JPH0945381A - 端子金具 - Google Patents
端子金具Info
- Publication number
- JPH0945381A JPH0945381A JP21661895A JP21661895A JPH0945381A JP H0945381 A JPH0945381 A JP H0945381A JP 21661895 A JP21661895 A JP 21661895A JP 21661895 A JP21661895 A JP 21661895A JP H0945381 A JPH0945381 A JP H0945381A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- wire
- crimping
- bottom plate
- barrel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電線圧着部における電線の圧縮率を均一にす
る 【解決手段】 電線圧着部13の圧着片15,15の上
端縁15a,15aには底板部14の凹部19と対応す
る突起20が形成されている。圧着すると、芯線の凹部
19内へ入り込むように湾曲する部分には突起20が上
から突き押すようになるため、芯線の凹部19と対応し
ている部分の圧縮率は凹部19と対応しない部分とほぼ
同じになる。これにより、高い電線保持力が得られる。
る 【解決手段】 電線圧着部13の圧着片15,15の上
端縁15a,15aには底板部14の凹部19と対応す
る突起20が形成されている。圧着すると、芯線の凹部
19内へ入り込むように湾曲する部分には突起20が上
から突き押すようになるため、芯線の凹部19と対応し
ている部分の圧縮率は凹部19と対応しない部分とほぼ
同じになる。これにより、高い電線保持力が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線圧着部を有す
る端子金具に関するものである。
る端子金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電線圧着部を有する端子金具としては、
図4に示すものがある。この端子金具の電線圧着部1
は、底板部2の両側縁から二対の圧着片3F,3Rを立
ち上げて構成され、前側の圧着片3F,3Fが電線の芯
線(図示せず)を圧着するためのワイヤバレル4とな
り、後側の圧着片3R,3Rが樹脂被覆(図示せず)を
圧着するためのインシュレーションバレル5となってい
る。また、底板部2のワイヤバレル4に相当する部分に
は周方向の細長い溝状の凹部6が複数条形成されてい
る。
図4に示すものがある。この端子金具の電線圧着部1
は、底板部2の両側縁から二対の圧着片3F,3Rを立
ち上げて構成され、前側の圧着片3F,3Fが電線の芯
線(図示せず)を圧着するためのワイヤバレル4とな
り、後側の圧着片3R,3Rが樹脂被覆(図示せず)を
圧着するためのインシュレーションバレル5となってい
る。また、底板部2のワイヤバレル4に相当する部分に
は周方向の細長い溝状の凹部6が複数条形成されてい
る。
【0003】かかる電線圧着部1では、電線の芯線と樹
脂被覆を夫々ワイヤバレル4とインシュレーションバレ
ル5に対応させ、圧着片3F,3Rを内側へ巻き込むよ
うに曲げ変形してその先端縁と底板部2との間で芯線と
樹脂被覆を挟圧することにより電線の圧着が行われる。
このとき、ワイヤバレル4では、芯線が凹部6内に入り
込んでその縁に対して引っ掛かりを生じるようになるこ
とにより、電線の保持力が向上する。
脂被覆を夫々ワイヤバレル4とインシュレーションバレ
ル5に対応させ、圧着片3F,3Rを内側へ巻き込むよ
うに曲げ変形してその先端縁と底板部2との間で芯線と
樹脂被覆を挟圧することにより電線の圧着が行われる。
このとき、ワイヤバレル4では、芯線が凹部6内に入り
込んでその縁に対して引っ掛かりを生じるようになるこ
とにより、電線の保持力が向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】圧着状態においては芯
線が圧着片3Fと底板部2との間で圧縮されるのである
が、凹部6が形成されている部分においては芯線に対し
て作用する圧縮力が逃げることになるため、この凹部6
の形成されている部分では芯線の圧縮力が凹部6の形成
されていない部分よりも低下する。このため、芯線の圧
縮率が均一にならず、電線圧着部1における電線保持力
の低下を来す虞があった。
線が圧着片3Fと底板部2との間で圧縮されるのである
が、凹部6が形成されている部分においては芯線に対し
て作用する圧縮力が逃げることになるため、この凹部6
の形成されている部分では芯線の圧縮力が凹部6の形成
されていない部分よりも低下する。このため、芯線の圧
縮率が均一にならず、電線圧着部1における電線保持力
の低下を来す虞があった。
【0005】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、電線圧着部における電線の圧縮率を均一に
することを目的とするものである。
のであって、電線圧着部における電線の圧縮率を均一に
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、内周面に凹部
が形成されて電線を底面側から受ける底板部とこの底板
部の側縁から電線を挟むように立ち上げた圧着片とから
なる電線圧着部を有し、圧着片を内側へ巻き込むように
曲げ変形してその先端縁と底板部との間で電線を挟圧す
ることにより電線を圧着接続するものにおいて、圧着片
の先端縁には凹部と対応する突起が形成されている構成
