JPH0948767A - トリアゾロン誘導体およびその用途 - Google Patents

トリアゾロン誘導体およびその用途

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JPH0948767A
JPH0948767A JP8107473A JP10747396A JPH0948767A JP H0948767 A JPH0948767 A JP H0948767A JP 8107473 A JP8107473 A JP 8107473A JP 10747396 A JP10747396 A JP 10747396A JP H0948767 A JPH0948767 A JP H0948767A
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JP8107473A
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Tadashi Osumi
忠司 大住
Taro Hirose
太郎 広瀬
Kazuya Ujihara
一哉 氏原
Rei Matsunaga
礼 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 植物病害に対し優れた防除効果を示す化合物
を提供すること。 【解決手段】一般式(1) 〔式中、R,Rは低級(ハロ)アルキル基を;R
はアリール基、C−C10アルキル基、C−C
クロアルキル基等、またはヘテロ環を;R,Rは水
素原子、C−Cアルキル基、C−C(ハロ)ア
ルコキシ基、ハロゲン原子、CFまたはNOを;A
は−N=C(R)−,−O−N=C(R)−,−O
−C(=O)−,−C(=O)−等(但し、Rは水素
原子、C−C(ハロ)アルキル基、C−C(ハ
ロ)アルコキシ基等)を;Xは酸素原子または硫黄原子
を;表す。〕で示されるトリアゾロン誘導体ならびに当
該化合物を有効成分として含有する植物病害防除剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトリアゾロン誘導体
およびその用途に関する。
【発明が解決しようとする課題】本発明は優れた植物病
害防除効力を示す化合物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】本発明者らは優れた植物
病害防除効力を示す化合物を見い出すべく鋭意検討した
結果、下記一般式 化2で示されるトリアゾロン誘導体
が植物病害に対し優れた防除効果を示すことを見い出し
本発明を完成した。
【0002】即ち、本発明は、一般式 化2
【化2】 {式中、R1 およびR2 は、同一または相異なり、低級
アルキル基または低級ハロアルキル基を表わす。R3
置換されていてもよいアリール基または置換されていて
もよいヘテロ環を表わすか、あるいはC1 −C10アルキ
ル基、C2 −C10アルケニル基、C2 −C10アルキニル
基またはC1 −C10ハロアルキル基を表わすか、あるい
はC1 −C4 アルキル基で置換されていてもよいC3
8 シクロアルキル基を表わし、Aは−N=C(R5
−、−O−N=C(R5 )−、−Y−C(=W)−また
は−C(=W)−〔ここで、R5 は水素原子、C1 −C
4 アルキル基(例えばメチル基等)、C1−C4 ハロア
ルキル基(例えばトリフルオロメチル基等)、C1 −C
4 アルコキシ基(例えばメトキシ基等)、C1 −C4
ロアルコキシ基(例えばジフルオロメトキシ基等)、C
1 −C4 アルキルチオ基(例えばメチルチオ基等)、シ
アノ基、C2 −C4 アルケニル基(例えばビニル基等)
またはC3 −C6 シクロアルキル基(例えばシクロプロ
ピル基等)を表わし、Yは酸素原子、硫黄原子、NH基
またはNCH3 基を表わし、Wは酸素原子または硫黄原
子を表わす。〕で示される基を表わし、Xは酸素原子ま
たは硫黄原子を表わし、R4 およびR6 は、同一または
相異なり、水素原子、C1 −C4 アルキル基、ハロゲン
原子、C1 −C4 アルコキシ基、C1 −C4 ハロアルコ
キシ基、トリフルオロメチル基またはニトロ基を表わ
す。}で示されるトリアゾロン誘導体(以下、本発明化
合物と記す。)およびそれを有効成分として含有するこ
とを特徴とする植物病害防除剤を提供する。
【0003】
【発明の実施の形態】本発明化合物において、R3 で示
される、置換されていてもよいアリール基におけるアリ
ール基としては、例えばベンゼン環、ナフタレン環等が
あげられ、置換されていてもよいヘテロ環基におけるヘ
テロ環としては、例えばピリジン環、ピリミジン環、ピ
ラジン環、ピリダジン環、ピラゾール環、イミダゾール
環、チアゾール環、オキサゾール環、イソチアゾール
環、イソオキサゾール環、チオフェン環、フラン環、ベ
ンゾチオフェン環、ベンゾオキサゾール環、ベンゾチア
ゾール環、キノキサリン環等があげられ、置換されてい
てもよいアリール基および置換されていてもよいヘテロ
環基における置換基としては、C1 −C4 アルキル基
(例えばメチル基、エチル基等)、ハロゲン原子(例え
ば塩素原子等)、C1 −C4 アルコキシ基(例えばメト
キシ基、エトキシ基等)、C1 −C4 ハロアルコキシ基
(例えばジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ
基等)、トリフルオロメチル基、ニトロ基、シアノ基、
フェノキシ基、ハロフェノキシ基、シアノフェノキシ
基、トリルオキシ基、キシリルオキシ基、フェニル基、
ハロフェニル基、シアノフェニル基、トリル基、キシリ
ル基等があげられ、C1 −C10アルキル基としては、例
