で、フランクが実行者で、満足条件は「報 告書を作成して金曜正午までにそれを届ける」ことである。しかも、フランクが 報告書を提供するのではなく、ジョンが報告書を要求したので、このワークフロ ーは要求タイプである。 以下の文章があるとする。 「ジョンは、フランクのために報告書を作成して金曜正午までにそれを届ける ことを提案した。」 このワークフローでは、ジョンが実行者で、フランクが顧客で、満足条件はやは り「報告書を作成して金曜正午までにそれを届ける」ことである。しかも、フラ ンクが報告書を要求するのではなく、ジョンが報告書を提案したので、このワー クフローは申し出タイプである。 ワークフローの監視者は直接アクションを一切行わず、通常、管理または訓練 のために監視を行う。 業務処理マップは、ワークフローをループとして表示し、各ワークフローに関 する関連情報、すなわち、顧客、実行者、満足条件、サイクル時間を表示する。 第１図は、１次ワークフロー１１と、条件付きワークフロー１３および１５と、 条件付きリンク１７と、パラレル・ワークフロー１９および２１と、シリアル・ ワークフロー２３および２５とを有する業務処理マップである。本発明によるワ ークフロー・システムでは、役割、サイクル時間、満足条件、自動アクションを 暗示するかアプリケーション構築用のフレームワークを提供するリンクへの関連 付けセマンティクスなど、様々なパラメータが各ワークフローに関連付けられる が、そのすべては有用な業務処理表現を作成するために必要なものである。各ワ ークフローには４つの段階がある。第１段階は、顧客から実行予定者に要求が行 われるか、または実行予定者から顧客への申し出が行われる提案段階と呼ばれる 。第２段階は、申し出が顧客に受け入れられるか、または要求が実行者によって 是認され、満足条件が識別される合意段階と呼ばれる。当然のことながら、この 合意段階では、合意に達するまで顧客と実行者によって最初の満足条件の交渉を 行うことができる。第３段階は、実行者が合意に達したか受け入れられた満足条 件を満たすために着手する実行段階と呼ばれる。満足条件が満たされたと実行者 が 確信すると、実行者は完了を宣言する。最後の段階は、実行者によって満足条件 が満たされたかどうかを顧客が判定し、満たされた場合に満足を宣言する満足段 階である。 ともに本出願人であるAction Technologies，Inc.が所有する、１９９０年１ ０月１７日出願の米国特許出願第６００１４４号および１９８９年６月１９日出 願の米国特許出願第０７／３６８１７９号には、同特許出願で会話と呼ばれるワ ークフローを管理する方法およびシステムが記載されている。しかし、この引例 の教示は、まとめてリンクされた複数のワークフローから構成される業務処理を マッピングする機能を持たない単一ワークフローに限定されている。１９９３年 １月１５日出願の米国特許出願第 号には、本発明のシステムの望ま しい構成要素であるが必要構成要素ではない、業務処理マップを作成し修正する 方法および装置が開示されている。この構成要素はワークフロー・アナリストと 呼ばれる。図面の簡単な説明 第１図は、業務処理すなわち１組のリンク済みワークフローの絵画表現である 。 第２図は、完全なワークフロー・システムのブロック概略図である。 第３図は、単一ワークフローの諸段階を示す絵画表現である。 第４ａ図は、新規業務処理またはワークフローの開始を検出したときのトラン ザクション・マネージャの制御の流れを示す図である。 第４ｂ図は、ユーザ（またはエージェント）がワークフローで行為を行ったこ とを示すトランザクション・データベースの変更を検出したときのトランザクン ョン・マネージャの制御の流れを示す図である。 第４ｃ図は、ワークフローのワークフロー事象を処理するときのトランザクシ ョン・マネージャの制御の流れを示す図である。発明の詳細な説明 概要 本発明は、ワークフロー・サーバからサービスを要求するワークフロー可能な アプリケーションをアプリケーション開発者が生成できるようにするために使用 する方法および装置である。このようなアプリケーションは、業務処理で行動し 関与するためにユーザが使用し、管理者がワークフロート業務処理の状況を監視 し照会できるようにするものである。 定義 本発明を記載するにあたり、それぞれに示された定義とともに以下の用語を使 用する。 行為 完了に向かってワークフローを移動させる際に人が介在するための基本言語オ カレンス。 合意 両当事者が満足条件について共通合意に達する交渉段階の結果。 業務処理 組織が作業を実行して完了し、製品を配達し、顧客にサービスと満足を提供す るための繰り返し処理を表す、まとめてリンクされたワークフローのネットワー ク。 業務処理マップ これは、業務処理のワークフロートとその関係を示す、業務処理の図形表現で ある。 １次ワークフロー これは、業務処理が開始されたときに開始される第１のワークフローである。 その満足条件は、該当業務処理の満足条件を表す。 条件付きリンク 何らかの条件に基づいて１群のワークフローのうちの１つだけが誘発されるこ とを示すリンク。 満足条件 顧客によって宣言または是認される条件。これを達成することがワークフロー の目的である。 顧客 ワークフロー内の役割であって、要求を行うかまたは申し出を受け入れる人。 顧客満足 ワークフローの目標。ワークフロー内の満足条件が達成されると、その達成が 顧客によって宣言される。 サイクル時間 １つのワークフロー段階、１つのワークフロー全体、または１つの業務処理の 開始から正常終了までの時間の尺度。 例外フロー 業務処理ワークフロー・マップ内の経路であって、顧客が取り消すか、あるい は実行者が取消しまたは辞退をした場合にたどるもの。 リンク ２つのワークフロー間の定義済み依存関係と、ワークフロー間の依存関係を確 立するための機構。 ループ（ワークフロー） ワークフローは、時計回りの方向に矢印が示された楕円形のループによって図 形表現される。楕円を４等分したそれぞれの部分は、ワークフローの各種段階を 意味する。 通常フロー これは、顧客の満足が得られてワークフローが完了したときにたどる業務処理 マップ内の経路である。 監視者 ワークフロー内の役割の１つであって、ワークフロー内で行為を行うことはで きないが、ワークフロー内の行為が通知され、ワークフローに関連する情報およ びデータにアクセスすることができる人。 申し出 実行者が顧客のために満足する予定の満足条件を指定して、ワークフローを開 始するための行為。 組織的役割 組織内の指定の地位であって、所与の要求、合意、所与のアクション、所与の 方針設定、および所与の決定を行う権限が与えられている人。この種の役割は、 会計係、事務管理者などになる。 実行者 ワークフロー内の主な役割の１つであって、満足条件の完了を約束する人（役 割）。 段階 発生した行為および許される行為に基づく、ワークフローの状況の特性。それ ぞれのワークフローには、提案段階と合意段階、実行段階と満足段階という４つ の段階がある。 要求 顧客は、ワークフローを開始して満足条件を宣言するためにこの行為を行う。 誘因 ワークフロー内のアクションの１つであって、他のワークフロー内のアクショ ンの原因になるもの。 被誘発 ワークフロー内のアクションであって、他のワークフロー内の所与の条件／状 況に基づくもの。 ワークフロー 顧客と実行者との間で構造化された１組の行為であって、顧客の満足条件を満 たすために編成されたもの。 ワークフローの活動化 ワークフローの顧客または実行者がワークフローの初期行為を行えるようにす る被誘発アクション。 ワークフローの開始 要求または申し出でワークフローを開始する行為。 ワークフローの役割 ワークフロー内で行為を行うワークフローの関係者の関連。ワークフローでは 、顧客、実行者、監視者という３つの役割が区別される。 ワークフローのタイプ これは、ワークフローが要求タイプか、申し出タイプか、注意タイプかを示す ものである。 ワークフロー・システムが提供するサービス ワークフロー・システムが提供するサービスについて、以下に記載する。この ようなサービスは、ワークフロー・サーバＡＰＩへの呼出しを介してアプリケー ションに提供される。このワークフロー・サーバＡＰＩは、サーバが提供するサ ービスへのインタフェースを取り、そのサービスへのアクセス権を獲得するため の主機構を提供する。代替実施例では、ワークフロー・サーバＡＰＩへの呼出し ではなく、ワークフロー・サーバ・データベースの更新によって、これらのサー ビスを提供することができる。 トランザクション・サービス トランザクション・サービスとは、ユーザおよびエージェントによるワークフ ローの開始およびワークフローでの行為に関するものである。これらのサービス は、トランザクションＡＰＩを介してワークフロー可能なアプリケーションに提 供される。あるいは、ワークフロー・トランザクション・データベースの更新に よって、このサービスをワークフロー可能なアプリケーションに提供することも できる。また、このサービスは、ワークフローの定義に指定されたワークフロー 言語の諸機能でも提供される。 提供されるサービスは、以下の通りである。 ａ）ワークフローの開始 この機能により、アプリケーションは新規ワークフローの開始をサーバに要求 する。たとえば、ユーザが経費報告用紙に記入した場合、これを保管すると、そ の結果作成される記録または文書はワークフローの開始を表し、アプリケーショ ンがこのサービスを使用してワークフローを開始することになる。 たとえば、ロータスのＮＯＴＥＳ環境（ロータス社から提供されている）のワ ークフロー可能なアプリケーションでは、ユーザは、トランザクション・データ ベースのＮＯＴＥＳ用紙を作成することによって、新規業務処理を開始する。ま た、ユーザは、用紙内のオプションを編集して選択することによって、ワークフ ローを開始する。他の環境では、ユーザが適切な用紙に記入し、アプリケーショ ンがトランザクションＡＰＩへの呼出しを介してサービスを要求する。 ｂ）ワークフロー内の行為 この機能により、アプリケーションは、既存のワークフローに対するアクショ ンを行うことができる。たとえば、管理者による経費報告の承認は、その管理者 がワークフロー内で行為を行ったことを示す。 ｃ）ワークフロー状況と使用可能な行為 ワークフロー・サーバは、ワークフローでそれぞれの行為が行われた後、ワー クフローの状況を更新し、管理する。また、このサーバは、対応するデータベー ス・レコードも更新し、ユーザがトランザクション・データベースのワークフロ ー・トランザクション・レコードをオープンしたときまたはユーザがトランザク ションＡＰＩの諸機能の１つによりサーバからこのような状況を要求したときに 、ワークフロー状況と使用可能な行為（ワークフロー内での自分の役割を条件と する）を見られるように、状況と顧客および実行者にとって使用可能な行為を反 映する。 ｄ）処理固有のデータ（束縛データ）のバインドと読取り この機能により、アプリケーションは、アプリケーション固有のデータをワー クフロー・トランザクションにバインドする。すなわち、この機能により、アプ リケーションは、ワークフロー・サーバがワークフロー・トランザクション文書 に保管している処理固有のデータ（束縛データ）を読み取って修正することがで きる。束縛データの仕様（フィールド名およびそのデータ・タイプ）は定義サー ビスにより定義される。このデータは、トランザクション・データベース用紙に よりアプリケーションが直接アクセスすることができる。サーバは、ワークフロ ーの状況に応じて用紙内の様々な表示属性を提供するために用紙仕様を修正する 。 ｅ）保留アクションを伴うワークフロー ユーザは、そのユーザが処理の各種ワークフロー内で果たす役割を条件として 、進行中の業務処理の保留アクションを伴うワークフローのリストの表示を要求 することができる。ＮＯＴＥＳ環境の実施態様では、トランザクション・データ ベースの１組のビューによって、このリストが提供される。 ｆ）使用可能な業務処理 これは、ワークフロー可能なアプリケーションの機能上の能力として現れる。 ワークフロー・サーバは、ワークフロー可能なアプリケーションが開始できる使 用可能な業務処理を報告する。 定義サービス 定義サービスとは、業務処理の各種要素と、業務処理のワークフローおよびワ ークフロー・リンクの定義に関するものである。 ａ）業務処理の定義 ユーザは、ワークフロー・アプリケーション・ビルダ（または、アプリケーシ ョン・ビルダがワークフロー・サーバと対話する手段であるワークフロー定義Ａ ＰＩを使用する他の設計アプリケーション）を使用して、業務処理を構成するワ ークフローとリンクを定義することができる。この点については、本明細書でワ ークフロー・アプリケーション・ビルダという場合、業務処理を構成するワーク フロー、リンク、条件付きリンク、ワークフロー言語スクリプトを定義するすべ ての設計アプリケーションを指すものと理解する必要がある。適当な設計アプリ ケーションを構築できるようにサーバから提供されるサービスへのアクセスの詳 細は、本明細書に含まれる説明に基づいて当業者には明白であるはずである。 ｂ）ワークフローの定義 ユーザは、ワークフロー・アプリケーション・ビルダ（または他の設計アプリ ケーション）を使用して、１組の構造定義（ワークフロー定義データベースのレ コードの仕様）により定義中の業務処理に属す特定のワークフローの構造を定義 することができ、アプリケーション・ビルダ（または他の設計アプリケーション ）がデータベース内の定義文書を作成、修正、削除できるようにすることができ る。 ワークフロー・アプリケーション・ビルダ（または他の設計アプリケーション ）を使用してユーザが指定できる項目は以下の通りである。 ・業務処理 ・リンクとワークフローおよびそのすべての要素 ・ワークフロー間の条件付きリンク ・束縛データ ・追跡および合図の仕様 ・サーバが取るべき自動アクション 名前および経路指定サービス 名前および経路指定サービスとは、組織的役割と識別の定義に関するものであ る。名前および経路指定サービスにより、許可ユーザは名前／経路指定データベ ース内の名前および経路指定レコードの作成、修正、削除を行うことができる。 このレコードには、サーバがサービスを提供する組織の組織的役割と識別が記載 されている。また、このレコードには、サーバが適切なＳＴＦプロセッサ向けの 通知と報告書を待ち行列化できるようにする、各識別用の経路指定情報も記載さ れている。このサービスは、ワークフロー・サーバの名前／経路指定ＡＰＩを使 用する、アプリケーション・ビルダまたは他の設計アプリケーションのユーザ・ インタフェースにより指定される。 ａ）組織的役割の定義 ユーザは、ワークフロー・アプリケーション・ビルダ（または他の設計アプリ ケーション）とワークフロー・ライブラリからの１組のＡＰＩを使用して、ワー クフロー・システムが実施される組織で使用する役割を定義することができる。 ｂ）識別の定義 ユーザは、ワークフロー・アプリケーション・ビルダ（または他の設計アプリ ケーション）とワークフロー・ライブラリからの１組のＡＰＩを使用して、ワー クフロー・システムが実施される組織で使用する識別を定義することができる。 ＳＴＦ処理サービス ＳＴＦ処理サービスは、ＳＴＦ待ち行列データベースによりサーバからＳＴＦ プロセッサ（後述する）に提供される。このデータベースには、ＳＴＦプロセッ サがサービスを提供するアプリケーションの特定のユーザに与えられる保留通知 および報告書のレコードが入っている。ＳＴＦプロセッサは、このレコードが処 理された後でそれを処理し削除する。 構成サービス 構成サービスは、特定の構成データベースによりシステム管理者に提供される 。サーバ管理ＡＰＩを使用するユーザ・インタフェースであるワークフロー・サ ーバ・マネージャにより、システム管理者は、システムのネットワーク構成とサ ーバのバージョンを定義し、ＳＴＦプロセッサを登録し、許可ユーザを定義し、 ログ・データベースと必要なログ記録のレベルを指定することができる。 スケジューリング・サービス スケジューリング・サービスにより、許可ユーザは、スケジュール済み業務処 理のレコードの作成、修正、削除を行うことができる。このレコードでは、サー バが業務処理を開始しなければならない日付／時刻ならびにこの開始が発生すべ き繰り返し参照を指定する。このサービスは、アプリケーション・ビルダ内のユ ーザ・インタフェースにより指定される。 外部インタフェース 外部インタフェースは、エンドユーザ・アプリケーション、ワークフロー・ア プリケーション・ビルダ、ワークフロー・リポータ、ＳＴＦプロセッサが使用す るサービスを提供する。構成サービスなど、このサービスの一部は、特定のユー ザ・インタフェースにより提供されるが、ワークフローＡＰＩから提供されるサ ービスもある。クライアント・インタフェースがデータベースと直接対話するＮ ＯＴＥＳ（ロータス社から提供されている）のような環境では、クライアントの ワークフロー可能なアプリケーションがワークフロー・サービスを得るためにデ ータベースに直接アクセスする。プログラムのＡＰＩを使用するのではなく、む しろ、ワークフロー・サーバによって解釈されたワークフロー構造を読み書きす る。他の環境では、ワークフロー可能なアプリケーションがワークフローＡＰＩ によりワークフロー・サービスにアクセスする。 ネットワーク・アーキテクチャ ワークフロー・システムのワークフロー・サーバ構成要素は、単一サイトに導 入して１組のデータベースを管理するように設計されている。これは１つまたは 多数の業務処理を管理することができ、上記のように、各業務処理は１つまたは 多数のワークフローを含むことができる。 ワークフロー・サーバは構成データベースにより構成される。ワークフロー・ サーバは、始動すると、ワークフロー・データベースの監視と更新を適宜開始す る。各ワークフロー・サーバは、構成データベースに指定されているとおり、複 数の定義、トランザクション、またはスケジューリング・データベースを監視す ることができる。 ＮＯＴＥＳ環境では、ＮＯＴＥＳの複写機構により、業務処理データベースへ の分散アクセスが実施される。 