JPH0947596A - ミシンの相対運動装置 - Google Patents
ミシンの相対運動装置Info
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- D05B55/14—Needle-bar drives
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- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B69/00—Driving-gear; Control devices
- D05B69/30—Details
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- F16C2340/00—Apparatus for treating textiles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 無給油でも確実に駆動でき安定的な縫製に寄
与すること。 【解決手段】 相互に相対運動を行う軸部材11と軸受
部材13,14において、軸部材11を、金属材料を基
材とし軸受部材13,14との摺動面の基材上にセラミ
ック材料被膜12を形成して構成するとともに、軸受材
料13,14を、金属材料を基材とし軸部材11との摺
動面の基材上に合成樹脂材料からなるブッシュ15を嵌
合して構成し、セラミック材料と合成樹脂材料とが摩擦
接触することになり、相互間の摩擦係数を小さくして発
熱を抑制するとともに摩耗量を小さくすることができ、
無給油駆動を行うようにしたもの。
与すること。 【解決手段】 相互に相対運動を行う軸部材11と軸受
部材13,14において、軸部材11を、金属材料を基
材とし軸受部材13,14との摺動面の基材上にセラミ
ック材料被膜12を形成して構成するとともに、軸受材
料13,14を、金属材料を基材とし軸部材11との摺
動面の基材上に合成樹脂材料からなるブッシュ15を嵌
合して構成し、セラミック材料と合成樹脂材料とが摩擦
接触することになり、相互間の摩擦係数を小さくして発
熱を抑制するとともに摩耗量を小さくすることができ、
無給油駆動を行うようにしたもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンにおける針
棒駆動装置、布押え装置、布送り装置、上軸装置などの
ように、軸部材と、この軸部材に嵌合し軸部材との間で
相対的な運動を行う軸受部材とを有するミシンの相対運
動装置に係り、特に、いわゆる無給油化を可能にしたミ
シンの相対運動装置に関する。
棒駆動装置、布押え装置、布送り装置、上軸装置などの
ように、軸部材と、この軸部材に嵌合し軸部材との間で
相対的な運動を行う軸受部材とを有するミシンの相対運
動装置に係り、特に、いわゆる無給油化を可能にしたミ
シンの相対運動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記針棒駆動装置は、上軸の回転運動を
針棒の並進運動に変換するためのものであり、このよう
な針棒駆動装置の従来のものを図5により説明する。
針棒の並進運動に変換するためのものであり、このよう
な針棒駆動装置の従来のものを図5により説明する。
【0003】図5において、上下方向に延在する軸部材
たる針棒1の下端には針2が突設されており、この針棒
1は、軸受部材たる鉄鋼製、銅合金、焼結合金製などの
針棒上メタル3と針棒下メタル4とにより軸方向へ移動
可能に支持されている。前記針棒1の軸方向の中間位置
には針棒抱き5が針棒1と一体に移動しうるように固定
されており、この針棒抱き5は、図示しない上軸の回転
運動をクランク機構を介して上下運動に変換して伝達さ
れ、先端に突設された角駒部材6が図示しないガイド溝
に沿うようにして針棒1とともに上下動するようになっ
ている。
たる針棒1の下端には針2が突設されており、この針棒
1は、軸受部材たる鉄鋼製、銅合金、焼結合金製などの
針棒上メタル3と針棒下メタル4とにより軸方向へ移動
可能に支持されている。前記針棒1の軸方向の中間位置
には針棒抱き5が針棒1と一体に移動しうるように固定
されており、この針棒抱き5は、図示しない上軸の回転
運動をクランク機構を介して上下運動に変換して伝達さ
れ、先端に突設された角駒部材6が図示しないガイド溝
に沿うようにして針棒1とともに上下動するようになっ
ている。
【0004】そして、このような従来の針棒駆動装置に
おいては、前記上軸に形成された中心孔を介して前記針
棒上メタル3と針棒下メタル4の内側に潤滑油が供給さ
れるようになっている。
おいては、前記上軸に形成された中心孔を介して前記針
棒上メタル3と針棒下メタル4の内側に潤滑油が供給さ
れるようになっている。
【0005】また、前記布押え装置は、縫製時に布を弾
性的に押圧するためのものであり、このような布押え装
置の従来のものを図6により説明する。
性的に押圧するためのものであり、このような布押え装
置の従来のものを図6により説明する。
【0006】図6において、上下方向に延在する軸部材