えばメチル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、te
rt−ブチル基、2,2−ジメチルプロピル基等があげら
れ、C2 −C10アルケニル基としては、例えばクロチル
基、スチリル基等があげられ、C2 −C10アルキニル基
としては、例えばプロパルギル基があげられ、C1 −C
10ハロアルキル基としては、例えば2,2,2−トリフ
ルオロエチル基があげられ、C1 −C4 アルキル基(例
えばメチル基等)で置換されていてもよいC3 −C 8
クロアルキル基におけるC3 −C8 シクロアルキル基と
しては、例えばシクロプロピル基、シクロペンチル基、
シクロヘキシル基等があげられる。
【0004】本発明化合物において、R1 、R2 で示さ
れる、低級アルキル基としては、例えばメチル基、エチ
ル基等のC1 −C4 アルキル基があげられ、低級ハロア
ルキル基としては、例えばジフルオロメチル基、2,
2,2−トリフルオロエチル基等のC1 −C4 ハロアル
キル基があげられる。本発明化合物において、R4 、R
6 で示される、C1 −C4 アルキル基としては、例えば
メチル基等があげられ、ハロゲン原子としては、例えば
塩素原子等があげられ、C1 −C4 アルコキシ基として
は、例えばメトキシ基等があげられ、C1 −C4 ハロア
ルコキシ基としては、例えばジフルオロメトキシ基、ト
リフルオロメトキシ基等があげられる。本発明化合物に
は、C=N 2重結合に由来する幾何異性体(Eおよび
Z)が存在する場合があるが、そのいずれもおよびその
任意の割合の混合物が、本発明に含まれる。
【0005】本発明化合物において、その好ましい態様
として、R1 およびR2 が、同一または相異なり、C1
−C4 アルキル基である化合物;R1 がメチル基である
化合物;R2 がメチル基である化合物;ならびに、中で
も特に、R1 およびR2 が共にメチル基である化合物が
あげられる。本発明化合物において、R3 の好ましい態
様として、置換されていてもよいアリール基または置換
されていてもよいヘテロ環;置換されていてもよいフェ
ニル基があげられ、R4 、R6 の好ましい態様として、
水素原子があげられ、A−Xの好ましい態様として、N
=C(SCH3 )S、ON=C(SCH3 )Sで示され
る基があげられる。
【0006】次に、本発明化合物の製造法について説明
する。本発明化合物のうち、Aが−N=C(R5 )−、
−Y−C(=W)−または−C(=W)−である化合物
は、例えば、一般式 化3
【化3】 〔式中、Zは臭素原子または塩素原子を表わし、R1
2 、R4 およびR6 は前記と同じ意味を表わす。〕で
示されるトリアゾロン類と、それに対し通常0.5〜5当
量の、Aに応じ各々、一般式 化4
【化4】R3 −N=C(R5 )XHまたはR3 −NH−
C(=X)R5 〔式中、R3 、R5 およびXは前記と同じ意味を表わ
す。〕で示される化合物、一般式 化5
【化5】R3 −Y−C(=W)−XH 〔式中、R3 、Y、WおよびXは前記と同じ意味を表わ
す。〕で示される化合物、または一般式 化6
【化6】R3 −C(=W)−XH 〔式中、R3 、WおよびXは前記と同じ意味を表わ
す。〕とを、塩基存在下、通常溶媒中、通常−20℃〜
200℃で、通常0.5時間〜48時間反応させることに
よって製造することができる。使用し得る溶媒として
は、用いる原料や塩基の種類等によっても異なるが、例
えばヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル等
の脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲ
ン化炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリ
コールジメチルエーテル等のエーテル類、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロ
ン、シクロヘキサノン等のケトン類、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、t−ブタノール、オクタノ
ール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブ、ジエチ
レングリコール、グリセリン等のアルコール類、蟻酸エ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチル、炭酸ジエチル等のエス
テル類、ニトロエタン、ニトロベンゼン等のニトロ化
物、アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル
類、ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジエチルア
ニリン、トリブチルアミン、N−メチルホルモリン等の
第三級アミン、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルム
アミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトアミド
等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド、スルホラン等
の硫黄化合物、水等あるいはそれらの混合物が挙げられ
る。使用し得る塩基としては、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
水素化ナトリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金属アルコキシ