ワークフロー・サーバが管理するトランザクション・データベースは、ＮＯＴ ＥＳの標準機構により複写することができる。これにより、業務処理状況を表示 して変更するための分散アクセスが実施される。 業務処理は、業務処理の一部であるワークフローのすべてが単一ＮＯＴＥＳ（ または他のワークフロー可能なアプリケーション）のデータベースに格納され管 理されるように設計されている。このデータベースは、エージェント処理および ワークフロー言語解釈のために単一ワークフロー・サーバによって管理される。 マイクロソフトのWindows環境のスタンドアロン・サーバのように、サービス の機能性が制限されているワークフロー・サーバの特殊バージョンでは、ワーク フロー可能なアプリケーションのユーザがアクションを行ってワークフローを完 了まで移動することができるが、自動エージェントまたはワークフロー言語スク リプトの実行というサービスを含まない。 ワークフロー・システムの構成要素 ワークフロー・システムには、第２図に示すように、ワークフロー・サーバと データベース、アプリケーション・プログラム・インタフェース（ＡＰＩ）とワ ークフロー・サーバ・マネージャという構成要素が組み込まれている。さらに、 本発明を使用可能なタイプの完全なワークフロー・システムには、アプリケーシ ョン・ビルダ、アナリスト、標準トランザクション形式（ＳＴＦ）プロセッサ、 ワークフロー可能なアプリケーション、リポータの各構成要素が含まれる。アプ リケーション・ビルダ、アナリスト、標準トランザクション形式（ＳＴＦ）プロ セッサ、ワークフロー可能なアプリケーション、リポータの各構成要素は、ワー クフロー・システム全体の有用な構成要素ではあるが、本発明の一部を形成する ものではないので、このような構成要素の詳細については、本発明の理解に必要 な程度に限定して本明細書に記載する。 ワークフロー・サーバ、データベース、ＡＰＩ、ワークフロー・サーバ・マネ ージャの簡単な概要を以下に示し、それに続いて各構成要素の詳細説明を示す。 残りの構成要素に関する詳細説明は、本発明を完全に理解するのに必要な程度に 限定して示す。以下に示す好ましい実施例では、オブジェクト指向プログラミン グのモデル、ビュー、クラス（ＭＶＣ）というパラダイムを使用して本発明の／ ステムを実施する。 ワークフロー・サーバ ワークフロー・サーバはワークフロー・システムの中心である。ワークフロー ・システムでは、エンド・ユーザ・アプリケーションではなく、ワークフロー・ サーバにワークフロー操作を集中させる。このクライアント／サーバ設計を使用 することにより、アプリケーションは、その設計の一部としてワークフローに関 する知能を持つ必要がない。ワークフロー論理やオーバヘッドはサーバ側で処理 されるので、アプリケーション開発者はこのような機能性を気にする必要なく、 特定のアプリケーション開発に専念することができる。 第２図は、ワークフロー・システムの他の構成要素との関連におけるワークフ ロー・サーバの主要構成要素を示している。これらの構成要素は、プロセスおよ びモジュールと呼ばれる。サーバが実行するすべての作業は、トランザクション ・マネージャ、追跡マネージャ、日付／時間スケジュール・マネージャ、ＳＴＦ スケジュール・マネージャと呼ばれる４つのプロセスの１つによって実行される 。プロセスは、互いに別々のエンティティとして実行されるように体系化された ソフトウェア構成要素またはタスクである。ワークフロー・サーバは、以下に示 すように構成データベース内のワークフロー・システム・サーバ管理データに基 づいて４つの基本プロセスを制御する。第１に、ワークフロー・サーバは、ＳＴ Ｆプロセッサが何を実行しなければならないかを判定し、そのプロセスを生成す る。第２に、ワークフロー・サーバは、トランザクション・マネージャを実行す る時期を判定し、そのプロセスを生成する。第３に、ワークフロー・サーバは、 追跡マネージャを実行する時期を判定し、そのプロセスを生成する。 このようなプロセスは、個別の実行可能プログラムである場合もあれば、単に ワークフロー・システム・サーバの本体内の個別のタスクに過ぎない場合もある 。 ワークフロー・サーバ・モジュールは、特定のタイプの機能性を提供するソフ トウェア構成要素である。モジュールは、上記のプロセスによって使用され、モ ジュール間でも使用される。 構成上、モジュールは個別のライブラリと見なすことができる。このようなモ ジュールとしては、ワークフロー・プロセッサ、ワークフロー更新プログラム、 ワークフロー・インスタンス化プログラム、ワークフロー言語解釈プログラム、 ワークフロー事象ハンドラ、エージェント・アクション・マネージャ、ＳＴＦル ータ／待ち行列化プログラム・マネージャがある。 データベース ワークフロー・システムでは、以下のデータベースを使用する。 定義データベース 定義データベースには、組織、業務処理、ワークフロー、役割、行為の定義の レコードが入っている。このレコードには、所与のインスタンスでワークフロー 内で何を実行する必要があるかを示す命令が入っている。このレコードは、新規 ワークフロー状況と使用可能なアクションを判定するためにワークフロー更新プ ログラムとワークフロー・プロセッサが使用する。 トランザクション・データベース トランザクション・データベースには、ワークフローの実施のレコードが入っ ている。ワークフローが開始されるか、ワークフロー内でアクションが行われる たびに、対応するレコードがトランザクション・データベース内に作成される。 このようなレコードとしては、ワークフロー・インスタンス、アクション・トラ ンザクション、現行不完全、各種ワークフロー間の関係などがある。 名前／経路指定データベース 名前／経路指定データベースには、ワークフロー・システムが導入された組織 の役割および識別のレコードが入っている。これは、既存の組織的役割、現行識 別、および１つまたは複数の役割で行動するための許可を記録する。 スケジュール・データベース スケジュール・データベースは、業務処理を開始しなければならない日付と時 間を格納する。日付／時間スケジュール・マネージャがこのデータベースを読み 取る。 管理／構成データベース このデータベースは、ワークフロー・サーバが動作するのに必要な情報を格納 する。 ＳＴＦ待ち行列データベース このデータベースは、ＳＴＦプロセッサ・インタフェースによりワークフロー ・システムと対話するユーザに送信すべき通知のレコードを格納する。 ワークフローＡＰＩ ワークフローＡＰＩは、ワークフロー・サーバのサービスにアクセスするため のプログラミング・インタフェースを提供する。ワークフロー可能なアプリケー ション、ＳＴＦプロセッサ（後述する）、アプリケーション・ビルダはいずれも このようなＡＰＩを使用して開発されたものである。本発明のシステムのＡＰＩ は、トランザクションＡＰＩ、定義ＡＰＩ、リポータＡＰＩ、名前および経路指 定ＡＰＩ、スケジュールＡＰＩ、管理ＡＰＩなどがある。 ワークフロー・サーバ・マネージャ ワークフロー・サーバ・マネージャ（ＷＳＭ）は、以下のようなワークフロー ・サーバの特定のサービス向けのユーザ・インタフェースを提供する、ワークフ ロー・システムの構成要素である。 サーバ管理 許可の保守 業務処理の保守 ワークフローの保守 ＳＴＦプロセッサの保守 構成 トランザクション・ログの保守 業務処理のスケジューリングと組織カレンダ ＷＳＭでは、それがユーザに提供する諸機能とサービスを実施するためにワー クフローＡＰＩを使用する。ＷＳＭの使用により、ユーザは、業務処理の繰り返 しスケジューリングならびにスケジュール・マネージャによって指定された組織 カレンダの仕様を指定するために、ユーザ・インタフェースを提供するスケジュ ーリング機能を選択する。 ワークフロー・アプリケーション・ビルダ ワークフロー・アプリケーション・ビルダは、業務処理設計者がそのワークフ ロー・ネットワークで業務処理設計を指定できるようにするためのグラフィカル ・ユーザ・インタフェース（ＧＵＩ）アプリケーションである。したがって、ア プリケーション・ビルダは、業務処理を設計し、ワークフロー・サーバが使用す ることになるワークフロー定義データベースの作成または編集を行う。また、ワ ークフロー・アプリケーション・ビルダによって実行される機能は、ワークフロ ー・サーバのワークフロー定義ＡＰＩを使用する設計アプリケーションが実行す ることもできる。 ワークフロー・アナリスト ワークフロー・アナリストは、業務処理アナリストがそのワークフロー・ネッ トワークで業務処理のマップを指定できるようにするためのＧＵＩアプリケーシ ョンである。その出力は、サーバの定義データベースを更新することになるアプ リケーション・ビルダまたはそれと同等のものによって読取り可能である。ワー クフロー・アナリストに関する詳細は、１９９３年１月１５日出願の関連米国特 許出願第 号に示されている。 ワークフロー・リポータ ワークフロー・リポータは、システムのワークフロー・リポータＡＰＩにより トランザクション・データベースへのインタフェースを提供するＧＵＩアプリケ ーションである。これは、現行トランザクションの状況ならびに過去のトランザ クションの履歴とパフォーマンスの監視を可能にするものである。本発明を完全 に理解するためには、ワークフロー・リポータに関してこれ以上詳しい説明は不 要である。また、このような報告書は、ワークフロー・リポータＡＰＩを使用す るアプリケーションが提供することもできる。 ＳＴＦプロセッサ ワークフロー・システムには、標準トランザクション形式（ＳＴＦ）の定義に より、ワークフロー可能なアプリケーションを開発するためのもう１組の機構が 提供されている。この形式は、メッセージ、データベース、プロセス間通信とい う様々なタイプのインタフェースによりワークフロー・サービスにアクセスする ためのセマンティクスを定義するものである。 それぞれのタイプのインタフェースでは、ワークフロー・データとプロセス固 有のデータをその媒体で表現するための特定の形式を指定する構文定義が用意さ れている。この構文定義は、特定のアプリケーションが使用することになるＳＴ Ｆ ＡＰＩを構成する。 ワークフローＡＰＩおよびサーバを使用しないワークフロー可能なアプリケー ション間の通信とインタフェースは、ＳＴＦプロセッサによって提供される。こ のようなＳＴＦプロセッサは、ワークフロー可能なアプリケーションのデータ形 式とワークフローＡＰＩのデータ要素とのマッピングおよび変換を行う。 ＳＴＦプロセッサは、多様なプロトコルおよび技術を統合するための層を提供 する。どのようなメッセージ移送環境プロトコル、データベース技術、プロセス 間通信プロトコルについても、ＳＴＦプロセッサを構築することができる。 ＳＴＦプロセッサからサーバへのインタフェースは、ワークフローＡＰＩによ って実施される。ワークフロー・サービスの観点から見ると、サーバ側にはＳＴ Ｆプロセッサが追加アプリケーションのように見える。 標準トランザクション形式（ＳＴＦ）プロセッサは、外部システムとワークフ ロー・システムとのインタフェースを取ることをジョブとするアプリケーション である。各種のシステムごとに、ワークフロー・システムへのインタフェースを 取るためのＳＴＦプロセッサが１つずつ用意されている。 ワークフロー可能なアプリケーション ワークフロー可能なアプリケーションは、ワークフローＡＰＩによるか、ワー クフロー・サーバのトランザクション・データベースへの直接アクセスによるか 、メッセージ、データベース、プロセス間通信などの各種インタフェース機構を 使用することができるＳＴＦプロセッサの使用により、サーバとのインタフェー スを取る。 設計および実施態様の説明 Ａ．ワークフロー・システム ワークフロー・サーバは、前述のように１組のプロセス、モジュール、データ ベース、およびＡＰＩである。ワークフロー・サーバのプロセス、モジュール、 データベース、ＡＰＩの実施に関し、以下に説明する。また、ワークフロー・サ ーバの特定のサービス向けのユーザ・インタフェースを提供するワークフロー・ サーバ・マネージャについても説明する。 プロセス トランザクション・マネージャ（ＴＭ） ＴＭは、トランザクション・データベースの変更が発生したときに行わなけれ ばならないすべてのアクションを開始する。ＴＭは、ワークフロー可能なアプリ ケーションによりユーザが行った要求を処理するためのドライバである。トラン ザクション・マネージャは、トランザクション・データベースでどのような変更 が行われたのかを判定する。データベースで変更されたレコードは、ＴＭによっ て検出される。トランザクション・マネージャは、トランザクション待ち行列を 管理し、待ち行列化したトランザクションをＦＩＦＯ順にサービスする。ワーク フロー・トランザクションＡＰＩを使用してワークフロー・サーバのサービスを 要求するワークフロー可能なアプリケーションで使用可能な用紙により、ユーザ がトランザクションに直接入る場合もあれば、ＳＴＦプロセッサによりトランザ クションが要求される場合もある。 変更されたワークフロー・レコードは、以下のいずれかのカテゴリに分類され る。 新規業務処理の開始を求める要求、 業務処理内の新規ワークフローの開始を求める要求、 ワークフロー内の行為を求める要求、 それぞれのタイプの扱い方は異なっている。 業務処理またはワークフローの開始の場合第４ａ図は、新規業務処理またはワ ークフローの開始を検出したときのトランザクション・マネージャの制御の流れ を示している。この場合、トランザクション・データベースには、開始される業 務処理またはワークフロー用のレコードが含まれることになる。 フロー＃１では、トランザクション・マネージャがトランザクション・データ ベースでの業務処理またはワークフローの開始を検出する。 フロー＃２では、トランザクション・マネージャがインスタンス化プログラム ・モジュールを呼び出し、このモジュールが業務処理の定義に基づいてワークフ ロー・レコードをインスタンス化する。 フロー＃３では、インスタンス化プログラムが定義データベースから業務プロ セスまたはワークフローの定義を読み取る。 フロー＃４では、インスタンス化プログラムが対応するワークフローまたは業 務処理用の新しいトランザクション・レコードをすべて作成する。 第４ｂ図は、ユーザ（またはエージェント）がワークフローで行為を行ったこ とを示すトランザクション・データベースの変更を検出したときのトランザクシ ョン・マネージャの制御の流れを示している。 フロー＃１では、トランザクション・マネージャがトランザクション・データ ベースで行われるワークフロー行為を検出する。 フロー＃２では、トランザクション・マネージャがワークフロー更新プログラ ムを呼び出して、この新規更新トランザクション・レコードの処理を開始する。 フロー＃３では、ワークフロー・プロセッサが次に使用可能な行為や新規不完 全などを計算する。 フロー＃４では、次に使用可能なアクションや不完全などがトランザクション ・レコードに書き込まれる。 フロー＃５では、処理しているワークフローに関与する識別の１つをＳＴＦプ ロセッサを介して通知する必要があるかどうかを確認するために、ワークフロー 更新プログラムが名前データベースを検査する。 フロー＃６では、ＳＴＦプロセッサを介して通知する必要がある識別がフロー ＃５で識別された場合に、トランザクションがＳＴＦ待ち行列データベースに待 ち行列化される。 第４ｃ図は、ワークフローの行為および状態事象（ここではワークフロー事象 ともいう）を処理するときのトランザクション・マネージャの制御の流れを示し ている。定義データベースの各ワークフロー定義には、ワークフローの各行為お よび状態に関連付けられたワークフロー言語セグメント（スクリプト）が含まれ ている。 フロー＃１では、トランザクション・マネージャがワークフロー事象ハンドラ を呼び出し、処理すべきワークフロー、行為、および状態を示す。 フロー＃２では、ワークフロー事象ハンドラが定義データベースからその行為 に関するスクリプトを読み取る。 フロー＃３では、ワークフロー事象ハンドラがワークフロー言語解釈プログラ ムを呼び出して、そのスクリプトを処理する。 フロー＃４では、スクリプトがアクションを行う必要があることを示している 場合に、ワークフロー言語解釈プログラムがエージェント・アクション・マネー ジャを呼び出して、ユーザのためにワークフロー行為を行う。 フロー＃５では、行為が行われたことを反映するために、エージェント・アク ション・マネージャがトランザクション・データベースを更新する。 次にワークフロー事象ハンドラがフロー＃２を繰り返すが、この場合はそのワ ークフローの状態に関するスクリプトを読み取る。状態に関して処理がフロー＃ ３に続く。 ワークフロー事象ハンドラは、業務処理の１次ワークフローの現工場対に対応 するスクリプトに関して、フロー＃２とフロー＃３を繰り返す。 好ましい実施例では、トランザクション・マネージャが以下のように実施され る。トランザクション・マネージャは、ワークフロー・トランザクション・デー タベースで行われた変更を識別し、要求されたサービスまたはその変更が表すサ ービスを提供するために適切なサーバ・モジュールを呼び出す。次にトランザク ション・マネージャは、トランザクション・タイプ固有のオブジェクトをインス タンス化することにより、着信トランザクションを待ち行列化し、それに対応す る。 トランザクションに入った日付／時間は、そのタイプおよびＩＤとともに示さ れる。この日付／時間フィールドは、ＦＩＦＯ（先入れ先出し）待ち行列検索を 行うために使用する。最も早い日付／時間が必ず一番先に検索される。 ITXIDは、トランザクション・データベース内のトランザクションのＩＤであ る。このＩＤは、txtypeに依存し、データベースからトランザクションに直接ア クセスする場合に使用することができる。 トランザクション・マネージャ・プロセスを実施するための擬似コードの説明 を以下に示す。この実施態様については、連続実行を行うループ（MainLoop）へ の呼出しを含むMAIN関数またはルーチンに関して説明する。 