JPH0949558A - 差動制限装置組付構造 - Google Patents

差動制限装置組付構造

Info

Publication number
JPH0949558A
JPH0949558A JP20063095A JP20063095A JPH0949558A JP H0949558 A JPH0949558 A JP H0949558A JP 20063095 A JP20063095 A JP 20063095A JP 20063095 A JP20063095 A JP 20063095A JP H0949558 A JPH0949558 A JP H0949558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential
plate
sub
differential case
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20063095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Karasawa
賢司 唐澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP20063095A priority Critical patent/JPH0949558A/ja
Publication of JPH0949558A publication Critical patent/JPH0949558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡素な構造により、多板クラッチ等をサブア
ッセンブリ化できて、格別に注意を要することなく差動
制限装置を確実かつ容易に組み付けることを可能にした
差動制限装置組付構造を提供する。 【構成】 軸方向に2分割された一対のデフケース内に
配置された差動歯車からなる差動装置と一方のデフケー
ス1A内に該デフケース1Aに軸方向のみ移動自在に係
合された複数枚のアウタープレート7Aと前記差動装置
の一方の出力側部材5に軸方向のみ移動自在に係合され
たインナープレート7Bとが交互に配置され皿ばね8等
により軸方向に押圧されてなる多板クラッチ7とを有し
該皿ばね8等により多板クラッチ7が締結されて前記差
動装置の差動を制限する差動制限装置において、前記一
方のデフケース1Aにおける他方のデフケース1Bとの
取付端面1Cにサブプレート9を取り付けることによっ
て、前記皿ばね8等により軸方向に押圧されてなる多板
クラッチ7を所定の初期状態にて組み付けたことを特徴
とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片輪空転時等に発
生する過剰な差動作用を抑制して低速回転側の車輪にも
駆動トルクを伝達することのできる差動制限装置におけ
る多板クラッチの組付けを容易にした差動装置組付構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の、片輪空転時等に発生する過剰
な差動作用を抑制して低速回転側の車輪にも駆動トルク
を伝達することのできるリミテッドスリップデフ型の差
動制限装置として、従来、実開平5−8093号公報に
開示された図4に示したようなものがある。この従来例
のものは、エンジンからの駆動力は、図示しないドライ
ブピニオンおよび該ドライブピニオンと傘歯噛合するリ
ングギヤに伝達され、該リングギヤを一体に固定する3
つの軸方向に分割されたデフケース21A、21B、2
1Cを回転させる。これらデフケース21A、21B、
21C内には差動歯車からなる差動制限装置が収納さ
れ、その構成は、右デフケース21B、21C内におい
てピニオン軸22に軸支され周方向に配置された複数個
のピニオンギヤ23に軸方向の両側から噛合する一対の
サイドギヤ25、26と、左デフケース21A内に該デ
フケース21Aの係合溝21Sに軸方向のみ移動自在に
係合された複数のアウタープレート27Aと前記差動装
置の一方の出力側部材(左サイドギヤ25の係合溝25
S)に軸方向のみ移動自在に係合されたインナープレー
ト27Bとが交互に配置され皿ばね28等により軸方向
に押圧されてなる多板クラッチ27とを有し該皿ばね2
8等のみにより多板クラッチ27が締結されて前記差動
装置の差動を制限するように構成されている。
【0003】このような構成の差動制限装置では、左右
駆動輪間の走行抵抗が等しい通常の直進走行時には、エ
ンジンからの駆動力によるデフケース21からの所定の
