JPH0948532A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の給紙装置におけるシート分離爪の作動
不良により、ジャム等が発生したりする問題を解決する
こと。 【解決手段】 シートの幅方向を規制し、シートを所定
の搬送方向に案内する一対の側部材と、該側部材に支軸
手段３により一端側が回動可能に軸支され、シートが積
載されるシート積載手段４と、該シート積載手段に支軸
手段８により回動可能に軸支され、各シートをその積載
部より分離するシート分離手段７と、シート積載手段の
他端側を設置位置側へ付勢する給送力付与手段と、を備
えた給送装置において、該シート分離手段は、該シート
積載手段が設置位置７ｓからシート給送位置ｔｄに移動
する時、シート分離手段の先端部がシートの描く軌跡Ｃ
ｐよりも搬送方向前方よりに軌跡Ｃｓを描く構成とし、
上記作動中にシート先端部がシート分離手段に不等な力
を及ぼさず、良好なシート分離が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に使用される給紙装
置及び該給紙装置を備えた画像形成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来一般的に図５、図７の給紙装置が知
られている。この給紙装置において、中板４（シート積
載手段）はカセット本体底付近に軸支されていることが
一般である。

【０００３】そのため、分離爪７（シート分離手段）の
支軸８は中板回転支軸３の中心と中板設置時の分離爪先
端を含む平面より高い位置に、また、中板回転支軸３の
中心は、シート先端位置決め手段１ｓとシート搬送ガイ
ド手段１ｄとの交点よりも低い位置に配置される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では中板が設置位置から給送位置に移動すると
き、中板の先端、すなわち、シートの先端は分離爪先端
に対して搬送方向に進む傾向にある。その結果、シート
は設置位置から給送位置に移動する間、分離爪に押し当
てられ、その押し当て力によって分離爪の動きは鈍くな
ってしまう。分離爪の動きが鈍くなると、シートが分離
爪に引っかかり、爪抜け不良による給紙ジャムが発生し
やすくなる。

【０００５】また、シート積載手段の支軸中心位置がシ
ート先端位置決め手段とシート搬送ガイド手段の交点よ
り低い位置に配置されると、シートは設置位置から給送
位置に移動する際、搬送ガイドに押し当てられ、シート
先端及び分離爪を上に押し上げるため、爪抜け不良が発
生しやすくなる。これらについては、実施例１の説明中
においてより詳細に後述する。

【０００６】本発明は、上記のように分離爪の作動が鋭
敏でなくなりシートの給送に円滑性を欠く従来の給送装
置における問題を解決することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本出願に係る発明は、シートの幅方向を規制し、シ
ートを所定の搬送方向に案内する一対の側部材と、該側
部材に支軸手段により一端側が回動可能に軸支され、シ
ートが積載されるシート積載手段と、該シート積載手段
に支軸手段により回動可能に軸支され、シートの搬送方
向前方の角部を規制し、各シートをその積載部より分離
するシート分離手段と、シート積載手段の他端側を設置
位置側へ付勢する給送力付与手段と、を備えた給送装置
において、該シート分離手段は、該シート積載手段が画
像形成装置の給送部に装着されて設置位置からシート給
送位置に移動する時、シート分離手段の先端部がシート
の描く軌跡よりも搬送方向前方よりに軌跡を描く構成と
されていることにより、分離手段の先端を確実にシート
積載手段の先端位置より給送方向に逃げるようにするこ
とができる。そうすることによって、シートは設置位置
から給送位置へ移動する間、分離爪に負荷を加えること
はないので、分離爪の動きを悪くすることはなく爪抜け
不良によるジャム発生を防ぐことができる。