MAIN このMAIN関数は、仮想データベース（ＶＤＢ）に接続し、トランザクション・ マネージャの１次活動を実行し、仮想データベースから切断するものである。 トランザクション・マネージャの１次活動は、処理すべき要求がないかどうか ワークフロー・トランザクション・データベースを検査することである。トラン ザクション・マネージャは、MainLoop関数への呼出しによりこの１次活動を実行 する。 エラーが発生した場合、MAIN関数は、エラー・ログへの書込みを行い、エラー ・コードとメッセージを示す。このMAIN関数の流れは以下の通りである。 １．仮想データベースに接続する。 ２．接続が成功した場合は、後述するワークフロー・サーバ・マネージャが提供 するログにメッセージを書き込む。 ３．接続が成功しなかった場合は、ログにメッセージを書き込み、復帰する。 ４．MainLoop関数を呼び出す。 ５．仮想データベースから切断する。 ６．切断が成功した場合は、ログにメッセージを書き込む。 ７．切断が成功しなかった場合は、ログにメッセージを書き込み、復帰する。 MainLoop この関数は、トランザクション・マネージャの１次活動を実行する。無条件ル ープでは、ワークフロー・サーバ・マネージャ（ＷＳＭ）から何らかのメッセー ジが送られてきているかどうかを検査し、それを処理する。次に、ワークフロー 要求の有無を検査するという主活動を実行し、ワークフロー更新プログラムまた はエージェント／アクション・マネージャを呼び出す。 １．ＷＳＭからトランザクション・マネージャに関するメッセージがあるかどう かを検査する。メッセージを検索するため、MESSAGEQクラスのbfnGetMessageメ ソッドが呼び出される。エラーが発生した場合は、そのエラーがログ・ファイル に書き込まれる。 ２．メッセージに応じて、以下のステップ３および４により、異なる方法でメッ セージが処理される。 ３．メッセージがトランザクション・マネージャを終了させるためのものである 場合は、この関数が終了される。 ４．メッセージが構成が変更されたことを示すためのものである場合は、以下の 操作を実行する。 ５．CONFIGINFOクラスのbfnGetConfigInfoメソッドを使用して、新規構成が検索 される。この新規構成は、すべての構成情報が入っている構造体に入れて戻され る。構成情報を検索する際にエラーが発生した場合は、そのエラーがログ・ファ イルに書き込まれる。 ６．構成データベースは、ポーリング間隔とログ冗長性オプションを指定する。 ポーリング間隔は、処理サイクル間でトランザクション・マネージャが休止する 時間である。ログ冗長性オプションは、ログ・ファイルに書き込まれる情報の量 を指定するものである。AWSWriteToLog関数は、ログ・ファイルに活動をログ記 録するために使用する。 ７．ワークフロー更新プログラムを呼び出す。 ８．エージェント・アクション・マネージャを呼び出す。 ９．PollInterval期間という時間間隔の間、休止する。 １０．ステップ１に移行する。 追跡マネージャ 追跡マネージャは、管理／構成データベース内のワークフロー・サーバ管理テ ーブルごとにスケジューリングされ、定期的に実行される。これは、トランザク ション・マネージャとは非同期に動作することができる。これは、通知、追跡ま たは合図を送信すべき時期を判定し、それを送信する。 追跡マネージャは、関係者が期日を過ぎてもコミットしているトランザクショ ンを検出し、定義データベースに格納されたワークフロー定義に応じて、スクリ プトの実行、メール・メッセージの送信、または定義されている他のアクション の実行を行うことになる。追跡マネージャは、トランザクション・データベース の一部であるワークフロー不完全トランザクション・クラスと対話し、このデー タベースが通知を要するワークフローを選択するために追跡と合図の時間を提供 する。 追跡は、ワークフロー定義で指定される。この指定は、アプリケーション・ビ ルダまたはそれと同等のものによって行われる。それぞれのワークフローでは、 ワークフローの役割ごとに以下のように追跡指定を行うことができる。 追跡を行う時期を指定する。 最初および最後の有効時間 繰り返し間隔 追跡を行わない休日（オプション） 追跡を行う曜日（オプション） 追跡を行う時間範囲（オプション） 停止するまでの追跡時間の長さ 追跡対象の不完全を指定する。 顧客の応答期日 実行者の応答期日 実行者の達成期日 検査のタイプを指定する。 期日が来ること（合図）と期日までの時間 期日を過ぎたこと（追跡）と経過時間 追跡のために実行すべきことを指定する。 各ワークフロー・トランザクションでは、役割ごとの現行不完全が索引付きレ コードとして保管される。不完全の日付に加え、このレコードには、追跡のため の次の日付と時間ならびに合図のための次の日付と時間用のフィールドが含まれ る。このようなレコードには、上記２通りの日付フィールドに索引が付けられる 。追跡マネージャは、このような不完全レコードを取り除く。 追跡マネージャは、第１の追跡または合図の日付／時間が「現時点で」期日が 来ているかどうかと、「現時点」が組織カレンダによれば制限付き日付／時間で はないことを検査し、期日が来ている場合は、ワークフロー言語スクリプトを検 索し、それをワークフロー言語解釈プログラムに渡して処理させる。追跡マネー ジャは、サーバが停止しているケースを適切に処理し、期日を過ぎたすべての項 目を処理する。 追跡マネージャ・プロセスを実施するための擬似コードの説明を以下に示す。 この実施態様については、連続実行を行うループ（MainLoop）への呼出しを含む MAIN関数またはルーチンに関して説明する。 MAIN このMAIN関数は、仮想データベース（ＶＤＢ）に接続し、追跡マネージャの１ 次活動を実行し、ＶＤＢから切断するものである。 追跡マネージャの１次活動は、期日を過ぎたコミットメントの有無を検査し、 合図または追跡メッセージを送信することである。追跡マネージャは、MainLoop 関数への呼出しによりこの１次活動を実行する。 エラーが発生した場合、MAIN関数は、エラー・ログへの書込みを行い、エラー ・コードとメッセージを示す。このMAIN関数の流れは以下の通りである。 １．仮想データベースに接続する。 ２．接続が成功した場合は、ログにメッセージを書き込む。 ３．接続が成功しなかった場合は、ログにメッセージを書き込み、復帰する。 ４．MainLoop関数を呼び出す。 ５．仮想データベースから切断する。 ６．切断が成功した場合は、ログにメッセージを書き込む。 ７．切断が成功しなかった場合は、ログにメッセージを書き込み、復帰する。 MainLoop この関数は、追跡マネージャの１次活動を実行する。無条件ループでは、ワー クフロー管理ＡＰＩを使用してワークフロー・サーバ・マネージャ（ＷＳＭ）か ら何らかのメッセージが送られてきているかどうかを検査し、それを処理する。 次に、期日が来ているコミットメントの有無を検査し、必要であれば追跡および 合図メッセージを送信する。MainLoopの流れは以下の通りである。 １．ＷＳＭから追跡マネージャに関するメッセージがあるかどうかを検査する。 メッセージを検索するため、MESSAGEQクラスのbfnGetMessageメソッドが呼び出 される。エラーが発生した場合は、そのエラーがログ・ファイルに書き込まれる 。 ２．メッセージに応じて、以下のステップ３および４により、異なる方法でメッ セージが処理される。 ３．メッセージが追跡マネージャを終了させるためのものである場合は、この関 数が終了される。 ４．メッセージが構成が変更されたことを示すためのものである場合は、以下の 操作を実行する。 ５．CONFIGINFOクラスのbfnGetConfigInfoメソッドを使用して、新規構成が検索 される。この新規構成は、すべての構成情報が入っている構造体に入れて戻され る。構成情報を検索する際にエラーが発生した場合は、そのエラーがログ・ファ イルに書き込まれる。 ６．構成データベースは、ポーリング間隔とログ冗長性オプションを指定する。 ポーリング間隔は、処理サイクル間で追跡マネージャが休止する時間である。ロ グ冗長性オプションは、ログ・ファイルに書き込まれる情報の量を指定するもの である。 ７．追跡マネージャの主活動を実行するために、FollowUp関数が呼び出される。 ８．PollInterval期間という時間間隔の間、休止する。 ９．ステップ１に移行する。 FollowUp FollowUp関数は、トランザクション・データベースの不完全テーブルを走査し 、どの不完全が合図または追跡の期日に達しているかを判定する。１回は合図用 、もう１回は追跡用という２回のパスで、処理が行われる。 １．それが合図または追跡パスであるかどうかを示すためにフラグを設定する。 ２．現行時間を獲得する。この時間は、期日が来ている不完全を選択するための 基礎になる。不完全が現行時間以前の場合は、その不完全が処理される。現行時 間を獲得する際にエラーが発生した場合は、エラーをログ記録し、復帰する。 ３．トランザクション・データベースからのTXWFINCOMPLETIONクラスのメソッド を使用して、処理期日が来ている不完全が検索される。bfnGetFirstIncompletio n およびbfnGetNextIncompletionメソッドは、期日が来ている不完全を検索する ものである。 ４．不完全が期日（合図または追跡）に達している場合は、業務処理ＩＤ（lBPT id ）、ワークフローＩＤ（lWFTid）、不完全タイプ（IncId）を獲得するために 、TXWFINCOMPLETIONクラスのメソッドが呼び出される。使用するのは以下のメソ ッドである。 ５．その不完全に関連するワークフローがＶＤＢから検索される。TXWFINSTANCE クラスのインスタンスが作成される。lBPTidおよびlWFTidがパラメータとして渡 される。 ６．その不完全に応じて、ワークフロー関係者が判定される。ワークフロー関係 者を判定するための論理は以下の通りである。 ７．その識別が通知を必要としているかどうかを検査する。識別属性がＶＤＢか ら検索される。この属性がNRDFIDENTITYテーブルに格納される。通知フラグが設 定されている場合は、追跡／合図情報がワークフロー関係者に送信される。bfnG etNotify メソッドを使用して、通知情報が検索される。 ８．通知が必要な場合は、NRDFIDENTITYクラスのlfnGetSTFProcIDメソッドを使 用して、ＳＴＦプロセッサＩＤを検索する。このＳＴＦプロセッサのＳＴＦ待ち 行列に通知が入れられる。 ９．以下のテーブルによって、通知事象が判定される。 １０．不完全が期日に達した時間、すなわち、完了時間（これは、ワークフロー の完了時間と混同してはならない）を獲得する。 １１．合図または追跡時間、すなわち、この通知が期日に達した時間を獲得する 。（注：不完全期日の時間と合図および追跡期日の時間とを区別することが重要 である。） １２．通知を発送する。この通知はＳＴＦ待ち行列に入れられる。TXSTFQUEUEク ラスのbfnPutEventメソッドが通知を行う。 １３．次の通知を送信すべき時期を判定する。ワークフロー通知定義を獲得する 。これには、繰り返し情報が記載されている。vfnPutFollowUpTimeメソッドによ り、次の追跡時間が判定され、不完全テーブルに書き込まれる。 １４．処理すべき次の不完全を獲得する。このような不完全がある場合は、ステ ップ４に移行する。 １５．復帰する。処理は完了する。 日付／時間スケジュール・マネージャ 日付／時間スケジュール・マネージャは、特定の時間に実行すべき事象を検出 する。スケジューリングされた事象はスケジュール・データベースに保管される 。このような事象は、スケジュールＡＰＩへの呼出しによりワークフロー・サー バ・マネージャのユーザ・インタフェースによってデータベースに入れられ、ス ケジュール・マネージャによって処理される。スケジューリングされた事象は、 日付の昇順にデータベースに保管される。 スケジュール・データベース項目は、その事象が行われる時期ならびに、その 事象が発生すべき最初の時間と、その発生が停止すべき時期とを示す、その項目 の最初と最後の有効時間を指定する。最初の有効時間と最後の有効時間が同じ場 合は、スケジュール項目が１回実行される。 スケジュール項目の繰り返し間隔とは、そのスケジュール項目が実行される「 回数」である。繰り返し間隔は、ｘ分ごと、１時間ごと、毎日、毎月、毎月第３ 木曜日などにすることができる。 組織カレンダがスケジュール・マネージャに接続されるので、特定の日（週末 や労働の日のような休日など）に発生しないように項目にタグを付けることがで きる。 特定の曜日（月曜から金曜など）だけ発生するように、スケジュール項目にフ ィルタをかけてもよい。 特定の時間間隔（８〜１２時または１〜５時の任意の時間など）だけ発生する ように、スケジュール項目にフィルタをかけてもよい。 スケジュール・マネージャが１つのサイクルで最初に行うことは、現時点で期 日が来ている（または期日を過ぎた）事象を見つけることである。これは、「現 時点」未満のタイムアウト時間を持つ事象を検出することによって行われる。 スケジュール・マネージャは、検出されたそれぞれの項目ごとに、タイムアウ トがその時点で過去に設定されていても、そのタイムアウトを「現時点」に繰り 上げる。この関数は、サーバが停止しているケースを適切に処理するはずである 。 次に、スケジュール・マネージャは、検出されたそれぞれの項目ごとに、業務 処理開始スクリプトをワークフロー言語解釈プログラムに渡して処理させる。 スケジュール項目の処理後、スケジュール・マネージャは、その項目について 設定されたパラメータに基づいて、次のタイムアウト向けにスケジュール項目レ コードを更新する。その項目をもう一度実行する必要がない場合は、スケジュー ル・データベースから除去される。 スケジュール・マネージャ・プロセスを実施するための擬似コードの説明を以 下に示す。この実施態様については、連続実行を行うループ（MainLoop）への呼 出しを含むMAIN関数またはルーチンに関して説明する。 MAIN このMAIN関数は、仮想データベース（ＶＤＢ）に接続し、スケジューラの１次 活動を実行し、仮想データベースから切断するものである。 スケジュール・マネージャの１次活動は、開始のスケジューリングが行われて いる業務処理を見つけ、それを開始することである。 エラーが発生した場合、MAIN関数は、エラー・ログへの書込みを行い、エラー ・コードとメッセージを示す。このMAIN関数の流れは以下の通りである。 １．仮想データベースに接続する。 ２．接続が成功した場合は、ログにメッセージを書き込む。 ３．接続が成功しなかった場合は、ログにメッセージを書き込み、復帰する。 ４．MainLoop関数を呼び出す。 ５．仮想データベースから切断する。 ６．切断が成功した場合は、ログにメッセージを書き込む。 ７．切断が成功しなかった場合は、ログにメッセージを書き込み、復帰する。 MAINLOOP この関数は、スケジュール・マネージャの１次活動を実行する。無条件ループ では、ワークフロー管理ＡＰＩを使用してワークフロー・サーバ・マネージャ（ ＷＳＭ）から何らかのメッセージが送られてきているかどうかを検査し、それを 処理する。次に、予定時間に業務処理をスケジューリングするという主活動を実 行する。 １．ＷＳＭからスケジュール・マネージャに関するメッセージがあるかどうかを 検査する。メッセージを検索するため、MESSAGEQクラスのbfnGetMessageメソッ ドが呼び出される。エラーが発生した場合は、そのエラーがログ・ファイルに書 き込まれる。 ２．メッセージに応じて、以下のステップ３および４により、異なる方法でメッ セージが処理される。 ３．メッセージがスケジュール・マネージャを終了させるためのものである場合 は、この関数が終了される。 ４．メッセージが構成が変更されたことを示すためのものである場合は、以下の 操作を実行する。 ５．CONFIGINFOクラスのbfnGetConfigInfoメソッドを使用して、新規構成が検索 される。この新規構成は、すべての構成情報が入っている構造体に入れて戻され る。構成情報を検索する際にエラーが発生した場合は、そのエラーがログ・ファ イルに書き込まれる。 ６．構成は、ポーリング間隔とログ冗長性オプションを構成する。ポーリング間 隔は、処理サイクル間でスケジューラが休止する時間である。ログ冗長性オプシ ョンは、ログ・ファイルに書き込まれる情報の量を指定するものである。 ７．スケジューラ関数が呼び出され、これがスケジュール・マネージャの主活動 を実行する。 ８．PollInterval期間という時間間隔の間、休止する。 ９．ステップ１に移行する。 スケジューラ スケジューラ関数は、スケジュール・データベースのスケジューラ・テーブル を走査し、どの業務処理がスケジューリング可能な状態になっているかを判定す る。 １．現行時間を獲得する。この時間は、開始すべき期日に達している業務処理を 選択するための基礎になる。業務処理の開示時間が現行時間以降の場合は、業務 処理が開始される。 ２．SCBPSCHEDULEクラスのメソッドを使用して、開始期日に達している業務処理 が検索される。bfnGetFirstIncompletionメソッドとbfnGetNextIncompletionメ ソッドは、期日が来ている業務処理を検索するものである。 ３．業務処理定義ＩＤ（BPDid）を獲得する。SCBPSCHEDULEクラスのlfnGetBPDid メソッドを使用する。 ４．業務処理定義を獲得する。BPDidという定義ＩＤのためにDFBPクラスのイン スタンスを作成する。 ５．業務処理名を獲得する。DFBPクラスのvfnGetBPNameメソッドを使用する。 ６．業務処理を開始する。トランザクションＡＰＩのAWSTINITBPという呼出しが 呼び出される。業務処理名はこの呼出しのパラメータである。 ７．その業務処理をスケジューリングする必要がある次の時間を判定する。SCBP SCHEDULEクラスのlfnGetRecTimeメソッドを使用して、繰り返しオフセットが検 索される。 ８．