JPH0399691A - ミシンの上ルーパ機構 - Google Patents

ミシンの上ルーパ機構

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Publication number
JPH0399691A
JPH0399691A JP23890089A JP23890089A JPH0399691A JP H0399691 A JPH0399691 A JP H0399691A JP 23890089 A JP23890089 A JP 23890089A JP 23890089 A JP23890089 A JP 23890089A JP H0399691 A JPH0399691 A JP H0399691A
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JP
Japan
Prior art keywords
upper looper
hole
oil
amount
lubricating oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP23890089A
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English (en)
Inventor
Atsuhiro Takagi
高木 淳宏
Mitsuru Muto
満 武藤
Jun Isono
純 磯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0399691A publication Critical patent/JPH0399691A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ミシンの上ルーパ機構に関する。
[従来の技術] 従来、ミシンの上ルーパ取付台及びその上ルーパ取付台
を摺動可能に案内する案内部材は、普通炭素鋼等の金属
材料から成り、特に高速運転される工業用ミシンでは、
上ルーパ取付台と案内部材との摺動部が高速、高負荷の
条件で摺動運動を行うため、摺動部にクロム(Cr)、
ニッケル(Ni)等の硬質メツキを施して耐摩耗性を向
上させ、更に、摺動部の発熱、摩耗、焼き付きを防止す
るために、摺動部に多量の潤滑油を供給していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の上ルーパ機構は、潤滑油の供
給量が適量よりも少ないと摺動部の摩耗。
焼き付きが起こり、潤滑油の供給量が適量よりも多いと
摺動部から漏れた潤滑油により加工布や糸が汚損すると
いう事故が起こり、また、それらを防止しようとすると
注意深い給油量のコントロールが必要となるものであっ
た。
本発明は、注意深い給油量のコントロールを必要とせず
、しかも、摺動部の摩耗、焼き付きが防止でき、加工布
や糸が潤滑油により汚損されることのない上ルーパ機構
を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の上ルーパ機構は、
上ルーパ取付台と上ルーパ取付台を摺動案内する案内部
材との少なくとも一方に形成されたセラミックスからな
る摺動部と、その摺動部に微量の潤滑油を供給するため
の微量給油手段とを備えている。
[作用] 上記構成を有する本発明の上ルーパ機構において、上ル
ーパ取付台と案内部材との少なくとも一方の摺動部はセ
ラミックスからなり、特に炭化珪素(S i C) 、
窒化珪素(S l 3 Nt ) +  ジルコニア(
Z r 02 ) + クロミア(Cr203)、アル
ミナ(A−A?2o3)は、一般に焼き入れ鋼の倍以上
の硬度を示し、耐焼き付き性も大幅に優れるため、多量
の給油を行う必要はなく、微量給油手段により微量の潤
滑油を供給するたけで十分てあり、潤滑油による加工布
、糸の汚損を招くこともない。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。第1図は、本実施例の上ルーパ機構を示す分解
斜視図であり、第2図は本実施例の微量給油手段を示す
断面図である。
まず、第1図に基づいて本実施例の上ルーパ機構につい
て説明する。縫製針の上下動と同期して揺動される揺動
軸1は、ミシンフレームに固定された軸受7により揺動
可能に支持されている。揺動軸1の一端には、揺動腕2
の基端が嵌合され、ボルト21により固定されている。
上ルーパ取付台4は、表面にクロミア(Cr203)系
セラミックスが溶射された軸部41と、その軸部41の
下端に形成された二叉部42とからなり、二叉部42は
、支軸3により揺動腕2の先端に揺動可能に支持されて
いる。軸部41の上端には、上ルーパ5が嵌合され、ね
じ46により固定されている。
ミシンフレームに固定された上ルーパ案内メタル6には
、長孔62が形成されており、上ルーパ案内メタル6内
には、炭化珪素(S i C)セラミックスからなり、
案内孔64が形成された案内部材としての上ルーパ案内
63が揺動可能に支持されている。上ルーパ案内63は
、ミシンフレームと上ルーパ案内メタル6に固定された
蓋61とにより軸線方向の移動を規制されている。上ル
ーパ取付台4の軸部41は、長孔62と案内孔64とに
押通され、案内孔64により摺動可能に支持されている
そして、縫製針の上下動と同期して揺動軸1が揺動され
ると、揺動腕2を介して上ルーパ取付台4が上ルーパ案
内63と一体に揺動されると共に上ルーパ案内63の案
内孔64内を上下方向に摺動される。
次に、第1図及び第2図に基づいて、本実施例の微量給
油手段について説明する。
軸受7には、ミシンの各摺動部へ潤滑油を給送するため
のポンプ8がバイブ72により接続されている。揺動軸
1には、揺動時においてバイブ72に対向する位置に給
油孔11が形成されており、給油孔]1は、揺動軸]内
に軸線方向に沿って形成された給油通路18に連通され
ている。揺動軸1の一端からは、めねじからなる調節孔
13が揺動軸1の軸線方向に沿って形成されており、調
