JPH0946726A - 動き検出回路および動き検出方法、並びに輝度・色信号分離装置 - Google Patents

動き検出回路および動き検出方法、並びに輝度・色信号分離装置

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JPH0946726A
JPH0946726A JP7190014A JP19001495A JPH0946726A JP H0946726 A JPH0946726 A JP H0946726A JP 7190014 A JP7190014 A JP 7190014A JP 19001495 A JP19001495 A JP 19001495A JP H0946726 A JPH0946726 A JP H0946726A
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Shinichiro Miyazaki
慎一郎 宮崎
Masaharu Tokuhara
正春 徳原
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Sony Corp
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N9/77Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase
    • H04N9/78Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase for separating the brightness signal or the chrominance signal from the colour television signal, e.g. using comb filter

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ容量を1フレームメモリに節約しつ
つ、輝度信号の高域成分が含まれる画像が静止画である
か否かを判別することができるようにする。 【解決手段】 入力されたコンポジットビデオ信号のラ
イン間の差分と所定のしきい値の比較からクロマ相関を
検出し、1フレーム期間遅延した信号のライン間の差分
と所定のしきい値の比較からクロマ相関を検出し、それ
らの差分を演算し、動き検出信号とする。ただし、フレ
ーム間の差分が所定のしきい値より小さいとき、強制的
に動き検出信号を0にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動き検出回路およ
び動き検出方法、並びに輝度・色信号分離装置に関し、
例えばテレビジョン受像機、ビデオテープレコーダ、お
よびレーザディスク等に用いて好適な動き検出回路およ
び動き検出方法、並びに輝度・色信号分離装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の進歩により、民生製品にも
フレームメモリが使用可能となり、コンポジットビデオ
(Composite Video)信号に対するY/
C分離にもフレームコムフィルタが採用され始めてい
る。図7は、そのフレームコムフィルタの一例の構成を
示すブロック図である。図8は、走査線と色副搬送波の
位相関係を示している。図8の走査線と色副搬送波の位
相関係に示したように、1フレーム前のラインと現ライ
ンでは静止画において色副搬送波の位相がπだけずれて
いるため、フレーム相関を利用したY/C分離は、理想
的なY/C分離特性を得ることができる。即ち、テレビ
画面を妨害するクロスカラーやドット妨害を完全に除去
することができ、落ち着いた高画質な画面を楽しむこと
が可能になる。
【0003】図7において、フレームバッファ1は、入
力されたコンポジットビデオ信号を記憶し、1フレーム
期間だけ経過後、出力する。加算器2および加算器5
は、入力された信号の差分を演算し、出力するようにな
されている。バンドパスフィルタ(BPF)3は、入力
された信号から色信号を分離し、出力するようになされ
ている。
【0004】このフレームコムフィルタに入力されたコ
ンポジットビデオ信号は、フレームバッファ1に入力さ
れ、記憶される。フレームバッファ1に記憶されたコン
ポジットビデオ信号は、1フレーム期間だけ経過した
後、出力され、加算器2に供給される。また、加算器2
には、いま入力されたコンポジットビデオ信号も供給さ
れる。従って、加算器2においては、いま入力されたコ
ンポジットビデオ信号と、フレームバッファ1から供給
された1フレーム時間だけ遅延したコンポジットビデオ
信号との差分が取られる。上述したように、1フレーム
期間だけ遅延したコンポジットビデオ信号と、いま入力
されたコンポジットビデオ信号の色副搬送波の位相はπ
だけずれているため、色信号が抽出される。
【0005】BPF3においては、入力された信号か
ら、さらに色信号が分離され、C信号として出力される
とともに、加算器5に供給される。また、いま入力され
たコンポジットビデオ信号は、DL(Delay Li
ne)回路4においてタイミング調整がなされた後、加
算器5に供給され、BPF3からの信号との差分が取ら
れ、Y信号(輝度信号)として出力される。
【0006】但し、動画においては、フレーム間のクロ
マ信号の一定の位相関係は保たれなくなるので、従来の
フィールド内Y/C分離に切り換える必要がある。この
ため動き検出回路が必須となる。この動き検出回路を用
いたY/C分離回路一例の構成を示すブロック図を図9
に示す。クロマ信号の位相は2フレームで元に戻るた
め、2フレーム差分によりクロマ信号の動き成分を検出
する。この方式ならばいかなる静止画においてもクロマ
の動き検出において誤動作はしない。
【0007】図9において、ラインメモリ11,12、
および14は、信号を1水平走査期間(1H)だけ遅延
させる。メモリ13,15は、信号を524水平走査期
間(524H)だけ遅延させる。ラインメモリ12とメ
モリ13は、フレームバッファを構成し、同様に、ライ
ンメモリ14とメモリ15もフレームバッファを構成し
ている。フィールド内コムフィルタ22は、入力された
隣接する3ライン分の信号から、色信号を分離し、出力
するようになされている。Y系の動き検出回路16は、
互いに1水平走査期間だけずれた複数ライン分の信号か
ら、輝度信号に基づく動き検出を行う。また、C系の動
き検出回路17は、互いに1フレーム期間だけずれた複
数ライン分の信号から、色信号に基づく動き検出を行う
ようになされている。
【0008】加算器18は、入力されたコンポジットビ
デオ信号の差分を演算するようになされている。Max
出力器19は、Y系の動き検出回路16からの入力信号
と、C系の動き検出回路17からの入力信号に基づい
て、所定の制御信号を発生し、ミックスセレクタ20に
供給する。ミックスセレクタ20は、Max出力器19
からの制御信号に基づいて、フィールド内コムフィルタ
22からの入力信号または加算器18からの入力信号の
うちのいずれかを選択的にC信号(色信号)として出力
するようになされている。加算器21は、ミックスセレ
クタ20からの入力信号と、C系の動き検出回路17か
らの入力信号の差分を演算し、Y信号として出力するよ
うになされている。
【0009】このような構成のY/C分離回路に入力さ
れたコンポジットビデオ信号は、フィールド内コムフィ
ルタ22に供給されるとともに、ラインメモリ11にも
供給され、そこで一旦記憶され、1水平走査期間だけ経
過後、出力される。ラインメモリ11から出力された信
号は、フィールド内コムフィルタ22、加算器18、Y
系の動き検出回路16、C系の動き検出回路17、加算
器21、およびラインメモリ12に供給される。ライン
メモリ12より出力された信号は、フィールド内コムフ
ィルタ22、Y系の動き検出回路16、およびメモリ1
3に供給される。
【0010】メモリ13は524ライン分の画像信号を
記憶することができ、その出力信号は、Y系の動き検出
回路16および加算器18に供給されるとともに、ライ
ンメモリ14に供給される。ラインメモリ14からの出
力信号は、Y系の動き検出回路16およびメモリ15に
供給される。メモリ15からの出力信号は、C系の動き
検出回路17に供給される。
【0011】フィールド内コムフィルタ22において
は、いま入力されたコンポジットビデオ信号や、ライン
メモリ11より出力された1ライン分前のコンポジット
ビデオ信号などの差分を演算することにより、色信号が
分離され、出力される。また、Y系の動き検出回路16
においては、ラインメモリ11からの出力信号と、ライ