ド等が挙げられる。本製造法において、必要に応じ、ベ
ンジルトリエチルアンモニウムクロリド等の相関移動触
媒を用いることもできる。反応終了後の反応液は、有機
溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、必要ならばク
ロマトグラフィー、再結晶等によってさらに精製するこ
とにより、本発明化合物を単離することができる。一般
式 化3のトリアゾロン類は、例えば、後記参考製造例
に記載の方法に準じて製造することができる。
【0007】本発明化合物のうち、Aが−O−N=C
(R5 )−である化合物は、例えば、本発明化合物のう
ち、Aが−N=C(R5 )−である化合物と、一般式
化7
【化7】R3 −O−NH2 〔式中、R3 は前記と同じ意味を表わす。〕で示される
化合物またはそのプロトン酸(例えば、塩酸等)との塩
とを、通常溶媒中で反応させることにより製造すること
ができる。反応温度は、0℃から150℃または使用す
る溶媒の沸点以下が可能であるが、通常20℃から10
0℃である。反応時間は通常2時間から50時間であ
る。一般式 化7で示される化合物またはそのプロトン
酸の塩の使用量は、本発明化合物のうちAが−N=C
(R5 )−である化合物1モルに対して、1モルの割合
から大過剰が可能であるが、通常1モルから2モルの割
合である。使用し得る溶媒としては、用いる原料の種類
等によっても異なるが、例えばヘキサン、ヘプタン、リ
グロイン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、クロロホ
ルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、
ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル等
のエーテル類、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、t−ブタノール、オクタノール、シクロヘキサノ
ール、メチルセロソルブ、ジエチレングリコール、グリ
セリン等のアルコール類、アセトニトリル、イソブチロ
ニトリル等のニトリル類、ホルムアミド、N,N−ジメ
チルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ア
セトアミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド、ス
ルホラン等の硫黄化合物、水等あるいはそれらの混合物
が挙げられる。反応後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮
等の通常の後処理を行い、必要ならば再結晶、クロマト
グラフィー等によりさらに精製することにより、本発明
化合物を単離することができる。
【0008】本発明化合物が効力を有する植物病害とし
ては、イネのいもち病(Pyricularia oryzae) 、ごま葉
枯病 (Cochliobolus miyabeanus)、紋枯病 (Rhizoctoni
a solani) 、ムギ類のうどんこ病 (Erysiphe graminis
f.sp. hordei, f.sp. tritici)、赤かび病 (Gibberella
zeae)、さび病 (Puccinia striiformis, P.graminis,
P.recondita, P.hordei)、雪腐病 (Typhula sp.,Micron
ectriella nivalis)、裸黒穂病 (Ustilago tritici, U.
nuda)、眼紋病 (Pseudocercosporella herpotrichoide
s)、雲形病 (Rhynchosporium secalis) 、葉枯病 (Sept
oria tritici)、ふ枯病 (Leptosphaeria nodorum)、カ
ンキツの黒点病 (Diaporthe citri)、そうか病 (Elsino
e fawcetti) 、果実腐敗病 (Penicillium degitatum,
P, italicum) 、リンゴのモニリア病 (Sclerotinia mal
i) 、腐らん病 (Valsa mali) 、うどんこ病 (Podosphae
ra leucotricha)、斑点落葉病 (Alternaria mali)、黒
星病(Venturia inaequalis)、ナシの黒星病 (Venturia
nashicola) 、黒斑病 (Alternaria kikuchiana)、赤星
病 (Gymnosporangium haraeanum)、モモの灰星病 (Scle
rotinia cinerea)、黒星病 (Cladosporium carpophilu
m) 、フォモプシス腐敗病 (Phomopsis sp. ) 、ブドウ
の黒とう病 (Elsinoe ampelina) 、晩腐病 (Glomerella
cingulate) 、うどんこ病 (Uncinula necator) 、さび
病 (Phakopsora ampelopsidis)、べと病 (Plasmopara v
iticola)、カキの炭そ病 (Gloeosporium kaki)、落葉病
(Cercospora kaki, Mycosphaerella nawae)、ウリ類の
炭そ病 (Colletotrichum lagenarium)、うどんこ病 (Sp
haerotheca fuliginea) 、つる枯病(Mycosphacrella me
lonis) 、べと病 (Pseudoperonospora cubensis) 、ト
マトの輪紋病 (Alternaria solani)、葉かび病 (Clados
