JPH0945175A - 電子スイッチ - Google Patents

電子スイッチ

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JPH0945175A
JPH0945175A JP19079595A JP19079595A JPH0945175A JP H0945175 A JPH0945175 A JP H0945175A JP 19079595 A JP19079595 A JP 19079595A JP 19079595 A JP19079595 A JP 19079595A JP H0945175 A JPH0945175 A JP H0945175A
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JP
Japan
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switch
triac
output
flop
load
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19079595A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Mukai
達哉 向井
Shingo Nozaki
真吾 野崎
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成が簡単で、コストも安価な電子スイッチを
提供するにある。 【解決手段】制御回路部5のフリップフロップFFは押
釦スイッチSWの押し操作の度にクロックが与えられ、
クロックが与えられる度に出力を反転させる。この出力
は負荷駆動回路部4のサイリスタSCRにトリガ信号を
与える信号となる。サイリスタSCRはオン動作時に負
荷1と商用交流電源ACとの間に接続しているトライア
ックTRCにダイオードブリッジDB1 を介してトリガ
する。ダイオードブリッジDB1 はトライアックTRC
がオフ状態の時にトライアックTRCの両端電圧を整流
して制御回路部5に電源を供給する。トライアックTR
Cがオン状態時の制御回路部5への電源供給は負荷電流
を一次電流とする変流器CTを持つ電源回路部3から行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子スイッチに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2端子構造の電子スイッチは、広
範囲の負荷容量に対応させるために、発熱や突入電流等
への対策を施す結果複雑な回路構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような広範囲の
負荷に対応させるものでは、容量の小さい負荷を使用す
る場合には、過剰な構成となるという課題があった。そ
こで容量の小さい負荷を対象とした回路構成が簡単で安
価な電子スイッチが要望されていた。本発明は上記問題
点に鑑みて為されたもので、請求項1の発明の目的とす
るところは構成が簡単で、コストも安価な電子スイッチ
を提供するにある。
【0004】請求項2の発明の目的は、請求項1の発明
の目的に加えて、既設の壁スイッチと簡単に交換できる
電子スイッチを提供するにある。請求項3の発明の目的
は、請求項2の発明の目的に加えて、操作性が良い電子
スイッチを提供するにある。請求項4の発明の目的は、
請求項1の発明の目的に加えて、結線作業が容易な電子
スイッチを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、商用電源と負荷との直列回路を
接続する一対の接続端子を備えとともに、両接続端子間
に変流器の一次巻線を介して接続されるトライアック
と、該トライアックのオフ時にはトライアック両端の電
圧を、オン時には変流器の二次出力を電源として用いる
制御回路部とを備え、制御回路部には商用電源投入時に
リセットされ、クロックが与えられる度に出力を反転さ
せ、該出力によりトライアックに与えるトリガ信号をオ
ン、オフ制御するフリップフロップと、フリップフロッ
プに操作毎にクロックを与える押釦スイッチとを備えた
