JPH0946069A - 線材の保持具 - Google Patents

線材の保持具

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Publication number
JPH0946069A
JPH0946069A JP7189960A JP18996095A JPH0946069A JP H0946069 A JPH0946069 A JP H0946069A JP 7189960 A JP7189960 A JP 7189960A JP 18996095 A JP18996095 A JP 18996095A JP H0946069 A JPH0946069 A JP H0946069A
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JP
Japan
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wire harness
wire
attached
holder
vehicle body
Prior art date
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Pending
Application number
JP7189960A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Mori
良次 森
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication of JPH0946069A publication Critical patent/JPH0946069A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、1種類の保持具によって異なる直
径を有する線材の束を被取付け部に確実に取付けること
ができるようにして、保持具のコストを低減することが
できるとともに、線材に保持具を簡単に取付けることが
できる取付作業の良好な線材の保持具を提供するもので
ある。 【解決手段】 保持具12が、車体パネル13に取付け可能
な取付け部14と、この取付け部14にスリット21を介して
連結され、取付け部14に対して近接、離隔するように移
動可能なアーム部15と、を有し、アーム部15に設けられ
たバンド部16によりワイヤハーネス11を保持するように
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材の保持具に関
し、詳しくは、車体のパネル等の所定位置に電線等の長
尺な線材を束ねて固定することができる保持具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体のパネル等の所定位置に電
線等の長尺の線材を固定するために保持具を用いること
が知られており(例えば、実開昭63−63028号公
報、実公平7−21061号公報参照)、例えば、図3
のように示される。図3において、1は複数の線材が結
束されたワイヤハーネスであり、このワイヤハーネス1
は保持具2によって車体パネル3に取付けられている。
【0003】この保持具2は車体パネル3のスタッドボ
ルト3aに係合される突起4aを有する取付け部4と、
取付け部4から下方に延在して設けられたリブ5と、基
端部が取付け部4に取付けられるとともに先端部が自由
端を構成し、ワイヤハーネス1に巻き付けられるバンド
部6、取付け部4に設けられ、バンド部6の先端部が挿
通されたとき、バンド部6の延在方向に亘って形成され
た係合部6aに係合してワイヤハーネス1をバンド部6
によって保持する図示しない保持部と、から構成されて
いる。
【0004】ところで、このような保持具2では、ワイ
ヤハーネス1を車体パネル3に取付ける際に、取付け部
4から下方に延在して設けられたリブ5をワイヤハーネ
ス1と車体パネル3の間に介在させるようになってお
り、このようにすることによってワイヤハーネス1が車
体パネル3に干渉しないようにして、車体パネル3に対
してワイヤハーネス1を位置決めし、突起4aを車体パ
ネル3のスタッドボルト3aに容易に係合できるように
している。そして、このリブ5はワイヤハーネス1の直
径に応じた長さに形成されており、ワイヤハーネス1の
大きさに応じて最適なものが選択されるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の保持具2にあっては、取付け部4から下方に
延在して設けられたリブ5をワイヤハーネス1と車体パ
ネル3の間に介在させるように構成されていたため、リ
ブ5の設定長さよりもワイヤハーネス1の直径が大きい
場合には、図4に示すように車体パネル3とワイヤハー
ネスが1が干渉してしまい、すなわち、ワイヤハーネス
1の車体パネル3側の外周部がリブ5の延在方向の面よ
りも車体パネル3側に位置してしまい、突起4aを車体
パネル3のスタッドボルト3aに係合させることができ
ず、ワイヤハーネス1を車体パネル3に取付けることが
できないという問題が発生してしまった。
【0006】このような不具合を解消するためには、リ
ブ5の設定長さが大きい保持具2を使用すれば良いが、
このような場合には、リブ5の強度が低下するため、図
5(a)に示すようにリブ5に補強部材5aを設けなけ
ればならない。このため、リブ5の剛性が高くなってリ
ブ5に柔軟性がなくなってしまい、図5(b)に示すよ
うに小径のワイヤハーネス1を保持することができない
という問題が発生してしまった。
【0007】このように従来では、ワイヤハーネス1の
直径に応じてリブ5の長さを設定しなければならないた
め、多種類のワイヤハーネス1が必要となってしまって
保持具2のコストが増大してしまうとともに、ワイヤハ
ーネス1の直径に応じた最適なリブ5長さを有する保持
具2を選択するのが面倒であり、ワイヤハーネス1に保
持具2を取付ける作業の作業性が悪化してしまった。
【0008】そこで請求項1記載の発明は、1種類の保
持具によって異なる直径を有する線材の束を被取付け部
