JPH0948913A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH0948913A JPH0948913A JP20213195A JP20213195A JPH0948913A JP H0948913 A JPH0948913 A JP H0948913A JP 20213195 A JP20213195 A JP 20213195A JP 20213195 A JP20213195 A JP 20213195A JP H0948913 A JPH0948913 A JP H0948913A
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Abstract
物を提供する。 【解決手段】(A)アミド結合を有する熱可塑性樹脂
に、(B)一般式(I) で示されるジヒドロオキサフォスファフェナンスレン系
リン化合物及び(C)フェノール系酸化防止剤を含有せ
しめてなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
Description
物に関し、詳しくはアミド結合を有する熱可塑性樹脂
に、フェノール系酸化防止剤及び特定のリン化合物を含
有せしめてなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物に
関する。
結合を有する熱可塑性樹脂、例えばナイロン6、ナイロ
ン6,6で代表されるポリアミド樹脂は、強靱性、耐熱
性、耐薬品性、耐油性等の諸物性に優れることから自動
車、電気、機械部品等として、またポリウレタンは、弾
性に優れることからエラストマー、発泡体、皮革、弾性
糸、コーティング材等として、それぞれ広範な用途に使
用されている。
性樹脂は、成型加工時等の熱履歴や、高温での長時間使
用により着色するという欠点があり、このため優れた諸
物性を有するものの、熱変色が問題となる用途において
は、その使用が制限されてしまうという問題があった。
かかる問題を改善するものとして、フェノール系酸化防
止剤、トリス(2,4- ジ-t- ブチルフェニル) フォスファ
イト等のフォスファイト系リン化合物などを含有せしめ
てなる組成物が提案されている(例えば、特開平 6-169
28号公報、同 6-16929号公報) が、実用的には必ずしも
満足し得るものではなく、より一層耐熱変色性に優れた
組成物の出現が望まれていた。
層耐熱変色性に優れたアミド組成物を見出すべく鋭意検
討を重ねた結果、フェノール系酸化防止剤とともに含有
せしめるリン化合物として、トリス(2,4- ジ-t- ブチル
フェニル) フォスファイト等のフォスファイト系化合物
の代わりに、ジヒドロオキサフォスファフェナンスレン
系という特定のリン化合物を使用すれば、耐熱変色性に
著しく優れたアミド組成物が得られることを見出すとと
もに、さらに種々の検討を加え本発明を完成した。
(A)アミド結合を有する熱可塑性樹脂に、(B)一般
式(I) (式中、R1,R2は、それぞれ水素原子、ハロゲン原子
又は低級アルキル基をを表す。)で示されるジヒドロオ
キサフォスファフェナンスレン系リン化合物及び(C)
フェノール系酸化防止剤を含有せしめてなることを特徴
とする耐熱変色性に著しく優れた熱可塑性樹脂組成物を
提供するものである。
本発明の樹脂組成物は、アミド結合を有する熱可塑性樹
脂(A)にフェノール系酸化防止剤(C)とともに前記
一般式(I)で示されるジヒドロオキサフォスファフェ
ナンスレン系という特定のリン化合物(B)を含有せし
めてなることを特徴とするものであるが、アミド結合を
有する熱可塑性樹脂(A)としては、例えばポリアミド
系樹脂、ポリウレタン、これらの混合物、これらを少な
くとも1種含む他の樹脂との樹脂混合物、アロイ化物等
が挙げられる。
は、例えばポリカプロアミド(ナイロン-6) 、ポリアミ
ノウンデカン酸(ナイロン-11)、ポリラウリルラクタム
(ナイロン-12)、ポリヘキサメチレンジアミノアジピン
酸(ナイロン-66)、ポリヘキサメチレンジアミノセバシ
ン酸(ナイロン-610) 、ポリヘキサメチレンジアミノド
デカン二酸(ナイロン-612)等のポリアミド単独重合
体、カプロラクタム/ラウリルラクタム共重合体(ナイ
ロン-6/12) 、カプロラクタム/アミノウンデカン酸共
重合体(ナイロン-6/11) 、カプロラクタム/ヘキサメ
チレンジアミノアジピン酸共重合体(ナイロン-6/6