ことを特徴とし、2端子構造の電子スイッチにおいて、
制御回路部をフリップフロップと、押釦スイッチとから
なる簡単な回路で構成でき、そのためコストも安価とな
る。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、トライアック、制御回路部、変流器等の電子スイ
ッチを構成する回路要素を内蔵するスイッチ本体の大き
さを、規格化された埋め込み配設用配線器具を取り付け
る取付枠に対応した寸法モジュールで形成するととも
に、器体には取付枠に取りつけるための係止手段を備え
たもので、埋め込み配線器具と同様に埋め込み配設でき
るとともに、既設の壁スイッチと交換することも容易に
行える。
【0007】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、押釦スイッチをスイッチ本体に内蔵するととも
に、押釦スイッチの駆動釦をスイッチ本体表面に出没自
在に露設し、スイッチ本体の表面に揺動自在に一端が枢
支された平板状ハンドルの裏面に駆動釦の頭部を対向さ
せたもので、大型のハンドルにより操作性を向上させる
ことができるとともに、併設する一般のスイッチ器具と
同じデザインのハンドルの使用を可能とする。
【0008】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、接続端子は、端子板と鎖錠ばねとの間に挿入する
電線の芯線を鎖錠ばねで鎖錠する速結端子により構成さ
れたもので、速結端子により結線作業が容易となる。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本発明を実施形態により説明
する。図1は、一実施形態の回路図を示しており、照明
器具のような負荷1と商用交流電源ACの直列回路を接
続する一対の接続端子21 ,22 の間にサージ吸収素子
ZNRと、抵抗R1 とネオンランプNLとの直列回路を
夫々接続するとともに、インダクタLとトライアックT
RCと変流器CTの一次巻線との直列回路を接続してい
る。
【0010】ネオンランプNLは電子スイッチの位置を
表示するためのもので、トライアックTRCがオフ状態
時に電流が流れて点灯する。変流器CTは、トライアッ
クTRCがオンして負荷電流が流れると、その負荷電流
を一次電流として2次側に出力発生するもので、その2
次出力はダイオードブリッジDB2 で整流され、更に抵
抗R16を通じてコンデンサC10により平滑されて直流と
なり、また更に逆流防止用ダイオードD3 を通じてツェ
ナーダイオードZD1 により一定電圧に安定化され且つ
コンデンサC9 により平滑される。
【0011】つまり、変流器CT、ダイオードブリッジ
DB1 、抵抗R10,コンデンサC9、C10、ツェナーダ
イオードZD1 及び変流器CTの二次側に設けたコンデ
ンサC7 により、トライアックTRCがオン状態にある
ときに後述する制御回路部5へ電源供給する電源回路部
3を構成する。トライアックTRCはゲート端子GとT
1 端子との間に抵抗R2 及びコンデンサC1 の並列回路
を接続し、更にT2 端子とゲート端子Gとの間にダイオ
ードブリッジDB1 の入力端子を接続している。ダイオ
ードブリッジDB1 はトライアックTRCがオフ時にト
ライアックTRCの両端に負荷1を通じて印加される商
用交流電源ACを整流し、制御回路部5へ電源供給を行
うものである。ここで上記ツェナーダイオードZD1
コンデンサC9 はダイオードD1 を通じてダイオードブ
リッジDB1 から供給される脈流電圧も平滑して一定電
圧にする役割を持つ。またダイオードブリッジDB1
出力端子間には抵抗R3 を通じてサイリスタSCRを接
続しており、サイリスタSCRがオンした時に、商用交
流電源ACの正、負の各半サイクル毎に抵抗R2 に電流
を流してトライアックTRCにトリガ信号を与えるよう
になっている。サイリスタSCRはゲート・カソード間
にコンデンサC2 、抵抗R5 の並列回路を接続してあ
り、抵抗R5 に発生する電圧でトリガされるようになっ
ている。
【0012】而してトライアックTRC、ダイオードブ
リッジDB1 、サイリスタSCR、コンデンサC1 ,C
2 、抵抗R2 ,R3 、R5 により負荷駆動回路部4を構