ンメモリ12からの出力信号などから、輝度信号による
動き検出が行われ、その検出結果に対応する信号がMa
x出力器19に供給される。
【0012】また、C系の動き検出回路17において
は、ラインメモリ11からの出力信号と、メモリ15か
らの1フレーム期間だけ遅延した出力信号とから、色信
号に基づく動き検出が行われ、その検出結果に対応する
信号がMax出力器19に供給される。Max出力器1
9においては、そこに供給されたY系の動き検出回路1
6からの検出結果に対応する信号と、C系の動き検出回
路17からの検出結果に対応する信号のうち、大きい方
の信号が出力され、ミックスセレクタ20に供給され
る。
【0013】Y系の動き検出回路16またはC系の動き
検出回路17から、動きが検出されたことを示す検出結
果に対応する信号がミックスセレクタ20に供給された
場合、ミックスセレクタ20は、フィールド内コムフィ
ルタ22から供給された色信号を選択的に出力する。一
方、Y系の動き検出回路16またはC系の動き検出回路
17から、動きが検出されなかったことを示す検出結果
に対応する信号がミックスセレクタ20に供給された場
合、ミックスセレクタ20は、加算器18から供給され
た色信号を選択的に出力する。
【0014】ミックスセレクタ20からの出力信号は、
そのままC信号として出力されるとともに、加算器21
に供給され、そこでラインメモリ11からのコンポジッ
トビデオ信号との差分が演算され、Y信号として出力さ
れる。
【0015】しかし、この方式では、2フレームメモリ
が必要になりコスト高になってしまう。そこで最近で
は、1フレームメモリを使ったクロマ動き検出が行われ
ている。図10は、1フレームメモリを用いたクロマ動
き検出回路の一例の構成を示すブロック図である。BP
F32,34は、入力されたコンポジットビデオ信号か
ら色信号を分離する。絶対値演算部(ABS)33,3
5、および37は、入力された信号の絶対値を演算し、
出力する。乗算器38は、入力された信号に所定の係数
を乗算し、ゲイン調整を行った後、出力する。リミッタ
39は、乗算器38より入力された信号のレベル変動を
取り除いた後、出力するようになされている。
【0016】このような構成のクロマ動き検出回路に入
力されたコンポジットビデオ信号は、最初、フレームバ
ッファ31およびBPF32に供給される。BPF32
においては、入力されたコンポジットビデオ信号から色
信号が分離され、ABS33において、分離された色信
号の絶対値が演算された後、加算器36に供給される。
一方、フレームバッファ31に供給されたコンポジット
ビデオ信号は、1フレーム期間だけ経過後、出力され、
BPF34に供給される。BPF34においては、フレ
ームバッファ31より入力された1フレーム期間だけ遅
延したコンポジットビデオ信号から、色信号が分離さ
れ、ABS35において分離された色信号の絶対値が演
算された後、加算器36に供給される。
【0017】加算器36においては、ABS33からの
信号と、ABS35からの信号の差分が演算され、AB
S37に供給される。ABS37においては、加算器3
6からの信号の絶対値が演算され、乗算器38に供給さ
れる。乗算器38においては、ABS37からの信号に
所定の係数が乗算され、ゲイン調整が行われた後、リミ
ッタ39に出力される。乗算器38より出力された信号
は、リミッタ39においてレベル変動が取り除かれた
後、出力される。
【0018】これは、入力したコンポジット信号よりバ
ンドパスフィルタ(BPF)により、クロマ信号を分離
し絶対値のフレーム差分を取るものである。このように
して、1フレームバッファを用いて、クロマ信号に基づ
いた動き検出を行うことができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示した従来のクロマ動き検出回路によれば、色の付い
たサブキャリア周波数付近の細かな縦線、または斜め線
からなる静止画において、誤動作が生じてしまう場合が
ある課題があった。
【0020】図11に、BPFによりコンポジットビデ
オ信号から周波数分離した色の付いたサブキャリア付近
の周波数の縦線のフレームバッファ31の前後の信号を
示す。図11(a)、図11(b)、および図11
(c)はフレームバッファ31の前の信号であり、図1
1(d)、図11(e)、および図11(f)は、フレ
ームバッファ31の後の信号である。
【0021】図11(a)および図11(d)に示した
ように、矢印で示したY信号はフレームが変わっても位
相は変化しないが、クロマ信号はフレーム毎に位相が反
転するため、BPFによってクロマ信号を分離しただけ
では、図11(b)および図11(e)に示したよう
に、フレーム毎に信号が異なってしまう。従って、図1
1(c)および図11(f)に示したように、その絶対
値が演算され、それらの差分が演算されると、図11
(g)に示したように、クロマ動き検出出力信号は0に
はならず、静止画であるにも拘らず、動き成分が検出さ
れ、このフレームに対しては、従来のフィールド内コム
フィルタが誤って選択され、クロスカラーやドット妨害
が生じる。
【0022】図12には、BPFによりコンポジットビ
デオ信号から周波数分離した色の付いたサブキャリア付
近の周波数の斜め線のフレームバッファ31の前後の信
号を示す。図12(a)、図12(b)、および図12
(c)はフレームバッファ31の前の信号であり、図1
2(d)、図12(e)、および図12(f)は、フレ
ームバッファ31の後の信号である。
【0023】図12(a)および図12(d)に示した
ように、矢印で示したY信号はフレームが変わっても位
相は変化しないが、クロマ信号はフレーム毎に位相が反
転するため、BPFによってクロマ信号を分離しただけ
では、図12(b)および図12(e)に示したよう
に、フレーム毎に信号が異なってしまう。従って、図1
2(c)および図12(f)に示したように、その絶対
値が演算され、それらの差分が演算されると、図12
(g)に示したように、クロマ動き検出出力信号は0に
はならず、静止画であるにも拘らず、動き成分が検出さ
れ、このフレームに対しては、従来のフィールド内コム
フィルタが誤って選択され、クロスカラーやドット妨害
が生じる。
【0024】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、細かな縦線や斜め線を含む静止画であって
も、正常に動き検出を行うことができるようにし、静止
画において、クロスカラーやドット妨害の発生を抑制す
ることができるようにするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の動き検
出回路は、所定の画像に対応する信号を入力し、1フレ
ーム期間だけ遅延して出力する遅延手段と、信号からク
ロマ相関を検出する第1検出手段と、遅延手段より出力
された遅延信号からクロマ相関を検出する第2検出手段
と、第1検出手段より出力された検出結果と第2検出手
段より出力された検出結果の差分を演算する第1演算手
段と、信号と遅延信号の差分を演算する第2演算手段
と、第2演算手段からの演算結果と所定の基準レベルを
比較する比較手段と、比較手段からの比較結果と、第1
演算手段からの演算結果に基づいて、動き検出結果を出
力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0026】第1検出手段は、信号に対応する画像の所
定のラインに対応する信号と、ラインの前後のラインに
対応する信号に基づいて、ライン間のクロマ相関を検出
し、第2検出手段は、遅延信号に対応する画像の所定の
ラインに対応する信号と、ラインの前後のラインに対応
する信号に基づいて、ライン間のクロマ相関を検出する
ようにすることができる。
【0027】第1検出手段は、サブキャリア周波数の4
倍のバーストクロックの2クロック分だけ互いに位相が
ずれた信号間のクロマ相関を検出し、第2検出手段は、
2クロック分だけ互いに位相がずれた遅延信号間のクロ
マ相関を検出するようにすることができる。
【0028】請求項4に記載の動き検出方法は、所定の
画像に対応する信号を入力し、1フレーム期間だけ遅延
して出力し、信号からクロマ相関を検出し、1フレーム
期間だけ遅延して出力された遅延信号からクロマ相関を
検出し、出力された信号の検出結果と、出力された遅延
信号の検出結果の差分を演算し、信号と遅延信号の差分
を演算し、演算した結果と所定の基準レベルを比較し、
比較した結果と、信号のクロマ相関の検出結果および遅
延信号のクロマ相関の検出結果の差分に基づいて、動き
検出結果を出力することを特徴とする。
【0029】信号に対応する画像の所定のラインに対応