6)、カプロラクタム/ヘキサメチレンジアミノアジピ
ン酸/ヘキサメチレンジアミノセバシン酸共重合体(ナ
イロン-6/66/610)、カプロラクタム/ヘキサメチレン
ジアミノアジピン酸/ヘキサメチレンジアミノドデカン
二酸共重合体(ナイロン-6/66/612)等のポリアミド共
重合体が挙げられる。これらのポリアミド系樹脂は、そ
れぞれ単独で用いることもできるし、2種以上を混合し
て用いることもできる。
ソシアネートとヒドロキシル基を2個以上有する重合体
とを必要により多官能性活性化合物とを一緒に反応させ
ることにより得られるもの等が挙げられる。 ジイソシ
アネートの具体例としては、例えば2,4-トルイレンジイ
ソシアネート(TDI)、4,4'- ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート(HDH)、1,4-シクロヘキサンジイソシアネー
ト、1,4-フェニレンジイソシアネート、4,4'- ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート(HMDI)、ナフタ
レンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート
(XDI)などが挙げられ、なかでもTDI、MDI、
HDH、HMDI、XDI等が好ましく使用される。
しては、実質的に鎖状であって、その分子量が約600 か
ら約7000の範囲のものが通常使用され、なかでも融点が
65℃以下のものが好ましく使用される。 かかる重合体
としては、例えばポリエーテルポリオール、ポリエステ
ルポリオール、ポリオレフィンポリオール、アクリルポ
リオール等が挙げられる。ポリエーテルポリオールとし
ては、例えばポリエチレンポリオール、ポリプロピレン
ポリオール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール等
が挙げられる。またポリエステルポリオールとしては、
二塩基酸とグリコール類から得られる重縮合型ポリエス
テルポリオール、環状エステルの開環重合によって得ら
れるラクトン系ポリエステルポリオール、ポリカーボネ
ート系ポリエステルポリオール等に大別されるが、重縮
合型ポリエステルの具体例としては、例えばエチレング
リコール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオー
ル、1,6-ヘキサンジオール、ネオペンチレングリコール
等の炭素数2から10の脂肪族グリコールの少なくとも1
種と、例えばコハク酸、グルタール酸、アジピン酸、ア
ゼライン酸、セバチン酸、ドデカンジカルボン酸、シク
ロヘキサンジカルボン酸等の炭素数2から10の脂肪族ジ
カルボン酸の少なくとも1種の重縮合物が挙げられる。
重縮合型ポリエステルポリオールは、共重縮合成分とし
てテレフタール酸、イソフタール酸、ヒドロキシ安息香
酸等の芳香属カルボン酸類を用いたものであっても良
い。
ラクトン系ポリエステルポリオールの具体例としては、
例えばε−カプロラクトン、メチルバレロラクトン等の
開環重合物が挙げられる。またポリウレタン製造時に必
要に応じて用いられる多官能性活性化合物としては、例
えばエチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、キシレンジアミン、4,4'- ジアミノジ
フェニルメタン、ヒドラジン等のジアミン類、エチレン
グリコール、1,4-ブタンジオール等のジオール類、β-
アミノプロピオン酸ヒドラジド等のヒドラジト類などが
挙げられる。
なくとも1種と他の樹脂とのアロイ化物における他の樹
脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リペンテン、ポリヘキセン、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−プリピレ
ン−1,6-ヘキサジエン共重合体、エチレン−プロピレン
-5- エチリデン-2- ノルボルネン共重合体等のポリオレ
フィン、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(AB
S)、スチレン・ブタジエン共重合体(SBS)、スチ
レン・イソプレン共重合体(SIS)、ポリブタジエ
ン、ポリイソプレン、スチレン・ブタジエン共重合体水
素添加物(SEBS)、スチレン・イソプレン共重合体
水素添加物および、ポリフェニレンエーテル(PP