成する。制御回路部5はサイリスタSCRを制御するこ
とにより、トライアックTRCの動作を制御するための
もので、ダイオードブリッジDB1 の正の出力端子と、
サイリスタSCRのゲートとの間に抵抗R4 を介して接
続したトランジスタTr 1 と、ダイオードブリッジDB
1 の両出力端子間に抵抗R7 を介して接続したトランジ
スタTr3 と、ベースをトランジスタTr3 のコレクタ
に接続し、コレクタ・エミッタ間をトランジスタTr1
のコレクタ・ベース間に接続してダーリント接続となっ
ているトランジスタTr2 と、ダイオードブリッジDB
1 の両出力端子間に抵抗R8 を介して接続され且つコレ
クタをダイオードD2 を介してトランジスタTr3 のベ
ースに接続したトランジスタTr4 と、ダイオードブリ
ッジDB1 から抵抗R9 とダイオードD1 を通じて電源
供給を受けるとともに電源回路部3からも電源供給を受
け、出力端子(1) を抵抗R12を通じてトランジスタTr
3 のベースに接続したJK型フリップフロップFFと、
電源回路部3の正側出力端子とダイオードD1 との間の
電源ラインに一端を接続し他端を電源回路部3の負側出
力端子とダイオードブリッジDB1 の負の出力端子との
間のグランドラインに抵抗R15を通じて接続された押釦
スイッチSWとを主要な回路要素とするものであって、
フリップフロップFFは押釦スイッチSWと抵抗R15
接続点に抵抗R14を通じてクロック端子(3) を接続し、
またリセット端子(7) を上記電源ラインとグランドライ
ンとの間に接続したコンデンサC8 と抵抗R13との直列
回路の中点に接続し、J,K端子(5) (6) を上記電源ラ
インに接続してプルアップしている。
【0013】トランジスタTr4 は上記電源ラインとグ
ランドラインとの間に接続された抵抗R10、ツエナーダ
イオードZD2 、抵抗R11の直列回路のツエナーダイオ
ードZD2 と抵抗R11との接続点にベースを接続してい
る。次に図1の回路の動作を図2のタイムチャートに基
づいて説明する。まず負荷1と商用交流電源ACとの直
列回路が接続端子21 ,22 間に接続されて電源投入さ
れると、図2(a)に示すように制御回路部5では、フ
リップフロップFFの電源端子(16)に電圧が印加され、
且つJ、K端子(5) 、(6) がプルアップされる。また抵
抗R8 ,ダイオードD2 を通じてトランジスタTr2
ベース電流が流れてトランジスタTr3 がオンし、この
オンによりフリップフロップFFの出力端子(1) の出力
が”H”に確定するまでの間に、トランジスタTr 1
Tr2 がオンするのを防ぐ。つまりトランジスタTr3
が無ければ電源投入と同時にトランジスタTr1 ,Tr
2 がオンし、負荷駆動回路部4のサイリスタSCRにト
リガがかかり、その結果トライックTCRもトリガされ
てオンし、負荷1が駆動されることになる。そこで電源
投入時において、この負荷駆動を防止するためにフリッ
プフロップFFの出力端子(1) の出力が”H”に確定す
るまでトランジスタTr3 のオンにより強制的にトラン
ジスタTr3 をオフするのである。
【0014】一方コンデンサC8 を通じて抵抗R13に一
定期間電流が流れてその間抵抗R13の両端に電圧が発生
し、この電圧が図2(b)に示すようにフリップフロッ
プFFのリセット端子(7) に印加されフリップフロップ
FFはリセットされる。このリセットによりフリップフ
ロップFFは出力端子(1) の出力を図2(d)に示すよ
うに”H”とする。そしてダイオードブリッジDB1
出力する電圧がツェナーダイオードZD2 のツェナー電
圧を越えると、トランジスタQ4 がオンしてトランジス
タQ3 のベースに抵抗R8 とダイオードD8 を通じて流
れるベース電流をバイパスする。従ってトランジスタT
3 は以後フリップフロップFFの出力により制御され
ることになり、上記リセット後のフリップフロップFF
の出力は図2(d)に示すように”H”に確定されてい
るため、オン状態を継続する。従って負荷2のオフ状態
が図2(e)に示すように継続される。
【0015】トライアックTRCがオフ状態では抵抗R
1 を通じてネオンランプNLに電流が流れてネオンラン
プNLは点灯し、電子スイッチの存在位置を示す。次に
押釦スイッチSWが押し操作されると、押し操作中抵抗