porium fulvum)、疫病 (Phytophthora infestans) 、ナ
スの褐紋病 (Phomopsis vexans) 、うどんこ病 (Erysip
he cichoracearum) 、アブラナ科野菜の黒斑病 (Altern
aria japonica)、白斑病 (Cercosporella brassicae)、
ネギのさび病 (Puccicia allii) 、ダイズの紫斑病 (Ce
rcospora kikuchii)、黒とう病 (Elsinoe glycines) 、
黒点病 (Diaporthe phaseolorum var. sajae) 、インゲ
ンの炭そ病 (Colletotrichum lindemuthianum)、ラッカ
セイの黒渋病(Cercosporidium personatum)、褐斑病
(Cercospora arachidicola)、エンドウのうどんこ病
(Erysiphe pisi ) 、ジャガイモの夏疫病 (Alternaria
solani)、疫病 (Phytophthora infenstas) 、イチゴの
うどんこ病 (Sphaerotheca humuli)、チャの網もち病
(Exobasidium reticulatum)、白星病 (Elsinoe leucosp
ila) 、タバコの赤星病 (Alternaria longipes)、うど
んこ病 (Erysiphe cichoracearum) 、炭そ病 (Colletot
richum tabacum) 、テンサイの褐斑病 (Cercospora bet
icola)、バラの黒星病 (Diplocarpon rosae)、うどんこ
病 (Sphaerotheca pannosa) 、キクの褐斑病 (Septoria
chrysanthemi-indici) 、白さび病 (Puccinia horian
a) 、種々の作物の灰色かび病 (Botrytis cinerea) 、
菌核病 (Sclerotinia sclerotiorum) 、等が挙げられ
る。
【0009】本発明化合物を植物病害防除剤の有効成分
として用いる場合は、他の何らの成分も加えずそのまま
でもよいが、通常は固体担体、液体担体、界面活性剤そ
の他の製剤用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、懸濁
剤、粒剤、粉剤、液剤等に製剤する。これらの製剤には
有効成分として本発明化合物を、重量比で、通常0.1〜
95%、好ましくは1〜90%含有する。固体担体とし
ては、カオリンクレー、アッタパルジャイトクレー、ベ
ントナイト、酸性白土、パイロフィライト、タルク、珪
藻土、方解石、クルミ粉、尿素、硫酸アンモニウム、合
成含水酸化珪素等の微粉末あるいは粒状物が挙げられ、
液体担体としては、キシレン、メチルナフタレン等の芳
香族炭化水素、イソプロパノール、エチレングリコー
ル、セロソルブ等のアルコール、アセトン、シクロヘキ
サノン、イソホロン等のケトン、大豆油、綿実油等の植
物油、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、水等が
挙げられ、乳化、分散、湿展等のために用いられる界面
活性剤としては、アルキル硫酸エステル塩、アルキル
(アリール)スルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルリン
酸エステル塩等の陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンブロックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等の非イ
オン界面活性剤等が挙げられる。製剤用補助剤として
は、リグニンスルホン酸塩、アルギン酸塩、ポリビニル
アルコール、アラビアガム、CMC(カルボキシメチル
セルロース)、PAP(酸性リン酸イソプロピル)等が
挙げられる。
【0010】これらの製剤は、このままであるいは水で
希釈して茎葉散布するか、または、土壌に散粉、散粒し
て混和するかあるいは土壌施用する等の種々の形態で使
用する。また、他の植物病害防除剤と混合して用いるこ
とにより、防除効力の増強を期待できる。さらに、殺虫
剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長調節剤、肥
料、土壌改良剤と混合して用いることもできる。なお、
本発明化合物は、水田、畑地、果樹園、茶園、牧草地、
芝生地等の植物病害防除剤の有効成分として用いること
ができる。本発明化合物を植物病害防除剤の有効成分と
して用いる場合、その施用量は、1アールあたり、通常
0.01g〜50g、好ましくは0.05g〜20gであ
り、乳剤、水和剤、懸濁剤、液剤等を水で希釈して施用
する場合、その施用濃度は0.0001%〜0.5%、好ましく
は0.0005%〜0.2%であり、粒剤、粉剤等はなんら希釈
することなくそのまま施用する。
【0011】
【実施例】次に製造例、製剤例、試験例等にて本発明を
更に詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定され
るものではない。先ず、本発明化合物の製造例を示す。
尚、本発明化合物番号は後記表1〜表3に記載のもので
ある。 製造例1(本発明化合物(8)の製造) メチル N−(6−エトキシピリジン−3−イル)ジチ
オカーバメート1.62g(7.11mmol)および1−メチ
ル−3−メトキシ−4−〔2−(ブロモメチル)フェニ
ル〕−1,2,4−トリアゾロン2.12g(7.11mmo
l)をN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解さ