に確実に取付けることができるようにして、保持具のコ
ストを低減することができるとともに、線材に保持具を
簡単に取付けることができる取付作業の良好な線材の保
持具を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、線材を束ねて被取付け部に
取付け可能な線材の保持具において、前記被取付け部に
取付け可能な取付け部と、該取付け部に薄肉部を介して
連結され、取付け部に対して近接、離隔するように移動
可能なアーム部と、基端部がアーム部に取付けられると
ともに先端部が自由端を構成し、束ねた線材に巻き付け
られるバンド部と、前記アーム部に設けられ、前記バン
ド部の先端部が挿通されたとき、バンド部の延在方向に
亘って形成された係合部に係合して束ねた線材をバンド
部によって保持させる保持部と、からなることを特徴と
するものである。
【0010】その場合、束ねられた線材がアーム部を支
点にしてバンド部に保持され、線材の取付け時にアーム
部が被取付け部の取付け面に近接されて被取付け部の取
付け面に対して所定角度鋭角に傾斜される。このため、
線材が被取付け部から離れて位置され、線材が被取付け
部と干渉することがなく、束ねられた線材の直径の大き
さに拘らず線材が被取付け部に容易に取付けられる。
【0011】また、束ねられた線材の直径が非常に大き
い場合には、アーム部が薄肉部を介して取付け部側によ
り一層近接されることによりアーム部の角度が可変され
るので、線材が被取付け部の取付け面に押圧されるのに
伴って該取付け面から離隔する方向に移動される。した
がって、線材の直径が大きくなった場合にも線材が被取
付け部に容易に取付けられる。
【0012】このように、束ねられた線材の直径の大き
さに拘らず線材が被取付け部に容易に取付けられるの
で、従来のように束ねられた線材の直径に応じてリブ設
定された多種類の保持具を用いる必要がなく、1種類の
保持具で異なる直径の線材に対応可能となる。この結
果、保持具のコストが低減されるとともに、保持具を線
材に取付ける作業が容易になってその取付け作業の作業
性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1、2は本発明に係る線材の保持具
の一実施例を示す図である。まず、構成を説明する。図
1、2において、11は複数の電線等の線材が束ねられて
なるワイヤハーネスであり、このワイヤハーネス11はプ
ラスチック等の弾性部材からなる保持具12によって被取
付け部としての車体パネル13に取付けられるようになっ
ている。
【0014】保持具12は車体パネル13のスタッドボルト
13aに係合可能な突起14aを有する取付け部14を有して
おり、この取付け部14は車体パネル13の平面と略並行な
平面に形成されている。この取付け部14の下方にはアー
ム部15が一体的に形成されており、このアーム部15と取
付け部14の連結部にはスリット21が形成されている。こ
のため、アーム部15と取付け部14の連結部は薄肉部を介
して連結されることになり、アーム部15は取付け部14に
対して近接、離隔するようになっている。
【0015】このアーム部15にはバンド部16の基端部が
固定されており、このバンド16の先端部は自由端を構成
し、ワイヤハーネス11の外周部に巻付けられるようにな
っている。また、バンド部15の延在方向には係合部とし
ての複数の凹凸部17が設けられているとともに、アーム
部15には図2(c)に示すようにこの凹凸部17の凸部分
に係合する突起18を有する保持部19が形成されており、
バンド部16の先端部がアーム部15の開口部20に挿通され
たとき、バンド部16の凹凸部17の凸部分に突起18が係合
することによってワイヤハーネス11をバンド部16によっ
て保持するようになっている。なお、バンド部16が挿通
方向に移動するときに突起18が凸部分に係合することが
なく、バンド部16が開口20から抜け出る方向に移動する
際に突起18が凸部分に係合してワイヤハーネス11を強固
に保持することができるようにするためには、凹凸部17
のそれぞれの凹部分の傾斜方向を図2(c)に示すよう
に、左上方から右下方に傾斜するようにすれば良い。
【0016】次に、作用を説明する。ワイヤハーネス11
を車体パネル13に取付けるには、ワイヤハーネス11にバ
ンド部16を巻き付けた状態でバンド部16の自由端を開口
20を通して挿通してバンド部16をワイヤハーネス11に巻
回させ、バンド部16とワイヤハーネス11が充分に密着し
た時点でバンド部16の引張るのを止めることにり、凹凸
部17の凸部分に突起18が係合してバンド部16によってワ
イヤハーネス11が強固に保持される。
【0017】このように保持具12によって保持されたワ
イヤハーネス11はアーム部15を支点にしてバンド部16に
保持されることになる。この状態で車体パネル13のスタ
ッドボルト13aに突起部14aを挿入するのであるが、ス
タッドボルト13aに突起部14aを挿入する際に、取付け
部14とアーム部15の連結部にはスリット21が形成されて
いたるめ、アーム部15が車体パネル13の取付け面に近接
して車体パネル13の取付け面に対して所定角度鋭角に傾
斜する。このため、ワイヤハーネス11が車体パネル13か
ら離れて位置し、取付け部14と干渉することがなく、ワ
イヤハーネス11が大径のものであっても、突起14aをス
タッドボルト13aに容易に係合させてワイヤハーネス11
を車体パネル13に取付けることができる。また、ワイヤ
ハーネス11の直径が小さい場合でも、ワイヤハーネス11
をバンド部16によって容易に保持することができ、車体
パネル13に取り付けることができる。
【0018】一方、ワイヤハーネス11がさらに大径であ
る場合には、アーム部15がスリット21を介して車体パネ
ル13側により一層近接してアーム部15の角度が可変する
ので、ワイヤハーネス11が車体パネル13に押圧されるの
に伴って車体パネル13から離隔する方向に移動する。こ
のため、ワイヤハーネス11の直径がさらに大きくなった
場合にもワイヤハーネス11を車体パネル13に容易に取付
けることができる。
【0019】このように本実施例では、保持具12が、車