15に電流が流れて電圧が発生し、図2(c)に示すよ
うにフリップフロップFFのクロック端子(3) に印加さ
れる。フリップフロップFFはこの電圧をクロックと
し、その立ち上がり時に出力端子(1) の出力を”H”か
ら”L”に反転する。この反転により、トランジスタT
3 はオフし、このオフによりトランジスタTr2 のベ
ースには抵抗R7 を通じてベース電流が流れてオンし、
このオンにより更にトランジスタTr1 がオンする。こ
のオンにより抵抗R4 、トランジスタTr1 、抵抗R5
の回路に電流が流れて抵抗R5 に電圧が発生する。この
電圧によりサイリスタSCRのゲートにトリガ信号が与
えられ、サイリスタSCRはターンオンし抵抗R 3 を通
じてダイオードブリッジDB1 の出力端子間を短絡す
る。従ってダイオードブリッジDB、抵抗R3 、サイリ
スタSCRを通じて抵抗R2 に電流が流れて抵抗R2
両端にはトライアックTRCをトリガするのに充分な電
圧が発生することになる。従ってトライアックTRCは
ターンオンして商用交流電源ACと負荷1との間を接続
し負荷1を図2(e)に示すようにオン駆動する。
【0016】サイリスタSCRがオンすると、そのオン
期間中サリスタSCRと抵抗R3 の両端電圧は低くなっ
てトランジスタTr1 、Tr2 はオフすることになる。
一方負荷1に負荷電流が流れると、変流器CTの2次巻
線には2次出力が発生し、電源回路部3ではこの2次出
力を一定電圧の直流に変換して制御回路部5のフリップ
フロップFF及びそのリセット回路に電源供給を行い、
フリップフロップFFの動作状態は継続される。
【0017】従って、商用交流電源ACの零クロス付近
でトライアックTRC及びサイリスタSCRがターンオ
フしても、このターンオフによってダイオードブリッジ
DBの整流出力の電圧が所定レベルに上昇するとそれを
電源としてトランジスタTrTr1 、Tr2 は再びオン
動作することになる。結果サイリスタSCR及びトライ
アックTRCがターンオンする。これらサイリスタSC
R及びトライアックTRCがオフする期間は商用交流電
源ACの零クロス付近の僅かな期間であるため負荷1の
動作には支障がない。また電源回路部3もコンデンサC
9 の充電電荷によりその期間中フリップフロップFF及
びリセット回路に電源供給を行うことができるため、フ
リップフロップFFは動作状態を維持することになる。
【0018】さて再び押釦スイッチSWを押し操作する
と、フリップフロップFFのクロック端子(3) にクロッ
クが上述と同様に与えられ、フリップフロップFFは出
力端子(1) の出力を”L”から”H”に反転させる。こ
の反転によりトランジスタTr3 はオンし、トランジス
タTr2 のベース電流をバイパスすることになる。従っ
て商用交流電源ACの零クロス付近でサイリスタSCR
がターンオフしてダイオードブリッジDB1 の出力電圧
が上昇してもトランジスタTr2 、Tr1はオンしな
い。そのためサイリスタSCRはオン状態に戻らず、そ
の結果トライアックTRCもターンオンせず、そのため
負荷1と商用交流電源ACとの間が遮断され負荷1は駆
動されずオフ状態となる。
【0019】負荷電流が流れ無くなると、電源回路部3
の変流器CTには二次出力が発生しなくなって、電源回
路部3から制御回路部5への電源供給は停止するが、ダ
イオードブリッジDB1 からの電源供給があるため、制
御回路部5は動作状態を維持することができ、フリップ
フロップFFは次の押釦スイッチSWの操作があるまで
出力端子(1) の出力を”H”として負荷1のオフ状態を
維持する。
【0020】このように本発明電子スイッチは、押釦ス
イッチSWの押し操作により負荷1をオン/オフするこ
とができるのである。次に本発明電子スイッチの構造及
び取り付けについて図3、図4に示す実施形態に基づい
て説明する。10のスイッチ本体は、樹脂成形品からな
るボディ11とこのボディ11の開口部に被着される樹
脂成形品からなるカバー12とで構成され、ボディ11
の片側内部に上記接続端子21 、22 を夫々収納した収
納部141 、142 を隔壁15を挟んで図3(a)に示
すように並設している。またこれら収納部141 、14
2 を設けた位置と反対のボディ11の内部には制御回路