駆動力はピニオン軸22からピニオンギヤ23を介して
左右の各サイドギヤに均等にその駆動力を伝達する。そ
の際にピニオンギヤ23は公自転することはない。ま
た、車両が泥濘地等の悪路に遭遇して片輪空転等により
過剰な差動作用が発生しようとした場合には、高速車輪
側には該車輪の路面抵抗に相当するトルクが伝達される
のみであり、例えば右側駆動輪の駆動抵抗が大きい場合
には、ほぼ静止せる右サイドギヤ26上をピニオンギヤ
23が公自転して、左側駆動輪が徒に空転して、いわゆ
る悪路脱出が不可能になるところ、高速車輪側の左サイ
ドギヤ25には該車輪の路面抵抗に相当するトルクが伝
達されるのみであるが、前記多板クラッチ27に隣接し
て配置された皿ばね28の予圧によって多板クラッチ2
7が締結され、左デフケース21Aとサイドギヤ25と
の間で差動作用が制限された分のトルクが、低速側であ
る右側駆動輪側に駆動力が伝達され、悪路での脱出を可
能にするものである。この時、前記差動装置におけるピ
ニオンギヤ23と左右のサイドギヤ25、26との間の
噛合反力により発生した軸方向のスラスト力は、前記左
サイドギヤ25の背面にまで垂下された第1の右デフケ
ース21Bの垂下壁30によって負担されているので、
前記皿ばね28の予圧によってのみ締結されるように構
成された多板クラッチ27の締結力すなわち差動制限力
は終始一定値である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような形式の差動
制限装置において、各部品を部品メーカーから納入した
上で、図5に示すように、これら交互に配置される複数
枚のアウタープレート27Aとインナープレート27B
からなる多板クラッチ27、および皿ばね28をデフケ
ース21A、21B内に組み付ける必要があり、特に、
多板クラッチ27を軸方向に2分割されたデフケースの
取付端面間に配置するこの種の差動制限装置において、
多板クラッチ27における各アウタープレート27Aの
外周部を左デフケース21Aの係合溝21Sに一つずつ
整合させ、また各インナープレート27Bの内周部を左
サイドギヤ25のスプライン25Sに一つずつ整合させ
て組み付けるのは組立メーカーにとってきわめて面倒で
あり、しかも、ばね荷重の高い前記皿ばね28の存在に
よって各プレートが飛び出すこともあり、組立メーカー
にとって多板クラッチの組付けは困難をきわめていた。
その上、上述のような形式のものでは、これら多板クラ
ッチ27側が差動装置におけるピニオンギヤ23と左右
のサイドギヤ25、26間の噛合反力の影響を受けない
ように前記デフケースの垂下壁30が設けられており、
このために、サイドギヤ25、26等の組付けを可能に
すべく右デフケースをピニオン軸22近傍にて第1およ
び第2の右デフケース21B、21Cに分割せざるを得
ず、組付性に劣って、部品数も多くなる。
【0005】このため本発明では、上記従来の差動制限
装置における諸課題を解決して、簡素な構造により、多
板クラッチ等をサブアッセンブリ化できて、格別に注意
を要することなく差動制限装置を確実かつ容易に組み付
けることを可能にした差動制限装置組付構造を提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、上
記した従来の課題を解決するための手段として、軸方向
に2分割された一対のデフケース内に配置された差動歯
車からなる差動装置と一方のデフケース内に該デフケー
スに軸方向のみ移動自在に係合された複数枚のアウター
プレートと前記差動装置の一方の出力側部材に軸方向の
み移動自在に係合されたインナープレートとが交互に配
置され皿ばね等により軸方向に押圧されてなる多板クラ
ッチとを有し該皿ばね等により多板クラッチが締結され
て前記差動装置の差動を制限する差動制限装置におい
て、前記一方のデフケースにおける他方のデフケースと
の取付端面にサブプレートを取り付けることによって、
前記皿ばね等により軸方向に押圧されてなる多板クラッ
チを所定の初期状態にて組み付けたことを特徴とするも
ので、これを課題解決のための手段とするものである。
また、本発明では、前記差動装置は前記他方のデフケー
ス内に配置され、該他方のデフケースにおける一方のデ
フケースとの取付端面側の開口部が差動装置の外径近傍
まで大きく形成されたことを特徴とするものである。さ
らに、本発明では、前記サブプレートが前記差動装置に
おける噛合反力を負担するように構成されていることを
特徴とし、また、前記サブプレートにおける多板クラッ