としたところに特徴を有する。かかる構成の発明におい
ては、凹部の形成されている部分では電線が凹部に入り
込む分だけ突起で押圧されるため、電線の圧縮率は凹部
の形成されていない部分とほぼ同じになる。
が形成されて電線を底面側から受ける底板部とこの底板
部の側縁から電線を挟むように立ち上げた圧着片とから
なる電線圧着部を有し、圧着片を内側へ巻き込むように
曲げ変形してその先端縁と底板部との間で電線を挟圧す
ることにより電線を圧着接続するものにおいて、圧着片
の先端縁には凹部と対応する突起が形成されている構成
としたところに特徴を有する。かかる構成の発明におい
ては、凹部の形成されている部分では電線が凹部に入り
込む分だけ突起で押圧されるため、電線の圧縮率は凹部
の形成されていない部分とほぼ同じになる。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、凹部の形成されている
部分おいても他の部分と同じ圧縮率で電線が圧縮される
ため、高い保持力を確保することができる。
部分おいても他の部分と同じ圧縮率で電線が圧縮される
ため、高い保持力を確保することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1乃至図3を参照して説明する。本実施形態の
端子金具10は、所定形状に打ち抜いた金属板材を曲げ
成形してなり、その端子金具本体11には、雌端子金具
(図示せず)に嵌合されるタブ12が前方へ突出して形
成されている。
形態を図1乃至図3を参照して説明する。本実施形態の
端子金具10は、所定形状に打ち抜いた金属板材を曲げ
成形してなり、その端子金具本体11には、雌端子金具
(図示せず)に嵌合されるタブ12が前方へ突出して形
成されている。
【0009】一方、端子金具本体11の後方には、電線
Wを接続するための電線圧着部13が連続して設けられ
ている。電線圧着部13は、端子金具本体11から連続
して延びる底板部14の左右両側縁から前後二対の圧着
片15,16を立ち上げて構成されている。前側の圧着
片15,15は電線Wの樹脂被覆(図示せず)を剥いて
露出させた芯線Waを圧着するためのワイヤバレル17
を構成し、後側の圧着片16,16は、電線Wの端末の
樹脂被覆で覆われた部分を圧着するためのインシュレー
ションバレル18を構成する。
Wを接続するための電線圧着部13が連続して設けられ
ている。電線圧着部13は、端子金具本体11から連続
して延びる底板部14の左右両側縁から前後二対の圧着
片15,16を立ち上げて構成されている。前側の圧着
片15,15は電線Wの樹脂被覆(図示せず)を剥いて
露出させた芯線Waを圧着するためのワイヤバレル17
を構成し、後側の圧着片16,16は、電線Wの端末の
樹脂被覆で覆われた部分を圧着するためのインシュレー
ションバレル18を構成する。
【0010】ワイヤバレル17においては、その底板部
14から両圧着片15,15の下部にかけて周方向に細
長い溝状をなす複数条の凹部19が前後に並べて形成さ
れている。この凹部19は電線Wが圧着されたときに長
さ方向の抜け規制を図るために機能する。
14から両圧着片15,15の下部にかけて周方向に細
長い溝状をなす複数条の凹部19が前後に並べて形成さ
れている。この凹部19は電線Wが圧着されたときに長
さ方向の抜け規制を図るために機能する。
【0011】同じくワイヤバレル17の両圧着片15,
15の先端縁15a,15aには、複数の突起20が前
後方向において凹部19と対応するように配置されて形
成されている。この突起20は、後述するように電線W
の圧着を行ったときに凹部19と対向するように下向き
に突き出すようになる。
15の先端縁15a,15aには、複数の突起20が前
後方向において凹部19と対応するように配置されて形
成されている。この突起20は、後述するように電線W
の圧着を行ったときに凹部19と対向するように下向き
に突き出すようになる。
【0012】かかる電線圧着部13において電線Wを圧
着する際には、露出させた芯線Waをワイヤバレル17
の底板部14に配置すると共に樹脂被覆部をインシュレ
ーションバレル18に配置し、両側の圧着片15,16
を内側へ巻き込むように曲げ変形してその先端縁と底板
部14との間で芯線Waと樹脂被覆部を挟圧する。これ
により、芯線Waと樹脂被覆部がそれぞれワイヤバレル
17とインシュレーションバレル18により圧縮された
状態で保持される。
着する際には、露出させた芯線Waをワイヤバレル17
の底板部14に配置すると共に樹脂被覆部をインシュレ
ーションバレル18に配置し、両側の圧着片15,16
を内側へ巻き込むように曲げ変形してその先端縁と底板
部14との間で芯線Waと樹脂被覆部を挟圧する。これ
により、芯線Waと樹脂被覆部がそれぞれワイヤバレル
17とインシュレーションバレル18により圧縮された
状態で保持される。
【0013】このとき、ワイヤバレル17においては、
芯線Waが凹部19内へ入り込むように僅かに湾曲して
その凹部19の縁部に引っ掛かっており、これによって
芯線Waの抜止め機能が発揮される。さらに、芯線Wa
には上から突起20が食い込んでいるため、この突起2
0への引っ掛かりによっても芯線Waの抜止め機能が発
揮される。
芯線Waが凹部19内へ入り込むように僅かに湾曲して
その凹部19の縁部に引っ掛かっており、これによって
芯線Waの抜止め機能が発揮される。さらに、芯線Wa
には上から突起20が食い込んでいるため、この突起2
0への引っ掛かりによっても芯線Waの抜止め機能が発
揮される。
【0014】そして、芯線Waの凹部19内へ湾曲した