部5の電子部品を実装したプリント基板16を収納する
収納部17を設けている。これら収納部141、142
及び17の開口部を覆うようにボディ11の開口部に図
3(c)に示すように電源回路部3や負荷駆動回路部4
の回路素子、更にネオンランプNLや押釦スイッチSW
等を実装したプリント基板18を配設してある。このプ
リント基板18の回路はプリント基板16の回路に対し
てケーブル19により接続されている。
【0021】収納部141 、142 に収納される接続端
子21 、22 は夫々端子板20と鎖錠ばね21とからな
る速結端子により構成されており、収納部141 、14
2 の底部に外部より貫通した電線挿入孔22、22を通
じて鎖錠ばね21の先端と端子板20との間に圧入され
た電線の芯線を鎖錠して電気的に接続し且つ機械的に固
定するようになっている。尚23は鎖錠状態を解除する
ための解除釦であり、ドライバのような治具が治具挿入
孔24を介して収納部141 ,142 内に挿入されて押
されると、電線の芯線を鎖錠している鎖錠ばね21の先
端部を押して鎖錠状態を解除するようになっている。図
4(d)は接続端子11 ,12 間に負荷1と商用交流電
源ACとの直列回路を接続した結線図を示す。
【0022】カバー12はボディ11の開口部側に被せ
るとともに、図4(c)に示すようにカバー12の両側
下端より下方へ突設した突片25をボディ11の両側側
面に沿わせて配置し、ボディ11の両側側面に設けた係
止孔26に、ボディ11の両側面に設けた係止爪27を
裏側から係入させることによりボディ11に固定され
る。
【0023】ここでボディ11とカバー12とで構成さ
れるスイッチ本体10の大きさは埋め込み型配線器具を
取り付ける取付枠30に対応する寸法モジュールに基づ
いており、1個モジュールの2倍の大きさ、つまり2個
モジュールの寸法に対応し、図4(a)(b)に示すよ
うに1個モジュールの寸法にて形成された他の配線器具
40と同じ取付枠30に併設することができるようにな
っている。
【0024】そして取付枠30の中央開口部にスイッチ
本体10を嵌め込んで取り付ける場合に取付枠30の両
側枠辺に設けた対の係止孔31に係入する係止爪28を
カバー12の両側側面の一側に夫々突設してある。また
カバー12の表面にはプリント基板18上に実装した押
釦スイッチSWの押釦29に上下動き自在に被せた駆動
釦32の頭部を出没自在に突出さる孔33と、プリント
基板18上に実装したネオンランプNLの光を透過する
ための透過窓34を設けてある。
【0025】駆動釦32は図3(d)に示すように一端
が開口した空所を内部に設け、この空所の天井部と押釦
29との間にコイルスプリング35を納装し、このコイ
ルスプリング35の押し上げ力でカバー12と押釦29
との間で保持され、カバー12の外部から頭部がコイル
スプリング35の押し上げ力に抗して押し下げられる
と、空所の天井部に設けた突起により押釦29を押して
押釦スイッチSWをオン駆動するようになっている。
【0026】ここで他のスイッチ等の配線器具40と同
様に電子スイッチにおいても平板状のハンドル、所謂ピ
アノ式ハンドルを付加して操作性と見栄えを良くしてい
る。つまり、スイッチ本体10を取付枠30に取り付け
た後に、図3(b)に示すカバー12の表面の片側に開
口した孔43に図4(c)に示すようにハンドル50の
片側裏面に突設してある脚51aを挿入して脚51a先
端をカバー12内で垂直方向に回動自在に枢支し、反対
側裏面に突設してある脚51bをカバー12の反対側に
開口した孔44内に上下動自在に挿入してハンドル50
をスイッチ本体10に装着している。ここでハンドル5
0は裏面中央が駆動釦32の頭部に当接して表面側方向
の力を受け、脚51bの先部が孔44の開口縁に係止さ
れる位置まで枢支点を中心として表面側方向に回動した
状態となっている。
【0027】而してハンドル50を表面側より押すと、
ハンドル50は駆動釦32から受けるコイルスプリング
35の押し上げ力に抗して駆動釦32を押して押釦スイ
ッチSWの押釦29を押し下げ、ハンドル50に加えて
いる力を解除すると、駆動釦32がコイルスプリング3
5の押し上げ力を受けてハンドル50を表面側方向に押
し上げてハンドル50を元の状態に復帰させる。