する信号と、ラインの前後のラインに対応する信号に基
づいて、ライン間のクロマ相関を検出し、遅延信号に対
応する画像の所定のラインに対応する信号と、ラインの
前後のラインに対応する信号に基づいて、ライン間のク
ロマ相関を検出するようにすることができる。
【0030】サブキャリア周波数の4倍のバーストクロ
ックの2クロック分だけ互いに位相がずれた信号間のク
ロマ相関を検出し、2クロック分だけ互いに位相がずれ
た遅延信号間のクロマ相関を検出するようにすることが
できる。
【0031】請求項7に記載の輝度・色信号分離装置
は、所定の画像に対応する信号を入力し、1フレーム期
間だけ遅延して出力する遅延手段と、信号からクロマ相
関を検出する第1検出手段と、遅延手段より出力された
遅延信号からクロマ相関を検出する第2検出手段と、第
1検出手段より出力された検出結果と第2検出手段より
出力された検出結果の差分を演算する第1演算手段と、
信号と遅延信号の差分を演算する第2演算手段と、第2
演算手段からの演算結果と所定の基準レベルを比較する
比較手段と、比較手段からの比較結果と、第1演算手段
からの演算結果に基づいて、動き検出結果を出力する出
力手段と、輝度信号に基づいた動き検出を行う動き検出
手段と、フィールド内の信号で色信号を分離する第1分
離手段と、フレーム相関を利用して色信号を分離する第
2分離手段と、動き検出手段からの出力信号と出力手段
からの出力信号に基づいて、第1分離手段からの出力信
号、または第2分離手段からの出力信号のいずれかを選
択して出力する選択手段と、選択手段からの出力信号に
基づいて輝度信号を分離する第3分離手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0032】第1検出手段は、信号に対応する画像の所
定のラインに対応する信号と、ラインの前後のラインに
対応する信号に基づいて、ライン間のクロマ相関を検出
し、第2検出手段は、遅延信号に対応する画像の所定の
ラインに対応する信号と、ラインの前後のラインに対応
する信号に基づいて、ライン間のクロマ相関を検出する
ようにすることができる。
【0033】第1検出手段は、サブキャリア周波数の4
倍のバーストクロックの2クロック分だけ互いに位相が
ずれた信号間のクロマ相関を検出し、第2検出手段は、
2クロック分だけ互いに位相がずれた遅延信号間のクロ
マ相関を検出するようにすることができる。
【0034】請求項1に記載の動き検出回路において
は、所定の画像に対応する信号のクロマ相関が第1検出
手段により検出され、遅延手段により1フレーム期間だ
け遅延した信号のクロマ相関が第2検出手段により検出
され、出力手段により、その差分と第2演算手段により
演算されたフレーム間の差分に基づいて、動き検出結果
が出力される。従って、フィールド内のクロマ相関の有
無により、入力信号に対応する画像が静止画であるか否
かを判定することができる。
【0035】請求項4に記載の動き検出方法において
は、所定の画像に対応する信号のクロマ相関および1フ
レーム期間だけ遅延した信号のクロマ相関の差分と、フ
レーム間の差分に基づいて動き検出結果が出力される。
従って、フィールド内のクロマ相関に基づいて、入力信
号に対応する画像が静止画であるか否かを判定すること
ができる。
【0036】請求項7に記載の輝度・色信号分離装置に
おいては、所定の画像に対応する信号のクロマ相関およ
び1フレーム期間だけ遅延した信号のクロマ相関の差分
と、フレーム間の差分に基づいて動き検出結果が出力さ
れる。この動き検出結果に基づいて、第1分離手段によ
り分離された色信号、または第2分離手段により分離さ
れた色信号のいずれかが選択手段により選択される。従
って、入力された信号が静止画であるか否かによって、
輝度信号と色信号の分離方法を変えることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の動き検出回路を
応用したクロマ動き検出回路の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。ラインメモリ41,42,61、およ
び62は、1H(水平走査期間)だけ信号を遅延して出
力する。フレームバッファ57(遅延手段)は、523
ライン分の信号を記憶し、523H(水平走査期間の5
23倍の時間)だけ経過後、出力するようになされてい
る。
【0038】バンドパスフィルタ(BPF)43,4
4、および45は、入力された信号から色信号を分離
し、出力する。ここで、BPF44は、後述するスイッ
チ55と接続されており、BPF44からの出力信号
が、スイッチ55を介して出力可能にされている。
【0039】反転回路46は、BPF43より入力され
た信号の極性を反転し、出力する。反転回路47は、B
PF45より入力された信号の極性を反転した後、出力
するようになされている。加算器48は、反転回路46
からの信号と、BPF44からの信号の差分を演算し、
出力する。加算器49は、反転回路47からの信号とB
PF44からの信号の差分を演算し、出力する。ABS
(絶対値演算器)50は、加算器48より入力された信
号の絶対値を演算し、出力する。ABS51は、加算器
49より入力された信号の絶対値を演算し、出力するよ
うになされている。
【0040】比較器(Comparator)52は、
ABS50より入力された信号と所定のしきい値cr1
を比較し、比較結果に対応する所定の信号を出力する。
比較器53は、ABS51より入力された信号と所定の
しきい値cr1を比較し、比較結果に対応する所定の信
号を出力するようになされている。OR回路54は、比
較器52からの信号と比較器53からの信号の論理和を
演算し、その結果を出力する。スイッチ55は、OR回
路54からの信号に対応して内部の接続を切り換え、B
PF44からの信号、または0レベルの信号を出力す
る。
【0041】上述した反転回路46,47、加算器4
8,49、ABS50,51、比較器52,53、OR
回路54、およびスイッチ55によって、クロマ相関検
出回路40(第1検出手段)が構成される。
【0042】ABS56は、スイッチ55からの信号の
絶対値を演算し、出力するようになされている。
【0043】BPF63,64、および65は、入力さ
れた信号から色信号を分離し、出力する。ここで、BP
F64は、後述する反転回路66を介して、後述するス
イッチ75と接続されており、BPF64からの出力信
号の反転されたものが、スイッチ75を介して出力可能
にされている。
【0044】反転回路66は、BPF64より供給され
た信号の極性を反転し、出力する。加算器68は、BP
F63から供給された信号と、反転回路66から供給さ
れた信号の差分を演算し、出力する。加算器69は、反
転回路66からの信号とBPF65からの信号の差分を
演算し、出力する。ABS70は、加算器68より供給
された信号の絶対値を演算し、出力する。ABS71
は、加算器69より供給された信号の絶対値を演算し、
出力するようになされている。
【0045】比較器72は、ABS70より供給された
信号と所定のしきい値cr1を比較し、比較結果に対応
する所定の信号を出力する。比較器73は、ABS71
より供給された信号と所定のしきい値cr1を比較し、
比較結果に対応する所定の信号を出力するようになされ
ている。OR回路74は、比較器72からの信号と比較
器73からの信号の論理和を演算し、その結果を出力す
る。スイッチ75は、OR回路74からの信号に対応し
て内部の接続を切り換え、反転回路66からの信号、ま
たは0レベルの信号を出力する。
【0046】上述した反転回路66、加算器68,6
9、ABS70,71、比較器72,73、OR回路7
4、およびスイッチ75によって、クロマ相関検出回路
60(第2検出手段)が構成される。
【0047】ABS76は、スイッチ75からの信号の
絶対値を演算し、出力するようになされている。
【0048】ABS81は、BPF44より供給された
信号の絶対値を演算し、出力する。ABS82は、BP
F64より供給された信号の絶対値を演算し、出力す
る。加算器83(第2演算手段)は、ABS81より供
給された信号とABS82より供給された信号の差分を
演算し、出力する。比較器84(比較手段)は、加算器
83より供給された信号と所定のしきい値cr2を比較
し、比較結果に対応する信号を出力するようになされて
いる。
【0049】加算器85(第1演算手段)は、ABS5
6より供給された信号と、ABS76より供給された信
号の差分を演算し、出力する。ABS86は、加算器8
5より供給された信号の絶対値を演算し、出力する。A
ND回路87(出力手段)は、ABS86より供給され
