JPH0947738A - 遮水壁の構築方法 - Google Patents

遮水壁の構築方法

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JPH0947738A
JPH0947738A JP7218332A JP21833295A JPH0947738A JP H0947738 A JPH0947738 A JP H0947738A JP 7218332 A JP7218332 A JP 7218332A JP 21833295 A JP21833295 A JP 21833295A JP H0947738 A JPH0947738 A JP H0947738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遮水壁の構築コストの低減並びに工期短縮を図
るとともに、施工スペースを軽減する。 【解決手段】本発明に係る遮水壁4の構築方法は、汚染
物質を貯留する貯留空間3の周囲に所定のトレンチ21
を泥水等の安定液22を用いて形成し、次いで、固化材
を通さない透水性の籠体23をトレンチ21内に配設す
るとともに該籠体23内にモニタリング用のパイプ11
を建て込み、次いで、該パイプ11の外側であってかつ
前記籠体23の内部に砕石等のドレーン材13を投入
し、次いで、前記籠体23と前記トレンチ21の内面と
の間にコンクリート等の固化材を充填置換して二重壁
9、10を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有害廃棄物等の汚
染物質を貯留する貯留空間を取り囲むようにして設置さ
れる遮水壁の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物の最終処分は、主として陸上埋立
や水面埋立の形で行われており、廃棄物の種類に応じて
遮断型処分場、安定型処分場、管理型処分場等に分類さ
れる。これらのうち、遮断型処分場は、地面を掘り下げ
て貯留空間とするとともに、その周囲にコンクリート製
の遮水壁を構築するのが一般的である。
【0003】かかる遮水壁は、所定強度のコンクリート
を用いて難透水層あるいは不透水層まで貫入形成してあ
り、貯留空間内の廃棄物から有害な汚染物質が周辺に拡
散しないように配慮されている。また、遮水壁に生じた
クラック等を介して内部の汚染物質が外部に浸出すると
いった不測の事態に備えて、遮水壁の外側での浸出水を
継続的に監視しており、万一、汚染物質の漏出等が発見
された場合には、すぐに遮水壁の補修工事を行う体制と
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、遮水壁の外
側に浸出した汚染物質が所定箇所に留まらずに周辺に拡
散すると、十分な精度で浸出水を監視できないおそれが
ある。そこで、本出願人は、遮水壁を二重壁とするとと
もに、該二重壁の内部空間に溜まった浸出水をモニタリ
ングする技術を開発した。
【0005】しかしながら、二重壁を構築するのにコス
トが高くつき、工期も長くなるという問題や、用地の制
限で二重壁を形成できるだけの施工スペースを確保でき
ないというあらたな問題を生じていた。
【0006】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、遮水壁の構築コストの低減並びに工期短縮を
図るとともに、施工スペースを軽減することができる遮
水壁の構築方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る遮水壁の構築方法は請求項1に記載し
たように、汚染物質を貯留する貯留空間の周囲に所定の
トレンチを泥水等の安定液を用いて形成し、次いで、固
化材を通さない透水性の籠体を前記トレンチ内に配設す
るとともに該籠体内にモニタリング用のパイプを建て込
み、次いで、該パイプの外側であってかつ前記籠体の内
部に砕石等のドレーン材を投入し、次いで、前記籠体と
前記トレンチの内面との間に固化材を充填置換して二重
壁を形成するものである。
【0008】また、本発明に係る遮水壁の構築方法は請
