JP2583673Y2 - コネクタ用雌端子金具 - Google Patents

コネクタ用雌端子金具

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JP2583673Y2
JP2583673Y2 JP1993065966U JP6596693U JP2583673Y2 JP 2583673 Y2 JP2583673 Y2 JP 2583673Y2 JP 1993065966 U JP1993065966 U JP 1993065966U JP 6596693 U JP6596693 U JP 6596693U JP 2583673 Y2 JP2583673 Y2 JP 2583673Y2
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elastic contact
contact piece
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stopper
female terminal
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肇 岡田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、先端が開口された筒
形嵌合部を有し、その筒形嵌合部内に相手側の雄端子金
具を嵌入させて接続を行うコネクタ用雌端子金具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、電線同士の接続に用いら
れるコネクタでは、互いに接続する一対のコネクタの一
方に雄端子金具を装着し、他方に雌端子金具を装着し
て、この雌端子金具の先端が開口された筒形嵌合部内に
雄端子金具を嵌入することにより、雄雌両端子金具を電
気的に接続する構成ようになされている。
【0003】このような雌端子金具としては、例えば図
8に示すものが知られている。この従来の雌端子金具4
0では、薄い金属板を折曲して筒形嵌合部41を形成す
ると共に、この筒形嵌合部41の先端開口42から中空
内へ緩やかな円弧を描いて折り返し、この折返部43に
弾性(バネ特性)を付与した弾性接触片44が設けられ
ている。そして、図示しない雄端子金具が挿入された際
には、弾性接触片44が撓んで雄端子金具に圧接して、
雄端子金具は筒形嵌合部41の内壁45との間に圧接挟
持される構成とされている。
【0004】また、弾性接触片44の裏面側には、筒形
嵌合部41の壁部の一部を切り欠いて上側に折り曲げる
ことにより形成されたストッパ46が設けられている。
このストッパ46は、正規の雄端子金具よりも板厚のあ
る異物(例えば、正規外の雄端子金具やドライバー等)
が筒形嵌合部41内に挿入された場合には、弾性接触片
44と当接して、折返部43がヘタリを生じるような過
剰な撓みを生じないように規制している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この従来のストッパ4
6は、薄板が略直角に折曲げられて形成されており、こ
の板縁に弾性接触片44により押圧力が加えられるよう
に設けられている。このため、ストッパ46に大きな押
圧力が加えられると、ストッパ46が傾倒して、その機
能を失ってしまうことがあった。特に小型の雌端子金具
では、板厚が薄く傾倒し易いという問題点を有してい
た。
【0006】そこで、この考案では、高い強度を有する
ストッパとすることで、弾性接触片のヘタリを確実に防
止できるコネクタ用雌端子金具を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る考案は、筒形嵌合部の先端開口から
嵌入される雄端子金具を、筒形嵌合部の上側壁部との間
で圧接挟持する弾性接触片と、筒形嵌合部の下側壁部と
弾性接触片との間に配置されて、弾性接触片の撓み量を
規制するストッパとを備えたコネクタ用雌端子金具にお
いて、ストッパが、筒形嵌合部の下側壁部の一部を、弾
性接触片側に立ち上げかつ湾曲させて形成され、筒形嵌
合部の下側壁部に直立する一対の支え片とそれらの間に
差し渡った支え面とにより断面コ字状となっているとこ
ろに特徴を有する。請求項2に係る発明は、筒形嵌合部
の先端開口から嵌入される雄端子金具を、筒形嵌合部の
上側壁部との間で圧接挟持する弾性接触片と、筒形嵌合
部の下側壁部と弾性接触片との間に配置されて、弾性接
触片の撓み量を規制するストッパとを備えたコネクタ用
雌端子金具において、ストッパが、弾性接触片の先端か
ら延設した長尺部分を、弾性接触片のうち雄端子金具の
下方に巻回して形成され、筒形嵌合部の下側壁部に直立
する一対の支え片とそれらの間に差し渡った支え面とに
より断面コ字状となっているところに特徴を有する。
【0008】
【作用】請求項1及び請求項2の構成によれば、ドライ
バーの先などの正規の雄端子金具よりも板厚のある異物
が先端開口から筒形嵌合部内に挿入された際には、弾性
接触片が撓んで、その撓み量が弾性接触片の弾性域の範
囲でストッパの支え面により支えられる。これにより弾
性接触片はヘタリを生じるような弾性限度を越えて撓む
ことがない。また、異物に大きな力が加えられると弾性
接触片を介して、ストッパに大きな力が作用する。この
際、ストッパは、支え面の両側が支え片によりコ字状に
設けられて剛性が高められているので、支え片が傾倒し
てストッパが破損することなく支え面により支えること
ができる。
【0009】
【考案の効果】請求項1及び請求項2の考案では、支え