た信号と比較器84より供給された信号の論理積を演算
し、出力するようになされている。乗算器88は、AN
D回路87より入力された信号のゲインを調整し、出力
する。リミッタ89は、乗算器88より入力された信号
のビット数を所定のビット数に削減するようになされて
いる。
【0050】このような構成の動き検出回路に入力され
たコンポジットビデオ信号は、最初、BPF43および
ラインメモリ41に供給される。ラインメモリ41に供
給されたコンポジットビデオ信号は、1Hだけ経過した
後、ラインメモリ42およびBPF44に供給される。
また、ラインメモリ42に供給されたコンポジットビデ
オ信号は、1H後、フレームバッファ57およびBPF
45に供給される。
【0051】従って、BPF43,44、および45に
は、1Hずつずれた隣接する同一フィールド内の3つの
ラインに対応する信号が供給されることになる。BPF
43に供給された信号は、反転回路46においてその極
性が反転された後、出力され、加算器48に供給され
る。BPF44に供給された信号は、スイッチ55の接
続切り換え動作に対応してABS56に入力される。B
PF45に供給された信号は、反転回路47においてそ
の極性が反転された後、出力され、加算器49に供給さ
れる。
【0052】加算器48においては、最初のラインのコ
ンポジットビデオ信号と次の真ん中のラインのコンポジ
ットビデオ信号の差分が演算され、ABS50に供給さ
れる。加算器49においては、真ん中のラインのコンポ
ジットビデオ信号と最後のラインのコンポジットビデオ
信号の差分が演算され、ABS51に供給される。AB
S50においては、そこに供給された信号の絶対値が演
算され、比較器52に供給される。比較器52において
は、ABS50からの信号のレベルと、所定のしきい値
cr1が比較され、ABS50からの信号のレベルがし
きい値cr1より小さい場合、例えば値1が出力され
る。一方、ABS50からの出力信号のレベルがしきい
値cr1より大きい場合、値0が出力される。
【0053】同様に、ABS51においては、そこに供
給された信号の絶対値が演算され、比較器53に供給さ
れる。比較器53においては、ABS51からの信号の
レベルと、所定のしきい値cr1が比較され、ABS5
1からの信号のレベルがしきい値cr1より小さい場
合、例えば値1が出力される。一方、ABS51からの
出力信号のレベルがしきい値cr1より大きい場合、値
0が出力される。
【0054】比較器52からの出力信号および比較器5
3からの出力信号は、OR回路54に供給され、論理和
が演算された後、スイッチ55に供給される。スイッチ
55は、OR回路54から供給された信号に従って内部
の接続を切り換える。例えば、比較器52または比較器
53からの出力信号のいずれか一方が1以上の値である
とき、OR回路54からの出力信号が1とされ、その場
合、スイッチ55においては、BPF44からの信号が
ABS56に出力されるように内部の接続が切り換えら
れる。
【0055】一方、フレームバッファ57から出力され
たコンポジットビデオ信号は、ラインメモリ61および
BPF63に供給され、1Hだけ経過した後、ラインメ
モリ62およびBPF64に供給される。また、ライン
メモリ62に供給されたコンポジットビデオ信号は、1
H後、BPF65に供給される。
【0056】従って、BPF63,64、および65に
は、1Hずつずれた隣接する同一フィールド内の3つの
ラインに対応する信号が供給されることになる。BPF
63に供給された信号は、そのまま加算器68に供給さ
れる。BPF64に供給された信号は、反転回路66に
おいて反転された後、スイッチ75の接続切り換え動作
に対応してABS76に入力される。BPF65に供給
された信号は、そのまま加算器69に供給される。
【0057】加算器68においては、最初のラインのコ
ンポジットビデオ信号と次の真ん中のラインのコンポジ
ットビデオ信号の差分が演算され、ABS70に供給さ
れる。加算器69においては、真ん中のラインのコンポ
ジットビデオ信号と最後のラインのコンポジットビデオ
信号の差分が演算され、ABS71に供給される。AB
S70においては、そこに供給された信号の絶対値が演
算され、比較器72に供給される。比較器72において
は、ABS70からの信号のレベルと、所定のしきい値
cr1が比較され、ABS70からの信号のレベルがし
きい値cr1より小さい場合、例えば値1が出力され
る。一方、ABS70からの出力信号のレベルがしきい
値cr1より大きい場合、値0が出力される。
【0058】同様に、ABS71においては、そこに供
給された信号の絶対値が演算され、比較器73に供給さ
れる。比較器73においては、ABS71からの信号の
レベルと、所定のしきい値cr1が比較され、ABS7
1からの信号のレベルがしきい値cr1より小さい場
合、例えば値1が出力される。一方、ABS71からの
出力信号のレベルがしきい値cr1より大きい場合、値
0が出力される。
【0059】比較器52からの出力信号および比較器7
3からの出力信号は、OR回路74に供給され、論理和
が演算された後、スイッチ75に供給される。スイッチ
75は、OR回路74から供給された信号に従って内部
の接続を切り換える。例えば、比較器72または比較器
73からの出力信号のいずれか一方が1以上の値である
とき、OR回路74からの出力信号が1とされ、その場
合、スイッチ75においては、反転回路66からの信号
がABS76に出力されるように内部の接続が切り換え
られる。
【0060】また、BPF44からの出力信号の絶対値
がABS81により演算され、加算器83に供給され
る。同様に、BPF64からの出力信号の絶対値がAB
S82により演算され、加算器83に供給される。加算
器83においては、ABS81からの信号と加算器82
からの信号の差分が演算され、比較器84に供給され
る。比較器84においては、そこに供給された加算器8
3からの信号と所定のしきい値cr2が比較され、加算
器83からの信号のレベルがしきい値cr2より小さい
かまたは等しいと判定された場合、レベル0の信号が出
力され、AND回路87に供給される。
【0061】加算器85においては、ABS56とAB
S76からの信号の差分が演算され、ABS86におい
て絶対値に変換された後、AND回路87に供給され
る。AND回路87においては、ABS86から供給さ
れた信号と比較器84から供給された信号の論理積が演
算され、乗算器88に供給される。乗算器88に供給さ
れた信号は、ゲイン調整が行われた後、リミッタ89に
供給される。リミッタ89においては、供給された信号
のビット数を所定のビット数に削減する。
【0062】すなわち、真ん中のラインの出力(ライン
メモリ41の出力)と、その前後のラインの極性反転出
力の間の相関(差分)が検出され、どちらかの相関が所
定のしきい値cr1より小さいかまたは等しい場合、ク
ロマ信号であると判定され、真ん中の信号が出力され
る。一方、両方の相関が所定のしきい値cr1より大き
い場合、クロマ信号ではない判定され、出力値が0とさ
れる。フレームバッファ57の遅延側では、真ん中のラ
インの出力(ラインメモリ61の出力)の極性を反転し
て、その前後のラインとの相関を検出する。次に、クロ
マ相関の出力値の絶対値を取り、フレーム間の差分を演
算し、再び絶対値を取り、クロマ動き成分としている。
【0063】また、フレームバッファ57の前後のそれ
ぞれの真ん中のラインのクロマ出力(BPF44からの
出力およびBPF64からの出力)の絶対値を取り、フ
レーム差分を演算し、その差分が所定のしきい値cr2
より小さいかまたは等しい場合、強制的に動き検出出力
を0にしている。
【0064】各ライン間でクロマ相関を検出する場合、
静止画においても必ずランダムノイズが存在し、片側の
フレームだけしきい値を超え、クロマ相関検出回路40
またはクロマ相関検出回路60のいずれかの出力が0に
なる場合がある。この場合、クロマ相関検出回路40と
クロマ相関検出回路60の間のフレーム差分としては大
きな値が検出され、フィールド内コムフィルタが選択さ
れ、クロスカラーが発生してしまう。この副作用を防止
するために1フレーム期間ずれた所定のラインのフレー
ム差分が小さい時は、動き検出出力を強制的に0にする
ようにしている。
【0065】このように、BPFにより周波数分離され
た成分において、クロマ信号がライン毎に位相反転し、
かつ、振幅が等しくなる性質を利用して、所定のライン
に対応する信号とその前後のラインの信号との相関を検
出し、どちらかのラインとの間で相関があると判定され
た場合だけクロマ信号とみなし、この条件を満足しない
場合0とする回路を付加している。そして、検出された