【０００８】また、シートの幅方向を規制し、シートを
所定の搬送方向に案内する一対の側部材と、該側部材に
支軸手段により一端側が回動可能に軸支され、シートが
積載されるシート積載手段と、該シート積載手段に支軸
手段により回動可能に軸支され、シートの搬送方向前方
の角部を規制し、各シートをその積載部より分離するシ
ート分離手段と、シート積載手段の他端側を設置位置側
へ付勢する給送力付与決め手段と、前記シートを給送す
るとき、本体搬送路へ誘導するためのシート搬送ガイド
手段と、備えた給紙装置において、前記シート積載手段
の支軸手段が、前記シート先端位置決め手段と、前記シ
ート搬送ガイド手段の交点より上にあることを特徴と
し、シートが設置位置から給送位置に移動する際、シー
トの先端部が描く軌跡は確実に搬送ガイドから離れる方
向に動くので、シートはガイドに押し当てられることが
なく、爪を押し上げることによって発生するジャムを防
ぐことができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】

（第１の実施の形態）図１乃至図４に本発明の第一の実
施の形態を示す。

【００１０】給紙装置は、底部材の両側に立設された一
対の側板２，２を有し、その側板２，２には、支軸３，
３がそれぞれ設けられている。両方の側板２，２はシー
トのガイド手段として機能するが、位置調整可能な幅調
整板を設け、該調整板と一方の側板２とによりシートを
ガイドすることもできる。また少なくとも前記底部材及
び側板２によりカセット本体が構成される。

【００１１】シート積載手段としての中板４は、その一
端側（シートの給送方向にみて後側で図中左側）に一対
のアーム部４ａ，４ａが形成され、該アーム部４ａ，４
ａは支軸３，３に回動できるように係合されている。こ
の中板４の他端側（図中右側）の上部には、給紙装置を
画像形成装置内に設置した場合、画像形成装置における
給送手段としての一対の給送ローラ５，５が対応し、又
該給送ローラ５，５は、画像形成装置側の図外の駆動手
段に連繋される。又、上記側板２，２（又は前記一方の
側板と調整板）は、中板４上に積載されたシートＳの幅
方向を規制するとともに、シートを所定の搬送方向に案
内するようになっている。

【００１２】分離手段としての分離爪７は、その一端側
（図中左側）が側板２，２の他端側に位置する支軸８に
回動できるように係合されている。この分離爪７は中板
４上に積載されるシートＳの最上枚の一角部または両角
部を押さえるようになっていて、中板４が回動すると、
分離爪７も回動するようになっている。

【００１３】中板４の他端側の下部で、かつ、左右の給
送ローラ５，５の中間位置には、中板４上のシートＳを
給送ローラ５側に付勢する給送力付与手段６が配置され
ている。給紙装置Ａが画像形成装置に装着されると、前
記給送力付与手段６が画像形成装置の駆動手段（図外）
に連繋され、該給送力付与手段６は二点鎖線の位置６ｓ
まで図外の駆動手段により回動させられる。これによっ
て、中板４は設置位置４ｓに移動し、中板４上のシート
Ｓは給送力付与手段６により分離爪７側に付勢される。
このとき、中板４は、側板２，２により幅方向（横方
向）と縦方向の動きを規制される。

【００１４】給送ローラ５，５が矢印Ａ５方向に回転す
ると、ローラ５はシートＳ上に作用する。このとき、給
送力付与手段６は、給送ローラ５，５の当接点の中央付
近に当接圧を作用する。給送ローラ５，５により当接圧
を受けたシートＳ、及び中板４は二点鎖線の設置位置４
ｓから実線の給送位置４ｄまでシート先端が軌跡Ｃｐを
描きながら回動する。この時、シートＳの１角部又は両
角部を上から押さえている分離爪７も二点鎖線の設置位
置７ｓから実線の給送位置７ｄまで爪先端軌跡Ｃｓを描
きながら回動する。給送ローラ５，５により搬送力を受
けたシートＳは搬送方向にある分離爪に押し当てられ
る。シートＳの先端部はループを形成し、前記ループ量
がある一定量に達すると、最上部のシートＳは他の積載
シートから分離され、シート搬送ガイド１ｄにそって装
置内に搬送される。

【００１５】給紙ローラ５，５が回転し続けるとローラ
５はシートＳへの作用を解除し、中板４は給送位置４ｄ
から設置位置４ｓへ戻る。このとき、分離爪７はシート
Ｓに押し上げられ、給送位置７ｄから設置位置７ｓへ回
動する。