面と、この支え面の両側の支え片とにより剛性の高いス
トッパが形成されているので、たとえ筒形嵌合部の先端
開口から異物が挿入されて大きな力が加えられても、ス
トッパが破損されることがなく、その機能を発揮でき
る。これにより、弾性接触片のバネ特性が維持されるコ
ネクタ用雌端子金具とすることができる。
【0010】
【実施例】この考案の一実施例について図1〜図4に基
づいて説明する。この実施例のコネクタ用雌端子金具
は、導電性を有する薄板状の金属板からなり、この金属
板が所定の形状に打ち抜かれると共に、その所定部位が
折曲されることによって、図1に示すように、電線取付
部1と雄端子を嵌合する筒形嵌合部4とが形成されてい
る。
【0011】電線取付部1には、図示しない被覆電線を
かしめる被覆線圧着片2と、電線の端部の被覆を剥いで
導線をかしめる導線圧着片3とが形成されている。ま
た、筒形嵌合部4は、先端に雄端子金具A(図2参照)
を嵌め入る先端開口5が設けられた断面ロ字状の筒形に
形成されるとともに、先端開口5から中空部内に延びる
弾性接触片7が一体形成されている。
【0012】この弾性接触片7は、筒形嵌合部4の内空
の幅よりやや狭い一定の横幅に設けられており、下側壁
部6の先端縁から後方へやや上向きに折り返された折返
部8が形成されている。また、折返部8の後方では、途
中から下向きに折曲されて山頂をなす接触部9が形成さ
れており、この接触部9と筒形嵌合部4の上側壁部10
の内壁との間に雄端子金具Aの板厚寸法よりもやや狭い
間隔が設けられている。そして弾性接触片7の先端は、
下部壁部6の底部1aに当接して配されている。これに
より、弾性接触片7は、その折返部8に弾性(バネ特
性)が付与された状態となり、雄端子金具Aが挿入され
ると、接触部9が雄端子金具Aを上側壁部10の内壁側
に弾圧して圧接挟持するようになっている。
【0013】また、接触部9の略下方に位置する下側壁
部6が切り欠されて、この切り欠き片を上側に折り曲げ
ストッパ11が設けられている。このストッパ11は、
下側壁部6から折曲げて立ち上げた支え片11bと、こ
の支え片11bの先端を先端開口5側へ略直角に折曲げ
て形成した支え面11aと、この支え面11aの先端を
下側壁部6側に更に折曲げて形成した支え片11cとに
より構成されている。このため、ストッパ11は断面略
コ字状の台状に形成され、支え片11cの先端は下側壁
部6にほぼ接触する程度に形成されている。そして、支
え面11aは、弾性接触片7の折返部8と接触部9との
間の裏面側に対向して配設されている。
【0014】この実施例の構成において、雌端子金具
は、図3に示すように、筒形嵌合部4の先端開口5から
正規の雄端子金具Aが嵌入されると、これに伴って折返
部8を撓ませて、接触部9と筒形嵌合部4の上側壁部1
0との間で雄端子金具Aを圧接挟持することにより、雄
端子金具Aとの電気的に確実な接続状態が確保される。
【0015】一方、図4に示すように、正規の雄端子金
具Aよりも板厚のある異物(例えば、正規外の雄端子金
具やドライバー等)Bが先端開口5から挿入された際に
は、弾性接触片7はその折返部8を撓ませるが、その撓
み量が折返部8の弾性域の範囲でストッパ11の支え面
11aに当接する。これにより折返部8が更に撓むこと
が阻止されて、折返部8が弾性を失うヘタリを生じるよ
うな弾性限度を越えた撓み量とならない。
【0016】この場合に、異物Bに大きな力が加えられ
ると弾性接触片7を介して、このストッパ11に大きな
力が作用する。この際、ストッパ11は、支え面11a
の両側を支え片11b,11cにより台状に支えられて
剛性が高められているので、この大きな力に抗して支え
片11b,11cが傾倒することなく支え面11aによ
り弾性接触片7を支えることができる。この際、支え面
11aは弾性接触片7を点接触ではなく面接触して支え
ているので、弾性接触片7が局所的な応力によって折れ
曲がったり、凹込んだりすることなく支えられる。な
お、支え片11cの先端は当初から下側壁部6に支持さ
れていなくても、支え面11aが僅かに押圧されると変
形して下側壁部6に支持される構成であってもよい。
【0017】なお、この考案は、前述した実施例に限ら
れるものではなく、ストッパが支え面とこの支え面の両
側の両支え片とにより断面コ字状とされた剛性が高めら
れておればよく、例えば下記のように変更して実施する
ことができる。 (1)この実施例のストッパ11では、下側壁部6から
切り欠き片を上側に折り曲げてストッパ11が設けられ
ているが、図5に示すように、下側壁部6を内側に打ち
出して形成したストッパ21てあってもよい。 (2)この実施例では、筒形嵌合部4の下側壁壁6にス
トッパ11を設けた例を示しているが、図6に示すよう
に、弾性接触片7側にストッパ22を設けてもよい。 (3)また、図7に示すように、弾性接触片7を長尺と
し、この先端をコ字状に折り返したストッパ23として
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部切欠斜視図である。
【図2】一部の縦断面図である。
【図3】雄端子金具を嵌入した状態を示す一部の縦断面
図である。
【図4】異物が挿入された状態を示す一部の縦断面図で
ある。
【図5】他例を示す一部の縦断面図である。
【図6】他例を示す一部の縦断面図である。
【図7】他例を示す一部の縦断面図である。
【図8】従来例を示す一部の縦断面図である。
【符号の説明】
A…雄端子金具 B…異物 4…筒形嵌合部 5…先端開口 7…弾性接触片 11…ストッパ 11a…支え面 11b…支え片 11c…支え片