たる押え棒21の下端には押え部材22が突設されてお
り、この押え棒21は、軸受部材たる鉄鋼製の押え棒メ
タル23により軸方向へ移動可能に支持されている。ま
た、この押え棒メタル23より上方の押え棒21には押
え棒抱き24が固定されており、この押え棒抱き24に
は押え棒21を上方に移動させる引上げ部材25が接続
されている。さらに、前記押え棒21の上端部には、押
え部材22の布に対する押圧力を得るためのコイルばね
26が配設されており、このコイルばね26は、前記押
え棒21の上端に螺合される調節ねじ27によりその弾
性力を調節されるようになっている。
たる押え棒21の下端には押え部材22が突設されてお
り、この押え棒21は、軸受部材たる鉄鋼製の押え棒メ
タル23により軸方向へ移動可能に支持されている。ま
た、この押え棒メタル23より上方の押え棒21には押
え棒抱き24が固定されており、この押え棒抱き24に
は押え棒21を上方に移動させる引上げ部材25が接続
されている。さらに、前記押え棒21の上端部には、押
え部材22の布に対する押圧力を得るためのコイルばね
26が配設されており、このコイルばね26は、前記押
え棒21の上端に螺合される調節ねじ27によりその弾
性力を調節されるようになっている。
【0007】そして、このような従来の布押え装置にお
いても、針棒駆動装置と同様、前記押え棒メタル23の
内側に潤滑油が供給されるようになっている。
いても、針棒駆動装置と同様、前記押え棒メタル23の
内側に潤滑油が供給されるようになっている。
【0008】さらに、前記布送り装置は、上軸の回転運
動を揺動運動に変換して縫製時に布の送りを行うもので
あり、このような布送り装置の従来のものを図7により
説明する。
動を揺動運動に変換して縫製時に布の送りを行うもので
あり、このような布送り装置の従来のものを図7により
説明する。
【0009】図7において、布送り装置は、それぞれ図
示しない上軸の運動を伝達される軸部材たる水平送り軸
41と上下送り軸42とを有しており、これらの各送り
軸41,42は、軸方向に間隔を隔てて配設されている
それぞれ1対の軸受部材たる鉄鋼製の水平送り軸メタル
43,43(一方のみ図示)、上下送り軸メタル44,
44(一方のみ図示)により回転可能に支持されてい
る。前記水平送り軸41の一端部には、その軸方向に間
隔を隔てて1対のブラケット45,45が突設されてお
り、これらの両ブラケット45,45間には回転軸46
が橋架されている。さらに、この回転軸46には、前記
上下送り軸42方向に延在する送り台47の基端部に形
成されているスリーブ48が回転自在に支持されてい
る。前記送り台47の長手方向の中央部には送り歯49
が固定されており、前記送り台47の先端部には図示し
ない支軸によりローラ50が回転自在に支持されてい
る。一方、前記上下送り軸42には、この上下送り軸4
2と一体に回動しうるフォーク部材51が突設されてい
る。
示しない上軸の運動を伝達される軸部材たる水平送り軸
41と上下送り軸42とを有しており、これらの各送り
軸41,42は、軸方向に間隔を隔てて配設されている
それぞれ1対の軸受部材たる鉄鋼製の水平送り軸メタル
43,43(一方のみ図示)、上下送り軸メタル44,
44(一方のみ図示)により回転可能に支持されてい
る。前記水平送り軸41の一端部には、その軸方向に間
隔を隔てて1対のブラケット45,45が突設されてお
り、これらの両ブラケット45,45間には回転軸46
が橋架されている。さらに、この回転軸46には、前記
上下送り軸42方向に延在する送り台47の基端部に形
成されているスリーブ48が回転自在に支持されてい
る。前記送り台47の長手方向の中央部には送り歯49
が固定されており、前記送り台47の先端部には図示し
ない支軸によりローラ50が回転自在に支持されてい
る。一方、前記上下送り軸42には、この上下送り軸4
2と一体に回動しうるフォーク部材51が突設されてい
る。
【0010】このような構成によれば、縫製時、上軸
(図示せず)の回転駆動に伴い、水平送り軸41と上下
送り軸42とがそれぞれ回動して送り台47に運動を与
え、送り台47に固定されている送り歯49にほぼ楕円
運動を行わせて布を送らせることになる。
(図示せず)の回転駆動に伴い、水平送り軸41と上下
送り軸42とがそれぞれ回動して送り台47に運動を与
え、送り台47に固定されている送り歯49にほぼ楕円
運動を行わせて布を送らせることになる。
【0011】そして、このような従来の布送り装置にお
いても、針棒駆動装置および布押え装置と同様、各送り
軸メタル43,44の内側に潤滑油が供給されるように
なっている。
いても、針棒駆動装置および布押え装置と同様、各送り
軸メタル43,44の内側に潤滑油が供給されるように
なっている。
【0012】さらにまた、前記上軸装置は、モータの回
転を縫製に要するミシンの各所に種々の運動として伝達
するものであり、このような上軸装置の従来のものを図
8により説明する。
転を縫製に要するミシンの各所に種々の運動として伝達
するものであり、このような上軸装置の従来のものを図