【0028】尚ハンドル50に設けた透光部50aはカ
バー12の透過窓34から出た光をハンドル50の表面
から視認できるようにしたものである。図5は本発明電
子スイッチを部屋60の天井に取り付けた負荷1たる照
明器具を点滅させるための壁スイッチ61として用いた
使用例を示す。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、商用電源と負荷との
直列回路を接続する一対の接続端子を備えとともに、両
接続端子間に変流器の一次巻線を介して接続されるトラ
イアックと、該トライアックのオフ時にはトライアック
両端の電圧を、オン時には変流器の二次出力を電源とし
て用いる制御回路部とを備え、制御回路部には商用電源
投入時にリセットされ、クロックが与えられる度に出力
を反転させ、該出力によりトライアックに与えるトリガ
信号をオン、オフ制御するフリップフロップと、フリッ
プフロップに操作毎にクロックを与える押釦スイッチと
を備えたので、2端子構造の電子スイッチにおいて、制
御回路部をフリップフロップと、押釦スイッチとからな
る簡単な回路で構成でき、そのためコストも安価となる
という効果がある。
【0030】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、トライアック、制御回路部、変流器等の電子スイッ
チを構成する回路要素を内蔵するスイッチ本体の大きさ
を、規格化された埋め込み配設用配線器具を取り付ける
取付枠に対応した寸法モジュールで形成するとともに、
器体には取付枠に取りつけるための係止手段を備えたの
で、埋め込み配線器具と同様に埋め込み配設できるとと
もに、既設の壁スイッチと交換することも容易に行える
という効果がある。
【0031】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、押釦スイッチをスイッチ本体に内蔵するとともに、
押釦スイッチの駆動釦をスイッチ本体表面に出没自在に
露設し、スイッチ本体の表面に揺動自在に一端が枢支さ
れた平板状ハンドルの裏面に駆動釦の頭部を対向させて
いるので、大型のハンドルにより操作性を向上させるこ
とができるとともに、併設する一般のスイッチ器具と同
じデザインのハンドルの使用を可能となるという効果が
ある。
【0032】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、接続端子を、端子板と鎖錠ばねとの間に挿入する電
線の芯線を鎖錠ばねで鎖錠する速結端子により構成した
ので、速結端子により結線作業が容易となるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の回路図である。
【図2】同上の動作説明用タイムチャートである。
【図3】(a)は同上のカバーを外し且つプリント基板
をボディより出した状態の正面図である。(b)は同上
の正面図である。(c)は同上のカバーを外した状態の
正面図である。(d)は同上の側断面図である。
【図4】(a)は同上を取付枠に取り付けた状態の正面
図である。(b)は同上の取付枠に取り付けた状態の側
面図である。(c)は同上の取付枠に取り付けた状態の
下面図である。(d)は同上の結線図である。
【図5】同上の使用例の説明図である。
【符号の説明】
1 負荷 21 ,22 接続端子 3 電源回路部 4 負荷駆動回路部 5 制御回路部 AC 商用交流電源 TRC トライアック SCR サイリスタ FF フリップフロップ SW 押釦スイッチ CT 変流器
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】つまり、変流器CT、ダイオードブリッジ
DB 2 、抵抗R 16 ,コンデンサC9、C10、ツェナーダ
イオードZD1 及び変流器CTの二次側に設けたコンデ
ンサC7 により、トライアックTRCがオン状態にある
ときに後述する制御回路部5へ電源供給する電源回路部
3を構成する。トライアックTRCはゲート端子GとT
1 端子との間に抵抗R2 及びコンデンサC1 の並列回路
を接続し、更にT2 端子とゲート端子Gとの間にダイオ
ードブリッジDB1 の入力端子を接続している。ダイオ
ードブリッジDB1 はトライアックTRCがオフ時にト