チ側に前記皿ばね等の予圧を調整できる圧縮代調整用段
部を形成したことを特徴とするもので、これらを課題解
決のための手段とするものである。
【0007】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1および図2は本発明の差動制限装置組
付構造の第1実施の形態を示すものであり、図1は全体
の断面図を示し、図2は差動制限装置の組付作業を示す
図である。本発明のデフケース1は、取付端面1C、1
Dにて回転軸の軸方向に2分割された一対の左右のデフ
ケース1A、1Bからなり、一方のデフケースである左
デフケース1A内の係合溝1Sに軸方向のみ移動自在に
係合された複数枚のアウタープレート7Aと後述する差
動装置の一方の出力側部材である左サイドギヤ5のスプ
ライン5Sに軸方向のみ移動自在に係合されたインナー
プレート7Bとが交互に配置され皿ばね8等により軸方
向に押圧されてなる多板クラッチ7とを有する。前記ア
ウタープレート7Aはその外周部に突設されたラグ部が
左デフケース1Aのラグ溝と軸方向のみ移動自在に係合
して左デフケース1Aと回転を共にし、前記インナープ
レート7Bはその内周部が左サイドギヤ5の軸部外周の
スプライン5Sと軸方向のみ移動自在に係合して左サイ
ドギヤ5と回転を共にするように構成されている。一
方、他方のデフケースである前記右デフケース1B内に
支持されたピニオン軸2に軸支され周方向に配置された
複数個のピニオンギヤ3、4と、これらピニオンギヤ
3、4に軸方向の両側から噛合する一対の左右のサイド
ギヤ5、6とが噛合い装備され、サイドギヤ5、6のそ
れぞれの背面にワッシャ15、17が配置されてベベル
ギヤタイプの差動歯車からなる差動装置を構成してい
る。
【0008】そして、本発明では、前記一方の(左)デ
フケース1Aにおける他方の(右)デフケース1Bとの
取付端面1Cにサブプレート9を取付ボルト10等によ
り取り付けて、前記皿ばね8等により軸方向に押圧され
てなる多板クラッチ7を所定の初期状態、すなわち前記
サブプレート9と左デフケース1Aの壁面1Eとの間の
所定の軸方向距離によって圧縮された前記皿ばね8等の
スラスト力により多板クラッチ7を締結する一定の差動
制限トルクを得るように構成すると同時に、前記サブプ
レート9を左サイドギヤ5の背面ワッシャ15に当接さ
せて、前記差動装置におけるピニオンギヤ3、4と左右
のサイドギヤ5、6との間の噛合反力を負担して、該噛
合反力の影響を多板クラッチ7側に及ぼさないようにし
て、空転時に一定の差動制限トルクが得られるように構
成されている。また、前記右デフケース1Bにおける左
デフケース1Aとの取付端面1D側の開口部11が差動
装置の外径近傍まで大きく(D)形成されたことを特徴
とするものである。
【0009】かく構成された多板クラッチ7および皿ば
ね8等を左デフケース1A内にサブアッセンブリするに
は、図2に示したように、左デフケース1Aの内側に皿
ばね8等、多板クラッチ7のアウタープレート7Aおよ
びインナープレート7Bを順次セットし、プレス機械等
により前記皿ばね8等を圧縮した上でサブプレート9を
取付端面1Cに取付ボルト10等により取り付ける。各
アウタープレート7Aはその外周部のラグ部を左デフケ
ース1Aのラグ溝1Sに係合させ、前記各インナープレ
ート7Bはその内周部を組み付けるべき左サイドギヤ5
の軸部外周のスプライン5Sと係合すべく、適宜の治具
等により配向させておく。皿ばね8等は図示のようであ
っても、サブプレート9側であってもよい。
【0010】かくして、サブプレート9によって所定の
予圧にて圧縮された皿ばね8等を含む多板クラッチ7は
確実にサブアッセンブリ化され、部品メーカーから組立
メーカーに運搬された後、これを右デフケース内に装着
された差動装置における左サイドギヤ5に容易に組み付
けることができる。前記サブプレート9はサブアッセン
ブリ部材であると同時に、組み付け後には差動装置にお
けるピニオンギヤ3、4と左右のサイドギヤ5、6との
間の噛合反力を負担して、該噛合反力の影響を多板クラ
ッチ7側に及ぼさないようにするところの従来のデフケ
ース垂下壁を兼用できることになる。また、該サブプレ
ート9の設置によって従来のデフケース垂下壁を廃する
ことができて、右デフケース1Bにおける左デフケース
1Aとの取付端面1D側の開口部11の直径Dを差動装
置の外径近傍まで充分に大きく形成することができ、各
サイドギヤ5、6やピニオンギヤ3、4を該開口部11
を通じて側方から組み付けることが可能になるので、右