せ、氷冷下、攪拌しながら、60%油性水素化ナトリウ
ム0.28g(7.11mmol)を添加した。完了後、一晩室
温にて攪拌した後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽
出した。抽出液を水洗後、濃縮し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出液;酢酸エチル:n−ヘ
キサン=1:1)に付し、1−メチル−3−メトキシ−
4−{2−〔〔1−メチルチオ−1−(6−エトキシピ
リジン−3−イル)イミノ〕メチルチオメチル〕フェニ
ル}−1,2,4−トリアゾロン2.59g(収率82
%)を得た。 製造例2(本発明化合物(12)の製造) N−(4−メトキシフェニル)シクロプロピルチオアミ
ド1.75g(8.47mmol)および1−メチル−3−メト
キシ−4−〔2−(ブロモメチル)フェニル〕−1,
2,4−トリアゾロン2.52g(8.47mmol)をN,N−
ジメチルホルムアミド30mlに溶解させ、氷冷下、攪拌
しながら、60%油性水素化ナトリウム0.34g(8.4
7mmol)を添加した。完了後、一晩室温にて攪拌した
後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液
を水洗後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
1)に付し、1−メチル−3−メトキシ−4−{2−
〔1−シクロプロピル−1−(4−メトキシフェニル)
イミノ)〕−メチルチオメチル〕フェニル}−1,2,
4−トリアゾロン2.73g(収率76%)を得た。 製造例3(本発明化合物(14)の製造) N−(4−エチルフェニル)ジチオカルバミン酸トリエ
チルアンモニウム2.00g(6.71mmol)および1−メ
チル−3−メトキシ−4−〔2−(ブロモメチル)フェ
ニル〕−1,2,4−トリアゾロン2.00g(6.71mm
ol)をクロロホルム40mlに溶解させ、室温にて一晩攪
拌した後、反応液に水を加え分液した。有機層を水洗
後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液;酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1)に付
し、2−(1−メチル−3−メトキシ−1,2,4−ト
リアゾロン−4−イル)ベンジル N−(4−エチルフ
ェニル)ジチオカーバメート1.75g(収率63%)を
得た。 製造例4(本発明化合物(20)の製造) 4−クロロ安息香酸1.57g(10.0mmol)、水酸化ナ
トリウム0.40g(10mmol)および1−メチル−3−
メトキシ−4−〔2−(ブロモメチル)フェニル〕−
1,2,4−トリアゾロン2.98g(10.0mmol)に5
%ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド水溶液10
mlおよびトルエン20mlを加え、80℃にて6時間攪拌
した。反応液に水およびトルエンを加え分液した。有機
層を水洗後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出液;酢酸エチル:n−ヘキサン=2:
1)に付し、2−(1−メチル−3−メトキシ−1,
2,4−トリアゾロン−4−イル)ベンジル 4−クロ
ロベンゾエート3.36g(収率90%)を得た。
【0012】次に本発明化合物の具体例のいくつかを化
合物番号と共に表1〜表3に示す。尚、表1〜表3にお
いて、Meはメチル基を、Etはエチル基を各々表わ
す。
【0013】
【表1】 で示される化合物
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】次に、上記本発明化合物の例の内のいくつ
かについて、その 1H−NMR(CDCl3 ,TMS,
δ(ppm))データを示す。 (1)1 H−NMR:2.15(3H,s)、2.46(3H,
s)、3.44(3H,s)、3.84(3H,s)、4.27(2H,
s)、6.92(2H,d,J=8.2 Hz)、7.22-7.38(6
H,m)、7.55(2H,d,J=8.2 Hz) (2)1 H−NMR:2.46(3H,s)、3.44(3H,
s)、3.82(3H,s)、4.23(2H,m)、6.88(2
H,d,J=8.2 Hz)、7.13( 1H,d,J=8.4H
z)、7.35(1H,dd,J=8.6 Hz,2.3 Hz)、
7.54-7.57(3H,m) (3)1 H−NMR:2.13(3H,s)、2.47(3H,
s)、3.43(3H,s)、3.84(3H,s)、4.21(2H,
s)、6.92(2H,d,J=8.3 Hz)、7.25( 1H,
s)、7.39(1H,s)、7.57(2H,d,J=8.3 H
z) (5)1 H−NMR:1.21(3H,t)、3.41(3H,
s)、3.64(2H,q)、3.41および3.46(合わせて3
H,各々s)、3.83および3.93(合わせて3H,各々
s)、4.34(2H,s)、6.6-7.7 (6H) (8) 1H−NMR:1.32(3H,t,J=7Hz)、
2.38(3H,s)、3.33(3H,s)、3.77(3H,
s)、4.22 (2H,q,J=7Hz)、4.23(2H,s
)、6.55(1H,d,J=8Hz)、6.9-7.6 (6
H,m) (12)1 H−NMR:0.5-1.5 (4H)、3.44(3
H,brs)、3.76および3.86(合わせて3H,各々
s)、3.94(3H,brs)、3.9-4.4 (2H)、6.6-7.