繰り返しオフセットが指定されている場合は、現行開始時間に繰り返しオフ セットを追加することによって、次の開始時間が計算される。 ９．繰り返しオフセットが指定されていない場合は、そのスケジューリング項目 がテーブルから削除される。 １０．開始すべき次の業務処理を獲得する。このような業務処理がある場合は、 ステップ３に移行する。 １１．復帰する。処理は完了する。 モジュール ワークフロー・プロセッサ ワークフロー・プロセッサは、ワークフロー・システムの頭脳である。ワーク フロー・プロセッサは、コンピュータ内の中央演算処理装置（ＣＰＵ）に似てい る。どちらのプロセッサも事象の形態で入力を受け取り、論理計算を行う。ＣＰ Ｕは論理プロセッサを実現しているのに対し、ワークフロー・プロセッサは段階 、サイクル時間、アクション、役割を備えたワークフローの論理を実現する。こ のプロセッサには、使用可能な行為とアクションを指定する構造体および有限状 態マシン（ＦＳＭ）が含まれる。このモジュールは、データベース非依存であり 、システムの残りの部分がそれと対話するためのＡＰＩを提供する。これには、 ワークフローの完全な行為／状態データを提供するメモリ内構造体が備わってお り、このような構造体を介して戻される更新済み状況情報がそのワークフローか ら派生する。ワークフロー・プロセッサは、段階、アクション、役割、完了日お よび応答日を備えたワークフローの論理を実現する。 ワークフロー・サーバの基本論理は、人間の管理者が使用するものと非常によ く似ている。すなわち、以下のような質問を行う。 ・どのアクションが発生し、どのアクションが発生していないのか ・どのデータが変更されたのか ・どの程度の時間が経過したのか ワークフロー・サーバのワークフロー更新プログラム・モジュールは、ワーク フロー・プロセッサに対して以下の質問を行う。 ・現行状態およびワークフローのタイプの場合に、顧客および実行者が使用可能 な行為は何か ・任意の行為の場合に、ワークフローの新規状態はどれか、不完全はどのように 変更されるか ワークフロー・プロセッサは、ワークフローの状態で応答し、データベースを 更新するワークフロー更新プログラムにその応答を渡し、ワークフローの状態を 変更する。 状態の数が多く、可能なアクションが無限であれば、上記のタスクは非常に複 雑になる恐れがある。本発明は、いくつかの条件とアクションをビルディング・ ブロックとして知能的に定義するが、そこから多数の順列を構築できるような業 務モデルを定義することによって上記の問題に対処する。 ワークフロー・サーバに使用可能な適当なワークフロー・プロセッサの詳細な 説明は、ともに本出願人であるAction Technologies，Inc.が所有する、１９９ ０年１０月１７日出願の米国特許出願第６００１４４号および１９８９年６月１ ９日出願の米国特許出願第０７／３６８１７９号に記載されている。 ワークフロー更新プログラム ワークフロー更新プログラム・モジュールは、ＡＰＩ呼出しによりユーザによ って行われる要求、トランザクション・データベースへの変更、エージェント・ アクションによる変更を処理する。このモジュールは、修正されたワークフロー ・トランザクションを処理し、ワークフロー・プロセッサによって戻される新規 ワークフロー状況情報によってそれを更新する。 ワークフロー更新プログラム・モジュールは、行われる行為の一部として提供 されたデータに基づいて、業務処理内の束縛データを更新する。１つのワークフ ローについて他の範囲も定義されている場合には、その行為が行われるワークフ ローの範囲内で束縛データが更新される。 ワークフロー更新プログラムは、ワークフローＩＤと、行われる行為と、行為 を行うワークフローの役割と、現行状態とを渡して、ワークフロー・プロセッサ を呼び出す。ワークフロー・プロセッサは、ワークフローの新規状態と、不完全 変換（どの不完全を設定する必要があるかならびにどの不完全を除去する必要が あるか）と、ワークフローの各役割ごとに使用可能な１組の行為と、使用可能な 行為のそれぞれを行うときにユーザによる指定が可能／必要な時間とをワークフ ロー更新プログラムに返す。 ワークフロー更新プログラムは、ワークフロー・トランザクション・データベ ースを管理し更新する。このプログラムは、ワークフローの状況と、それぞれの 役割ごとに可能な１組のアクションとを判定するために、ワークフロー・プロセ ッサを使用する。 ワークフロー更新プログラムは、ワークフロー関係者、すなわち、顧客または 実行者によって行われる行為を処理する。この行為は、適切なトランザクション ＡＰＩ関数への呼出し、トランザクション・データベースの直接修正、またはワ ークフロー言語解釈プログラムに要求に応じたエージェント・アクション・マネ ージャにより、行われるはずである。行為が行われると、その行為はトランザク ション・データベースの行為実行データベース・レコードに記録される。サーバ はすべての行為を順次処理する。ワークフロー更新プログラム・モジュールを実 施するための擬似コードの説明を以下に示す。 １．管理データベースのTranslogクラスのAWSWriteToLogメソッドを使用して、 行為実行活動を記録する。 ２．ＶＤＢのTxWFActsクラスのbpnGetFirstInQueueメソッドを呼び出すことによ り、行うべき行為があるかどうかを検査する。 ３．ＶＤＢのTwxFActsクラスのbfnCheckValidActメソッドを呼び出すことにより 、その行為が有効行為であり、その行為がワークフロー関係者が使用可能な行為 のリストに存在するかどうかを検査する。 ４．ＶＤＢのTxWFActsクラスのfnGetWFState、fnGetWFType、fnGetWFRole、fnGe tAct の各メソッドをそれぞれ呼び出すことにより、現行状態、ＷＦタイプ、ＷＦ 役割、行為を見つけだす。 ５．TxwFActsクラスのbfnCheckValidActメソッドを呼び出すことにより、ワーク フロー・プロセッサに問い合わせ、行われる行為がワークフローの現行状態およ び行為実行者の役割（顧客／実行者）と一致しているかどうかを判定する。 ６．ワークフロー・プロセッサを呼び出すことにより、ワークフローの新規状態 を判定する。 ７．ワークフロー・プロセッサを呼び出すことにより、新しい１組の不完全を計 算する。 ８．ワークフロー・プロセッサのAWSTAvailableActs関数を使用して、顧客およ び実行者用の新しい１組の行為と日付プロンプトを計算する。いずれかの行為が 使用禁止になっている場合は、ＶＤＢのDFWFDisabledActsクラスのbfnIsDisaled メソッドを使用して、この新しい１組の行為からそれらが除去される。 ９．ワークフロー事象ハンドラーを呼び出して、行為、状態、１次ワークフロー に関連するスクリプトを解釈する。 １０．ＳＴＦルータ／待ち行列化プログラムを呼び出すことにより、その行為の 完了を通知する通知をワークフロー関係者に送信する。 ワークフロー更新プログラム・モジュールによって呼び出されるメソッドとク ラスは以下の通りである。 ワークフロー・インスタンス化プログラム ワークフロー・インスタンス化プログラム・モジュールは、業務処理またはワ ークフローのインスタンスを開始するための要求を検出したときに、トランザク ション・マネージャによって呼び出される。ワークフロー・インスタンス化プロ グラムは、業務処理およびワークフロー・レコードをトランザクション・データ ベースにインスタンス化する。このモジュールは、ワークフローが開始されたと きに必ず、業務処理定義に指定された通りにワークフロー・トランザクション・ レコードを作成する。 トランザクション・マネージャが新規業務処理の開始の要求を示すトランザク ション・データベースの変更を検出した場合は、インスタンス化プログラムが業 務処理定義を読み取り、定義に応じて業務処理および業務処理の１次ワークフロ ー用のトランザクション・レコードを作成する。 トランザクション・マネージャが新規ワークフローの開始の要求を示すトラン ザクション・データベースの変更を検出した場合は、インスタンス化プログラム がワークフロー定義を読み取り、定義に応じてワークフロー用のトランザクショ ン・レコードを作成する。 また、インスタンス化プログラムは、ワークフロー定義に指定された役割がワ ークフローのトランザクション・レコードの適切な識別にマッピングされるよう に、役割／識別マッピングも実行する。 ワークフロー・インスタンス化プログラム・モジュールを実施するための諸ス テップの説明を以下に示す。 インスタンス化プログラムは、業務処理のインスタンスを作成する。このプロ グラムは、定義のコピーを作成する。 １．業務処理名（szBPName）の長さが制限内であることを検査する。制限を越え る場合は、エラーを返す。 ２．インスタンス化プログラム識別の妥当性検査を行う。名前の長さが制限内で あるかどうかを検査する。 ３．インスタンス化プログラム識別が有効ユーザで登録されているかどうかを検 査する。AuthMaintクラスからのInquireAuthorizationメソッドを使用して、ユ ーザが有効で登録されているかどうかを判定する。この関数は、妥当性検査のた めに名前／経路指定データベースにアクセスし、NRDFIDENTITYクラスの構築プロ グラムを呼び出す。 ４．インスタンス化プログラム識別が業務処理をインスタンス化する権限を与え られているかどうかを検査する。これは、名前／経路指定データベースの権限テ ーブルを検査して、この識別が業務処理をインスタンス化する権限を与えられて いるかどうかを検査する。AuthMaintクラスからのInquireAuthorization権限メ ソッドを呼び出して、権限を判定する。 ５．顧客名が指定されている場合は、名前の長さが制限内かどうかを検査する。 ６．顧客名が指定されている場合は、この名前が有効で登録されていることを検 査する。AuthMaintクラスからのInquireAuthorizationメソッドを使用して、ユ ーザが有効で登録されているかどうかを判定する。この関数は、妥当性検査のた めに名前／経路指定データベースにアクセスし、NRDFIDENTITYクラスの構築プロ グラムを呼び出す。 ７．実行者名が指定されている場合は、名前の長さが制限内かどうかを検査する 。 ８．実行者名が指定されている場合は、この名前が有効で登録されていることを 検査する。AuthMaintクラスからのInquireAuthorizationメソッドを使用して、 ユーザが有効で登録されているかどうかを判定する。この関数は、妥当性検査の ために名前／経路指定データベースにアクセスし、NRDFIDENTITYクラスの構築プ ログラムを呼び出す。 ９．完了日が指定されている場合は、日付ストリングの長さが制限内かどうかを 検査する。 １０．完了日が指定されている場合は、日付ストリングを長形式に変換する。 １１．応答日が指定されている場合は、日付ストリングの長さが制限内かどうか を検査する。 １２．応答日が指定されている場合は、日付ストリングを長形式に変換する。 １３．開始日が指定されている場合は、日付ストリングの長さが制限内かどうか を検査する。 １４．開始日が指定されている場合は、日付ストリングを長形式に変換する。 １５．完了日と応答日が指定されている場合は、応答日が完了日より前でなけれ ばならない。 １６．開始日が指定されている場合は、開始日は指定されているすべての日付の うち最も早い日付でなければならない。 １７．この業務処理のインスタンスを作成する。この目的のためにTXBPINSTANCE クラス用の構築プログラムが呼び出される。 １８．中央ワークフロー・インスタンスが作成される。この目的のためにTXWFIN STANCE クラス用の構築プログラムが呼び出される。 １９．ワークフローの定義に指定されたマッピングを指定変更する、開始時に指 定された各組織的役割／識別マッピングを検査して、その組織的役割と識別が存 在することを確認する。その組織的役割が存在することを検査するため、NRDFOR GROLE クラス用の構築プログラムが呼び出される。その識別が存在することを検 査するため、NRDFIDENTITYクラス用の構築プログラムが呼び出される。 ２０．トランザクション・データベース・クラスから識別指定変更にTXBPASSIGN クラスとTXWFASSIGNクラスに組織的役割を格納する。この２つのクラスのために 構築プログラムが呼び出される。 ２１．状況を返す。 ワークフロー言語解釈プログラム ワークフロー定義は、定義データベースに格納される。このワークフロー定義 には、ワークフローが活動状態および非活動状態になる場合の条件と、ワークフ ロー・サーバが指定のアクションを行わなければならない場合の条件とが含まれ ている。このような条件と命令は、ワークフロー言語で表現される。 ワークフロー言語解釈プログラムは、ワークフロー言語スクリプトを解釈する ものである。このようなスクリプトまたはワークフロー言語セグメントには、開 始またはワークフローでの行為の実行などのワークフロー・コマンドが入ってい る。このスクリプトは、業務処理定義の一部である。また、このスクリプトは、 アプリケーション・ビルダまたはそれと同等の設計アプリケーションによって自 動的に生成される。 ワークフロー言語解釈プログラム・モジュールを実施するための諸ステップお よび構文の説明を以下に示す。 ワークフロー言語解釈プログラムは、ユーザ定義スクリプトとシステム生成ス クリプトの両方を解釈し、スクリプトに定義された対応する機能を実行する。ユ ーザは、ワークフロー上で以下の機能を実行することができる。ワークフロー言 語解釈プログラムは、ユーザ定義スクリプトならびにシステム生成スクリプトを 解釈し、いずれかの種類のスクリプトに提示されているテスト、機能、割当てを 実行する。ActionWorkflowスクリプト言語の構文と機能は、２種類のスクリプト のいずれでも同じであり、以下にように説明する。 言語構文 この言語のステートメントは、Ifステートメント、Actionステートメント、As signmentステートメントのいずれかである。 Ifステートメントは以下のいずれかになる。 If〈ブール式〉ステートメント １．．．ステートメントｎ endif または If〈ブール式〉ステートメント １．．．ステートメントｓ elseステートメントｓ＋１．．．ステート メントｎ endif ただし、〈ブール式〉は以下のいずれかである。 TRUE FALSE 〈ブール式〉AND〈ブール式〉 〈ブール式〉OR〈ブール式〉 〈束縛データ名〉OPERATION〈数値項〉 ISINSTATE（ワークフロー名，状態名） ISNOTINSTATE（ワークフロー名，状態名） ただし、OPERATIONは以下のいずれかである。 等しい 等しくない より大きい より大きいかまたは等しい より小さい より小さいかまたは等しい Actionステートメントは以下のいずれかになる。 INITIATEワークフロー名 ACTIVATEワークフロー名 または ACTワークフロー名，行為名 Assignmentステートメントは以下のいずれかになる。 〈束縛データ名〉＝〈束縛データ名〉 または 〈束縛データ名〉＝〈数値項〉 ２．機能 上記の構文により、スクリプト作成者は、ワークフローの開始、ワークフロー 内での行為実行、ワークフローに関連する束縛データの変更、ワークフローに関 連する束縛データのテストを実行し、その結果に基づく条件付きで１つのアクシ ョン過程またはまったく異なる別のアクション過程をたどることができる。 ワークフロー言語解釈プログラムは、以下の機能モジュールに分けることがで きる。 １．ワークフロー言語文法を定義する字句解析プログラム ２．ワークフロー・スクリプトを解析し、スクリプト内のコマンドに関連する対 応する意味ルーチンを呼び出す構文解析プログラム 主な実施態様の詳細は以下の通りである。 １．ワークフロー事象マネージャは、ワークフロー言語解釈プログラムを呼び出 し、それに業務処理トランザクションＩＤと、ワークフロー・トランザクション ＩＤと、実行すべきスクリプト・タイプとを渡す。 ２．この情報を使用して、ワークフロー言語解釈プログラムは、DFWFActStateク ラスのbfnGetScriptNameメソッドにより定義データベースから適切なワークフロ ー・スクリプトを検索する。 ３．Instantiateコマンドの場合は、インスタンス化プログラムが呼び出される 。 ４．Activateコマンドの場合は、ワークフロー更新プログラムが呼び出される。 ５．TakeAnActコマンドの場合は、ワークフロー更新プログラムが呼び出される 。 ６．外部関数の場合は、ワークフロー言語解釈プログラムが、指定のパラメータ を渡して外部関数を呼び出す。 ワークフロー事象ハンドラ ワークフロー事象ハンドラは、アクションを実行するかまたはワークフローで 所定の状態に達したときに所与のワークフローについて指定されたワークフロー 定義の行為および状態に関連するアクションを処理するために、トランザクショ ン・マネージャによって呼び出される。ワークフロー事象ハンドラは、業務処理 定義を読み取り、ワークフロー・トランザクションのワークフロー状況情報を読 み取ることによって、これを実施する。 また、ワークフロー事象ハンドラは、定義データベースを覗いて、そのワーク フローの行為および状態に関連するワークフロー言語スクリプトを探す。ワーク フロー事象ハンドラは、実行された行為に対応する言語スクリプトを検索し、そ のスクリプトをワークフロー言語解釈プログラムに渡して処理させる。ワークフ ロー事象ハンドラは、ワークフローの状態に対応する言語スクリプトを検索し、 そのスクリプトをワークフロー言語解釈プログラムに渡して処理させる。次にワ ークフロー事象ハンドラは、接続ワークフローの状態に関連する適切なスクリプ トを検索し、そのスクリプトをワークフロー言語解釈プログラムに渡す。最後に ワークフロー事象ハンドラは、ワークフローの現行状態に関する業務処理の１次 ワークフロー用の言語スクリプトを検索し、そのスクリプトをワークフロー言語 解釈プログラムに渡して処理させる。 