デフケース1Bを一体にて形成することができ、部品点
数も少なくて構造が簡素化されるとともに、組付け作業
性が向上し、強度も確保できる。かくて、車両が泥濘地
等の悪路に遭遇して片輪空転等により過剰な差動作用が
発生しようとした場合には、高速車輪側例えば左サイド
ギヤ5には該車輪の路面抵抗に相当するトルクが伝達さ
れるのみであるが、右側の車輪の駆動抵抗が大きい場合
には、皿ばね8等の予圧による多板クラッチ7の締結力
すなわち左デフケース1Aと左サイドギヤ5との間で差
動作用が制限された分のトルクが、低速側である右車輪
側に加算され、悪路での脱出を可能にするものである。
【0011】図3は、本発明のサブプレートの変形例を
示したものである。図3(A)は比較のために示すもの
で、前記第1の実施の形態にて採用されたサブプレート
9である。図3(B)は、前記サブプレート9における
多板クラッチ側に皿ばね8等の予圧を調整できる僅かな
軸方向の圧縮代調整用段部9Aを形成したものである。
該圧縮代調整用段部9Aを形成したサブプレート9を左
デフケース1Aの左取付端面1Cに取り付けることで、
図3(A)のような平板状のサブプレートに比較して圧
縮代調整用段部9Aの軸方向距離分だけ皿バネ8等の予
圧を減じることで、差動制限のためのイニシャルトルク
の設定値を下方に調整することが可能になる。図3
(C)では、さらに軸方向の距離を大きくして圧縮代調
整用段部9Bとしたものである。これにより、さらに皿
バネ8等の予圧を減じて、差動制限のためのイニシャル
トルクの設定値をより下方に調整することが可能にな
る。このように、皿ばね8等および多板クラッチ7とし
て所定の特性のものを採用して組み付ける場合でも、圧
縮代調整用段部の軸方向距離の異なるサブプレート9を
適宜選定することにより、差動制限のためのイニシャル
トルクの設定値を適切に調整することができる。
【0012】以上実施の形態について説明してきたが、
本発明の趣旨の範囲内で、差動装置の形式、サブプレー
トの形状、材質、およびそのデフケースへの取付け形
態、皿ばね等予圧付与部材の形式、左右のデフケースの
形状、取付端面の形状等については適宜採用することが
できることは言うまでもない。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、一方のデフケース内に多板クラッチのアウタープ
レートとインナープレートおよび皿ばね等を順次セット
し、プレス機械等により前記皿ばね等を圧縮した上で、
サブプレートを前記一方のデフケース取付端面に取り付
けることで、これら多板クラッチおよび皿ばね等を一方
のデフケースにサブアッセンブリできるので、サブプレ
ートによって所定の予圧にて圧縮された皿ばね等を含む
多板クラッチは確実にサブアッセンブリ化され、部品メ
ーカーから組立メーカーに運搬された後、これを他方の
デフケース内に装着された差動装置における一方の出力
側部材に容易に組み付けることができる。また、前記サ
ブプレートはサブアッセンブリ部材であると同時に、組
み付け後には差動装置におけるピニオンギヤと出力部材
である左右のサイドギヤとの間の噛合反力を負担して、
該噛合反力の影響を多板クラッチ側に及ぼさないように
するところの従来のデフケース垂下壁を兼用できること
になる。したがって、該サブプレートの設置によって従
来のデフケース垂下壁を廃することができて、他方のデ
フケースにおける一方のデフケースとの取付端面側の開
口部の直径を差動装置の外径近傍まで充分に大きく形成
することができ、各サイドギヤやピニオンギヤを該開口
部を通じて側方から組み付けることが可能になるので、
他方のデフケースを一体にて形成することができ、部品
点数も少なくて構造が簡素化されるとともに、組付け作
業性が向上し、強度も確保できる。そして、前記サブプ
レートが差動装置における噛合反力を負担するように構
成されていることによって、入力トルクに影響されずに
常に差動制限力を一定にすることができる。また、皿ば
ね等および多板クラッチとして所定の特性のものを採用
して組み付ける場合でも、圧縮代調整用段部の軸方向距
離の異なるサブプレートを適宜選定することにより、差
動制限のためのイニシャルトルクの設定値を適切に調整
することもできる。
【0014】かくて、車両が泥濘地等の悪路に遭遇して
片輪空転等により過剰な差動作用が発生しようとした場
合には、高速車輪側例えば左サイドギヤには該車輪の路
面抵抗に相当するトルクが伝達されるのみであるが、右
側の車輪の駆動抵抗が大きい場合には、皿ばね等の予圧
による多板クラッチの締結力すなわち一方のデフケース