E)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブ
チレンテレフタレート(PBT)等が挙げられる。
部あるいは全ての、主鎖あるいは、側鎖が変性されてい
てもよい。変性剤としては、マレイン酸、無水マレイン
酸、マレイン酸モノメチルエステル、マレイン酸モノメ
チルエステルの金属塩、フマル酸、フマル酸モノメチル
エステル、コハク酸、無水コハク酸、イタコン酸、アク
リル酸、メタクリル酸、ハイミック酸、無水ハイミック
酸、クロトン酸、メタクリル酸の金属塩、アクリル酸の
金属塩、マレイミド、グリシジルメタクリレート、グリ
シジルアクリレート、アリルグリシジルエーテル、ビニ
ルグリシジルエーテル、グリシジルイタコネートなどが
挙げられる。
熱可塑性樹脂(A)にフェノール系酸化防止剤(C)と
ともに前記一般式(I)で示されるジヒドロオキサフォ
スファフェナンスレン系という特定のリン化合物(B)
を含有せしめてなることを特徴とするものであるが、ジ
ヒドロオキサフォスファフェナンスレン系リン化合物
(B)における置換基R1,R2としては、例えば水素原
子、塩素、臭素等のハロゲン原子、メチル、エチル、n-
プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル、sec-ブチ
ル、t-ブチル、n-ペンチル、i-ペンチル、t-ペンチル等
の低級アルキル基が挙げられる。ジヒドロオキサフォス
ファフェナンスレン系リン化合物(B)の代表例として
は、例えば 9,10-ジヒドロ-9- オキサ-10-フォスファフ
ェナンスレン-10-オキサイド、8-クロロ-9,10-ジヒドロ
-9- オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイ
ド、8-t-ブチル-9,10-ジヒドロ-9- オキサ-10-フォスフ
ァフェナンスレン-10-オキサイド等が挙げられる。なか
でも、9,10- ジヒドロ-9- オキサ-10-フォスファフェナ
ンスレン-10-オキサイドが好ましい。
系酸化防止剤(C)としては、例えば3,9-ビス[2-(3-(3
-t- ブチル-4- ヒドロキシ-5- メチルフェニル)プロピ
オニルオキシ)-1,1-ジメチルエチル]-2,4,8,10- テトラ
オキサスピロ〔5・5〕ウンデカン、ペンタエリスリチ
ル テトラキス[3-(3,5-ジ-t- ブチル-4- ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート] 、N,N'- ビス[3-(3,5-ジ-t-
ブチル-4- ヒドロキシフェニル)プロピオニル) ヘキサ
メチレンジアミン、1,3,5-トリメチル-2,4,6-トリス(3,
5- ジ-t- ブチル-4- ヒドロキシベンジル)ベンゼン、
トリエチレングリコール ビス[3-(3-t-ブチル-4- ヒド
ロキシ-5- メチルフェニル)プロピオネート] 、4,4-ブ
チリデンビス(3- メチル-6-t- ブチルフェノール)、4,
4-チオビス(3- メチル-6-t- ブチルフェノール)、n-オ
クタデシル 3-(3,5- ジ-t- ブチル-4- ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート、トリス(4-t- ブチル-3- ヒドロ
キシ-2,6- ジメチルベンジル) イソシアヌレート、2,
4-ビス(n- オクチルチオ)-6-(3,5- ジ-t- ブチル-4- ヒ
ドロキシアニリノ)-1,3,5-トリアジン、
ベンジル) イソシアヌレート、2-t-ブチル-6-(3-t-ブ
チル-5- メチル-2- ヒドロキシベンジル)-4-メチルフェ
ニルアクリレート、2,4-ジ-t- ペンチル-6-[1-(2- ヒド
ロキシ-3,5- ジ-t- ペンチルフェニル)エチル] フェニ
ル アクリレート、2,2'- エチリデンビス(4,6- ジ-t-
ブチルフェノール)、2,2'- エチリデンビス(4,6- ジ-t
- ペンチルフェノール) 、2,2'- メチレンビス(4- メチ
ル-6-t- ブチルフェノール) 、2,6-ジ-t- ブチル-4- メ
チルフェノール、これら2種以上のの混合物等が挙げら
れる。 なかでも3,9-ビス[2-(3-(3-t- ブチル-4- ヒド
ロキシ-5- メチルフェニル)プロピオニルオキシ)-1,1-
ジメチルエチル]-2,4,8,10- テトラオキサスピロ[5・5]
ウンデカンが好ましく使用される。