8により説明する。
【0013】図8において、軸部材たる上軸81の一端
部には、図示しないモータの駆動により回転されるプー
リ(図示せず)が固着されており、このプーリの回転を
介して上軸81が回転駆動されるようになっている。こ
の上軸81には、上軸81の回転を各所に伝達するため
の図示しない伝達部材が接続されている。一方、この上
軸81を回転自在に支持する軸受部材としての前上軸メ
タル82、中上軸メタル83および後上軸メタル84が
上軸81の軸方向に間隔を隔てて配設されている。
部には、図示しないモータの駆動により回転されるプー
リ(図示せず)が固着されており、このプーリの回転を
介して上軸81が回転駆動されるようになっている。こ
の上軸81には、上軸81の回転を各所に伝達するため
の図示しない伝達部材が接続されている。一方、この上
軸81を回転自在に支持する軸受部材としての前上軸メ
タル82、中上軸メタル83および後上軸メタル84が
上軸81の軸方向に間隔を隔てて配設されている。
【0014】そして、このような従来の上軸装置におい
ても、針棒駆動装置、布押え装置および布送り装置と同
様、各上軸メタル82,83,84の内側にそれぞれ潤
滑油が供給されるようになっている。
ても、針棒駆動装置、布押え装置および布送り装置と同
様、各上軸メタル82,83,84の内側にそれぞれ潤
滑油が供給されるようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の針棒駆動装置、布押え装置、布送り装置、上軸装置
などにおいては、前述したように潤滑油の給油が必要不
可欠であったが、無制限に給油するわけにはいかないた
め、従来から給油量を調節していた。
来の針棒駆動装置、布押え装置、布送り装置、上軸装置
などにおいては、前述したように潤滑油の給油が必要不
可欠であったが、無制限に給油するわけにはいかないた
め、従来から給油量を調節していた。
【0016】そして、この調節された給油量が少なすぎ
ると焼付の発生があるし、また、給油量が多すぎると、
針棒駆動装置および布押え装置においては、油漏れの問
題が常につきまとうことになっていた。
ると焼付の発生があるし、また、給油量が多すぎると、
針棒駆動装置および布押え装置においては、油漏れの問
題が常につきまとうことになっていた。
【0017】このように、給油を必要とする場合種々の
問題が発生しており、このため従来からミシンの各種相
対運動装置には無給油化が望まれていた。
問題が発生しており、このため従来からミシンの各種相
対運動装置には無給油化が望まれていた。
【0018】また、特開平2−109592号公報に記
載されているミシンの針棒駆動装置は、軸部材としてア
ルミニウム合金を基材とする針棒を有しており、このア
ルミニウム合金製の針棒の表面には、硬質アルマイト被
膜が生成され、さらに、四フッ化樹脂または二硫化モリ
ブデンに含浸して針棒が構成されている。また、この公
報における軸受部材としてのすべり軸受は、ポリイミド
系あるいはポリイミドアミド系の合成樹脂により構成さ
れている。
載されているミシンの針棒駆動装置は、軸部材としてア
ルミニウム合金を基材とする針棒を有しており、このア
ルミニウム合金製の針棒の表面には、硬質アルマイト被
膜が生成され、さらに、四フッ化樹脂または二硫化モリ
ブデンに含浸して針棒が構成されている。また、この公
報における軸受部材としてのすべり軸受は、ポリイミド
系あるいはポリイミドアミド系の合成樹脂により構成さ
れている。
【0019】このような公報記載の針棒駆動装置を無給
油で駆動すると、特に高速の場合には、針棒の四フッ化
樹脂または二硫化モリブデンの層が直ちに摩耗により剥
離してしまい、摩耗粉が大量に発生するばかりでなく、
針棒とすべり軸受との間隙が大きくなってしまい、安定
的な縫製を行えなくなるし、合成樹脂製のすべり軸受に
は、機械的強度が弱いし熱膨張しやすいという問題点も
あった。
油で駆動すると、特に高速の場合には、針棒の四フッ化
樹脂または二硫化モリブデンの層が直ちに摩耗により剥
離してしまい、摩耗粉が大量に発生するばかりでなく、
針棒とすべり軸受との間隙が大きくなってしまい、安定
的な縫製を行えなくなるし、合成樹脂製のすべり軸受に
は、機械的強度が弱いし熱膨張しやすいという問題点も
あった。
【0020】本発明は、このような点に鑑み、無給油で
も確実に駆動でき安定的な縫製に寄与できるミシンの相
対運動装置を提供することを目的とする。
も確実に駆動でき安定的な縫製に寄与できるミシンの相
対運動装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明のミシンの相対運動装置の特徴は、相互に相
対運動を行う軸部材と軸受部材において、軸部材を、金
属材料を基材とし軸受部材との摺動面の基材上にセラミ
ック材料被膜を形成して構成するとともに、軸受材料
を、金属材料を基材とし軸部材との摺動面の基材上に合
成樹脂材料からなるブッシュを嵌合した点にある。
ため本発明のミシンの相対運動装置の特徴は、相互に相
対運動を行う軸部材と軸受部材において、軸部材を、金