と左サイドギヤとの間で差動作用が制限された分のトル
クが、低速側である右車輪側に加算され、悪路での脱出
を可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の差動制限装置組付構造の第1の実施の
形態を示す全体断面図である。
【図2】本発明の差動制限装置の組付作業を示す図であ
る。
【図3】本発明のサブプレートの変形例を示す要部拡大
図である。
【図4】従来の差動制限装置を示す断面図である。
【図5】従来の差動制限装置の組付作業を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 デフケース 1A 左(一方の)デフケース 1B 右(他方の)デフケース 1C 左取付端面 1D 右取付端面 2 ピニオン軸 3 第1ピニオンギヤ 4 第2ピニオンギヤ 5 左サイドギヤ(一方の出力側部材) 6 右サイドギヤ 7 多板クラッチ 7A アウタープレート 7B インナープレート 8 予圧皿ばね 9 サブプレート 11 右デフケース開口部 12 インナープレート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に2分割された一対のデフケース
    内に配置された差動歯車からなる差動装置と一方のデフ
    ケース内に該デフケースに軸方向のみ移動自在に係合さ
    れた複数枚のアウタープレートと前記差動装置の一方の
    出力側部材に軸方向のみ移動自在に係合されたインナー
    プレートとが交互に配置され皿ばね等により軸方向に押
    圧されてなる多板クラッチとを有し該皿ばね等により多
    板クラッチが締結されて前記差動装置の差動を制限する
    差動制限装置において、前記一方のデフケースにおける
    他方のデフケースとの取付端面にサブプレートを取り付
    けることによって、前記皿ばね等により軸方向に押圧さ
    れてなる多板クラッチを所定の初期状態にて組み付けた
    ことを特徴とする差動制限装置組付構造。
  2. 【請求項2】 前記差動装置は前記他方のデフケース内
    に配置され、該他方のデフケースにおける一方のデフケ
    ースとの取付端面側の開口部が差動装置の外径近傍まで
    大きく形成されたことを特徴とする請求項1に記載の差
    動制限装置組付構造。
  3. 【請求項3】 前記サブプレートが前記差動装置におけ
    る噛合反力を負担するように構成されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の差動制限装置組付構
    造。
  4. 【請求項4】 前記サブプレートにおける多板クラッチ
    側に前記皿ばね等の予圧を調整できる圧縮代調整用段部
    を形成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の差動制限装置組付構造。
JP20063095A 1995-08-07 1995-08-07 差動制限装置組付構造 Pending JPH0949558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20063095A JPH0949558A (ja) 1995-08-07 1995-08-07 差動制限装置組付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20063095A JPH0949558A (ja) 1995-08-07 1995-08-07 差動制限装置組付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0949558A true JPH0949558A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16427582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20063095A Pending JPH0949558A (ja) 1995-08-07 1995-08-07 差動制限装置組付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0949558A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001041311A (ja) * 1999-06-28 2001-02-13 Dana Corp 自動車ディファレンシャル・アセンブリ