求項2に記載したように、汚染物質を貯留する貯留空間
の周囲に所定のトレンチを自硬性安定液を用いて形成
し、次いで、固化材を通さない透水性の籠体を前記トレ
ンチ内に配設するとともに該籠体内にモニタリング用の
パイプを建て込み、次いで、該パイプの外側であってか
つ前記籠体の内部に砕石等のドレーン材を投入し、次い
で、前記自硬性安定液を硬化させて前記籠体と前記トレ
ンチの内面との間に二重壁を形成するものである。
【0009】また、本発明に係る遮水壁の構築方法は、
前記籠体を蛇籠に不織布を張り付けて構成したものであ
る。
【0010】また、本発明に係る遮水壁の構築方法は請
求項4に記載したように、汚染物質を貯留する貯留空間
の周囲に所定のトレンチを形成し、次いで、該トレンチ
内に所定の型枠材を建て込み、次いで、該型枠材と前記
トレンチの内面との間に充填された固化材を硬化させて
二重壁を形成し、次いで、前記型枠材の撤去若しくは引
上げを行って前記二重壁内の中空空間を露出させ、次い
で、該中空空間内にモニタリング用のパイプを建て込む
とともにその周囲に砕石等のドレーン材を投入するもの
である。
【0011】また、本発明に係る遮水壁の構築方法は、
前記二重壁を所定リフトごとに形成するとともに、該リ
フトごとに前記型枠材の引上げ並びに前記ドレーン材の
投入を行うものである。
【0012】本発明に係る遮水壁の構築方法において
は、モニタリング用のパイプとドレーン材とをトレンチ
内に予め配置し、しかる後にトレンチ内の安定液をコン
クリート等の固化材で置換して二重壁を構築するように
したので、地中連続壁工事は一回で済む。そのため、地
中連続壁工事を二回行って二重壁を構築する方法に比
べ、コストの低減並びに工期の短縮を図ることができる
とともに、二重壁の壁厚を薄くすることも可能となる。
【0013】また、本発明に係る遮水壁の構築方法にお
いては、自硬性安定液が硬化する前にモニタリング用の
パイプとドレーン材とをトレンチ内に予め配置し、しか
る後に自硬性安定液を硬化させて二重壁を構築するよう
にしたので、地中連続壁工事は一回で済む。そのため、
地中連続壁工事を二回行って二重壁を構築する方法に比
べ、コストの低減並びに工期の短縮を図ることができる
とともに、二重壁の壁厚を薄くすることも可能となる。
【0014】また、本発明に係る遮水壁の構築方法にお
いては、トレンチ内に予め型枠材を建て込んでおき、し
かる後にトレンチ内に固化材を充填置換する、あるいは
固化材としての自硬性安定液をそのまま静置する。そし
て、固化材が硬化した後で型枠材を撤去し若しくは引き
上げ、それによって生じたスペースにモニタリング用の
パイプとドレーン材とを入れるようにしたので、地中連
続壁工事は一回で済む。そのため、地中連続壁工事を二
回行って二重壁を構築する方法に比べ、コストの低減並
びに工期の短縮を図ることができるとともに、二重壁の
壁厚を薄くすることも可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遮水壁の構築
方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明す
る。
【0016】図1は、本実施形態に係る遮水壁の構築方
法を用いて構築された廃棄物処分場の遮水壁を示した図
であり、(a) は廃棄物処分場の全体概略図、(b) は遮水
壁の鉛直断面図、(c) は同じく遮水壁の平面図である。
これらの図でわかるように、本実施形態に係る遮水壁4
は、廃棄物等の汚染物質2を貯留する貯留空間3を取り
囲むようにして構築してあり、不透水層若しくは難透水
層5まで貫入形成してある。なお、貯留空間3内の所定
位置には集排水管6を敷設してあり、該集排水管6で集
められた水をポンプ7で揚水し、さらに送水管8を介し
て図示しない水処理施設に送ることにより、貯留空間3
内の水位を一定レベルに維持するようになっている。
【0017】遮水壁4は、内壁9および外壁10からな
る二重壁として構築してあり、該二重壁間の中空空間に
は多数の通水孔14を穿孔した中空円筒状のモニタリン
グパイプ11を建て込んであり、その底部に溜まった水