ライアックTRCの両端に負荷1を通じて印加される商
用交流電源ACを整流し、制御回路部5へ電源供給を行
うものである。ここで上記ツェナーダイオードZD1
コンデンサC9 はダイオードD1 を通じてダイオードブ
リッジDB1 から供給される脈流電圧も平滑して一定電
圧にする役割を持つ。またダイオードブリッジDB1
出力端子間には抵抗R3 を通じてサイリスタSCRを接
続しており、サイリスタSCRがオンした時に、商用交
流電源ACの正、負の各半サイクル毎に抵抗R2 に電流
を流してトライアックTRCにトリガ信号を与えるよう
になっている。サイリスタSCRはゲート・カソード間
にコンデンサC2 、抵抗R5 の並列回路を接続してあ
り、抵抗R5 に発生する電圧でトリガされるようになっ
ている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】トランジスタTr4 は上記電源ラインとグ
ランドラインとの間に接続された抵抗R10、ツエナーダ
イオードZD2 、抵抗R11の直列回路のツエナーダイオ
ードZD2 と抵抗R11との接続点にベースを接続してい
る。次に図1の回路の動作を図2のタイムチャートに基
づいて説明する。まず負荷1と商用交流電源ACとの直
列回路が接続端子21 ,22 間に接続されて電源投入さ
れると、図2(a)に示すように制御回路部5では、フ
リップフロップFFの電源端子(16)に電圧が印加され、
且つJ、K端子(5) 、(6) がプルアップされる。また抵
抗R8 ,ダイオードD2 を通じてトランジスタTr2
ベース電流が流れてトランジスタTr3 がオンし、この
オンによりフリップフロップFFの出力端子(1) の出力
が”H”に確定するまでの間に、トランジスタTr 1
Tr2 がオンするのを防ぐ。つまりトランジスタTr3
が無ければ電源投入と同時にトランジスタTr1 ,Tr
2 がオンし、負荷駆動回路部4のサイリスタSCRにト
リガがかかり、その結果トライックTCRもトリガされ
てオンし、負荷1が駆動されることになる。そこで電源
投入時において、この負荷駆動を防止するためにフリッ
プフロップFFの出力端子(1) の出力が”H”に確定す
るまでトランジスタTr3 のオンにより強制的にトラン
ジスタTr 2 をオフするのである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】一方コンデンサC8 を通じて抵抗R13に一
定期間電流が流れてその間抵抗R13の両端に電圧が発生
し、この電圧が図2(b)に示すようにフリップフロッ
プFFのリセット端子(7) に印加されフリップフロップ
FFはリセットされる。このリセットによりフリップフ
ロップFFは出力端子(1) の出力を図2(d)に示すよ
うに”H”とする。そしてダイオードブリッジDB1
出力する電圧がツェナーダイオードZD2 のツェナー電
圧を越えると、トランジスタTr 4 がオンしてトランジ
スタTr 3 のベースに抵抗R8 とダイオードD 2 を通じ
て流れるベース電流をバイパスする。従ってトランジス
タTr3 は以後フリップフロップFFの出力により制御
されることになり、上記リセット後のフリップフロップ
FFの出力は図2(d)に示すように”H”に確定され
ているため、オン状態を継続する。従って負荷2のオフ
状態が図2(e)に示すように継続される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】トライアックTRCがオフ状態では抵抗R
1 を通じてネオンランプNLに電流が流れてネオンラン
プNLは点灯し、電子スイッチの存在位置を示す。次に
押釦スイッチSWが押し操作されると、押し操作中抵抗
15に電流が流れて電圧が発生し、図2(c)に示すよ
うにフリップフロップFFのクロック端子(3) に印加さ
れる。フリップフロップFFはこの電圧をクロックと
し、その立ち上がり時に出力端子(1) の出力を”H”か
ら”L”に反転する。この反転により、トランジスタT
3 はオフし、このオフによりトランジスタTr2 のベ
ースには抵抗R7 を通じてベース電流が流れてオンし、
このオンにより更にトランジスタTr1 がオンする。こ
のオンにより抵抗R4 、トランジスタTr1 、抵抗R5