相関の絶対値をとり、そのフレーム差分を演算し、動き
検出成分とする。さらに、BPFにより分離した成分の
フレーム差分が所定のしきい値より小さいかまたは等し
い場合、この動き検出成分を強制的に0にする回路も付
加している。
【0066】この実施例において、色の付いたサブキャ
リア周波数付近の細かな縦線からなる静止画が入力され
た場合の信号の様子を図2に示す。図2(a)は、フレ
ームバッファ57の前の信号を示している。信号AはB
PF43からの出力信号であり、信号BはBPF44か
らの出力信号であり、信号CはBPF45からの出力信
号である。信号A,B,Cはそれぞれ1Hずつ位相がず
れている。
【0067】図2(b)は、BPF43からの出力信号
Aの極性が反転回路46により反転され、信号A2とさ
れ、BPF45からの出力信号Cの極性が反転回路47
により反転され、信号C2とされたときの様子を示して
いる。信号A2と信号Bの間の相関、および信号C2と信
号Bの間の相関はないので、クロマ相関出力は図2
(c)に示したように0となる。
【0068】図2(d)は、フレームバッファ57の後
の信号を示している。信号AfはBPF63からの出力
信号であり、信号BfはBPF64からの出力信号であ
り、信号CfはBPF65からの出力信号である。信号
Af,Bf,Cfはそれぞれ1Hずつ位相がずれてい
る。
【0069】図2(e)は、BPF64からの出力信号
Bfの極性が反転回路66により反転され、信号Bf2
とされたときの様子を示している。信号Afと信号Bf
2の間の相関、および信号Cfと信号Bf2の間の相関は
ないので、クロマ相関出力は図2(f)に示したように
0となる。
【0070】従って、フレーム差分は0となり、クロマ
動き検出出力は0となる。その結果、画面には静止画が
表示されていると判定され、フレームコムフィルタが選
択されるため、クロスカラーやドット妨害はなくなる。
【0071】図3は、本発明の動き検出回路の他の実施
例の構成を示すブロック図である。BPF91は、入力
されたコンポジットビデオ信号から色信号を分離し出力
する。フレームバッファ106は、入力されたコンポジ
ットビデオ信号を記憶し、1フレーム期間だけ経過後、
出力するようになされている。従って、BPF111に
は、1フレーム期間だけ遅延したコンポジットビデオ信
号が入力されることになる。
【0072】遅延回路92は、入力した信号を1クロッ
ク分だけ遅延して出力する。ここで1クロックとは、サ
ブキャリア(色副搬送波)周波数(fsc)の4倍のバー
ストクロックでクロマ信号をサンプリングする際の1ク
ロックとするものとする。同様に、遅延回路93,9
4,95はそれぞれ入力された信号を1クロック分だけ
遅延して出力する。反転回路96は、遅延回路93から
の信号を入力し、その極性を反転させるようになされて
いる。加算器97は、BPF91および反転回路96よ
り入力された信号間の差分を演算し、出力する。同様
に、加算器98は、反転回路96および遅延回路95よ
り入力された信号間の差分を演算し、出力するようにな
されている。
【0073】ABS99は、加算器97からの出力信号
の絶対値を演算し、出力する。同様に、ABS100
は、加算器98からの出力信号の絶対値を演算し、出力
する。比較器101は、ABS99からの出力信号と、
所定のしきい値cr1を比較し、比較した結果に対応す
る所定の信号を出力する。同様に、比較器102は、A
BS100からの出力信号としきい値cr1を比較し、
比較した結果に対応する所定の信号を出力するようにな
されている。
【0074】例えば、比較器101は、ABS99から
の出力信号のレベルがしきい値cr1より小さいかまた
は等しい場合、レベル1の信号を出力し、ABS99か
らの出力信号のレベルがしきい値cr1より大きい場
合、レベル0の信号を出力する。同様に、比較器102
は、ABS100からの出力信号のレベルがしきい値c
r1より小さいかまたは等しい場合、レベル1の信号を
出力し、ABS100からの出力信号のレベルがしきい
値cr1より大きい場合、レベル0の信号を出力する。
【0075】AND回路103は、比較器101からの
出力信号と比較器102からの出力信号の論理積を演算
し、出力する。スイッチ104は、AND回路103か
らの信号に従って内部の接続を切り換えるようになされ
ている。例えば、スイッチ104は、AND回路130
よりレベル1の信号が入力されたとき、反転回路96か
らの出力信号がABS105に供給されるように内部の
接続を切り換える。また、AND回路103よりレベル
0の信号が入力されたとき、0レベルの信号がABS1
05に供給されるように内部の接続を切り換えられる。
ABS105は、スイッチ104からの出力信号の絶対
値を演算し、出力する。
【0076】BPF111は、フレームバッファ106
より入力された1フレーム期間だけ遅延したコンポジッ
トビデオ信号から色信号を分離し、出力する。遅延回路
112は例えばDフリップフロップからなり、入力した
信号を1クロック分だけ遅延して出力する。同様に、遅
延回路113,114,115はそれぞれ入力された信
号を1クロック分だけ遅延して出力する。反転回路11
6は、遅延回路113からの信号を入力し、その極性を
反転させるようになされている。加算器117は、BP
F111および反転回路116より入力された信号間の
差分を演算し、出力する。同様に、加算器118は、反
転回路116および遅延回路115より入力された信号
間の差分を演算し、出力するようになされている。
【0077】ABS119は、加算器117からの出力
信号の絶対値を演算し、出力する。同様に、ABS12
0は、加算器118からの出力信号の絶対値を演算し、
出力する。比較器121は、ABS119からの出力信
号と、所定のしきい値cr1を比較し、比較した結果に
対応する所定の信号を出力する。同様に、比較器122
は、ABS120からの出力信号としきい値cr1を比
較し、比較した結果に対応する所定の信号を出力するよ
うになされている。
【0078】例えば、比較器121は、ABS119か
らの出力信号のレベルがしきい値cr1より小さいかま
たは等しい場合、レベル1の信号を出力し、ABS11
9からの出力信号のレベルがしきい値cr1より大きい
場合、レベル0の信号を出力する。同様に、比較器12
2は、ABS120からの出力信号のレベルがしきい値
cr1より小さいかまたは等しい場合、レベル1の信号
を出力し、ABS120からの出力信号のレベルがしき
い値cr1より大きい場合、レベル0の信号を出力す
る。
【0079】AND回路123は、比較器121からの
出力信号と比較器122からの出力信号の論理積を演算
し、出力する。スイッチ124は、AND回路123か
らの信号に従って内部の接続を切り換えるようになされ
ている。例えば、スイッチ124は、AND回路123
よりレベル1の信号が入力されたとき、反転回路116
からの出力信号Bf2がABS125に供給されるよう
に内部の接続を切り換える。ABS125は、スイッチ
124からの出力信号の絶対値を演算し、出力するよう
になされている。
【0080】ABS131は、BPF91からの出力信
号の絶対値を演算し、出力する。ABS132は、BP
F111からの出力信号の絶対値を演算し、出力する。
加算器133は、ABS131からの出力信号とABS
132からの出力信号の差分を演算し、出力する。AB
S134は、加算器133からの出力信号の絶対値を演
算し、出力する。比較器135は、ABS134からの
出力信号と所定のしきい値cr2を比較し、比較した結
果に対応する信号を出力するようになされている。
【0081】例えば、ABS134からの入力信号のレ
ベルが、しきい値cr2より小さいかまたは等しい場
合、レベル0の信号を出力し、ABS134からの入力
信号のレベルが、しきい値cr2より大きい場合、レベ
ル1の信号を出力する。
【0082】加算器136は、ABS105からの出力
信号とABS125からの出力信号の差分を演算し、出
力する。ABS137は、入力された信号の絶対値を演
算し、出力する。AND回路138は、入力された信号
の論理積を演算し、出力する。乗算器139は、AND
回路138より供給された信号のゲインを調整する。リ
ミッタ140は、入力された信号のビット数を所定のビ
ット数に削減するようになされている。
【0083】このような構成の動き検出回路に入力され
たコンポジットビデオ信号は、最初、BPF91および
フレームバッファ106に供給される。BPF91に供
給されたコンポジットビデオ信号は、BPF91により
色信号(クロマ信号)が分離された後、遅延回路92に