属材料を基材とし軸受部材との摺動面の基材上にセラミ
ック材料被膜を形成して構成するとともに、軸受材料
を、金属材料を基材とし軸部材との摺動面の基材上に合
成樹脂材料からなるブッシュを嵌合した点にある。
【0022】そして、本発明は、このような構成を採用
したことにより、セラミック材料と合成樹脂材料とが摩
擦接触することになり、相互間の摩擦係数を小さくして
発熱を抑制するとともに摩耗量を小さくすることがで
き、無給油駆動を行うことができる。この結果、焼付や
油漏れを防止することが可能となるばかりでなく、軸部
材と軸受部材とが適切な間隙を維持し続けるので、安定
的な縫製に寄与することができる。
したことにより、セラミック材料と合成樹脂材料とが摩
擦接触することになり、相互間の摩擦係数を小さくして
発熱を抑制するとともに摩耗量を小さくすることがで
き、無給油駆動を行うことができる。この結果、焼付や
油漏れを防止することが可能となるばかりでなく、軸部
材と軸受部材とが適切な間隙を維持し続けるので、安定
的な縫製に寄与することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態により説明する。なお、前述した従来のものにおけ
る各構成要件に相当する構成については、同一の部材名
を付し、その説明は省略する。
形態により説明する。なお、前述した従来のものにおけ
る各構成要件に相当する構成については、同一の部材名
を付し、その説明は省略する。
【0024】図1は本発明の相対運動装置としての針棒
駆動装置の実施の形態を示すものであり、本実施の形態
の針棒駆動装置において、軸部材たる針棒11は、その
基材が鋼材により形成されており、この針棒11上に
は、イオンプレーティング法により0.2〜50μmの
膜厚のセラミック材料被膜の一例としてのCrN被膜1
2が形成されている。このCrN被膜12は、1500
〜2000ビッカース硬度を有しており、摩擦係数が
0.1〜0.2と低いし、また、合成樹脂との凝着性が
かなり小さいという特性を有している。
駆動装置の実施の形態を示すものであり、本実施の形態
の針棒駆動装置において、軸部材たる針棒11は、その
基材が鋼材により形成されており、この針棒11上に
は、イオンプレーティング法により0.2〜50μmの
膜厚のセラミック材料被膜の一例としてのCrN被膜1
2が形成されている。このCrN被膜12は、1500
〜2000ビッカース硬度を有しており、摩擦係数が
0.1〜0.2と低いし、また、合成樹脂との凝着性が
かなり小さいという特性を有している。
【0025】なお、前記セラミック材料被膜としては、
前述したCrNのほか、TiN、TiC、TiAlN、
DLC、BNなどが望ましい。このうち、TiN、Ti
C、TiAlNは、0.2〜50μmの膜厚が好まし
く、また、DLC、BNは、0.1〜5μmの膜厚が好
ましい。
前述したCrNのほか、TiN、TiC、TiAlN、
DLC、BNなどが望ましい。このうち、TiN、Ti
C、TiAlNは、0.2〜50μmの膜厚が好まし
く、また、DLC、BNは、0.1〜5μmの膜厚が好
ましい。
【0026】一方、前記針棒11を摺動しうるように支
持する針棒上メタル13および針棒下メタル14は、そ
れぞれその基材が鋼材により形成されており、これらの
針棒上メタル13および針棒下メタル14の前記針棒1
1と摺動する内周面には、ポリイミド系の合成樹脂単独
あるいはこのポリイミド系の合成樹脂に固形潤滑剤を加
えてなる合成樹脂材料からなるブッシュ15が嵌合され
ている。このブッシュ15における固形潤滑剤の配合例
としては、ポリイミド系合成樹脂に5〜60重量%の黒
鉛を加えたもの、ポリイミド系合成樹脂に5〜40重量
%の黒鉛と5〜30重量%のフッ素樹脂を加えたもの、
あるいは、ポリイミド系合成樹脂に5〜30重量%のフ
ッ素樹脂を加えたものなどが望ましい。
持する針棒上メタル13および針棒下メタル14は、そ
れぞれその基材が鋼材により形成されており、これらの
針棒上メタル13および針棒下メタル14の前記針棒1
1と摺動する内周面には、ポリイミド系の合成樹脂単独
あるいはこのポリイミド系の合成樹脂に固形潤滑剤を加
えてなる合成樹脂材料からなるブッシュ15が嵌合され
ている。このブッシュ15における固形潤滑剤の配合例
としては、ポリイミド系合成樹脂に5〜60重量%の黒
鉛を加えたもの、ポリイミド系合成樹脂に5〜40重量
%の黒鉛と5〜30重量%のフッ素樹脂を加えたもの、
あるいは、ポリイミド系合成樹脂に5〜30重量%のフ
ッ素樹脂を加えたものなどが望ましい。
【0027】このようなポリイミド系合成樹脂単独ある
いはポリイミド系合成樹脂に固形潤滑剤を加えてなる合
成樹脂材料からなるブッシュ15を有する針棒上メタル
13および針棒下メタル14によれば、軸たる針棒11
との摺動におけるPV値は最高40kgf/cm2 ・m/s とな
り、特に、セラミック材料被膜の一例としてCrN被膜
12を有する針棒11との摩擦係数は0.2以下とな
り、発熱が少ないばかりでなく、摩耗量も減少させるこ
とができる。
いはポリイミド系合成樹脂に固形潤滑剤を加えてなる合