を図示しない揚水ポンプで地上に揚水することができる
ようになっている。一方、モニタリングパイプ11の周
囲にはドレーン材としての砕石13を投入してあり、内
壁9からの浸出水をモニタリングパイプ11まで誘導す
るとともに、内壁9および外壁10からの土圧を支持で
きるようになっている。
【0018】また、遮水壁4の上方には送水ポンプ15
を設置してあり、内壁9と外壁10との間の中空空間に
水を満たして図1(b) に示すように貯留空間3内の水位
よりも高い水位に維持することにより、汚染物質が貯留
空間3内から内壁9を介して中空空間内に浸出するのを
防止するようになっている。
【0019】次に、本実施形態に係る遮水壁4の構築手
順を図2乃至図3を参照しながら説明する。遮水壁4を
構築するには、図2(a) に示すようにまず、有害廃棄物
を貯留する貯留空間3の周囲にトレンチ21を形成す
る。トレンチ21の掘削にあたっては、孔壁が崩壊しな
いように泥水等の安定液を掘削孔内に満たしながら、難
透水層若しくは不透水層5に到達するまで行う。
【0020】次に、図2(b) に示すようにトレンチ21
内に籠体23を配設し、さらに該籠体23内にモニタリ
ングパイプ11を建て込む。図3は、籠体23およびモ
ニタリングパイプ11を示した斜視図である。同図でわ
かるように、籠体23は、蛇籠とよばれる金網31をト
レンチ深さと同等の高さの箱状に形成してあり、砕石1
3をその中に投入することによって該砕石をトレンチ内
で一定の範囲に保持するようになっている。また、蛇籠
31の周囲には、透水性をもつがコンクリート等の固化
材は通さない材料として不織布32を張り付けてある。
【0021】次に、図2(c) に示すようにモニタリング
パイプ11の外側であってかつ籠体23の内部に砕石1
3を投入する。
【0022】最後に、図2(d) に示すように、籠体23
とトレンチ21の内面との間に固化材であるコンクリー
トを充填し、トレンチ内の安定液22をコンクリートで
置換する。そして、内壁9および外壁10からなる二重
壁を形成する。
【0023】本実施形態に係る遮水壁4においてモニタ
リングを実施する際には、必要に応じて図4(a) に示す
ように予め中空空間内の水を抜いておく。
【0024】ここで、内壁9にクラック等が発生してい
れば、廃棄物中の汚染物質2で汚染された水が該クラッ
ク等を介して二重壁間の中空空間に浸出するが、その浸
出水は、図4(b) に示すように砕石13の間を通過して
モニタリングパイプ11に到達し、さらに通水孔14を
介してパイプ11内に流入し、底部に落下する。
【0025】次に、モニタリングパイプ11の底部に集
められた水を揚水して所定の水質検査を行い汚染物質の
浸出状況を調べる。そして、汚染物質が確認されたなら
ば、該モニタリングパイプ11近傍の内壁9に発生して
いるクラック等の損傷箇所を特定し、これを補修する。
【0026】以上説明したように、本実施形態に係る遮
水壁の構築方法によれば、モニタリング用のパイプとド
レーン材とをトレンチ内に予め配置し、しかる後にトレ
ンチ内の安定液をコンクリート等の固化材で置換して二
重壁を構築するようにしたので、地中連続壁工事は一回
で済む。そのため、地中連続壁工事を二回行って二重壁
を構築する方法に比べ、コストの低減並びに工期の短縮
を図ることができるとともに、二重壁の壁厚を薄くする
ことも可能となる。
【0027】また、このようにして構築された遮水壁に
よれば、貯留空間からの浸出水は、砕石13を介してモ
ニタリングパイプ11まで誘導される。そのため、たと
えモニタリングパイプ11から離れた箇所で内壁にクラ
ック等が生じた場合であっても、そのクラックの発生を
見逃すおそれがなくなり、モニタリングの範囲が従来よ
りも拡張されて面的なモニタリングが可能となる。
【0028】本実施形態では、モニタリングパイプおよ
び籠体をトレンチの全周にわたって連続形成するものと
して説明したが、浸出水の監視を部分的に監視すれば足
りる場合、例えば、地下水の下流側だけを監視するよう
な場合には、これらを全周にわたって設ける必要はな
い。かかる構成においても、モニタリングパイプおよび
籠体を設けた範囲については、面的なモニタリングが可