入力される。遅延回路92は、入力された信号を1クロ
ック分だけ遅延させた後、出力する。遅延回路92から
出力された信号は、遅延回路93に入力され、同様に1
クロック分だけ遅延され、反転回路96および遅延回路
94に入力される。
【0084】遅延回路94に入力された信号は、遅延回
路92および遅延回路93により2クロック分だけ遅延
された信号となる。反転回路96においては、遅延回路
93から入力された信号の極性が反転され、出力され
る。遅延回路94に供給された信号は、1クロック分だ
け遅延され、遅延回路95に供給される。遅延回路95
に供給された信号は、同様に1クロック分だけ遅延さ
れ、出力される。従って、遅延回路95からの出力信号
は、4クロック分だけ遅延された信号となる。
【0085】BPF91からの出力信号と2クロック分
だけ遅延した反転回路96からの出力信号は、加算器9
7に入力され、それらの差分が演算される。演算結果は
ABS99により絶対値とされ、比較器101に供給さ
れる。従って、反転回路96からの信号と2クロック前
の信号(BPF91からの信号)とが同一である場合、
加算器97からの出力信号のレベルは0となり、比較器
101にはレベル0の信号が供給される。また、反転回
路96からの信号と2クロック前の信号とが異なる場
合、加算器97から所定のレベルの信号が出力され、そ
の絶対値が比較器101に供給される。
【0086】同様に、遅延回路95からの出力信号と反
転回路96からの出力信号は、加算器98によりその差
分が演算され、ABS100においてその絶対値が演算
された後、比較器102に供給される。
【0087】比較器101においては、加算器97から
の信号の絶対値と所定のしきい値cr1が比較され、加
算器97からの信号の絶対値がしきい値cr1より小さ
いかまたは等しい場合、例えばレベル1の信号が出力さ
れる。一方、加算器97からの信号の絶対値がしきい値
cr1より大きい場合、例えばレベル0の信号が出力さ
れる。
【0088】同様に、比較器102においては、加算器
98からの信号の絶対値と所定のしきい値cr1が比較
され、加算器98からの信号の絶対値がしきい値cr1
より小さいかまたは等しい場合、例えばレベル1の信号
が出力される。一方、加算器98からの信号の絶対値が
しきい値cr1より大きい場合、例えばレベル0の信号
が出力される。
【0089】比較器101からの出力信号と比較器10
2からの出力信号は、AND回路103に入力され、論
理積が演算される。従って、比較器101からの信号と
比較器102からの信号のいずれもがレベル1の場合、
レベル1の信号がスイッチ104に供給されることにな
る。すなわち、2クロック前後の信号に水平相関がある
場合、この信号をクロマ信号とみなす。一方、比較器1
01からの信号と比較器102からの信号のいずれかが
レベル0の場合、レベル0の信号がスイッチ104に供
給されることになる。すなわち、2クロック前後の信号
に水平相関がない場合、この信号をクロマ信号とはみな
さず、レベル0の信号を出力する。
【0090】スイッチ104は、AND回路103より
レベル0の信号が入力された場合、レベル0の信号を出
力し、AND回路103よりレベル1の信号が入力され
た場合、反転回路96からの信号を出力するように内部
の接続を切り換える。絶対値演算器105においては、
スイッチ104からの出力信号の絶対値が演算され、加
算器136に供給される。
【0091】一方、フレームバッファ106から出力さ
れた1フレーム期間だけ遅延したコンポジットビデオ信
号は、BPF111に供給され、クロマ信号が分離され
る。分離されたクロマ信号は、遅延回路112および加
算器117に供給される。遅延回路112に供給された
信号は、1クロック分だけ遅延された後、遅延回路11
3に出力される。遅延回路113に供給された信号は、
同様に1クロック分だけ遅延された後、反転回路116
および遅延回路114に供給される。遅延回路114に
供給された信号は1クロック分だけ遅延された後、遅延
回路115に供給される。遅延回路115に供給された
信号はさらに1クロック分だけ遅延された後、加算器1
18に供給される。また、反転回路116に供給された
信号は、その極性が反転された後、出力される。
【0092】加算器117においては、BPF111か
らの信号と反転回路116からの信号の差分が演算さ
れ、ABS119に供給される。ABS119に供給さ
れた信号は、その絶対値が演算された後、比較器121
に供給される。また、加算器118においては、反転回
路116からの信号と遅延回路115からの信号の差分
が演算され、ABS120に供給される。ABS120
に供給された信号は、その絶対値が演算された後、比較
器122に供給される。
【0093】比較器121においては、ABS119か
らの信号としきい値cr1が比較され、ABS119か
らの信号のレベルがしきい値cr1より小さいかまたは
等しい場合、レベル1の信号がAND回路123に供給
される。一方、ABS119からの信号のレベルがしき
い値cr1より大きい場合、レベル0の信号がAND回
路123に供給される。
【0094】また、比較器122においては、ABS1
20からの信号としきい値cr1が比較され、ABS1
20からの信号のレベルがしきい値cr1より小さいか
または等しい場合、レベル1の信号がAND回路123
に供給される。一方、ABS120からの信号のレベル
がしきい値cr1より大きい場合、レベル0の信号がA
ND回路123に供給される。
【0095】AND回路123においては、比較器12
1からの信号および比較器122からの信号の論理積が
演算される。従って、比較器121からの信号と比較器
122からの信号のいずれもがレベル1の場合、レベル
1の信号がスイッチ124に供給されることになる。す
なわち、2クロック前後の信号に水平相関がある場合、
この信号をクロマ信号とみなす。一方、比較器121か
らの信号と比較器122からの信号のいずれかがレベル
0の場合、レベル0の信号がスイッチ124に供給され
ることになる。すなわち、2クロック前後の信号に水平
相関がない場合、この信号をクロマ信号とはみなさず、
レベル0の信号を出力する。
【0096】スイッチ124においては、スイッチ12
4に供給された信号のレベルが0の場合、レベル0の信
号がABS125に供給され、スイッチ124に供給さ
れた信号のレベルが1の場合、反転回路116からの信
号がABS125を介して加算器136に供給されるよ
うに内部の接続が切り換えられる。
【0097】加算器136においては、ABS105か
らの信号とABS125からの信号の差分が演算され
る。すなわち、フレーム間の差分が演算される。加算器
136により演算された差分値は、ABS137により
その絶対値が演算された後、AND回路138に供給さ
れる。
【0098】また、BPF91から出力されたクロマ信
号は、ABS131において絶対値に変換された後、加
算器133に供給される。一方、BPF111から出力
されたクロマ信号は、ABS132において絶対値に変
換された後、加算器133に供給される。加算器133
においては、入力された信号の差分が演算され、ABS
134に供給される。ABS134においては、そこに
供給された加算器133からの信号の絶対値が演算さ
れ、比較器135に供給される。
【0099】比較器135においては、ABS134よ
り供給されたフレーム間差分の絶対値と、所定のしきい
値cr2が比較され、ABS134より供給されたフレ
ーム間差分の絶対値が、所定のしきい値cr2より小さ
いかまたは等しい場合、レベル0の信号が出力され、A
ND回路138に供給される。一方、ABS134より
供給されたフレーム間差分の絶対値が、所定のしきい値
cr2より大きい場合、レベル1の信号が出力され、A
ND回路138に供給される。
【0100】AND回路138においては、ABS13
7より入力されたフレーム間差分の絶対値と、比較器1
35からの信号の論理積が演算され、乗算器139に供
給される。乗算器139に供給された信号は、そのゲイ
ンが調整された後、リミッタ140に供給される。リミ
ッタ140は、入力された信号のビット数を所定のビッ
ト数に削減し、出力する。
【0101】すなわち、BPF91,111によりクロ
マ信号を分離し、2クロック前後の信号と真ん中の極性
反転出力の間の相関を検出し、両方の水平相関(2クロ
ック前の信号と真ん中の信号の差分、および2クロック
後の信号と真ん中の信号の差分)が所定のしきい値(c
r1)より小さいかまたは等しい場合、クロマ信号と判
定し、真ん中の信号を出力する。またどちらか一方のク
ロマ信号のレベルがしきい値より大きい場合、クロマ信