7 (8H) (13)1 H−NMR:2.21および2.30(合わせて3
H,各々s)、3.48(3H,s)、3.95(3H,s)、
3.6-4.4 (5H)、6.4-7.6 (8H) (14)1 H−NMR:1.19(3H,t)、2.59(2
H,q)、3.37および3.40(合わせて3H,各々s)、
3.81および3.87(合わせて3H,各々s)、4.49(2
H,s)、6.8-7.6 (8H)、9.87(1H,brs) (15)1 H−NMR:3.37(3H,s)、3.81(3
H,s)、5.32(2H,s)、7.0-7.6 (6H,m)、
7.9 (2H,d,J=8Hz)
【0017】次に、前記一般式 化3で示されるトリア
ゾロン類の製造例を示す。 参考製造例 1,1−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)セミカ
ルバジド1.93g(10.0mmol)の塩化メチレン溶液を
ビス(トリクロロメチル)カーボネート〔トリホスゲ
ン〕6.00g(20.0mmol)の塩化メチレン溶液に氷冷
下滴下した。完了後、1時間同一温度で攪拌した後、5
時間加熱還流させ、生じた反応液を炭酸水素ナトリウム
水に注加し分液した。有機層を水で洗浄した後、濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1)に付し、1−
メチル−3−クロロ−4−(2−メチルフェニル)−
1,2,4−トリアゾロン1.67g(収率75%)を得
た。 m.p. 99℃ 1−メチル−3−クロロ−4−(2−メチルフェニル)
−1,2,4−トリアゾロン2.00g(8.95mmol)を
メタノール15mlに溶かし、28%ナトリウムメチラー
トのメタノール溶液6.9g(35.8mmol)を加え、加熱
還流下8時間反応させた。反応液に水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。抽出液を水洗後、濃縮し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;酢酸エチル:
n−ヘキサン=2:1)に付し、1−メチル−3−メト
キシ−4−(2−メチルフェニル)−1,2,4−トリ
アゾロン1.76g(収率90%)を得た。 m.p. 134.5℃ 1−メチル−3−メトキシ−4−(2−メチルフェニ
ル)−1,2,4−トリアゾロン1.50g(6.85mmo
l)を四塩化炭素30mlに溶解させ、N−ブロモコハク
酸イミド1.46g(8.22mmol)及び触媒量のアゾビス
イソブチロニトリルを加えて、加熱還流下5時間反応さ
せた。反応液をろ過し、ろ液を濃縮した後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;酢酸エチ
ル:n−ヘキサン=2:1)に付し、1−メチル−3−
メトキシ−4−〔2−(ブロモメチル)フェニル〕−
1,2,4−トリアゾロン1.53g(収率75%)を得
た。1 H−NMR(CDCl3 ,TMS) δ(ppm):3.3
9(3H,s)、3.85(3H,s)、4.42(2H,
q)、7.0−7.5(4H,m)
【0018】次に製剤例を示す。なお、本発明化合物は
表1〜表3の化合物番号で示し、部は重量部を表わす。 製剤例1 本発明化合物(1)〜(23)の各々50部、リグニンス
ルホン酸カルシウム3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部
および合成含水酸化珪素45部をよく粉砕混合して各々
の水和剤を得る。 製剤例2 本発明化合物(1)〜(23)の各々10部、ポリオキシ
エチレンスチリルフェニルエーテル14部、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸カルシウム6部およびキシレン70部
をよく混合して各々の乳剤を得る。 製剤例3 本発明化合物(1)〜(23)の各々2部、合成含水酸化
珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベント
ナイト30部およびカオリンクレー65部をよく粉砕混
合し、水を加えてよく練り合わせた後、造粒乾燥して各
々の粒剤を得る。 製剤例4 本発明化合物(1)〜(23)の各々25部、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノオレエート3部、CMC3部お
よび水69部を混合し、有効成分の粒度が5ミクロン以
下になるまで湿式粉砕して各々の懸濁剤を得る。 製剤例5 本発明化合物(1)〜(23)10部、ポリオキシエチレ
ンスチリルフェニルエーテル1部および水89部を混合
して、各々の液剤を得る。
【0019】次に、本発明化合物が植物病害防除剤の有
効成分として有用であることを試験例で示す。なお、本
発明化合物は表1〜表3の化合物番号で示す。防除効力
は、調査時の供試植物の発病状態すなわち葉、茎等の菌