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形嵌合部の先端開口から嵌入される雄
    端子金具を、前記筒形嵌合部の上側壁部との間で圧接挟
    持する弾性接触片と、 前記筒形嵌合部の下側壁部と前記弾性接触片との間に配
    置されて、前記弾性接触片の撓み量を規制するストッパ
    とを備えたコネクタ用雌端子金具において、 前記ストッパが、前記筒形嵌合部の下側壁部の一部を、
    前記弾性接触片側に立ち上げかつ湾曲させて形成され、
    前記筒形嵌合部の下側壁部に直立する一対の支え片とそ
    れらの間に差し渡った支え面とにより断面コ字状となっ
    ていることを特徴とするコネクタ用雌端子金具。
  2. 【請求項2】 筒形嵌合部の先端開口から嵌入される雄
    端子金具を、前記筒形嵌合部の上側壁部との間で圧接挟
    持する弾性接触片と、 前記筒形嵌合部の下側壁部と前記弾性接触片との間に配
    置されて、前記弾性接触片の撓み量を規制するストッパ
    とを備えたコネクタ用雌端子金具において、 前記ストッパが、前記弾性接触片の先端から延設した長
    尺部分を、前記弾性接触片のうち前記雄端子金具の下方
    に巻回して形成され、前記筒形嵌合部の下側壁部に直立
    する一対の支え片とそれらの間に差し渡った支え面とに
    より断面コ字状となっていることを特徴とするコネクタ
    用雌端子金具。
JP1993065966U 1993-11-04 1993-11-15 コネクタ用雌端子金具 Expired - Lifetime JP2583673Y2 (ja)

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US08/332,084 US5593328A (en) 1993-11-04 1994-11-01 Female terminal fitting for connector
EP94117372A EP0652605B1 (en) 1993-11-04 1994-11-03 Female terminal fitting for connector
DE69433867T DE69433867T2 (de) 1993-11-04 1994-11-03 Kontaktbüchsearmatur für Verbinder

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4548190B2 (ja) * 2005-04-13 2010-09-22 住友電装株式会社 端子金具
KR101967506B1 (ko) * 2013-01-15 2019-04-09 앱티브 테크놀러지스 리미티드 암형 전기 단자

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