【００１６】次に上記実施の形態における積載手段４の
支軸中心３の位置関係による給送への影響について従来
例との対比において説明する。

【００１７】図５、７に従来例を示す。分離手段７の回
転支軸中心８は積載手段４の回転支軸中心３と設置時シ
ート先端部を含む面Ｌ１（図４）より上側に配置されて
いる。また、積載手段の回転支軸中心３もシート先端位
置決め手段１ｓとシート搬送ガイド手段１ｄの交点より
低い位置に配置されている。

【００１８】この場合、シート先端部が描く軌跡Ｃｐは
分離爪７先端部が描く軌跡より搬送方向に逃げる。すな
わち、シート先端が分離爪先端に対してオーバラップ
（ｔｏｖ１）する（シート先端の描く軌跡がシート搬送
方向に関し分離爪より前方に位置する）。以上のように
してシートＳは設置位置４ｓから給送位置４ｄへ移動す
る際、分離爪７へ押し当てられ、該押し当て力が分離爪
に反時計方向の回転力を与え、分離爪がシートＳを押し
付け傾向となり分離爪の動きが鈍くなる。また、シート
先端部の軌跡Ｃｐは搬送ガイドに対し、オーバーラップ
ｔｏｖ３を持つので、シートは設置位置から給送位置へ
移動する際、搬送ガイド１ｄに押し当てられ、同時に分
離爪７の動きも抑制されてしまうので、浮きが生じてし
まい、爪抜け不良によるジャムが発生しやすくなる。

【００１９】図６、８に本実施の形態を示す。ここでは
分離手段７の回転支軸８は積載手段４の回転支軸中心３
と設置時のシート先端部を含む面（Ｌ１）と、給送位置
のシート先端部を含む水平平面（Ｌ２）よりも低い位置
に配置されている。また、積載手段４の回転支軸中心３
はシート先端位置決め手段１ｓとシート搬送ガイド手段
１ｄの交点を通る水平平面（Ｌ３）よりも高い位置に配
置されている。

【００２０】上記実施の形態によれば、分離爪７の先端
部の描く軌跡Ｃｓは常にシート先端部の描く軌跡Ｃｐよ
りもシートの搬送方向前方側へ進んでいる。このため、
シート先端部と分離爪先端部間にギャップ（ｔｏｖ２）
が生じる（シート先端部の描く軌跡が搬送方向に関し分
離爪先端部より後方に位置する）。また、分離爪先端部
の描く軌跡Ｃｓはシート設置位置からシート給送位置へ
移動する際、常に搬送方向前方へ進む傾向にあるため、
移動中に搬送方向に進んできたシートの押し当て力を分
離爪が受けることはない。また、シート先端部の描く軌
跡Ｃｐも搬送ガイド１ｄと干渉しないのでシートＳがガ
イドに押し当てられることもない。

【００２１】以上に示したように、積載手段４及び分離
手段７の回転支軸３，８の配置を適切に行うことによっ
て、分離爪７の動きを鈍くする要因を除去することがで
き、分離爪の動きが鈍いために発生する爪抜け不良ジャ
ムの発生を防ぐことができる。

【００２２】（第２の実施の形態）図９に第二の実施の
形態を示す。

【００２３】分離爪の回動支軸方式を前記実施の形態か
らカム形状に変更した例である。分離爪７の前部に略垂
直の第１のカム溝７ａ、後部に略水平の第２のカム溝７
ｂを設け、これらのカム溝７ａ，７ｂ溝を側板２，２に
設けた第１の軸８ａ及び第２の軸８ｂに係合する。斯く
することにより、給送位置の実線位置７ｄでは瞬間回転
中心８ｃ、設置位置の実線位置では瞬間回転中心８ｄを
中心として、分離爪は回動する。分離爪の回動に伴い、
回転中心は８ｃから８ｄへ軌跡Ｃ８に沿って移動する。
中板に関する構成は前記実施の形態と同様である。