ワークフロー事象ハンドラ・モジュールを実施するための諸ステップの説明を 以下に示す。ワークフロー事象ハンドラは、ワークフロー言語解釈プログラムの AWSScriptToExecuteメソッドを呼び出して、ワークフローに関連する以下のスク リプトを実行する。 １．システム生成行為スクリプト ２．ユーザ生成行為スクリプト ３．システム生成状態スクリプト ４．ユーザ生成状態スクリプト ５．すべての接続ワークフローのシステム生成状態スクリプト ６．すべての接続ワークフローのユーザ生成状態スクリプト ７．１次ワークフローのシステム生成状態スクリプト ８．１次ワークフローのユーザ生成状態スクリプト ステップ７および８を実施するため、obTxWFINSTANCEクラスのbfnIsCentralWF メソッドを使用して、現行ＷＦが１次ワークフローであることを判定する。１次 ワークフローを獲得するために、obWFInstanceメソッドを使用する。 エージェント・アクション・マネージャ エージェント・アクション・マネージャ・モジュールは、スクリプトに指定さ れたコマンドを実行するものである。このようなコマンドとしては、Initiate、 Act、Follow-up、ならびに各種外部関数がある。エージェント・アクション・マ ネージャは、ワークフロー内の何らかの役割のために「エージェント」によるワ ークフロー行為をこの形式で解釈する。「エージェント」が実行するコマンドは 、ワークフロー言語で指定される。 エージェント・アクション・マネージャ・モジュールを実施するための諸ステ ップの説明を以下に示す。 エージェント・アクション・マネージャは、ワークフロー言語スクリプト内で 実行すべきワークフロー・アクションまたは外部関数を見つけたときにワークフ ロー言語解釈プログラムによって呼び出される。ワークフローをインスタンス化 する必要がある場合は、ワークフロー・インスタンス化プログラム・モジュール によってインスタンス化が行われる。インスタンス化の後、活動化または開始が 必要かどうかを示すフラグが設定される。エージェント・アクション・マネージ ャは、このフラグが設定されたすべてのワークフローを走査し、それを処理する 。処理については、以下に説明する。 １．AWSWriteToLogメソッドを使用して活動を記録する。 ２．現在の日付と時間を獲得する。 ３．TXWFINSTANCEクラスのTxWFINSTANCEメソッドを使用することにより、次のワ ークフローに行動を行わせる。これは、待ち行列化すべき行為である。 ４．処理すべきワークフローが１次ワークフローである場合は、業務処理状況を 「IN_PROGRESS」に変更する。使用するメソッドは、bfnIsCentralWFとbFnSetBPS tatus である。 ５．顧客、実行者、監視者（複数も可）が指定されていない場合は、デフォルト 値を探し出し、すべてのワークフロー関係者を割り当てる。使用するメソッドは 、lfnGetCustIdと、lfnGetPerfIdと、lfnPutCustIdと、lfnPutPerfIdである。 ６．TxWFINSTANCEクラスのlfnGetReplayDateおよびlfnGetCompletionTimeメソッ ドを使用して、デフォルトの応答時間と完了時間を指定する。これらの時間が存 在しない場合は、ＶＤＢのDFWFCYCLETIMESクラスのbfnGetCycleTimesメソッドを 使用することにより、定義デフォルト値からこれらの時間を獲得する。TxWFINST ANCE クラスのbfnPutReplyDateおよびbfpPutCompletionTimeメソッドを使用して 、デフォルト値を割り当てる。 ７．実行すべき最初の行為の環境をセットアップする。行為はワークフロー・タ イプに依存し、要求タイプのワークフローではrequest行為、申し出タイプのワ ークフローではoffer行為になる。 ８．obAvlActsクラスのbfnPutActメソッドを使用して、使用可能行為テーブルに 項目を作成する。 ９．ワークフローを開始すべき場合は、最初の行為を実行する。実行すべき行為 は、TXWDACTSクラスのobTxWFActsメソッドを使用して、待ち行列を処理する行為 に入れられる。AWSLogMessageを使用して、メッセージを記録する。 １０．obTxWFInstanceクラスのbfnResetInstantiateメソッドを使用して、処理 が完了したことを示すために、フラグがリセットされる。 エージェント・アクション・マネージャ・モジュールによって呼び出されるメソ ッドおよびモジュール ＳＴＦルータ／待ち行列化プログラム ＳＴＦルータ／待ち行列化プログラム・モジュールは、現在処理中のワークフ ローがＳＴＦプロセッサを介してこのワークフローで通知を受ける必要がある関 係者を含んでいるかどうかを判定するために、ワークフロー更新プログラムによ って呼び出される。ルータは、適切なＳＴＦプロセッサが処理できるようにする ために、このようなトランザクションをＳＴＦ待ち行列データベースに待ち行列 化する。 ＳＴＦルータ／待ち行列化プログラム・モジュールを実施するための諸ステッ プの説明を以下に示す。 １．ＳＴＦルータ／待ち行列化プログラムは、TXBPINSTANCEおよびTXWFINSTANCE クラスのTXBPINSTANCEおよびobTxWFInstanceメソッドを使用することにより、現 行ＷＦトランザクション・インスタンスが与えられたＢＰ定義とＷＦ定義をまず 検索する。 ２．ＢＰ ＩＤとＷＦ ＩＤとを使用して、DFWFFOLLOWUPクラスのDFWFollowUp メソッドにより、定義データベースから追跡定義が検索される。通知が不要な場 合は、単に復帰するだけである。 ３．NRDFIDENTITYクラスのNRDfIdentityメソッドを使用することにより、通知状 況を獲得する。通知を行う必要がない場合は、単に復帰するだけである。これは 、ＶＤＢのNRDfIdentityクラスのbfnGetNotifyメソッドにより達成される。 ４．NRDfIdentityクラスのlfnGetSTFProcIdメソッドを使用して、STFProcIdを獲 得する。 ５．TxSTFQUEUEクラスのbfnPutEventメソッドを使用して、ＳＴＦ待ち行列デー タベースに通知事象を書き込む。 データベース 仮想データベース 本発明では、システムが使用するデータベースを実現するために課そうデータ ベースを使用する。仮想データベース（ＶＤＢ）は、クラスとメソッドの集合に なるように設計されている。「仮想」であるのは、ＤＢＭＳ非依存であるためで ある。ＶＤＢには、ワークフロー・サーバの動作をサポートするために必要なす べての記憶域構造が含まれている。より重要なことに、これは、上記の記憶構造 とそのインスタンスの操作のためのメソッドの集合を定義する。ワークフロー定 義、トランザクション、スケジュール、名前および経路指定、ＳＴＦ待ち行列、 サーバ管理および構成のための基本ドメインならびにクラスについては、以下に 説明する。これらのクラスは、ワークフロー・サーバをサポートするデータ操作 用の属性およびメソッドを定義する。 基本ドメイン・クラス サーバで使用する基本ドメイン・クラスを以下にアルファベット順に示す。 datetime timeは仮想データベースの組込みドメインである。基礎となるＤＢＭＳ内でそれ に対応する部分は、実際に実現したものを提供する。 datetimeoffset datetimeoffsetは時間の単位である。その値は、秒単位から、日単位、週単位、 月単位まで及ぶ可能性があるが、秒単位で表される。 incompletion 完了および応答に関して顧客および実行者向けに管理する必要がある様々な不完 全 incompletion = ｛CMC，CMR，CHC，CHR，PMC，PMR，PHC，PHR｝ １文字目−顧客の場合はＣ、実行者の場合はＰ ２文字目−自分の場合はＭ、他者の場合はＨ ３文字目−完了の場合はＣ、応答の場合はＲ notification このドメイン・クラスは、通知を必要とする事象を指定する。 string stringは、長さが多様な文字ストリングになるように定義されている。 txstatus トランザクションの状況 txtype サーバが処理する様々なタイプのトランザクションのリスト 定義データベース DFBP このクラスには、ＢＰ名、ＢＰバージョン、ＢＰを作成した人（ＩＤ）、この 情報を最後に修正した日付、このＢＰのホーム・サーバであるサーバＩＤ、この ＢＰのマッピングが入っているファイルの名前などの情報を含む、業務処理（Ｂ Ｐ）定義が含まれる。 属性： メソッド： DFWF このクラスには、ＷＦ名、WFDid、このワークフローが属すBPDid、ワークフロ ーのタイプ（１次または非１次）、このＷＦの顧客および実行者のデフォルトＩ Ｄ、反復ＷＦの場合のIF adn繰返し係数、用紙名、満足条件などの情報を含む、 ワークフロー定義が含まれる。 属性： メソッド： DFWFOBS このクラスには、WFDid、このワークフローが属すBPDid、ＷＦ用の監視者ＩＤ などの情報を含む、ワークフロー監視者定義が含まれる。 属性： メソッド： DFBPCONTAINER このクラスには、業務処理コンテナ情報（特定のＢＰ用のコンテナＩＤ）が含 まれる。 属性： メソッド： DFFIELD このクラスには、そのフィールドが属すコンテナＩＤ、フィールドＩＤ、フィ ールドのデータ・タイプ、その最大長、その属性、その初期値などを含む、コン テナ・フィールド情報が含まれる。 属性： メソッド： DFLINK このクラスには、このLINKが属すBPDid、そこからLINKが開始するワークフロ ーのＩＤ、リンクが行為から開始するか状態から開始するか、そこからリンクが 開始する行為／状態ＩＤとリンクが終了する行為／状態ＩＤ、宛先状態ＩＤなど を 含む、ワークフロー・リンク情報が含まれる。 属性： メソッド： DFBPASSIGN このクラスには、業務処理レベルでのすべての識別／組織的役割マッピングが 含まれる。 属性： メソッド： DFWFASSIGN このクラスには、ワークフロー・レベルでのすべての識別／組織的役割マッピ ングが含まれる。 属性： メソッド： DFBPNOTIFICATION このクラスには、ＢＰレベルでのすべての通知ストリング情報が含まれる。 属性： メソッド： DFWFNOTIFICATION このクラスには、ワークフロー・レベルでのすべての通知ストリング情報が含 まれる。 属性： メソッド： DFWFCYCLETIMES このクラスには、ワークフローに関して定義されたすべてのサイクル時間が含 まれる。 属性： メソッド： DFWFDISABLEDACTS このクラスには、すべての使用禁止行為の情報が含まれる。 属性： メソッド： DFWFACTSTATE これには、すべての業務処理とそのワークフローに関するワークフロー行為お よび状態（その名前およびＩＤ）のすべての定義が含まれる。 属性： プライベート・メソッド： メソッド： DFWFCONTAINER このクラスには、ワークフロー・コンテナ情報（所与のＢＰの特定のワークフ ロー用のコンテナＩＤ）が含まれる。 属性： メソッド： DFWFACTSTATEBDREF このクラスには、ワークフロー行為／状態束縛データ参照情報が含まれる。 属性： メソッド： DFWFFOLLOWUP このクラスには、ワークフローのすべての追跡情報が含まれる。 属性： メソッド： DFBDFIELDLIST 属性： メソッド： なし トランザクション・データベース TXBPINSTANCE このクラスには、業務処理トランザクションのすべてのインスタンスの情報が 含まれる。この情報は、業務処理のトランザクションＩＤ（BPTid）と、業務処 理定義ＩＤ（BPDid）と、ＢＰ状況と、ＢＰインスタンスが活動状態かどうかと で構成される。 属性： メソッド： TXBPASSIGN このクラスには、ＢＰトランザクション用のＢＰレベルでのすべての識別／組 織的役割マッピングが含まれる。このようなマッピングが存在する場合は、ＢＰ のその特定のインスタンス（BPTid）用の所与のBPDidに関する対応DFBPASSIGNマ ッピングが無効になる。 属性： メソッド： TXWFINSTANCE このクラスには、すべてのインスタンス化ワークフローの情報が含まれる。こ の情報は、ワークフローのトランザクションＩＤ（WFTid）およびそのワークフ ローが属す業務処理のトランザクションＩＤ（BPTid）と、それが１次ワークフ ローであるかどうかと、ワークフロー定義ＩＤ（WFDid）と、応答日、完了日、 開始日と、現在の状態と、このワークフロー・インスタンスの顧客および実行者 と、このワークフローの満足条件と、このワークフロー・インスタンスがインス タンス化されているかどうかとで構成される。 属性： メソッド： TXWFOBS このクラスには、WFTid、このワークフローが属すＢＰインスタンス（BPTid） 、ワークフロー・インスタンス用の監視者ＩＤなどの情報を含む、ワークフロー 監視者トランザクション情報が含まれる。 属性： プライベート： メソッド TXWFASSIGN このクラスには、ワークフロー・インスタンスに関するワークフロー・レベル でのすべての識別／組織的役割マッピングが含まれる。 属性： プライベート： メソッド： TXWFINCOMPLETION このクラスには、すべてのインスタンス化ワークフローに関する不完全情報が 含まれる。 属性： メソッド： TXWFAVAILACTS このクラスには、ワークフロー・インスタンスに使用可能な行為の情報が含ま れる。 属性： メソッド： TXWFACTS このクラスには、すべてのワークフロー・インスタンスで実行すべき（待ち行 列）行為の情報が含まれる。（クライアントが行う行為であるが、サーバによっ て処理されていないもの） 属性： メソッド： TXSTFADDINFO このクラスには、ＳＴＦプロセッサを介して送られてくるすべてのトランザク ションに関する追加情報が含まれる。 属性： TXSTFQUEUE このクラスには、ＳＴＦプロセッサによるすべての発信トランザクションの情 報が含まれる。 属性： メソッド： TXBPBD このクラスには、すべてのＢＰインスタンスに関連するＢＰレベルの束縛デー タ・フィールドのＩＤと値が含まれる。 属性： メソッド： TXWFBD このクラスには、ＢＰインスタンス内のすべてのインスタンス化ＷＦに関連す るワークフロー・レベルの束縛データ・フィールドのＩＤと値が含まれる。 属性： メソッド： グローバル・メソッド： 名前および経路指定データベース DFSTFPROC このクラスには、そのＩＤ、名前、ネットワーク・アドレスを含む、すべての ＳＴＦプロセッサの情報が含まれる。 属性： メソッド： NRDFORGROLE このクラスには、組織的役割ＩＤ／組織的役割名のマッピングが含まれる。 属性： メソッド： NRDFIDENTITY このクラスには、その名前、ネットワーク・アドレス、住所、電話番号／ファ ックス番号、その他の情報を含む、すべての識別に関連する情報が含まれる。 属性： メソッド： NRDFGROUP このクラスには、すべてのGroupId／グループ名マッピングが含まれる。 属性： メソッド： NRDFGROUPASSIGN このクラスには、すべてのGroupId／IdentityIdマッピングが含まれる。 属性： メソッド： NRDFGROUPROLEASSIGN 属性： メソッド： NRDFIDENROLEASSIGN このクラスには、すべてのIdentityId／組織的役割マッピングが含まれる。 属性： メソッド： スケジュール・データベース このクラスには、その業務処理を次に開始しなければならない時間およびその ＢＰの繰り返し期間を含む、すべての業務処理スケジュール情報が含まれる。 SCBPSCHEDULE 属性： メソッド： AWSAUTH このクラスには、各識別データベース・アクセス特権に関連する情報が含まれ る。 属性： メソッド： CONFIGINFO このクラスには、ログファイルの経路とファイル名、サーバ・ポーリングの間 隔、Blobファイルの経路、ＢＰインスタンスの最大数を含む、特定の導入システ ムの構成情報が含まれる。 属性： メソッド： ERRMSG エラー・コード／エラー数マッピングが含まれる。 属性： メソッド： MESSAGEQ このクラスには、内部通信のためにサーバの各種構成要素が使用するメッセー ジ待ち行列が含まれる。 属性： メソッド： 管理および構成データベース サーバ管理 ServerMgmt ユーザ保守 UserMaint 権限保守 Object AuthMaint 業務処理保守 BPMaint ワークフロー保守 WFMaint ＳＦＴプロッセサ保守 SFTMaint バックアップおよび復元 Backup データベース管理 DBMgmt 構成 Config ＳＴＦ待ち行列データベース ＳＴＦ追加情報クラス サーバは、１つのサービスとして、ＳＴＦプロセッサが必要とする追加フィー ルドを格納する。ＳＴＦプロセッサＩＤ、ＳＴＦトランザクションＩＤ、UserId が格納される。 TxSTFAddInfo ＳＴＦ待ち行列データベースは、トランザクション・データベースの他のクラ スとともに記載されているTXSTFADDINFOおよびTXSTFQUEUEという２つのクラスに よって実現される。 Ｂ．ワークフローＡＰＩ ワークフロー・トランザクションＡＰＩ ここでは、トランザクションＡＰＩが実行する各種関数について説明する。各 関数の説明には、その関数への呼出しの構文とともに、その関数に渡される各パ ラメータの指定が続いている。この情報から、その関数を実施するのに適したコ ード・セグメントを作成することができる。 AWSTINITBP 説明 この関数は、事前に定義された業務処理（ＢＰ）の新規インスタンスを作成す るものである。ＢＰ名が渡され、ＢＰ ＩＤが返される。このＩＤは、それ以降 、 このＡＰＩを呼び出す際に必ず必要になる。この呼出しは、１次ワークフローも 活動化する。業務処理のこのインスタンスを作成するには、IdentityNameとして 指定された名前に権限を与える必要がある。