リン化合物(B)およびフェノール系酸化防止剤(C)
は、熱可塑性樹脂100 重量部に対して、それぞれ0.01〜
5重量部の範囲で使用するのが好ましい。それぞれの配
合量が、0.01重量部未満では、添加効果が充分ではな
く、また、5重量部を越えて配合しても、それに見合う
効果が得られないため、経済的に不利になる。
のリン化合物(B)、フェノール系酸化防止剤(C)の
他に、必要に応じてさらに他の添加剤、例えばリン系酸
化防止剤、イオウ系酸化防止剤、紫外線吸収剤、ヒンダ
ードアミン系光安定剤、ヨウ化銅などの銅化合物、離型
剤、滑剤、顔料、可塑剤、難燃剤、帯電防止剤、結晶化
促進剤、無機充填剤などの各種添加剤も含有することも
できる。これら各種添加剤としては、具体的には次のよ
うなものが挙げられる。
ジステアリル ペンタエリスリトール ジフォスファイ
ト、トリス(2,4- ジ-t- ブチルフェニル) フォスファ
イト、ビス(2,4- ジ-t- ブチルフェニル) ペンタエリ
スリトール ジフォスファイト、テトラキス(2,4- ジ-t
- ブチルフェニル) 4,4'- ビフェニレン ジフォス
フォナイト、ビス(2,6- ジ-t- ブチル-4- メチルフェニ
ル) ペンタエリスリトール ジフォスファイト、2,2'
- メチレンビス(4,6- ジ-t- ブチルフェニル)オクチル
フォスファイト、テトラトリデシル 4,4'- ブチリデ
ンビス(3- メチル-6-t- ブチルフェニル) ジフォスフ
ァイト、2,2'- エチリデンビス(4,6-ジ-t- ブチルフェ
ニル) フルオロフォスフォナイト、ビス(2,4,6- トリ
-t- ブチルフェニル) ペンタエリスリトール ジフォ
スファイト、2,4-ジ-t- ブチル-6- メチルフェニル エ
チルフォスファイト、2-[(2,4,8,10- テトラキス(1,1-
ジメチルエチル)ジベンゾ(D,F)(1,3,2-ジオキサフォス
フェフィン-6- イル) オキシ)-N,N-ビス(2-((2,4,8,10-
テトラキス(1,1- ジメチルエチル)ジベンゾ(D,F)(1,3,
2)ジオキサフォスフェピン-6- イル) オキシ) −エチ
ル) エタンアミン等が挙げられる。
ペンタエリスリチル テトラキス(3- ラウリルチオプロ
ピオネート)、ジラウリル 3,3'- チオジプロピオネー
ト、ジミリスチル 3,3'- チオジプロピオネート、ジス
テアリル 3,3'- チオジプロピオネート等が挙げられ
る。
シ-4- メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- オク
トキシベンゾフェノン、2,2'- ジヒドロキシ-4- メトキ
シベンゾフェノン、ビス(5- ベンゾイル-4- ヒドロキシ
-2- メトキシフェニル)メタン、2,2',4,4'-テトラヒド
ロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収
剤、2-(2- ヒドロキシ-5- メチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2-[2- ヒドロキシ-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ
フタルイミドメチル)-5-メチルフェニル] ベンゾトリア
ゾール、2-(3-t- ブチル-2- ヒドロキシ-5- メチルフェ
ニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、2-(3,5- ジ-t- ブ
チル-2- ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2-
(2- ヒドロキシ-5-t- オクチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2-(3,5- ジ-t- アミル-2- ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2-[2- ヒドロキシ-3,5- ビス
(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]-2H- ベンゾト
リアゾール、
ニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、2,2'- メチレンビ
ス[6-(2H- ベンゾトリアゾール-2- イル)-4-(1,1,3,3-