【００２４】本実施の形態では上記のような構成とする
ことにより、シート積載手段が二点鎖線の設置位置４ｓ
から実線の給送位置４ｄに移動する際、分離爪７の先端
部の描く軌跡Ｃｓがシート先端部の描く軌跡Ｃｐに対し
て搬送方向に進むように設定することによって第一の実
施の形態で説明した同じ効果が得られる。

【００２５】（第３の実施の形態）図１０に第三の実施
の形態を示す。

【００２６】本実施の形態では積載手段の回動部をカム
溝の摺動により設置位置４ｓから給送位置４ｄに移動す
る機構にする。即ち、側板２，２に前部に略垂直の第１
のカム溝２ａ、後部に略水平の第２のカム溝２ｂを設
け、これらの溝２ａ，２ｂに積載手段の前部及び後部に
設けた設けた第１の軸４ａ及び第２の軸４ｂをそれぞれ
係合する。斯くすることにより、積載手段の実線位置４
ｄ、点線位置４ｓにおける瞬間回転中心位置は、それぞ
れ３ａ，３ｂとなり、これらの回転中心は積載手段の回
動に伴い軌跡Ｃ３に沿って移動する。またシート先端の
軌跡Ｃｐが確実に搬送ガイドから離れる挙動を持つため
には、積載手段の動く全ての領域内で瞬間回転中心位置
は、第１の実施の形態と同様にシート給送時の先端部を
含む水平平面より高い位置に設定されている。

【００２７】本実施の形態においては、分離爪の回動支
持機構は、第１の実施の形態又は第２の実施の形態とす
ることができる。

【００２８】（第４の実施の形態）次に上記給紙装置か
ら給紙されるシートに画像を形成する画像形成装置に係
るの実施の形態について説明する。図１１は前述の各実
施の形態に示した本発明に従う給紙装置を組み込み画像
形成する画像形成装置の一例の概略構成を示す。本実施
の形態の画像形成装置は原稿台往復動型・回転ドラム型
・転写式・プロセスカートリッジ着脱方式の電子写真複
写装置の例である。

【００２９】同図において１００は装置機筺、２１はそ
の装置機筺の上面板１００ａ上に配設したガラス板等の
透明板部材よりなる往復動型の原稿載置台であり、機筺
上面板１００ａ上を図面上右方ａ、左方ａ’に夫々所定
の速度で往復移動駆動される。Ｇは原稿であり、複写す
べき画像面側を下向きにして原稿載置台２１の上面に所
定の載置基準に従って載置し、その上に原稿圧着板２１
ａをかぶせて押え込むことによりセットされる。

【００３０】１００ｂは機筺上面板１００ａ面に原稿載
置台２１の往復移動方向とは直角の方向（紙面に垂直の
方向）を長手として開口された原稿照明部としてのスリ
ット開口部である。

【００３１】原稿載置台２１上に載置セットした原稿Ｇ
の下向き画像面は原稿載置台２１の右方ａへの往動移動
過程で右辺側から左辺側にかけて順次にスリット開口部
１００ｂの位置を通過していき、その通過過程でランプ
３の光をスリット開口部１００ｂ、透明な原稿載置台２
１を通して受けて照明走査され、その照明走査光の原稿
面反射光が像素子アレイ２２によって像担持体としての
感光ドラム２４面に結像露光される。

【００３２】感光ドラム２４は例えば酸化亜鉛感光層・
有機半導体感光層等の感光層が被覆処理され、中心支軸
２４ａを中心に所定の周速度で矢示ｂの時計方向に回転
駆動され、その回転過程で帯電器５により正極性又は負
極性の一様な帯電処理を受け、その一様帯電面に前記の
原稿画像の結像露光（スリット露光）を受けることによ
り感光ドラム２４面には結像露光した原稿画像に対応し
た静電潜像が順次に形成されていく。

【００３３】この静電潜像は現像器２６により加熱で軟
化溶融する樹脂等より成るトナーにて順次に顕像化さ
れ、該顕像たるトナー画像が転写部としての転写放電器
２９の配設部位へ移行していく。