成樹脂材料からなるブッシュ15を有する針棒上メタル
13および針棒下メタル14によれば、軸たる針棒11
との摺動におけるPV値は最高40kgf/cm2 ・m/s とな
り、特に、セラミック材料被膜の一例としてCrN被膜
12を有する針棒11との摩擦係数は0.2以下とな
り、発熱が少ないばかりでなく、摩耗量も減少させるこ
とができる。
【0028】一般に、工業用ミシンの針棒駆動装置にお
ける軸受部材の平均P値は、回転数4000spm の場
合、約0.4kgf/cm2 程度で、周速度は約4.8m/s で
ある。したがって、この場合のPV値は、1.92kgf/
cm2 ・m/s 程度であり、安全率および摩耗の要因を考え
ても、回転数4000spm 程度までは無給油による運転
が十分可能である。
ける軸受部材の平均P値は、回転数4000spm の場
合、約0.4kgf/cm2 程度で、周速度は約4.8m/s で
ある。したがって、この場合のPV値は、1.92kgf/
cm2 ・m/s 程度であり、安全率および摩耗の要因を考え
ても、回転数4000spm 程度までは無給油による運転
が十分可能である。
【0029】なお、図1の実施の形態において、角駒部
材16は、厚肉に形成して強度を増大することができる
ので、ポリイミド系合成樹脂の単体で形成することがで
きる。
材16は、厚肉に形成して強度を増大することができる
ので、ポリイミド系合成樹脂の単体で形成することがで
きる。
【0030】図2は、本発明の相対運動装置としての布
押え装置の実施の形態を示すものであり、本実施の形態
の布押え装置において、軸部材たる押え棒31は、その
基材が鋼材により形成されており、この押え棒31上に
は、イオンプレーティング法により0.2〜50μmの
膜厚のセラミック材料被膜の一例としてのCrN被膜3
2が形成されている。前記セラミック材料被膜として
は、前述した針棒11についての各種材質を適用するこ
とができるし、その膜厚も、前述した針棒11における
ものと同様である。
押え装置の実施の形態を示すものであり、本実施の形態
の布押え装置において、軸部材たる押え棒31は、その
基材が鋼材により形成されており、この押え棒31上に
は、イオンプレーティング法により0.2〜50μmの
膜厚のセラミック材料被膜の一例としてのCrN被膜3
2が形成されている。前記セラミック材料被膜として
は、前述した針棒11についての各種材質を適用するこ
とができるし、その膜厚も、前述した針棒11における
ものと同様である。
【0031】一方、前記押え棒31を摺動しうるように
支持する押え棒メタル33は、その基材が鋼材などの金
属材料により形成されており、この押え棒メタル33の
前記押え棒31と摺動する内周面には、ポリイミド系の
合成樹脂単独あるいはこのポリイミド系の合成樹脂に固
形潤滑剤を加えてなる合成樹脂材料からなるブッシュ3
4が嵌合されている。このブッシュ34における固形潤
滑剤の配合例は、前述した図1のブッシュ15の場合と
同様である。
支持する押え棒メタル33は、その基材が鋼材などの金
属材料により形成されており、この押え棒メタル33の
前記押え棒31と摺動する内周面には、ポリイミド系の
合成樹脂単独あるいはこのポリイミド系の合成樹脂に固
形潤滑剤を加えてなる合成樹脂材料からなるブッシュ3
4が嵌合されている。このブッシュ34における固形潤
滑剤の配合例は、前述した図1のブッシュ15の場合と
同様である。
【0032】このような構成によれば、前述した図1の
実施形態とほぼ同様の作用効果を奏することができる。
しかも、この布押え装置の押え棒メタル33のP値およ
びV値は図1の各メタル13,14より小さいので、高
速運転においても無給油を可能とすることができる。
実施形態とほぼ同様の作用効果を奏することができる。
しかも、この布押え装置の押え棒メタル33のP値およ
びV値は図1の各メタル13,14より小さいので、高
速運転においても無給油を可能とすることができる。
【0033】図3は、本発明の相対運動装置としての布
送り装置の実施の形態を示すものであり、本実施の形態
の布送り装置において、軸部材たる水平送り軸61およ
び上下送り軸62(1本で2本分を図示)は、それぞれ
その基材が鋼材などの金属材料により形成されており、
これらの各送り軸61,62上には、イオンプレーティ
ング法により0.2〜50μmの膜厚のセラミック材料
被膜の一例としてのCrN被膜63が形成されている。
前記セラミック材料被膜としては、前述した針棒11に
ついての各種材質を適用することができるし、その膜厚
も、前述した針棒11におけるものと同様である。
送り装置の実施の形態を示すものであり、本実施の形態
の布送り装置において、軸部材たる水平送り軸61およ
び上下送り軸62(1本で2本分を図示)は、それぞれ
その基材が鋼材などの金属材料により形成されており、
これらの各送り軸61,62上には、イオンプレーティ
ング法により0.2〜50μmの膜厚のセラミック材料
被膜の一例としてのCrN被膜63が形成されている。
前記セラミック材料被膜としては、前述した針棒11に