号ではないと判定し、出力をゼロにする。フレームバッ
ファ106の遅延側でも、同様にして水平相関を検出し
ている。
【0102】次にフレームバッファ106の前後のそれ
ぞれのクロマ相関の出力の絶対値を取り、フレーム間の
差分を演算し、再び絶対値を取り、クロマの動き成分と
している。またフレームバッファ106前後の各々のク
ロマ出力の絶対値を取りフレーム差分を計算し、その差
分がしきい値cr2より小さいかまたは等しい場合、強
制的に動き検出出力の値を0にしている。
【0103】2クロックおきの水平相関を検出する場合
に、静止画においても必ずランダムノイズが存在し、片
側のフレームだけしきい値を超え、出力が値0になる場
合が存在する。この場合フレーム差分としては大きな値
が検出され、フィールド内コムフィルタが選択され、ク
ロスカラーが発生してしまう。この副作用を防ぐ目的
で、比較器135においてフレーム差分が小さい時は動
き検出出力の値を強制的に0にしている。
【0104】このように、BPFにより周波数分離され
た成分に対して、クロマ信号がバーストクロックの2ク
ロックおきに位相反転し、かつ振幅が等しくなる性質を
利用して、所定の信号とそれに対して2クロック前後の
信号との相関を検出し、双方の信号に対してそれぞれ相
関があると判定された場合だけクロマ信号とみなし、こ
の条件を満足しない場合は0とする回路を付加してい
る。検出された相関はさらにその絶対値がとられ、フレ
ーム間で差分が演算された後、動き検出成分とされる。
また、さらにBPFにより分離された成分のフレーム差
分が所定のしきい値より小さいかまたは等しい場合、こ
の動き検出出力を0にする回路も付加している。
【0105】上記実施例に色の付いたサブキャリア周波
数(3.58MHz)付近の斜め線の静止画が入力され
た場合の信号の様子を図4に示す。図4(a)の信号A
は、BPF91からの出力信号であり、図4(a)の信
号Bは、遅延回路93からの出力信号であり、図4
(a)の信号Cは、遅延回路95からの出力信号であ
る。信号Bは、信号Aに対して2クロック分だけ遅延し
ており、信号Cは、信号Bに対して2クロック分だけ遅
延している。
【0106】図4(b)は、加算器97および加算器9
8に入力される信号を示しており、図4(b)の信号B
2は、図4(a)の信号Bの極性が反転されたものとな
っている。
【0107】一方、図4(d)の信号Afは、BPF1
11からの出力信号であり、図4(d)の信号Bfは、
遅延回路113からの出力信号であり、図4(d)の信
号Cfは、遅延回路115からの出力信号である。信号
Bfは、信号Afに対して2クロック分だけ遅延してお
り、信号Cfは、信号Bfに対して2クロック分だけ遅
延している。
【0108】図4(d)は、加算器117および加算器
118に入力される信号を示しており、図4(d)の信
号Bf2は、図4(d)の信号Bfの極性が反転された
ものとなっている。
【0109】フレームバッファ106の前後ともサブキ
ャリアより周波数のずれたY信号(この例では、Y信号
は解かりやすいように2.68MHzとした。斜め線の
ためライン間で位相が反転している)が混在している場
合、このY信号成分の影響により2クロック前後の信号
に対する相関はなくなり、フレームバッファ106の前
後において、水平相関出力の値は図4(c)および図4
(f)に示すようにそれぞれ0になる。従って、フレー
ム差分並びにクロマ動き検出出力の値は0となり、フレ
ームコムフィルタ側が選択されクロスカラーは完全に発
生しなくなる。
【0110】図5は、本発明の輝度・色信号分離装置を
応用したY/C分離回路の一実施例の構成を示すブロッ
ク図である。この実施例では、図1に示した動き検出回
路を用いており、図5に示したC系の動き検出回路15
3が図1に示した動き検出回路に相当する。この実施例
の場合、図9において、524ライン分の信号を記憶す
るフレームバッファ13を523ライン分の信号を記憶
するフレームバッファ151に置き換え、524ライン
分の信号を記憶するフレームバッファ15をラインメモ
リ152に置き換えている。
【0111】そして、C系の動き検出回路153には、
ラインメモリ11に入力される前のコンポジットビデオ
信号、ラインメモリ11からの出力信号(コンポジット
ビデオ信号)、ラインメモリ12からの出力信号、フレ
ームバッファ151からの出力信号、ラインメモリ14
からの出力信号、およびラインメモリ152からの出力
信号がそれぞれ供給されるようになされている。また、
Y系の動き検出回路16(動き検出手段)には、ライン
メモリ11,12,14,および152からの出力信号
がそれぞれ入力されるようになされている。
【0112】その他の構成および動作は、図11の場合
と同様であるのでその詳細な説明は省略するが、上述し
たように、この実施例においても、C系の動き検出回路
153からの出力信号と、Y系の動き検出回路16から
の出力信号のうち、大きい方の信号がミックスセレクタ
20に供給され、フィールド内コムフィルタ22(第1
分離手段)からの出力信号、またはフレームコムフィル
タを構成する加算器18からの出力信号のいずれか一方
が選択され、C信号が得られる。また、加算器21(第
3分離手段)により、このC信号とラインメモリ11か
らの出力信号との差分が演算され、Y信号として出力さ
れる。
【0113】図6は、本発明の輝度・色信号分離装置を
応用したY/C分離回路の他の実施例の構成を示すブロ
ック図である。この実施例では、図3に示した動き検出
回路を用いており、図6に示したC系の動き検出回路1
61が図1に示した動き検出回路に相当する。この実施
例の場合、図9における524ライン分の信号を記憶す
るフレームバッファ15を取り除いている。そして、C
系の動き検出回路161には、ラインメモリ12からの
出力信号とラインメモリ14からの出力信号が供給され
るようになされている。
【0114】その他の構成および動作は、図11の場合
と同様であるのでその詳細な説明は省略するが、上述し
たように、この実施例においても、C系の動き検出回路
161からの出力信号と、Y系の動き検出回路16から
の出力信号のうち、大きい方の信号がミックスセレクタ
20に供給され、フィールド内コムフィルタ22からの
出力信号、またはフレームコムフィルタを構成する加算
器18からの出力信号のうちのいずれか一方が選択さ
れ、C信号が得られる。また、加算器21により、この
C信号とラインメモリ11からの出力信号との差分が演
算され、Y信号として出力される。
【0115】また、図1に示した動き検出回路と図3に
示した動き検出回路を組み合わせることも可能である。
その場合、例えば、図1のクロマ相関検出回路40から
の出力信号が図3のBPF91の後に入力されるように
し、図1のクロマ相関検出回路60からの出力信号が図
3のBPF111の後に入力されるように接続する。こ
れにより、ライン間の相関および2クロック前後の信号
間の水平相関に基づいて、動き検出を行うことができ
る。
【0116】
【発明の効果】請求項1に記載の動き検出回路、および
請求項4に記載の動き検出方法によれば、所定の画像に
対応する信号のクロマ相関および1フレーム期間だけ遅
延した信号のクロマ相関の差分と、フレーム間の差分に
基づいて動き検出結果が出力されるようにしたので、フ
ィールド内のクロマ相関に基づいて、入力信号に対応す
る画像が静止画であるか否かを判定することができる。
従って、動き検出に必要なメモリ容量を1フレームメモ
リに節約しつつ、輝度信号の高域成分とクロマ信号が混
在した画像が、静止画であるか動画であるかを判別する
ときのエラーを抑えることができ、クロスカラーやドッ
ト妨害の発生を抑制することが可能となる。
【0117】請求項7に記載の輝度・色信号分離装置に
よれば、所定の画像に対応する信号のクロマ相関が第1
検出手段により検出され、遅延手段により1フレーム期
間だけ遅延した信号のクロマ相関が第2検出手段により
検出され、出力手段により、このクロマ相関の差分と第
2演算手段により演算されたフレーム間の差分に基づい
て、動き検出結果が出力される。この動き検出結果に基
づいて、第1分離手段により分離された色信号、または
第2分離手段により分離された色信号のいずれかが選択
手段により選択されるようにしたので、入力された信号
が静止画であるか否かによって、輝度信号と色信号の分
離方法を変えることができる。従って、輝度信号の高域
成分とクロマ信号が混在した画像であっても、クロスカ
ラーやドット妨害の発生を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動き検出回路の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図2】色の付いたサブキャリア周波数付近の縦線が入