【００３４】給紙装置Ａは画像形成装置の給送部に装着
され、記録材としての転写材シートＳが給送ローラ５の
回転により１枚宛繰出し給送され、次いでレジストロー
ラ２８により、ドラム２４上のトナー画像形成部の先端
が転写放電器２９の部位に到達したとき転写材シートＳ
の先端も転写放電器２９と感光ドラム２４との間位置に
丁度到達して両者一致するようにタイミングどりされて
同期給送される。そしてその給送シートの面に対して転
写放電器２９により感光ドラム２４側のトナー画像が順
次に転写されていく。

【００３５】転写部でトナー画像転写を受けたシートは
不図示の分離手段で感光ドラム２４面から順次に分離さ
れて搬送装置３０によって前述の定着装置３１に導かれ
て担持している未定着トナー画像Ｔの加熱定着を受け、
画像形成物（コピー）としてガイド４３、排出ローラ４
４を通って機外の排紙トレイ３５上に排出される。定着
装置３１は、加熱体３２、耐熱フィルム３３、押圧ロー
ラ３４を有する。

【００３６】画像転写後の感光ドラム２４の面はクリー
ニング装置２７により転写残りトナー等の付着汚染物の
除去を受けて繰り返して画像形成に使用される。

【００３７】ＰＣは装置本体１００内のカートリッジ着
脱部５０に着脱されるプロセスカートリッジであり、本
例の場合は、像担持体としての感光ドラム２４、帯電器
２５、現像器２６、クリーニング装置２７の４つのプロ
セス機器を包含させて一括して装置本体１００に対して
着脱交換自在としてある。

【００３８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シートの幅方向を規制し、シートを所定の搬送方向に案
内するガイド手段と、一端側が回動可能に取り付けら
れ、シートが積載されるシート積載手段と、該シート積
載手段を回動可能に軸支する支軸手段と、該シート積載
手段の他端側に一対配置され、シートを所定の搬送方向
に給送する給送手段と、シート搬送方向の角部を規制
し、各シートを積載部より分離するシート分離手段と、
該シート分離手段を回動可能に軸支する支軸手段と、該
給送手段側に向けて前記シート積載手段の他端側を付勢
する給送力付与手段と、を備えた給送装置において、該
シート積載手段が本体設置位置から用紙給送位置に移動
する際、分離手段先端部はシートの描く軌跡よりも搬送
方向よりに軌跡を描くようにし、前記シート積載手段の
支軸手段が、前記シート先端位置決め手段と、前記シー
ト搬送ガイド手段の交点より上側に配置するようにする
事によって、分離爪先端部の挙動とシート先端部の挙動
との干渉を防ぐことができ、その結果分離爪の動きが鈍
くなることによって発生する爪抜け不良ジャムを防ぐこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る給紙装置の１実施の形態の斜視図

【図２】本発明に係る給紙装置の１実施の形態の断面図

【図３】上記実施の形態における分離爪部の詳細図

【図４】上記実施の形態における回転支軸中心の位置関
係を示す図

【図５】従来の給紙装置における爪先端、シート先端軌
跡を示す図

【図６】上記実施の形態における爪先端、シート先端軌
跡を示す図

【図７】従来のシート先端軌跡と搬送ガイド手段の干渉
状態を示す図

【図８】上記実施の形態におけるシート先端軌跡と搬送
ガイド手段の干渉状態を示す図

【図９】本発明に係る給紙装置の第２の実施の形態を示
す図

【図１０】本発明に係る給紙装置の第３の実施の形態を
示す図

【図１１】本発明に係る画像形成装置の実施の形態を示
す図

【符号の説明】

１…カセット本体 １ｓ…シート先
端位置決め手段 １ｄ…シート搬送ガイド手段 ２…ガイド手段 ３…積載手段回転支軸 ４…積載手段 ５…給送ローラ ７…分離爪 ８…分離爪回転支軸 Ｃｓ…分離爪先
端の軌跡 Ｃｐ…シート先端の軌跡 Ｃ３’…積載手
段瞬間回転中心軌跡 Ｃ８’…分離爪瞬間回転中心軌跡 １１…積載手段回転支軸中心と設置時シート先端部を含
む面 １２…給送時シート先端部を含む水平平面 １３…シート先端位置決め手段とシート搬送ガイド手段
を含む水平平面 ２４…像担持体 ２６…現像手段 ２９…転写手段 ３２…加熱体 ３３…耐熱性フィルム Ｓ…シート