US6354979B1 (en) * 1999-01-11 2002-03-12 Hoffco/Comet Industries, Inc. Limited-slip differential
JP2007515601A (ja) * 2003-12-20 2007-06-14 ゲー カー エヌ ドライブライン インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 内側に位置する摩擦板セットを備えたディファレンシャルケース
JP2009014100A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Jtekt Corp 駆動力伝達装置及びその組み付け方法
CN111692307A (zh) * 2020-05-30 2020-09-22 宁波凯明机器制造有限公司 一种拖拉机底盘中差速器安装结构

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6354979B1 (en) * 1999-01-11 2002-03-12 Hoffco/Comet Industries, Inc. Limited-slip differential
JP2001041311A (ja) * 1999-06-28 2001-02-13 Dana Corp 自動車ディファレンシャル・アセンブリ
JP2007515601A (ja) * 2003-12-20 2007-06-14 ゲー カー エヌ ドライブライン インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 内側に位置する摩擦板セットを備えたディファレンシャルケース
JP4847755B2 (ja) * 2003-12-20 2011-12-28 ゲー カー エヌ ドライブライン インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 内側に位置する摩擦板セットを備えたディファレンシャルケース
JP2009014100A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Jtekt Corp 駆動力伝達装置及びその組み付け方法
CN111692307A (zh) * 2020-05-30 2020-09-22 宁波凯明机器制造有限公司 一种拖拉机底盘中差速器安装结构
CN111692307B (zh) * 2020-05-30 2022-04-22 宁波凯明机器制造有限公司 一种拖拉机底盘中差速器安装结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4427700B2 (ja) ハイブリッド駆動装置
JPH0949558A (ja) 差動制限装置組付構造
JP2520728Y2 (ja) 差動制限装置
JPH07208546A (ja) 捩り振動低減装置
JP2008309337A (ja) 摩擦クラッチの締結機構および該機構を備えるディファレンシャル装置
JP2001116124A (ja) 自動変速機
JP2001214962A (ja) リミテッド・スリップ・ディファレンシャル
US5624346A (en) Differential gear
JPH049464Y2 (ja)
CN108626345B (zh) 变速器中的制动器的安装结构、变速器及车辆
JP2555035Y2 (ja) プラネタリギヤユニット
JPH07186751A (ja) 動力伝達装置
JP3982119B2 (ja) 変速機のフリクションギヤ構造
JPH0658378A (ja) デファレンシャル装置
JPH06341494A (ja) 動力伝達装置
KR100345137B1 (ko) 센터 디프렌셜
CA2448236A1 (en) Tandem axle pinion shaft subassembly
JP3109367B2 (ja) ディファレンシャル装置
JP2013124742A (ja) 車両用歯車装置の歯打ち音防止装置
JP4066092B2 (ja) 車輌用差動歯車装置
JP3223779B2 (ja) 複板式クラッチ装置
JP2004068904A (ja) デファレンシャル装置
JPH10264668A (ja) 4輪駆動車のトランスファ構造
JPH09144843A (ja) 与圧式差動制限装置
JP2597755Y2 (ja) 自動変速機のパーキングギア取付構造