力されたときの動き検出回路における入力信号および出
力信号の波形を示す図である。
【図3】本発明の動き検出回路の他の実施例の構成を示
すブロック図である。
【図4】色の付いたサブキャリア周波数付近の斜め線が
入力されたときの動き検出回路における入力信号および
出力信号の波形を示す図である。
【図5】本発明の輝度・色信号分離装置を応用したY/
C分離回路の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の輝度・色信号分離装置を応用したY/
C分離回路の他の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】従来の3次元Y/C分離回路の一例の構成を示
すブロック図である。
【図8】走査線と色副搬送波の関係を示す図である。
【図9】クロマ動き検出に2フレーム差分を用いた従来
の3次元Y/C分離回路の一例の構成を示すブロック図
である。
【図10】従来の1フレーム差分によるクロマ動き検出
回路の一例の構成を示すブロック図である。
【図11】色の付いたサブキャリア周波数付近の縦線が
入力されたときの従来のクロマ動き検出回路における入
力信号および出力信号の波形を示す図である。
【図12】色の付いたサブキャリア周波数付近の斜め線
が入力されたときの従来のクロマ動き検出回路における
入力信号および出力信号の波形を示す図である。
【符号の説明】
1 フレームバッファ 2 加算器 3 BPF 4 DL 5 加算器 11,12,14 ラインメモリ 13,15 メモリ 16 Y系の動き検出回路 17 C系の動き検出回路 18,21 加算器 19 Max出力器 20 ミックスセレクタ 22 フィールド内コムフィルタ 31 フレームバッファ 32,34 BPF 33,35,37 ABS 36 加算器 38 乗算器 39 リミッタ 40,60 クロマ相関検出回路 41,42,61,62 ラインメモリ 57 フレームバッファ 43,44,45,63,64,65 BPF 46,47,66 反転回路 48,49,68,69,83,85 加算器 50,51,56,70,71,76,81,82,8
6 ABS 52,53,72,73,84 比較器 54,74 OR回路 55,75 スイッチ 87 AND回路 88 乗算器 89 リミッタ 91,111 BPF 92,93,94,95,112,113,114,1
15 遅延回路 96,116 反転回路 97,98,117,118,133,136 加算器 99,100,105,119,120,125,13
1,132,134,137 ABS 101,102,121,122,135 比較器 103,123,138 AND回路 104,124 スイッチ 106 フレームバッファ 139 乗算器 140 リミッタ 151 フレームバッファ 152 ラインメモリ 153 C系の動き検出回路 161 C系の動き検出回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の画像に対応する信号を入力し、1
    フレーム期間だけ遅延して出力する遅延手段と、 前記信号からクロマ相関を検出する第1検出手段と、 前記遅延手段より出力された遅延信号からクロマ相関を
    検出する第2検出手段と、 前記第1検出手段より出力された検出結果と前記第2検
    出手段より出力された検出結果の差分を演算する第1演
    算手段と、 前記信号と前記遅延信号の差分を演算する第2演算手段
    と、 前記第2演算手段からの演算結果と所定の基準レベルを
    比較する比較手段と、 前記比較手段からの比較結果と、前記第1演算手段から
    の演算結果に基づいて、動き検出結果を出力する出力手
    段とを備えることを特徴とする動き検出回路。
  2. 【請求項2】 前記第1検出手段は、前記信号に対応す
    る画像の所定のラインに対応する信号と、前記ラインの
    前後のラインに対応する信号に基づいて、前記ライン間
    のクロマ相関を検出し、 前記第2検出手段は、前記遅延信号に対応する画像の所
    定のラインに対応する信号と、前記ラインの前後のライ
    ンに対応する信号に基づいて、前記ライン間のクロマ相
    関を検出することを特徴とする請求項1に記載の動き検
    出回路。
  3. 【請求項3】 前記第1検出手段は、サブキャリア周波
    数の4倍のバーストクロックの2クロック分だけ互いに
    位相がずれた前記信号間のクロマ相関を検出し、 前記第2検出手段は、前記2クロック分だけ互いに位相
    がずれた前記遅延信号間のクロマ相関を検出することを
    特徴とする請求項1に記載の動き検出回路。
  4. 【請求項4】 所定の画像に対応する信号を入力し、1
    フレーム期間だけ遅延して出力し、 前記信号からクロマ相関を検出し、 1フレーム期間だけ遅延して出力された遅延信号からク
    ロマ相関を検出し、 出力された前記信号の検出結果と、出力された前記遅延
    信号の検出結果の差分を演算し、 前記信号と前記遅延信号の差分を演算し、 演算した結果と所定の基準レベルを比較し、 比較した結果と、前記信号のクロマ相関の検出結果およ
    び前記遅延信号のクロマ相関の検出結果の差分に基づい
    て、動き検出結果を出力することを特徴とする動き検出
    方法。
  5. 【請求項5】 前記信号に対応する画像の所定のライン
    に対応する信号と、前記ラインの前後のラインに対応す
    る信号に基づいて、前記ライン間のクロマ相関を検出
    し、 前記遅延信号に対応する画像の所定のラインに対応する
    信号と、前記ラインの前後のラインに対応する信号に基
    づいて、前記ライン間のクロマ相関を検出することを特
    徴とする請求項4に記載の動き検出方法。
  6. 【請求項6】 サブキャリア周波数の4倍のバーストク
    ロックの2クロック分だけ互いに位相がずれた前記信号
    間のクロマ相関を検出し、 前記2クロック分だけ互いに位相がずれた前記遅延信号
    間のクロマ相関を検出することを特徴とする請求項4に
    記載の動き検出方法。
  7. 【請求項7】 所定の画像に対応する信号を入力し、1
    フレーム期間だけ遅延して出力する遅延手段と、 前記信号からクロマ相関を検出する第1検出手段と、 前記遅延手段より出力された遅延信号からクロマ相関を
    検出する第2検出手段と、 前記第1検出手段より出力された検出結果と前記第2検
    出手段より出力された検出結果の差分を演算する第1演
    算手段と、 前記信号と前記遅延信号の差分を演算する第2演算手段
    と、 前記第2演算手段からの演算結果と所定の基準レベルを
    比較する比較手段と、 前記比較手段からの比較結果と、前記第1演算手段から
    の演算結果に基づいて、動き検出結果を出力する出力手
    段と、 輝度信号に基づいた動き検出を行う動き検出手段と、 フィールド内の信号で色信号を分離する第1分離手段
    と、 フレーム相関を利用して色信号を分離する第2分離手段
    と、 前記動き検出手段からの出力信号と前記出力手段からの
    出力信号に基づいて、前記第1分離手段からの出力信
    号、または前記第2分離手段からの出力信号のいずれか
    を選択して出力する選択手段と、 前記選択手段からの出力信号に基づいて輝度信号を分離
    する第3分離手段とを備えることを特徴とする輝度・色
    信号分離装置。
  8. 【請求項8】 前記第1検出手段は、前記信号に対応す
    る画像の所定のラインに対応する信号と、前記ラインの
    前後のラインに対応する信号に基づいて、前記ライン間
    のクロマ相関を検出し、 前記第2検出手段は、前記遅延信号に対応する画像の所
    定のラインに対応する信号と、前記ラインの前後のライ
    ンに対応する信号に基づいて、前記ライン間のクロマ相
    関を検出することを特徴とする請求項7に記載の輝度・
    色信号分離装置。
  9. 【請求項9】 前記第1検出手段は、サブキャリア周波
    数の4倍のバーストクロックの2クロック分だけ互いに
    位相がずれた前記信号間のクロマ相関を検出し、 前記第2検出手段は、前記2クロック分だけ互いに位相
    がずれた前記遅延信号間のクロマ相関を検出することを
    特徴とする請求項7に記載の輝度・色信号分離装置。
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