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 シートの幅方向を規制し、シートを所定
   の搬送方向に案内する一対の側部材と、 支軸手段により一端側が回動可能に軸支され、シートが
   積載されるシート積載手段と、 該側部材又はカセットオケに支軸手段により回動可能に
   軸支され、シートの搬送方向前方の角部を規制し、各シ
   ートをその積載部より分離するシート分離手段と、 シート積載手段の他端側を設置位置側へ付勢する給送力
   付与手段と、を備えた給送装置において、 該シート分離手段は、該シート積載手段が給送部に装着
   されて設置位置からシート給送位置に移動する時、シー
   ト分離手段の先端部がシートの描く軌跡よりも搬送方向
   前方よりに軌跡を描く構成とされていることを特徴とす
   る給紙装置。
2. 【請求項２】 シート分離手段の支軸中心が前記シート
   積載手段の支軸中心と前記積載手段が給送部に設置され
   たときの搬送方向シート先端部を含む平面上または下側
   に、かつ、シート給送時の分離手段先端部の位置を含む
   水平平面上または下側に位置することを特徴とする請求
   項１に記載の給紙装置。
3. 【請求項３】 シート分離手段がシート積載手段に一対
   のカム支持機構により支持され、給送部設置位置からシ
   ート給送位置に移動するときのシート分離手段が動く全
   ての領域に対して、シート分離手段の瞬間回転中心が前
   記シート積載手段の支軸中心と前記積載手段が本体に設
   置されたときの搬送方向先端部を含む平面上または下側
   に、かつ、用紙給送時の分離手段先端部の位置を含む水
   平平面上または下側に位置することを特徴とする請求項
   １に記載の給紙装置。
4. 【請求項４】 シート分離手段がシート給送方向前方の
   両角部に設置されている請求項２又は３に記載の給紙装
   置。
5. 【請求項５】 シート分離手段がシート給送方向の１角
   部に設置されている請求項２又は３に記載の給紙装置。
6. 【請求項６】 シート分離手段がガイド手段に軸支され
   ていることを特徴とする請求項２乃至５のいずれかに記
   載の給紙装置。
7. 【請求項７】 シート分離手段がカセット本体に軸支さ
   れていることを特徴とする請求項２乃至５のいずれかに
   記載の給紙装置。
8. 【請求項８】 シートの幅方向を規制し、シートを所定
   の搬送方向に案内する一対の側部材と、 支軸手段により一端側が回動可能に軸支され、シートが
   積載されるシート積載手段と、 側部材又はカセットオケに支軸手段により回動可能に軸
   支され、シートの搬送方向前方の角部を規制し、各シー
   トをその積載部より分離するシート分離手段と、 シート積載手段の他端側を設置位置側へ付勢する給送力
   付与手段と、 前記シートを設置した時にシート搬送方向先端部の位置
   決めを行うシート位置決め手段と、 前記シートを給送するとき、本体搬送路へ誘導するため
   のシート搬送ガイド手段と、を備えた給紙装置におい
   て、 前記シート積載手段の支軸手段が、前記シート先端位置
   決め手段と、前記シート搬送ガイド手段の交点より上に
   あることを特徴とする給紙装置。
9. 【請求項９】 前記シート積載手段はカム支持機構によ
   り側部材により支持され、シート積載手段の回動する全
   ての領域内でその瞬間回転中心が前記シート先端位置決
   め手段と、前記シート搬送ガイド手段の交点より上にあ
   ることを特徴とする給紙装置。
10. 【請求項１０】 積載手段の回動機構が側部材に設置さ
    れたことを特徴とする請求項８又は９に記載の給紙装
    置。
11. 【請求項１１】 積載手段の回動機構が本体に設置され
    たことを特徴とする請求項８又は９に記載の給紙装置。
12. 【請求項１２】 請求項１乃至１１に記載の給紙装置を
    有することを特徴とする画像形成装置。