体パネル13に取付け可能な取付け部14と、この取付け部
14にスリット21を介して連結され、取付け部14に対して
近接、離隔するように移動可能なアーム部15と、を有
し、アーム部15に設けられたバンド部16によりワイヤハ
ーネス11を保持するようになっているため、上述したよ
うにワイヤハーネス11の直径の大きさに拘らずワイヤハ
ーネス11を車体パネル13に容易に取付けらることができ
る。特に、ワイヤハーネス11の直径が非常に大きい場合
には、アーム部16がスリット21を介して取付け部14側に
より一層近接することによりアーム部16の角度が可変す
るので、ワイヤハーネス11が車体パネル13に押圧される
のに伴って車体パネル13から離隔する方向に移動させる
ことができ、ワイヤハーネス11の直径が大きくなった場
合にも車体パネル13に容易に取付けることができる。
【0020】したがって、従来のようにワイヤハーネス
の直径に応じてリブ設定された多種類の保持具を用いる
ことを不要にして、1種類の保持具12で異なる直径のワ
イヤハーネス11に対応することができる。この結果、保
持具12のコストを低減させることができるとともに、保
持具12をワイヤハーネス11に取付ける作業を容易にして
その取付け作業の作業性を向上させることができる。
【0021】なお、本実施例では被取付け部として車体
パネルを対象にしているが、これに限らず、建築物の壁
や船、飛行機等あらゆるものを対象にしても良い。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、束ねられ
た線材の直径の大きさに拘らず線材を被取付け部に容易
に取付けることができる。特に、束ねられた線材の直径
が非常に大きい場合には、アーム部が薄肉部を介して取
付け部側により一層近接することによりアーム部の角度
を可変させることができるので、線材が被取付け部の取
付け面に押圧されるのに伴って線材を該取付け面から離
隔する方向に移動させることができ、線材の直径が大き
くなった場合にも被取付け部に容易に取付けることがで
きる。
【0023】したがって、従来のように束ねられた線材
の直径に応じてリブ設定された多種類の保持具を用いる
のを不要にでき、1種類の保持具で異なる直径の線材に
対応することができる。この結果、保持具のコストを低
減させることができるとともに、保持具を線材に取付け
る作業を容易にしてその取付け作業の作業性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線材の保持具の一実施例を示す図
であり、保持具によってワイヤハーネスを車体パネルに
取付けた状態を示す図である。
【図2】(a)は一実施例の保持具の構成図、(b)は
取付け部とアーム部の要部構成図、(c)はバンド部の
凹凸部が取付け部の突起に係合した状態を示す図であ
る。
【図3】(a)は従来の保持具とワイヤハーネスの斜視
図、(b)はそのワイヤハーネスを車体パネルに取付け
た状態を示す図である。
【図4】従来のリブ設定長さよりも大径のワイヤハーネ
スが車体パネルに取付けられる状態を示す図である。
【図5】(a)は補強部材を有するリブの構成図、
(b)は同図(a)のリブによって直径の小さいワイヤ
ハーネスを保持しようとする状態を示す図である。
【符号の説明】
11 ワイヤハーネス(線材) 12 保持具 13 車体パネル(被取付け部) 14 取付け部 15 アーム部 16 バンド部 17 凹凸部(係合部) 19 保持部 21 スリット(薄肉部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線材を束ねて被取付け部に取付け可能な線
    材の保持具において、 前記被取付け部に取付け可能な取付け部と、該取付け部
    に薄肉部を介して連結され、取付け部に対して近接、離
    隔するように移動可能なアーム部と、基端部がアーム部
    に取付けられるとともに先端部が自由端を構成し、束ね
    た線材に巻き付けられるバンド部と、前記アーム部に設
    けられ、前記バンド部の先端部が挿通されたとき、バン
    ド部の延在方向に亘って形成された係合部に係合して束
    ねた線材をバンド部によって保持させる保持部と、から
    なることを特徴とする線材の保持具。
JP7189960A 1995-07-26 1995-07-26 線材の保持具 Pending JPH0946069A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7189960A JPH0946069A (ja) 1995-07-26 1995-07-26 線材の保持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7189960A JPH0946069A (ja) 1995-07-26 1995-07-26 線材の保持具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0946069A true JPH0946069A (ja) 1997-02-14

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ID=16250077

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7189960A Pending JPH0946069A (ja) 1995-07-26 1995-07-26 線材の保持具

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JP (1) JPH0946069A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100461051B1 (ko) * 2001-08-17 2004-12-13 현대자동차주식회사 자동차용 와이어 하니스 고정구

Cited By (1)

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