ついての各種材質を適用することができるし、その膜厚
も、前述した針棒11におけるものと同様である。
【0034】また、送り台64のスリーブ65を回転自
在に支持する軸部材たる回転軸66上にも前記CrN被
膜63が形成されている。さらに、前記送り台64の先
端部にローラ66を回転自在に支持するためにローラ6
6と一体的に形成されている軸部材たるローラ軸67上
にも前記CrN被膜63が形成されている。
在に支持する軸部材たる回転軸66上にも前記CrN被
膜63が形成されている。さらに、前記送り台64の先
端部にローラ66を回転自在に支持するためにローラ6
6と一体的に形成されている軸部材たるローラ軸67上
にも前記CrN被膜63が形成されている。
【0035】一方、前記各送り軸61,62を摺動しう
るように支持する軸受部材たる水平送り軸メタル68と
上下送り軸メタル69は、その基材が鋼材などの金属材
料により形成されており、これらの各送り軸メタル6
8,69の前記各送り軸61,62と摺動する内周面に
は、ポリイミド系の合成樹脂単独あるいはこのポリイミ
ド系の合成樹脂に固形潤滑剤を加えてなる合成樹脂材料
からなるブッシュ70が嵌合されている。このブッシュ
70における固形潤滑剤の配合例は、前述した図1のブ
ッシュ15の場合と同様である。
るように支持する軸受部材たる水平送り軸メタル68と
上下送り軸メタル69は、その基材が鋼材などの金属材
料により形成されており、これらの各送り軸メタル6
8,69の前記各送り軸61,62と摺動する内周面に
は、ポリイミド系の合成樹脂単独あるいはこのポリイミ
ド系の合成樹脂に固形潤滑剤を加えてなる合成樹脂材料
からなるブッシュ70が嵌合されている。このブッシュ
70における固形潤滑剤の配合例は、前述した図1のブ
ッシュ15の場合と同様である。
【0036】また、前記回転軸66に摺動しうるように
支持される軸受部材たる前記スリーブ65と、前記ロー
ラ軸67を回転自在に支持するために前記送り台64の
先端部に形成されている軸受部材たる貫通孔71とは、
その基材が鋼材などの金属材料により形成されており、
これらのスリーブ65および貫通孔71の前記各軸6
6,67と摺動する内周面には、ポリイミド系の合成樹
脂単独あるいはこのポリイミド系の合成樹脂に固形潤滑
剤を加えてなる合成樹脂材料からなるブッシュ70が嵌
合されている。このブッシュ70における固形潤滑剤の
配合例も、前述した図1のブッシュ15の場合と同様で
ある。
支持される軸受部材たる前記スリーブ65と、前記ロー
ラ軸67を回転自在に支持するために前記送り台64の
先端部に形成されている軸受部材たる貫通孔71とは、
その基材が鋼材などの金属材料により形成されており、
これらのスリーブ65および貫通孔71の前記各軸6
6,67と摺動する内周面には、ポリイミド系の合成樹
脂単独あるいはこのポリイミド系の合成樹脂に固形潤滑
剤を加えてなる合成樹脂材料からなるブッシュ70が嵌
合されている。このブッシュ70における固形潤滑剤の
配合例も、前述した図1のブッシュ15の場合と同様で
ある。
【0037】このような構成によれば、前述した図1の
実施形態とほぼ同様の作用効果を奏することができ、高
速運転においても無給油を可能とすることができる。
実施形態とほぼ同様の作用効果を奏することができ、高
速運転においても無給油を可能とすることができる。
【0038】図4は、本発明の相対運動装置としての上
軸装置の実施の形態を示すものであり、本実施の形態の
上軸装置において、軸部材たる上軸91は、それぞれそ
の基材が鋼材などの金属材料により形成されており、こ
の上軸91上には、イオンプレーティング法により0.
2〜50μmの膜厚のセラミック材料被膜の一例として
のCrN被膜92が形成されている。前記セラミック材
料被膜としては、前述した針棒11についての各種材質
を適用することができるし、その膜厚も、前述した針棒
11におけるものと同様である。
軸装置の実施の形態を示すものであり、本実施の形態の
上軸装置において、軸部材たる上軸91は、それぞれそ
の基材が鋼材などの金属材料により形成されており、こ
の上軸91上には、イオンプレーティング法により0.
2〜50μmの膜厚のセラミック材料被膜の一例として
のCrN被膜92が形成されている。前記セラミック材
料被膜としては、前述した針棒11についての各種材質
を適用することができるし、その膜厚も、前述した針棒
11におけるものと同様である。
【0039】一方、前記上軸91を摺動しうるように支
持する軸受部材たる前上軸メタル93、中上軸メタル9
4および後上軸メタル95は、それぞれその基材が鋼材
などの金属材料により形成されており、これらの各上軸
メタル93,94,95の前記上軸91と摺動する内周
面には、ポリイミド系の合成樹脂単独あるいはこのポリ
イミド系の合成樹脂に固形潤滑剤を加えてなる合成樹脂
材料からなるブッシュ96が被覆されている。このブッ
シュ96における固形潤滑剤の配合例は、前述した図1
のブッシュ15の場合と同様である。
持する軸受部材たる前上軸メタル93、中上軸メタル9
4および後上軸メタル95は、それぞれその基材が鋼材