能となる。
【0029】また、本実施形態では特に言及しなかった
が、図5(a) に示すように蛇籠31の底面に水勾配をつ
けたテーパ材41を取り付けておけば、図5(b) に示す
ように内壁9から浸出した水をモニタリングパイプ11
までスムーズに誘導することができる。
【0030】また、本実施形態では、トレンチ掘削の際
に泥水等の安定液を使用するようにしたが、泥水等に代
えて自硬性安定液を用いるようにしてもよい。かかる場
合においても、本実施形態と同様、形成されたトレンチ
21内に籠体23を配設するとともに該籠体23内にモ
ニタリング用のパイプ11を建て込む。そして、該パイ
プ11の外側であってかつ籠体23の内部に砕石13を
投入し、しかる後に自硬性安定液を硬化させて籠体23
とトレンチ21の内面との間に内壁9および外壁10か
らなる二重壁を形成すればよい。なお、構築方法を示し
た図面については図2とほぼ同様であるので、省略す
る。
【0031】また、本実施形態では、固化材が硬化する
前にモニタリングパイプや砕石をトレンチ内に配設する
ようにしたが、固化材が硬化して二重壁が形成された後
でこれらを配設するようにしてもよい。
【0032】かかる構成においては、まず図6(a) に示
すようにトレンチ21を形成し、次いで、図6(b) に示
すように該トレンチ21内に型枠材51を建て込む。次
に、型枠材51とトレンチ21の内面との間にコンクリ
ートを充填置換して内壁9および外壁10からなる二重
壁を形成する。次に、型枠材51を撤去して若しくは引
き上げて二重壁内の中空空間を露出させる(図6(c)
)。型枠材51を引き上げる場合には、該型枠材51
にシート等を予め張り付けておくと、引上げ作業が楽に
なる。次に、該中空空間内にモニタリング用のパイプ1
1を建て込むとともにその周囲に砕石13を投入する。
【0033】かかる構成によっても、地中連続壁工事は
一回で済み、地中連続壁工事を二回行って二重壁を構築
する方法に比べ、コストの低減並びに工期の短縮を図る
ことができるとともに、二重壁の壁厚を薄くすることも
可能となる。
【0034】なお、二重壁が高くなるにつれて生コンク
リートの圧力が大きくなり、型枠材51はより大きな強
度が要求される。かかる場合には、図7(a) に示すよう
にトレンチ21内に型枠材51を建て込んだ後、型枠材
51とトレンチ21の内面との間に1リフト分だけコン
クリートを充填置換し内壁9および外壁10からなる二
重壁を形成する(図7(b) )。次に、型枠材51を1リ
フト分だけ引き上げて二重壁内の中空空間を露出させ、
該中空空間内にモニタリング用のパイプ11を建て込む
とともにその周囲に砕石13を投入する(図7(c) )。
次に、型枠材51をさらに1リフト分だけ引き上げ(図
7(d) )、以下、上述の手順を繰り返す。このように、
1リフトごとに型枠材の引上げ並びにドレーン材の投入
を行うようにすれば、型枠材の強度負担を軽減すること
ができる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る遮水壁
の構築方法は、汚染物質を貯留する貯留空間の周囲に所
定のトレンチを泥水等の安定液を用いて形成し、次い
で、固化材を通さない透水性の籠体を前記トレンチ内に
配設するとともに該籠体内にモニタリング用のパイプを
建て込み、次いで、該パイプの外側であってかつ前記籠
体の内部に砕石等のドレーン材を投入し、次いで、前記
籠体と前記トレンチの内面との間に固化材を充填置換し
て二重壁を形成するので、遮水壁の構築コストの低減並
びに工期短縮を図るとともに、施工スペースを軽減する
ことができる。
【0036】また、本発明に係る遮水壁の構築方法は、
汚染物質を貯留する貯留空間の周囲に所定のトレンチを
自硬性安定液を用いて形成し、次いで、固化材を通さな
い透水性の籠体を前記トレンチ内に配設するとともに該
籠体内にモニタリング用のパイプを建て込み、次いで、
該パイプの外側であってかつ前記籠体の内部に砕石等の
ドレーン材を投入し、次いで、前記自硬性安定液を硬化
させて前記籠体と前記トレンチの内面との間に二重壁を