節孔13の先端部には、揺動腕2近傍の揺動軸1外周部
に開口する排油孔12が連通されている。給油通路18
と調節孔13とは、揺動軸1内において小径部17を介
して連通されている。
調節孔13の先端部には、排油孔12及び小径部17の
直径よりも大きい直径の球14が配置されており、調節
孔13には、おねじからなる調節ねじ15が螺着され、
ナツト16により固定されている。上記小径部17.排
油孔12.調節孔13、球14.調節ねじ15により微
量給油手段が構成されている。
そして、ポンプ8によりバイブ72を介して軸受7の内
周部71に供給された潤滑油は、揺動軸1と軸受7の内
周部71との摺動部を潤滑すると共に、揺動軸1の給油
孔11.給油通路18.小径部17.調節、孔13.排
油孔12を介して揺動軸1の外周に排出される。排油孔
12から排出される潤滑油は、調節孔13内に配置され
た球14が、小径部17から排油孔12へ流入する潤滑
油の量を制限するため、微量となる。また、ナツト16
を緩めて、調節ねじ15のねじ込み量を調節することに
より、調節孔13内における球14の収容スペースが調
節されるため、排油孔]2から排出される潤滑油の量を
調節することができる。
排油孔12から排出された潤滑油は、揺動軸1の外周及
び揺動腕2の表面を伝って支軸3と上ルーパ取付台4の
二叉部42との摺動部に供給され、さらに、上ルーパ取
付台4の軸部41を伝って軸部41と上ルーパ案内63
の案内孔64との摺動部及び上ルーパ案内63と上ルー
パ案内メタル6との摺動部に供給される。
ミシンの運転中において、上ルーパ取付台4の軸部41
は、上ルーパ案内63の案内孔64内を高速摺動される
が、軸部41の表面にはクロミア(Cr2o3)系のセ
ラミックスが溶射されており、上ルーパ案内63は炭化
珪素(S i C)セラミックス製であるため、摺動部
に供給される潤滑油が従来の50%〜10%程度の微量
であっても摩耗や焼き付きを起こすことがない。また、
摺動部に供給される潤滑油が微量であるため、摺動部か
ら潤滑油が漏れることはなく、注意深い給油量のコント
ロールを行わなくても加工布や糸が潤滑油により汚損さ
れることがない。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、その
主旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えること
ができる。
たとえば、上記実施例においては、上ルーパ取付台4の
摺動部と上ルーパ案内63の摺動部との両方をセラミッ
クスにより形成したが、上ルーパ取付台4の摺動部に硬
質クロムメツキを施し、上ルーパ案内63を炭化珪素(
S i C)セラミックスにより形成するというように
、どちらか一方の摺動部をセラミックスにより形成する
だけでも十分に効果を発揮することができる。
また、セラミックスの種類は、炭化珪素(SiC)、ク
ロミア(Cr203)以外のものであっでもよく、例え
ば、窒化珪素(Si3Nt)、 ジルコニア (Z r
 02 ) + アルミナ<p#1203 )などを用
いてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、上ルーパ取付台と案内部材との少なくとも一方の摺動
部をセラミックスにより形成し、その摺動部に微量の潤
滑油を供給する微量給油手段を設けたことにより、金属
製摺動部を有する上ルーパ機構に比べて耐久性、耐摩耗
性が向上するのはもちろんのこと、注意深い給油量のコ
ントロールを必要とせず、摺動部の焼き付きが防止でき
、加工布や糸が潤滑油に汚損されることもないという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における上ルーパ機構を示す
分解斜視図、第2図は本発明の一実施例における微量給
油手段を示す断面図である。 図中、4は上ルーパ取付台、5は上ルーパ、12は排油
孔、13は調節孔、14は球、15は調節ねし、17は
小径部、41は軸部、63は上ルーパ案内、64は案内
孔である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 先端に上ルーパ(5)を有する上ルーパ取付台(4)と
    、 その上ルーパ取付台(4)を摺動可能に案内する案内部
    材(63)と を備えた上ルーパ機構において、 前記上ルーパ取付台(4)と案内部材(63)との少な
    くとも一方に形成されたセラミックスからなる摺動部(
    41、64)と、 その摺動部(41、64)に微量の潤滑油を供給するた
    めの微量給油手段(17、12、13、14、15)と を設けたことを特徴とするミシンの上ルーパ機構。
JP23890089A 1989-09-14 1989-09-14 ミシンの上ルーパ機構 Pending JPH0399691A (ja)

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JPH0399691A true JPH0399691A (ja) 1991-04-24

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19632186B4 (de) * 1995-08-10 2005-11-24 Juki Corp., Chofu Nähmaschineneinrichtung mit relativ zueinander beweglichen Teilen

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19632186B4 (de) * 1995-08-10 2005-11-24 Juki Corp., Chofu Nähmaschineneinrichtung mit relativ zueinander beweglichen Teilen

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