などの金属材料により形成されており、これらの各上軸
メタル93,94,95の前記上軸91と摺動する内周
面には、ポリイミド系の合成樹脂単独あるいはこのポリ
イミド系の合成樹脂に固形潤滑剤を加えてなる合成樹脂
材料からなるブッシュ96が被覆されている。このブッ
シュ96における固形潤滑剤の配合例は、前述した図1
のブッシュ15の場合と同様である。
【0040】このような構成によれば、前述した図1の
実施形態とほぼ同様の作用効果を奏することができ、高
速運転においても無給油を可能とすることができる。
実施形態とほぼ同様の作用効果を奏することができ、高
速運転においても無給油を可能とすることができる。
【0041】なお、本発明は、前述した各実施の形態に
限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可
能である。すなわち、本発明は、前述した実施の形態に
おいて説明した針棒駆動装置、布押え装置、布送り装
置、上軸装置以外にも軸部材と軸受部材とで相対運動を
行うようなミシンの各部位に適用できることはもちろん
である。
限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可
能である。すなわち、本発明は、前述した実施の形態に
おいて説明した針棒駆動装置、布押え装置、布送り装
置、上軸装置以外にも軸部材と軸受部材とで相対運動を
行うようなミシンの各部位に適用できることはもちろん
である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、無
給油でも確実に駆動でき安定的な縫製に寄与できるし、
しかも無給油のため布が油により汚れるおそれもない。
給油でも確実に駆動でき安定的な縫製に寄与できるし、
しかも無給油のため布が油により汚れるおそれもない。
【図1】本発明を針棒駆動装置に適用した実施の形態を
示す断面図
示す断面図
【図2】本発明を布押え装置に適用した実施の形態を示
す断面図
す断面図
【図3】本発明を布送り装置に適用した実施の形態を示
す断面図
す断面図
【図4】本発明を上軸装置に適用した実施の形態を示す
断面図
断面図
【図5】従来の針棒駆動装置を示す斜視図
【図6】従来の布押え装置を示す斜視図
【図7】従来の布送り装置を示す斜視図
【図8】従来の上軸装置を示す斜視図
11 針棒 12 CrN被覆 13 針棒上メタル 14 針棒下メタル 15 合成樹脂製ブッシュ 31 押え棒 32 CrN被覆 33 押え棒メタル 34 合成樹脂製ブッシュ 61 水平送り軸 62 上下送り軸 63 CrN被覆 64 送り台 65 スリーブ 66 ローラ 67 ローラ軸 68 水平送り軸メタル 69 上下送り軸メタル 70 合成樹脂製ブッシュ 71 貫通孔 91 上軸 92 CrN被覆 93 前上軸メタル 94 中上軸メタル 95 後上軸メタル 96 合成樹脂製ブッシュ
Claims (1)
- 【請求項1】 軸部材と、この軸部材に嵌合し軸部材と
の間で相対的な運動を行う軸受部材とを有するミシンの
相対運動装置において、 前記軸部材を、金属材料を基材とし前記軸受部材との摺
動面の基材上にセラミック材料被膜を形成して構成し、 前記軸受材料を、金属材料を基材とし前記軸部材との摺
動面の基材上に合成樹脂材料ブッシュを嵌合して構成し
たことを特徴とするミシンの相対運動装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7204412A JPH0947596A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | ミシンの相対運動装置 |
DE19632186A DE19632186B4 (de) | 1995-08-10 | 1996-08-09 | Nähmaschineneinrichtung mit relativ zueinander beweglichen Teilen |
CN96113269A CN1063247C (zh) | 1995-08-10 | 1996-08-10 | 缝纫机滑动装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7204412A JPH0947596A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | ミシンの相対運動装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004025264A Division JP2004121882A (ja) | 2004-02-02 | 2004-02-02 | ミシンの針棒駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0947596A true JPH0947596A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16490121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7204412A Pending JPH0947596A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | ミシンの相対運動装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0947596A (ja) |