オプションで、組織的役割名／識別 名のマッピングを提供することもできる。これにより、デフォルト・マッピング （ある場合）が無効になる。 構文 パラメータ 戻り値 この関数は、業務処理インスタンスＩＤ、BPTidと１次ＷＦ名、szCWFNameを返 す。 AWSTINITWF 説明 このワークフローが属す業務処理は、インスタンス化されていなければならな い。アプリケーションは、その業務処理の業務処理トランザクションＩＤを指定 する必要がある。顧客と実行者の識別名は、デフォルト値が指定されていれば任 意選択である。完了と応答の日付は任意選択である。これらの日付がNULL値であ る場合は、ワークフローの定義によって指定されたデフォルト値があれば、その デフォルト値が使用される。１次ワークフローを後日開始するために、任意で１ 次ワークフローについてのみ、開始日が指定される。組織的役割／識別名のマッ ピングを任意で渡すこともできる。これにより、デフォルト・マッピングがあれ ば、そのマッピングが無効になる。 構文 パラメータ 戻り値 なし AWSTACTINWF 説明 この関数は、特定の業務処理の指定のワークフローに指定された行為を実行す るよう、ワークフロー・サーバに指示するものである。業務処理トランザクショ ンＩＤとワークフロー名を指定する必要がある。また、行為を実行する識別を指 定する必要がある。サーバは、実行すべき行為を記録し、ワークフローを更新す る。実行すべき行為が待ち行列化されるので、サーバは、その行為を実行するた めに未指定の時間を取ることができる。その行為が保留中の場合にクライアント ・アプリケーションが照会を出すと、アプリケーションは更新されない状況値を 受け取り、これが照会ＡＰＩのCLEARフラグまたはPENDINGフラグによって示され る。 構文 パラメータ 戻り値 サーバが生成する固有のトランザクションＩＤが返される。トランザクション ＡＰＩを呼び出すアプリケーションであるAWSTACTINWFは、このＩＤを使用して 行為の状況に関する問合せを行うことができる。使用するＡＰＩ呼出しはAWSTAC TSTATUSQUERYである。 AWSTACTSTATUSQUERY 説明 この関数は、トランザクションＡＰＩ呼出しAWSTACTINWFを介してAWEAが要求 する行為の状況を獲得するものである。その状況は、行為が正常に行われたか、 またはエラーが発生したかを示す。エラーが発生した場合は、診断エラー・コー ドが返される。 構文 パラメータ 戻り値 ＳＴＦプロセッサを介してワークフロー・アプリケーションによって呼出しが 行われた場合、エラー（行為の状況を示す）とともに、szSTFProcName、szSTFTx Name、szUserNameが返される。呼出しがアプリケーションによって直接行われた 場合には、アプリケーションはエラー・コードを検査するだけでよい。 AWSTBINDAPPDATA 説明 データを業務処理またはワークフロー・インスタンスにバインドする。アプリ ケーション・データは、業務処理またはワークフローに付加またはバインドする ことができる。この情報は、あとで検索することができる。データ・フィールド 名とデータ値が用意される。データ・タイプは定義時に指定される。任意の数の データ項目をバインドすることができる。データを業務処理にバインドすると、 ワークフロー名はNULLで指定される。 構文 パラメータ 戻り値 データがワークフローにバインドされる。 AWSTGETAPPDATA 説明 ワークフロー・インスタンスにバインドされたデータ・フィールドに対応する １組のデータ・フィールドと値が返される。フィールドの数と、各フィールドの フィールド名、タイプ、その値が返される。 構文 パラメータ 戻り値 lpiFieldsには、検索したフィールドの数が含まれる。BDFieldStructには、検 索したすべてのフィールドに関するフィールド名、フィールド・タイプ、フィー ルド値が含まれる。 AWSTGETAPPDATAFIELDATTRIBUTES 説明 この関数は、業務処理の特定のワークフローの指定の行為または状態に関する アプリケーション・データ・フィールド名とその属性のリストを返す。返される 属性は、読取り専用、編集可能、隠蔽済みである。これらの属性はブールである 。 構文 パラメータ 戻り値 lpiFieldPtrは、フィールド属性が返されるフィールドの数で更新される。Fie ldStructには、指定の行為のフィールド属性が含まれる。 AWSTSTATUS 説明 この関数は、特定の関係者用のワークフロー・インスタンスの状況を返す。ワ ークフローの状態、日付を伴う現在の実施状況、などの情報がSTATUS構造体で返 される。 構文 パラメータ 戻り値 status構造体には、指定のワークフローの状況が含まれる。 Status.StatusString要素には、ワークフローの現行状態を記述するストリン グが含まれる。 以下の完了日と応答日が返される。 すべての日付が返されるわけではなく、ワークフローの現在の状態に応じて、関 連の日付が返される。 AWSTAVAILABLEACTS 説明 指定のワークフロー内で関係者が持っている役割について、そのワークフロー 内で使用可能な行為のリストを含む構造体を返す。 構文 パラメータ 戻り値 lpiCountPtrは、その識別が現行ワークフロー内で実行可能な行為の数で更新 される。 渡される構造体配列には、行為名とユーザ名が充填される。 AWSTQUERYWF 説明 この関数は、指定の人または識別が特定の組織的役割として持っているワーク フローのリストを返す。ワークフローのリストは、同じ業務処理名を持っている １組のインスタンス化業務処理から選択される。各ワークフローのワークフロー 状況が返される。 構文 パラメータ 戻り値 lpiCountは、リスト内のワークフローの数である。 lpWFListは、WFLIST構造体のリストを指し示す。 この構造体は、識別の役割に応じて、複数の日付を返す。 すべての日付が返されるわけではなく、ワークフローの現在の状態に応じて、関 連の日付が返される。 AWSTAVAILABLEBP 説明 この関数は、ＢＰ名のリストを返す。 構文 パラメータ 戻り値 lpiCountは、リスト内のワークフローの数である。 BPListPtrは、業務処理名とＩＤを含むBPINFO構造体のリンク済みリストを指 し示す。 AWSTACTHISTORY 説明 この呼出しは、特定のワークフロー用の指定の業務処理で実行される行為のリ ストを返す。ワークフロー名がNULLの場合は、業務処理全体の履歴、すなわち、 すべてのワークフローの実行されたすべての行為のリストが返される。 構文 パラメータ 戻り値 lpiCountは、リスト内の行為の数である。 lpActsListは、業務処理名とＩＤ、ワークフロー名とＩＤ、行為名とＩＤ、行 為日、その行為を行ったParticipantNameを含むACTSTAKEN構造体のリストを指し 示す。 AWSTGETNSTRING 説明 事象に関する通知ストリングが検索される。そのワークフローについてこのよ うなストリングが存在しない場合は、業務処理に関連するデフォルト・ストリン グが検索される。デフォルト・ストリングが存在しない場合は、ヌル・ストリン グが返される。 構文 パラメータ 通知事象 戻り値 szNotificationStringは、通知ストリングを含むことになる。 AWSTPOLLSTFQUEUE 説明 この呼出しは、ＳＴＦプロセッサに通知事象を返す。通知事象が「実行された 行為」である場合は、lpTxIdパラメータが行為のトランザクションＩＤを含むこ とになる。 構文 パラメータ 通知事象 戻り値 AWSTNUMAVAILABLEACTS 説明 その識別が指定のワークフロー内で持っている役割について、そのワークフロ ーで使用可能な行為の数を返す。 構文 パラメータ 戻り値 lpiCountは、その識別が現行ワークフローで行うことができる可能な行為の数 で更新される。 AWSTGETNUMAPPDATA 説明 ワークフロー・インスタンスにバインドされたデータ・フィールドに対応する データ・フィールドの数が返される。 構文 パラメータ 戻り値 lpiFieldsには、検索されたフィールドの数が含まれる。 AWSTNUMAVAILABLEBP 説明 この関数は、照会を満足するＢＰの数を返す。 構文 パラメータ 戻り値 lpiCountは、リスト内のワークフローの数である。 AWSTNUMACTHISTORY 説明 この呼出しは、特定のワークフロー用の指定の業務処理で行われる行為の数を 返す。ワークフローＩＤがNULLの場合は、業務処理全体の履歴、すなわち、すべ てのワークフローの行われたすべての行為の数が返される。 構文 パラメータ 戻り値 lpCountは、リスト内の行為の数である。 AWSTNUMQUERYWF 説明 この関数は、関係者が特定の組織的役割のメンバーであるワークフローの数を 返す。 構文 パラメータ 戻り値 lpiCountは、リスト内のワークフローの数である。 すべての日付が返されるわけではなく、ワークフローの現在の状態に応じて、関 連の日付が返される。 AWSTSETCOS 説明 この関数は、業務処理インスタンスのワークフローに関連する満足条件（ＣＯ Ｓ）を指定する。このＣＯＳは、一連のメモリ・ブロックとして挿入される。こ の関数では、実行前に業務処理コンテキストとワークフローのセットアップが必 要である。 構文 パラメータ 戻り値 AWSTGETCOS 説明 この関数は、業務処理の指定のワークフローに関連するＣＯＳを獲得するもの である。ＣＯＳは、一連のメモリ・ブロックとして返される。メモリ・ブロック ・ポインタと割り振られたブロック・サイズがこの関数に渡され、メモリ・ブロ ックに実際に書き込まれたバイト数が返される。最初の呼出しでは、pOffset変 数の内容をゼロ（０）に設定しなければならない。これは、メモリ・ブロック転 送の開始を意味する。ブロック転送の終了を示す場合は、オフセット変数に負の 値を入れて、呼出し側に通知される。 構文 パラメータ 戻り値 実際に書き込まれたバイト数。 説明 この関数は、業務処理インスタンスのワークフローのワークフロー・トランザ クションＩＤを返す。 構文 パラメータ 戻り値 ワークフロー定義ＡＰＩ AWSDBEGINBP 説明 この呼出しは、新規業務処理を作成するものである。パラメータとして業務処 理名が指定される。業務処理名は固有のものでなければならない。同一名の業務 処理が存在する場合は、現行定義が新バージョンとして上書きされる。これは、 現行業務処理の活動インスタンスが存在しない場合のみ、発生する。バージョン 番号は、サーバによって内部で管理される。 AWSDBeginBPは、業務処理を定義する際の最初の呼出しでなければならず、他 のAWSDBeginBPが進行中であってはならない。どのAWSDBeginBPも、AWSDEndBP呼 出しによってクローズする必要がある。AWSDEndBPは、最後の呼出しでなければ ならず、 業務処理の定義を終了するものである。 AWSDBeginBPは業務処理用のコンテキストをセットアップし、それ以降のすべ ての呼出しはこのコンテキストを必要とする。AWSDEndBPはこのコンテキストを クローズする。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 AWSDENDBP 説明 現在オープンしている業務処理をクローズする。AWSDENDBPへの呼出しの前に 、AWSDBEGINBPへの呼出しが必要である。 AWSDENDBPは、業務処理を定義する際の最後の呼出しでなければならない。ど のAWSDBEGINBPも、AWSDENDBPでクローズする必要がある。AWSDENDBPは、最後の 呼出 しでなければならず、業務処理の定義を終了するものである。AWSDENDBPはAWSDB EGINBPがセットアップしたコンテキストをクローズする。 注：AWSDENDBPを呼び出す必要があるのは、AWSDENDWF呼出しを行った後だけであ る。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 AWSDDELETEBP 説明 業務処理を削除する。業務処理が活動データベースに活動インスタンスを一切 持っていない場合のみ、削除が成功する。この関数は、もはや使用しない業務処 理を除去する場合に使用する。この関数は、業務処理が進行中ではない場合のみ 呼び出される。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 AWSDSETBPBOUNDDATA 説明 業務処理に関連する束縛データ・フィールドのリストを定義する。フィールド 名、タイプ、サイズ、属性、初期値がある場合にこれらが指定される。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 AWSDBEGINWF 説明 業務処理内に新規ワークフローを作成する。パラメータとしてワークフロー名 が指定される。ワークフロー名は固有のものでなければならない。同一名のワー クフローが存在する場合は、このワークフロー用のコンテキストがセットアップ される。 AWSDBEGINWFは、ワークフローを定義する際の最初の呼出しでなければならず 、他のAWSDBEGINWFが進行中であってはならない。どのAWSDBEGINWFも、AWSDENDW F呼出しによってクローズする必要がある。 AWSDBEGINWFはワークフロー用のコンテキストをセットアップし、それ以降の すべてのワークフロー呼出しはこのコンテキストを必要とする。AWSDENDWFはこ のコンテキストをクローズする。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 AWSDENDWF 説明 現在オープンしているワークフローをクローズする。AWSDENDWFへの呼出しの 前に、AWSDBEGINWFへの呼出しが必要である。 AWSDENDWFは、ワークフローを定義する際の最後の呼出しでなければならない 。どのAWSDBEGINWFも、AWSDENDWF呼出しでクローズする必要がある。AWSDENDWF は、最後の呼出しでなければならず、ワークフローの定義を終了するものである 。AWSDENDWFはAWSDBEGINWFがセットアップしたコンテキストをクローズする。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 AWSDSETWFINFO 説明 ワークフロー情報を指定する。ワークフロー・タイプ、顧客および実行者の組 織的役割、完了および応答の時間オフセットが指定される。この呼出しを行うの は、AWSDBEGINWFが呼び出された後でなければならない。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 AWSDSETWFCYCLETIME 説明 ワークフローに関連する様々なサイクル時間を設定する。ワークフロー・タイ プ、すなわち、要求または申し出に応じて、ワークフローの各行為の応答時間を 指定することができる。以下の表は、格納可能な様々な時間を列挙したものであ る。 以下の表は、次のように読むこと。 〈OrgRolel〉は、時間〈time〉以内に[〈OrgRole2〉が〈Action2〉を行った後で ]〈Action1〉を行わなければならない。 要求タイプのワークフローの場合 申し出タイプのワークフローの場合 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 AWSDDISABLEWFACT 説明 特定のワークフロー上の役割について１組のワークフロー行為を使用禁止にす る。デフォルトでは、ワークフローについてすべての行為が使用可能になる。こ の呼出しは、特定の行為を使用禁止にするのを容易にする。この呼出しを行うの は、AWSDBEGINWFへの呼出し後でなければならない。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 AWSDSETACTUSERDEFINEDNAME 説明 ワークフロー行為用のユーザ定義の記述を設定する。行為のリストおよびそれ と同等のユーザ定義名が用意される。この呼出しを行うのは、AWSDBEGINWFへの 呼出し後でなければならない。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 AWSDSETSTATEUSERDEFINEDNAME 説明 ワークフロー状態用のユーザ定義の記述を設定する。状態のリストおよびそれ と同等のユーザ定義名が用意される。この呼出しを行うのは、AWSDBEGINWFへの 呼出し後でなければならない。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 AWSDSETACTSCRIPT 説明 行為用のワークフロー・スクリプトを設定する。行為とスクリプト・テキスト がこの関数へのパラメータになる。この呼出しを行うのは、AWSDBEGINWFへの呼 出し後でなければならない。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 行為スクリプトがワークフローに追加される。 AWSDSETSTATESCRIPT 説明 状態用のワークフロー・スクリプトを設定する。状態とスクリプト・テキスト がこの関数へのパラメータになる。この呼出しを行うのは、AWSDBEGINWFへの呼 出し後でなければならない。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 状態スクリプトがワークフローに追加される。 AWSDSETWFBOUNDDATAFIELDS 説明 ワークフローに関連する束縛データ・フィールドのリストを定義する。フィー ルド名、タイプ、サイズ、デフォルト属性、初期値がある場合にこれらが指定さ れる。 構文 パラメータ 戻り値 束縛データ・フィールドがワークフローに接続される。 エラー・コードが返される。 