テトラメチルブチル)フェノール] 、ポリ(3〜11)(エ
チレングリコール)と メチル3-[3-(2H- ベンゾトリア
ゾール-2- イル)-5-t-ブチル-4- ヒドロキシフェニル]
プロピオネートとの縮合物、2-エチルヘキシル 3-[3-t
- ブチル-5-(5-クロロ-2H-ベンゾトリアゾール-2- イ
ル)-4-ヒドロキシフェニル] プロピオネート、オクチル
3-[3-t- ブチル-5-(5-クロロ-2H-ベンゾトリアゾール
-2- イル)-4-ヒドロキシフェニル〕プロピオネート、メ
チル 3-[3-t- ブチル-5-(5-クロロ-2H-ベンゾトリアゾ
ール-2- イル)-4-ヒドロキシフェニル〕プロピオネー
ト、3-[3-t-ブチル-5-(5-クロロ-2H-ベンゾトリアゾー
ル-2- イル)-4-ヒドロキシフェニル〕プロピオン酸、2,
2'- メチレンビス[4-t- ブチル-6-(2H- ベンゾトリアゾ
ール-2- イル)フェノール] 等のベンゾトリアゾール系
紫外線吸収剤などが挙げられる。
は、例えばビス(2,2,6,6- テトラメチル-4- ピペリジ
ル) セバケート、ジメチル サクシネートと 1-(2-
ヒドロキシエチル)-4-ヒドロキシ-2,2,6,6- テトラメチ
ルピペリジンとの重縮合物、ポリ[(6-モルホリノ-1,3,5
- トリアジン-2,4- ジイル)[(2,2,6,6- テトラメチル-4
-ピペリジル) イミノ] ヘキサメチレン [(2,2,6,6- テ
トラメチル-4- ピペリジル) イミノ]]、ビス(1,2,2,6,6
- ペンタメチル-4- ピペリジル) 2-(3,5- ジ-t- ブチル
-4- ヒドロキシベンジル)-2-ブチルマロネート、4-[3-
(3,5-ジ-t- ブチル-4- ヒドロキシフェニル)プロピオ
ニルオキシ]-1-[2-(3-(3,5- ジ-t- ブチル-4-ヒドロキ
シフェニル)プロピオニルオキシ) エチル]-2,2,6,6-テ
トラメチルピペリジン、ビス(1,2,2,6,6- ペンタメチル
-4- ピペリジル) デカンジオエート、テトラキス(2,
2,6,6- テトラメチル-4- ピペリジル) 1,2,3,4-ブタ
ンテトラカルボキシレート、ポリ[[6-[(1,1,3,3-テトラ
メチルブチル)イミノ-1,3,5- トリアジン-2,4- ジイ
ル][(2,2,6,6- テトラメチル-4- ピペリジニル)イミ
ノ]-1,6-ヘキサメチレン[(2,2,6,6-テトラメチル-4- ピ
ペリジニル)イミノ]]、
2,6,6-ペンタメチル-4- ピペリジノールおよび1-トリデ
カノールとの混合エステル化物、1,2,3,4-ブタンテトラ
カルボン酸と 2,2,6,6-テトラメチル-4- ピペリジノー
ルおよび1-トリデカノールとの混合エステル化物、1,2,
3,4-ブタンテトラカルボン酸と 1,2,2,6,6-ペンタメチ
ル-4- ピペリジノールおよび3,9-ビス(2- ヒドロキシ-
1,1- ジメチルエチル)-2,4,8,10- テトラオキサスピロ
[5・5]ウンデカンとの混合エステル化物、1,2,3,4-ブタ
ンテトラカルボン酸と 2,2,6,6-テトラメチル-4- ピペ
リジノールおよび3,9-ビス(2- ヒドロキシ-1,1- ジメチ
ルエチル)-2,4,8,10- テトラオキサスピロ[5・5]ウンデ
カンとの混合エステル化物、N,N'- ビス(2,2,6,6- テト
ラメチル-4-ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと1,2
-ジブロモエタンとの重縮合物、2-メチル-2-(2,2,6,6-
テトラメチル-4- ピペリジル)アミノ-N-(2,2,6,6-テト
ラメチル-4- ピペリジル) プロピオンアミド、
ル-N-(2,2,6,6-テトラメチル-4- ピペリジル)アミノ)-
1,3,5-トリアジン-2- イル]-4,7-ジアザデカン-1,10-ジ
アミン、N,N',4- トリス[4,6- ビス(N- ブチル-N-(2,2,
6,6-テトラメチル-4- ピペリジル)アミノ)-1,3,5-トリ
アジン-2- イル]-4,7-ジアザデカン-1,10-ジアミン、ビ
ス(1- アクリロイル-2,2,6,6- テトラメチル-4- ピペリ
ジル) 2,2-ビス(3,5- ジ-t- ブチル-4- ヒドロキシベン
ジル)マロネート、N,N',4,7- テトラキス[4,6-ビス(N-
ブチル-N-(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4- ピペリジル)