CN (1) | CN1063247C (ja) |
DE (1) | DE19632186B4 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001104675A (ja) * | 1998-09-25 | 2001-04-17 | Juki Corp | 針棒およびミシン用摺動装置ならびにミシン |
JP2003033591A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-02-04 | Juki Corp | ミシンの摺動部品 |
JP2003111990A (ja) * | 2001-10-09 | 2003-04-15 | Brother Ind Ltd | ミシン |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011016611A1 (de) * | 2011-04-01 | 2012-10-04 | Technische Universität Dresden | Gleitsystem |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH578073A5 (ja) * | 1974-10-23 | 1976-07-30 | Mefina Sa | |
JPH02277492A (ja) * | 1989-04-18 | 1990-11-14 | Brother Ind Ltd | 水系潤滑ミシン |
JPH02283398A (ja) * | 1989-04-26 | 1990-11-20 | Brother Ind Ltd | セラミックス製釜及びその微量給油装置を備えたミシン |
JPH0399691A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-04-24 | Brother Ind Ltd | ミシンの上ルーパ機構 |
JPH03106391A (ja) * | 1989-09-20 | 1991-05-02 | Brother Ind Ltd | ミシンの針棒機構 |
JPH03143483A (ja) * | 1989-10-31 | 1991-06-19 | Brother Ind Ltd | ミシンの送り機構 |
GB9005408D0 (en) * | 1990-03-10 | 1990-05-09 | Insituform Group Ltd | Improvements relating to sewing machine assemblies |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP7204412A patent/JPH0947596A/ja active Pending
-
1996
- 1996-08-09 DE DE19632186A patent/DE19632186B4/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-08-10 CN CN96113269A patent/CN1063247C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001104675A (ja) * | 1998-09-25 | 2001-04-17 | Juki Corp | 針棒およびミシン用摺動装置ならびにミシン |
JP2003033591A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-02-04 | Juki Corp | ミシンの摺動部品 |
JP2003111990A (ja) * | 2001-10-09 | 2003-04-15 | Brother Ind Ltd | ミシン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1150189A (zh) | 1997-05-21 |
DE19632186A1 (de) | 1997-02-13 |
CN1063247C (zh) | 2001-03-14 |
DE19632186B4 (de) | 2005-11-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040406 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040601 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040706 |