部分は上方から突起20によって突き押された状態とな
っている。これにより、芯線Waは図4に示すように全
体的に小さく波打つように変形し、芯線Waの凹部19
と対応する部分は凹部19と対応しない部分とほぼ同じ
の圧縮率で圧縮されることになる。
部分は上方から突起20によって突き押された状態とな
っている。これにより、芯線Waは図4に示すように全
体的に小さく波打つように変形し、芯線Waの凹部19
と対応する部分は凹部19と対応しない部分とほぼ同じ
の圧縮率で圧縮されることになる。
【0015】このように、本実施形態の端子金具10
は、ワイヤバレル17に設けた凹部19と突起20とに
よって抜止め機能を発揮するのに加え、突起20によっ
て芯線Waが長さ方向においてほぼ均一の圧縮率で挟圧
されるから、高い保持力が得られる。さらに、芯線Wa
の表面に酸化皮膜が生じている場合には、突起20が芯
線Waに食い込むときに突起20のエッジによってその
酸化皮膜が削り取られるようになり、電気的導通性が向
上する。
は、ワイヤバレル17に設けた凹部19と突起20とに
よって抜止め機能を発揮するのに加え、突起20によっ
て芯線Waが長さ方向においてほぼ均一の圧縮率で挟圧
されるから、高い保持力が得られる。さらに、芯線Wa
の表面に酸化皮膜が生じている場合には、突起20が芯
線Waに食い込むときに突起20のエッジによってその
酸化皮膜が削り取られるようになり、電気的導通性が向
上する。
【0016】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0017】(1)上記実施形態では、ワイヤバレル1
7に突起20と凹部19を形成した場合について説明し
たが、本発明によれば、突起と凹部はインシュレーショ
ンバレルのみに設ける構成としてもよく、ワイヤバレル
とインシュレーションバレルの両方に設ける構成として
もよい。
7に突起20と凹部19を形成した場合について説明し
たが、本発明によれば、突起と凹部はインシュレーショ
ンバレルのみに設ける構成としてもよく、ワイヤバレル
とインシュレーションバレルの両方に設ける構成として
もよい。
【0018】(2)上記実施形態では、雄形の端子金具
に適用した場合について説明したが、本発明は、雌形の
端子金具にも適用することができる。
に適用した場合について説明したが、本発明は、雌形の
端子金具にも適用することができる。
【0019】(3)上記実施形態では、凹部が溝状をな
している場合について説明したが、本発明によれば、凹
部を底板部の上面から下面に貫通するスリット状に形成
するようにしてもよい。
している場合について説明したが、本発明によれば、凹
部を底板部の上面から下面に貫通するスリット状に形成
するようにしてもよい。
【図1】本発明の一実施形態の斜視図
【図2】ワイヤバレルの横断面図
【図3】図2のX−X線断面図
【図4】従来例の斜視図
13…電線圧着部 14…底板部 15…圧着片 19…凹部 20…突起
Claims (1)
- 【請求項1】 内周面に凹部が形成されて電線を底面側
から受ける底板部とこの底板部の側縁から電線を挟むよ
うに立ち上げた圧着片とからなる電線圧着部を有し、前
記圧着片を内側へ巻き込むように曲げ変形してその先端
縁と前記底板部との間で前記電線を挟圧することにより
電線を圧着接続するものにおいて、 前記圧着片の先端縁には前記凹部と対応する突起が形成
されていることを特徴とする端子金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21661895A JPH0945381A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 端子金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21661895A JPH0945381A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 端子金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0945381A true JPH0945381A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16691263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21661895A Pending JPH0945381A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 端子金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0945381A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016066588A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | 矢崎総業株式会社 | 端子の接続構造 |
-
1995
- 1995-08-01 JP JP21661895A patent/JPH0945381A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016066588A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | 矢崎総業株式会社 | 端子の接続構造 |
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