の回路に電流が流れて抵抗R5 に電圧が発生する。この
電圧によりサイリスタSCRのゲートにトリガ信号が与
えられ、サイリスタSCRはターンオンし抵抗R 3 を通
じてダイオードブリッジDB1 の出力端子間を短絡す
る。従ってダイオードブリッジDB 1 、抵抗R3 、サイ
リスタSCRを通じて抵抗R2 に電流が流れて抵抗R2
の両端にはトライアックTRCをトリガするのに充分な
電圧が発生することになる。従ってトライアックTRC
はターンオンして商用交流電源ACと負荷1との間を接
続し負荷1を図2(e)に示すようにオン駆動する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】従って、商用交流電源ACの零クロス付近
でトライアックTRC及びサイリスタSCRがターンオ
フしても、このターンオフによってダイオードブリッジ
DB 1 の整流出力の電圧が所定レベルに上昇するとそれ
を電源としてトランジスタT1 、Tr2 は再びオン動
作することになる。結果サイリスタSCR及びトライア
ックTRCがターンオンする。これらサイリスタSCR
及びトライアックTRCがオフする期間は商用交流電源
ACの零クロス付近の僅かな期間であるため負荷1の動
作には支障がない。また電源回路部3もコンデンサC9
の充電電荷によりその期間中フリップフロップFF及び
リセット回路に電源供給を行うことができるため、フリ
ップフロップFFは動作状態を維持することになる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用電源と負荷との直列回路を接続する一
    対の接続端子を備えとともに、両接続端子間に変流器の
    一次巻線を介して接続されるトライアックと、該トライ
    アックのオフ時にはトライアック両端の電圧を、オン時
    には変流器の二次出力を電源として用いる制御回路部と
    を備え、制御回路部には商用電源投入時にリセットさ
    れ、クロックが与えられる度に出力を反転させ、該出力
    によりトライアックに与えるトリガ信号をオン、オフ制
    御するフリップフロップと、フリップフロップに操作毎
    にクロックを与える押釦スイッチとを備えたことを特徴
    とする電子スイッチ。
  2. 【請求項2】トライアック、制御回路部、変流器等の電
    子スイッチを構成する回路要素を内蔵するスイッチ本体
    の大きさを、規格化された埋め込み配設用配線器具を取
    り付ける取付枠に対応した寸法モジュールで形成すると
    ともに、器体には取付枠に取りつけるための係止手段を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の電子スイッチ。
  3. 【請求項3】押釦スイッチをスイッチ本体に内蔵すると
    ともに、押釦スイッチの駆動釦をスイッチ本体表面に出
    没自在に露設し、スイッチ本体の表面に揺動自在に一端
    が枢支された平板状ハンドルの裏面に駆動釦の頭部を対
    向させて成ることを特徴とする請求項2記載の電子スイ
    ッチ。
  4. 【請求項4】接続端子は、端子板と鎖錠ばねとの間に挿
    入する電線の芯線を鎖錠ばねで鎖錠する速結端子により
    構成されたことを特徴とする請求項1記載の電子スイッ
    チ。
JP19079595A 1995-07-26 1995-07-26 電子スイッチ Withdrawn JPH0945175A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008097535A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Matsushita Electric Works Ltd 2線式スイッチ装置
JP2010199762A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Jimbo Electric Co Ltd トライアック制御・安定化電源回路を有する電子式スイッチ

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