形成するので、遮水壁の構築コストの低減並びに工期短
縮を図るとともに、施工スペースを軽減することができ
る。
【0037】また、本発明に係る遮水壁の構築方法は、
汚染物質を貯留する貯留空間の周囲に所定のトレンチを
形成し、次いで、該トレンチ内に所定の型枠材を建て込
み、次いで、該型枠材と前記トレンチの内面との間に充
填された固化材を硬化させて二重壁を形成し、次いで、
前記型枠材の撤去若しくは引上げを行って前記二重壁内
の中空空間を露出させ、次いで、該中空空間内にモニタ
リング用のパイプを建て込むとともにその周囲に砕石等
のドレーン材を投入するので、遮水壁の構築コストの低
減並びに工期短縮を図るとともに、施工スペースを軽減
することができる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る遮水壁の構築方法を用いて廃
棄物処分場の遮水壁を構築した図であり、(a) は廃棄物
処分場の全体概略図、(b) は遮水壁の鉛直断面図、(c)
は同じく遮水壁の平面図。
【図2】本実施形態に係る遮水壁の構築方法を示した斜
視図。
【図3】モニタリングパイプおよび籠体を示した斜視
図。
【図4】本実施形態に係る遮水壁の作用を示した説明図
であり、(a) は鉛直断面図、(b) は平面図。
【図5】籠体の底面に水勾配をもつ部材を取り付けた様
子を示した図であり、(a) は鉛直断面図、(b) はその作
用を示す図。
【図6】本実施形態に係る遮水壁の構築方法の変形例を
示した斜視図。
【図7】同じく変形例を示した断面図。
【符号の説明】
3 貯留空間 4 遮水壁 9 内壁 10 外壁 11 モニタリングパイプ 13 砕石(ドレーン材) 14 通水孔 23 籠体 31 蛇籠 32 不織布 51 型枠材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚染物質を貯留する貯留空間の周囲に所
    定のトレンチを泥水等の安定液を用いて形成し、次い
    で、固化材を通さない透水性の籠体を前記トレンチ内に
    配設するとともに該籠体内にモニタリング用のパイプを
    建て込み、次いで、該パイプの外側であってかつ前記籠
    体の内部に砕石等のドレーン材を投入し、次いで、前記
    籠体と前記トレンチの内面との間に固化材を充填置換し
    て二重壁を形成することを特徴とする遮水壁の構築方
    法。
  2. 【請求項2】 汚染物質を貯留する貯留空間の周囲に所
    定のトレンチを自硬性安定液を用いて形成し、次いで、
    固化材を通さない透水性の籠体を前記トレンチ内に配設
    するとともに該籠体内にモニタリング用のパイプを建て
    込み、次いで、該パイプの外側であってかつ前記籠体の
    内部に砕石等のドレーン材を投入し、次いで、前記自硬
    性安定液を硬化させて前記籠体と前記トレンチの内面と
    の間に二重壁を形成することを特徴とする遮水壁の構築
    方法。
  3. 【請求項3】 前記籠体を蛇籠に不織布を張り付けて構
    成した請求項1若しくは請求項2記載の遮水壁の構築方
    法。
  4. 【請求項4】 汚染物質を貯留する貯留空間の周囲に所
    定のトレンチを形成し、次いで、該トレンチ内に所定の
    型枠材を建て込み、次いで、該型枠材と前記トレンチの
    内面との間に充填された固化材を硬化させて二重壁を形
    成し、次いで、前記型枠材の撤去若しくは引上げを行っ
    て前記二重壁内の中空空間を露出させ、次いで、該中空
    空間内にモニタリング用のパイプを建て込むとともにそ
    の周囲に砕石等のドレーン材を投入することを特徴とす
    る遮水壁の構築方法。
  5. 【請求項5】 前記二重壁を所定リフトごとに形成する
    とともに、該リフトごとに前記型枠材の引上げ並びに前
    記ドレーン材の投入を行う請求項4記載の遮水壁の構築
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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