叢、病斑の程度を肉眼観察し、菌叢、病斑が全く認めら
れなければ「5」、10%程度認められれば「4」、3
0%程度認められれば「3」、50%程度認められれば
「2」、70%程度認められれば「1」、それ以上で化
合物を供試していない場合の発病状態と差が認められな
ければ「0」として、6段階に評価し、それぞれ5,
4,3,2,1,0で示す。 試験例1 イネいもち病防除試験(予防効果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、イネ(日本晴)を
播種し、温室内で20日間育成した。その後、製剤例1
に準じて水和剤にした供試薬剤を水で希釈して所定濃度
(500ppm)にし、それをそのイネ葉面に充分付着する
ように茎葉散布した。散布後、植物を風乾し、いもち病
菌の胞子懸濁液を噴霧、接種した。接種後、28℃、多
湿下で6日間置いた後、防除効力を調査した。その結
果、以下の化合物番号の化合物は防除価「5」を示し
た。 化合物番号:(1)、(2)、(5)、(8)、(1
2)、(13) 、(14) 試験例2 イネ紋枯病防除試験(予防効果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、イネ(日本晴)を
播種し、温室内で20日間育成した。製剤例1に準じて
水和剤にした供試薬剤を水で希釈して所定濃度(500
ppm)にし、それをそのイネの葉面に充分付着するように
茎葉散布した。散布後、植物を風乾し、紋枯病菌のフス
マ培養菌糸を根元において接種した。接種後、28℃、
多湿下で4日間置いた後、防除効力を調査した。その結
果、以下の化合物番号の化合物は防除価「5」を示し
た。 化合物番号:(1)、(2)、(5)、(8)、(1
2)、(13)、(14)
【0020】試験例3 コムギ葉枯病防除試験(予防効
果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、コムギ(農林73
号)を播種し、温室内で10日間育成した。製剤例2に
準じて乳剤にした供試薬剤を水で希釈して所定濃度(5
00ppm)にし、それをそのコムギの幼苗の葉面に充分付
着するように茎葉散布した。散布後、コムギ葉枯病菌の
胞子懸濁液を噴霧、接種した。接種後、15℃、暗黒多
湿下で3日置いた後、さらに照明下で18日間生育し、
防除効力を調査した。その結果、以下の化合物番号の化
合物は防除価「5」を示した。 化合物番号:(1)、(2)、(8) 試験例4 キュウリうどんこ病防除試験(予防効果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、キュウリ(相模半
白)を播種し、温室内で12日間育成した。製剤例1に
準じて水和剤にした供試薬剤を水で希釈して所定濃度
(500ppm)にし、それをそのキュウリの幼苗の葉面に
充分付着するように茎葉散布した。散布後、キュウリう
どんこ病菌の胞子懸濁液を接種した。接種後、25℃、
照明下で7日間生育し、防除効力を調査した。その結
果、以下の化合物番号の化合物は防除価「5」を示し
た。 化合物番号:(5)、(12)、(13)、(14) 試験例5 リンゴ黒星病防除試験(予防効果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、リンゴ(ふじ)を
播種し、温室内で20日間育成した。製剤例4に準じて
懸濁剤にした供試薬剤を水で希釈して所定濃度(500
ppm)にし、それを第4〜5本葉が展開したリンゴの幼苗
の葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後、リ
ンゴ黒星病菌の胞子懸濁液を噴霧、接種した。接種後、
15℃、多湿、暗黒下で4日間置いた後、さらに照明下
で15日間生育し、防除効力を調査した。その結果、以
下の化合物番号の化合物は防除価「5」を示した。 化合物番号:(1)、(2)、(5)、(8)、(1
2)、(13)、(14)
【0021】
【発明の効果】本発明化合物は植物病害に対し優れた防
除効果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C07D 401/12 213:64 249:12) (C07D 405/12 249:12 307:36) (C07D 409/12 249:12 333:10) (72)発明者 松永 礼 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 〔式中、R1 およびR2 は、同一または相異なり、低級
    アルキル基または低級ハロアルキル基を表わす。R3
    置換されていてもよいアリール基または置換されていて
    もよいヘテロ環を表わすか、あるいはC1 −C10アルキ
    ル基、C2 −C10アルケニル基、C2 −C10アルキニル
    基またはC1 −C10ハロアルキル基を表わすか、あるい
    はC1 −C4 アルキル基で置換されていてもよいC3