アミノ)-1,3,5-トリアジン-2- イル]-4,7-ジアザデカン
-1,10-ジアミン、N,N',4- トリス[4,6- ビス(N- ブチル
-N-(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4- ピペリジル) アミノ)-
1,3,5-トリアジン-2- イル]-4,7-ジアザデカン-1,10-ジ
アミン、ビス(2,2,6,6- テトラメチル-4- ピペリジル)
サクシネート、2,2,6,6-テトラメチル-4- ピペリジル
メタクリレート、1,2,2,6,6-ペンタメチル-4- ピペリ
ジル メタクリレート、テトラキス(1,2,2,6,6- ペンタ
メチル-4- ピペリジル) 1,2,3,4- ブタンテトラカルボ
キシレート等が挙げられる。
フェノール系酸化防止剤(C)、特定のリン化合物
(B)、必要に応じて用いる他の添加剤等を含有せしめ
るにあたっては、押出機、バンバリーミキサー、ニーダ
ー等の溶融混練加工装置が通常使用される。また用途に
よっては、射出成形、圧縮成形、押出成形などによって
も、各種用途の成形品に加工することができる。
が得られるが、該熱可塑性樹脂組成物は、フェノール系
酸化防止剤とともにジヒドロオキサフォスファフェナン
スレン系という特定のリン化合物を含有することによ
り、耐熱変色性に著しく優れる。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、以下の例中にある%は、特にことわらないかぎり
重量基準である。また、例中で用いた供試安定剤は次の
とおりであり、以下それぞれの記号で表示する。 A-1 : 9,10-ジヒドロ-9- オキサ-10-フォスファフェナ
ンスレン-10-オキサイド B-1 : 3,9- ビス[2-(3-(3-t- ブチル-4- ヒドロキシ-5
- メチルフェニル)プロピオニルオキシ)-1,1-ジメチル
エチル]-2,4,8,10- テトラオキサスピロ[5・5]ウンデカ
ン B-2 : N,N- ビス[3-(3,5-ジ-t- ブチル-4- ヒドロキシ
フェニル)プロピオニル] ヘキサメチレンジアミン B-3 : ペンタエリスリチル テトラキス[3-(3,5-ジ-t-
ブチル-4- ヒドロキシフェニル)プロピオネート] C-1 :トリス(2,4- ジ-t- ブチルフェニル)フォスファ
イト
量部に対して、供試安定剤を表1に示す量を使用し、30
mmφ単軸押出機を用いて、260 ℃でペレット化した。得
られたペレットを5.5 ozの射出成形機を用いて、250
℃で成型し、JIS7113に準拠したダンベル1号の
試験片を得た。得られた試験片を、140 ℃のオーブンで
所定時間エージングし、エージング前後の試験片につい
て、それぞれYI値の測定を行った。また、エージング
前後の試験片について、引張試験を行い、エージング前
後の引張伸びの測定を行い、それぞれエージング前の引
張伸びに対する保持率で評価した。尚、YI値が低いも
のほど色相が良好であることを意味し、引張伸び保持率
が高いほど、耐熱性に優れることを意味する。
Claims (4)
- 【請求項1】(A)アミド結合を有する熱可塑性樹脂
に、(B)一般式(I) (式中、R1,R2は、それぞれ水素原子、ハロゲン原子
又は低級アルキル基をを表す。)で示されるジヒドロオ
キサフォスファフェナンスレン系リン化合物及び(C)
フェノール系酸化防止剤を含有せしめてなることを特徴
とする熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】一般式(I)で示されるリン化合物(B)
及びフェノール系酸化防止剤(C)の含量が、アミド結
合を有する熱可塑性樹脂(A)100 重量部に対して、そ
れぞれ0.01〜5重量部である請求項1記載の熱可塑性樹
脂組成物。 - 【請求項3】一般式(I)で示されるリン化合物(B)
が、 9,10-ジヒドロ-9- オキサ-10-フォスファフェナン
スレン-10-オキサイドである請求項1〜2記載の組成
物。 - 【請求項4】フェノール系酸化防止剤が、3,9-[2-(3-(3
-t- ブチル-4- ヒドロキシ-5- メチルフェニル) プロピ
オニルオキシ)-1,1-ジメチルエチル]-2,4,8,10- テトラ
オキサスピロ[5・5]ウンデカンである請求項1〜3記載
の組成物。
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