AWSDSETWFBDFIELDATTRIBUTE 説明 ワークフローに関連する束縛データ・フィールドのフィールド属性を定義する 。特定のワークフロー上の役割の各行為または状態について、読取り専用、編集 可能、隠蔽済み、充填必須のフィールド属性を指定することができる。 AWSDSETWFBDFIELDATTRIBUTEへの呼出しは、AWSDSetWFBoundDataFieldsの呼出 し後に行わなければならない。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 束縛データ・フィールドの属性がワークフローに接続される。 AWSDSETFORMINFO 説明 顧客、実行者、監視者用のワークフロー用紙名を指定する。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 用紙名がワークフローに接続される。 AWSDSETFOLLOWUP 説明 ワークフローに関連する追跡情報をセットアップする。完了、応答、合図の追 跡時間オフセットが指定される。 完了の場合、期日を過ぎてから追跡が送信される。追跡は、期日を過ぎてから 指定の時間間隔で送信される。完了の繰り返しフラグが設定されている場合は、 完了に達するまで指定の時間間隔ごとに追跡メッセージが送信される。追跡通知 が送信される最大回数は、この呼出しを使用して設定することができるはずであ る。 応答の場合、期日を過ぎてから追跡が送信される。追跡は、期日を過ぎてから 指定の時間間隔で送信される。応答の繰り返しフラグが設定されている場合は、 応答の送信が済むまで指定の時間間隔ごとに追跡メッセージが送信される。追跡 通知が送信される最大回数は、この呼出しを使用して設定することができるはず である。 合図は、完了または応答が期日に達する前に送信することができる。事象が期 日に達する前に、指定の時間間隔で合図が送信される。合図は使用禁止にするこ とができる。合図が送信されるのは一度だけである。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 追跡情報がワークフローに接続される。 AWSDSETLINK 説明 ワークフローへの着信リンクを指定する。各リンクごとに、ソース・ワークフ ロー名、誘発情報、被誘発情報が用意される。誘発情報は、そのリンクが行為ま たは状態および行為名／状態名にアンカー固定されているかどうかを構成する。 被誘発情報は、そのリンクが行為または状態および行為名／状態名で終端するか どうかを構成する。 注：AWSDSETLINKを呼び出すのは、AWSDBEGINBPを使用してすべてのワークフロー を作成した後でなければならない。 構文 パラメータ 戻り値 リンク情報がワークフローに接続される。 エラー・コードが返される。 AWSDPUTMAP 説明 指定の業務処理にマップ・ファイルを関連付ける。マップ・ファイルは一連の メモリ・ブロックとして挿入される。この関数では、実行前に業務処理コンテキ ストをセットアップする必要がある。 構文 パラメータ 戻り値 エラー・コードが返される。 AWSDGETMAP 説明 指定の業務処理に関連するマップ・ファイルを獲得する。マップ・ファイルは 一連のメモリ・ブロックとして返される。メモリ・ブロック・ポインタと割り振 られたブロック・サイズがこの関数に渡され、メモリ・ブロックに実際に書き込 まれたバイト数が返される。呼出し側は、ブロック転送の開始を示すために最初 にオフセット変数でゼロを渡さなければならない。ブロック転送の終了を示す場 合は、オフセット変数に負の値を入れて、呼出し側に通知される。 構文 パラメータ 戻り値 実際に書き込まれたバイト数。 エラー・コードが返される。 AWSDBPADDROLEASSIGNMENT 説明 業務処理レベルの組織的役割／識別マッピングを設定する。 構文 パラメータ 戻り値 AWSDWFADDROLEASSIGNMENT 説明 ワークフロー・レベルの組織的役割／識別マッピングを設定する。 構文 パラメータ 戻り値 AWSDGETBPVERSION 説明 指定のＢＰ名の現行ＢＰバージョンを獲得する。この関数は、業務処理バージ ョンを返す。 構文 パラメータ 戻り値 AWSDGETLASTMODIFIEDDATE 説明 この関数は、指定の業務処理を最後に修正した日付を返す。 構文 パラメータ 戻り値 AWSDSETBPNOTIFICATION 説明 現在のＢＰコンテキストに関連して、その事象の通知ストリングが設定される 。 構文 パラメータ 通知事象 戻り値 AWSDSETWFNOTIFICATION 説明 現在のＷＦコンテキストに関連して、その事象の通知ストリングが設定される 。 構文 パラメータ 通知事象 戻り値 AWSDSETCOS 説明 この関数は、業務処理のワークフローに関連するＣＯＳを指定する。このＣＯ Ｓは、一連のメモリ・ブロックとして挿入される。この関数では、実行前に業務 処理コンテキストとワークフローのセットアップが必要である。 構文 パラメータ 戻り値 AWSDGETCOS 説明 この関数は、業務処理の指定のワークフローに関連するＣＯＳを獲得するもの である。ＣＯＳは、一連のメモリ・ブロックとして返される。メモリ・ブロック ・ポインタと割り振られたブロック・サイズがこの関数に渡され、メモリ・ブロ ックに実際に書き込まれたバイト数が返される。最初の呼出しでは、pOffset変 数の内容をゼロ（０）に設定しなければならない。これは、メモリ・ブロック転 送の開始を意味する。ブロック転送の終了を示す場合は、オフセット変数に負の 値を入れて、呼出し側に通知される。 構文 パラメータ 戻り値 実際に書き込まれたバイト数。 AWSDWFADDOBSROLE 説明 ワークフロー・レベルで監視者の組織的役割を設定する。 構文 パラメータ 戻り値 AWSDWFDELETEOBSROLE 説明 ワークフロー・レベルで監視者の組織的役割を削除する。 構文 パラメータ 戻り値 名前および経路指定ＡＰＩ AWSNADDORGROLE 説明 サーバに新規組織的役割名を追加する。この名前は固有のものでなければなら ない。組織的役割ＩＤが返される。 構文 パラメータ 戻り値 この関数によって組織的役割ＩＤであるOrgRoleIdが返される。 AWSNINQUIREORGROLE 説明 指定の組織的役割がサーバ・データベースに存在するかどうかを問い合わせる 。存在する場合は、その組織的役割ＩＤが返される。 構文 パラメータ 戻り値 識別がグループから除去される。 AWSNGETGROUPLIST 説明 識別がメンバーになっているグループのリストを決定する。この関数は、リス トとカウントを返す。 構文 パラメータ 戻り値 グループのカウントと、GroupIdおよびGroupNameのリストが返される。 AWSNGETGROUPMEMBERS 説明 グループ内のすべてのメンバーのリストを獲得する。グループ内の各メンバー の識別が返される。IdentityNameも返される。 構文 パラメータ 戻り値 メンバーのリストが返される。 AWSNADDROLEASSIGNMENT 説明 組織的役割に識別またはグループを割り当てる。その識別またはそのグループ のすべてのメンバーに特定の組織的役割が割り当てられる。合図および追跡メッ セージを使用可能／使用禁止にするための追跡フラグをここで指定することがで きる。割当てがすでに存在する場合は、新規追跡フラグが割り当てられる。 構文 パラメータ 戻り値 識別／グループに組織的役割が割り当てられる。 AWSNINQUIREROLEASSIGNMENT 説明 特定の識別が組織的役割に関連付けられているかどうかを検査する。この関数 はフラグを返す。識別が組織的役割に関連付けられているかどうか、まずその識 別が検査される。関連付けが検出されない場合は、その識別がメンバーである任 意のグループとの関連付けが存在するかどうかの検査が行われる。 構文 パラメータ 戻り値 この関数は、関連付けが存在する場合にTRUEを返し、それ以外の場合にFALSE を返す。関連付けが存在する場合は、追跡フラグも返される。 AWSNDELETEROLEASSIGNMENT 説明 特定の組織的役割から識別またはグループの関連を解除する。その識別または そのグループのすべてのメンバーと組織的役割との関連付けが終了する。 構文 パラメータ 戻り値 AWSNGETROLELIST 説明 特定の識別またはグループに割り当てられる役割のリストを決定する。この関 数は、組織的役割のリストとカウントを返す。 構文 パラメータ 戻り値 リストとカウントが返される。 AWSNGETIDENASSIGNEELIST 説明 特定の組織的役割に割り当てられる識別のリストを決定する。この関数は、識 別とその名前のリストを返す。 構文 パラメータ 戻り値 リストとカウントが返される。 AWSNGETGROUPASSIGNEELIST 説明 特定の組織的役割に割り当てられる識別およびグループのリストを決定する。 この関数は、識別およびグループとその名前のリストを返す。 構文 パラメータ 戻り値 リストとカウントが返される。 AWSNCREATESTFDEFN 説明 ＳＴＦプロセッサ・テーブルに項目を作成する。プロセッサ名とネットワーク ・アドレスが管理される。ＳＴＦプロセッサＩＤが返される。 構文 パラメータ 戻り値 ＳＴＦプロセッサＩＤが返される。 AWSNGETSTFDEFN 説明 ＳＴＦプロセッサ・テーブルから特定のＳＴＦプロセッサＩＤに関するＳＴＦ 定義を獲得する。プロセッサ名とネットワーク・アドレスが返される。 構文 パラメータ 戻り値 ＳＴＦプロセッサ名とネット・アドレスが返される。 AWSNDELETESTFDEFN 説明 ＳＴＦプロセッサ・テーブルから特定のＳＴＦプロセッサＩＤに関するＳＴＦ 定義を削除する。 構文 パラメータ 戻り値 ＳＴＦプロセッサ名とネット・アドレスが返される。 AWSNGETNUMGROUPLIST 説明 識別がメンバーであるグループの数を決定する。この関数はカウントを返す。 構文 パラメータ 戻り値 グループのカウントが返される。 AWSNGETNUMGROUPMEMBERS 説明 グループ内のすべてのメンバーの数を獲得する。 構文 パラメータ 戻り値 メンバーの数が返される。 AWSNGETNUMROLELIST 説明 特定の識別またはグループに割り当てられる役割の数を決定する。 構文 パラメータ 戻り値 AWSNGETNUMIDENASSIGNEELIST 説明 特定の組織的役割に割り当てられる識別の数を決定する。 構文 パラメータ 戻り値 AWSNGETNUMGROUPASSIGNEELIST 説明 特定の組織的役割に割り当てられる識別およびグループのリストを決定する。 この関数は、識別およびグループとその名前のリストを返す。 構文 パラメータ 戻り値 スケジュールＡＰＩ スケジュールＡＰＩを実施するためにスケジュールＡＰＩの各種構成要素が実 行する関数について以下に示す。 AWSSPUTBPSCHEDULE 説明 業務処理に関連するスケジュール情報がサーバに格納される。業務処理を開始 する必要がある時間および繰り返し情報が格納される。 構文 パラメータ 戻り値 スケジュール情報がサーバに格納される。 AWSSGETBPSCHEDULE 説明 業務処理に関連するスケジュール情報が返される。開始時間と繰り返し情報が 返される。 構文 パラメータ 戻り値 スケジュール情報、開始時間、繰り返し期間が返される。 AWSSDELETEBPSCHEDULE 説明 業務処理に関連するスケジュール情報が除去される。ただし、その業務処理の 現在活動状態のインスタンスには影響しない。 構文 パラメータ 戻り値 スケジュール情報が削除される。 サーバ管理ＡＰＩ ワークフロー・サーバ・マネージャの機能性を実現するために使用する内部Ａ ＰＩでもある、ワークフロー・サーバ・マネージャ（ＷＳＭ）クラスの各種メソ ッドについて、以下に詳しく説明する。 AWSStartServer この呼出しにより、ワークフロー・サーバは、パラメータ・ファイルから構成 情報の読取りを開始する。このサーバは、AWSStopServer呼出しを出すことによ って遮断することができる。ＡＰＩは、ワークフロー・サーバとその基礎となる データベース・サーバとのセッションを確立し、ワークフロー・サーバの動作を 開始する。 構文 パラメータ なし 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSStopServer この呼出しは、ワークフロー・サーバの動作を停止するものである。クライア ント・アプリケーションからのトランザクション・マネージャ番号要求は、この 呼出しを行った後で処理される。 構文 パラメータ なし 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSGrant この呼出しは、ユーザ、オブジェクト、アクションに関する権限レコードを特 権テーブルに作成することによって、そのユーザに指定の特権を授与するもので ある。授与された特権は、AWSRevoke関数を呼び出すことによって取り消すこと ができる。 構文 パラメータ 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSRevoke この呼出しは、権限テーブルからユーザ、オブジェクト、アクションに関する レコードを削除することによって、前の呼出しでユーザに授与された特権を取り 消すものである。 構文 パラメータ 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSAbortBP この呼出しは、ＢＰトランザクション・インスタンス・クラスの状況（TxBPIn stance）を変更することによって、トランザクション・データベース内の指定の 業務処理インスタンスに打切り済みのマークを付けるものである。 構文 パラメータ 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSDeleteBP この呼出しは、トランザクション・データベースから指定の業務処理インスタ ンスを削除するものである。 構文 パラメータ 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSSuspendBP この呼出しは、ＢＰトランザクション・インスタンス・クラスの状況（TxBPIn stance）を変更することによって、指定の業務処理インスタンスの実行を中断す るものである。AWSRestartBPへの呼出しによってそのインスタンスが再開される まで、その業務処理に関するトランザクションを一切行うことができない。 構文 パラメータ 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSResumeBP この呼出しは、AWSSuspendBPへの呼出しによって事前に中断された、トランザ クション・データベース内の指定の業務処理インスタンスを再開するものである 。 構文 パラメータ 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSArchiveBP この呼出しは、１つの業務処理または完了したすべての業務処理を指定の媒体 にアーカイブするものである。アーカイブした業務処理はデータベースから削除 される。この関数は、別の媒体上にデータをバックアップするためにAWSBackup 関数を使用する。 構文 パラメータ なし 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSListAvailBPs この呼出しは、定義データベースを走査してＢＰ定義クラス（DfBP）のすべて のインスタンスを探し出すことによって、すべての業務処理をリスト表示するも のである。 構文 パラメータ なし 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSListActiveBPs この呼出しは、トランザクション・データベースを走査し、「活動状態」とし ての状況を有するTxBPInstancesのすべてのインスタンスを探し出すことによっ て、すべての活動業務処理をリスト表示するものである。 構文 パラメータ なし 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSDeleteBPDefinition この呼出しは、DfBPクラスのDeleteBPというＶＤＢメソッドを使用することに よって、定義データベースから指定の業務処理の定義を削除するものである。 構文 パラメータ 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSListActiveWF この呼出しは、TxBPInstanceクラスのListBPというＶＤＢメソッドを使用する ことによって、指定の業務処理のすべての活動ワークフローをリスト表示するも のである。 構文 パラメータ 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSRegister この呼出しは、CreateSTFDefnというＶＤＢメソッドを使用することによって 、名前および経路指定データベースに新規ＳＴＦプロセッサ名を登録するもので ある。 構文 パラメータ 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSDeregister この呼出しは、AWSRegister呼出しで事前に登録したサーバの名前および経路 指定データベースからＳＴＦプロセッサ名の登録を取り消すものである。 構文 パラメータ 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSCheck この呼出しは、特定のワークフロー・サーバ・データベースの一貫性と整合性 を検査するものである。ＡＰＩは、適切なデータベースＡＰＩを使用して、この 機能性を提供する。 