    8 シクロアルキル基を表わし、 Aは−N=C(R5 )−、−O−N=C(R5 )−、−
    Y−C(=W)−または−C(=W)−(ここで、R5
    は水素原子、C1 −C4 アルキル基、C1 −C4 ハロア
    ルキル基、C1 −C4 アルコキシ基、C1 −C4 ハロア
    ルコキシ基、C1 −C4 アルキルチオ基、シアノ基、C
    2 −C4 アルケニル基またはC3 −C6 シクロアルキル
    基を表わし、 Yは酸素原子、硫黄原子、NH基またはNCH3 基を表
    わし、 Wは酸素原子または硫黄原子を表わす。)で示される基
    を表わし、 Xは酸素原子または硫黄原子を表わし、 R4 およびR6 は、同一または相異なり、水素原子、C
    1 −C4 アルキル基、ハロゲン原子、C1 −C4 アルコ
    キシ基、C1 −C4 ハロアルコキシ基、トリフルオロメ
    チル基またはニトロ基を表わす。〕で示されるトリアゾ
    ロン誘導体。
  2. 【請求項2】R1 およびR2 が、同一または相異なり、
    1 −C4 アルキル基である請求項1記載のトリアゾロ
    ン誘導体。
  3. 【請求項3】R2 がメチル基である請求項1記載のトリ
    アゾロン誘導体。
  4. 【請求項4】R1 がメチル基である請求項1または3記
    載のトリアゾロン誘導体。
  5. 【請求項5】R3 が置換されていてもよいアリール基ま
    たは置換されていてもよいヘテロ環である請求項1、
    2、3または4記載のトリアゾロン誘導体。
  6. 【請求項6】R3 が置換されていてもよいフェニル基で
    ある請求項1、2、3または4記載のトリアゾロン誘導
    体。
  7. 【請求項7】置換されていてもよいアリール基または置
    換されていてもよいヘテロ環の置換基が、C1 −C4
    ルキル基、ハロゲン原子、C1 −C4 アルコキシ基、C
    1 −C4 ハロアルコキシ基、トリフルオロメチル基、ニ
    トロ基、シアノ基、フェノキシ基、ハロフェノキシ基、
    シアノフェノキシ基、トリルオキシ基、キシリルオキシ
    基、フェニル基、ハロフェニル基、シアノフェニル基、
    トリル基またはキシリル基である請求項1、2、3また
    は4記載のトリアゾロン誘導体。
  8. 【請求項8】置換されていてもよいアリール基または置
    換されていてもよいヘテロ環の置換基が、C1 −C4
    ルキル基、ハロゲン原子、C1 −C4 アルコキシ基、C
    1 −C4 ハロアルコキシ基、トリフルオロメチル基、ニ
    トロ基、シアノ基、フェノキシ基、ハロフェノキシ基、
    シアノフェノキシ基、トリルオキシ基、キシリルオキシ
    基、フェニル基、ハロフェニル基、シアノフェニル基、
    トリル基またはキシリル基である請求項5記載のトリア
    ゾロン誘導体。
  9. 【請求項9】置換されていてもよいフェニル基の置換基
    が、C1 −C4 アルキル基、ハロゲン原子、C1 −C4
    アルコキシ基、C1 −C4 ハロアルコキシ基、トリフル
    オロメチル基、ニトロ基、シアノ基、フェノキシ基、ハ
    ロフェノキシ基、シアノフェノキシ基、トリルオキシ
    基、キシリルオキシ基、フェニル基、ハロフェニル基、
    シアノフェニル基、トリル基またはキシリル基である請
    求項6記載のトリアゾロン誘導体。
  10. 【請求項10】A−XがN=C(SCH3 )SまたはO
    N=C(SCH3 )Sで示される基である請求項1〜9
    のいずれかに記載のトリアゾロン誘導体。
  11. 【請求項11】R4 およびR6 が各々水素原子である請
    求項1〜10のいずれかに記載のトリアゾロン誘導体。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれかに記載のトリ
    アゾロン誘導体を有効成分として含有することを特徴と
    する植物病害防除剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6489487B1 (en) 1998-08-03 2002-12-03 Sumitomo Chemical Company, Limited Triazolone derivatives, use thereof, and intermediates therefor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6489487B1 (en) 1998-08-03 2002-12-03 Sumitomo Chemical Company, Limited Triazolone derivatives, use thereof, and intermediates therefor

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