構文 パラメータ なし 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSIndex この呼出しは、特定のワークフロー・サーバ・データベースに索引を付け直す ものである。ＡＰＩは、適切なデータベースＡＰＩを使用して、この機能性を実 現する。 構文 パラメータ なし 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSReorganize この呼出しは、特定のワークフロー・サーバ・データベースを再編成して、削 除のマークを付けたレコードを永続的に除去するものである。ＡＰＩは、適切な データベースＡＰＩを使用して、この機能性を実現する。 構文 パラメータ なし 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSSetConfiguration この呼出しは、パラメータ・ファイルの構成情報を更新するものである。この 情報は、AWSGetConfigurationへの呼出しを行うことによって、後で検索するこ とができる。 構文 パラメータ 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSGetConfiguration この呼出しは、AWSSetConfigInfoを呼び出すことによって以前書き込まれた構 成情報をパラメータ・ファイルから読み取るものである。 構文 パラメータ 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 AWSWriteToLog この呼出しにより、ワークフロー・サーバ・ログ・ファイルにトランザクショ ン情報が書き込まれる。 構文 パラメータ 戻り値 成功−−AWSError = 0 失敗−−AWSError <> 0 リポータＡＰＩ すべてのＢＰ名の獲得 入力パラメータ： なし 出力パラメータ： データベース内に存在するＢＰ名とそのバージョンの配列 ＢＰ名によるＢＰ情報の獲得 入力パラメータ： ＢＰ名 ＢＰバージョン 出力パラメータ： ＢＰ所有者 ＢＰ管理者 １次ワークフロー名 実効サイクル時間 ＢＰのＢＰインスタンスＩＤの獲得 入力パラメータ： ＢＰ名 出力パラメータ： ＢＰインスタンスＩＤの配列 ＢＰのワークフロー名の獲得 入力パラメータ： ＢＰ名 出力パラメータ： ワークフロー名のリスト ＢＰインスタンス・データの獲得 入力パラメータ： ＢＰインスタンスＩＤ 出力パラメータ： ＢＰインスタンス状況 ＢＰ名 １次ワークフロー・インスタンスＩＤ ワークフロー・インスタンスＩＤのリスト ワークフローのワークフロー・インスタンスＩＤの獲得 入力パラメータ： ワークフロー名 出力パラメータ： そのＢＰインスタンスＩＤを伴うワークフロー・インスタンスＩＤのリスト ワークフロー定義データの獲得 入力パラメータ： ＢＰ名 ワークフロー名 出力パラメータ： ワークフローが計算したサイクル時間 ワークフロー・タイプ 顧客の組織的役割 実行者の組織的役割 監視者の組織的役割 顧客のデフォルト識別 実行者のデフォルト識別 監視者のデフォルト識別 時間１（顧客要求サイクル時間） 時間２（実行者応答サイクル時間） 時間３（実行者完了サイクル時間） 時間４（顧客満足宣言サイクル時間） 満足条件 ワークフロー・インスタンス・データの獲得 入力パラメータ： ＢＰインスタンスＩＤ ワークフロー・インスタンスＩＤ 出力パラメータ： 現行ワークフロー状態 ワークフロー名 顧客識別 実行者識別 監視者識別 ワークフロー開始時間 ユーザ指定完了時間 ワークフロー実完了時間 段階１のユーザ指定サイクル時間 段階２のユーザ指定サイクル時間 段階３のユーザ指定サイクル時間 段階４のユーザ指定サイクル時間 段階１の実サイクル時間 段階２の実サイクル時間 段階３の実サイクル時間 段階４の実サイクル時間 ワークフロー要約履歴データの獲得 入力パラメータ： ＢＰ名 ワークフロー名 出力パラメータ： ワークフローの平均完了時間 ワークフローの最善完了時間 ワークフローの最悪完了時間 ワークフローの顧客要求の平均サイクル時間 ワークフローの顧客要求の最善サイクル時間 ワークフローの顧客要求の最悪サイクル時間 ワークフローの実行者応答の平均サイクル時間 ワークフローの実行者応答の最善サイクル時間 ワークフローの実行者応答の最悪サイクル時間 ワークフローの実行者完了の平均サイクル時間 ワークフローの実行者完了の最善サイクル時間 ワークフローの実行者完了の最悪サイクル時間 ワークフローの顧客満足宣言の平均サイクル時間 ワークフローの顧客満足宣言の最善サイクル時間 ワークフローの顧客満足宣言の最悪サイクル時間 ワークフローのインスタンスの総数 遅延されたワークフロー・インスタンスの数 遅延ワークフロー・インスタンスの平均遅延 ワークフローの最大遅延 取り消されたワークフロー・インスタンスの数 廃止されたワークフロー・インスタンスの数 拒否されたワークフロー・インスタンスの数 顧客要求段階が遅延されたワークフロー・インスタンスの数 顧客要求段階の平均遅延 顧客要求段階の最大遅延 実行者応答段階が遅延されたワークフロー・インスタンスの数 実行者応答段階の平均遅延 実行者応答段階の最大遅延 実行者完了段階が遅延されたワークフロー・インスタンスの数 実行者完了段階の平均遅延 実行者完了段階の最大遅延 顧客満足宣言段階が遅延されたワークフロー・インスタンスの数 顧客満足宣言段階の平均遅延 顧客満足宣言段階の最大遅延 ワークフロー・インスタンスで行われた行為の獲得 入力パラメータ： ＢＰインスタンスＩＤ ワークフロー・インスタンスＩＤ 出力パラメータ： 行われた行為に関する以下の詳細データ 行われた行為 行為を行った識別 行為が登録された時期 行為の完了期限 行為の応答期限 行為が実行された時期 ＢＰコレクションのＢＰ名の獲得 入力パラメータ： 以下の各項目に基づく選択基準（6.3.1項のＢＰコレクション照会ダイアログ ・ボックスを参照）： ＢＰ名 顧客、実行者、監視者の組織的役割 顧客、実行者、監視者のデフォルト識別 １次／全ワークフロー検査フラグ 全／最新バージョン組込みフラグ 出力パラメータ： 選択されたＢＰの以下の詳細データ： ＢＰ名 ＢＰバージョン ＢＰ所有者 ＢＰ管理者 １次ワークフロー名 ＢＰのＢＰインスタンスＩＤの獲得 入力パラメータ： ＢＰ名 以下の各項目に基づく選択基準（6.3.5項のＢＰインスタンス選択ダイアログ ・ボックスを参照）： 開始日と終了日 顧客、実行者、監視者の識別 １次／全ワークフロー検査フラグ 例外（遅延／取消し／廃止／拒否／通常）組込みフラグ 出力パラメータ： ＢＰインスタンスＩＤの配列 Ｃ．ワークフロー・サーバ・マネージャ（ＷＳＭ） ワークフロー・システムのワークフロー・サーバ・マネージャ（ＷＳＭ）構成 要素について、以下に説明する。ＷＳＭでは、それがユーザに提供する諸機能お よびサービスを実現するためにワークフローＡＰＩを使用する。ＷＳＭは、ワー クフロー・システムの構成要素の１つであって、ワークフロー・サーバの以下の ような特定のサービス向けのユーザ・インタフェースを提供するものである。 サーバ管理 権限保守 業務処理保守 ワークフロー保守 ＳＴＦプロセッサ保守 構成 トランザクション・ログ保守 業務処理スケジューリングと組織カレンダ ＷＳＭを使用することにより、ユーザは、業務処理の繰り返しスケジューリン グならびにスケジュール・マネージャによって指定された組織カレンダの仕様を 指定するためのユーザ・インタフェースを提供する、スケジューリング機能を選 択する。 ワークフロー・サーバ・マネージャ・クラス ＷＳＭの各種クラスとその属性およびメソッドについて、以下に説明する。 サーバ管理 Server このクラスは、サーバ始動、遮断などのサーバ管理活動を処理するものである 。始動では、基礎となるデータベース・サーバとのワークフロー・サーバ・セッ ションを確立し、トランザクション・マネージャ活動を始動する。 権限保守 Object このクラスは、オブジェクトを作成するためのメソッドを提供するものである 。 Authorization このクラスは、オブジェクトに関して行動するための権限をユーザに対して授 与／取消しするためのメソッドを提供するものである。 業務処理保守 BPMaint このクラスは、定義およびトランザクション・データベースの業務処理を保守 するためのメソッドを提供するものである。また、完了したすべての業務処理を アーカイブするためのメソッドも提供する。 ワークフロー保守 WFMaint このクラスは、業務処理内のワークフローのハウスキーピングを処理するもの である。 ＳＴＦプロセッサ保守 STFProcessor このクラスは、名前および経路指定データベースでのＳＴＦプロセッサの登録 および登録取消しを処理するものである。 データベース管理 DBMgmt このクラスは、特定のワークフロー・サーバ・データベースの一貫性の検査、 データベースの索引の付け直し、データベースの再編成など、様々なデータベー ス管理機能を処理するものである。 構成 Config このクラスは、様々な構成パラメータを設定し、問い合わせるためのメソッド を提供するものである。 トランザクション・ログ保守 TransLog このクラスは、トランザクション・ログを保守するためのメソッドを提供する ものである。ワークフロー・プロセッサは、このメソッドを使用して、ワークフ ロー状況のすべての変更をログに書き込む。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ， ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ベル，チョーンシイ・エフ，ザ サード アメリカ合衆国 94501 カリフォルニア 州・アラメダ・ノッティンガム コート・ ４ (72)発明者 フローレス，パブロ・エイ アメリカ合衆国 94501 カリフォルニア 州・アラメダ・ヴィクトリア ベイ・254 (72)発明者 フローレス，ロデリゴ・エフ アメリカ合衆国 94707 カリフォルニア 州・バークレー・ノースゲート アヴェニ ュ・９ (72)発明者 イカザ，ラウル・メディナ−モラ メキシコ国 01780 メキシコ ディエ フ・オリヴァー デ ロス パードレス・ 75―４・チェラーダ デ セミナリオ (72)発明者 マカフィー，ジョン・エイ アメリカ合衆国 94707 カリフォルニア 州・ケンジントン・キングストン ロー ド・48 (72)発明者 ナネズ，マニュエル・ジャッソ アメリカ合衆国 94501 カリフォルニア 州・アラメダ・ショアポイント コート・ 941・アパートメント エフ―232 (72)発明者 バクラー，トーマス・ジイ アメリカ合衆国 94708 カリフォルニア 州・バークレー・ユークリッド アヴェニ ュ・624 (72)発明者 ホワイト，トーマス・イー アメリカ合衆国 95030 カリフォルニア 州・モンテ セレノ・エルム パーク コ ート・15244 (72)発明者 レーデンボウ，ラッセル・ジイ アメリカ合衆国 19106 ペンシルヴェニ ア州・フィラデルフィア・パイン ストリ ート・631 (72)発明者 サルディヴァール，ホアン・ルドロー メキシコ国 01210 メキシコ ディエ フ・ローマス デ サンタ フェ・チェラ ーダ デ ヴェレダ デ サンタ フェ・ 12 (72)発明者 ウィノグラッド，テリー・エイ アメリカ合衆国 94305 カリフォルニア 州・スタンフォード・エスプラナダ ウェ イ・746 (72)発明者 ダンハム，ロバート・ピイ アメリカ合衆国 94566 カリフォルニア 州・プレザントン・コート サンタ マリ ア・6718 (72)発明者 ウォン，ハリー・ケイ・ティ アメリカ合衆国 94506 カリフォルニア 州・ダンヴィル・ケイル ウォーク コー ト・3441 (72)発明者 ギフト，ロイ・アイ アメリカ合衆国 94960 カリフォルニア 州・サン アンセルモ・サニー ヒルズ ドライブ・ナンバー10・101

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ユーザが業務処理で行動し、関与できるようにするためのサービスをワー クフロー使用可能アプリケーションに与えることにより、複数のリンク済みワー クフローをそれぞれが含む前記業務処理を管理するシステムにおいて、 ａ）以下のものを提供するワークフロー・サーバ手段と ｉ）以下の操作用のトランザクション・サービス １．ワークフローの開始 ２．開始されたワークフローでのアクションの実行 ３．開始された前記ワークフローの所定の１つで各行為を行った後 のワークフロー状況の更新と保守および保留中のワークフロー活動の追跡 ４．前記ワークフロー使用可能アプリケーションの所定の１つが開 始できる使用可能な業務処理を指定するレポートの生成 ｂ）ワークフロー・トランザクションレコードを格納するデータベース手段 と を含むことを特徴とする業務処理を管理するシステム。 ２． 設計者が業務処理およびアプリケーションを分析し、設計できるようにす るためのサービスを与えることにより、複数のリンク済みワークフローをそれぞ れが含む業務処理を管理するシステムにおいて、 ａ）以下のものを提供するワークフロー・サーバ手段と ｉ）以下の操作用の定義サービス １．業務処理、そのワークフロー、ワークフロー・リンクの要素の 定義 ２．業務処理のワークフロー用の構造体の定義 ii）以下の操作用の名前および経路指定サービス １．ワークフローに関連する役割の定義 ２．定義済み役割に関連する識別の定義 ｂ）以下のもののレコードを格納するデータベース手段 ｉ）組織、その組織の業務処理、その業務処理のワークフロー、そのワ ークフローに関連する役割および行為の定義 ii）ワークフロー・システムを使用する組織内のユーザの役割と識別と を含むことを特徴とする業務処理を管理するシステム。 ３． 管理者が前記ワークフローおよび業務処理の状況を監視し照会できるよう にするためのサービスをワークフロー使用可能アプリケーションに与えることに より、複数のリンク済みワークフローをそれぞれが含む業務処理を管理するシス テムにおいて、 ａ）以下のものを提供するワークフロー・サーバ手段と ｉ）以下の操作用のトランザクション・サービス １．ワークフローの開始 ２．開始されたワークフローでのアクションの実行 ３．開始された前記ワークフローの所定の１つで各行為を行った後 のワークフロー状況の更新と保守 ４．保留中のアクションを含むワークフローのリストの生成 ５．前記ワークフロー使用可能アプリケーションの所定の１つが開 始できる使用可能な業務処理を指定するレポートの生成 ｂ）以下のもののレコードを格納するデータベース手段 ｉ）組織、その組織の業務処理、その業務処理のワークフロー、そのワ ークフローに関連する役割および行為の定義 ii）ワークフロー・トランザクション iii）ワークフロー・システムを使用する顧客、実行者、監視者の役割 と識別 とを含むことを特徴とする業務処理を管理するシステム。 ４．前記ワークフロー・サーバ手段が、保留中のアクションを含むワークフロー のリストを生成するためのトランザクション・サービスを提供することを特徴と する請求の範囲第１項に記載のシステム。 ５．前記データベース手段が、業務処理を開始しなければならない日付と時間の レコードを格納するためのものであることを特徴とする請求の範囲第１項に記載 のシステム。 ６．前記データベース手段が、ワークフロー・サーバ手段が使用する構成情報を 格納するためのものであることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のシステム 。 ７．前記データベース手段が、標準トランザクション形式プロセッサ・インタフ ェースによりワークフロー・システムと対話するユーザに送信される通知を格納 するためのものであることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のシステム。 ８．ワークフロー使用可能アプリケーションがサーバ手段によって提供されるサ ービスへのアクセス権を獲得できるようにするためのインタフェースをサーバ手 段に提供するアプリケーション・プログラム・インタフェース手段をさらに含む ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載のシステム。 ９．前記ワークフロー・サーバ手段が、アプリケーション固有データをワークフ ロー・トランザクションにバインドするためのトランザクション・サービスを提 供することを特徴とする請求の範囲第１項に記載のシステム。 １０．前記ワークフロー・サーバ手段が、業務処理、そのワークフロー、ワーク フロー・リンクの要素を定義するための定義サービスを提供することを特徴とす る請求の範囲第１項に記載のシステム。 １１．前記ワークフロー・サーバ手段が、業務処理のワークフロー用の構造体を 定義するための定義サービスを提供することを特徴とする請求の範囲第１項に記 載のシステム。 １２．前記ワークフロー・サーバ手段が、役割を定義し、識別を定義するための 名前および経路指定サービスを提供することを特徴とする請求の範囲第１項に記 載のシステム。 １３．前記ワークフロー・サーバ手段が、ワークフロー・システムのネットワー ク構成とサーバ手段のバージョンを定義し、標準トランザクション形式プロセッ サを登録し、ユーザを定義し、ログ・データベースと必要な記録のレベルを指定 するための構成サービスを提供することを特徴とする請求の範囲第１項に記載の システム。 １４．前記ワークフロー・サーバ手段が、スケジュール済み業務処理のレコード を許可ユーザが作成、修正、削除できるようにするためのスケジューリング・サ ービスを提供することを特徴とする請求の範囲第１項に記載のシステム。 １５．ワークフロー使用可能アプリケーションがサーバ手段によって提供される サービスへのアクセス権を獲得できるようにするためにサーバ手段へのインタフ ェースとしてワークフロー・サーバ・データベースを更新する手段をさらに含む ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載のシステム。